diary/column “mayuge の視点
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mayugeのオシゴトその7 「ドライブする」

 Squamishというところにドライブに行ってきました。和男さん、京子ちゃん、ご協力ありがと。記事はこちら

2002年05月25日(土)

ムースランの旅・PART

「バンフ〜レヴェルストーク〜ケロウナ〜バンクーバー」

               ◇

第八日、緊張(?)のジャンプオン

 バンフでの一週間の滞在を挟んで、再びムースにジャンプオン。今度のドライバーはどんな奴なんだろう? 新しいメンバーとは仲良くやれるんだろうか? 転校生のような心境でバスの到着を待っていると、現れたのはまるで子供のようにかわいい女の子。ケイティと名乗る彼女、明るく元気な声で挨拶をするとバスに案内してくれた。協力的な参加者かな?と思っていたら、なんと彼女こそがドライバー! へぇー、こんなに小さな体の金髪ギャルが大きなムースバスを運転するんだ。たくましいねぇ、こっちの子は。いきなりちょっと感心…。


ケイティはエンジンチェックもしていた 

 今回もメンバーとの会話はハイキングから始まる。バンフ近郊ジョンストンキャニオンでは、英国マンチェスター出身の女の子ヴィクトリアが話し掛けてくれた。続いてはヨーホー国立公園内のナチュラルブリッジ、エメラルドレイクといった観光ポイントを散策。ここではトロント出身のおじいちゃんバドと仲良しに。ワプタフォールズへのハイキングの頃には、ケイティとチャールズに即席日本語講座。フレンドリーなみんなのおかげで、転校生も少しずつ"新しいクラス"に馴染んでいくのであった…。


新しいクラスのメンバーと

               ◇

第九日、レヴェルストークからケロウナへ

 ATVというアクティビティに参加したメンバーが戻ってきたお昼過ぎに、レヴェルストークのホステルを出発。

 まずはラストスパイクのモニュメントを見学する。ここは、東西から大陸を横断して延びてきたレールが最終的につながった場所だとか。最後のくぎ(スパイク)が打ち込まれた1885年11月7日というのは、カナダにとって歴史的瞬間なんだと、鉄道好きのバドじいちゃんが熱弁を振るってくれた。しかしそんな横ではケイティたちがフリスビーに興じている。やっぱり若い人はあんまり興味がないみたいね…。


バド爺だけは大喜び

 この日のアクティビティはゴーカート。ここでは、オーストラリアの"ぶち抜きクイーン"ことミシェルと、我らがドライバー、ケイティが熱いバトルを展開。女の意地をかけた激しい抜き合いには、見学者の拍手喝采も沸き起こって大いに盛り上がった。



 オカナガンレイク近くのワイナリーで試飲を楽しんだ後は、ケロウナのホステルへ。なんとここでは、ジャスパーでジャンプオフしたダイヴと再会するといううれしいハプニングも。相変わらず坊主頭がカッコいいじゃん、ダイヴ!



               ◇


第十日、バンクーバーに無事帰還!?

 いよいよ最終日。旅の終わりが近づくと、やはり一抹の切なさが胸をよぎる。みんなも同じ思いなのか、途中立ち寄ったフルーツスタンドでは自然発生的にメンバー全員での記念撮影。お互いのメールアドレス交換なども始まる。


番長(左)、ケイティ(中央)とともに「煙チーム」でも記念撮影

 最後のアクティビティは、スカイダイビング。値段を聞いて迷ったのだが、せっかくの機会ということで思い切って手を挙げた。清水の舞台ならぬ、ナイアガラから飛び降りる心境とでも言おうか…。ジャンプスーツに身を包み、上空1マイルからのフリーフォール。これはもう言葉では表せない気持ちよさ!パラシュートが開いた後は、インストラクターと世間話をしつつ、ゆっくりと降下していく。「あっちがバンクーバーだよ。」その地名を聞いた瞬間、自分はとうとう一周してきたんだいう実感が湧いてきた。彼が指差した先に目をやると、少し視界がぼやけている。涙だ。単なる風のいたずらか、それとも無事だったという安心感か、はたまた旅の充実感か…。


これから飛びます!

