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堀井On-Line
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2022年01月18日(火)
* 『読書』は『行動』… 哲学、宗教書など、社会科学が並ぶコーナーを何時ものように、何かしら 面白そうなのを探しているうちに、<『読書』は『行動』なり…>の言葉があり、 後で借りようと想っている内に、何処にあったか、忘れてしまった。その周辺を 何度も探してみたが見つからない。 家に戻って、ネット上で検索したが、出て こない。じゃあ、どんな論旨か記憶に頼ってもサッパリ戻ってこない。そこで、 それらしき本を数冊借りてきて探したが、ない。近々に現われるだろうが… 都会に出て吃驚したのが、一般教養書を読んでなかったこと。夏目漱石、 森鴎外、川端康成を購入して読みだすと、何とまあ、その面白いコト。 要するに、人生の基礎工事をしてなかったことになる。 25室のオープン・ハウスのような寮にいたため、誰かがドアを叩き、遊びに くるが、孤独業が勉強。その読書には向いてない環境。とはいえ逆に、仲間の 知識は、面白い様に入手可能。月一は酒を持ち込むコンパ。大きな庭での円座の 大騒ぎの酒宴。…年数回の近郊のバスツアー。女子大生との共同でコンサーへの 参加。えらく出世をした先輩からの招待のスナック遊び。鳩山邸などの促しの パーティでの壁フラワーなど挙げればキリがない。人生の合間の猶予期間になる。 学校は小金持ち中心のクリスチャン大学。帰ると、そこに苦学生も存在する玉石 混合の…それは恐ろしい世界でもある。日常も、非日常も小説のような物語が 展開されていた。学生時代は、当り…である。だから、読書が行動とは、良く いったモノと理解が出来る。 * 以下は、56年前の日記である。懐かしいというより、自らを凝視するに良い。 読むだけでなく、書くことも、行動になる。合せ鏡を幾重も重ねた己の姿。
―――― < 2002/10/27 ある時間の断片ー7 1968年 9月21日 9時起床。11時に図書館に行く。 13時にコモンルームでゼミのフルメンバー16名が集合する。 そして八王子のセミナーハウスへ。 近年できたセミナー専用のコテージ付のセミナーハウスだ。
思っていたより敷地が広く建物が近代的なのに驚く。 メインの建物が逆三角形で、異様な感じだ。 宿泊は二人で一部屋のツウィンだ。 それぞれのコテージが違うデザインで何か異界に入ったようだ。 空には飛行機が飛び交いまるで欧州にいるようだ。
夜から早速議論をはじめる。 課題は「遊び」。 「見返りのない、何の目的のない遊びこそが遊びだ」 「創造の為に、その背景としてそれは必要でないか」 私の言ったのは「4つの1つとしての位置付けの遊び ー「愛、創造、知性、そして遊び」であった。 何かポイントが外れているようだった。
終了後、レストランで石川とゼミの一年後輩の大島君と飲んでいると、 武澤先生がこられる。 その後夜半の12時半に寝る。 ―― ー感想ー 日記を書き写していて、当時の日々がありありと思い出されてきた。 背景にベトナム戦争、大学紛争、そして高度成長期の真っ最中 でもあった。歌ももう二度とこういう時期は来ないというほど名曲が 生まれていた。
その背景を持って誰もが緊張と希望に揺れていた。 夏休みは卒論の流通革命論を書く為に一ヶ月、大阪のメリヤス問屋 に行ってきた。その後新潟県の六日町の「雲頓庵」という 禅寺に一ヶ月にも行っていた。そして自宅に帰った後の日記である。
学生時代の十数年間の総括の時期であり、 また新しい世界への旅たちの直前であった。 この卒業の直前一年は人生で一番良かったときかも知れない。 いろいろの人との邂逅と喧嘩と別れの時期でも合った。
寝ずに人生について話し合ったのが記録として日記に残っていた。 そういう意味で大学時代に恵まれていた、当時はその事に気が 付いてなかった。寮にゼミに教授クラブに友人に恵まれていた。 赤面する場面は当然カットして写している。
大学で学んだ事は、本を読む事、他人の話を聞きとること、議論を する事、自分の壁を取り去る事、何事も勇敢にチャレンジする事、 戦略的思考をする事など数えればきりがない。 人生で一番良かった時期といえば、やはり大学生活であった。 馬小屋のような汚い寮であったが、いや長屋であった。 ー友人の間でもこの寮が凄いと話題になっていたー
父が5月に来て、翌月から仕送りを2倍にしてくれた、 あまりの凄さに同情したのだ。でも楽しい生活であった。 友人が吹き付けるようによってきて一人になれないのが悩みでもあった。 あの孤独の都会生活で最後には友人が吹き付けるように集まったのは 本当に良い青春の財産だ。 >
― ▼ 孤老化した使用後の現在と、雲泥の差があるが、当時は当時。 「未来とは、今である」 当時の、日記を読み、毎日、17年分のテーマ日記 の幾つかを再読するにつけ、とにかく、毎日、書きつづけてきて良かったと 実感する。他のノートもあり、こっそりと胸の内を書いてはいるが、やはり、 公開を前提にして書上げる内容が違ってくる。その方が、偽善の内容になって いくところが絶妙である。公開すると、それが即、見抜かれるため、シリアス かつ、露悪に成りざるを得ないのである。エゴまるだしの「このバカが!」 と思われてこそ、面白い筋立てになる。
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| 7630,閑話小題 〜今年の初夢はシリーズものですか − |
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2022年01月17日(月)
* 露店の店先にて 思いもよらぬ初夢だが、暇ということだが…何とも奇妙な内容。 物語りは、土日か、市の曜日だけ出店し、騙しやすそうな客の引っ掻けが目的。 何処そこで正式に店があるので、是非ともいらっしゃいと’誘う。仲間内に連絡 をとって、「さくら」客の準備を整え、それなりの仏像を揃える。準備万端の中、 アフォ面した男が登場…さてはお立合い。 …こういう手合いの御客は、届いたばかりの高級品を骨董品を見せる。そこに サクラが、恰も素人面をして、買い叩き入る。 数倍の値をつけ、御店の主人が 然も、資金に困っている風にして、買い叩かれていく。心理誘導はプロ中のプロ が演じるのだから騙されて当然。 ------ 内容(「BOOK」データベースより) < 駅のホームでは素知らぬ顔で列に割り込み、スーパーの店員に難癖をつけ、 喫茶店で猥談に花を咲かせる…。街中を見渡せば、至る所でパワーを持て余した じじばばが周囲を振り回す姿が!エッセイの名手が贈る、じじばば観察記録。 呆れて、怒って、でも何だか笑っちゃう?痛快デトックスエッセイ。 > ―― Top reviews from Japan kuroikijineko すごい観察眼に敬服!です Reviewed in Japan on December 12, 2020 Verified Purchase ◉ 相変らず鋭い観察眼!私の知人に、その場で話された言葉をつらつらと記憶し、 後になってほぼ丸々再現できる人がいます。あの時誰がどういったというような 話になった時、○○さんが「〜〜」△△君が「〜〜」と言って…などと、脚色・ 主観・盛りなどということなく、レコーダーのように、色のついてない言葉が 口からほぼそのままこぼれてくるのを皆感心しまくって聞いているのですが、 多分群さんはそういう人なんだと思います。 ◉ 昔から群さんについては凄い記憶力と言ったような聞こえが高かったので、 その鋭さは変わらず周囲へのアンテナとして、自分たちならするする忘れて しまうようなことまで拾っていらっしゃるからこその、今までの稿量ではない でしょうか。こんなことに遭遇するはずない、と言った評価🄱は、個々人の主観 というか思い込みによるものでしょうね。 ◉ ○○のるつぼシリーズは、今まで男性について、女性について書かれてきていて、 その度面白く読ませていただきましたが、今回前にもまして面白く読ませていた だきました。ひどい悪口ばかりという評価があるのは、読者が今まで自分とは 関係ない、つまり自分はそんな「変な女性や男性」ではないからと自分から距離 を置いて考えることができたので、自分への「悪口」とは思わずあははと笑って 読むことができたのだけれど、「老い」というのは皆等しく迎えるわけで、自分も その仲間として考えざるを得なくて、ひどい悪口を言われたような気になる、 つまり多少なりとも思い当たる節に自分の心の奥で気づいて、ドキッとし、 そしてひどいわ、となるんじゃないかと思います。 ◉ 親だけでなく自分の重ねてきた年月考えると、あー親もそんなところあるな〜 とか、自分もそうなっちゃうかもと、ちょっと離れて考えると、物凄く面白く 読めた一冊でした。悪口というよりは、群さんご自身についての自戒ではないで しょうかね、ジジババと書く方が、「老人」と書くより私は冷たくないとおもい ますね。ユーモアあふれてる人なら大笑いする一冊ではないでしょうか。 つまり自分を笑う事の出来る人、ならという意味です。お薦めします。
・・・・・・ 7275,閑話小題 〜治まりかけた腰痛が… 〜2 2021年01月17日(日) * 腰痛ネタは、死ぬまでの伴侶 初夏のゴールデンウィークと秋口の二回、定期的に2ヶ月ほど続く腰痛騒ぎに、 我ながら翻弄され、ここで、テーマにしている。 今回は、先週から厳冬も あって冷やして、再発し、ベッドや、居間で立上るに10数分も要するあり様。 これは、今までなかったこと。立上ろうとすると、腰に鈍重な痛みが、それを 阻む。そして上半身を何とか、立ち上げるに数分、それから数分。何とも情け ないあり様。昨秋は、鈍痛に鋭い神経痛が重なり冷や汗ものだった、先週のは、 腰そのものが抜けたような状態。夜半のトイレには、起き上るに30分は要する あり様。これが独り暮らしなら、先行きの不安に、一睡もできないのでは!… 昨夜の厳寒の中で、電気アンカが故障し、クーラーを家内が私の腰痛の具合を 知らずに、切ったのが原因と朝方になって知る。…腰痛にとって、寒さが大敵。 この10時過ぎの寒さの中で、腰痛再発に怯えながら、何ともリアルな状態で これを書いている!
・・・・・・ 6882,閑話小題 〜「医療業界」では、死は敗北の過ち 2020年01月17日(金) * 「死」は人生の完成! 現代の世界通念では、<死は敗北>となっている。だから「生死の質の問題」 に微妙な反応を示す。目先を胃婁の付けて生きる方が、自然死よりも優先する ことになる。長生きを希望するのは、現在の健康状態が前提にしてだが、そう はいかない。胃婁を付けて生かそうとするのは、その方が病院経営に有利のため。 そこには本人の人生は加味されない。生前に当人の人生戦略の話などもっての外。 SJでエアロの順番待ちや、一時休憩のベンチで坐っていると、持病と、手術 の経験談が聞えてくる。そして、血糖値や血圧などの検査値の話に及ぶ。 欧米の特権階級は、さておき、一般人たちが毎年、検査をする国は日本だけ。 医師会の政治力が、この歪な状況をつくりあげた。未病まで探しだし薬漬け。 当人や家族は医療システムを妄信してか、疑おうとしない。果たして死は敗北 だろうか? 死はあくまで生の一環で、人生の完成である。 生者必滅。 死ぬべき時には死なせるのが医療では? ― * ジェルシート TVのCMで、腰痛対策用にジェル・シートをみかける。卵をシートと尻の間に 置いて踏みつけても割れない例のもの。蔦屋のコーヒーショップに行った折に、 売場のエンドに山積みされていたのを見つけて、腰痛に当たるも八卦、当らぬ も八卦と買ってみた。で…数日、家庭内を移動する先々に、それを持って移動 した先さきの結果は… 大当り! マッサージボール同様、腰痛持ちに、 お勧め! 低反発クッションより、数倍は沈みこみ、腰圧に快適。 そこで 実感したのは、「椅子に坐ることが腰に負担か」ということ。 ― * 大相撲談議 白鵬が休場した。何やら、横綱の特権をフル利用して、各場所ごとに休場 をして、相撲人生を延命する姿は日本人感覚にそぐわない。大相撲は神事。 モンゴル人とはいえ、間違いなく日本を見下している。 今回のは、 「前場所に、横審に立合いの張り手と、肘打ちを注意されたが、嫌味からか、 今場所も遠藤を相手に再現してみせた」こと。 それでも勝てば様になるが、 敗けたとくれば、冷笑されて当然。更に、翌日、張手無しでも負けてしまう とは、これ如何に。貴乃花が、モンゴルの2人の横綱による弟子に対する暴行 事件を警察に直接、告訴することで、大問題に発展。日馬富士が、引退して、 何とか白鵬、鶴竜は生延びた。そして、横綱特権を利用して、今日まで延命 してきたが、これもギリギリ… 大相撲も、モンゴル相撲が原点。 神社の神主は御召し物って朝鮮のものでは? 広い草原で羊の肉食人種では 敵うはずがない。 何度も飽きずに同じことを書いているが、生活環境が 同じであるから、仕方ない。 朝青竜と白鵬と鶴竜が築いたの談合システム の崩壊が本格化。白鵬はオリンピックまでは粘るのだろうが… 代償は大か?
・・・・・・ 5786,閑話小題 〜つれづれに大相撲 2017年01月17日(火) * つれづれに大相撲 初場所が始まって、はや後半になる。いつもの場所と同様、 <全勝の稀勢の里が、最後は残念ながら優勝を逸しました>の物語の様相に なってきた。前の親方が、他の部屋への稽古を禁止したのが、いざとなると、 負けてしまう脆弱な性格をつくりあげたようだ。白鵬も、やはり相撲年齢も あってか最盛期の力はない。だから面白いのだが。一連の八百長相撲の問題で ヤリニクイだろうが、阿吽の呼吸で??でもしないと… この男には! * 張り手の禁止が必要では ☆ 白鵬と、朝青龍の時代から張り手が多くなったが、これは変だと常日頃から 思っていた。上下関係の厳しい大相撲の世界で横綱の顔を張るなど、とんでも ない思いこみを利用した卑劣な行為。張る方も、脇が甘くなり、差されてしまう 危険が大。先場所、張られて脳震盪をおこした力士がいた。今場所も、その恐怖 が残っていてか、初日はオドオドしていた。 やられたらやり返すのが、プロ。 必ず2倍は張り返せばよいが。そこを逆に狙われる? 相撲は立合いから数秒で 勝負がつくため、立合いの駆け引きが面白いが、張り手の瞬間、何か白ける。 * チビッ子相撲上りの中に? ☆ 最近、チビッ子相撲上りの相撲取りの方が、野性味は少ないが、子供の頃 からの基本があるため、強そうなのが出てきた。指導者も方針を変えたようだ。 だから、年末に全日本相撲選手権、学生相撲選手権で、逸材を見抜くのを楽む ようになっている。もう5年前になるが、中村大輝が二年生の時に、東日本学生 相撲選手権で優勝をしたとき、これは強くなると思ったことを憶えている。 来場所入門組の中にも有力なのがいるが、現在の2年3年にも多くいるようだ。 相撲は年寄りの楽しみということか? そうこうみると、外国に開放したのも、 正解だったのかもしれない。ただしアジア系に限り…
・・・・・・ 6517,閑話小題 〜ボロボロの韓国の辿り着く先は? 2019年01月17日(木) * 際どく危ない国家‘日本’を、お忘れなく! 北朝鮮とアメリカの頭越しの交渉に、韓国大統領の存在価値は大きく下がった 中で、70数年前の問題などで、国民の関心を日本に向けるしかないのも分から ないでもない。海外移住希望者が国民の7割というから… 何おか言わん。 朝鮮民族の歴史で、隣国への攻撃をしたことがない事実からして、儒教から くる誠実な国民性を窺い知ることが出来る。 中国、ロシアの圧倒的圧力の中で、 身をわきまえることが第一。それに引き換え、地政学的にみて四方の海に囲まれ、 それが自然要塞になっている日本。その上に、台風が大雨をもたらし、冬の積雪 がダムとなって大量の地下貯水をもたらす。その豊かさの蓄積が両国の経済的な 格差を生んでいる。太平洋戦争の戦勝国の朝鮮の現状は貧しく、敗戦国の日本が 圧倒的に豊であるのが現実。で、お隣には、時代がかった、危ない金王朝国家。 現在も、その北朝鮮とは臨戦状態。ぬくぬくした日本に特殊な感情を持って、 至極当然。で、日本国内で「アパルトヘイト」で、見下げられれば… 人間にとって国家の存在がベースにある。 朝日新聞・コラム(折々のことば) にあった。米原真理の小説『嘘つきアーニャの真っ赤な真実』の一節… 【 ロシア語通訳・文筆家の米原は、ルーマニア人の旧友、アーニャと31年 ぶりに再会し、故国の人々の惨状に冷ややかなその言動に戸惑う。共産党幹部の 娘として例外的に英国に留学していた、その強烈な一言。 <どの人にも… 母国の歴史が背後霊のように絡みついている。 それから完全に自由になることは不可能よ。> ― ▼ 太平洋戦争の半年後に、日本に生れ、復興と、経済成長、日米経済戦争の 敗戦を目の当りに経験してきた。成るほど、国家あっての私を肌身を持って 感じ取ってきた。ボロボロの韓国ほど追い詰められてはいないが、このままなら、 ある日、国家破綻という現実が、そして… 近未来が「ボロボロの日本」に?
