ビリヤードしようぜ!初心者歓迎★番外編★...金の字

 

 

A hundred miles - 2001年12月31日(月)

何気に、テレビをつけたら「天国までの100マイル」をやっていた。

もう既にストーリーは後半にさしかかっていて、息子が母を鴨川まで搬送するシーンだった。

だが一番好きなシーンには間に合ったみたいだ。
街道沿いのドライブイン。
心臓を患った母を気遣い「冷房を切ってくれますか」と客や店の人に懇願する。
トラックの運ちゃんやタクシーの運転手の人達の心遣い、優しさ。
多分、この人達も自らの“オフクロ”に苦労をかけた過去があり、母を背負ってきた、見るからにクスブリの息子に自分の姿を重ね合わせたのだろう。


涙腺がジワッときた。
映像で感動したわけじゃない。小説のそのシーンを思い出し、ついついウルウルしてしまったのだ。


以前、二十歳の女の子と呑んでいた。
「Kさん、お母さん好き?」と聞かれた。

何かの本で「女の子に嫌われる男のタイプNO.1はマザコン男」と書いてあったのを思い出し、少し言いよどんだ。

言いよどんでいたら、その娘に「好きって言いなさいよ!お母さん好きって素直に言えない男はだめよ!」と半ギレで怒られた(彼女は酔っ払ってたんだけどね。ただその一言で俺はその娘のトリコになった)。

まぁ・・・二十歳の女の子に説教される三十男というのもサマにならないけれど。
でも、そうだよな。確かにその通り。

男は二人の女を幸せにしなくてはならない。

母親と、そして惚れた女。

来年の抱負、という訳じゃないけれど。
少し、努力します。










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WINDY CITY - 2001年12月30日(日)

ベッドの中でまどろんでいた。
寒い朝・・・甘露の味わいの素敵な眠り。

突如、ドアをノックする悪魔の音。
おふくろだ。

なんだろう?
おふくろにドアをノックされて起きるなんてもう何十年も無い。
高校時代でさえ無かった。


「ちょっと来て〜!風でウチの庭の白樺が傾いてお隣の家の屋根を直撃してるの〜!切り倒さなきゃならないの〜!」


・・・最悪だ。


五分後。
吹きすさぶ寒風の中に俺は立っていた。
防寒具はつけない。こうなりゃヤケクソ。

叔父と一緒に白樺にワイヤをかける。
お隣の屋根に倒れ込まないように俺がワイヤを引っ張り、叔父が根元にノコを入れる。


なんだかんだで作業は終わった。
だが、起き抜け・極寒・肉体労働の三点セットは俺の身体に多大なダメージを与えた。

筋肉痛。

シベリアの強制労働に従事された旧日本軍の兵隊さんは毎日、一日中、貧しい食事の中こんな事をしていたんだなぁ。


シベリアの旧日本軍の兵士達の強制労働に関した小説で「八月の獲物」という本がある。

ある日、妙な広告が新聞に掲載される。
「一月間生き延びることができたら10億円を進呈する。募集人員は3人。もし3人とも生き延びる事が出来たら10億円は3人で等分。ただ、簡単な審査あり」

そして3人が選抜されるが・・・まず一人が不審死をとげる。
殺人だったのか、単なる事故か?
それに関わるメディア、そして主人公の心理学者の心の揺れ。

そしてこの不思議な広告の意図は?


おすすめです。








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師走 - 2001年12月29日(土)

師走ですねぇ。

一回しか見たこと無いんだけど、早稲田大学の吉村作治先生が走っているコンビニのCMがあったと思う。

昔、実際に吉村先生が走っているのを見たことあるなぁ、高田馬場駅の構内で階段を駆け上がっていった。


・・・・・んな事はどーでもいいか。

この1週間は目まぐるしく終わった。
有馬記念から1週間が経ったなんて信じられない。

色々考えさせられる事が多かった1週間だった。
出会いとかタイミングとか・・・そして運とか。

ところで、この日記。
アクセス解析ができるのだが、見なれないURLがあった。

http://search.fresheye.com/?kw=%A5%D3%A5%EA%A5%E4%A1%BC%A5%C9%A1%A1%BD%E9%BF%B4%BC%D4&term=monthly

