てらさき雄介の日記
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安倍総理が辞意表明。次の総理が決まったら、改めて意見を書いてみたい。今日のところは、長くなるので別の話題にする。
さて質問調整をしながら、“知事との間合い”に悩んでいる。理屈で言えば地方議会に与党も野党もない。是々非々で質疑をするだけだ。
しかし本会議での発言は、政策とともに思いを訴えることも大切。知事との関係がどうであるかで、当然発言のテンションや内容は異なっていく。
松沢さんも、民主党に与党たることを望んではいない。議会は知事のチェック機能であるべきと、常に私たちにも言っている。
議員たる私と、知事である松沢さん、という関係での質疑は、既に自分のなかで完成している。しかしそこに民主党という会派と、役所という組織が間に入ってくる。
しかしどうだろうか。民主主義とは実践によって進化するもの。どんな基本ルールをつくっても、人間同士のやり取りのなかで、経験則を積み重ねていくもの。
「大好きな知事に対して、どうやって厳しい意見を言うか。」この悩みは、私だけでなく、他県議の多くが感じていることだろう。その悩みに安易に結論をつけることはない。神奈川県議会は進化しなくてはならないのだから。
【今日一日】 1000一般質問作成及び調整/県庁 1800民主党県議団・大志会・市民町民議員の会1期生懇親会/横浜市中区
| 2007年09月11日(火) |
アメリカの総理みたい・・・ |
「職を賭して」重い言葉だ。テロ特措法の新法が参議院で否決された後、衆議院で再議決するための環境整備だろう。
再議決は、制度上は許されているのだから、政府が採りうるひとつの手段だろう。小沢党首の言うように、必ずしも“許されない”ことではない。しかし憲政史上まれなので、かなりの覚悟が必要なのも事実。
小泉総理は郵政民営化だった。安倍総理は一体何か?と思っていたが、日米関係だったようだ・・・。年金の不祥事や参議院選挙での審判でも、頑として辞職しなかったのに。やはり変わっている人だ。まるでアメリカの総理みたいだ。
自衛隊の派遣延長については、世論調査を見ると反対が若干多い。賛成が上かと思っていたが、そうではないようだ。しかし僅差。外交問題で世論を二分したことは、そしてそれが問われたことは近年ない。
地方議員には専門外だが、来る衆議院選挙では争点のひとつになる。主権者に向かってしっかり訴えが出来るよう、しっかりした見識を備えなくてはならない。
【今日一日】 1000挨拶まわり(約10軒)/市全域 1600事務作業/事務所
正式な開会は13日だが、そこに向けての民主党県議団会議が行われた。初の一般質問もあり、かつ政務調査会メンバーとしての仕事もあり、早速てんてこまいだ。
9月26日の質問日には、傍聴ツアーを後援会で企画して頂いている。バス1台限定だが、多くの皆様ご参加頂く予定になっている。若干名だが、いまだ募集中だ。ご関心をもって頂ける方は、是非事務所までご一方願いたい
さて今日は補正予算と条例案について、当局より事前の説明を受けた。前期に自公などの反対多数で否決された、‘知事の多選自粛条令’が再び提案される。民主党県議団としては、当然賛成するのだろうが、結果可決されるように皆で努力すべき。
【今日一日】 1000民主党県議団政務調査会/県庁 1230民主党県議団会議/県庁 1330補正予算説明会/県庁 1500一般質問調整/県庁 1630神奈川県宅建協会40周年祝賀会/横浜市西区
津久井町‘敬老のつどい’に参加した。特にご案内を頂いた訳ではなく、いわゆる飛び込みだ。
と言っても、今日参加した会はすべて飛び込み。私たちのような人種からすると普通のことだが、時として現場に迷惑をかけてしまうこともある。今日もそうだ。
津久井町中野にある文化福祉会館で受付をして、しばらく控え室で役員の方や、来賓(案内の出ている市長や津久井町選出市議)と話をしていた。定刻になり会場に入ると、座席に「県議会議員寺崎雄介様」と札が貼ってある。
素早い・・。来るはずがない客(私)が来てから、実に15分から20分位の間に、わざわざパソコンで札を用意してくれたのだ。特権意識などではなく、素早い対応をして下さった担当者に感服した。