・・・・・・ 4324, 財政恐慌 −2 2013年01月17日(木) ー まずは具体的な内容を抜粋してみる ー『財政恐慌』浜矩子著 ≪ ー 今回の質問の内容 − ● 我々は今どこにいるのか ● いかにしてここにきたのか ● なぜ、ここにきたのか ● 我々はどこに行きたいのか ● 行きたいところに、我々はいかにして行きたいのか ◎ まずは、「我々は今どこにいるのか」「いかにここにきたか」「なぜきたか」 □ 今、我々は閉塞感のさなかにいる。 いかにしてここにきたのか・高度成長期 が終わり、ニクソン・ショックがあり、プラザ合意があり、バブル経済を経て、 失われた一〇年に見舞われ、小泉劇場に踊らされ、リーマン・ショックの衝撃を 味わい、格差の深化におののき、衰退国家化することを恐れつつ、ここにきた。 なぜ、ここにきたのか。ここに至る変転の節目節目で、タイミングを逸し、 時流に身を任せ過ぎ、時流に飛びつき過ぎ、変身を恐れたから、ここにきた。 ◎ 我々はどこに行きたいのか □ 我々は、ほっと安心できるところに行きたがっている。デフレや失業や年金 問題や通貨戦争や国々の財政破綻などを心配しなくていい。 そのような安らぎの天地を求めている ◎ 行きたいところに、我々はいかにして行きたいのか □ 政府は、「新成長戦略」をもってそこに到達するのだと言っている。 だが成長神話は古い。それに、この間を通じて日本経済はそれなりに成長 してきた。ところが、それによって人々が安心することができるように なっているわけでない。今、必要なのは、成長戦略ではなくて成熟戦略だ。 大きく積み上がった富をいかに上手に分かち合うか。 そのための新しいメカニズムを考案していくことが必要だ。 ≫ ▼ アメリカが日本に強いたプラザ合意。国内需要の喚起のため、ばら撒いた 金が不動産投資などバブルを引き起こした。そして5年後のバブル崩壊。 その後は歴代首相が経済成長という幻想を目指すばら撒きの繰り返し。 その結果の膨大の借金。偶発的?に権力を握った二人の元首相がすることは 決まっている。更なる膨大の国債発行。 これが最期のトドメとなる。 ・・・・・・ 6153,閑話小題 〜ネガティブな感情が成功を呼ぶ 2018年01月17日(水) 『ネガティブな感情が成功を呼ぶ』 ロバート・ビスワス=ディーナー (著), 〜Amazonの内容紹介〜 ー100%ポジティブをめざす人よりも、20%のネガティブ時間を有益に使える人 のほうが、仕事でも学問でも成功し、幸福な人生を歩める!ー 怒りは想像力の燃料となる、罪は改善を促す、自己暗示こそがパフォーマンスを 向上する、我ままは勇気の源だ、非情(マインドレス)がよりよい決断につながる。 ポジティブ心理学の若手精鋭研究者による(心の暗い部分)がもたらす効用に 関するユニークな論考。どのような状況にも素早く対処できるように、あえて いろんな感情に目を向ける力を持つこと、ありのままの自分と付き合うことの 大切さをわかりやすく説く。ー ― ▼ リタイア―以降から現在に至る私の実感である。 表向きは「落ちた人」 の立場。イメージとしては、「遠くの火事場を楽しみにしている人達が大挙 してやってきて、特に金融系の何?にとって、経済犯罪者そのものの欠席裁判。
・・・・・・ 2844, 「ほめる」言葉 −1 2009年01月17日(土) 《精神対話士》の「ほめる」言葉 ーメンタルケア協会偏 読書日記 図書館で何気なく手に取った本。人間関係を円滑にするための褒めるノウハウ書 と思ったが、《精神対話士》の、という部分が気になり借りてきた。ところが、 なるほど口先で褒める言葉ではなく、心の底から褒める言葉が並んでいる本。 基本は、「相手の存在を認めることから、すべてが始る」である。この本を編集 した財団法人メンタルケア協会とは何か?がHPにあったのでコピーする。 < 慶応大学医学部出身の医師達が中心となって設立された協会。 「人間は病気など、さまざまな障害によって心に不安を抱え、人生をマットウ するための根幹となる「生きがい」を見失いがちになることに着目。それらの 人々を真心の対話によって励まし、「生きることの尊さ」を共感できる 「メンタルケア・スペシャリスト養成講座」を開催。一般に普及させるため 精神対話士の育成、認定、派遣を行っている。この本は、精神対話士の効用の 一端を「ほめる言葉」にまとめたもの。「温かいひと言」を相手に投げかける ことで、親密な人間関係を築けることを教えている。> 借りて少し読んだ後に、直ぐにアマゾンで注文をして取り寄せた。 こういう場合、アマゾンは有り難い!私が人を褒めると、知人や同級生に 驚かれることが何度かあった。「おい、どうした?お前が人を褒めるなんて 殆どないのに!」である。ということは、「けなしても、褒めてない」のである。 私はけっこう褒めているつもりだが、違うのである。「営業用の褒め言葉」を 聞きなれているため?言えないのである。全て知った上で「嫌味」を言うより、 営業用でも褒めた方が良いのだが、しかし、しかし、言えないのである。 (字数制限のためカット 2012年1月17日) ・・・・・・・ 3209, 年金支払い総額 1400万 2010年01月17日(日) 「年金定期便」とかいう大型の封書が日本年金機構から送付されてきた。 41年間で総額1388万円である。(以前の年金通知の中にもあった かもしれないが、記憶に残ってなかった>)その間の金利や貨幣価値の変動 などからみて3倍が妥当。実質の支払額は 1400×3=4200万は 積み立ててきたことになる。それも半強制的にである。 私の年齢は63歳の去年の7月から21万円が死ぬまで年金として支払われ。 21×12ヶ月×(平均余命80−63歳=)17年 −>4284万になる。 成るほど、こんなものになる。但し、自民党と官僚が、これを過去に食い散ら してなければである。ところが、田中角栄様が、その年金を食い散らす算段? をしていたのである。その掛け金の支配金は、我われに年金が支払われる 時点の掛け金で賄われるシステムに換えていたのである。未来のために 積み上げた年金を現政府が自由に使えるようにしていたのである。 酷いものである。腹がたつ以上に、情けない。 当時の政府も、少子化とか、 国家のダウンサイジングが現実のものになるとは思ってもいなかったのだろう。 数年前から団塊世代が年金組になって、大問題になってきた。こういう事態 をみて、今の若い世代の人たちは年金を支払いに疑問を持つのは当然である。 いずれにしろ我われは大きな問題に直面していることだけは確かである。 年金税も現実問題として有りえる。
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| 7629,閑話小題 〜今年の初夢はシリーズものですか |
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2022年01月16日(日)
* 数日前に一回目、そして今朝方が二回目に 夜半の3〜4時に目が覚め、二時間ほど夢見心地になるが、数日前の夢が、 何処か繁華街の裏通りを彷徨っていた時、露店が店先二有り、10僂曚匹陵經舛 小さな仏像が数体あった。『ああ、羅漢様だ!』と、思いつつ通りすがったが、 値段を聞くでなし何やら印象に残っていた。 それが、今朝方、その通りを歩いていたが、その店がなくて、ああ、買って おけばと、近くに人に店の所在を聞いたが、解らずしまい。その後、Uターンを して戻ってくると、その店があり羅漢を中心にした仏像が、鎮座していた。 仏像の値段が5000〜1万円位で、買えないこともないがと迷っているところで 微睡みから目が覚めた。何度か書いているが、パソコンの右に2〜7僂曚匹痢 小仏像と、15僂離泪螢⇒佑料…数体並んでいる。両親が買い揃えたもので、 時どき眼と心の安らぎに目を向けている。 恐らく、この夢の続きの三部が、明朝にあるのが、楽しみである。
・・・・・・ 7274,閑話小題 〜治まりかけた腰痛が… 2021年01月16日(土) * 75歳の壁が… 数日前から、腰痛が始まった。去年の10月末から5年に一度の腰痛が… 5年ぶりになる。5年前もキツイ腰痛だったが、今回も厳しい痛みが発生。 今までは鈍痛だったのが、数ヵ月前のは痺れが突刺す痛み。 そして数日前のは、腰が抜けるような痛み。段々、悪化しているような…。 軽めを含めると初春と秋口の年・二回はでる。ホッカイロで直に治るが、 これは年中行事の一つ。キッカケは冷え! 17歳時からの付き合いだが、 医者掛かりは一切ない。何やら階段の途中で、腰が抜けて後頭ぶから転落し ないかと、心配になってきた。70歳の壁と同様に、75歳の壁は、足腰の弱り! 困ったものだ。 ― * 奥の院の寝室から居間に向かうと… この二日間は、奥の院で、YouTubeを見て、さて歯磨きへの、居間を通って、 台所と一Fへの階段へと向かうスガラ、TVを見ると、深刻なパンデミックの 影響の実態のレポート! 最近、奥の院ではYouTubeの投稿映像ばかり見ている ためか世情に疎いが、個人商店主とか、ホテル関係者の悲鳴に近いインタビュー には、然もありなんと! 年を越えて、さて、娑婆は? 現実は厳しい! 何やら、3,4合目まできている感があるが、そんな甘い事態ではない。 2合目辺りか… 何やら災害慣れした日本人には、ピンとこないのだろう。
・・・・・・ 6881,閑話小題 〜急遽、変更して… 2020年01月16日(木) * 24歳の私との対話 テーマ日記を書上げ、過去文を読返すと、去年の文章に引き寄せられた。 40歳の私との内的対話である。それでは昨日、74歳の誕生日をむかえた私と、 50年前の24歳の私との対話が面白そうと… 人生真只中で、五里霧中。危なく、 際どくなるから止めておいた方がいいか? 何やら、刃を首元に突きつけられ、 息も出来ない程に追い詰められていた。如何に己の力がないことを、思い知り、 立ちすくんでいた。 受動から能動に変わるために、モガイテいた時節。 よくぞ、精神の変調をきたさなかったと… 24歳が男の人生で一番危ない時。 考えてみたら、現時点の74^5歳も際どく危ない時節。危ないもの同士の対話も、 味が出る? ≪ 現在の私: まあ大変だったが、通らなければならない壁の時節。 24歳の私: 1970年。まあ、激動の年。ただ、日本は、希望に満ちていた。 現在の私: 誰もが、焦っていた。世界が社会主義化の渦として流れていた。 新時代への原野というところ… とにかく、足を踏み出すしかない。 24歳の私: 父親の存在が大きかった。暗黙の父親のサインを読取り、それに 沿って意志判断を下していくしか術がない。 74歳の私: でも、着実に足元を踏み込んでいた。若いからだろう。 上(後年)からみても、疲れるよ。両親の創業は家族10人が生きていくための 創業。ただ独り、足を踏み固めるのは所詮は無理さ。 24歳の私: 後には退けないもの! 前よりに傾くしかないでしょう。 寂しかったというより、悲しかったね。誰にも手を差し伸べらなかったし、 縋りつく手もなかったし、あるのは、見守ってきれた両親の視線。 74歳の私: でも、学生時代に出あった先輩諸氏の中には、こんなものじゃ ないほどの苦労人がいたね。そうだよ、誰もが通る20歳代の独り道さ。 24歳の私: 50年後に、74歳の彼方(私)に、こうして慰められるとはね。 それも誕生日の翌日にね。ところで、24歳の私が彼方に質問したいのは、 何ですか、この結末は? ブラックスワンの到来は解らないでもないがね。 74歳の私: 言訳も何もない。ブラックスワンってのは、何もかもを奪うもの。 父親がね、口を酸っぱく言っていたね。突如、思いもしない濁流が、襲う 前提で、シェルターを準備すべしとね。私は、個人と会社組織を長年かけ 別口にしておいたのが幸いした。これも、親からの教え、体質。 24歳の私: その後、40歳の私と対話をしているね。あれも酷かった。 74歳の私: 生まれた直後な第二次世界大戦の敗戦の翌年に生まれたんだから。 以来74年、長いようで短かったが、まあ、極上の人生と言ってよかった。 ありきたりだが、時代と、両親と、周辺に恵まれていた。あんたの年頃が、 人生で一番、恵まれていたね。20歳代に人生の問題を吐出していたのがね。 24歳の私: 自分って何だったの? 自問自答の底が浅いとつくづく思うの。 74歳の私: ここまで生きられ、行蔵を貯められたのを、24歳の私に知って もらっただけで充分さ。 24歳の私: 当時、取組んだ『カードファイル日記』を、ブログに替えて、 19年近く書き続けているね。それを知ってね、独りで涙している。独りの 世界の構築ってのはさ、何もかも独行で、独白でね、それを良しとしてね。 74歳の私: 誰に語るのではなく、自身に語ることさ、それも良心にね。 ・・・・・・ 6516,閑話小題 〜40歳の私との対話 2019年01月16日(水) * 何でまた、こんなテーマを? 〜ライブそのままで、さて如何なっていくのでしょうか… ≪ 40歳の私: 1990年ってさ。バブル崩壊とソ連・東欧圏の崩壊が重なった年。 それでも毎日が楽しくて、面白くてね。1989年12月にスペインに行ってね、 バルセロナの公園で、中高年の男たちが自然集会のように集まって、何か を議論していたね。その時、これは只事でないとね。その帰路、ローマに 立ち寄った時に、ツアー仲間から離れてオプションで、地元会社のツアー 『ポンペイの一日ツアー』に参加したの。 その時に、車中が異様な空気で、 ルーマニアのチャウシェスクがクーデターで殺害のニュース記事の新聞が 車中にまわってきて、リアルな射殺体が掲載されていて… 日本と欧州との 温度差の大きさに驚いたね。 73歳の私: 永遠に続くかと思われたバブル崩壊には驚いたね。 せっかく欧州で、劇的現実を目の当たりにしながら、何を考えていたのかね。 日米経済戦争の敗戦の現実に鈍感過ぎ、拡大路線を走ってさ。 バブルで狂ったまま、その延長を直走ってしまったね。 40歳の私: 1960〜1990年の花の時代を生きてきて、直に切替えろってのも、 難しいもの。奇跡的だもの、あの時代は。 73歳の私: 最終的な結果に、何故か後悔もないし、面白かったという実感しか 残ってない。アメリカによって与えられた自由民主主義も、その根底が定か でないため自国がアメリカの属国であることの自覚が国民に足りなすぎ。 その後、ダイエー、ニチイ、西友、西武百貨店、西武鉄道、そごう百貨店、 などが破綻していったが、他山の石としか、考えられなった。 40歳の私: それにしても、よくぞ生きているね。何か全く違ってしまったね。 73歳の私: その後ね、本格的デフレになってさ。株価は6000円代まで下落し、 国債が一千数百億まで膨らんで、今では、国家予算の半分は国債で賄って いるんだよ。信じられるかい。それにさ、アメリカがね白人第一主義の 本音を主張した泡沫候補が大統領になってさ。 40歳の私: それじゃあ、アメリカ立国の精神に反するじゃないか。 73歳の私: 泡沫の極右の側近も、呆れ果てて、二年で一人残らず、辞めて いった中で、4割近くが、この大統領を支持しているからね。 20歳の私: 私にも参加させてくださいよ。この事態は、嘘としか考えられない! 世界は大混乱の極みになるんじゃないですか。 73歳の私: 既になってるけど、誰も引きずり下ろせないの。あれだけの 批評能力のあるマスコミも、大統領の権限だけは、抗えないの。 40歳の私: 「時代背景を背負った上の自分」って何でしょう。 20歳の私: 主要各国の現在の顔ぶれを持っている時代背景が33年後のアナタ ということ?…何か末恐ろしくなってしまうよ。 半世紀も前の私の時代。 <文化・文明の相克、文化間の摩擦、文明の衝突を人類がいかに克服して いくか>って言っていたんだけど、何も良くなってないじゃないですか。 40歳の私: 何ですか、スマフォ、タブレット、大型TV、グローバル化。 SF的というより、想像すらできない科学技術の進化。何ですか、これは! 73歳の私: 誰も、抑えきれないから困ったもの。 それとAI化の問題。 これじゃあ、近未来の予測さえ不可能になっている。それでも、51歳で、 これじゃあ駄目と気づいて方向転換を図ったので何とか最悪の事態を 避けることが出来たがね。 20歳の私: 用心深さだけは保っていたんだ。 40歳の私: 社会に出っぱなしの頃、ドルショック、石油ショックに直面 したのが、良かったね。誰も思いもよらいない不意打ちが襲ってきてね。 全てを洗い流すんだよ。「登り坂、下り坂、まさか」の三つの坂の 一番、キツイのが、「まさか」さ。 73歳の私: 下りも登りもヘッタクレもない。「まさか」が、ある日、突然。 20歳の私: 何か73歳のアナタを知ると、どうだろう? 生き方を変えるか、 そのまま、潮流、いや濁流を抗うことなく、流されるのも… 40歳の私: <僕わかんない!>ですか。 この40までの20年間、辛いけど 実際は面白いよ。若い御前さんが羨ましいよ!…それと何とかなるさ。
・・・・・・ 6152,閑話小題 〜ドップリ独りで 2018年01月16日(火) * つれづれに、独り言 ☆ 少し積雪があったようだが、8〜100僂阿蕕い。一月半ばはこんなもの。 例年は1・5m位は積もる。地元の道路は大方、消雪パイプのため乗車に問題ない。 要は今週の積雪が如何なるか。居間と寝室にエヤコンがあるが、冷暖房費を 考えて、殆どつけない。家では、古くなったダウンジャケット、ダウンベスト、 フリースに、アンダーベストの重ね着をして過ごす。 姿見をみると、恰も エスキモーか、ホームレスのよう。夜間も、電気アンカを抱いて寝ている。 それでも、電気代は普段月の2倍以上になる。 これを書上げる為に冬期間は3 0分遅れの4時半に起床して、まず風邪予防に生姜湯と、ヨーグルトを飲み、 仏間の一角のパソコン前に鎮座する。で、常に鼻風邪気味状態。
☆ 昨日から大相撲が始まった。土日は15時から、平日は16時〜18時までTVの 相撲観戦になるため、日常の生活が少し変わる。今場所は「暴行事件の不祥事 の最中、モンゴル人対日本人若手力士の対立構造が浮上がり、それに加え、 最高格行司の式守伊之助が男色で、泥酔の上、セクハラ行為の結果、業界から 実質追放の結果、天覧も中止に相成った。初日、横審のメンバー御揃いの前で、 白鵬が御得意の「横綱アドバンティジ」(左手張手、右肘打ちの立合い)を 披露するかどうか?が注目されたが、流石に無理!マトモな立ち合いの結果、 初日は、土俵際で一本足で残し辛うじて勝を拾い。昨日も、張り手が使えず、 苦労の勝利。「幽霊の正体見たり枯れ尾花…」。40回優勝の威厳が地に落ちた。 その結果、張りつめていた気力も萎えて引退も近づいてきた。 …としても、 大横綱であることは間違いない。
☆ 冬と季節の変り目には、40年来、腰痛予防も含めてホッカイロと腰ベルト を装着するが、今では5月と11月に一週間位になっている。スポーツジム通いと、 そこのヨガ効果である。ヨガそのものも良いが、普段の生活の中で、無意識で ストレッチをするようになったこと。布団の中で、背筋を延ばしたり、足の裏 を合わせたり、パソコン前で、顔面と耳と頭をマッサージする。リタイアから 7年になり、現在の生活に馴染んで、楽しんでいる。「独りリズム」で心を浮か せる「独楽」は、昔とった杵柄。この随想日記もそうだが… この生活も何時 まで続くことやら。 幸せな人は、何があっても、何をしても幸せになる。 「独りのリズム」を作れるため。基本は己の居場所を見つけ、そこで転々と すること。 傍からみれば、気味が悪いのだろうが…
