サミー前田 ●心の窓に灯火を●

2004年04月19日(月) 外道+山下敬二郎+ミッキー・カーティス

三十周年を記念し昨年いっぱいの精力的な活動以降、今年になってからは動向が見えなかった外道。急遽、解散ではなく、しばらくライブを封印しますということで、ドラム良ちゃんの地元町田市のプレイハウスにておこなわれたフリーコンサートに行きました。
ゲストの山下敬二郎(!)がモロハコバンぽいバンド演奏をバックに、往年のスタンダードを歌う。「ダイアナ」や「ラストダンスは私に」などを披露しつつ、全体的におはなしの方が長く、父親ゆずりの噺家風のしゃべりには引き込まれた。活動歴は五十年にも及ぶ元祖和製ロックンローラーだが、現在の奥様との子供はまだ小学生で、奥様の母親は山下敬二郎より年下だとか言っていた。外道との関係性が謎であったが、会場のすぐ近所に住んでいるのだとか。1958年のデビューシングルで、エディ・コクランの日本語カバー「バルコニーにすわって」もやってほしかったな。
そして外道の演奏は、いつ聴いても無駄な理屈抜き。本当にカッコイイとしか言えないのれす。この日は去年のライブでなかなか聴けなかった「にっぽん賛歌」「水金地火木土天回明」も登場。ゲストのミッキー・カーティスが外道の演奏で「のっぽのサリー」を歌うのも29年前の拾得以来の事だそう。プロデューサーとしてもミッキーは本当に日本のロックに貢献してるよな、とつくづく思う。
想えば、中学の時、同級生の兄貴に聴かせてもらったのが『拾得ライブ』。七十年代後半、俺の地元では、キャロル、クールスと共に不良中学生が後輩に聴かせる音楽が外道だった。そんな元(?)不良の年輩の人達の姿もたくさん。親衛隊「外道集団」も健在なのだそう。
お洒落や趣味性の強いコスプレ的なあつまりってあるけど、気合も礼儀もないようなヌルイ集いは大嫌い。俺が去年通った外道ライブは、社会的にはどうしようもない連中が年がいもなくやたら熱くなったりできる「集会」なのである。
外道に行くと、気合が入るわけよ。やっぱり気合が入った音楽じゃないとね。




2004年04月14日(水) バーレスクエンジン

しばらくこのコーナー、多忙につきサボってました。もし楽しみにしている方が一人でもいたらごめんなさい。そういえば、ハプニングス・フォーもまだ情報が更新されませんね。事務局さん、その後の活動はどうなってますでしょうか? そろそろライブが見たいと思います。

11日、青山CAYにてバーレスクエンジンのレコ発ライブがあり、共演には小野瀬雅生ショウというグッドな組み合わせで、DJやらせてもらいました。

この日の音楽はDJ含め、歌入りが少ない(笑)。
どちらのバンドも変態かつ強烈なキャラクターと力量。小野瀬雅生ショウはクレイジーケンバンドのファンよりも、四人囃子あたりのファンにみてほしいな。もしくは現在のマッド3とか??? ワンマンでは超長いソロが楽しめるので「テクニックのムダ使い」が見たい方はぜひ!
バーレスクエンジンはスパイ音楽的でもあり、「喋りとかけ声とブルースハープ+インスト」という、歌ものをいっさいやらない演奏でここまで観客を熱狂させるのはすごい。海外進出したらいいなと思う。かつて、前身のブルースバンドを新宿アルタ前で偶然見た事があって、それはかなりの腕前だったのを覚えている。
バーレスクの新作『サムライジャガー』には、「夜の国際ドラマ」というラジオドラマが収録されているCDが付いていて、これがまた素晴らしい。
ラジオドラマに親しんでいたのは、最もラジオをよく聴いていた小中学生時代であるが、聴いてると頭の中に映像が浮かんでくる。無意識に場面を想像していくのだ。バーレスクの演奏もそんなかんじ。タイトルと音を聴いて場面が浮かんでくる。「謎の女シャドー」といったタイトルを聴いただけで、なんか絵がでてきちゃう。
リスナーの想像力を沸き立たせるような音楽が、文化に繋がっていくのではないだろうか。





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