| 真面目に語る所による |
日付も上手い具合に変わったんで、真面目に801について語ってみようと思う。 私のやおい遍歴に興味がない人、ついでに実生活の俺を知ってる人は読まないほうがいいと思うが、そこらへんは個人にまかせて。 結局俺は俺でしかないのよ、と開き直るのは逆に逃げなのか。
私が男同士の恋愛の世界を知ったのは丁度中学生の頃だったと思う。 あれは忘れもしない幽遊○書の蔵×飛本を姉が友人から押し付けられた(と本人は言っていたが)のをちらりと見たときからだ。 ちなみにサークルは某大手サークルだった。かのサークルさんはサイバーのアンソロ(その頃アンソロは何故か買っていた)でお馴染みだったが。 しかしあくまでその時点では二次元的、かつ今の俺からしてみればバケツを抱え込みたくなるような甘ったるい少女の幻想であり、実際男同士がどこにナニを突っ込むのかさえ分かっていなかった頃であった。 そして一通りのオタク道を歩みだしたのではあるが、その頃の私の趣向は今の私とは180度違う方向を向いていた。俗に言う「耽美」であり、「少年愛」であったからだ。(しかし初めて買ったやおい系のアンソロはSラムダンクであり、その頃から一押しカップリングは流花であった。) では、どこでどう今の道に来てしまったのか。 実際今で言う所のオリジュネ的な創作に手を出し始めたのは高校に入ってからだったと思うが、その頃の傾向はまだ世間的な性的嗜好であった。 世間的といってもノーマルではなく、ボーイズラブでやおいであったが。 元来飽きっぽい性格の上、一つの物語を完結にまで導いた事がないという私の性格が幸いしてか、その創作の類は途中で終わってるかあくまでネタの一つとして捨て置かれてるかしかしてないが、今見返してみると 不良少年×いじめられっ子 活発少年&内気少年(一人称は「僕」!) などなど、今ならバケツ3杯におかわりもつけられるぐらいの砂吐きっぷりである。 (余談だが上のカップリングは数年後立派に逆カプとして復活した。笑) まぁそれが紆余曲折あり、今の自分の漢好き、野郎好きになったわけだが、その経緯は自らを持ってしても辿る事は不可能である。 多分内田Kおる先生のマンガに出会ってからは目に見えて今の路線に転がってきたわけだが、大学に入る前ぐらいから嗜好は変わりつつあったように思う。 (そんな俺を側で見てきた友人よ、俺がいつから「ケモノ道」だの「逆王道」だの言い出したか覚えていたら教えてくれ。/笑) まぁ今でこそボーイズラブという単語に極度の拒否反応を示す私だが、そんなものに憧れた時代もあったということをただ書きたかっただけなのだ。 だからこそボーイズラブというのはあくまで少女時代の幻想であり、永遠の少年の姿を借りた少女たちのほのかな性欲を満たしてくれるものであると思ってしまうのだ。 こんなことを長々と書いて、果たして頷いてくれる人はいるのかとか、読む人はいるのだろうかとかむしろ嫌な気分にさせてしまうのではないだろうか等色々あるが、たまには真面目に自らについて語るのも悪くないと思うそんな夜である。
そういえば、やおいは強姦も愛に置き換えられるとどこかで読んだが、それを読んで自分がネタとして昔考えていたものを思い出した。 今でこそそんなネタはそうそう多用できないものだが、昔は平気で強姦ものから恋愛へという過程を考えていたような気がする。 しかもノンケで高校生(もしくは未成年)である。それこそ「や」(ヤマなし)「お」(オチなし)「い」(イミなし)ではないだろうか、と自覚して少々考えさえられてしまった。 まぁ実際はそんな話もカップリング次第で(また絵柄次第で)大好きなのだから、自分のノンポリぶりにはほとほと呆れるばかりだが、とにかく若いというのは幻想の中に生きているものだと思う次第である。 その幻想から抜けきれないと、今の私のようになってしまうのだが・・・。(笑)
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2003年07月05日(土)
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