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2009年04月30日(木) |
ベトナム・カンボジアの旅(3日目) |
ベトナム・カンボジア(アンコールワット)6日間の旅 三日目は:
早朝ホテルの周辺を歩いて朝のベトナム風景をスナップすることにした。
ホテルの窓から前の家の様子を写したのがこれ↑ 地震がないのでレンガを積み上げた建物にモルタルを塗った建物が多い。カビがはえて黒くなっている。 あとはトタンばり。
写真手前の後姿の女性は天秤棒で売り物を運んでいる。 アオザイを着ている人は少なく、ホテルの従業員などばかりだった。 日本人が着物を着ている人が少ないのと似ている。
道端にこうして天秤棒でかついできた荷物(たべもの)を広げて商売している。
パジャマ姿の女性が品物をのぞいている。野菜は豊富。ゴーヤ料理が苦味があっておいしかった。とうがらしがどの料理にも入っていてぴりっとからい。
ちまきを売っている。画面右端の女性は朝ごはんを売っている。こうした露天で売られているごはんを食べている人がおおくびっくり。
この人は魚を売っている。 見ているとドラマが展開された。 とおりを一台の車が通りかかったときそれはおきた。 しゃこやえびを売っていたこのおばさんは車を見た瞬間、ざるを三つ一気に抱えて逃げようとした。魚の料金をもらったまま。料金を払っている客は少しも騒ぐ様子がない。 逃げようとしたおばさんは車が警察の取り締まりでないとわかったとたん、何事もなかったように、また、ざるをひろげて魚を売り始めた。 これを車が来るたびに繰り返されてみていた私も今度の車は警察じゃなさそうよなどとおばさんにおしえてあげたりした。 いつでも逃げられるようにして売っているおばさんたちと庶民のたくましさはここベトナムの朝の風景の中に当たり前のようにとけこんでいた。
日本のキャノンの看板の下で繰り広げられる天秤棒姿のベトナム風景。
ベトナムは間口の広さで税金をとられるので上へ上へと伸びていく建物。
見たこともない筒状のきせる(?)で煙草を吸う人。珍しそうに見ていたら、すうか?とキセルを差し出された。すってみようかと「思ったけれどやめておいた。
朝ごはんを売る女性。綺麗な人だったけれど恥ずかしがって横を向いてしまった。 右の天秤棒のなかに蒸したご飯がはいっていて、左側におかずがはいっている。 この朝ごはんを庶民は喜んで道端で食べていた。
道端で売られる朝食を食べる庶民。
はすの葉を広げてそこに蒸したご飯(黄色い)を広げ、そこにトッピングのおかず少々とココナッツを削ったものをたべていた。これを包んでお弁当にもっていくひともいた。
ベトナムへきて一番驚いたものはこれ!↑蛇のとぐろのような電線。 何十とある電線が上空に垂れていて、もう落ちそうになった電線はこうして無造作に束ねられてむきだしのままくくりつけられている。 感電する人はいないのだろうか?台風のときはさすがにこの電線でしぬひともいるとか。デンキをひいていない家もあり、敷設された電線を勝手に失敬して自宅に引いているひとがいたり、お金持ちがひいたデンキに料金を払って自宅にひいているひともいるという。戦後の日本もこんなだったのだろうか?
