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堀井On-Line
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2015年12月19日(土)
『自分史の書き方』立花 隆(著) 東京や札幌などで深夜タクシーの運転手さんが、時おり、自分の身の上話を してくれるが、これはショート・ショートの自分史でもある。大都会の乗客も 運転手も、一期一会の出会いを知っているから、真実の会話が遣り取りできる のだろう。酔いが醒めても、覚えているのは、そのため。自分の人生とは 何だったのだろうは、永遠の課題である。自分史を彩る、エピソードを、 可能な限り書き出しておくことが必要になる。 ≪ 人間不思議に、60歳を過ぎるあたりで、自分史を書いてみたくなるらしい。 還暦という、生まれてから60年目にやってくる人生の大きな区切りを目前にする 辺で、誰でも「自分の人生っていったいなんだったんだろう」と立ち止まって 考えたくなるものらしい。 しかし、自分の人生はなんだったのだという大きな 問いを立ててても、そんな抽象的あいまいで曖昧な問いにそう簡単に答えられる わけはない。その問いに答えるためには、まず、人生っていったいなんなの? という問いに答える必要がある。 その問いに対する答えは意外に簡単だ。 とりあえず、人生とは「一人の人間がこの世に生を受けたあと、その人の上に 時々刻々起きてきた『一連の事象の流れ』」といった程度の暫定的定義で充分。 とするなら、そのような「自分の人生を構成する一連の事象の流れ」を具体的 につかむことにこそ、「自分の人生はなんだったのだ」という問いへの答えが あると言うべきである。そして、よく考えてみればそれを具体的につかむため になにより必要なことは自分史を書くことだ、ということになるだろう。 別の言い方をするなら、「自分の人生がなんだったのかを知りたければ、 『まず自分史を書きなさい』」ということである。自分史を書きながら、自分の 人生のさまざまな岐路となった場面を思い起こす。そして、その前後の状況を 思い出しつつ、ああでもない、こうでもないと記憶を呼びさまし、その前後の あれやこれやの記憶を反笏してみる。 あのときの、人生の岐路に立って下した 自分の決断、判断は正しかったのか。あるいはあのときの自分の行動・言動 などがちがうものになっていたら、別の人生が展開する可能性があったのか。 そしてそのほうがよかったのか。それとも、よくよく考えれば、すべては ほとんど必然的に起きるべくして起きたことだったのか、などと考えをめぐら して、後ほぞ悔の念で膀をかんだり、自分の人生に妙に納得したりするわけ。 そのように思いをめぐらすことこそが、自分の人生はなんだったのかを考える ことそのものになるわけだ。先回りして言っておけば、こういう問いに対して、 堂々めぐりの記憶の反駁をいくら続けても、「自分の人生はこれでよかったか」 という問いに対する、正しい答えには、決してならないだろう。いずれに しても、歴史的時間の中でリアルに起きたことだけが、起きたことであり、 それは今さら変えられないことなのだから、自分の人生がこれでよかったか どうかは「言うてせんなきこと」に属すると言えるだろう。しかし、人生を ふり返るというのは、結局のところ、「考えてもせんなきこと」を考えること であり、「言うてせんなきこと」を心の中でつぶやいてみるという行為である。 還暦を迎える頃になると、みんなそうせずにはいられない気持ちが湧き上って くるものらしい。つまり、それはそのあたりの年齢が、自分史を書く適齢期だ ということである。本書は、その年齢にさしかかった人々に読んでもらいたい と思って書いている。≫ ▼「自分の人生は、これでよかった?」の問いは、永遠の問いであり、 良くもあり、悪くもありで、考えてもせんなきことを考えることである。 そこで、簡単な手立てとして、身近な他者の粗探しを始める、その辺の 『世間人』に成り下がっていく。あのゾンビたちである。縦に貫く蓄積が ないため、身近な人の、それを見つめるしかない、あの方々に陥る。 ・・・・・・ 5027,読書脳 ぼくの深読み300冊の記録 ー4 2014年12月19日(金) 『読書脳 ーぼくの深読み300冊の記録 』立花 隆 (著) * 悪魔憑き 〜ミシェル・ド・セルトー著『ルーダンの愚依』 映画で幾つか悪魔憑きの場面を見たが、実際に、具体的事実? を読むのは初めて。 ー以下は、実際にあった内容?ーだから、驚きである。 ≪ ミシェル・ド・セルトーの『ルーダンの愚依』がはじめて全訳された。 「ルーダンの慰依」は、十七世紀フランスの田舎町の女子修道院で起きた、 歴史上最も有名な集団的悪魔憑き事件。十七人の修道女からなるウルスラ会 修道院に、数週間前に亡くなった告解師の亡霊があらわれた。霊はしばらく 修道女のベッドの脇で泣いた。 別の亡霊が次の日真っ黒な球のかたちで 修道院の食堂にあらわれ、二人の修道女を乱暴に地面に押し倒し、肩に乗った。 やがて修道女たちの肉体と精神に奇妙な変調があらわれ、次々に判断力を失い、 全身がすさまじい痙攣に襲われた。教会の上層部は動転し、調査をした結果、 この事件の犯人は悪魔だと判断した。「悪魔祓い」が専門僧の手で行われた。 悪魔に名を名乗れと命じると、「神の敵」という。悪魔にとりわけ狂った 院長の体から出るよう命じると、院長は暴れ回り、吼え、歯をきしらせ、 奥歯が二本抜けた。悪魔と問答を続けているうち、悪魔を彼女の体に 入れたのは、ユルバン・グランディエという別の教会の司祭であると判明。 「彼女たちは叫び、グフンディエを探そうとして、修道院の屋根に駆け上り、 また肌着だけで木のうえに、それも枝の先までよじ登ったのです。 そこで恐ろしい叫び声を上げながら、風や雨に耐え、何も食べずに4〜5日も 留まっていた」。この悪魔憑き事件は、たちまちヨーロッパ中に知れわたり、 ルーダンの街に何千人もの野次馬が押しかけた(修道女が教会の尖塔に上り 宙を飛ぶなどのウワサが広まった)。野次馬は何日も泊りカけで狂える 修道女を見物した。修道女は吼え叫び、土の上でころげまわり、足や手を 絡み合わせ、足の裏をくっつき合わせたりした。卑猥なようすで舌を出し、 つばを吐き、冒涜的な言葉を吐きちらかした。・・ 修道女たちとグランディエとの対決が行われ、グランディエが否認しても、 彼が悪魔に使われている証拠が次々に出てきた。六人の悪魔とグランディエが 署名した「契約書」すら出てきた(「神を否認して悪魔に仕え、できる限りの 悪を尽し、なろうことなら人間でなくなり悪魔になることを願う」)。 グランディエは、ルイ十三世直々の指名による特別法廷で魔法使いとして 裁かれ、一ヵ月余の審理を経て、膨大な証拠(悪魔との契約書など)によって、 火刑による死刑が宣告された。 刑は一万人以上の見物客の前で執行。 裁判中に、修道院長と修道女の一人が、無実のグランディエを告発して罪に おとし入れたと告白したが、その告白も、魔法使いの魔力を証明するものと され何の影響も及ぼさなかった。この異常な事件は、欧米では繰り返し検証の 対象となり数々の論文や小説が書かれた。 映画も(カヴァレロヴィチ 「尼僧ヨアンナ」、ケン・ラッセル「肉体の悪魔」)作られ、オペラも (ペンデレツキ「ルーダンの悪魔」)作られている。・・ ≫ ▼ 信じがたい事件だが、事実?なのだろう。神の存在証明は、難しいが、 こういう憑依なら、でっち上げ易い。しかし集団となると、誤魔化しは難しい。 17Cのフランスで、17人の修道女が集団の悪魔憑きの物語となると? やはり信じがたい。信仰心を深めるための法王庁の戦術も考えられるが・・ ・・・・・・ 4660, 知る悲しみ ー『極道辻説法』は、シマゲジがゴーストライター 2013年12月19日(木) * 今東光の『極道辻説法』は、シマゲジ作ー『知る悲しみ』島地勝彦著 図書館でみつけた島地勝彦著「知る悲しみ」。 例の「水の上を歩く? 酒場でジョーク」島地 勝彦・開高 健 (著)の、 元プレーボーイ編集長の島地の著書。 「知らない悲しみより知る悲しみのほうが上質である」とは、言い得て妙だが、 何と『極道辻説法』の「和尚前白」は島地が東光に憑依して書いたと告白する。 生臭坊主の名回答も、シマゲジの創作とは・・ ーその一節を書き出してみるー ・矢野「いまインターネットなどで『今東光語録』が箴言集のように扱われて いるが、私などから見ますと、どう考えても大僧正の興味のテリトリー外の テーマなどが書かれてありまして、ずばり訊きますが『和尚前白』は大憎正 が書いたもの? ・島地「今日はすべて告白しよう。あれは全部オレが書いたものだよ。 しかしよく分かったね。読み込んでいるなあ、矢野は」 ・矢野「ただ『速記録』で実際に大僧正が語った回想や時評をうまくリライト されているのもあります。ですから島地さんの全くの創作ばかりとは言い 切れない。今日は漢幸雄さんが収集した『和尚前白』を持参してきました ので、どれが完全に島地さんの創作なのか教えてくれませんか」 ・島地「いいとも。(『和尚前白』を読み進めながら)第一回からオレの文章。 確かに。このころからうまいなあ、オレは。(国連総会の演説を取り上げた 回を示し) これもオレ。高校野球の話、これもオレだ。この回は大僧正の 話をまとめたもの。これもオレじゃないかな。ほんとに大僧正が愚依してる。 いま読んでも面白い!」 ・矢野「スポーツや外国小説がテーマのものやアル・カポネの話も みんな島地さんの創作なんですね」 ・島地「もちろん、そうだよ」 ・矢野「このインタビューを読んでひっくり返る人、いっぱいいますよ。 いま島地さんは『乗り移り人生相談』という連載をされていますが、 まさに当時から大僧正に乗り移ってたことになりますから」 ▼ 私もひっくり返った一人。島地が今東光に憑依しないと、あれだけの 名回答は出てこない。そうすると、この本の題名「知る悲しみ」に通じてくる。 「知らない悲しみより、知る悲しみの方が上質」としても、読者の一人として、 知らない方が良かったと思うのが人情。ここで紹介されている 「エロ・アーカイブ」は興奮した。飼犬の秋田犬と夫婦の3P?を生々しく 書いてあるが・・ 今度ここで紹介しようか?ー【スカトロ・マニア】 犬のロッキーを恋人にした私の妻ーと検索すると出てくるが、お勧めは できない。成るほど、「知る悲しみ」そのもの・・ 上質かどうかは別! ・・・・・・ 4295, 過去10年間を振り返り、今後の10年先を予測してみる −2 2012年12月19日(水) ー 2022年の年末に、この10年間を振り返った物語ふうに書いてみる。 ≪ 以下の文章は、10年前に書いた2022年を想定した文章である。当時は、 創業から30年事業経営していた会社を倒産させ二年足らずで、少し悲観的 と思っていたが・・ まずは、当時の想定をした文章をコピーしてみる。 【 * 近い将来に欧州発の世界恐慌か、イスラエルによるイランへの核施設 の攻撃と、イランのホルムズ海峡の閉鎖がある。それに伴いNATO軍との 戦争が勃発。原油価格が暴騰、日本経済が最初に大打撃を受ける。 そして株価の世界的暴落で一挙に世界は不安定になる。 * 欧州経済は、ますます悪化、その煽りで中国経済と社会は不安定化し、 暴動が頻繁に発生、その矛先を尖閣列島、フィリッピンやベトナムの国境紛争 を画策し、国内の不満を向ける。これに伴いアメリカも経済悪化。 アメリカ国債と株価も暴落、一時1万3千ドルもしていたダウ平均が、 8千ドルまで暴落する。 * 世界が不安定になる中、日本では首都圏直下型地震と富士山が噴火。 政府は、国家非常宣言を出し、銀行閉鎖。経済はハイパーインフレに転じて、 米やパンなど食料の一部は配給制に逆戻り。IMFが、この事態に乗り込んで くる。10数年前、韓国がIMFの管理下に入ったのと同じ道を歩く。 失業率は15%に、生活保護世帯は300万世帯になる。現在のギリシャ、 スペインの事態以下に、まさかなろうとは、誰も思っていなかったようだ。 日本の国債も、それに伴い暴落、国を信じた善良な?年寄は路頭に迷う ことになる。 * スマートフォン、タブレットなどの情報端末の性能が年々、飛躍的に良く なり、それが逆に一強他弱の傾向を強めていく。中古品が出回り、収入は 半減しても最低生活は可能である。しかし、一部勝ち組の生活が垣間 見れるため、不満が溜まる一方。】 △ 以上が予測だったが、実際に起こった現実は、こんなものではなかった! 関東直下型地震が想定を超えた規模で、富士山の噴火に連動して首都圏は パニック状態に陥り、数万規模の死者・行方不明が出た。首都圏に住む甥っ子 一人が死亡。日本経済は世界恐慌の煽りで国家経済が破綻。そして現在、 アメリカのIMFの管理下にある。失業率は20%を超えて、近くの小学校 では夕方からの炊き出しに行列の状態。リッチ層の多くはオーストラリアと、 カナダに移住していった。10年数年前からの傾向だが、リッチ層の子弟は 海外に留学をさせるのが顕著になっている。日本でのビジネスは絶望的な事態。 私も実のところ、76歳まで生きてはいないと思っていた。この有様では、 生きていて良かったかどうか。今では首都圏からの経済難民が日本海側に移住 する流れになっている。中国は動乱になって内乱状態。市民が武器を持った テロ活動が始まっている。一部の共産党幹部の汚職が目にあまりに辛辣。 その反発が武器を持った蜂起になっている。共産主義という名の資本主義の 汚辱が、深く浸透した結果である。日本は10年前まで続いていた失われた 20年の後には、崩壊の10年が待っていた≫ ▼ こんな物語になるが、10年前に「2002〜2012年の過去語り」を書いていた としたら、現実との乖離は、あまりに大きいはず。ということは、こんな ものではないということ。それより、まず私自身、生きているかどうか。 ・・・・・・・ 3920,精神力ーその偉大な力 ー10 2011年12月19日(月) * 人間の4つのベース 〜「精神力ーその偉大な力」ダン・カスター著 【 大生命力(宇宙にある無限のエネルギー)は、人間を通して 4つの方法で自らを表現したいと望んでいます。 ・一つは創造を通して・第二はリクレーション―娯楽で・第三はあなたを 通した愛の表現で・第四には精神的に、知的に成長することを望んでいます。 この4つの枝が等しい長さを持つギリシャの十字架を思いなさい。 この十字架にあなたの人格を代表させましょう。創造、遊び、愛、知恵の4つが 基本の十字架こそ、大事なカタチになります。仕事=創造と、遊びの重要性の 重要性と、愛を持って何事にも取り組むこと。そこて知的成長こそ、あなたの 魂に再充電をしてくれる。それは、あなたの深い本質を表現を与えることになる。 だから学び続けなければならないのです。あなたは大生命力=宇宙のエネルギー への畏敬と、その親しい交わりこそ求めるべきこと。知性と推理が成長すること こそ、大生命力があなたを通して現れ出てくることになります。仕事も、遊びも、 愛も、学びも、健全でなくてはなりません。心の絵図に従って宇宙のエネルギー は流れ込むので、自我理想はバランスがとれ、かつ健全であることが求められる。 そして、古い自我イメージを、この新しい自我理想に置き換えなさい。 これが人格造成の技巧です。理想の見地からあなた自身を考えなさい。 】 ▼ ここでは、「力、遊、知」に「愛」が加わったバランスを人格形成の 自我理想にしている。その年代で、重心が変わってくる。還暦もすぎると 何になるのだろう?これも、それぞれの人生を如何に過ごし方で変わってくる。 バランスも、一つは極端に突出したり、へこんだり、している。私の場合、 「愛」が欠けていた? 八人姉兄の末っ子で、愛情を充分に受けたが、 与えるのは不充分だった? ・・・・・・・ 3555, 哲学的ジョーク 2010年12月19日(日) 「プラトンとかものはし、バーに寄り道」 ージョークで理解する哲学ー トーマス カスカート, ダニエル クライン (著) 少し難しいジョークと解説集。しかし考えさせられる内容で満ちていて、 味わい深い。哲学をジョークに絡めるというより、ジョークそのものが本来、 哲学を含んでいる。 * 合理的に疑う=哲学的ジョーク ある被告が殺人の容疑で裁判を受けていた。有罪を示す強い証拠があったが、 死体がなかったのだ。被告人の弁護士は最終陳述で奇策に出た。「陪審員の みなさん、これからあなた方をびっくりさせようと思います。殺されたはず の人間が、一分以内に、この法廷にはいってくるでしょう」 かれは法廷の ドアのほうを見た。動転した陪審員たちは、いっせいにドアを注視した。 一分間がすぎたが、なにごともおこらなかった。弁護人はいった。 「死んだ人が廷内に歩いて入ってくるというのはわたしのでっちあげでした。 ところが、あなた方の全員が期待感をもってドアのほうを見ました。 つまり、だれかが殺されたかどうかについて、わたしはこの事件では合理的な 疑問があることを、あなた方に示したわけです。あなた方に『無罪』の評決を 下されるよう、求めなければなりません」 (字数制限のためカット 2011年12がつ19日) ・・・・・・・・ 3180,今年の総括 2009年12月19日(土) 今年も総括の時期になってしまった。 去年のリーマンショックや、中国・深川大地震のような大事件は無かった。 オバマが一月末に正式にアメリカ大統領に選出、日本では自民党が惨敗し 民主党の鳩山政権が発足。それと新インフルエンザが本格的な流行を始めた ことと、WBCで日本が優勝、マイケル・ジャクソンが亡くなったことぐらい。 身辺でも金融恐慌の暗い雰囲気が漂ってはいたが、亡くなった人は従妹一人。 来年は、その分だけ大きな経済的事件や、国際紛争も起きそう。 今年は、中休止の年というところか。しかし日本経済は厳しさを増している。 当方も新潟国体で何とか息をつけたが来年は大きなイベントは見当たらない。 来年は来年だが、気持ちは暗くなる。 今年を歴史的に振り返ると、 「ハイパー・デフレが始まり」「新インフルエンザが本格的に蔓延」、 「自民党が崩壊、民主党が政権を取り」「国債発行が予算を超えた」が、 キーワード。決して安泰の年というのではなく急な坂を転げ落ちていく 境目の年である。私自身、25年ぶりに海外旅行に行かなかったことである。 9月に行こうとしたが、新インフルエンザの世界的な拡大に迷いが出て、 キャンセル。 今からすると、行っておくべきだったと後悔をしている。 この恐慌の中、行かない判断も正解だったのかもしれない。2001年 9月11日のテロと、去年の9月15日のリーマンショックの激震で、 世界は大動乱に入ってしまった。 その二つの津波のウネリが大きく覆い 被さってきているのが、昨今の大不景気の原因。 今年も無事?終わり そうだが、来年はどうなっているか? 神のみぞ知るである。
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2015年12月18日(金)
