土曜日、近所の公園で夫と娘と3人で遊ぶ。娘は嬉しくてたまらないようだが、カーサン実は不完全燃焼で仏頂面。ひとりで出かけたい気分が高まってしかたない。
夫は相変わらず肩を痛そうにさすったり湿布を貼ったり。
おかあさんがつまらない顔をしていると、家の中の太陽が雲に隠れたようだとよく言うが(言わない?)、この澱んだ空気はカーサンのせいか。
日曜日、これではいかんと夫に買い物に行こうとことさら明るく提案、池袋サンシャインシティに午前中から繰り出す。早いほうがいい、早いほうが空いてるし。
しばらく3人でお店の中を右往左往していたが、夫が娘を噴水広場へ誘導することに成功。素晴らしいサンシャインシティ。ビバ夫。
その隙にカーサン物欲炸裂。気が済んだ。すごいすっきり。
体が温まるまでの午前中が、一日の中でで一番肩が痛いという夫に無理を言っただけのことはある。さすが鬼妻だ。
ついでに百貨店地下へも足を伸ばし、来週の七五三のお弁当の予約も済ませた。電話でも出来るよ、と夫に言ってみたのだが、そうすると引取りの時にお会計を誰がとかでややこしいから今日払っとけと夫。ごもっとも。活かしてこその教訓。
帰宅すると留守電に実家ばばからメッセージ。先日の旅行のお土産があるから取りに来いという。い、今からは無理だ・・・夫が。いえ私も。
で、月曜日、今日娘と実家に行ってきた。
さっき車で送ってもらい、そうだ入園許可を見てよなんて封筒を渡すと、「あんた手続き行ったの?」とばば。
・・・がーん。なんですかそれは。
「入園手続き、11月8日って書いてあるわよ」「入園許可、のところだけ見てたの?まったくもう」「どうしようもないわねー相変わらず」へえ。返す言葉もございません。
明日、どの面でもないこの面下げて幼稚園に行ってきます。とほほ。
朝っぱらからピンポンと呼び鈴が鳴り、速達が届いた。
速達?
さてはスガシカオのイベント申し込みたさに作成しようとしているカード関連の書類か、と思い当たる。年会費無料だしーと頭の中で言い訳しているカーサンまだパジャマ。夫に出てもらう。
戻ってきた夫がテーブルに置いたのは、昨日の幼稚園からの封筒だった。
朝食準備も中断して、早速封を切る。「入園許可」という文字。よかった。娘、来年から幼稚園児だね。朝から嬉しいじゃないか。
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夕方買い物帰りに、マンションの駐輪場で母子3人と鉢合わせた。おや。昨日面接後の午後、公園で遊んでいたら「面接受けてましたね」と話しかけてきてくれた人じゃないか。なんだ、同じマンションだったのか。
娘と同学年になる妹ちゃんの方は3月生まれということで、大丈夫かしらと心配そうにしていた。娘も12月生まれ。体格もそう大きくない。なんとなくわかる、その不安。
おっとりと言葉少ない物静かなお母さんだったよ、と帰宅後夫に報告すると、「ウマが合いそうか」と訊く。そんなのまだわからないよ。お互いちょっとずつ探っているかんじ。
夫は「やらしいなあ」と言うが、あーた考えてもみてよ、同じマンション同じ幼稚園、これでなんかあった日にゃ。
すると「けんかとかしたときに「子どものしたことですから」って言えるじゃないか」と夫。どっちが計算高いんだか。
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昨日の面接後、幼稚園の園庭で娘を遊ばせているときに、ブランコで隣り合わせたお母さんとちょっとだけ言葉を交わした。私ったらこんな普段着で着てしまって、とカーサン。彼女は妊婦さんで、マタニティのワンピースという普段着同士という気安さがあった。マタニティをさっぴいても、子どもの服装が普段着だったし。親がスーツ着れば、子どもも相応の服装になる。
すると「お知り合い同士で(ちょっとフォーマルにしようって)決めてきたってかんじですね」と彼女。
ああ、それは私も感じた。体育館でお互いのスーツ姿を誉め合うお母さん仲間がいたっけ。
ってことは、普段着でうっかり来てしまうような私やあなたみたいな人は、ある意味一匹狼?そうなのか?いやうっかりはカーサン一人だけどさ。
さあ面接。平常運転より1時間以上早く娘を起こす。オメザのETV子ども番組で命拾いする母。ふひー。
指定の時間5分前に到着、まずは体育館で待機。
体育館に入って気付いた。普段着の母子はわたしたちだけ。皆さんスーツなどお召しになっている。こないだの説明会は会場全体がラフな格好だったし、お受験幼稚園じゃないし、・・・あれ?早速やっちまったか?
