私のカケラ...me☆

 

 

ショートでも。 - 2007年03月30日(金)

この日の私は、肩くらいの長さのショートにしていた。
1月だったか。
彼と別れを決めた時に、ずっと長かった髪を切ったのだった。
それは彼が前に、長い髪が好きだと言っていたこともあり、決別の意味もあった。

初めてこんなにショートの私に逢ったのだけど、彼は気に入ったのか、それとも私に逢えたことでそんなことはどうでもよかったのか、始終嬉しそうに私を眺めていた気がする。


いつも別れる場所に着いた。路地でUターンして、車を停める。いつもと同じ。

「今日はありがと。気をつけて帰ってね」

「遅くまでありがと。大好きだよ」

引き寄せてキスをしてくれた。
深夜3時過ぎで、車もほとんど通らないが、私は一目も気にせず彼の首に抱きついた。

「もう最後だよ」

「だめだよ。また逢うんだから」

「・・・寂しくさせないで・・・」

「うん。寂しくさせないよ」

「・・好きだよ」

「ありがと・・・」

もう一度キスをして、車を降りた。

窓越しに手を振って、彼の愛車を見送った。

彼に好きだよと言ったのは、何ヶ月ぶりだっただろうか。



 
 このくらいの長さ。
 画像は久々すぎで、UPの仕方忘れてました。




...

幸せな時間 - 2007年03月29日(木)

「大好きだよ・・・」

私に腕枕を差し出し、抱えるようにしてキスをした。

いつものように、すぐに眠りに落ちる彼。

今日は少しだけ寝かせてあげることにした。
今日何時間も車の運転をしこちらまできて、講演会に幾つか行き、私との時間を作ってくれた。
疲れてるのは明白だった。

彼は何も言わなかったけど。
彼がこの日に参加した講演会や講習会は、きっとこちらへ来る口実を作るために色々調べ、予定を立ててくれたのだと思う。
どんな内容だったか教えてくれたけど、どうしても出なければいけないような内容ではなかったから。

ただまだ、私の心はわだかまっていた。
年明けからの数ヶ月を、この一日で治めてしまっていいのか。

でも彼の腕の中では、ただ甘えたかった。

彼の首筋に幾つもキスをし、鼻を摺り寄せた。

彼は浅い眠りの中、甘える私を愛しそうに撫でた。


時間的に遅かったのもあり、2時間しかホテルにいられず、退室を促す電話が鳴った。
眠る彼の唇にキスをすると、目を閉じたまま嬉しそうに微笑んだ。

時間が押し迫っていたので、彼だけシャワーを浴び、私は家で浴びることにした。

まだ離れたくなかった。
でももう、時計は2時半を回っていた。

着替えて、いつものようにキスをし、きつく抱き締めてもらう。

「別れよう」

「なんで?いやだよ。絶対に離さない。これからも何度も何度も逢うんだから!」

「寂しいのはいや・・・」

「うん・・・」

折れてしまうくらい強く、彼は私を抱き締めた。
苦しくて息ができないくらい。

「つぶれちゃう〜!」

「あはは」

彼はまたわざときつく抱き締めた。

「ぎゅー(笑)」

「苦しいー(笑)」

「はは。行こうか」

「うん」

こういう小さなふざけあいが好きだ。

エレベーターの中の短い時間にも、抱き締めてキスをしてくれた。
私の顔を覗き込んで、嬉しそうにする。

「かわいいよ」

そう言って優しく私の頭を撫でた。





...