* つれづれに 〜日常の面白味! ☆ 経済欄に、アメリカが「原油の輸出禁止を解禁」とあった。 この原油安は、これも読んでのこと? シェールガスの開発と、不景気で アメリカ国内の原油あまりが、顕著らしい。昨日、久々にガソリンを入れた ところ、Lあたり110円である。 在庫があるので、まだナダラカな下げ だが、近々に100円を割る? ☆ 最近、食欲が旺盛である。この年齢では、腹5分目で適正だが、今では 満腹にならないと物足りない。「美味しいものを食べたい」と思わないが、 食事時になると空腹感が強くなる。その上に酒が美味い。平坦な日が続く ためなのか、心の空白感が、食欲に向かっているのか? スポーツジムでの、 連日2時間の運動が、利いているのだろうか? これが無かったら、糖尿に なっている? 体重は、この10年以上、±2キロの増減内で収まっている。 ☆ 現時点の私の人生時計は何時だろう。感覚的にみれば20時頃あたりか。 日常生活では、酒を飲んでベッドに入って、ウトウト始めた頃。とすると、 19時頃になる。歯を磨き、居間の周辺を片付け始める頃か。 ☆ 毎日、朝日新聞の県内の死亡欄で、名前と年齢をみている。大よそ6割が 80歳以上だが、よく皆様、長生きをするもの。そういう自分も、1ヶ月で、 満70歳になる。しかし、気持ちは50歳半辺りで留まったまま。父親は 70歳で進行性の末期ガンが発見され、一年後に亡くなった。来年からは 一年一年である。TV、ネット、映画館で仮想空間で遊んでいるだけで、 充分に面白いが・・ やはり、健康で、生きているうちが花! ☆ 最近、百金ショップで、面白い糸針を見つけ買った。家内が近視という こともあり、ホツレなその針仕事は自分でする。ところが、針目に糸を通す のが大仕事。一年ほど前に見つけたのが、二つ折りになった極細の針金で、 その間に糸を入れ、針目を通すもの。しかし、これが遣り難い。そこで、 先日見つけたのが、針目の上が割れていて、上から糸を挟むように入れる針。 5本で百円なら悪くない。考えるものである。 ・・・・・・ 5026,閑話小題 〜ロシア経済が変 2014年12月18日(木) 思わないところからブラックスワンらしき声が聞こえてきた。 ロシア経済が危ないらしい。 あるレポートである。 ≪ ロシア株の時価総額(ドル換算)が、アップル1社の半分以下に落込んだ。 アップルは6300億ドル余り。一方、世銀の統計では、2012年に ロシア株の時価総額が8746億ドル。しかし、その後のロシア株、ルーブル 暴落により、現状では3000億ドルを大きく割り込む水準と推定される。 その程度の規模の市場となると、ヘッジファンドにとっては「おいしい」標的。 季節的にも欧米市場はクリスマス休暇モードで連日、商いは薄いので値だけ 飛びやすい地合いだ。しかも、プーチンに残された選択肢は極めて限定的だ。 直接市場介入、資本規制、更なる利上げなどである。それゆえ足元を見られる。 数少ない救いは、4000億ドルを超す外貨準備と、財政赤字対GDP比13% (2013)の低さだ。しかし、外貨準備は徐々に減少しつつあり、更に制度的 に介入に使えない部分もある。ロシアの、国内インフレ率は9%を超え、国民の 不満も鬱積中だ。ルーブル離れも目立つ。四面楚歌となったプーチンが、例えば ウクライナ隣国でロシア系住民の多いモルドバに侵攻するなど、愛国心高揚かつ 国民の士気を高める奇策を打つ「地政学的リスク」もある。欧米側は、プーチン のウクライナ妥協で経済制裁が緩和され、経済の負担を減じることが望ましい。 しかし、その場合、国内強硬派の批判が高まること必定だ。結局、ロシア経済 不安の今後は原油価格次第。輸出の32%を原油、21%を原油関連製品、 14%を天然ガスに依存する構造は変わらないからだ。≫ ▼ 二年間で、ロシアの総株価が三分一に減り、時価総額がアップル社の半分に。 そして、ロシアルーブルは米ドルに対して、約1年で半値になってしまった。 輸出の7割近くが原油・ガスというから、この数ヶ月来の半値の原油安の結果 である。もしかしたら、リーマンショック以来に、世界的経済危機もありうる 事態である。ロシア中央銀行は16日、原油価格の急落を受けて、通貨ルーブル の下落に歯止めがかからないことから、政策金利を10.5%から17%へと 大幅に引き上げることを決めた。 その割りには株式の暴落がないのは、1998年の ロシア経済の危機をアナリストが知っているから?‘死なばもろ共’と、世界 恐慌に自ら火をつけて回るか? 一度、どん底まで落ちたロシア、厳冬には 慣れている。リーマンショックから6年、そろそろ、膿みだしの条件が揃った。 アメリカも大統領がレイムダックになったし、欧州の経済は最悪、中国も、 暴動の嵐。前の事業を考え合わせると、背筋が寒くなる。 で、地方銀行って、どうなってる? ・・・・・ 4659, 高齢者4人に1人が、認知症(軽度を含め) 2013年12月18日(水) 最近、発表された認知症調査が二つある。 ーまず、その部分からー 《 65歳以上の高齢者のうち、認知症の人は推計15%、2012年時点で約462万人 に上ることが、厚生労働省の調査で分かった。認知症になる可能性がある軽度 認知障害、約400万人と推計。65歳以上の4人に1人が認知症と。その“予備軍”。 調査は09〜12年度に、愛知県、大府市、茨城県、つくば市、佐賀県伊万里市など 全国8市町で実施。本人への面接や家族への聞き取りなどに加え、医師が診断を 行って計5386人分のデータを分析。認知症の人の割合である有病率を調べた結果、 全国の有病率を15%と推計し、12年時点の高齢者数3079万人から、認知症の人 を約462万人とした。10年時点では約439万人、うち在宅有病者数は約270万人、 その中で独居者は 43万人。》 《 全国の認知症の高齢者は、推計550万人に上ると九州大学のグループが 発表した。なかでもアルツハイマー病が原因の認知症は、7年前に比べて 2倍に増加。九州大学大学院のグループは、年齢構成が全国平均に近い福岡県 久山町に住む65歳以上の高齢者1906人を対象に認知症の診断を行った結果、 2割近い342人が認知症であった。》 ▼ 軽度認知症と、認知症を加えて850万以上、4人に1人というから 長寿社会の大問題。同居していた母が82歳で発症、5年半後に88歳で亡くなった が、本人も家族も大変である。高年齢になるほど比例して発症率が高まり、看護 期間が7年10年に及ぶ。私も前期高齢者になって3年、今度は自分の順番。 いつ何時、認知症になっても不思議でない。寝たきりの余生もあるなど、考えた ことも無かった。東京オリンピックが2020年に開催される75歳が人生の終焉と すると、もう介護年齢?それならばアッサリ逝く?認知症が850万というと、 全国民の15人に1人。平均一世帯2・5人とすると6世帯に一世帯がボケが 半ボケが存在。 ボケ防止に、面倒、興味ない、面白くない、などの言葉を乗り 越えるしかない。老い方、病い方、死に方、生き方、それと考え方、 受けとめ方の問題になってくる。 ・・・・・・ 4294, 学ぶということ −5 2012年12月18日(火) 「最終講義 生き延びるための六講」 内田樹著 * 小説に、作家と読者と中間的なものが必要! 毎日12年近く根を込め書き続けてきて、それぞれの内容で、具体的読者を 想定し文章をコントロールするようになっている。そこで文章の内容を冷静に 見つめている第三者というか、中間の別者を感じることが度々ある。前に書いた 文章を、早朝に読み返し添削している時、違う何かの視線が立ち上がってくる。 数年先に読み返す自分の視線だろうか。 下書きをした文章を数日間、寝かし 冷静に見つめ直す時に、けったいな何かを差し置くのも一つの方法だろう。 その辺を村上春樹の対談を抜粋して説明している。 【 村上: 僕はいつも、小説というのは三者協議じゃなくちゃ いけないと言うんですよ。 柴田: 三者? 村上: 三者協議。僕は「うなぎ説」というのを持っているんです。 僕という書き手がいて、読者がいますね。でもその二人でだけじゃ、小説という のは成立しないんですよ。僕にはうなぎが必要なんですよ。うなぎなるもの。 柴田: はあ。 村上: いや、べつにうなぎじゃなくてもいいんだけどね。たまたま僕の 場合は、うなぎなんです。何でもいいんだけど。うなぎが好きだから。だから 僕は、自分と読者 との関係にうまくうなぎを呼び込んできて、僕とうなぎと 読者で、膝を突き合わせて、いろいろと話し合うわけです。そうすると、小説 というものが上手く立ち上がってくるのです。】 ▼ 村上は中間者の存在の必要性をいっているが、中間的協議を何かケッタイ な存在としてイメージするのは面白い。こで、私は何にするか? 「ジャックと豆の木」「ジャック」が今、思い立ったので、これに決めた。 「ようジャック、どう思う?」が内語として、定着するかだが。 私:「ところで、ジャック、このテーマと内容、どう思う?」 ジャック:「急にふられても、答えようがないが、私を創作してくれただけで 良いんじゃないか」ってな感じか。 ・・・・・・ 3919, 精神力ーその偉大な力 ー9 2011年12月18日(日) 「 精神力ーその偉大な力 ー 」 ダン・カスター著 * 黙想の重要さ 【 黙想は心をある状態に置くことです。黙想は、感情を完全に清浄にし、 じゃまものを取り除き無垢にするので、善い世界と、その中にいる人びとが 根本的に善いと知るのです。・・静かな黙想に入って、動機や、あなた自身を 分析することで、自分が真の何であるか― 人間の形をした宇宙の生命力の存在であると知るのです。許すことの理解や、 また私どもの過去の経験は、ほんとうは悪でも凶事でもないことを理解する のです。心を掃除をし、正常な精神にした後にのみ、精神治療に効果がでる のです。心配や恐怖が自動的に、そういう欲しない心の絵をつくりだすのです。 黙想は、くつろぐこと、理解すること、許すことの三つをもって成り立って います。黙想そのものは創造的ではありません。それは、創造が行われる前の 雰囲気、前提を作り出す。黙想を持って、憎しみ、心配、煩悶、怒りを取り 除き、それを愛で置き換えるのです。恐怖は積極的信念で取り除けます。 この選び決定するという力は、神が与えた、おそらく最大の威力でしょう。】 ▼ 毎朝、5時に起床し、仏前の祈りと、この文章の最後の添削と、ネット へのアップと、過去10年分の随想日記の読み直しが、私にとって黙想に近い 状態である。その前の起床一時間前の半覚醒状態も黙想に近い。実際は黙想 でないが・・ 「くつろぎ、理解、許し」の三つとは逆の妄念と、格闘して いるといってよい。しかし、この格闘のため、第三者の思惑などに惑わされない 心の状態を作っていることになる。30年間の新幹線通勤の車中も黙想に良い。 飛行機も同じだが、高速の乗りもの内で、目を瞑って考え事を集中するに良い。 黙想も、何も考えないで半覚醒の状態も範疇に入る。私が最近になって始めた ことは、地球の中心点=芯に気持ちを集中し、その向こう側の宇宙に出ている イメージを持つこと。そこは自分の魂が宇宙空間に解放されたイメージに 浸れる場所。その刹那が黙想でもある。感動、感激、心のこもった感謝も、 その域への解放をしてくれる魂の世界。まだまだ感動の絶対量が少ない! と、思う。黙想して探さなくては。 ・・・・・・・ 3554, ドラマの基本形は三角形 2010年12月18日(土) * 脚本家ジャームス三木の目からみた「人生」とは 十数年前に、ジェームス三木の「ドラマの作り方」をテーマにした講演を 聞いたことがある。朝の連ドラを書こうとしたら朝食の場面を思い浮かべる。 そして味噌汁と醤油から、そのライバルメーカー同士の男女の恋愛を想定。 二人が親同士の反対を乗り越えていく物語を作れば、大衆に受けいれられる。 成る程と感心して聞いた憶えがある。 ある雑誌に「ドラマの基本形」の テーマで書いていた。 ーまずは、その部分からー 【「あなたは死にますよ」この予言だけは絶対にはずれない。死ななかった 人間はひとりもいないからだ。ただし生きているという前提がなければ、死ぬ ことはできない。死は生存のあかしでもある。ならば生きるとはどういうことか。 脚本塚として四十数年、人間のありようをこつこつ書いてきたが、ドラマの 基本形は突きつめると二種類しかない。 ・ひとつは敵と闘って勝つか負けるか。 ・もうひとつは困難を乗り越えて愛が実るかどつかだ。 闘争系ドラマは戦争もの、犯罪もの、出世物語、スポーツ根性ものといった たぐいで、勝ち負けは生存本能につながる。愛情系ドラマは恋愛・子育てを中心 に、メロドラで、ホームドラマ、文化教育ものなど、種族保存不能と深ぐ関わる。 つまりドラマは、動物の二大本能である食欲と性欲を、あの手この手で表現。 私たちが生きる意味のヒントはここにある。人類が他の動物より少し偉いのは、 集団社会を維持する手段として、食欲と性欲の暴走を制御するシステムを編み 出したからだ。それが神である。神が人類をつくったのではない。人類が神を つくったのである。史上最大の発明である神は、集団のコントロールに絶天な 威力を発揮した。人々は神の下に行いを正し、倫理道徳を守り、欲望にブレーキ をかけた。ドラマ作者から見れば、人類の行動論理は神と食欲と性欲の三極に 支配されている。人間の実体は三角形といってもいい。人によっては平べったい 三角や、とんがった三角もある。ぐにゃぐにやした三角も、硬直した三角もある だろう。 いずれにしても三角形の内角の和は、すべて百八十度である。 ところが厄介なことに、人類は複数の神様を創った。集団ごとに神が違えば、 信仰は対立し排他的になり衝突する。人類を救うはずの宗教が戦争を起こす。 文明が発達し生活様式が変わると、集団杜会システムも修正せざる得なくなり、 三極のうち食欲ど性欲は変えようがないので、神のかたちを合理化するしか なかった。それが憲法や法律、イデオロギー、正義、秩序、ルールといった 〔神〕になった。新しい神は仕分けに不慣れで、いまだ掌握しかねている。 「死は生の終末である」人はこんなシンプルなことさえ、きちんと認織しない。】 〜〜 神と性欲と食欲の三角形が人間の実体か〜 歳を重ねると、食欲と性欲が 減退し、神様がノサバッテきて、変に尖がった三角形になってなってくる? それがイスラムの禁欲主義?性欲と食欲をコントロールするため神を創った? ・・・・・・・ 3179, Twitter の意味すること! 2009年12月18日(金) 4ヶ月前に、ツイッターに興味を持ち登録をして試したが、その後は全く 見もしなかった。ところが10日前になるが、衛星TVのニュース専門番組で、 「ツイッター」の特別番組を放送していた。そこで驚いたのが、そこに 自分のブログを貼り付けたり、写真を貼り付けるサービスのPicture. Twitterなどがあることだった。 ・ツイッターとは、それらを含め分りやすくいうとミニブログである。 基本は、「140文字で、つぶやく」原始的、現場の生生しさが、見る方に とっても面白いことである。 ・モバイルや携帯電話で、気楽に、自由に、思いのままの言葉を発信できる のが取り柄である。 ・そのつぶやきに、見ている人が、語りかけることが出来るのが良い。 それでは、自分がというと、少し抵抗がある。 しかし加藤登紀子などの つぶやきに割って入ってつぶやくことが、現実に可能なのである。 私の場合、ヤフーのブログ《バードウォッチ》で、「つぶやき」専門として 毎日書きこんでいるが、イタズラの書き込みがあってから、発信専門にかえた。 ところで先日さっそく書店で「Twitter社会論」津田大介著を買ってきて 読んでいる。ネットにTwitterの6つの特徴が書いてあった。「リアルタイム性」 「伝播力が強い」「オープン性」「独特のゆるい空気感」 「使い方の自由度が高い」「属人性が強い」。 ・リアルタイム性については、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス) の「mixi」と対比して、その違いの一例として、「 mixiとTwitterは数分か 数秒の違い」という。 書き込みへの反応は、mixiでは早ければ5分程度で ある一方、Twitterでは早ければ数秒後。 (以下は字数制限のためカット 11年12月18日) ・・・・・・・ 2814, 不況景色 −3 2008年12月18日(木) *景況感下げ幅 過去二番目 先日の日銀の短観によると、企業の景況感が石油危機以来下げ幅が21ポイント と過去二番目になった。今回は、その角度が大きく、速度が速いのが特徴で、 一日一日と奈落に落ちるように悪化している。ニュースや、ワイドショーなど、 失業、倒産、節約などの話題一色、僅か三ヶ月で、世界が凍りついてしまった。 当然のことながら来年から大量倒産時代が到来し、それにともない大量失業者 が溢れることになる。世界恐慌は、20%の失業率というから、前年比7割に なるというから、想像を遥かに超えた暗い社会になる。長岡駅裏に、数ヶ月前 から、ホームレスが三人、毎日のように座って酒を飲んだり、通行人に金を せびっている。全国的に今後大量解雇が行なわれるというから、こういう姿が 日常的になる。年金年齢に達したから、仲間に入らなくて済む・・ こういうのが冗談では、無くなるのである。 *アメリカの金利が実質ゼロ! (以下は字数制限のためカット 11年12月18日) −−− *百貨店の商売モデルは終わったのか (以下は字数制限のためカット 09年12月18日)
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2015年12月17日(木)
『自分史の書き方』立花 隆(著) * 事前の(授業内容紹介) 「自分史」のモデルを日経新聞の【私の履歴書】のするとはさすがである。 担当の専属記者が、時系列の表の項目に、対話からエピソードなどを引出して 埋めこんだ後に語り口調の物語化をする、これこそ有名人の個人史とである。 −‘はじめに’の冒頭の文章を抜粋するー ≪【これは実践的な授業である。目標は、各自が、自分史を書き上げることに 置く。それも単なるプライベートな身辺雑記的自分史ではなく、同時代史の流れ の中に、を置いて見る、「自分史+同時代史」としたい。 セカンドステージのデザインに何より必要なのは、自分のファーストステージ を見つめなおすことである。そのために必要な方法は、自分史を書くこと。 おの程度の自分史にするか。目標は日経新聞の「私の履歴書」あたりに置く。 「私の履歴書」は1日およそ400文原稿用紙3〜3・5枚が30回続き、 全部で100枚程度で終わる。この程度の自分史は、正しい手順に従って少し ずつ書いていけば誰でも一書ける。その手順を教える。代表的な「私の履歴書」 の構造分析から始める。次に各自の自分史年表と同時代史年表を書く。 この授業では、各自がそれまでに書いてきたものを、相互に読み合い、批評 し合うことを随時行うから、恥かしいなどの理由でそれができない者は、 はじめからこの授業をとらないこと。】 開講当時、一般社会のリタイア年齢(定年ー年金生活)は、60歳だった。 しかし、日本人の平均寿命が男性79歳、女性86歳まで延びている現在、 60歳はリタイア年齢としてちょっと早すぎる。むしろ、60歳は人生の中間地点 ぐらいに考え、「そこから、人生のセカンドステージがスタートする再出発 地点だと考えるべきだ」というのが、このコースの発想の原点だった。 だが再出発してどこに向かうべきなのか。いま自分たちの未来にはどんな 可能性が横たわっているのか。日本は、世界は、これからどうなっていくのか。 そして、自分たちはいま何をなすべきなのか。 このような「中間再出発地点」に立ったときに、なすべきことは、 「過去(自分と社会の両面。日本と世界の両面)を総括する中締めと、いま 自分たちが立っている地点を再確認すること」ではないか。そして 「未来の可能性を展望すること」ではないか。そのために必要なのは、 じっくり考えることと学び直すことだ。そのような学びに最適の場は大学だ。 そこには人生の学び直しのためのあらゆるインフラ(請座、教師、学び伸聞、 学び舎)がそろっている。こういう発想に立って開講されたのが 「セカンドステージ大学」だった。≫ ▼ 昨年の今ごろ、やはり立花隆の著書を取上げていた。 私の人生の中間点は、5年半の「まだらボケ」だった母親を看おくった後 だった。さて、今後、どうするか? 「最適な正解が考えられないなら、 還暦までの9年間で、30年分を生きること!」とし、そのまま実行した。 それについて何度か書いてきたので、ここで省くが、還暦を向かえた時、 「無事到達でき、心底、良かった!」と思えたのも、その5年後の節目時の、 「でも、まさか!」の坂を、何とか越えられたのも、この実践のため。 ・・・・・・ 5025,読書脳 ぼくの深読み300冊の記録 ー3 2014年12月17日(水) 『読書脳 ーぼくの深読み300冊の記録 』立花 隆 (著) * 今世紀で人類は終わる? 「今世紀で人類は終わる?」マーティン・リース(著)から! ー内容(アマゾン)ー < たとえば、致死率の高い危険なウイルスのDNA配列情報は、いまやだれでも ネットからダウンロードできる。このDNA情報から、ウイルスを合成し、さらに 強力なウイルスへと改造する技術を持った科学者は、世界に数千人存在し、その 数は年々増えている。もし、通り魔殺人や銃乱射事件を起こすようなタイプの 人間がこの技術を習得したら、いったい何が起きるだろうか。核戦争や地球 温暖化といった、20世紀から危惧されてきたものとは全く別の、予想外の脅威 による人類文明終焉のシナリオを、第一線の物理学者が描き出す> ー著者・立花の解説が明快である。 ≪ 著者は宇宙物理学者。英王立天文台の名誉天文台長をつとめる。 話はすべて、科学的にありうる地球滅亡、文明滅亡の話。小惑星の衝突、 「温室効果」の暴走、といった自然現象の脅威もあれば、核兵器の拡散、 バイオテロ、カルトの先鋭化といった人間の暴走現象もある。 自己複製する機械ができて、人間より優秀になり、ポストヒューマン文明を 築いてしまうとか、生物を栄養源とする自己増殖ナノマシンが生まれて、爆発的 に増殖し、地球上の植物を食いつくしてしまうなどというテクノロジー 未来物語もある。 驚いたのは、最先端の素粒子実験がもたらしかねない世界 の終り。巨大な金や鉛の原子核を光速近くまで加速して衝突させると、原子核が くだけてグジャグジャになり、小スケールだが、ビッグバン直後の世界を再現。 すると、ブラックホールができて、周りのすべてを吸いこんでしまったり、 複数のクオークが途方もなく圧縮されて、ストレンジレットと呼ばれる奇妙な 新粒子を作りだしたりする。ストレンジレットは自分が接触するあらゆる地球上 の物質を片端から奇妙な物質に作りかえていって、アッというまに地球を直径 百Mほどの超高密度天体に変えてしまう可能性がある。あるいは、この実験で 真空に転移を起こさせ、これまでの空間を空間ならざるものに変貌させてしまい、 これまでの空間がスッポリそれにのみこまれてしまう可能性がある。 このような真空の相転移が宇宙規模にふくらんでいき、ついには銀河系全体が すっぽり、飲みまれてしまうことも考えられる。≫ ▼ 小スケールのビックバン直後の世界の再現の可能性には、驚いた。 あるうることである。また、狂信的イスラム教徒達が、自分の体に細菌を 感染させて、世界各地で、いっせいにテロに走ることも十分に考えられる。 現在、問題になっている『イスラム国』。ネット上の教団が、世界中の狂信的 イスラム教徒に様々なテロを呼びかけている。そのアメリカも、考えてみれば 狂信的キリスト教国。とすると「目には目」の殺しあい、激しくなって当然。 ・・・・・・ 4658, 2050年の世界 ー21 2013年12月17日(火) 「2050年の世界ー英『エコノミスト』誌は予測するー」 〜英『エコノミスト』編集部 (著) * 第四章のまとめーソーシャル・ネットワークの可能性 ・インターネットが人類に与えた影響は、ソーシャル・ネットワークのくくり でみるとわかりやすい。コンピュサーブなどのパソコン通信の掲示板の世界 から、よりIDが実名化したフェイスブックの世界まで、その世界は、八億人 を超えひとつの国家となっている。 ・SNSの興隆により、三つのトレンドが将来に予想される。 一つめは、意思決定において友人の影響力が強まる。 二つめは、集団の英知を利用したウィキペディア型のサービスを利用する 度合いが強まる。 三つめは、新聞やテレビなどの大マスコミに頼らずとも大規模な運動を 起こすことができる。 ・社内の協業を促すために、セキュリティの厳しい社内SNSの新しい形が 生まれ、それを利用する企業が増えるだろう。 ・トヨタは、自動車間でソーシャル・ネットワーキング機能を持つことの できる車を発売するが、車に限らず、日常の電化製品のあらゆるものに、 常時接続のものに、常時ネットを利用したソーシャル機能が搭載される ようになる。 ・一方で、一社支配によるプライバシーの管理への懸念は、政府の規制を 招くか、あるいは非営利団体によるデータの管理といった方向に向かう かもしれない。またSNS上のプライバシーの規定などを共有化する 「権利章典」が作られる可能性がある。 ・但し一社支配が長く続く可能性は少ない。新しいイノベーションを 持ったネットワークが参入し、既存のSNSに取って代わる。 ・異なるSNS間で、ウェブ上の人格を移動し、共有できるシステムが開発される。 ▼ この予測で、ここが一番予測しにくい分野。パソコンが携帯に収まるとは、 10年前は誰も思ってもなかった。そして、今度はメガネ型パソコンで視覚 情報を直接、遣り取り可能なものまで出てきた。グループチャットが、広島で 少女殺人事件を引き起こしてしまった。ーその事件をネット検索をするとー 《 広島県呉市の山中に女性の遺体を遺棄したとして16歳の少女が逮捕 された事件で、警察は男女数人を死体遺棄の疑いで逮捕。この事件では逮捕 された少女の友人3人が17日朝、警察に出頭し、任意で事情を聴かれていた。 また、逮捕された少女が携帯電話の通信アプリ「LINE」で友人に犯行時の 状況などを打ち明けていたことが新たにわかった。 》 この事件に至った具体的内容がTVで放映されていたが、多くの見知らない人が 会話に出入りをしてエスカレートしていく。逆に趣味などの世界の人が簡単に 結びつくことが可能。それぞれのレベルの結びつき強くなり、固定化すると、 ネットカーストも出来てくる。レベルが違うと理解できない世界になる。 価値観の違いとレベルの差異は違う!そこが問題。 ・・・・・・ 4293, 衆院選挙の結果について 2012年12月17日(月) * この結果は、ベストに近い! とみるべきか? 選挙結果が粗方の予想通りになった。小選挙区制度では、こんなもの。 これで超保守体制で難局に立ち向かうことになる。この選挙は民主党の自滅と、 第三局の乱立による共倒れと、尖閣列島などの領土問題や北朝鮮のミサイル 発射も日本の右傾化を進める結果となり、まったく空気が変わる。 民主党の弱者救済のスタンスから、弱肉強食へ大きく舵をきることになる。 グローバル化社会では割り切るしかない。経済は、今週の株価がどうなるのか? 特に週末にかけての動きが心配である。まずは来年三月の金融円滑法の打ち 切り問題、自民党が果たして打ち切りが出来るだろうか?地元の高校の同級生 が3人続けて、倒産、不祥事、自殺が発生した。 これ、「地方は既に恐慌が始まっている」という私の説の身近な現象。 ここで政策の大転換が必要な時節、この結果も悪くはないという見方も出来る。 問題は、自公で三分の二の議席を確保したこと。参院で法案が否決されても、 再び可決出来る。おまけに改憲に反対している公明党と、この夏まで組んで、 その後に、改憲賛成の維新の会に乗り換えれば、それも可能になる。週刊誌など の事前予測の結果に近かったが、まさか60議席を割るとは思ってなかった。 タカ派の安部が、領土問題で中国と真っ向から対峙することになれば、 経済に直接、大きく響いてくる。それと、建設国債の乱発による公共事業の 拡大も懸念される。地元の小選挙区では自民党の全勝。建設業界の笑い声が 聞こえてきそうである。土建王国の宗主だった角栄の娘も、この逆風で落選。 当然といえば当然。 政治課題のスタンスは、「消費税増税、原発継続、改憲、 原爆保持、地方への分権化、賛成。公共事業の依存化、反対!」。そうこう 考えると、最後の公共事業反対以外は、この圧勝は良かった、ということ。 分かってはいたが、民主党への拒否反応が、ここまで大きいとは驚き。 政治談議が多くなったのは、歳のため? 年末まで、株式か国債の暴落が ないことを祈るばかり。 ・・・・・・・ 3918, 精神力ーその偉大な力 ー8 2011年12月17日(土) 「 精神力ーその偉大な力 ー 」 ダン・カスター著 【 難題にぶつかり、それを理解し、それを乗り越え、超越するとき、 そこから多くの力と知恵を与えられます。それにより将来においての他の更に 大きな問題に取り組めるのです。世の中には善いもの悪いものもありません。 ただ私たちが善い悪いと思うだけです。もし問題、難題を一つの機会か励ましの 挑戦と見るならば、人生に処する私たちを弱くしたり無能にしたりすることは、 ありえません。‘あらゆる事態はつまずく石か、ぬかるみの中の踏み石’です。 すべての進歩は、なにかの問題を征服し、なにかの挑戦に戦い抜いた結果です。 大生命力は、絶えず励ましの挑戦をしてきます。前進を促す体内の威力を 見出すと、私たちは成長するのです。もし挑まれなければ成長が出来ません。 教育さえあればとか、子供の頃の愛情の欠如で、やる気が起きないとかいう人を 知っています。しかし、その逆に、それをバネとして、その中に善を見つけ強く なった人がいます。「あらゆる逆境は、好機のタネをもつ」といいます。 あなたの過去の傷は打撃や損失を癒す最も良い方法の一つは、その体験の結果 として生涯に起こった善いものの表を作ることです。ものごとが良くしていく には、体験をいかに反応するかにあります。鹿が足がはやいのは、敵から 逃げるために自分の体内の力に頼ったからです。人間は自然界の挑戦を克服する ため推理と知性を発揮してきました。問題を受け入れ、善さを見、ゆるし、 解放して自由にし、そして前進するか―あるいは怒り、おのれを哀れみ、 自分のことだけを思い、みじめに暮らすかです・・】 ▼ 先日の新聞記事に「壁を乗り越えようとするな、壁のまわりを動き回れ、 そうすれば壁の隙間が見つかる。登ろうとするから、登れないと諦めてしまう」 というような内容があった。上記の内容に似ている。 20歳で創業を決意し、 準備を始め、結果は、2つの経済震災と東北大震災で、この結果に終わった。 が、創業も倒産も廃業も事業のうちである。その創業も、まずは精神である。 計画し、手順に入ると、まず思いもよらない難題が山のように次々と行手を 阻んでくる。 初めは、それを嫌々取り組んでいたが、慣れてくると、これこそ が踏み台で、難題の中にこそ鍵があることが分かってきて、逆にゲームとして 楽しむようになる。この難題がゲームの醍醐味と自分に言い聞かせ暗示を かける。下り坂より上り始めは夢はあるが、厳しい! それも数十倍も。 何だかんだあっても、事業人生は面白い。自分の限界が常に目先に立ち 塞がって、自分自身に直面する緊迫感が、である。今もか? ・・・・・・・ 3553, 「閑話小題」 が一番面白い? 2010年12月17日(金) 「閑話小題」は書くネタが出尽くして、仕方なくメモがわりに書いた 中途半端な文章を小題として、幾つか重ねたもの。読者からみたらバレバレと 思っていた。だから、しゃ〜ない「B級品」と割り切っていた。その半分手抜き の文章が先日、久々に参加した木鶏クラブの人から何気なく「閑話小題」が 一番面白いと言われ、何かの間違いと、再び聞き直したほど。それでも 「その人が、たまたま、そうか?」と半信半疑。ところが昨日、ある知人が 訪ねて来て「閑話小題」が面白いと全く同じことを言った。この10年間、 一度も言われたことがない「‘しょうがない’閑話小題」が面白いが偶然にも 一週間内に、たて続きである。実際、長い文章ほど時間もエネルギーも要する。 書くほうからしたら、その分、自己満足する。昨日の友人曰く、「それは、 あなたの言葉で、身近かなことを実感で書いているのが伝わってくるからよい」 という。日々の身近な内容はブログ「バード・ウォッチング」に書きとめていた。 要は実感として書いた文章こそ、相手に伝わるのである。記事とか書物の感想文 は、自分の記憶として留めておくためのマトメとして書いている。さらにいえば 一年先、数年先の自分が読み返し、消化するためのマトメ。読む方からしたら、 それは、それでしかない。しかし小題は書き散らした短文をマトメタもので 要点だけ書いてある。それなら閑話小題を多くすればよい。書いている方は無我 夢中であるが、読んでいる方は、その無意識の本音を楽しんでいるのである。 だから、冷笑も、侮蔑も、「何じゃい、笑うなら笑え、笑われて何ぼじゃ」 と割り切らないと。 ブログは結局は自慢話?の披瀝になる。 読んでいる方は冷静に、その辺が見えている。息抜きの文章が面白いとうと、 もう少し内容に強弱をつけた方が良いということか!書くテーマが見当たらず、 苦し紛れの「閑話小題」が、逆に、井戸の底から湧き出てくる水の味なのか。 書き、曝すことの恐ろしさと、面白さか。ネット・セルフも色いろ考えさせられる。 そこで、閑話小題を遡って調べたら、月に1〜2度しか書いてない。 内容も短くまとめてあり、解りやすく、言われるとおり。これからは週一ぐらい は「閑話小題」を書くことにする。 ところで、「ツイッター」も時々 書いているんだけど! 少し軽すぎる? ・・・・・・・ 3178, アメリカは現在、どうなっているのか ー2 2009年12月17日(木) * アメリカの産業の現状は? ー以下は、中央公論の中岡望のレポート [アメリカ、失われたバラ色の未来」の抜粋ー アメリカでは金融業界を「ウォール・ストリー」というのに対して、製造業 などの産業のことを「メイン・ストリート」という。ウォール・ストリートは 急速に回復しているが、メイン・ストリーや地方経済の低迷の色はさらに濃く なっている。アメリカ経済の衰退はもはや避けがたい状況となっている。 デトロイトでは、自動車産業の衰退で都市そのものも機能しなくなっている。 工場労働者だけでなく、高学歴のホワイトカラーの雇用調整もかつてない スピードで行われている。自動車会社のビッグ・スりーは工場労働者だけで なく、2006年末から今年の六月までに3万人のホワイトカラーを解雇。 かっては最強の労組と言われたUAW(全米自動車労組)も、雇用維待するため の戦闘力を失ってしまっている。その結果、ミシガン州の6月の失業率は 15・6%と.全国平均の失業率を大きく上回っている。デトロイトの失業率は 17・7%とさらに高い水準になっている。同州の労働者の20%がフルタイム の仕事を探しながらも、パートタイムでしか働けない半失業の状況に置かれる。 デトロイトの住宅市場に回役の兆しはなく、七月時点で住宅価格はピークを 付けた2006年初と比べて45%下落し地域杜会の荒廃が続いている。同州では、 高賃金が期待できる防衛関係や代替エネルギー関係や医療関係の企業の誘致を 進めているが、目立った成果は見られない。職を失った人は悲惨である。 あるクライスラーのエンジニアは年収11万ドルを稼いでいたが、早期退職 をした現在はパートタイムで働いており、週給はわずか500ドルである。 クライスラーの製造開発の責任者であった男性は、年収10万ドル以上あったが、 早期退職をして得た現在の仕事の年収は3万1千ドルである。職を失う影響は 収人の滅少に留まらない。アメリカの健康保険制度は企業が提供しており、 仕事を失うことは健康保険も失うことになる。 ▼ アメリカ社会の深刻な問題は貧困と格差である。最も豊かな国であり ながら、貧富の格差は深刻。その貧者に金融危機が直撃をし、その格差を ますます大きくしたのである。貧困率は一年で12・5から13・2パーセントへ 拡大した。「1人暮らしで100万円、4人暮らしで200万円」以下で生活する人 は4000万人と一年で、250万人も増えたという。医療も教育現場もガタガタで 日本とは事情が全く違う。あと1〜2年後の地方が、これに近い状態だろう。 これらをみると、アメリカ一極の時代の終焉を示している。それだけ、 この金融恐慌の影響は大きい。
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2015年12月16日(水)
『自分史の書き方』立花 隆(著) 15年前から、随想日記として一日一文章を書上げ、ブログに公開してが、 この中で書いた「思い出話」や、50回以上に渡って書いた、「準備を含めた 45年間の事業総括」が、自分史を書上げるとしたら、そのまま資料になる。 それと多感な22〜25歳の頃の日記も、ここで公開してある。 この年齢の視線で逆照射し、俯瞰した自分は、赤面の至りのことばかり。 20歳時に志をたて、それに向かい捨身で生きてきたことは確かである。 その過程の悲喜劇の中で、何とか、日々を過ごしている小さな己の姿が垣間 見ることができる。その姿が、何とも愛おしくもある。 〜以下の、アマゾンビューの批評がわかりやすい〜 ≪ 立教セカンドステージ大学における受講者の皆さんの自分史を引用しながら、 その書き方を示した本。ただし、自分史の書き方を指南した部分より、受講者 の自分史原稿そのものが実に面白い。特に「親子二代で書き上げた自分史」は、 太平洋戦争が始まる前からの個人の記憶が克明に描かれており、当時の人が 日常、何をどのように記憶していたかという貴重な記録の集積である。 「語り継ぐ」ことは、いつかはできなくなるため、「書き継ぐ」ことが極めて 重要になるとよくわかる。世の中の物価やニュース、また、その当時は 「記録するに値しない」思われる「今」の日常が、わずかな時間であっと いう間にかけがえのない記憶になることが、この本を読むとよくわかる。 もう一つは、誰の人生にもどんな人生にも、語るべきドラマやストーリーが あるということ。「今」はただがむしゃら、必死、夢中、逆に絶望の淵という 人生で、「時間」がそのいかなる過去をも俯瞰すべき物語に変えてくれる。 「年齢を重ねていくということは大したものだ」ということを雄弁に語る自分史 の力に魅了される。 自分史を書くためには、自分についての資料が欠かせない。 自分に関する資料は、ネットでは調べられないことも重要だ。同じニュースを 100人聞いてもそのとらえ方は100通りである。そして、時間が経つと そのとらえ方も変化していき、その人固有の記憶となる。仮に自分史を誰かの 為に書かなくとも、年齢を重ねるその度に「自分を俯瞰しなおす」という 行為・作業が欠かせなくなる。時間というのはとても不思議なもので、意識 して過ごさなければ(自分で記録をしなければ)今日という日も1年前、 5年前と同じようにあっという間に色あせてしまう。 「あれから僕たちは何かを信じてこれたかな?」という歌詞で始まる 「夜空ノムコウ」という歌がはやった時があった(これも10年以上前)。 それを確かめるべくして、執筆された受講生もいたのだろうか。 「これまでこうだったから、これからはこうだろうな」という見方あり、 「これまでこうだったから、今後はこうしてもいいのではないか」という 見方あり。自分は10年後、20年後人生をどのように俯瞰するのだろうか。 そう考えられる程、すべてのサンプルが優れている。一読を勧めしたい。≫ ▼ ここで、<年齢を重ねていくということは大したものだ>とあるが、 これは「経験を重ねていくことが大したものだ」ということ。実際に経験 してこそ解ることがある。<「語り継ぐ」ことは、いつかはできなくなるため、 「書き継ぐ」ことが極めて重要になる>は、社会に一歩踏出した前後に、 書いた日記を読み返すたびに、思うこと。あのまま、何で書き続けなかったか、 書いてなかった部分の詳細の「いま・ここ・わたし」は、断片的に書いていた 部分を除いて、スッポリと抜けてしまった。 実は、当時の日記帳は厚くて 余白のページが、まだまだあったため、気が向くと(数年間隔で)書き足して ある。時おり、それを、ここで書いてみるつもりだが・・ ・・・・・・ 5024,読書脳 ぼくの深読み300冊の記録 ー2 2014年12月16日(火) 『読書脳 ーぼくの深読み300冊の記録 』立花 隆(著) * ドーキンスの『神は妄想である』 ランダムに、印象の強い順に取り上げてみる。ここで、ドーキンスの 「神の定義」が、簡潔に書かれている。何か現時点の私の考えそのままと 思わせられる内容。自然界の、動植物の美しさは誰が創ったか? 自分自身に 起こる因果応報のリアルさは、神が与えたのでは?とか、いま、ここにある 自分という存在の不思議さ等々、考えるほど不思議なことばかり。 ーまずは、その一節からー ≪ リチャード・ドーキンス『神は妄想である』は、無神論を説く本という より、神の存在を信ずる有神論者に対する激しい批判の書。 一口に神と いっても、さまざまな神がいるから、まず定義が必要になる。ドーキンスは 単なる宇宙創造神を信じる人にはあまり目くじらを立てない。ドーキンスが はっきり否認するのは、創造されたあとも被造物のその後の運命をいまだに 監視し、影響を及ぼすような超自然的存在。 「人の祈りに応え」たり、 人の罪を赦したり罰したりするなど、主体的意図的に行動する神。奇跡を行う ことで世界に干渉する神。人間のすることや考えることを常にウォッチして それに対応して行動する全知全能の人格神。ドーキンスが信じるのは 「存在するものの整然たる調和のなかに自らを現している神であり、人間の 運命や所業に関心をもつ神ではない」というアインシュタインの神。 あるいは、「もし〈神〉という言葉によって、宇宙を支配する一連の物理法則 を意味するのであれば、そのような神は明らかに存在する。この神は情緒的な 満足感を与えてくれるものではない」という、カール・セーガンの神。 要するに、ドーキンスは汎神論的な神ないし、理神論的な神は認める。 しかし、「ここに、悪く書くことをいっさい許されない一つの考え、ないし 概念がある。けっして許されないのだ。なにゆえに? ―許されていないから 許されないのだ!」というような盲目的信仰には激しく反発する。 ・・≫ ▼ 共同幻想などと、格好よいものでなく、妄想というところがよい。 所詮、全てが夢幻でしかない。死んでしまえば3日も経てば、300年前に 死んだのと同じことになる。としても、知識を持ってしまった猿は、自他とも、 共同幻想でコントロールをするしかない。せめて、自分だけは汎神論を持って、 自然界を走り回りたいもの。で、出会うのは神秘的神? 偶然だが、3年前の 3917, 精神力ーその偉大な力 ー7 <2011年12月16日(金)> 「精神力ーその偉大な力」ダン・カスター著 * 『まず相手を許すこと、そして自分自身を許すこと』に続く!と、 7年前の<2007年12月16日(日) 2447, 四四太郎の霊日記>に続く。 ・・・・・ 4657, 閑話小題 ーゴミ箱周辺で蠢く人々 ー2 2013年12月16日(月) * ゴミ箱のネズミとカラス 古ビルは、どんなに安くとも買うものではない。それなりでしかないから。 まず内臓(設備)が腐りかけて、メンナンスのコストと、交換が莫大にかかる。 一般的に建物の撤去コストを土地相場の総額から差し引いた更地値で売りに 出されるため、一見、格安と勘違いをする。そのことが長期物件投資の経験が 少ないと分からない。バブル時に古ビルで大損をした経験があるからこそ 分かった知識。それに税制の問題がある。テナント率の低下で物件価値が 下がっても、税金は下がらない。日本のビル建設の償却は、実態の価値下落と かけ離れていて、所有者にとって絶対的に不利。それがランニングコストを 押し上げる。(逆もあるが)これが大きい。知らないことは罪悪。 その無知のお陰で、このザマ。「万一の備えが長期投資の絶対条件!」 バブルになると、それが見えなくなる。10年前になるが、新潟駅前の古ビルを 買いまくっていた人がいた・・ 本体に火がついた今、どうなったことか? ところで、私が手がけた六棟のビルは、売出と同時に即売。設計段階から、 転用を前提につくってあった。 ・これは西武鉄道の堤義明が著書で「私が手がけたホテルは、 全て事務所に転用可能」と述べていたのをヒントに、 ・私の父親からは「ビルは長期物件、時代の変化に対応できる基本設計 にすること」と教わっており、 ・設計事務所の当時社長のビル建設の基本が、「ビル設計は神の代行」 の理念が建物に入っていたことで、再利用しやすい建物のため。 話を元に戻すと、山の中腹からみえる津波本体の到来を前にした海辺の人が、 何とも気の毒。ある日突然、株式か国債の暴落から始まるが、それまでは 小春日和がつづく。純資産10億以上の金持の多くは、既に外国に資産避難 を終了とか。何処かのゴミ箱ではカラスとネズミが長閑に戯れている。 国が滅ぶとは、こういうこと。あとは素ウドンを啜りながらの楽しい 東京オリンピックが待っている! 丁度、後期高齢者だが、元気かどうか? ・・・・・・ 4292, 閑話小題 ーつれづれに、今日、選挙! 2012年12月16日(日) * 今日、衆院選挙 今回の選挙ほど見ている分に興味深い選挙はない。この国難といえる問題 山積の中、結果が大きく将来を左右するからだ。終戦から67年、今だに アメリカに実質に占拠されている状態。この間、国民が借物の民主主義で 骨抜きにされてしまった。この世界的大変動の中で待ったなしで新憲法を つくりかえる時節になった。明らかに民主党は、この三年間で方向を誤った。 しかし自民党は、それ以前に日本を大きく弱体化させた張本人。 県内の自民党の女性候補が何と「人からコンクリートへ!」と絶叫していた のを聞き耳を疑った。 彼らに票を与えすぎると地震対策という御題目で、 ゼネコンマフィアと組んで、建設国債を発行させ無制限に公共投資をしてくる。 彼らの景気対策は、それしか考えられない。どっちらに転んでも、救いよう がないなら、最後の饗宴をするのも分からないでもない。 ところで、私の スタンスは、「改憲、消費税増税、国会議大幅員削減、原発の現状維持、 原爆保持、以上が賛成。インフレ政策反対」である。今度の投票は人物第二で、 家内?ともどもに無党派だが日本維新の党へ投票予定。 石原の傲慢さは 好かないが、一番まとも。 * 今年、買った最大の物は何? 何気なく、ヤフーを見ると、今日のお題、「今年、買った最大の物は何?」 があった。ハッとして考えてみた。電波歯ブラシと、ジャケット二枚に、 ウォーキングシューズ、他に何だろう? 本が数冊。後はスーパーで酒のツマミ と百円ショップで小物以外、心当たりがない。そうそう、電気洗濯機の買換え。 これは家庭必需品。私が買った部類に入るのか入らないか。 それよりも去年 の春以降、iPad以外、思い当たらない。何か欲しい!と大体思わなくなった ことがある・・ いや、年金生活者は、大体こんなものか。現在、欲しいのは パソコン。だが5年使っているiMac二台が、まだ使える。TV、パソコン、 月に数回のシネマ、スポーツジム、月に1〜2度の飲み会の世界では、 こんなもの。