ベトナムで黄色の建物は国の建物だとか。 この美しい建物はフランス統治時代に建てられたものだろうか?美しいアールヌーボーの建物だったので思わずみとれた。
早朝からジルバを踊っているひたち。
パジャマ姿で露天で朝食を食べているところをぱちり。
ここまではベトナムハノイでの朝の風景だ。 昨夜の水上人形劇場まで歩きながらの朝のスナップ。 ここまで約40分あるいた。 朝の集合時間に間に合うように、ここから輪タクを拾ってホテルまで帰ろうとチャレンジ。年配の輪タクおじさんを見つけてホテルまでの地図を見せると、地図の見方がわからないらしい。英語も分からない。 そこへ英語が分かるらしい別のりんタクがきて、ホテルの道なら分かるから自分の輪タクに乗れという。いくら?と聴くと一人5ドルだとふっかけてきた。バカ言っちゃいけないよ。この「ろこ姐さん」をしらねーな?と言ってすたすた歩くと、後ろから追いかけてきて4ドルにするという。「あんたね。味噌汁で顔洗ってでなおしておいで!」と「ろこ姐さん」は言ってまた歩き出すとまた追いかけてくる。 そこで「ろこ姐さん」はおもむろに着物の裾をまくって(?)こういった。 「1ドルなら乗ってやらないことはないよ!」と。 すると剣幕に負けた輪タクの兄ちゃん、じゃあしようがない。1ドルにするから乗ってくれと云う。 そこでまた「ろこ姐さん」は言う。「あんたじゃなくてあの年寄りの輪タクじいさんのに乗るならいいよ」と。 するとさすがにベトナム。年寄りを尊重する国。 先の地理の分からないじいさまに道を譲った兄ちゃん。「あんたいいところあるじゃないか!」とほめて年寄りの爺さんの輪タクに乗った。 爺さんはホテルまでの道が分からないので日本人の私が、ベトナムの現地人に道を教えながらホテルまで輪タクに乗って無事帰った。
ホテルへ着いて現地ガイドさんにそのいきさつを言うと「1ドル」とまけさせたなんて聞いたことがない。すごいなあとほめられた。 なにしろ週末の市場のおばさんとのやりとりで鍛えられた腕。
楽しい朝のベトナム取材(?)を終えて一行と共にホーチミン廟へ見学に。 4月30日はベトナム解放の記念日。 ベトナムは休日。 ホーチミン廟は1969年亡くなったホー・チミン氏の遺体が安置されている。 なんとホー・チミン氏の遺体は冷凍保存されていて、4月30日の独立記念日にはその遺体に実際お参りできるというのでベトナム各地からたくさんの人が参拝に来る。 ちょうどその日にあたって、ものすごい行列を目撃。私たちは参拝せず外観だけを見学。
参拝客の行列。赤い旗は鎌と鍬でロシア共産党の旗印。 こちらの赤い旗。星のある旗がベトナム国旗。
ベトナムのお坊さん。
一柱寺 一柱寺は11世紀、李朝時代に建立された仏教寺院。はすの花を模してつくられており、その名のとおり、本道が一本の柱で支えられている。
バスに揺られて森のようなレストランへ行き昼食。
美しい南国の花が咲き乱れる森のようなレストラン。
レストラン内部と男性従業員
お腹がくちくなったあとは、ベトナムともお別れ。 ベトナム航空にのり、一路カンボジアへ。
カンボジア・シェムリアップ空港到着。
2009年04月29日(水) |
ベトナム・カンボジアの旅(2日目) |
2日目はホテルを9時に出発して雨の中、ハノイ近郊にあるハロン湾クルーズに。 ホテルの朝食は豪華。
「フォー」という麺類がものすごくおいしかった!!! 熱々を一人一人、目の前で作ってくれる。
湯葉のようにお湯の中に浮き上がってくるものすくいあげてその湯葉に野菜類を包んで食べる。
ホテルの前庭になっていたバナナの木。 いたるところバナナの木があって、食後のデザートもバナナ。青くても熟していてねばりけのある赤みのある黄色いバナナはおいしかった。
ハロン湾クルーズに。 ハロン湾は青い海面から大小幾千もの奇岩がそそり立つ世界遺産の湾。 ハロンとは「龍が降りる地」と云う意味。 風光明媚さは素晴らしくかすんで見える大小の奇岩は”海の桂林”と呼ばれる。 ハロン湾クルーズの醍醐味はその奇岩の間をぬうようにめぐるところにある。
漁船。 へさきに網をはって魚を捕る漁。
忠犬ハチ公に似た岩
ハロン湾にある大きな島に上陸して鍾乳洞を見る。 日本の鍾乳洞と違って山の上を登って444階の階段を昇リ降りをしてついたところが鍾乳洞。日本のように寒い風穴などなく、蒸し暑い洞のなかは石の塊がカーテンのようになっている。
ライトアップされた鍾乳洞。
鍾乳洞をでたところで店を開いている人がいた。
ここで危なさそう(不潔)だったけれど、(きたないなたで椰子の実を切っていたので)椰子の実を買って飲んでみることにした。二つで3ドル。 甘くて飲みやすかった。
また船に乗ってハロン湾をクルーズしていると、突然海賊船が近づいてきた。 あれ〜!自衛隊の船はどこ?などと言っている場合ではない。 小船にのった海賊船!海賊は勝手に我々の船の船べりの窓を開けてものを売ろうとする。 海賊と云うほどでもない。ただの物売りだ。ほっ!!