入り口がお好き? - 2007年03月28日(水)

彼は横たわり、私を自分の上に乗せた。

「自分で腰を振りなさい」

少しずつ体を沈めていくと、彼が切ない声を漏らす。

いつも自分で腰を動かすのは恥ずかしいけれど、彼を気持ちよくさせたい気持ちが強かった。
体を起こし、ゆっくりと上下させたり、前後に擦るように腰を動かしたり。

そのうち彼は堪らなくなり、私の腰を持って下から突き上げる。

「あっ・・・逝っちゃう」

「だめだ・・。俺も出ちゃう」

すぐに抜いて、私に咥えさせた。

私も今日は中に出させてあげることはできないから、お口で逝かせてあげたかったけど、ギリギリまで我慢したせいか、なかなか逝かなかった。

「そろそろ着けようか」

彼が避妊したのはずいぶん久しぶりだ。
当然のことなんだけど、ちゃんとしてくれて嬉しかった。

彼は私の入り口付近が好きなようだ。
いつもあまり奥まで入れず、足を伸ばした姿勢で、感触を楽しむように出し入れする。
そうすると彼の体の幅だけ足を広げるわけで、私の方はかなり足を開かないといけないからちょっと辛い。

最後は足を曲げ、私を抱えるようにして逝った。






...

He`s worried about... - 2007年03月27日(火)

日記を書こうとしたら、いつものように『起きてる?』と彼からメール。
今度の土日は休みと聞いていたのに、夕方にもメールが来た。

明日は家族で出かけるから、早く寝ないといけないのに。
ここ数日、毎晩3時過ぎまでメール。
こっちの方がどうしたのかなって不思議に思うくらい、最近の彼はべったりだ。

そしてなんとなく。
もしかすると、私が週末に主人に抱かれたりしないか・・・。
そんなことを心配して、夜にメールをしてくるのかもしれないと思った。




落ち着いた私は、彼と浴室をあとにした。

私の持ってきたお茶を少し飲んで、彼はベッドに寝転んだ。

「こっちへおいで」

ソファーに座る私に手を差し伸べた。

尻尾を振ってベッドに上がり、彼の腕の中に包まれた。

「ほら、触って大きくして・・・」

「ん・・・いやぁ・・・」

私の手をまだ柔らかい彼のモノへ導き、撫でさせる。
まだ逝ってないせいもあり、すぐに固くなった。

「舐めて」

「いや・・・(笑)」

「ほらぁ。舐めなさい」

「ふふ・・・」

焦らして彼の腕枕でくっついてると、彼が私を押し倒した。

「犯して欲しいの?」

「違うよ・・・」

私の足を大きく広げ、覗き込むようにして私のアソコへ指を突き立てる。

「やめて・・・」

バシャバシャと音がして、あっという間にシーツはびしょ濡れになった。

「あーぁ。こんなに濡らしちゃって・・・」

「だって・・・」

「いやらしい○○○○だね。もっと出してごらん」

更に片足を持ち上げ、丸見えにして中をかき混ぜた。

「明るいよ・・・見ないで」

「全部見せるんだよ。俺のものなんだから」

足を痙攣させ、彼にアソコを見せながら何度も逝った。


...

cry - 2007年03月26日(月)

