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堀井On-Line
| 7671,閑話小題 〜三回目のワクチン接種を終えて |
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2022年02月27日(日)
* 何ゆえに三回目が必要か…? 昨日の午後、予約をしていた三回目のワクチン接種を受けてきた。 まだまだ続くのだろうが、目先、一応は大丈夫のようだ。これだけは、 近未来予測は難しい。パンデミックの終焉は、まだ先とみていた方が良い。 これまで二回のワクチンはファイザーで、今回はモデルナ。選択権はなかった。 問題は、次の新種のコロナ禍になる。プーチン、何故に、ここで、この愚挙。 経済悪化で、足元に火が付いたことは解るが、時期が時期だけに、これはない。 ―― ≪ 新型コロナウイルスのワクチンは、接種完了から数カ月経つと感染や発症を 防ぐ効果が落ちてくるからです。 加えて、いま流行しているオミクロン株は、 デルタ株など他のワクチン株に比べ、ワクチンが効きにくい特徴があるから。 日本よりもワクチン接種が先行して進んでいた米国やシンガポール、 イスラエルなどでは、2021年夏ごろから、ワクチン接種が完了しているにも かかわらず感染する、ワクチンのブレークスルー(突破)が問題になり始めた。 当初は、当時、感染が拡大しつつあった、従来株よりも感染の広がりやすい 変異株デルタ株に一因があると考えられましたが、その後、デルタ株だけに 原因があるのではなく、そもそも新型コロナウイルスのワクチンの効果は時間 とともに減衰することが国内外の様々な調査で明らかになりました。≫ ― ▼ 解っていたこととしても、世界恐慌の恐れ… ≪「プーチン・ショック」に備えよ!家計と資産の猖姫匳儉瓮Εライナ侵攻 で株価暴落、エネルギー、穀物価格の急騰 経済ジャーナリが指摘した。 …さらなる急騰が懸念されるほか、金融市場では株価が乱高下し、「有事の金」 が最高値を更新した。「プーチン・ショック」が日常生活に支障をきたす恐れも あるが、資産防衛のために何をすべきか。 24日のニューヨーク原油先物相場で、指標の米国産標準油種(WTI)4月 渡しが急騰し、一時1バレル=100ドルを上回り約7年7カ月ぶりの高値水準 となった。天然ガス相場も急伸した。≫
・・・・・・ 6923,読書日記 〜快活こそ悟り! −6 2020年02月27日 <『老年を愉しむ10の発見』>
9章 「そのとき」を迎える心構え 10章 「生きる意味」について ―― * 9章 「そのとき」を迎える心構え ―宝石のような人生、小石のような人生― * 誰もが通る、避けようがない道標 < 時間に限りがあることを認識できるからこそ、できるかぎり、自分の人生を 「肯定する価値があるもの」にしようとする動機がうまれる。> ◇ < 『いい人生だった』―― この一言を口にするために > < 死ぬ日は、「特別の日」ではなく「いつもと変わらない一日」 もしも、今日が最後の日としたら、この一日は、いつもと同じにしたい。 私が愛しているのは、これまで過ごしてきた毎日なのだから。何時もと違う のは、この日は、仕事をしないことだけだ。朝はいつものように、ベッドに 横になったまま、少しばかり瞑想をする。これは、私なりの宗教だ。 時間をかけて、シャワーを浴びた後で、自分でミックスした特性のシリアル 食品を食べ、新聞を隅々まで目を通す。それから、行きつけのカファに一軒 に行き、好きな種類のコーヒーを飲む。 そして、コーヒーとともに普段は、 注文しないチェリーケーキを味わう。 まだ、時間があるので、私が属して いる種族にもっとも近い親戚と最後に一度会っておこう。そう、動物園の猿の いるところだ。そして、今さらだが、私たち人間が彼らに似ているかに驚く。 最初は僅かな差異だったが進化の過程でしだいに大きくなり、やがてはっきり 目立つほどになった。人間が猿と違うのは、たとえば、つねに異なるものに 対して憧れを抱くことであり、それに駆り立てられて、人間は、この世の中へ と出てきたということ。> ― ▼ 15年程前、ある病院に知人が入院した時、何か理由を付けて最期まで見舞った。 その病室は最上階にあり、上の病室ほど病が深刻。サラ金ビルの階層と同じ。 知人は、その一番、危なそうな看護受付の前。 そこに通う度に、その部屋の病人 数が減ったり、病人の顔ぶれが変わる。そこでも、普通の生活が淡々と続いていた。 カウンターの奥に無菌室が10数質あり、近くの病室の住人の近々の移動先。 その中に知人が移動をした後、そこに入室したが、ビジネスホテルのような小部屋が 両側に並んでいた。苦痛で7転八倒する断末魔の喚き声が、聞えないように防音完備。
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* 10章 生きる意味について 泰然とした落ち着きとは、「自分は無限性の中に抱かれている」と感じることで あり、そう考えることにある。大切なのは「終わり」が近づきあるときに、自分と いう存在が有限であることと折合いをつけることである。 …「死」とは、世俗的、 宗教的のどちらの意味でも、「超越を経験する問い」だ。重要なことは、人がそれ ぞれ〔「死」というものを自分自身にどう言い聞かせるか〕ということだ。 それこそが泰然とした落ち着き」へ至るための10のステップだ。 『有限の生』向うに広がっている『無限の次元』に向けて、人生を開放することで あり、少なくとも、無限の次元に心を描くことだ。 たとえば、死が近づいたときのように、極度に弱った瞬間にこそ、人間はある 「意味」に包まれていると感じることができる。その意味は、『有限の生』が、 そこで途切れるのでななく、無限の生に繋がっているものと教えてくれる。 そのような『意味』が存在しうると教えてくれるのは、 ・熱狂的経験をする時 ・熱狂的な官能な経験をする時 ・感情的に強く揺さぶられた時、 ・実りぶかき思考の旅をする時、 ・奥深い会話や、読書を楽しむ時などである。 あるいは、遊びや仕事に没頭する時に、あらゆる種類の「フロー」を経験したり、 夢のような時間を味わったりする時などもそうだ。 ― ▼ 夜半に目が醒め、一種のフロー状態になり、これ幸いと「白い雲」に乗った イメージで過去を遊泳をする。…これが面白い。 他宇宙から細い管を通って、 この地球に舞い戻ってくるイメージも、これに近い。人生の最後で明らかになる のは、「エネルギーこそが、生きている体を死んでいる体と、区別するものであり、 エネルギーは今まさに、死んでいく自分から出ていこうとしている」ということ。 この経験を父親が亡くなった数日後に経験をした。 《以前、書いたが、父親の死への恐怖心が自分に乗りうつり、父親の魂が、私の 魂に同化したような感覚。10年近く、続いただろうか。 私だけでなく、全ての 人は、知らないままで、娑婆から御退出をしていく。それはそれで、良いが。 人生は、老年は、一ぱい一ぱい生きたものにとって、充実したエネルギーその まま、自身に、周囲にも、温かい風、オーラとして充実感を残す。 これは両親の後ろ姿から学んだこと…
・・・・・・ 2013/06/17 宝くじが当たる確率(何倍?)はどのくらい? 宝くじには全く興味がなかった。一度、一枚だけ話の種に買ったことがある。 SCなどの店先の宝くじ売場で買っている人を見かける度、 「夢を買っているんだ!」と思っていた。 ー教えて!Goo、によるとー 【 問い= 例えば、以下のような宝くじは当選確率はどのくらい。 1等 1億円 20名 2等 1千万円 20名 3等 百万円 200名 4等 5万円 30000名 例えば、1億円当たる確立は百万人に一人とか… 【 答え= ○ あなたが、宝くじの1等に当る確率は、1等の当選番号が、 「11組111111番」になるのと同じです ○ 一般的な宝くじは、100kgの米の中からある1粒の米粒を探し出すのと 同じくらいの確率。 ○ 売り上げ枚数を調べれば簡単に分かりますよ 7億6千万枚ほど売れて いるようですから、完全ランダムで3800万枚に1枚ほど入っているかと ○ 年末ジャンボの場合、1ユニットで1000万枚発売されている。 1等は1ユニットあたり1本ですから、単純に1000万分の1となります。 ○ 当選番号が 123456番だとした場合 最初のくらいの1番はどのくじにも ついているわけで,あとは1の位から万の位までの5つの数字の組合わせは 10×10×10×10×10で10万分の1となりますよね。ただし,これは一枚 買った場合で 連番で10枚買ってると 確率は その10分の1で 1万分の1。 一等は宝くじでは この組の数が二桁あるので、その10×10の100倍 つまり、一枚 買って一等に当たるのは千万分の1となりますよね ○ ちなみに東京ドームの敷地に新聞紙を敷き詰め、天井から針を落として 新聞の一番小さい1文字に当たる確率と同じくらいとか聞きました。 ▼ 一等、二等で合計500万分1の確率で、当たる分けがない。買う当人に とっては千分一の気持ち。アメリカなどで数十億円が当たるケースがあるが、 それが元で不幸のどん底に落ちるケースが殆どという。悪銭身につかずである。 それなら毎日、何とか5百円預金をすれば一年で18万円、10年で180万円、30年で 金利を含め1千万になり、遥かに効率が良い。 が、そうはいかないのが人間。 生を受け、今、存在していること自体が奇跡なのに、それを生き切らなくて何が 宝くじ。せめて、当たった夢をみたいのは分かるが。1億当たったところで、 したいこと、買いたい物など、何も無いのも面白くないが。 ―――― 2015/06/21 宝くじを当てた95%が、5年以内に 『世界の大富豪2000人が教えてくれたこと』トニー野中(著) * 宝くじを当てた95%が、5年以内に当選金を失う 日本では『悪銭、身につかづ』という諺がある。入る器の方を育て上げないと、 その殆どが溢れ流れていく。私も事業投資の当初の10年で5倍まで純資産を 増やしたが、2001年の9・11と、リーマンショックと、2011年の3・11の10年で 壊滅! 辛うじて保険代りに家内名義で積みたててきた給与の預金と、 二人厚生年金で、これまでの生活を維持している。 その辺りから 〜p40 ≪ アメリカやイギリスでは、「宝くじを当てた人が、その後どうなったか?」と いう追跡調査が、よく行なわれます。 それによると、「宝くじの一等が当たった 人の95パーセントが、5年以内に手にした当選金の全てを失っている」という。 「器のできていない人がお金を持っても身につかないこと」を、データは如実に 証明しているわけです。 いえ、当選金を失うどころか、それ以上のマイナスを 被るとがあります。たとえばアメリカでは、宝くじに当選すると、宝くじ売り場 まで乗ったタクシーの運転手まで「分け前を寄こせ」と主張してくるそうですし、 100万ドルを当てたーカ月後に毒殺されるという事件まで起こっています。 『となりの億万長者』というベストセラーで知られるトマス・J・スタンリーは、 その著書で「宝くじを買う頻度と、その人の資産レベルの間には非常に顕著な 反比例関係がある」(『なぜ、この入たちは金持ちになったのか』日本経済新聞社) ということを証明しています。それは、「お金があるから、宝くじなんて買わない」 という理由だけではないのです。宝くじの当選確率など、計算すれば、ビジネスで 成功する確率よりはるかに低いとすぐにわかります。大富豪になるような人で あれば、そんな確率の低いことよりも、もっと確実に稼げることに、時間とお金 を投資しようと考えるのが当然でし欲う。それでも多くの人が宝くじをほしがり、 "当たる"と評判の宝くじ売り場に朝一から並んでいるのは、 「楽して莫大な富が手に入る」という誘惑に逆らえないからです。≫ ▼ 宝くじは夢を買うもので、それ自体に矛盾がある。夢は長年かけて地道に 積み上げ実現するもの。そのプロセスにこそ価値(意味)がある。数羽の ブラックスワンで、私の事業は終わったが、プロセスで元をとっていたので、 後悔は意外に少ない。宝くじの当選金を5年で失っても、持ったままより、 遥かに良い!とも考えられる。「失う」と思うのは傍目で、実際に使えば、 その価値を味わい尽くすことが出来る。 5年で数億など使ってみたいもの。 いや実際に使ってみた。一棟、ホテルを建てると土地代を入れると3〜10億。 そのプロセスを遊びに昇華すれば、遊びとして、それだけ使ったことになる。 遊びとしてみても、実際に面白かった。当事者の実感は、「失った」というより 「使った」である。本人が言うから間違いない! ということは、著者は浅い? ボロボロになって涙した方が、その数倍増やしニヤニヤしているより味は濃い。 「大恋愛の成就より、失恋をした方が遥かに良い」ことを考えれば解るだろう。 『宝くじを当てた95%が、5年以内に当選金の全て使う!』 …良いでないか。
・・・・・・ 6194,閑話小題 〜銃と犯罪 −5 2018年02月27日(火) 『クラウド時代の思考術』パンウドストーン著 * 銃社会のアメリカから見え隠れすること 連日のように、アメリカの銃による大量殺戮のニュースが報じられていれ、 その都度、銃規制強化が叫ばれるが、建国以来の個人主義国家のアメリカは、 弾の込めた銃で身を守る文化は非常に強固のようだ。日本の文化には秀吉に よる「刀狩」以来、侍の帯刀以外、特別の事情が無い限り、各家庭内も含め、 武器を持たない文化がある。ここで紹介している2015年の調査によると、 アメリカ国民の半数以上が、銃購入の規制より、所有の権利を守ることが重要 だと考えている。 これも数年前のギャラップ調査だが、 <1993年〜2010年の間に、アメリカの凶悪犯罪率が急激に下がった。銃器に よる殺人がほぼ半数に(10万人につき7・0から3・6人に低下)。その一方で、 非致死性の犯罪が、これまでの4分の1に減っている。> が、その事実はあまり知られてない。 にも拘らず、56%の人は、犯罪は上昇したと答え、26%が横ばいと答えた。 減ったというのを知っていたのは、12%だけだという。 TV画面に流れるイメージと現実の趨勢があまりに大きいことに、驚いたが、 原因は凶悪犯罪の主役が若者。1990年代にはベビーブーマー世代は、年齢 コーホート群から既に抜けていたため。さほど、統計とは当てにならないもの。 統計の背景にある現実?を前に、どうすればクラウド時代に、賢明な判断を するか? この日記で、流されてくる情報そのままを鵜呑みにして… 真面目風に、解りきったように意見をする自分を合わせ鏡で、見えてくるのを 凝視する? のも厳しいもの。こうも、私たちは、いや私が軽いか。 「下手の考え休むに似たり」そのもの。 休むには丁度良いと思って… 〜以下の文脈を読むにつけ、<そうだね!>そのもの。 しょうがない!
・・・・・・ 2018/01/28 閑話小題 〜キツネとハリネズミ −2 『クラウド時代の思考術』パンウドストーン著 * キツネとハリネズミタイプの事例 まあ、シェークスピアとダンテを対極におくとは、解りやすい分析である。 その二つを兼ね備えているのがトルストイとバーリンはいう。トルストイ 自らはハリネズミ族に属していると信じていたようだ。 〜その辺りから抜粋〜 ≪ 政治哲学者アイザイア・バーリンは自身の著書『ハリネズミと狐』で、 トルストイの超大作『戦争と平和』の歴史哲学を真っ向から論じた。 バーリンは、ダンテは“ハリネズミ”であり、 シェイクスピアは“狐”と分析 ─では、トルストイは? ロシア文学者で東京大学名誉教授の川端香男里に 『ハリネズミと狐』で語られるトルストイの姿を聞いた。 【『戦争と平和』を真っ向から論じた本は日本では数少ないですが、外国では たくさんあります。あまたの文献の中で傑出しているのが、『戦争と平和』の 歴史哲学を論じた、ラトヴィア出身の政治哲学者アイザイア・バーリンの著書 『ハリネズミと狐』でしょう。 バーリンは、人間類型を二つに分け、 第一に、一つの基本的ヴィジョン・体系を中心にして、自分の作品を求心的に 構築して行く「一元的」タイプを置きます。 第二に、遠心的に拡散した「多様な」対象を、自分固有な心理的・生理的脈絡 の中にとらえようとするタイプを置きました。 そしてギリシアの詩人アルキロコスの詩の断片「狐はたくさんのことを知って いるが、ハリネズミはでかいことを一つだけ知っている」を、バーリンは上記の 二つのタイプにあてはめ、第一部類をハリネズミ族、第二部類を狐族と名付けた。 第一類の代表選手はダンテで、第二類の方はシェイクスピアです。 ・プラトン、パスカル、ヘーゲル、ドストエフスキイ、ニーチェ、イプセン、 プルーストはハリネズミであり、 ・ヘロドトス、アリストテレス、モンテーニュ、エラスムス、モリエール、 ゲーテ、プーシキン、バルザック、ジョイスは狐です。 ロシア文学はバーリンによれば、プーシキンとドストエフスキイという二つの 極の間で成り立っています。ところでトルストイはこの二つの部類のいずれに 属しているといえるのでしょうか。 バーリンの仮説では、 トルストイは本来は狐族であるのに、自分はハリネズミ族であると信じていた、 とされます。トルストイほど世界の多様性ともろもろの状況の多面性を明確に 把握していた作家はいません。しかもトルストイはこの多様な世界を普遍的に 説明してくれる統一原理を終生求めて止みませんでした。狐とハリネズミの共存 です。対象の多様性を明敏に知覚することのできたトルストイは、既存の統一的 原理のまやかしに反発し、それをロシア化され単純化された合理的教説で破壊 して行きました。このような破壊の背後には必ず、本物の統一的原理があるはず という「ハリネズミ」の信念がありました。 ですからトルストイの破壊・否定は、真理の探究と表裏一体だったのです。≫ ― ▼【 熊さん: 俺なんて、針ネズミじゃなくて、ドブネズミだね。 寅さん: じゃあ、俺はモグラですか。せめてリスかモモンガ? こうシリアスにタイプに選り分けられると嫌になるよ。ったく。 大家さん: とするとワシはムジナ辺りですか。 八つぁん: 一応、役割はキツネですがね… じゃあ私は何でしょうか。 ハリネズミに近いハツカネズミ? 私が、‘世間人’を子キツネというが、 他人様の家族の内情の覗き込みのネタを餌に渡り歩くのを性にする人たち。 とすると、子ネズミの方が適切な言葉になるね。 大家さん: 世間様の話は、御品が悪くなるから止めておきましょうや! 誰もが持っている悪い癖だもん… 寅さん: 八つぁんが「世間」の話をすると、俺のことかと冷や冷やだよ。 俺はね、裏話に花を、いやゴミを添えて楽しむしかないのさ。悩がないから。 熊さんは、素朴だが、俺は少しマシな役割のようですか。 熊さん: 呆け役なんだろう。それも天然呆け役。でも、純粋な疑問ほど道理 を突くって言うじゃないか。しかし寅さんは、少し捻った性格なんだろう。 寅さん: 低俗の中の、上が俺、下が御前だよ。 八つぁん: 呆け役の切口に彩をつけるには二人の呆けが必要だからさ。 何かさ、自分の言えないことを二人が代弁してくれいて便利だね。 しかし、品格が下がったね。 大家さん: ワシの役割は、八っあんの中の知性というか、冷静さを持った 役割だろう。それにしては、自分で、それが全く感じられませんね。 熊さん: だいたい、これを書いている奴の程度が低いからね! 八つぁん: 『 … 』 寅さん: ここまで話を引っぱって、落ちがこれ? 俺らを呼び出すのも、 そろそろ止めたら。 …いや、大相撲の総括で言いたいことがあるか。】
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| 7670,閑話小題 〜あら、まあ、本当に戦争になって… |
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2022年02月26日(土)
* 実のところ… プ〜チンは遣り過ぎ、 〜陰謀、策謀が渦巻く世界で、核戦争をチラつかせるとは、遣り過ぎ!
