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$time

今日は珍しく気分が上向き。



←ムフフフ。



昼間はほとんど仕事にならんかった。

気ィ抜くと、ホワンホワン膨らむ妄想たち。

一緒に行く予定のテーマパークのクーポン券を

サイトからプリントアウトしてみたり(仕事中だってば)。

明日ダーと会うときの格好をシミュレーションしてみたり。

晴れたらいいなー。暖かいといいなー。

そんな呑気なことを考えてたら、

土曜日午前中まで仕事になってしまった…。

し、しょっく。激しょっく。



そんな甘ーい想いを描いていた私とは裏腹な人がここに1人。




←汚ねぇなぁ。



ってゆーか、助けられないし!!

このメールで思い出したことが1つ。

ダーはよくお腹がピーピーになるけれど、

私はダーと会うたびに、便秘気味になる。

ダーには心を許して、ヤヴァイ状態の私も見せてきたつもりでも、

やっぱり便秘になるってことは、

心のどこかで気を使ってるからかもしれない。

あ、別に「彼の前でトイレになんかできなーい」

なんてわけじゃないです。

「も、もれる…」とか言いながらトイレに駆け込むし。

任務完了後には「今日はこのくらい出た♪」と報告もするし。

でもやっぱ一緒にいると、(それなりに)ダーを意識して、

女らしくしちゃったりしてんのかも。

私ってば、可愛い奴。(←と独り言)




親にとって、子供はいつまでたっても子供で。

子供がどんなに悪いことをしても、

最後の最後には味方で居てくれるのが親なのだと思う。

私はいつの間にか、れっきとした大人になってしまったけれど、

もし私自身が何か他人に迷惑をかけるようなことをして、

他人に激しく批判され、白い目で見られ、

孤立するようなことになってしまったとしても、

私の両親は、私を受け入れてくれるだろうか?

私を愛してくれるだろうか?

答えはすぐに出た。もちろん「YES」だ。

私の父は、周りから見てみれば

「固い」としかいいようのない職に就いている。

世間体を最も大事にする職業かもしれない。

だけど、多分、彼らは、私を叱りながらも、

結局のところ見捨てずにいてくれるだろう。

たとえ、誰を敵に回しても、どんなことが起こっても、だ。

だから私は今まで道を踏み外さずに済んだ。

この両親を悲しませまいとすることで、

私の良心は生まれ、育っていった。

私は、彼らが私を愛してくれたように、

私の子供を愛せるだろうか。

そして子供だけではなく、

生涯の伴侶のことを愛せるだろうか。

その人の為を心から信じ、

裏切りも受け入れ、

頭を下げる。

結婚なんて、最初は紙切れ一枚のものだけど、

時に血よりも濃いものを作ることがあると信じたい。

短くてもいい。狭くてもいい。

深く、濃く、身を削るように、

私は家族という名の他人を愛していきたい。



まったりとした休日。

ダーと会う為の準備として、

使い捨てコンタクトとガーベラ10本とマニキュアをご購入。

そして部屋を掃除して、洗濯して(まだ継続中)。

あと1日。

あと1日頑張れば、ダーに会える。

買い物帰りに占いの特集が載った某雑誌もゲット。




←ホントかなぁ。




恋愛運も仕事運も9月末以降に運が開けてくるみたい。

結局当たらなくても、

そう書かれているだけでちょっぴり嬉しい私です。  

ちなみにダーにとっての今年後半の運勢は…

“戦いの半年間”!!

恋愛運の最後には、“二股は凶”と書かれていたり。

そうだぞ!! 二股は凶じゃ!!!(←と、心の中で念)



占い、特に信じるほうでもないんだけど、

やっぱ気になっちゃうのが乙女心ってもんで。

過去に一度だけ当たると評判の占い師さんのところに

行った事があったっけ。

彼氏にオンナの影があるとかさんざん言われて、

終わった後にクッタクタになった記憶が。

なんせ若い男の占い師さんと密室(マンション)に二人きり。

夜9時ぐらいから2時間も。

よーーーく考えてみたら、結構危ない状況かもね。





←ガーン。



しかも「生めない」んじゃなくて、「生まない」んだって。

相手が生ませてくれない、とか

周囲が反対する、とか。

とにかく周囲の状況のせいで、そういう結果に至るらしい。

なんか、たかが占いだけどショック。

もし本当になったら嫌だなぁ。

すごく悲しい。




今日のダーはちょっぴり1人になりたいモード?

昼間、電話で一度話したきり、かかってこないし。

でもどうせ明後日には会えるんだもんね。

ゆっくり貴重な1人の休日を満喫してくださいな。




某サイトで、ある残忍な事件を模した映画が公開される

という話題を目にした。(結局は公開中止になったらしいが)

それはそれはもう、言葉では言い表せないほど最悪の事件。

事件の概要みたいなものも載っていて、

それを読むだけで気分が悪くなってしまった。

想像してみたけれど、上手く想像さえ出来ない。

いや、想像することさえ頭が拒否してるんだ。

被害者のことを可哀想、なんて安易に同情できない。

だってこれは、本当にあってはならないこと。

存在してはいけない事件。

世の中には色んな事件が1分1秒ごとに起こっていて。

悲しいことに、それは紛れも無い事実で。

何の関係も無い人や、ただ単にその場に居合わせた人が

トラブルに巻き込まれることも少なくない。

彼らは何も悪いことはしていない。何も。

ただ運が悪かっただけ。

そんな目にあうのが、何故彼らでなければならなかったのか。

悔やんでも悔やみ切れない。

そんなことを考えていたら、

大事な人の存在が怖くて堪らなくなった。

大事な人が増えれば増えるほど、

人は荷物を背負い、臆病になっていく。

嬉しさも、喜びも、何倍にもなるけれど、

悲しさも、心配も、何倍にもなるってこと。

私は、大切な人が増えることを、怖がってる。

大切な人が増えるって事は、

大切な人を失う痛みも増えるってことだから。

怖くて、堪らない。




今日も仕事は忙しい。

連休前の最後の追い込み。

ダーからメールが何度か来ていたけれど、

残念ながらなかなか返事も返せない。




←ウキウキモード全開ですなぁ。



んで夜の電話でも、

1日目どうするー? 着いたらまず何するー?

なんて話題ばかり。

でもさぁ、ダー。

この話題、今までに何十回もしてるはずだよね?(笑)

こんなに議論に議論を重ねているけれど、

果たしてちゃんと計画通り進むのでしょうか?




数週間前から、数日おきに膝が痛かったり。

長く歩いた後とか、

忙しくてバタバタと走らなければならない日に、

痛みに襲われるよう。

歩けないほどじゃない。

だけど、膝を曲げたり、伸ばしたりするのが苦痛。

なんなんだろう、一体。

膝に負担がかかってるのかなぁ〜。



←普段は気にも留めてないんだけど。



その影響があるのかないのかは分かんないけれど、

体のどこかが弱ってたとしたら、

膝に負担がかかってることも考えられなくは無い。

ダーにも病院行け!って言われてるんだけど。

もしも、うっかり障害の病状が進んでたら、

半年間の入院&手術。

術後も立ちっ放し、歩きっ放しのハードな仕事は出来ないし、

杖をついて歩く生活になってしまう。

そうしたら今の仕事は当然続けられない。

人生がガラリと変わってしまう。

それにはっきり言って、進行をストップさせる方法はない。

自分で無理をしないことだけ。

だったらもう少し後でもいいかなぁ〜、

なんて呑気なことを考えていたり。

結局のところ、怖いだけ、なんだけどね。

私の母も同じ病状で、間近でそれを見てきてるから。

もし、最悪、入院なんてことになったら、

今までのように遠恋続けられるんだろうか。

不安、不安。

漠然とした不安。



もしかしたら加齢による神経痛or太りすぎ!!

