股・戯れ言


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女にとっての「最強伝説・黒沢」



ついに朔ユキ蔵・作「ハクバノ王子サマ」2巻が発売になりましたね。
朔ユキ蔵の「少女、ギターを弾く」には10代の体中にみなぎる、わけのわからない衝動を「全裸で町で堂々とオナニー」に置き換えて描いていた時に、10代のときに患っていた青春もやもや病を書き切ってるゥゥゥ!スゲーェェェ!と思わされたものだ。
そして時を経て、朔ユキ蔵、またもやズギャンとくる作品発表ですよ。
ハクバノ王子サマは今年最大の衝撃作だな。
いや、正確にいうと今年最大の女へこませ作。

簡単なあらすじ
サービス残業ばかりのサラリーマンを辞めて、教師に転職した小津(25歳)。
赴任先は女子高。小津は全校挨拶で「年下には一切興味がありません」と宣言する。生徒たちに同僚の女教師原多香子(通称・タカコサマ)はどうですかーとからかわれて「そのうちメシでも」などと答えるのだが、タカコサマは気にもかけない様子で受け流す。
が、内心ではタカコサマ、「ゴハンに誘われちゃった(はぁと」と舞い上がってしまい・・・

このタカコサマってのが「32歳独身・プライド高し」なんだが「相手がいないことを焦っている」というのが肝。
呪文のように「ビール」を頭の中で唱えながら仕事をこなし、電車の中でカップルを見かければ「私は誰にも選ばれなかったからひとりなんだ」と凹み、酔っ払って帰って全裸で寝て「私、またヤッちゃったのかしら」と後悔する。
なんだこのリアリズムは!
ついつい男に期待してしまって裏切られたり(「あーあ」という呟きが沁みる沁みる)
簡単に相手してくれる既婚の男に手を伸ばしてしまって、「私はダメだ」と自覚したり(ありゃホント自己嫌悪に陥るんだよな)
凹むとわかっていながら平然を保つためにいらん質問したり(私は全然興味ありませんよアピールってむなしいね)
グサグサくるね。
りえ坊曰く「竹串で心臓の脂肪がついてる部分を何度も刺される感じ」
同感です。

一番「うわぁぁ」だったのは、タカコサマが同僚の女教師4人で仕事の後にカラオケに行く場面。その時の情景はデジャヴかと思いました。
「男の勲章」を女の勲章に替え歌!
次々に頼まれるビールピッチャー!
「エンレンだったら取っちゃえばいいじゃん」「でもそういう女って大抵捨てられるんだけどねーキャハハ」という会話内容!




なんかねえ、こんなカラオケよくやってる気がするんすよ。
カラオケじゃなくても飲み屋でこんな話ばかりしてるような気がするんすよ。
「女4人」で「ビール、ピッチャーで」ってのが諸悪の根源だよな。私の場合はビールはあまり飲めなくなってしまったが、それでも別の酒バンバンだから。周りはビール党ばかりだし。
女4人で大酒って「あけすけ」なんだよな、いろんな意味で。
「あけすけ」ってのはとても下劣なものだからなー。ホンネとかあけすけとかおっぴろげの同義語は「下劣」。「お」すらもつかないほどの。
なんつっても男性視線を気にするこころ皆無ですから。前に女4人でカシスオレンジをぐるぐるかき混ぜながらキャピキャピ話しているグループを見たことがあるけれど、ああいうのはいつ何時でも男性からの視線を意識しているから違うのだろう。そんなのかけらもおもしろくないんだが。
あと女4人は「仲間」ではなく「同志でありライバル」だ。誰もが一抜けを狙っているあたりとか。少なくとも助け合いはしないし。
そういうあけすけな女4人って外側から見ると「おまえら絶対男できねぇ」ってのがわかるから哀しい。
私らはいつもそういう風に見られている。

カラオケ行くところだけでなく、女教師4人組の仕事上がりの呑みはディテール細かいわ。鳥のから揚げをすぐ注文するあたり。
すべてにおいてディテール細かいマンガなのですけどね。イタリアンレストランに入って「ここでビール頼むのは場違いかも」ととまどい、消極的にワインを頼んでしまうあたりとか。女子高の女教師は妙齢で独身が多いとか。


そんな1巻の内容もさることながら、2巻はもっと竹串でズブズブですよ。
もはや竹串ではなく竹槍かもしれん。

「明日の自分は想像できる
 あさっての自分も想像できる
 一週間後の自分も想像できる
 一ヵ月後の自分も想像できる
 半年後、一年後、数年後の自分はかろうじて想像できる

でも10年後の自分は


怖くて想像できない」


電車の中で読んでいて、このページを開いた瞬間、声を上げそうになってしまった。なんだなんだなんだこれ。
誰もが目を伏せ、耳を閉じ、想像を禁止しようとすることが、ここには堂々と書かれているな。
「あんた、鏡見たことないの?」と言う場合に使われる鏡みたいなもんだ。
多くの男性が「最強伝説 黒沢」を読むとべっこり凹むのと同じ。

負け犬話とかシンデレラ症候群なんて言葉じゃ括れないな。
それが生身の女ってやつですよ。
2005年12月02日(金)