見ると分かるのだが、「ビリヤード 初心者」でのフレッシュアイでの検索結果。

あれま。
俺の所属するABA(秋田ビリヤード協会)の活動紹介が偶然にも隣り合わせにある。ちょっとビックリ。

へ〜、こんなプライベートな日記も検索できるのか。

多分いらしてくれた人は、初心者向けのビリヤードのHPをお探しになっていたんだろうな。
申し訳無いです

HOMEをクリックしてくれればヤフー掲示板でやっている、「ビリヤードしようぜ!初心者歓迎!」というトピに飛べます。

ビリヤード始めてくださいね。>フレッシュアイから来てくれた方
アドバイスも出来ると思います。一応A級なもので。




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グランプリ! - 2001年12月23日(日)

TVで有馬記念を観ていた。

競馬は現在はやらないので、知らない馬ばかり。
さすがにテイエムオペラオーくらいは知ってるけど。

ダイユウサクの勝った有馬記念からもう10年が経った、という事に気付いて愕然とする。
あれは変なレースだったなぁ。

JRA広告というものがある。
大きなレースの前になるとスポーツ紙などに出されるものだが。
JRAはあらかじめ勝ち馬を知っていて、JRA広告にそのヒントを載っけている、という説がある。
そういうオカルトっぽいのは信じない事にしているのだが。

その年の有馬記念のキャッチコピーは「名優たちの競演」だった。
そしてド本命はメジロ“マックィーン”。
誰もが、そのキャッチコピーとメジロマックィーンを結びつけたはずだ。

だが勝ったのはダイ“優作”だった。


・・・まぁこれはいい。

JRAのCM。
その次の年のメインキャラクターはその時点で発表されていた。
健さんだ。

高倉健の本名は「オダ・ゴーイチ」。

ちなみに二着に入ったのは“オ”−スミシャダイ。
一着“ダ”イユウサク。

そして枠連は1−5・・・「ゴーイチ」。


さて今年の有馬記念。
知らない馬ばかりとは言えG1のファンファーレが鳴ると身体が熱くなった。
スタンド前を通り過ぎ、テイエムオペラオーは後から四、五頭目。
大丈夫なのかな?
3コーナーを抜け最終コーナーへ。

あれれ?もう騎手の腕が動いている。ダメだ・・・。

案の定の五着。


勝ったマンハッタンカフェは強かった。
今年の3才馬は強かったのかな(競走馬の歳の数え方が変わったんだね、いまいちピンと来ないが)。


競馬かぁ・・・。
暖かくなったら盛岡競馬にでも行こうかな?


(訂正)

二着オースミシャダイと書いたのは何かのカンチガイ。
五枠にオースミシャダイとダイユウサクが同枠でいた筈。

そして単枠のメジロマックィーンが一枠だ、確か。


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シエラザード - 2001年12月20日(木)

浅田次郎著「シエラザード」を読了。

う〜む。
いいねぇ!この美辞麗句をてんこもりにしたクサい文章。

彼のコテコテの世界にハマる為にはやっぱ長編に限るだろう。

男と女の愛憎。
海の男達の矜持。


そういえば「壬生義士伝」TVドラマ化されるそうな。
テレビ東京お得意のお正月の長時間ドラマ、タイトルは「壬生義士伝〜新撰組で一番強かった男〜」主演は渡辺兼・・・この配役はまぁ妥当だろうなぁ。

吉村貫一朗の存在はフィクションなのか?
フィクションらしい、とは作者本人も言っているんだけど何かぼやかした言い方。

全国6局ネット。秋田じゃやらないだろうな。
まぁ良いけど。


県南の横手市では昨日の夜から未明にかけて86センチ(!)の積雪だそうな。

地球温暖化現象が進んでいる・・・なんて何所の世界の話だ!
年々寒さが厳しくなっているように思えるのは、自分が歳をくったせいなのかな。

まぁ、地球の老化が生身の人間の老化のスピードより速かったら勿論ヤバいのだが。

さて今夜も寝酒の代わりに本を読もう。


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B.R - 2001年12月14日(金)

