てらさき雄介の日記
DiaryINDEXpastwill


2004年11月03日(水) 田臥勇太頑張れ!

イチローや松井も凄いと思いますが、野茂はもっと偉大です。数年前にメジャーのグラウンドで投げる野茂を見て、うるうるしたのは私だけではなかったでしょう。

“先駆け”は素晴らしいです。私が目指すものでもあり、なかなか辿りつけない境地でもあります。

NBAに日本人として初めて登録された『田臥勇太』には是非頑張って欲しいです。しかも能代工業高校在学中から、173cmという低い身長(NBA全チームの中でも二番目の低さだそうです。)での実績は尊敬いたします。

メジャーリーグもNBAも「何だ日本人も通用するんじゃないか」と思う半面、世界にはもっと多くの実力者がいるということも感じます。

明治維新の指導者たちは、世界中をまわって先端技術を学んできました。行った国々からばかにされながらも、多くのことを吸収し短期間で欧米に負けない国をつくりました。

世界に出ていく日本人の基本は、この“謙虚さ”であって欲しいです。


2004年11月02日(火) 香田証生さん殺害で思うこと

イラクで拉致されていた香田証生さんが殺害されました。ご本人とご遺族に心から哀悼の意を表します。

テロリストは“聖戦”と言いますが、民間人を巻き込んだ時点で何らの発言も説得力を持ちません。ブッシュ氏と小泉総理の手法でテロを失くすことはできませんが、テロを憎む気持ちを皆んなが持つことは必要です。

さて、“死”に際して人は何を考えるのでしょうか。決して茶化すのではなく、常に私が思いを巡らすテーマでもあります。

立花隆の『臨死体験』もそうですが、この答えは死者のみぞ知るです。死”を意識するとき“生”を実感すると言います。このことは理解できます。

私の好きな高杉晋作や坂本竜馬や土方歳三は、その若き死に何を思ったのでしょうか。

そんな歴史上の人々でなく、先の戦争で戦場で命を落とした私より若い人々は何を思ったのでしょうか。

そんなことを、今回の香田さんと新潟地震での不幸を見ながら感じました。


2004年11月01日(月) 惰性の極み、情けない限りです

二年前に、中田宏横浜市長の出陣式に参加しました。政治家の演説は厳しい目でチェックする私も感動しました。中田氏曰く「戦うのは現職市長ではなく、市民自身の惰性だ」。全く同じ文言ではありませんが、この同趣旨のことを言いました。

相模原市長選挙の話題が多々出るなかで、最近現職を支持するかどうかの意見を聞きます。それぞれ事情があり一概には言えませんが、少なくとも政治家を自称するならば、明確な理由を持ってだれを支持するか明らかにすべきです。

しかし私が聞いた範囲で、現職を支持するという方の大半が、理由は「現職だから」と言います。これこそが惰性です。本当に支持するのなら、現職であろうとなかろうと支持するはずです。ましてや勝敗などは考えないはずです。市長のことを一定評価している私も残念です。

民主党が「政権交代」を掲げているのは、決して総理大臣に対してだけではありません。今の政治を変えるという視点であるなら、市政においても同じはずです。

私自身浪人中でありながら、現職でない選択をするのは実は冷や汗が出ます。しかし「飛地合併」はむろんのこと、「合併特例債」の発行にはかねてから疑問を感じていました。

私は常に現状に対して、厳しい点検の目を持っているつもりです。それは民主党に対してもそうですし、自分自身の信条に対してすらそうです。

それが惰性でなければ何も言うことはありせん。違えば戦うだけです。しかし個人としての深い考慮によらない考えであるならば、そういう議員(もしくは候補者)は“政治家”とは呼べません。