遣り過ぎと思いきや、誰かが戦争勃発に引き金をひいてしまった。 世界にとっても、ここで世界戦争は必要商品。 アメリカの白人第一主義の トランプをアメリカ大統領に当選させて、世界を大混乱に落しこみ、その直後の パンデミックを??、次の一手が、第三次世界戦争である。冗談でも言えない 第三次世界大戦か、株式、債券市場の混乱、そう恐慌になる。 私めの予測は、 金融市場を狙った市場の混乱だったが、結果は逆のようだ。日本初の大地震の 機会もあるから、これまたミズモノ。… …このコロナ禍の中で、まず、韓国、中国、北朝鮮の三分二を占める奴隷層に、 その矢先が向けられる。韓国も非常に厳しいようだが… 気の毒なのは、無知 なるが故の被害者の人民。 まず中国は最果ての人民のウィグル族の奴隷化。 それをロシアが、ウクライナに想定の可能性も… 下手をするとジェノサイド。 問題は複雑だが、パンデミックの世界の混乱を狙った、自己保全のための、 侵略であることは間違いない。
・・・・・・ 6922,読書日記 〜快活こそ悟り! −5 2020年02月26日(水) <『老年を愉しむ10の発見』> * 第8章 深い思慮がもたらすもの 〜最高裁判所の判断を自らにすべきである〜
―『自分の人生をどう解釈するか』が自分の人生の意味に最終決着を下す― 老年時になると、自分の人生に対して… 「その意味(価値)に対して、 最終決定を下す「最高裁判所」の役割を果たし、弁明をしなければならない。 そして、迷いながら、生臭い風と共に永遠の彼方に消え去る。 老い先が短くなると、過去の失敗に対する論告が心の底から湧きいづる。 何でまた、あのような判断をしたのか、何ゆえ失敗したか。逆に何故成功したか。 こういう人生をおくったのは偶然だったか、必然だったか。 私は誰から恩恵 を受けてきたのか。誰を追落したか。追落されたか。あの節目の判断は果たして 正しかったか。 これまた、『日々 是 好日』じゃなくて、『日々 是 口実』 をしているにすぎないのか… その意味では、この19年間の早朝の、このテーマ 日記には多いに助けられた。これでも一応、思慮の畑をこね回していたことに… 生きてきた全てが有効に働いているようであり、無駄だったようでもある。 ― * 快活に、朗らかに 〜同じ人生なら、快活に、朗らかに活きたいもの〜 ラッセルは「幸福論」(1930)で、<幸福の反対は不幸ではなく、退屈である としている>。ケインズも、<退屈は経済的豊かさを克服した後に人類が直面 する最大の危機であるとしている>。 多くの識者が指摘するのは、幸福の反対 概念は不幸ではなく、退屈や無力感であるということ。 だから、習慣の力を 借りて積極一貫に、活きることを勧める。 デモクリストは、自らの朗らかさを、外的な財産や感覚的満足感に依存しない、 最高な「内的財産」とみなした。彼は極めて明く快活な人間で、「笑う哲学者」 とも言われている。快活になるきっかけは、人生の様ざまな瞬間家局面に結び ついている。快活な人間にとっての幸福は、人生の意味などが見えたときにある 【満たされた幸福感】であり、そこには人生のどの瞬間よりも、はるかに多くの ものが含まれている。それは子供が感じる幸福に似ている。 つまり、 子供が抱くような充実感や、特定の考え方にとらわれない心は、年をとってから でも取り戻せる。年をとって手に入れた快活さは、これまであったこと全てに 対する感謝の念や、人生全体を見渡せる視線と結びついている。こうした視線は、 豊かな経験を積重ねることで、はじめて成立つ。困難を乗り越えながら長い道 のりを後にしてこそ得ることができる。特に回り道、困難を乗り越えた時に、 細かいこと全部でなくとも、心の底から幸福感を得ることができる。 『人生という作品を完成することが出来る』という明るい喜びで、 『人生に別れを告げなければならない』という暗い悲しみを埋め合わせなければ ならない時がきたら、私は如何バランスをとればよいのだろうか」と… ― ▼ 難しいなら、まずは<快活に、朗らかなフリから> せめて言葉から。 「生きてきたように、老いて、病い、死んでいく」。生きている間は、書物も、 相手も選ぶべき。それ以前に、絶対量の選別が必要となる。 ―― 幸福のキーワードでネットサーフィンをしていたら、次なるレポートが、 なかなか説得力がある。 《 アメリカのジョージ・メイソン大学のリチャード・フロリダ教授はこのような ライフスタイルを持つ人々をクリエイティブ・クラス(クリエイティブ階級)と 呼んでいる。彼らの特徴は、 【 自立心が強く、多様性を好み、半匿名性のある社を望む。他人から支配 されることを嫌い、時間の支配権を 自分で持ちたいと思う人々である。 いつも仕事のことを考えている状態であるが、それは苦痛ではない。 遊びたいときにはメリハリをつけて思い切り楽しむ。所得は結果として高い ものの、収入の高い仕事よりも、自分にとってやりがいのある仕事を選ぶ。 しかし所得は自分の能力に対する評価だと考えているので、所得に無関心な わけではない、というものである。 】 何かの刺激によって幸福が高まるという発想で幸福感を高めるための要因探しを するよりは、自分の望むライフスタイルが「持続可能」に発展できる状況があるか という視点が、今後の幸福感の鍵となるだろう。そのためにも、経済が成長して 社会にダイナミズムがあり、様々な新しいチャンスが開けるような社会が求めら れている。》 ・・・・・・ 6557,読書日記 〜バーチャル資本主義の行方 2019年02月26日(火) スペシャル「欲望の資本主義2019〜偽りの個人主義を越えて〜」
* バーチャル資本主義の行方 "欲望の資本主義"は2016年の第1弾放送以来、3回シリーズの NHK異色経済ドキュメント。同番組は、国民国家や市場原理などすべてを 超越して巨大化する"GAFA"への懸念や、仮想通貨への期待と不安といった 議論を交え、資本主義の行きつく先や、その原点にあった誤りを問い掛ける。 第一弾は、「欲望の資本主義2017」 第二弾、「欲望の資本主義2018 〜闇の力が目覚める時・ルールが変わる時」 第三弾、「欲望の資本主義2019 〜偽りの個人主義を越えて〜」 今回は、録画をしていた第3弾! BS1スペシャル「欲望の資本主義2019〜偽りの個人主義を越えて〜」 〜番組内容〜 ≪「ネット界の四天王」と呼ばれるGAFAを巡る議論が熱い。強大な力に 国家の枠組み前提の市場経済が揺れている。仮想通貨をめぐる議論も沸騰、 バーチャル経済時代の資本主義はどこへ行く?2017年富を生むルールの 変化を捉え2018年社会構造に地殻変動が起きている現実に迫ってきた 番組は次のステージへ。テクノロジーが社会を変える今、格差、分断を越え 自由への道は? 切迫感ある今問う、自由の形と資本主義の行く末は?
資本主義という怪物が世界で暴れる GAFA、仮想通貨…野望がめぐる いま 怪物の正体を突きとめるには?
第3弾はハイエクを軸に構成されている。内容的に盛り込み過ぎの印象もあるが、 「資本主義」やそのなかの「市場」や「自由」そして「貨幣」のあり方を考え させる深いテーマが貫く。そして「人間」という根源的なテーマ。 ケインズ対ハイエクという構図は単純だが、結局のところ、これからの経済学は この構図をあらためて再考し、超えていくことが求められている。 人間の幸福は自己決定権を持つこと。それはまさしく、自由に最大限の価値を 置く考え方で、資本主義の根本であると思います。それはそうと、ノーベル賞 受賞者など高名な学者の方々においても、考え方が全く違うことを認識して、 改めてこの社会に正解はないことを思い知らせれました。 ―― ☆ 第一弾は、<やめられない、止まらない、欲望が欲望を生む世界。> わたしたちはいつからこんな社会を生きているんだろう――。そんな問題意識 から、気鋭の若手経済学者・安田洋祐大阪大学准教授が世界のトップランナー との対話を通じて、資本主義の本質に迫った番組が、NHK「欲望の資本主義」だ。 番組はカルト的な人気で話題を呼び、番組の未放送インタビューも多数収録した 書籍『欲望の資本主義』も刊行された。この異色の経済教養ドキュメントの プロデューサーは、「英語でしゃべらナイト」「爆問学問」をはじめ、柔らかな 演出で、経済、仕事を解きほぐす異色エンタメ「ソクラテスの人事」 「仕事ハッケン伝」など、多数のヒット番組を手掛けてきた丸山俊一氏。 記憶に残る異色の番組を次々と生み出せるのはなぜなのか? 番組作りの核となる発想の原点を紹介する。 ―― ☆ 第2弾は、 より速く、より多く、より遠くへ...。 私たちはいつからこんな世界に生きているんだろう?やめられない、止まらない、 欲望が欲望を生む、欲望の資本主義…。昨年その本質に迫り、話題を呼んだ異色 ドキュメントの第2弾。世界経済のフロンランナーたちは、この不確実性に満ちた 世界状況の中、どう資本主義をコントロールすべきと考えるのか?安田洋祐阪大 准教授はパリへと飛び、フランスの知性ダニエル・コーエンから資本主義の未来像 を引き出し、チェコの異端の奇才トーマス・セドラチェクと気鋭の哲学者マルクス・ ガブリエルは、ボンで激論。経済学の巨人、ケインズ、マルクス、シュンペーター らが残したビジョンは、今どこまで有効か? 「闇の力」が目覚め始めた、「分断の時代」を生き延びる術を世界の知性 たちと共に考え、経済の最前線に迫る。 ― ▼ ここで、<資本主義の暴走は「お金の本質は本来は契約であるのに、 「物質」と解釈したことから始まった」という言葉が、印象に残った。 その契約額の大小で、物事を判断するするため、欲望が肥大化する。 リタイアをして、一種、煉獄の住人の立場から、社会を、娑婆を、世界を 見つめ直すと、今さら大金を欲しいとも思わないし、成るほど、手持ちの資金は 預金通帳額としての契約事項の額でしかない。お金は「自由の塊り」と思うのは、 それがモノと信じるから。契約の大小で、価値を決めつけるのは、これ如何に? とはいえ、手元の資金がゼロでは食事もありつけない。 まとまった資金といえば、今では3億円。 その現実を前に、解ったようなことは 口に出せない。といって、「それが如何した?」に、確固たる答えは出来ない。 『いやいや、その額だけ、欲望が満たせる!』 『で、満たして如何なる!』 『そこには、愛と、満足感と、逸楽感と、逆に虚無感が少し残る。』 『そんなの、3日もすれば、彼方に消え去ってしまうし、酒、薬物で、直ぐに、 その感覚を得ることが可能』 『現に味わってみないで何をオッシャル、ウサギさん』と、延々とつづく。 この正しい答えなど、あろう筈はないが… グローバル化は、冷酷に、私たち を、手持ち資金の大小で、価値選択をされる。 先日、見た映画で、 「上の世界」と「下の世界」があって、下の世界の人は、上に行こうと必死に なるという現代社会そのままを、風刺したものだが… なかなか、シリアス。 大相撲の幕下上位と、十両の幕尻力士の千秋楽前の取組。負けると関取の後で、 御世話係で、召使い扱い。そのシリアスの取り組みが、何とも哀愁が漂っている。 これが資本主義社会では、3・30,67%で、区分される。それが端的に現われる のが、小・中・高校の同期会。それが何ともコミック的シリアスで面白い! これに死際も加わり何とも? 死にかけた人ほど、それはそれは! で… 定番の物語がリアルに、「まさかの筋書き」で展開していく。その前にチャクラ の揺らぎが、漂い、彷徨いを誘発する。他者に対する攻撃は、自己のデドックス でしかないため、毒は自分に、そのまま猛毒として帰ってくるのが見てとれる。
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| 7669,閑話小題 〜人生を戦略化するには…? − |
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2022年02月25日(金)
* 非日常が大好き人間 ある50歳半ばの?の強い男性添乗員。自己紹介のおり、私の好きな言葉が、 『非日常!』… 逆に嫌いな言葉が『日常』。非日常には不安と期待が、あい 混じった中で、これは刺激的な言葉。人生そのものを戦略、戦術化すると、毎日 が確かに非日常になる。 初めてのアフリカ・ケニアが、まさに…これ。30年前のアフリカといえば、 それは未開の大陸。その特集さえ、ほぼ見かけることがなかった。その中で、 高校の同級会で土産かわりにケニアツアーの写真を束に持ってきた。そこには、 野生ライオン、象、キリンなどが、現実に写っていた。その頃、20、30回は、 行ってはいたが、アフリカとは…なになに! 俄然、心に火がともる。そこで、 まずは、家内に!ケニア・ツアーの参加を打診、当然…拒否、それも猛反対。 それまでに、この拒否の対処法があった。『…私1人でも行く』。 本気とも なれば、好奇心の強い連れが行かないわけがない… 地元の旅行代理店の支店長 に、『…ケニア・ツアー何とかなりませんか?』と頼むと、『ケニアツアーを 地元から主幹事で是非とも出したい。取り敢えず申し込んでください。』と…
結局ギリギリ、全国区で他に個々の男の二人と、本部・事務系が臨時添乗員が 引率。参加が少ないほど、そのツアーは‘あたり’になるが、これまた大当たり。 不安渦巻く中で、家内は隣席の女添乗員と冗談で…『乗り継期先のロンドンで 逃げない!』とジョーク!『私も、一緒に逃げたいよ』とも言えず…その辺り から旅行の醍醐味になる。まずはエジプトのギザのピラミットのあるホテルで 一泊。ガイド見習の若い、真面目そうな日本女史のガイドが、曰く… <此処は、地の果ての北アフリカのイスラム圏、まず日本の常識をゼロにして ください。サービスの概念が当り前ではありません。奥さんや、子供は褒めては いけません。それは欲しいと同義語。 釣銭は、マトモに返ってきません。 騙される方が悪いのです。ひき逃げは、当り前。魅かれるのが悪いのです。 日本客はカッコウの騙す餌食、カモでしかないのです。着いたホテルで直に 食事がでます。いまラマダンのために、絶食期間中で、苛立っており、皿は 投げつけてきます。分っていれば当然と受入れることが可能になる。それを 面白い、旅行の醍醐味と思えば良いのです。> その一言で疲れ切った疲れが 吹き飛んでしまった。日常、非日常も、欧米諸国の感覚でしかない。
・・・・・・ 6921,読書日記 〜快活こそ悟り! −4 2020年02月25日(火) <『老年を愉しむ10の発見』> ― 今回は、第7章のみ ― ♦ ☆ 7章 人生を豊かにする「つながり」 * 家族という小さな物語 親より、子供の方が、新しい生活環境では、慣れ親しんでいる。 これが、現代の切実な問題になっている。これが、親子だけでなく、祖父母も 加わってくるため、「一人の人生」が「大きな物語」へ、変わっていった。 クロマニョンが滅び、ホモ・サピエンスが生き残ったのは、祖父母、特に祖母 の存在が、それまでの経験を子孫に伝える役割を果たしたため。祖父母との、 「思いやり」と「落ち着き」に満ちた牧歌的生活が、子供の成長に決定的な 影響を及ぼす。世間に出る前に、家庭生活で、「生」の繋がりを通じて、他者と 供に暮らす知恵を学ぶ。自分に子供や、孫がいない時にどうすべきか? その機会を自ら求めればよい。 1人の人生という小さな物語から、「大きな物語」と自ら求めていくべきである。 ― * 「老いない心」を持つために『友情』が必要 家族以外にも、人生を、あるいは少なくとも人生の一部を過ごす相手への 愛情が必要。どれほど評価してもしきれないのが、『友情』である。これには、 「望まない、求めない」距離感が必要となる。4人の姉を含めて8人兄姉の家族の 末っ子のため、互いに自然と身につくのが「距離感」。女子を中心にした職場で これが最も役に立った。美形の女性は、常に、その間合いを置いておかないと、 心を開かない。コツは、心持ち開くこと。 褒めること。 気を抜かないこと。 年を重ねる度に、友人の数が減少し、逆に新たな友人をつくる機会がなくなる。 男女の友情が成り立つか? 様々なケースがあるが、少し間合いをおいた 友情は、むしろ良好ではないか? 逆のケースが、私の場合、多く生じる。 「歌を忘れたカナリア」ではないが、「女の慎みを忘れた小母さん」。 互いの間合いも何もあったものではない。それも中年期の小母さんの群れ。 大阪の小母ちゃんの生々しい「それ」。 間合いも、心遣いも、品位を捨てた、 あれら! まずは傍に寄らないがよい。若さが老いに支配された鬼婆化した姿。 世の中の中年以降の大部分が陥っているため、これ以上は止めておくが… 友情にも、その辺りにラインを引く必要がある。 年齢を重ねるということは、「友であれ敵であれ、よく知っている顔に満ちた 世界は、いつか見知らぬ顔ばかりの砂漠のようなものに変わってしまう。 必要なのは、それら腐った葉っぱを落とすこと、木そのものの伐採」となる。 自分が世の中から去るのではなく「世の中の方が失われてしまう」という訳だ。 <「老いない心」を持つために『友情』が必要> ということだ。
ここに当人にとって… 敵対関係の「好きになれない、あれら」が必要となる。 あれら?の御蔭で長年続いてきた『友情』の価値が浮び上ってくる。それが 「老いない心」を育んでくれる。それも、維持すればこそ、逆用効果が上がる。
・・・・・・ 5095,悪夢の21世紀 ー3 2015年02月25日(水) * 「ニヒリズムに落ち込む世界」〜 佐伯啓思著 (7・A) ≪ 端的に言えば、近代文明はヨーロッパという独自の「文化」の中で 成育し発展してきた。それが完成すると、普遍的な<文明> として世界化。 しかし、この文明化は、その< 文明> を生み出す「文化」のエネルギーを 枯渇させる。たとえば、ヨーロッパがキリスト教の神学的教養との闘争を経て 生み出した近代科学は20世紀に入ると実証科学としていかにも形式化された。 主権国家や国民国家も、ローマ教会とのプロセスで世俗的権力の自立を目指す ヨーロッパの歴史から出てきたが、20Cに入ると、アジア、アラブ、アフリカ など、あらゆる地域が国民国家へと編成された。中東など、地図を広げれば 分かるが、砂漠の真中に見事に一本の直線で、人工的に国民国家が作り出された ことが分かる。民主主義も、王権との闘争の中から、古代ギリシャやローマを 参照しながら作り出された。だから、ヨーロッパでは民主主義への警戒感も 強かったが、20Cに入ると民主主義こそは理想的で普遍的な政治体制となった。 アメリカのウイルソン大統領は、第一次大戦への参戦にあたり、アメリカは 「世界の民主主義を守る」と言った。ヨーロッパが生み出した近代は普遍化され、 世界化され、普遍文明とみなされ、これを代表するのはアメリカであった。 2 0Cになるとアメリカは急に移民国家の様相を呈した。ロシア革命を逃れて ロシアや東欧から流れ込み、ナチズムを逃れてユダヤ人が流れ込み、職を求めて アジア人が流れ込んだ。→ アメリカは多様な民族や人種からなる「世界の縮図」 となり、アメリカこそは、「世界的な普遍文明」を代表することになった。 アメリカこそが、「民主主義」を代表するだけでなく、それを「世界化する使命」 を帯びるようになった。かくして、実証主義、科学技術、市場経済、民主主義、 自由な個人、基本的人権といった観念は、『グローバル・スタンダード』と 見なされていった。これが近代主義というもの。 アメリカなる国が、この 近代主義を理想としグローバル化を推し進めた。特に20世紀の二つの戦争後、 アメリカ的な近代文明が世界へと拡散する時代。それが一気に爆発するのが 1990年代以降、ソ連社会が崩壊し、冷戦が収束してからだった。 ▼ イスラム国が、欧米がつくり上げたアラブ国家の枠組みを否定し、 マホメットがイスラム経をつくった原点に立ち返り、新たなイスラム国家を つくろうという理念は、発生して然るべきだが、、奴隷制度の復活とか、首切り 処刑や、その写真公開は容認できようはずがない。欧米が、近代になって 各地域の部族の首長を巻きこみ、勝手に線を引いて都合の良い国家をつくって、 そのまま現在に至っている厳然たる事実がある。9・11テロも、アメリカが 国家的陰謀で、テロを見逃していたという説もある。そして、アフガンと、 イラクの利権を狙った?とか。世界の隅々まで高性能の情報機器が普及し、 ネット社会が覆ってしまったことが、ニヒリズムに落ち込む結果となった。 偶然だが、以下の文章につながる!
