堀井On-Line



6136,閑話小題 〜今年の総括 −2

2017年12月31日(日)

 今日の楽しみの一つが、過去の大晦日の感慨を改めて味わうこと。
晦日は、何やしら、死の匂いがする。確かに、この年に生きていたのである。
そして、生きてきたのである。笑い、泣いて、怒って、感動し、感激し、
感謝もしてきた。辛いこともあるが、その数倍、楽しいことがあった。
 過去文を読返し、何か筆力が、落ちたようだが… 響きは落ちてない?
読返し、思うことは、真面目ということ。それと頭が固い。もう少し、
気を抜いたらと… アウトサイダーを標榜しているとはいえ、読返すと、
『悪ぶって、真面目くさって!』と、声をかけたくなるよ。これじゃ!

   * 読書偏
 今年も、大晦日になった。図書館の借入レシートを「ダイアリー」の最後尾の
ページに貼りつけているが、改めて見直すと、あまり大した本が見当たらない。
『哲学』系や、『人生論』系の「生老病死」「ポジティブ心理学」「幸福」の論
とか、『社会学』系の人間論などが多い。それを、ここで『読書日記』で書いて
きた。老い先が短く感じると、短絡的に陥るのは仕方がないが…
「何か記憶に残るような新たなチャレンジとか、出来事は?」と省みても何も
思い浮かばない。人生は何歳になっても、その時節は初体験である。成るほど、
老いるということは、こういうことかと!
  
   * 今年の「随想日記」の総括
 16年8ヶ月の間に、5分遅れで間に合わなかった一回を除いて休んむことなく
書き続けてきた。旅行中は息子や知人に頼んで、HP内コーナーに予めて書込み、
日ごとに、アップをして貰っていた。数ヵ月に一度ぐらい、スランプに陥るが、
その時ほど、内容が良くなる経験則を思いだし乗越えてきた。今年も、何とか
続けてきた。『何事も魂を込めて一万回続けると、プロの領域に入る』という
法則があるが… その割にはアップスケールは全くない。 
 この連載も、6千回×2〜3時間=12000〜18000時間も投入してきたので、もう
少し自信をもってエネルギーを増やしたところ、ビュアーが5割ほど増えてきた。
後半の文章に捻りに入ることが多いが、これは、何度か書きかえている過程で、
自然発生する捻りであある。いくら捻ねた性格もあったとしても、元から意図
しては書けはしない。1〜2ヶ月に一度位は、私として出来の良い内容があるが、
ビュアー数が、二倍に正直に跳ね上がる。 知人のビュアーを想定して、
「この内容で納得すのだろうか?」を自問自答するのが、エネルギー源になる。
   
   * 大晦日に
 12月〜3月の冬期間を除く「早朝のチャリ散歩(ポタリング)と、週・5回の
スポーツジム通いが現在の私の命綱になっている。精神面では、この書き込みと、
ネットサーフィンと、TVの映画とドラマとスポーツ観賞と、週一のシネマ館通い
が支柱になっている。 要するに「木」という己を塀で囲んで門内に異物を極力
入れないようにして、日々を一杯いっぱい楽しむのが日課で今年も過ぎた。
それでも、時々、異物が闖入してくるが、その都度、丁寧に除外する。
 成るほど、夕暮れ時から、黄昏時から見る人生の風景も悪くはないが…
漆黒の闇が、年々、深く覆い被ろうとしているが… 平穏無事だったから、
これで良しとしなければ。 満足度、充実度は「80点」というところ。

戦う時には戦わなくてはならないが… やはり戦争は避けるべきと、真に思う!
 一年間のご静聴? まことに有難うございました。 良いお年を!

・・・・・・
2016年12月31日(土)
5769,閑話小題 〜今年も総括の日が
  * 今日は大晦日! 比較的無事平安
 今日で今年は終わるが、色いろ刺激の強い年でもあった。
周辺で実家の商売を継いでいた母方と、父方の従兄が二人が亡くなった。
これで、親戚で自営業をしている親戚は、一軒も無くなった。東京に住む
従兄と、鎌倉に住む従姉も、数年前に商売をたたんだ。これが時代の趨勢。
 今年、読んだ本は、ほぼノンフィクション。フィクションは映画、ドラマ
が中心だが、もう少し読まなければ… どうしても、この随想日記に気持ちが
とられ、そこまでの余裕がない。ここで読返しても、シリアスで面白い。
 逆に、これが私の程度といえば、それまでになる。
―――
『だれもわかってくれない』ハイディ・グラント・ハルバーン著
『幸福の探求―人生で最も大切な技術』マチウ リカール著
『人生の意味を見つけるための逆説の10カ条』ケント・M・キース著
『こう生きて、こう死にたい』津本 陽 (著) 
『他者という病』中村うさぎ著
『地球以外に生命は存在するか』〜「立花隆の書棚」より〜
『幸福に死ぬための哲学―池田晶子の言葉 ー』池田 晶子(著),
『老いかたレッスン』渡辺淳一著 
【中国とどう付き合うか】人類史上最大のバブルが弾ける時
            熊谷亮丸『大和総研』チーフエコノミスト
『子どもはなぜ勉強しなくちゃいけないの? 』おおたとしまさ(著)
『生きる力ってなんですか? 』おおたとしまさ(著)
『知っているようで知らない 法則のトリセツ』水野 俊哉(著)
『あの世へ逝く力』 小林玖仁男著
『「あの世」と「この世」をつなぐ お別れの作法』矢作直樹(著)
『幸福の条件〜新道徳論』鹿島茂著
『美人の正体』〜越智啓太著 
『心を癒す言葉の花束 』アルフォンス・デーケン著
『かわいい自分には旅させよ』浅田次郎著
『人生を幸福で満たす20の方法』三宮 麻由子(著)
『お金に強くなる生き方』佐藤 優 (著)
『「賢い子」に育てる究極のコツ』瀧 靖之 (著)
『女はギャップ』名越康文 (著)
『不幸な国の幸福論』加賀乙彦 (著)
『エゴの力』石原慎太郎著
『【賢者の言葉】』ビッグピクチャーズ監修 
『20歳からの人生の考え方』外山滋比古著
『自分のための人生』(ウエイン・W・ダイアー)
『知の読書術』佐藤優(著) 
『人工超知能が人類を超える』台場時生(著)
『嫌われる勇気〜自己啓発の源流「アドラー」の教え』
『現代思想・2016b 老後崩壊』 、
 <経済状況から見た老老格差ー橘木俊詔>
『本を読む人だけが手にするもの』藤原和博著
『大格差:機械の知能は仕事と所得をどう変えるか』
                タイラー・コーエン (著)
『マシュマロ・テスト』ウォルター・ミッシェル著
『スーパーベターになろう!ゲームの科学で作る「強く勇敢な自分」』
                ジェイン・マクゴニガル(著)
『「やさしさ」という技術』ステファン・アインホルン(著),
―――
『幸福の探求―人生で最も大切な技術』『人工超知能が人類を超える』
『自分のための人生』『嫌われる勇気〜自己啓発の源流「アドラー」の教え』
『マシュマロ・テスト』などが、特に面白かった。この年齢になっても、
まったく知らないこと、目から鱗が落ちることばかり。知ってないことを
知るという楽しさ、面白さが、一番、生きていることを実感できること。
・・・・・・
2015年12月31日
5404,大晦日 つれづれに

☆ 大晦日には、この総括を書き上げることと、過去の総括分を読み返すこと
 が楽しみである。時流からして政治、経済の見通しは暗く、自分自身に甘く、
明るい? としても、実態を凝視すると、重苦しい潮流に押流されている。
やはり、ISによる世界規模の爆弾テロと、シリアを中心としたアラブ難民の
欧州への大量流入問題がある。北朝鮮の政治混乱が生じれば、難民は日本にも
殺到してくる可能性がある。遅かれ早かれ日本でもISに感化されたテロが
起きる可能性がある。更に懸念されるのが、欧州、中国、経済後進国の経済破綻
危機である。時局は年々、世界的右傾化と、一強多弱の傾向が顕著になっている。
 ギリシャや、中国経済の破綻をキッカケとした株価暴落で、隠されている
世界恐慌が一挙に表立ち、身近の貧困問題が出てくる。世界的経済格差が、
そのまま、身辺の格差に繋がってくる。 
「日本にとって、今年が最後の平和の年だった!」 と、言われないことを
祈るばかりである。
☆ 個人的には、年初の1月15日に「古希」を向かえた。そして半月後に、
 自分が70歳になる。その実感がないのが、偽らざる気持ちである。
若い頃みた老人の印象は、地味で暗い顔をした大爺で、何時の間にか
消えていった。 今では誰が先か後の問題でしかない。母から聞いた話で、
90歳過ぎの伯母が寝たきりになったので、挨拶に行くと、正座で、
『老いるとは無念なことじゃ!』と、悲しそうな顔で言ったという。
長生きすれば良いことばかりでない、むしろ嫌なことが多いはず。
で、今年の総括は、充実感は90%、満足感は80%、日々是好日度は80%。 
読書も、映画も、TVドラマも、運動も、美味い酒も、満足度80点。 
 これに加えた過去の文章が、晦日の私の気持ちになる。 良い年を! 
★ 今年読んだ本は、以下である。再読や、雑誌も入れた!
ー『生と死をめぐる断想 』岸本 葉子(著)
ー『あわいの力 「心の時代」の次を生きる』安田登(著)
ー『修羅場の極意』
ー『日本の男を喰い尽くすタガメ女の正体』深尾 葉子(著)
ー『人間であること』時実利彦著
ー『毛沢東の大飢饉〜史上最も悲惨で破壊的人災』
             フランク・ディケーター(著)
ー『幸福論』吉本隆明(著)
ー『知の逆転』〜ジャレド・ダイアモンド , ノーム・チョムスキー&他
ー『金持ちが確実に世界を支配する方法』スーザン・ジョージ(著)
ー『人生、しょせん気晴らし』中島義道(著)
ー『哲学で自分を創る』瀧本往人(著) 〜再読
ー『社会学〜フシギなくらい見えてくる!』現代位相研究所(著) 
ー『大脱出――健康、お金、格差の起原 』アンガス・ディートン (著)
ー『世界の大富豪2000人が教えてくれたこと』トニー野中 (著)
ー『エリック・ホッファー自伝』中本義彦訳 〜再読〜
ー『借金人間 製造工場―“負債"の政治経済学』
                マウリツィオ・ラッツァラート (著)
ー『思いが人生をつくる』 〜ジェームズ&リリー・アレン(著)
ー『泥棒刑事』 元三課部長刑事 小川泰平(著)
ー『他諺の空似 〜ことわざ人類学』米原万理(著)〜再読〜
ー『ニーチェ「超」入門』白取春彦(著)
ー『その時、言葉は私の「神」となる(新潮45/6月号)
   〜心肺停止になって考えたこと!』中村うさぎ(著)
ー『下流老人 一億総老後崩壊の衝撃』藤田孝典(著)
ー『読書の腕前』岡崎武志(著)
ー『『自分を超える法』ピーター・セイジ(著)
ー『スノーボールアースについて』〜新潮45ー2015年5月号〜
ー『クオリア再構築』〜島田雅彦:茂木健一郎対談集
ー『【澤上篤人×出口治明対談=投資も人生も長期思考で!
                   新潮45・3月号】
ー『ウェブ2・0」はどこへ消えた?』ー古市憲寿
             新潮45号 〜悪夢の21世紀より
ー『BRUTUSの「谷川俊太郎」』ノンセンス辞典〜
ー『島地勝彦の〜柴錬、今東光、開高、乗り移り人生相談〜』
ー『世界の哲学・思想〜構造主義とは 』小須田健(著)
ー『身の下相談にお答えします』上野千鶴子(著)
ー『世の中、それほど平等でない』浅田次郎(著)
ー『うらやましい死に方』五木寛之[編]
ー『ベストエッセイ 2015』(文藝春秋)
ー『お金のいらない快適生活入門』岸本葉子(著)
ー『武器としての決断思考』瀧本 哲史 (著)
ー『自分史の書き方』立花 隆 (著)
ー『グローバリズムという病』平川克美(著)
・・・・・・
2014年12月31日(水)
5039,大晦日 〜つれづれに
 この文章を書くにあたって、大晦日に書いた内容を読返して驚いたことは、
見通しが暗いこと。これは短期的でみれば当然で、経済的大災害が目先、押さえ
こまれているため。情報端末の飛躍的進化と普及で、現実社会の上にネット社会
が覆ってしまい、世界が大きく変化を始め、大混乱を始めたため、目先は悲観的
になるのは至極当然。中・短期悲観、長期楽観で、個々はポジティブでいけばよい。 
 私を含め、一般的に3〜5年スパンしか見えないため、悲観論が先にたつ。
私のいう悲観論は、これでも大甘の内容。目先の経済の炎上が起こってないだけ。
3〜10年スパンでみれば、厳しい近未来が間違いなく待っている。
 情報化の大波が、グローバル化を促進させ、各国の、各社会の垣根を乗越えて、
私たちに直撃し、大多数が一強多弱の悲惨な現実に直面せざるを得なくなった。
その直激で三年前に事業閉鎖になってしまったから、この事態の深刻さが、
人一倍に見えてくる。 社会学が好きで、その視点で、長期間、独学をしてきて、
この現象に対し、悲観楽観より、SF小説に渦中にいるようだ。 何もかもが、
面白く?受け止めることが出来る。この数年来の大晦日の内容は、少し悲観的で、
偏っていると思うが、中長期的にみれば、極端過ぎでない。この悲観的状況で、
無意識であろう、最近、幸福本や、ポジティブ本を読んで、ここでも書いている。 
 この年齢では、一年先に、現世に存在しているかどうか。 むしろ、
『俺たちに明日(一年先)がない!』と、思って、一年一年を生きればよい。
あと半月で、古希で、70歳の峠まで、あと1年。なるほど、後ろから迫って
いた生老病死の問題が、正面にまわって見え出してきた。
 ところで、今年も読書から色いろな教えを頂いた。
『ぼんやりの時間』辰濃 和男 (著)
『日本人の死に時 そんなに長生きしたいですか』久坂部 羊著
『コトの本質』 松井孝典著
『暴走する「世間」―世間のオキテを解析する』佐藤 直樹 (著)
『人は死ぬとき何を後悔するのか 』小野寺 時夫 (著)
『幸福優位7つの法則ー幸福と成功の意外な関係』ショーン・エイカー著
『ポジティブ・サイコロジー「よい生き方」を科学的に考える方法 』
                 クリストファー・ピーターソン (著
などは、これから生きていくための大きな指標になる内容であった。
 今年の自己評価は、初孫ができたことこともあり、満足度は90点か、
いや80点! というところ。 心は「天気晴朗なれど、波高し」である。
・・・・・・
2013年12月31日(火)
4672, 閑話小題 ー大晦日に
   * 大晦日、つれづれに
 今年の総括を閑話小題で書いているので、取り立てて書くこともない。 
晦日とて大掃除をするでなし、次男夫婦が元旦の午後に帰省してきて、長男と
五人と居酒屋で食事会をするぐらい。あとは寝正月。考えてみれば年中寝正月か。 
面白いほど、取りだてて印象に残ることがないのも珍しい。その分、じっくりと
本を読むことが出来たし、気持ちも落ちついてきた。
 ーそういえば、「読書の総括」をしてなかったー まず10冊を選ぶと
『「死ぬのは怖い」とはどういうことか』『一年で全米記憶チャンピオン』
『静かなる大恐慌』『2050年の世界』『破綻』『大往生したけりゃ医療
とかかわるな』『どうせ死ぬなら「がん」がいい』『そして人生はつづく』
『君は一万円札を破れるか』『日本の論点』などになる。 その中で、
『「死ぬのは怖い」とはどういうことか』の「死を克服する7つの登山道」が、
人生の悩み、死の恐怖を考える上で参考になっている。近藤誠の『どうせ死ぬ
なら「がん」がいい』も、何度読んでもよい本。以前、著者のレポートを読んだ
影響もあって、20年近くの人間ドックを4年前から中止している。余命か、
半年か、一年と言われたら後悔するだろうが、身辺の人の死をみるにつけ、
早期発見で助かった事例は聞いたことがない。スキルス性のガンなら、どのみち
助からないし、それ以外なら放ってけばよい。 平均、10年の寝たきりなら、
早逝も悪くない。 こうしてみるとノンフェクションばかりで、小説はない。
映画が、その肩代わりをしていることもある。『一年で全米記憶チャンピオン』
もショック。「自分には、記憶力が弱い!」というバイアスが、「知識対象の
認識から甘くし、適切に保持して整理することから逃げていた」ことに、この歳
で初めて気づいた。読みっぱなし、書き散らしが、あまりに酷かったので、
12年前に、この随想日記に外部記憶として公開することで、少し向上はしたが、
逆に、自分の知能の底の浅さを思い知っている。で、何事も、まず可能な限り
対象をしっかり認識することから出直しの第一歩になった。このところ日々、
自分のバイアス(思い込み)の枠に気づかされている。この年齢になってである。 
脳内の多くのバイアスに気づかされた年だったが、死ぬまで、続くのだろう。
・・・・・・
2012年12月31日(月)
4307, 大晦日、つれづれに
  * 今年を省みて、来年を予測する
 今年は八割の確率で恐慌になると思い込んでいたので、不思議な気持ちで
年末をむかえている。11月半ばから三週続いて高校の同級生の不況がらみの倒産、
不祥事、自殺が続いた。これは地方経済の変調の一現象。去年の春に私も先立って
事業整理をしていた。情報化で全ての事業形態が根本から変わってしまい、
それがデフレと世界的金融恐慌を引き起こしている。国内では地方経済が早々に
大波に直撃されている。東北震災の陰に隠れてしまったが、リーマンショックが
世界経済を破壊し始めてきた。 それに北アフリカの独裁国家が国民の反乱で
カオスの状態。またイスラエルとイランの緊迫がある。 ここでイランが、大々的
な軍事演習を始めて、ホルムズ海峡が一触即発状態。今だ何とか持ちこたえている
のは、世界主要各国のトップ交代で新体制が整うまで、世界的カオスを引き
延ばしたのだろう。日本は、この衆院選の結果からみて憲法改正が早まるだろうが、
それは世界危機の中で必然の流れ。それからみて、来年前半は、金融緩和で
ミニバブルになるが、それも夏を過ぎる頃から変調が表立ってくる。 参院選挙で
維新の党が、そこそこ議席をとり、安部自民が公明党から維新の党へ連立相手を
変える可能性が強い。それと、欧州の経済危機と、イスラエル・イラン戦争が
起きる可能性が高い。そもそも世界恐慌は、幾つか複合的に絡まって起こる。
今年持ち越した問題が何かの発火で一斉に火を噴出すが、ガスは充満しており、
火の手は早くなる。 その中で、日本の右傾化は国論になり、中国か韓国との軍事
衝突も有りうる事態。まずは、目先、日本経済はアベノミクスで生暖かい風が吹く。
それが最後の饗宴として浮き足立った隙に、何処かで火の手が上がるのが、
物語としての収まりがつく。先日、TVでイタリアの青の洞窟内を映し出していた。
そこの船頭が、カンツォーネを歌いながら、その合間に、「頑張れ日本!」を
連呼していた。PIIGSに言われる筋合いはないが、そこまで日本経済の凋落は
世界に知られている。気が付かないのは国内の微温湯の中のフヤケタ蛙状態のため。
それも今のうち。太平洋戦争の敗戦直後の事態に緩々と、しかし、ある瞬間、
一挙になるのだろう。「てんでんばらばら」が、大津波の発生時のキーワードだが、
高台から見ると、娑婆の衆が、のんびり日常生活をしている姿が、どうもこうも。
それも、アベノミクスでミニ宴会を始めるのだから。現在の家電業界の窮地。
麻生が始めたエコポイントが原因。その男が、更なる大愚策をしようというから、
ただ唖然。何か明るい話? ワイキキかフィジーの端所で、情報を遮断し、
のんびり過ごしたいが、貧乏人の私には・・ 今さらか。 
 TVの旅番組を居間で見ていれば、土地勘があるので、世界の何処にでも
行っている気分になれる・・ それも飽きたが! 端所は、夢も希望も無くした
ミイラのようなのが、あまりに多い。人間の臭いを嗅ぎつけ、抱きついてくる
から始末が悪い。抱き付かれた当人もミイラ化するというから、気をつけている。 
既にミイラ化が始まっているのかもしれない。防御策は、一日一生で趣味に
熱中しバリアを張るしかない。もしか既にミイラは私?ドキッとした。良い年を!
・・・・・・                                    