一月くらい前かな。
全国紙の地方版を読んでいて、俺は寒気を感じてしまった。


たしか山形の中学校でのハナシ。
その中学校では、人間教育の一環として、生徒に便所掃除をやらせるそうな。

まぁ、誰もが嫌がる便所掃除。
誰かがやらねばならない、という事を教えるには良い、という事は解かる。

だが、おぞましいのは、それを生徒に素手で行わせた、という事だ。


・・・一月前の新聞。手元には無い。
あまりにもおぞましい記事だったので、俺も熱心に読み返した訳でもないが。
たしか・・・素手で・・・何の器具も使わずに「自らの手で」・・・便器の汚れをこそげ落とした・・・、との事だった。


さすがに雑巾等は使ったのかな。
・・・いや、そんな記述は無かった。

ゴム手袋は?
・・・そんな記述も無かった。


これって児童虐待じゃねーのか?


だが、変な価値観を持った大人がワケのわからない事を子供に押し付けるのは世の常でもある、と言える。
ドンマイ、ドンマイ。
世の中そんなサイコ野郎ばっかじゃねーよなぁ。


だが俺が本当におぞましい、と思ったのは。
そんな無体を押しつけられた生徒のインタビューに対する答えだった。

「自分の手でピカピカになった便器をみると清々しいです」


嘘つけ!


百歩譲って、「他人が汚した便器を自らの手で掃除して、清々しいと思う子供」がこの世の中に存在する、とする。
だがそんな奴千人に一人の割合でいるのか?
いや、万人に一人?・・・イメージでけへん。

少なくとも、そんな極端に偏向した思想の中学校にそのような極端に偏向した子供が存在している、という偶然は考えにくい。

その子供は「大人に対して『こういう態度をとったら気に入られるだろうな』といつも考えている子供」である、と考える方が自然だろう。だとしたらクラスに2・3人はいるはずだからだ。


そして、「人間教育の一環として児童に素手で便所掃除をさせる中学校」を美談として新聞に掲載する新聞。

この学校・児童・マスコミの三者。

気持ち悪いよな。
ズレている、と思うのは俺だけだろうか。それとも俺の方がおかしいのか。

多分、「こんな事やってられるかよ!」とか言いつつ体育館の裏で煙草を吸っていたワルガキ達がいたはずだ。
俺はそいつらを支持する。
お前等が正しい。


「バトル・ロワイヤル」という小説があった。
あれは虚構なのだが。

現実はもっと緩慢に、しかし確実に子供達の首を絞めていく。




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壬生義士伝2 - 2001年12月11日(火)

ただ・・・浅田次郎という作家が書く小説が、女性が楽しめるか、と聞かれれば「う〜ん」と考え込まざるを得ない。

映画にもなった「ラブレター」という短編。
浅田ファンの友人が奥さんに読ませたところあまりウケが良くなかったそうな。
彼女の感想。
「・・・これは男の人が読むと感動するのかもしれないけれど、女性が読むとどうかな・・・」との事。

まぁ、浅田次郎の小説の女性の感想を聞いたのは後にも先にもそれだけなので、サンプル数が少なすぎるのだが。

昔の東映ヤクザ映画みたいなもんなのかな、とも思う。
テーマは義理と人情、そして男の純情。

俺は素直にシビれちゃうんだよな。
強くて優しい男というのはやはり男として憧れてしまう。

フィクションだという事は勿論判っている。
だけど、そういうものに少しでも感化されている内は少なくとも俺は“オッサン”では無いだろう。



中身が無いのにやたらと傲慢な人間がいる。
すぐバレるような嘘を大人になってからもつく人間がいる(ただ、このタイプを観察していて思うのは、本人は嘘をついている自覚というのが無いのではないか、という事だ。故に罪悪感も無い。一種の精神的な瑕疵なのかもしれない。だとしたら責められないが)。
上の人間に対してはおとなしく、下の人間にはやたらと辛くあたる人間がいる。会社勤めの人はある程度しょうがないと思う。だがビリヤード場のような遊技場でそれをやる奴はカスだろう。幸い俺は辛くあたられた経験は無いが、そういう場面を傍で見ていると見苦しいもんだ。

一応35年生きてきたのでそういう人間とも何人か出会った。
上記の人間に共通して受ける個人的な印象は、活字とか映画とか勿論漫画でも音楽でも良いのだが、何かその手のものに触れて感動を得た事が少ないんじゃないのか、という事。
何かに触れて(勿論、人の優しさを受けたという実体験もその範疇に入る)心が震えれば、それは自分の中に入り込み生きる糧として蓄積されるもんだが、その蓄積量が少ないんだろうと思う。


