ウェブ日記
2011年12月30日(金) 九州は田舎?
九州は田舎?

先日島原のマクドナルドで食事していたら、 来月から販売予定の期間限定のハンバーガーのチラシがトレイに敷いてあった。 そこには日田市を除く大分県と荒尾市を除く熊本県では販売しないと書かれてあった。 九州は田舎なのか?


2011年12月28日(水) スターバックスへはもう行かない
スターバックスへはもう行かない

日記の話題に困ってしまい、 夜探していたら楽しくないネタを思い出した。

私は14年前から昨年10月までスターバックス--以下スタバ--をよく利用していた。 ドリップコーヒーでずっとお気に入りだったのはスマトラ、 次がゴールドコーストブレンドだった。 シナモンロールは上が平らで生地がパサついていた初期のものが好みだった。 創業者がユダヤ系だったため日本上陸したばかりは年末クリスマス色とは無縁で、 師走の巷の騒がしさをしばし忘れるにはかえって好都合だった。 コーヒーの香りが楽しめないとの理由で初めはパン類や菓子類はスコーンまで冷えたまま出されていたのも、 流石アングロサクソンのお国柄と納得していた。 客の求めるものに応えてサービスの内容は徐々に変わって行ったけど、 気にはしなかった。

昨年10月から住み込みの季節労働を半年やって、 3月上旬無事勤め上げ実家に戻る前上京。 外房の一番お気に入りの日本酒の蔵元を訪問した帰り、 千葉駅で列車を降りたとき巨大地震に遭った。

なかなか鉄道の運行再開の目処が付かないので、 改札を出てスタバで休憩しようと思ったら、 早々と閉店。 やがて終日列車の運転は見合わせになって、 千葉駅から日本橋のホテルまで深夜まで歩いたけど、 途中のスタバもとっくに閉店。

ホテルにやっと着いてすぐ寝て、 翌日その翌日近くのスタバ2店を訪ねたら、 片方は閉店、 もう片方ではスタッフが集まらないとの理由で閉店の旨の貼紙を見た。

こんな非常事態にはカプチーノかカフェラテの1杯はとても欲しいのに… スタッフが1人でも店の前でドリップコーヒーでも淹れられるだろうに。 帰宅困難者のために臨時で深夜まで営業し客を労った店 --そんな店は和食や日本酒の店が多かった--もあったのに…

あの巨大地震以後、 私はスタバへは一度も行っていないし、 もう行こうとも思わない。


2011年12月26日(月) 柳宗理氏死去
柳宗理氏死去

島原へ向かう途中カーラジオで訃報を聞いた。 今グーグルニュースを見たら台湾の新聞社の訃報記事も2件ヒットしたので、 あちらでも有名だったのかもしれない。

彼のデザインの料理用品は2点はうちにあるけど、 見た目は良いけど必ずしも使い良いとは言えなかった。 トングは外見は個人的には好きだけど実際に使うには大きすぎた。 そのうえ滑りやすいと母は言う。 一方柄付きのパンチングざるは直径19 cmと小ぶりなのが最初使いにくいと思っていたら、 意外と重宝。 微妙に凹んだ底が水切りが良くて清潔。

正直彼のデザインしたものは必ずしも私の好みではないし、 実用が追い付いているとは必ずしも言えないのであまり評価できないのだけど、 先駆者--彼の場合は日本の工業デザインの--には誰にも知られない苦労がたくさんあったと察します。 安らかにお眠りください。


2011年12月24日(土) クリスマスはどんな日でしょうね
クリスマスはどんな日でしょうね

ある人達はキリストの誕生を素直に静かにお祝いする。 聖家族を20日くらいずっと飾る。

ある人達は何でこんな寒い日に羊飼いが外をほっついていたのかと心の中でつっこみながら祝い、 飾り付けをしていたら25日までには片付ける。

別の人達はあまり深いことは考えずに騒いでいるうちに日が徐々に長くなって行く。

クリスマスは色んな人達を受け入れる、良い日だ。


2011年12月22日(木) ノーブルとは?
ノーブルとは?