現在の私と彼。

憑き物が落ちたように、前のようにお互いを求め合う関係に戻っている。

毎日遅くまで何十通ものメールをし、機会ができればメッセや電話したり。


彼は多分。
逢ったことで私の気持ちを再確認でき、自信を持つことができたのだろう。

そして私は離れたことで、一緒に過ごせる時間の大切さを知ることができたように思う。




「痕がついちゃった・・・」

少し嬉しそうに、私の胸に紅くついた歯形を眺めて言った。
私は愛しくなって、唇に軽くキスをした。

「のぼせちゃう・・・」

「そうだね。あがろうか」

ぬるめのお湯だったけれど、結構長く湯船で繋がっていたと思う。
そのせいで、出る時に足元がおぼつかなかった。

「大丈夫?(笑)」

「うん・・(笑)」

また汚れてしまったので、軽くシャワーを浴びようとすると、また彼が悪戯する。

立ち上がった私のアソコへ指を入れた。

「もう・・・きれいにするの・・・」

「足を少し開いてごらん・・・そう、いいこだ」

2本の指を激しく出し入れし、バシャバシャと音がした。
立っていられなくなり、低い浴槽の淵へ手を付くと、私の腰を持ち上げ、そのまままた後から彼自身が入ってきた。

「ずっと使ってやるからな・・・」

「だめだよ・・・もう最後なんだから」

「違う。俺のおもちゃなんだから。何度も使うんだから」

後からガンガン突かれ、お尻を上げていられなくなりしゃがみ込んだ。
彼はやっとまた、優しい彼に戻る。

「大丈夫?」

「もう・・意地悪」

「はは」

彼もしゃがみ、私は彼の首にしがみついた。
わからない。急にこれまで辛かった気持ちが溢れた。

「もう寂しいのはイヤなの・・・」

「うん・・・」

「イヤ・・・」

「うん・・・」

私は半分泣いていた。
彼の前で泣いたことは一度もなかった。
彼は少し驚いて、ただ私の背中を撫で、私が落ち着くまで抱き締めていた。


...

噛まれる - 2007年03月24日(土)

お風呂へすぐ入りたかったのに。
行き着くまでに一時間くらいかかっただろうか。

相変わらず、一人で体を洗って湯船に入っちゃう彼。
ヘンなところ恥ずかしがりやだ。

私も体を洗って、湯船へ入る。
向かい合って座ると、いつものすごく嬉しそうな彼の顔。

「なぁに?(笑)」

「ううん、かわいい♪」

私は笑ってキスをした。

何か、すごく愛しいものを眺めるような。
やっぱり大好きってかみ締めてるような。
この日は彼のこの笑顔がたくさん見れた気がする。

「大好きだよ・・・」

私は彼の首に手を回し、きつく抱き締めた。

「寂しかった・・・」

「うん・・・ごめんね・・」

この時、やっと彼は私の心の内を感じたと思う。
私の体を撫でながら、何度も抱き締めた。
どれだけ私が、彼を求めて、裏切られて、苦しかったか・・・伝わったのだと思う。

「me・・・」

体を少し離し、舌を絡めて胸に触れてきた。
私の手を彼のものへ導き、彼の片手は私のアソコへ。
お湯の中でも、私のアソコがぬるぬるしてるのがわかった。

私の体を少し浮かせ、彼が入ってきた。

お風呂の中でのセックスは不衛生だと思うんだけど・・・でも私はとても好きだ。
体が軽い分、ベッドの上よりも動きやすく・・・自分で腰を動かしてしまう。

「いやらしいね・・・」

「気持ちいい・・・」

彼は湯船に寝そべるように入り、私の胸はちょうど彼の口元で揺れていた。
彼は強めに掴み、口に含んだ。
はじめは優しく舐めたりしてたのに、次第に荒々しくなる。
下から突き上げながら、私の胸を噛んだ。

「んっ・・・!」

何度も乳首を噛まれ、彼が興奮してきてるのがわかった。
そして、ついに容赦なく歯を立てた。
加減などなく、力いっぱい噛み付き、歯が食い込むのがわかった。

「ああぁっ・・・!」

ほんとに痛かったけれど、それによって感じてる自分が確かにいた。



...

二人でいる事実 - 2007年03月23日(金)

お風呂場へ向かう途中、洗面台の前で彼は立ち止まった。

後から抱き締め、鏡を見るように言う。

裸の自分の姿を、鏡を通して見るのがとても恥ずかしかったけど、少しだけ鏡を覗いた。

今、ここに二人でいる。
その事実を見たかった。

鏡の中の彼と目が合った。

「恥ずかしいよ・・・」

振り向いて彼にキスした。

「きれいだよ」

そういうと洗面台に手を付かせ、後から入ってきた。

「あっ・・・や・・」

「見てごらん。感じてるmeがいるよ」

「いや・・・見ないの」

恥ずかしくて後を向いて彼にキスをせがんだ。
彼は構わず立ったまま私を犯し続けた。

左足を持ち上げ、洗面台に太ももを乗せた。
蕾を触ったり、胸を揉みしだいたり。

普段うしろから犯すと、私の表情は見えないけど・・・鏡越しだと全て見える。
私も目の前の鏡がちらちらと視界に入り、喘いでいる自分を目の当たりにして、変な気分だった。



...