・・・・・・ 5055,生と死をめぐる断想 ー6 2015年01月16日(金) 『生と死をめぐる断想 』岸本 葉子(著) * 時代という背景 それぞれの時代背景に相応しい、医療からはみ出た民間の癒しが出てくる。 著者が、それをシンプルにまとめているが、これは大衆の生活の知恵でもある。 癒しは、心奥で誰知れず独り納得するもの。長年かけた信仰を持たない人たち にとって、手近な癒しに縋るしかない。 〜その辺りを抜粋〜
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2022年01月15日(土)
* 76歳の誕生日ですか! 1年前に後期高齢者の仲間入りしたばかりなのに!今日は76歳の誕生日か! 76歳は、父親が亡くなった年齢から10年になる。 さすがに受け入れがたい。 人生戦略にして75歳を最大生存年齢の年を跨いでしまった。有難い事である。 成るほど、他山の石として、醜態を多くみてきたことも有り、早々に終焉を 迎えることも必要かと… 確かに老いることは、虚しいが、それ以上に、その 先には豊穣の魂の何やら?を実感する。生延びることは尋常ではないが、豊潤の 何ものかがある。それを一つずつ、掘り出していくのが老齢期の営みになる。 ― * 長岡弁?に‘如何しょうば’があるが… 『 おここ、どうしょばて。こればっかしゃうめのう。』が、ある。 コロナ禍が、何ともドウシヨウモナイ事態のサイクルに入ってしまった。 これに、自然災害、戦争が次のサイクルに入ってくるため如何ともの世界に… 「成るようにしか成らない」ともいっていられないのが行政の辛い立場。 こういう時に限って、大災害が起きるのが世の常。 『欧州の半数がコロナ禍に巻き込まれる上に、日本にも、その可能性がある かもしれない』とは… 基礎欠陥持ちの高齢者は、これでは不安になって 然るべき。 努力はするが、これも天災なら致し方がないのか。 思いも しなかった<まさか>の坂が突然、現れてきた。他人事ではない! 人生の大部分を消化したから、それはそれは…というより、まずは自分事と して、死ぬのは死ぬ、助かるのは助かるとした上で日常を見直すしかない。 特に年寄りは! 成るほど、人生は哀しみと喜びが伴なう豊潤が満ちている。 せっかくなら、味わい尽さなくては! ― ・・・・・・ 7273,閑話小題 〜大変でもいい… 2021年01月15日(金) * 高齢者とは、実際に何歳が該当するのか? ついに、今日から後期高齢者に仲間入りをした。予定では、鬼籍に入ってる 年齢だが、その兆しは物忘れと、腰痛ぐらい。 還暦辺りから、「私は75歳まで 死ぬ!」と公言をしてきたので、肩身が狭いが、それでも、寝たきりよりは良い。 51歳時の頃に、60歳までに、80歳までの残り29年分を先だ押して生きると、優先 順位を組み替えて、濃厚な9年間を生きた。それが良かったか如何か?還暦に、 心の中で‘独り万歳’をした。その気の緩みが、自業自得か、会社清算を速める ことになった…? 65歳にはリーマンショックに遭遇、74歳はパンデミック! この9年間の時代の変化に… 信じ難い思いである。
<・前期高齢者(65〜74歳):1,752万人 総人口に占める割合は13.8% ・後期高齢者(75歳以上):1,641万人 総人口に占める割合は12.9% ☆ 総人口に占める65歳以上人口の割合(高齢化率)は26.7%。 つまり4人に1人以上が高齢者と枠付けられているのです。 > ― ▼ 7〜8人に1人の割になる。何時、鬼籍に入っても不思議でない年齢。 『この10年、いや今世紀に入った20年の変化は、あまりに激しい!生きていて 良かった!面白かった!』が…実感。父親が67歳で癌で亡くなったが、8年も 長生きをしたことになる。あと3年は生きたいと無念の悶絶で亡くなっていた。 何ごとも「生きていればこそ」を死期の迫った姿から学んだこと。 老齢は、一日、一日を味わい尽すのが務め。その意味で、毎日が充実している。 70歳頃から、腰痛や関節の痛みなど、肉体の衰えを実感すること多し。兎に角、 毎日が新鮮に感じられるのが良い。 その点、このブログで毎日、一テーマの ブログは役立っている。7000を超えているが、書き続けることが大変な反面、 魂の分霊の実感の手応えが有るため、何とか続いている。辛くとも、長生きを しなくては… 21世紀になろうとする頃に、学生時代の友人、いや…知人が何人かガンなどで 死んでいった。妻が、ことある事に、『父親が生きていたら、この世界の現状を 如何…思うだろう!』と宣う。バブル崩壊と、冷戦の敗戦でロシアが壊滅をした 時節に、やはり同じことを心の底で呟いていた。後期高齢の時節まで生かされた 吾が身には、このパンデミックで世界が一変し、先が見通せない現状からして、 これに遭遇したことが、良かったか、悪かったか。
・・・・・・ 6880,閑話小題 〜危ないトレンドは、まだまだ 2020年01月15日(水) * 開戦前夜だったイラン・アメリカ戦争は? 三次世界大戦の言葉が出るほど差し迫った両国の開戦の危機も、今のところ 収まった。これも何処かで発火をすれば、大爆発の可能性が。国軍と別組織の 『革命防衛隊』が、このまま黙るとは思えない。そこで… 再び沈黙 ! 全面戦争ともなれば、イランのシリア、イラク化が一挙に現実化になる。 アメリカ軍の52ヶ所の攻撃対象の提示にイランも怖気ついたか。イスラエルに とって核施設の消滅には好機になる。この危機のトレンドは、当分、消えない。 不景気風は、ますます強度を増す。その前に株式の暴落か、大地震か、朝鮮の 有事も孕んでいる。問題はトランプ大統領と、支持する国民。 ― * 白鵬まさかの連敗で初場所大荒れムード… 〜2横綱同日金星配給は23年ぶりの不名誉記録 ・・・・・・ 6151,閑話小題 〜誕生日の早朝、20歳の私との対話! 2018年01月15日(月) * 20歳の私とですか! 今日は「72歳の誕生日」。「目出度くもあり目出度くもなし」である。 「自分が、この年齢になるとは!72歳の私って誰のこと?」が実感。 面白いので即興で、20歳の私を呼び出し、現在の私と対話させてみる。
― 20歳の私: 72歳の自分と出会うなんて何か奇妙な心持がする。 私: 私でも、そう思うよ。自分で自分じゃないみたいな… 老いるとは、 こんなことかと、毎日、新しい老いの発見の連続だよ。 20歳の私: 精神年齢は正直のところ幾つぐらいに思えますか。 私: そうね〜 20歳から60歳の間を、彷徨っている感じかな〜 とにかく、ネットと、TVの御蔭で、キーワード探しをして、面白い 情報と知識に次々と出あえるからね。それは、アンタには解らないよ。 想像しろと言っても無理だろうがね。 20歳の私: 1966年と、2018年じゃ、想像も出来ないよ。でも、ソ連が崩壊。 中国が自由経済社会に変身。日本もアメリカによって骨抜きが進み、属国 状態。それと現実社会をネット社会が覆ったというが、どうだった、 この半世紀の実感は? 私: あの頃はバブル経済の二段階辺りで、何もかもが夢のようだった。 あなたは、翌年に一ヶ月間の欧州旅行をすることになるよ。 20歳の私: 本当ですか。 私: そうだよ翌年のゴールデンウィーク時に、ヘルパーとして手伝いに 行っていた軽井沢の『友愛山荘』で、他のヘルパーに感化されて… 欧州一周旅行。それで小さい、固い殻が木っ端微塵に叩きこわれ、新たな 真我が顔を出すことになるんだ。 20歳の私: そこで、人生が変わりそうだね。 私: 今考えると、あれが良かったか、悪かったか? それでも、以来、 51回も、地球を広く深く見て歩けるんだよ。そりゃ面白いことは確約する。 大変だとしても、これは絶対に良いよ。デズニィのキャラクターのように、 今は頭でっかちで良いんだ。とにかく、毎日をフル回転すべきだよ。 私は、当時のアナタに感謝しているんだよ。 「キリスト教倫理」の教授が、夏休みの宿題に、「生涯展望の見取り図」 を、一夏かけて必死に書いたよね。 それに対し、教授が丁寧な返事がきたよね。 あれが良かった。 20歳の私: 軽井沢の山荘で、早朝、近くの「離れ山」を散策しながら、 必死に考えたさ。毎日が若い女性の旅人たちと歌い踊ってね。 今が人生の春ど思っていたが、もっともっと面白いことが連なり待って いるなんて。 ところで、激変の中で、生きてきた実感は? 私: 当時、『全機』という禅語に出会ったね。あの言葉を貫いてきたのが ポイントだったようだ。 正法限蔵全機の巻に、「それそのものが何もの とも相対せずに存在していることを全機という。」と。「人が持つ全ての 機能を現し、発揮する」事をよしとする意。 これだったんだよ。 20歳の私: かなりズッシときたが、成るほど。 私: でも、こうして話せるのは、この年齢まで生きているからさ。 「純真な心の芯が魂」ということさ。 最後の最後は、そこだよ。 20歳の私: 行蔵を覗くと、そうでもないようですが… 何か偽悪と、 露悪を楽しんでいたような。こんな筈ではなかったんじゃないですか。 何か、勝手に自分を卑小化していませんか。 私: いや、こんなものさ。 20歳の私: 面白いから、また呼び戻して下さい。 ― ▼ あたかも、別の存在に憑依され支配されている自動書記のような感覚の時間 が過ぎていたような。対話は、あたかも「己の人生の使用前と、使用後の内面 の自己対話のような。インナーチルドの青年期の私との対話とも。 煉獄内の独り言?
・・・・・・ 1月15日 1969年 今日は学生時代最後の誕生日だ。 毎年この日にNHK「青年の主張」を必ず見ることにしている。 このよう見るのは最後だろう。 内容と評価を、メモをしながらみた。 ・北海道代表の武田(女)さんの主張 あまりハッキリした意志が感じられないー65点 ・東北代表の清水さん 働きながら夜間にいっている。自分をしっかり把握して真正面から 自分を見つめられる人間になりたい −70点 ・四国代表の中西さん(女)ー実習教官 自分を温かく包んでくれる深い何かに感謝−80点 ・東海代表の須田さん(女) 女である自分の農業の立場 75点 ・東京代表の守屋さん 青春の喜びー無限と思われる未来の夢に対する生き方 若さの代名詞は可能性 75点 ・沖縄代表の宮城さん(女) 沖縄県民の心情ー85点 ・近畿 林さん 精薄施設の女指導員 園児の美しい心の素晴らしさについてー75点 ・関東代表の関谷さん 自分1人で生きていく心構え 70点 ・九州 河嶋(女) 生活の為働かなくてはならない姉妹について 老人対策など 90点 ・中国代表の吉原さん 非行少年の観察員の主張 心が病んでいる少年達ー80点
〜以上が私のつけた評価の点数である。 現実にドップリ使っているのだから、仕方がないがもっと 広い視野で自分を見下ろす目が必要ではないか。 可能性の追求をもっと見つめることが大事ではなかろうか。 この目で自分を見つめ直すと、どうであろうか。 流通で生きると決めたのだ。そこで何を可能性として求めるべきだろうか。 そこで自分の基盤を深いものにしなくてはなるまい。 そこで自己建設をしていくことになる。 ここで忘れてはならないのは、他人もそれをおこなっているということだ。 何故、そんなことをしなくてはならないか? 人間として生まれ、最後は死ぬ中で自分の生きた証を残す為である。 それが義務といってよいからだ。 その立場によって、それぞれが違って当然である。 私は今、そのスタートラインに立っている。 誕生日に毎年この番組を見るのが私にとってベストになった。 ・・・・・・ 5784,閑話小題 〜今度は71歳ですか 2017年01月15日(日) * 今度は71回目ですか 昨日は誕生日の前日だったが、地元ステーキチェーン店で、細やかな誕生日 祝いをしてきた。 昼間の千円ランチでの誕生祝いの品は、皿にアイスとか、 ケーキがついた、飾りには小さな閃光花火がチリチリと光っていた。 隔年ぐらいは、その線香花火に癒されている。 この年齢になると、祝いというより、あの世への一里塚の感が強くなる。 還暦か、その一年後の70歳代になったら、自分への贈物をと考えた挙句、 アンドロイドTVの買替えを思いついた。家内に察知されれば、即、潰される。 とはいえ、年金生活者には重負担。家内の罵声覚悟の上だったが… それが 何とも、老いの身に堪える。で、何とか乗り越えた。一番喜ぶのは家内。 この5年半はタブレットPCに夢中だったが、今度は、これに気持ちが移行する。 で、結果として、思い通りに大正解。 これが思いのほか極上の機能。 白黒からカラーTVへのアップスケールした以上の画期的代物。一時、3Dテレビ が話題になったが、この立体的に見える画面であれば、その必要性は薄れる。 例とえば、大相撲の力士が土俵下で映し出されるが、同時に観客席の観客の 姿かたちと表情が力士と同じ位に鮮明に見える。 相撲も面白いが、様々な コーデネイトや、長年かけて出来上がった、様々な仕草を見ているだけで、 現場の臨場感がある。何か異次元世界に足を踏みこんだ感がする。17時〜20時 までは居間で晩酌をしながらTVを見ていたのが、今では1時間もしないうちに、 奥の院の寝室に行く。居間のTVでは頭が痛くなるため。 明日は、このアンドロイドTVをテーマにする。
・・・・・・ 5419,閑話小題 ー今日で満70歳ですか 2016年01月15日(金 * 世界的不況が更に深刻のようだ ☆ 庭の木々の積雪は15センチほどか。これでは冬物衣料は、大打撃だろう。 世界的不景気もあり、原油が一時的にしろ30ドルを割った。一年ほど前は、 120ドルだったから、4分の1。これは世界的デフレと産油量の供給過剰が 背景にある。世界の広がりあるテロと地球温暖化による、作物の不作もあり、 株式からも目が離せない。現役の立場だったら、かなり厳しいはず。 ☆ 去年の暮れに、大学時代の同級会で隣席の有名な夏はゴルフ場、 冬はスキー場で某リゾートホテルを経営している人に、 『万一の備えを、たとえば、夫婦して厚生年金に入っているとか、 奥さんの通帳を別立てにしているとかの万一の対策をしている?』 と聞くと、『妻は長い間入院して働いておらず、二人とも国民年金。備え などしている余裕などない。それより目先のスキー場の積雪が心配だ! まだ、中国、オーストラリアなどの外国人の来客があるからよいが・・』 と、弱気な顔。それぞれ事情があり、無神経な質問をしたと反省。 地方経済は、いずこも厳しい経済環境。 ☆ 最近、太平洋側のゴルフ場が次々と閉鎖され、芝生の上には、太陽光 発電のパネルが立ち始めているとか。こんな話をきくと、バブルの時代を 知っているため、隔世の感が強い。ここで、阿部首相が、リーマンショック 規模の経済変動が無い限り、10%の消費税を実行すると述べたが、その クラスの経済事変の可能性がないとはいえない事態である。 年初来、 株価が連日、下げて、昨日は何とか反発。 不況の影響は、まず年金生活者 など弱者を直撃するから、たまったものじゃない。 * 今日で満70歳 今日から70歳の大だいに入る。50,60歳の大だいという点で、 一番、心理的にショック。この数年、いやに気持ちが老け込んできた。 そう遠くない、ある日、末期ガンと宣告され、七転八倒のうえ死んでいく。 そして、3日もすれば、忘却の彼方に消えていく。元気なうち、一日一日を 噛み締めていくしかない。いや、かみ締めてきたから今さらか。 70代は、還暦時の感慨より、年齢の重みを実感する。 60歳代の10年間で、気持ちも、身体も、日々衰えが身に沁みていたが、 これから10年、いや5年は、更に衰えを実感する日々になるのか。 とはいえ、老いへの不安とか、死に対する恐れは、何故か少ない。 <楽しむだけ楽しみ、やりたい事をやった> 実感があるためだ。 なるほど、日々の気持ちを書残し、改めて読返すと、昨日、確信した <「永遠の命」が実相で、「わたし」と思っている、「これ」は妄想で しかない>と思い知らされる。過去も、いま、ここの、わたしも夢幻! これを、その時点時点で、見ているのが、「永遠の命」の片割れの実相。 まあ、我ながら、本当に真面目、いや馬鹿真面目なことだ。 喩えでいうと、「精神的な腰痛もちが、日々を生きていくための杖代わり に、書き続けている」が、よくも15年も毎日、飽きもせず。
・・・・・・ 5054,閑話小題 ー古希ですか! ー2 2015年01月15日(木) * 古稀ですか ー2 過去分の、1月15日分を読み返すと、それぞれの年ごとに、現在と同じ 気持ちになって感想を書いている。どの年齢の感慨も、少し文章を変換するば、 同じような内容になる。自分が老人など、どうしても信じ難いが現実は現実。 年末年始の三週間以内に、クリスマス、晦日も、元旦、誕生日と、収まる。 当日ごとに、同じような共同幻想を何とも不思議がらず、受け止め、こんな 文章を書いている。果たして、古希まで生きたのが目出度いのか? いや逆? どうだろう。同期の大よそ4分の1が亡くなった。あと10年で、更に4分の1が 亡くなる。私の想定余命を、あと6年、と数年前にした。 私の父親が71歳で、 母親は88歳で亡くなった。その平均が79歳。このところ幸福論などの本が 面白くて、ここで書評を書いている。人生の先が、決定的、絶対的挫折? の『私の死』がやってくる。そこで、ささやかな、幸せがほしくなる。 目先、『一対三の法則』(ネガティブ・1対ポジティブ・3)で、 己をコントロールするしかない。何か、今日を区切りとして、 「一年一区切り」と想定して、生きることが出来そうだが・・ この程度としても、恵まれていたし、面白かった! 現在も続けている、この早朝の学習習慣のお陰である。 それにしても、過去の、自分の誕生日の感慨がメルクマールとして、 面白いが、ひと様からみたら、これほどツマラナイものは無い? ・・・・・・ 4689, 閑話小題 ー68歳に、つれづれに〜 2014年01月15日(水) * 68歳に、つれづれに〜 今日は68歳の誕生日、毎年同じような感慨を書いている。早生れなので、 同期生は古希になる。スポーツジムに通っているためか何とか肉体は元気だが、 それでも日々、老いていくのが自覚できる。ただ知的好奇心と、頭の方は マスマス冴え渡っている。情報機器の進化もあって、何もかもが新鮮に思える。 日々、固定観念が壊れていくこともある。それにしても、もっと早く、隠居 になっておくべきと後悔が残る。としても、まだまだ分厚いバイアスに囲まれて いる自分が、ここにいる。地方の良さは、のんびり出来ることだが、反面、 情報が薄れていること。これも人生だが・・ 以前なら、飲みに出るが、 もう面倒の方が先に立つ。過去分の誕生日の感想を読み返すと、面白い。 他人にとって些細なことでも本人にとって一年で一番、感慨深いことが、 この日を振返ると見てとれる。その時どきの誕生日の感慨を真剣に考えている 自分の心(文)を振返ると、真剣に向き合っている、この人は何だろう? 誰だろう? と不思議な感覚になる。来年の、この日には読み返す自分が いないかもしれない。しかし誰かが読んでいるかもしれない。その人が、 自分の一部を蘇らせてくれるかもしれない。もし、2020年まで生きていて、 「75歳に、つれづれに〜」を書いていたら、どんな文章になるのだろう? そのイメージで書くと・・ 〈まさか、この年まで生きていようとは思ってなかった。 今年の東京オリンピックを見ることが出来ようとは、感謝である。 そして、あの日から10年になる。良きに悪きに、この7〜8年で激変した ・・ それにしても、ここまで生きてきたもの!万歳である。〉 こんなふうか・・ なるほど、「今日は、残されて人生の最初の日」 であるのが分る。「余命半年!」と宣言され、覚悟が固まれば、 この言葉の通り一日一日を過ごすことになる。何か年寄りくさい話 になったが、とにもかくにも自分が滑稽で面白かった!