福沢諭吉の「学問のすすめ」の冒頭--これだけが有名だけど残りがむしろ大事--ではないけど、 王侯貴族のような「ノーブル--noble」な身分には何十年も違和感をずっと覚えていた。 この理由もあって私は共和制の国に移住したいと以前から思っている。

ところが歳を取るにつれ、あることに気付いた。 それは、例え私が希望する共和制の国に移住しても、 その国がノーブルな方々をお迎えするときは外交上一般人とは異なる迎え方をしなければならないことだった。 ということは私はどの国に居ても住んでもノーブルな方々と無縁でいられない。

それで一体ノーブルとはどういうことか真剣に考えざるを得なくなった。 日々頭の隅で気に掛かりながら、 ある日ラテン語を独学で覚えていたら、 ノーブルの語源が「知る*」と知った。 「ブル(-ble)」は可能の意味だから、 元々の意味は「知ることのできる」だ。 つまり有名人。 有名人なら古今東西どこにでも存在する。 ならば共存するのは当然。

しかもラッキーなことにこの国には世界一ノーブルな方々が2千年は前からいらっしゃる。 よその国の偉ぶっている(例えば3色の旗の)連中は、 革命など起こして国王を処刑して絶やした野蛮人の子孫に過ぎない。

ということで、明日も良い日を!

* nosco (, noscere, novi, notum)、元々はcognosco (, cognoscere, cognovi, cognitum)、 知る、認識する、学ぶ、面識を持つ等の意味。 英語のknowの語源。


2011年12月21日(水) 古川和男氏死去
古川和男氏死去

トリウム熔融塩炉の研究の第一人者である古川和男氏の死去(今月14日)をネットで初めて知った(読売新聞、Biglobe経由)。 急いで産経新聞を見直したけどどこにも訃報が載っていないようだ。 巨大地震以来日本の原子力発電に関する粗野な報道や論議が悔しかったでしょう。 心よりお悔やみ申し上げます。

著書「原発安全革命」を読んだ限り氏は護憲派で(すぐの)核兵器廃絶を望んでいたので私とは反対の立場ではあったけど、 エネルギーと核廃棄物の処分の問題意識は共通していることを本当に幸運と思う。 核に関する正しい認識と、 既存の原発と全く発想の異なるトリウム熔融塩炉の可能性が遍く伝えられますように。


2011年12月20日(火) 一応メシウマ
一応メシウマ

昨日は号外を見て祝杯を挙げたかったのだけど、 今朝健康診断を受けるためそれができず。 代りに今朝受診後あるカレー屋でトッピングを多めにしておいしくブランチを頂く…でも… 自国民がさらわれたらすぐ軍隊を差し向けてすぐ解決するのに… 10年は海外移住をお預けの、この国の国籍を持っている自分は、 ここを普通の国に少しでも近づけるように自分なりに努力せねばならないのだ。


2011年12月18日(日) 捏造慰安婦問題の苦い思い出
捏造慰安婦問題の苦い思い出

只の売春婦に過ぎなかった捏造慰安婦を象徴する少女像を法律も無視して立てる国の大統領が訪日して議題にしてネットで反感を買っている (例123)が、 この捏造慰安婦問題については個人的に苦い思い出がある。

7、8年ほど前私はある教会に通っていたのだが、 そのときこの問題が教会に通う人達の掲示板でちょっと話題になり、 信者の1人が何の疑いも無く日本が恥ずかしいと発言したのだ。 そのとき私は恥ずかしいことにまだ真相を詳しく知らなかったのだが、 それでも真っ先に思ったことは、 そんな由々しいはずの問題がどうして戦後数十年も経っていきなり出て来たか理由が皆目見当も付かない、だった。 そんな考えが自然なのに。 そこは讃美歌集に平気で「日本は19世紀末頃から近隣のアジア諸国に対して侵略を行い」と前書に書いたり、 スポーツのテレビ中継で国歌が流れたら音を消して聞かない牧師がいたりする教団だった。 そんな所から私がやがて去ったのは言うまでもない。

話はさらに30年以上遡って私はあるカトリック系の幼稚園に通っていたのだが、 年長組のとき、お遊戯等の時間に独りで勝手に遊んで教室に戻ったら誰も既にいず、 代りに黒板に次のように書かれてあった。

ひろのみやさま
あやのみやさま
のりのみやさま

この日は旧天皇誕生日(現昭和の日)の前日で、 シスターの先生は明日が何の日か園児にきちんと教えていたのだ。 この幼稚園は七五三で神父が園児に千歳飴を与えたりするほのぼのした所だった。 ここの修道会の創始者は大東亜戦争中苦労したにも関わらず、 今は国のために働くときと語っていたことを後に知ってむべなるかなと思った。