6135,閑話小題 〜熊さん、八つぁん、珍問答、再び 

2017年12月30日(土)

  * 熊さん、寅さん、大家に、八っつあん
熊さん: 貴乃花の処分、こりゃ何じゃい!あの理事連中の面構え、暴力団面
  じゃないかい。頭の中は、?学校一年程度。俯瞰して考える元がないのに、
 まともな判断など出来ようがない。これだけは公然と言えないことだが。
大家: あの横審というのも胡散臭いね。肩書は御りっぱだが、前例主義の
  役人上がり。知恵とか、個人的理念が全く見えてこないね。
八つぁん: 初めから言っていたとおり、朝青龍、白鵬に舐められる訳だ。
  必死に戦っているのに… お人形そのもの。奴らを間接恫喝で若手力士を
 怒鳴り上げたら、震えあがっていたよ。主犯が白鵬、実行犯が日馬富士、
 なだめ役が鶴竜。まあ、暴力団の脅しじゃないか。左からの張り手と、右腕
 のカチ上げ風肘打ち。これが、朝青龍からモンゴル横綱に引継がれてきた
 「横綱アドバンテージ」。逆をすると、稽古場に押しかけ『可愛がり稽古』。
寅さん: 何故、実行役だけが告発をされ、他の2人が大した御沙汰がないの? 
  貴乃花は、何はともあれ、この二人を刑事告発すべきさ。
大家: それと八角理事長は、先場所と、先々場所の横綱・大関の多数の休場
  責任と、今回の事件を受け退任をするのが筋だろう。現役時代の「保志」と
 いう力士は良かったが、あれは理事長の器じゃございません。
寅さん: 白鵬も真摯で良い相撲取りだったが、何ですか、あれは。
  大相撲はあくまでも日本の神事が建前がある。それを…逆上せ上りも
 いいところ。実際、間垣を除いた他の理事たちの心の底は拍手喝采さ。
熊さん: 貴乃花も、かなり変だよ。ありゃガキだね。もし報告していたら、
  百%、有耶無耶にされて表沙汰にならなかったね。 若い時分に、教育係
 が必要だったのさ。でも、横綱になる確証がなければ、それも依怙贔屓になる
 から無理ですか。でも、今回の処分に貴乃花は不満だろう。彼も一時代を築き、
 一代横綱部屋の権利を貰ったが、引退すれば日陰の人。 
八つぁん: この事件を受けて白鵬への、この権利が怪しくなったね。
  40回優勝の権勢で、貴乃花親方の一番弟子の酒宴に三人して殴り込みとは… 
 怒るのは当然だ。あとの二人を告訴すべきだね。来場所には引退に追込まれる
 可能性の高い?鶴竜が、力士会の会長を辞退しないで受けたのも、少しでも
 有利の立場にいたいための浅知恵さ。     
大家: ところで熊さん、白鵬のことになると、いやに生き生きするね。
熊さん: だって、あの万歳はないだろう。舐めるのも好い加減しろだ。
八つぁん: そもそも論になるが、こうなると、国技と称して税金逃れをして
  きた仇が、ここにきて跳ね返ってきたのさ。「相撲取り、引退すればただ
 のバカ」。何で検察が動かなかったか? 何を特別委員会の会長にしていた
 お陰だろう。でも、貴乃花は、本気になってモンゴル横綱を追い出すべきさ。
大家: それにしても、朝青龍の不祥事後の大相撲を、しっかり、横綱の役割を
  務めてくれたし、一概には言えないよ。彼も人の子だよ。
寅さん: 幼稚でバカなら、せめて利口な振りをさせる必要があるよ。そのことに
  周囲がもう少し気を使ってよ。
八つぁん: 私の中学校の同級の友人に、大手レコード会社の重役をしてた後に、
  レコード協会の専務理事をしていたのがいたが、彼が入社の仕立ての頃には、
 森進一や、山口百恵の教育係の専属をしていたとか言っていたよ… アイドル
 や歌手には基礎教養を意図的に加味させていたようだ。三役にもなれば、大物
 としての教養のベースをつけてやらないと… 白鵬を見ていると、気の毒だよ。
 でも焼き直さないと無理だろうね。
大家: こんな与太郎レベルの会話の中に私を呼び出す必要などないよ。何故だい。
八つぁん: 大家さんが出てこないと、こんな話を大声?で話せますか。
 総括として、<貴乃花よ、よくやった。それが好角家の総意であります。>
大家: ついでに告訴をして、一歩踏む込んだ問題の解決が必要。
 「張り手、肘打ちの禁止」の規定をすべきだが、あの面々からして無理ですか。
寅さん: このままでは終わらない禍根が深まっていく根深い事件だよ、これは。

・・・・・・
閑話小題 〜大相撲珍問答

   * 大相撲問答
 大相撲の珍騒動を、大家、ハっつあん、長嶋・寅さん、石松・熊さんが
空想の世界で語り合う珍問答を思い立った。それも、『日馬富士暴行事件』に
ついてのため、出たとこ勝負の語りになるが、さて如何なることやら…。
――
長嶋・寅さん:批評家連中、何を言ってるんでしょうかね。
ガッツ石松・熊さん:御身大事で話しているのが気に入らねえよな。
 八っつあん:「大男総身に知恵が回りかね」レベルでしかない話。
大家:そんな世界でも、今では学士様が… 馬鹿にしたものでもないよ。
八っつあん:各部屋を「○○組」と言い換えてみると、ヤクザ組織の世界に酷似
 した社会が見て取れる。土俵上のルールを決めて、互いの力の優劣を決めるが、
 差異は?…大してない。関取ともなれば、数人の子分がついて身の回りの世話
 をする。各部屋には親方(親分)がいて、絶対的縦社会の中で、稽古という名
 の「可愛がり」が待っている。
ガッツ熊:俺のいたボクシングも似たところがある。強いのが勝つだけの世界。
長嶋・寅:横綱が、左手で張手で、右からのカチ上げが一場所で三分の二とは。
 それは下位力士が横綱には出来ないし、もしすれば、本場所以外の稽古場に
 押しかけ可愛がりを徹底的にする。これは止めさせないと…
ガッツ:そうでもしないと勝てなくなったんだよ、あの男。禁じ手にしないと、
 やり通すのが、あの男の性分。
大家:だいたい、モンゴル相撲が、大相撲の大元だろう。13世紀の頃、大陸を
 支配していたモンゴル帝国と属国の高麗王国によって2度にわたり行われた
 対日本侵攻の元寇。1度目を文永の役(1274年)、2度目を弘安の役(1281年)
 の蒙古襲来。その時、国家を上げて防いだが、神風の御蔭だけではない。
 残虐で、陰惨な殺戮に、恐れ慄いた武士が、死に物狂いで戦ったそうな。
 それが730〜740年の時を超えて、日本の国技の世界に現れ出て、実質支配
 をして好き放題しているのが現実。
ガッツ・熊:相撲協会は、40回優勝の白鵬に対する態度は「ポチ」そのもの。
 あの横審も偉そうな肩書だが、保身を前提にした綺麗ごとばかり。聞いちゃ
 いられないよ。警察、検察も、場所終了後、三人を逮捕すべきだったよ。
 地方巡業だって?馬鹿いっちゃいけないよ。 誰も主犯が白鵬とは言わない。
八っつあん:11月になるが、「日本学生相撲選手権」で、高校時代にレスリング
 で、タイトルを総なめをしたモンゴル人が準決勝で日本の有望力士を振り回し、
 骨折をさせた上に、即、入院をしたのを見たが、相撲道も何もありゃしないよ。
長嶋・寅さん:数百年、数千年かけた肉食のモンゴル人と、草食米を主食にした
 日本人では互角に戦える訳がないよ。外国人への解放を決めた当時の人の認識
 が甘かったのですね。でも、プロ野球では日本人でも通じるじゃないですか。
大家:チームプレーもあるが、バッターやピッチャーの場合、個人プレーの要素
 が強いし… ただ、面白さという点では、外人への開放は良かった。大体が、
 国技というが、別に法的に認定するのは何も無いらしい。こういう矛盾を
 抱えながら、その都度、乗越えていくしかないよ。
八っつあん:鶴竜からして、あと半年の力士寿命が来ている。白鵬も、張り手、
 カチ上げ風肘打ちが難しくなれば、せいぜい1〜2年で引退に追込まれるよ。
 衰えの恐怖は並大抵ではないはず。このままいけば、必ず朝青龍の二の舞だ。
ガッツ:俳優同士の色恋沙汰と同じで、付きものとして楽しめば良いだけかい。
 単純に捉えれば、「貴乃花が切れたんだよ」。それと、理事長。あの人が、
 引責すべきじゃないか。何が減俸じゃい。毅然として白鵬の引退勧告をし、
 自らが引退するのが筋というものじゃないかい。
八っつあん:相撲取りとしての「保志」は魅力的だったが、理事長は問題あり。
 兄弟子の千代の富士理事長、貴乃花のラインが、協会のひな壇にあっている。
 今の協会と、横綱審議会には、無理なのは分かっちゃいるけれど。
ガッツ:悪いのは分かってはいるが、気の毒なのは、日馬富士だ〜。
 5〜10人の付人も無しの上で、傷持ちの被告人として、隠れ人の身。 
長嶋:「万歳!」じゃなくて、これは「ハンザイ!」と私には聞こえます。

▼ もう少し、コミックにしたかったが… 不幸を笑いものにするのも。
 ただ、貴乃花部屋の力士への陰陽の「いやがらせ」は、想像するだけでも
 気分が悪くなる。その前の白鵬の引退への流れが急務になる。頑張ったが、
もういい! 更に理事長も、引責で引退に。このままでは、更に大きな問題が!
 まあ、暇な御隠居の、相撲談義の一説でした。

・・・・・・
閑話小題 〜日馬富士事件を哲学すると
2017年12月16日
   * よく支えてくれたが、さらば白鵬!
 この一連の事件を哲学の構造主義の切口で断面を捉えると、理解しやすい。
まず構造主義の意味は、【広義には、現代思想から拡張されて、あらゆる現象
に対して、その現象に潜在する構造を抽出し、その構造によって現象を 理解し、
場合によっては制御するための方法論を指す語】。
 構造を考えると、『横綱アドバンテージ』『モンゴル力士の日本角界支配』
がキーワードになる。『横綱アドバンテージ』は、以前、私が命名した造語。
立合いの「張手」と、カチ上げ風肘打ち。横綱は使えても、下位力士はタブー
という「決めつけ」。破れば、稽古場に押しかけて、可愛がりの「シゴキ」。
これは、鬼に金棒になる。それを知った貴乃花は、貴乃岩に合同稽古を制限。
 そこで40回優勝のモンゴル人横綱が、二人の舎弟格横綱を誘い、数年前に
追放された先輩横綱・朝青龍の追放劇と、人種差別に反発を持った怒りの蓄積
をベースに、その矛先が純粋培養育ちの貴乃花親方に…。その部屋に所属する
モンゴル力士の出席する宴会に、白鵬が二人の舎弟格の横綱を連れて押しかけ、
暴行を加えた。直接、手出しをしなくとも同罪。三人横綱の最盛期が終わった
のは、誰の目にも明らかだが、それを貴乃岩が指摘したという噂が発火点。
この三枚看板のモンゴル人横綱三人の支配下にあるのが大相撲協会。
 良くも悪くも、「ポチ」でしかない。
貴乃花親方の判断は何ら傲慢でない。こうもしないと「ポチたち」に阻止され、
ウヤムヤにされるのは、火を見るより明らか。しかし貴乃花も、認識と判断に
自信がない。それは、白鵬も、協会も同じことだが。
 現・理事長は早々に次期理事長の立候補の断念を表明し、『貴乃花理事長』
の立候補支持を表明するのが筋道。本来の古武道の原点に立ち返る時期。
 いずれにしろ、来年早々に鶴竜が。後半から再来年に白鵬は引退だろう。
もう充分、働き貢献をしたし、相撲年齢からして、明らかに限界点に達した。
この辺りが潮時。<発つ鳥、あとを濁さず>。 このままでは、朝青龍と
同レベルになってしまう。
 『よく支えてくれていたが、さらば白鵬! 国外への御退出の準備を。』
 若手に、素質のあるのが出てきている。
ー 面白味という側面では、やはり、あと二年は必要ですか、やはり!ー
 と、考えさせるだけ、一流ということ。
ところで、「逸ノ城」を協会上げて、つくり変えられないかい。
「ダメ!」ですか。素材だけでは無理。白や青のように『横綱アドバンテージ』
を自らつくれないだろう、あれでは。
 ところで、これって「哲学する」というより、「相撲談義」じゃない?
・・・・・・
閑話小題 〜状況から、主犯格は白鵬!
2017年12月01日
   * 涙の会見で
 日馬富士と、親方の涙の会見をみて、「何も解っちゃいない?」と首を捻って
しまった。ことは、朝青龍、白鵬から受け継がれてきたモンゴル人の鬱積した
被差別と、被害者意識が背景にある。モンゴル人には、「強ければ、勝ちさえ
すれば、多くのことが許される」という大陸的体質がある。それに対し、日本
には、海の要塞に囲まれ、外からの侵入の心配がない島国根性の国民性。
 その差が、貴乃花と白鵬を比べると歴然としている。貴乃花には、三代目の
血筋と、純粋培養の恩恵がある。白鵬にもモンゴル相撲の血筋があるが、ここは
島国日本。モンゴル人には勝ち続てナンボの存在でしかない。そこに決定的
差異がある。 その一つが『張り手』の問題。
 貴乃花の著書の中に、「張り手」について、相撲道に反する象徴としてあげ、
忌み嫌う。以前は、これほど「張り手」を使うことはなかったが、そこに目を
つけた朝青龍が、『横綱アドバンテージ』の特権を作り上げ、白鵬、日馬富士、
鶴竜へと受け継がれてきた。横綱に張り返したら、本場所間の稽古土俵に押し
かけて半殺しにする仕組み。それを知っている貴乃花部屋の貴乃岩に、それが
出来ないため、出身高校の同窓会に押しかけ、礼儀と躾の説教。これは、目上
に対する、「張り返し」の禁止強要でもある。今回、暴行現場に同席していた
白鵬に7時間以上も聴取をしたのは、一連の事件に共同謀議があったかどうか?
を、丁寧に聴きだすため? 無知が成せることか、日馬富士が『酒が入っての
暴行ではありません!』と会見で話していたが、この手の暴行は、酒の勢いが
ことを大きくする。 『酒の勢いでないとすれば、朝青龍追放を起因とした
モンゴル・コンプレックスの怨念に対するシゴキと捉えられ、手を出さなかった
2人の打合わせがあった?』と受止められても致し方がない。その辺りを、
貴乃花が警察に訴えた主旨だろう。この怨念は朝青龍、日馬富士、次は白鵬に。
 現在の理事長は、実績からして故・千代の富士にするのが慣例だった。
で、当然、その後の理事長は貴乃花が引き継ぐのが流れ。北の湖も自分の前に
一期でも大鵬を理事長にするのが筋。白系ロシアという理由があったとしても。
白鵬も実績からして当然、理事長になる権利があるが、明らかに日本人の体質
とかけ離れている。そうこう考えると、「国技」の意識と、公益法人の特権を
捨てて、新たに出発するしかない。この危うさが、また面白いことも事実だが… 
 大陸の肉食系に制圧されるのは自然の理。 しかしモンゴル劇場の終焉も、
あながちオーバーではない。来場所から、貴乃花部屋力士への、陰陽の嫌がらせ
が始まる。その辺りが、見ものになる。有り体からすれば、こういうことだ!
【角界を占拠したモンゴル人横綱三人が、『横綱アドベンテージ』を守らない
貴乃花部屋の若手モンゴル人力士を、巡業中の出身高校の同窓会に、出席し、
その一人が暴行に至った。暴力団の刑事事件なら、当然、手を下さなくとも
大親分の白鵬が共謀犯の主犯になる。この男、歴史の残る40回の優勝回数を
誇るが、大陸系のため、島国根性の日本、体質が全く違う。で、今では、
相撲協会そのものが、「ポチ」にしか思えない。所詮は、「わしと違った
二流どこの連中…」と。だから、何をしても許されると。ということは、
このパーの暴走は、もう止まることはない。来年で、舞上がりの愚行で、
御二人の二の舞になり、追放?の運命が待っている。その確率7割!】
大相撲そのものの品質維持のためにも、その前、この事件の主犯として…?
 
 白鵬を最低でも一年間の出場の禁止(間接的引退勧告)しないのか?