・・・・・・ 5825,閑話小題 〜しまった! ー夢のカルフォルニアー 12 2017年02月25日(土) * 夢のカルフォルニア スポーツジムに通い始めて6年になるが、月に20日以上は通っている。 月会費が6000円のため、日割りにして1日につき300円でしかない。ゴルフも、 スポーツジム、スナックのボトルキープも、見通しの甘い人たちの存在がある。 この本を読みこむにつれ、過去の‘しまった!’が次々と思い出されてくる。 金が有り余っていれば、それもありだが… 無いのに限って甘いのが常。 【 全米で最も住みたい州の夢のカルフォルニアに、年間220万人が引越して きて、150万人が出ていく。これが現実である。これは人生と同じで、遠く から眺めるのと近くで見るのとは違って見える。例えば、医師や健康な人を 対象に、「三ヶ月の延命のための治療を受けますか」の質問に、「受ける」 と答えた人は僅か。ガン専門医で6%、化学療法士が0%、健康な人で10%。 それが、現に命の危険にさらされている人たちに尋ねると、42%が「化学療法」 を受けると、答えた。別の研究で、重病患者の58%までが、死が近づいてきたら、 たとえ一週間でも延命治療を受けるだろうと答えた。アメリカでは発行された 割引クーポンの4割が未使用で終わる。ギフト券も同様の結果になった。…】 ▼ その瞬間がくるまで、実態が理解できないのが人間。 「その時は、その時」と、煙草を喫い続けた肺ガン患者が、その典型。 カルフォルニアで、良かった思っている人も多いだろう。とにかく、脱皮が 出来たのだから! しない後悔より、した失敗の方が、プラスの方が多い? 「若いうちの失敗は買ってでもしろ」というが。夢のカルフォルニアでも、 ハワイでも、一度は住んでみればよい。何処も変わりばえはしないことが、 分かるだけでも充分。その経験が無いと… あとは次回。 ・・・・・・ 6192,閑話小題 〜映画鑑賞 ―ギフテッド 2018年02月25日(日) * 本当の幸せは何かを問いかけ ギフテッドの意味とは、<先天的に、平均よりも、顕著に高度な知的能力を 持っている人のこと。 半面、大きなマイナーを抱える人もいる。将棋や、囲碁、 チェスのチャンピオンに多く見かけられる。天から非凡な才能を与えられた少女の 育て方をめぐって対立する祖母と叔父を通して、幸せは何かを問いかける筋立て。 ≪ 制作HPの解説: フロリダに暮らす、ちょっと変わった2人と1匹の家族。 7歳の生意気ざかりのメアリーと、彼女の叔父でシングルのフランク、そして “歴史上一番すごい猫”のフレッドだ。 互いがいるだけで、毎日が記念日の ように楽しい時間は、メアリーが学校へ行くことになり揺らぎ始める。 彼女には、生まれながらにして数学の天才的な才能があった。「普通に育てたい」 というメアリーの母である亡き姉の遺志に従って、フランクはメアリーの英才 教育を頑なに拒む。しかし、そこへ縁を切ったはずのフランクの母親が現れ、 彼からメアリーを奪おうとする。歴史を変える才能の開花か、愛する者と生きる 人生か ─果たして、メアリーにとってどちらが幸せなのか?さらに悩める フランクには、姉から託された“ある秘密”があった─。≫ ― ▼ モンスターの祖母に反発し、母親が自殺したが、同じことを孫にまで強要 しようとする。ところが天才だった母親が、数学の世界的難問を解いていた。 しかし、その解答を弟に託して自殺をしていた。そのことを祖母が知らなかった という落ちがある。最後は、最高学府で大人と授業を受ける天才教育の道を 歩むことになるが… この7歳の少女が私たちに教えてくれた本当の幸せって なに? の問題。 この映画の中で、祖母がいうところの凡庸な地方の小学校一年生の宿題が、 キッズによる「箱庭の動物園」つくりには驚いた。砂場の遊びと同じく、 あらゆる教育の原点が、そこに詰まっている。 そこで今、彼方60数年ぶりに想いだしたのが、小学2年の図工時間のこと。 グループの共同作業で動物の絵を切取って、糊代を下にして立体的に貼りつけ、 動物園つくりをしていたが、間違えて麒麟の首が切れてしまった。そこで、 必死の思いで、二つを重ねてノリを貼りつけて無事に立ち上げた。ところが、 それを見つけた女性の先生が、大声で、これは誰ですか? 部屋全体に鳴り 響く声を張上げた。てっきり叱られたと思ったが、実は、その知恵を褒めて くれたのである。ということは、その頃から「箱庭づくり」に似た?教育が 行われていたようだ。7歳でも遅すぎる天才教育。その間に、叔父によるベース の教育環境があればこそ。 数百万人に一人の天賦の才能、強引だとせよ、 そのコースに導こうとする祖母の考えも、理解できるし間違えてない。 それを引出す指導は、周囲の大人の責任である。 祖母の存在が無ければ、 自殺した実母の思惑どおりに凡庸の子供で終わっていた可能性があった。 どちらが幸せか? 人類最大の課題だが… 様ざまな問題が垣間見られた 映画であった。 『いちばん大切なのは、<愛する>才能』ですね。それと、『感謝する能力』。 その上に、『感動…』と、『感激…』。 これも育て上げれば才能になる。 せっかく頂いた地球旅行の人生だもの。愛し、感謝し、感動し、感激し、 深く広く、人生を味わわなければ、生きている甲斐がないじゃないですか。 天才は天才として、凡庸は凡庸でも、地球という世界を感知しないとね…。 どのみち直にプッツンだもの。元もとこのブログ、墓場のつもり。遺言かいな。
・・・・ 4363, 書くことが思いつかない人のための文章教室 ー7 2013年02月25日(月) 「書くことが思いつかない人のための文章教室」近藤勝重 (著) * 情景描写の効果 ー鱒寿司の話 伝える効果の「人プラス物」の他に情景がある。その中でとりわけ生活情景の ワンシーンは抜群。その幾つかが紹介されているが、むしろ私の子供時代の 思い出になっている「鱒寿司の話」を書いてみた。 ≪ 子供の頃、父が店の仕入れの御土産に、北陸まわりの車内販売で、鱒寿司を 買ってきてくれた。笹の葉に包まれた鱒寿司は、当時の家族にとって最上の 食べ物だった。それを家族が集まり八等分の一切れが分配される。 その大きさが微妙に違っているのを固唾をのんでみているが、末っ子のため、 最後の一切れが私に配られる。それに醤油を一タリつけて食べると、それが 美味いのである。ケーキを切って食べるのと似ている。それから何年後に、 義兄が、車内で思いついて土産に買ってきた。その時の話が印象に残っている。 隣席の人が、車内販売の鱒寿司を幾つか買う義兄に連られて買い求めて、早速、 食べた。ところが期待したほど美味いと思わなかったのか、不思議そうに、 「それほど美味くないが、どうして、こんなに買うのですか?」と尋ねたので、 義兄は、「これは家族が集まり、幾つか切った一切れを団欒しながら食べるから 美味しいので、一人で列車内で食べるものでないですよ!」と教えたところ、 その人も納得していたという。≫ ▼ これを書いていて、鱒寿司を兄姉と分かちあって食べた当時の情景が、 鮮明に思い出てくるから不思議。 ウィキペデアによると、 【鱒寿司は、富山県の郷土料理。駅弁としても知られ、鱒(サクラマス)を 用いて発酵させずに酢で味付けした押し寿司の一種。】とある。今では、 スーパーなどで催事で時々、見かけるが買う気になれない。小学校の5年から 高校を卒業するまで、長岡駅裏に8年住んでいた。そのため、そこの生活が、 いやに懐かしい。母親が極度の「うつ病」になり、心筋梗塞を誘発し、あわや 死にそうになったり、近隣の遊び友達と遊んだり、十姉妹や文鳥、カナリヤを 飼ったり・・ あの受験勉強さえなければ、良いことずくめ。 読書を薦めてくれる人はいなかった。
・・・・・・ 3623, 日本人発明の食べ物 2011年02月25日(金)
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2022年02月24日(木)
* 気持ちは具体的な形に表して初めて相手に伝わる 〜お辞儀は頭と腰を下げる角度〜 ほぼ頭を下げる習慣がないため、「御辞儀に角度がある」という言葉に妙に 新鮮味を感じてしまった。狭い日本で…せめて頭は下げないと!自分の世界を 自ら小さくしてしまう。解ってはいても、これが出来ないのは、無知なるが故。 営業畑の人は、実に上手い。それは御辞儀の角度の問題ということと… 後期高齢者になっても、この程度さえ出来ずに世渡りをしてきたことになる。 女性なら、『可愛い』『美しい』『元気そうね』『そのジャケット似合ってる』 などなどあるが、言ったためしはない。 <気持ちは隠せないタイプで、伝わっ てる筈!>は、言訳でしかない。伝わってこそナンボになる。特に女性は敏感。 褒める、嬉しいと喜ぶ感応のサイクルは、互いの魂を豊かにする。
≪「私たちの講義では、HOWだけをお教えすることはありません。 WHYがあって、 初めてHOWが伝わるのです。なぜこうするのかといったこと を理解しなくては、すべてが形骸化してしまいます」 例えば日本人には欠かせないお辞儀という所作。接客業のアルバイトでは、 最初に学ぶこと。こちらでも15度、30度、45度……など使い分けるように教え られます。 ・「15度は、相手の方に認識して頂ける最低限の角度です。 『あの人は私の存在を分かってくれた』と思える角度が15度であり、すれ違い ざまの挨拶として用いられることが多い。いわゆる会釈というもの。 ・30度は相手を敬う気持ちが無意識に伝わる角度。 ・45度は心の深さが伝わる角度とされています」。 女性が美しい会釈をしてくれればうれしいものです。なるほど、それは15度の お辞儀で、自分を認識してくれていると分かったからうれしかったのですね。 すべての気持ちは形に表して初めて相手に伝わるもの。そして気持ちの伝え方 にはテクニックがあるというわけです。 ≫ ー ▼ 女性職場にいた頃に「三度褒め」を心がけていた。御世辞と解っていても、 褒められると嬉しいもの。とにかく褒めれば、何事もスムースにはこぶもの。 それも、1人あたり三度である。 「笑顔より大切なのは豊かな表情」という、ならば…笑顔をもってなら重みが 違ってくる。誤解を生まないでもないが… この数年来、庭に野鳥が朝・7時と、 夕方5時過ぎに、やってきてピピッと挨拶をするので、これも礼儀と口笛で ピピッと返答する。何やら、魂の挨拶になっている。私めの相手は、家内と、 ペットのインコと、庭に来る野鳥だけ。これも、自然が成せる業。
・・・・・・ 6920,読書日記 〜快活こそ悟り! −3 2020年02月24日(月) <『老年を愉しむ10の発見』> 今回は、4,5,6章より 4章 「受け入れ、愛せる」人 5章 アクシデントとどう向き合うか 6章 「触れ合う」ことで満たされていく ― ♦ 4章 「受け入れ、愛せる」人 ☆ 「人生のブルーアワー」にできること 日が暮れる直前の夕方の空になぞらえるなら、これは「人生のブルーアワー」。 この時間になると、部屋の片隅に座って、その日に起った出来事や考えたことを 話したくなる。ただ、重要なのは、自分だけでなく、相手に話をさせること。 … 人生で大切なことは、余暇を楽しむ気持ちを育むことであり、「決まった 目的のない行動をしたり、何もしないでいたりする時間を持つ」ことだ。 「あらゆることを楽しむ気持ち」を持たなくてもよいことこそ、年をとることの 特徴だといえる。「楽しみを必要としないことこそが、様ざまな楽しみに取って 代わる」…年をとっていく人生を落ち着いて過ごすために、二つの選択肢がある。 ・一つは、様ざまな活動をしようという姿勢を持ち続けること、体調を良好に保つ こと、学び続けること。社会的活動に参加すること。つまり、積極的であること。 ・二つ目は受動的に振る舞うこと。身を引くことlせいぜい控えめに活動すること。 自分一人で、あるいは家族や、友人とだけ過ごすことだ。 ― ♦ * 5章 アクシデントとどう向き合うか ☆ 「起ったこと」は、何かに役立つのか 何ゆえに、痛みに堪えなくてはならないか?「人生の奥底まで知る尽くすため」。 次つぎと襲ってくるアクシデントに対して、これは人生が私に課したものなのだ。 偶然か、意図あるものかもしれない。とにかく、私はこの課題を受け入れ、 何らかの答えを導きだそう。それは何かの役に立つだろうから」 … 人間にはメランコリーな状態に陥ることがある。「克服しなければならない」 と考えるのは問題外。それよりも、「人間という存在は、そのようなマイナス的側面 があるからこそ、人生の豊かさをあますことなく経験できる」と考えるがよい。 人生とは、次々と襲いくるアクシデントが織成す糸をほどすプロセス。 メランコリーなど、一瞬の感情。 現実は解決されるべき案件でしかない。 ― ♦ * 6章 「触れ合う」ことで満たされていく この随想日記を習慣の力を借りて書き続け、公開しているのは、精神的な触れ 合いを求めて自身を曝け出すため。触れあわれることは、触れあうことでもある。 <言葉を介した触れあいには多くの意味がある。「読書」もまた、触れあいになる。 数千年前の人と、言葉を通して精神的に結ばれる。これらの通して、精神的な 広がりには、時間や空間を超えた「無限の可能性」がある。これは、「泰然とした 落ち着き」にいたるのに、充分な理由になる。> ― ― …「泰然とした落ち着き」とは、「不安を感じることが少ない穏やかな精神状態」 を意味している。 それは、無関心や無感動とはまったく異なるものなのだ。 触れあいで大事なことは「感情」だ。この程度の内容なればこそ、行間に「感情」 を可能な限り入れる。感情は、<感動、感激、感謝> の念の積重ねから培われる。 これは、意識して行蔵に保管しなければならない。 快活は無感情からは決して 生まれない。特に老年期こそ、その行蔵の御宝が問題になる。貧相な小屋しかない 人は、他者の御宝を貶すしか手段を持たない。で、マイナス循環に陥り、悶絶する。 表立っては同類と連合い快活を装う。とって付けた理屈で、同類相憐れんで老醜を 曝す…『世人』をいう。これらは、政治家からしたら美味しい票になる。それが、 アメリカのブルーカラーの白人層。 その中には、快活そうな、現象と事実の見境 さえつかない、人の好い白人層が多く存在する。考えられないのは、やはり罪悪。 ・・・・・・ 6555,閑話小題 〜今のうち、元気のうちだよ… 2019年02月24日(日) * 毎日、何の負目を持たずに楽しめる人! (…諸事情のため、削除しました) 後記: 削除は何の事情でしょうか、忘れました。調べたが、完全削除。 よほど、身近の人をシリアスに書上げたため? と推測される。 2020年02月24日記 ・・・・・・ 5094,タガメ女の正体 ー 2015年02月24日(火) ー日本の男を喰い尽くすタガメ女の正体〜深尾 葉子(著) * タガメ女度チェック カエル男に続いて、タガメ女度のチェック。 まあ、世の亭主、良いように飼い馴らされたもの。他人事ではないか! ☆ タガメ女度チェックシート 1.規則正しい生活を送っており、周囲から「ちゃんとしているね」と言われる 2.パートナーには「0時には帰る」という“カエルコール”を義務づける 3.相手が失敗をすると、「ほら、だから言ったでしょ」と言う 4.いかに自分が日々の家事(仕事)を頑張っているかを周囲にアピール 5.習い事に夢中になっている 6.休日は友人と会ったり、イベントが目白押しだったりで忙しい 7.マンションの階層にこだわりをもっている(戸建ての場合は家の立地) 8.近所からどう見られるかにはかなり敏感だ 9.スマホではなくガラケー(ガラパゴス・ケータイの略。 日本国内では便利だが世界標準ではない)でドコモユーザーだ 10.住宅ローンを組み、「郊外のベッドタウン」で暮らしている 11.結婚願望は強かった(強い) 12.まとまったお金は投資型の運用よりも郵貯や積立保険にまわす 13.アルバムが充実している 14.誕生目やクリスマスパーティなどのイベントを企画するのが好きだ 15.ディズニーランドが大好き 16.女子会では“意味のない会詰”を延々と続けられる 17.身近に独身のオタク男性などがいると不安になる 18.「主人は〜」(カレは〜、)というのが口癖だ 19.PTA活動(行事)では積極的に「役職」につき、懸命にこなす 20.働きながら子育てをする女性や独身女性とはあまり親しくしない ・0〜4:タガメ女度20% ・5〜10:タガメ女度50% ・11〜15:タガメ女度80% ・16〜20:タガメ女度100% ▼ 家内は問題なので、姉の一人を想定すると何と80%? 傍目でみても、それは大変? 専業主婦を持ったサラリーマンなら、 タガメ度80%は仕方がないか。婿取り娘なら100%? 「このオレに あったかいのは インコだけ」 「領土権 妻はリビング 俺仏間」というところか。
・・・・・ 3987, 宇宙論のコペルニクス以上の大転換 (宇宙は本当にひとつなのか) 2012年02月24日(金) 宇宙は本当にひとつなのか ー1 * 我々の宇宙は10の500乗分の1個でしかない! 2003年を境に宇宙論は、コペルニクス的大転換に匹敵するほど大きく変った。 コペルニクスが地球が宇宙の中心と思っていたところに、実は太陽が中心で、 その周りを地球が周っているに過ぎないと主張した以上の衝撃的進展という。 それは、観測の結果から宇宙全体のエネルギーの内訳が明らかになった。 星や銀河、それを形作るすべての元素のエネルギーは宇宙全体の4・4%で、 目に見える星や銀河は、宇宙の中のほんの一部分でしかないものだった。 ここで、残る96%は何か?というと23%が暗黒物質で、約73%が暗黒 エネルギー。それを合わせると、残りの96%になり、元素のエネルギーを 合わせると100%。しかし、その正体は殆ど分かってなかった。 つまり、宇宙の殆どが分かっていなかった。ところが、その暗黒物質が分かる 一歩手前まで来たのである。この暗黒物質の研究から出てきた考えが、宇宙は もっと沢山、もしかしたら10の500乗個もあるかもしれないという宇宙多元論。 たくさんある宇宙の「たまたま」真空のエネルギーが十分小さかったものが わずかあり、私たちの宇宙は、その一つだったという説。殆んど宇宙のことが 分かってなかった事実と、我々の宇宙は、気の遠くなるような多くの宇宙の一つ でしかない裏ずけがで始めてきた。 学生時代にビッグバンとブラックホールの理論を知ったときの新鮮な驚きを 今でも憶えている。その後の科学の飛躍的進展で、宇宙のことが格段に知られる ようになった。その一つにブラックホールの先が違う宇宙への入り口ではないか という説。それが2003年を境にコペルニクス的大転換以上に変わったという のを最近、知ることになった。哲学が宇宙の外があるかどうかを論じているが、 科学は、宇宙はもっと多くあり、10の500乗もある可能性を論じている。 科学が哲学を遥かに超えたことになる。 永遠の中の有限の存在を知った人間が、 その苦しみを緩和するためつくり上げた神も、多元宇宙論を知ると、所詮は、 そこまでということが分かる。 私にとっても、衝撃的大転換である。 137億年前のビッグバンで我々の(今度から、我々の、を付ける)宇宙が 出現し、その広がりには千から2千億の星からなる銀河が、100億もある。 そこには星の消滅の時に生じる空間の歪みが、ブラックホールになり、周辺の 星を吸い込んでいる。それは、どうも他の宇宙に通じる通路と思われる。 これが、私の知っていた宇宙である。それが、気の遠くなる数の多くの 宇宙の一つというと、根本が変わってくる。 ・・・・・・ 6191,閑話小題 〜映画鑑賞 ー創業物語 2018年02月24日(土) * 映画鑑賞 ーグレイテスト・ショーマン ‘あらすじ’を要約すると、 19世紀アメリカの実在の興行師、パーナムの半生を描いたミュージカル! 創業と挫折と再生を、家族愛を絡めたアメリカンドリームもの。 あらゆる困難を前向きに解決する筋立てが良い。しかし、そこに非難が集中する。 古い博物館を買取り、再生をしたが思惑を外れ、失敗の様相の中で、どうすれば 客寄せが出来るかの瀬戸際で、二人の子供の何気ない言葉が… 『実際に生きている奇人を集めた見世物にすれば…』の何気ない言葉にヒント を得て、奇人達のミュージカルショーに仕立て、大成功に導く。色々な個性を 持ちながら目立たないよう生きてきた人々を集めた、誰も見たことのない様ざま なショーの企画である。しかし、それも焼討などで破たんしかけるが… ―― :解説: 「レ・ミゼラブル」でも華麗な歌声を披露したヒュー・ジャックマンの主演で、 「地上でもっとも偉大なショーマン」と呼ばれた19世紀アメリカの実在の興行師 P・T・バーナムの半生を描いたミュージカル。劇中で歌われるミュージカル ナンバーを、「ラ・ラ・ランド」も手がけたベンジ・パセック&ジャスティン・ ポールが担当した。貧しい家に生まれ育ち、幼なじみの名家の令嬢チャリティと 結婚したフィニアス。妻子を幸せにするため努力と挑戦を重ねるフィニアスは やがて、さまざまな個性をもちながらも日陰に生きてきた人々を集めた誰も見た ことがないショーを作り上げ、大きな成功をつかむ。しかし、そんな彼の進む先 には大きな波乱が待ち受けていた。 ― ▼ 創業のサクセスストーリー …幼児の頃に、両親の敗戦直後から再生の後ろ 姿をみて育ったこともあり、興行主の二人の子供の不安心理が手に取るように 読取ることが出来た。創業当初で、まず問題になるのが目先の繁盛。日銭だけが、 生きていく上の灯になる。「恒産あって、恒心あり」で、お金と、健康と、精神 (気の強さと明るさ)と、家庭の安定がベースにしてこそ大波を乗越えられる。 それがチョッとした切掛けで脆くも壊れかかる。 ソルジェニーツィンの 『イワンデニソヴィッツの一日』の中で、獄中の主人公への励ましの手紙の一節 を、今でも、鮮明に憶えている。 <人生、小説じゃないと思います。あくまで勝者が善、負者は悪です。 その為には強くならねばなりません。強くあって下さい> の言葉が20歳代後半の一時期の私を支えてくれた。そのパーナムの苦労話も、 ミュージカルで演出されており、明るい気持ちでみることが出来た。乗越えれ られたからこそ、面白かったと言えるが、舟板一枚下は、地獄が待っている。 松下幸之助が、創業当初、必死に紙に書いていた内容が、「金、金、金、金…」 だという。当然といえば当然の話。だから地元で、創業などするな!である。 創業は、既存の仕組みを根こそぎ否定することが第一歩。そこで露わな姿を 曝すのが‘生地’では…「あそこのバカ息子」と、絶対否定の対象になる。 だから遠く離れたところが条件となるか、生地ではアウトサイダーの覚悟が 必要となる。他人と同じ横並びなら生存価値がなくなるのが事業の宿命。 起承転結でなくて起承転々というが、失敗に終われば、『起承点滅』の後、 『起承転落』というより、『起床消滅』? これも『日々、是、口実(好日)』の自嘲の一つですか。 ・・・・・・ 4729,近代化が進むほど、幸福感が少なくなるのは何故? ー3 2014年02月24日(月) * クラインの壺と、パラノ型、スキゾ型人間 〜�
・・・・・・ 4362, 残酷な世界で生き延びるたったひとつの方法 ー4 2013年02月24日(日) * 親しい友人は何もしてくれない理由 「残酷な世界で生き延びるたったひとつの方法」橘玲 著 生きてきて感じることに、「親しい友人は何もしてくれない」という厳然たる 事実がある。当たり前のことだが、友人に物事を頼ること自体が間違っている。 が、全く違う理由がある。 ーその辺を著者は次にように述べている ≪ 親しい友人同士は、長い付き合いのうちに、頼りあった友人関係は責任が 伴うため淘汰されることを経験上知っている。強い親しい友人は似たような 仕事か環境であるため、助け合うに不向きである。知人の方が弱い絆で責任も 伴わないし、違う分野の世界だけ広い世界を持っている。そのため貨幣世界の 人の方が割り切って紹介しやすい。 貨幣空間の成功者は、人と人を結ぶことに 喜びを見出している。優秀な人材を紹介することで人間関係の貸借対照表に 資産を加えることが出来ることを経験上、彼らは知っている。 紹介された方は 心理的負債は負うが、これは金銭と違って返済義務はない。世界中のすべての人 と6次以内でつながるスモールワールドの貨幣空間では、たくさんの弱い絆の 向こう側に大きな鉱脈が眠っている。グローバル時代のビジネスでは、その ‘真理’を本能的に知っている人が、成功を確実に手に入れることが出来る・・≫ ▼ ビジネス社会をみると、有能の人は、人間関係の貸借対照表の資産が多い。 私など人間関係論を専門にしてきた割に全くというほど資産も、負債もない。 独りの世界も良いが、それにしてもである。ビジネスの世界を離れれば、 その資産もアテにならない。そこでネットで検索すると 《 友情は、共感や信頼の情をもって互いを肯定し合う人間関係、もしくは そういった感情のこと。友達同士の間に生まれる情愛のこと。しかし、それは すべての友達にあるものではなく、自己犠牲ができるほどの友達関係の中に 存在する。》とあった。 基本は「人は人 我は我 されど親しく」である。 群れた老人ほど(若者もか)、不釣合いのものはない。最近、暴力団にかわって 「半グレ」が話題になっているが、自立できない半ガキの群れそのもの。 半子供だから群れるしかないのも分かる・・ やはり法律で締め上げるしかない。 何かしてもらう目的で、セッセと人と人を結びつけ、人間関係の資産を増やす 貨幣空間も、これまた面白いようだ。逆に、それとは全く違った資産勘定も 必要だが、歴史上の偉人とか小説上の人物でも親しい人は作ることができる。
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| 7667、閑話小題 〜人生を戦略化するには…? − |
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2022年02月23日(水)
添乗員、とりわけ男性添乗員に「人生を戦略化」して生きている人物を多く 見受けられる。当初は、その生き方の構想に驚いたが、76歳の加齢と、経験の 積重ねもあってか驚きは少なくなっている。平均、10日間、20数名のツーリスト を抱えて、日程を消化する仕事。それはきつい筈である。 ・20歳から、20年間、会社勤めをしてきたが、考える事があって、海外専門の 添乗員になろうと一大決心をして、10年近く経過した。それなりの手応えは、 あったが、その前に疲労困憊。自然と、これで良いのか?の疑問が湧いてくる。
・中世、近代、の欧州の歴史が好きで、添乗員をしてきたが、心身がボロボロ。 しばらく休養をとればと解っているが、好きこそものの道理ありで、それも 家庭を抱てままならぬ。しかし、好きで集めた資料をもって、現場で、諳んじた 世界に没頭できるのが、これ以上ない幸せ。捨身の立場で歴史を知れば知るほど、 その世界に引込まれる。生身の人間を、その都度、鳥瞰できる幸せは… ― ・ある旅行代理店の繋ぎ添乗の50歳位の社長が曰く… …何はともあれ、イスラエルが良い。そこは四国ぐらいの面積に旧約、新約聖書 の世界が、生なましく存在する。血と汗が滲んだ、それは人類の苦悩と喜びが、 そのまま現存する世界。 ー ・添乗員をしていると、様々な人生が露出して見えてくる。 彼等にとっての 非日常から見える日常こそが彼ら全世界。そこから、自分の人生を、そのまま、 みることになるが、それが学びになる。何でまた、頼まれもしないのに、惰性で 輝ける日々を生きるのか…大したこともしてないのに、何を勘違いをしているか? ― ・人生を10、20年スパンで考えると… 大したことをしてないことが解ってくる。 日常に埋もれているのを他人のせいにしている。大したこととは、感動する事、 感激する事ではないでしょうか。こうして日常から一歩、二歩、外側にたって、 喜んでいるツアー客から、学ぶことが多いのが、救いになる。戦略、戦術、戦法 を人生に取入れて、日々を過ごさないと、あの老人のようになってしまう。
・・・・・・ 6919,読書日記 〜快活こそ悟り! −2 2020年02月23日(日) <『老年を愉しむ10の発見』: 〜ドイツ流「穏やかに生き抜く」哲学:ヴィルヘルム著> 今回は 1章 人生には「さまざまな段階」がある 2章 自分に起こる「変化」と折り合いをつける 3章 「心穏やかに生きる」のに欠かせないもの ― 第1章 人生には「さまざまな段階」がある ◉ 第一段階: 25歳まで 早朝にあたる。無数の可能性がある。『したいと思いさえすれば、できるかも 知れない』ということを意味している。逆に、試練の時でもある。挫折である。 そこで何でも挑戦できる。その時の経験は、その後の人生の大きな糧となる。 ◉ 第二段階: 20歳代後半から30歳前半には、クォーターライフ・クライシス」 を迎えるかもしれない。30歳前半ともなれば、将来への展望が開かれていると 思っていたことが、何時までも続くわけがないことを、おぼろげながら理解する ようになる。「いつか何かしなければならないと思うなら、そろそろ決断しな ければならない」という、自分から自分へのプレッシャーである。人生の半ばに さし向っていることを強く意識をし、ストレスがたまったとしても、何ものにも 打ち負かされない力が満ち溢れていれば、年を取ることなど簡単に忘れてしまう。 ◉ 第三段階: 40歳半ばから50歳辺り… 現代人は、80,90,100歳まで生きることも珍しくない。とすると、人生の半分は 40〜50歳の間になる。この時点を境に、そこから訪れる年数は、過ぎ去った年数 より短くなっていく。年をとることは、まるでストーカーのように私たちにつき まとう。体、心、精神を、そうした「人生の新しい段階」に自然に合わせようと すると、一方で混乱が生じる。それは「青春のいらだたしさ」を思いだたせ、 それと同じように何年も続く可能性がある。 人生この段階で、「泰然とした落ち着き」を持つことができるのは、おそらく、 新し段階へと移りゆく人生の流れに逆らわず、それに身を委ねる心構えが充分に できているときだろう。 ミッドナイト・クライシス〈老化を自覚して無気力に なること】や、更年期を迎えると、人生に対する考え方が根本的に変化する。 それまでは、ズ〜ッと前向きだったのが、「私の人生は如何なるのだろう? 私は何を達成したいのだろう。そのために何が出来るのだろう?」という視線が、 強くなり、ここからは、後ろ向きな生活になり、人生の道は先細っていき、過去 に目を向ける。人は自分の物の見方に束縛され、自分の生活状況と仕事環境、 経験と人間関係に影響されていくのだ。 ― 第2章:自分に起る「変化」と、折り合いをつける 現在の私が、この最期の変化の局面に立たされているが故に、周囲の同年代が、 このような知識が皆無なるが故に、動転しているだけでなく、他者攻撃に明け暮れる 姿が痛ましい。人生の最終局面まで生き、経験を重ねればこそ、この財産を生かす ことが、その人の後半、そして晩年に+にはたらくもの 。 毎日を、面白くて、 充実していくには、経験の熟成が成せる業? それなくして、余生は考えられない。 晩年、右往左往する、あの「世人」の方たち… 自身と折合いが付けられなく なって、周囲の血の臭いを探すしかない彼らには、何の自覚がない! ― 第3章: 「心穏やかに生きる」のに欠かせないもの ☆ 「生きやすさは」はどこから生まれるか 何度も書いてきたが、51歳時に、5年半、軽い痴呆症だった母親を看送り、さて、 今度は自分自身の老いの問題が突きつけられた。余生は平均30年。そこを、どう 活きるべきか。まずは、還暦まで9年で、30年分を圧縮して生きる。好きな秘・異郷 ツアーを可能な限り参加。個人のHPを立上げ、ネット世界に重心を移動する。 50歳半ばから、1日1テーマの『随想日記』を掲載する。今までの事業一筋の考え方を 改める。明日、死んでも悔いを残さないように、世人と一線を隔す。 母親を看送ったのは、2001年のは9月であった。9年前の事業清算と、19年前に、 毎日の生活習慣が激減していった。習慣の効用は、実に大きい。 ハッと気づくと、 後期高齢まで、あと1年である。快活で暇というのはない。有効な生活習慣こそが、 生きる術である。習慣といえば、『我家』である。ここを『こころ穏やかに生きる』 砦にして、そこの生活習慣を良質にすることこそ、最も重要になる。良質の生活習慣 こそが、心穏やかにする。 ☆ 1日1日を味わいつくして生きる ◇ コーヒーの「一滴一滴」がよりおいしくなる境地 夕刻の酒が美味いと、つくづく思えるだけで充分。早朝の一杯のコーヒーも然り。 好きな旅行も行きつくした感がある。それぞれの年代のメルクマールに秘・異郷旅行 の行先が鮮明に残っている。 最後に残るのは…『行蔵』の中にある熱い想い出と、 書き残してきた『文章』。そして、<いま、ここ、わたし> 。
・・・・・・ 5457,閑話小題 〜政治を哲学する 2016年02月23日(火) 「世界の哲学思想」小須田健著」より * 政治に対して哲学ができることは? 政治には、烏合の衆をまとめて理想の世界に導く役割がある。そのためには 哲学が背景になければならないが、目先の力学も必要になる。政(まつりごと) を治めるのが、まず第一になる。ここで「政治とは様々な意見の対立がある ことを前提とした上で、おたがいに共有できる土台を作れるかを目指す」と、 明示している。 高度成長期には、成長を。低成長期には、低成長の政策を とるのが政治。哲学は、それらを鳥瞰した視点を持たなければならない。 だから哲学からは安易な答えは出してはならない。 ここで、政治についての 本質をズバリついている。 〜その辺りから〜 ≪ プラトンたち古代哲学者が活躍した時代から現代にいたるまで、哲学の扱う 問題はあきれるくらい変わっていません。もともと哲学とは、千年単位で思考 する営みであるため、一年や二年といった短期的な問題に答えていくのには、 あまり向いていないところがあります。つまり哲学とは、政治や社会や、急務な 課題に答えるものではないのです。 では哲学が、政治や社会問題に対してまったく無力かといえばそうでもない。 哲学は、どんな問題に対しても安易に答えを出してしまう私たちを戒め、 自制を促す力をもっています。数学の問題のように、ただひとつの明確な答え が領域が確かにあります。しかし、現代の、政治・社会問題には簡単に割り 切ることのできない問題が山積しています。また、どんな問題にも正解がある はずだと考えることは、危険な一面も併せもちます。このような人は、正解だ と思えるものを見出したとき、それを錦の御旗のように振りまわして、自分以外 のすべての立場を否定する態度にでかねないものです。確信をもって他人を批判 する人々は、もはやその自分の確信そのものが誤っているかもしれないという 可能性をすっかり失念してしまいます。ある時点で正解と思われたものが、 いつまでも正解であり続ける保証など、どこにもありません。ですから、 「もうこれは正解でなくなったのではないか」と、絶えず自己吟味をして、 自分対して批判的な目をもち続けることが大事なのではないでしょうか。 これはけっして日和見の勧めではありません。わかることはわかり、解決できる ことは解決していくべきなのはいうまでもありません。「今の自分にはわから ないことがありうる」という観点を保ち続けることが大切なのです。 哲学は、けっして万能の解決策を教えてくれる学問ではありません。 むしろ、適切なかたちで問題を提起してくれるのです。適切なかたちで問題を 提起することができれば、そのときに解決もある程度見えていることでしょう。 なんにでもわかったような顔をするのではなく、わからないことはわからない と素直に認める潔さもときには必要なのです。 民主主義の基本は、自分と遅う意見の持ち主の存在を認めることにあります。 ですから野党が存在しない一党独裁の国には、どういいつくろってみても本来の 意味での自由はないので。政治とは様々な意見の対立があることを前提とした 上で、おたがいに共有できる土台を作れるかを目指すのです。フランスの哲学者 スポンヴィルの言葉を借りるなら、「みんな一緒でエゴイストになれる」道を 模索するのが政治です。哲学的思考は、常に他の答え(正解)も在り得るのだ ということを認識させてくれるものなのです。・・・≫ ▼ 世界はキリスト教とイスラム徒の原理主義戦争の様相を呈しているが、 これは、中東と、欧米の風土の違いからくる宗教観の違いがある。砂漠では 家長が絶対的権力をもって、家族を導かなければならない。過酷な環境では、 民主主義や個人の自由の主張はマイナスになる。イスラム原理主義を強引に 推し進めようとするISが、猛威をふるっているが、これを欧米に持ち込もうと しても、土台無理がある。とはいえ、欧米の世界支配で、中東などの世界から 資源を奪略してきた現実と格差が、ネットで公然となってしまった。それは 民族間の相克であり根が深い! 21世紀の世界大戦は、既に始まっている? 世界恐慌、格差問題の露呈、世界大戦の図式が不気味に現実になろうとする。
・・・・・・ 6554,閑話小題 〜映画評 「アリータ バトルエンジェル」 2019年02月23日(土) * 昨日のシネマは これが思いの外、面白い。首を刎ねたり、胴体を真っ二つにするシーンの連続。 ロボットの胴体と、人間の胸部から上が生身のサイボーグのド派手なサイボーク 同士の戦いで残酷さが半減。ロボット同士では、無人飛行機の空中戦のようで、 味気ない。中途半端な人間臭いサイボーグがミソで、目を瞑らず正視できる。 月に4回、1100円×4=4400円を高いと思うかどうか。楽しみ半分、あとは閉じこめ られたエネルギーの解放のセラピーの治療費と思えば安いもの。感覚的には3分1! ― ≪ :解説: 木城ゆきとによる日本のSF漫画「銃夢(ガンム)」を、同作の 映画化を長年にわたり熱望していたジェームズ・キャメロンの脚本・製作で、 ハリウッドで実写映画化したアクション大作。 主人公アリータ役は「メイズ・ランナー」シリーズのローサ・サラザールが 務め、いずれもオスカー俳優クリストフ・ワルツ、ジェニファー・コネリー、 マハーシャラ・アリが共演。数百年後の未来。スクラップの山の中から奇跡的に 脳だけが無傷の状態で発見されたサイボーグの少女アリータは、サイバー医師の イド博士によって新たな体を与えられ、目を覚ます。しかし彼女は、自分の過去や 今いる世界についてなど、一切の記憶が失われていた。 やがてアリータは、 自分が300年前に失われたはずの最終兵器として作られたことを知り、そんな兵器 としての彼女を破壊するため、次々と凶悪な殺人サイボーグが送り込まれてくる。 アリータは、あどけない少女の外見とは裏腹の驚異的な格闘スキルをもって、 迫り来る敵たちを圧倒していくが……。 :映画レビュー:
・・・・・・ 4361, 嘘と真実 −2 2013年02月23日(土) 「うそつきーうそと自己欺瞞の心理学」チャールズ・V・フォード著 * うそつき この本は、「嘘と真実−1」を書いた後で、図書館で見つけた本である。 この年齢になり人生を振り返ると、鮮明に己の行蔵がみえてくる。そこには、 自分に対する都合の良い言い訳や、無意識の浅ましい自分の嘘が浮かび上がる。 特に青少年期にまず身につくのは自分を騙すこと。自分の未熟さを認めたく ないため、ウソで自身に対する「日々是口実」になる。身勝手の本性に小理屈 をつけ、まず自分に対する言い訳を考え、それを信じてしまう。 だから生きていられることもある。 ー以下は、この本の訳者の‘あとがき’中で語られている至言と いわれるフレーズ。 これだけで、要約になる。 「人は自分にうそをつくために他人にうそをつく」 《まず人は自負心を保つために自分にうそをつく》 「人間は、自分のいうことを自分で『信じている』とき、より効果的うそをつく」 《犯罪者の起点は、ここから始まる》 「うそをつく人間とつかれる人間の両者が共謀して事実をわい曲する」 《基本的技法は相手の聞きたがっているウソを語ること》 「うそのつき手あるいは聞き手のいずれか一方が主犯というわけではない。 うそは双方向通行の人間関係による力学的作用である」 《 落ち目の会社にある不信の構造に見られる? 》 「優秀なセールスマン同様に政治家もまた、選挙民を相手に、選挙民の聞き たがっていることを語る。この関係は双方的なもので、政治家が有権者の 自己欺まんを代弁することもある」 《権力を求める政治家に自己愛的な人が多く、その特性がうそを助長する。 これ、恋愛もいえる。人が真実のなかに求めているのは『いいニュース』だけ」 《集団内で相互に強化される自己欺瞞が、恐ろしい問題をひきおこす。 現在の国内政治にも心当たりあり! 》 「正真正銘の真実を聞かされてがまんのできる人間はそうはいないものである」 《逆にゴマすりも、熟練にまで高まると・・》 「幸福は、その希少性からして一つの精神障害として分類されるべきもの」 《病的嘘つきは、脳機能不全と関連が多い》 「男が女に、また女が男に自分を見せる際には、隠れた本能的な力が ある種のうそを助長する」《だから恋愛が成り立つ》 「うそを語る特権なしには、文学をはじめとして芸術の世界は存在しえない」 「人間の語る身の上話などというものは、いかに筋が通り、もっともらしい ように思われるものであっても、その人の過去の歴史的事実とはあまり関係 のないものだ…」《過去は、書き直され再編成され全く違ったものになる》 「…自分の人生に首尾一貫したものや意味を見いだそうというときには、 正確な歴史的事実など重要ではないということもある」 「真実やうそというものは、それ自体では道徳的なものでも非道徳的なもの でもなく、単なるコミュニケーションの形態にすぎない。その道徳的価値が判断 されるのは、他者との関係においてそれがいかに用いられるかによってである」 《リアルのウソが効果ある》 「自分にうそをつくのが下手な人は、うつ病になりやすい」とあるが、 人間は自分の真実の実像を見ていたら耐えられないのは自明である。そして、 「人はうそをつく能力は高いが、うそを見破る能力は低い」という欠点がある。 「うそは人間関係の調整、不安や苦痛への対処、種としての存続、個人として 栄えるために不可欠の要素」がある。自分が「不完全である」という事実を 受け入れられないために、他者を批判し、他者を犠牲にすることにより、 自分への批判をまぬがれようとしている(自己愛)人間が存在する。 ▼ 性悪説の上で、性善説を説けば良いのか? それは他者だけでなく、 自分を見つめれば分かること。本当のことってあるのだろうか? 本当と思っているだけではないか? 時間の経過で、うそも本当になり、 本当もうそになる。利口者の自己欺瞞、馬鹿の正直者、その間に揺れるのが心。 利口者の正直者もあるし、馬鹿の自己欺瞞もある。
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2022年02月22日(火)
* 学生時代に何を血迷ったか 何度も、ここで書いてきたのが、20歳の夏頃に、『起業』を志すことを思い ついた。夏休みの課題にレポートの提出が<これからの人生に何を目指すか?> 確か…キリスト教倫理の授業の教科で、今からすれば、最適な問題提起であるー。 50歳を過ぎ頃に、母親が亡くし、さて残りの最終コーナーに何を目指すべきか、 し残したことは何だろうか…等々 様ざま考えていた。 …その一つが、このブログ作成で、一日一テーマ文章作成を己に義務付ける。 …二つ目が、身辺整理で、 …三つ目が、事業の縮小! …そして、人生の終わり日の仮設定!そして、その公言。
なかでも、大きい心の転換が、75歳が、それである。既に一年と数ヵ月も 経過したが、まだまだ元気で、ギア・ダウンが見当たらない。事業清算など。 大きな問題があっても、どのみち、直に消滅するのだから、何ということも なしと、無視できる。対話の相手が、75歳過ぎし、己とくれば何とも心強い。 ‘あらら、その年齢を過ぎているのに、如何しましょう!’の、変な淵からの 悟りきった地声が高らかにコダマする。11年前の事業清算の時には、この声が 自らの魂を誘導してくれていた。 何なら、宣言すれば、世の中が真逆に見え てくる。死とは魂のブラックホールそのもの。ソコんとこで、人生万歳と何も かもが粉々に笑い声と供に魂が消滅する。
・・・・・・ 6918、読書日記 〜快活こそ悟り! −1 2020年02月22日(土) <『老年を愉しむ10の発見』: 〜ドイツ流「穏やかに生き抜く」哲学:ヴィルヘルム著> * 何やら変な知人たち この10年来、75歳を人生の大きな区切りとして生きてきた。本気度を示すため 「75歳で死ぬ」と公言してきたため、あと一年で肩身が狭くなる。 この10数年、 歯医者以外は、医者に行ってない。 そこで、早朝散歩や、ポタリング (ミニサイクリング)、運動ジムで運動確保を対策にしてきた。 御蔭で、まだ 先と思っていた年齢まで早一年。 あとは、御隠居で生きるしかない。 この変なのが、変な視点で娑婆を眺めると、いるいる。 アンチ・エイジングを 妄信じて日々を過ごす「変な?のが」。 老いは抗うことは出来ない。如何に、 それに合わせ適応するしかない。