しばらくして水上生活者が営むいけすの船に寄ってみることにした。 赤いシャツの男性はベトナムのガイドさん、TIENさん、日本名を進さん。私は彼をしんちゃんと呼ぶことに。
かぶとがにとシャコ。 ここの生簀で魚を買って船で料理してもらうことが出来るが、なにしろ生簀の水が汚くてとても買う気がしなかったが、韓国や中国の人はじゃんじゃんここで買っていた。
生簀を離れてまた船にのり、船の中で海鮮料理の昼食を食べることにした。
二つの奇岩はハロン湾のシンボル。雄鶏と雌鳥の形をしている。 小雨が降る中をハロン湾クルーズは終了。
今度はベトナムが誇るバッチャン焼きの陶磁器村を訪問。 秀吉の頃、このベトナムの陶器は「安南焼き」と珍重された美しいブルーが好まれた。 絵付けをしている人。
バッチャン焼きの陶磁器店が並ぶ道。
バスにのり、またハノイへ。
ハノイ市内はものすごい数のバイクがひしめいていて、信号はあってもなくても同じ。青でも赤でも突っ走るバイクや人で危険!危険! 事故は20万円の罰金。人を轢いても20万円。轢かれ損。気をつけないと。
ハノイ市内、ホアン木エム湖に近いレストランで夕食。
あたたかい蟹のスープ
デザート。
レストランをでてから「水上人形劇」を鑑賞。 「水上人形劇」は水面をステージにして農村の生活や伝承などを操り人形で演じる伝統芸能。 水が張った舞台のすだれの後ろ人間がいてそこから長い棒の先につけられた人形を水に浮かべてあやつりながら人形劇が演じられる。
桃太郎のようなストーリー。
フィナーレはすだれの後ろの人間が出てきて拍手喝采をあびて終わり。 人形劇にかかせない音楽は生演奏でベトナム独特の胡弓のようなものや独自の楽器と笛が東南アジアの音曲を奏でていて素晴らしかった。西洋の音階とは異なった音が体の中を心地よく流れ同じアジア人として懐かしい音だった。
水上人形劇が終了してホテルで就寝。ホテルは窓がなく国営のみじめな宿だった。 部屋に入るとすぐ蚊に刺された。 ここの蚊はデング熱をおこす元といわれていて慌てて薬を塗った。
2009年04月28日(火) |
ベトナム・カンボジアの旅(1日目) |
今までの旅といえば、欧米を中心に40回以上、20カ国をめぐってきた。 しかし、アジアを知らないで過ぎるわけには行かない。 そこで憧れのベトナム、カンボジア(アンコールワット)の旅を決行。 いつもはひとり旅、二人旅を楽しんできたが、ツアー旅行を楽しむことにした。 ツアー客20名(名古屋、静岡の客)の旅。
中部国際空港を午前11時半にベトナム航空にのり出発。ハノイ到着14時20分ちゃく。時差は2時間。運航時間5時間半。
ベトナム・カンボジアは雨季に入ったばかり。思ったほど暑くなく気温27度 。長袖シャツを着て充分。 豚インフルエンザの為、空港で健康カードを提出させられた。
空港からバスに乗って約3時間揺られてハロン湾へと向かう。
空港からの景色は50年〜60年前の(?)日本の風景と言った感じのひなびた光景が広がっていた。