赤い電車は乗り換えが不便だけど

携帯の調子が芳しくないので、昼休みに門前仲町までチャリンコでピューッと一走り。
11月だというのに空気が生ぬるい。
枯葉が路面を覆っていて、タイヤで踏みつけるたびにザクザクと音がする。小学生の頃はそのザクザクという音が「雪を踏みつけている音みたいだ」と思ってわざと枯葉の上を歩いたりしたものだった。
残念ながらもう何十年も時を経てしまっているので、感慨に浸って踏みつけている時間はない。急いでショップに駆け込んだが生憎順番待ち。昼を食べる時間がなくなるのは嫌なのですぐに店を出る。
どこかで弁当でも買って会社に戻ろうかとしたら、永代通り沿いの商店街はじじばばとテキ屋の屋台で大渋滞。
ああ、今日は28日なので縁日なのだった。
お不動さんとこの道は輪をかけた大渋滞なので、チャリンコを押している(スローペースなので乗れやしない)私に通ることは困難。しょうがねえんで会社の近くで弁当買うかーなどと思いながら渋滞に任せて道を進む。
富岡八幡前まで行けば道が空いているのだ。
八幡の前についたら、そのままチャリに跨って行っちまおうとしたんだが、境内でフリーマーケットをやっていた。鳥居の前には餡餅(シャーピン/中国風おやき)の屋台が。うまそうな匂いに惹かれて一枚購入。フリマをひやかしながら歩き食い。行儀わりー。
が、これがべらぼうに熱い。舌やけどしてしまった。でもうめーのなんの。
境内にあふれる出店は着物や骨董品や古いお札など。中には股引、ズロースなどをずらーっと並べ3枚500円で叩き売りをしている店も。私は老人向け肌着売り場で働いていたりしたのでこれらの需要の高さがよくわかる。場内は50代以上率90%でしたから。
骨董品やガラクタを売っているじいさんの出店で、台の下にひっそりと村西とおるのビデオが置いてあった。性欲∞。
隣の公園に抜けると幼稚園児が走り回っている。
ちょっと頭のおかしいじじいが団子を食っているじじいに話しかけてよくわからない事態になっていた。公園は昔からごった煮な場所なのだ。
やっとの思いでおやきを食べ終わったので八幡でお参り。神様よう、今年は幸運年じゃなかったのかよう、と問う。
銀杏が見事な金色で、朱色の本殿とのコントラストが素晴らしい。
境内の隅にある喫煙所で一服。はじっこにも関わらずじじいやばばあがタバコをぷかぷか吹かしていた。禁煙ヒステリー運動と無関係で頼もしい。
砂利の上で頭に布を巻いたイスラム教徒の女性が連れている子供がわーっと遊んでいる。そういえば出店の中にはアジア衣料の店もあった。おばさんに人気だからな。
いいなあ、このゆるいごった煮感。
こんな昼休みも悪かねぇな。おやきが脂っこすぎて胃がもたれたけど。


東京ってのはこういう風景もあるところなんである。
むしろこういう街のほうが多いところなんである、というのが私の持論。六本木や渋谷やお台場が特殊なんだから。
味気ねえだのメシまずいだのなんだののたまう奴らが多いが、だったら引っ越せバーカと思ってしまう。エンケンばりに「イヤなら出てけよ」だ。
実際んとこは、私が東京から出て行きたいのだ。地方に行くとその土地の空気、ゆるやかな時間の流れ、メシのうまさなどに惹かれてその土地に住みたくなること山の如し。地方都市に住みてえよ心底。
でも東京を離れるのがなんとなく惜しいんだよな。
いいとこいっぱいあるからなー
そして知らないとこも沢山ある。
先日仕事で板橋区に行ってきたけど、板橋のことはなんにも知らなかったんだよ
な。三田線がこんなに長いとも思わなんだ。途中から地上に出るというのも知らなんだ。団地も山ほどあったが、川沿いの風景は工場地帯。
工場の窓から漏れる光が夜の川を照らす。いい光景。
うちのあたりにも川が多い。川沿いには町工場が並んでいたりする。その光景と似ていたのでいいな、と思えたのだ。
その写メール画像を別んとこでアップしたら、「小樽みたい」なんて意見も。
小樽は言い過ぎだろうよ。そんなたいそうなもんじゃねえさ、板橋だもの。
そもそもわたくしは工場や工業地帯が好きなのです。騒音や公害や自然の衰えを憂う意見も多いが、何言ってんだ、工業こそが今の生活を支えてるんじゃネエか。
おめーらの「豊かな生活」の基盤だろコノヤロー、と思う。
町のモンだろうが工業地帯のモンだろうが、工場労働者こそ近代日本最大の功労者だ。今、上流階級だのなんだのほざいてる奴らなんぞちっとも偉くない。働かない奴らはもっとダメだけど。

これまた先日仕事で京浜工業地帯に足を踏み入れたのだが、ここの光景はすごいぞ。日本の中心も世界の中心もどこだか知らないが、日本の重心を支えているのは間違いなくここだ。銀色の要塞がババンと広がる。何本も突き出る煙突に巻きつく膨大な数のパイプ群。絶え間なく吐き出される煙、そしてすぐそばに乗り入れている巨大船。長距離トラックすら小さく見える。壮観。
人間が豆粒にしか見えない。思えない。人間なんぞ大したもんではないのだ。
で、中はもっとすごい。が、中のことを書き出すと止まらなくなるので省略。

東京ってのはこういう光景もあるところなんだよな。
先述のゆるいごった煮人文化と工業化発展文化(文化じゃねえか)が両立しているのが東京のいいところ。しかもそういうものが、全然遠くなくて両隣でも成立してるからね。辺境のあたりばかりだけど。東京も立派にアジアってわけだ。

そのアジアな、愛してやまない東京をもっとも堪能できるのは、京急線沿線なのだと思うのです。
くやしいけれど(うちんとこではないから)座はてめえのもんだ、京急。
空港もあるしな。どの駅から降りても商店街あるし。
そして蒲田あたりには風俗店もあるしな。このバランスの良さ!完璧だなーくやしいけどよー。
本当にいい路線だと思うのですよ。快特のすっ飛ばしぶりは爽快だし(ただし各停はどんだけ待つのか、つうくらい待つが)三浦半島の先っぽは海べりで風景全然違うしな。一番すげえのは京成とのタッグですよ、間に都営線入っているけど。
私鉄タッグの中では最強なんじゃないのか。羽田と成田を擁しているんだものなー日比谷線で繋がってる東急線と東武線のタッグなんて仲悪そうだ。連携プレイは絶対できやしない。


そんな京急の素晴らしさを歌ったのが!
今年の私の心のベストテン第一位!
くるりの「赤い電車」なのですよ!


