おちる

ある春の日、真山くんは「人が恋におちる瞬間」を目撃する。
そういうハッとする瞬間に私は立ち会ったことはないけれど、
今日、人が恋におちられる瞬間に出会ってしまった。

私の知らない向こう側ではドキドキしているんだろうな、
今の本人にとっては一世一代の大勝負なんだろうなと思うと
関係ない私もその先行きが気になってしまう。

恋っていいね。
私もおちられてみたい。


夕方まで降下気味の気分だったのだけど、人と会って気分を持ち直した。
自分が単純構造で助かる。
2010年05月30日(日)

iPadに思うこと

世間のiPadへのはしゃぎぶりにうまく乗れないのはなんでだろう。
新聞を読んだりやツイッターをしたりしながら、
騒動に乗れないどころか苛立ちを感じる自分がいることに気が付いた。

これは、iPadで何かが変わるという楽観的かつ無責任な風潮のせいだと思う。
確かに、何か変わるかもしれない。
たぶん、変わっていくだろうと思う。

でも、今はまだ何も変わっていないし、
iPadを持つだけで変わるわけではない。

朝日新聞(2010年5月29日朝刊38面)を読みながら、その思いを強くした。
営業や授業でiPadを用いても機械のインパクトにもたれかかっているだけで
iPadによって何ができるか、新しくできるのかを考えていないように思えた。

アップル様はすごい!と崇めるだけでなく、
それをどう活用していくのかが大事なんじゃないだろうか。

ところで、今の私に関係するのは電子書籍の話題。
大手出版社が挙って動き出していて気持ち悪い。
過去には国産のシグマブックやリブリエがありながら結局ダメになっていて
あの時どうしようもできなかったのに、今さらというのが苛立つ。
ようやく機が熟したという考えもあるだろうが、
できるはずだったことをしてこなかった出版界の動き方は面白くない。

電子書籍化する世界において図書館が何をするか。

本を所蔵し、貸出を行うという自明かつ既存のスタイルは無くなっていく可能性がある。
先のことはわからないけど、今のままのスタイルを図書館が同規模でいつまでも
続けていくことができるかは難しそうな気がするし、
現状が破綻する前に次のステップを考えておく必要がある。
これは図書館員が積極的に考えていかなければならない問題。

今だって、コンピュータの発達により既存のスタイルは脅かされている。
利用者は自宅から欲しい本を探すことができるし、
貸出だって自動貸出機でできる時代なのだ。

現在、そして、未来における図書館員の役割とは何か。

今は、(できているとは思えない節もあるが)人と情報の結節点として作用する。
これはもっとやっていきたい部分。
でも、もっと先。
日々生み出され過多とも言える情報をアーカイブする必要性は増すように思える。
その部分に図書館員の可能性があるのだろうか。
(図書から情報の専門家へ →文化のゼネラリストみたいな?)

メディアが多種変革する時代に生きて、
その変化が怖いけど、同時に面白いような気もしている。
2010年05月29日(土)

昇進という名の

昨日、モラトリアムを発動させた日記を書いたそばから
勤め先のMLが回ってきてその中にさらっと6月からの新体制。

わたくし、昇進のようですよ。

まあ、内々の事情を明かせば、
昇進とは名ばかりの引き受け手の無い職務の押し付けなんですが。

あー、もうっ!!!
今年は論文書くんだから!
演劇の批評だってやってみたいんだから!!
自分のことで精一杯なんだから!!!

とは言えないのが現実ってものです

さ、論文やろ。
2010年05月27日(木)

みらい

この先どうしていいのかわからない。

確かなことは、大学院を出ろ、ってこと。

でも、その先は?


先延ばしにしてきた現実が迫ってきている。
まずい。
2010年05月26日(水)

くびがいたい

寝違え発生。
(根がかりではない)
今日で三日目なのだが、相変わらず痛い。

首が痛いのもいやなのだが
なにより私を苛立たせるのは首の痛みに伴う不自由さと他の部分への変な負担だ。
思うように動けないことに本当に苛々する。

肩こりが悪化していくのにも耐えられない。
あと、頭が痛い。

これって本当に寝違えなんだろうか。
初めてなったからよくわからないのだけれど、あまりにひどすぎる。
2010年05月20日(木)

資格取得のために

本所の防災館にきている。
防災館なんて立川の防災館ができたときに
家族で興味本位で遊びに行って以来である。

何をしているかというと、講習にきているのである。

ここで2日間の講習を受けることにより、
私は防火および防災の管理者となる資格を得るのだ。

消防法で定められ、責任者に必要不可欠なこの資格を
取りに行けと命じられたのだ。

これは今の責任者が引退を希望しており、
身を引くために私を責任者にしてしまおうという
陰謀によるもの。
そんなの、見え見えすぎるよ。


知らないことを知るのは好きだから
かったるいにせよ別に講習は嫌じゃないし、
これで仕事が休めるんならまあ楽しいけれど、
いったい私はどこへ向かおうとしているのだろうか。
それだけが心配。
2010年05月13日(木)

おと な り

つい最近、「おと な  り」という映画も見たのでした。
http://www.oto-na-ri.com/index.html

キャッチコピーは、
「初めて好きになったのは、あなたが生きている音でした」

古いアパートに住むお隣同士の2人。
顔を合わせたことはないものの、壁越しに聞こえる生活音にお互いどこか惹かれていく。
そんな2人の日々の出来事と出会いまでを描くほのかなラブストーリー。
タイトルは「お隣」と「音鳴り」をかけているそう。