〜Amazonの内容説明より〜 < 私は「アンチ・エイジング」より「アート・オブ・エイジング(年をとる術)」 を身につけることが大切だと思う。 これは、老化というプロセスを拒否する ものではなく、それとともに生きるための術である。 ―ヴィルヘルム・シュミット > ・これから得られる「豊かな実り」とは ・自分に起こる「変化」と折り合いをつける ・「それまでの積み重ね」が花開くとき ・「心穏やかに生きる」のに欠かせないもの
古代ギリシャの哲学者 デモクリトスが「朗らかさ」を、外的な財産や感覚的な満足感に依存しない 最高の「内面的な財産」とみなした、というエピソードが心に残った。
快活さ=平安に満ちた心地よさを持つための土台が「生」についてなどの スケールの大きい思慮から得られた朗らかさだと。 彼自身、「笑う哲学者」と呼ばれていたほど明るく快活だったという。 快活こそ悟り。 ■目次 1章 人生には「さまざまな段階」がある 2章 自分に起こる「変化」と折り合いをつける 3章 「心穏やかに生きる」のに欠かせないもの 4章 「受け入れ、愛せる」人 5章 アクシデントとどう向き合うか 6章 「触れ合う」ことで満たされていく 7章 人生を豊かにする「つながり」 8章 深い思慮がもたらすもの 9章 「そのとき」を迎える心構え 10章 「生きる意味」について ― 〜Amazonのレビューより〜 ☆ 見物人 ◉ 老いをマイナスと捉え過ぎ 欧米人にも、あるがままを受け入れることを良しとする人がいたのは意外。 「アンチエイジング」が主流だと思っていたから。しかし、老いと死をマイナス と捉え、いかに癒すかに主眼が置かれていたのは、どうかと思った。老いること による円熟や達観など、プラス面もあるのに、そういう捉え方はされていない。 ― ▼ 8人姉兄の末っ子で生れ、育ったため、両親の気持ちの半分は孫に対する ように扱われて育った。そして、何故か、何時も両親の傍で何不自由なく、 思い通りに生きてきたような。その温もりこそが、最大の財産だったような。 朗らかさ、快活さこそ、人生に一番、必要な要素。進学するにつれ、同期には、 暗い人が少なくなっていた。年齢もあるが、明るく、清潔感が高くなっていく。 盆地で閉鎖的もあるが、新潟と長岡の市民性の違いは、明るさ。 もっとも、 首都圏と新潟の違いも、そのまま、比例するが。 明るさには、朗らかと、 快活さがある。それは、適度に肉食魚が混ざっているためだが… 緊張し、身の 周りに常に気配りをしないと、食肉の対象になる。食べる方は、ますます、太り、 食べられる方は、その瞬間、全てが消え去る。 老年を愉しむといえば、父方の 従兄に、存在している。86歳になっても、朗らか、快活そのもの。カメラ撮影と、 カメラそのものが趣味だが、万年青年。大家族で、多くの叔父伯母が存在すると、 様々な人生を垣間見れる。 あれだけ、明るく、清潔感があり、面白かった人が、 老いるとともに、暗く、内向けに変身する。 活きてこなかったため。 活きる、生きないの半分は自己責任! 他人事ではない! …次回から3章単位で、各項目単位で、テーマにする。 昨日の一日は、シネマ館の映画が、この上なく。面白くて愉しかった? 特に、YouTubeと、録画してみた映画と、ドキュメンは! また、それですか! 面白いのは面白い! 「やくざ風の男の美人局の脅しの一部始終」が… 百万回ヒットすれば、10万。一千万回なら百万になる。 「やらせ」としても、これもドキュメント風のドラマ。 …面白い時代だ。 毎日が全く飽きないから、不思議。
・・・・・・ 6553,読書日記 〜すべての悩みは対人関係 〜4 2019年02月22日(金) 【…】内私の内語 《 * 感情には隠された目的がある ・最も重要な問いかけは『どこから?』でなく『どこに向かって?』である。 【ケニアのツアーに参加した時、震えて…そんなことを思う余地がなかった。 ・悲しいから涙を流すのではない。相手を責め、同情や注目を引くために 泣いているのだ。【そんなのは悲しみではない。涙など出てこない。】 ・かっときて自分を失って怒鳴ったのではない。相手を「支配」するために 「怒り」という感情を創りだして利用したのだ。 感情はクルマを動かすガソリンのようなもの。 感情に「支配」されるのではなく「利用」すればよい。 【それを利用したのがヒットラーの演説手法。カッとしたエネルギーが 人生の活力を生む。】 ・不安だから、外出できないのではない。外出したくないから、不安を作り 出しているに過ぎない。【腰痛は、まさに是。不安感が腰痛を増長する】 ・子供は「感情」でしか大人を支配できない。大人になってからも感情を 使って人を動かそうとするのは幼稚である。【危なそうで行くのを躊躇した 旅先ほど感動が大きい。それは、その感動の予感が磁石になり引寄せられる】 ・彼氏には甘えた声で。配達員に対してはキツイ声で。他人は相手と状況に 応じて行動を使い分ける。あらゆる行動に目的があるからだ。 【行動の「行」には目的の意味が入っている。犬でさえしているのに今さら】 ― ▼ ・感情といえば〔情念〕という言葉が浮かぶ。人は情念で動く。 赤塚行雄<『ヒトラーの魔力』 情念の話術 大衆は女である>が、 深い示唆を示している。 ヒトラーはドイツ人の心に深く根ざしている何か、、 「情念の泉」を解き放ったのではないのかと。敵はユダヤ資本、ユダヤ人と 決めつけ、彼はスピーチや文章によって、人種的「純度」と「ゲルマン民族」 (「支配民族」アーリア人)の優位性という信念をドイツ国民に広めていく。 冷静な理路整然とした言葉より、計算されつくした剥き出しの情念による言葉 を大衆は望んでいる。大衆は女どもと何ら変わりない、煽動し、熱狂し、時代 の変化への不安感を、麻痺させてほしいだけと… 人間も社会も、内なる情念の業火に悩まされている。ことに群衆は盲目の 群れになる。左手を胸に、右手を上に向けた「ハイル・ヒトラー」と情念を 込めて発散させておけば、思考力が無くなってしまう。そこに、先の敵・味方の 色分けを塗りこんでしまう。当人が途中から、麻薬づけになって正常な判断が 出来なくなったが… それ以上に、大衆の情動は偉大な力を発揮する。 ・ところで説教に『節談説教』がある。 この手法は、難解な教えを文字の 読めない人々に判りやすく説くために、語るがごとく歌うがごとく、聴衆の 情念に訴えかける真宗の布教法。何かヒトラーの大衆誘導の説教に酷似している。 「怒りを歌うがごときに変えて大衆向きにアレンジした」ような。 理性も感情も裏腹。理性というやつも、考えてみれば怪しげでもある。 情動を理路整然と理屈づけしたのが理性? いや違いますか? 最近、NHKで、 ヒトラーの話術をテーマに放送していたが、見落としてしまったが、是、如何に? ・個人レベルに、これらを活用すれば生き方が全く変わってしまう。 『何か、あの人、別人のよう。喜怒哀楽が激しくて、内容が支離滅裂だけど、 何か面白い。でも、一皮むけたよう…』と… 実は、学生時代に、この猛毒の ような本に脳をやられて、実践していた時節があった。その結果は、狂人と、 変人の塀の上の住人に? それを鳥瞰している第三の自分が、冷笑をして見て いるのも変。鳥瞰ですか、鳥瞰。その為に、秘・異郷ツアーに嵌り込んだ向き もある。 彼方から此方を改めて見つめると、これまた現世の日常が面白い。 「歪んだ自分」と「社会」と「身近な世間」の世界。 そうとでも想わないと… 面白いわけだ。 自嘲で笑い飛ばすしかない、コミックそのもの。理路整然と 間違っている? のを自嘲してみるのも。
・・・・・・ 6189,閑話小題 〜「自分は運がいいほうだと思う?」 −2 2018年02月22日(木) * 私自身は運が有る方か 「運」のつくり方や、幸福論、精神論などを40年、いや50年も学んできた 割には、さほど運があったように思わない。かといって、高度経済成長期の 時代に、20、30歳代を過ごせただけでも、いや人間として生を受けただけでも 幸運であった。特に、終戦直後の廃墟に、この日本に生を得ただけで、いや、 人間として生を受けただけでも奇跡的幸運に巡りあえたことになる。哲学的で いえば、「存在論」の『存在の不思議』の問題につながる。 朝日新聞のテーマの質問、「自分は運がいいほうだと思う?」に対して、 7割の人が、「運がいい」と答えには、実は驚いている。7割が、この幸運に 気づいているからである。 人生を振返ってみると、何度も危機があったが、必死に取り組んでいる内に、 何時の間にか乗越えていた。改めて、危機だった事象を振返ると、実に危ない 難関があったが、幸運にも、咄嗟の判断で乗越えていた。 <一つの事故の背景に、30倍の似た危機がある。> の通りである。 「間がさした」の真逆の幸運で、運が良かったとしか思えない危険の連続。 母親の口癖が『私には、3歳の頃、亡くなった父親の守護霊がついている』。 それに対して、「そう信じることで、何か内から幸運に向かう力が働いて、 幸運に導いている」と考えていた。 はや7年になるが、会社清算とはいえ、倒産は倒産。 資本主義社会では、 経済的前科者にあいなった。 その時の反応が何とも皮肉で面白かった! マイナー?な人ほど、掌を返してきた。 実は、そこに、その人の不幸のタネ が明確に現れ出ている。人を妬めば穴二つ」の別バージョンが、そこある。 カラスと同じで、弱ったから、攻撃する。相手の傷口に、自分の傷の血を塗り たくり、己の不遇の鬱憤晴らしの本性が透けて見えてくる。不幸系、不遇系 のマイナス度が深いだけ、辛辣になる。批判、非難で、神様になったり、 判事や、検事だったり。弁護士役など、誰も見当たらない。そこで、自分だけ でもと、ここで『日々、是、口実』として自己弁護しているが、それは笑い タネになる。自虐、露悪の私にとって、憐み、あいみたがいになる。 〜そこで、熊、寅、八つぁん、大家さんに再び、出演してもらいます。 ―― 大家: 八つぁん、あんた、運がいいと思ってるかい。 八つぁん: 決まってるじゃないか。幸運というのは、幸福につながる。 私が幸福でなくちゃ、誰が幸福というんですか。過去を振り返って、 2割方は不幸を抱えていたね。 大家: その位の割合で、不幸を抱えていた方が良いんだよ。私もその位さ。 で、 熊さんは、どうだね。 熊: 俺って怠け者だろう。働きは悪いし、カミさんと共働きで、陽気だから 助かっているんだ。両親とも、教育が無かったのを、そのまま、引継いで。 寅は、その点、少しでもと、耳学問で知識を得ようしているね。 寅: 子供の頃に、勉強してこなかったのは駄目だね。この歳になって、 小、中学校の教科内容って生きる上の最低の知識だったんだと反省しきり。 八つぁん: 時代背景の良し悪しもあるけど、家系と、姉弟構成の立ち位置も 大きいね。条件、状況そのままが原因というけど、本当だね。 「運」というけど、「運命」以前に、「宿命」の問題があるね。 熊: その違いって何? 八つぁん: 宿命って、本人の努力では克服できないこと。遺伝的な… 運命は、努力で克服出来ることさ。 寅: そう思って、努力をしたけどね。あの親の子供じゃ無理だよ。 でも、何か運だけは良いんだ。賭け事には運があるよ。 熊: 何んだ。勝った時だけ吹聴し、負けた時は、フテ寝じゃないか。 差引ゼロと言ったじゃないか。 大家: あれだけ楽しんで、タダなら、それで充分さ。でも、そのエネルギー を、教養に向けていれば、後悔も少なかったさ。御前は、遊び5割に、 働き3、学びが2割。 熊は、遊び7割、働き2割、学びが1割りさね。 それも、この長屋住まいの御蔭で、道を外れないでいられるんだよ。 八つぁんは、どうだろう。遊びが5で、学びが3で、働き2。 働きは、バブリ過ぎがあったしね。4・3・3だったのにな。 甘いか、しょうがない、八つぁんの親指人形だからさ。ったく。 八つぁん: 有難いことです。この長屋の住人になれて幸運です。
・・・・・・ 5092,閑話小題 〜『悼む人』が良かった! ー� 2015年02月22日(日) * 『悼む人』が良かった ー� 『 誰に愛され、誰を愛していたか。何を感謝されたか。 確かに貴方が生きていたことを私は憶えています。 』 8人兄姉の末っ子に生まれ、両親に溺愛され?育ったことが、 私の人生の最大の恩恵である。それにも+−の両面がある。 小中学校の同級生を思い出すと、既に亡くなったが、義母に憎まれ 育った子や、戦災孤児で寺男のような生活環境で育った子もいた。 5〜6坪の居酒屋の2Fの4畳半の屋根裏に母と二人住んでいた子も。 家庭環境の格差は大きな問題。人生は不条理で覆われている。 家内も私も両親に溺愛されて育ったが、愛情を受けることには慣れては いるが、逆に愛することが苦手。これも大問題で、最大の欠点になる。 創業を志したことで、感情を抑えてきたことが、果たして正しかったか。 それが現在の私の中(自己対話)での最大のテーマになっている。 45年、無我夢中で取組んできたことが果たして正しいことだったか? 後悔は少ない?が、無我夢中で生きていたことは確かに憶えている! 『 誰に愛され、誰を愛したか。何を感謝されたか。』の問いが、突き刺さる。 高度成長期の20歳で創業を決意したとき、 ‘結果はどうであれ、やらない後悔より、やってみた後悔’の道を選んだ。 撤収を決意した時、何の躊躇いもなく行動に移せたのは、出始めに、 失敗への受容の覚悟をしていたことがある。 創業とは、 『 誰かに恨まれ、誰を憎んだか。 そこで何を失ってきたか。 しかし、 確かに、全身全霊で生きていたことだけは私が憶えています。』になる。 その結果、「ご覧のとおり、そのまま結構!」と受け止めるだけ。 中原中也‘帰郷’の一節 「 ああ おまえはなにをして来たのだと… 吹き来る風が私に云う」 が、心の底から私に語りかけてくる。 その答えは、「面白かった! ただ面白かった ひたすら面白かった」 何か辞世の言葉のような、自分への悼みの言葉になるが。 ・・・・・・ 5456,閑話小題 〜逃げるから怖ろしいのだ ー2 2016年02月22日(月) * 逃げるから怖ろしいのだ ー2 このテーマ、面白いので続ける。「悲しいから泣く」の、 <悲しいは「感情」で、泣くは「情動の表出(身体反応)」>である。 「楽しいから笑うのではなく、笑うから楽しい} 「うまくいったから幸福なのでなく、幸福だからうまくいく」 「成功したから面白いのではなく、努力が面白いから成功する」 このような論理で、逆照射を立てると、面白い道理が多くたつ。 「内的自由度は外的自由度と、ほぼ同じなら、まずは内的自由から 始めよ」というが、まずは、知識の蓄積から始めるのがよい。 内的自由度のコントロールで、「うれしい」「たのしい」「しあわせ」 「ありがとう」を、日常的の口癖にすればよいと勧めた小林正観がいた。 彼の言葉に、『人はいつも<正しい>ことを受け入れるのではなくて、 <温かいもの> を受け入れる。』とか、 『友人も 全てがあなたにちょうどいい』を思いだす。人の心は普段使っている 内語で大きく左右される。この「う・た・し・あ」を暇を見つけて唱えていれば、 その感情が強い磁力になって、情動になっていく。だから、感情のコントロール は非常に重要になる。怖ろしいので、問題から目を逸らすと、自滅するのは、 感情が、情動にマイナスに働くため。『その時は、その時、取りあえず戦い 続ける。そのうち、何か手がかりが出てくる!』でもよい。 好き嫌いの感情は、すぐに相手に伝わる。「う・た・し・あ」に、好きを 加えればよいことになる。愚痴をいうから、毎日が、つまらなくなる。 「かなしい」「つまらない」「不しあわせだ」「のろってやる」「きらい」 の言葉は、その事象を自らへの磁力になる。現実に溺れた世間原理主義者が、 巧妙に、この言葉を駆使する。言葉は言霊で、相手への毒は、自分への毒に なる。だから、世間原理主義者を、悪し様にいうのは最悪と解ってはいても? で、以下の内容が丁度よく繋がっていく。世間とは、そういうものである。 脱兎のように逃げるべき時もある。逃げ、負けは、前向き、勝利の裏表。
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| 7665,閑話小題 〜そもそも「自由とは…」何か…? ー |
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2022年02月21日(月)
* 自由万歳…だった頃に! 20歳を過ぎた頃に、小さな籠の窓から、外に向かって巣立ちの準備を始めていた。 あの頃の時代背景の明るさ、高揚感は、日本の太平洋戦争の敗戦から、脱皮 しつつある時節のためか。努力さえすれば、何でも手に入り、現在、捉われて いる不自由も然り。己も。国家も、世界の全ても光り輝いているような。 しかし、そこにもブラックホールのような得体の知らない渦が、足元にスッポリ穴が 開いているような… …べトナム戦争、朝鮮半島の不気味な世界が何時でも 眼前で爆発しそうな空気が流れていた。このコロナ禍で表立ってない死者含め 1000万はいる中で、プ〜チンは何を目論んでか、ウクライナ併合に入るような… ドローンが中心になるとしても、EU/米英連合 対 露・中連合なら、西側が 有利の筈だが、それを知らないことはない筈だが… そこには隠れた権力構造が 痛んでいる? のでは。 としても…ÝouTubeで見える近代兵器のプロパガンダ の映像は、あまりに強力である。問題は拡大して第三次世界大戦になること。 プーチン、習主席など、目先、狡猾な独裁者が、生き残りにために、世界を巻き 込むこと。 戦争なら、やはり安倍の再登場もありうる。凄い時代に私たちは 生きてきており、今も然り! 生まれて此の方、時代の空は、晴れて、青く、太陽は燦々と輝いていた。 それが、今では暗雲が空を覆い、雷音と、雷光が光りはじめている。でも、 青い空、そして明るい太陽を浴びてきたことも事実である。
・・・・・・ 6917,閑話小題 〜新型コロナの現状と、行方は? 〜4 2020年02月21日(金) * この状況が続けば、中国の9割の中小企業は3か月もたない 一昨日のNHKスペシャル、クローズアップ現代は、驚くべき内容だった。 嘘だろうと、昨日、2度、録画を見なおしたが、間違いない。 特に、 < この状況が続けば、中国の9割の中小企業は3か月もたない!>で、 久々に「有事の金!」と金相場を検索すると、何と僅か数ヶ月で数百円、 2割も暴騰していた。 危ない!と反応したのだろう。 やはり、有事?
【 新型ウイルス 景気の行方は? 〜広がる経済への影響〜 〜広がる経済への影響〜 クローズアップ現代 2020年2月19日(水) https://www.nhk.or.jp/gendai/articles/4386/ 】 =番組説明より= 《 新型コロナウイルスの感染拡大が続いている。中国では死者が1367人に のぼり、中国以外の27の国と地域では567人の感染が確認されている(13日夕)。 中国にある自動車工場の生産再開を延期する日本メーカーが相次いでいる他、 食品メーカーなどでも工場の操業再開を延期する動きが続いている。 世界経済への影響はどうなるのか?国内外の最前線からのリポートで迫る。
☆ 「手洗いをして入ることになっています。」 ◉ 先週金曜日、自動車などに使われる電子基板の製造を半月遅れで再開しました。 ところが、この会社では思わぬ事態が起きていました。 「今週始まって、通常の2〜3割の物流量しかない。」「2〜3割しかないの?」 上海からほかの地域に通じる道路。ドライバーなどの健康状態を確認する ための検問所が至る所に設けられ、大渋滞が起きていたのです。 ◉ 上海工場の責任者 「ふだんは2時間でかかる距離が、10時間はかかる。 そういったことも起こっているようです。」 電子基板メーカー「シークス」 柳瀬晃治執行役員 「ものを運べないと何もできないので、そういう意味では初めてのケースかも」 ◉ 韓国の部品メーカーの工場です。 「部品でいっぱいになっているはずの棚が、今は全部からっぽです。」 ― ◉ ゲスト 柯隆さん(東京財団政策研究所 主席研究員) 柯さん:2019年の中国のGDPが経済に占める割合が18%。 この大きさがすべて物語ってはいるんですけれども、ただ今回実感させられた のが、このコロナウイルスによって中国経済がこんなに大きくなっている、 依存しているというのは初めて分かったということです 武田:ここまで日本国内への暮らしへの影響を見てきたわけですけれども、 柯さん、中国国内の中小企業などの影響はどうなんでしょう。 柯さん:こういう危機には大企業も影響を受けるわけですけれども、一番危機に 弱いのは中小企業。とりわけ中国の場合は、中小企業信用保証制度がないわけ、 このまま行くと、ある調査では9割の中小企業は3か月もたない。3か月以上 続いた場合は、倒れる可能性があるわけです。 武田:9割? 柯さん:家計に直撃していくわけですから、ものすごい影響を受けると思います。 武田:中国国内の消費や雇用も大きな影響を受けると。 柯さん:家計のバランスシートが壊れるわけですから、そこにきちんと備えて いかなければいけないと思います。
― ▼ 昨夜のショックが、一晩、明けた現在でも残っている。これではリーマン・ ショック来の非常事態? 中長期的にみて、所詮はコロナウィルス騒ぎと、 軽く見ていたが、交通の要所で、感染力の強い、コロナウィルス菌。それも 厄介な潜伏期間が2週間もあるとしたら、これは難物。こともあろうに春節で 世界中にバラまかれてしまったとくれば、何ともならない。その結果、これから 映画ドラマのように世界的イベントとして、本格的に展開するのか。天皇誕生日の 顔見せは当然、中国の主席の来日も中止。来月から始まる、スポーツ試合も延期か、 無観客試合か、中止。 何ゆえに、14日間の隔離期間を、2・5日にしたか? 病室確保が困難のため。とすると、細菌は、深く広くばら撒かれることになる。 怖ろしいが誇張でない、これが現実。 この週末越えで日本中が震撼とし、一変。 このレポートを3度もみたせいで、少しオーバーであればいいが! 税収が激減するだろうから、消費税アップは正解!