なんて笑える結果になるのかもしれないけど。

それはそれで…微妙。
我が家の財政がピンチ。

ピンチなのはいつもなんだけど、特に今月はやばい。

GWの航空券代も高かったし、

ダーと長期間一緒にいると、

1人で居る時よりも出費がかさむのは目に見えてる。

タマに会うんだから、新しい服も見せたいし、

メイクもちゃんとしたい。

タマに会うんだから、美味しいものを食べたいし、

色んなところへ出かけたい。

しかし実際はかなりひっ迫してるわけで。




←なんて悶々としてみたり。



遠恋するのが分かっていたら、

もうちょっと家賃の安いマンションに住んでいたのに、とか

いっその事実家に住んでお金を貯めようか、とか

かなりイジイジと考え込んでしまった。



だからと言ってダーに甘えるわけにはいかないしなー。

実際デートしてると払ってくれることも多いわけだし。

これ以上は、さすがに駄目駄目。

もちろんダーだって余裕があるわけじゃなかろうし。

同じように遠恋している知人が、

「彼氏のほうが給料高いのに、

交通費が割りカンなんておかしい! ひどい!!」

と怒っていたけど、

そういう考え方は、自分的にはちょっと…。

確かに彼氏のほうが給料は高いんだけどさ!

負担になるようなことは、一切避けたいと思う今日この頃。




そんなこんなで、色々思いを巡らせていて、

ダーとの電話にも身が入らなくて。

ダーは電話の向こう側で、

GWの話題でウキウキ盛り上がっていたんだけど、

どうしてもそんな気になれなくて。

そんな私の様子に気付いたダーが、



←寂しそう…。



そんなことあるわけないじゃーん!!

あるわけないんだけど、ね。

もうちょっとちゃんと考えないと、

本気で破産しちゃいそうなんだよぅ。

でも会うの減っちゃうのか〜とか想像すると、

ヘナヘナ〜と力が抜けてく感じ。

ダーと会えることが、私の活力だからね。

んーーーー、困ったなぁ。

何か打開策はないものか…。

金の切れ目が縁の切れ目、だなんて、

寂しいことにならない為にも。
昨日、あんな過去の恋愛話を書いたせいか、

なかなか寝付けなくて困ってしまった。

色んな想いが湧き出てきて、

彼との未来のことまで不安になってきて、




←1カ月ぐらい前の話?だったっけ?



あれがほんとにほんとの話だったら、

私ってばどうしよう!?とか1人でオロオロし出して。

せっかく封印していたはずなのに。

眠れないのが辛くなってきて、

仕舞には無理やり思考を中断させた。



←捨て身です。



それでなんとか浅い眠りについたのが、明け方。

スズメさんの声まで聴こえてたもの。

ダーへのモーニングコールをする為に、

無理やり起きたけれど、

気持ちは依然として暗いまま。

「もしもし。何か元気ないね。どうしたの?」

「ん。しょぼーーん。って感じ」

「何で?何かあった?」

「昨日ね、布団の中で色々妄想しちゃって」

「俺のこと?」

「そう。で、しょぼーーん。って」

こんな暗い気持ち、

朝からダーに聞かせるのは申し訳なかったのだけど、

話さずにはいられなかった。

ダーに否定して欲しくって。

そしたらダーはやっぱり、


「そんな心配いらないんだよ。大丈夫だからね」

と優しい声で言って、

私を落ち着かせるために、

何度も、大丈夫、大丈夫、と繰り返した。



不思議。

ただの言葉なのに。

何の保障もない、あなたの言葉なのに。

あなたの言葉1つだけで、

私はこんなにも安らかな気持ちになれちゃうんだね。

受話器を置いた私は、

満たされた気持ちで、再び眠りに落ちた。

短いけれど、深い、深い、眠りに落ちていった。

私はダーと知り合う前に、何人かの男の人と出会い、

恋をして、そして別れを繰り返した。

その全ての人に当てはまるのは、




←100%。


早い話が、世に言う浮気や二股、心変わりというやつ。

1人目の人は、私の知らないところで、

私の知人と付き合っていた。

2人目の人は、本人も気付かぬまま、

昔の恋人に思いを馳せていた。

3人目の人は、当たり前のように、

数々の女性と関係を持っていた。

私はその当時、彼らだけではなく、

彼らの心を奪っていった女の子まで激しく恨んだ。

彼女たちは、人の痛みの分からない、

最低な人間だと思っていた。

その女の子たちが自分よりも何十倍も魅力的で、

オンナとして有能であるように思えた。

羨ましい、なんて綺麗な言葉では飾れない。

嫉妬、妬み、嫉み。

その時の気持ちを、どう言葉にすればいいだろう。






その証として、彼らは私の元から去って行った。

激しい恨みは、いつしか自己批判へとカタチを変えた。

私は彼女よりも可愛くない。

私は彼女よりもイイ子じゃない。

私は彼女よりも魅力的じゃない。

私は…、私は…。

私は彼女よりも劣った存在なんだ。

そうやって自分自身を卑下する日々が続いた。

負け犬、という言葉が、ピッタリだと思った。

1度ならまだしも、何度もこんな恋愛が続くと、

私には結局のところ、誰と恋をしても、どんな恋をしても、

恋人を他の女性に奪われる役でしかいないような気がしていた。

もう恋なんて、しない。

私は誰にとっても一番にはなれないんだから。

そう思っていた。





時間の流れとともに、

そんな苦しみから解放されかけたある日、

ダーの存在を知った。

私の過去の恋愛を話した時、彼は

「その時の蝶を、抱きしめてあげたい」

と優しく慈愛に満ちた声で呟いた。



←何と言う皮肉だろう。



それからダーを好きになるのに、時間はかからなかった。

彼女が居ると知っても、止められなかった。

反面、私の中の何かが、

「彼は諦めなさい」と何度も警告を鳴らし、

罪悪感の中で、日に日に追い詰められていった。

私は、私が信じられなかった。

私が誰かを好きになることが、

別の誰かを苦しめることになるなんて。

そんな酷いことを、自分がすることになるなんて。

恋人を奪われる悲劇の役ではなく、

恋人を奪う悪役。

自分の中の強欲さにも辟易し、

私自身がどれだけ強欲であるかを思い知らされた。

そして燃え上がる気持ちの何処かで、

この恋は叶う事がない、と諦めてもいた。




そして私は、

別の女の子の存在に苦しんでいた過去の自分を思い出した。

あの時、私から恋人を奪っていった彼女たちは、

自身が苦しむこともなく、罪悪感も無く、

いとも簡単に私の恋人を奪っていったかのように感じていた。

私だけが苦しみ、嘆き、もがいているかのような錯覚。

でも、間違っていたのかもしれない。

あの時、私と同じように、彼女たちも苦しんでいた…?