 再びバスに乗り込んだ、ちょっぴりセンチメンタル気分の「ムースの群れ」は、大都会バンクーバーへ向けて最後のドライブを開始した――。(おわり)

2002年05月24日(金)

ムースランの旅・PART

「ヴェルモント〜ジャスパー〜バンフ」

               ◇

第五日、いよいよロッキー! ジャスパーへ

 マウントロブソン州立公園でのトイレ休憩を経て、いよいよカナディアンロッキーに乗り込む。ジャスパー近郊、マリーンキャニオンでのハイキング時にはさっそくビッグホーンシープに遭遇。おおーっ、こうやって普通に野生動物がいるのね、ここって…。



 ジャスパーのダウンタウンにあるIGAで食料を買い込んだ後は、ちょっとした自由時間。ピザを食べに行く者あり、街中をふらつく者あり。自分はといえば、とあるお店の前で見つけた「熊」に大外刈り!遭遇してしまったときのためのイメージトレーニング、と。



 ジャスパーのホステルではダイヴがジャンプオフ。やはりこうして毎日一緒にいたメンバーと別れるのはちょっと切ない。彼は最後に「Sayonara, guys!」と言い残していった。って、その日本語いつの間に世界共通語になってたの?

 残りのメンバーはアサバスカ滝に近いホステルに宿泊。歩いて滝を見学しに行った後は、マークとマイケルが川で水浴びを始めるというハプニング(!?)も。お前ら、ホントに元気やのー…。



 「なんと水道がない!」というワイルドさが魅力の(?)この日の宿にはBBQ用のスペースがあった。それを利用して夜はキャンプファイヤー。マシュマロを焼くサーベルのような棒でスターウォーズの真似をしたら、皆すぐに笑ってくれた。これこそ世界共通の話題ってやつかな…。



              ◇

第六日、夏が恋しい!? バンフへ

 この日最初のハイキングはコロンビア・アイスフィールド近くにて。希望者が集まってコリーを先頭に歩き始める。と、五月だというのに吹雪のような天候に。レストハウスに居残ったメンバーの判断をちょっと見直したりして…。



 続いて訪れたペイトレイク付近でも、未だ雪が残る森の中をハイキング。展望台からは、青ではなく「真っ白な」湖が見えた。なんだまだ凍ってんじゃん、トホホ…。



 「So blue…(ちょー、ブルー)」

 ドイツ人デメリスのちょっぴり皮肉のこもった言葉に、メンバー一同二度ずつ頷く。夏に参加する人はきっとエメラルド色の湖を目にするんだろうな。でもそんなひがみっぽい思いも、帰りの雪合戦で忘れてしまったんだけどね(笑)。

 レイクルイーズでの散歩を挟んで、いよいよバンフへ到着。自分はここでジャンプオフするのだ。コリー、運転ご苦労様。いろいろ楽しかったよ(涙)。男どうしのハグ…。

2002年05月15日(水)

ムースランの旅・PART

「ウィスラー〜カムループス〜ヴェルモント」

               ◇

第三日、カムループスへ

 今日も朝からハイキング。



 せせらぎの音を耳にしながら、ひんやり気持ちいい空気が漂う森の中を1.5キロほど歩くとNairn Fallsの展望台に出る。氷河が削った岩盤の間を轟音とともに落下するダイナミックな滝だ。



 ここで朝のミーティング、新しいメンバーが紹介される。ウィスラーでシンガポール三人衆がジャンプオフ(バスを降りてその街にとどまる)した代わりに乗り込んできたのは、四人のオージーの若者。こうして気ままに乗り降りできるのが、ムース・ランの特徴だ。

 続いて氷河湖までのハイキングを挟み、ルート99を北進。なんとこの道では、ブラックベアーがバスの前を横切るというハプニングも。「Oh, No!」。うたた寝をしていて見逃してしまったメンバーからは悔しそうな声が聞かれる。

 カムループスのホステルは、かつては裁判所の建物だったというだけあってその面構えは重厚そのもの。法廷として使われていた部屋が、現在は食堂になっているのが面白い。


威風堂々、カムループスのホステル

 当番のメンバーたちが作ってくれたスパゲティを平らげた後は、一風変わったアクティビティー、屋内ロッククライミングに挑戦。話題のスパイダーマンになったつもりで、壁に取り付けられた突起に手足を掛けて登っていく。でも体が重いぞ?ちょっと食いすぎたか…。


よじ登るmayuge

               ◇

第四日、ヴェルモントへ

 クリアウォーターのビジターインフォにて。

 こちらの事務所横には、BC州野生動物の代表格ともいえるムースの大きな銅像が建っている。ドライバーのコリーによると、このムース像の背中に17名の人が乗ったという珍記録があるらしい。それを聞いたメンバー、もちろん黙ってはいられない。まずはお調子者のマイケルがよじ登ると、好奇心旺盛のメンバーたちは我も我もとそれに続く。しかし我々の場合どうやっても8人が精一杯。これにどうやって17人も乗っかったんだろう? 謎だ…。