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2022年01月14日(金)
* そろそろ始まってきた腰痛 ブログによると、去年の今時分には10年に一度の割合の腰痛で寝込んでいた。 一昨年と勘違いしていたが、このブログの記述によると昨年と判明。思い出し たくない記憶である腰痛のキッカケは寒波の到来に対する、対策不足による。 前年は、ブログさえ書けない状態… 困ったものである。対策は、腰痛ベルト を巻いて痛みが過ぎ去るのを待つのみ。 その都度、対策は変化するが、劇的 な対処法はない。ヨガも、その一つだが… 健康食品の≪ロコモア≫が近年に 加わったが、これまた劇的改善に至ってない。数十年来の基本は…貼りモノの カイロと週二回のヨガ。ヨガは10年以上にわたるが、一進一退。 ―― * このオミクロン禍は… この二年間は、世界に加えて日本もコロナ禍で終始してきたが、まだまだ 先の見通しがたたない。これを機会に、中国、ロシアが軍事的に圧倒すると 思いきや、そうはいかないのが国際政治の複雑なところ、独裁者にとって、 パンデミックは脆弱な部分を配下に置く機会に相成る。現在の北朝鮮の実態は 全体主義国家には理想境だが、大部分を占める、国民にとっては塗炭の苦しみに 追いやられる。何やらキナ臭いが、世界の大勢は、戦争にむかってひた走りに なっている。私個人の側面からして、第二次大戦〜第三次戦争の狭間で時間 を過ごすことが出来たが、それも終わってしまった。こういう時に、関東直下の 大地震か、大津波か、富士山噴火が重なる可能性がある。
・・・・・・ 7272,閑話小題 〜色いろあって…1年。そして10年経過した。 2021年01月14日(木) * 現在進行形のコロナ禍 10年前に事業を清算して分ったことがある。幸福系が三分の一、 不幸系が三分の二で占められている世間の仕組で、不幸系にならないこと。 それは学歴や、財産の大小で決まることでなく。心の持ちようで決まる! 事業清算でも、倒産は倒産である。資本主義社会では、それは犯罪行為と同罪 で恥ずべきことになるが、自分のコトになると、第三者で経験するのとはチット 違ってくる。身近な家内や兄姉からして、態度が一変するのは当然だが、一番、 興味をひいたのが自分自身。当然だが、思いの外にマイナス思考に陥る。 債権には一般債権、労務債権、銀行債権。そして手形などの取引先を巻き込む ケースもある。 …それらの経緯をテーマとして書き、実行してきた。 悪質な債権はなかったが、それでも冷汗ものもあった。テナントの補償金。 下手をするとテナントを連鎖倒産に引きこむ可能性も… が、これらも前倒し 効果で何とか… そこで自滅防止対策で、少し厳めな生活習慣を厳格に身に付けたことが収穫。 元もと孤独癖があり、他者とのソーシャル・デスタンスをとってきたが、それを 更に徹底することで、危ない内幕情報屋との距離を守ってきた。それでも悪意を 持って近づいてくるのが内幕情報屋… それも仕方なしと割切ってはいるが、 「その本質は何か?」と、考えるヒントが、そこには山積み。3ヶ月に一回は 怒り心頭のことがある。それらを溜めない為に、夜半、怒りの対象の首を刎ねる イメージを、まず50回。 翌日、プラス50回! この内的抹消で、無念から 感謝に変化する。その数年後に、八割は、死に病か事故に至るから不思議。 元もと、その要素があるため、身辺のマイナスに異常に反応し、内なるマイナス を喚起しただけのことだが。
一年近く、何度も書いてきたことだが、このパンデミックは只事でない。 スペイン風邪+第一次+第二次大戦+経済恐慌の合計値と等しくなる可能性が…。 表向きは収まっても、次の構造亀裂と破壊が波状的に押寄せる。数年先には、 大地震と津波か噴火、経済恐慌、そして世界大戦。 一度、治まった後の強力な 変異種感染と思いきや、英国で、既に発生した。願望を込めて、治療薬が思いの 外に、効果があって、夏場辺りにピークアウトになって、終息に向かえば良いが! 一連を含めると10〜20年は続くと、最悪のシナリオも想定しておくべき案件。 まあ、生きづらい世の中になったもの! 自己管理をした個人主義を徹して、 割切っていくしかないのか?
・・・・・・ 6879,映画観賞 〜『パラサイト』 2020年01月14日(火) 〜シネマ 『パラサイト/半地下の家族」―01・10(金)ー * 凝縮された貧富の格差 極貧家族と富豪家族の社会問題の表裏を凝縮してみせる味わいある?映画。 学生時代の苦学生の寮と、ミッション系の学園の二重生活の経験があればこそ、 その対比が実感として理解出来た。失業中の親子4人が富豪の家庭に、身分を 偽って入りこむプロセスや、パラサイトの実態が、韓国的で何とも。 ー ≪2019年・第72回カンヌ国際映画祭で韓国映画初のパルムドールの受賞作品。 キム一家は家族全員が失業中で、その日暮らしの貧しい生活を送っていた。 そんなある日、長男ギウがIT企業のCEOであるパク氏の豪邸へ家庭教師の面接を 受けに行くことに。そして妹ギジョンも、兄に続いて豪邸に足を踏み入れる。 正反対の2つの家族の出会いは、想像を超える悲喜劇へと猛スピードで加速して… 思いもよらぬ事態が起こる。≫ ― ▼ 世界共通の直視できない“貧富の格差”の問題。資本主義の価値基準が 現実は一度お金に換算して身分の優劣をつける社会背景が厳然と存在する。 それが情報化で辛辣に表て立ち、様ざまな問題が発生する。 グローバル化は 弱肉強食を、更に押しすすめる。 最近YouTubeでみたのがシリアスな場面の実写。 警官2人に、法務局員が、 家の差し押さのため、老夫婦と中年夫婦を立ち退かせる一連の映像。数人の 撮影者が、記録のためか、その一部始終を撮影する。筋肉隆々の男と妻が最後 に警官2人に捻じ伏せられ、後ろ手に手錠をかけられパトカーに押しこまれる。 その前に麻酔銃を撃たれた男が狼狽える姿も。 何度も聞こえてくるのは、 『マイ・ハウス』の中年夫婦の声と、行場のない中高年の一家の極限の姿が。 一つ間違えれば、私も陥っていたかもしれないため、尚のこと同情目線になる。 あとは、浮浪者になるしかない厳しい近未来が待ち受けている。考えてみれば、 私もパラサイト? 奥のPC前と、寝室に追いやられ、家庭内格差そのもの。 『男はつらいよ』そのもの? 酒と肴を求め独りスーパーを流離うしかない。 面白いさは、この上無いが… でも可哀いそう? 何ごとも慣れてしまえば 生活満足度が90点?なら、まあ良いか。
・・・・・・ 6514,閑話小題 〜何かしら、嫌味なブログ脳になってしまった? 2019年01月14日(月) * さて大相撲が始まった 昨日から、大相撲が始まった。一時半過ぎにチャネルを回すと、幕下の取組 だったが、何と『この一番まで打ち止!』まで見ていた。長い相撲のTV観戦で 初めてである。それも高校女子バレー、女子ジャンプなどと同時観戦で、一番も 見逃すこともなく… 貴乃花が協会から去って面白味が薄れた感がある。本人は、 サッパリしたのだろうが、元弟子たちの手前、間違っても、口に出せない本音。 ところで現在の上位陣にスター要素の強い力士が見当たらない。白鵬の天下が 長いこともあり、相撲協会の土壌が腐りかけて…? 白鵬はオリンピックまでの 現役維持のため、休場と優勝を繰返す戦略が見え見え。それは勝負師として当然。 そして休養タップリで今場所は優勝の可能性が大。41回の優勝経験は伊達でない。 ところで元貴乃花の愛弟子を日馬富士の復讐と、暗黙裡のうち、身体の何処か 一ヶ所を集中攻撃をされ潰される可能性が大。気の毒だが、そんなもの! ― * 何かしら、嫌味なブログ脳になってしまった? ブログを書き続けて18年近く、6500のテーマを書いてきて、「ハッ」とし、 自己嫌悪に陥ることが多くなってきた。 あるブロガー曰く、 「ブログってのは、突詰めると自慢話なんだよ…」 何かしら面白そうな、受けそうなテーマを探しだし、自慢げに提示する。 旅行の感想を書けば、旅行自慢に。中学の同期会で、久々に知人に会って 話す内容といえば、 <18年欠かすことなくブログを書いていてね>とか、 <40,50歳代に年2回。その前後に12回、52回、豪華1点主義でツアーに行った> とか。テーマ日記書きの習性で時分を曝け出す。それしかないから、それをいう が、聞く方からして、「何だ、いきなり」となる。自分の自慢話の曝け出しも、 程があるが、そんなことを気にしていたら、18年も続けることが出来ない。 相手あっての自分。ブログ脳が醸し出す偽悪、偽善、露悪、露無知に、時どき、 底知れない自己嫌悪に陥ることに… 自問自答の世界のドツボから、自分の 無意識を覗き込み、自己嫌悪を勝手にしているだけのこと。40年も前のことに なるが、仕入れで岐阜から名古屋に向かう普通電車の中に、精神をやられて 青年が独り言が、今でも鮮明に残っている。前の北海道旅行をしたが、その 面白かったこと。そして、友人の批判… そして、自分が変であるのは分かって いるが、コントロール不能とか、延々と自己問答が続く。車内は、シーンとして 凍り付いたように。 このブログの自問自答と、何が違うというのか? で、偶然だが、丁度よい文脈になる。
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| 7626,閑話小題 〜デルタ株とオミクロン株との違いとは? |
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2022年01月13日(木)
* オミクロン株とは 昨夜のNHKTVのニュースで、首都圏などの各県の首長が悲鳴に近い 状態で、首都圏大地震に例えてもよい位の事態が目前に控えている…?と、 1,2年前の欧州の首長のようなメッセージを述べていた。危ないのは確かな ようだ。 ≪ ・咳、息切れ、息苦しさ ・発熱、寒気 ・筋肉痛、関節痛 ・嘔吐、下痢・嗅覚異常、味覚異常などの症状がみられます。
これらの症状は風邪やインフルエンザと非常に似ているが、息切れや嗅覚障害 ・味覚障害がみられることは稀ですので、嗅覚障害・味覚障害は新型コロナに 特徴的な症状であり、もしあれば新型コロナの可能性を疑うきっかけになります。 この報告では鼻水・鼻詰まり、くしゃみ、のどの痛みといった、いわゆる 「かぜ症状」が多くなっています
▽ オミクロン株ではワクチン接種者も感染しうる オミクロン株に感染した人の特徴として、デルタ株などの従来の新型コロナ ウイルスと比較して、ワクチン接種者や過去に新型コロナに罹ったことがある人 が占める割合が高いことが上げられます。
▽ オミクロン株の感染から発症までの期間は? 新型コロナでは感染してから発症するまでの潜伏期は約5日とされていた。 これはインフルエンザの約2日と比較して長い潜伏期と言えます ▽ オミクロン株ではワクチン接種者も感染しうる オミクロン株に感染した人の特徴として、デルタ株などの従来の新型コロナ ウイルスと比較して、ワクチン接種者や過去に新型コロナに罹ったことがある人 が占める割合が高いことが上げられます ▽ 過去にワクチン接種や新型コロナウイルスへの感染によって得られた 免疫は、 オミクロン株への感染を防ぐ効果が低いことを意味します。 2回のワクチン接種を完了している人、過去に新型コロナに罹ったことの ある人もオミクロン株に感染しうるということを知っておきましょう。 ▽ デルタ株と比較して、オミクロン株の感染者は救急外来受診または 入院リスクは約半分、入院リスクは約3分の1(イギリス) ワクチン未接種者に比べ,ワクチン2回接種者で65%、ワクチン3回接種者 では81%低くなった ▽ オミクロン株では従来の新型コロナウイルスと比較して、 ・潜伏期が短い ・鼻水やのどの痛みなどの「かぜ症状」が多い ・ワクチン接種をしている人も感染しやすい ・重症化リスクは低いといった特徴があります。
かぜ症状であっても新型コロナの可能性がありますので、軽い症状で あっても病院を受診し検査を受けるようにしましょう。 ≫ ― ▼ 今月、来月いっぱいは外出は控えた方が良いみたい。それもあるが、 これでは、経済がまわらなくなってしまう… 怖ろしい限りである。 スキー、スケート場、冬物衣料が壊滅だろうし、居酒屋、スナックも然り。 色いろあって、第三次世界大戦に… 苦しむのは三分の二の弱者に相成る。
・・・・・・ 7271,閑話小題 〜トランプ・ネタ 2021年01月13日(水) * 何やら自虐ネタのような 錯乱したトランプのお道化た最後の醜態は、何やら老人の合せ鏡のような… 軍事クーデターを画策していたような末期現象! トランプに煽動され、議会に 乱入した中年の白人達の姿は、何とも痛ましい。あれがアメリカそのもの、白人 至上主義の欧米社会の本質。前回はロシアの「何」がブラックジョークで手助け をして当選した大統領。この4年間、裸の王様の実態そのままを具現化してしまった。 彼の演説に反応して議会に乱入した白人の一群が、この4年間の失われた時間を 象徴していた。取り敢えず権限移譲まで無事過ぎるのを待つしかないが、まだ危険 過ぎる。選挙に敗北した現職の大統領が、それを認めず、支持者を煽動して錯乱 させようとは、支持者も驚いただろう。 ハリウッド映画のようなストーリーも、 トランプなら驚かない。 このところ、ネット記事で見るのがトランプネタ! 〜今朝のネット記事は、これ!〜 【 世論調査では、56%がトランプ大統領の解任を支持すると答え、 支持しないの43%を上回った。 辞任まで考えられる5つのシナリオ ■ 合衆国憲法修正25条が発動される ■ 弾劾される ■ 辞任する ■ ゴルフ休暇を取る ■ 1月20日まで職務を続行する ――
▼ 彼のオツムで考えられるのが、大統領によるアメリカ全土の制圧だが、 これは無理! ツイートもできず、独り近未来に起きる?バッシングに 怯える日々を思いやること! 小ブッシュが中東を弄ったように朝鮮半島に 火をつけておけば…と! あとは、心筋梗塞か、脳梗塞…? 何でも有りの 一週間になる。大統領も美人と同じで、頭の下は、そこを除けば、皆、同じ。 同じところは、さて何でしょうか… グウ、チョキ、パー!
・・・・・・ 6878,閑話小題 〜チョット変じゃない? 2020年01月13日(月) * 出来過ぎじゃないかい トランプのウクライナ疑惑の弾劾裁判が進む中に、 「選りにもよってウクライナ航空の飛行機がテヘランから離陸直後に打ち落と されるとは、変じゃない?」と感じるのは私だけでないはず。…これ以上は、 …下手をすると三次世界大戦になる案件じゃ、沈黙した方がよい。 ―ー * 令和の令は、霊から 令和元年も過ぎて、二年になってしまった。今さら「令」の意味でもないが、 霊からきているという。 〜ネットによると〜 < 敬虔な信仰に対して神仏が示す不思議な験(あかし)を 「霊験」 といい、 また 「霊峰」 や 「霊薬」 ということばがあるように、「霊」 という漢字 には 「はかりしれないほど不思議な」 とか 「神々しい」「とても素晴らしい」 という意味がある。 そこから 「令嬢」「令息」 といういい方ができた。 新しい元号「令和」 の出典とされる 『万葉集』巻五の「初春令月、気淑風和」 に見える 「令月」も「令」を「すばらしい」 という意味で使い、 「(新春の)よき月」 であることをいう。≫ ▼ 令和は…「素晴らしい」「神神しい」「和」ですか。改めてなる程! ―ー * 大相撲が始まった 大相撲が始まった。若手の面白い相撲取りが、じょじょに力をつけて 上位に上がってきたが、幕下にも面白いのがチラホラ。 ・十両では、琴ノ若、貴源治、木崎海、琴勝峰(琴手計)、豊昇龍 ・幕下では、元林、北の若、納谷、狼雅、塚原… などが有望。 幕内上位陣では、朝の山、貴景勝、阿炎、正代、霧馬山、大栄翔 、北勝富士、 御嶽海など、バランスの取れたのが多い。そして、その後は、先にあげた、 十両、幕下の有望力士が控えている。問題は大怪我である。 こうみると、モンゴル系が少ないのは、これ如何に?