また、彼女たちよりも私が劣っていると決め付けたのは、

あくまでも私自身の心。

彼らの間には、そんな定義では測れない

「何か」が存在していたのかもしれない。

恋に堕ちるというのは、きっと、

理屈や常識では語れないものだから。



立場が変われば、見方も変わる。

私は今の恋で、

過去の自分と本当に向き合うことができたような気がする。

私の幸せが、誰かの不幸であったり、

私の不幸が、誰かの幸せであったりすること。

今は幸福に包まれているけれど、

もしかしたら、この先、

別の女性の影に怯えて暮らす日が訪れるのかもしれない。

そうなったとしたら、

私は、きっと、こんなに冷静では居られない筈だ。

昔のように、傷つき、恋に絶望するのだろう。

だけど、私たちの恋に、

どんな未来が待っているかは、誰にも分からない。

だからこそ、私は彼を精一杯愛す。

怖がらず、過去に囚われず、自分なりの愛し方で。

力の限り、愛してみようと思う。




今日はダーといーーーーっぱいお話をした。

時間にして2時間半ぐらい?かな。

毎日毎日話しているはずなのに、

いつの間にか時間が過ぎていて。

嬉しいんだけど、ちょっと複雑な心境になったりもする。




←心配、心配。




だから電話を切る時に、

私はいつも「ごめんね」って謝ってしまうんだ。

こんなに長く話しちゃって、ごめんね。


「ううん。そんなことないよ」ってダーは言ってくれるけど。

私にとって一番恐れているのは、

私自身が彼の負担になること。

「重い」「疲れた」って言われるのが一番悲しい。

だから謝るのは、いつも私のほう。




電話の最中で、少し喧嘩っぽくもなった。

いつだって原因は些細なことだけど、

いつもは気にならないことが気になったり、

売り言葉に買い言葉を返したり。

ちょっとだけムードが険悪になってしまって。

ダーが電話を切ろうとしたから、


「ごめんね。今後気をつけるね」って話を切り替えようとしたら、

「人間はそんなに変わらないよ」なんて冷たい言葉を返された。

だけど、このまま電話を切ることだけは避けたかったから、

「でも、気をつけるようにするよ」と粘ってみたら、

意外にもダーはあっさり
「俺もごめんね」と謝ってくれた。

ちょっと意地悪しちゃった、って。

喧嘩、することも時には大事なことだけど、

しなくていい喧嘩もたくさんある。

ちょっと気になったことを口に出したことで、

相手が敏感に感じ取ってしまって、

小さな問題が、次第に大きな問題に発展したり。

でもそういう時に言いたいことって、

本当はそんな難しいことじゃなくて。

“もっと大事にして”とか“もっと可愛がって”とか

単純な甘えだったりもする。

素直でもないし、甘え上手でもない私は、

文句を言うことでしか表現できないのだけど。

言い方1つで、相手の対応だって変わってくるのにね。

もっと、もっと、自分の気持ちを上手に伝えられるようになりたい。

どうしてこう、可愛くないことばっかり言っちゃったり、

自分の望みばかりを押し付けてしまうんだろう。



←単純明快。




ただ、それだけなのに。
今日も夜中までお仕事。

途中でダーから電話がかかってきて、


「これから道草して帰るー」とのこと。



←ダーの楽園。



結局、私の仕事が終わったのは1時。

帰り道には、学生時代の男友達から電話があった。

彼とはかれこれ7年来の付き合いで、

何でも言い合える悪友。

バカな話も、真面目な話もできるし、

しばらく連絡を取らなくても、

こうやって電話がかかってくれば、

学生時代と同じように話ができる。

会話の終わり際に、友人が言った。


「なかなか会えないのに、

こんな風にいつでも自然に話が出来て嬉しい。

ありがとうな。」


照れくさいけれど、私も同じことを思った。

数少ない友達をお互い大事にしようね、と言って

1時間半もの電話を切った。




←一線は越えなかったの。



あの時、悩んだけど、

友達になるほうを選んで良かった、って今になって思う。

ダーのことを話していて、過去の恋愛の話をして、


「自信がない」って思わず愚痴をこぼしたら、

「きっと今の彼氏が最後の彼氏になるね。

そんな気がするよ」


なんて言葉をくれた。

何の根拠も無い言葉だけど、

彼の言葉なら信じるのも悪くない気がした。

彼と友達でいられて、本当に良かった。

今、心からそう思う。

仕事でトラブって、ちょっと凹んでるってメールを送ったら、

「どうしたのー?なにがあったのー?大丈夫ー?」

としつこく心配してくれるダー(笑)

心配してくれるだけで満足してしまう私は、

かなりお手軽な女でしょうか?




恒例の夜の電話がかかってきた途端、

ダーの口から出てきたのはGWの話。


「よく考えてみたんだけど、

時間的にこんなに色んなところ行けるかなー?」


予定を立てすぎていないか、急に心配になったらしい。

それにしても…。

ダーもちゃあんとGWを楽しみにしてくれてるんだね。

私だけの独り相撲じゃなかったんだ。

私と同じくらい、ダーも楽しみに思ってくれてるといいな。




←これを目標にハードワークをこなすこなす。



喜びも悲しみも、すべてダーと分かち合いたい。

私が満足しているときは、

ダーも同じように満足していて欲しいし、

私が寂しい気持ちの時は、

ダーも寂しい気持ちで居て欲しい。

いつも同じ思いで居ることは出来なくても、

それでも愛情の量はいつだって同じがいい。





←私はいつだって前者オンリー。
深夜までモソモソと残業中。

パソコンに向かっているのに飽きて、

ダーに電話してみたけれど、案の定でない。

仕方ないので再びパソコンと対峙。

しばらくしてからダーから電話があった。


「蝶、なんで自宅の電話出ないの?」

「会社でお仕事してるから」

「え!? マジで〜。頑張るねぇ」

「うん。だから今日は寝てていいよ」

「あとどれくらいかかりそう?」

「もうちょっとで終わりそうなんだけど…」

「そっか。じゃあ起きて待ってるよ」

「そう? 大丈夫?」

「大丈夫、ちゃんと待ってるからね。頑張ってお仕事するんだよ」



←“帰ってきたら必ず電話してね”って。



ホントに優しい人。

…たまーに寝ちゃってるんだけど、それは仕方が無いとして。

自分だってクタクタなはずなのに。

“待ってるから頑張るんだよ”って言われる度に

胸がキュンとなる。

いつもごめんねって気持ちと、

いつもありがとうって気持ちでいっぱいになる。



帰宅してから再びダーに連絡。

今日会ったことをお話して、GWのチケットをネットで購入。

それから夏休みまでの会うスケジュールを立てたりして。

今日の電話はいつもより短かったけど、

すごく充実してた。

きっと時間の長さの問題じゃないんだよね。

もっともっとお互いに優しくなりたいね。

素直でいたいよね。

ありがとう、とお礼を言ったら、

ありがとう、とお礼を言われてしまった。

待っててくれて、ありがとう。

優しくしてくれて、ありがとう。

明日もたくさんお話しようね。

最近はちょっぴりダーの帰宅が早めだったけれど、

今日は未だにメールも電話もなし。

んーんーんー。

寝てるのか、飲みに行ってるのか、それとも…。

こんな風に数時間連絡が取れないだけで、

すぐに不安になってしまう自分が嫌。

妄想たくましすぎだってば!!