意地悪なキス - 2007年03月22日(木)

じゅうたんの上とはいえ、何度も背中を擦られて少し痛い。

覆いかぶさる彼の頬に唇を寄せると、キスをしてくれた。
でも彼はわざと、私からキスをせがむように、唇が触れるか触れないかの位置で舌を出した。
私は寝たままの姿勢で、少し頭をもたげて彼の舌を吸うと、唾液が垂れてくる。

「気持ちいいよmeの○○○○・・・。熱くてびしょびしょで・・・出ちゃいそうだよ」

「だめだよ・・・」

今回は急に逢うことになったから、ピルを飲んでいなかった。
腰を動かしながら、彼が吐息混じりに言う。

「奥に出して欲しいだろう?」

「でも・・・今日はだめだよ。我慢して・・・」

いつも目を閉じて抱かれるけど、この日は目を開け、下から彼の顔を見つめた。
嬉しそうに私を見てた。
私は彼の胸を撫でながら、逝きそうになる彼をなだめた。

「あぁ・・このまま出したいよ・・・奥にたっぷり・・・」

「お願い・・・ね・・ほんとにだめなの・・・」

彼は私の頭を抱えるようにして抑え付け、動かないようにして子宮を突き続けた。

「だめだ、出ちゃう」

そう言ってすばやく抜き立ち上がった。
すると起き上がろうとした私をかがませ、彼自身をつき付けた。
私は迷わず口に含んだ。

立ってる姿勢の彼に、しゃがんで奉仕するのって・・・毎回とても恥ずかしい。上から舐めてるところを見下ろされてるのを感じる。

「気持ちいいよ・・・」

しばらくして、やっとお風呂に入ることに。
ほんの数個留まってただけのボタンを全て外し、裸になった。

彼に手を引かれて、お風呂場へ向かった。




...

床の上で。 - 2007年03月21日(水)

「だめだったら・・・」

「手を付きなさい。お尻を上げて・・・」

すでにぬるぬるになったアソコは、すぐに固くなった彼自身を受け入れる。

『ほんとは欲しかったの』

体が彼に答えてる。
幾つかのボタンを外されたシャツを、彼は後から更にはだけさせ、ブラから胸をむき出しにし、後から犯し続けた。
彼は全裸より衣服をまとって抱く方が好きだ。

しばらくして、私の向きを変えて抱き締めた。

「大好きだよ・・・」

「うん・・・」

頷いて彼の首に手を回し、きつく抱き締め返した。

すると彼が私をじゅうたんの床にしゃがませた。

「何・・?」

わけがわからず彼を見ると、すごくSな顔をしてた。

「犯してやる」

有無を言わさず、私を床に押し倒した。

「こんなところじゃいや・・・」

腕を掴み、足を広げて入ってきた。

「そんなこと言ったって、びしょびしょだよ」

確かに彼が動くたび、いやらしい音がした。

「すごい音・・・」

「いやらしい○○○○だからね・・・。淫乱な人妻・・・こんなところで犯されてびしょびしょにして」

「やめて・・・」

「体は喜んでるよ・・・」

耳が弱いのに、彼は耳を舐めながら、卑猥な言葉を何度もつぶやいた。


...