・・・・・・
閑話小題 〜一場所前の大相撲の評価からみて… 
2017年11月28日
   * 一場所前の大相撲の評論から… 
 まず、一場所前の大相撲の現状の批評からみてほしい。
横綱・大関の権威失落を、更にダメ押しの事件が、この日馬富士の暴行事件。
起こるべきして起きた「モンゴル人」による、大相撲の面汚し事件が、この文章
からも、読取れる。 やはり見逃すことが出来ない問題。横綱三人を暴力団幹部
とみると、最高幹部が白鵬であり、若頭が日馬富士と、鶴竜。これからすると、
主犯は白鵬で、2人の横綱が共犯ということに。誰も、このことに言及しない。
出来ないのだろう。それと、理事長の重みが全く感じられない。 千代の富士の
弟分の横綱で、二流横綱だった軽さが表立ってしまった。 だから白鵬に舐めら
れるのである。膿は当人であることの自覚がないのが漫画的。茹で蛙そのままの
醜態を、これ以上、見せることなく即刻、引退が正論と断言できる。
 もちろん、日馬富士は当然、引退であり、逮捕をすべきである。ここは日本。
モンゴルではない。冷静にみれば、貴乃花の行為と判断は正論。何故か、この
ことを言わない。これは、日本に対する逆上せ上りのモンゴル人横綱3人の
大相撲に対する侮辱行為であり、即刻、引退、国外退去をさせる問題。
 としても、この「正論」を言えないの興業の側面を持つ辛さ。
≪  * 横綱・大関の権威失落  2017/09/15
 大相撲が大変な事態になっている。私の相撲ファン歴からして、これほど
大関・横綱の権威失落の事態は初めてで、理事長自らが辞任しても然るべきほど。
初日から4人横綱のうち3人が休場。残る一人横綱が前半で2勝3敗とはこれいかに。
上位に上がったばかりの阿武咲が横綱初挑戦で金星を挙げ5連勝。日馬富士の
負け方が空中に1回転して裏返し。その上に、大関の照の富士が負傷、3人の大関
も2人が休場ともなれば。 面白といえば面白いが、この惨状では、首を傾げざる
をえない。その背後には若手に実力があるのが何人か台頭してきたことがある。
もしかして、半年、1年後の番付が、これかとも… 
 ファンが、相撲協会の心配をする必要がない。横綱・大関の権威の崩壊を
見ながら、誰が優勝をするかを楽しめば、「また白鵬!」よりも遥かに刺激的。
「何で今の若手が強いのかって?」というと、勝つために頭(情報機器)を活用、
稽古土俵から考えているため。それも親がかりで。将棋の新生人と同じ。白鵬が、
それ。素材が良いだけでは難しい。一月前に、高校横綱のトーナメントを見たが、
その中に強そうなのが数多く見かけた。底辺の育成が出来ているということ。≫

▼ 日馬富士の引退、即刻、国外退去は最悪ではなく当然の帰結。
本来は主犯格?もろとも国外退去が筋だが、国家間のトラブルの可能性もある。
昨夜の横審も、厳しい対応のようだ。酷い折檻だったのだろう。
 〜ネットニュースによると、
【横綱審議委員会は27日、定例の会合が行われ、北村横綱審議委員長が会見。
前日の横綱・白鵬の優勝インタビューに言及し、「相撲界の膿を出すとか言った
が、何を意味するのか分からない。何か横綱としておかしいのではないかという
意見が多かった」と述べた。優勝インタビューを観客と異例の万歳三唱で締め
くくったことにも「これだけ相撲界が厳しい中で、何で万歳ができるんだろう」
 と首をかしげた。】とあった。 一応、まともな意見である。「白鵬自身が膿」
を自覚しろというのは土台ムリだが… 
<総括: 10年かけて、『大相撲』から外国人を排除するか、特別法人の資格
 を外すかハッキリすべし 。朝青龍、白鵬、日馬富士の行状からみて、主犯が
 白鵬であれ、日馬富士の単独犯であれ、三人の共同犯行であれ… 人種対立が
 悪化すれど、元に戻ることはない。何が国技!モンゴル相撲が発生源のルーツ
 だろうが… 五穀豊穣の 祝いの余興の力自慢に、肉食系異国人を入れること
 自体が間違っていた。としても、面白さが数倍も増したことを考え合わせて、
 落ち着くところは、特別法人を返上するのが筋… モンゴル人の無理に対し、
 日本人の我慢も、限界にきている。40回優勝しても、あれでは… > 
初めは「許してやって頂戴!」と、思ったが、掘下げると根が深い問題がある。


6134,閑話小題 〜千年に一度の経験

2017年12月29日(金)

   * 千年に、いや、260万年に一度の経験とはね
 我々が生きた時代を80年として、何らかのカタチの千年に一度の経験をする。
これは天変地異と政治向きの問題になるが…
・その一つが、私たち世代には「東北大震災」ということ。
・70数年前には、アメリカとの太平洋戦争と敗戦がそれである。開国以来の
 他国との全面戦争の敗戦である。江戸末期に小競り合いの戦争があったが…
・蒙古襲来による全面戦争が二度あったが、台風の御蔭もあって撃退した。
30年以内に7割の確率で起こるかもしれない南海トラフ地震。もし近々起こると、
熊本地震や霧島噴火などが、その前兆として捉えられる。千年に一度は、様ざま
な分野で起こりうる現象。富士山噴火も、その一つ。
 人類進化になると、少し違ってくるのがこのネット情報社会。 
これは20万年ではなく260万年来の激変の時代に立ちあっていることを意味する。
それも、20数年前のWindowsから大衆に一般化され、進化は留まることなく、
現実世界の外に、もう一つの世界が形成され、世界は一変してしまった。
それが、現実世界の混乱の大元ということは、この混乱は中長期間、続く現象で、
人類そのものを滅ぼす可能性が大になる。一部の権力者に集中した力で、人類
もろとも自爆する可能性がある。権力者の最たる利点は、情報の先取りと、占有。
それが、権力を持たなくとも可能になるのだから…面白い時代である。
 7年前のリタイアで、現実社会の外に押出された故に鮮明に見えてきたのが、
この情報化による激変のリアル。 人類は260万年前の旧石器時代に
遡り、言葉、火、農業、舟、数学、紙、印刷技術、カメラ、人工衛星、パソコン、
ロケット…と、本格的な道具を作ってきた。そして現時点で掌サイズのスマート
フォンを大多数の人類が常時、携帯するようになった。一つのキーワードか、
一枚の写真で世界中の情報に一瞬にして辿り着ける社会。
いい歳をして、恥も外聞もなく、最近のTV機能の素晴らしさの驚きを、正直に
書いているが、恩恵を受けているのは、その機能の一端だけ。何処かの誰かが、
「あの人、話すのはTVの事ばかり、絶対に変!」と宣うが、変なのは? さて。
車の高級車は700〜1000万以上になるが、高性能TVなら、丁度、一桁は安い、
中古の軽自動車の値段で買える。 あとは、それぞれの価値観の問題。 

・・・・・・
3930, 真の危機とは何か
2011年12月29日(木)
       「世界をうごかした21の演説」クリス・アボット著 より
  * ソルジェニーツィンの意表を突いた欧米批判
 現在の欧米が33年前のソルジェニーツィンの欧米批判のまま、ここまできて
行き詰まりを見せている。彼は、当時のソ連の体制批判だけでなく、亡命先の
アメリカで、欧米の体制の欠陥を批判した。 ーまずは、その部分からー
【 敵の敵は必ずしも友人ではない。現実は、古い格言から想像される以上に
 複雑である。それを見ごとに示したのが、一九七八年六月にロシア人の小説家、
ソルジェニツィンのハーバード大学の卒業式で行った演説だ。ソルジェニーツィン
はそれまでの年月に、ソ連によって投獄され、非難され、ついには国外追放の身
となっていたのだが、ハーバード大では母国の共産主義の迫害者を批判するので
はなく、西側世界の欠陥を厳しく戒めた。・・・・
 西側は自分たちのシステムがほかのどれよりも優れているから、ほかの社会も
いずれそのシステムを採用するはずだとまちがって思いこんでいると論じた。 
中国やインド・アジア・イスラム・アフリカに深く根差した複数の文化があるにも
かかわらず、この思い込みが続いてきた。「西洋社会がほかの世界の神髄を理解
できない」ために生まれたまちがった考えだとソルジェニーツインは考えた。
そして西側の社会そのものに多くの欠点と弱みがあると指摘して、「戦争による
破壊を免れても、私たちの生活を自己破壊から守るためには生活を変えざるを
得ないと説いた。とりわけ強く批判したのは、西側世界が近視眼的であること、
政治的な勇気に欠けることムとくにベトナム戦争中)、物質的な幸福を追求する
ための無制限の競争を奨励していること、自由な思考を制限し、そのとき流行
している画一的な考え方(「人々の精神を覆う石のような鎧」)しか認めないこと、
メディアが一般の人々に「まちがった偏見を教える」のを許していること、
もっぱら法制度と法律の条文にもとづく限られた組織方法に依存していること。
そして、これらは「この世界に新しく来た人を驚かせ、ショックを与える
いくつかの傾向」だと述べた。環境意識が高まった今日では、西側の人々が
多数世界の人々より多く消費し、より多く環境を汚染していることを批判点の
リストに付け加えてもよいかもしれない。かれは、これらの欠陥は精神生活に
原因があると見た。社会改革に多くを望みすぎました。その結果、もっとも
価値のある財産を失ったのです。それは精神生活です。東側ではそれは支配政党
の所業と策謀で破壊されました。西側では商業的利益で窒息させられています。
彼は、これを「精神性を奪われ宗教心を失った人間中心主義的な思想がもたらす
災厄」と呼んだ。・・・ 】
▼ ソルジェニーツィンは、資本主義の欠陥を社会主義に助けを求めないように
 警告をしたと同時に、ロシアが西側のシステムを採用すべきという考えも受け
入れないと述べたのである。現在の、ロシアと中国は、それをそのまま受け継いで
しまったようだ。20歳半ばに必死に彼の本を数冊を読んだが、ソ連体制の中
での息詰まる空気が直に伝わってきて凍りつく思いがした。 一部特権階級が
利権を独占し、大衆は踊らされる体制は同じということ。日本も天皇制が
最も有効に働き手助けをしている。
・・・・・・
5037,ポジティブ・サイコロジー ー
2014年12月29日(月)
  『 ポジティブ・サイコロジー』クリストファー・ピーターソン(著)
  * 6種の美徳、24の強み
 三大宗教や、ギリシャ哲学にある共通した核となる美徳を探し出し、
 さらに、強みを引き出すとは面白い。 ーまずは、その辺りからー
《 広く影響力を持つ宗教および哲学の伝統(すなわち儒教、道教、仏教、
 ヒンドゥー教、ギリシャ哲学、ユダヤ・キリスト教、イスラーム)に関する、
いくつかの『核となる美徳』が幅広く支持されていることが明らかになった。
具体的には「知恵、勇気、人間性、正義、節割、超越性という六つの美徳に関し、
 こうした伝統内でほぼ普遍的な認識と称賛があった。ビスワス・ディーナーは、
無文字文化のマサイ(ケニヤ)とイヌイット(北グリーンランド)がこれらと同様の
核となる美徳を認識、称賛していることを対象グループにおいて確認した。
 私たち研究チームは、普遍的に評価されている強みとしての徳性を、無原則
にではなく分類することが可能だという事実に励まされた。 ・・(略)
 ペンシルベニア大学のピーターソン教授や、セリグマン教授は、生き方の
原則(VIA :Values in Action)研究所で研究を行っています。
この研究所では、徳性や美徳について計測できるよう強みとしての徳性に
関するVIA分類法を開発し、徳性を抽象度の高い6つの美徳にまとめた24の
強みとして分類。 6種の美徳、24の強みとしての徳性を見ると・・
1.知恵:  創造性  好奇心  向学心  柔軟性  大局観
2.勇気:  真情(誠実さ)  勇敢さ  忍耐力  熱意
3.人間性:  親切心  愛情  社会的知能
4.正義:  公平さ  リーダーシップ  チームワーク
5.節制:  寛容さ/慈悲心 慎み深さ/謙虚さ  思慮深さ 自己調整
6.超越性: 審美眼㉑ 感謝㉒ 希望㉓ユーモア㉔ 宗教性/スピリチュアリティ》
▼ キリストと釈迦をみると、この全てを兼備えている。そして、その教えは、
 上記の美徳の強み賞賛し、一歩でも理想像に近づくことを教えている。
とすると、幸福に近づくには熱心な自分の宗教を持つことが、必要ということ?
宗教心の強い人はポジティブであり、親切で、寛容である。問題は中庸かどうか!
・・・・・・
5767,「やさしさ」という技術 〜2
2016年12月29日(木)
       <「やさしさ」という技術>ステファン・アインホルン(著),
  * たったひとり健康に育った赤ん坊
 何処にいても、何となく気が合う人がいる。この文章を読んで気づいたのが、
両親のシッカリした愛情を人一倍注がれた人。女性に「やさしさ」の温みが
あればこそ、男は母親への愛情が変形し対象に向かう。逆に、好かない人は、
ベースとなる両親と自己愛の絶対量が少ない人。
 人生において結婚相手の選定が大問題になる。家庭内破たんを入れると、
9割は不和というから、大部分が不幸の条件下に生まれてきたことになる。
幼児期には温もりが必要である。
 以下の最悪の養護施設で「たったひとり健康に育った赤ん坊」の話がよい。 
≪1930年代に、ルネ・スピッツというオーストリア人医師が児童養護施設を
訪問した。そこにはたくさんの子供がいたが、スタッフの数が足りておらず、
ほとんどの子供は誰にもかまわれていなかった。子供たちは身ぎれいで、
食べ物も与えられていたが、人との触れ合いに欠けていた。ほとんどの子供は
無感動で、発育も不十分だった。なかには、病名すらわからないまま衰弱して
死んでしまう子供もいたという。
 だがおどろくべきことに、子供たちのなかにひとりだけ、はつらつと順調に
成長している子がいた。スピッツは、この子の成育過程を研究することにした。
この施設では、子供たちが寝ている間に清掃スタッフが部屋の掃除をしていた。
夜中に施設内を観察していたスピッツは、ある光景を目撃する。清掃スタッフ
のひとりの女性が、掃除が終わるとかならず入口脇のベッドに寄って、二段
ベッドの下の段に寝ているその子を抱き上げては、抱きしめたりなでたりして
いたのだ。ほんの一瞬である。ただし毎晩。このベッドに寝ていたおかげで、
その子は順調に成長することができたのだ。
スピッツは児童養護施設の子供について、興味ぶかい研究報告書をいくつも
残している。それによると、愛情に満ちた人と接する機会のない子供は、最低限
しか成長できず、人から関心を払ってもらえた子供よりも寿命が短くなるという。
この説の信憑性には疑問が残らないでもないが、ここには真実がある。ただ目を
向けるだけでも、隣人に大きな影響を及ぼすことができるのだ。子供は成長し、
成熟して責任能力のある大人となるために、見守られて愛されなければならない。
食べ物と清潔な衣服だけでは不十分なのだ。
健全に成長するには、人から目をかけてもらうことが重要なのは、子供に限った
話ではない。大人も、人から見られないと心が弱っていく。精神分析の父
ジグムント・フロイトはこう語っている。
「精神分析とは結局のところ、本質的に愛情を通じて治療することなのです」
さて、以下の状況を、あなたはいくつ経験したことがあるだろう?
・あなたは知人と食事をしている。相手の身の上話に、あなたは興味ぶかく耳を
 傾けていたが、相手は食事が終わるまであなたの話を何も聞いてこなかった。
・あなたは知人に自分の身の上話をしていた。話の途中で一息つくと、相手は
「私にも同じような経験があるわ」と、自分の話を始めたが、その話はちっとも
「同じよう」ではなかった。
・知人と話をしているあいだじゅう、相手はずっと明後日のほうを見ていて、
 明らかに他のことを考えているようだった。
・廊下で知人とすれちがって挨拶をしたが、相手は目を合わせてくれなかった。
 どうだろう。どれひとつとして経験したことがない人はいないのでは? ≫
――
▼ 学生時代から、これまで多くのピンからキリの人と出会ってきた。
 進学するにつれて、知性だけでなく、表向きだけではない愛情に満ちた人の
割合が多くなる。人間は触媒の質によって変化する。良い人には良い人が、
良くない人には、それなりの。キリの人は、兎にも角にも他人の話を聞かない。
 6年前の会社清算時に、悪い意味での、それなりの人たちが、「それなり」に
変身して石を投げてきた。成るほど、そういうことか?と、心の芯から「それ」
を感じた。それとは、「い・や・し・さ」である。 人生に満たされないと、
こうなるのだと。当然、誰もがもっている、心のドブ池。 問題は、その質量。
 先の逸話に、次の物語を加えると。<そこで最たる不幸の子供が、隣の年下の
子に、その鬱憤を毎日ぶつけていた。結果、二人とも、手の付けられない子供に
なっていた。しかし、もっと酷いのは、虐めらていた子の隣で息を殺していた子>
  ・・・・・
4305, 野生の思考 ー2
2012年12月29日(土)
   * 野生と創造
 一般的に、ありものの使いまわしで、急場をしのぐのは自然のなりわい。 
ストローは分かりやすい事例として、それをパッチワークに見たのである。 
世界は生き残りをかけた弱肉強食の戦いの場に化してきたが、食べられない
ためには理屈なしに、手持ちのありものを強さに集中し強者にならなければ
食べられる。強くある事が修羅場の中で必要になる。現在の日本は、まさに、
その場に立たされており、ここに至って一億総白痴と自嘲していられない。 
原始の人類は、ありものの使いまわしで急場をしのぎ進化してきた。それが野生。 
創業も同じである。手持ちの経験と資金で、自分に何が出来るのだろうかを考え
抜いて自己能力の限界の設定をする。この手持ちで立ち向かえるのは、これ!
と思い定めたら、次は不足している要素を一つずつプラスしていく。その時は、
一種の気違い状態である。 自分の思い込みに、手持ちの全てを集中する。 
まず目先の急場を乗り越えていくしかない。一つ間違えれば、舟板一枚下は地獄。
そこから火事場の馬鹿力、野生の力が出てくる。 目的を定め、手持ちの材料に、
外の材料を加えていく過程で魂が入って新たな命が生まれていく、それが創造。 
こんな大げさなことでなくても、身近な例がある。急用か何かで夕飯の買出しが
出来なかった時に、冷蔵庫の残り物で夕飯を作るのと同じである。
知恵は土壇場か、逆に緊迫状態の弛緩から湧き出る。創造で一番必要なことは、
上機嫌であること。創業者は、明るい人が多い。未来に対し楽観的に急場を
しのいできたからだ。その精神状態が、知恵を生みやすくする。中村天風の
「積極一貫」である。 周到な準備の上に、前向きな明るが新しいものを生み
出すようだ。ありあわせで難局に立ち向かって、まずは急場をしのいでいく、
そのうちに、それがノウハウ化していく。これが進化につながっていく。
取りいれるべきだったのは、ゆとり教育でなく、野生化を推し進める激しい
競争を推し進める教育だった。 現在の中国、韓国人は、日本人より遥かに
野生的なのは、厳しい競争社会だから。                             娑婆!
・・・・・・
5402,グローバリズムという病 ー
2015年12月29日(火)
           『グローバリズムという病』平川克美著
  * グローバリズムに対する純朴な問いかけ ーA
 この著書で取上げていた2012年のリオデジャネイロで「地球サミット2012」
でのウルグアイのムカヒ大統領の演説が世界に衝撃を与えた。『裸の王様』
の素朴な子供の問いのような内容が真実をついている。ネット検索で、その
全文を二回に分けて抜粋する。冷戦が終わり東西の壁が崩れ、地球環境が
大きく変化した上に、今度はアフリカ、中近東の壁が大きく崩れ、避難民が
大挙して欧州に流入を始った。気候変動で、アフリカ・中近東が干ばつになり、
水不足問題からくる貧困が間接原因。 〜全文を二回に分け紹介する!〜
≪ 質問をさせてください:ドイツ人が一世帯で持つ車と同じ数の車を
インド人が持てばこの惑星はどうなるのでしょうか。息するための酸素が
どれくらい残るのでしょうか。同じ質問を別の言い方ですると、
・西洋の富裕社会が持つ同じ傲慢な消費を世界の70〜80億人ができるほどの
原料がこの地球にあるのでしょうか? 可能ですか? 
それとも別の議論をしなければならないのでしょうか?
・なぜ私たちはこのような社会を作ってしまったのですか?
マーケットエコノミーの子供、資本主義の子供たち、即ち私たちが間違いなく
この無限の消費と発展を求める社会を作って来たのです。マーケット経済が
マーケット社会を造り、このグローバリゼーションが世界のあちこちまで
原料を探し求める社会にしたのではないでしょうか。
・私たちがグローバリゼーションをコントロールしていますか?
あるいはグローバリゼーションが私たちをコントロールしている
のではないでしょうか?
・このような残酷な競争で成り立つ消費主義社会で「みんなの世界を
良くしていこう」というような共存共栄な議論はできるのでしょうか? 
どこまでが仲間でどこからがライバルなのですか?
このようなことを言うのはこのイベントの重要性を批判するためのものでは
ありません。その逆です。我々の前に立つ巨大な危機問題は環境危機では
ありません、政治的な危機問題なのです。
・現代に至っては、人類が作ったこの大きな勢力をコントロールしきれて
いません。逆に、人類がこの消費社会にコントロールされているのです。
私たちは発展するために生まれてきているわけではありません。
幸せになるためにこの地球にやってきたのです。人生は短いし、すぐ目前を
過ぎてしまいます。命より高価なものは存在しません。
・ハイパー消費が世界を壊しているのにも関わらず、高価な商品やライフ
スタイルのために人生を放り出しているのです。消費が社会のモーターの
世界では私たちは消費をひたすら早く多くしなくてはなりません。
消費が止まれば経済が麻痺し、経済が麻痺すれば不況のお化けがみんなの
前に現れるのです。このハイパー消費を続けるためには商品の寿命を縮め、
できるだけ多く売らなければなりません。ということは、10万時間持つ
電球を作れるのに、1000時間しか持たない電球しか売ってはいけない
社会にいるのです! そんな長く持つ電球はマーケットに良くないので
作ってはいけないのです。
・人がもっと働くため、もっと売るために「使い捨ての社会」を続けなければ
ならないのです。悪循環の中にいるのにお気づきでしょうか。これはまぎれ
無く政治問題ですし、この問題を別の解決の道に私たち首脳は世界を導か
なければなりません。石器時代に戻れとは言っていません。
マーケットをまたコントロールしなければならないと言っているのです。
私の謙虚な考え方では、これは政治問題です。≫    〜つづく
ーー
▼誰も素朴に思っている問題を、最貧民国の大統領がアッサリと、
「世界の後進国が先進国なったとしたら、地球環境が維持できるのですか?」
と言ってのけた。先日までパリで開かれていた(COP21)で、先進国と新興国の
すべてが参加する温室効果ガス排出量削減のための新たな枠組みである
「パリ協定」が採択されたが、近未来の大きな問題である。
そうこう考えると、グローバリズムは大きな問題を孕んでいる。 TPPも然り!


