Another garden


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2003年07月08日(火) 月夜


*この内容は前の続きなので、最初にココを
 見た人は、一つ前の日記から見てください*

2月に彼と再会してからは、もう彼と会うことは
無かった。本当は2月半ばに研究室の研究発表会が
あったのだけど、彼は実家の都合で参加できなく
なってしまって。あとで、その謝りのメールも
(研究室のメンバー全員に)来たのだけど、先輩
(前々項参照)のことや院生旅行で浮かれてたのも
あって、私も返信してなくて。でも、どっかで
ちょっとそれを後ろめたく思ってた。彼は、今
大学近くの市内で小学校の先生をしてるんだけど、
彼の教採合格も卒業も勤務先の内定も知りながら、
どれ一つ、ちゃんと「おめでとう」って伝えて
あげられなかったから。お互い今まで仲良くやって
来たのに、きちんと祝福しなかった自分に対して
ちょっと自己嫌悪して。

でもそんな時、ちょうど研究室の先生が、彼と
卒業式に一緒に遊びに行ったことを話してくれて。
もちろん先生は、何気なく話しただけなんだろうけど
なぜだか無性に彼に会いたくなって。彼と一緒に
遊びに行った先生に対して、軽い嫉妬さえ覚えた。
何故だかわからないけど、どうしてもこの人と
一緒に居たい、彼じゃなきゃ嫌だって想いが急激に
込み上げて、気が付いたらメールしてた。

其れから何度か彼とメールをして。
5月の連休、3ヶ月ぶりに彼と会った。
久し振りに会った彼は全然変わってなくて。
一緒に食事した後、そのまま彼の家に行って、
セックスした。

今までこんな風になったことはなかったし、初めての
ことだったんだけど。でも、自分でもきっとどこかで
彼とこうなることを期待してんだと思う。私は、彼が
求めてくれるなら其れで良いと思ったし、何より
私が彼を好きで望んだことだから良いって思えた。
だから、「今日は帰らせませんよ」っておどける彼に、
思わず私も素直に「じゃあ、ぜひ」って笑えたし、
お互い言いたいこと言い合えたし。むしろ私の方からも、
沢山甘えた。

ちなみにここから先は、ちょっと…な話になるので、
嫌な人は、*部の下まで読み飛ばして下さい。

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服脱がされてる時も、キスしてる時も、
妙に冷静にそれを受け入れてる自分が居て。

ただの都合が良い女なのかもしれないけど。
でも彼に抱かれてる時、純粋に、あぁ、今、
私はこの人と繋がってるんだなぁって思ったら、
すごく気持ち良かった。ごく自然に彼の背中に
手回して、何の躊躇いもなく喘いでる私は、
むしろ精神的にすごく満たされてるんだなって、
ぼんやりと思った。

もし彼が自分本位なセックスをしてたら、
もっと違ってたのかもしれない。でも彼は、
すごく優しくしてくれた。私には何処までが
ベッドサービスなのかわからないけど、それでも
始終、私に「どうしたい?」って聞いてくれて。
途中何度も「本当に良いの?」って私の身体も
気遣ってくれた(実は4日目だったので)。
終った後も、後始末のこととか私の名前を
呼ばなかったことを「ゴメンね」って言ってて。
私の体液で汚れた彼の手や身体を見たら、一気に
さっきまで一生懸命、愛撫してくれた仕草が
浮かんで。思わず「私ばっかり気持ち良くなって
ごめん」って言った。もちろん彼は、そんなこと
ないよって言ってたけど、でも、それくらい
私には幸せだった。

布団に入った後も、彼の方から「せっかくだから
くっついて寝る?」って言ってきて。このまま夜が
明けて朝になったらどうなるんだろうって思うと、
もどかしくて一睡も出来なかったけど、寝返りを
打つ度に、ぎゅって私を抱きしめる彼を見てたら
すごく愛しくて。譬えどんな形でも、私を求めて
くれるんなら其れで良いやとも思えた。