テレビの上に手をついて - 2007年03月20日(火)

この日の彼は、いつもより執拗に私を責めてた気がする。
半年以上も触れ合えなかったのだから、当たり前かもしれない。

ソファーの上で足を大きく広げ、少し落とした照明の元でも、私の濡れたあそこは丸見えだっただろう。

「恥ずかしいよ・・・見ないで・・・」

「綺麗だよ。いやらしい・・・」

蕾を舐めたり、穴に舌を差し入れたり。
舐めるいやらしい音と、私の喘ぎ声が静かな部屋で響いた。

やっと開放され、お風呂へ入るために立ち上がった。

脱衣所へ行こうとすると、彼は私を抱き締め、アソコへ手を伸ばす。

「だめでしょ・・・」

「こんなになってるのに」

そう言って立っている私の中に中指を突き立て、激しく出し入れした。

「やっ・・あっ・・・」

ぐちゅぐちゅと卑猥な音がする。

「そこに手を付いて、待っていなさい」

そう言いながら服を脱ぎ、ベルトを外す。

「イヤ・・・・シャワーしてからね」

「だめだよ。お尻を突き出して待ってるんだよ」

私は脱いで浴室へ入ってしまおうと、スカートを脱いだ。
でも彼の方が脱ぐのが早く、彼は私に後を向かせ、テレビの上に手をつけさせた。


...

ソファーでの前戯 - 2007年03月19日(月)

「今日はお薬飲んでないよ・・・」

「飲んでないの・・・?」

ソファに座っていた彼は私の足元へ降り、私の前へひざまずき体を撫で回した。

愛しそうに私を見て、私を確認するように名を何度も呼び、抱き締めた。

「大好きだよ・・・」

私はただ抱き締め返した。

キスをしながら、ブラウスのボタンを外していく。
白い下着が見えると、彼が興奮していくのがわかる。
ブラを無理矢理下へ下げ、胸をむき出しにした。

「見ないで・・・」

「見るよ・・・meの全部」

堪らなくなり、彼は私の胸にむしゃぶりついた。私の下半身がしびれるのを感じる。
彼は察したように私のスカートをめくり上げ、ソファの上で足を広げる。

「イヤ・・・シャワーしてから・・・」

無言で彼はストッキング越しに私のアソコに舌をつける。
膨れた部分を強く舐めあげ、彼の唾液と愛液で湿っていくのがわかった。
Tバックの下着だったから、とてもいやらしい光景だっただろう。

彼は顔をあげ、舌を絡めてきた。愛液の味がする。
そして私の胸を強めに掴み、先っぽを舌で転がし、甘噛みした。

また足元へいき、ストッキングと下着を一気に下ろした。

「待って、お風呂入ろう」

「入るよ・・・」

そう言いながら、丸見えになったアソコに舌を這わせた。

「あぁっ・・・」

恥ずかしいほどに濡れたアソコを彼に見られながら、主人との冷え切ったセックスを思い出していた。

『どうしてこんなに違うのだろう』

あんなに離れていたと思ったのに。
私と彼は何一つ変わっていなかった。


...

花魁 - 2007年03月18日(日)

先日友達の家に泊まり、朝まで話す機会があった。

彼女が、かなり不思議な力を持っていて、霊感もかなり強いことを聞いた。
私自身、そういう類を全面的に信じてはいないけど、でもたまに何か感じることはある。

「私、昔遊郭とかにいた気がするんだよね・・・わからないけど、水商売の世界にいたと思うんだ」

「そやで。meは花魁さんやったんで」

私の中の何かがスッと落ちた。
最後のパズルのピースがはまったように、私は自分という人間を理解したような気がした。

「それも高貴な花魁さんやで。しゃなりしゃなり歩いてな、そんなはした金では相手できませんえ〜って、笑顔で言うて」

私は花魁について何も知らなかったけど、調べてみると今の自分と重なる部分が幾つもあった。

舞妓さんのような格好に惹かれたこともあったし、私の中のオンナの部分がとても強く、男性を落とすことが何より得意分野だと気付いていた。

でも私は、それをいつも隠そうとして、認めるのを拒んでいたところがあった。厳しい家庭に育ったので、理性が強いせいだろうと友達は言っていた。

「でも不幸やった花魁さんではないんで。meも平坦やけど幸せな人生送れると思うよ」


全て本当かどうかはわからない。
でも私はまた自分自身が何者かわかり、ひとつ成長したように思った。

そして彼女に彼がいることは話していないけど。
きっとわかっているのだろうなと思った。

彼は通ってくれていた旦那さんだったんだろうか・・・。







...