ところで家では「ママリッチ、パパプアー」。 大きな夫婦間格差が現実。(´;ω;TOHO! ・・・・・・ 3917, 精神力ーその偉大な力 ー7 2011年12月16日(金) 「 精神力ーその偉大な力 ー 」 ダン・カスター著 * まず相手を許すこと、そして自分自身を許すこと ◎ヤコブは聖書に書いている、「汝が乞うても受けないのは、誤り乞うからだ」 それを別の訳にすれば、「あなたが求めるが受け入れられないのは、間違った 求め方をするからだ」ということ。「その人を許しなさい。そうすれば 天にいます貴方の父、すなわち大生命力は、あなたを許して下さる」 ◎傷ついた否定的過去の記憶では、大生命力のエネルギーの自由な流れを妨げる。 それを愛と信念をもって書き換えねばなりません。「なんびとかに、また、 なにものかに反抗して抱く全てのものをゆるせ」といったキリストの言葉は、 非常に実用的である。 ◎もし彼を許さなかったら、私自身を不愉快な体験に、そしてまた、その人に 結びつけておくのです。彼を思うたびに、不愉快な体験を繰返すことになる。 もし、私が誰かを傷つけたとして、彼が私を許せば、彼は解放されたことになる。 その許すということは、彼の側の精神活動です。怒りは憎しみは、恨まれた人 より、恨んだ人を傷つけるものです。賢い、常識的な考え方は、愛し、理解し、 そして許すことです。「神よ、彼に祝福を」とだけ、心の底から言いなさい。 ◎私たち各自は、毎日、静かに座って自分向かって次のことを言い、それを まじめに務めるがいい。「・・ 私たち各自は大きな無限の大生命力の一部で あって、大生命力は実在の一部である。その大生命力の中で、すべてを生き、 動き、そして実在している。これは真理だから、私が行なったあらゆる過ちに ついて私自身を許す。そして多少とも私を害したあらゆる人を私は許す。 許すなら、あらゆる体験から善いことのみが私に来ると知るから。 私が行なった一つ一つのあやまちは、より大きな理解と、より大きな機会への 踏み石だから、過去のあらゆる体験を私は祝福する。どんな過去の体験も、今日 あるいは未来において私を害さない。私が許れたいよう、私はことごとく許す」 ▼ 自己啓発の、このようなセミナーに出席して感化を受け、日常の考え方と、 祈りに取り入れたら、心の傷は和らぐだろう。20歳代半ば何度も何度も、 この本を読んで救われていた。こういう経験があったから、何人かの鬱病の相談 にのれたのだろう。現状でも平然?としていられるのは、自分で見つけ、何度も 読んで一人で手当をした経験があるためと、再確認をしている。数ヶ月前に、 地球の芯からの声が聞こえてきたのは、こういう経験があったからである。 芯の声は大生命の声、魂の声である。 ・・・・・・・ 3552, 何に出会うかを、成長と呼ぶ 2010年12月16日(木) 「何に出会うかを、成長と呼ぶ」 ある雑誌の新聞広告にあった言葉である。 実際に出会った人、著書を通して出会った人、宗教的啓示で触れた何もの。 大自然の荘厳な景色から受けた感動、絵画や音楽を通して感じた作者・作曲家 の魂など、出会いそのものが成長になる。マイナーの何ものかの出会いは、 マイナー成長ということか。その中で、書物を通して崇高な教えや啓示などの 出会いは、一番身近で誰もが出会う機会になる。最近は、ネットやテレビや 映画などからも多くの出会いが可能になってきた。長年の風雪の中で、これまで 読み継がれてきた古典には、何かがある。その辺から多くのことを学ぶことも 出会いになる。65年間に多くの出会いと別れがあった。自分が経験してきた 蓄積が新たな出会いを呼び込むのである。 最後は自分の「死」の直感という 厄介な何に出会うのだろうが。それも刷り込まれたイメージでしかない。 出会いといえば、感動が伴なった経験である。人はどれだけ、感動、感激に 出会えるかで人生の豊かさが決まってくる。ところで、この出会いに関して、 本当に豊富であった。その蓄積が、さらなる上質な感動の場面を作上げる。 感動した対象に対し我われは何だろうか?と知りたくなる。それが、考える キッカケになる。もう一つ、出会いの中で、宗教がある。知識を持ってしまった 人間は、いずれは死ぬ運命にあることを身近の人の死を通して知ってしまう。 それは二人称の死で自分の死とは違うと分かっていても、長年かけて、知人の 遺体と焼却を目の当たりにすると、二人称の死を一人称の死に重ね合わせて しまう。出会いこそ人生であり、生き方が変る。未知との遭遇、無知との 遭遇、人生には色いろある。 ・・・・・・・・ 3177,デフレス・パイラルの脅威 2009年12月16日(水) * ハイパー・デフレの始まり どうも本格的なデフ・レスパイラルに入ったようだ。 それもハイパー・デフレ。ということは、二番底に向かって転がりだした ということになる。先日、自宅から歩いて10分もしないところにある中古 プレハブ住宅の販売広告が入っていた。土地が25万、建物が20万?の相場の 家屋が何と土地15万、建物10万の値段である。(その逆でも同じぐらい) その販売業者は、競売物件を買って、少し手を入れて二割位の利益を乗せて 売るのを専門にしている。(なぜ分かるかというと、知人の自宅が、その プロセスで売却されたからで、競売落札の値段も、お化粧代も大よそ分かる。) どうみても半値に近い相場だが、結果として資産デフレに火をつけている。 近所の相場が、それによって暴落する。会社の人の自宅近くが半値×八掛け で売りに出され、数日で売れたという話も入ってきた。資産デフレである。 あらゆるところで価格が暴落しているのは、誰も彼もが実感していること。 背広の客単価が一年前の4割も落ちているし、薄型テレビも3割ダウンした。 冬物衣料などもオール半額!というチラシが入ってくる。 ホテルもネット で2980円、3180円、3280円が出ている。安い順に売れていくが、それさえも 最近は売れ残っている。安くしないと、消費者は買わないから、競って安く するが、全ての業界が始まり体力の消耗戦になってきた。一番強い者だけ しか生き残れないのである。そして、会社の多くは淘汰され、そのうちに、 今度は金(かね)の価値が暴落を始まる。ハイパー・インフレが始ると、 これは国家破綻を意味する。いつも同じことを書いているが・・ 世界は間違いなく経済も、政治も含めて大動乱に入った。アメリカも、去年 のリーマン・ショック以来、経済はガタガタ。失業率が、あれよあれよと 10%を超えてしまった。日本も、数年以内に、それを超えるだろう。 リーマンショックの津波が姿を現してきた。デフレス・パイラルは4年間? 続く。来年からは、その中で食品の一部が値上がりが始る。 ハイパー・インフレの波も現れる。
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2015年12月15日(火)
『自分史の書き方』立花 隆 (著) 内容 〜立花隆の講義+受講生の豊富な作例。 今までなかった「自分史ガイド」の決定版! 図書館から三度、借換えをした後にアマゾンで買った本である。 自分史は、このブログで、断片的に何度か書いてきた。学生時代の日記も、 ここに書きうつしたが、これも自分史の一部になる。1〜2年後に、纏めて みようかと思っている。 このブログに書連ねたことを「自分史」の一部と 位置づけ、そのままにしておくのも一つ。 15年近く前に、一念発起をし、 個人HPを開設のためPC教室に通いだした。丁度その頃、既製品のHP、 「ブログ」たるものが普及を始めた。これで世の中が一変した。 自分の取っておきの材料を公開を始めたのである。 当時は、そのまま手作りのHPを作り、毎日、一文章を書き、ネット上に 載せることにした。 第三者に、読書の感想文や、随想を公開をすることで、 自己コントロールをすることが狙いだった。 それは、自分の知能の程度を、 そのまま公開することになる。物事に、プラス3にマイナス1の割合として、 問題はマイナスの及ぼす大きい影響である。ブログについての影響の言及は、 これで止めておく。『自分史』も、公開が前提とするため、力が入る。 次回から、ランダムに、印象に残った部分を抜粋するが、なかなか人生の 示唆がある。「現実に突ぶつかる」とは、現実を通して、自分の限界に突き ぶつかることであり、そこには惨めな思いが残っている。自分史とは、正に、 それと、絶頂時の喜びを書き出すことになる。自分史を物語ることで、 その意味、価値を自ら見つけ俯瞰することができる。自分の苦楽の極みこそ、 私たちは学ぶべきである。泣いて笑って、喜んで遊んでこそ、人生である。 ・・・・・・ 閑話小題 ー政治談議 2014年12月15日(月) ー今朝起きて、選挙結果をみて感じたことを、そのまま書いてみるー ブレーンに策士がいて、この突然の解散総選挙の筋書きを書いて、阿部首相が 決断?それを、右系の新聞社に直前にリークをしたと考えるのが筋である。 とすると、あの強力な金融緩和も、この筋書きの一つ。 頭取がポチなら、 それに乗って当然。まずは仲間内から絶対秘密にしなくてはならない。 そう早くない段階でアベノミクスの失敗が露呈するから、1〜2割の議員数の マイナスを覚悟してでも、ここで選挙をして然るべき。あと二年の任期より、 4年の方が、憲法改正に一歩も二歩も歩み寄れる。この国のシステムでは、 首相任期が1〜2年が限界は、首相経験者の安部が一番知っていること。 アベノミクスの成否に目を向け、実際は、任期の延長と、改憲が真の狙い。 小泉元首相の手法から学んだこと。ますます、将来の若い人たちにとって 生き辛い条件が強くなっていく。 しかし、中国、韓国、ロシアなど隣接した 国との緊張からみて、やはり最高権力者の権限は強い方がよい。 私が阿部首相なら、ここで、公明党の連立を、維新の党へ乗換えるが・・ 選挙用の顔として、頼りなさそうな民主党の海江田党首が議員落選をした。 ところで、私は自民か維新か迷った結果、両方とも維新の党に入れた。 アベノミクスが×、改憲が◎とすると、自ずから維新の党。 せっかく思惑通りになったのだから 国民投票を早々実施し改憲をすべき。 その辺りから、アメリカが「安部下ろし」を仕掛けてくる。 これが現実。 雪とはいえ、あまりに選挙率が悪いのが、気になった。「下り坂、最低!」 ということか。 安部首相、さすがに「美しい国、日本!」と言わなくなった。 選挙結果からみて、国民はさほど馬鹿ではないことが解った! 『本気に国家的リストラをしろ』ということ! そして民主党への不信は強い。 ・・・・・・ 4656, 閑話小題 ー行蔵の中の、旅行の棚のお宝 ー2 2013年12月15日(日) * 行蔵の中の、旅行の棚には ―� 最初の旅行で固定観念が粉々になったのは、現在のような情報・知識が身近に 無かったため。欧州行きの決定が直前で知識の準備が全く無かったことが次から 次に驚きを立てたことになった。国内旅行も殆どしたことがなかったのが、 一挙に欧州を中心にした遺跡や文化に直に触れた経験は貴重だった。 21歳の私にとって、欧州の地から逆照射して見えた極東の日本と自分。 世界は広く、歴史が深いことを目のあたりした経験が、自意識過剰な小さな 固い壁を粉々にした。 これほど秘境・異境に惹かれ、憑かれたように行き 続けたかというと、そこが遠く離れた秘境であるほど、自分の住む日本も、 自分も、同じような特異点でしかないことがハッキリ分るため。 常に、このことを自問自答しないと、小さな壁が内側に拡大し、内的世界を 小さくしていく。それも悪くはないが。 * 今年の一文字 毎年の12月半ば、清水寺にて、『今年の一字』が発表されるが、今年は『輪』。 さっそくTVの街頭インタビューで、「あなたにとっての今年の一文字は何ですか」 の質問に対する、それぞれの答えが、面白い。そこで私の一文字は何だろう?と、 頭をひねってみた。まず浮かんだのは事業人生を終えて、娑婆っけを乗越えた『超』。 「ちょう」から漢字を連想すると『蝶』。意味深長だが、軽やかに身辺を飛び回る? また『跳』もある。 他に、『融』『浮』『宙』などが浮かび、結果は、『悠』! ー悠をネット辞書で調べると、{ �時間的・空間的に、どこまでも続くさま。 はるか。「悠久」。�気分がゆったりしているさま。「悠然・悠長・悠悠自適」} ー これが御隠居生活の中で少しは身についてきたため? 創業を決意してから 45年、常に何かの影に追われてきたのが解き放され、ゆったりした日々。 『蝶』の実感もあるが! ・・・・・・ 4291, 過去10年間を振り返り、今後の10年先を予測してみる 2012年12月15日(土) 10年前の2002年から現在までのことを考えると、想定を遥かに超えた 出来事の連続。もし当時に立ち返り、この10年の有様を予測をしても 誰も信じないし、狂っていると思われるのが関の山。ーそこで思いのまま、 この10年をダイジェスト的に書いてみると 【 地元では中越地震と柏崎沖地震の二つの大地震が発生。自宅近くの学校に 被災民が避難。近くの高校のグランドには自衛隊ヘリが被災民を搬送をしていた。 そして去年春の千年一度規模の東北大震災と津波で2万人が死亡。 そして福島原発の爆発。現在も20〜30万人が避難民暮らし。海外では スマトラ沖地震で23万、中国の四川では8万人近くが亡くなった。他に多くの 大地震が数多く発生。紛争では、アメリカがテロの報復でアフガンに侵攻。 その後、イラクにも侵攻してアメリカ傀儡政権を樹立。極めつけは4年前の リーマンショック。アメリカが世界の株式総額の10数倍の不良債権6京円を 世界中にばら蒔いた。それが金融機関や政府機関に今も塩漬け。 さらに欧州ではリーマンショックを遥かに超えるというユーロ危機が発生。 これまた、先行きは真っ暗。この間に当方の事業も売上げが三分の一に激減、 昨春に倒産、現在を向かえている。・・ 】 ▼ これからみても、10年以上に渡り大変動が起こると予測される。 国内的に直面している問題は、東北大震災の後に、首都圏直下型大地震が 10年以内に起こると言われている。中国・韓国。ロシアとの領土争いも 想定できるし、リーマンショックの不良債権問題と、ユーロ危機と、それを 契機にした世界恐慌は起こるだろう。さらに中国国内の動乱の可能性と、 日本の財政破綻も非常に危険。そうこう考えると、この激動の10年より 遥かに大きい変動が起こるのは必定。その意味で、この衆院選挙は日本の 先行きを決める重大な判断になる。世界恐慌が起き、中国が動乱になり、 国民の目先をかわすため尖閣列島などの国境紛争を起こすだろう。 首都圏で数万規模の死者の直下型地震が発生、ハイパーインフレで円が暴落、 等々を、一つひとつの判断をし、乗り越えるしかない。で、「万一の備えが ‘本当に’あるの?」は、まず自分への問いかけになる。そうこう考えると、 自民党の保守本流の圧勝も必要なのかもしれない。 一度、ハイパーインフレで焼き尽して出直しか・・・ ・・・・・・ 3916, 50冊の本をデジタル化してみて ー2 2011年12月15日(木) iPadで書籍や雑誌などを読んでみて、間違いなく紙の書籍より 馴染めたのに自分で驚いている。ネットでブログなどの文章を読んではいたが、 書籍などはiPadを買うまでは読んだことがなかった。しかし一度読んだ本 50冊をデジタル化してパソコンに入れて実際に読んだところ非常に読みやすい。 アプリが読書に便利なように作られていることもある。その上に音声読み上げ 機能がついたソフトもある。文庫本の小さな文字や写真をパソコンの大画面で 大きくして読むと、今までの読書スタイルか不思議にさえ思ええる。 現在使っているAdobeの読書用のソフトが非常に良い。 実際、二日前 までは、そのことに気がつかなかったということ。デジタル化の良さは 一度変更してしまうと、コピーが出来る。それをiBookや、iMacに 入力して、読書が可能になる。紙の本の方がシックリしていて良いのでは? と思うのは、デジタル化してパソコン上で読んだことがないためである。 そうでなくては電子書籍化が、ここまで急激に進むわけがない。 家電チェーン店のホット商品コーナーには、ワンタッチで本を裁断する商品と、 自動スキャナーが置いてある。10年前と今回の事務所の閉鎖を機会に半分 近くの本を処分したので、現在は5〜600冊しか本はないが、半分は数ヶ月 がかりでデジタル化することになる? コストは10万円が目安になる。 自分でやれば5万円で済むが、その気力はない。自分で書籍のデジタル化をする のを自炊というが、自炊をやり終えた中古品が間もなく市場に出回りだすだろう・・ 定年後のチョッとした小遣い稼ぎとして成立するのでは?しかしネット上には、 業者が多く存在している。また、法律で制限される可能性があるというが、 それは無理がある。中古品数万の投資でチョットしたビジネスが成立するのだら、 数人の顧客を確保して始めればリスクは最小で済むはず。私のデジタル本の コピーの希望者には迷わず無料配布をするが、自分が気に入ったからといって、 相手がフィットするか?である。でも無料なら価値が充分ある。 音楽の無料化と同じ道をたどることになる。 ・・・・・・・ 3551,閑話小題 ーつれづれに 2010年12月15日(水) * 7回目?の乗り過ごし 先の土曜日の木鶏クラブの忘年会に参加して、21時半の新幹線に乗ったのは よいが、長岡駅を乗り過ごしてしまった。浦佐駅手前のトンネルのゴーッという 音で「しまった!」と気づいたが、後の祭り。浦佐に降りないで、湯沢まで 行って新潟方面の新幹線に乗れば最終前の一列車早い列車で到着するが、酔いで、 そんな判断が出来ようもない。浦佐駅ホームの小さな待合室で一時間以上も 待たされた。乗り過ごしも数年ぶりになるのか。あの寒さの中、風邪をひかな かったことを喜ばないと。最近、落し物とか、物忘れが多い。 どうも変、歳のせいは分かっているが。 * 東芝の高性能TVーセル・レガシのその後 (何度も書くが)この夏に買った東芝の未来型のテレビ、これが日ごと経つに つれて、その良さに驚きが増している。地デジ放送の見過ごしている番組を何時 でも見ることのできる効用は、慣れるほど深くなる。地デジ全番組をビデオに 録画して、その百数十本から一つ選択してみれるのがよい。一週間分のゴールデン タイム4時間×6チャンネルが自動録画してあり、そこから選択して見るのは、 その時点の選択出来る番組が百数十倍になったことになる。 底挽き網で全て 捕ってしまうのと同じ。これに内臓ビデオと外付けブルーレイに百位の録画が あるから、選択肢が増えたぶんテレビが面白くなった。テレビ否定派の人が いるが、ハーバードの哲学科教授の授業や、過去に行った旅先の放送もある。 歌謡ショーなど、現場で生で見ているような錯覚になる。 これも情報化の恩恵の一つか。 お宅か〜 * 人間、それぞれの宇宙世界 最近になって、「それぞれが、それぞれの世界を持っているというより、 それぞれの『宇宙』を持っている」という方が正しいのではと考えるように なった。「個々人の、それぞれの宇宙」とは、前から言われていたのだろう。 なぜ、「個々の世界を持っている」では、言い足りないかというと、魂を人間 が持っているからである。魂は、生きている現世の背景に広がっているだけで なく、生前、死後の内的宇宙につながっているからである。自分も他人も魂を 持っており、それは心の背景に大きく広がり網目のように繋がっている。 この感覚、以前は神秘的に思えたが、ごく普通のこととして受けとめている。 ネットで、キーワードで世界中の人たちと結ばれていることを考えると、 個々の魂が小宇宙として互いに継っている実感は、当然といえば当然である。 「外は広く、内は深い!」 ・・・・・・・ 3176, アメリカは現在、どうなっているのか ー1 2009年12月15日(火) 日本とアメリカ社会は少し早いか遅いかはあるが似たような動きを示す。 日本の現状も酷いがアメリカは実際どうなっているのか?と思っていた。 マスコミはアメリカまでの実情を辛らつには暴かない。それ以前に、 日本の現状が悪いということか。2001年の9・15テロと、去年のリーマンの 破綻から金融恐慌は社会的・経済的にアメリカ国民に大きな打撃を与えた。 ダブルパンチであり、この二つの事件は、連動している。まず9.11テロの後、 傷ついた経済を立て直すためサブプライム・ローンを下層階級の人たちに勧め、 それを証券化して世界中にばら撒いた。そして、それが破裂をしてしまい 100年に一度という金融恐慌を招いてしまった。失業者は瞬く間に10パーを超え、 2008年の末から2009年の初めにかけて三ヶ月で家計部門の純資産が100兆円以上 も失われてしまった。アメリカのメトロポリタン生命保険会社が、毎年 [アメリカンドリームの研究」という調査を行っている。 以下は、そのレポート。『中央公論11月号 参照』 《 ・回答者の59パーセントが個人破綻に追い込まれることを心配し ・64パーが住宅を手放さなければならなくなるのでは、と答えている。 ・失業すれば二週間で蓄えが無くなると回答した人は28パーに達している。 ・さらに56パーが、来年、失業するかもしれないと答えている。 そこには楽観的なアメリカ入のイメージはない。 ・経済的な苦境を乗り切るために多くの人はライフスタイルも変えつつある。 44パーの人が、不況によって生活の優先順位を変えざるをえなくなったと。 大多数の入は外食を減らして自宅での食事の回数を増やし、旅行は贅沢だと 考えるようになっている。 ・40パーの人が、買い物は大型安売り店でするようになったと答えている。 66パーの人は株価や住宅価格の動向に以前ほど注意を払わず、現在は家族 や友人、子供、結婚といった‘個人的な事柄’を重視するようになっている と答えている。さらに同報告は「雇用不安が高まる中で職場がアメリカン・ ドリームの礎石となっており、従業員福利が重要な意味を持ち始めている」 「アメリカン・ドリームがこの一年で大きく変わったのは明らかだ。 人々は人生の成功とは何か考え直し始めている」という興味深い指摘。 どこの国でも不況期には、人々は生活防衛的になるものである。 しかし同調査では、こうしたライフスタイルや人生観の変化は一時的な ものではないと結論付けている。 ≫ 〜〜 この調査から分かることは、この金融危機がアメリカ人に与えた影響は 我われ日本人が見ているより遥かに大きなインパクトを示している。 しかし、どうだろうか、日本の地方の現状も、こんなものかもしれない。