・・・・・・ 6552,読書日記 〜すべての悩みは対人関係 〜3 2019年02月21日(木) 『アドラー 人生に革命が起きる100の言葉』小倉広・著 * 魂を浄化するには、そのままの自分を認めよ 人間と、他の霊長類の違いは、イメージを持てるか否か。そのイメージは、 言葉と文字化の能力がなせる技。だから読書習慣の必要性がある。 それを育てるには、遊び(ゲーム化)が必要となる。格安の「秘・異郷ツアー」 で‘地球の何でも見てやろう’を世界を碁盤目に見たて、当初は外側(僻地?) から埋めることをゲーム感覚にしてきた。 ・旅先で情報を仕入れて行先を決めると、 ・家内が予測通り、猛然と反対する。そりゃケニアのサファリといえば当然。 しかし、何故か必ず『家にいるより良い』と、付いてくる。危ないところほど、 素晴らしい物語が待っている。誰に頼まれて、アフリカに行くのか。ツアー仲間 は、私のような変人?ばかり。しかし、その先は、マイナス(トラブルなど…) 1に対し、プラス3の夢のような至高体験が必ず待っている。それは、アドラー の言葉そのもので、この上ない体験がある。旅先のベストの楽園と魂が融合する。 劣等感、優越感は「対比」の結果。 しかし旅先にあるのは絶対の世界。 現生の世界からループを通って楽園?にスリップするゲーム。 それは向うから はやってこない。自ら飛込んでいく!からこそ、出会える経験。 旅のプロから すれば貧弱だが、私にとっては宝物。 まず、現在の自分を乗越えなくては… 《 ・あなたが劣っているから劣等感があるのではない。どんなに優秀にみえる 人にも劣等感が存在する。目標がある限り、劣等感があるのは当然なのだ。 ・劣等感を抱くこと自体は不健全でない。劣等感をどう扱うかが問われているのだ。 ・強がりはコンプレックスの裏返し。「強く見せる」努力をやめて、「強くなる」 努力をすることだ。 ・人は注目されないと、悪さをしてでも注目を集めようとする。 それに失敗すると、今度は自分の無能さを見せつけるようになる。 ・「みんなが私を嫌っている」「今回ダメだったから次もダメだ」という思い こみは冷静に立証を試みれば消えていく。 》 ― ▼ これらから学べることは、魂の中心部分の浄化の質の問題。それは高めるに、 アリキタリになるが、感動、感激、感謝などから魂の浄化の蓄積が必要になる。 映画でも、旅行でも、芸術との触媒でも、可能な限り自ら求めて… これは、 老いがすすむにつれて表だってくる… 人生の夕暮れ時が60歳の還暦とすると、 75歳からは、日没時? …そういえば‘なかにし礼‘がテレビ朝日で、4年前に食道がんが再発し、 「1日単位で大事に生きてください」と医者から告げられるほど酷い状況だった。 しかし、抗がん剤治療で何とか… 。 そこで印象的だったのが、 <80歳の風景は70歳と全く違う。あちら側って感じ>という言葉が残った。 その前に前期高齢者と後期高齢者の区切りの75歳がある。これも厳しい。 それまで魂の浄化を、自ら課してきたか否か。 人生は濃度だけではない。 その質の純度による? 今さら慌てても致し方がないが。 ☆ これまた、過去の文章が、脈絡にピッタリとあっている。 としても、我ながら真面目に書いていたもの… ありのまま、過去は嘘をつかない? で、何で、このザマなの! だから、このザマなのさ! 「ご覧のとおり、そのまま結構」ってなわけ。
・・・・・・ 6188,閑話小題 〜「自分は運がいいほうだと思う?」 −1 2018年02月21日(水) * 自分は運がいいほうだと思うか? 先週末の朝日新聞で「自分は運がいいほうだと思う?」をテーマにしていた。 〜要旨といえば〜 < 有名な話では、松下幸之助さんが社員の採用面接のとき、よく 「あなたは運が良い方だと思いますか?」と聞かれたといいます。自身でも、 「自分は運がいい」と一日に何度も言うという。 その理由の一つは、 そう自分に言い聞かせ思い込むと、自信が持てるようになり自分から積極的に 行動できるようになるということ、もう一つは「自分は運がいい」と思う人は、 今を肯定的に捉えて、悪いことが起こっても他人のせいにしないと… そして「自分は運がいいほうだと思う?」に、7割が運が良いと、3割が悪い と答えるという。 運が良かったと答えた一番の理由が、良い人間関係に恵まれていること、 良い環境と、良い両親のもとに生まれたため、そして成功が失敗を上回って いるためという。 運が悪かった人では、「思い通りの人生ではない」ことと、努力が報われない、 努力が報われない、人間関係が恵まれてなかった、などをあげている。> ― ☆ 〜運について幾つかネット検索からひろってみると、 ・人生の岐路で迷った時に、困難な方を選んだ方が運はついてくる。 ・楽観主義の方が運がよく成功しやすい。 ・夢や目標がかなった状態をいつも頭のどこかで思い描いていると、幸運が 目の前に現れたときにキャッチできる。ーなどがありました ― ☆ 「運がいいと思っている人ほど運が良い」ということです。確かに成功して いると見られる人ほど「自分は運がいい」という。 正反対の「自分は運が悪い」と言い続けている人がいます。会社の愚痴、仕事 の愚痴が多いですが、思い通りの仕事はなかなか担当させてもらえず… ― ▼ 運については、30数年前の経営セミナーで、『運の作り方』という テーマで聞いたことがあった。創造工学研究所所長の中山正和氏で、川喜田 二郎のKJ法に対し自身の方法をNM法と名づけた。 〜その要旨といえば、 <何かをする前に、判断をするが、結果が良ければ運が良かったという。逆に 悪ければ運が悪いという。それには、心が澄んでいるほど正しい判断が出来る。 そこでまず、般若心経を暗記し、唱え続けることで、心を空にして、現象を 捉えて判断し、ことに当るに、般若心経は、プラスに働く。> …と。 そこで3週間かけ暗記することに相成った。暗記してしまえばしめたもの。 何時どこでも、夜半、眠れない時とか、通勤の車内とか、チョッとした合間に 唱えることで、悟りに近い状態になれる。私の因縁のある有識者?の多くが、 例えば二人の息子や、兄夫婦、直ぐ上の、姉、会社の正社員などの人たちが、 暗記することに相成っていた。100人は下らないない?。 …で、この有様? 茹でガエルになってしまったからじゃないですか。 〜つづく ・・・・・・ H0605 般若心経のすすめ
十年前に創造工学の中山正和氏の“運のつくり方”という講演で、 般若心経のすばらしさを聞いて一ケ月がかりで丸暗記をした。 今まで何万回唱えただろうか。 当社では入社教育で丸暗記が必須となっている。 二人の子供ま毎朝の仏壇での私のお経の為か丸暗記をしてしまった。
十年間の経験より(私の実体験より) 直観した事を列記すると ー分サイズの時空を超えた一つの視点をえた ⊃澗_擦貿板垢あっている(リズム) α波がくみこまれている ぁ版亜匹この中に入っている イ寺・神社等で唱えるとTPOとして、 その場のイメージが鮮明に残る 情報雑念等を切断、整理をする働きがあり、 結果として“運=無意識の判断”を左右する Г海譴鬚り返しているとベースとして“空”がつみ重ねられてゆき、 自己の中にその中空がつくられる 夢の中で“空”を直感するイメージを得られた、 等々限りない。 立花隆と宇宙飛行士との対話の中で 「彼等は地球をはなれた体験の中の一瞬に、 キリストや仏等の教祖が苦難の上で直感した“絶対無”を観た」 のではないかと言っている。 それは般若心経をくりかえしの中で、 少しでも近づける様な気がする。
・・・・・・ 2016/09/25 閑話小題 〜幸運の人と、不運な人 * 人は、すべからく幸運である 以前、書いたことばかりだが、思いのまま、「幸不幸」について書いてみる。 ・人間は、「いま、ここに、私」として存在するだけで、幸運である。 「神様の御導きびき」といえば、それまでだが、幸運な偶然の一致の重層で、 存在している。他者と比較が、この幸運を見えなくしている。 ・自らを幸運なタイプと自認する人と、不幸と自認する人との、一生の間の 運命の差は膨大になる。不運な人は、チェンスがあっても、自分が駄目と 思っているため、目前にあっても気づかない。どうせ、駄目だからが無意識 のうちに働き、そのチャンスに気づかない。 ・幸運な人は、チャンス到来に、そら来た!と敏感である。何せ、幸運だから。 幸運であるには、何があっても上位に自らを置かなくては。まずは20%に、 そして、6%、3%、1%にと。 ・幸運な人は、幸運のある同類を呼ぶ、というより集合する。幸せ本には、 まず、「幸運の人に近づけ」と。彼らには、幸運を自ら引き寄せる力がある。 ・以前、<幸運を呼寄せる力を得るためには、『般若心教』を暗記をして、 ことあるごとに唱えなさい>と、創造工学の先生の講義を聞いて、早速、 二週間かけて暗記をした。「色即是空 空即是色」と、心を澄ませておけば、 情報選択と決断も間違わない。運とは、判断し、その行為が、正しい場合を、 「幸運」といい、間違った場合を不運という。だから、情報に対する純粋な 視線が必要となる。特に、情報過多の現在こそ、重要である。 ・生活習慣は、第二の天性である。 二ランク上の生活習慣を立て実践すれば、 二ランク上の人になれる。その差は、時間とともに莫大になる。 ・「恒産あって、恒心あり」、長年かけた蓄えが必要となる。なぜ?といえば、 人の心を自由にも不自由にする力が、金銭の有無に厳然としてある。お金の 心配からの解放が純粋な心を生み、それが幸運を呼ぶ。(真逆もあるが)
・・・・・・ 5044,生と死をめぐる断想 ー1 2015年01月05日(月) 『生と死をめぐる断想 』岸本 葉子(著) * 死をそばに感じて生きる 〜団十郎の辞世 ー 色は空 空は色との 時なき世へ ー 以下は、序文の冒頭の内容。日本人の2人に1人の割合でガンになり、 3人に1人の割合で亡くなるという。高齢化で、ガンになるまで、死ななく なった結果、死を意識する時間が長くなったこともある。今では死に関する 知識を、一般の人が、ネットなどから死生観を収集したり、表現できる機会が 増えている。 ー まずは序文の冒頭からー ≪ 2013年2月に亡くなった歌舞伎俳優の市川團十郎の辞世の句だ。 葬儀の場で長男の團十郎のパソコンに残されていたという。 詠まれたのは前年の十二月、亡くなる数ヶ月前である。 色は空(そら)、空は色(いろ)との 時なき世へ、と海老蔵は読んでいた。 この句に接し、『般若心経』の中のあの一節を思い浮かべる方は多いだろう。 色即是空 空即是色。それに寄せて読むならば、冒頭の句は、 色は色(しき)空 空(くう)色(しき) との時なき世へ、となる。 色はかたちあるものと、ひらたくは言われる。空は空っぽ、何もない、という ことか。空しい、ということか。かたちあるものは実は何もない、空しい、と 教えているのか。そうではない。(略)・・ このことは追々深めたい。 時なき世とは。時間のない世。時間を超えた世。超時間性は永遠と言換えられる。 それは、この世に対するあの世なのか。この「時なき世」が團十郎の句では 「色は空空は色」と「との」でつながる。「との」は、と言われる、とか、と 聞いている、の意だ。色即是空、空即是色とかねてより聞いている時なき世。 「へ」は方向を示す助詞である。色即是空、空即是色とかねてより聞いている ところの 時なき世へ、自分はこれから行くのである。團十郎の死生観を 表す句と言える。(略)・・ 團十郎が、死を前に遺した五七五が、芸についての 教えでなく死生観の表出だったのは、私には少し意外、けれどもすぐに理解できた。 團汁郎は長く血液のがんを患っている。治療の副作用による絶え間ないめまいと 吐き気を無間地獄と、あるインタビューでは曝えていた。何度も再発入院し、 骨髄移植をしていた。・・・≫ ▼ 色を「しき」と「いろ」、空を「くう」と「そら」と、息子が間違えて 言ってしまった可能性もあるが、真偽はわからない。栄華を極めたあと、 とたんの苦しみの死際の言葉であればこそ、心に響く。 即興の辞世! 《 色即是空 死んでしまえば それまでよ 空即是色 》 ・自分の世界をつくって、門を開放し、取捨選択をして浄化、続けること。 ▽ 過去を振り返ると、冷汗が出るほど、多くの危険が多かった。が、何故か、 間一髪、すり抜けていた。親から引継いだ倫理観とか、学んできた知識、 情報からくる判断が、運の悪さを最小にしていた。特に、自問自答の「自答」 が大事ということ。良い本を選択、読み続けろ、そして楽しめ、ということ。
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| 7664,閑話小題 〜そもそも「自由とは…」何か…? |
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2022年02月20日(日)
* 社会主義国家か、自由主義国家か… ここで、何度も取上げてきたのが、自由と平等の問題。死の問題の次の人類の 大命題である。ギリシャの時代から、アメリカ社会の現在の世界の状況からして、 支配層、準支配層、被支配階級(奴隷層)まで…3,30,67%の階級が現存する。 アメリカ社会は、それをリアルに現している。 そこにリアルに出てきたのが、 社会主義思想。これユダヤ教のモデルに服装をつけた綺麗ごとに仕上げた教義。 この思想を実現するに、手段は択ばない狂信的な思想構造。アメリカで、比較的 暴動が発生しないのは、奴隷層にも、支配層への道標が開かれているため。 社会主義国家は、それに反する者たちを抹殺するため、問題になる。 そこで、自由とは何かをネット検索すると、明快なのが、あった。
≪♦ 自由とは第一に、強制や束縛を受けずに気ままにふるまえることを意味する。 旅に出て自由を味わうといった場合の自由は、こうした「…からの自由」だが、 これは動物や事柄にも適用され、たとえば籠の鳥は不自由だといったり、韻律に 束縛されない詩を自由詩とよんだりする。憲法では、様ざまな事柄に関して個人 の自由が保障されているが、これもそうした事柄に関して国家や他人からの不当 な干渉を排除するという意味では、強制、束縛からの自由とみることができる。
♦ だが自由には、もう一つ、消極的な「……からの自由」ではなくて、積極的な 「…への自由」という意味もある。哲学で選択や決断の自由とよばれるもので、 古来この自由は自由意志の問題として論議されてきた。 だが「自由意志」に ついては別項で扱うとして、ここで選択や決断の自由を環境や状況との関連で とらえる哲学説に触れると、たとえばシェーラー(1874―1928)は、動物の行動は その環境世界の体制によって一義的に決定されているが、人間は逆に世界に対して 無限に公開的に働きかけることができ、ここに人間に独特な自発的自由がみいだ されるとする。またニコライ・ハルトマン(1882―1950)によると、人間もまた 彼が位置するそのつどの状況によって制約されており、その限りでは人間は まったくの自由ではない。とはいえ、状況は人間をある一つの行為へと決定する のではなく、あれこれといった特定幾つかの行為に関してその選択、決断を強いる。 つまり人間は決断へと強制されているが、決断もまた一つの自由である。 ハルトマンは、そこで、選択、決断の自由は状況による束縛、拘束と両立しうる と考えた。
♦ 視点は異なるが、状況内での自由という考えは、サルトルにもみいだされる。 サルトルによると、人間はそのつどの状況において時々刻々自らの実存を自由に 創造していかなければならない。つまり自由は状況のうちにのみ存し、また 状況は自由によってのみ存在する。また選択、決断の自由を本来の自己への自由 とみるヤスパースによると、人間の根源的にして実存的な自由は、人間各自がその 現存在において自己自身であろうと決意することのうちに存する。「決意のうちで 私は自由を経験し、この自由のうちでは選択と自我との分離は不可能であって、 私自身がこの選択の自由である」という。なおマルクス主義は人間の疎外からの 自由と解放を説くが、その場合にもその根本には人間の全能力の開花を目ざした 本来的人間への自由が置かれているといえよう。≫
―― ▼ 義務教育の最終年の中学校クラスの同級会が、地元なるが故に、毎年、開催 されている。そこにも、3,30,67の区分が、半世紀以上も経過しても、その まま存在している。地方なるが故に、先祖代々の家制度が沁みついているため。 一度、そこから離れてみれば、『そんなもの…』でしかないが、それが解らない。 寝て、醒めて気づくのが… <田舎の学問より、京の昼寝>である。まず知るのが、 その世界だけが世界ではないこと。
・・・・・・ 6916,閑話小題 〜新型コロナの現状と、行方は? 〜3 2020年02月20日(木) ◆ 新型コロナウイルスは生物兵器なのか? 幸福実現党外務局長 及川幸久 この収録をしているのは2月4日ですが、台湾の新聞「自由時報」が 次のような刺激的な報道しています。 【 中国人民解放軍の生物兵器から防衛する部門トップが武漢に派遣された際、 『最悪の事態に備える』とコメントしました。中国のツイッターの中では 『我々は今、生物兵器の攻撃を受けている最中なのか』という話が広まっている。 一つ重要な情報として、イギリスの科学雑誌「ネイチャー」が3年前の2017年に 中国の病原体研究所の実験室について「中国武漢の病原体の研究所からウイルス が流出する可能性が将来あるかもしれない」と報じています。 その中で 「2004年にSARSウイルスが北京で流出した事故があった」と言っている。 さらには「中国には生物兵器を研究する研究所があるが、その管理に問題がある」 と指摘。また新型コロナウイルスについて、今年1月にイギリスの新聞「デイリー メール」が、これは武漢の研究所から流出したウイルスであると報じた。 当初、中国政府の発表では武漢の市場で野生動物から自然発生したウイルスが 原因と言っていますが、ウイルスはこの研究所から流出したものだと報じたのです。 今度は「ワシントン・タイムズ」も、この病原体は生物兵器だと報じた。 その後逆の報道が出ました。1月29日、「ワシントン・ポスト」がコロナウイルス は生物兵器だという説が出回っているが、専門家は否定しており単なる陰謀論で あると報じました。 この「ワシントン・ポスト」の記事の中には二人の専門家の意見が出ています。 アメリカのラトガース大学のリチャード・エルブライト氏が次のように言っている。 「今回の新型コロナウイルスの遺伝子情報と特徴によると、このウイルスが人工 のものである証拠はない」 さらに、生物兵器専門家のティム・トレバン氏は「ほとんどの国は長年の生物兵器 開発で結果が出ないので、すでに生物兵器開発を放棄している」と言っています。 ただ、このお二人の専門家は、2017年にイギリスの「ネイチャー」の記事の中で、 「中国の管理体制はあやふやなので、いずれ中国の実験室からウイルスが流出する 事故が起きるだろう」と懸念している側だったのです。 なので、「ワシントンポスト」の記事はあまり信頼性がないように思えます。】》
― ▼ 〜コンニャク長屋の面々から〜 寅: 最近、全然、お声がかからないね。でも、言わせろよ。 八: 後で読返すと、何かバラバラで言葉が軽すぎるからさ。 大家: まあ、それはそれ。この新型コロナ騒ぎを話したいのだろ! とんでもない、伏兵が出てきたね。とてつもなく大きいブラックスワンさ。 こうして4人が出揃うのも、避けた方がいいね。 熊: 初めは俺をボイコットしようとしたんじゃないかい。 寅: あとあと、しつこく絡まれると、俺が言ったんだ。一番、危なそうなのは 解っちゃいるけでね。でも、俺でも分かるよ。 大家* これってソ連崩壊のキッカケに なったチェルノブイユ原発事故に匹敵 する大事件? 独裁を目指すロシア、中国、アメリカにとって、根こそぎ、その 可否を問われ、体制批判にもなるしね。 熊: オリンピック開催って可能なの? 八: 誰もアベノミックスの良否を言わなくなったけで。このオリンピックが 隠れ蓑になっていたね。私は、元もと絶対反対だったけどね。 大家: リスクが大きすぎるし、出来っこないよ。 八: 現状は、こういうことでしょ! 対応する手立てな今のところなし! 外来に来る前に電話連絡をして、どうすべきか、問い合わせてください。 まずは、人混みの中に行かないこと! 手を徹底して洗うこと。 これからは、過って経験したことがない異常事態が日常になる。 これじゃ、サービス業など三次、四次産業が壊滅的だげきになるね。 熊: 宵越しの金を持たねえって、生きてきたけど、弱いね〜、こうなると。 直に、その波を食らうのは、俺たち弱者だもんね。 大家: こんなニュースが、堂々と出回るんだから… 健全といえば健全だが、 やはり、問題はあるね。 寅: あれだけミサイルで脅しをかけていた北朝鮮も、ドローンによる… ミサイルより、はるかに、こっちの方が恐ろしい。 大家: そこで止めておいた方がいい! 八: こういう映画、多く見てきたのを思いだした。 汚染された町もろ共、 ミサイル攻撃で消滅させようとする云々とか、大都会の川上から猛毒の細菌を 噴霧しよとする云々とか… 熊: 22世紀が来る以前に、人類滅亡という論があると聞いたことがあるけど… 大家: 年寄り、病弱にとって、間引きに丁度良いって、私に聞えよがしに言って のがいたけど。私や、八さんなどは、ピンコロで悪くはないがね。 寅: としても、春節の直前に、武漢という交通要所で、死者 確率が低いが、 感染率が異常に高い、この特質… 大家: 今年は、3人以上の会合には出ない方がいい! 八: これじゃあ、外食もオチオチしていられない。後は、スポーツジムを 続けるかどうか。シネマ館には手袋と、マスク着用で… 無防備でピンコロも 理想的になるが… この死際も肺炎なるが故に、キツイらしい! やれる防御をして、ダメなら、これまた丁度良い按配?