ことばにできない想い - 2007年03月17日(土)

パーキングは大して離れておらず、すぐに車に乗り込み手を繋いだ。

「時間はまだ大丈夫?」

「うん」

「じゃ・・・いい?」

「イヤ。どこで飲もうか」

「もう飲んだじゃん・・・足らない?」

「うん。あと5杯は飲まないと・・・」

「あはは。だーめ。一緒にお風呂はいろ♪」

待ちきれなかったのか、私の家の方まで戻らず、すぐそばのホテルへ入った。

相変わらず、部屋へ入るとすぐにお風呂を入れる彼。
小さなソファーに座ってると、彼が私を見つけ隣へ座った。

嬉しそうに私を眺め、抱き寄せた。

「me・・・」

きつく抱き締め、何度も何度もキスをした。

寂しかった 寂しかった

言葉にならずただ強く抱き締め返した。


...

階段で - 2007年03月16日(金)

小さなバーで、1時間以上話してただろうか。
外に見えた時計はもう12時を回っていた。

「どうする?もういっぱい飲む?」

「ううん・・」

彼は飲めないのに、まだ飲むのは悪い気がしたし、彼も二人になりたがってるのがわかった。

「出ようか」

「うん」

ちょうどカウンターに、別の常連さんが一人来ていた。
彼に手を引かれ、お店を後にした。

細い階段の踊り場で、彼が立ち止まった。中2階というカンジで、お店からも下からも人の目がない。
私の腰を引き寄せ、抱き締めてキスをした。

「ホテル行こ・・・」

「行かない・・・」

「何で・・?抱きたいよ・・・ほら」

甘えた声で耳元で囁く。
コートの中に手を入れ、ウエストや胸を撫でながら、舌を絡めてくる。
私の足に、固くなった彼自身が当たっていた。

でもすぐに階下から人の笑い声が聞こえ、離れて何事もないように降りて行った。



...

映画館が。 - 2007年03月15日(木)

彼と歩いた場所は彼も私もかなり久々で、お互い歩いてる場所がよくわからず、二人してどこだっけ?と探りながら歩いた。

そして彼は前に来た場所を探していたようだけど、目標としてた映画館が見つからない。そして気が付いた。

「映画館ここだったよね・・・もしかしてなくなっちゃってる?」

「うそ〜。そう??」

私が学生の頃などによく来た、昔からある映画館だった。
でもなくなったことは知らなかったので、ちょっとショック。

見つけたお店は小さなビルの3Fで、怪しげなドア・・・。でも入ってみると、こじんまりとしていていい感じ。
入れ違いで客がお店から出てきて、店内の客は私達二人だけになった。

彼は車で飲めないので、コーラを頼んで・・・私は好きなカクテルを選んだ。
バーテンさんがカクテルを作るのを見るのが好きで、じっと見てた。

乾杯をして、彼も私のカクテルを一口味見。

「結構きついよ」

「本とだ・・・」

とても静かで落ち着いたお店だった。
窓際の席に向かい合って座り、とりとめもない話を、ポツポツと話した。

お互い話していなかった話題が幾つもあって、近況を報告したり。
好きな本やテレビ番組の話をしたり。

長く付き合っていても、初めて知ることはたくさんあって・・・。
もっと日常的に、こうして話ができたらいいのにと思った。


...