6133,閑話小題 〜今年の総括

2017年12月28日(木)


   今年の主だったニュースをランダムにあげると
 ・トランプ大統領就任と、無知蒙昧による混乱
 ・ラスベガスで史上最悪規模の銃乱射事件、死傷者500人以上 
 ・北朝鮮が弾道ミサイル発射、日本上空を通過、Jアラート発令 
 ・金正男氏殺害事件
 ・天皇退位法案可決
 ・森友学園、加計学園問題
 ・横綱・日馬富士が弟子力士に暴行 傷害容疑で捜査 
 ・将棋 藤井4段が29連勝、最多連勝記録を30年ぶりに更新
 ・ノーベル文学賞に日系イギリス人のカズオ・イシグロ
何はともあれ、トランプ大統領と金総書記のブラックジョーク的掛け合いが
メインテーマの一年。要約すると「朝鮮戦争の可能性が現実味をました一年」。
 
私の総括は、三番目の姉の連れそいが亡くなったこと。
これで、私たち夫婦を含めた6組、12人のうち、4人が亡くなった。
 生存者8名の平均年齢が76歳。
 故人の死亡年齢の平均が75歳。(若くして亡くなった兄二人を除く)
つくづく思うのことは、激変の時代は、その変化を見届けた方がいい。
 
 去年の暮れ、寝室のTVの入替で信じられない映像世界を堪能できたこと。 
裸眼0・3の視力が、3〜5の眼鏡をつけて、デズニ―ワールドに入り込んだ
ような日々。世界が広く、明るく、鮮明に輝きだした。そこに数年かけて
録画したブルーレイ300本分と、ネット配分の映像が見放題。馬鹿かだが…

・ このブログ(二つ分)のビュアーが350から500近く増えたこと。
 それだけ熱も入れたが、800人位が、週に4日位は見てくれている。
「鼻持ちのならない自画自賛のバカが!」だろうが… 

 今年も、あと3日。何はともあれ無事に過ごせたのが第一。健康寿命の
平均年齢になるが… 何時、介護状態になっても不思議でない年齢でもある。
そこで御多分に漏れず「東京オリンピック」が大きな目安になる。それまで、
朝鮮戦争が無いことを祈る…が、どうだろう? 

 まだ本格的積雪の目安の1mまで積もってないが、この数日後辺りか。
健康面では、今年も無事だった。酒も食事も美味い。足腰は年々弱ってきて
いるが、普段の生活の支障はない。平坦の日が続いているが、決して、心の底
から休まることはないが、充実感はある。その中で世界は日々刻々、変化して
いく。好奇心がベースにあり日々が面白い。このブログを17年近く続けた効能か。

・・・・・・
4304, 野生の思考
2012年12月28日(金)
  * 「ありものの使いまわしで急場をしのぐ」
 この時代の激変の中で、企業は究極的サバイバルの様相になっている。
そこで求められるのが「野生の思考」である。野生の思考とは、ありものの使い
まわしで急場をしのぐこと。 それにみあったブリコラージュという言葉がある。
  ー そこでネットで調べてみると
 ≪ フランスの文化人類学者 レヴィ=ストロースは、著書 『野生の思考』
(1962年)などで、世界各地に見られる、端切れや余り物を使って、その本来の
用途とは関係なく、当面の必要性に役立つ道具を作ることを紹介し、
「ブリコラージュ」と呼んだ。彼は人類が古くから持っていた知のあり方、
「野生の思考」をブリコラージュによるものづくりに例え、これを近代以降の
エンジニアリングの思考、「栽培された思考」と対比させ、ブリコラージュを
近代社会にも適用されている普遍的な知のあり方と考えた。また彼は世界各地の
呪術や神話における思考の特徴的なパターンも「ブリコラージュ」と呼んだ。
たとえば神話体系は様々な神々や英雄が織り成しているものであるが、全体と
しては個々のエピソードの集まりであり、きれいに一続きにはなってなく神々の
系図も複雑になっている。これは、先行する民族や隣接する民族の神話を引用
したり、各地方の神話を一まとめにしながら神話が形成されてきたために、神話
体系が寄せ集めの状態(ブリコラージュされた状態)となっているからである。≫
▼ 人生の節目は、今までの生き方を根本から変える時節。
 そこで、崩壊した、それまでの材料の中から、再出発に必要なものを探し出し、
それをベースに一から創りかえる時になる。この情報化の世界で、新たな 
世界像を創りかえる節目に世界も、個々人も直面している。色々な材料を集め
違った意味を作るのは、文章の作成にもいえる。テーマを決めて、それに見合う
材料を集め、起承転結のカタチにパッチワークをしていく。そして時間を置いて、
 それに魂を吹き込む。そこに普遍的に通じる筋道が自ずと現れでてくる。
それは、カレーの材料を煮込むのと似ている。現在の日本が限界の極限に
入りつつある。これまでの在り物を掻き集め焦土の中から立ち直ることが
出来るだろうか? あの自民党の面々からみて非常に疑問!である。 
この時代、野生といえば「憲法改正と核武装と」に自ずから行き着く。
・・・・・・
5036,ポジティブ・サイコロジー ー
2014年12月28日(日)
    『 ポジティブ・サイコロジー』クリストファー・ピーターソン(著)
  * 深く味わうこと
 私たちは、ネガティブの出来事を経験した後で、その気持ちに様ざまな方法で
「対処」しようとする。その出来事を変えようとするか、自分自身を変えることで、
悪影響を軽減させようとする。上手くいかないことは、自分が問題なのか、適正が
悪いと考えて転職するか、それを甘んじて受けて、家庭に気持ちを移すか。
瞑想、神への祈りか、麻薬、酒か、その人によって不幸劣位を避ける対処法がある。 
逆に、幸福優位であるためには喜びを深く味わえばよい。喜びに対する意識および、
その意識を維持するための意図的な試みが、『味わうこと』である。
 私の趣味に、『秘境・異郷ツアー』がある。まず、面白そうなところを探す
楽しみを味わい。実際に、そこでの感動の瞬間味わい。その後、写真を見たりして
思い出として味わう。更にTVなどの現地レポート番組で味わう。それらの
味わいの中で、幸福優位を強化していく。感激、感動、感謝の場面や、よい事、
嬉しい出来事に出会ったとき、立ち止まってそのことに注意してみることが重要。
準備期間を含めて40数年の事業人生を過ごせたことと、秘境ツアーを多く経験
出来たことと、家庭生活を平穏?に過ごせたことが、が人生の大きなである。
 49回の秘境を中心にしたツアーは、幸いなことに、7割以上を家内と同じ経験を
共有できたため、TVで毎日、どこかの行き先を放映していることもあって、
会話の3割?が旅行経験の内容である。重要なことは、誰かとの共有体験と、
写真、文章化などで記憶を構築しておくこと。これは、知覚が研ぎ澄まされる。 
こういう記憶の再生は、幸福優位の重要要素になる。
 最近まで、一度見たTVドラマや映画を再び観ることはなかったが、最近は、
良かったと記憶しているものは率先して観るようになった。分かっていても、
一度目より面白く感じるのである。 余白の老後は、過っての経験を再び、味わう
ためにあるのでは。 「ピーク・エンドの法則法」がある。
《 アメリカの行動経済学者・ダニエル・カーネマンによって提唱 された理論で、
「あらゆる経験の快苦は、ほぼ完全にピーク時と終了時の快苦の度合い で決まる》
というもの。これからすると、事業や仕事も含めた人生のエンド(死に際)が
重要となる。その時に、人生を深く味わってきたか否かが問題になる。
 挫折と、節目こそ人生を味わいの醍醐味が隠されている。深く味わうには
噛締めること、それも何度も。そこで、すじ肉こそ、噛締めるほど味わいが出る。
・・・・・・
4669. 閑話小題 ー今年の総括 ーその3
2013年12月28日(土)
   * 今年のシネマ、53回
 去年の12月27日の随想日記に「今年のシネマ、36回」があったが、
今年は53回。週一回で、52回プラス一回になる。何はあれ週一回は行く
ルールを生活習慣に入れておくのも良い。数回、休みんだり週二回行ったり
したが。週一は無理?となら月一度から始める手もある。時間が無い? 
時間は作るもの。お金?同年代なら月4千円。居酒屋一回分も何とか? 
見た全てが80点以上で合格点で、90点以上なら、大いに満足である。 
見続けると楽しむコツが分かってくる。心を純白にして自分からシネマの物語に
世界に入ること。 そのための映画館である。
 年末年始に何が良いか?と聞かれたら、宇宙衛星モノ「ゼロ・グラビティ」。
「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」のキュアロン監督が、宇宙空間に
投げ出されてしまった宇宙飛行士たちの極限的状況を最新VFXと3D技術を駆使
して描いたSFもの」。
 今年の53本のシネマのうち、印象に残ったものは『レ・ミゼラブル』
『ライフ・オフ・パイ』『アルゴ』『ジャンゴ』『探偵はバーにいる』
『ローンレンジャー』『ホワイトハウス・ダウン』『スティーブ・ジョブス』
『キャプテン・フィリップス』『ゼロ・グラビティ』等々。百点満点はないが、
90〜95点。 こうして振返ると実に面白い。昨日は迷った挙句に
『ハンガー・ゲーム』にしたが、ネットのシネマ評が芳しくない割に面白かった。
私は90点。去年37回、今年53回といえば、かなりのシネマファンだろう。
暇なだけだが・・この中で一つを選ぶのは無理。『レ・ミゼラブル』『ジャンゴ』
『ホワイトハウス・ダウン』だが、『ゼロ・グラビティ』も捨てがたい。
この数年では、『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』『2020』
『アバター』が100点。 来週は『永遠の0』か。
・・・・・・
3929, 聯合艦隊司令長官 山本五十六
2011年12月28日(水)
 思い立って、「聯合艦隊司令長官山本五十六」を見てきた。
出身が長岡で、私の実家が戦前、元帥の自宅近くにあり、父親が度々伺って
書画などを書いて貰ったなどの話を聞いていた。実際に我が家には、二ぷくの
書画があり、私が受け継いでいる。最後は記念館に寄贈するか、子供に引き継ぐ
ことになる。既に亡くなったが、私が建てたビルの建設会社社長が元部下で、
熱狂的なファンだった。人を惹きつける人間的魅力があったようだ。
 ハワイ奇襲も、実際はアメリカに筒抜けで失敗だったことや、ミッドウェー惨敗
の内幕などを淡々と映し出していた。そのため、それほど暗い気持ちにはならない。 
家にある書を何度か眺めているが、豪胆な人物の書は心打つものがある。 
先日、日本橋で大学時代の同級会があったが、隣に座った男が元帥の大ファン。 
会社の転勤で三条市にいたおり、山本五十六の家を訪ねたことがあり、東京での
試写会に二度も見たという。それを聞けば、見にいかないわけにはいかない。 
 この重い?人物と海戦を、あっさりと映画にするとは驚きである。 
地元の人なら是非、見ておいて方がよい。「大勝利の報道で神様に祭り上げられ
ましたね」の冷かしに「神だったら、この戦はやりませんよ」という言葉が印象的。
 軍神というより、人間・山本五十六そのものを、浮かび上がらせていた。 
本人にとって敗戦の屈辱を味わう前に亡くなったのが良かったのか、悪かったのか。 
日本がアメリカによって、第二次大戦に誘導された節があるが、65年以上
経った現在も、軍事も、経済も、実質的占領下にある。その責任者の一人である
ことは歴然とした事実。それにしても、演じていた別所に山本五十六が乗移った
ように感じたのは私だけでないはず。珍しく観客が多かった。
それも80歳以上が・・・
・・・・・・
5766,「やさしさ」という技術
2016年12月28日(水)
        ー「やさしさ」という技術ーステファン・アインホルン(著),
   * 「やさしさ学」講座
 人間、究極に追いつめられると、やさしくなるのは実体験で身に浸みてて解る。
著者は、やさしさを善良という。その善良さは、「技術」で身につけることが
可能というが、どうだろう? 知性、教養?とも言いきれない。これは意識的に
磨き続けることが可能な技術… 「恒産あって恒心あり」で、物・心とも余裕が
なければならないか、追いつめられドン底にいればこそ、沸き上ってくる。
「やさしさ」こそ、正面に据えて考えてみる必要性がある。。
  〜amazonの内容紹介〜
≪ 人口900万人のスウェーデンで驚異の30万部突破!
 これが、北欧で社会現象となった世界初の「やさしさ学」講義。
なぜ、見返りを求めない行為があなたの得になるのか?
なぜ、「高い収入」や「名声」を求める人ほど幸福度がダウンするのか?
なぜ、多くの動物が「思いやり」や「やさしさ」を持っているのか?
 ノーベル賞の選考委員会を擁する世界トップ医大・カロリンスカ医科大学で
「学生が選ぶ最優秀教授」にかがやいた名医が、わかりやすく、感動的に語る!
「死ぬ前に後悔しない人生」を確実に手に入れるための名講義。
◎やさしさは誰でも身につけることができる「技術」である
◎「高収入」「名声」を求める人ほど幸福度が低い
◎銀メダル選手より銅メダル選手のほうが満足度が高い
◎他人に目をかけられることは心身の健康に不可欠
◎他人を褒める人ほど出世する
◎衝突は百害あって一利なし
◎やさしさは個人にとっても社会にとっても大きな「得」をもたらす
 <「おはずかしい話ですが、私は生涯、 人類の行く末について考えてきた
 というのに、結局は“もう少し人にやさしくしなさい"という言葉よりも
 ましな助言を人に与えられないことがわかったのです」
       ―オルダス・ハクスリー(イギリスの哲学者・小説家)>
「お金持ちになる方法や、頭がよくなる方法、創造力や仕事のスキルを高める
方法について書かれた本はすでにたくさんある。だが、やさしさの技術を磨き、
よいことをして成功する方法について書かれているのは、本書以外にはないと思う。
一般的な通念では、やさしさとは「生まれもった資質・性格」であって、個人
の意思でコントロールできるものではない。だが本書を読んでもらえればわかる
とおり、これは正しくない。一部は親から受け継ぐものだが、やさしさという
のは、誰でも意識的に身につけることができ、しかも一生磨き続けることができる
「技術」なのだ。そしてこの技術こそが、人生で成功を収めるために、そして
この世界をより住みやすい場所に変えるために、もっとも重要な要素なのである。
さらに私が伝えたいのは、私たちは自己犠牲的な博愛主義者になる必要はなく、
利己的な動機から他人によい行いをしてもまったく問題はないということだ。
やさしさは、まちがいなくあなたの得になる。こう聞いて憤慨なさる方も
いらっしゃるかもしれないが、本書を読み終えるころには、みなさんにも納得
してもらえると私は信じている」   ――「はじめに」より ≫
―――
▼<もっとも持ちたいと思う資質は何か?と質問すると「知性」「創造力」
「仕事のスキル」「ユーモア」「裕福さ」(素材といえないかもしれない)… 
そして「善良さ」だ。すると、「九割以上の人が「善良さ」を選ぶのだ。 
この数字が如実に示しているように、人は莫大な富や卓越した知性よりも、
善良さのほうが大事と考えているのだ。」(p.014)
 私に「やさしさ」が最もあったのは、25・6歳の「金沢時代」。千葉の新興
住宅地の真ん中の商店街に千葉住宅供給公社の売出した格安商業地を確保。
売出し条件として二年半以内に建物を建てる条件があった。創業の初陣に最適
な材料だった。まだ時間の余裕があったので、金沢の当時、躍進していた、
「衣料量販チェーン」に伝手を頼って入社。しかし、預りの身もあって周囲の
目は冷たく甘さを徹底的に破壊された真暗闇の底。いずれ辞めていく、所詮は
よそ者には異常に厳しい空気があった。それ故に身近な人には、やさしくなる。 
 20歳代は一年一年が、大きな岐路に立たされ、迷いの真っ只中。そこで、
求めるのが読書の中で出会う様ざまな魂。それは極限の精神状態でこそ、
触れ合うことが出来る。とはいえ、合理的に身につけることが出来れば…
 意図的に目をそらしてきた、一番大切なことかもしれない。