矜持とか男の美学とかそんな大上段なハナシじゃなくて。
別にかっこ良くなくてもいい、かっこ悪くなければ。
その程度で良いんだと思う、男は。











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壬生義士伝 - 2001年12月10日(月)

浅田次郎という作家と出会ったのは、もう10年くらい前の事。

最初に触れた彼の文章は「競馬の達人」といういわゆる競馬の必勝本(必敗本?)だった。

競馬の必勝本というのは読み物としてはかなり面白くない。
出目派にしても、データ派にしても
「これをこうすればこうなる。そうすると、ほ〜ら万馬券を三点買いでGET!」
・・・まぁ殆どがこんなカンジで。
25%(実質は30%近い。配当は10円台からで1円台は切り捨てられるから。)のテラ銭を取られつつ競馬で浮く、というのはまず無理というのは頭では解かっているのだが何故か買っちゃうんだよな、その手の本は。

だが「競馬の達人」はそれまで買った多数の競馬本とはチト違っていた。
読み物として成り立っていたのだ。

文章が面白かった。
他の無味乾燥な馬券本とは違い読者を楽しませようとするサービス精神が感じられた。
そしてはげ頭にサングラスの怪しい作者近影・・・インテリ然とした現在の作者近影と比べてみると笑えるのだが。

暫くして「とられてたまるか!」という本が出た。
これは浅田次郎の裏街道時代のエピソードを書いた本でこれも面白かった(タイトルは「捕られてたまるか」という意味と「殺られてたまるか」の二重の意味なのだ)。
そして俺は「浅田次郎」という正体不明の文章家のファンになっていた。

時は流れ、長編「蒼穹の昴」そして短編集「鉄道員(ぽっぽや)」が刊行され、彼は直木賞を受賞することになる(「鉄道員」はあまり好きじゃないのだが)。

この時の俺の心境としては。
新馬戦から目をつけていた若駒がダービーを獲ったような。
応援していた四回戦ボーイがチャンピオンに上り詰めたような。
「俺はあの頃から目をつけていたんだぜ!」と廻りに自慢したいような。
そんな嬉しさがあった。


最近、「壬生義士伝」という本を読んだ。
南部藩出身の新撰組隊士、吉村貫一朗の生きざまを浅田節で書き上げた作品。
ゴテゴテしすぎている感のある「蒼穹の昴」よりも俺はこっちの方が好き。

強すぎた、そして優しすぎた男の哀しい物語。
泣ける。

殆どが雪の降る季節の物語。
冬の長い夜にはうってつけの本だと思う。








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ビリヤードしようぜ!初心者歓迎!★番外編★ - 2001年12月09日(日)

まぁ元々と言えば、YAHOO!掲示板のビリヤードのカテゴリに「ビリヤードしようぜ!初心者歓迎!」というトピックスを立てたのが始まりで。

始めた時は、俺もパソコンをイジり始めたばかりでホントに何気に作ったのだが、まさか3年も続くとは思っていなかった。
当初はパソコンを通じてのコミュニケーションというものがイマイチ把握できず生真面目にやっていたのだが、ビリヤードのカテゴリに他に一杯トピが立ち、書き込んでくれる人も少なくなり、いつしか俺のロクデナシ日記になってしまった。
たま〜に技術的な事も書くんだけど3年もやっていればネタも尽きる。
いつしかビリヤードに関係の無い事を無理矢理ビリヤードにこじつけて書き連ねるようになっていた。

多分、ビリヤードに関係無い事を書いても今更文句は来ないとは思うんだけど、「ビリヤードに関する知識を身につけたい!」と真剣に思っている人も「初心者歓迎!」のタイトルに惹かれ訪れ、ワケのわかんない文章に貴重な時間を浪費するのかな、と思うと後ろめたい思いもあったのです。


・・・さて、ビリヤードに関係無い話をしよう。



#よく考えればこの日記のタイトルも嘘ですね。ごめんなさい。
#ビリヤードに関する話についてはHOMEをクリックしてください。





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