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■ Grossularite.
「this was my life」 そう呟いた声が紛れも無く震えていたのは、震えることは知っていた。涙が流れ、頬を絶えず濡らしていた。やがて疲れて眠りに落ちたとき、頬にその跡がくっきりと残っていたのを、今でもよく、覚えている。
思えば彼の目に映るものは全てが湾曲し、天上は弧を描き、己の足元は砂粒ほどに感じたに違いない。その所為か彼の瞳はいつも上を向いていた。優しく微笑むときでさえ瞳は上を向いていた。それを悲しく感じたことは無い、疲れて肩に頭を乗せたとき感じる温かさ、頬をさするその仕草さえ温かく、目を瞑ればはっきりと思い出すことができる。まぎれもなく、幸福だった。
ひとりになったとき、夜天を眺めてふと思うことがある、あの時彼は天上の弧の中に幾つもの星を瞬かせていたのだ。それが真っ暗な天でも、雲が流れる月がきれいな天でも。
This was my life ... the very vision .
2005年05月18日(水)
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