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2015年12月14日(月)
* 夢の中に出てきた変ったカセット 一昨日の夜半に、面白い夢をみた。iPhoneで音楽を聴いていると、 何処かの部屋に知人が横になっている。そこには、枕の形のフレームの カセットで、黒色のグラスファイバーで出来ている。中は、スケルトンで、 上側が頭をのせるようにウェーブが出来ていて、音色の震動が直に伝わり 迫力が出るらしい。夢から覚めて思ったことは、「これ、商品化が可能? 音楽鑑賞に、TVに連動させた居間のゴロ寝用の枕に良いのでは?」と。 夢が新商品のアイデアを提示? それにしても、夢は面白い! 問題は、実際に試してみるかどうか? せめて特許をとったら? いや、ヘッドフォンの高性能なのがあるから、これじゃダメだろう! * シネマ ー 杉原千畝 先週末のシネマは、『杉原千畝』。16年前に、イスラエルに旅行した 時に彼のことを知った。ユダヤ人社会の中では、よく知られた存在で、 その後、TVでも、たびたび紹介されてきた。この映画の脚本も、なかなか の出来。 〜評価:85点 〜以下は、ネット紹介より〜 ≪ 杉原千畝―あなたは、本当の杉原千畝を知っていますか? ― 杉原千畝といえば、多くのユダヤ難民を救ったヒューマニストとして 有名だが、稀代の【インテリジェンス・オフィサー(諜報外交官)】であった ことは、あまり語られていない。堪能な語学と豊富な知識を駆使し、世界各国 で諜報活動に携わり、リトアニア赴任時には一大諜報網を構築。 混乱の極みに あった世界情勢を分析し、身の危険を顧みず、日本に情報を発信し続けていた。 【諜報員】としての千畝の信念とは。 ユダヤ難民にヴィザを発給し続けた 千畝の心情とは。 遂に本作で、今まで描かれることのなかった本当の杉原 千畝の姿が明らかとなる。 戦後70年の時を経て“真実の物語”が感動超大作 としてスクリーンに甦る!≫ ▽ 当時のユダヤ人の切迫感、危機感が、いま一つ画面からは伝わって こなかった。あくまで、助けた立場の視点。 ユダヤ人の脚本なら全く 違っていただろう。規律違反で、逮捕されるかどうかの際だったが、 諜報員の経験が、豪胆な決断をさせたようだ。 映画館でみると、何れも、その迫力に圧倒される。 ・・・・・・ 5022,読書脳 ぼくの深読み300冊の記録 ー1 2014年12月14日(日) 『読書脳 ーぼくの深読み300冊の記録 』立花 隆 (著) この本は立花隆の読書案内書で、06年12月から13年3月までに300冊の書評。 書評シリーズの4冊目だが、どれも読みごたえがある。ここでは娯楽本や、 フィクションを排除してある。冒頭は、東大付属図書館の副館長・石田英敬の 対談だが、図書館の未来像が面白い。知的好奇心の追求としての読書の役割、 紙の書籍の役割が衰えない可能性を述べていたが、現在の世界が大きな変化の 時代の最中、「知」をまた考えさせられる。 ネット書評で、この対談を纏めた内容があった。 −その辺りを抜粋ー ≪ 東大図書館のハイブリッド化が進んで、蔵書のデジタル化が進み,図書館 は紙の本と電子本併存のシステムになっていく。そして図書館のディジタル化 が急速に進めば、図書館という本の入れ物は不要になる。 家にいて東大図書館 にアクセスして本を検索、パソコンで読めるようになる。東大図書館の特別室 には森鴎外の蔵書もあり、それには鴎外の書き込みもある。ディジタル化は 書き込みにも及び、これは鴎外研究者に便利。しかし、ディジタル化した鴎外 蔵書は紙の本と比べて情報量の点でどうだろうか。鴎外の手に触れた紙の本と パソコンで見るそれとは全然違う。前者は鴎外の息吹が感じられるが、 後者にはない。これは大きな差。電子本は「深読み」には不利になる。 パソコンはマルチタスクを同時にやるが、これに慣れていると電子本を読んで いるときにもメイルが入ってきたりして中々集中できない。ネットのもたらす 注意力の分散化は深刻な問題。確かにネットが広く、かつ深く行き届けば 大学も存在価値をなくすかも知れません。研究者は専門誌をネットで読むし、 パソコンで記事のギャザリングができるし、必要な情報もピンポイントで手に 入れられる。また「今週の新しい知識はこれ」とパソコンが教えてくれる。 これで真の学問はできるか、疑問がある。立花隆は紙の本の方が汚しながら 読めるから、使い勝手がいいと言う。電子本も電子的に汚しながら読めるように 直ぐなるだろうが、汚し方がデジと紙では決定的に違います。紙では消したり、 戻したりなどして,思考の過程が再現できるし、その過程で本を自分化できる。 デジ本では中々こうはいかない。ヨーロッパ中世の頃、ヴィクトル・ユゴーは 印刷されたばかりの本を手にし、ついでノートルダム大聖堂を指さし、コレが アレを殺すだろう、とつぶやいた(25頁)。キリスト教支配の中世はグーテン ベルグで確かに終わった。同様にデジタル書籍は印刷本を殺すのだろうか。≫ ▼ 二人の対話では、紙とデジタルが、併用していくと述べている。 私自身、朝日新聞をデジタルとアナログ(紙面)を両用している。要はコスト。 ・・・・・・ 4655, 閑話小題 ーゴミ箱周辺で蠢く人々 2013年12月14日(土) * ゴミ箱のネズミとカラス 言い得て妙の例え話に、「銀行をゴミ箱、行員をネズミ、借主をカラス」 がある。とすると、さしずめ金がゴミか。私の知人に、地元銀行から持込まれる 飲食ビルを中心に不動産を融資付き? で買いまくっている男がいる。 B/Sの左右を脹らましているだけだが、本人も、周辺は、それが分からない? 「不動産を半値八掛にして、借入を差引いて何ぼ、で計算すれば、マイナスか、 せいぜい数億?だが、数百億の資産家気分。自他ともに資産と借入が膨らんだ 現象しか見えなくなるのがバブル。20年数年前のバブル期の自分に重なり、 脂汗が出る。長期投資の恐ろしさが分からない。当人、色?いろ、行き詰まって いるというから、「哲学書を読んだら!」と勧め、本人も入門書を買ったよう だが・・「現時点での飲食ビルの買いは、大津波を前にした海岸近くの料亭での 大臣遊び」と、まさか面前では言えない。ミニバブルはカラスとネズミが太る というが。現在は大津波の一波の引きの中、恐慌も、この程度と、水に浸かった 物件を買いに入り、B/Sの左右を膨らませている姿が見えてない。 アベノミクスの首相と副首相は歴史に残るトンデモ人物。今や国会も、こういう 人達の貴族院に化している。現時点は世界恐慌が本格的うねりの現象が出始めた 1932年辺りに酷似。本格的恐慌、これから本番。そして第二次世界大戦に入った。 その時節に「東京オリンピック」の誘致をし、問題から目を背け興奮している 現実に、批判の声が聞こえてこない。2020年のオリンピックの立候補、最悪の 経済状態のグループの日本、スペイン、トルコが、最後まで選考に残ったのは、 先進国?が最悪の事態を予測し、尻込みしているため。で、ネズミとカラスが ゴミさらい。私も最近まで、そのカラス!・・ 戯言かどうかの判断基準は、 「世界恐慌が既に起こっている」と見るかみないか。 ・・・・・・ 4290, 学ぶということ −4 2012年12月14日(金) 「最終講義 生き延びるための六講」内田樹著 * 自殺は平和の時代に上昇するというが・・ まず人生で学ばなければならないのは死である。自殺を欧米では昔から 禁じている。これは、奴隷の自殺を阻止するためにつくられた価値観。奴隷の 最後の自由は「苦しい生」からの逃避である。自殺は基本的に容認するか、 しないかは哲学的にみても非常に難しい問題。平和の時代に自殺率が 上昇するから脆弱病と切ってすてることはできない。 ー まずは、その辺から・・ ≪ 自殺は過去100年間の統計で見ると、一番高い年がなんと1958年なんですよ。 その年は{ゴールデンイヤー・オブ・ジャパン」なんですけれど、その年が一番 高いのです。自殺率に関しては、世界中のすべての国に該当する法則があります。 それは、戦争しているときには下がるということです。人間というのは、人を 殺すことに忙しいときは自分は殺さない。だから、戦争中はどの国も自殺率が 激減するんです。戦争が始まると、自殺者と精神疾患者数が激減する。戦争中は 精神科の待合室にも閑古鳥が鳴いている。相当に悪い人でも戦争が始まると治る みたいです。日本の場合、自殺率は1958年に突出して高い。それから下がって、 次に1967年に上がる。その後、小さい上下の波が何度かあり、バブル崩壊直後に また自殺率がドンと下がる。そしてまた上がって現在に至る。なんか不思議な話 ですが、自殺率が戦時には下がるということは、平和な時代になると人々は自殺 するようになる、ということなんですね。その理屈でいうと、1958年、撲たち 1950年代生まれの子どもたちにとっての黄金時代で古き良き時代に自殺がビーク を打ったというのは、それが1931年から始まる長い戦争と、戦後の混乱も朝鮮戦争 も一段落して、「ほっとした」年だったからなんですね、ようやく生活も楽になり、 だんだんゆかになっていく実感があり、冷蔵庫もテレビも買えそうだし、 中にはクーラーや自家車を持っている時代。≫ ▼ 戦時中には、自殺と精神疾患は激減するのは当然といえば当然のこと。 養殖の魚の囲いに食肉魚を入れると、全体の魚の活きが良くなるのと同じ。 生き死にの世界で自分から死ぬ人は少なくなる。10数年前から自殺が急増した のは、抗ウツ剤という名目のドラッグを投与するようになったため。それを境に 1・5倍とは、異常である。抗ウツ剤を投与し、死にたい奴はサッサと死ねと 同じである。 時代が恵まれた時代に人は死にたくなるのは、北欧の自殺率も 高いのと似ている現象。人間は多かれ少なかれ、緩慢な自殺をしているといえる。 最近、高校の同級生が不況の煽り?で自殺をした。そこで感じたのは、 「彼は耐えられなかったのだ!誰も好き勝手に自殺をしない、死にたくなるほど 苦しいから死んだ。自殺は人生の敗北でない。」と。現状から逃避したい気持が、 生からの逃避の自殺に繋がる。 それに耐えるには、逆に死を直視し、 「正、中心、一点、無」の正を「生」に置き換え、「生、中心、一点、無」 に置き換え、呟くしか、ない。この言葉から、「生を凝視すると、私という 存在は、宇宙に浮かぶ一点」ということ。 彼の死をみて、 「自殺を容認するしかない!」に気持ちが移りつつある。55歳が目安! ・・・・・ 3915, 閑話小題 2011年12月14日(水) * 夢の中で夢に気づく 数日前、夢の中で、「これが現実のはずはない、これは夢だ」と確信した と同時に、 その場面がス〜ッと消えて白くなった。これまで、これに近いこと があったが、夢の中で、リアルに夢と確信したことは殆どなかった!その翌日に、 似たような夢を見た。夢から醒めた直後に再び、その夢に戻って、その場面を 見つめている夢である。夢から醒めた後に同じ場面に戻れるか試したのである。 そういえば最近、幾重にも重なった夢をみる。ほんらい人の心は複雑怪奇なもの。 潜在意識は生物の進化過程の、それぞれの記憶が織り込まれている。 夢は、その潜在意識が現れ出て、それを見せてくれる。それも物語の形式で。 * 脳卒中 冬は老人にとって、脳卒中になりやすい時節。昨日のモーニングショーが 脳卒中の話題を取り上げていた。脳卒中と脳梗塞と脳溢血とクモ膜下出血の 違いについて述べていた。 ◎ 脳卒中は、脳梗塞と脳溢血とくもマッカ出血などの総称 ◎ 脳梗塞 = 脳の血管が何らかの原因(塞栓、血栓、出血など)で血管が 閉塞したり、狭窄することによって、その血管から栄養される領域の 脳室・脳幹が虚血を起こし、壊死または壊死しかけている状態のこと。 ◎ 脳出血 = 脳内出血と、くも膜下出血に大きく分けられます。 ・脳内出血ー 脳の内部で細かく枝分かれしている動脈が破れて出血し、 脳の中に血のかたまり(血腫)ができること。 ・くも膜下出血ー 脳の表面を覆っている軟膜とその外側のくも膜の間に 出血した状態。対策として、風呂とか、トイレに入った時などの温度差に 気をつけること、前兆の身体の不調を見逃さないこと、そして万一、 それらしき事態になったときは三時間が目安、速やかに救急車を呼ぶこと、 などである。数ヶ月前に幼な馴染みも急死したが、私の年齢になったら 充分、気をつけなければならない病である。 ・・・・・・・ 3550, 木鶏クラブ ー レジメ 2010年12月14日(火) 先週の土曜日に頼まれたミニ講演(レクチャー)のレジメである。 地元では教養人?で通っている人たちの前で話すからには、通り一遍等の 内容では何も残らない。意外と渦中で殆どの人が気づかない、ネット社会 到来の意味=価値を中心にすれば酒の肴にとレジメを作った。 ■ 結論からー現在の世界恐慌?は ・20万前に人類が道具を使用を始めて以来の革命的道具=ネット、デジタルと、 ・200万年に人類が言葉を使い出して以来の情報手段の革命的ツールが もたらした、現象の一つでしかない。このネット社会の当来は、人類にとって 大変革をもたらす。ところが、識者の多くは、そのことを、あまり語らない。 裸の王様ではないが、誰が声高に言うかどうかである。 1、時代は、どのようになっているか ・現在はネットデジタルがもたらしている、200万年、20万年、 1万年に一度の人類にとっての革命期 ・この恐慌は経済的に見て、500年、250年、100年に一度の大変動の序曲 これも情報化社会の到来の一現象。ネット化、デジタル機器の飛躍的進歩など による電脳化は、人類が言語を持って脳の進化を始めて以来の革命的出来事。 ・宇宙からの視点で、地球外から逆照射した理論が注目されてきた。 環境破壊の問題も含め 2、HPとブログに没頭した10年 毎日、一テーマの文章作成の義務づけ そこで得たことは 起承転結脳、物語化の習慣づけ 論理脳 3、哲学が面白い この10年間、初心者向けの哲学書に徹して読んできた。特にカントに 焦点を合わせて・・ 哲学はギリシャ哲学から始まりカントに納まり、 そのカントから流れ出て現在に至っている。 4、秘境・異郷旅行について 47回の旅行からえたもの アフリカ、南米、etc 〜〜 何か気楽に引き受けたが、軽すぎるのも、重いのも何である。 地元では一応、識者?で通っている人前で何を?と。そこで、 「このネット社会の到来は、実は20万、200万年に一度の大発明で、 人類にとって大断層を起こすほどになる」という内容にすることにした。 聞いている方は、何かキョトンとしていたようだ。梅田望夫ではないが、 この10年間で、現実社会の他にネット社会が、いま一つ出来てしまった。 そして、それが現実社会の上に覆うようになった。これが尖閣列島のビデオ漏洩 問題とか、アメリカ政府の秘密漏洩事件につながる。抑えようがないのが現実。 ・・・・・・・ 3175,学習性無力感 2009年12月14日(月) [私はいつも仕事でミスばかりしている」 [自分が就職する企業は、何処も良くない」 「どうせ自分は何をしてもダメだ」 「旅行に出ると、嫌のことばかりつづく」 「女性には持てたことがない」「あ〜あ、面白くない」とマイナーなことばかり 目に捉われる人がいる。そういう心理傾向を「抑うつ的自己意識スタイル」という。 悲観主義者である。誰も失敗したり、何をしても駄目な時期がある。 そして自己嫌悪に陥り、欝症になり、それが重くなると、鬱病になる。 そして、マイナーな言葉により、何もヤル気がなくなる。それを[学習性無力感」 の法則という。その底から、這い上がる過程で自分を作り、そこで力がつく。 アメリカの心理学者の実験がある。 ≪ 第一のグループには騒音を止めることが可能で、第二のグループにはコント ロール不可能な状況に置き、その後、全員を騒音を止めることが可能な状況に 置いたところ、第一のグループは簡単に騒音を止めることができたが、第二の グループは、「学習性無力感」が働いたのか、誰も騒音を止めようとせず、 その状況に耐え続けることしか出来なかったというのである。≫ 一番の問題は≪どうせ自分なんか≫という考えが習慣になると、ろくなことが ないということ。これに対して成功体験が人間をプラスを重複して導き出す。 これが世の中に出回っている「成功本」の共通点。この「学習性無力感」を もじれば、「学習性達成感」ということになる。大相撲やプロ野球で、優勝回数 の多い力士や選手は、ますますヤル気が出て練習に熱が入る。 優勝というゴールセッテングが体験でハッキリイメージできるからである。 逆に、失敗時のイメージを持つと、負け犬になってしまう。「学習性無力感」 が付いている。 恐ろしいのは、この20年近く日本は、バブルの崩壊以来、 どうも学習性無力感が国に、ついてしまったことだ。現在の若者の間で、 「一度で良いから景気の良い社会を経験してみたい」という願望があるという。 景気がよく、努力をすれば報われる実例が周りにあれば、自分も! と啓発されるのだろうが・・・
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2015年12月13日(日)
* 立場かわれば、クソバイス 「クソバイス」とは、「クソ」と「アドバイス」と掛合わせた造語。 アドバイのつもりが、言われたほうからすれば、クソ!という屈辱の言葉 を浴びせられたにすぎない。過っての具体的嫌味を言われた経験を街角で (女性に)聞くインタビューを放映していた。 アドバイスそのものは、 上から目線。それが正しいほど、相手を傷つけることになる。私も何人も、 これで傷つけたことか!このブログ自体、多くのクソバイスが埋まってる? 〜ネットで、私がみた番組を検索すると、以下のとおり〜 ≪ 12月7日に放送された日本テレビの番組「スッキリ!!」で、 「クソバイス」という言葉が特集され物議を醸しています。 この言葉の意味は「クソみたいなアドバイスで、一見アドバイスみたい だが上から目線で自分の持論を押し付けること」ですが・・ 番組によれば 「クソバイス」という言葉は犬山紙子さんが作った言葉 番組では、「あなたが受けたクソバイスは?」という質問を街の人たち にしていた。 〜次のような人たちがインタビューに答えていた。 ・ママ友に「働いていたらお子さんが寂しがるよね」と言われた47歳自女性 ・彼氏がいる友人に「恋愛は頑張るものじゃない」と言われた20歳女子大生 ・ママ友に「赤ちゃんぽくしないためにはお母さんも努力をしなきゃ」 と言われた 49歳保育士。子供の発達が遅かったらしい ・上司に「もうちょっと日焼けしたら」と言われた 23歳アパレル非常に肌の色が白い女性 ・女性の上司に彼氏を作りたいと相談したところ「短いスカート履いたら」 と言われた 26歳会社員 ・旦那の母から「ママらしい格好を」と言われた 26歳のギャルメイクママ ・旦那から「ママの格好をしなさい」と言われた 30歳女性 ・旦那に「いつも一緒の服を買うので違う服を買えば」と言われた35歳女性 この言葉を作った犬山紙子さんは「クソバイスで悩むのはもったいない。 クソバイスの場合は真剣に悩まない。受け流すのが一番いい」とアドバイス。 コメンテーター陣からは、 「クソバイスを聞くことがある。"あなたのことを思って言うけど"というのは クソバイス」という意見や、逆に「言われているうちが花」「言われないと 寂しいから言って欲しい」「愛情の表現だし、そこには真実もある」も。 ≫ ▼「クソバイス」も悪くはないが、造語で、「ヘド」を絡ませた「ヘドバイス」 も考えられる。 最近、中古ビルを購入して得意満面の人に、 『バイパスか高速道路の出入口を間違え、逆走を始めた車と同じじゃない。 気が狂った?』と、思わず叫んでいた。4年前に4つの中古ホテルと、一つ の駐車場を持つビジネスホテルを清算。その結果、過大借金から開放された 経験をしたこともある。その前にも中古ビルの購入で、数億の損失経験も あって、思わず、「クソバイス」を叫んでしまったが、本人は目をパチクリ。 それと、知人が二つの中古ビルの処分で苦労しているのを身近で見聞き している。 果たして「高速道路の逆行」は言いすぎの、クソバイス? 「中古ビルは、ババ抜きのジョーカー。最後に引いた者が負け!」 これだけは経験しないと分からない。 中古の飲食ビルを次々を買い捲って いる得意満面の知人がいたが・・「どんなに安くても買ってならないのが 中古ビル」が私の経験が教えてくれた教訓。 私が30年間経営していた ホテルを競売で半値八掛で購入、同じホテル名で経営している現オーナーの 苦渋の姿が目に浮かぶ!それも私の妄想かも?都会のビル郡のオーナーは、 不良物件を、あれだけ抱えていることになる。数年後に、ハイパーインフレが 生じれば、先を読んでの正しい投資になる。 ハイパーインフレは、根こそぎ 社会を破壊するからやはり正しくない、とも考えられる。『貸ビルという長期固定 投資は、激変の時代に問題あり』が、助言の資格がない(逆にある?)私の 「クソバイス」。 長期投資は難しい!が、経験上の実感。あの空きスペースに 過剰人員を抱え込む可能性がある。それより、投資物件に資金が縛られる のが良くない。長期の結果が歴然とするのは5年〜10年後。その時は、その時? まったく、こんなことを言いえる立場じゃないが、言いたいのだろう、この男! ・・・・・・ 5021,閑話小題 ーダイアナのセックス 2014年12月13日(土) 『王たちのセックス―王に愛された女たちの歴史』エレノアハーマン(著) * ダイアナのセックス アマゾン内をネットサーフィンをしていたところ、ダイアナ・スキャンダル 本に出会った。むしろ、「王女に愛された男たち」の内容だが、これでは暗殺? されて当然。事実とすると、どうみても淫乱。ボディガードから始まり、次々と 男漁り励むと、ゴルフのタイガー同様、性依存症疾患である。 当人は、これほど面白いことはないだろう。