・・・・・・ 6149,閑話小題 〜熊さん、八つぁん、珍問答、再び −3 2018年01月13日(土) * 書きネタが無いと、御呼びですか! 大家さん: 書きネタが無くなると、御呼びですか。仕方がないがね。 熊さん: 北朝鮮が、オリンピックに参加だってさ。有得ないと思ってたがね。 寅さん: 精一杯の虚勢さ。まあ、物資不足は明らかだこそ、ここが土壇場。 国そのものが張りぼて。よくぞ、やってるよ。そろそろボロが出るさ。 大家* 中国が、本気になってきたからね。そこに、韓国が抜け駆けをして、 オリンピック参加の勧めの尻尾振りをしたから、アメリカと中国は動転? 韓国も開戦ともなれば、百万、二百万の死者も出るから、解るがね。 八っあん: この時節に冬季オリンピックとは、何でまた?の疑問が残るね。 ここまでは、手を出せまいという思惑のためですか。 熊さん: これほど辛辣な挑発を繰返したのだから済やしないよ。 寅さん: 何かマンジリしなかったが、数ヶ月の猶予期間を稼げただけでも 良しじゃないかい。ただ間延びをしただけだと思うけどね。 八つぁん: どうも私たちの心の底には、最悪の事態を期待する悪魔が存在 しているところがあるね。アメリカ人なら、まさか大陸間核ミサイル が飛んでくるとは思わないから、今のうちにヤッチマエと。 熊さん: どうも朝鮮半島問題は暗くなるから、大相撲の話題にしましょうや。 といっても、これはモンゴル人問題になるか。 …でも気が晴れるね。 大家さん: 朝青龍と白鵬が長年かけてつくり上げた「横綱アドバンティジ・ システム」が、露わになり、使えなくなったから、今までとは違うよ。 これは八つぁんが創った造語だけど、ズバリ言当てているね。 八つぁん: それでもやってくる可能性があるね。貴乃花の母親に手紙でも 出して、バラエティで10回、このキーワードを繰返せば、ポチとはいえ、 立合いの張り手を禁止条項にせざるを得なくなるね。 熊さん: 「横綱アドバンティジ」の実情を聞いて、白鵬と遠藤の立合いを 見てから、白鵬への見方が全く変わったよ。 大陸と島国の考え方、 体質の問題になるよ。開放したのだから…云々か、日本の国技だから、 島国用に合わせなければならないとか…。確かに難しいのは解るけど。 大家さん: 白鵬への大横綱とかいう特別視が無くなったのは大きいね。 新弟子からして誰も偉大な力士と思わなくなってしまったのは、本人に とって衝撃さ。でも、その孤独こそ、最も大事なことだが、その自覚は、 逆上せガエルになった当人には、土台、無理だろうね。 八つぁん: 今場所は、色いろな面で面白いだろうね。大鵬の孫もデビュー するしね。ところで、先日、元・琴欧州が開いた小部屋のブルガリア人 の新弟子のドキュメントを見たけど、一人の新弟子の稽古の激しさが 直接、伝わってきたね。土俵の中でのド突きあい、殴りあいだね。 あれじゃあ、強くなるわけだ。 大家さん: 私も見ていたが… 他の部屋の幕下力士が「御前は気が弱い!」と 注意していたのが、本人には堪えたようだね。「自分は東欧から遠来して いるだけでも気が強いはず。何で気が弱いと言わなければならないのか!」 と…。 幕下力士は、「気が弱い」と、「気が優しい」の言い違いを していただけ。気が優しいのは、気が弱いとは、違うのさ。 熊さん: こういう問題があるからこそ、面白いんだよ。白人、赤、茶色の 人種が肌の色を超えて戦うからさ。俺も、哲学的になってきたね。
・・・・・・ 4687, エッセイ力は人生力 ー2 2014年01月13日(月) 「60代からのエッセイ教室」木村治美著 * エッセイを書く目的と、日記との違い ーまずは、その辺りの抜粋より 《 あるエッセイ教室の作品集を読んでいたら、はからずも、エッセイを書く 目的を端的にいい当てた文章に巡りあった。その文章は創刊号であるためか、 おのおの、自分の作品のあとに、小さなコラムで、なぜこの教室に入って エッセイを書くようになったかの動機を綴っている。ひざ思わず膝を打ちたく なったのは、つぎの一文であった。「エッセイを書こうと思うようになったのは 十年前のこと。それまでは、日記に思いを記していた。心の重荷をおろすように 書いていたが、後日、読み返すと、もっと心が重くなった。物事の見方、人の心 の動きを観察することで、誰が読んでも傷つかない文章を書きたくなった。 きれいごとのとらえ方ではない。考えることで、自分を成長させたい」 ここにはエッセイが日記と異なる点が、自分自身の体験から、明確に意識 されている。感動的ともいいたい鋭い「気づき」である。エッセイには自分自身 がどこかに登場していなくてはならない。しかし難しいのは、書いている自分と、 書かれている自分との間に、距離をおくことである。自分を他人のように 客観視すること、といい直してもよいだろう。日記ではこの客観化がなされ にくい。恨みも痛みもドロドロのまま流しこむ。恥も外聞もなく。どうせ自分 以外に読むひとなんていないのだから……。しかし、「後日、読み返すと、 もっと心が重くな」るのはなぜだろうか。日時がたったことで、やや他人に なった自分が読むからである。おそらく、書いたのが自分であるだけに、 ヘドが出そうになったであろう。自己嫌悪である。そこで、「だれが読んでも (つまりあとから自分が読んでも)傷つかない文章を書きたくなった」のである。 それには、教室という読者のいる環境で、「物事の見方、人の心の勤きを観察」 しようと思い立った。それが自分を成長させる。そう、日記は記録とはなり えても、以上に述べたような効能は期待できない。・・・ 》 ▼ この随想日記の「閑話小題」は、エッセイそのもの。だから読書日記の メモ的のものより面白い。これを書くときは、ネタ切れのケースが比較的多い ため、苦し紛れで日常の身近なことを書くしかない。それが面白みを出すようだ。 だから、何気ない日常の現象と気持ちを書いている「バードウォッチ」の内容 こそエッセイになっている。そのため、時どき、切り取って、「閑話小題」 に転用する。何気なく思っていることを書き出すと、ハッとすることがある。 人はそれぞれの心の中で様ざまな思いを数限りなく繰り返しているが、 そこにこそ砂金が混ざっている。それを取り出し、書き出すのがエッセイの目的 であり、日記との違いになる。日記は他の砂も含まれるし、それも必要とする。 ・・・・・・ 5052,生と死をめぐる断想 ー5 2015年01月13日(火) 『生と死をめぐる断想 』岸本葉子(著) *「いのち」に「わたし」がいっとき宿る 〜玄侑宗久 「而今」とは、今のつらなり。あるのは「今」「今」「今」だけである。 禅とは、この「而今」を繰返づことで、「わたし」の輪郭を薄くする行。 成るほどである。今、この瞬間が永遠のときの一端がある。 瞑想は「わたし」という「閉じた系」から「いのち」を開放するものだと。 ーその辺りから抜粋ー 〜P90 ≪ 暗唱をしているとき意識は「而今」にあると、玄侑氏は言う。 「而今」とは目的論も因果律も届かないような、三昧にある時だそうだ。 たしかに、すでに口から出て過ぎ去った音を意識が追いかけたり、 次に出す音を頭の中で先取りしたりすると、とたんにつかえる。あるのは 常に「今」「今」「今」。音の連なりは、すなわち「今」の連なりである。 暗唱をするとき、その間だけでも「而今」を体験している。(略)・・ 玄侑氏も認めている。人間である限り「わたし」を完全に「なくす」こと などあり得ない。であるからこそ禅は「而今」を繰り返すことで「わたし」 の輪郭を少しでも薄くしたいと願うのだという。 玄侑氏が再三書いているのが、「わたし」と「いのち」の関係だ。 「いのち」は「わたし」の生れる前からある。 「いのち」に「わたし」がいっとき宿るのだと。 「いのち」が存在の実相で、「わたし」は頭で作り上げたフィクション。 はじめにそう読んだとき、逆ではないかと私は思った。 「いのち」が「わたし」に宿っている、「いのち」が「わたし」の一部だろうと。 なぜって私の体の諸器官が停止すれば命は終わる。たしかに、私の体が土に還り、 その土から芽が出て、その草を虫が食べて、虫を鳥が食べてといった意味での命 の連続はあるだろう。が、それは灰を収めた骨壼も壊れて形をなくした後という、 相当に長い年月のことだ。頭では理解できても、実感からはかけ離れている。 植物も動物もひとつの生態系をなし人間もそれに属するもの、といった類の知識、 それこそ知性によってとらえられるものだろうと。 自分の命があと数年単位なのか数十年の単位なのかと気を張っている、 そんな長いスパンの命のことを考えられない、という反発もあった。 が、往復書簡をするうちいつの間にか、「わたし」が「いのち」にいっとき宿る、 「わたし」<「いのち」という発想が自然なものになってきた。・・ それとは別に、「わたし」を超えた何かもっと全体的な何かがあるらしい ことを感じるようになってきた。・・ ≫ ▼ {「いのち」が存在の実相で、「わたし」は頭で作り上げたフィクション でしかない}という玄侑宗久の言葉に近い{大自然が元もと存在していて、 自分の姿を見いため人間をつくった}を、何かの宗教書で読んだことがある。 地球上に生まれた生命が延々と時間をかけて、この「わたし」が存在する。 その全てを経たものを「いのち」というなら、その「いのち」にいっとき 宿るのが「わたし」というのは当然である。死ぬのは、それから離れるだけ。 ・・・・・・ 5417,人生で最も大切な技術 ー 2016年01月13日(水) 『幸福の探求―人生で最も大切な技術』マチウ リカール著 * 幸福の探求 図書館でみつけた非常に面白い本。当分、細部の知識化のため、 24の各章をテーマとして取上げる予定だが、それだけの響きがある。 フランスの知的環境の整った家庭で育ったエリートが、チベット仏教に ひかれ、それまでの業績をすべて捨て、ネパールの僧院で30年以上の修行を 行なった後、現在はダライラマ法王のフランス語通訳やインタビュアーの役を 任せられ法王の協力で行なわれている「心と生命会議」なども参加している。 この経歴で、「世俗的な精神性」の幸福について書いているため、いずれの 言葉も心に響く。 新年早々、現在の私には得難い指導書になる予感がする。 〜まずは、アマゾンの内容紹介〜 ≪ リカール,マチウ: 1946年フランス生まれ。チベット仏教僧。 パストゥール研究所のノーベル医学賞受賞者フランソワ・ジャコブ教授の 指導の下、分子生物学の国家博士号を取得後、チベット語を学び、仏教修行の 道に入る。チベット仏教の文献を欧米に翻訳・紹介、ダライ・ラマ14世の フランス語通訳も務める。フランスにおいて細胞遺伝子の分野で将来を嘱望 された研究者の経歴を放棄し、ヒマラヤ山間で仏教僧として35年間修行に専心。 現在は著述家、翻訳家、写真家としても活躍するほか、瞑想の脳に及ぼす効果 に関して展開中の科学研究にも参加。チベットとネパールを生活の拠点として 人道的プロジェクトに従事する。 ≫ 〜リチャード ギアの内容紹介より〜 ≪ マチウ・リカールは、深い思いやりとシャープな論理性と、思わず笑い 出してしまうユーモアも交えて、人間の可能性に関する偽りを暴き出し、 これまでの仮定に反駁してくれた。‘本物かつ永続的な幸福が可能であるのみ ならず、幸福は人間の生得権である’ことを明確に示した。我々の中で最も 叡智に富み、最も信頼に値する友人による類い稀なる書である。≫ ▼「はじめに」で、《 本書がフランスで出版されるやいなや、喧々轟々の 議論が全国で沸き起こった。インテリ層は幸福には関心がない、という意見 を明らかにして、技術として習得することが可能である、という私の議論に 一切耳を傾けようとしなかった。ある作家は、「幸福を逆手に取って人心を 惑わせるのもいい加減にしてほしい」と詰問するような記事を書いている。 挙句の果てに、「幸福の妖術師」と題する雑誌の特集記事まで出る騒ぎに。 パリでの議論やマスコミとの応酬で散々な目にあい、ばらばらに崩された ジグソーパズルのひとかけらのような自分を見る思いがした。ネパールの山に 戻り、元の生活を始めたことが無常の喜びとなった。以前よりは確かに多忙に なったとはいえ、ネパールのシェチェン僧院を本拠地として、ヒマラヤを 見上げる隠遁生活を年2ヵ月程度することにしている。》と、あった。 一冊の世俗的な『幸福本』に、フランスのインテリ層が、ごうごうたる 議論を起きたのは、35年のチベット仏教修行の裏づけのある内容なら、 インテリ総掛りでも論破できないはず。「幸福の妖術師」良いじゃないか! 素晴らしい魂との出会った思いである。 〜で、以下につながっていく。
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2022年01月12日(水)
* 小力(こじから)のある力士とは 何時の時代にも常時、幕内上位から3役に目だたないが、細く長く存在する 力士がいる。常に8勝か9勝で勝ち越すが、三役になると大負けをして、 下位に戻っていく。それなりに力量があり、時どき土俵際で逆転を発揮する。 解説の親方が、何気なく言った「小力」を自ら説明していたが、なる程と聞き 耳をたてる内容… <足腰が強く、全体バランスがあり、勝負の刹那に瞬発力を 出せる力士>と説明していた。初代若乃花、栃錦、安念山など、小柄だが、四つ 組の土俵に根がはえているような力士がいたもの。 最近、大型力士の中で、小型・中型力士が目立ってきた。白鵬、鶴竜より、 朝青龍、千代の富士タイプ。 一般的に<小力というより、相撲力が有る>と 言われてきたが… 最近、この小型力士が目立って多くなってきた。数秒の立合い 間際で勝負が決するが故に成り立つが、それが、何とも好角家には魅力がある。 栃若時代に、栃ノ海という、小柄の横綱がいたが、小柄なるが故に、欠点を研究 し尽され短命に終わった。相撲は、それぞれの土俵人生が、そのまま露出するのが 魅力である。人生にも小力が強いのが存在する。目立たないが、基本を身に付けて いるのがいる。己が能力の限界の設定がシッカリしている人である。どのみち、 死んでしまえば、生臭い臭いを残して宇宙の藻屑になって漂うのだから…
・・・・・・ 7270,閑話小題 〜2021年 ・正月 ―9 2021年01月12日(火) 閑話小題 〜2021年 ・正月 ―9
* 凡人の怪談 以前に、父親の霊が私の魂の中に宿り、その結果、幽体離脱とか、 意味ある偶然の一途が屡々、起った時節があった。それが今では、変異をして 周辺に起き始めている。10年前に会社清算をした時以来に、再び、変な現象が 生じ始めていた。 というより、珍現象の原因を整理し直し、嫌がらせと、 怒りの対象が2〜3年以内に異変が起ると信じて、断首するイメージを持つと 100回もやれば、怒りが消える。200回で、附随した怒りも消えて無くなる。 と言うよりスカッとする。迷わず静かに、数年以内には必ず!…と明方にする! あまりに、その結果が、予測どおりに出るので、何だろう?と、思ったら、 何という事はない、本人に体調とか、年齢とかの要素で不調が、その怒りを 呼び起してだけのこと。 そう考えると罪悪感が残らない。 最近、この逆手 を使うことを知り、実行をしている。…人生とは、良い意味で考えた方がいい! 追: ところで、去年の以下の文章を読み返すと、このコロナ禍を加えると、 惨憺な経済恐慌になって然るべきだが、何故か、問題が表立ってこない。 何やら10年前に、更なる一匹オオカミ的な立場になっていた。それが、この コロナ禍で、求められている… 全員が老衰した生き様を求められている。
・・・・・・ 6877,閑話小題 〜はたまた不景気感の話 2020年01月12日(日) * この正月、二人の息子の話から 一年に一度の正月行事で、家族4人で元旦の夜を過ごすのが慣わし。 今年は、競争激化で景気が変調しているのが主なるテーマ。 家内が割引券をフル活用して、東京に御上りするのが趣味。普段は、ネットで 最新トレンドを把握し、美術館、ミュージカル、歌舞伎の立見席、トレンドの 再開発ビルにと、4日間乗り放題で日帰りで通い詰め。 一日、一万として、 10日間で10万円が高いか安いかは、本人次第。『自分のおカネで行くし、病気 で寝込んでいるより健康的で良いでしょう』が口癖。 間違いなく、パレットの 法則… 2割に8割の愉しみが集中するのは、この人を見れば解る。…私も同じ? これも動ける内のこと、今のうちに悔いなく動けばよいと嗾けるあり様。 何が言うに… 《 長岡駅から左が新潟。右が首都圏と左右をみると、新潟県 の衰退がリアルに実感できる… 特に新潟市の衰退が酷いと… 》 現役を退いた年金暮らしに慣れ、ネットと、YouTubeを中心としたTV生活と、 スポーツジムと、映画館通いの生活の日々。 週5日は、生活圏から出て、 飛びまわっている家内の様々な激変するトレンド話が私にとっての原罪の社会の窓。 〜で、話を不景気の話に戻すと… 地元を含めて、新潟の伊勢丹や、周辺の専門店にホット・トレンド商品が 見当たらないと。2人の息子は現場にいると、右下がりトレンドが直に伝って きて重荷となり不安という。家内から聞くお客目線と、売り手側目線が同じ。 ―― * 台湾の総統選挙の結果は? 【 台湾の総統選挙の結果は、蔡氏は817万票を獲得し、韓氏は552万票だった。 韓氏は敗北を宣言。国民党の呉敦義主席は、敗北の責任を取って辞任すると表明。 投票率は74.9%で前回の66%を上回った。】 ▼ 予測通りの結果である。アメリカも、当分、安心していられるが… 中国にとって、目の前のコブ。その分だけ、エネルギーが香港と尖閣列島に 向うため香港と日本にとって決してプラスとはいえない。これも、アメリカン ファーストのトレンドが同じ。香港ファースト、台湾ファーストである。
・・・・・・ 6512,読書日記 〜老化は治せる −1 2019年01月12日(土) 『老化は治せる』後藤 眞著 * 老いは炎症、治せる病! 図書館の返却コーナーで見つけて借りてきた本。カバーの背裏には、 <老いのメカニズムがついに解明された!老化の原因は炎症、ならば「老化」 は治せるのだ。すでに医学の世界では、炎症の治療法・治療薬の研究が進んで おり、「老化」はもはや治療可能な疾病なのだ。炎症と老化の関係に早くから 着目し、早老症、老年症などを治療・研究してきた著者がやさしく解説する 最新の「不老の医学」。「老化」を治して若返るための生活術も。> と。 何何…それは違うでしょう。老化は時の流れと同時に進行し、時の産物と 抗うことが出来ないと信じてきたのに? 以前から現在に足るまで、各種・健康薬品を何種類か飲み続けてきた。 早朝、直ぐに飲むのが生姜湯。寝る直前に飲むのが’キャベジン・コーワ’ (胃薬だが、整腸のため)。これにセサミンと、ヨーグルトと、ビタミンCの 喉飴を… 同級生などの知人が50歳代半ばから還暦辺りで次々と亡くなった。 生真面目!で、世間的に良い人! 群れに同化、その世界から一歩も出て 気晴らしができない共通点がある。ストレス発散方法が上手く出来ない。 心の炎症より、魂の炎症までいっている? それを知っていたため、青年期 までにストレス対策を意識し身につけてきたが、現実は甘くはない。 現実にトラの穴に落ち、追いかけまわされ、這い上がって来ないと… Amazonのレビューの要約が、明快である。 ≪ ☆ 常識を覆す一冊 身体の最大の宿命は如何に有害な「炎症」を抑制するか、有害な炎症によって 身体のあらゆるダメージが引き起こされ、老化もそれに該当すると言う、従来に 無かった説である。よって殆どの病気の進展は炎症であり、炎症を制御すれば病気 は治せるし老化も抑制できる。炎症抑制の最たる薬剤は「アスピリン」であり、 アスピリンの発見経緯や効能について詳しく解説されている。健康の最大の敵が 炎症と言う病理現象であっても、それが全てではなく、まして「老化は治せる」と いう表題はいささか売らんが為・目を引く為とは思うが、概ね得心する内容であり、 改めて健康と「炎症」の因果関係について考えさせられた良書である。 ― ☆ 炎症とアスピリン 炎症とアスピリンの歴史、および新薬の話題が主で、サプリメントや歯周病、 便秘、低体温の維持、睡眠の質、軟骨と筋力トレーニングなど、アンチエイジング 全般の話題へ。しかし後半の内容は新規性に乏しく類書からの参考程度。 第二章の酸化コレステロールと動脈硬化について。活性酸素が血液中のコレステ ロールを酸化させ、それをマクロファージが貪食する。次にマクロファージが炎症 を引き起こすタンパク質を周囲に散らす。やがてその周囲にマクロファージの死骸 が堆積し、脂肪細胞の塊ができる。さらに血小板が集まり血液を凝固させ、血栓が でき、動脈硬化の完成。ここで、そもそも酸化した油を食事から摂取してしまうと、 それは体内で免疫システムから異物とみなされ攻撃されるために、根本は酸化した 油を摂取しない事では無いのか。抗炎症薬でどうこうする手前で対処しなければ いけないと思うが、本書ではアスピリンやその後継となる新薬の話題が主であった。≫ ― ▼ サプリメントを続けると、続けないとは雲泥の差が出る。ストレスを、酒と 麻雀などで目先、散すのが一番悪い。その世界から一歩も二歩も出ることが、一歩。 仲間内で、これで解消しよとするから、沈殿したヘドロが、爛れを悪化させる。 無知ということ? その必要条件が、ブラックアウトを(人知れず?)組込んで おくこと。ある会?で当初の会員が20人いた5人が亡くなったが、その全てが?? そこに格差が、見てとれるが… シリアスといえばシリアス。足りない部分を何とか 世間術でカバーをしようと無理を重ねる。表向きのホワイトアウト! アメリカ大統領のトランプが、まさに、これ! ホワイトアウトで、ホワイト ハウスとは、これ如何に! 成るほど。これで満足して人生を終えて、目出度し、 目出度しですか。 私のようにブラックアウトより、まだ、マシか! 自虐しかないでしょう。でも、魂の底からの自虐ってのは、なかなかの味! 自虐は、魂への炎症の「アスピリン」だった? そう思えるだけ有難い。 で、座禅とヨガに取り組んできました。 娑婆!