6132,閑話小題 〜三宅裕司夫人の迷言 −2

2017年12月27日(水)

 軽い「言語障害」では?と、自覚をすれば、すぐ直る間違いばかり。
50数年前の上京したての私生活で直面したのは、「標準語」「地方訛り」と、
「語彙不足」の壁。さらにシェアハウスのような寮生活での衣食住の心配。
基礎教養の不足と、対人関係の難しさ。そして都会生活の孤独。
今ではコンビニがあるが、半世紀前には小さな商店街があるだけ。そこで、
ギリギリの仕送りの生活費で知恵を使った遣り繰りをする。殆どの上京組は
似たようなものだろうが、エスカレーターで上がってきた友人達とは大きな
格差があった。これらの私生活に慣れるまで一年は要する。逆にいえば、
言葉の壁に直面し、乗越えた経験がないと、軽い「言語障害」が付き纏う?
 卒業時の総括で、基礎教養不足を痛感し「生涯、一日、2時間の読書習慣」
の願をたて、現在に至っている。それでも、この様。今でも月に一度は、
言い間違いを家内に指摘される。 
それ故に三宅夫人の『言いま(つ)?がい』に、敏感に苦笑するのである。
――

子供達を座らせて
「人という字を見てごらんなさい」  
耳を傾ける息子と娘。
「人という字は… え〜と猫の口に似ているでしょ…ネ…」

就職の面接試験の時、面接官か「家業は何ですか?」と聞かれて
奥さんが答えた一言。 「かきくけこ」
   ※ か行と間違えた。

「ルイ・ヴィトン」と言うところを
「ヴィ・リトン」

「どこヘ出しても恥ずかしくない娘に・・・」と言うところを
 「どこを出しても恥ずかしくない娘に・・・」

衣替えをして「ノーブリーフ出しといたわよ」
  ※ ノースリーブが正しい。

「ビリだった人は ふっきん(腹筋) 10回!」と言うところを
「ビリだった人は じゅっきん ふっかい!」

不細工な顔で悩んでいる人に対して「人間、顔じゃないよ」
と言おうとして「人間の顔じゃないぞ」

美容院で「耳はいかがいたします?」と言われて
「耳は切らないでっ!!」

「カラオケで歌い過ぎて喉にブリーフが出来ちゃったの」
  ※ 「ポリープ」が正しい。

外出先で妙に大きな携帯電話を持ってるなあと思ったら
家のコードレス電話の子機だった。

奥さんが初めて行く予定の病院に電話したとき、
「お名前は?」
「三宅です」
「どんなカンジですか?」
「(照れながら)...セレブ風?...」
  ※ 「漢字」と「感じ」の違い

犬を散歩させようと家を出たのに小さなスコップとゴミ袋を
持って出たのは良いが肝心の犬を忘れて行った。
近所の人に、「あら奥さん、芋掘りですか?」って聞かれた。

三宅さん「今、ビールを飲んでいるところだからビーフジャーキー
買ってきてよ」といったところが買ってきたのは… ビールジョッキ。

子供がウソをついたときに言った言葉
「ウソは万病のもとよ」
  ※ 風邪は・・・デショッ!

 夫婦で夜空を見上げていると、すうっと流れ星が現れて、消えた。
そこで奥さんは「あんなに早く消えちゃうんじゃ、願い事を口にできないわ」
「だから、こういうときのために普段から早口ことばを練習しとくのさ」
さて翌日夜。また夫婦で夜空を見上げていると、すうっと流れ星が現れた。
奥さんは流れ星に向かって手をあわせ、となえていた。
「生麦生米生卵… …」

受け付のお姉さんから「3階行ってください」と言われ・・・
「3かい、3かい、3かい」と言った。

相談に乗って欲しいと言われ
「困った時はお互い様よ」と言うところを
「困った時はオアイニク様よ!」

熱帯夜明けの朝に
夕べはムラムラして眠れなかったわ」
  ※「ムシムシして」が正しい。


▼ 密集した都会の集団生活で、幼児の頃から、レジャー、英会話などの
 習い事などベースがある都会人との差がついている。蔭の部分でも、虐め、揶揄
などで、甘さが削ぎ落とされている。で、三宅夫人の「迷言」は、笑いの対象に。
 「悲しみと笑いは紙一重」 都会には「孤独の群衆」が、それぞれ何処かに
繋がって「部族ごっこ」をして暮らすが… 今では、それがネットで繋がる。
 軽い「言語障害」では?と、自覚をすれば、すぐ直る間違いばかり。
50数年前の上京したての私生活で直面したのは、「標準語」「地方訛り」と、
「語彙不足」の壁。さらにシェアハウスのような寮生活での衣食住の心配。
そして基礎教養の不足と、対人関係の難しさ。そして都会生活の孤独。
今ではコンビニがあるが、半世紀前には小さな商店街があるだけ。そこで、
ギリギリの仕送りの生活費で知恵を使った遣り繰りをする。大体が上京組は
似たようなものだが、エスカレーターで上がってきた友人達とは大きな格差が
あったお。 これらの私生活に慣れるまで一年は要する。 逆にいえば、
言葉の壁に直面し、乗越えた経験がないと、軽い「言語障害」が、付き纏う?
 卒業時の総括で、基礎教養不足を痛感し
「生涯を通し、一日、2時間の読書習慣」の願をたて、現在に至っている。
それでも、この様。 今でも月に一度は、言い間違いを家内に指摘される。 
それ故に三宅夫人の『言いま(つ)?がい』に、敏感に苦笑するのである。

・・・・・・
5765,閑話小題 〜ウィングスーツ
2016年12月27日(火)
   * ムササビスーツの飛降り映像がリアルに
 TVやYouTubeの映像で最も興奮してみたのが、ムササビスーツを着て崖から
飛び降りる映像。小型ビデオカメラを頭に付け飛降りる映像は見る者にも、
臨場感を与える。時々TVでも放映されるが、これが迫力満点。着陸失敗の激突
映像が今でも目に焼き付いている。最のシネマに、これを使ったシーンがあった。
 それにしてもムササビからよくぞ思いついたものである。
  〜ウィングスーツで検索すると
≪・ウイングスーツは、1990年代中頃にフランス人スカイダイバーのガヤルドン
によって考案された、手と足の間に布を張った滑空用特殊ジャンプスーツである。
ムササビスーツと呼ばれることもある。
 1999年にはフィンランドのBIRDMAN社から世界初の市販ウイングスーツが発売。
また飛行機の翼のようなタイプは「ウイングパック」と呼ばれ、カーボン
ファイバーなどで出来た硬い翼を身に着けて滑空する。
ウイングスーツで飛ぶことを、“スカイフライング” と呼び、
ウイングスーツで飛ぶ人のことを、“ウイングスーツ・パイロット”、
“ウイングスーター”“スカイフライヤー” と呼ぶ。
・スカイダイビングのように飛行機やヘリコプターにより上空からや、高い崖
からの “BASEジャンピング” により飛び降り滑空する。空気抵抗を増やす
だけでなく、揚力も発生するようになっている。
翼タイプの「ウイングパック」ではジェットエンジンなどの推進器を付けるなど
して速度、飛行時間を増大させている。また軍事目的としても開発されている。
最高時速は200km以上に達し、着陸の際は、事前にパラシュートを開いて減速し
着地する。
・2011年5月28日、米国カリフォルニア州にて、伊藤慎一がウイングスーツ世界
最長飛行の自己記録を更新。高度32,000ft (9,754m) から降下し、23.1kmを時間
5分22秒で飛行した。同時に、ウイングスーツでの最高水平速度世界記録363km/h
も達成する。 2012年5月26日には、ウイングスーツ水平飛行距離26.9km。
総合飛行距離28.7kmを飛行し自己記録を更新、通算5回の世界記録を達成する。≫
▼ ミスがそのまま死につながるから恐ろしい。バンジージャンプでも、
 あれだけ恐ろしかったのに。そこで思い立つのが「メガネ型動画プレイヤー」 。
これで見たら気絶するのでは? 最近では有機画面の生々しいのもある。
「生きているうちに、こんな経験するとはおもってもみなかった!」と、体験
直後の中年女性がインタビューに答えていたが。 さもありなん……

・・・・・・
5400,閑話小題 〜年末の早朝、つれづれなるままに
2015年12月27日(日)
☆ 一昨日のシネマは、『スターウォーズ』である。クリスマス当日のため、
 混雑を覚悟をしていたが、70人ぐらいの入り。 評価は80〜85点。
 5点基準で4点というところ。充分に楽しめたが、30数年前の物語の延長。
 当時は、新鮮でオンリーワン的な存在も、現在のSF映画の中では、アナザー
 ワンでしかない。しかし宇宙舟同士の戦闘画面は非常に面白く、映画館なら
 ではの世界に圧倒された。5年近く、週一回のシネマ、一度、現実から
 スピンアウト出来るのが良い。
☆ ところで、25日が年賀ハガキの締切日。 年毎に、死亡で枚数が減って
 いくのが気がかりだが・・・ 毎年、一人だけ住所がわからないで、何とか
 調べて出していたが、今年は見つからず、諦めた。 
☆ 今年の十大ニュース。思いのまま浮かんだ私の選んだ
 世界十大ニュースとは
 一番が、ISなどによるテロの激化。
 二番目が、それに伴う欧州への難民流出問題。
 三番目が、中国の株式の暴落。
 四番目が、原油価格の暴落と、新興国の経済低迷
 五番目が、TPPの大筋合意
 六番目が、世界的な極右政党の躍進
 七番目が、地球温暖化による、様々な異変
 八番目が、欧州経済の不調
 九番目が、ネパール大地震で九千人が死亡
 十番目が、中国の一人っ子政策が廃止 辺りか

・・・・・・
5035,ポジティブ・サイコロジー ー
2014年12月27日(土)
   『 ポジティブ・サイコロジー』クリストファー・ピーターソン(著)
  * ご機嫌になるために
 ネットで、「ポジティブ」で、検索したところ、以下のような内容が出てきた。
『幸福優位7つの法則』と、『 ポジティブ・サイコロジー』の内容を慶大教授が、
 一つにまとめたような文章で、解りやすい。
≪ 慶応の坪田教授は「ごきげんな人は10年長生きできる」という。
 タバコを吸えば寿命が10年縮みますが、タバコの害の大きさに匹敵するような、
逆向き作用があることになります。また、例えばがんを克服すると、男では3.7年、
女では2.8年、寿命が延びます(厚生労働省、特定死因を除去した場合の平均余命
の延び、平成23年)。そうなら、医者は、がんを抑圧する前に、不機嫌を治す
べきだということになる。ポジティブ心理学は、さらに「主観的に幸福な人は、
そうでない人に比べて、病気が少なく、収入が多く、人間関係が良く、生産的で、
行動的で、創造的である」と述べています。世界保健機構の幸福レポート2013
によれば、日本の幸福度は、世界156ヶ国中、43位です。先進国の中では下の方
にあります。 また、日本の幸福度は、過去5年間で、低下傾向にあります。
  ◎ なぜ苦痛にとらわれるのか
 ポジティブ心理学の父と呼ばれるセリグマン教授は、「多くの人は、過去の
苦い思いにとらわれる」と述べている(「世界でひとつだけの幸せ」p112)。
今、自分に何か良いことが起きたとします。我々は、その良いことにはすぐに
慣れてしまい、当たり前になって、有り難味を感じなくなります(幸福順応)。
逆に、自分に何か悪いことが起きれば、それは我々に苦痛をもたらします。
苦痛には慣れる事がなく、いつまでも苦痛を、引きずります。こうして、
我々の心は、苦痛で満たされるようになります。では、どうすれば?
教授は、ご機嫌になるために、次のようなことを勧めている 
(1)自分の良い点や、今持っている幸福に注目する(2)他人のために懸命に働く
(3)どうすれば幸福になるかを考え、幸福になる方を選択する
(4)自分の強みを発見し、それを生かすようにする(5)いわれなき万能感を持つ
(6)毎日3つの良いことを書き出す(7)ごきげんな人に会う(8)家族と楽しい
  時間を過ごす(9)心の中に透明ボードをおいて、不快なことから傷つかない
 ようにする (10)理由も無く、ごきげんレベルを上げる
教授は、「笑う門には福来たる」を紹介しておられます。「福が来たから笑う」
のではなく、「笑うから福が来る」のです。また、ロン・ガットマン氏は、TED
の「笑みの隠れた力」において、笑顔が健康に良い影響を及ぼすと紹介・・ ≫
▼ 長年かけてつくった一日、一週間、一年のスケジュールをこなすことが、
 私のご機嫌の元である・・ それと、思いの外、効果があるのが音楽。
二つのiPodに4千曲の音楽を入れ常に携帯して、ポタリンや、アイドルタイム
に聴いている。過去の苦い記憶が出てくるのは致し方がない。その時、意識的に
カットし、二度目は短くカットすることは可能。逆に楽しい記憶は繰返せばよい。
 工夫の積上げなくして、ハッピーになることは出来ない。 人にもよるが!
・・・・・・
4668, 閑話小題 ー今年の総括 ーその2
2013年12月27日(金)
   * 今年の総括 ーその2
 今年を思い返して、さほど記すほど記す事が少ないのも珍しい。 
それでは新しいことを始めたか?というと、それもない。今月初旬に同級会の
出席のため上京した際、単独で上野の東京都立美術館に『ターナー展』を見て
きたことと、4年間一万キロ乗った電動アシストのマウンテンバイク(自転車)
を、クロスバイクに買替えた事ぐらい。この電動クロスバイク、ギアチェンジ
を最大に、アシストを強にして、全力でペダルを踏むと、アマチュアレベル?
のスピードが出る。 これは、信濃川の土手を「車輪付きグライダー」で空中を
低空飛行しているような感覚が味わえる。逆に雨道でスリップで転倒、数Mも
投げ出され、しばらく呼吸困難になり、心臓停止になりそうな経験もした。
この年齢になると「無事、是好年」である。また独りで美術館で作品を見る
経験も、一度味わえば、今度から、気楽に都内の美術館に行くことが出来る。
海外旅行の際、大英博物館、ルーブル、エルミタージュ、エジプト考古学博物館
など行っているが、何かで上京の折の都内博物館巡りも悪くはない。
  * 種違い
「子供が成長するにつれ、自分の顔や体つきが違ってきたので、DNAを調べたら
実は、自分の子供でなかった」という前代未聞もニュースが問題になっている。 
 ▼ 巷に、捨てるほどある話で、具体的な事例を幾つか知っている。
 このケースで問題は、「出来ちゃった婚」のタネが複数同時進行だったので、
喜多嶋本人が勘違いしたのか、妊娠を知った上で計画的誘惑?で・・ 
俗な言い方をすれば、「ヤリマン、ヤリ??同士が、たまたま挨拶がわりに
一夜を共にしたが、運悪く妊娠した。とこが、その種は、違っていた」
ジョークがある、「二人の男が殴りあっているところに警官が駆けつけた。
子供に、『どっちが父親なんだ』と聞くと、『その件で、喧嘩になったんだ!』」 
父親は誰か?奥田説が強そうだが・・奥田も喜多嶋も知っていた? 
・・・・・・
4303, 閑話小題 ー今年のシネマ36回
2012年12月27日(木)
    * 今年のシネマ36回
 だいたい週一回、シネマに行っている。その多くはハリウッド製のため、
今や「ハリウッド映画マニア」である。時どき面白そうなのがない時に間が
あくので月平均三回になっている。先週末も家内と「007」(90点)を見た。
先々週は「ホビット」(95点)、その前は「ウーマンインブラック(80点)」、
三週前は「人生の特等席(85点)」。年末で面白いのが続いているが、暗い世相
の中でマイナー・エネルギーの発散になる。シネマの迫力はデジタル技術の進化
のため面白さが年を追うごと増している。家内も、私に付いてくるようになった。 
私が見てきた評価点数を聞くと全て80点以上で面白さが分かったのだろう。 
千五百円なら半分の回数だろうが、千円は価値がある。今年に入って36回目、
月に三回、10日に一度の割合。 去年春の傷が癒えてない現在、丁度良い
心のバネになっている。ひとつ間違えると初老性鬱症になりそうな日々、
月に三千円の予防的抗鬱剤と割り切っている。一回ごと一冊の読書として
みると短時間で異世界にドップリ浸かることができる。これも慣れてくると、
その異世界に積極的に入るようになる。この予防的抗鬱剤、飲まないと
ストレスがより沈殿していくようだ。
   * リティラシー
 時どき耳にするが、いま一つ分からないカタカナ語に「リティラシー」がある。
「あの人はリティラシーがない」というと、「論理性がない」と解釈をしていた。
そこで調べてみると「断片的情報から、必要な情報を引き出す能力」とあった。
そういう意味では、日本人が一番欠けている能力。 読書からして、
このリティラシーが基礎として必要である。断片の情報から推論を重ねることで、
ある結論に達する能力ということ。論理とは、そもそも推論を推し進めること。
それにしても「リティラシーが足りない」と実感する日々。 
・・・・・・
3928, 精神力ーその偉大な力 ー15
2011年12月27日(火)      「精神力ーその偉大な力」ダン・カスター著
  * 私は在る、私はできる、私はする
 意識する存在として、私たち各自は精神の意識するポイントであって、
何を持とうとするか、何でありたいかを選ぶ力をもっています。エマソンは
自己信頼についての論文で、「広い宇宙は善いことに満ちているが、滋養ある
トウモロコシは、耕すべく与えられた一定の地面に人が労力をつぎ込んでのみ、
手に入れるのだ。彼の中に住む力は、自然界における新しいもので、彼以外
誰ひとり、彼が成し得ることを知らない。また彼みずからも行なってみるまで
は知らない」と言いました。私たちは常にみずからについて何かを信じています。
だから思考のタネを潜在の耕土に植え付けているのです。雑草のタネは雑草に、
野菜のタネは野菜にになります。病気、貧困、不幸のタネは、偉大な主観的で
創造的な媒体に根を下ろすにまかせると、それが生育して体験になります。
正しいタネを選びたいものです。
 ・・・私たちは自身も否定的な思考と同一化するかわりに、肯定的積極的な
思考と同一化することを学びましょう。私たちの知りかつ理解しうるかぎりの
最高の理想と同一化することを学ぶべきです。事実私たちの人生は完全な人生。
 こういえます。「私は体内に無限の神、すなわちエネルギーの化身である。
肉体の真の偉力、身のまわりのすべての威力は、太陽、月、星をそれぞれの
位置に保つと同じ力と同じである。それはバラの花を咲かせる力である。
あの無限な力が私に個人化したのである。私の意識する心を通して、からだに
おいて、身辺の諸事において、それを正しい動作に指向することができるのだ。
なにものも私の選ぶ力を拒否することはできない」「私のなかの知性は無限の
精神の知性である。その知性に限界はない。それは終わりもなく底もなく、
私が実在するそのポイントで無限である。普遍の精神は私の使う精神である。」
「私は永久の大生命、エネルギーの化身であるから、私にとり、持ち、在り、
なすことが正常で、かつその権利あるすべてのものを持つことができる。
私の真の自己は永遠の存在である。私は在る。だから私はできる」・・・
▼ 書き写していても気持ちが奮い立ってくる言葉である。この歳で今さらだが、
 しかし一日一生とすると、決して軽く見ることもできない。せっかくの一日、
「私は在る、できる、そして私はする」は、積極的生き方の基本。人間の最大の
欠点のひとつは、ひ弱で何か欠けていると感じて、目前の挑戦に尻込みすること。


6131,閑話小題 〜両隣りのバカの争いは火事より怖い!