これ以上の名曲はないね、今年は。
京急のあの歌声もしっかり収録だ。にくいぜ。
私はくるりの熱心なファンではないので、9月に沖縄から帰ってきた際に羽田空港でこの広告を見かけて知ったのだった。
京急および京急沿線に対する愛をビンビン感じる曲だ。
赤い電車はどこかに行くための手段としてばかり取り上げられるかもしれないが、違うんだ、赤い電車が連れてってくれるのは素顔の東京部分なんだ。
岸田氏も「でっかい東京/こんな街もあるんだ/見たことのない景色見せてよ」と言っているからね。
この歌詞を打っただけで心の奥が苦く捩れて、涙腺が緩んでくる。なんでだ。

ああ、この歌って京急沿線以外の東京に対する愛も感じさせるからだ。


飛行機で東京に来た人が最初に見る光景って、この沿線のような海や川に囲まれた労働者階級で庶民的な町並みのはずなのに、なんで皆山手を目指すんだろうな。
そんなのもったいねえよ。
赤い電車や銀色の電車や青い電車に乗って見たことのない東京見にいっておくれ。決して悪いもんじゃないから。


(くるりのアルバムについても褒めちぎりたかったが長くなったので終了)
2005年11月28日(月)

奥田英朗も濡れる港町角

今朝は久々に労働のために満員電車に乗ったんです。

で、私がどうして新幹線や地方のローカル線が好きなのかわかってしまった。
わたしは混んでない電車が好きなんだね。
混んでいる電車が嫌いなんだな。新幹線は混んでいるかいないかがあらかじめわかるシステムだから好きなんだな。今まで新幹線は「酒やタバコ、お弁当などが自由だから」好きなのだと思ってたんですが、それじゃ地方ローカル線愛に対しては説明がつかなくて、人知れず悩んでおったのです。
説明はいらなかったのか。人ごみでーきれーなだけだった。
満員電車に乗るのは本当にアホらしい、と再確認する。
「会社勤めなんてすなわち満員電車に乗ることじゃない!何ほざいてんだよ!」
という声がどこからともなく飛んでくるような気もするが、私は電車を使わない通勤を実現しているのでそういう負け惜しみは聞きません。
何が哀しくて、臭いジジイたちの中に混じらなければならんのか。汚い髪を垂れ流した女の背後に立たなければならんのか。(ほんとウゼーよな長い髪の女)
特にじじいは本当に殺意を覚える。
頼むから屁をこくな。括約筋緩ませている場合じゃねえぞ。
電車に乗っていると、ウンコを漏らす人間というのは自分が思っているよりも多いんだなということがわかる。ちょっと電車に乗っただけで公衆便所みたいな臭いが漂ってくるからな。
以前電車通勤していた頃はそこまで過敏にはなっていなかったんだが、今や立派なうんこ臭ハンターだ。私の推測偏見統計によると、30〜40代のサラリーマンにうんこ臭漂わせるのが多い。会社ではちょっとお偉い立場なのかもしれないが、てんでなってねぇよ。そしてあれって、「漏らしている」ではなく「ちびっている」or「ケツをちゃんと拭いていない」なんだよな。
ケツくらい拭け。ケツを拭かない以上おまえらはウンコなんだよ。

と、またもやうんこ理論を展開しても埒があかないのでヤメ。
奥田英朗の新刊「港町食堂」が出ていたので、読みました。
実は奥田英朗の旅エッセイを読むのは初のこと。「泳いで帰れ」や「野球の国」の存在は知っていた。知っていながら手に取る事に長いこと躊躇していた。

紀行文を読むのは好きだ。
しかし、ほとんどの紀行文は「あ、××行ったんだ、あそこはいいとこだよねえ」くらいの気持ちで通りすぎていくのみ。
なぜならば、自分で言わせて貰うが、漁村だの山奥だの田んぼのど真ん中だのに行く旅を繰り返している私はクオリティの高い旅をしておるのだ。
そうは思わない人が多いかもしれないが、確実に「こんな旅は他の人間は滅多にしてねえんだ!ガッハッハ」というメンタリティに支えられている。
だから観光地三昧も癒しの旅も心底どうでもよいのである。そんな旅全然うらやましくないのである。
しかし、ごく一部の紀行文は私を通り過ぎさせてはくれない。
ヤンキー高校に転校してきた生徒のように足止めをされて転ばされる。
「ひゃー!こんなイイ旅しやがって!俺もこんなところにいる場合じゃねえよ!」
と、私の心という心を掻き乱していくのですよ奴らは。
今更言うのもなんなんだが、私は非常に劣等感の強い人間でございまして。
この場合は劣等感という言葉は当てはまらないかもしれんな。要するに
「キー!うらやましー!」
「チクショー!クヤシー!」
「くそー!俺も負けてらんねえ!」
と思ってしまうんだな、その旅およびその紀行文を書いた主に対して。

なぜならば彼らの旅というのは

・何故その目的のためにわざわざそんなところに行くのか?と思わされる動機
・何故わざわざそんな経路でそこへ向かうのか?という旅路
・食ってばかり飲んでばかりで健康とかネイチャーとか騒がない
・思いもよらないアクシデントに出会う
・思いもよらない出会いに恵まれる
・恥ずかしい経験が必ず盛り込まれている