ーアマゾンのビューよりー ・ダイアナの情事で一番有名なのは、ダイアナの乗馬教師だった ジェームズ・ヒューイット大尉。ヒューイット曰く、「ダイアナは性欲に飽く ことがなかった。いつも、もっととせがんだ」「ベッドで長い時間を過ごして 帰った後、10分と経たずにダイアナから電話がかかってきて、愛してると 言って欲しいとせがまれた。こういう電話が日に10回もかかってきて、毎回 同じことを言わされた」 ・ヒューイットとの関係が始まった直後、ダイアナは銀行家フィリップ・ダン とも交際していた。この交際は、チャールズ皇太子も半ば容認していた。 ・チャールズ皇太子と結婚した頃でさえ、チャールズは3週間に1回くらいしか、 ダイアナと夜を共にしなかった。彼女がチャールズの浮気を責めたところ、 「自分は愛妾のいない初めてにして唯一の皇太子になるつもりはない」と。 ・次男のハリー王子が生まれた後の1984年10月、ダイアナとチャールズは 最後のベッドを共にした。しかし、この頃から、ダイアナは自分のボディ ガードのバリー・バナキー軍曹を愛人にしていた。 ・バナキーは、不可思議なバイク事故で死亡。ダイアナは諜報部に暗殺 されたと信じていた。 ・1986年、チャールズの弟アンドリュー王子の結婚式パーティーにダイアナが 出席した際、ダイアナは銀行家のチャーリー・カーターと関係を持った。 他のパーティー客の証言によれば、ダイアナとカーターは草の茂みに隠れて 情事の最中だった。 ・1989年夏、ダイアナは10代の頃に交際していたジェームズ・ギルビーと再会。 その後しばらくの間交際したが、ダイアナはギルビーとテレフォンセックス に興じてしまい、この時の音声は大衆紙Sunに盗聴・録音されて、後に公開 されてしまった。 ・チャールズと正式に別居した1992年、ダイアナはイスラム美術商オリヴァー・ ホーと交際し始めた。この関係は1994年頃まで続き、この頃からダイアナは 自分にボディガードを付けるのを止めた。 これが後の事故死の遠因となって しまう。ホーの運転手によれば、ダイアナはホーに1日20回も電話することが あり、少ない日でも5〜6回電話してきた。あまり回数が多いので、 ホーは最後には電話線を抜いてしまった。 ・ダイアナはフィットネスクラブに通っていたが、それは体型維持ではなく、 男性を探しに行くためである。ダイアナは気に行った男性を見つけると、 すぐに近寄って行って自己紹介し、いつお茶に誘ってくれるかを聞いていた。 こうやって交際した男性は数しれない。 ・ダイアナは有名なラグビー選手のウィル・カーリングとも交際していた。 ・1996年、ダイアナとチャールズの離婚が成立した。この頃からダイアナ はパキスタン人の心臓外科医のハスナット・カーンと交際を始めた。 ・カーンと別れた数日後、ダイアナはドディ・アルファイドと出会って交際を 始めた。アルファイドは毎月父親から10万ドルの小遣いを貰っていたが、 浪費癖があり、クレジットカード会社からの催促がたびたび来た。 アルファイドはダイアナと交際する一方で、モデルのケリー・フィッシャー と交際して婚約もしていた。 ・ダイアナがフランスで死亡した当日に電話でダイアナと話した親友曰く 「ダイアナはアルファイドと別れたがっていたが、アルファイドは ダイアナと絶対に結婚するつもりと言っていた」。 ・ダイアナの個人秘書を8年間勤めたパトリック・ジョンソンは、ダイアナを 執念深くて妄想症で陰険で冷血な性格だとしている。 ▼ ダイアナが週刊誌を賑わせているころは、全く興味がなかったが、現在、 読んでみると、むしろ自由奔放で、可愛げがあるような、ないような・・ 当の本人は面白く、スリリングな日々だっただろう。先年、パリの事故現場を ツアーバスで通ったが、ガイドは、欧州で暗殺を疑うものはないとか。 彼女を通し、上流階級のセックススキャンダルの一端を垣間見たことになる。 ・・・・・ 4654, 閑話小題 ー今年の総括 2013年12月13日(金) * 今年の総括 今年も総括の時期になった。去年と一昨年は、平凡の日々?の中にも結構、 色いろあったが、今年は何も見あたらない。朝、4時〜4時半起床。ブログの 下書きを仕上げてアップ、そして翌日分の下書か、読書をする。6時から 一時間のポタリング(12〜3月を除く)そして新聞とTVを見ながら朝食。 8時過ぎに風呂に入って、9時から読書。昼飯を食べて、1時前からスポーツ センターに1〜2時間。図書館かスーパーか蔦屋などに寄り、4時からビデオか TVのドラマをみて夕食。21時前には、就寝。11月からは15時から週2〜3回の 晴間をみたポタリングが加わったが、これも今週で終了。週に一回、スーパー、 図書館、シネマに行き。月1回の飲み会。日々この繰返しだが、充実感がある。 今年は、県外に同級会のため上京した以外は出ていない。御隠居生活に入って 3年近く、気持ちも落ちついた。事業生活45年間の分厚いバイアスも薄れ、 思いの他、後悔や挫折感が少ないのが意外。 落ち込みは、このブログを 書き上げるストレスと、SJとポタリング、週一のシネマもあって少ない。 60歳までに、やりたい事、全てを消化した実感が気持ちの支えになっている。 あと3ヶ月余りで御隠居生活に入って3年になる。あと一年で古希。 具体的な身辺の整理だが、身の回りのもの以外、何もない。 * 北朝鮮の不可解 北朝鮮の金正恩第1書記の叔父で実力者の張成沢国防副委員長の粛清が 確認された。これで正恩体制が強化されるか、逆に弱体化するか今のところ 分からないが、暴走の可能性は高まった。ドン様、能力の限界の設定が出来て ないのでは? 中国から、金正恩の排除の働きが露見し粛清?それとも中国の 引き締めで追い詰められ、その槍玉に上げられた? 目先は国内引き締めの ため、韓国との間に、いざこざを起こすか、軍事クーデターでアッサリいくか? あまりに劇的だが、崩壊への一現象だけは間違いない。 この時代かかった漫画的金王朝、天皇王朝日本と何処が違う? ・・・・・・ 4289, 学ぶということ −3 2012年12月13日(木) 「最終講義 生き延びるための六講」内田樹著 * 教えたい人間が引き受けるべきリスク ー教育の原点 教育だけでなく、事業も、忘年会の幹事も全てに通じる内容である。 何かを引き受けたり、事業を立ち上げたようと決心した瞬間から全うしよう とする自己責任が起きる。これは誰の問題でなく自分の問題。決心と実践の 本質の問題。著者は教育者のため「教えたい人間」が主語だが、実は 「実践者としての人間」が、引き受けるリスクのテーマである。 ー まずは、その辺を書き出して考えてみる。 ≪ 教えるということは本質的には「おせっかい」だということが骨身に しみたのは、ある出来事のせいです。・・80年代の中ごろ道場を始めた。 台風がきて、一時間くらい薄暗い体育館の中でまっていたけど誰も来ない。 そこの道場の中に座りこんで、来るか来ないかわからならない門人が来るのを 待っている。これは理不尽でないかな、と。「だいたい、ただ同然のすごい 安い月謝で教えているのにさ、ちゃんと来いよな」と思ったり、だんだん気分 が沈んできた。そのときに体育館の鉄の扉がガラガラと開いて、近くの中学生 が顔を出した。「あ、先生いたんだ。今日台風だから稽古ないのかと思った」 「台風でもやるよ」。それから二人で一時間くらい稽古をしました。 そのとき、外で嵐が荒れ狂う暗い体育館で腕組みしながら、誰も来ない畳の 上に座って待っていたときに、僕は覚悟したんです。人に教えるって、 多分こういうことだろうって。誰も「教えてください」と言ってこないけれど、 こちらが「教えたい」と言って始めた以上、教える人間はこのリスクを引き 受けなければ! そう思ったんです。誰かが扉をあけて来てくれるまで、 待ってなければいけない。畳を敷いて、準備体操をして、呼吸法もして、 いつでも稽古できるように備えていなければならない。それが「教えたい」 と言った人間の責任の取り方じゃないか、と。そのとき、教育というのは 多分そういうものと思ったのです。27・8歳の頃でしたが、気持ちは 今でも変わっていません。それが僕のなかの起点的経験としてあるのです。≫ ▼ 新潟で30年近く前に立ち上げた会が、今でも続いている。私は10年ほど 前に抜けたが、先日、参加してきた。私の経験からして幹事は大変。 これを立ち上げに際して、3年は続ける!が、後は成り行き次第と決心をした。 最初は我慢我慢の連続。「荒れ狂う、体育館で腕組み」なんてものでない。 その会を利用してやろうという気が全くないため、逆に欲が見えてくる。 それも土足で平気で上がりこんで来る。「私は来てやっている」というのが 丸見え。その我慢そのものが修養になったが、「自分が引き受けたからには、 やるしかない」と続けたが・・ 慣れると、その我慢も面白くなる。 何も知らず参加している方々は、私は鼻持ちならない傲慢な場所貸しの男で しかない。そして30年、時代は大きく変わった。 事業も同じ。これは 己の魂の問題。生きんがため、そして自己実現のため、リスクを背負い、 心の奥底は半狂乱。それを隠し、ひたすら思いの実現のため手順を踏む。 起承転、の後に待っていた「結」は、経済大震災。40年前に事業を始める にあたって、全てを失っても後悔はしないと何度も心に誓ったので、 後悔の念は無い。リスクに、普通のリスクと震災型リスクがあったのだ。 ・・・・・ 3914, 50冊の本をデジタル化してみて 2011年12月13日(火) iPad2を購入して4ヶ月になるが、これは良い。パソコンゲームは面白し、 ネットサーフィンが直ぐに出来、電子書籍を気楽に読め、アプリが豊富で 面白いのが手軽に入手出来るなど、充分に満足している。そうこうあって 二ヶ月前に50冊の本をスキャン代行業者に送りデジタル化した。本を送った 一週間後に封筒に一本のUSBが送ってきた。そこに全てが入力されていた。 ところが、これをiPadに如何したら移行したらよいか分からず二ヶ月以上 経った。サポートセンターへ電話をすれば済む問題だが、まだ本気になって いないだけのこと。 特に気に入っていた本を送ったため、デジタル化の 判断を間違えてしまったか、後悔しかけたが、数日前から気を取り直して 居間と書斎にあるiMacパソコン取り込み読んでみたが、これが案外に良い。 特に字を大きく出来るのがよい。実際のところ目の前に本があっても、 いざ開いて読むかというと、必要にせまられないとなかなか開かない。 ところが、パソコン画面のファイルに50冊を入れておき、気が向くと クリック一つで気楽に本を開けるのが良い。それも大文字にワンタッチ で変換できる。 先日、東京に行ったときに駅の売店で何気なく週刊誌を 買ったが、家内に「何で、電子の週刊誌にしないの?」と言われ、ハッとした。 朝にネットでiPadに入れていけば良かったのだ。しかし売店で選び車内で バラバラと見ること自体が良いのだが。実際に、紙の週刊誌と、iPadの 中の週刊誌のどちらを取るかというと、もちろん電子本。紙の週刊誌は、 一度読むと二度と開くことはないが、電子書棚に放り込んでおけば開く 機会が格段に多くなる。 ところで、送料を入れると電子書籍化には 200円かかるが、200冊で4万円が高いかどうかである。実際にiPadと デスクトップでダウンロードした書籍などを読んでみて実感したことは、 数年で、間違いなく日本の出版業界と書店は壊滅的打撃を受けるということ。 50冊のデジタル化は早まったか?の迷いは無くなった。 私にとって、これは読書のスタイルという面で大きな出来事になる。 年内に、あと50冊を電子化するかどうか思案中である。それにしても、 パソコンとiPadとiBookで書籍を読もうとは思ってもいなかった。 ・・・・・・・ 3549, 生きてるだけでなぜ悪い ? ー1 2010年12月13日(月) 「生きてるだけでなぜ悪い?」―哲学者と精神科医がすすめる幸せの処方箋ー 中島 義道 , 香山 リカ (著) 中島義道が、女心理学者に最後まで、遠慮をしているようで、歯切れは 悪いが、それでも面白い。二人とも大学を出て社会的にも金銭的にも恵まれて いる余裕からこそ、好きなように出来るが、それがないと?島国の世間的 体質にドップリ漬かり、そこから一歩も出ることができない日本人に冷笑を しているのである。地方に住んでいると全く開直りの出来ない人達に呆れる やら、腹がたつやら。 ーまずは内容紹介よりー 若い読者を対象に「生き難い」男女に語りかけてみました。 しかし両著者とも、他に類を見ないような「突き放した態度」や、 「見もふたもない態度」で一貫。甘えを蹴飛ばし自己幻想を突き破り、 しっかり自分を見よ!と、「喝」を入れる。といって、「まじめに生きれば いつか報われる」なんぞクソ食らえ。人生何事もやってみなければ分からない。 「成功したければ動け! 失敗しても学ぶ事はある」といったメッセージ 〜まずは< 第1章 結婚なんかしなくていい! >から〜 家族至上主義を告発し、家族がないっていいね、といっても排斥されない 健全な世の中がくればよい。 ー中島義道の結論ー現代日本は多様化している と言われながら、「勝ち組」と「負け組」という言葉が横行しているように、 はっきりした価値基準があります。結婚や家庭もその一つ。結婚したくても できない人は「負け組」に分類され、結婚できるのにしたくない人は「変人」 に分類。そして「家庭」とか「家族」という言葉こそ、錦の御旗になっている。 「あなたにとって一番大切なものは何?」と聞かれて「家族」 と答える人は、まともな人。「金」や「会社」、まして「自分」と答える人は、 「かわいそうな人」なのです。しかも、結婚して家庭をつくることは、現代日本 では「つつましい幸福」とみなされているからこそ、「善良な市民」という名の、 何の才能もないけれど身の丈に合った幸福を求めている国民大衆に大受けする。 こういう風潮を「家族至上主義」と呼んで私はずっと告発してきましたが、 今や「家族ファシズム」と呼んだほうがいいかもしれない。 「家族っていいね」とごく自然に語る人と並んで、「家族がないっていいね」 とごく自然に語る人が排斥されない「健全な」世の中が早く来ないかなあ、 と思います。 ー香山リカの結論ー 結婚で得られる自信や安心は、 本当の意味で自分を支えてくれない。 〜〜 時代の流れだろうが、結婚すること自体が難しい時代になってきた。 「結婚をして家庭を一度は作らないと、それを肯定も否定も出来ない。」 「家族で群れてなぜ悪い?」という問いを立てると、そのプラス・マイナスが見えてくる。 「群れている分には良いが、独りになれないだろう」とか、逆に「‘人’と ‘人間’の初めの境い目が家族だろう」とか。
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2015年12月12日(土)
* 人は時代の潮流に大きく翻弄される 人生のを振り返ってみると、節目ごとの自分は、その時代の大波に漂って いるに過ぎない事態が見てとれる。特に、社会に出てからは、次々と襲って くる大波の真只中。その只中にいると、潮流に対する意識が少ない。 ・敗戦の翌年、日本海側の中規模の商業都市の商家の8人兄姉の末子で生を受け。 ・高度経済成長期の中の、卒業前後の1968^70年は学生運動の盛り! その中で、ジャスコの創業時に入社。四日市、神戸と一年、従事。 ・2年後の金沢時代には、ドルショックに遭遇、衣料チェーンの勤務先は 大きな混乱の極み。そこに一年半、従事。ドルショックの恐ろしさを知る。 ・その2年後の27歳の頃に、事業の立ち上げを始めたと同時に石油ショック。 500棟のマンション開発を当てに立ち上げた千葉・千城台の飲食ビル前の 計画が全て白紙撤回。 5つのテナントの入居希望はゼロ。 ・その2年後に、地元の家業に戻ったが、暖冬など異常気象が続いた中、 異常気象を逆手にとったディスカウントに徹して、引き継いだ店を 5年で軌道に乗せ、兄に渡し。一年間、開業前の準備に入る。 ・新潟駅前で、新幹線開通を当て込んで、学生服販売とビジネスホテル の二業種・一業態の変わったホテルを立ち上げ軌道に乗せた。、 ・それも、10年後のバブル崩壊で、右上がりの売上げが急ブレーキ。 2001年に9.11テロで、売上げが3年かけ3分2まで激減。 ・2008年のリーマンショックで、3年かけて半分、10年で合計、3分1に落下。 東北大地震の影響もあり2011年3月、30年続けてきた事業を断念に至る。 ・あと数ヶ月で5年になるが、民主党から政権を取戻した自民党保守本流の 安部、麻生元首相が、タックを組んでアベノミクスの経済政策の取組んで いるが、時代逆行の愚作は誰の目にも明らか。とはいえ、他に手立てはなく、 二度目の東京オリンピックに向け、ミニバブルの兆候を見せているのが現状。 その数年後に、現在の韓国のような国の態をなしてない危ない事態が待つ。 ▽ 以上の全てが、歴史的な経済震動と自然災害が直に影響している。 そうこう考えると、人間は、大激震から生じる社会変動に大きく影響され 翻弄される小さな生ものでしかない。グローバル化の最中、誰も助けては くれない。あるのは自助努力のみ。家訓のベースを崩さなかったお陰で、 一つ間違えれば奈落の底の前に、何とかセフティネットに引っ掛ったが、 そろそろ、御向かい?が忍び込んでくる時節。 面白かったらよかったが! ・・・・・・ 5020,幸福優位7つの法則 −10 2014年12月12日(金) 【幸福優位7つの法則ー幸福と成功の意外な関係】ショーン・エイカー著 * 幸せの波及効果 その人を判断したければ、まず両親を、そして連れ合いを見て判断すべし、 というが、幸せも、同じこと。『血筋』とは、よくいったもの。特に、幸せの 波及効果は横だけでなく、親子など縦にも出てくる。親の背中を見て子は育つ。 ーその辺りを抜粋ー ≪「楽しい、嬉しい、幸せ」などプラスの感情を、積極的に表に出すことで、 周囲に幸せの人が集まることで「上昇スパイラル」が生まれ、仲間同士の絆が 強まり、幸福度が高まっていく。「幸せ」は無条件で「ある」ものでなく、 積極的に「幸せになる」のだ。幸せかどうかを決めるのは自分である。 ・・ 「七つの法則」は、自分自身がまず実践しなければならないのだが、 決してそこで終わりではない。自分に変化を起こすことが、周りの人にも影響を 与えるということを話したいと思う。 自分の生活に「幸福優位性(ハピネス・ アドバンテージ)」を活用するようになると、すぐにポジティブな変化の波及効果 が始まる。だから、ポジティブ心理学はかくもパワフルなのである。これまでに 述べた「七つの法則」を全てに使えば、幸福と成功の上昇スパイラルが点火される ので、その効果はすぐに何倍にもなる。その後、ポジティブな効果は周辺に 向かって波及し始める。周りの幸福を高め、同僚の働き方を変え、最終的には 自分が働く組織全体をいい状態に整える。7つは全部が分ちがたく関連している。 だからいくつかを一緒に使えば、総合的な効力を高めることができる。 たとえば法則3「テトリス効果」は、法則4「再起力」を支援する。 身の回りからポジティブなものを探し出す訓練ができれば、失敗も成功の機会 と再定義できるようになるからだ。また、法則7「ソーシャルへの投資」は、 法則6「二〇秒ルール」を活用するのに役立つ。周りからの応援によって、 新しい習慣を簡単に投げ出さなくなるからだ。また逆に、法則6「二〇秒ルール」 によって、職場のよい人間関係を作るために必要な「活性化エネルギー」を減らし、 法則7「ソーシャルへの投資」を成功させることもできる。そして、職場において 上質のつながりができるほど、自分の仕事を単なる勤めではなく「天職」だと 思えるようになり、その結果「幸福優位性」による"競争優位性"が生まれる。 そのように波及効果が次々に生じていく。一つの法則の効果が他の効果を 引き起こし、単にそれぞれの寄せ集めをはるかに超えた力になる。 全部が総合的に働くと、一つだけでは望めないほどの効果が得られる。・・≫ ▼ベルギー、ポルトガル、ハンガリーの離婚率は70%前後というから、日本の 35%の二倍になっている。日本でも家庭内離婚を含めると90数%が破綻して いるというから、多くの人たちは、不幸な家庭環境で育ってきたことになる。 だから、自分から積極的に「幸せなる」しかない。その意味で、この7つの法則は、 人生の基本姿勢として、身につけておかなければならない。逆に「不幸だから、 何もかも上手くいかなくなる」ことは周辺を見渡せば分かる。いや、まず自分? 人生の総合幸福度は、自己評価85点。現時点は75点。老いる度、現時点の 満足度は減っていくのだろうが、何ごとも心がけ。ここまできたら 「日々是好日」しかないが、これなら得意! ・・・・・・ 4653, 閑話小題 ー行蔵の中の、旅行の棚のお宝 2013年12月12日(木) * 行蔵の中の、旅行の棚には 学生時代の欧州旅行が当時の40万円。5〜10万円を別途プラスして、 現在の金額からすると一ヶ月間で400〜500万円。丁度、高度成長時代に入った 昭和42年。馬小屋のような寮生活しか知らない地方出の私にとって、この旅行 のカルチャーショックはあまりに大きく、固定観念が粉々に砕けてしまった。 これが、その後の事業人生で、他人の思惑を気にすることなく生きてこられた バネになった。その前に、大きな挫折経験があったが、これはカルチャー ショックによる自己崩壊? それから20年後の40歳から年に平均二回、 20年近く行き続け、合計48回の秘境を中心としたツアー。今からすると 【来年前半に一月間の5百万のツアーに参加。余韻を半年、楽しんだ後半から、 隔月ごと年6回の割合で旅行に出るとして、まる8年。家内と共にすると 4千万円はかかる】 その旅行に続けてる期間は、手取り一千万以上の収入 があり、給与面からみて、収入範囲である。 それがどうした?といえば、 それまでだが、「べき時に、べく事を、べく実行してきた」ことになる。 御隠居の現在、肉体的に金銭的、気力的に不可能。河口湖や軽井沢に別荘を 持っている豊かそうな?知人を見ても、気持ちに余裕を持つことが出来る。 「遠き日は、歳とるごとに近くなり」が、齢を重ねる度に、どれもこれも 昨日のように感じ取ることが出来て、人生の終盤にプラスに働いてきた。 