 再びバスに乗りルート5を北へ。この辺りは山間の一本道だ。すると突然コリーが用心深く車を停めるではないか。

「ナニナニ?」

 また熊である。道に平行して走る線路の上をブラックベアーがのそのそと歩いていたのだ。通り過ぎていく他の車に注意しながら、一同バスを降りて熊を見学。貨物車が落としていった穀物などを求めて野生動物が線路に現れるのは、どうやらよくあることらしい。実はこれで、三日連続野生の熊を目にしたことになる。ハイウェイのすぐ横だというのに、やっぱりいるんだ…。


線路上をさまよう熊

 午後一時過ぎにはヴェルモントの山小屋風ホステルに到着。この街ではホースバックライディングが楽しめるのだが、節約を考えて宿に居残る者もいる。かくいう自分もその一人。コリーは「Relax & Enjoy the scenery!」と言い残し出かけていったが、つまりそれって他に何もないってこと?

 それでも元気なオージーガールズチームは、バスに積まれている「コリーのおもちゃ箱」の中からバレーボールをちゃっかりゲット、ホステル前にあるネットを使って"即席アクティビティー"を始めた。明るい性格のアニーに誘われて自分もバレーボールに参加。みんな体を動かすことが好きなんだな。それにしても俺ってバレーボール下手だなぁ…。

2002年05月13日(月)

ムースランの旅・PART

 行程上の各都市で乗り降りが自由なアドベンチャー・ツアーバス「ムース・ラン(MOOSE RUN)」。バンクーバーからカナディアン・ロッキーまでを周遊するWEST PASSの旅に参加したmayugeの体験レポート。

               ◇

「バンクーバー〜ウィスラー」

               ◇

 第一日、いよいよムースの旅がスタート。

 バンクーバーのユースホステルでドライバーのコリーと握手してバスに乗り込む。彼はがっちりした体躯の持ち主で、明るく大きな声が好印象のカナディアン・ガイだ。故郷トロントを後にしてUBC(University of British Columbia)で学んだのちこのドライバーガイドの仕事を始めたという彼は、三十を目前にするmayugeとは同年代(?)と見える。さすがにドリフの話はできないだろうが、同じ世代として話が合いそうで期待が膨らむね。

 ライオンズゲート・ブリッジを渡ったら、まずはサイプレス・マウンテン中腹の展望台でコリーからムースツアー全体と本日の予定についての説明。ここで参加者どうしの自己紹介も。15人(女性が9名!)のうち、ドイツからが2名、シンガポール3名、台湾1名、日本人がmayugeを含め2名、そしてなんと残る7名がオーストラリア出身。オージーは本当に旅好きなのね。



 ウィスラーへと向かう行程では、シャノン(Shannon)とブランディワイン(Brandywine)という二つの豪快な滝を見ることができる(高さ北米トップ6のうちの2つだそうな)。それぞれでバスを降りてハイキングをしながら見に行くわけだが、運動不足のおじさんにとってはこれがなかなかのハードワーク(汗)。でもここで少しずつ他の参加者たちと話す機会をもつことができた。

 Shannon Falls

 Brandywine Falls

 ウィスラーではユースホステル"Shoestring Lodge"に宿泊。スーパーマーケットに立ち寄った際に皆で話し合った結果、夕食は各自お金を出し合って食材を買い、コリーが適当に(?)決めたグループごとに毎晩交代で料理することになった。ちなみに我々の今日の担当は、皿洗い。そしてこのグループごとにドミトリーが割り振られる。タイワニーズの学生ベティ、オーストラリアでは図書館司書をやっているというアネットおばさん(失礼!)、日本人の女の子サル(もちろんニックネーム)という三人の美女たち(?)と同部屋だ。いびきかいたらゴメンね。

 食後は希望者を募ってウィスラービレッジのナイトクラブへ。"ムース割引価格"のカクテルを飲んでいると、普段は大人しいアネットが子供のように目を輝かせて「ケンジ(mayugeの名前)は踊らないの?」と聞いてくる。「俺はちょっと…」とモジモジしていると、今度は片っ端からみんなを誘う。どうやら"昔とったきねづか"(古い表現…)なのか、踊りたくてしかたないらしい。子供のように小さな身体をしたおばちゃんは、結局一人でダンスフロアへと飛び出していった…。一人フラッと旅に出て、目いっぱい自分の時間を楽しむ可愛らしいおばちゃん。なんか好きだな、こういうの。

               ◇

 二日目、ウィスラーでのフリーデイ。

 この日は各自アクティビティに参加するもよし、気ままにウィスラーを散策するもよし。ムースメンバーは湖でのカヌーイング(orカヤッキング)とマウンテンバイキングで割引の特典を受けられるので、自分は午前中ウィスラービレッジを散策した後、午後からマウンテンバイクに挑戦した。

 ビレッジの周辺を巡るいくつかのバイク用トレイルのうち、ロストレイク(Lost Lake)のコースを選択。さあ出発とばかりに森林のトレイルへ入ろうとすると、一緒に参加していたサルが怪しげなものを発見。舗装されたトレイルの上に、何者かの足跡があるというのだ。見れば犬にしては大きすぎるその泥の足跡、これはもしや…冬眠から覚めたクマ?まさかとは思いつつも、遭遇してしまったときに繰り出す予定(ムリムリ)の柔道技「大外刈り」を一応イメージしておく。


ゲッ、熊の足跡?