2017年12月26日(火)

   * バカは隣の火事より怖い 〜談志
 北朝鮮とアメリカ国民の実感しているのが、談志が言った
<バカは隣の火事より怖い>。この二人が、何をしでかすのか?
「両隣りのバカのイザコザは自宅火事より遥かに怖い!」ということに。
今年はことなきを得た?が、来年は? 中国、ロシア、アメリカは軍需国家。
バカと鋏は使いようと北朝鮮を煽り立て、緊張状態をつくり、隷属国家に兵器を
押し込む。問題は在庫兵器の平均年齢が基準を超えつつあること。14年とも、
いうが、「シリコン集積回路の集積密度が2年でほぼ2倍になる」という経験則
「ムーアの法則」。14年前の兵器はゴミ同然。在庫一掃の時期の到来。
弱者の立場の北朝鮮の戦法は、ただ一つ、「大陸核弾頭ミサイル」の保持。
見え隠れするのが、中国、ロシアの思惑。政治経験皆無の泡沫候補トランプを
プーチンが、選挙応援をして当選させたのがバレバレ。この結果には私だけで
なく、ロシアも中国も唖然としたはず…。そのロシアのスパイ援助を覆い隠す
には、朝鮮との全面戦争がうってつけ。白人第一主義者にとって、躊躇する何も
ない。 早ければ年末年始の確率が20%。来年中が50%辺りか。近々、100%
と予測する解説もある。その両隣にある韓国と日本が危ない。韓国は50年以上
かけて一人辺り3倍容量の核シェルターが完備されている。現在、定期的に、
戦争を想定した訓練が続いている。しかし日本はゼロ。 効率からすれば、
当然日本の稼働している原発か、首都圏を狙うのが弱者の戦法。さあ如何なる。
 バカといえば、私たちの脳内。想像力と思考力不足の知恵遅れの有り体。
万人とはいえ、それに気づいていないこと! 他者のバカさは認知できるが、
己のバカには気づかないから始末が悪い。
 先日、書いた<我が内なる「珍獣」と「珍ころ」の対話>を想いうかべて、
「朝鮮半島危機」について対話させ考えてみようか。「珍獣」が「ドン様」。
「珍ころ」が「トランプ」と想定して対話させると面白くなるはず。
バカバカしくて涙が… 世界は ピッピ によって滅ぶというが… 
まずは、冬季オリンピックが無事開催されるかどうか!盛上らない訳だ。
ロシアの出場禁止に、プーチンが大した拒否反応をしなかったのも不気味。
  
   * つれづれに   
・昨日はクリスマスとはいえ、以前とは違いTVの歌番組特集も少ない。
朝鮮戦争前夜の空気が、そうさせるのか。数多の北朝鮮の漁船の漂着を連日、
TVニュースなどで見せられると、現実社会のマインドが冷え込むのも当然。
これらの空気感覚が、年金生活の御隠居には鈍感になる。ハロウィンが若者間
に定着し、分散されたこともあるのか? 
・日馬富士暴行事件の背後に、白鵬と貴乃花親方の対立の図式が浮上がってきた。
白鵬の逆上せ上りも優勝回数からして無理はないが、自らの万歳とはあまりに…。
力量があるが故の酷いアパルトヘイトの怒りの蓄積は分からないでもないが、
このままでは朝青龍同様、日本国内在住さえ難しくなる。相撲に対し、真面目で、
真摯で、骨太で、非の打ちどころがない大力士だけに、終わり方が難しい!

・・・・・・
5764,パソコン融合TVの時代に
2016年12月26日(月)
   * 再びYouTube
 以前、ÝouTubeが面白くて、別のブログ『バートウォッチ』に、面白そうな
映像を紹介していたが、今では各TV局がチョイスをして放映している。
 一月ほど前、家電チェーンの売場を暇に任せ彷徨っていると、売場担当者に
『アンドロメダTVが最近売れてますよ』と声を掛けられた。ソニーがグーグル
と共同開発したアンドロメダを基本にしたパソコンとTVを融合した、一言で
いえば『画面検索付パソコンテレビ』。グーグルの検索機能をコントローラに
付けて、音声入力をすれば、目的の映像を呼寄せる機能。 選択したÝouTubeに、
「4k画面 築地 マグロ」と発声すると、4K画面のマグロの解体シーンが
映しだされた。ミソは「4k画面」のキーワード。一般放送で、まだ4k放送は
少ないが、YouTobeには4k録画の映像が投稿されている。それは、これまでの
映像とは違った鮮明な画面。担当がいうに『売れているのが、アンドロTV』。
そこで家でチラシを改めて見ると、ÝouTube付が有るのと無いのがある。
 新しい方のソニーのPCで、その画面をみると4kで入力された画面があった。
生々しい現場で撮影され投稿された映像、例えば、『シナイ山の初日の出』
『北欧のクリスマスイブの光景』『聖地の祈り』『ナイル川クルーズ』とか、
『サントリニー島の日没』等々、何でもござれ。これらを大画面TVの音声検索
で瞬時に茶の間で見れるのだから驚いてしまう。18ケ月〜24ヶ月で、情報機器
が半額に下り続けているというが、商品としての機能が、それ分アップする。
 パソコンTVが、既に売れ筋の主流になっていたとはね。グローバルになるわ!
・・・・・・
5399,グローバリズムという病 ー
2015年12月26日(土)

 図書館で、『グローバリズムという病』平川克美著 を借りてきた。
ISとか、TPPなどの問題を考える上で最適の内容。 そこで、
【「グローバル化」と「グローバリゼーション」との違い】を
検索すると、菊池英博著『新自由主義の自滅』の一節があった。 
≪「グローバリゼーション」と「グローバリズム」という言葉は、日本では
 かなり混同されており、同じ内容のように使われているときが多いようです。
しかし、この二つは似て非なる言葉。 グローバリゼーションの邦訳は
「グローバル化」であって、「ヒト・モノ・カネの国際間の流れを自由にする
ために、障壁を取り払い、世界各国の政治や経済の流れを良くしよう」とする
ことです。しかし、グローバリズムは「新自由主義にもとづくアメリカニズム
(新自由主義的資本主義」)」をさすのであって、「グローバル化」が
「グローバリズム」になるものでありません。 第二次大戦後の世界は閉鎖的
になりましたが、西ヨーロッパでは欧州連合ができ上がり、さらに1990年代
に入ってからはソ連邦の崩壊と東ヨーロッパの自由主義経済への参入によって、
グローバル化が普及し始めます。一方、グローバリズムという言葉は、
「新自由(ネオ・リベラリズム)」というイデオロギーを宣伝するため
使われた言葉であり、決して普遍的な概念でも歴史的必然でもないのです。
 ソ連邦が崩壊した1991年以降、米国が一国覇権主義国家になったことで、
日本や発展途上国に対して新自由主義にもとづく政策を、いかにも普遍的な
ものであるかのように思いこませるために、盛んに用いられはじめます。
とくに日本に対しては、米国は敢えて両者を意識的に混同させて、新自由主義型
資本主義(グローバリズム)が世界の基準であるかのような誤った宣伝を強めた。
日本では大マスコミ(全国紙、NHK,民方)が両者を混同して報道しており、
多くの日本国民も「グローバル化が進むので、グローバリズムを受け入れる
のは当然だ」と思いこんでいるようです。・・・≫
▼ TPPの本質は、アメリカによるアメリカのための新自由主義的商圏つくりで
 あり、その最大の同盟国、というよりアメリカの経済占領特区の日本領土を
一体化する狙いは明らか。とはいえ、今さら抜けることは不可能。 中国に
擦寄れば、田中角栄か、小沢一郎のようにスキャンダルなどによる骨抜き化の
運命が待っている。ネット社会で一番有利になるのがアメリカ。 その最たる
ものがスマートフォン。一見、便利だが、これは大そうなシロモロである。
・・・・・・
5034,ポジティブ・サイコロジー ー
2014年12月26日(金)
 『 ポジティブ・サイコロジー』クリストファー・ピーターソン(著)
  * ポジティブ情動の多くの一致点
「貧すれば鈍す」「金持ち喧嘩せず」「孤独につよい」で、幸せは、状況、条件
つくりが重要。 考えてみれば、現在の礎は、家系と、学生時代に得た知識や
経験から出来ている。
  ー以下は、ポジティブ情動の意味を簡潔にまとめた内容ー
・一人でいるときに、よい気分でいる人は他人といるときにもよい気分で
 いられるし、またその逆も然り。ポジティブ情動は実際に外向性のある
 人々の間で、性別に関係なく頻繁に見られる傾向。
・ポジ情動が高い人は、低い人々よりも結婚比率が高い。
・宗教的であり、スピリチュアルの人も、その平均度が高い。
・ポジティブ情動は遺伝性のもので、幸せは、親から子に受け継がれる。 
 不幸系の家系は、やはり不幸系になっていく。
・もし、習慣的な気分を改善したいのであれば、思考より行動に注意すべきで、
 その目標に向けて努力する過程こそが、実際に達成すること自体よりも、
 多くの活力を生みだすことを知るべき。そして、気分およびその機能に
 関する知識が、唯一、私たちを助けることができる。 
・ポジティブであるためには、その人が得意とする仕事や、趣味に焦点を
 合わせればよい。人は得意としていることを強化することで最も向上する。
・鶏と卵の関係になるが、余暇時間の研究で、余暇として利用できる時間は、
 アメリカの下流階級と中流階級の人の間では変わらないが、下層階級の人々は
 中流階層と比べると、一様にTVを観ることを除いては、僅かしかしてない。
 肉体的にきつい仕事が多い上に、収入は少なく、余暇の遊びの機会が殆んどない。
・また大学についても、学問はともかく、大学というところは、後あとの人生を
 通してずっと追求していくことが出来る多様なレリクエーション活動の機会を
 与える場所でもある。社会的制約を、一度とり除いて、自由に学問、
 レジャーの経験の機会を与えてくれる。定年退職後を含めて、バランスの
 とれたライフワークを学生時代から時間をかけて準備すべきだ。
▼ 個々のプライベートの時間の過ごし方もあるが、一日の具体的習慣と、
 考え方が必要となる。その起点が20歳辺りになるが、今でも遅くはない?
幸福だったと後で気づくより、今、ここ、こそ幸せと気づくことが先決!
いや、そう思わないと、不幸の自分に気づいてしまう? 高杉晋作の
「おもしろき こともなき世を おもしろく」こそ、幸せのコツですか。
・・・・・・
4667, 身近な貧困 ー2
2013年12月26日(木)
   * 都会サラリーマンの貧困問題
 比較的恵まれていたと思われていた都会サラリーマンに深刻な貧困問題が
浸透している。彼らの間にも、親がリッチかどうか、勤務先の業績などで、
格差が生じる。 ー以下は、あるブログを要約した内容ー 
《 日本では、持ち家に住み、スーツなど身なりはキッチとし、子どもを
 私立学校に通わせる「見えない貧困層」が多い。 ところが一般的に、
この水面下の変化の実態が見えてない。ごく普通のサラリーマンの家計のキ
ャッシュフローが破綻の危機に瀕している。年収600万円のサラリーマンの場合、
税・社会保障費を除いた可処分所得は450万円。そこから住宅ローン(150万円)、
生命保険(50万円)、子どもの学費・教育費(約150万円)を引けば、残り100万。
親子3人の暮らしは最低水準。中学から大学まで子供を私立に通わせると、一人
1,500万円の費用、子供を下宿させると、さらに年間100万円が必要で、総コスト
は2,000万円。子供ニ人りなら計4,000万。一人あたりマンション1軒分の教育費。 
東京・大阪など大都市圏では公教育は崩壊しており、私立に通わせるしかない
状況で、急激な家計の逼迫に苦しむ。これが、サラリーマンが「貧困化」する
最大の理由。 9割が中流の時代は終わり、18歳以下の子供のいる家庭の60%が、
家計が苦しいのが実情。「貧困化」を避けるには、子どものいる家庭は住宅
ローンで家を買うのをやめるべき。そのために住宅ローンは頭金の2倍程度
までに抑え、失業や倒産でキャッシュフローが途絶えた時の備えが必要になる。 
 サラリーマンの生涯年収は地方2億、首都圏で3億円といわれる(平均収入
700万円×40年)。このうちの2割の6,000万円は税金と年金・健康保険などの
社会保障費で天引き、手取りは2億4,000万円。ここから住居費(6,000万円)と
保険料(2,000万円)を引くと1億6,000万円。そのうえ子供ふたりを育てると
4,000万円の教育費がかかり、残りは1億2,000万円。サラリーマン人生40年で
割れば、実質可処分所得は1年で250万円、毎月約20万円で、食費や小遣いなど
の生活費で、お金はほとんど残らない。住宅、保険に、養育、税金を払うと、
資産は残らないことになる。》
▼ 高学歴になるほど豊かな人が多く、低学歴ほど貧困の比率が高いのは、
 学校の同級会に出ると明確。ところが、最近は、我々の年代が高年齢化もあり、
そうでもなくなってきた。特にリーマンショックから、その厳しさは増している。
このケースは、リストラ、倒産にあわない順調のケース。静かな恐慌に入った?
現在、冷静に見渡すと6人に1人が貧困で、予備軍を入ると3分の1の生活が厳しい
のが現実。まず20数年前のバブル崩壊、12年前の9・11、5年前のリーマンショック、
2年半前の東北大震災で、良き時代は終りを遂げた。まず地方経済に、そして
首都圏に深刻な貧困問題として、厳しさが増している。一流大学を卒業、
一流企業に勤めていても、リスクが各人に待ち受けている。終戦の半年後に
生を得て、右上がり、そしてピーク、右下がりを充分味わった人生。
これから10年、貧困問題は深刻度を増すことは確実である。
・・・・・・
4302, 「国の借金」新常識 −4
2012年12月26日(水)                              
 * 日本はギリシャとは違う  「国の借金」新常識 ー廣宮 孝信
   ー まずは、日本とギリシャとの違いについてー より
≪「日本はギリシャのようになってしまう」というが、日本とギリシャは違う。
 その違いを知ることで、理解につながる。「日本とギリシャの違いは、借金を
している通貨を自分たちで発行できるかどうかの違い、そして、モノづくりが
強いかどうかの違いである」。財政余裕度を比較しても比較ならないほど違う。
GDPに対する貯蓄率は日本はプラス23%に対し、ギリシャは3%。外貨準備高は
日本が20%に対し、2%。対外純資産は日本が+51%に対し、−91%。
比較すること自体がおかしいが、ギリシャ化ということ自体に問題がある。≫
 ー 国全体の預金=対外純資産は、日本が最大!
≪対外純資産とは経常収支が累積したもの。別の言い方をすると、政府と民間を
合わせた国全体の純資産=「国全体の預金」になる。この絶対額で日本が世界最大。
これは、いざというときのための貯水池に水が貯まっている状態である。
 これは日本とドイツの共通点である。リーマンショックまでは、いずれの国も
貯水池に水があったが、リーマンショック以降、PIIGS諸国は大地が一気に
干し上がり、危機に直面するようになった。 1100兆円が日本国の借金の限界は
真っ赤なウソ。もし本当なら三年前に日本は破綻しているはず。日銀の統計上、
計上されてない「財融債」があるが、これは実は立派な国債。これを加えると、
すでに個人の正味の資産が国の資産を下回っているので国債は暴落している
はずだが、何ともない・・ ≫
▼ 先週末のMHKTVのゴールデンタイムで、「日本国債700兆」を放送していた。
 安部政権の更なる国債発行による公共投資に対する警告に思えた。相手は世界の
投資家集団である。国債の暴落に賭けて売りを浴びせればひとたまりもない。
ギリシャとのマイナス比べや、日本の純資産が多いとかは小さな要素でしかない。
恐らく、太平洋戦争の末期の戦争国債のつもりで、安部は最後の賭けに出るのだ
ろうが、どうだろう? やはり、末期患者の最後の強いリンゲルということ?
  「安部と麻生は歴史に残る最悪の首相」になるのか。 
ハイパーインフレで二年? で、最後の饗宴は終わるのか。 
・・・・・・
3927, ただの言葉ー されど言葉の偉力
2011年12月26日(月)
       「世界をうごかした21の演説」クリス・アボット著より
 下に紹介するのは、オバマが大統領選挙で真似たと言われるマサチューセッツ
州知事に選出されたデュバル・パトリックが聴衆に向かって言った言葉である。 
演説は単なる言葉以上のはるかに大きな意味を持つことができる。どんな場合でも、
ただの言葉では終わらない。言葉は、行動を後に続くことを期待するのである。 
≪先週、候補者討論会で、司会者が私たち一人ひとりに他の候補者について何か
よい点を挙げるように言いました。ケリー・ヒーリーは私についてしぶしぶこう
言いました。「まあ、演説は上手ですね」彼女がそう知っていたのは、私の演説を
聞きに来たことがあるからではなく、私の演説をだれかに撮影させていたからです。
しかし彼女のスタッフからも聞きましたが、彼女が言いたかったのは、私が与える
ことができるのは言葉だけだ、ということのようです。ただの言葉だけ。
「すべての人間は生まれながらにして平等である」これはただの言葉です。
「恐れなければならないのは、恐怖心そのものだけだ」これもただの言葉です。
「国が自分のために何をしてくれるかではなく、自分は国のために何ができるのか
を問おうではないか」これもただの言葉です。「私には夢がある」これもただの
言葉。どなたかに指摘される前に言わせてください。私はキング牧師、ケネディ
でも、フランクリン.ルーズベルトでも、トマス・ジェファーソンでもありません。
しかし私は知っています。よりよい世界への展望と見えざるものへの信頼を持って、
心の底から発せられた、確信に満ちた適切な言葉は、行動を呼び起こすことが
できるのです。私の言葉を聞くとき、あるいはみなさん自身が隣人に語りかける
とき、行動への呼びかけとして言葉を聞き、語ってください。≫
▼ いざ大学を卒業する直前になって、学生時代に、より本を読んでおくべき
 だったと深く反省し、留年してでも学び直そうと思ったが、社会に出てから
2^3時間の読書の継続をしてきた割には知らないことが多過ぎるのに呆然とする。
それでもネットやパソコン、そしてテレビの御陰で大いに助かっている。
ここで《 私は知っています。よりよい世界への展望と見えざるものへの信頼を
持って、心の底から発せられた、確信に満ちた適切な言葉は、行動を呼び起こす
ことができるのです。 私の言葉を聞くとき、あるいはみなさん自身が隣人に
語りかけるとき、行動への呼びかけとして言葉を聞き、語ってください。》こそ、
言葉の力を言い表している。行動の「行」は判断するという意味がある。
言葉こそ、方向への判断の材料を示してくれる。そのためには意志が必要になる。