さっき気になってダーの携帯に電話してみたものの、

案の定出ない。

私からダーに電話をかけた時って、

大抵ダーは電話に出ないんだ。




←今思い出して思わずムカっときたぞ。



それにダーが電話をかけてこない時って、

絶対に誰かと一緒の時が多い。

友達とか上司とか(別の女子でないことを祈る)。

だから気を使って、連絡しないのにぃーーー。

責められる筋合いはないっつーの。

と1人でムカついてたら、ダーから電話が。




「電話かけるけど、ダーはいっつも出ないよね!」

と文句を言ったら、

「そんなことないよ!8割がた出とるよ!」

と逆ギレ。

これにはまたまたムカついて、


「いい加減、自分を美化すんのやめなさいよ!!」

なんて言い返したけれど、

どうやらダーは、夜中までお仕事だった様子。

そんな人に怒っちゃ駄目だよなー、とすぐさま反省。

そしてダーの帰りが遅いのを、

疑ってしまった自分が恥ずかしい。



←自分でもよく分からないの。


ちゃんと愛されてるの知ってるくせに。

私ってば、どうしてこうなんだろう。

今日はやけにダーからのメールが多かった。

私もいつもより多めに返してたせいだと思うけど(笑)


「蝶ちゃん…」って名前を呼ぶだけの謎のメールもあったり。

そういう時って、私にヘルプを求めている時のような気がして、

必ず
「頑張れー!」って励ましのメールを返すのだけど。

なんか嫌なことあったのかなー??

と思っていたらダーから電話。

この時間に自宅に電話をかけてくる人なんて

ダー以外に居ないから

素の声で「もっちもーち!」と出たら、相手は無言…。

あれ? 人違い??

…も、もちもち…?(←若干焦り気味)

数秒間の無言の後、
「…もちもち…」と出たのは、案の定ダー。

なんなのよぅー。驚かせないでよぅー。

なんてブツブツ文句を言ってたら、ダーはため息混じりに呟いた。




←だって。



むきっ。可愛いこと言ってくれるじゃないの!

今日のダーはちと甘えん坊モード。

どちらかに寄りかかるんじゃなくて、

甘えて、甘えられる関係。

そういうのが理想。

私がたっくさん甘えさせてあげる。

だから他で甘えてくるじゃないぞ!!(と密かに脅迫)

そんなことを考えていたら、

ダーはまたまた眠ーくなってきたみたい。

まったくもう。

子供じゃないんだから。



実家に帰って父に言われた言葉。


「心から大事な人が出来たら、

その人をちゃんと褒めてあげるんだよ」


これって本当に大事なことだと思う。

今までの私は、褒められて、

守られることばかりを考えていたけれど。

それが当然だと思っていたけれど。

それはちょっと違うって、今は思う。

守ってあげたい。

大事にしてあげたい。




←タマに忘れがちになるけれど。



そんなわけで只今、ダーを褒める週間実施中。

いつか我が身に返ってくるだろう、という邪な気持ちを抱えつつ。




追伸:掲示板をやっと復活させましたー★
朝起きると、目の前にはダーの顔。

そして、おはようのキス。

ある人にとっては、そんな当たり前の風景が、

私にとっては涙が出るほど幸せだったりする。

温かい体温。

大きな手。

規則正しい呼吸。

あなたのすべてが愛しい。



私は最近あるものを飼い始めた。




←懐かしいなー。



ダーもそれに興味を示し、

むやみに餌を与えたり、無理やり起こしたり。

可愛がっているというかなんというか…。

意外とそういうのが好きなのかも。

子供とか犬とか。

多分、自分では気が付いてないし、

世話なんて面倒!!なんて言ってるけれど。

だいたい私のお世話をしてくれてるぐらいだから、

結構世話好きなんだと思うんだけどなぁ。



電車の中でチューをねだったら、

こっそり要望に答えてくれたダー。

最初の頃は人前で愛情表現することを

死ぬほど嫌がっていたけれど、

今ではたまーに意を決した表情で応じてくれる。

そんなダーが大好き。



今回はダーが別れ際に涙を見せなかった。

多分お家で泣いてきたから気が済んだのかも。

実はダーの涙を見るのは結構好きだったり。

男の人の涙を、可愛いと思うようになったのはいつ頃だっけ?

つられ泣きして、マスカラが落ちてしまうのが、

難点と言えば難点だけど。

できればその涙は、私の前でだけ流して欲しい。



ダーを見送った後、実家へ直行。

別れた後に乗る30分間の電車の中で、

私はまるで電池が切れた人形みたいになる。

ぐったりと疲れ果て、夢の中へ現実逃避。

それでも我が町へ辿り着くと、

いつもの通いなれた道を、しっかりと歩み始める。

ここが私の生きる場所。

ダーが居ない、私の街。

ダーとの待ち合わせ時間に30分も遅れた私。

約束のカフェの中を見渡すと、

すぐにダーの後姿が目に留まった。

煙草を吸うダーの見慣れた後姿。

あれ?でもなんか…煙草の吸い方が怒ってるっぽい!?

やっぱり30分も待たせたのはまずかったなぁと思いながら、

笑顔でダーの元に駆け寄った。




←ちょっと可笑しい。



久々の再会だけに、怒るに怒れなかったんだろう。

後でその辺を追求してみたら、


「文句の1つも言ってやろうかと思った」らしい。

「最近は空港にも迎えに来てくれないよね」

なーんてちょっと不満気。

ごめんね、ごめん。

今度来てくれる時には、必ず迎えに行くからさ。

ダーの寛大さにちょっと甘えすぎだったかも。

やっぱ愛情は態度で示さなきゃ駄目よねー。

ちょっと大げさ過ぎる位にねー。



それから少しカフェでひと休みして、電気屋さんへ。

GWに向けて購入予定のゲームとホットプレートをチェック。

ハンバーガーを買って、急いで映画館に向かう。

映画を見ながら2人で号泣して、再びカフェで休憩。

この休憩のタイミングが、

ダーと私は最初からピッタリだった。

お次はゲームセンター。

2人で散財して、最後にプリクラを撮る。

晩御飯はラーメンで簡単に済ませてしまおう。



家に着いて、電気を点けたら、


「わーい蝶のお家だー!!」と歓声をあげるダー。

ダーが自分の家のように寛いでくれると、

私は思わず嬉しくなってしまう。

いつでも帰ってきていいんだからね。

いつでも大歓迎しちゃうんだからね。

あなたの居場所は、ここにあるよ。

いつでも忘れないでいてね。


くっつきながら惰眠を貪って、

お話して、

夜食を食べて、

お話して、

お風呂に入って、

お話して。

時間は穏やかに、でも瞬時に過ぎ去ってしまう。

明日にはもうこの温もりが無くなってしまうなんて、

私には信じられない。

信じたくない。

待ってました!金曜日。

明日はダーに会えるし、休みだし。

なあんて幸せなんでしょう。

心なしかダーの電話の声もウキウキモード。

何度も何度も明日の予定の話をしてる。

んが!! どうやらその最中で仕事の事を思い出したらしい…。

嫌なことがあったのか、どんどん空気がダークになっていく〜。




←捨てられた子犬のように。


“泣く”ではなく“鳴く”。

本当に悲しそうに“鳴く”んです。

ああ困ったなぁ。

こうなったらもう手がつけられない。

なんとか気分をなだめたり、盛り上げたりしたものの、

一向に“鳴く”気配収まらず。

そんな哀しげな声出さないでよぅ。



昨日は会社を辞めた人たちの飲み会があったらしい。

私は誘われたけど、あいにく参加できなかった。

んでその飲み会での話題を、参加した友人から聞いたところ、

話題の中心は清純派Kさん(既婚)の不倫話。

誰も何も聞いていないのに、

Kさんは自らの不倫話を告白し出したらしい。

しかも自慢げに。誇らしげに。

Kさんの表面上のキャラとはあまりにギャップがあったため、

その場に居た人たちは大層驚いたとか。

しかもその不倫。

相手は不特定多数とのこと。



←。そ、それだけっすか?