・・・・・・ 6148,閑話小題 〜座禅は心の安楽死 ー3 2018年01月12日(金) 『坐禅は心の安楽死 〜ぼくの坐禅修行記』横尾忠則 (著) * 輪廻転生を考える 輪廻転生は如何だろう?『遺伝子学の論からすれば遺伝子が自ら生延びる為に 生物の身体を乗換えるという。 己の身体の中は、数知れない遺伝子から成り 立っており、己が消滅しても遺伝子は子供を通して次世代に受継がれる。 この身体は両親の結合で生まれ出てきた。宇宙開闢以来のたった一つの生命。 しかし、アナザーワンの一つ。輪廻転生は疑問だが、似た存在と、己と何が違う というのか?」 しかし、父親の死をまじかにし、思いもしない霊体質を10数年、 持った経験がある。幽体離脱とか、幽霊らしき存在の実感とか… それもあって、 著者の『輪廻転生論』に共鳴するのだろう。面白いところでは、アフリカからの 帰路の飛行機内で似たような経験がある。疲れ切った中の夢で、自分の身体が 地面から浮遊していく。ハッとして地面に戻ろうとするが、機内の足元も消え、 空中をタダ独り、ふっ飛んでいる。その恐怖感は極限を超えていた。 私より霊体質が遥かに大きい人の体験談、実感は、説得力がある。 これも、夢、霊感の言葉を切口にした‘内観’になる。 <内観ばかりしてないで、外観? をしてみたら> ていう貴方へ。 <外観しかできないアンタ、内観をしたら!> 野暮ですか? 〜その辺りから〜 ≪ 肉体で、現生にいることは確かに苦痛である。因果のサイクルから解脱 しない限りわれわれはいつまでもこの世に生れてこなければならない。 この世は、神の国に入るための修行の場である。この修業の場で修行を怠れば、 永遠に神の国に入ることが許されず、魂までもこの世から消滅しかけない。 これ以上の不幸はどこにあろうか。肉体であろうと、魂であろうと、この宇宙 の何処かにあることは素晴らしいことである。肉体でいることがたとえ苦痛でも、 あの霊界に閉じこめられているよりましだ。果たしてどれくらの時間、霊界に いたのだろう。… 神の国にいた者も選ばれたものでなければならないが、転生してくる者も 霊界の試験のパスをしてもう一度修行するためにこの世に、選ばれた者ばかり。 このように考えると、この現象界は魂を向上させるための場所であるともいえる。 われわれは過去世から因果を背負ってこの世に転生してきている。一日でも早く、 因果を帳消しにして神の国に入るべきである。その為に、神は善を与えている。 しかし、一方に善を試すために悪を与えている。 輪廻転生のない唯物的な一回こっきりの人生なら神はわざわざ人間に善を 与えなかったはずだ。一回こっきりの人生なら好き勝手にしてエゴイステック に生きればそれでいいはずだ。人間に理性があるのは人生が一回性でない証拠 である。たった一回で、人間は悟れないことを神は御存じだから、数多くの転生 を繰返す中で、善悪の何かを悟って、最終の人生で因果から解脱をして神の国 の住人になるのである。まことに気の遠くなる話だ。自分のことを考えると 怖ろしくなる。一体あと何度転生を迎えればぼくは因果のサイクルから抜出せる のだろう。あの恐ろしい霊界に再び戻らなくてはならないのかと思うとぞっと する。なぜぼくが霊界を恐ろしいかと思うかというと、現在の自分の本性を よく知っているからである。なんともいやな自分である。こんな粗雑な罪深い 自我が霊魂になった時、霊界で体験するビジョンを想像しただけで、身の毛が よだつ。『チベットの死者の書』では、「汝は肉体を持っていないのだから、 たとえ身を切られようと恐れることはない」と諭している。 しかし、たとえ肉体がなくとも肉体感覚だけは残っているはずだ。よく夢の中で 体験する恐怖がある。あれに似た様なものだろう。いや、あれ以上に増幅されて いるはずだ。人間は死ぬと天国か地獄に行くといわれる。天国も地獄も、その 人間の因果次第であり、全て想像が作るビジョンである。これはあくまで幻覚で あるが、霊の世界ではすざましいリアリティを持っているはずだ。夢が幻想で あるにもかかわらず強いリアリティを持っているように。… ≫ ― ▼ 前準備を含めて50年以上の実務を終えて第二か、第三の人生を踏み出して 7年間、心の底では輪廻転生を繰返していたような。因果応報のカエリ矢が、 次々と… これでも、後味の悪くなることは、極力、避けてきたが。 恐ろしい自分の言葉の刃が、自己被虐、自己嫌悪として向けられる。成るほど、 現生だけでは解決できないはずだ。 ヒトラー、スターリン、毛沢東を考え合わ せると分かるだろう。殺した数だけ、転生が必要である。生臭い彼らの魂が、今 でも漂っているとすると…。心に疚しいことは最小のはずだったが 娑婆娑婆! ・・・・・・ 2001/12/19 [70] 夢についてー2 「何か欲しい!とか、どこかに行きたい」といかいう夢と、夜見る夢との 共通点が非常に多い。トイレを探している夢は目を覚ますと殆どトイレにいき たい状況である。 次の夢は不思議な不思議な夢だ。‘母とか父が死んだ後も 自分のなかに生きている!’というが、私にとって、夢の中で、実際生きている。 痴呆症になり幼児に退行した幼児に変身した母が出てくる。それは正しく母が 私の中で事実生きているのだ。 ↓に以前書いた文章をコピーしてきます;。 ―― 2001/12/19 [69] 夢について−1 夢分析も非常に奥行きの深いテーマだ。 年に一〜二回熊に追われている夢を見る。熊に追われて二階‐三階の部屋に 逃げるが、どこまでも追いかけてくる。そこで目がさめるという内容である。 熊は現実の問題の変形、逃げているのは恐怖心・不安である。誰も?経験する 夢のようだが。 一度凄い夢を見た。 以下、10年以上前に社内報に書いた文章をコピー。 ーー 霊的体験‐ 平成4年 7月 二十年近く前になるが、父の死後の四九日まで何度か不思議な体験をした。 死後一週間後位か妙な夢。私自身が父の気持になり “死にたくない。もっと 生きたい、生きたい”という“念”になってしまった夢。 夢の“念”は父そのものであるし、父と一年身近で苦しんだ為に“念”が 自身で、実感できたのである。 父が‘なんだ自分はこうして生きているでは ないか’という内的実感。夢よりさめた自分の魂が“父の魂”と一緒になった という不思議な実感。恐らく経験した人間ではないとわからない。 その二〜三日後の夢も強烈な夢(?)。何やしら強烈な恐怖感が覆ってきた。 その時、父のベットで寝ていたが、思わず“おやじ助けて!”と言った瞬間、 廊下の向こうにある仏間より強烈な“引力”が足をひっぱられた瞬間、ベットに しがみついた。 その時、隣に寝ていた母がスクッと立ちあがりトイレに行った。 全身汗びっしょりであった。まだまだ不思議な事が多くある…。 あれ以来最近は少なくなったが幽体離脱とか、妙な霊的体験が多くなった。 2001/06/30 ーー 2003/04/25 不思議-シンクロニシテー ・以前にもシンクロニシティーについて書いたが、また書く。親戚の葬式で 不思議なことがおこることが多い。不思議な現象で特に多いのが虹だ。5~6回 はある。先日も葬式から帰った後に散歩にでると、過去15年以上を散歩をして いるコースで初めて大きな虹を見た。 ああまた出たという感覚である。 その中で一番凄かったのは、7~8年前に義父が亡くなった時のこと。 葬式が終わり柏崎から車で帰ってくる曾地峠で虹が7回も次々に出て、その下 を通ってきたのだ。曾地峠は過去に数百回は車で通っているが虹が出たのは勿論 はじめてである。 ・前にも書いたが、ゾクッとしたのは8年前、近くの分家にあたる従兄が自死 した時のある現象である。納棺の時に、突風が自宅に吹き込み桜の花吹雪が 舞い込んだのだ。写真を撮っていたが、汗びっしょりになっていた。 そして納棺が終わると同時に、その突風が止んでしまった。 天気予報で午後の三時過ぎに突風が吹くといっていたが、納棺の時間が偶然に 一致したのだが。死ぬ前日に桜の花をいっぱい撮っていた。 こういう現象を、ユングが「意味ある偶然の一致」といっている。 ・涙雨というのは昔からある。晴天でも葬式の時だけ雨が降る現象だ。 それなら大都会では毎日降っていなくてはならない。自然に囲まれた地方に おきやすいのだろう。人知のはかれない何かがあることは間違いない! ―― H0511妙な夢―(機 -- H0511妙な夢―(供 ・秋葉原のワシントンホテルに泊まった時の事、夜半、何かの気配に横を見ると 女の人の顔が浮いている。夢だろうと腕を抓ったが痛い。 これは面白いと、 じっくりとみた。 全体が白光色の黒髪の27-8才位の、のっぺらした美人。別に 恐ろしいという事もなかったが顔ははっきりと憶えている。ところが何年か後に、 会社の人にその話をしたところ、“それってみんな同じ顔をしているんだよね!” といわれ、はじめてゾーッと。 ・またこんな夢もある。夜半目がさめて寝むれないので、般若心経をとなえて、 ウトウトした頃、急に別空間にひきずりこまれそうな感覚になり、まずいと中断。 あの別空間は“別宇宙”“ブラックホール”的イメージであった。 ・その前後の夜半に夢で宇宙船みたいなものが近くおり、乗れという。 これも乗ったら危険と直観し去けた夢。あれに乗ったらどんな景色がみえた のだろうか?単なる夢とかたずけられない妙な実感があった。
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2022年01月11日(火)
* 号砲一発、時代は移り変わっていく 何を今さらだが、コロナ禍で時代は一段と移り変わっていく。 この騒ぎがなければ、在宅勤務に仕事の6〜8割方を移すこともなかった。 必要に迫られれば、何ともアッサリと、連れに嫌味を言われつつ、自宅勤務に 移行してしまう。男どもも大した仕事をしていなかったことが明かになった。 ここで中国とアメリカが、極めて危ない戦争ラインの緊迫状態に入ってしまった。 中国も、共産主義の骨組みの実力主義が最優先された弱肉強食が鮮明になった! そこは緩やかな温情主義が薄まった殺伐とした合理主義が待ち構える世界。 ギリシャ時代から色分けされた「3,30,67%の世界を容認するか否か, 民主主義とは、3,30%の世界のことで、67%は奴隷層として抹殺されている。 独裁制度を取入れている国は、奴隷層を人間扱いしないのが、暗黙の前提。
そこに、教育システムが自然とあり、知らずに3%に充足するために、 67%から33%への市民層への道が存在する。 まずは、地元受験校への振り分け。暗黙の裡に… フリーランスにも、 様ざまの道がある。60歳辺りで、気づいたのが、地元の細部の生きる道。 家の事情で、出世が閉ざされている場合… まず地元の大手企業で働きながら、 夜間高校に通い、高卒の資格を取る。そして、地方公務員の受験資格をとり、 その後は… 彼らは人並みの体裁が第一歩。 今まで出自を黙っていたのが、 脱・世間を果たせば、<俺は自力で這い上がった>のプライドになる。 充分な人生の出世と相成る。何処に、己が生きてきたかを、まず認識するか にある。これが無いと、目先の浮沈みに右往左往することになる。 その視点を得るに、私は、倒産経験があった。これだけは、ケ躓いて経験して こそ解る事。なる程、面白い。 …で、このパンデミックと、それに続く…経済恐慌と、戦争。
・・・・・・ 7269,閑話小題 〜大相撲 初日 2021年01月11日(月) * 大相撲ですか… 白鵬、鶴竜が先場所に続いて休場をして、昨日から開幕。厳しい宣告を 受けた上の休場のため引退が当然だが、モンゴル人には、それは無理。 引退勧告が出されるべきだが、気概が現執行部にはない。昨日の取組をみると、 絶対数が少なすぎる。序二段の力士が… <コロナ禍が恐いから休場したい> に対して、有耶無耶な執行部の対応に、即座に引退届を出した。 横綱より、 序二段力士の方が真面とは、これ如何に? 大相撲道よ、如何なった? 早々に、かさ上げで、新横綱と、大関は必要! 興業運営も大変だ! こうみると、日本的談合による八百長も必要というのも肯ける。 ―― * 雪道の中の車運転! 酒の在庫も切れて、雪が降り注ぐ中、家内の注意を聞かずに強引にスーパーに… …案の定、小一時間の積雪で、車がSCより車道に出れずに空回り。それでも、後続 の人に手伝ってもらって何とか帰路に就いた。そして、駐車場前の除雪! 腰痛は 今のところ出ていない! コロナ過と積雪の二重苦! 静岡の学生時代の友人から 電話があり、「静岡は快晴だが、コロナ禍と、積雪大丈夫か?」の電話あり。 例年…ほぼ積雪はないらしい。 ― このコロナ禍拡散の現時点は、どの位? あと4年とすると、100の道のりの20? いや、15あたりだろう! 全世帯の3割方が貯金ゼロ。4割が100万というから… 最後は金の話になるが、とはいえ、この世は、最後は己の健康と、手持ちの資金! 家内に週一度は、外出できない鬱憤で… 「何を生意気な… 私の腹一つで、 あんたはホームレス!」とサンドバックのように面罵の日々。まあ、独り孤高を 保つより、温みも必要かと微笑むしかない。
・・・・・・ 6876,閑話小題 〜このタイミングに何故? 2020年01月11日(土) * イランの空港近くで、このタイミングに アメリカ軍…と思いきや、イラン軍がウクライナの民間機を撃墜。これで、 イラン軍の意気込みが萎んでしまった。誤ってミサイル攻撃をせざるを得ない 陰謀?とか、飛行場の近くから、何処かの国のスパイが小型の地対空ミサイルを 打込んだと考えたくなるが… ≪ ◉イランの首都テヘランのイマム・ホメイニ空港で8日、ウクライナ国際航空の PS752便が離陸直後に墜落し、乗客乗員176人全員が死亡した。国営イラン通信が 伝えた。IRNAによると墜落したのはボーイング737型機で、乗っていたのは乗客 167人と乗員9人。同機はテヘランからウクライナのキエフに向かう予定。 ◉ CBSの担当記者はツイッターで、「アメリカ当局者はウクライナ国際航空752便 がイランによって撃墜されたことに確信を持っている。アメリカの情報当局は、 起動中のレーダーの信号をキャッチした。おそらく(イラン軍の)SA-15地対空 ミサイルであろう2発の発射時の赤外線を(アメリカの)衛星が探知。 その後すぐに、爆発による別の赤外線探知が続いた」と述べている。 ◉ CBSによると、イランの航空当局は「アメリカ当局の結論は全く真実ではない」 と述べたという。イラン革命防衛隊に関連するウェブサイトが「アメリカ情報当局」 の陰謀」と指摘し、イランによるウクライナ機撃墜を否定しているという。≫ ― ▼ 戦争への士気は、イランより長年の恨みつらみのアメリカ軍にある。 全面戦争ともなれば近くにイスラエルと、アラブ首長国がバックにあるため、 圧倒的にイランが不利。 CBSの担当記者はツイッターで、「アメリカ当局者は ウクライナ国際航空752便がイランによって撃墜されたことに確信を持っている。 アメリカの情報当局は、起動中のレーダーの信号をキャッチしたと…。そして、 (イラン軍の)地対空ミサイルであろう2発の発射時の赤外線を(アメリカの) 衛星が探知。その後すぐに、爆発による別の赤外線探知が続いた」と…。 しかしイランの航空当局は「アメリカ当局の結論は全く真実でない」と述べた。 イラン革命防衛隊に関連するウェブサイトも「アメリカ情報当局の陰謀」と指摘、 イランによるウクライナ機撃墜を否定しているが、タイミングと、結果からみて 何処が有益かを考えると… 欧米人の乗客構成からして、イランの意図的な 攻撃も有りうる… タイミングを考えると単純なミスとは考えられない。 エルアル・イスラエル航空…テルアビブ−成田線の直行便を、2020年3月11日から 運航するというが、恐ろしくて乗れはしない。イランに一度、行きたかったが。
・・・・・・ 6511,閑話小題 〜「シュガーベイビー」 再び! 2019年01月11日(金) * 父が愛人を持つ子供心は 10年ほど前に、40年ぶりに学生時代の友人二人と東京で再開し、酒を交わした ことがあった。それぞれの歩んだ人生を語りあった中で、その一人が思いがけない 告白をした。卒業後、一般会社に就職。その後、カメラマンを目指して数年間 AD(小間使い)をしていた頃に、父親の愛人の存在を知り、大きなショックを 受けた旨の内容。父親は既に亡くなっているが、当時、母親は健在。かなりの 資産家だが、それをワザワザ話すということは、その衝撃は並大抵でないから。 砂を嚙むような思いだったのか? 私の父は、明治生まれの堅物で浮いた話は 全くなかった…。彼の母親も大変だったろうが、子供にとっても耐えがたいこと。 家庭内には何か大きな問題がある… それを察知して世間話を楽しむのが世間人。 一度、その外側から、例えば、他宇宙、宇宙の果て、地球の外、国外、県外、 市外、生活圏の外から、見直すことが「哲学」。その積み重ねが教養ですか。 ほんの数時間前の夜半、漆黒の中を渦に突き進むイメージしながら、行き先の、 他宇宙に吸いこまれる感覚を持ってみた。繰返すうちに寝入ってしまったが、 熟睡から起きた時間が、想定の一時間もオーバーしていた。 これって「死にいく予行演習」ですか。 また外から内というと、個人と、他者の境の問題にもなってくる。 性欲からの「想い」の比重が大きいのが恋人。複数の金銭を含めて契約をする のが愛人。大方は1〜2回の渡り鳥を選ぶ?… 恋人で終わる術を身につけるか? 愛人を持った上に、複数の子供を持った人を多々?見かける。何れも、スリル と、サスペンスがあるようだ。恋人以上、愛人未満の役割を難なくやるのが、 ホステス、ママの腕前。 駅前キャッチのインタビューTV番組、 『家まで付いていってイイですか?』で、キャッチされた人のよさそうな ホステスが自室で曰く、 < 私、彼氏を持たない主義。客とは枕はしないが、サークル会員と 呼ぶ人は数名いるの。将来、酔客対象の家庭料理の店を持つのが夢。> 取材者の素朴な問いかけ「サークル会員とは、如何なる人ですか?」に、 口を濁す。「枕をしない」とは、代償に直接の金品のやり取りをしない代わり に、プレゼント〈客の使命料、隠れチップ、アフターとか、日中のデート?〉 を貰う人。プレゼントは直に中古買取専門店に… 夜の巷の狸と狐の騙しあい。 学生時代の友人が、当時の女友達と結婚、伊香保温泉の旅館に婿養子になった と聞いたので、東京帰りに立ち寄って一泊したことがあった。 年増芸者が、 深夜の酔客専門の居酒屋をやっている店が面白いと、連れていかれたが… 一般人からすると、その世界の内情は異界そのもの。若旦那なればこそ、 話したのだろうが、『 …誰誰が廃業して蒸発したでしょ。あれって○○って 芸者にね、喰いつぶされの。これまで他にも何人もね… 』の類の話が次々と、 で、足は股間に。何でまた(股)… 凄みありすぎ?でチジミ上がっていた。 東北大震災で九死に一生を得た友人と、廃業の二年後に、同級会で40数年ぶりの 再開した。その時の一声、『あんたは、何があっても大丈夫。そういう男だった もの!用心深くて、深みに嵌らない。失敗しても、直ぐに元に戻る!』 成るほど、そうか? と。 裏側ではのた打ち回っていたが、隙を見せられない のが大家族の末っ子の知恵。そのままの姿が学生時代にもあったようだ。
・・・・・・ 5415,だれもわかってくれない ー 2016年01月11日(月) 『だれもわかってくれない』ハイディ・グラント・ハルバーン著 * パワーレンズ パワーを有効に引上げるには、よりパワーを持った人やグループに認められる 必要がある。そのためには、対象のパワーアップの手助けが可能と、アピール する必要がある。企業採用も、昇進が、これである。 社会も、結婚生活も、 パワーバランスで成立している限り、パワーを持つこと、それをデスプレーし、 アピールすることが必要である。 ーパワーレンズー項目の要約よりー ≪ ★ パワーレンズレは、誰でもつけたり外したりするのです. ★ パワーを持つ人は、あなたのことをきちんと認識してくれません。 その理由は多くの場合、相手が自分の目標達成に集中していて、ほかの人 の問題や考えにまで気がまわらないからです。ショートカットを駆使して 大まかに理解するので、他者の複雑で微妙な点までは目に入りません。 ★ パワーは状況によって変わります。ある時点であなたよりパワーを持って いた人が、別の状況ではパワーが低下することもあります。パワーは動的で常に 変化しているので、「パワーレンズ」は、誰でもつけたり外したりするのです。 ★ パワーを持つと、ステレオタイプや先入観により強く依存するようになる。 パワーのある人に自分を特別な個人として認めてもらうことは至難の業。 ★ 大きなパワーを持つ人が他者について的確に理解しようとするのは、それが 自分の目標達成のために必要なときです。だからこちらが有用な存在、つまり 相手の目標達成を助ける人になることが大事です。そうすれば相手は、時間と 精神的エネルギーを使ってあなたを正しく見極めることに意味があると思って くれます。 ≫ ――― ▼ パワーは集中と、その維持の中から生まれ出てくるため、アップ続ける には、長年かけること。生きていく必要条件である。そのパワーも、所詮は、 直ぐに消え去る一現象。特に女性の伴侶選びは、一生を左右するため、シビア なレンズになっている。で、一生かけてパワーを吸取られる浮世の無限地獄。 結果、自律神経失調症など精神がやられる。その対策として、独りを楽しめる ライフワークが必要となる。一番、手っとり早いのが、読書だが・・ ・・・・・・ 5050,生と死をめぐる断想 ー4 2015年01月11日(日) * 免疫学者・多田富雄の受苦 7〜8年前、『「生と死をめぐる断想』でふれた「多田富雄の生死の淵」を 取り上げたNHKドキュメントを見ていた。そこで、自分の中の「新しい自分」を 「鈍重な巨人」と名づけていた。全身全霊だからこそ、内なる巨人が現れ出る。 「受苦は魂を成長させるが、人格まで破壊するから頑張っている!」が良い。 ーその辺りを抜粋するー ≪「にもかかわらず」の哲学を実践したと思える、免疫学者の多田富雄がいる。 1934年生まれ。医学の道に進みながら若いころから専門の研究のかたわら文章を 著し、さらには能を創作し自らも小鼓を打つなど、旺盛な表現活動をしていた。 2001年、脳梗塞に倒れ、一命はとりとめたものの、右半身の完全麻痺と嚥下障害、 言語障害という重度の後遺症が残った。多田にとって右手は利き手であり、 字を書く手だ。その自由と声とを失ったのは、表現とコミュニケーションを 奪われたに等しい。どうにか自由になる左手でパソコンを覚えようとする。 利き手ではない上、それまでパソコンを使ったことがなく、わからないところを 口で訊くこともできないから、習得は困難を極めた。それでも少しずつ文字が 打てるようになり、執筆を再開。その頃のことをうった文章では、もどかしく 遅々とした歩みを「鈍重な巨人」に喩えている。「私の中に、何か不思議な 生き物が生まれつつあることに気づいたのは、いつごろからだろうか。 初めは異物のように蠢めいているだけだったが、だんだんそいつは姿を現した。 まず初めて自分の足で一歩を踏み出したとき、まるで巨人のように不器用な そいつに気づいた」。「私はこの新しく生まれたものに賭けることにした。 自分の体は回復しない巨人はいま形のあるものになりつつある」(略)・・ 自分の中に「新しい人が生まれる」のだ。緩慢で寡黙で、そしてときどき 転んで多田の体に痣を作るなどして、彼を裏切るその人を、いとおしさも込め て「鈍重な巨人」と彼は呼んだ。 やがて多田は音声合成装置を用いて発話も できるようになった。文章の執筆の他、能の創作も再開、車椅子での出かけも はじめた。その多田に、さらなる試練が降りかかる。2005年に前立腺がんが 見つかって、手術をするも少しずつ進行し、転移による胸膜炎で2010年死亡。 ・・リハビリの中で、努力を続けるわけを彼は次のように述べる。 【 受苦ということは魂を成長させるが、気をゆるすと人格まで破壊される。 私はそれを本能的に逃れるため頑張っているのである。】 ・・≫ ▼ 4年前からの御隠居生活の環境で、新しい自分が動き出した実感がある。 それは、風によって、行き先が変わる「羽毛のような天使」のように宙に 浮いたよう。一歩間違えると、人格まで破壊されるマイナーのエネルギーの風 でもある。私も愛情を込め、内なるこれを、『羽毛の天使』と、呼ぶことに。 コヤツ晴れた日は良いが、雨風にねっぽう弱いが、過去未来に平気で飛んでいく。 そして、私と娑婆には、いやに冷淡?である。