・・・・・・ 6551,読書日記 〜すべての悩みは対人関係 〜2 2019年02月20日(水) 『アドラー 人生に革命が起きる100の言葉』小倉広・著 アドラーは読めば読むほど、その奥行きの深さに驚かされる。 前向きで明るい健康的であるのが特徴。『日々是好日』こそ人生と… その業績が多大で無料の採石場のように盗用されている割に、誰もが、それを 隠す。シンプルで当り前のことばかり。 そのあたりま」こそが真実であり、 答えである。それは現代の個人主義の背骨のようであり、何時の間にか我々の 根幹に沈殿している。 ≪ ☆ すべてはアナタが決めたこと ・重要なことは人が何を持っているかではなく、与えられたものをどう使い こなすかである。」 ・人生が困難なのではない。あなたが人生を困難にしているのだ。 人生は、きわめてシンプルである。 ・たとえ不治の病の床にあっても、天を恨み泣き暮らすか、周囲に感謝し、 余生を充実させるか、それは自分で決めることができる。 ・遺伝や育った環境は単なる『材料』でしかない。その材料を使って、 住みやすい家を建てるかは、あなた自身が決めればいい。 ・人は過去に縛られているのでない。あなたの描く未来があなたを規定して いるのだ。過去の原因は「解説」にはなっても「解決」にはならない。 ・敗北を避けるために、時に人は病気になる。 そう言い訳をして安全地帯に逃げ込み、ラクをするのだ。 ・「やる気がなくなった」のではない。 「やる気をなくす」という決断を自分でしただけ。 「変われない」のではない。 「変わらない」という決断を自分でしているだけだ。 ・遺伝もトラウマもあなたを支配していない。どんな過去であれ、 未来は「今ここにいるあなた」が作るのだ。 ≫ ― ▼ バナナ(内側が白で、皮が黄色)を標榜しているため、個人主義の 傾向が強いこともあり、どれも当り前のことばかり。立上げ屋(創業)を 目指した人生なるが故に、既存システム、常識の破壊から入る。そのため、 ことの本質をシンプル、スペシャル、スタンダードにして、集中して対象に 取組むしかない。行動の『行』は、仏教用語。判断、決断の意味がある。 決断したら、手持ちの自己能力を設定をして足りない材料を集めなくては ならない。要するに「夢ツリー」の作成である。5w1Hで、ツリーを装飾で 満たしていく。カレーを作ろうとしたら、冷蔵庫の材料を調べて足りない 材料を買い出しにいくのと同じ。「カレーライスを食べたい、つくろうか!」 は「その人が決めたこと」。 外は、大嵐なら、翌日にすればよい。 ★ 偶然、以下の3年前の内容が、この内容に丁度よく対応している。
・・・・・・ 5454,閑話小題 〜逃げるから怖ろしいのだ 2016年02月20日(土) 『 悲しいから泣くのではない、泣くから悲しくなる。 怖いから逃げるのではない。逃げるから怖くなるのだ。』 と、100年ほど前に、アメリカの心理学者ウィリアム・ジェームズと、 オランダの心理学者カール・ランゲが提唱した、ジェームズ=ランゲ説で、 「身体反応は情動経験に先立つものだと」言う見解で、骨格筋や内臓の 変化が情動を引き起こすと考えた。 <悲しいは「感情」で、泣くは「情動の表出(身体反応)」> 情動反応(身体反応)が先立って→感情(情動:感情の感知)をうむ。 事業清算の直後、身の置き所がなくて、弁護士に、『気分を切り換える ため、東京でも一週間位、行きたいが・・』と切出したところ、即座に、 『絶対に後ろを向いたら駄目です。ジッとして問題を見据える今が一番肝心 な時です!』と。何度か起業を経験し、難問を乗越えてきた経験から、その 意味が直ぐに理解できた。 その時々の難問に、『正 中心 一点 無』を、 唱え、ただ無心に一つずつ正論(正道)を考えてこなしてきた。だから、 『 悲しいから泣くのではない、泣くから悲しくなる。怖いから 逃げる のではない。逃げるから怖くなるのだ。』は、実感として理解できた。 『うまくいったから、幸せになるのでなく、幸せだからこそ、良いことが 集まってくる』の道理もある。他者の実情は知らないが、私には三桁の 至高体験がある。事業の立上げの直後や、秘境ツアー先で出会った 大自然との邂逅や、名画を観て感動したとか、上げればきりがない。 それらは、みずからが、足を運んで求めたからこそ味わえた感動である。 昔から、信じられないほど多くの、おっとり型の長女系美人と出会った。 末っ子のためか、何故か気があう? ただ、それだけだが、いつも、情動なく 終わってしまうが、後悔が全くないのも、変といえば変。私には感情反応と 情動反応の線上が一番面白いところ。女性はその境に敏感、その辺りは 気ままな4人の姉の観察から学び過ぎるほど? で、最後は(。_ _)シュン 学生時代、「人に好かれたいと思ったら、先に好きになること。」と 教わった。好かれるのは難しいが、好きになるのは御手のものと・・ で、 〜また丁度よく以下につづく(一昨年も) ゥゎ━。゚(゚´Д`*゚) 字をとったGNP営業の典型。 バブル崩壊後に、その営業職員の膨大の経費を維持するため、収益の高い 死亡保険を大型にした保険会社に有利な、複雑化した、顧客無視の営業をする ようになった。 その頃、保険会社は、それまでの顧客にとって有利の商品を 解約させ、セールスを使い利回りの悪い商品に切り替えさせていった。 その辺(01〜05年)から保険会社は悪質な営業説明で本来加入できない 病歴のある顧客に加入させ、その後、契約不備を理由に保険金拒否をして社会的 大問題になった。 何と37社で130万件に至ったという。 早くいえば、セールスレディーというオバサンを集めて、GNPで、 その人脈を食い尽くす。それは巧妙なテクニック、何も知らない素人を、 ほぼ騙しで契約をさせる悪質集団という側面を持つ。フレンドリーに長年 かけ知人・親戚に入り込む。合理的の欧米人の二倍の加入率は、組織的意図 がないと無理。 生保で、まともなのは学資保険ぐらいのもの。 22歳まで死んだときに子供の学資を保証するのは、一応、理に合っている。 それ以外の商品の多くは、客単価を上げるための巧妙な商品。読みも理解も できない契約書に巧妙に生保にとって有利な条文が入れてある。 見方によれば合法的組織犯罪に近い集団。それなら預金の方が良いが、 相手はフレンドリーのプロ。その辺の理屈が理解できない人たちの不安に 付け込むのが営業センス。
・・・・・・ 6187,閑話小題 〜恋と愛の違い −3 2018年02月20日(火) * 『男はつらいよ』〜寅の恋愛談義 『男はつらいよ』のシリーズ48作全てをみてきた。それに加えTVの放映で、 それぞれ2〜3回はみている。マニアックほどでもないが、同年代からしたら 多いはず。アウトサイダーの生き方に同調するが、何か許されてしまう甘えも 自分をみているようである。 〜ネット検索で調べると、 《 テキ屋稼業を生業とする「フーテンの寅」こと車寅次郎が、何かの拍子 に故郷の葛飾柴又に戻ってきては、何かと大騒動を起こす人情喜劇シリーズ。 毎回、旅先で出会った「マドンナ」に惚れつつも、失恋するか身を引くかして 成就しない寅次郎の恋愛模様を、日本各地の美しい風景を背景に描く。 主人公の名前から、作品自体も「寅さん」と呼ばれることがある。》 《 松竹によって1969年(昭和44年)から1995年(平成7年)までに全48作が、 1997年(平成9年)に特別編1本が製作された。渥美の死去により、1995年に 公開された第48作『寅次郎紅の花』をもって幕を閉じた。 》 《 参道の中ほどに一軒のだんご屋がある。「とらや」を名乗っている。 当初は「柴又屋」といった。のれん、売り台、立看板などを持ち込んで店の 中から表の参道向きのカットを撮った。年に二回も撮影があるんだからと 気安く、大きく重い売り台を小道具係が置いてきた。店でも便利なので そのまま使っていた。売り台の正面に「とらや」と出ているので、通りすがり の参詣客が「あら、ここが映画の『とらや』よ」。そこで、店では、だんごの 売り台を中央に据え、屋根看板も「柴又屋」から「とらや」に変えてしまった。 宣伝部が抗議を申し入れたが、店側は柳に風。とうとう我々が我慢できず、 次の作品から「とらや」から「くるまや」に屋号を変えた。》
―― 大家: 八つぁんが、<寅のマドンナ役への想いが「恋」の典型だ>という 言説が単純明快で解りやすいんで、改めて話を聞かせて貰うよ。 、 八つぁん: 前回、ふと思いついたが、言われてみりゃあ、いい着眼点だね。 思春期そのままの寅さんのマドンナへの憧れが「恋」。「トラ屋」の親族 の面々の互いの思いやりが「愛」で、その織りなす絵柄が物語とね。 大家: よくよく見ていると、物語の奥には仏教思想が流れている。 『空即是色』だよ。俗世の欲やシガラミから解き放されて自由気ままに 旅する姿に、男のロマンの物語。 私の好きな寅さんの口上に、 【"ああ生まれてきて良かった、そう思うことが何べんかあるだろう。 そのために生きてんじゃねえか。" 】がある。 八つぁん: 高度成長時代で地方から都会に移り住み、日常に忙殺され、ふと 田舎の家族を懐かしむ人たちへの温もりを提供した映画。 私が大学を 卒業をして6〜7年、地方都市(四日市、神戸、千葉、金沢)を転々として いた時に、上映すると、必ず見に行っていた映画。 思い出深いのが、 卒業の翌年、四日市で、みた第3作 (昭和45年1月) … <オジちゃん、おばさん夫婦が、三重県の湯の山温泉へ旅行に行くと、なんと 旅館で寅さんが番頭をしていた。旅館の美人女将・志津(新珠三千代)に 一目惚れして、居着いてしまったという物語。> 湯の山温泉は、寄宿していた四日市近郊もあり、生々しい感覚があった。 大家: 御前さんも、色いろあったんだ。
〜文字数の関係Dカット 2022年02月20日
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| 7663,閑話小題 〜ロシア隣国の侵攻間近ともなれば… |
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2022年02月19日(土)
* 朝一番に、家内がカーリングで、日本が… 朝一番に興奮気味に家内が言うことには…【日本がスイスに勝った』と。 カーリングの試合があることすら忘れて爆睡していたが、大方が決勝まで進もう とは思ってなかったようだが、目立たし目出たしである。 これもリッチな国の、 子女史が好みそうな競技… 選手は美人揃い。 ―ネット検索によると… ≪ 大金星の日本「ロコ・ソラーレ」抱き合ってうれし泣き 藤沢五月「正直、信じられない」【五輪カーリング】 ♦ 世界最強といわれ、1次リーグ9戦でわずか1敗しかしていなかった強豪・ スイス相手に試合開始から主導権を渡さない。 焦りの出た相手からはミス ショットも引き出し、前半のリードを守って逃げ切った。リードの吉田夕梨花は 「ここに立てているだけでご褒美。自分たちの試合ができた」とうれしそう。 セカンドの鈴木夕湖(30)は「チーム力を見せつけられた」と笑った。 ♦ 準決勝が18日、国家水泳センターで行われ、平昌五輪銅メダルでランキング 7位の日本代表ロコ・ソラーレが、世界選手権を連覇している同2位の強豪 スイスを8−6で撃破して決勝進出を決めて銀メダル以上を確定させた。 日本は1−2で迎えた後攻の第5エンドで、スキップ藤澤五月(30)がダブルテーク アウトを連発。一挙に4点を奪うビッグエンドとして逆転し、先攻の第6エンドでも 1点をスチール。第7エンドで3点を奪われながら主導権を渡さず、17日の1次リーグ 最終戦で4−8と完敗を喫していた優勝候補のスイスから大金星をもぎ取った。 日本は大会最終日の20日午前10時5分スタートの決勝で、スウェーデンを延長戦 の末に下した世界8位のイギリスと金メダルをかけて対戦する。 平昌五輪でも 銅メダルを争った因縁のライバルだ。 ≫ ― ▼ ロシアのウクライナ侵攻まじかな現在、幸せなこと。ロシア、中国の露骨な 我田引水の判定に、世界中は軽蔑の眼差し… しかし勝てば官軍…敗ければ賊軍。 何やら、これは国民性と、民度の問題。敢えて取上げない方が良いのかも… とはいえ、オリンピックはメダル数が、重要になる。オリンピックのあり方の 哲学的議論も必要になる。亡くなってしまった姉が末期ガンで余命幾ばくもない 時節に、母屋に訪ねて来て曰く…『高卒だったのが、人生の一番の悔いにあった。 大学教育、そこからくる、教養が特に私たちには必要だった。終わりに近づけば、 何を肩肘を張っていたのか… これだけは、最期にならないと気付けない。 人生には色いろある。‘世間人の辞世’と解釈すれば、何とも絶妙な捻り出た言葉。 ・・・・・・ 6915,閑話小題 〜新型コロナの現状と、行方は? −2 2020年02月19日(水) * ことは深刻 〜問題は伝染力が非常に強いこと この新型コロナ騒ぎで、‘ウィルステロ?…’ と頭をかすめるが、口には 出せない言葉。ところが、先日、ネット上で幾つかの記事が堂々と載っていた。 某国?の可能性が尤もらしいが、これも… ところで、東京オリンピック開催可否の問題以前に、春の大相撲、プロ野球、 甲子園野球、サッカーなどの開催の可否の問題が次々と出てくる。 死亡率は 3%と低いが、伝染力が非常に強い特性が問題。それと特効薬が無いこともある。 中国、米国、朝鮮、日本のトップにとって、理想的に終焉すれば、これほど の神風はないが、これは、まだ『始まりの始まり』 情報をおさえ込めば問題に なるし、庶民の手には絶大な機能の情報端末が握られ、YouTubeなどで生々しく 発信される。以前のパンデミック騒ぎと違うところが、この情報パンデミック? 絶大な独裁の弱点が、モロに露呈された。としても、こんな記事が堂々と発表 されているだけ、まだ健全? ですか。第一線の経営者の心境は如何ばかりか! 9年来の家内の口癖。『本当に止めてよかった!』 の言葉が、多くなった。 ??でリゾート・ホテルを経営している級友が、この言葉にムッとして… 『止められないんだよ、家内は長期療養中で、嫁は東欧人で虎視眈々と!』 まあ、色いろある。 ≪ 幸福実現党外務局長 及川幸久 ◆ミサイルではなくウイルスが大惨事を招く時代 今年に入ってから世界の最大の問題は、中国発「新型コロナウイルス」です。 今回は、この新型コロナウイルスと生物兵器の関係について、皆さんと一緒に 考えたいと思います。今から5年前、アメリカで有名なスピーチ番組「TED Talks」 でマイクロソフト創業者のビル・ゲイツが次のようなスピーチをしました。 《・「私が子供の頃に、もし世界で大惨事が起きるとしたらその恐れるものの 景色というものはこういうものだ」と語り、原爆の「きのこ雲」を見せました。 しかし今、世界的な大惨事が起きるとしたら、恐れるべきものは、原爆の きのこ雲ではなく、ウイルスである。 ・「今後数十年の間に1000万人以上の人が なくなるような大災害が起きるとしたら、それは戦争ではなく感染性の高い ウイルスである。」 このスピーチを行った5年前、西アフリカでエボラ熱で 多くが亡くなった。今の時代に世界的な大惨事が起きるとしたらミサイルでなく、 自然発生的な伝染病か人工的な生物兵器だと指摘したのです。それから5年後 の今、中国発の新型コロナウイルスで、世界中がパニックになっています。 ― ▼ 何はともあれ春節前のタイミングが、事の真相を雄弁に語っている? それも中国の交通の要で… <北朝鮮の独裁者にとって致命的…>と 朝鮮 ウオッチャは論陣をはっている。これで核ミサイルより手軽な報復手段が衆知 されてしまった。高性能ドローンもあるため、お手軽。その防御や医療制度は 皆無となれば…。 学校も、春休に入ったところも多く、問題は表出してないが、 半年、一年間の休校か、ネット配信の自宅授業も考えられる。それだけ大きな 問題が我々を覆ってしまった。 参考: https://news.yahoo.co.jp/byline/kohyoungki/20200218-00163520/
・・・・・・ 6186,閑話小題 〜恋と愛の違い −2 2018年02月19日(月) * 熊と寅の恋愛談義 寅: おい熊や。最近、八つぁんのブログに、チャクラとか、愛・恋とか 小難しいことを書いているが、分かるのかい。 熊: 愛なら分かるけどね。手前のカカアに感じる愛おしさだろう。俺だって あるよ。しかし、恋となるとね。この歳でも、美しい若い女がすれ違う時に ドキドキする奴だろう。俺なんぞは、常日頃、恋していることになるよ。 寅: 御前と歩いていると、俺の方がこっ恥ずかしくなるよ。 熊: 御前だって、年増が来ると、そわそわするじゃないか。桜か、梅かの 趣味の違いだよ。 寅: 御前のような男が若い女を変な目で見つめられたら、気味悪るがるよ。 熊: カカアは、若い時分は良かったけどね。今じゃ、跡形がないけどね。 それでも何か馴染んだら、違う良さが出てきたね。 寅: え、あんなババアのどこが良いの? いや、うちも同じようなものか。 大家: 二人とも真剣な顔をして恋愛談義ですか? 何だかんだ言うけれど、 欧米も、日本も大昔から、歳とか身分など関係なしに最大の関心ごとさ。 熊: とすると大家さんも、まだ関心があるんだ。 大家: 勿論さ。今でも、カミさんに黙って、昔の女の墓参りに行ってるよ。 心の中では更に艶っぽくなって生きているよ。 寅: そういえば、公園で艶っぽい変な顔をして座っているのは、想い出に 浸っているためですか。 熊: 今度、虐めたら、御かみさん云い付けてやるよ。ったく、この色爺め。 大家: 冗談で言っただけだよ。冗談さ。でも、半分は本当さ。 でも、いい女って、年齢に関係ないね。傍にいるだけでワクワクするね。 寅: それって分かるね。熊みたいに若いのしか興味ないのは、可愛そうだね。 俺はね、兄弟ばかりで、女っ気がないから、母親のような大らかな年増 に魅かれるの。 大家: 後悔、後で立たずだよ。いや、先にだった。 熊: 年増を梅に例えれば、梅の花が恋で、実が愛になるね。 寅: 熊も、いいこと言うじゃないか! 熊: 「恋とは自分本位なもの、愛とは相手本位なもの」というじゃないか。 花が恋なら、見るだけで満足できるが、梅の実は梅干しにして食べられる。 大家: 御前も哲学的になったじゃないか。 「恋は幻想だが、愛は動詞」ですよ。行為の結果が愛になる。 恋の幻想から始まり、愛の行為の結果、子供が授かる。 熊: だから俺のガキは、バカでも可愛いんだ。夫婦とも幻滅しているけど、 我家は温か家族だよ。 寅: それにしても、若くて綺麗な女がくると、目つきが変わるな。 あっ、俺もそうかい。もうじき、梅と桜が開花するな! 大家: で、結論は、如何なの? 八つぁん: 今回の出演は無しと思っていたけどね。フッと「男はつらいよ」 の寅さんを思いだしたの。マドンナに恋焦がれて、最後は、失恋するけど、 相手を思って身を引くだろう。恋心が、愛に至るからだよ。そこまで純粋 で深い恋心と愛を監督は言いたいんだよ。 熊、寅には解りはしないよ。 大家: 実家の🍡団子屋の親仁が、ワシのようで、妹の旦那役が八つぁんで。、 隣の印刷屋のタコ社長が熊。で、寅が、そのまま寅役になる。熊は若い マドンナ役の時の特別出演の時になるがね。 寅: あの中の「リリー」役の浅丘ルリ子が良いねえ!恋心よりも愛を感じるね。 それと「ぼたん」という名の芸者(太地喜和子)と、大阪の美人芸者役の 松坂慶子が絶品だったな。 熊: おれ、吉永小百合と、タコの娘が好きだね。 八つぁん: 本当に暇だね。でもマドンナ役は永遠に残るから女冥利に尽きるよ。 大家: 暇だから、自由気ままにに書けるんじゃないか。金も大事だが、時間も 大事なんだよ。こんど暇をみて『男はつらいよ』の映画評をしましょうよ。 ―― 八つぁん: 二年前に、トラさんや、あんた方のような人たちが書いてあったよ! 《豊かな貧困者》 とね! 寅: あんた、さしずめ《豊かな時間持》じゃないですか。 大家: 問題は、その使い方だよ。使い方!生きた時間でこそ、 豊かな時間持と言えるんですよ。 ところでワシな如何だろう?
