横浜トリエンナーレ

横浜トリエンナーレへ。
チェルフィッチュもしくは勅使河原三郎を見ることができると
喜び勇んで行ったのだが混雑のためかなわず。
展示自体にも(私は)魅力を感じることができず
なんとなくくたびれはててしまった。
プラスに物事を考えれば、「(私にとって)魅力がない」と
わかったことが今回一番の収穫だったであろう。
それは直接体験のみがもたらしてくれる結果なのだから。

芸術ってなんだろう。

これが展示を見ながら考えたこと。
ひとつのものが「芸術」となるのはいつなのか。
なにをもって「芸術」となりうるのか。
ガラクタと非ガラクタ。
非芸術と芸術。
その二つのちがいはどこからくるものなのか。
これはテクストにも言えそうな気がする。
決して放っておいていい問題じゃない。
2008年09月29日(月)

読書三昧

今日から授業。
久しぶりだったけどまともな質問ができたのでよかった。

大学の図書館はやっぱり大きくて楽しい。
本の背もぴしっと揃っていて気持ちが良い。
今まで当たり前のごとく使っていたけれど
夏休みの間離れてみて、その素晴らしさを再認識。

念願の『女優の誕生と終焉』を借りてきた。

それから、自宅で読書三昧。
内訳は以下の通り。

誉田哲也『武士道セブンティーン』(文藝春秋)
有川浩『図書館革命』(メディアワークス)
前田塁『小説の設計図』(青土社)
2008年09月25日(木)

ほんわりとざらざら

寝る前にほんわりしたいなあと本棚にある本を見るも
シュールレアリズムやら作家の特集本やら
見始めると心ががさがさしてくるものばかり。
ちょっと自分の趣味を恨んだ。

まいったーまいったーと思って手にしたのは
『ハチミツとクローバー』の最終巻。
その中にある短編集が私の心にヒット。

  1000回ケンカして
  1000回大事な事を忘れかけても―
  1001回仲なおりして

  私たちは
  永遠に向かうのだ

 羽海野チカ「空の小鳥」『ハチミツとクローバー10巻』所収より引用。

こういう関係を築くことができるのなら
恋をするのも悪くないのかもしれないと思う。


ようやく宮沢賢治全集に目を通し終えることに成功。
「注文の多い料理店」などのメジャーなものは
有名なだけあって読みやすいのだが
他のものは文章や物語がざらざらっとしていて
なかなか読むのが大変なのであった。
そして、私は童話より詩が好きなことがわかった。

そんな今日は賢治の命日。
2008年09月21日(日)

書店練り歩き

最近よくやっていること。
それは大型書店をうろうろすること。
何か良い本はないものかと日々探しているのである。

どの書店でも平積みされている本は
きっと今注目されているものだとわかるし
書店によってちがう品揃えがあれば
そこに書店の個性が出ていてとても面白い。

といっても、まだ紀伊国屋本店とサザン店、
ジュンク堂新宿アルコット店しか行っていないから
まだまだ面白味に欠けることはわかっている。
ABCやリブロにも行ってみないとね。

これは何のためかと言うと、
自分が思う図書館にあったら良い本選びのためであり、
同時に現在の出版界の時流を勉強するため。
一石が二鳥にも三鳥にもなったらいいなと思っている。
2008年09月16日(火)

文章のこと

ものすごく久しぶりにウミノさんの日記を読んでみた。
もうなんなんだろね、あのかわいさ。
ああいう自然でほんわりとした文章うらやましい。

文章って一つの個性だから真似するわけにもいかない。
そして、誰かの文章を真似したところで、
それが自分の書きたいことになるのかもわからない。
むずかしいですなあ。

で、文章のことなんだけども。
読みやすさ・読みにくさといったこと
まあ、文章についての諸々のことを考えてみると
あらゆる問題は、

テクストの宛先を意識しているか否か

自己開示のレヴェル

といったことに起因するのかなと思っている。

ちなみに、
当ホームページは宛先をほとんど意識していないし、
自己開示もかなり低いレヴェル。
(いわゆる、書き捨て??)
自他との障壁はかなり高めに設定されているのではなかろうか。
よって、読みにくい、というわけ。
2008年09月15日(月)

理想と文化貯蓄のこと

周りの人を良い気分にさせる人になりたい。
とよく思う。

今の勤め先にも、昨年のバイト先にも
主婦の鑑のようなふんわりとした人がいて
その人の話し方や行動のしかたを見ていると
自分もこんなふうに素敵に生きたいと思うのだ。