からなのです。
で、比重として大きいのは「普通じゃ考えられない経路で旅する」と「思いもよらないアクシデント/出会いに恵まれる」だな。
そういう旅をしている人の文章はとても生き生きしていて、なんというか、旅先から帰ってきたその足で新宿だとか有楽町だとかの飲み屋に入って生々しくいろんな話を聞かされているような気分になる。ようするに鮮度がいいのだ。ぴちぴち。癒しの旅やヤラセ満載日曜日の昼下がり芸能人接待旅は永遠に辿り着かない境地であるね。
お土産にキーホルダーだとかかわいい小物入れなんかを渡されるんではなく、絶対日持ちしない特大大福や生魚をどーんと渡されるような気分。それって人によって違う気分でたいていの人は「貰っても困る」なんだろうが、私は「うわー!やられた!」と思ってしまうのである。

で、奥田英朗の旅エッセイは確実に、そういう「ギガウラヤマシス」心を直撃する部類のものであることがあらかじめわかっていたのです。
「野球の国」なんての紹介文なんかこうだからな

>大薮賞作家・奥田英朗が、文化としての野球をキャンプ地から地方遠征を通して描く。
>映画、マッサージ、うどん…。必要な「何か」を求め放浪の旅に出た悩める小説家の行く末は?

もう、闘う前から完敗。うらやましすぎるんだよおおおおおおおお。
嫉妬させんなよおおおおおおお。
しかしわしも紀貫之になりたひ、とのたまう旅人。(うわ、椎名りん子”みたいな仮名遣いしてしまって自己嫌悪)
闘わないで回避ばかりしていてはいかん。やっとのことで手に取って読みました。


言うまでもないことでしょうが、感想

「うわー!やられた!」
「キー!うらやましー!」
「チクショー!クヤシー!」
「くそー!俺も負けてらんねえ!」
「ひゃー!こんなイイ旅しやがって!俺もこんなところにいる場合じゃねえよ!」

(すべて×275ずつ)


だってさあ、旅の条件が
「船旅」
なんだよ。
ひゃー!うーみー!私がもっともしたことのない船旅かよ!
最近地図を見ていてもフェリー航路ばかり目で追っていたから余計に悔しい。
作業員は休みが長く取れねえからな。くーそー。
私の今までの数少ない船旅は佐渡島に渡った時だけですから。ま、この本の中でも佐渡島渡ってらしたが。
大シケにあったり船が欠航したり、たらい船に乗らされたり地元のスナックで知らない人と知り合ってわいわいとしたり・・・なんてネタに恵まれているんだ!
なんて印象に残る旅をできているんだ!

あ、ここまで書いてふと思ったけど、彼の旅で私はクヤシー!ウラヤマシー!と感じることよりも
「おおお、それ、絶対楽しいんだよなあ」とか
「うひゃー!それはしんどそう!まだ経験したことねーや」とか
「遅刻寸前てのは俺もやったなー」とか
共感していることのほうが多かった。
事実、この本に収録されている牡鹿半島の旅はこないだ行ってきたばかりだしな。おしか食堂に奥田英朗も行ったのか!などと興奮したり。
そうか、私はこういう紀行文を読むと小説よりもはるかに感情移入してしまうのだ。むしろ実体験のようにすら思えてくる。
そらそうだ、俺も旅人だからな。
小説家だって工事屋だって変わりやしねえ。旅ってのはそういうもんだから。



でもやっぱり羨ましくてたまらないのです。
わしもこうしちゃおられん。早く旅に出なければな。
直木賞作家なのに二等船室扱いという扱いはいいよなあ。
羨ましいのは旅なのかネタなのか、いやたぶんきっと両方。
2005年11月24日(木)

電波の神様、独りゴッチ

「だめんず・うぉ〜か〜」が映画化されるというニュースを見た。
どんな風に映画化するんだよ!
梅宮アンナ主演か!
今日のヤフーニュースにもアンナと立浪の話が載っていたけれど、アンナすげえな。借金誠意大将軍に無職自称青年実業家、で今度は不倫ですよ。
しかも立浪だ。むしろ勃浪と表記したいくらいだ。

今知ったけど「だめんず・うぉ〜か〜」ってドラマ化されてるんだね。
飯島愛で。しかし内容はただのラブコメだったようでそりゃイカン。



先日、仙台に行った際に秋保温泉に行ったのです。
1200円払ったので元を取らねば、と温泉に3回浸かったり、サウナに長時間入ってガマン大会を行ったりしたので帰り道はフラフラでした。バスの中は寝て寝て寝倒して、気がつけば仙台・・・
ではない。
のどかな秋の午後、乗客はすべて日帰り温泉に入ったり紅葉を楽しんで疲れた人々ではなかったのだ。
私の横の横の座席に座っていた40か50くらいの男性が、ひたすらブツブツと独り言を呟いていたのでした。
停留所の名前はとにかく復唱。それは聞き取れたんだが、あとは全然聞き取れない。聞き取りたくもないんだが。「ああ!×××なんだった!ああ!」みたいなことを言い続け、かばんの中から本を取り出し、「やっぱそうだ!そうなんだよ!」というような調子。
バスに乗っていたすべての乗客が気味悪がって彼のほうは見向きもしませんでした。
しかし、あまりにもうるさいのでチラリと見たのですが、読んでいた本が
「呼吸のしくみ」
という本だったので、おそろしくなってそれ以降見るのをやめました。

これはまあ、特別な光景でもなく、最近独り言を平気で発している人って多いと思うのですよ。
ゲーセンなんか行くといい年こいたオヤジがゲームに向かって「よっしゃよっしゃ〜」「ブッ殺してやる!」などと叫んでいて、世界はおまえのモノではないんだよ、と忠告したくなる。
うちの職場にもひたすら独り言を呟いている同僚がおります。
以前にも書いたメールの署名に著作権がどうこうという旨を加えちゃう人です。
自分の興味のある分野の単語などを次々に羅列し、「ああ、こういうことかあ、これはかっこいいよなー」などと呟く。
そういう人を見ていると「何故独り言を音声化せずにはいられないのか」と思ってしまう。
たぶん
「独り言言ってる、と認識される」→「あの人独り言言ってる、アブネー奴だなと思われる」→「そう思われるのは恥だ」→「独り言、カコワルイ」→「自粛」
という思考回路がないのだろうと思われる。
あるいは「周りが見えない」。他人にどう見られるか、に依っていない。ある意味では潔い生き方だ。けどもやっぱり、独り言はあまり言って欲しくないものだ。
ビックリするから。気味が悪いから。周りに人いるから。
もうちょっと「社会の中のわたし」「周りから見られてる」って部分を意識し
て欲しいものだ。もうちょっと「あ、これは別に音声化しなくてもいいかな」という基準を作って欲しい。逆に「これはどうしても主張したい」というのがあったら学校の屋上からでも世界の中心からでも叫んでいいから。
いつも心に「音声化判断機能」を。