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2022年01月10日(月)
* 時代は変わっていく! この三連休…何もするでなし、TV三昧。この11年間、何をしてきたのか… YouTubeの内容が豊富になり、圧倒的に面白くなった。このコロナ禍以来、 外に出て群れることの出来ない人たちで、在宅が増えたこともあるのだろう。 動画は専門家が出演し説明することで、大概が理解できる。…一般放送は、 マスコミ報道で、様々な人たちに忖度しなければならないため、表現に限界が 出来てしまうが、YouTubeは、個人の責任があるため、それは面白い。 これまで隠されていた細部そのままが露出するため、シリアスで、奥行きが深い。
実力のあるストリート・ミュージシャンにとっては、夢のような世界である。 コロナ禍で仕事にあぶれた芸人にとって、一発芸の拡散で、食い繫ぎが可能。 HPで、駅とかの公開の場所と、芸の題目を書込み、瞬時にパフォーマンスで、 撮影して、公開すれば、何とか生活には困らない。歌舞伎町のLibe専門にして 現に若者が彷徨っているケースもある。浅草の公園で、昭和、大正の歌謡曲の 演曲専門で客を集めたYouTubeもある。時代の成せる業である。
・・・・・・ 6875,読書日記 〜7割さえ出来れば任せろ! 2020年01月10日(金) < 世界が動いた「決断」の物語―スティーブン・ジョンソン著> * 70%ルール 他人に任せず自分でするべきだということは、ほとんどの人が分かっている。 だが、常に自分でする時間があるとは限りらない。その仕事の70%でも正しく やってくれる人がいれば、任せることが大事! まずは、70%ルールとは? 《 Amazonのジェフ・ベゾスは、不確実性のある意思決定で、「70%ルール」に 拘ることで知られている。ベゾスは選択に完璧な自信――限定的理性の性質を 考えれば実現できそうな自信――が持てるまで待つのではなく、不確実性レベル を30%まで下げたところで決断の引き金を引くのだ。完璧な確実性という神話を 受入れない70%ルールは、私たちの視界が多少ぼけることは避けられないことを 認めている。》 ― ▼ 事業、とりわけ起業は、他人に任せる恐ろしさとの内的葛藤の連続である。 X論、Y論たる法則がある。 マグレガーが示した,企業における人間の能力開発についての対立的考え方。 <・「X理論」とは,普通の人間は生れながら仕事が嫌いで,強制されたり, 統制されたり,命令されたりしなければ,企業目標を達成するために十分な力を 出さず,命令されるほうを好み,責任を回避したがり,あまり野心ももたず, 何よりもまず安全を望んでいるとみなす伝統的見解をさす。 ・これに対して「Y理論」は,仕事で心身を使うのは人間の本性であって, これは遊びや休憩の場合と同じであり,外から統制したりおどしたりしなくても, 人は自分が進んで身をゆだねた目標のためには自発的に働くものであり,条件 次第では責任を引受けるばかりか,みずから進んで責任をとろうとし,企業内の 問題を解決しようと比較的高度の想像力を駆使し,創意工夫をこらす能力を たいていの人はそなえているとみなすのである。> … …初めは得体の知れない人を集めるしかない。 まずは30%まで引下げて、 集め、自然振動で振り分けるしかないのが起業。良いも悪いもない烏合の衆。 黒沢監督の『7人の侍』があるが、それでも、武士の共通項がある。 ベソスの<不確実性レベルを30%まで下げたところで決断の引金を引く>とは… 言い得ている。40年前の起業では、500%の確信が持てるまで練りに練りあげても それでも目先は真っ暗。若かったから出来たのだろう。実業に理論は役立たない? いや、とんでもない。情報あっての知恵。経験と情報が浅いと、してはならない ことを、平気で踏んでしまうため、身近に経験者を置いておく必要がある。 考えて考えて考えた後に、無心で立向かう。失敗の場合に備えた‘鶴翼の構え’ も含めて事業デザインを描き、何度も描きなおす。それでも、私は30年が限界。 …見切りをつければ、デザインに組込んであった通りに、手順を踏む。 弁護士に会社整理の基本方針を聞かれて、 私:『立つ鳥、あとを濁さず… 綺麗にたたみたい』に、 弁護士:『会社清算に、それは無理。70%がせいぜい!』 私:『じゃあ、それでお願いします』 私にとって<起業―実業―終業>の一連自体が事業。 …終業がオチ! 独りの心、いや魂の問題。 常にロスの概念が入れば、より楽に任せられる? 終わってしまえば、皆同じ。 …良寛和尚辞世の句 「散る桜 残る桜も散る桜」が、今朝の心境。 花見で悪酔いしたか!
・・・・・・ 6510,閑話小題 〜三匹の子豚と… 2019年01月10日(木) * 熊さん、寅さんのコンニャク談義 明方の夜半の架空対談を、思い出しつつ、ライブ的に 書いてみた。もっと低俗だろうが… 少しは乗りうつって? 熊:最近、とんと御呼びが掛からないね! 寅:御前さんが下らねえことばかり言うからよ。 熊:互いに似たり寄ったりだろう。「大家、八」対「熊、寅」の意見の段差で、 話を面白くしているだけさ。何を御前にバカにされたくないね。 寅:まあ、いいさ。今日は、新年だからさ、金、習の会談をリアルに再現して してみるよ。仮想対談だけれどね、大方、こんなものさ。さてお立合い! 大家:おいおい大丈夫か? 危な過ぎないかい! ―― 【 習:焦りがミエミエ。まだトランプが権力があるうちの今がチャンスが 分かるけどね。あれ、如何にもならない裸の王様。問題は、本人に、その 自覚が全く無いこと。 金:俺様より酷いね。俺は、見せしめに実兄と、叔父を殺し、狂気を前面に 出した恐喝政治。で、今度の知恵は何? 一番欲しいのは経済援助だけど。 習:トラの側近は、全て離反して、助言スタッフがゼロ。 こうして定期的に 会うだけで、目的は充分に達成されている。あとは、時間引き延ばしをして おけば、自滅するさ。 問題は、拙速して相手の術中に落ちないこと。 目先の駆け引きだけは、御前さん並みで狡猾だからね。 金:おれからミサイルと核をとったら、脅し材料がゼロだもの。としても、 韓国の首都、なんで裸同然なの? そこが不気味なんだ。 習:あそこは、ああいう国。アメリカには骨抜きにされ、日本人には相手に されずね。 …トラへの提案にさ、<アジアは中国、南北アメリカ大陸が、 アメリカとイギリス連邦。アフリカは欧州と中国の折半。中近東はロシア> と口酸っぱく言っているがね。何か上の空。他国ながら酷いものさ。 金:何か思うけで、この韓国大統領ってのも変じゃないか! 習:民主主義ってのの決定的欠点は、3、30、67の階層の30と67に 重心をおけってことでしょ。そんなバカなことが、罷り通るから腐るんだよ。 金:何がリベラルかよ。旗を持たせて万歳と脅させておけば充分さ。 習:欧米各国が中国で、麻薬と、民主主義とか宣って、奪略し放題。 日本では精神科とか何とかいって、合法的に麻薬をバラまき、薬中に。 金:ところで、トラを呼びなよ、トラをさ。 ・大家:いいのか? 本当に呼ぶよ! トラ:この微妙な時期に何でまた俺様を呼ぶんだよ、今、危ないんだよ。 ロシア疑惑が抑え込めないんだよ。側近が呆れ果てて出て行って、それも 全部。 白人層の低層が、そろそろ嫌気を持ち始めてきてね。 金:気の毒だが、ザマアみろさ。それより、韓国を早々に売り渡せよ! あの甘ちゃんが大統領のうちにね。 習:待てよ、そりゃ困るよ。このままが一番良いから、体制を保証し、手を 出さなかったのに。中国も一皮むけば資源 貧困国。あるのは大量の人口。 それを世界中にばら撒いて、それが戦略でね。要するに、近代に、 イギリス連邦の「資本投下」の代わりに、「人間投下」の差替えが狙い。 トラ:白から黄色への交代ですか。俺たち白人も世界中で奪略し放題だもの。 それがアメリカの足元で「黒人大統領に、女の国務長官」だもの。 本音を抑え込まれている内に、中国、ロシアに好き放題だもの。だから、 この醜態でも人気が落ちないのさ。攻めるなら今だよ、今!自分で言って んだから、我ながらバカだね。 大家: これは、ブッ、フッ、ウ〜の三匹の子豚だね。 アッ御呼びでない? 失礼しました。 八:とすると、今年は、去年と一転した大荒れですか?日本も来年の 東京オリンピックも建前もあるし、元号も変わるし、AI化も進む。 トラ:何でお前らが口出しをするんだよ! 俺らと一緒にするなっての! お前らを果物、野菜に例えると、八がバナナ(外が黄色で、中がしろ)。 大家がジャガイモ(外が薄黄色で、中が白身の黄色)。寅が薩摩芋。 熊は栗ですか。まあ、如何でもいいけどね。 金に、周なら、当然、 私が丁度いい私でしょう。 金:そうそう。そのとおり。恐ろしいよ、権力維持で、数百万、数千万の 殺戮も平気でやりそうだもの。兄、叔父殺害とレベルが違うもの。 】 ― ▼ 何か第三者に書かされているような? 危ない、危ない?
・・・・・・ 5779,閑話小題 〜年初に、つれづれに 2017年01月10日(火) * 何? アメリカ 世も末かい! 日本国の事実的宗主国の当主が、隠れ極右の泡沫男に変ったら、どうなる? 気違いに刃物とは、このこと。これでは 今年は去年よりも大荒れになる。 去年が英国のEUからの離脱と、米国の泡沫候補トランプの大統領の選出。 その裏に、ロシアのプーチンの策謀があったというから…お粗末もいいとこ。 オバマが80点なら、20~30点程度の泡沫を大統領に選ばせたのだから 米国も地に落ちたもの。 ちなみに、小ブッシュは40点。 支持をした中・下層の白人が一番、圧迫されるというのに…これは歴史的惨事。 まずトランプが不動産屋ということ。長期ビジョンが少しはあるが、実業家の 本能で、目先の実績を優先する習性が染みついている。その上に平気で嘘をつく。 世界政治を大きく左右するアメリカ大統領には最も向いてない人物。それさえ 理解できないのが中・下層の白人の程度。低劣なハリウッド映画並の物語の 様相である。まず年末まで重大な隠された問題が出てくる? それもプーチン の仕掛けで…? 来年の夏までは持たない? 二流俳優上りのレーガンは、 レーガノミクスで対応したが、後始末が、それは大変だった事実がある。 * 大相撲が始まった 大相撲が始まったが、この数年、腕白相撲上りの個性的な力士が出てきた。 「正代」が関脇に、「遠藤」に加えた「北勝湖」と「御嶽海」が上位に顔を並べ、 新潟出身の「小柳」が十両上位に上がってきた。これに小兵力士の数人が加わる。 昨年末の全日本相撲選手権、全日本学生相撲選手権を見ると、モンゴル人、腕白 上りの将来性のあるのが何人かいる。 腕白相撲上りは、子供頃から基本が叩き 込まれている。しかし、大陸系のモンゴル人と骨格が違う。 ところで、目先の今場所はどうなる? 白鵬が本命?。相撲に対する姿勢が 他とは圧倒的に違う。ただ強いだけでなく、強靭の精神力・人間力があるが、 土俵年齢が賞味期限を超えている。それにつけても、女子供のファンが多い。 ・・・・・・ 4317, 幸せはいつうもちょっと先にある −5 2013年01月10日(木) 「幸せはいつもちょっと先にあるー期待と妄想の心理学」 ーダニエル・ギルバード著 * お金の果てない追求は、なぜおこるのか? −� お金の効用こそが、価値を決定する。今さらのことだが、その辺が曖昧に なってしまう。私自身、末っ子のため、両親の傍で、いつも金銭哲学を聞いて 育った。そして、最期の死様から多くの教訓を得た。その一つが、時節ごとに 使うべき金は使うべし、残しても、後でみると不安を具現化した残物でしか ないということ。人生(特に事業)は何時何が起こるか分からない。 財産を残しても、一瞬で消え去る恐ろしさを見聞きしていた。 で、給料範囲で全てを使い切ることにしてきた。 振り返ると、それが正解。 満足した行蔵が人生の晩年の宝として残っている。本を読んでも、TVを見ても、 それがベースになっている。 ーその辺りを抜粋するー ≪「ものの価値、その値段ではなく、そのものが与える効用をもとに 決定しなければならない。ものの値段は、そのもの自体に左右されるだけで、 誰にとっても同じだ。しかし効用は、予測をしている人の個別の状況に 左右される。そのため1000ドルの利益は、たとえ額は同じでも、金持ち より貧乏人にとっての方が間違いなく価値が大きい」 富そのものは幸せに 関係ない。大事なのは「効用」。お金や昇進やビーチでの休暇そのものには 興味ない。あるのは、こうした形態の富がもたらす、満足や喜びである。 賢い選択とは、喜びを最大にする選択であり、お金を最大にする選択ではない。 お金が増えていく場合、一ドルが与える喜びは常に前回よりわずかに少ない。 人は絶対量でなく、相対量に敏感である。しかし効用を推定することは難しい。 それをするには、そう想像だ。我われの脳は独自の構造を持っていて、 心の中で自分を未来の状況に移動させ、そこでどんな気持ちがするか自分に 尋ねることができる。 効用を数学的な正確さで計算しなくとも、明日に一歩 足を踏み入れて、その感触を確かめればよい。自分を時間軸の前方に投影し、 出来事が起こる前にそれを経験できる能力のおかげで、我われは誤りをおかす ことなく学ぶことができ、行動することなくそれを評価できる。 それでも未来の自分と未来の状況をシュミレーションする能力は、完璧から ほど遠い。未来の状況を想像するとき、我われは、実現しない細部を穴埋めを し、実現する細部を放棄する。未来の状況を想像するとき、今感じていること を無視できず、あとで起こる物事について、どう考えるようになるか気づかない。 しかし、先見はもろい能力だ。そのためには、目を細め必死に目を凝らして みたりしなければならない。幸せを見つける公式はない。しかし、偉大なる 脳は、ちょっと先にあるように見える幸せに、かならずしも導いてくれない としても、なぜ辿りつけないかを教えてくれる。≫ ▼ 秘境ツアーは、その最たるもの。大体、価格の5〜10倍の価値を実感 してきた。その効用(価値)は、経験と情報でほぼ予測可能である。 その上、行った先をTVの旅行番組で映し出してくれる。その時の見れなかった 細部をプラスして見せてくれる。とはいえ、それも時間と金銭と気持ちに 余裕があってこそ。 亡くなった姉が派手な浪費家と思っていたが、 振り返ると、浪費家というより‘良’費家に思えてきた。その時々を最大限、 楽しんでいた。 人生は、それでよいと、この歳になる身に沁みて思える。 ただ、面子を捨てることが出来るかどうか。面子は面子で、それも可愛い。 ・・・・・・ 6146,閑話小題 〜座禅は心の安楽死 2018年01月10日(水) 『坐禅は心の安楽死 〜ぼくの坐禅修行記』横尾忠則 (著) * 悟りに至るとは 図書館の返却コーナーで見つけた本。指導を受けた禅師が、座禅やヨガの 目的の「悟り」について、『人間は、元もと悟った状態だったが、成長するに従い、 次第に分別くさいモノの考え方をするようになり、悟りの状態から遠のいていく。 それを座禅で赤子のような心に戻していく』のが根本と… 夜半の布団の中でする、ヨガの死者のポーズの時の心持と同じような。 〜その辺りから ≪ 座禅は、ある意味で去来する雑念との戦いのみたいなところがある。 現在抱えている問題に限らず、すでに記憶の壁の向こう側に去ってしまった ような大昔の事柄が再び壁を乗越えて、こちら側の現在の自分の心に迫って きたりする。つまり潜在意識に溜まっていた想念が座禅をすることで顕在化を したのだ。座禅は潜在意識の顕在化を必ずしも否定をしない。むしろ、これで、 心の奥の毒素が吐き出すことができる。心の奥の不透明な種子を「安楽死」 させることが出来るのではないか。… 心の底にじっと閉じ込められている想い や考えが、何か問題が生じた時に一気に駆け上がってきて、我々の表面意識を ゴチャゴチャにして問題を悪化させてしまう。だからそのような問題に振り 回されないようにするため座禅をしなさい、と禅僧はいう。 …雑念は底なし沼のように、ボコボコと泥の泡のように潜在意識から昇ってくる。 それをとことん吐き出せば、煩悩はなくなるはず。そして純粋無垢な赤子の ように… 座禅をすることで、悪想念を消して、気が付いたら悟っていた状態に 持っていくのが禅の学習らしい。≫ ― ▼ 毎日の行(業)の一つが、午前中の、この随想日記の準備と、仕上げ。 心の奥のネタ(毒素)が中心になるためか、同月同日分の過去文を読返しも 含め、瞑想と悟りのような心持が、内観そのもの。2〜3時間は、あっという間。 毒素そのままを言葉にして公開しているのだから… 今さらだが。 〜で、以下につづく ハワイ流 瞑想法である。
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2022年01月09日(日)
* 盛上らないのは報道規制…? 今日から大相撲が開幕されるが、マスコミは全く報じない。政府筋からの 御達しがあってのことだろう。コロナ禍に反する危険極まりないイベントもない。 それと白鵬という絶対王者の引退で、気抜けしたところが大きい。 ニュース性としては、大鵬、琴の若の孫、実兄弟弟子の台頭など、豊富だが、 何やら、あと一つ。身近に、親戚が存在した幼時からの育成が無ければ強くなれ ない現実が明確に見えている。プロとして一人前になるリスクと見返りが、合わ ないことが大きい。良いにつけ、悪いにつけ、これだけ格式が高いスポーツは 見当たらない。有望な若手がプロになるには、稽古土俵が過酷過ぎることもある。 としても、単純明快の中に含まれる面白い世界である。 ―― * パンデミックが治まらない パンデミックも三年目に突入したが、6波の到来で治まる気配がない。 世界は5百数十万人が亡くなり、陰に隠れた人を含めると、少なくみても、 その数倍の2000万人…はあるのだろう。6波のオクロミン株は、豚インフル エンザと、デルタ株との中間と言われている。 感染力は大きいが、重症化は 少ないが決して甘くはないというが… これが当分続くと、世界の住民は蛇の 生殺し状態が続くと、権力者の頭には手っ取り早く金がまわる…これで、数百万の 命と引き換えになる‘戦争’の一字。最後は、倫理の基本を身に付けていたか? その真逆の人物しか独裁者にはなれない。あの世で、数十、百年前の独裁者の 『仕方がなかった…』の自慢気な高笑いが聞えてくる。
・・・・・・ 6874,読書日記 〜新・人類進化史 −1 2020年01月09日(木) 『世界が動いた「決断」の物語』スティーブン・ジョンソン(著), 〜Amazonの説明〜 【「新・人類進化史」シリーズ第3弾。人生・組織・文明の進路を大きく変える、 生涯に一度あるかないかという重要な意思決定のモデルとなる、世界の社会的 歴史を形作ってきた「選択肢」を分析・解説。「英断」のメカニズムを解き明す。 ダーウィンは、なぜ非科学的な医療を信じたか? 独立戦争でワシントンが犯した最大の過ちとは? オバマが調べ忘れたビン・ラディンの情報とは? 「財産」より「愛」を選ぶ理由とは? はたして、人生はシミュレーションできるのか!? 熟考を重ねた英断から、世紀の大失敗まで、迷い、悩んだ末に 導かれたたった一つの選択によって紡がれた壮大な物語。 】 ―― * 人命の価値= 900万ドル〈10億円) 目次を流し読みして目に飛び込んできたのが、人命の価値=900万ドル。 何を根拠に? まあ固いことを言わずに、人命を円換算で10億円と、仮に設定 したとしよう。 あくまで遊びのテーマとして… でも、何か腑に落ちる値段! 人生80年として、割ると一年で1100万円あまり。自分の人生を振返った実感は、 一年が2000万というところ?一日5〜6万円。で、どうだろう? ・金に困った素人娘がアルバイト代わりに、買春するコスト… ・海外ツアーの一日当たりのコスト… ・一週間分のアルバイト代… ・良く遊び、よく学び、良く働いた一日分の賃金?