式典が終わり会場を出ると、選挙中の思い出が蘇ってきた。この会館の会議室で個人演説会をしたこと。また会館前で行った街頭演説を聞いていた方が、その後会館に入り、そして出てきた時、まだ演説していた私に「今不在者で入れて来たよ」。目頭が熱くなったこと。などなど。
目標通り政令市に移行すると、県議選は各行政区ごとに行われることになる。どんな区割りになって、自分がどの区から出ようとも、広い相模原すべてを地元として活動を続ける決意だ。
【今日一日】 900上溝地区番田諏訪面自治会レクリエーション大会/上溝 945星ヶ丘公民館区ふるさとまつり/星ヶ丘 1030党支部政策調査委員会打合せ/富士見 1300津久井町敬老のつどい/津久井町中野 1530事務作業/事務所 1700みなはし商栄会味彩まつり/南橋本 1800打合せ/事務所
| 2007年09月08日(土) |
政令市議論は‘デメリット’も |
長い視察から帰り、再び相模原での日々。しかしもうすぐ9月議会。そうすると、横浜通い(泊まりも・・・)が始まる。
「議会はほどほどにして、相模原に多く居たほうがいい。」とご心配も頂くが、本末転倒にならないよう、議会第一主義で臨んでいくつもりだ。
さて今日はポスターの貼り替えも含めて、お世話になっている方のお宅を多くまわった。選挙前は50軒・100軒が普通だが、ゆっくり話をしていると20軒程が限界だ。
その中で感じたことだが、政令市に向けての話が余りでない。目指していること自体を知らない方も多いし、移行することの効果に至っては、地域活動を懸命にされている方さえ知らない。
先月市がつくった政令市に関するパンフを見たが、‘メリット’が大きくかかれているが、‘デメリット’についての記載はない。意図的すぎる宣伝は、かえって厳しい市民の目を白けさせてしまう。
政令市とは、役所の組織のみならず、基本的には大都市を目指す制度。大都市になるメリットは当然あるが、大都市特有のデメリットもあることは、多くの自治体が経験していること。
包み隠さず問題提起をして、その上で‘デメリット’をどう少なくするか、その議論をしていくべきでないか。市民の関心を喚起するためにも。
【今日一日】 1100挨拶まわり&ポスター貼り替え(約20軒)/市全域 1900中央地区ふるさとまつり/富士見 2000事務作業/事務所
| 2007年09月07日(金) |
県外調査4日目〜池田市〜 |
いよいよ最終日。宿泊した大阪市内のホテルからバスに乗り、隣の池田市にある独立行政法人産業技術総合研究所へ。
先月県内調査で理化学研究所へ行ったが、同じように先端技術の開発や研究を行っている施設だ。特に産学官の連携を重視し、神奈川県内の企業からも委託を受けて事業を行っている。
事例として、‘リチウム系二次電池に関する取り組み’と、‘超偏極キセノンガス生成装置’について説明を受けた。また視察の趣旨でもある、行政法人としての役割などについても。
帰りは夕方着の飛行機。長い県外調査も終わった。早速夜も会合があるが、気合いを入れて頑張っていこう。
【今日一日】 1000総務企画常任委員会県外調査/大阪府池田市 (1600羽田着) 1730事務作業/事務所 1900市民団体メンバーと打ち合わせ/東京都町田市
| 2007年09月06日(木) |
県外調査3日目〜広島市・呉市〜 |
3日目だ。午前中は広島県庁で、市町への権限委譲について話を聞く。平成の大合併で「村」は既になく、割合から言えば47都道府県で最も合併が進んでいる。
パスポートの発行や、建築確認に関するものなど、市民にわかりやすい事務を市町に移しているのはいい。相模原の政令市移行も、市民により身近な権限をアピールすることは大切。
午後はバスに乗って、呉市の海事博物館に行く。日本国内すべての博物館で、3番目の集客力とのこと。戦艦大和や回天の歴史も解説もあり、平和へのアピールも兼ねた展示になっていた。
身近に戦争を感じる施設があることは、子どもたちの教育にとっても良いことだ。広島ほどではないが、神奈川にも戦争の跡は残っている。記憶のあるうちに整理して、次に伝える事業を行うべきではないか。
さて明日の視察先が大阪府内なので、広島駅から新幹線に乗り、既に大阪市内のホテルに着いている。今ホテルの部屋で、この日記を書いている。