不倫がどうとはあえてココでは言わないけれど、

他人から咎められる様な事に自らクビを突っ込んで、

しかも優越感に浸ってるなんて、すっごい悪趣味。

言いたくて言いたくて堪んないオーラがビンビン。

こういう人は、何よりもタチが悪い。




実は彼女の不倫話、私はずっと前から知っていたんだよね。

彼女は方々で自らの打ち明け話(?)をしているから、

自然と色んな筋から耳に入ってきちゃう。

でも最初に聞いた時から、

私的には「ああ〜」って感じだったけど。

不倫してるか否かではなくて、

いかにも自分に酔ってそうな人だな、ってね。

仕事のミスを指摘しても、

「はい。はい」って一見素直に聞いてるものの、

目は「あたしが怒られる筋合いはないわよ!」って物語ってるし。

自分を正当化して、他人をバカにして。

少し敏感な人なら、すぐに分かっちゃうよ。

その程度のバケの皮なら、被らないほうがいっその事潔いのに。

別に仲良くもないので、肯定も否定もしないけど、

彼女は一体何がしたいんだろうね?

何を求めてるんだろうね?

謎。謎。永遠の謎。



さ、これからお風呂に入って、

全身ケアにとりかからなきゃ。

コンタクト買い逃したのが痛いけど。

少しでも綺麗な私を、あなたには見てもらいたいから。
モーニングコール寝坊4日目。

正直言って、新記録です。

自分でも信じられない。

何でこんなに起きられないのー!?

ダーは別に気にしてないけど、私が悔しい!




←ああーん。


なんでか音が聞こえないのね。

再び買い換えるべきか否か。

ちなみに私、携帯のアラーム音ぐらいじゃ起きません。

耳がおかしいのか。

よほど眠りが深いのか。

良いような悪いような微妙なところじゃ。




←待ち遠しかったー。



およそ3週間ぶり。

明日は大忙しですね。

今日もダーのモーニングコールに寝坊。

初めての3連チャン。

でもね、今日はちゃんと起きたんだった。

半分寝ぼけながら、受話器を取って、

ダーの短縮ダイヤルを押して、ダーが電話を取るのを待って、




←おーい。何処行くんだー??


当然受話器はそのままで、

30分後、携帯にダーから電話が来て起こされた。

「30分前に電話がかかってきたけど、

電話に出たら、ずっと無言状態だったよ」
とのこと。

あはははー。

役に立つどころか、世話のかかる彼女でごめんよ。



夜は調子に乗って、ダーと2時間も電話。

我ながら、毎日毎日よくそんなに話すことがあるなー、

と思うのですが。

この毎日の電話のおかげで

距離的に近くに時よりも、ダーが身近に感じられる。

しっかし、あのダーが、

マメなんて言葉からは程遠いダーが、

毎日電話をくれるなんて、ホント奇跡的。

自分でもちょっと信じられないな。

これが当たり前と思わずに、

電話くれてありがとう、って気持ちを持ち続けなきゃ。



←親しき仲にも礼儀あり。


相手に無理をさせていないか、

我儘の度が越えていないか、

細やかなケアを忘れずにいよう。

ダーへのモーニングコールを2日間連続で寝坊。

何故か30分遅れで目を覚ます…。

急いで電話をするとダーは出かける直前。


「今、電話しようと思ってたんだー」

なんて言いながら、慌しげな雰囲気が伝わってくる。

「ううう…ごめんね…また寝坊して…」

半分寝ぼけながらそう言うと、

「全然いいよー。だって蝶さぁ、

もともと
役に立ってないし。

………。

ああ、そうでした。

もともと役に立ってないんだった…。

でも、そんなキッパリ言わなくてもいいのでは?

思わず悲しくなって、


「蝶のこと、もう要らないのぉ〜?」

と駄々っ子モードに。




←良く出来ました!!!



さすがマイダーリン。

よく躾が行き届いてるわねー。なんちって。

いつもは的外れなことばっか言ってるくせに、

タマにイイこと言うんだよなー。

ニクイ奴め。

どこで覚えてきたんだよぉ〜。(←酔っ払いオヤジ風絡み)

カラ元気中の蝶です。こんばんわ。

なんとか今日も1日を終えました。

毎日毎日ピリピリ仕事をしているので、すんごい疲れる。

でも仕方ない。自分が望んでこうなったんだもの。

そんな私の癒し系は、もちろんダー。

昼ぐらいに激励のメールもくれたし。




←心弱り過ぎ。



心配してくれる人がいるのって嬉しいもんだなぁ。

別に役に立つ言葉なんていらないや。

気にかけてくれる人がいるだけで十分。

いつでも見ているよ。

いつでも想っているよ。

いつでも心配しているよ。

いつでも応援しているよ。

あなたに届くよう、私の気持ちも精一杯伝えたい。




日曜日に届いた私からの手紙。

他愛の無い手紙だけど、ダーにとても喜んでもらったようで

何度も何度も読み上げてくれる。

…音読されると、恥ずかしいんですけど…?

“来年の誕生日は一緒に過ごしたいね”

そう書いてあるのを見て、


「あのねー、誕生日調べてみたけど、平日だったー」

と残念そうに教えてくれた。

私はいつもダーに文句ばっかり言って、

ブーブーむくれているけれど、

ダーはちゃんとそれを叶えようとしてくれる。

もちろん叶えられないことも多いんだれど、

一生懸命努力してくれるその姿を見るたび、

ちゃんと私を好きなんだって安心できるんだ。

だからいっつも我儘ばかり言っちゃう。

そんな私を許してね。




実家に帰ったら、お母さんが「2人で食べなさい」

と果物をたくさんくれた。

その話を何気なーく教えた時。

「ありがとうって伝えてね!」ってダーが言った後、

またしばらく経ってから、

「本当にありがとうね」とまた嬉しそうに呟いた。

そんな小さな事が、私をすごく幸せにさせる。

甘い言葉よりも、もっともっと幸せかもしれない。

なんでだろうね?



←寝言まで言ってたし。



他人と比較して羨んだり、高望みをすればキリがない。

実はまだまだダーにお願いしたいことはたくさんあるけれど(笑)。

私の一番の望みは、

こんな風に些細なことで幸せを感じて、

2人で笑いながら穏やかに過ごしていくこと。

これからも、ずっと。

昨夜も長い時間、ダーと電話。

肝心な話は何も出来ないけれど、

ダーと話をしている瞬間だけは、嫌なことを忘れられる。

ダーはこんな私の精神状態に気付いているんだろうか?