などと思ってしまうんだけど、「独り言を呟いている人について」書くことってタブーなんでしょうか。人権擁護なのかね。今、webで検索したけど「××の独り言」なんていう日記やblogしか出てこなかった。
まあ、webで考えを垂れ流したりするのも立派な独り言なわけですが、やっぱり実社会で実際に音声を垂れ流しているのは違うな。音声化するってのは「対話」「コミュニケーション」すなわち「相手に伝える」手段ですから。
うちの職場の独り言マシーンは、「対話」「コミュニケーション」というのが恐ろしくヘタ。
何がヘタなのかつうと自分の興味のある分野の話は話しっぱなしなのにそれ以外の分野の話はしない。そして相手が話している時は大して聞いていない、聞こうとしない、という具合。
何も「今時の若者は話が聞けない」ということを嘆こうとしているのではない。話を聞かないじじいもばばあも沢山いるからな。
独り言はコミュニケーションではないのだから(発している本人にコミュニケーションをする意思がない)、そういうのが「聞こえる」状態をこっちから断つしかないんだろうか。聞こえない耳を持つ。言葉として捕らえないように努力する。
なんでも聞こうとするから「怖い」とか「アブナイ」と思ってしまうのかもしれない。

でも、独り言って独創性や危機感に帯びているものが多いから、聞こえないようにするのは無理だよなー
聞こえることで予防できる事件もある(はず)。
私が今まで聞いた独り言の中で一番すごかったのは電車の中で
「(ドアが閉まってしまって乗れなかった女子高生に対して)このブタめ!」
「こんなに人がたくさんいるんだから、こいつらを食っちまえばいいんだよ」
「おまえらを喰らってやる・・・ククク」
「まさか、怖いって言うんじゃないよな?このブタどもめ!」
とずっと呟き続けていたビジュアル系のように顔面蒼白でガリガリの表情に乏しい大学生でした。
明らかに病人。
お薬やってたかもしれないな。

独り言を言いたくてたまらない人は、音声にしてしまう前にwebで垂れ流す、というような代理行為をすればいいのに。
それこそ本当の意味での「××の独り言」。数ある日記やblogよりもリアルでいいんではないのか。
でもそういう人に限って、webでも独り言を自分の日記やblogでは垂れ流さずに他人の掲示板やコメント欄で垂れ流して騒動を起こすんだよね。
本当はコミュニケーションしたいんだか、したくないんだかもはや不明。
どちらが相手の言うことを聞かないで独り言垂れ流し続けるか争う、「独り言甲子園」とかやってみてはいかがか。
2005年11月21日(月)

さぶバディ頭ナイト

金曜の夜ですがおフィースにおります。
別に丁寧語ではないです。
ゆえにダラダラした感じの日記を更新したいと思います。
深夜で残ってる時って毎回こんな感じだな。なぜなら脳が煮えているから。



●掲示板に「最近ムラムラするね★」などというタイトルのエロサイト釣り書き込みがありますが、
当方特にムラムラしてません。
サビシー!
などと財津一郎のように言ったりはしませんがね。
人間ってのはだんだん無感覚になるのだね。Jマスシスも「痛みを感じる→無感覚になる」と歌ってたし。


石井さんのサイトで毎年、その年のえがったアルバムや曲、よく聴いたアルバム(新旧問わず)などを選出する「おれわたし的ベスト」が開催されるのですが、去年参加させていただいたわけです。
今年も開催ということなんで、参加させていただこうと家の中でいろいろ振り返っていたのですが
歌謡曲のアナログとかCDを多めに買っている事に気づいた。
「新譜を買わなくなった時点から人は老いる」と昔言われたことがある。その時はまだ19ハタチであったから「俺はまだまだそんな風にはならねえぜい」などと根拠のない自信を持っていたのだけど、なんだもう新譜買う率減ってんじゃん年老いてんじゃんイエー

威張っている場合ではない。

昨日もいろいろひっくり返していたが、
ママレードラグ→五輪真弓→渡辺真知子(たとえば・・・たとえば覚えたぞ)→浅川マキ→54-71(54−71は全然歌謡じゃねえか)→
最終的に行き着いたのは上田正樹でした。
ポワーン
今、日本で一番カコイイのは上田正樹だね。勝手に断言。
(断言するくらいなら何故ポワーンチャンピオンカーニバルに加えなかったのか、自分でも不明)

ほかで今年よく聴いた!で浮かぶのがフェラクティとXTCくらいしかねぇな。
リマスター万歳。
まあ、ぼちぼちと思い出していくとしよう


●そういやママレードラグのミニアルバムが11月23日に発売。
ついでに言うと奥田英朗のエッセイ集が22日発売。あといくつか寝るだけの辛抱。


●細野晴臣氏の細野ハウスなライブが年末に再び開かれるのです。
9月のライブがあまりにもよかったので、あの感動を再び!と思っていたのだけどチケット全然取れないみたいですね。九段会館じゃキャパも知れてるしな。
こーれーはー
来年1月の関西で開催されるほうを狙えという暗示なのか。
関西、行くか。
3カ月おきで行くか。(あ、沖縄も東北も同じ周期だ)