明日はいよいよ最終日。さすがに疲れてきたが、他皆さんは意外と元気・・・。
【今日一日】 終日総務企画常任委員会県外調査/広島県広島市・呉市 2100森山浩行元大阪府議と懇談/大阪府大阪市
| 2007年09月05日(水) |
県外調査2日目〜広島市〜 |
新幹線で小倉から広島へ。午前中は移動のみ。そう言えば、過去広島に来た記憶がない。
視察先は、自動車会社マツダの本社工場。主に企業の社会的責任「CSR」の取り組みについて、採用や不祥事の際の対応も含めて、丁寧な説明を聞いた。
その後自動車工場のラインも見学したが、1台1台違う車が流れており、それにあわせてコンピュータ制御で部分が運ばれる。しかし取り付けなど、最後の詰めはやはり人間。
さてバス中の担当者からの話でもあったが、大規模企業を抱えている自治体は、そのことによる税収が大きい。しかしその分、経済状況が財政に影響を与える。
もちろん基本的には行政の課題。税収にあわせて歳出をやり繰りするのが仕事であり、減った分借金で穴埋めするという現状こそ変えるべき。
神奈川県は、インベスト神奈川他産業施策によって、多くの大企業を誘致した。企業による税収は常に上下するので、それ以外の要素でも、まちづくりへの有効活用を考えていくべき。
【今日一日】 終日総務企画常任委員会県外調査/広島県広島市
| 2007年09月04日(火) |
県外調査1日目〜北九州市〜 |
総務企画常任委員会の県外調査(視察)に来ている。この日記を更新するために、パソコンを持参してきた。
朝羽田空港に集合して、空路で北九州空港へ。こじんまりした空港だが、新しくつくったとのこと。事情はよく知らないが、今後上手く利用されることを期待している。
視察場所は臨海地域。北九州市が主体になって、民間資金も入れて、土地区画整理事業を行ったもの。確かにロケーションはいいので、放っておくのはもったいな地域。
しかしこの種の事業はどこもそうだが、せっかく大きな土地をベースにしているのに、その中をいくつかのエリアに分けてしまう。多種多少な要素は取り込めるが、その分特徴がアピールしにくくなる。
聞いてみると、市民を呼び込むことが基本の事業らしいので、ある意味それでもいいかもしれない。しかし神奈川県や相模原市が進めている観光政策は、県(市)外から人に来てもらうことが目標。
ならば総花ではなく、地域の特徴を誇張して、ここにしかない!というスポットをつくるべきだろう。
さて思えば北九州に来たのは初めて。バスで市内を走ったが、工場地帯というイメージよりも、むしろ起伏に飛んだ地形で自然も多くある。政令市ビジョンづくりの参考になるかもしれない。
今は夕方。これから皆で夕食を採る。県議会は人数が多く、他会派の議員と話す機会はほとんどない。しかし夜は公務時間外とは言え、李下に冠をたださずの心がけを保つのは当然のことだ。
【今日一日】 終日総務企画常任委員会県外調査/福岡県北九州市
 | | 北九州市の臨海部にて
小学校の授業時間を増やすことを、文科省が方針として打ち出した。‘ゆとり教育’の方針転換だ。元々‘ゆとり教育’の中身に疑問は持っていたが、百年の計である教育の方針を、こんなに短期間で変えてはいけない。
‘ゆとり教育’を行った結果、そのことをどのように分析し評価したのかを、もっと明らかにしなくてはならない。
また‘ゆとり教育’にたどり着いた背景には、過度の受験競争を含む、詰め込み教育があったのも事実。今回の新方針が、そうならないような配慮も必要。
今日も県庁で、9月議会の一般質問について調整をした。教育問題は、知事でなく教育長が答弁する。教育への政治介入を排するため、教育委員会制度をとっているためだ。制度としては正しい。
しかし文科省は、政治家が大臣をつとめる。総理大臣の任命によってだ。どこまで口を出すかは良識が問われるが、政府としての見解が教育問題に少な過ぎると思う。
【今日一日】 午前中9月議会一般質問作成/自宅 1400一般質問調整/県庁 (教育委員会各課〜県土整備部各課〜企画部各課) 1900党神奈川県第14区総支部常任幹事会/中央
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