正直私も人間の弱さで保身を考えますが、それが前面に出すぎている現状を危惧いたします。

繰り替えしますが、「政権交代」という民主党のキャチは国政においてのみ有効なわけではありません。

有志の皆さん、ともに頑張りましょう。




2004年10月31日(日) 高くなったガソリン代の一部がここに

ネット上のニュース欄に以下の記事がありました。前文掲載しますので、とりあえずご覧ください。


---------------------------------------------------------------------
クウェート国民に7万円「ボーナス」 原油高で国庫潤う
---------------------------------------------------------------------

 記録的な原油価格の高騰が続く中、湾岸産油国のクウェート政府は31日、利益を還元するため、国民に1人一律200ディナール(約7万1800円)を支給することを決めた。AFP通信が報じた。

 同国内閣は、声明で「決定は、首長の指示に従った」としている。クウェート人は約96万6000人(04年7月)なので、約693億5000万円の大盤振る舞いとなる。同国経済を支える約129万人の外国人労働者は対象になっていない。

 クウェートは、原油の確認埋蔵量が980億バレルで、世界全体の10%を占める。原油価格の高騰で今年度、政府の歳入は過去最高額が確実視されている。

 国民は豊かな石油収入を基に、所得税無税や充実した社会福祉、格安の公共サービスを享受している。労働人口約27万人の9割以上が、競争やリストラのない職場環境と高給が保障された政府公共部門で働いている。  

---------------------------------------------------------------------

                                  

ほほえましいニュースとも言えるのでしょうが、ひとり当たり71,800円は結構な値段です。ガソリンが目に見えて高くなってますが、その一部がこういう使われ方をしているのにはびっくりです。

値段が高くなっているのは、高くしなければならない理由があるからと理解していましたが、そうでもないようです。

湾岸戦争の際、クウェートの主権回復のために数百億ドルという資金を出しました。クウェートはその後アメリカに対して多大な“恩返し”をしていますが、日本に対しても少し考えてくれるべきです。

非常にせこい意見ですが、率直な感想です。


2004年10月30日(土) 20年間、長いのか短いのか・・・

母校の明大中野八王子高校の創立20周年記念式典がありました。校友会(卒業生の会)会長として呼んでいただきました。【式典の様子はコチラをクリック:小さいですが壇上前列向かって右から5番目が私です】

指定の席に座り周りを見渡すと、どうも参加している面々が入学式や卒業式とは違います。過去に学校に関わってきた多くの皆さんに、一斉に声をかけたそうです。八王子市長はじめ、政治関係者もちらほら見かけました。

校友会会長挨拶で何を言おうか・・・、他の来賓の話を聞きながら考えていました。結局変わったことは思いつかず、在校生に向けてのメッセージにいたしました。要約すると「自分の将来について、毎日考えて下さい」ということです。自分が出来なかったことを言うのも嫌だったので、かろうじてこの位の挨拶です。

式典終了後に同じく講堂で、吹奏学部とダンス部の演奏・演技披露がありました。特に吹奏学部は本当にプロみたいに上手でびっくりしました。今度は定期演奏会に行きたいと思います。共学になってから(私の時は別学)は、部活動が更に盛んになっているそうです。

その後、食堂にて祝宴がありました。総勢数百人の中に卒業生も十数人位交じり、先生方と旧交を温めました。先生の転勤がないのは、私立の良いところですね。

20年間という月日を私なりに考えて見ました。しかし長いとか短いとか、感慨は余りありません。現在のことと、これから先のことを自然に考えてしまいます。そういう意味では、私はまだ“若い”のでしょう。

将来よりも過去に多く思考を巡らせたとき、そこが人生の折り返し地点かもしれません。


2004年10月29日(金) 証明写真2枚で950円

免許の更新に相模原警察署へ行きました。

最初に安全協会へ行き、書類を揃えなければいけません。写真を持参していなかったので、インスタント写真の撮影も行いました。何と2枚で950円!びっくりです。何かと厳しい折、辛かったです。しかも一枚は使わないのでお持ち帰り・・・。