●昨日、訳あって巣鴨で下車したんだけどあのごった煮感はすごいね。
ソープ風俗当たり前。そしてその前を小学生が普通に歩いているのも当たり前。
錦糸町はソープはないからなー。
いや、あるのかもしれないけれど、あからさまに「ソープ」って看板はないよ。


●先ほど急に生理になったのでナプkingを買いに走った。
2個パックで320円という特売に感動して即買いをしてしまったんだが
羽根ナシでした。
どんな罠なんだよ!
まあ、冷静に考えればこの価格で2個パック=羽根ナシなんだけど。
世の女性にとって羽根ナシはあまり需要がないと思うんだけど、実際はどうなのか。
「アタシ、羽根つきなんて絶対ダメ!マジ勘弁!」という人がいるんだろうか。謎だ。


●私の時計はGショックなんだけど、太陽電池方式なのです。
その時計の充電が最近よく切れる。屋外に出る機会があまりないからなー
通勤も往復20分以内だからいくら歩いても充電できない。
携帯の様に寝ている間に充電てのも無理だしな。太陽は俺の敵。敵ではないか。


●>全裸ランニング元監督逮捕 岡山の私立校野球部
>
>岡山県警玉島署は18日、部員に全裸でランニングするよう強要したなどとして
>暴行と強要の疑いで岡山県早島町早島、元私立おかやま山陽高校野球部監督、
>池村英樹容疑者(35)を逮捕した。
>池村容疑者は「『愛のむち』としてやった」などと容疑を認めているという。
>調べでは、池村容疑者は7月初旬の夜、岡山県金光町の同校野球部グラウンドで、
>メンタルトレーニングと称して部員39人に全裸でランニングをさせたほか、
>4月に同じグラウンドで、生活指導だとして1年生部員の顔を平手で
>7−8回殴るなどした疑い。

ああ、すっごくさぶでバディな話だな。
しかしここで逮捕してはいかん。
この後、部員たちが「あいつに制裁をくわえてやろう」って
その監督(クマ系あるいはSG系、体毛濃厚)を輪姦し、ケツマンコを開眼させるというところに行き着かなければ。
そうすれば完璧な実録・田亀源五郎マンガだったのに。惜しい!


●すんごく久々に「ネタ・戯れ言」を更新しました。
現実の日程に追いつくのは一体いつなんだろうか。
http://blog01.yapeus.com/users/maaa55/
2005年11月18日(金)

女川なら狂おしいままに 生牡蠣も食える街角

一ヶ月ぶりに旅に行ってきました。
そろそろ呼吸困難に陥る寸前だったので絶妙なタイミングであったよ。
しかも母連れ。7月の岡山は上司と擬似親子旅行だったけど今度は本物親子旅行でございます。わしも大人になったな。(勘違い)

目指す旅先は仙台。
今年だけで仙台は6回目でございますよ。どんだけ好きなんだ東北。
しかし仙台が目的地ではないのです。
目的地は、女川。女の川と書いて「おながわ」
女川の小学校はオナ小、中学はオナ中なのですよ。まあ奥様ちょっと卑猥。

土曜の早朝から新幹線で一路仙台へ。
とある旅行プランを使ったので指定席だったのだが、MAXやまびこの一階席なんだよな。全然外が見られんつうの。まあ、朝も早かったので寝ていくだろうからまあいいや、と思っていたんだが、隣に座る母のイヤホンから韓流アーティストの歌声が漏れっぱなしでうるさかった。全然寝れねーよ。
そして通路の反対側には北関東訛りの集団がずっと騒ぎっぱなし。
通路にビールこぼしやがって車内がビール臭くてたまらんかった。
テンション下がる下がる下がる。

が、仙台到着後、仙石線に乗り換えたところから俺テンションは復活ですよ。
(あ、親子旅行だろうと車運転できないから電車移動ですよ。母も私も免許持ってるが)
なぜならばッ!



ロボコン装丁の「マンガッタライナー」に乗れたからッ!

いやー狙って乗ったわけではなくホントに偶然。奇跡は起こるもんだな。
親連れでありながらバシャバシャ写真を撮る。このマンガッタンライナー、車内アナウンスもロボコンという懲りよう。
「多賀城は昔、東北の中心地だったんだよ!どう?ボクってくわしいでしょ?ガンツ先生に褒めてもらえるかなぁ」
などという語り草はやや余計な気もするが、ロボコンかわいいのでNO問題。
仙石線は多賀城までならば乗ったことあったんだが、多賀城から先はなかなか風光明媚な路線であるね。すぐ間近に松島や奥松島。晴れていたので水面がキラキラしていて、ああ、これぞ日本三景、などと思う。
余談だが、私は日本三景だと松島と天橋立はすぐ思い出すのだけど後のひとつが思い浮かばないことが多々ある。
答えは宮島なんだけど、なぜか三保の松原が思い浮かんでしまうのだ。
これは「日本三景」と「日本三大松原」が勝手に合わさってしまっているため。
ともに天橋立がランクインしているし、松島も名前に「松」が入っているからなのです。
でも「日本三大松原は何か」と言われるとわかんねえんだよな。三大なんとかって難しいわ。