何ごとも、仮に設定すると、おぼろげ乍ら見えてくることがある。 75歳を私の寿命と10数年前に設定し、公言をしたところ、知人たちの驚きに 逆にビックリ。ハッと気づくと、あと一年。そして、ハッと驚いた人たちが、 何人か亡くなっている。ということは、設定して、シリアスに生きた方が、 プラスになる? ならば、ここに私の人命の価値=10億に借り確定すれば、 一日一日の価値が見えてくる。 <365日* 80年 = 29 200> 約3万日。 10億円÷3万日とすると、一日あたり、3万3千円… こんなものか! 自分より知人をみて? さて幾らでしょうか? そうこう見ると、 世間とかいう身近な世界に縛られている奴って、何なんでしょうか。 その世間様の御値段は、マイナス何億? それもスマフォまで繋がれ! 私たちは、その娑婆に生きているのだから、それが楽しければ、それで良い じゃないですか! 娑婆!
・・・・・・ 6145,閑話小題 〜あと9日で72歳ですか! 先は少ない 2018年01月09日(火) * 元気でいられる数年を如何に! 老化の問題を突詰めると、「最後の10年を如何に生きるか!」になる。 「長生きはしたいが、寝たきりや呆けでは…さて如何に?」になる。 ・健康寿命が男性:71歳。女性が74歳(4年前の統計)。 ・寿命は30年前に比べ、男性が6歳延び81歳、女が7歳延び87歳に(去年)。 とすると、男は9〜10年間、女は13年の介護生活の末、亡くなることになる。 その平均介護年齢を超えて一年、老化現象が年々、如実に出てきている。 前期・後期高齢者の折返しの75歳を境に「どんな努力も水の泡」(渡辺淳一) と宣う。 これからすると、いいとこ3年。 一休の歌 「正月や冥途の旅の一里塚めでたくもありめでたくもなし」そのままが、前方 から迫りくる時節にある。青・壮年期に共に闘った取引先の担当も、過剰飲酒 が祟ったためか過半数は故人に。私は、有難いことに、毎日が充実し、面白く、 可笑しい日々が続いているが、常時、充実状態にしてないと、深淵の闇に飲み 込まれてしまう。 いつも悲観的?文章を書いているが、実は、そうでもない。 「余命、あと半年!」と宣言された瞬間、灼熱の砂漠でただ独り‘生への渇望’ で七転八倒することに。どのみち通る、避けれない道。後期高齢者年齢まで僅か 千日の娑婆!になった現実があるが、10年以上も生き延びる可能性もある。 思い残すことを最小にと、17年近く、連日、行蔵を書き残してきた。 世界の名残りと地球の果てを、数多く見てきた…。そこで実相を見てきたか? というと疑問が果てなく残る。これまでは、身近で見えていた両親の後姿に 先導されていた。 「最後の10年を如何に生きるか!」の視点からして、7年前の会社清算に、 3年を加えると、10年になる。碁盤の白石が黒石に反転した目線で、人生の プロセスでの行蔵を見つめ直して、「この結果も悪くはない」との諦念 も出来つつある… あと少しで72歳! 来年も健康体で、 <ああ既に73歳ですか!>をテーマに書きたいもの。…お後が宜しいようで!
・・・・・・ 5048,修羅場の極意 −2 2015年01月09日(金) 『修羅場の極意』佐藤優著 *「夫のアル中」と「カネがない」のが最大の修羅場 西原理恵子との対談の表題にある『修羅場の極意は、「最悪」の シュミレーションをすればよい』だが、修羅場はいつ来るか、どういう 状況の下にくるかもわからない。準備のしようがないように思えるが、 長期的な体質づくりは可能である。そこで、自分が何をしたくて生きて いるのか、を明確にして、優先順位を決め「最悪」状態になっても「やる」 と決めれば、何とかなるもの。 ーその辺りからー ≪ 佐藤 西原さんの最大の修羅場はいつですか? 西原 戦場カメラマンだった夫がアルコ孟依存症で、家の中で暴れていたとき ですねアルコール依存症って大変な病気で、理性が吹飛んで、野生の生き物 みたいになっちゃう。だから強い者にはペコペコして、弱い者は徹底的に いじめる、という動物のような人格になってしまう。二十四時間、私のことを 罵倒していました。私はアルコール依存症という病気の知識がなくて、この人 は著しく性格の悪い人だと思い込んで、二人の子どもを守るために離婚した。、 佐藤 酒は怖いですよ。僕もロシアで山ほどアルコール依存症の人を見ました。 あの国は男の平均寿命がものすごく短い。64歳くらいです。そして、死因に ウオッカが関係しているケ支が多い。アルマル依存症による内臓疾患だけで なく、酔っ払って交通事故や機械に巻き込まれる事故も少なくない。 またはアルコール依存症に関係があると思われる自殺も多い。 西原 アルコール依存症患者の生還率は二、三割とされています。 佐藤 でも旦那さんは帰ってきた。 西原 そうなんです。治療を終えて、「ただいま」って帰ってきた。 最初は怖くて目も合わ軸せられなくて。でも二日目くらいで結婚する前の優し かった頃に戻っていることに気づいた。 西原 夫が病気になって思ったことですが、人間は必ず病気になる。病気に ならない夫も、潰れない会社に勤めている夫も、浮気しない夫も、この世の中 には存在しません。そのとき専業主婦だったら家の中は滅茶苦茶になる。 夫が倒れて、自分に子どもを養う力がなければ、家庭は修羅場になります。 専業主婦は極めて危険なお仕事です。夫を治すために莫大なおカネがかかり、 半年後にちゃんと死なせるためにも莫大なお金がかかりました。 最大の修羅場はおカネがないこと。おカネがないと、たいていの人は獣に なってしまいます。おカネがないと男の子は泥棒に、女の子は売春婦になる 危険性が高くなる。 佐藤 西原さんの修羅場の対処法を整理すると、まず、最悪の状況を シミュレーションしておくと。それで、原因を理性的に分析して、その危険が ある芽を潰していくということですね。これはすべてのことに応用できる。 西原 子どもを東大に行かせようなどと高望みしない。いい子に育てようといった 漠然とした理想も描かない。最悪の危機管理から逆算するのであって、上は 想定していません。 西原 人に好かれる、何か言われてもはね返せる強さが身につけば いいなと思っています。人に好かれるって一番の財産ですよね。それと、 女の子は他人の中傷とかにすぐへこんだりしがちですが、それさえ気に しないで生きていける強度があればいいと思っています。 ≫ ▼ 事業計画をつくる時、事業構想の背後には、最悪の思わぬ事態を想定し、 自宅ならシェルター、船なら救命ボートを事業設計段階から 組み込んで おいた。 父親からの教えがあったが、ドルショックと、石油ショックを 創業準備期に経験し、その恐ろしさを知っていたため。 事業は恐ろしい! だから命がけで面白いが、舟板一枚下は地獄。 今は何とかシェルター? 暮らしだが、なかなか濃口の妙な味がする! 小さな修羅場は、最悪の事態 を想定して逆算すればよい。悲観と楽観の枠を広げ冷静になる思考法。 ・・・・・・ 4316, 幸せはいつもちょっと先にある −4 2013年01月09日(水) 「幸せはいつもちょっと先にあるー期待と妄想の心理学」 ーダニエル・ギルバード著 * お金の果てない追求は、なぜおこるのか? ー� 私たちは、極貧から中産階級に移動した時の喜びが、中産階級から上流階級に 移動した時にも正比例すると思っている。しかし実際は少しだけ上がるだけ?だが、 あまり変わりはしないことに気づかない。 ーまずは、その辺を書き出し考えてみる。 ≪ …何かを売ろうとしたことがあるなら、あなたはできるだけ高く売ろう とし、相手はできるだけ安く買おうとしただろう… 売買の当事者はみんな、最後に残るお金が少ないより多いほうが幸せだと 思いこんでいる。この思いこみが経済行動の根本原理だ。だが、これを立証する 科学的な事実は、あなたが思うほど多くない。経済学者や心理学者は、何十年 にもわたって富と幸せの関係を研究している。富が人間の幸せを強めるのは、 赤貧から抜けだし中産階級になる場合だけで、それ以上はほとんど幸せを強め ないという説が一般的だ。アメリカ人の場合、年収五万ドルの人は年収一万ドル の人よりずっと幸せだが、年収五〇〇万ドルの人は年収一〇万ドルの人より ずっと幸せというわけじゃない。貧しい国の人びとにくらべると、ある程度豊かな 国の人びとはずっと幸せだが、ある程度豊かな国の人々にくらべて、非常に豊かな 国の人びとがずっと幸せかというとそうじゃない。経済学者は、富に「限界効用 逓減」があると説明するが、これは、空腹、寒さ、病気、疲労、恐怖の状態に あるのはつらいが、その苦しみから抜けだしさえすれば、それ以上のお金は 増えるだけで意味のない紙の山でしかない、ということを言っているにすぎない。 ならば自分が使いきれるだけのお金を稼いだら、あとは仕事をやめて楽しむだけだ。 でしょ? いいや、はずれ。豊かな国の人びとは、たいてい、長時聞まじめに 働いて、これ以上お金が増えても喜びを引きだ芸いという限界以上に稼ごうとする。 われわれはこの事実をもっと不思議がるべきだ。なにしろ、ゴールに安物チーズ をおくだけで迷路を走り抜けるラットさえ、いったん満腹になれば、最高級の チーズを使っても動こうとしないのだ。我われ自身、パンケーキをたっぷり 食べたら、それ以上のパンケーキはもう食べがいがないため、調達や消費の努力 をやめる。だが、お金については違うらしい。近代経済学の父、アダムスミスが 一七七六年に書いたように、食べ物への欲求は、人間の胃袋の容量が小さいせいで、 どの人でもかぎられている。しかし住宅、、衣服、馬車、家具などの便利品や 装飾品への欲求は、何の限界も、はっきりした境界もないようだ。食べ物もお金も、 いったん十分になるとそれ以上の喜びを与えてくれなくなるなら、なぜわれわれ は、食べ物を腹に詰め込むのをやめるのに、ポケットには際限なく詰め込み続ける のだろう。それは金銭の多さに比例して満足が増えると思い込んでいるためだ。≫ ▼ 世界も、日本も上流階級が存在している。金銭で表現すると、1〜2億以上の 純資産が上の下、10〜20億クラスが上の中、最上が100億以上という。 それに見合って幸せかというと、そうでないようだ。純資産がゼロというと、 常にお金の残高を意識する生活になるため、ある程度の収入と預金が必要である。 だから、極貧から脱出した時の喜びは、大きくなる。では中流と上流との幸福感は、 どうだろう? それほど変わらないようだ。しかし中流の上流に対する希求は 思いのほか大きい。中流は欲しい物が買えないので少し不幸で、上流は何でも 買えるので少し不幸ということ。でも、これだけは、多い方が良い。 一万円と百万円を懐に持って一万円の買い物をするとき、気持ちが全く違う。 心理学者のお金に対する切口は特別に面白い。 ・・・・・・ 5413,だれもわかってくれない ー 2016年01月09日(土) 『だれもわかってくれない』ハイディ・グラント・ハルバーン著 * 信用レンズ まず、この3つのレンズを簡潔に要約すると・・ ・信用レンズ: 初対面の相手を評価する際に働く、温かみと、 それを伝える能力が大事。誠実でウソをつかないこと。 話しをしている間、目を逸らさないことがポイント。 ・パワーレンズ: 会社における上司など権力者が持っている認知の特徴。 例えば、「私にとって役に立つことを示せ。さもなくば消えろ」 「自分を守ってくれるパワーがあるか」 ・エゴレンズ: 自分の過去の意思決定や立場を守るための認知の特徴。 このレンズの目的は、ただ一つ、自己肯定感を守ったり、 高めることが可能かどうか。このお陰で、私たちの殆どが、 自分が平均より賢く、魅力的で、道徳的に優れていると 思っている。したがって、何かうまくいけば自らの実力と思い、 うまくいかないと、状況や誰かのせいだと考える ー他に ・予防レンズ: 失敗を回避することに重きをおく特徴。 慎重でリスクや問題がよく見える。 ・促進レンズ: チャレンジして成功することに重きをおく のが特徴。リスクが見えづらく、楽観視しがち。 誰でも、今より良い暮らしを手に入れることと、今あるものを守る ことの両方を同時に望むが、どちらかに偏るもの。 一番大事なことは、ある人にとって「向上すること」だが、 ある人にとって「安全であること」。 ーー まずは、「安全で、安心できる相手かどうか?」の「信用レンズ」より。 そのポイントを、以下のように上げる。−P130− ☆「信用レンズ」= 初対面の相手があなたを見極めようとするときに 最初に考えるのは、「信用できる人間かどうか」ということです。 早く言ってしまえば、「敵か味方か」ということです。 ☆ 人を信用するかどうかの判断は、ほぼ完全に無意識のうちに行なわれ、 それは「人間的温かみ」と「能力」の印象に基づきます。「温かみ」は、 相手の味方になろうとしていることの表れで、「能力」はそういう意図を 実践できることを意味します。 ☆「温かみ」を伝えるには、相手に注意を払います。話している間は目を 合わせること、微笑むこと、うなずいて理解を示すことなどです。 またそれが適切なら、共感を示したり相手を気遣つたりします。 一番大事なのは、誠実でウソがないこと。こちらが先に相手を信用して 安心させることも、場合によっては効果的です。 ☆ 目を合わせるというのは、「能力」を示すことにも有効です。そして、 背筋を伸ばして座りましょう。個人的な心配事などをやたら話しては いけません。あまり卑下するのも、自慢もよくありません。少々謙虚な くらいにすると、相手は感心してくれます。自分をあまり有能だと 思えないという人は、「パワーポーズ」を試してみてください。 ☆ リーダーとして部下から信頼と忠誠を得たいと思うなら、 「能力」よりも「温かみ」のイメージを優先的に発信することです。 ーー ▼「だれもわかってくれない」のは当然のこと。少しはわかってくれて、 友人で、わかってくれなくとも、一緒にいるだけでホッとするのが親友? この3つのレンズは、大方、直感で判断するが、この選定の結果、過半数 以上が、間違いだったことに気づき、『男(女)運が悪かった!』と嘆く。 運が悪いのでなく、頭が悪いだけだが、その自覚がないから始末が悪い。 その鬱積を周辺の噂話の創作に向けるため、ガスが湧くヘドロのドブとなる。 挑戦、変化、戦い続け、脱皮しないと、肥大し歪んだ、あの世間人に陥る。 ・・・・・・ 5778,閑話小題 〜瞬間瞑想の方法 2017年01月09日(月) * 瞬間瞑想の方法 ヨーガでは、いろいろな場面を思い起こし呼吸に集中する瞑想がある。 たとえば、「寄せては返す波の音」「山の向こう側に昇る朝日」「澄んだ空を 飛んでいる白い鳥」「海を照らす大きな満月」など。これらを、私たちは 自分の経験に伴ったイメージを持って忘我の状況に入る。 私には、「寄せては返す波」のイメージが良く、一瞬で瞑想状況に瞬間に導く。 呼吸から入る瞑想で、寄せる波が「呼」で息を吐出し、返す波が「吸」。 これをイメージして呼吸すると心が休まる。4〜11月の8ヶ月間、自転車で信濃川 の土手架かる二つの大橋を一周して帰ってくる。その時に、対岸にあるベンチで、 数分、川を挟んだ岸辺をボーッとして眺めているが、これも瞑想の一種? それと、大橋を1k、ヒキチャリウォークをするが、これも似たような状況。 更に、ベッドでTVを見疲れた時に、�・outubeで「瞑想音楽」を楽しむのも瞑想? 夜半の0〜4時までの「死者のポーズ」も、瞑想タイム。 瞑想のキーワードから、様々の思い当たることが出てくる。般若心経もしかり。 これを唱えている忘我も、瞑想タイムになる。瞑想も妄想も、現在の私にとって 同じようである。で、これが日常になると耄碌してきたと評される。 耄碌とは瞑想状態が平常となると、これも悪くない? 阿保違いまんねんパーの 世界ですか。これは… 世間、世界からの解放。生からの開放、因縁からの開放! としても、確かな自分が、世界があればこそ、言えること。パーでは無理か。
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