プチブル主義の露出になるが・・ この年齢で、新羅ウィグル地区から カラコルムハイウェーを抜けるコース、パタゴニア、南アフリカなど、 無理。その十倍の4億の現金と、この旅行経験を交換しないかと言われたら、 迷いなく行蔵をとる。あのTPOSの中で遣り繰りつけたから価値がある。 事業整理の結果に、さほど動じないで済んだのは、幾つかのライフワーク を続けていたため。それもこれも両親の生き様から学んでいたため。 見方を変えれば「これで、この男、狂ったか!」だが「狂って良かった!」 ー最後は、いつも、「良かった良かった」の自画自賛かいー の誰かの声が聞こえてきそう! ケチくさい話だが・・ ・・・・・・ 4288, 学ぶということ −2 2012年12月12日(水) 「最終講義 生き延びるための六講」内田樹著 * 母親と父親の育児戦略の違い −まずは、親の教育論の部分より ≪母親は破局的状況を生き延びることを求め、父親は優劣を競う戦いに勝ち 残ることを求める。相対的競争の勝者になって目立つことを求める父親型育児 と、群れに紛れて、あたりと見分けのつかないものになって欲しいという 母親型育児、この二つは実は排除しあうものではない。対になっている。 その二つの育児戦略の拮抗の中で、子供はいい具合に育つ。この拮抗の並列が 一番バランスが良いのが理想的。これが両方とも「競争に勝て」と子供を責め たてたら、子供はストレスで壊れてしまう。「生き残っていさえすればよい」 と言えば、社会性がつかない。でも、数多の親たちをみると、どちらかに 偏りすぎでバランスの良いのは少ない。偏りすぎると社会的成熟が出来ない。 1980年代からあとは、日本社会では、母親までが父親型の「競争優位」に なってしまった。あまりに日本が豊かで安全な国になってしまったから。 もう破局的状況を生延びる緊急性がなくなった、どう転んでも心配なくなった。 だから、人のことなど顧みず、私ひとりよければ、それでいいという時代に なった。競争に負けても、取りあえず食べていける保証があったからです。 まだ50年代までは貧しい時代で、「共和的貧しさ」であった。ところが時代は 変わった。日本が例外的な豊かな時代が終わった。「ラットレース」は勝った ものの総取り、負けた人間には何も与えない時代になったら、本当に飢死にする 可能性が出てきた。そこで、ここで「ルールを変更しようと」という話になった。 競争原理は、豊かな社会向けルールだった。しかし今や資源が限られた中 「潮目の変化」。 限られた資源を複数の個体で分け合うためには、行動 パターンを変えなくてはならない。動物は、そういうようにしてきた。 あるものは夜行性になり、あるものは昼行性になる。樹上で生活するもの、 地下で生きるもの、肉食か、草食で、あるものは大きく、あるものは小さく、 など生態学的な地位をずらしていく・・ それが共生の原理なのです。 ≫ ▼ 時代は、父親型から、母親型生存戦略に変わってしまった。もう二度と 終戦から半世紀近く続いた右上りの時代は戻らない。当然、母親が子供教育 でも家庭内で主導権を持つようになるのが自然の成り行き。首都圏に住んで いれば、何時、直下型地震が襲ってくるか分らない、とにもかくにも生き 延びることが優先される。日本という国家からして資源のない条件の中で、 これほど危険な状態はない。国家も母親的戦略と、父親的戦略の拮抗が必要。 これが三極の「石原・維新の党」と「未来の党」の戦略に見て取れる。 地政学的にみて、これまで丁度良い島国が、これから大きな試練に立たされる。 韓国と日本の差は、近隣に時代錯誤の軍事国家が在るか無いかである。 徴兵制度で、青年期に鍛えられるかどうか。それを見守る母親は自然、 優しくなる。日韓の若者は青年期に歴然とした差がついている。 ・・・・・・ 3913, 閑話小題 2011年12月12日(月) * ひとり焼肉専門店 「焼肉ひとり」 独り者が増えているためか「ひとり用専門店」がニュースになっている。 一人カラオケ、ひとり焼肉専門店などである。店サイドは、一人で一部屋・ 一テーブルは効率が悪いので良い顔をしない。が、この不景気で、そんなことは 言っていられない。しかし最近の国勢調査で単身世帯が全世帯の三割を突破、 「夫婦と子供」世帯を上回っている。アメリカでは、一人客は寂しい人と、 白い目で見られるという。 映画やTVのドラマでも店の中の一人客は少ない。 そこで、店の構造から一人用の席をつくる発想である。30年間続けてきた 事業も「お一人様専用ビジネスホテル」だった。ひとりカラオケを「ヒトカラ」、 二人のカラオケを「フタカラ」、多人数のカラオケを「タカラ」と呼ぶ。 ヒトカラは、歌の練習やストレスの発散に使われるが、何か侘しいか。 * そろそろ今年の総括 今年は、東北大震災と、30年続けてきた事業の惨事?が重なった。 20%半ばの売上ダウンが三年目に入っても止まらず落ち続ければ、この事態 は当然。恐慌の前ぶれの波に直撃されたことになる。過去40年近い事業人生で 資金繰りの心配は無かった。しかし、数値は数ヶ月後に資金枯渇状態になること を示していた。何度もシュミレーションしても、半年後にはアウト。その上に 東北大震災が起れば何の躊躇することなく決断をせざるを得ない。そうこう あって、心の痛手は深いが、未練とか、後悔はない。それより現在起きつつ ある大恐慌の近将来の到来と、東北震災の経済に及ぼすマイナス現象である。 今さら最悪の状態の私が何を言わんであるが・・ 今年の総括は、もう少し年末が押し迫ってからにする。
・・・・・・・ 3548, 遊ぶように生きる 2010年12月12日(日) =横尾忠則の、ある雑誌にあった「死を想う〜人生の一考察」が面白い! その一部を抜粋してみる= 【一体人生とは何なんだ。お釈迦様は生老病死と言われた。確かに上手いこと を言う人だ。大抵の人間はこの四文字を経験する。お釈迦様みたいなエライ人 でも、これだけは平等。エライから死なないということはない。エライ人でも アカン人でも全員がこのフルコースを味わうことになっている。だったら ぼくひとりが死を恐れるのはおかしいけれど死だけは自分にとって特別のもの のように思っていて、他人の死は死でない。では一体何をそれほどまで恐れ なければならないのか。死の到来が苦痛であることをわれわれは知っているが、 死以上の苦痛がないかといわれればそんなことはない。じゃ何がそんなに怖いか。 死によって愛する人や物と別れなければならないからか。それとも死によって 自分が消滅してしまうからか。消滅すれば全ての煩悩も瞬時に失くなり、身心的 な苦痛から解放され、これこそ真の平和なんじゃないのか、なのにどうして真の 乎和をそんなに恐れるのか。それとも死後生を信じているあまり、もしかしたら 地獄に堕とされるのじゃないかと不安に襲われているためなのか。それはそうと、 では人生の目的は何なのかということになる。生きるため? 死ぬため? 感動 するため? 美味い物を食べるため? 金持ちになるため? 美人の奥様を持つ ため?etc そこでぼくは考えた。ぼくの職業のアートと同じ生き方をすれば? と。ぼくにとってアートは仕事というより遊びだ。目的のない遊びである。 ところで遊びは最初から目的がないものでしょう。 もし目的があるとすれば 遊んでいること自体が目的である。目的がないから自由があり、快楽があり、 解放があるのではないか。人間は本能的に自由を希求する。そしたら人生全部 を遊びにすればいいのではないか。つまり人生から目的を外してしまえばいい のではないだろうか。生きることも死ぬことも目的を持つからシンドイのである。 どうせ生老病死なんだ。生老病死は別に目的ではない。単なる現象だ。 そしてお釈迦様に言わせれば現象は夢、幻だということになる。そんな実体 のないものにいかにも実体があるかのように思って振り廻されているのなら、 それを遊びだと思えばいいのではないか。 】 ー人生に意味などないと、五木寛之も書いているが、意味=価値とすると、 そんなわけがない!と言いたくもなる。身近の人の死をみると、様々の人生が あるが、意味など、あまり深く考えても仕方がないような気がする。横尾の ように、目的ない人生なら遊ぶとして、割り切るのも良いだろう。 「遊びをせんと生まれけり」で、それはそれで。 ・・・・・・・ 3173, 閑話小題 2009年12月12日(土) * 腰痛 腰痛、この季節の変わり目にかかわらず、今のところ落ちついている。いずれ 出てくるが・・ 今のところ考えられるのは、・ベッドに低反発マットを敷いた ことと、・海老反りマシーンを毎朝晩使っていることである。・それと外で酒を 飲む機会が少なくなったこともある?もちろん、20数年来の毎朝のウォーキング は欠かさず行っている。 * 変な話 家内が言うには、「駅裏の越後交通ビル(元ダイエー跡)の駐輪場に自転車を 置いて、用を済ませて帰ろうとしたところ、自転車の籠の中に、年代ものの女物 の財布があった。気持ちが悪かったが、駅前の警察まで行くのも面倒なので、 1Fの酒売場に事情を話して置いてきた。 千円札が数枚と小銭が見えたが、そ れ以上は見ないようにした。(字数制限のためカット 2010年12月12日)
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2015年12月11日(金)
* 何処の馬鹿が! 沖縄の普天間基地の跡地に「ディズニーランド」誘致のニュースが流れた。 《【沖縄】普天間基地跡地にディズニーランドを誘致? 安倍政権の次なる施策に疑問の声も 菅官房長官が沖縄県の宜野湾市の市長と会談し、普天間基地の跡地に ディズニーランドを誘致する案について言及した。ただ、ディズニー誘致には、 普天間基地の県内移設や辺野古基地建設について反対する世論をかわす思惑も 見え隠れする。安倍政権の次なる施策に疑問の声もあるのは事実。》 「何処の馬鹿が」が、安部政権とは! アフォノミックスを打ちたて時代逆行 の政策を打上げている「何処の馬鹿」なら、あり得る花火だが、直ぐに萎む 線香花火。テーマパークを成功させるには、最低2千万人の後背人口が必要。 東京のディズニーや、江戸村には、首都圏3千万の商圏が控えている。 いや、中国や、アジアが控えてある? 誰が、沖縄の孤島のディズニーに、 わざわざ行くのだろう。それなら東京のディズニーを選択する。そこには 東京という猥雑なテーマパークも楽しめる。こういうのが、政権を担っている と思うと、うら恐ろしや。喜劇と悲劇は紙一重というが・・ 他人事でないか! * 北京のスモッグは、ソ連のチェルノブイリ事故クラスの問題? チェルノブイリ事故で3年目に被曝が一部で表面化し、住民の暴動が発生! 5年後に はソ連が崩壊! をした。共産党一党独裁の体質では、国が滅びて しまうことが、表立ち、ゴルバチョフのペストロイカなどから、ソ連崩壊に 繋がっていった。 現在、北京のスモッグ問題、一過性の問題なのか? それとも、チェルノブイリ事故クラスの問題なのか? それにしても酷い! 今さら、工場、個人に規制をかけると社会問題になる。さて、根本問題を 果たして解決できるのか、見もの! ・・・・・・ 5019,幸福優位7つの法則 −9 2014年12月11日(木) 【幸福優位7つの法則ー幸福と成功の意外な関係】ショーン・エイカー著 * ボジティブ比 〜繁栄と衰退を分ける「ロサダライン」〜 ここで、「ロサダライン」という考え方が示されている。 「ボジティブ比」である。 ーまずは、その辺りからー ≪ これは、心理学者でビジネスコンサルタントのマルシャル・ロサダが 発見した、2・9013という数字で表されます。これは、10年にわたって、 業績のよいビジネスチームと、悪いチームにおける「ポジティブな意識」と 「ネガティブな意識」が、2・9013対1以上でなければ、そのチームに成功は もたらされない、というもの。 言い換えれば、チームとしてネガティブな 考え方を打ち消すためには、その3倍以上ものポジティブな考え方が必要、 ということになります。単に、「ポジティブな考え方が多い」というだけでは、 ダメ、ということ。3倍以上でなければならないが、調査結果では、理想的に 「6倍」必要。その事例として、国際的な鉱業会社での事例が紹介されている。 この会社では、ポジティブの比率が1・15対1だったところ、リーダーに 対してポジティブなやりとりを心がけるよう指導したところ、その比率が 3・56対1まで上がった。その結果、生産性も飛躍的に向上し、業績は40%も 改善したのです。この取り組みに対し、CEOは当初、半信半疑だったが、 実行したところ、メンバー間の信頼関係が向上し、自分の成功だけでなく、 他者の成功も考えられるようになった、など、その効果は非常に大。≫ ▼ 私が知る限り、普通の人のネガティブ比が、逆の3倍のようだ。 毎年、小中、高校、大学と同級会に出席しているが、恐れずにいうと、 上級に進むにつれ、ポジティブ比が高くなる。 さらに年齢とともに、 ネガティブ度が高くなっていく。歳を重ねるごとに意識してポジティブ度を 高めなければならない。特に、私は6倍、いや10倍を目標にしなくては・・ それが、私の事業における結末の最大の収穫。「肯定肯定、絶対肯定!」 「積極一貫!」「美点凝視!」でいくしかない。 そう! 秘境ツアーが、 これに似ている。際どい地域ゆえ、トラブルは一通り出てくるが、これは 避けることが出来ない。しかし、その数倍の感動体験が必ずあるから、挫けず に出かける。 創業も同じ。大変だが、その数倍の面白さがある。 ロサダライン「良いこと3に、悪いこと1」は、誰も人生体験から知って いることだが、問題は、その1にだけ目がいくこと。大部分は、そこで留まり、 世間様?に取込まれてしまう。トラブル1は、避けることが出来ない。 が、その数倍の良いことが必ずある。同じくネガティブ1は、必然だが、 その準備は可能である。それは、場数で、エネルギー量を最小にすることは 出来る。 ポジティブ量を多くするには、時間をかけた知識と訓練が必要。 それと言葉。肯定的言葉を普段から意識し身につけておかないと。特に私は! ・・・・・・ 4652, 2050年の世界 ー20 2013年12月11日(水) 「2050年の世界 ー英『エコノミスト』誌は予測するー」 〜英『エコノミスト』編集部(著) 第五章 言語と文化の未来 ーのまとめ ・音楽、映画、文学などの娯楽は、実は優れたローカルなものである。 通信の発達は世界の距離を縮小させるが、これらの娯楽は、引き続き文化に 裏打ちされたローカルなものが各文化圏で優勢をたもつだろう。 ・そうした意味で、人口の集積地には、映画産業が立地する。アジアでは 香港、インドが映画産業のメッカとなっているが、経済成長と人口の集積の 進むアフリカでも、そうした映画の都が発展するだろう。ナイジェリアの ‘ハリウッド’は、アフリカ諸国に映画を供給しているが、その他にも ガーナのハリウッドや、リベリアのハリウッドが興隆するだろう。 ・ウェブの発展によってテレビは、オンデマンド型になるという予測は成り 立たないだろう。むしろ、番組の放映までにさまざまなプロモーションを 行ない、放映時には、ウェブのSNSを使ったざわめきの広がりを期待し、 ますます映画の興行のような形になっていく。 ・紙の本は、電子書籍に取って代わられるが、一定の役割で生き残る。 ウェブを使ってクリエーターと消費者が直接結びつくことによって、出版社、 レコード会社、新聞社はなくなるという議論は成り立たない。目利きとして、 よいものを大きくプロモーションして伝える役割を維持すれば、消費者に とっても、クリエーターにとっても必要とされる存在になる。 ・英語の言語としての一極集中は崩れない。産業革命から始まった英.米の 世界覇権で偶然に始まった世界言語としての英語の地位は、タイプライター のキー配列のように一度固定化すると崩れにくい。中国語は、数多くの漢字 を憶えなくてはならないというハードルがあり、世界言語とはなりえない。 ・唯一、英語に代わる世界言語があるとすれば、コンピューターである。 コンピューターによる翻訳能力は飛躍的に上昇し、外国語学習をペン習字 のように時代遅れのものにする。 ・中国語、ロシア語、スペイン語、ポルトガル語などの第二言語群は、 その地域の少数言語を滅ぼし、地域的な優位性を高める。 ▼ 英語の一極集中は崩れないのは確か。しかし、話すと同時に相手の国の 言葉にの翻訳される機能のマシーンが 普及して10年もしないうちに言語も 文化の違いも、大した問題でなるのか。特に文化については予測不可能の部分 が多い。40年前、この情報機器の進化を想像できただろうか。 スーパーの宅配やネットショッピングが、ここまで 根付くとは!また、 ロボットが各家庭に色いろな形で入り込む。自動車も自動運転が現実的に なってきている。30年先の文化の未来予測は、土台無理。だから面白いが・・ 装着式情報機器が、次の流れになるが、その次は? ・・・・・・ 4287, 学ぶということ 2012年12月11日(火) 内田樹の著書や論文をたびたび見かけるが文章は平易で分かりやすい。 最近の若者論は女子大の教授ということもあって、的を得た内容である。 失われた20年間の中で、将来に希望が持てず「学ばず、働きたがらない」 若者が多いという。 * 何故、学ばなければならないのか? 「最終講義 生き延びるための六講」 内田樹著 ≪ ある大学で「先生、現代思想を勉強するとどんないいことがあるのですか?」 って訊かれたことがあります。見ず知らずの学生のくせに、僕の方に100% 説明貴任があると思っているんです。自分は腕組みして「商品説明聴いてやるよ」 という態度なんです。「お前の説明が納得がいったら現代思想勉強してやるけど、 説明がつまんなかったり、オレにわかんない言葉とか使ってたら、勉強しないぜ」 というわけです。ほんとに。そういうふうに教師に訊くのが学生にとっての権利 だと思っている。思わずぶん殴ってやろうかと思いましたけど《笑》。でも、 怒りらえて、こんなふうに説明しました。{ 悪いけど、僕がこれから教える話は、 君にはまだその価値が軽量できないものなんだよ。喩えて言えぱ、君には君自身 の価値判断のモノサシがある。そして、そのモノサシを持ってきて、 「先生がこれから話すことの価値は何センチですか?」と訊いてきた。でもさ、 僕がこれからする話が、ものの重さや、時間や光度にかかわることだったら、 そのモノサシで計れないでしょう。世の中には度量衡そのものを手に入れな ければ、何の話だかわからないこともあるんだよ。} 6歳の子供が手をあげて「先生、それを学ぶと何の役にたつのですか?」 というとき、子どもはこどもなりに「有用性のモノサシ」を持っているわけです。 でも、問題なのは、その六歳児のモノサシで世界中の価値がすべて計れると 思っていることです。だから、そういうときは、「パカモン、子どもは黙って 勉強しろ」と言うのでいいんです。でも、それを断定して言える基礎づける ロジックを今の現場の教師たちは持っていない。「君たちになぜ勉強しなくては ならないか、その理由はわからないだろうが、私にはわかっている。」という 絶対な知の非対称性が必要なのです。≫ ▼ 学生時代に学んだことは、上記のことである。絶対的な父がいて、 その価値観から離れ、多様な価値観の世界を知り、結局は再び舞い戻り 似たような生き方をしている自分と現在、直面している。しかし、そこで一日、 二時間以上の読書習慣を身につけたのが収穫であった。とにかく、何のためで なく最低限の絶対量の知識を身につけること、それは価値観を常に再構築し 続けることが可能なベースを積み上げることである。それが活き続けるである。 「人生、常時戦場、一生勉強」を実行してきた先人から、それを吸収する ことを楽しみとするのが{学ぶ」ということ。 ・・・・・・ 3912, 精神力ーその偉大な力 ー6 2011年12月11日(日) ◎ 想像力の魔力 「精神力ーその偉大な力」ダン・カスター著 * あなたの心のなかに、絵または型やプランなどを作る能力がある。 応答する性質のある大生命力は、そういう絵や型に応じて、あなたの体験内に 流れいるのです。心に以上のようなイメージを作る能力を想像力といいます。 誰もが想像力を持ち、それを使って自分の望むこと、または望まないことへの プランを立てます。考え尽くした末に、これをしようと思い定めた心の絵は、 あなたが大生命力に送り込む計画案です。こういうプランには、信念が方向を 与え、かつ統御します。信念は、心の中の確信です。あなたにとって真であり と確信するものです。これがこころの中につくる絵やプランの型を決定します。 大生命力は、それに始動されて行動に入ります。想像力は、心の中の技術する 部分です。・・・ フランスの精神治療医クーエは「毎日あらゆる点で、私は よりよく、よりよく、なっていきます」と、自分に言い聞かせるよう教えた。 また、「幅30センチ位の長い平板を地上に置くと、たいていの人なら、 どんな長い距離でも、平気でその上を歩いていけます。しかし、二つのビル の10階の高さのところに渡すと、話は全然違ってきます。歩こうという人は 殆どいません。想像力が、落ちる絵を作るためバランスを崩し落ちてしまう と想像をしてしまいバランスを崩す。 が、30センチの高さでは、逆に 大丈夫という想像力が、バランスを保ってくれる。」という。タバコを止める ことも、酒を飲むことも、止めたときに得られる利益が将来、いかに多いかの イメージを書き出し想像すればよいのです。10年で、20年で、30年で・・ と。昔の人は、意思力を養おうとしました。 近代医学では、それを強いると いうことで効果なしとし(強要することは、感情的な欲求に反するからと)、 イメージを利用するように変わったのです。逆に想像力はマイナスに働く力が 非常に強い。被害妄想とか、心配性とか・・それも生きていく上で必要だが。 ▼ 最近、歳を重ねて実感することは、「貧すれば鈍する」ということ。逆に 「馬子にも衣装」もある。豊かな環境と知識は、その人を豊かにする。 また逆も、ある。格差社会というが、中産階級が減ってきた日本が、最近、 いやにギスギスしてきた。高度成長期の時代は、歌謡曲も、何もかもが夢。 