お気に入り・選抜映画感想日記
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 僕のピアノコンチェルト

監督 フレディー・M・ムーラー
出演 テオ・ゲオルギュー

生まれつきIQが高く、ピアノの天才的才能を持つ少年。でも彼は人となじめず、試行錯誤をくりかえす。そして、自分のすすむべき道を見つけていくのだった。

わーーーい!!
やっと、素敵な映画にめぐりあえました〜

よくあるピアニストになるための、試練物語と思ったらぜんぜんちがくって、
自分を模索する一人の少年の姿が丁寧に描かれていました。
唯一、心を通わせる、おじいちゃんと、大好きなベビーシッターの恋人?が
とても、よかったです。

天才児に期待する、母親など、取り巻きもすごくリアルです。

天才ならではの、豪快な活躍ぶりも<株でもうけるとか、演奏とか>
実に爽快で気持ちがいい。
それが、また子供だからなおさら。

よい映画でした。

☆☆☆☆★




2001年06月03日(日)



 愛おしき隣人

監督 ロイ・アンダーソン

それそれのシュチエーションを並べた群像劇。繋がりはあったりなかったり・・・。

あーー! やっぱり、
「カンヌ」「ある視点」・・・と、知ったときから、こーなるとは予感してました。
私、愛称悪いのよね。カンヌのある視点って。
ー好きでないー。

でも、案外、この作品は嫌味がないので、いやな感じありませんでした。
舞台装置を思わす背景、人、家具、写るものすべてフォーメーションとか綺麗で
魅力的。役者の立ち位置なんかも考えてるって感じでいいですね〜
まさに、舞台。
フェリー二みたいですね〜。
もしかして、私この監督好きになったりして・・。<?>

それに、唄・音楽で救われた感じです。

↑DVDのパッケージになっている
イケメンロック歌手との結婚のシーン、象徴的でよかったです。
窓の外には歓声を送る人々、列車のような家・・・。



2001年06月02日(土)



 Mr、ブルックス

監督 ブルース・A・エヴァンス
出演 ケビン・コスナー  デミ・ムーア

紙箱会社の社長。勤勉な成功者の裏の顔は、完璧な犯罪者・快楽連続人魔。サスペンス・スリラー

ケビンが殺人鬼でデミが刑事という、意外な役どころ。
同じく作品もチト風変わり。

ケビンってこんな顔してたっけ? と何度も目を疑うぐらい妙な感じ。
アラン・リックマンに見えたのよね〜。でも、怖い感じは充分に◎。
デミも刑事役ぴったり!!! 今まで観たデミの中で一番自然。
久々にぶっとい!寸胴のウエスト見れたし<苦笑>なんせ、彼女骨太女ですから。
私はこの方、色っぽいとか可愛いとか思ったことないのよね。
なのであばずれ役はまあいいとして、恋愛映画のいい女役にはいつも違和感あったのです。

話しは、淡々としていて、淡白。
二重人格で、根っからの天才殺人鬼を説明するだけの
作品という感じ。

サスペンスとしてのはらはら度はなく、ブルックスが殺人魔になる経緯、原因もまった解らず
<なんせ、殺人の動機はDNAらしいので>
人間ドラマも、葛藤も説明程度で深みなく、よって、「ふーーん」って感じで見てましたが、、

しかし、ラスト、怖かった!! 
ちゃんとオチらしきものあり。

ーDNAって怖いわ〜ー  という1点を押し出している点は成功してるかも。

「いろんな方法で、今も昔も沢山殺してきた」って、ブルックスのセリフ、怖かったです。
いったい何人殺したんだ?


2001年06月01日(金)
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