それは、主婦になりたい、というわけではなく
物腰やわらかで丁寧、そして前向きなところが魅力的だから。
自己中心的で短期な自分には難しいだろうけれど
少しずつでもいいからいつかそんなふうになれたらいいな。

ところで、今日は今一番期待している劇団からDM。
仕事でげんなりしていた気分が一気に上がった。
文化貯蓄が切れてきたので、そろそろ補充しないといけない。
秋には野田秀樹と岡田利規が控えている。
今は「人形の家」を観に行きたい。
劇評を読む限りではなかなか良いようで。
当日券に並んでみようかな。
2008年09月13日(土)

最終回の季節

蔵書補充をすることになった。
これを機に私好みの棚作りをしてやろう。
というのは言いすぎではあるが、あながち間違いでもない。
社会学の基本文献を増やすつもりだ。
思い切ってギデンズの『社会学』(分厚い)とか入れられないかな。

さて、最終回の季節。
本日は「コード・ブルー」。
これは最初から最後まで見ていた。
その理由は、かわいい子がいっぱいだから(苦笑)

第一話のラストで力強く

「名医になる!」

と言われた時にはこれはどうなんだろうと思ったけれど
話が進むにつれて群像劇の様相が強まったので一安心。
とりあえず、野心ものにはならなかったようで。
群像劇って「それなり」に回収して終わりなのが気になる。
後でスペシャルやればいいのかい!と思ってしまう。

とりあえず、ナースの物語は家族のことや恋人のことなど
いろいろあって良かったし見ごたえがあった。
あと、フェローの結束の過程みたいなところも良かった。
結局は主役と思われる二人よりも脇のほうが好きだったかな。

「ゴンゾウ」の最終回はまさかの見逃しをしたので
今楽しみなのは「ヤスコとケンジ」。
あとは、「太陽と海の教室」。
2008年09月11日(木)

コンプレックス

昔から気になっていることがある。
それは目のことだ。
私の右目はやる気が乏しくてあんまり開かない。
小さなはその開かなさがひどすぎて病院に行ったこともある。
でも、なんともないとお医者に言われそのまま。
右目と左目の差がけっこうなコンプレックスになっていた。
しかも、疲れてくるとその差はひどくなってしまうのだ。
人から「目どうしたの?」と言われるのが嫌で
フレームごつめの眼鏡をかけているというわけだ。
カムフラージュってこと。

しかし、しかしだ。

うちの後輩が何の気なしにそのコンプレックスを
治すことができるかもしれない方法を教えてくれたのだ。
それはまぶたの問題なんだって!!
長年の嫌なところがなくなるかもしれない。
早く専門医のところに行きたいなあ。
2008年09月08日(月)

友達

高校生の時に安部公房と出会い
私の道は決まったようなものだった。
もしもその出会いがなければ小さな頃からの夢を追って
たぶん古墳の研究をしようと思っていたにちがいない。
ある時手に取った『砂の女』が『デンドロカカリヤ』が、
そして『友達』が、あまりにも途方もなくて恐ろしくて
その不条理に虜になったのだった。
そして、その世界を解明してみたいと思ったのだった。
私なんぞにはまだまだわかりませぬが。

そして今度、『友達』が上演される。
演出はチェルフィッチュの岡田利規だ。
観に行かない理由がない。
というわけで、さっそくリザーブ。
安部公房がどのように現代に生きるのか。
また、岡田がどのように演出をするのか。
様々な観点からとても楽しみである。
2008年09月07日(日)

good good

映画「グーグーだって猫である」初日。
友人との遊びがてら観に行ってきた。
原作全く知らず。
予備知識ゼロ。
その分、映画そのものとして楽しむことができたかと。
麻子先生と観客をつなぐのはアシスタントのナオミ。
ナオミというクッションをはさむことによって、
観客は麻子先生にさらに近づくことができるんだと思った。
観ている間に吉祥寺にトリップしてしまうような感覚は
見事なまでに世界観が作られているからなんだろうか。
そっとなぜたくなるような映画だった。

秋風は早くこないかと、ずっと待っている。
かさりと当たる衣の肌触りが恋しい。
あっという間に温みを奪っていくような風。
誰かと手をつなぎたくなるような季節。
枯れる前に発光するかのような風景のあざやかさ。
秋が待ち遠しい。
2008年09月06日(土)

そらいろのねこ / コギト