ダーの高校時代の恋(甘酸っぱ過ぎ!)。

来週会った時に見る映画。

GWの予定。

春に欲しい物リスト。

約束してる交換日記について。

取り留めの無い話。今の私のただ1つの救い。




いつか一緒に暮らす未来の話もした。


「いつになったら一緒に住める?」

そう尋ねると、あなたはいつも

「いつでも。明日でも」

と答えてくれるけれど、

私が実行に移したら、どんな顔をするかな。



←手に取るように分かる。



犬と猫、どちらを飼うかでちょっとだけ揉めて、

子供の教育方針を語り合う。

いつか叶うといいな。

そんな温かい未来。





朝はダーからの電話で起こされる。

今日、彼は、休日出勤の日。

うとうとしたら、またダーから電話がかかってきた。

慌てて今日発売になる6月分の航空券を購入する。

2カ月先のチケット。

それが私と彼の近い将来を繋ぎ止める、唯一の物証。

今日も気分は晴れない。

派手に飲んだ後の数日は、必ずといっていいほど落ち込む。

その日のことだけではなくて、

前々から鬱積していた何かがどくどくと流れてきて、

封じ込めていたアレもコレもが、一気に溢れてくる。

ここまで来ると、もう止められない。

ひたすら回復するのを待つしかないのだけど、結構苦しい。

でも、じっとしてる。



そんなワケで、

会社辞めたーい。

もしくは、

誰も居ない所へ行きたーい。

という病が発症中。

つまりは全てをリセットしたい感じ。

でもそんな大胆なことが出来る蝶ではありません。




←過去の貧乏旅行。



ダーは昔、色んな国を訪れていた。

観光?よりも、もうちょっとストイックな旅。

私はその話を聞くのが好き。

彼が見たもの、触れたもの、出会った人たちの話を聞く。

私の知らない異国の匂い。

私の知らないダー。

ちょっとだけ寂しいような、頼もしいような、変な気分。


「人間、やろうと思えば何だって出来るんだよ」

そう言われて、少し、気分が軽くなった。



ひとつ気になることがあったので、聞いてみた。

もし、今、長いお休みが与えられたとしたら、

そんな向こう見ずな旅をしてみたい、と思うかどうか。


「旅をするのは好きだけど、あんな旅はもう出来ないだろうし、

もう、したいとも思わないよ。」


そっか、大人になっちゃったんだね。

私は、安心すると同時に、彼が不憫にも思えた。

旅からたった数年で、

彼の肩にはいろんなものが乗っているみたい。

これからはその荷物が、もっともっと増えていくんだろう。

その荷物の中には、私も含まれることになるのかもしれない。

もしかしたら、もう、含まれちゃってる?(笑)

ダーのことを、男の人のことを、

子供だなぁ、と思うことがある。

でも、違うね。

みんな、たくさんの責任を背負っているんだよね。




私も何処かへ行ってみたいなー、

そう呟いた後、

私が1人で何処かへ行っちゃったら、心配で堪らないね?

とダーに何気なく問いかけてみる。


「うん。生きた心地がしないから、何処にも行っちゃ駄目」

うん、行かないよ。

私は臆病だから、何処にも行けないんだ。




この世界から出て行くことが出来れば、

少しはラクになるかもしれないのに。

失うのが、怖いから。

嫌われるのが、怖いから。

出て行けないんじゃない、

色んな事を考えて、

自分で自分を縛り付けて、

出て行かないのは、私だ。

そして、いつだって、

誰かが手を引いてくれる、

背を押してくれる。

そんな甘い考えを持っている。

私は、ここから、一歩も、動かずにいる。

這うようにして会社に行った。




←ズーン。



逃げるようにして、会社から帰宅。

速攻でベッドに入って眠りに落ちる。

ダーからの「ブラブラしながら帰るね」というメールで起こされて、

「早く帰ってきて。寂しいから。お願い」と返信。

再びダーから「分かったよ。すぐ帰るから」なんてメールが。

安心して、また眠りにつく。

ダーからの電話を待ちながら。





んが! 目を覚まして時計を見ると、深夜1時。

ダーからの電話は、(多分)無い。

メールが来たのが8時…。

変なの〜と思いながら、ダーに電話。

自宅も携帯も、出ない。

諦めて、メールを打って、また目を閉じる。




1時間後、ダーから電話。





←またですか。



それならそうと電話してよー、と文句を言い、

寂しかった、寂しかった、と嘆く。

心も体も停滞気味の時は、

すっかりダーに甘えてしまう。

ダーはいつだって、こんな駄目な私を許してくれるから。

彼の元でずっと生きていけたら、

きっと私はとてつもなく幸せだろうな。






恐怖の無い関係、について友達と話をした。

「恐怖の無い関係」とは、

相手を心の底から信頼している関係のこと。

良い意味で

“何をしても許される”“この人なら大丈夫”

と思う相手とのこと。

でも、どちらかに依存心があれば、

それは単なる甘えにしかならず、負担を感じるようになる。

そのバランスは、とてつもなく難しいけれど、

「恐怖の無い関係」は自立した人間同士の間に存在するもの。






あなたは私を愛してくれている。

私もあなたを愛している。

でも、

寄りかかり過ぎない、

甘え過ぎない、

境界線は越えない。

タマに心が弱くなって、

我儘言っちゃう時もある。

だけど元気になった時に、

受け入れてくれてありがとう、をちゃんとお返しする。

あなたが弱っている時は、

私の元気をあげる。

そして抱きしめてあげる。

あなたが私にしてくれたように。

1人の時間を大事にする。

2人で居られる時間も大事にする。

あなたについて行くんじゃない、

私について来て貰うんじゃない、

一緒に手をつないで歩いて行く。

2人で、並んで、時に速度を変えながら、

ずっと、ずっと、歩いて行く。




そんな関係。

久々に会社の飲み会開催。

あんまりにもつまらなかったので、



←飲むと泣き上戸。



会社の人たちの前で…最悪。

しかも記憶ぶっ飛んでるし。

思い出そうと記憶の糸を手繰り寄せてみたものの、

とてつもない自己嫌悪に襲われそうだったので中断。

記憶がなくなるまで飲んだ翌朝って、

なんでこんなに最低気分なんでしょー。+二日酔い。

恥ずかしくて、恥ずかしくて、

出来ることならば消えてなくなりたい。(と何度思ったことか)

過去に、酔っ払って恥ずかしい思いをした方は、

蝶まで励ましのメールください。




泥酔して帰ってきたのが深夜2時。

翌日、携帯の発信履歴を見てみると、

深夜の2時に電話をした相手が2人ほど。

ダーと姉さん(←一回り年の離れた友人)。

とりあえず姉さんに電話。そして謝罪。

思いっきり笑い飛ばされて、励まされる。

懐深すぎです、姉さん。

そしてダーにも電話。再び謝罪。

「何度もしつこく電話してきたよ」らしいです。

ショック…。

怒ってるというよりは、呆れてる?