この国ではカトリックは徐々にでも広まって行くだろう。 でも私は迫害に耐えて信仰を貫くよりは、 信仰の自由を求めて新天地へ逃れ国まで造った宗派を選びたいのだ。 この国では公式に自分の信仰も持てないので辛い…

(12/19加筆)


2011年12月16日(金) 日本は未だカロリーが使われている後進国
日本は未だカロリーが使われている後進国

理科年表にもカロリーは半世紀以上前の時代遅れの単位と書かれているのに。 大人が1日に必要なエネルギーは大体2000(キロ)カロリーだから使いやすいと言う人がいるけど、 それを言うなら大人は100ワット、 つまり毎秒100ジュール消費するんだぜ。 真面目な話欧州でも豪州でも南アでも熱量の単位はジュールだし、 私も何キロカロリーと言われてもピンと来ない。 そもそも1カロリーは何ジュールか決まっていないのだ。

大人が100ワットの熱を出すと教えてもらったのは、 学研の科学漫画で活躍した故内山安二氏画の「コロ助の科学質問箱」だった。 「できる・できないのひみつ」は読者に自分で考えることを求める不朽の名作。


2011年12月14日(水) マクドにて
マクドにて

フィレオフィッシュの遅いランチを楽しんでいたら、 「赤羽からお越しの○○様…」とアナウンスが流れた。 ここは長崎だからむしろ、 「東京からお越しの○○様…」の方がより自然。 暗号の業務連絡だったのかな?


2011年12月12日(月) バブルについての他愛ない考察
バブルについての他愛ない考察

三橋貴明氏のブログを毎日読んでいるのだが、 数日前の「バブル」についての日記は興味深かった。

バブルの始まりは企業の貸借対照表(バランスシート)で土地や株式等の資産が黙っていても増えて営業以外の儲けも無視できないほど増えるときのようだ。 そうなると銀行等から借金して土地や株式等の資産を追加購入、 儲けがますます増え、 この繰り返しが続く、これがバブル。 でも土地や株式にも額の上限が現実にはあるので、 どこかで資産価値が下がり始める、これがバブル崩壊。

バブル崩壊後は企業は資産が減って損失が増える。 負債は残るのでこれを減らすので精一杯。 不況になるので政府が景気を良くしなければならない。

バブルが防げない原因は2つ。 1つは企業は利潤を追求するものだからバブル期に資産の増加を止められないこと。 もう1つはいつどの地域でバブルが「弾ける」のがリアルタイムで分からないこと。

では、もし各地域でバブルが弾ける時期がリアルタイムで確実に予測できるほど十分な情報が、 個々の企業にももたらされたらどうなるのだろう… 政府はずっと小さくなるのかな… 世の中は今は想像できない大きな変化を遂げるのかな…


2011年12月10日(土) 見積もる
見積もる

最近見積もれないもの2つほどに気付いた。

1つは適正な公務員の数。 よく日本の公務員の数は多すぎると言われる。 一方例えば三橋貴明氏はブログでデータを紹介しながら日本の公務員の数は極端に少ないと主張する。 でも日本の人口当りの公務員の数は何人が最適かは誰も唱えないし私にも今のところ分からない。

私も新規就農者になったので農業にはもちろん関心があるのだが、 そこでも見積もれないものが。 それは(市町村での)適正な耕作地と耕作放棄地の面積。 長崎県は耕作放棄地が都道府県の中でも多く、 イノシシ等がそこで増えて問題になっているけど、 耕作放棄地がどのくらい狭くなれば良いのか誰も言わないし私にも分からない。 一見0がベストに思えるけど、 耕作放棄地の中には日当りやアクセス等が悪い土地もあるので、 そこを無理に現役の農地に戻す理由が無いから。 耕作地については、 例えば都市が近くにある市町村なら野菜の供給のため農地が増えるだろうし、 他の産業が盛んな地域なら農地も少なくなるだろうから、 市町村の面積あるいは人口当りの最適な耕作地の面積は違うだろう。 でも具体的に見積もった例はまだ見たことがない。

私がワイン醸造販売だけで生活できるために必要な農地は何ヘクタールと見積もれるのだけど、 それだけの畑を手に入れるのに何年かかるのだろう… 野生葡萄の育種も考慮するとなかなか見積もれないです。

(12/11加筆)