田んぼと牛と人。田んぼには牛が鍬を背中にくくりつけられて引き、田んぼは機械はいっさいなく、人手で耕され、苗を植えるという農業。 ベトナム戦争による戦死者が多かったベトナムは9000万人の人口の60パーセントが35歳以下だという。 93パーセント農業国だったベトナムも今は60パーセントに減少。 3ちゃん農業に変化。かあちゃん、ばあちゃん、ジイチャン。父ちゃんは出稼ぎに。 18歳から28歳まで徴兵制。 猫や犬を食べると聞いてぎょっとなった。 たがめや昆虫もから揚げにしてたべるという。 よその国の食文化について自国を基準にどうとかこうとか判断したり批判することは出来ない。 日本も戦後は犬を食べていたのだから。
人件費は安く中国が一人3万円のところ、ベトナムはその半額だという。
空港を出ると直ぐに道端に牛があるいていた。
ベトナム戦争で枯葉剤による奇形として生まれた「ベトちゃんドクちゃん」についてはベトナムではあまり話題にならないという。なぜかというと彼らはベトナムではほんのわずかの存在でそれ以上に枯葉剤による被害者が多いということだった。 それをきいて胸が痛んだ。 傷痍軍人も国は何の保障もしていない現実。 一番悲しいことは、彼らのような傷痍軍人は国の為に働いたのに、障害者になった今、疎まれて働く場がないということだった。 そこでベトナム楽器を習って観光客相手に施しを得ることでしか生きる糧がないことだった。 戦争って何だ?!
バスに揺られて3時間。レストランに着き夕食。 早速ベトナムビールを頼む。ハノイビール3ドル
料理は海鮮鍋。
牛肉をテーブル中央の丸いおせんべいのようなものに「包んで食べる。
しゃこのからあげ。 シャコの味がせず、からが口の中でごそごそしておいしくなかった。
海鮮鍋は魚介類(いか、魚、はまぐり、香草、キャベツ、白菜)をいれ、残ったスープにメンをいれ、さらに残ったスープにご飯を入れておじやに。
まあまあの味に全員ほっとする。 水はホテルの水でもどこでも決して飲んではいけないとくれぐれも言われて全員注意。歯を磨くのもミネラルウオーターで磨いた。
いよいよハロン湾に着き、ホテルの前は墨絵のようなハロン湾が広がり、彼方には巨岩がかすんで見えた。ホテルの部屋は全部屋オーシャンビュー。 素晴らしく豪華なホテル。
ホテル。
ホテルの前には公園があり、入場は有料だが、4月30日はベトナム解放の記念日のため、お祭りが開かれる。綺麗なテントが広げられて色々な店がでて、ショーの準備があった。ここで夜、マンゴーをネギって買った。1ドルでおいしいマンゴーが4つ。
テントの中で繰り広げられているショー
ベトナム少数民族の民族衣装を着た老婦人。まだ着ていなかったのに、カメラを向けた私の為に衣装を着てくれてポーズをとってくれた。ありがとう!(カムオン)
夜疲れたのでマッサージを頼むことにした。 マッサージ専門店で70分2千円(送迎つき)。全身マッサージをしてもらった。 名古屋の女性親子連れの方とつれだってでかけた。 大きな部屋にはソファーが並んでいて、熱い湯ににおいの良い花が浮かべられて足湯に入り。足のマッサージから。顔はきゅうりパックをしてくれ、念入りに全身まサージ。最高に気持ちよかった。 若い男性の力強いマッサージで全身揉み解してもらって3人とも快適な時間をすごした。 ホテルにもどって入浴してばたんきゅー! ベトナム一日目は終わり。
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