そりゃそーだ、ダーは下戸だし。

また詳しくは夜の電話で、ということで受話器を置く。

怖い、怖い、夜の電話が怖いぃーーー。

そして会社行きたくねぇーーー。

もう、駄目。

気分真っ青な1日。

早めに帰宅して、テレビを見ながらご飯を食べて、

食べ終わった後に一服。

それからトイレに行って、ある異変に気が付いた。




←しばし呆然。


慌てて個室から出て、テーブルの上を探す。

続いてタンスの上、洗面所、クローゼットの周辺。

ありとあらゆる場所を探っていく。

部屋中をぐちゃぐちゃにしながら探し回る。

でも、無い。どこにも、無い。

半分泣きそうになりながら、頭の中は真っ白。

どうしよう、どうしよう、どうしよう…。

完全パニック。

はずした記憶はないけれど、ちょっとだけゆるかったから、

歩いている最中に抜けちゃったのかも…。

最悪のシチュエーションが頭を過ぎり、

思わず「うぇぇぇ〜」と世にも情けない声をあげてしまう。

失くしてしまったものならば、

私はダーに上手く隠し通すことなんかできない。

ダーだってすぐに見抜いてしまうだろう。

怒鳴られるのを覚悟で、携帯を手に取った。

膳は急げ、だ(←かなり意味が違う)。

と、思った瞬間、テーブルの上のある物が目に入った。

パソコン。

いつも日記を書いているノートパソコン。

そっとパソコンを持ち上げて、おそるおそる下を覗き込んでみる。



















…あった。










ソレはパソコンの下で、

申し訳なさそうにちょこんと隠れていた。

私はすぐに指につけた。

なんだかとっても落ち着いた。

あるべき場所に収まった安心感。

今になって冷静に考えてみると、

パニクった自分がどうしようもなく情けない。

たかが指輪。

他人にとってはどうでもいい指輪。

だけど私にとっては世界一大事な指輪だ。

貰った時には小躍りしたくなるほど嬉しかったし、

毎日毎日肌身離さず一緒に居る。

でも自分がここまで慌てることになるとは

正直想像していなかった。

こんな小さな指輪に、私は依存している。

こんな小さな指輪に、私はさまざまな想いを託している。

かけがえの無い物。

それは私の中でのダーの存在と似ていて、

なんだかとっても切なくなり、

そして、少し、怖くなった。





夕方ごろ会議を終えて、机の上の携帯を覗くと、

ダーからの着信が1件。

急いでかけなおすと、いつもとは違うダーの声が聴こえて来た。

会社に居るらしく、他人行儀な少し固めの声で用件を伝えてくる。

ドキドキ。

違う人と話しているみたい。

私の知らないダーと話しているみたい。

こんなことで寂しくなる私は、

頭がどこかおかしいのかもしれないな。






私が密かによく伺っているテキストサイトがある。

自分の考えを、適切な言葉で、的確に伝えている文章には、

未熟者の私にとって「なるほど」と感心させられることも多い。

ある日の日記で、男性にとっての仕事について言及されていた。

男の人にとって、(女性よりも)仕事の比重が高いこと。

仕事のコンディションや、会社への展望が、

男の人の自信やコンプレックスに直結するものだということ。

それは恋愛や結婚よりもずっと重いものであること。

言い回しは異なるけれど、

そういった内容が書き記されていた。

管理人さんは、恐らく私より年上の女性。

これを読んで、私は少しホッとした。

何がどうホッとしたのかは、上手く表現できないけれど。

これからの私は、昨日までの私より、

少しだけダーに余裕を持って接することが出来そうな気がする。

ダーには、後悔のないよう、

自分が本当に求めるものを見つけて欲しい。

私はダーの傍でいつまでも笑っていたいけど、

ダーの人生にまで踏み込んでいく気はないし、

そんなことはすべきでないし、出来る筈も無い。

ダーは、ダーのペースで、ゆっくりゆっくり進んでいけばいい。

私は、私の世界で、しっかり地に根を張って歩いていこう。

だって、私たちは、別々の人間なのだから。

それは悲しいことでもあり、

とてつもなく嬉しいことでもある。



せっかく仲直りできたと思ったら、

昨日の電話でまた不穏な空気を漂わせてしまった…とほほ。

原因は…うーん、よく分かんない(笑)




←早すぎですかねー?



でも多分、私がダーに対して

優しくなくなっているのが原因の1つ。

今まではダーの仕事の愚痴に何時間も付き合ったり、

反論もせずに励ましの言葉をかけてあげていた。

だけど、何でか最近は上手くそれが出来ない。

ついつい冷たい言葉で突き放したり、

嫌味っぽい言い方で返してしまう。

私も今は余裕が無い時期なのかもしれないな。

話を聞くのって、簡単なようでとても難しい。

特に相談なんかじゃなくて、答えの出ない悩みを語られる時。

返事の返し方に気を使うのはもちろん、

出口の無い話なだけに、こちらもかなり体力(気力?)を使う。

話を聞いた後、相手の悩みまで背負った気になって、

胸が苦しくなっちゃうことだってある。

真剣に聞こうとすればするほど、その傾向は強くなっていく。

でも本人に悪気が無い以上、改善策はないような気がするなぁ。

悩み多きその時期を、時間とともに抜け切らない限りは。



それに今のダーはね、仕事にも会社にも絶望してる。

「たかが仕事」と割り切れるほど、不真面目でもないんだよね。

自分のことだけに必死で、話す内容もどこか刹那的。

自信もないし、明るい将来も描けない(らしい)。

このぐらいの年齢の男子って、みんなそんな感じなのかなー?