6130,読書日記 〜「続・下流老人」

2017年12月25日(月)

        <続・下流老人 一億総疲弊社会の到来  2016/12>
 図書館の「返却コーナー」で見つけ、以前、読んだ本の続編とは知らずに、
借りてきた。一年前に発刊になっているが、以前、前編を読んだ記憶があった
ため、HP内検索をしたところ一年半前に書いていた。改めて読返すと、他人事
の問題ではない。夫婦間で、「節約はあなた、浪費は家内」の格差が歴然に…。
しかし私が欠けると同時に?…だが、自宅を売却すれば、何とかなると嘯くが。
 私が子供の頃の定年が55歳だったが、長寿化に伴い、現在は65歳。それが契約
形態を変え70歳になろうとしている。景気停滞の中、皺寄せは「下流老人」に。
「親の因果が子に報う」の通り、親の不甲斐なさ、そのままが、子孫に受け
継がれていく。これで朝鮮戦争が起きて、攻撃の矢面になれば、日本全体が
激しく損傷する。 北朝鮮の漂流漁船の実態のニュースもあるのだろうが、
クリスマス・ソングがTVから殆ど聞こえてこない。
 「クリスマスと年末休暇の帰省」に名を借りたソウルからの脱出を終えた来年
早々の攻撃の可能性が無いとはいえない現実味が。とすると「一億総下流化」も。
 命をかけた大量難民が、大挙、到来の可能性が現実味を帯びてきた。
価値観が全く違う彼らが… 現在の欧州に近い問題が身近に生じることに。
下流老人より遥かに疲弊した難民問題に、打消されることになる。
  
  内容紹介
≪ 下流老人は、過労老人へ――
 「死ぬ直前まで働く」社会がはじまる!!
 間近に迫った「一億総老後崩壊」。それに抗おうと、必死に働く高齢者。
思い描いた老後は消え、体も心も極限まですりへる社会がおとずれる。
「年収400万でも将来、下流に!?」というショッキングな内容で、老若男女、
全世代から反響のあった前著から1年半。 本作では「高齢者の労働と貧困」
をテーマに、日本人の9割が他人事ではない「死ぬ直前まで働く」現実を報告。
 そのうえで、前著の反省をふまえ「どうすれば下流化しないか」という
“解決策"を徹底的に書いた。明らかに深刻化する日本の老後、一億総下流化
を防ぐには、もうこの道しかない! 粉骨砕身の書き下ろし。
(本書でいう下流老人とは「生活保護基準相当で暮らす高齢者、
 およびその恐れがある高齢者」のことである)

――目次――
  ●第1章 深刻化する下流老人
貧困大国化する日本
〈1・深刻化する「収入の少なさ」〉
年金収入のボリュームゾーンは6万〜7万円
高齢期の収入は下がる一方
 〈2・深刻化する「貯蓄の少なさ」〉
「ゆとりはないが、どうにかなる」という思い込みの怖さ
  〈3・深刻化する「つながりの希薄さ」〉
大量の「孤独死予備軍」
「豊かな日本」をつくった男たちの末路
一億総猗菠〞社会がはじまる ほか

 ●第2章 生きるために、働く老後
――死ぬまですり減る、体と心――
【ケース1】年金だけでは暮らせず、80歳近くなっても働く酒井さん(仮名)
【ケース2】50代で会社をリストラされ、コンビニで働く田坂さん(仮名)
【ケース3】 親の介護費・医療費を支払うために働く60代後半の野見山さん(仮名)
【ケース4】40歳近い子どもと孫を養うために働く70代の吉岡さん(仮名)
【ケース5】地方に暮らしながら月5万円で生活する江藤さん(仮名)

 ●第3章 誰もが陥る「死ぬまで働く」という生き方
――なぜ、高齢者は働かざるを得ないのか――
日本では、高齢者も「働きすぎ」
「生きがいのために働く」はウソ
死ぬまで不安に駆り立てられる社会
高齢者が働く理由1 下がり続ける年金受給額
高齢者が働く理由2 上がり続ける介護保険料
高齢者が働く理由3 上がり続ける生活費
〈1雇用・労働をめぐる問題〉〈2家族をめぐる問題〉〈3地方をめぐる問題〉
牴疣老人〞による事件・事故の増加 ほか

 ●第4章 日本の老後はカネ次第
――不気味な顔をみせる格差社会――
「最後の10年」を、どう生き延びるか?
「殺してほしかった」と嘆く高齢者
高額すぎる有料老人ホーム
介護付き高級ホテルと狆緡老人″
膨らむ家族の負担と責任 ほか

 ●第5章 下流老人を救うカネはどこにある?
――これから「財源」の話をしよう――
「カネがないから我慢しろ」という強力なロジック
政治家に対する異常な不信感
税アレルギーの日本人
不公平感が生み出す世代間対立
他人を救えば自分が死ぬ?
「全員が受益者」の社会をつくる
“all for one"ではなく、“all for all"
なぜ「弱者救済」を嫌悪してしまうのか
日本の民主主義を取り戻すために ほか

 ●第6章 一億総下流化を防ぐ解決策
――持続可能な未来 ~ 子ども世代へ――
「脱商品化」の社会へ
働き方も大きく変わる
権利は誰かがくれるものではない
「できること」ではなく「必要なこと」を考える
信じて、声をあげ続ける ほか

 発刊後半年で20万部を突破し、流行語にもなった『下流老人』は、
一般に金持ちと思われていた高齢者の貧困を“発見"した。
 続く本書では、ますます深刻化する現状を辿りつつ、自分が下流化
 にならないための「解決策」を提示する。
―――
―――
藤田孝典 (著)
2016/04/11
下流老人 ー
 『下流老人 一億総老後崩壊の衝撃 』で、「下流老人」の用語を
提示をした藤田孝典 が、その定義を、「生活保護基準相当で暮らす高齢者、
およびその恐れのある高齢者」とした。 既に貧困老人は700万人に及んで
おり、相対的貧困率は22%、高齢者の4〜5人に1人の割合だが、その少し
多めの人を入れると、3人に1人となると。お金は天下のまわりものだが、
愚痴を言いたいのも分かる。  〜著者のレポートによると、
<・2014年の高齢社会白書によると、3千万円以上の預金を持っている
 高齢者は25%もいるが、蓄えが十分と答えた人は、わずかに3・4%しか
いなかった。既に一割が安心して暮らせる水準だが、あとの9割は不安定の
状態におかれている。
・例えば、自営業で働いてきた夫婦の場合、二人の国民年金は、13万円。
税金などを引かれて10万そこそこなら、生活保護並みか、それ以下になる。
生涯平均年齢400万のサラリーマンをみると、厚生年金が16万、妻が
国民年金として、その加算が22万として、手取18〜9万では、ほぼ生活
保護並み。夫が、ガン等の病になれば、即、困窮生活に入る危険がある。
・その上に、子供が失業をして実家に頼ってきた場合も、困窮理由になる。>
▼ 4人に1人が3000万の預金とは驚き。老人の貧富の格差があまりに大きい。
 NHKや、民放のTVで、下流老人の厳しさの実態事例を放送しているが、
これは何処にも見られる話。 周辺を見渡すと、比較的豊かな人が多いが、
3分の1か、4分の1は、瀬戸際にあり、傍でみても、非常に厳しいのが分かる。
貧困老人問題が関心が持たれるのは、老後の貧困が、特殊な人ではなく、
平均的サラリーマン生活を送って来た人にも、近い将来現実になりつつある
ことがわかってきたため。 去年の6月30日に起きた71歳の老人による
新幹線車内でガソリンをかぶっての焼身事件。当人は、その月から年金だけの
生活になって、改めて受給額の少なさを実感し、不満を周囲に漏らし、自殺を
ほのめかしていたことが事件後に、明らかに。その年金受給額は月12万円。
居住していた杉並区の生活保護基準は14万4千円。年金受給額が生活保護
基準を下回っていた。それまで清掃業の仕事をしていたが、仕事がなくなり、
年金だけの生活。もっと少ないと生活保護を申請するケースが多いが、
12万は、生活保護基準を下回るが、極端にひどくはなく、普通の勤め人生活
を送ってきた人が、年金暮しで単身生活を送る標準的なケースという。
この老人は、将来を悲観してしまったのだろうが、特殊なケースではないと。
老いてからの貧乏は身に染るが、9割が、その淵とは… 老いた夫婦の場合、「
先に逝ったもの勝ち」も、あながち? 
―――
2015/10/02
下流老人 ー◆  漸捨老人への転落
 この数年来、団塊世代が年金生活に入ったこともあり、マスコミに扱われる
ことが多くなった。更に新幹線内で年金制度に対する抗議の焼身自殺もある。
今では、週に1〜2度は、TVで極貧の『下流老人』をレポートをしている。 
多くにとって、他人事ではない問題。私の場合が一歩間違えれば…
準備期間を入れると45年間心血をそそいだ事業が思いもよらないリーマン
ショックで成立たなくなった。それでも事業設計の段階から万一の備えを組み
こんでいたこともあり、何とか人並みの生活が維持している。 ところで、
ブログ内検索で調べてみたら、二ヶ月前、「下流老人」のテーマで扱っていた。
 (後にコピー) 〜最近みたTVでのアンケート〜では、
・病気などで、大金の思わない支出
・離婚で、財産が消滅
・転職の失敗(思い上がり)
・頼れる家族がいないか、その家族がギリギリの年金に頼っている
・手持ちがあったが、気前良く使っているうち底をついてしまった
  などなどの事例を生々しく映しだしている。
 手持資金が底をついたが、あてが国民年金の一人暮らしで6〜7万円では、
家賃で大半が消えてしまう。数ヶ月前に、中学校の「古希」の会があった。
会場が県境の湯沢で、二万円近くの会費のため、出席できる人は、限られる
ため、貯蓄、収入の余裕ある人が中心。そのため実態は見えないが、身近を
知る限り甘くはない。 TVで誰もが口を揃えて、「まさか自分が!」という。 
私のケースでも、夫婦のどちらかが欠ければ、この大きな屋敷の一人住まいは
難しく、小さな家への住替えか、施設の入居の問題が出てくる。
 団塊の世代は、終戦直後の最低の環境から、バブル崩壊まで35年間、
地球史上、稀なる7%の経済成長を続けた。これは奇跡中の奇跡の恵まれた
環境の中、そこで育った人生は幸せだったが、末路の気の毒な結果が、
『下流老人』。もっと気の毒なのが、その子供と孫。親の介護に、職も
全財産を注込んで呆然とする姿が、戦後世代間の全て問題を象徴する。
―――
2015/08/03
下流老人 ー
 去年になるが、NHKスペシャル、ー老後破産:長寿という悪夢ー
をみて衝撃を受けた。夫婦とも厚生年金のため、何とか人並みの生活は出来て
いるが、リタイア前とは違う。先日の新聞の雑誌広告で、『下流老人』という
言葉が目に入ったたので、ネット検索をすると、以下の厳しい内容が出てきた。
≪ ・ ー下流老人とは、
1、収入がない、2、資産がない、3、社会的ネットワークがない老人をいう。
 総務省の家計調査や、所得統計から貧困ラインから下流範囲を推測するが、
生命保険会社や金融機関では、老後生活の費用は最低ラインで20万円、ゆとり
ある暮らしには30万円超が必要という。ほとんどの老人世帯は最低ラインで、
ゆとりある老人世帯は一握り。(これは金融商品や保険を売るため使われる。)
・2014年の我が国における65歳以上の高齢者人口は3300万人、総人口に占める
割合は25.9%と、共に過去最高を記録しているが、大づかみに言って、そのうち
600〜700万人が「下流老人」と見なされている。内閣府の調査でも(2010年)、
65歳以上の高齢者世帯の「相対的貧困率」が22.0%となっていることから、
この推計は大きく的を外してはいない。老人と若者の間の「世代間格差」
が問題となっているが、老人の間の「世代内格差」も凄まじいものがある。≫
▼ 10年、20年スパンでみると、9割?の老人が「下流老人化」するという。
 老いれば、金を使う場面も少ないから、さほどの問題ではない?と、たかを
括っていられない。死ぬまでは金が要るが、死んだ瞬間から、生活費がゼロ
になるので、当人にとっての持ち金は微妙な問題でもある。 それでも
総世帯の15%が「下流」、老人世帯が22%というから、老人の立場は弱い。 
 本格的な国家衰退が始まってきたが、シワ寄せは、まず弱者に襲いかかる。
ギリシャが問題になっているが、それより、日本の財政は遥かに深刻。
ひたすら直視しないで、先送りしか手立てがないだけ。その限界の年が、
今年から来年。その矛先が、まずは老人と、母子家族。何がオリンピック?
目先を凌ぐ、末期患者のリンゲルと同じ。その責任は、選んだ国民にあり。
政権奪取には目先の甘い公約が必要。その繰り返しの結果がこのありさま。
―――
2015/12/01
閑話小題 〜お金のいらない快適生活
  * お金のいらない快適生活
 年金生活に浸った日々もけっこう面白いことに出会える。
年金で収入が3割減になったが、出歩く機会が減った分、支出も減ったが、
それでも身銭を削る生活は気持ちがマイナスになる。数年来、〔下流老人〕
という言葉を、マスコミで聞かない日はない。 先日、図書館で
 ーお金のいらない快適生活入門〜岸本葉子著ーを見つけ、借りてきた。
1999年の初版だが、現在こそ通用する内容。大方の主婦は、似ている節約の
工夫をしている。 内容は、「いかに金をかけずに、生活を快適に過ごすか」
がメイン・テーマ。 世の中の仕組みは、各生活レベルの人の2〜3割上の
消費をしたくなるよう出来ているが、少し節約すれば、快適生活も可能。
 〜この内容を要約すると
・ 腰湯をながらの〔読書風呂〕の勧め、
・〔漬け物漬け〕を楽しみ方、漬け物そのものを楽しむ、
・〔金券ショップ〕の極め方 〜一度、電話で問合すか、顔を出す、
・〔スーパー通い〕のコツ、 〜チラシで、特売品を見つける、
・〔ひとりファッションショー〕の楽しみ方 
       〜ハンター気分のウィンドウ・ショッピングを、
・〔大相撲のTV観戦〕、
・〔部屋いじり〕の金のかからない方法、〜(ここにはないが)百均で、
・〔風邪療法〕は〔食べて寝て治す〕がベスト〜生姜、ニンニク、葱スープ、
  などが紹介されている。 
▼ その中で納得したのが、「睡眠が、もっとも金のかからない娯楽」。
 私ごとだが、20時に就寝、4時の起床の生活で、大体、0時過ぎまで
爆睡し、4時までが、まどろみの中。その状態を、良しに出来るかどうかが
分かれ目。ポイントは、楽しいフラッシュを引出し、少しでも不快な記憶や、
考えが浮かんだ時は、トイレか、飲料水を含み、気分を変える。
 価値があるという面では、週一回のシネマ通いも、充分、価値のある快適
生活の一部。せっかく無の世界(宇宙の彼方)から地球上に、「人間」という
知的生物として、80年を与えられたのだから、最大限、楽しまなければ・・ 
 で、金が無い? いや、無いのは、知恵! しかし、大盤振る舞いも、
これまた、「快適」というより「快楽」生活だろう。 酒とツマミを買いにいった
折に、最近、「ニラ」と、「ニラの卵とじ」を時々、買ってくるようになった。
今度は、「胡瓜」と「胡瓜付けの素」など漬け物にもレパートリーを広げるか! 
ケチぐさい話だが。 楽しみ方で、一番、安上がりで、価値があるのは
ネットサーフィンという。 しかし、填まりすぎには御注意! 