彼に愛撫されてる時も、
「今までこうやって何人の男落としたの?」って
攻められて。私は黙ってそのまま身を委ねてたけど
内心では今日が初めてだよって叫んでた。実際、
今まで、こんなに素直に自分から甘えたことや
求めたことは一度も無くて。さらに追い討ちを
かける様に「他の男じゃ満足できなくなるよ」って
辱められた時は、思わず「それでもいいよ」答えてた。
私だって彼とは、もう変な駆け引きはいらないと
思ったからこそ、自分からも求めたんだろうし、
そう考えたら、本当に心の底から、他の人なんか
どうでも良いって思えた。

前から、彼は自分の方に一定以上の好意がなければ、
寝ないって言ってて。まぁ逆を言えば、その好意さえ
有ればセックス出来るってことなのかもしれないけど、
それでも譬え一時でも女として欲してくれるなら、
何も無い、ゼロの関係よりは良いと思った。

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ただ、やっぱり私と彼は付き合ってはいない訳で。
もどかしいけど、今もまだその関係は変わって無い。
もちろん、彼は私の気持ちも知ってるけどね。

だから、この間、彼と電話をした。
彼が好きだってこと、彼女になりたいってこと。
もう一回、ちゃんと伝えたかった。

ただ彼は今、仕事(小学校の担任)のことで夢中で。
現時点では、私のことを好きとか嫌いとか言えないし、
その中途半端な状態で「付き合おう」っていうのは
私に対して失礼になるからって言ってて。

私も、彼にとって仕事が大切なのは、近い将来、同じ
職業に就く立場から考えても、よくわかるし、実際、
現場に行くと実感する。私だって、特に就職直後は、
「仕事か恋愛、どっちかを取れ」って言われたら
返答に困ると思う。というか、むしろどっちか一つに
なんて絶対決められないと思う。だから、今、彼に
「付き合って」ということは、追いつめてるような
気がして、心苦しくて。ただ、その一方でこうやって
会えない間にも、彼女が出来たら…って思うと不安で
堪らなくて。彼は今、仕事で一生懸命だからこそ、
十分、人を惹き付ける魅力をもってるんじゃないか
って思うと、心配で、居ても立ってもいられなくて。
その気持ちを彼に話したら、なぜだか急に涙が出てきて。
泣きそうになって、自分でも「何、泣いてるんだろ」
って動揺した。と同時に、いつの間にこんなに好きに
なってたんだって思った。

そしたら彼は、「今は好きな人いないから」って。
「彼女が欲しいって思うような気持ちになったら、
ちゃんとその時、好きな人のところに行きます」
って言われて。さらに、「余程のことが無い限り
僕の方からは、嫌いになってとは言えない」って
言ってくれた。

自分でも馬鹿だなぁって思うけど、でもちょっとだけ
嬉しかった。何時どうなるか解らないけど。でも、
当分は彼のことが好きなんだろうなと思うし、
想って居たい。

とにかく、今は早く夏休みになって。彼に会いたい。



2003年07月07日(月) 白い鎖


こんばんわ。3ヶ月振りの更新です。
表の日記で、「いずれきちんと書きます」
って言って、結局ずっと書けてませんでした。
でも本当、何をどう書いて良いのか解らなかった。
書きたいことは沢山あって、ふとした時に言葉が
溢れ出しそうになるのに、いざ文章にしようと
すると書けなくて。そんなのを繰り返してました。

まず、あれから好きな人が出来て。「profile」の
恋愛ジャンキーQ&Aとかを見た人はわかると思うけど、
研究室の後輩。といっても、向こうは浪人してるから
同い年なんだけどね。私が院に入学した時、ちょうど
学部の4年生で。新歓の時から、すごく話しやすくて
楽な人だなって思ってた。しかも、お互い彼氏・彼女が
居ないってこともあって、入学当初から、先生とか(!)
周りにも「付き合えば?」みたいに、よく茶化されてた
んだけど、初めは全然意識してなかったんだよね。
今思えば、むしろ其れで惚れるのも悔しいとか変に意地
張って否定してたくらいだったんだけど。