そういうのを聞いてると、

なんだか私たち2人の未来もあやふやな気がして、

とっても不安になってしまう。

男とか女とかそんなことじゃなくて、

自立した人間同士で付き合ってるはずなのに、

私自身の心のどこかで、男の人に対して

“責任感”や“安定”を求めてしまっているんだろう。

ダーが不安でグラグラ揺れている時、

それを支えてあげるぐらいの力と余裕が、私にあればいいのに。



さっき珍しくダーの携帯に電話をかけてみた。

でも、やっぱり、案の定出ない。

早く、帰ってきて。

そう願いながら、念のため、自宅にも連絡を入れてみる。

3回目のコールで…ダーが出た。

眠そうな、声。

後ろからはニュースを流すテレビの音がおぼろげに聞こえてくる。

「寝てたの? ごめんね」と私が言うと、

「昨日も、蝶との電話で遅かったから。寝不足みたい」

ちょっとだけ不機嫌な、声。

なんだか自分が責められてるような気がして、

居た堪れない気持ちになった。

ごめんね、もう一度小さな声で呟いて、

私は慌てて受話器を置いた。

「もう疲れたよ」と言って電話を切られた翌日。

私は半ば諦めてた。

しばらくダーからの電話は来ないかもしれない、って。

私から電話をしようか、とも思ったけれど、

なんだかそれもちょっと違う気がした。

上手く言えないけれど…

決して意地を張ってるとかそんなんじゃなくて。

彼が私の思っていることを理解してくれるか、してくれないか。

可能性は50:50というのが私の予想だったので、

ダーからのアクションを待ってみることにしたんだ。



私はすぐに自分を責める。

結局は自分自身に自信がないのがすべての要因。

ダーと喧嘩なんかをしてグダグダ考えてるうちに、

「やっぱり私が悪いのかも…」という結論に至ってしまう。

んで、譲歩する。

自分から擦り寄っていく。

それも悪いことばかりじゃないけれど、

なんだか今回は違うような気がした。

だから、待ってみることにした。

私から電話をかけて、

自分の意思を殺しながら謝るのは簡単な事。

でもそんなのは嫌。

何度も電話に手が伸びそうになるのを、ひたすら抑えた。




すると驚いたことに、割と早めの時間に

ダーから連絡があった。

いつも通りの声、いつも通りの口調。

何事も無かったように、いつも通り会話をして、受話器を置いた。

ダーが自分から口にしない限り、

昨日の件には触れずにいようと思っていたので、

私も普通と同じように振舞った。

このままうやむやになっちゃうのかなぁ、なんて思っていたら、

再び電話が鳴った。

またくだらない話をしばらくした後、数秒間の沈黙。




←少し言い難そうに。



私はそれだけで、もう満足だった。

ほっとして涙が溢れた。



思いがけずダーと喧嘩してしまった。

ホント思いがけず。

そんなつもりじゃなかったのに。

なんて言っても、時既に遅し、なんだけど。




←つい言っちゃったの。てへ。



ここ2,3日の電話では、ダーが自分の話をすることは少なくて、

むしろ私の状況なんかを質問されて。

それってすごい珍しいことだったのね。

今までは、仕事での内容を少し話すぐらいで、

私がどういう立場に立たされてるか、とか、

そういう重めの話は聞き入れてくれないっぽかった。

多分、自分のことに手一杯だろう、って私は思っていたし。

今日は今日で、私が一方的に話をするばっかりで、

ダーの反応がものすごく薄く、お互い無言になることもしばしば。

それで上記のような質問をしてみたという訳。





ダーは最初、「全然そんなことないよ」なんて言ってたけど、

話をしていくうちにムカついてきたらしく、

最後には
「俺はいつでも楽しそうにしてなきゃいけないの?」

とか「俺はいつでも楽しい話題を提供しなきゃいけないの?」

とか勘違いの逆ギレをし出した。



←聞き役なんて、もう飽きた。



それに、楽しくないの?って質問は、

疲れてて話するのが面倒くさいのかと思って聞いただけのこと。

無理をさせたり、我慢をさせてるんじゃないかって心配したから。

なのに、なのに。

何故、彼はそんな風に受け取ってしまうんだろう。

その後も


「蝶が俺に求めるものが、エスカレートしてきてる」

「いちいち連絡するのも苦痛だ」

「こんなに電話をかけているのに何が不満なんだ」


なんて言葉を浴びせられ、仕舞には

「もう、疲れるよ」と言って電話を切られてしまった。

彼にしたら、“俺がこんなにも努力しているのに、

どうして蝶は分かってくれないんだ!?”と思っているはず。

どうして私の言葉は、ダーにとっていつでも

不満で、要求で、強要でしかないんだろう?



私はこれ以上、ダーに何も望んでいないんだよ。

ただ離れている分、何を考えてるかを、

言葉で伝えて欲しかっただけ。

気持ちが分からなくて、不安になっちゃいけない?

離れているからこそ、相手の心の動きに、

敏感でありたいだけなんだよ。

私が、“不安だったんだよ”と言ったら、

あなたは“何が不安なんだよ。こんなに上手くいってるのに”

って言うけれど…。

言いたいのは、そんなことじゃない。

毎日沢山話していても、

いつもいつも肝心なことは言えないんだ。

今日は誰とも話したくないデー。

風邪までひいて、微熱でグラグラ。

おかげで思いっきり引きこもり生活を満喫しましたとさ。

したことと言えば、ちょっと食料を調達して、

冷蔵庫の中身を掃除して、ビデオを2本見たくらい。

あとは睡眠、睡眠、睡眠。



愛しのダーは、本日、休日出勤。

いつも通り、モーニングコールをして、

仕事の合間にも電話をくれた。

「具合どお〜??」ってな。

こういう気遣いは、嬉しい。

私はついうっかり、

何に対しても「大丈夫」を使ってしまうのだけど、

最近は極力言わないようにしている。

「大丈夫、大丈夫」って自分に言い聞かせて、

我慢するのも素敵だけど、

たまには「もう、駄目ぇ」って言って、誰かに甘えなきゃ。

なので「それだけ食欲あるなら平気だね」とダーに言われても、

「全然平気じゃなーい。もう死にそー。」と訴えてみたけれど、

「暇なだけでしょ?」と取り合ってもらえなかったり。

演技力不足なのか??



帰り際にもマメに電話をくれるダー。

仕事の帰りに、ある場所に寄るという。

最近、彼がはまっている場所。




←昨日も行ってたし。



なんだか心のオアシスみたいで。

とっても嬉しそうにウキウキと出かけていきましたよ。

2時間ぐらいで帰るね、なんて行っていたのですが、

待てども待てども(いや、そんなに待ってはいないけど)

帰るコールはかかって来ない。

ダーの最後の電話から、現在5時間が経とうとしています。

っていうか、5時間も滞在するような場所なの!?

私は行った事無いんで…普通はどうなんでしょう?

電話をかけても出ないので、

ちょびっとだけ怪しい〜なんて思っちゃったりして。

駄目な彼女です。

信じるって決めたのに。
昨日はせっかくせっかく

ダーに優しくしてあげようって決意したのに、

待っても待っても電話来ず。

お風呂に入っているのかと思って、何度か電話をかけてみた。

でも、出ない。

3回目のコールが受話器からむなしく鳴り響く。




←ああ無情。



ダーは以前にも故意的に、こういう行為に及んだことがある。

いきなり、突然に、私と連絡を絶って、

かかってきた電話を無言で切り、

最終的には突き放すメールを送ってきた。

昨夜も正直言って「またか」と思った。

これ以上追い詰めても、

状況は悪化するだけだって分かっているから、

私は「おやすみ」のメールを送り、何も考えずに寝た。



←くだびれ損とはこの事。



結局は私の考えすぎ、怯えすぎ。

ダーは家に帰ったとたん眠りに落ちてしまったのだそう。

悲しくなって、損した。

疑って、損した。







でも、植えつけられた恐怖感は、拭い去ることが出来ない。

一度浮気をされたら、

また裏切られるんじゃないかって恐怖と戦わなきゃいけない。

一度暴力を振るわれたら、

また殴られるんじゃないかって恐怖と向き合わなきゃいけない。

それは異常なんかじゃない、病気なんかじゃない。

普通の、人間の、心理でしょう。

だれだって痛い思いはしたくないし、

何度も同じ思いを繰り返したくないもの。

相手を責めても、詰っても、いいでしょう。

だって誰にも、他人を踏みつける権利なんかない。



浮気される側にも問題がある?

殴られる側にも原因がある?

そう諭す人に、質問。

「じゃあ、あなたは傷つけられたことがあるの?」

私は、そんなに強くない。

誰だって、そんなに強くない。

傷つけられるより、傷つく側になりたい。

私は何度もそう思ったよ。

でも、やっぱり、駄目だね。

そんなことをしたら、きっと私は私が嫌いになる。

きっと、この世に存在することさえ苦しくなる。

例え誰に嫌われても、せめて自分にだけは嫌われたくない。

そして願わくば、そんな愚かな私を、

心から愛してくれる人がいるって、いつまでも信じていたい。

何度傷つけられても、何度踏みつけられても、

ずっと1人だったとしても。

いつまでも信じていたい。




ダーが珍しく早い帰宅だった。

そして、電話をくれた。

今日1日ずっと気を張ったままだった私は、

その声を聞いてガチガチに固まった心が、

緩々とほどけていくのを感じた。

第一声
「蝶ちゃんのダーリンでぇす」だって(笑)

可愛いぃ〜〜。むぎゅー。

何だかんだ言って、ムカつく時も(ものすごく)多いけれど、

ダーは私の一番の味方だ。

そして私もダーの一番の味方だ。




←願望強し。



調子に乗って、

「今日は疲れてるから優しくしてね」と言ったら、

「え゛え゛〜」なんて答えが返ってきたけれど。

気分が良くなったので、今日は私が優しくしてあげよう。


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