 未だ雪が残るウィスラー山や太陽の光でキラキラと輝く湖を時折見やりながら、適当にアップダウンがあるトレイルコースを走る。下り坂で中腰の姿勢になると、頬をなでる風が最高に気持ちいい。すっごくカナダって感じ。でもマウンテンバイクって日本にいたらわざわざやらないよなー。ペダルを漕ぎながら思わず苦笑…。



 湖を一周しビレッジに戻ろうとすると、再びサルが後ろから呼び止める。今度は何よと思いつつ引き返すと、「あれってペットかな?」彼女の指先をたどると、その先には何やら大きな黒い獣が歩いているではないか。紛れもない、クマである。コテージが建ち並ぶいわゆる「人間様居住区域」の一角、工事中の鉄柵が張られている場所をノソノソと巨大なブラックベアーが歩いている。さすがにカナダ人もペットでクマ飼わないだろうよとサルに突っ込みつつも、視線はクマに釘付けだ。すぐそこに人が暮らしているというのに、こんなところに出てきちゃったりするワケ?これには興奮した。おりゃっ。思わず再度大外刈りの引き手の確認をしてしまった(だからムリだって…)。
 

いたっ!!

 夕食はアルタレイク(Alta Lake)湖畔のレインボーパーク(Rainbow Park)でBBQ。今日はオージーチームが調理担当だ。慣れた手つきで火を起こしたステュー(Stuart)とダイヴ(Daveのオージー読み)のオージーガイ・コンビはハンバーグやステーキ、ソーセージなど焼いている。スレンダーで笑顔が素敵なブルック(頬がぷっくりしていて可愛いので、サルとの間では勝手に"おたふくちゃん"と呼んでいた)とぱっちりした瞳が印象的なサラのオージーガールズ・コンビも、コールスローの準備などに力が入る。
夕方とはいえ初夏のカナダはまだまだ日が高い。食事の準備中、他のメンバーは湖畔の芝生に横になったり、フリスビーを楽しんだりと気ままな時間を過ごす。

 食後はコリーの呼びかけでサッカーをすることに。これまた適当に2チームに分かれると、満腹の体に鞭を打ってみんなでボールを追う。日本ならイマイチ盛り上がりに欠けそうなこの企画、なんのなんの女の子たちもキャッキャと声を上げながら無邪気にボールを蹴り飛ばしているではないか。ドイツ人のカトリーナも「ケンジをマークするよ!」と言いながら楽しそうに周りをウロチョロしている。運動神経バツグンのコリーからのスルーパスに走りこんでダイヴとボールを取り合えば、自分もいつの間にかヒートアップ。「五時間目の体育症候群」で横っ腹が痛くなりながらも、「山・緑・湖」という"Typical Canada"の光景の中でいい汗をかいた。

2002年05月11日(土)

さよならは別れの言葉じゃなくて

 悪友カズオ氏が帰国した。

 バンクーバーに着いたばかりのmayugeにいろいろと現地のナマな情報を教えてくれたのがカズオ氏であった。彼もまた日本でサラリーマンを経験してからこの国にやってきた。人に気を使わせずに気を使えるタイプの男であり、年齢も近く、学校のConversationのクラスで一緒になると、すぐに意気投合した。

 二月に知り合ってから三ヶ月。お互いいい年なので毎日ツルむような仲ではなかったが、いろいろと相談などもできるいい関係であった。先日は学校の先生Ed(彼もまたほぼ同年代)も含めた男三人でささやかなお別れ会も。バンクーバーでの楽しいバカ話もこれで最後かと思うと、なんとも切ない感じであった。

 その彼が今日の便でカナダを離れる。あたためている夢を胸に。

 カズオさん。
 たくさんのバカ話をありがとう。腹筋が鍛えられました。
 たくさんのホメ殺しをありがとう。おかげで少し自信をもてました。
 たくさんの思い出をありがとう。カナダでの生活が自分のものとして感じられるようになりました。

 See you again, someday!


▲フェリーに手を振るKazuo氏とmayuge

2002年05月01日(水)

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