置いてあるおもちゃで遊んで待つうち、娘は欲しいおもちゃを取られたのなんだのと不穏な気配。いかん、面接までは穏便にコトを運ばねば。お絵かきコーナーに退避。
しばらくして4人単位で呼ばれ、教室へ案内される。
・・・は?テスト?そんなものするんですか?
まずは前列にお子さんが座り、その後ろに母親が座るよう指示が出る。ダメ。娘はカーサンから離れない。いいですよ、と先生からお許しが出る。 教室内には三人の先生。一人が真ん中で絵本を読み、それを聞く子どもの様子を、両端に立った先生二人が採点しているようだ。
読み聞かせる先生の呼びかけに、はきはきと愛らしく反応する隣のお子さんがちょっとうらやましい。娘はカーサンの顔を見上げたり、「あのつみきであそんでもいいの」などときょろきょろしている。
一冊終わると、周囲に用意してあった4つの机にそれぞれ移動。机の上には積み木。先生が指示する色形の積み木を選び取ることが出来るかどうか、というものらしい。娘は無言で指示に従う。ちょっとほっ。
テストは以上。2組単位で面接。
志望動機だの子どもの性格だの家庭での躾方針だのをこなし、園への要望という段になってようやく持病があるという核心に進むことが出来た。
途中までは若い女性の先生一人と話していたが、もう一組との面接を終えた園長が加わって、持病についての説明をする。以前見学したときに副園長に渡した、病気についてのコピー(A3二枚)少なくとも園長は読んでいないことを確信する。一から、いやゼロから説明するのは久しぶりだ。
説明すれば説明するほど泥沼にはまっていく感じ。自分で言った内容をすぐさま否定する、というか、「こんな症状があり得る、しかし滅多にない(或いは”心配ない”)」を繰り返しているうちに妙な消耗感を覚える。
必要があれば主治医から直接説明することも出来る、低血糖以外、特に特別扱いしてもらう必要はない、という2点を強調したつもりだったが、どこまで伝わったかなあ。
余計なことばかりに言葉を費やした気がしてならない(遺伝なのか、食習慣なのか、前歯は虫歯か、云々)。まだお昼前だというのにぐったり鉛を飲み込んだような重い気持ちで帰宅した。
結果は2〜3日で郵送されるらしい。娘は「ようちえん」という響きに心底わくわくしている。彼女の期待を裏切らない結果が出ることを祈るばかり。
幼稚園願書提出日だった。
折りよく雨も上がり、自転車でちゃりちゃりと幼稚園に向かう。受付時間は10時から12時と呑気な設定で、並んだりする緊張感とは全く無縁な園風景である。
明日の面接の時間が書かれたメモと、面接時アンケートなる紙を貰って帰宅。これから記入する。
子どもの性格、健康面での要望、うーん、こういうの苦手だ・・・。
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先週、夫は月曜日から水曜日までの三日間、彼にしては早い時間に帰宅した。肩が痛いのと、その治療に通わんがためである。
そして木曜金曜と午前様。異動に伴う飲み会で、おつきあいだとはわかっていても腑に落ちない。元気にボーリングで3位になってとか言いやが(以下略)。
それで週末うんうん唸られてもねえ。いたわりとはなんかベクトルの違う力の強さでマッサージする妻。あ、痛かった?ほほほ、失礼。なんちて。 日曜日は私も妙に体がだるくて、あれはひょっとしたら天気のせいだったのかもしれないなあ。
また一人になりたい熱が高まっているんだよねえ。
区報を見て「託児あり」という催し物に心動かされるものの、もし低血糖になったら、とかやはり持病にまつわる心配がよぎるし、またそれらを懇々と説明してでも参加したいかと問われれば是ではなし。
気兼ねなく娘を託すことができるのは、今のところ夫ひとりなのである。どうもその自覚に欠けておるなあ、やつは。
雨の中、地下鉄で池袋に行った。
目的は百貨店(←大阪の祖母が好む言葉。私も彼女がこう言うのが好きだ。あと松坂屋のことを「まっつぁかや」と発音するのも大好き。)地下の惣菜屋さんで、お弁当の下見をすること。来月、娘は七五三詣りなのだ。カーサン信じられないよ。
雨でも百貨店地下(しつこい)は結構な人出。濡れた傘と娘、まだ肩痛が残る夫という組み合わせでは長居は無用。何店かでお弁当パンフレットを手に入れ、配送について尋ね、とっとと帰ってきた。あ、さすがにお昼は百貨店の上のレストラン街で食べた。
わざわざ大阪から義父母が来てくれるのだ。「そこそこ華やかな見栄え」を基準に夫と二人パンフを覗きこむ。
うーむ。結局京風のお弁当が一番きれいだ。美味しそうだし。・・・せっかく東京まで出てきて京風とはこれいかに>義父母。
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