| 2004年10月27日(水) |
地震のニュースを見て |
新潟の地震の報道を見るたびに息苦しくなる。
もし自分に今、同じことが起きたら。
家にあるありったけのインスリンその他を持って逃げ出す。
測る回数を減らし、使い捨ての針を使い回し、それらが尽きる前に受け入れてくれる病院を探し回るだろう。
医療的な手段を日常的に必要としている人たちがどうか必要な処置が受けられますように、とどうしても思ってしまう。被害に遭ったどの人も、皆大変にちがいないとは思うけれど。
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母子救出の模様をNHKで一部見ていた。カーサンこういうときはNHKに傾斜する。
ザッピングしてみたら、上空からヘリで中継している局があった。無性に腹が立ってしまった。
むしろ雨の日の方が歩くことに意欲的な娘。水溜まりごとに立ち止まっては念入りに足踏み。晴れの日の自転車なら往復15分のコースを、1時間かけて散歩する。
なにも今日買わなくてもという入浴剤を買い、気分転換にカーサンのと娘のとビデオを一本ずつ借り、香醋の代金を支払いにコンビニに寄る。
ベビーカーにビニールカバーをかけるのを嫌がるようになり、しかも自分の足で歩くのは大儀だった一時期、雨が降るとカーサンため息が出た。天気予報で翌日雨となったら、2日分、3日分の食料を買い込んだもんだ。
「みずたまりがだいしゅきなの」と満面の笑顔の娘。あの頃の君と、本当に同一人物かい。
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ロボコップ夫、さすがに昨夜は早めの帰宅。夜7時についに電気が切れたって、本当はウルトラマンかもしれない。胸がピコーンピコーンて鳴ったとか鳴らないとか。
無言で座布団にうつぶせになり、・・・そのポーズは揉んでくれマッサージプリーズだね。身に覚えがある。ありすぎる。
いつもカーサンが頭痛になると、夫は自らを「ゴッドハンド」と称しぐりぐりとマッサージしてくれる。効くっちゃ効くんだが、ちょっと強すぎることもある。揉まれてる方が文句いうのもナンなので飲み込むことにしているが、ここはひとつ、カーサンの「ゴッドハンド」見せてやろうじゃないの。
私はなでるだけ。押さない。摩擦で手が温まって、ほらほらどうよ、血行よくなってきたでしょうが(鼻息)。「次回からかようにお願いします」とばかりに時間をかけて差し上げる。
「うーん、もう少し下」「ちょい右」「そこじゃなくって」とか指示ばかりしてないで「効いた」とか言えないのかねチミは。
「あーサンキュサンキュ、ちょっと楽になった」という夫をふふんと見て、カーサンちょっと気をよくしつつ、おやおや今度はカーサンの肩が・・・。お互いにさすりあう夫婦>家庭内永久機関の誕生。
家の中にロボコップがいる。って夫だ。 土曜日の朝起きたら肩が痛くてどうにもならないと固まっていた。
私は私で、金〜土の激烈な娘の夜泣きでへとへと。久しぶりに夫に娘を任せてひとりふらりと、なんて野望は早々に挫けた。無念。
家族に痛がっている人がいるって、こういう感じなんだなあと改めて思った。いつも自分が痛がっている側なので、新鮮・・・なわけはない。迷惑とは言わないが、やはり有難くはないもんだ。自戒として覚えておこう。健康第一。
カーサン思うに、やはり夫くたびれているんじゃないだろうか。平常運転時でも平日は最低でも10時過ぎ、加えて異動に伴う諸々で負荷が増え、本人に自覚がない分、体が訴えてきたのではないかい。
ま、カーサン自身を振り返ってみれば、最近読んだ雑誌で「できることしかできない」という一文についついうなづいてしまうほど、あまりに持ち合わせが少ないんだけどさ>体力気力ともに。
一応ストレッチは続いている。というかストレッチで既にいっぱいいっぱい。
全然関係ないけどシャンプーを機能的なものに替えてみたり、あまりに慢性的でもはや鈍感になりつつある大福状の腕足についても保湿ケアし始めた。
内臓的には漢方薬は娘の入院をきっかけにぱったり止めてしまったので、物は試しで香醋を飲んでみようと買ってみた。
できることってそんなかよ・・・>自分。
実家じじばばの膨大な健康志向グッズをもう笑えないぞ。
一階に住んでいて小さい庭がある。猫の額どころが肉球くらいの小ささ。最初から芝生が植わっていた。
芝生なんて持ったことがないので、ぼうぼうに伸ばしっぱなしにしていたが、あれは少し刈り込んだほうがいいのらしい。
「らしい」と推測の域を出ないまま、しかもカマなんて持ち合わせて無いので園芸用ハサミでちょきちょきカットすることにした。肉球大の庭を、沢ガニのハサミで刈るようなもんだ。相対的に庭が広がりを感じさせる不思議。
ぺたりと倒れていた茶色い束を起こしては刈る刈る。向こう半分が冬の芝生らしい景色になってきた。あと半分、あと4分の1、と刈り進み、一番手前の房に取り掛かる。まだ緑色が残っていて旺盛だね君たち。
ちょき、とハサミを入れたらにょろりと極太のミミズがこんにちは。こういうとき「きゃー」と叫べる人になりたいと、中学生くらいから羨ましく思っているカーサン。「うおおおお」という野太いカーサンの叫びで娘はすくみあがり、隣家の坊ちゃんがご学友と遊ぶ声が途絶え、窓を閉める気配がした。
しかもうろたえた拍子に、左手中指のゴム手袋を切り落とした。
何やってんだか。
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補欠幼稚園(いまや本命幼稚園だな)の願書配布と説明会の折、「園長先生からのお話」の中で「入園してすぐのお子さんはお母さんとの離れ際に泣きます。泣いていいんです。少しずつ親離れしていくんです。」というコメントがあった。
というのを付け足しておこうかと。
土曜の夜、夜泣きで起きた娘を寝かしつけてリビングに戻ると、夫が「奥田民生出てるよ」と教えてくれた。おお、「僕らの音楽」だね。
広島から上京してきて最初に住んだ町、と大塚の風景が映る。おお、実家のある町だよ。25年近く住んだ町だ。ひょっとしたらユニコーン時代の奥田民生とすれ違っていたのかもしれないぞ。
見覚えのある町並み、行ったことのあるバッティングセンター、とテレビの前でしばし感慨にふける。
そしてバックのドラマーがやけにかっこいいなあと目が行く。
叩き方がなんとなく似ているような。でも髪型が違うし。しかし出っ歯加減も似ているような。
エンドクレジットを確認すると、やはり沼澤さんだった。あー、かっこいいと思ったよ。そういや奥田民生のバックでHEY!X3に出るという告知をこないだ見たっけ。
一粒で二度美味しい思いをさせていただき、緩んだ顔で布団に入った。でへへへ。タカさんかっこいい(よだれ)。
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