そんな感じに石巻着。
石巻駅は初めて降りたけどすんごいね!駅すべてが石森章太郎キャラ!
降りたらいきなり仮面ライダーや島村ジョーがお出迎え。
駅の壁には佐武と市!渋い!
駅の上には空に飛び立つ002ことジェット!カコイイ!
イワンやフランソワーズがキャワイイ!
もちろん写メールバシャバシャ撮る。
石巻から女川までは別の線に乗り換えなければいけないんだが、この線が1時間待ちなんでマンガストリートまで歩いていったら!
うおー道にチャンチャンコやジェロニモ、ピュンマの看板が立ちまくり!(すべて手書きなので顔がヘン)
道の脇にさるとびエッちゃんとブクの石像!(わかりづらい)
商店街の人が自分で作ったと思われるロボコン像!その下には「車イスの方の美容室」という看板がくっついていた。意味不明。
ああ、マンガストリートはほんとに心癒されるなぁ。
新潟のドカベンストリート、調布の鬼太郎ストリート、そして石巻の石森章太郎ストリートまできたのだからもっと他のストリートにも繰り出さなければ。
あ、うちの近くののらくろストリートは何度も通ってたんで忘れてた。
全国にはまだまだマンガタウン/ストリートがあるのです。
・富山県氷見市:ハットリくん
・鳥取県境港市:鬼太郎
・福井県敦賀市:松本零士モノ(なぜ敦賀?)
・東京都青梅市:赤塚不二夫キャラ

氷見線と境線はハットリくん列車、鬼太郎列車が走っているから乗りたくてたまらんのです。しかし港町の率が高いね。
と、今調べていたら四国にはアンパンマン路面電車やアンパンマン列車が走っているのか。アンパンマンは絵本の頃の絵のほう(すなわち「あんぱんまん」時代)が好きなんだが・・・やなせたかし漫画で一番印象深いのは大きい帽子をかぶっている子が出てくるやつなんだが、一体なんという名前だったのか思い出せません。内容も不明。でも印象に残ってるんだよな何故だ。


しかし、肝心の石ノ森萬画館には行けなかったのです。
女川行きの電車が少ないんだよ。テツ風に言うと「ダイヤが薄い」ので。
2時間に一本路線の宿命。ま、また別の機会に来て寿司とともに堪能するとしよう。


つうわけで石巻から女川へ。
当然の如くディーゼル車。
しかしまあ、よくもそんなローカル線の旅に親を連れて行くな、などと思われそうだが私の母も元々全国に旅に行くのが好きな人だったのだ。
ザッツ遺伝。
もう30年以上も前の全国旅だから(その頃母は免許持っていなかった)当然ローカル線乗り継ぎ旅である。
石巻線に乗っている間、五能線に乗ったときの話をしていた。くそー乗りてぇぞ五能線。
石巻−女川間も海沿いを走る。松島、奥松島よりも生活感がある海岸線。漁村。
沿岸に集められた牡蠣とホタテの貝殻群(莫大な数)に心躍る。
彼方にブサイクなかもめのキャラクターが見えてきた。女川だ。仙台から1時間半。
女川駅から5分も歩けば海に出る。すんばらしい。港にはサンマ漁船がたくさん泊まっていて、釣りを楽しむ人がズラリ。港で立派に魚が釣れるらしい。
それを横目に我々が向かっていった先は・・・


牡蠣祭りキタ―ヾ(゚∀゚*)ノ―(σ*゚∀゚)σУ◎―!!!!!!!!!
(↑喜びハンパないことをアピール)


無料でふるまわれるカキ汁を飲む。
うひゃー。牡蠣ンマイ!ハンパない!
次は焼いた牡蠣、食って食って食いまくるぞー、と中村ゆうじばりに決心して先に進んだ。
しかし目の前に広がる光景は私の予想に反したものだった。
焼いた牡蠣がモリモリ出てくるものだとばかり思っていた。

現実は違うのね。
網に向かって自分で牡蠣を焼く人たちの姿。
え!?
セルフ?
セルフ焼きってこと?
おめぇに食わせる焼き牡蠣はねぇ!(次長課長河本調)ってこと?


俺、牡蠣焼いたことねぇ!(これも河本調)


ついでに母も焼いたことねぇ。というか、ここで焼いている人、皆自分で焼いたことはないようで、おそるおそるで焼いているのだった。そらそうだ。
なんだこの漁民向け祭りは。
まあ、焼くしかないのだが。

つうわけで中の魚市場で牡蠣買い。
ああ、魚市場ってなんでこんなに興奮するんだろう。ホタテが潮吹いているのを見るだけで「うおー生きてる!ホタテ生きてる!」「カニが泡ふいてる!本物!」と騒ぎ立てるほど。そして片っ端から試食。魚市場に住みたい。「駅まで徒歩20分、魚市場まで徒歩3分1DK6万円」とかあったら借りてしまいそう。
わたくしと母はもうほやが好きで好きでたまらないのですが、もちろんここぞとばかりにほやを食らいました。いや、「ほやを喰らう」と本宮ひろ志風に表記したいほどだ。
おめえら、そんなにほやが好きならば「ほや祭り」に行けよ!と。
ちなみに5月に同じ女川で開催されるんですけどね、ほや祭り。
こんな素敵なゲームもできる。

 
ほやを投げるから「ほやチンコ」
・・・・
ちなみに牡蠣祭りの時もこのほやチンコ板見かけました。使われてなかったけど。

ほやも堪能したが一番うまかったのは「たこチャンジャ」
口に入れた瞬間に「なんだこれ!めちゃくちゃうめぇ!」と嬌声を上げましたわ。普通のチャンジャもたらがコリコリしていておいしいのだけど、たこチャンジャのコリコリ具合は格別。「たこチャンジャ」を作った人は「小倉マーガリン」「抹茶ミルク」を作った人らに並ぶ天才だ!俺認定!