・・・・・・ 5453,人生で最も大切な技術 ー23 豊かな貧困者 2016年02月19日(金) 『幸福の探求―人生で最も大切な技術』マチウ リカール著 * ハッピープアー(豊かな貧困者)の存在 「豊かな貧困者」の言葉が意味深長。 仏教用語の「無一物中無尽蔵」の意味、 「人間は無一物が本来の姿だから 、それに徹したとき、逆に一切が無限に出現 する自在の境地が開ける」と似ている。最貧の状態が、最も豊かになることも ある。 その具体的なケースとすれば解りやすい。 〜その辺りから ≪ 心理学者グループの研究にハッピープアー(幸福な貧困者)と呼ばれる層 に関するテーマだが、ストレスに苛まれている富裕層が羨むような、陽気で 苦労知らずの人たちをこう呼んでいる。ディエナーによって実施された研究も その一つ。カルカッタの路上生活者とスラム居住者を対象にした調査から、 彼らの家庭生活、友情、道徳、食事、喜びを含む各種の分野における満足度が、 大学生レベルとほとんど変わらないことが判明した。 一方、社会的、感情的な愛着をほとんど断ち切っているサンフランシスコの 路上や保護施設生活者の場合は「非常に不幸」と答えている。社会学者たちは、 このハッピー・プア現象の説明に、以下の事実を根拠にしている。 カルカッタの貧困層の多くは、社会的、経済的な立場が向上する希望を まったく放棄している結果、この点で不安を感じない。しかも彼らは、食品 などの極めてささやかな物質を手に入れることで容易に満足感を得ている。 ハッピー・プアが単純極まりない楽観論者だ、とは言い切れない。 チベット語の教材を印刷するために、デリーの貧困地区に暮らしていた ことがある。ボロボロの三輪車の後ろに客を乗せて人力車のペダルを一日中 踏み続ける、リキシャ仲間がたくさんできた。冬の夜は、道端の空箱や ダンボールをくべて焚き火をして集まるのが常だった。大声で会話しては、 大笑いをし、あたりを騒がせていた。中には流行歌を歌う者もいた。 焚き火が消える頃には、それぞれの三輪車の中で眠る、という日常。 彼らの生活は楽とは程遠い、非常に辛いものだろう。だが、その善良性と 無頓着こそが彼らを幸福にしているのである。ストレスを溜めこんでいるパリ の広告代理店や証券市場の連中よりはるかに幸福だ、と考えざるを得ない。 年老いたブータンの小作人のことも忘れることができない。私のいた僧院 の若い僧院長が、新品のシャツと1000ルピーを差し出すと、小作人は、 「300ルピー(約7ドル)以上を手にしたことは一度もありません」と、 おどおどしながら話した。僧院長が「心配事はないか」と聞くと、 しばらく考え込んでこう答えたのである。 「はい、雨の季節に森を歩くとき吸いつく蛭です」 「他には何かないか」「それ以外ありません」 かの有名な樽に暮らすディオゲネスがアレキサンダー大王に向かって告げた。 「王よ、私はあなたより偉大です。なぜなら、王が所有したよりはるかに多く を捨て去ったのだから」。ブータンの小作農の単純さには、偉大な哲学者の 言葉と同じ重さがあるとは言えないだろうが、幸福と満足度が富に正比例 しないことをはっきり示している。驚いたことに、米国人の80%が幸福である、 と答えている。ただ、表面に現れている数字と現状には大きな落差がある。 物質的な状況は改善されているのに、若い世代のうつ病は、1960年代の10倍 に膨れ上がり、それが低年齢層に蔓延しつつある。40年前、うつ病に初めて 罹患する年齢は平均29歳だった。それが今日では14歳に低下。 世界の年間死亡者の2%が自殺で死亡し、戦争や殺人を上回る。米国では、 躁うつ病の患者の自殺が十代男女の死因の2位に上昇している。 スウェーデンでは、学生の自殺が1950年以降260%という驚異的上昇を記録。≫ ▼ 準備を含めた45年間の事業人生を終えて、丸裸? で、現在は家内名義の 自宅で、家内リッチで、私はプアー。しかし、何故か心はハッピ?ープアー そのもの。だから、卑しい?目線に快感すら感じることがある。実際に、 今日明日の生活に貧する路頭に迷ったら、その余裕はないのだろうが。 デリーのリキシャの明るさの一端が、少しは解る? それが、最大の収穫。 今さら現象としてのコスプレの衣装が、汚れ、擦切れたとして、着たきり雀 のコスプレを羨ましいとは思えないし、逆に、暑苦しくない? と、書くと、 逆だろうと勘違いされるか。 これだけは経験しないと分からないこと。 話題の川柳〜 我が家では イエスかハイの 二択制 (/へ\*)")ウゥ で、これも偶然だが、以下の内容に丁度よく繋がっていく。 (_ _。) ・・・・・・ 4357, 残酷な世界で生き延びるたったひとつの方法 −2 2013年02月19日(火) 「残酷な世界で生き延びるたったひとつの方法」 橘玲 著 * 愛情空間、友情空間、貨幣空間 私たちは、まず家族、そして友人を第一に考える。そして職場の仲間、 定年になれば趣味仲間になる。しかし貨幣を媒体とする買い物やサービスを 受ける付合いもある。それらの空間を、愛情空間、友情空間、貨幣空間という。 家庭、職場、お店という空間である。その中で、いざとなると金である。 その魔力に、その隠された本性が現れ出る。貨幣で世の中の9割以上を 買うことが出来る実感がする。その本質は交換手段だが欲望を満たす手段。 金は自由そのもの。勤め人が我慢して働くのは、自分の自由を労働という 不自由と交換するため。しかし得た賃金は、自由そのものになる。 その交換の場を貨幣空間という絶妙な表現が良い。お金ほどグローバル価値 のものはない。空気と同じで、それが無くなれば今日の食事もままならない。 ーその辺りの要約すると ≪ 私たちにとって、一番大事なのは、家族や恋人などの関係である。 これが八割ほどとみてよい。そして残りの19%が友人関係。ここには 会社などの人間関係も含めて「政治空間」という。そして残りが貨幣関係。 この関係は商品などを通して世界中ともつながる。中国製のユニクロの シャツなどは、その典型である。その関係は空間にある。 ・愛情空間は2〜10人ぐらいの小さな人間関係で、半径10Mぐらい。 ところが、この小さな世界が、人生の大半を占める。人間は太古より、 愛情空間の出来事の中で、愛情を作ってきた。人間社会は親族のネット ワークで構成されていて、それを最優先をしても、誰も咎めをしない。 愛の至上主義は、生命の進化の過程で人類の遺伝子に組み込まれてきた。 だから、愛が無くなるなどありえない。 ・友情空間は、最大でも20〜30人ぐらい(普通は10人前後)、 半径100Mほどの人間関係。政治空間まで広げても100人ぐらいでしかない。 友情空間が大事なのも、人間が社会的動物だからだ。狩猟採集の時代、 過酷な自然環境のなかで人類の祖先は群れをつくって身を守ってきた。 群れから追放されることは死を意味していた。 ・貨幣空間は、人間関係においては、わずかに1%だが、実際の範囲は、 90%、いや99%を占めているといってよい。貨幣空間は、農耕と取引 によって成立してから僅かに一万数千年しかない。ここに私たちが、貨幣空間 に極めて少ない価値しか認めない理由がある。進化の歴史の重さによって、 愛情や友情という人間関係に比べ、貨幣を介するつながりの重要性を正しく 理解できないのだ。≫ ▼ その貨幣価値は、一歩、愛情空間と友情空間を出ると、ほぼ全てが 貨幣空間になる。新幹線に乗り、東京で同級会に出席してみれば分かる。 その会も、友情空間と貨幣空間のミックス。家を出て、帰るまで、全てが 貨幣空間になる。現実のシビアさと、家庭の温度はあまりに大きい。 とはいえ、愛情空間と友情空間も、残酷で残忍の一面がある。 愛憎空間というか。 ところが、これにネット空間が別に出来て、 現実社会を覆ってきたのだから・・・ ーつづく カーリング女子準決勝が18日、国家水泳センターで行われ、平昌五輪銅メダルで 世界ランキング7位の日本代表ロコ・ソラーレが、世界選手権を連覇している同2位 の強豪スイスを8−6で撃破して決勝進出を決めて銀メダル以上を確定させた。 日本は1−2で迎えた後攻の第5エンドで、スキップ藤澤五月(30)がダブル テークアウトを連発。一挙に4点を奪うビッグエンドとして逆転し、先攻の 第6エンドでも1点をスチール。第7エンドで3点を奪われながらも主導権を渡さず、 17日の1次リーグ最終戦で4−8と完敗を喫していた優勝候補のスイスから大金星を もぎ取った。 日本は大会最終日の20日午前10時5分スタートの決勝で、スウェーデンを延長戦 の末に下した世界8位のイギリスと金メダルをかけて対戦する。平昌五輪でも銅 メダルを争った因縁のライバルだ。
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| 7662,閑話小題 〜中国、ロシアも、他の手立てがないのか… |
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2022年02月18日(金)
* このオリンピックで恥をかかされたロシアの怒りか 何でまた、この時節にプーチンがウクライナ侵攻なのか… よほどプ〜チンが、 このオリンピックで恥をかかされたプ〜チンの怒りか… ならば、心の歪みは、 あまりに大きい。それに加えて、どれほどコロナ禍の経済の歪みが大きいのか…? ロシアがソ連邦を回復するには、第三次世界大戦が必要。まあ、その負担は、 弱者たる一般大衆になる。まずは、隣国のウクライナ。中国にすれば、ウィグル 地区になる。まずは香港併合と、次は台湾、沖縄。 日本の脇があまりに甘い。 東京一極化で、東京湾、富士山山麓にでも、ミサイルでも一発撃ちこめば、簡単 に平伏す。これは、忠実な指人形の独裁国家の役割。 北京オリンピックの平和の 祭典も終盤をむかいて、次は、コロナ禍で、傷んだ経済の立て直しの番だが、 硬直化した共産主義体制では、手っ取り早い戦時体制が必要と相成る。
百年前に第一次、第二次世界大戦が勃発。戦争名目で、独裁化が容易になった。 さて今では、丁度良い按配?でパンデミックが起きて、600万が死亡した。 この期は狙いどこ…?
・・・・・・ 6914,映画観賞 〜『京町ロワイヤル』 2020年02月18日(火) * 贋作づくり 戦前までの実家の商売が骨董店だった。 終戦後から衣料量販店に鞍替え後は、 骨董収集を趣味にしていたため、幼児の頃から父親に連れられ、昔・仲の骨董店に、 茶道具や仏像などを見せられながら育った。 本物を見続けると、贋物の真偽の 見極めが培われるのは確かだが、それでも、御宝鑑定で、時どき外れる。 骨董の世界は、「贋物を掴まされる方が悪い」というのが罷り通る世界。 そこに贋作づくりの土壌が出てくる。面白そうなのがないので、これを見ること にしたが、やはり素人向け!だが面白かった。 評価:80点 =サイトの内容紹介より= 【◉ 犯罪映画の中でも軽めのケイパー・フィルム、また巧みな話術や贋物を使い 金品を騙し取るコンゲームものは、欧米で根強い人気を保つサブジャンルだが、 日本ではさほどコンスタントに作られているわけではない。 今回で2作目の「嘘八百」シリーズは、そうした洋画のサブジャンルの型を借り つつも、茶器を中心とする骨董趣味を加え、鼠小僧に代表される義賊の伝統も 受け継ぎ、日本ならではの“コンゲーム・コメディ”を確立しつつある。 ◉「スティング」や「オーシャンズ」シリーズなどの賊たちはたいてい伊達者 で洗練されているのに対し、中井貴一と佐々木蔵之介の垢抜けない、やぼったい 感じが邦画の喜劇に似合い、親近感がわく。1作目の成功を受けてか広末涼子を 筆頭に新顔の俳優陣も多彩に。主役2人と広末の恋のさや当てで娯楽色が増した。 居酒屋「土竜」に集う贋作師3人組(坂田利夫、木下ほうか、宇野祥平)が 今回もいい味を添えている。】 ― 【 ◉ 茶番劇: 前回もだけど、今回も何もかもが中途半端に終わり、 悪人達の悪事を白日の下にさらす事に至らず、結局茶番劇でしたね。 中井・佐々木達が悪人達の悪事を暴くテレビの生放送も実際のところ、 お茶の間に届けていないんでしょう。せっかくいいキャストが一堂に会し、 ベストを尽くして頑張ったのに、いろいろ残念】 ― ▼ 海外ツアーに参加すると、主要都市では、美術館、考古博物館がコースの 入っている。これも回数を重ねると、何時の間にか目が肥えてくる。 欧米は、国家や財閥系の資産家は、御宝を惜しみなく積極的に公開する。 国宝モノは、人類の遺産という概念が刷り込まれていることもある。 それらを見続けていると、贋作や、二流品が、直感的に解ること。としても、 一流の作り手の模写は、当人の味が加わり、それなりの作品になる。 一流画家は、まずは模写から、その基礎能力を築いていく。趣向にも買取り、 それを楽しむタイプと、見るだけで充分の人がいる。としても、贋作づくりの 世界も深いようだ。一番、恐ろしいのは素人の自信。相手は手練手管。 ドッコイショと持上げて、次はヒネリ倒してくる。
・・・・・・ 6549,読書日記 〜すべての悩みは対人関係 2019年02月18日(月) 『アドラー 人生に革命が起きる100の言葉』小倉広・著 * 一つ皮剥きゃホンダラホイホイ! またまたアドラーである。19・20世紀が、フロイト、ユングが潮流なら、 21世紀の混沌とした時代はアドラーである。これまでアドラーについて幾つか 書いてきた。彼は、フロイト、ユングに並ぶ心理学者で、<過去に縛られること なく、未来を変えることができる>の未来志向がベースにある。 〜 面白い個所を抜粋すると ≪ アドラーは、言いました。 <たった一人で住んでいる世捨て人のような人さえも、実は他人の目を気にする> ある村に世俗的な欲望を捨てた仙人のような人がいた。彼は村に住むことを拒否。 山の中に掘っ建て小屋を造って自給自足で住んでいた。村人と交流することに 意味を感じなかった。 ある日、その村が大火事になり、村は荒れ果て、人々はその土地を捨てて、 他の土地に移住することになり、大移住をしたのです。すると驚いたことに、 その仙人のような男までもが移住して、新しい村を見渡せる新たな山に引越した。 実は世捨て人のような人は、人間関係を捨てたのではなく、「世俗の欲望」を 捨てた仙人のように『清らか』で『優れた』であると村人から思われたかった だけだった。「観客」がいない場所で生きることに堪えられないかったのです。 『最近ウツっぽい』『忙しくて休みが取れない』など、内面の悩みに思え 言葉も、すべて対人関係の問題に起因している。 ―― ・人間であるということは、劣等感を持つということ ・・・劣等感と優越性追求について ・「強く見せる」努力をするな。「強くなる」努力をせよ ・・・優越コンプレックスについて ・「弱さ」を武器にしても人生は変わらない ・・・劣等コンプレックスについて ・勇気がない人は「特別」であろうとする。 勇気がある人は「普通」であろうとする ・・・勇気について ・あらゆる過ちは「共同体感覚の欠如」に起因する ・・・共同体感覚について ・激しい感情を使う人は強い劣等感がある ・・・感情について ・あなたには貢献する能力があり価値がある ・・・勇気づけについて ・ひとつのことができれば他のこともできる ・・・自己変革について ≫ ―― ▼ アドラーについての読書録を書いていた筈とHP内検索をかけると、 あるある。真面目に、真剣に取上げている。暗く、混沌の時代であればこそ 未来志向のベースが必要になる。すべての悩みは 対人関係にあり、それは3つの課題にありと… 1つ目が「仕事の課題」 2つ目が「交友の課題」 3つ目が「愛の課題」 フランクル心理学の3つ価値に似ている。 1つ目が、「創造価値」 2つ目が、「体験価値」 3つ目が、「態度価値」 <良く働き、良く遊び、良く学ぶ> の3つの切口。 フランクも、少しアドラーをパクった? より納得できるのは、フランクだが…
―――― 2018/11/14 つれづれに哲学 〜アドラーから学ぶ −3 <「生きづらさからの脱却」岸見一郎著> * 「価値低減傾向」と虐め 本書で、虚栄心に満ちた人に見られる「価値低減傾向」について取上げている。 誰でも持っている内幕情報など覗き込み願望も、これ。‘子ぎつね’‘腹グロ’ と敬遠され、その場の空気が汚れる為、名前を出すことすらしない。自分に甘く、 他人に厳しくが、もっとも端的に現れるから始末が悪い。特に、これを営業ネタ と活用をしているコテコテの小悪党。その毒は、対象の人間を自殺に追いやる程、 効果がある。当人が、どれ程、怨まれているか、全く気づかない。 人は短所の特徴で他人を呼ぶ傾向がある。 子供の頃から『アダナ』など、 自然と「価値低減傾向」をしているのである。 〜この言葉をネット辞書で検索すると ≪ 優越感を持とうとするあまり、他人の価値を貶める発言や行為をする… …いわゆるマウンティング。相手をケナすことで自分の価値を上げようとする ものの、実際には相手をケナしたところでその人本人の価値が上がるわけでない。 ところが本人はそのことに気づいていないため、必死にそれを繰り返す。 優越感を持ちたい人は、家族や知人間で価値ある人間だと思われたい。 そして自分に価値が無ければ家族や仲間が離れてしまう恐怖を抱えている。 そのため家族や仲間が離れていかないよう、自分にそれだけの価値があると 思わせたい。しかし自分にそれほどの価値があると証明できないなら、家族や 仲間の価値を下げればいい…というNot-Self(自分らしくない状態)に陥る。≫ ― ▼ 娑婆には、このコテコテの小キツネが面白いほど存在する。 他人の不幸は蜜の味と、蜜を振りまいている輩たち。 『メシウマ』=「他人の不幸で今日も飯がうまい!」。 『メシマズ』=「人の不幸でメシが不味い!」と、粗探しを酒のツマミにする。 それが、「生きづらさを自ら生産していることに自ら気づかない。 アドラーは、この性を「価値低減傾向」と名づけ戒める。 ところで、私たち、これを自分の過去に対してしるのでは? 青少年期頃の若気の至りのフラッシュからウジウジして… 酷いのになると、 痴呆症の悪例として、身近な人に、遥か昔の脚色をつけた窃盗などの妄想を ぶつける。「価値低減傾向』より性質が悪い話を聞く。日本社会の特徴の一つ に「同調圧力」の強さと「自尊意識の低さ」がある。自尊心が無いため、他者に 対する異質を取上げ、攻撃にまわる。その人のそれは、歪んだ自虐でもある。 ―――― 2018/11/12 つれづれに哲学 〜アドラーから学ぶ −2 感動を使う! <「生きづらさからの脱却」岸見一郎著> * アリストテレスの「原因論」 〜「質料因」「形相因」と、「起動因」 社会や、物事の原因を簡明の読み解くに、解りやすい事例である。 ≪ アリストテレスは、彫刻を例に原因を、次の4つに分類している。 ・まず、青銅、大理石、粘土などがなければ兆候は出来ない。この場合、 これらは、彫刻の「質料因」(何からできているか)である。 ・次に、「形相因」(何であるか)。彫刻が何を現しているかということ。 彫刻家は像を刻むに時に、何をつくろうかというイメージを持っている。 ・原因の三つめは「起動因」(動がそこから始まる始現)である。 父親が子供の始原であるように、彫刻家が彫刻の起動因である。 ・さらにアリストテレスは、これらの他に、「目的因」(何のために成立 したか)を考える。彫刻家が、彫刻を望まない限り、彫刻は存在しない。≫ ― * アドラーの「原因」論 〜 感情も脳も、感動さえ使う、極意とは 〜 ≪ アドラーも、行動について「なぜ」と問う時、「原因」という言葉を使う。 アドラーは「なぜ」という問いによって、行動の「目的」を答えとして期待して いる。「どこから」でなく、「どこへ」を問うのである。アドラーの「原因」は、 プラトン、アリストテレスのいう4つの原因のうちの「目的因」である。… アドラーは、他の原因は目的に従属していると考えた。 ―使用の心理学― …またアドラー心理学は「所有(何が与えられているか)の心理学」でなく、 「所有(与えられたものをどう使うか)の心理学」である。人が置かれている 状況がそのまま人のありかたを決定するのではない。 『大切なのは、何が与えられているかでなく、与えられたものを如何使うか』 … アドラーは、アリストテレスの原因論にプラスして「目的」を加えた。 目的論とは、「善」を目指し、それを目的にしているという観点から行動や 症状などを理解することである。 脳を例えると、私と脳は別物であり、私が 脳を使うのであって、脳が私を使うのではない。脳は大事ではあるが、人が行動 する時、それによって目標を決める起源ではなく、脳が心を支配するわけでない。 【善を実現する目的のため、脳を使う。】のである。 ―感情を使う― 感情もまた、我々を支配するのではなく、感情をある目的のため使うのである。 感情は意志の力によって左右する。交通事故で車をぶつけられた時に、男は 美人と意地悪そうな相手では全く対応が違ってくる。感情なぞ使い方で如何様に 良くも悪くもなる。ヒトラーは大衆煽動に怒りの力を利用した。怒りは、隠れた エネルギーとして直接的になる。 ― ▼「感情を使う」の論を考えていると、「感動をつかう」の言葉が類推された。 秘・異郷ツアーの旅先で、何度も何度も感動体験をする。その結果、脳に蓄積 された精神面でのデ・トックス(体内に溜まった有害な毒物を排出させること) で、心というより、魂の解放を実感する。「感動を使う」こと、そのものになる。 早朝の一時間のミニ・チャリも、小さな感動の旅になる。目的は、デ・トックス の「善」の自己実現。このブログの書き込みも一種のデ・トックスになっている。
―――― 2018/11/07 つれづれに哲学 〜アドラーから学ぶ 「生きづらさからの脱却」岸見一郎著 * 今でもバカやってんだ! 人生を10年スパンで振返りってみて、 ・10歳までは明るい性格だったが、 ・小5の頃からの十代は母親が重度の欝病と、直ぐ上の兄や同級生からの虐めや、 受験勉強もあって、アドラーのいう‘嘆きの谷’暗い10年間に迷い込んでいた。 ・20代の‘嘆きの谷’から外に向け一歩踏み出せたキッカケは、20歳の夏休みの 「キリスト教倫理」の教授の夏休みの課題、【人生設計のレポートの提出】。 まだ学生時代に馴染めず茫洋としていた私に、『将来設計、どうで生きる?』 と、ナイフの切っ先を喉に突きつけられたようであった。 その夏、学生寮のOBが夫婦でペアレント(管理人)をしている軽井沢の山荘で、 若い宿泊者や、ヘルパー仲間と夕食後に談笑し、様々な立ち位置や、生活環境を 話したり、聞きながら、ひと夏、自分の人生の方向を考えてみた。 いまから 考えると、最善の環境に引き付けられていた。様々な生き様が、学生仲間だけで なく、一般社会の人たちの生の具体例の全てがヒントになっていた。 そこで得たのは、「自由に生きる!」「アイデンティティ(何もの?)」の問い。 自由の第一歩が、「親からの自由」「血筋があればこそ、その人が存在する」。 都会生活に疲れ、癒しを求めてくる人の最初の質問は、『学生?社会人?』 『で、何処の学校、会社?』『どこの生まれで、実家は何している?』『趣味って 何?、クラブは何処に入ってるの?』が柱で、8割のレントゲン写真が出来上がる。 そこで、合せ鏡で自分の将来設計を考えた。あまりに丁度良いオープンハウスの ような寮生活の上に、今度は、その垣根を超えた山荘で、様々な人種、それも 自由闊達な明るい未来を信じて笑っている人達。20歳は、孵化しようとする時節。 高度成長期の真只中、明るい未来が広がっていた。せっかく頂いた恵まれた立場 を活かすには、皮肉なことに両親の創業を間近で体験した修羅場の追体験の設計。 「創業を目指す」の柱が思い浮んだ。 その時、暗い神経質な性格の‘嘆きの谷’ から次の谷に踏み出した一歩であった。それぞれ人生の修羅場の時節でもある。 その頃、母親に訪ねた、『どうして、こんなにしてまで働くの?』に、 『10人の家族が生きるに、人の何倍か稼ぐ必要があっただけ。それと、仕事の 拡大と同時に、人は成長するのよ!』 成るほどと実感した。 家の事情で、急遽、Uターンで帰ってきた時に心に決めたのは、「嘆きの谷」 の人のこと。(当時は、この簡明な言葉を知らなかった) せっかく落とした、 重荷を、そのまま背負った、不吉な神に憑りつかれた悲観的過ぎる人たち。 他者の噂話、失敗に異常に反応し、その攻撃で無為の人生の鬱憤を晴らす。 温暖化の影響もあり、以前ほどの積雪はないが、それでも一年の4分の1は 雪に閉ざされる。そのハンデを理由に何もしない不運を嘆く。その鬱憤たるや… 問題は、鬱憤を他者に振り向け互いにヘドロに陥ってしまう悪循環に嵌りこむ人。 峠道には、‘嘆きの谷’だけでなく、‘喜びの池’もある。そこは森に覆い 隠された奥にあるため、一見、目立たない。それも、森に立ち入らない人には、 その存在に気づかない。隠れた池の近くに、「嘆きの谷」の道とは全く違う ルートが存在する。その翌年、その道に初めて立入ってみた。 そこは 光り輝く別世界。それを哲学的に説いたのが、アドラー。 ‘嘆きの谷’の患者治療から、心理学を発展させたのが、フロイド、ユング。 聞くところによると、そこにも抜け道があるそうな。ただし煉獄か地獄への小道。 時に天国? それも、これも娑婆世界。 踊るか、踊らないか? 決めるのは、 おのれ独りで。
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