「ああ高かった」と思いながら、警察署内で手続きをし順番を待っていました。すると様々な申請用紙を記入する机に“写真を持参する際の注意事項”が書いてあります。

そこには4つの写真がありました。左から悪い例、良い例、良い例、悪い例と並んでいます。一番左のは確かに人物の写りが薄い気がしますが、一番右は何が違うかもわかりません。これでは自宅からの持参は難しく、最初から安全協会に頼るしかなさそうです。

見ていると数人の方が写真を持参したらしく、担当の署員から「少し薄い」「髪が額にかかっている」「左耳が出てない」などと言われていました。

日本では、運転免許を身分証明に使うのが主流です。それゆえの厳しさなのでしょう。

しかし安全協会の写真の値段は、せめて証明写真機と同じ位にしてほしいと思いました。



2004年10月28日(木) あるべき選挙制度を皆んなで考えましょう

前回のアメリカ大統領選挙で、“ゴア”と書いた人は“ブッシュ”と書いた人より多かったです。しかし当選したのは“ブッシュ”氏です。

別にインチキをしたわけではなく、選挙制度の矛盾から来るものです。

日本の選挙でも起こり得ることです。現に自民・民主以外の少政党は、得票数よりも実質的に議席数が少なくなっています。

かつて小選挙区制が良いと思っていた私も、実際なってみるとその欠点が大きく見えてきます。

少なくとも国政においては、色々経験しました。地方自治体の選挙制度も、もっと議論をしていくべきです。


2004年10月27日(水) ネットを通じた知り合い

ネットを通じてお知り合いになった方と食事をいたしました。知り合ったのは県議選の前です。市議時代にHPを見て、掲示板などに書き込んでくださった方です。

決起大会にも参加くださり、その後勉強会などでもお目にかかっています。じっくりお話しするのは今日が初めてでした。

会場になった淵野辺北口は、駅のデッキに青学らしき学生さんが多くいます。入った店も、若者向けのお洒落な串揚げ屋さんです。

様々お話しをいたしましたが、以外と知り合う機会のないサラリーマンの方から吸収することは多かった気がいたします。

ネットの安易な匿名性などには疑問を感じていますが、コミュニケーションのきっかけになり得る点では多くの可能性もあると実感いたしました。


2004年10月26日(火) バックパッカーの風上にもおけません

イラクでまた日本人が人質になってしまいました。しかも今回の対象はなんと旅行者です。イラクに入国するなんて信じられません。私などは、海外ではどの国でも夜出歩くことも控えてました。

バックパッカーは(私も少しやったことがありますが)非社会的な行動かもしれませんが、他人に迷惑をかけないという基本があった故に、認知されていたはずです。知人の制止を押し切り、イラクに入国するなど言語道断です。ご両親の心配を考えると言葉もありません。

しかし、それでも救出をするのが国家の役割です。過去2回については成功しているわけですから、今回も期待しています。

総理は「テロに屈しない」とまた言っています。趣旨はその通りだと思いますが、今回の事件が果たして“テロ”なのかは疑問です。

バックパッカーの彼が安易だったのも、イラクは戦場であるという認識が薄かったことです。今回の事件も、ゲリラ側にすれば戦闘行為なのです。

だからこそ交渉の余地も残されているわけですが。 





2004年10月25日(月) 初めての党支部福祉対策委員会

福祉対策委員会(渡辺良一委員長)が開催れました。福祉政策に関心のある数人の方からの呼びかけです。当日は案内を受けた一般党員からも参加があり、嬉しい限りでした。

政策調査委員会は既にありますが、個別の政策を検討する委員会は初めてのことです。

議論の結果、政党の委員会としての特性を活かし、役所や学者がやるような研究ではなく、小さくても具体的な結果を出していくべきとなりました。

「高齢者」「障害者」「児童」と厚生労働省の区分けにより、縦割りで捉えられがちな現状があります。

委員会ではこれについても、包括的に考えられるような「バリアフリーマップ」などをつくることも検討いたしました。

今後が楽しみです。


てらさき雄介 |MAILHomePage