思い出の場所 - 2007年03月14日(水)

「このお店知ってる?」

高台を走りながら、ある店の前を通ると彼がふと言った。

「ううん」

それは、あるアーティストの曲の中で出てくるお店だと教えてくれた。
古い曲で、私は知らなかった。
すると歌うのが苦手だと言ってた彼が、少し口ずさんでくれた。
聞いてもわからなかったけど、嬉しかった。

そのお店のそばに、大きな公園があり、昔来たことがあったのを思い出した。
18才くらいのときだったか、当時の彼とお弁当を持って訪れたのだった。
馬の頭を撫でたのを思い出した。

「この公園、馬がいたっけ?」

「そうそう」

やっぱり、お互いの共通する場所があることって、とても嬉しいと思った。
お互い別の人とだったとしても、同じ時期に行き来したわけではないとしても、クロスする場所があったことが不思議だけど嬉しく思う。

見慣れた大きなビルのそばまで来ていた。
夜景がきれいな場所でもあり、一歩入ると下世話な繁華街。
それでもなぜか安心する場所だ。

「車じゃなければ飲みに行けるのにね・・・」

「そうだね。でもどこかでお茶でもいいよ」

とりあえずパーキングに車を停めた。

お店を探し歩き出す彼の後についていくと、彼が手を差し出した。

暖かい、いつもの大きな手を握りしめ、夜の街を歩き出した。



...

smile at me - 2007年03月13日(火)

うまくは言えないけど。
二人でいて、ホッとした時に見せる、彼の表情。

嬉しくて仕方ない。
そんな感じで、何度も私を見てたのが、とても印象に残ってる。





ドライブする道は、いつも彼の気分で、お互いの地元である街を走る。

信号待ちで、彼はやっと私の手を握った。今日の車はマニュアルのため、ずっとは繋いでいられないからだ。

その間、彼が隣で私を見てるのがわかった。
視線を返すと、嬉しそうに、私が変わらずにいたことにホッとしたように、微笑んでた。
私もつい微笑み返してしまう。

すぐに信号は変わり、手が離れ、また信号で手を繋ぎ、ドライブは続いた。










...

nothing changed - 2007年03月12日(月)

「こんばんは」

今回の帰省は彼一人だったので、久しぶりに彼の小さな愛車だった。
古くてガタガタいう彼の車にまた乗れて、とても嬉しく、車内やフロントなどじっと眺めた。

「どうしようか。ドライブに行こうか」

「うん」

「今日は遅くなって大丈夫なの?」

「うん。大丈夫」

「どこに行こうかな・・・」

何ヶ月もの不安定だった関係などなかったかのように、変わらなく彼の車に乗り込む自分。
そしていつもと変わらずに、ドライブへ誘う彼。

どうしてだろうと考えながら、夜の街を眺めた。




...

7ヶ月ぶり - 2007年03月11日(日)

彼がどんな用事でこちらへ来るのかは聞いていなかった。

昼頃こちらへ着いたとメールが来て、本当に逢えるのだとやっと実感が湧いた。


私も夫が仕事で、帰宅してからしか出られなかったけれど、彼も用事を済ませてから実家に向かったようで、更に出る時間が遅いようだった。
結局いつものように、私から彼の実家近くに出向いた。

『9時半から10時の間に着くようにするよ』

そうメールしてあったけど、乗り換えの関係で10時に着くようになった。
電車であと一駅のところで、彼からまだ着かない?とメール。
いつも自分は平気で1.2時間待たせるくせに。

駅に着いて、いつも待ち合わせる本屋さんの前で、7ヶ月ぶりに彼と逢った。





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浮かぶ景色 - 2007年03月10日(土)

首に手を回し きつく抱き締める

「寂しくさせないで」

何度も何度も 頬を摺り寄せる

「別れて」



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確かめるために - 2007年03月08日(木)

彼の行動は、たいがい読める。

そして多分彼も私の反応を理解してる。
それが悔しくて反発してるのだけど。


土曜日に彼がこちらへ来ることになった。

もう何度も裏切られてるから、本当に逢えるのかはまだわからないけど、逢う約束をした。

逢いたいからというより、彼の気持ちと、自分の気持ちを確かめるために。






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INDEX
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