主役は岡田准一と麻生久美子。
周りを市川実日子や谷村美月、森本レオなど、手堅い。

途中、私にとっては過剰すぎてノイジーに思うエピソードが入るけれど
それはスパイスと思ってやりすごす。
たぶん、スパイスがないと物語がフラットになりすぎる。

そうくるか!という終盤に驚いたけれど、安心できる結末。
エンディングロールが心地良いです。

見終わってからはっぴいえんどを聴きたくなりました。
2010年05月12日(水)

秒速と女の子

一昨日は「秒速5センチメートル」を
昨日は「女の子ものがたり」をDVDで見た。

「秒速5センチメートル」は新海誠監督によるアニメーション。
(http://5cm.yahoo.co.jp/index.html)

新海氏は上記ホームページで
「我々の日常には波瀾(はらん)に満ちたドラマも劇的な変節も
突然の天啓もほとんどありませんが、それでも結局のところ、
世界は生き続けるに足る滋味や美しさをそこここに湛(たた)えてい」ると言い、
「現実のそういう側面をフィルムの中に切り取り、観終わった後に、
見慣れた風景がいつもより輝いて見えるような、
そんな日常によりそった作品を目指しています」と述べる。

見終わってから読んだのだが、なるほどと思う。
子供の頃の「運命の出会い」とでも言えそうなものを描いた物語。
物語自体は目新しくもなくなにげないものなのだが
桜のように雪のように降り積もる感情が物語に隙間なく叙情を与える。

とても良かった。
自分とは全く関係ない人だけれど、こういう先輩がいることがうれしい。


「女の子ものがたり」は哀しいお話だと思った。
(http://onnanoko-story.jp/index.html)
キャッチコピーは
「シアワセの種は、あなたの中にもきっとある。
すべての<女の子>を元気にする、あの頃の友だちから届いた感動の物語」

でも、率直な気持ちとして、見ても「元気」にはなれない。
底辺の生活から抜け出すことの出来ないところや
それでも得た「幸せ」が悲しい結末を迎えてしまうところ、
「女の子」が現実を打開できなくてさびしかった。

主人公が過去を回想し、前進していくところに希望が見えるけれど
手に職のある主人公だけがなんだかんだと成功できていて
先述したように、友達2人が現実を打開できなかったところが哀しい。

主人公の未来を願って厳しく送り出した女の友情ってすごいね!
といえば、きれいにまとまりそうだけど、主人公の希望の兆しを前面に出して
最後、感動の物語に押し込むその見せ方が気に入らなかった。
だからといって、どうしたら良かったかというのは特にないけれど……。

『ルポ貧困大国アメリカ』(堤未果著 岩波書店刊)、
『ファスト風土化する日本』(三浦展著 洋泉社刊)、
『ケータイ小説的。』(速水健朗著 原書房刊)
などを一緒に読んだらいいのではないかと思った。
2010年05月11日(火)

さがりめ

何もかもやろうとするから疲れる。
そして、何もかもやりきれないから苛々する。
これは心を病んだ人のために的な本の中に
よく書かれていることの一つ。

わかっている。
頭では理解しているのだ。
ただ、行動に結びつかないだけ。
すぐに生き方を変えられるような人間なら
今頃こんなふうになっていない。

とはいえ、
思い描く理想とそれを叶えられない自分の
実際の能力をいいかげんわかるべきなのだろう。

前に突き進むための得体の知れない自信みたいなものが欲しい。
疲れない•眠らない身体が欲しい。
2010年05月08日(土)

ばたばた

連休によりどこかで滞っていた物事が
その恩恵を全くもらっていない私のところに
どっと押し寄せてきて、しかも、暑いし、
おそろしく苛々してきた。
連勤二日目、まだまだ前半なのに、この状況。
悲惨化する自分の先が思いやられる。

妙な混雑、立て続けのレファレンス、
まさかの相互貸借本の到着、月初の綴じ物整理、
業者によるカウンターへのいきなりの機械設置。

なんなんだ、今日は?

誰もいないうちに出勤して、やることやった方がいいかもなー。
このままじゃ、行き当たりばったりでどうにもなんない。

帰り道思うのは、
疲れたねー、と言いあえる人もいない。

なんという孤独。
2010年05月06日(木)

いぶしぎんウィーク

休みがないわけでもなく、
だからといって、連休なわけでもなく、
そんな日々を黄金ではなくいぶし銀と呼んでいます。
そう、そんな私のいぶし銀ウィーク。

火曜は休みで唯一予定のある日。
というわけで、久しぶりに上野へ。

激混み!!!

休日にでかけることがめずらしいものだから、
行楽地が休みの日には混雑することを忘れてた。

公園の噴水広場では、絵本のフェスタがやってて、
動物園は無料なもので人がたくさんいて、
大道芸人がそこかしこにいて、面白かった。

上野のバクは、バクはバクでもマレーバクでなく、
かなりがっかりしたけど、アイアイいたし、
初めての上野動物園は多摩とはちがう面白さがあった。

古本市は月曜までだったのが残念なものの、
せっかくだから根津、千駄木にも立ち寄って
往来堂書店とほうろうさんへ。
どっちも品揃えに癖のある素敵なお店。

上野は空いてるときにまた行こう。

明日から5連勤。
やりたくないけど、やるしかない。

誰かさんの声にいちいち揺さぶられて惑うから
ちくちくとストレスが増えてしまうんだろう。
自分の速さで進みたい。
そういう力、きちんと身につけたい。

誰か、ペースメーカーになってくれたらいいのにな。
2010年05月05日(水)

そらいろのねこ / コギト