2011年12月08日(木) 開戦の日に
開戦の日に

「太平洋戦争」とは米国の呼び方で、 こちらは「大東亜戦争」と呼ばねばならない。 野生葡萄を採集しに何度か訪れた岬には、 昭和18年建立の御影石の鳥居があって、 その柱には「大東亜戦争必勝祈願」と刻まれている。

でもあの戦争に勝つとは具体的にどういうことだったのだろう? 少なくともあれは自衛のための戦争であり、 アジアの植民地の解放のための戦争であった (玉音放送でも触れられている)のだが。 自衛には失敗したけどアジア諸国は戦後多くが独立、 有色人種も力を持った。 戦時中「欲しがりません、勝つまでは」というスローガンがあったけど、 どうなったら「勝ち」か国民はきちんと教えられていたのだろうか --ワシントンDCやニューヨーク占領とは思えない--? それがはっきりしていたならば、 例えばシンガポール陥落時に講和したりして戦争には負けなかったかもしれないし、 戦後国と国民との関係はここまでおかしくならなかったかもしれない。


2011年12月06日(火) 閉鎖すればそれで良いのだろうか
閉鎖すればそれで良いのだろうか

北大地震火山研究観測センターのある研究支援推進員 が「地震エコー」の観測データより、 東日本大震災と同規模の巨大地震が今月か来月辺り起きる可能性があるとの個人的見解を述べたウェブページが閉鎖されていた。 センターの公式見解はこちら。 地震予測、予報、予知等は科学的に確立されていない(されるかも不明)は十二分に分かっているので、 地震エコーの定期的なデータは更新、ネットで公開してほしいのだが。 もし地震エコーのデータから予測された通り巨大地震が起きたらセンターはどう説明するのだろう… 個人的には地震エコーの観測や研究は続けるべきと思うけど、 研究支援推進員は博士なのにウェブページには綴りの間違いがとても多いのを見ると、 ちょっとだけ不安になってしまいます。


2011年12月05日(月) 昨日は飲みすぎた…
昨日は飲みすぎた…

昨日は久しぶりにウィスキー(コーンウィスキー)を飲んで飲みすぎ。 それで昨日日記を付けるのを忘れてしまった。 ウィスキー単独ならそんなにたくさん飲まないけど、 N響アワーを見ていたら久しぶりにシューベルトの未完成交響曲を聴いて気持ち良くなったのが原因みたい。 いつの間にか番号が7番になったのね。


2011年12月02日(金) 定規とコンパスで加減乗除と開平方
定規とコンパスで加減乗除と開平方

をどうやったらできるか昨日気になって考えた。 きっかけはあったのだけど忘れてしまった。 直角三角形の性質を利用するのかなとぼんやり思ってはいたのだけど、 開平方だけ思いつかなかったのでネットで調べたら、 分かりやすいブログを発見、納得。

自分の言葉で書いてみると、 数は線分--長さの限られた直線とか両端のある直線の意味--の長さで表せて、 これはコンパスを拡げたり狭めたりして拾える。 1つ目の線分を延長しながら2つ目の線分を繋げれば線分全体の長さが2つの数の和になる。 2つ目の線分を逆に伸ばせば2つの数の差が得られる。

乗除の場合はまず基準になる1の長さの線分を決める。 1の長さの線分と1つ目の線分(長さa)と適当な長さの線分で三角形を描く。 1の長さの線分を必要なら延長させて2つ目の線分(長さb)を描き、 互いに重なった相似の三角形を描く。 そうすると最初の三角形で1つ目の線分に対応する相似の三角形の線分の長さがa×bになる。 この作図を逆に行うことで除法ができる。

開平方を作図で求めるには直角三角形を利用する。 直角三角形の直角から一番長い辺に垂線を引くとその直角三角形は相似の直角三角形2つに分かれる。 このとき垂線の長さは垂線で分割された辺の各々の長さの積の平方根となる。 この分割された辺のどちらかを長さ1とすれば、 垂線の長さは分割された辺のもう1つの長さの平方根となる。

加減乗除と開平が作図で求められるから、 二次方程式も解の公式を見ながら作図で解けることになる。 ただし負の数の取扱いを考慮せねばならない。

さてここまでは机上でできることだが、 農地を借りた私は実際に土地を定規(糸)とコンパス(糸と杭)で図って葡萄の樹を植えたり育苗ハウスを建てるかもしれない。 農業を真面目にやるなら実は数学と物理学は必須なのだ。


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