去年の夏くらいかな?私が研究室の合宿を取りまとめてた
こともあって(結局、合宿自体は中止になったんだけど)、
彼とも個人的に接する機会が増えて、気が付いたらけっこう
仲良くなってた。夏休みは、二人でご飯食べに行ったり、
カラオケ行ったりもして。9月には一緒に合コンもして。
その辺から、ちょっとずつ彼のことを意識するようになった。

なんだろうな、話しててもメールしてても、この人と居ると
楽しいのはもちろんなんだけど、それ以上にすごく楽だなぁ
って思って。ありきたりの言葉だけど、何でも話せるって
言うのかな。院の友達には言えないことも、彼には素直に
自分の気持ちとか思ったことを話せるし、今もそれは
変わって無くて。正直、私は見栄っぱりだから、軽い嘘を
ついてしまうことがある。だけど彼だけには、たぶん他の
誰よりも嘘をついてないと思う。それくらい心地良くて。

9月の合コンは、本当はお互い出会いを求めてってことで
開いたはずだった。はじめは、彼もけっこうノリノリだった
(少なくとも私にはそう見えた)しね。でも、実際終わった後
聞いてみたら、そうでもなかったみたいで。合コン自体は
楽しかったみたいなんだけど、企画当初に言ってたような
張り切ったアプローチは誰にもしてなかった。

さらに、その1週間後くらいかな、彼から電話があって。
前に携帯日記にも書いたのだけど、唐突に「今度バーに
連れてって」言われて。「あんまりそういう店行ったこと
ないから、行ってみたいんですよ」って…。びっくりして
思わず、あとで「もしやバーに連れて行きたい女のコでも
出来た??」ってメールしたんだけど。「いや、全然
そんなんじゃないですよ」って返信が来た時は、戸惑った
半面、やっぱりちょっと嬉しかった。

結局バーの1件は、親のことで彼が急に実家に帰らなきゃ
いけなくなったり、私も学会で徳島に行ったりしたので、
流れちゃって。おまけに、表の日記にもちらっと書いた
けど、研究室の他の4年生と先生の仲が決裂したことも
あって、授業とかで会う機会は無かったんだけど。
不思議と彼とは、その後も校内で何度か会って。
その度に一緒に帰った。

去年の12月の終り、学科の資料室で卒論の追い込みをしてた
彼と一緒に帰った時、ふと、あぁ、気が付けば、もう何度、
彼とこうして帰ったのかなぁってぼんやりと思った。実は
その時すでに私は、もう先輩(前項参照)を初詣に誘おうって
決めてたのだけど、一瞬、ホントに先輩にアプローチして
後悔しないかな…って思いが過ぎったことを覚えてる。
あの時の彼のちょっと遠くを見るような、真っ直ぐな目と
白いフリースは今でも、はっきりと焼きついてる。

それからしばらくして、彼と会うことは、もう無かったの
だけど。年が明けて2月の半ば、偶然にもまた研究室で
再会した時、あぁ、やっぱりって思った。かなり傲慢かも
しれないけど、私達は切っても切れない縁があるんだなぁ
って。前に女優の寺島しのぶが、元・恋人の市川染五郎の
ことを雑誌に告白した時、「彼は私にとって、切っても
切っても切れない、ヴァンパイアみたいな人だったんです」
って言ってたけど、当に私にとっての彼もそうだと思った。

それなのに。
今は、こんなにも恋しくて。もしかしたら、気が付いたら、
彼が何処か違うところに行ってしまいそうで、切なくて。

とりあえず長くなってしまいそうなので、続きは次に。


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