で、肝心の牡蠣ですが、もちろん食べましたよ。
牡蠣は普通に焼いていたら、同じ網を使っていたご家族が「こっち側を上にして焼くといいそうですよ」などとアドバイスしてくれたり、汁が滴ってきたら「こうやって開けるんですよ」と手伝ってくれた。しかしあまり焼いてない段階で食おうとしたら止められたけど。
うまいー
やや海水味でしょっぱいけどたまんねー
やや小ぶりだけど凝縮されててたまんねー
最後の一個が難敵で、貝開かないわ網が熱くて持てないわ自分も炙られているようで汗ダラダラだわだったがなんとか食う。
牡蠣はいくらでも食えるな!自分で焼かなければ!
しかし隣の家族の焼いていたほたてもうまそうだったので、一個買って(ほたては焼いたのが売っていた。何この不公平度は)食いました。
うまい、うますぎる。
私は貝だけ食いたい。理想の生き方。(誇張)

その後、隣にある博物館へ。
この博物館がショボショボ。
入り口で3Dメガネを渡されたので、入って「3Dシアター」を見る。これが、女川だから海の中とか魚の生態とかエンヤートットとかで飛び出す魚!釣竿!一本釣り!が始まるのかと思ったら、リカちゃん人形が子供部屋からシャボン玉に乗ってファンタジーの世界へ行く、というくだらないにも程がある駄作。
そもそも女川と一切関係ねえし。
他の展示物は「養殖わかめの父」「女川漁業の歴史」「サンマ大漁マシーン」
「一本釣り体験ゲーム」など香ばしいものが多かった。
そんなとこに何のために入ったのかというと



わかりづらいが、中村雅俊記念コーナーを見るためなのです。
母がすきなんだ雅俊。3Dシアターのあまりのヘボさに3Dメガネをすぐに返してきてしまったんだが、記念コーナーの入り口には飛び出す雅俊パネルが!
3Dメガネを返してきたことを後悔する母!
雅俊年表を読む前に「外交官になりたくて」だの出身校だのエピソードだの雅俊うんちくを得意げに話しておった。「太陽にほえろ」にチョイ役で出てたと言ってたが年表には載っていなかったのだった。
私のミーハー→詳しく調べないと気がすまないも遺伝なんだな。とほほ。

そして雅俊等身大ハリボテと記念撮影。
愛だけが母を惑わす。ここぞファンの濡れる街角(港町だが)だ。

そしてようやっとメシ。
海鮮にぎりを食いたかったんだが、何をどう間違ったのか海鮮どんぶりの店に入ってしまった。
http://www.h3.dion.ne.jp/~ojika/
これがまたンマイのですよ。
うに丼にはらこ丼にかに丼、そしてカキフライ。
もう死んでもいい!というボリューム。
しかし終わりごろには「もう贅沢しないんで堪忍してください」という気分になるな。しっかり完食したけど。


当然のように帰りの電車は熟睡。
夕暮れの奥松島をうっすら見たような気がするが、それが夢だったのか現実だったのかもはやわからない。
ティーネイジファンクラブの「Alcoholiday」がずっと耳元でループしてるなと思ってたら単に一曲リピートにしていただけであった。


ああ、祭りいいな祭り。
皆行くべきであるよ女川。いいところ。
長くなったので続くかも。続かないかも。
2005年11月16日(水)

エンケン対日本武道館対俺

昨晩は久方ぶりに映画館に行って、チラシを貰ってきたのだが
「ジョージ・マイケル〜素顔の告白〜」なんていう映画が公開されるのだね。
http://www.wisepolicy.com/george_michael/
チラシの裏でコメントしている筆頭がエルトン・ジョンだったのは当然のような感じだが、ボーイ・ジョージに
「公衆トイレでのカミングアウトなんて最低よ」
と言われていたのがワロタ。そしてそのコメントを発しているボーイジョージの外見がすんごいことになってました。美輪明宏も真っ青。

↑これとは微妙に違う画像だったけど。
あー日本にいたらカバちゃんやカルーセル麻紀やピーターらと一緒にはしゃいでるんだろうな。いいとものレギュラーになってそう。

ピーターといえば池畑慎之介で「晴れたらポップなボクの生活」という映画に出るんだそうですね。ホームレスの男性役。これ、原作(原案?)が青木雄二の「淀川河川敷」で共演者がキム兄や板尾というすんばらしさなのに、なんでこんなふざけた175Rみたいなタイトルなんだよ。「ボク」という片仮名表記、そして「ポップ」という言葉についうつむいてしまう。
雑誌「H」じゃねえんだぞ。


で、なんで映画館に行ったのかというと映画「不滅の男 エンケン対日本武道館」を見に行ってきたのです。11月11日で上映終了だというのに終了前日に見に行くダメぶり。もっと早く行っとけアホウ。


いやー・・・






もしも貴方(誰だ)がエンケンの大ファンを自称しているならば
見に行くべき映画である。
エンケンの大ファンだけが見に行け!
ハンパな気持ちで見に行くな!
エンケンちょっと好きとか
エンケン知らないけど見に行こうかなってのは


ド素人は、スッコンデローーーーーーー!!!!!!!!!


という具合になるので行くな!
全力で俺が止めてやる!

もうね、本気でエンケンと心中する気がある人だけが行けばいいんですよあれは。「そういう選民思想ウゼー」と思われるかもしれないが、選民思想とかじゃないから。これ、むしろ、親切心。
世の中にはエンターテイメントな映画がほかにも沢山あるじゃないか。
こいつはあまりにもタイマンすぎる。(not怠慢)
鉄拳とはまさにこれのこと。覚悟がないと最後まで乗り切れねぇ。

↑これ、すべて大げさなヨイショではないから。
親切心であり忠告だから。
あと、この映画に関しては映画という意識で見てはいけない。
タイマンだから。音を上げたら負けだから。


正直、サントラを先に聴いておけばよかったと思った。
そしたらいろいろ覚悟ができていたのに。
とにかく昨日の私は惨敗でありました。甘かった。
何を期待していたのだろう。
期待なんかしちゃダメなんだ!すべてを受け入れなきゃいかんのだ!
自分をグーで殴りたくなるような帰路であったよ。


さて、次は「シェイン・ザ・ポーグス」見に行ってくるか。
こっちはエンケンほどタイマンではなかろう(懲りずに期待)
2005年11月11日(金)

字読みづらい!けどメッセージフォームです


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