大仏さま

大仏さまの身体の中は真っ暗でからっぽ。
何もないし、何も見えない。
けれど、私が大仏さまに入るとき、
私は私が暗闇に溶けることに気がつく。
とろりと溶けるのは身体か意識か何者か。
そうやって溶けていった者たちの
声なき身体、身体なき声。
何も聞こえはしないが、ほのかに感じるのだ。
私を包む暗闇とともに滲む輪郭に
温かみと安堵を思い、私は存在する。
2006年11月28日(火)

ほっとする夕べ

赤眼鏡の友人とご飯する。
待ち合わせは仕事帰りに高校の隣町で。
懐かしいけど思い出につながらないのは
駅がすっかり姿を変えてしまったからだろうか。
跡形もない駅前は方角さえわからなくなる。
記憶は薄れていくばかり。

現実も過去も遠く
私はいったいどこにいるのでしょう。

はやく、いかなくちゃ。

2006年11月10日(金)

しあわせになりたい

今日はきっとろくでもない日になるだろう。
なーんてわけもなく思っていたら
本当に良くない1日になってしまった。
言霊?
さすがに1年近く付き合っていた相手の誕生日は
別れてしまっても覚えているものだ。
あー、やってらんね。
そんなことうっすらと考えているから
今日はうまくいかなかったんだなー。
(責任転嫁・笑)

幸せになりたい。

休みの間に貯えた幸せ預金は
午前中に使い切ってしまった。
自分の中から笑顔が消えていくのがわかった。
幸せが記憶の彼方に沈んでいくのがわかった。
何のために生きているのだろう?

日々はあっという間に過ぎていく。
今年の夏の暑さを覚えていない。
だから、せめて秋の紅葉や夕暮れは見ようと思う。
ただこなしていくだけの人生にはしたくない。

人生に悔いなし、と死ぬにはまだ早い。
どんなに人生に嫌気がさしても

最後は笑顔で終わりたいのだ。

悲観主義者でもそう思うのだ。
2006年11月06日(月)

そらいろのねこ / コギト