将来に対して豊かなイメージを持つことが出来た。しかし、現在、どうだろう。 夢がもてない背景がある。信念を持てといったところで、持てないのである。 長期楽観、短期悲観は人生に生きていくために必要なスタンス。 楽観は意志でもあるが、意志の具体的イメージ化にヒントがある。 ・・・・・・・ 3547, 「モテキ」の話 2010年12月11日(土) 毎日新聞に《ザ・特集: なぜ今、「モテキ」かー今年の新語・流行語大賞にノミネート》があった。 ◇人生にはモテる時期が3回来る?ーブームの背景に「草食系」への慰めと 励まし?ーの副題もよい。面白い特集だが、この大不況の中、結婚をするだけ でも大変。その人なりに?その時期はあるという。振り返ると21〜26歳辺り 男の一番の盛り、女は18歳から24歳辺り。私の場合は団塊世代の女性が対象 のため、恵まれていた。で?・・ その日々が過ぎ、ある日、突然、潮を引く ように誰も相手にしてくれなくなる。その時になって慌てても、既にカタオチ? になっている。それが青年と成年の境目。 ー以下、その特集をまとめたー 【 今年の新語・流行語大賞にノミネートされた言葉の中に、「おやっ」と 思わせる一語があった。「モテキ」。文字通り「異性にモテる時期」の意味 だが、ずっと前から口にしていたという方も多いのではないか。それが、 なぜ今? 甘酸っぱい香り漂う恋愛用語を読み解いた。【平野幸治】 「現代用語の基礎知識2011年版」の「モテキ」の項目には <モテ期。 人生には3回の異性にモテる時期がくる、などという>とある。飲み会の席や 友人同士で「それってモテ期じゃない?」「来たーモテ期!」というよう使う。 この言葉が恒例の「ユーキャン新語・流行語大賞」の候補に選ばれたのは、 女性漫画家、久保ミツロウさんの作品「モテキ」が評判になり、さらに テレビ東京でドラマ化されたことが大きい。・・主人公は派遣社員の藤本幸世、 29歳。 ある日突然、知り合いの女性たちから電話やメールが殺到し、 話したこともなかった職場の同僚女性からもコンサートに誘われる。 「これがモテ期か」と舞い上がるが、恋愛経験が乏しいだけに屈折していて 不器用で、美女たちに振り回される(実は振り回している?)という物語。 モテ期が「ある日突然」訪れるという設定は、作者のある「メッセージ」が 込められているのだが、そもそも私たちはどんなときにモテるのか。 「どうやって」の研究は雑誌などで盛んだが、「いつ」というのは意外に難問。 (字数制限のためカット11年12月11日) ・・・・・・・ 3172,ノートを下からとる! 2009年12月11日(金) 面白いノートの取りかたである。 これは、目から鱗。 ノートは普通は開いた左上から下に書き下ろし、右ページ上段に戻って 再び書き下ろすのが一般の書き方。せいぜい、左ページを白紙にして右ページ に書いたフォローとして重要なポイントや、絵とかを気ままに書いたり、 空間をタップリとって島状に文章を書いて、後で見直すやすく工夫する。 ところが、これは逆転の発想である。 * 開いたノートの左下から�・・・・ 、�・・・・、そして行を上げて �・・・・・・・ �・・・・・・・・ 、そして行を上げていく。 だいたい三分の二あたりに、それまで書いたマトメのポイントAを小項目とする。 * 次にまた右ページの一番下の行から、Aから導出されたBを想定して、 �・・・ �・・・ そして行を変え、上の行に�・・・・�・・・・、 そして行を変えて、上に向かって書き足していく。そして三分の二を目安に段落 として、そのマトメとしてのキーワードの項目を書き出す。 * そして、今度は左ページと、右ページのキーワードを入れた両ページに わたる長細い楕円を書いて、その中に、�・・・・ �・・・・というふうに、 書き出していく。実際に書いてみると、上から下へ書くより、下から上に書いて いくほうが考えがスラスラ出てくる。そして後で読み返すとき、先に結論が 書いてある上に、図示で分かりやすい。 私の読書法には、最後の章から前に向かってポイントだけを追う方法が あるが、それに似ている。要するに、言葉=思考を上に、どんどん積み上げて いくのが良い。考えてみれば、何もない下に書くということは、何か不安がある。 しかし、いま書いた言葉の上に積み上げていくという実感が、考えを誘発する。 「どんどん考えが浮かびあがる」といった風が良い。私の、これまでは、 ノートの真ん中に小さなハートを書き、その周りを脳のような図を描く。 そして、右上から5〜6行の文章を 下に向かって三段書いて、下の段の左側に 文章を書き足していく。そして、一番左の行を島として、上に書き上げていく。 これはこれで、なかなか良い。しかし左側の一番下から上に書き上げるのは 目から鱗である。 これ本屋で立ち読みだけで会得した?が、やはり、買って 読まないと著者に悪いことになる? 下の副題が決してオーバーではない! 【 苫米地思考ノート術 ―脳を活性化し人生を劇的に変える最強思考ノート ー苫米地英人(著) 】
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2015年12月10日(木)
ー武器としての決断思考〜 瀧本 哲史 (著)ー 知識、判断、行動のそれぞれに対して、膨大のエネルギーを投入、 それを知恵で役立つように加工しなくてはならない。そのためには、 日ごろから学び続けていなくては。私たちは、知りうる、出来る範囲で しか、判断し、行動するしかないのである。まずは、知識・情報を ベースとして蓄積しておかないと! * なぜ「学ぶ」必要があるのか? ≪ 実学にも「知識・判断・行動」という三段階が存在します。 実学の世界では、知識を持っていても、それがなんらかの判断につながら ないのであれば、その知識にあまり価値はありません。そして、判断につな がったとしても、最終的な行動に落としこめないのであれば、やはりその判断 にも価値はないのです。 この知識・判断・行動は3つがセットになって、 はじめて価値が出てきます。それらをセットでこなす能力を備える人が、交換 不可能な人材こそが求められる人材になる。武器は持っているだけでなく、 使って、役立ててこそ意味がある。≫ * エキスパートではなく、プロフェッショナルを目指せ ≪ エキスパートとは、ある分野の専門的知識・経験が豊富で、それを売る ことで生きている人たちをいう。この時代で目指すべきは、プロフェッショナル、 エキスパートの上位概念という人材モデル 1、専門的な縦断的知識・経験をもっている 2、それらをもとに、相手のニーズに合ったものを提供できる プロフェッショナルが求められる。 世の中には、それぞれのエキスパートは多くいても、全体を見て判断できる プロフェッショナルは、あまりいないのです。縦横を鳥瞰し、瞬間的に知恵を 出せる人材こそ、これからに厳しい社会環境で要求される人材である。 正解のない時代に、激変する中で、変化対応を生き抜けることこそ、 プロフェッショナルである。≫ ▼ 今さら、この歳でだが、戦場で命の危険に晒されれば、極限の中で、 エキスパートも、プロもない。持っている能力と、直感で戦うしかない。 あるのは、死か、生。要するに場数の経験が、生死を左右する。 だから、戦場に立って戦い続けるしかない。命がけだから、人生は面白い。 ・・・・・・ 5018,幸福優位7つの法則 −8 2014年12月10日(水) 【幸福優位7つの法則ー幸福と成功の意外な関係】ショーン・エイカー著 法則7: ソーシャルへの投資 〜周囲からの支えを唯一最高の試算とする わかったようなことを毎日書いているのに、人扱いがうまくない。そこで、 毎朝、親しい友人に向かい語りかけるように、この随想日記を書いている。 これも一種のソーシャルへの投資と考えている。読み手は、直接、会って 話さなくとも、ピュアーに集中して書いたため、私と会話をしていると同じ 感覚では? 読んでくれているだけで、仲間? それとも? この法則7は、「幸せになるためには仲間が大切だ」ということ。 ≪ ハーバード大学はアメリカで最も優秀な人物が集まる大学の一つ。 それは何を意味するか。今まで全米各地で「成績トップ」として生きてきた 人達のうちの半分が、ハーバードでは「平均以下」に位置する。彼ら「天才」 「秀才」と呼ばれてきた人にとっては初めての屈辱だ。そんな過酷な競争社会 ハーバードの学生の幸福度を研究した結果、ある学者は以下のように表現した。 「研究によって得られた発見を一言でいえば『愛』に尽きる」 つまり、 同じぐらい辛い状況、追いつめられた環境の学生たちでも、信頼できる仲間 関係を構築できている学生たちの幸福度は高く、孤立している学生は幸福度 が低い、という結果が出たのだ。この傾向は大学に限ったことではない。 2008年のリーマンショック直後、多くのアメリカ企業は未曾有のパニック状態 に陥ったが、その際、多くの企業は社員同士のコミュニケーションの機会を 増やし、相互の絆を強める努力をしたという。福利厚生費や懇親会などの費用は 不況の時にはまっさきに削られてしまうが、マネージャーたちは自腹でビール代 を捻出し、社員と自由に会話する時間を持ち続けた。人と人との絆に投資する。 これが大切なことなのだ。・・≫ ▼ 日本では、居酒屋で上司の悪口を言って憂さをはらし、そこで絆を強める 慣わしがある。私は地縁の会には、ほとんど出ないが、学縁の同期会には 可能な限り参加している。出身校は自分をつくってくれた骨格であり、人生の 道標として参加を続けていると、その時どきの合せ鏡として学ぶことが大きい。 ソーシャルとしては、以前経営していた以前の会社も飲み会がソーシャルへの 投資としていたところがあった・・当時は、忘年会や、退職者の送別会が、 その一つ。年5回として150回以上の宴会をしていたが、面白かったこと! ・・・・・・ 4651, 閑話小題 ーターナー展 2013年12月10日(火) * レグルスの失明 家内が二月ほど前に上京した際に、『ターナー展』を見てきて「良かった」 という。先月末に、NHKが「日曜美術館」で、松岡正剛の解説でターナーの 絵画を紹介していた。一人で美術展に行かない私が、先週末、大学の同級会 のため上京をした際に、上野の東京都美術館に行くことにした。 これは最近読んだ、『一年で全米記憶力チャンピオンになれた理由』の影響 もある。直接、凝視しておけば記憶に残る上に、後でネット写真を見た時、 より深く理解できるはず。開催日も終りに近づいた土曜日の午後もあり、館内 は人で溢れていたが、二時間半をかけ目に焼き付けることができた。思って いたより遥かに多く出品されていたが、飽きることがなかった。異次元世界 からの光を逆照射した感のする絵画が多い。それも海を背景にした陽光が 「カレーの画家」と揶揄されるほど、くすんだ黄色が印象的。 2013年11月24日放送〜日々流転する風景を描け〜風景画の巨匠 ターナー〜 出演:松岡正剛が非常に良かった。《(内容紹介)18世紀後半から19世紀前半 に活躍した画家ジョゼフ・マロード・ウィリアム・ターナー(1775-1851年)。 今なお英国最大巨匠として絶大な人気を誇る。その影響は日本でも夏目漱石が 小説「坊っちゃん」でターナーに言及するなど、時代や文化を超えて多くの人 を魅了し続けている。ターナーが生涯を通じて描いた作品の多くは風景画。 その最大の特色は、光・大気・水の表現。薄いベールを透かして見るような光、 鮮やかな色彩が重り輝く幻想的な海や山の光景。それはターナー独自に テクニックで生み出されたもの。当時、歴史画や肖像画に比べ地位が低かった 風景画を押し上げ、若くして成功する。しかし後半生は作品が大きく変化する。 雪崩や吹雪、葬儀など謎に満ちた作品を次々と発表。当時誰も見たことのない 抽象画のような作風も多数描く。画家がそこに込めた思いは何か。 番組では風景画家の第一人者に君臨し続けるターナーの実像に迫る。》 ▼ 実物の迫力は、やはり素晴らしい。黄色の「輝き」が良い。その中で幾つか 印象に残った一つに「レグルス」がある。レグルスとは、ローマの将軍。 ポエニ戦争でカルタゴに捕らえられ、両瞼を切り取られるという刑罰を受けて、 陽光のもとに引き出され、強烈な太陽光線で失明する・・という逸話を題材に した作品。この絵について松岡正剛は、「すごい作品ですね。レグルスを失明 させるほどの強烈な日の光。しかし、この光景の中にレグルスは見当たらない。 ただ、陽光の鋭さだけが描写されている」「本来、この風景の中にいるはず のレグルスを敢えて描かずに(画家は)陽光の描写に専念した」というが、 これは瞼を切り取られたレグルスが、失明直前に視た光景と受け取れる。 ・・・・・ 4286,日本人の思い −3 2012年12月10日(月) 「日本人の思い」ー ほぼ日刊イトイ新聞 ☆「あなたは、友達が多いですか?」に、83%が「少ない」と答えている。 みんなの結果予測は57%で、その差は大きい。大部分の人は他人に比べ、 「自分は少ないけど、みんなは友人が多い」と勝手に思いこんでいることが 分かる。要は、自分が孤立し孤独なのが分かるが、他人も同じが理解できない。 更に驚いたのは、男女の差が無かったこと。男は仕事(縦の関係)で友人関係 に希薄になりがちで、女性に比べ少ないと思っていた。 年齢別にみると、 14歳以下が5割と答えているが、15歳以上になると全ての年代の答えは 2割以下。こんなものである。友人が多いと思っているが、実はその人が 勝手に思い込んでいるだけもある。「人は人、我は我、されど仲良く」を ベースにした関係が基本。 ☆「あなたは、強い人ですか?」に対し、3分の2近くが、弱いと答えていた。 これも、意外な答えである。上記の「友人が多いですか?」の回答に対する 心情に似ていて、どのように思うかである。 私の考えは 「人間は本来、 誰も弱い存在。それを知識と経験で克服して鍛え上げるプロセスが人生。 としても弱い存在は変わらない。しかし一般からみれば、強いのではないか」 ということか。で、本当に強いか?と心底を覗けば、「弱い」と言うしかない。 ☆ 「あなたは、物知りですか?」に対して、イエスとノーの比率は5分5分。 これも、あくまで対比の問題。「上を見ればきりがない。下を見れば底がない。 横を見れば情けない。」で、対比の問題。 ☆「あなたは、スポーツ好きですか?」に対し、7割近くが、好きと答える。 これも意外。私の予測は「5分5分」。スポーツジムに通い始めて好きに なったが、ウォーキングを30年も続けてきたのをみると、嫌いでは出来ない。 ☆ この本の質問には無いが、「あなたは、自分の人生を肯定できますか?」 を思いついた。で、どう? せざるを得ない?五分五分の結果予測がたつが、 3分の2ができない、になるのだろう。恐らく。 「面白かったんで肯定する」が私の回答。 ・・・・・・ 3911, ファイナル・クラッシュ ー3 2011年12月10日(土) 第2部 ハングオーバー−金融の死の灰 「もし私に一国の通貨を発行する権限を与えてくれたなら、 その国の法律を超越した存在になるだろう」 ーメイヤー・ロスチャイルド * アメリカの通貨であるドルについてはっきり言えることは「ドル紙幣は 刷られすぎてしまった」ということ。 世界は今やドルの下落に直面している。 それも人類史上経験したことのないスケールでの暴落だ。たくさんあるものは 値を下げる。たくさんありすぎるものはクラッシュする) 1971年から今日に至るまでの40年足らずの期間に、ドル紙幣の価値は20分の1 に低下してしまったのだ。 なぜそんなことになったのか。原因ははっきりして いる。ドルの大量増刷が行われたためである。1971年8月15日に金本位制を廃止。 それによってドルのキャピタル・フライト(資本逃避)が発生する。アメリカ からマネーが逃げ出し、為替市場でドルが売られ、米ドルの価値は下落した。 米ドルはゴールドに裏打ちされた通貨ではなくなり、アメリカ国債という負債 に裏打ちされた通貨になり下がったのである。・・ ・・石油と工業製品をアメリカへ輸出して利益を得ていたまさにその国々が、 溢れ出るドルを吸い上げる役割を担っていた。彼らは輸出で得た代金でアメリカ 国債を購入しており、それがドル紙幣の価値を人工的に維持する結果となる。 アメリカに石油と工業製品が着く。その帰りにアメリカ国債を満載にしていく。 アメリカ人が買う商品を中国が輸出し、中国にドルがたまる。中国がそのドル でアメリカ国債を買う。それによりアメリカに還流したドルでまたアメリカ人 が輸出品を買う。この還流を「チャイニーズ・ランドリー」と呼ぶ。 * 国別で現在、金を一番多く保有しているのがアメリカ。外貨準備の7割が ゴールドであるのに対し、日本は僅か3%である。だからファイナルクラッシュ で、一番、打撃を食う。 その僅かなゴールドも殆どがFRBに置いてあり、 日本銀行は、その預り証しかない。それは日本だけでなく、世界中の国も同じ。 それは、実質的にドルを持っているのと同じことになる。 ▼ 当然、中国も分かっている。このサイクルが利すると考える間は大丈夫 だが、そうでなくなったと判断したときには、これを捨てる。中国が買い 続けているからよいが、逆に売られたときには、長期金利は上がり、ドルは 値下がり、アメリカにインフレが襲う。永遠に中国がアメリカ国債を買い続ける ことなど不可能。 といって、中国もドルとアメリカ国債の暴落は自分で稼ぎ、 貯めた価値の暴落につながる。もはや中国には一兆ドルの外貨準備高がある。 中国は寝ている間は良ったが、今や寝ている獅子は眠りから覚め立ち上がった。 アメリカは衰退し、中国が勃興する流れは曲折しながら激しくなり、 日本は埋没する? ・・・・・・・ 3546, 意外と寂しい独身の人たち 2010年12月10日(金) ある特集の記事の中に、エッと目をひいた若者の統計値があった。 思いのほか、独身者で付き合っている彼氏・彼女がいないのである。 まずは、その箇所。【 電通総研が今年、23〜49歳の独身男女1996人 を対象に実施した意識調査からは、まさに「受け身」そのものの現代の人間像 が浮かび上がってきた。 ・まず、男性の75・9%、女性の69・3%が「付き合っている彼氏/彼女 がいない」と言い、「3年以上いない」と「これまで異性と付き合ったこと がない」の合計も同60・1%、49・9%に達するなど縁遠い実態。ちなみに 「彼氏/彼女がいない」群の7割以上は「好きな異性がいない」。つまり、 片思いすらしていないのだ。 ・さらに「恋愛では積極的にアプローチする方か、相手からのアプローチを 待つ方か」との問いに、女性の73・3%、男性の64・2%が「待つタイプ」 と回答。 男女のほぼ7割前後が「草食系」を自認していた。漫画「モテキ」 では、ある女性が主人公に「あいつどこまで受け身なんだよ」 「全部女に言わせてんじゃねーよ」とキレる場面があるが、現実には男女ともに 「待ち受け状態」にあるのだから、恋愛が始まらないのも当然だ。 「今の日本男性は経済格差の拡大もあり、傷つくのを恐れるガラスのハートの 持ち主が多い。一方の女性側も、そんな男性たちと関係を構築するのに 疲れて『恋愛低体温』になってしまっているのです」。】 〜〜 高校や、大学卒業前後や、女性の職場に勤めていた時など、波が押し寄せて くるように誘いが来る時期があった。これは誰にでも?あるもの。逆に、全てが 途切れて全くヒキアイが何もない時期もある。現代では携帯電話があり、気楽 に付き合っていると思っていたので案外である。 私の学生時代に携帯電話が あれば?・・ まあ、いい。女性の四分の三は分かるが、男の三分の二が待つ タイプとは? で、若いときは? というと、草食系?か。心の奥で 「波が、きたきた!」とか、「何で私が、こんなに?」とか、それも僅か数年 の儚い期間だけ? まず、とにかく声かけの量から?肉食系の男女は、 とにかく声をかけている! それも上手い。 ・・・・・・ 3171,「にこまる」で超図解 2009年12月10日(木) ー秒間! で脳内整理術 「にこまる」で超図解すれば問題解決ー茂野太陽(著) 二つの○を重ねて書き、重なっている部分を「同定」し、そこから新しい キーワードを探し、 三つ目の○に書き出すもの。 ・「正・反・合」を○で図示しながら、正・反から合を気楽に導き出すものと、 考えてもよい。 ・また「守・破・離」も守・破から離を導き出すことができる。 ・「三位一体説」の「神(父)、イエス(子)、霊)のモデルの図示にも似る。 ・その他にも、起承転結や、帰納法、演繹法などに気楽に使える。 書店で、立ち読みで充分と判断していたが、手に取るたびに著者のエネルギー が本から溢れ出ているようで、思わず買ったが、これは使える。「脳内整理を 遊びながらする」手法であり、新しい手法というより、一つのテンプレートの 提示である。実際に図をノートに手書きでうつしていると、著者が考えつくして いるのが分かる。 テンプレートとして、*にこまる基本図、*にこまる時間図、 *にこまるラセン図の三図がベース。何か問題を抱えたら、この三つの図をジッ とみて、そこに問題のキーワードが収まるのを待つという方法もある。 その意味では、面白い提示をしているともいえる。まず○印が二個重ねるという ところが、ミソである。 ー以下は、キーポイントの言葉である。 *頭がもやもやするのは入り口が自動ドアだから =入り口で、開けるかどうかの判断を手動でするべきというのは、 情報社会だからこと必要 *情報は外だしすることで整理が加速する =書き出し、まとめてこそ、情報の価値がでる。脳内整理は「答え」ではなく 「問い」に重点を置くこと *情報は、問いを含めた形で整理する =問うという能動的な形で整理するから価値が出る。 *情報を整理するには入れる箱が必要 =自分の手作りの箱が必要。 この随想日記は私の箱である。 一般にブログは最適。 *思考のステップ化で脳内整理をさらに加速 =この「にこまる」は、思考のステップ化に最適である。 思考法としては、シンプルで分かりやすい。 図示し、展開するには 良い手法である。
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