6129,閑話小題 〜三宅裕司夫人の迷言 −1

2017年12月24日(日)

 ネット検索の三宅夫人の天然ボケを読んで、天然が故の仄々とした空気が
伝わってくるようだ。誰にしろ思い込み、勘違いがあるもの。上京をして
都会暮らしの中で、受験勉強に気をとられた結果、一般教養の絶対量不足を
嫌というほど気づかされた。 まずは意志の伝達のための語彙と、自己表現と、
雑学不足。それは一般教養不足が起因していたことを知る。それでも新聞は
少年の頃から3紙(朝日・日経・地元紙)に目を通していた。知識不足を痛感
した結果、以来、50年以上は毎日、2~4時間は読書にあててきた。
 それでも感受性の強い青少年期の読書不足は大きい。建物を譬えるならば、
地盤(生活環境)と、基礎工事が軟弱だった。大都会は、それを知らしめる
環境にある。図書館、美術館、演劇場、映画館、書店街など文化資源が身近に
数限りなくある。 都会と地方は圧倒的格差が元もとある。
 笑っていられないのが、彼女の笑言。基礎教養不足を笑い飛ばしているが、
実は、大方が抱えている問題?。今ではネットや、TV機器の進化で、情報が
行きわたっているとしても…。家内が「言葉つかいに敏感」で、何度も嘲笑
されてきた御蔭もあって、今では少ないが… それでも時々、出る。
書き手本人は気づきにくいため、このテーマ日記の同月同日の過去文を
読返す度に見出すことしばしば。この習慣のお陰で、何気ない会話の中で、
相手や、第三者の上っ面の言動に耳を聳てると… 以下のような話は日常?
 他人事の話でないのは、もちろん、自覚している? 何処かからの声!
<「しているわけがない!」から、こうも毎日、したり顔をして書ける?>

ー―

 ご近所の受験生が試験に行くとき、
「ダメで元々なんだから、頑張って!!」と声をかけて励まそうとした
奥さんが、実際に放った一言。 「元々ダメなんだから、頑張って!!」


自宅で料理教室を開いており、
朝、三宅裕司さんがキッチンに降りて行くと
夫を紹介しようとして臆面もなく奥さんはこう言った。
「あそこが立っているのが私の夫です。」
  ※ 正解:「あそこ【に】立っているのが私の夫です。」

子供が奥さんに言いました。
子供「犬飼いたいんだけど。」 
奥さん「馬鹿、犬なんて飼ったら誰が始末するのよ!!」
  ※ 正解:「馬鹿、犬なんて飼ったら、誰が【世話】するのよ!!」

 夫婦で口論になって、部屋を出ようとした奥さんが
「どいてよ!」と言おうとして「抱いてよ!」

 ものすごく儲けているお坊さんの噂話をしていて
「ほんとに坊主丸坊主ね」
  ※ 坊主丸儲けのこと

 ガソリンスタンドに寄り、
「ガソリン満タンで♪」と言おうとした奥さん、笑顔で一言。
 「マソリンガンタンで♪」
しゃぶしゃぶ食べ放題に行った時に普通のメニューを出されて一言
「すいません、ここ食べ食べしゃぶ放題の店じゃないんですか!?」

和式の花嫁さんを前にして「まあ、きれいな南京玉すだれね」
  ※ 「文金高島田」を言い間違い。

「同じ釜の飯を食う」と「同じ屋根の下に住む」、が混じって
  「同じ釜の下に住んでるんだから」と言い間違い。

 義母に手紙で「暮も近づきまして」を
 「墓も近づきまして」と書き間違い。

歯医者に行って診察台に座ったところ
「それじゃ、口紅を拭いてください」と云われて口笛を吹いた。

 凄く嬉しそうに帰ってきた奥さんの一言。
「ゴルフのメッタ打ちに行ってきたの〜♪」
  ※ 正解:「ゴルフの打ちっ放しに行ってきたの〜♪」

  旅館を予約する時チェックインの時間を尋ねようとして
「ベッドインは何時ですか?」

 源泉かけ流しを確認しようとして「源泉たれ流しですよね?」

「霞ヶ関はどこにありますか?」
  ※ 霧ヶ峰が正しい。

子供に対して
「誰の為にご飯食べられているの!」
  ※ 「誰のおかげで」が正しい。

夫婦でハワイに行ったとき、あちらの税関をとおる前、
旅行目的を聞かれるから
『sight seeing』とこたえればいい」
「えー。わたし、そんな難しい単語おぼえられない」
  ※ 「うーん、そうだな……そうそう

 夫婦喧嘩をしていて「それは、コッチの言う台詞よ」という
ところを 「それは、ソッチの言う台詞よ!」

「十中八九」と言おうとして「四十八手」と言ってしまった。


▼ 結婚当初、‘お品が良い?’家内が上から目線で私に、
「言動は乱雑で粗暴!」と、詰られ「本当に大学を出ているの?」
と帰省した折に、倉庫保存の卒業証書を提示せらされる羽目に…。 
三宅夫人の天然ボケは、50数年の読書習慣のないと仮定をした
私自身の言動は、然もあらんと聞こえてくる。それにしても、普段、
何処にでも有りそうな間違いのところが面白い。
                      〜つづく
・・・・・・
3560, 「プレイボーイの人生相談 1966-2006」ー2
2010年12月24日(金)
 ー 今東光、今でも一言一言が光っているが、さすが福田和也の評である。
 怖いものは何もない今東光の毒が、薬の役割?を果たすことを自分がファン
としての読者だったから熟知している。鎌倉の円覚寺の管長の朝比奈宗源と
大喧嘩した逸話は次回に取り上げるが、何をしても、言っても、それが
通用するからよい。「プレーボーイ」の読者層の悩みの大半は過剰な性欲。
この本の過半数は、その類の悩みに対し、毒に対し毒を持って制する回答をする。
回答者は、ある意味でユングやフロイトが仮面を被って悩みに答えている? 
そんな上等でないとしても、男なら誰もが抱えている大問題。 ある意味で、
有名人が異常?性欲者という告白をして、同レベルで答えるから共感する。
 ▲ 今東光についてー福田和也 
≪ 今東光は、スゲェ。 中学生の時に、週プレで、その核爆発的連載を読めた
 ことは、今ままでの生涯のなかでも、飛び切りの幸運だと思っている。 
谷崎潤一郎、ただ一人の弟子。谷崎はバカが嫌いで、無教養な奴を許さなかった。
今東光にそれだけのアタマがあった。とはいえ、中学を三つクビになって、
そのままというのも立派な学歴。 って、そのままという立派な学歴。
そのうえ乱暴者でね、いつも仕込み杖をもってあるいて、喧嘩は殺す気で
やらなきゃ、が信条。自宅の一階に右翼のテロリストたち、二階に共産党の
運動家をかくまっていたという。左翼が二階なのは、逮捕された時の扱いが
厳しいから、少しでも逃げやすいほうへ、という配慮。戦前の話だ。
親友が川端康成。で、当時の文壇の大ボス菊池寛とケンカをして、
バカらしいっていって比叡山にいって、大僧正になった。菊池が死んだら、
また筆をとって、ベストセラーを連発。しかし、この相談にはシビれたねえ。
もう載せられないだろう、こんなの。十七のバーテンが、十六のホステスと
デキて、子供が出来たからどうしようという相談に、そんなもん、タネも畑も
悪いから、堕しちまえ、だもの。坊さんの云うことじゃないよ。面白い。
老人ホームに努めている男には、横着なジジイどもなんざけっ飛ばせ、だし。
青春の悩みをうちあける女学生には、一発ヤラセロだからね。
「よく女に手をだして、女にゆすられたり、親からねじこまれたりとか、
若気のあやまちで、とかいろいろいうけど、そんなもの、あやまちでもなん
でもありゃあしねえ。しかし、やらなかったことこそ、若気のあやまちだね」
だと。良いこというよなあ。≫ ー やらなかったことこそ、過ちか〜。
下半身が衰えてくると尚のこと思う? 息子に悪いことをしたと!
・・・・・・
5032,ポジティブ・サイコロジー ー�
2014年12月24日(水)
ポジティブ・サイコロジー ー�
   『 ポジティブ・サイコロジー』クリストファー・ピーターソン(著)
  * その日の終わりに、全体的評価を!   
 週一回のシネマを観た評価を、ブログの『バードウォッチ』に80点とか90点
とかを書き入れているが、この評価をダイアリーに日々、書き込めばよいと、
始めたが、もうマンネリになっている。‘平均か普通’の5点より以上の6の
‘よい’にするには、何かよいことを探さないと・・ この日記のテーマ探し
のようなもの。 それが「よい」のだろう。 ーその辺りから
≪ たとえば、よい一日というのは、あなたが電話でお母さんと話した日のこと
 だとか、運動した日のことだとか、特別に日記に書き留めた日のことだなどと
特定することができれば、そこから実践的な教訓を学ぶことができるだろう
 ―そういう日を、もっと増やして、そうではない日を減らせばよい…と。
この演習が陳腐なものにならずに済んでいるのは、「よい一日にするには
どうしたらよいのか」と今まで立ち止まって考えたことなど一度もなかった
という人が多いからかもしれない。また、よい1日とはどういう日かと抽象的に
深く考えてみたとしても、その答えは実際には正しいものではないかもしれない。
そこで、ノートかメモ用紙を用意するか、エクセル・シートを作成して、あなた
の、日の行動を記録してみよう。一時間刻みで記録するのがやりやすい人もいれば、
その日の主な活動を中心に記録する方がよい人もいるだろう。 
とにかく、一日の終わりに、その日の全体的な評価を書き込んでみよう。
 10点 =自分の ‘人生で最高の’一日だった
 9点 =‘特別によい’ 一日だった
 8点 =‘素晴らしい’ 一日だった
 7点 =‘とてもよい’ 一日だった
 6点 =‘よい’    一日だった
 5点 =‘平均か普通’の一日だった
 4点 =‘平均以下’ の一日だった
 3点 =‘ひどい’   一日だった
 2点 =‘とてもひどい’一日だった
 1点 = 自分の‘人生で最悪’の一日だった
少なくとも二週間、できれば一ヶ月間、この演習を続けてみてほしい。
演習の期間が終わるまで自分の記録を見返してはいけないが、演習が終わったら
記録に戻ってみて、何日か、そして何週間かの単位で現れるパターンを見つけて
みよう。この期間にあなたが何をやったか(またはやらなかったか}に注目して、
よい日と悪い日とを比較してみよう。 ≫
▼ 毎日書き込むダイアリーは、これまで同じ行動記録以外が空だったが、連日、
 感謝、感動、感激、印象に残ったエピソード、新知識のキーワードなどが並ぶ。
平凡にみえる中に、様々な出来事がある。その総合を判断することになるが、
考えてみれば、毎日が10点で然るべきだが、上記の要素が殆ど含まれている。
これほど時間と情報空間が満たされている日々で、心の中心点に集中さえすれば
平均7点以上になる筈だが。で、昨日は? 人生は面白い、それも平凡の祭日は!
・・・・・・
3925, 精神力ーその偉大な力 ー13
2011年12月24日(土)
「精神力ーその偉大な力 ー 」ダン・カスター著
   * 朝の黙想
《 毎朝は一つの新鮮なはじまりです。毎日は新しく造られた世界です。
 今日は一つの新しい日です。私はこの瞬間に至るまで、この日に至るまで、
私の全生涯を生きてきたのです。この瞬間、この日、は永劫のなかのどの瞬間
と等しく善い瞬間です。この日を地上における天国に造りましょう。
今日は私にとって好機の日です。今日に対処できるように神が私に与えてくれた
要具のすべてを有難く思い、可能な限り上手に使いましょう。
・・ 今朝、私の生涯に過ってあったより以上の経験に頼ることができます。
私の目の前には旅すべき最も興味ある道があります。なすべきことが多いのです。
なすべく私の前に横たわっているあらゆることを効率と、力と、勇気と、熱とを
持っておこないます。私自身に「今日は、これよりよい世界にするには何をなす
ことができるか? どう、誰を助けることができるか?いかに奉仕できるか?」
と聞きます。・・・ 深奥の潜在意識は、私を正しいところに私を導きます。
・・ 「神は私の牧者だ。私に足りないものはないだろう。神は私を静かな
水に沿って導く。彼は私の魂をよびもどす。彼は私を正義の道に私を導く。
私はなにも恐れない。神の杖や竿は私を安楽にする」と聖書に書かれています。
深奥の潜在意識は私を正しいところに導きます。それは私をとおして思います。
それは私を指揮し誘導します。私は正しい考えを持ち、力を持ちます。
恐れません。大自然は―無限の精神が、私の中に働いているからです。 》
▼ こうなると、宗教である。 早朝、新鮮な気持ちで、この言葉を
 唱えていれば間違いなく心は洗われ、すばらし一日が待つことになる。
特に老化の時節になると、肉体とともに歪んだ精神を正す役割になる。
周囲を見回すと、大部分の人の心が歪んで見える。 そうこう考えると、
朝の黙想は必要になる・・ それにしても、書き写していて新鮮に心に響く。

・・・・・・
5762,閑話小題 〜プーチンと安倍 〜2
2016年12月24日(土)
   * スパイとは
 スパイとしてのプーチンの手で殺害された人は数知れず?
その「スパイ」の意味を検索すると〜
【国家その他の団体が秘密にしている情報を、密かにあるいは買収など不当な
方法で探知、収集し、対立関係にある他の国家または団体の利用に供する者。
間諜ともいう。愛国心や思想を動機とするほか、金銭、地位、栄誉その他の報酬
のために行う者もある。 スパイは古代から存在し、政治・外交・軍事に大きな
役割を果たしたが、とくに第二次世界大戦後の東西対立・冷戦激化のなかで情報
活動の役割が増大したため、多くの国が平時においても組織的にスパイ活動を
行うようになった。公開情報の処理・分析技術の進歩と科学技術的な諜報手段の
発達で、情報収集活動が質・量ともに向上したことにより、スパイの比重は低下
したが、いまなおその重要性は変わらず、スパイの活動は続けられている】と。
▼ 冷徹な叩上げのスパイが、上から目線の大統領の立場でみると、国際間の
 駆引きなどスパイのキャリアが情報操作などでコントロールが可能。
ナチが大衆を動かす「怒り」の感情…
<怒った状態は、言葉が滑らかになると同時に、最も扇動しやすい感情状態。
大衆を行動させるに、大衆の心の中にある怒りを覚醒させなければならない>
を十分に理解していた。 それに対し、プーチンは、力強さ、敵対者に対しは、
暗殺の恐怖を与える能力に長けている。そのために、スパイで得た秘密情報を
政治にフルに活用している。理想主義を掲げたオバマ米国大統領とは違う。
偽善?オバマに対し、露悪プーチン。大統領なら、さて、何方が業態として
プラスに働くか? プーチンに関しては、NHKで『プーチンの野望』を
シリーズもので放映していた。 内容とはNHK・HPによると、
< ロシアの大統領を8年間、首相を4年間務めたプーチン氏。2012年3月
 に行われたる選挙で、再び大統領の座に就いた。プーチンとは、いかなる人物
なのか。巧みな政治力を持つプーチン氏が、いかにしてロシアを欧米諸国の
“価値ある協力国”から、“信用できない敵”へと変えたか。ロシアの主要閣僚
や、アメリカ政府の元高官などへインタビューをもとに、ロシアとプーチン氏
の歩みを振り返る。(全4回)> 
 歴史小説を、そのまま地でゆく独裁権力者の姿を炙り出した内容。
『独裁者に上りつめた孤独なスパイ』が、ピッタリ。今では世界大戦前夜の
ような空気になってきた。 座卓犬も、飼主が弱体した現在、庭先でウロウロ?
今さら屋外に出て雑犬になれず、さて?
そこで、『踊り踊るなら東京音頭』と、相成っている。 えらいこっちゃ!…
 そこで、安倍、麻生などの団塊世代は、『はい、さようなら』だが、借金を
残された世代は、惨憺たる近未来が待っている。その縮図が朝鮮半島。
・・・・・・
4665, 身近な貧困 ー1
2013年12月24日(火)
  * 日本社会の貧困問題 
「米国社会の貧困問題」の実態に驚いている場合ではない。アメリカの貧困率が
世界で3番目の16%だが、次が15%の日本。ほぼ同じ格差社会である。このところ
急に身近な貧困化が目立ってきている。 これまでの比較的豊かだった中間層が、
2001年の9・11テロ以来、リストラや倒産でジワジワと貧困層に陥っている。 
現に私自身の事業が10年間で、売り上げが三分の一に下落、会社整理に至った。 
何とか年金で生活は出来ているが・・ 昔から日常生活を質素にしていたので、
生活の質が落ちた実感は少ないが、以前とは違う。地元の同級会では、倒産・
廃業や、借金苦?の自殺など悲惨な話題が多い。実兄も7〜8年前に実家の商売を
倒産させたが、良質だった上に夫婦して厚生年金でノンビリしたもの。
その中で、知人の何人かがバブっているが、これも時間の問題。
米国人口の三分の一が貧困か貧困予備軍なら、日本もほぼ同じ。
 気晴らしに?週に一度はランチに出るが、低価格志向は日々強まっている。
回転寿司や、牛丼はワンコインで、満足できる。私も家内の実家も事業をしている
ため失業保険はかけられない。そこでセフティネットで、夫婦とも厚生年金を
かけるのが知恵。それもあって、何とか貧困ラインより上はクリアしている。
 地方では自営業や農家が多く、夫婦とも国民年金だけが多い。夫婦二人で手取
10万少々は厳しい。特に持家では、生活保護が受けられず貧困に陥るケースが多い。 
 私自身、この十年間で、一千、6百、5百、と生活費を減らしてきたが、貧した
感覚はゼロ。これは、60歳までに遣りたいこを遣り尽くした感があって、
別に特に欲しいモノも、コトもないからだ。それと子供の養育費・教育費や、
交際費、旅行費用、家庭内装置などの経費が年ごとに減少したことがある。
あと一年で古希なら、当たり前だが! 老いただけでも汚くなるので、服装や、
身の回りは清潔に保つのが老いの第一原則。 特に服装は注意しないと。
それと精神=言葉には注意しなくては!特に、私は言葉。世間様をシラミなど!
もう一つ注意しなくてはならないのは、貧困=悲惨(不幸)の言葉から、
金持=豊か(幸福)という錯覚に陥ること。会社を整理をして実感したのが、
一般の、この妄想、思い込みの強さである。情報化社会の本格的到来で、
根こそぎ世界は変わってしまったが、既存体制は、そのまま残っている。
それでは、会社を破壊する方が先決。ダメなものダメ! 老兵は黙って去るべき! 
残ろうとするだけ? 次回は、都会の恵まれていたサラリーマンの貧困化問題。



6128,読書日記 〜『金言・笑言・名言録』

2017年12月23日(土)



      『私だけが知っている 金言・笑言・名言録』高田文夫(著)
 有名人の面白い逸話のオンパレード。前にテーマにした長嶋茂雄と、
ガッツ石松の笑言は、この本からヒントを受けネット検索で加味したもの。
 面白そうなところを前説をすると…
☆ 三宅裕司夫人が、立食パーティで、「ご主人は、何処?」に、
 「あすこが立っているのが、うちの主人です」
☆ はなわが若き日に、「前説の仕事に行ってくるよ」に、奥さんが、
 「いったい何の仕事? その猥褻(わいせつ)な仕事とは?」
((注)前説:観客に本番前の説明をする若手芸人の仕事)
  目次だけでも、面白い!
   ☆ Amazon 内容紹介より
〔志ん生、小さん、談志、森繁久彌、渥美清、永六輔、たけし……
 伝説の芸人から現役、そして若手まで。放送作家・落語家として
笑芸界を知り尽くした第一人者ゆえ知り得る、笑いのレジェンドたちが
放った珠玉の「一言」を厳選。著者しか知らない極秘エピソードで綴る。
 楽しみ方は自由自在。どこから読んでも面白い!

第一章 金言
・「稽古の間は大根役者と思え
  舞台に上がったら千両役者と思え」(昔の看板役者)
・ 誰かが言った。「人気は高さじゃない。長さだ」
・「人間万事可愛気」(高田の金言)
・「型がある人間が破るから型破り」(中村勘三郎)
・「買えるなら 金で買いたい 好感度」(中村獅童)、ほか

第二章 笑言
・「元旦や 餅で押し出す 二年糞」(ビートたけし)
・「ベッドインは何時なの?」(三宅裕司夫人) 
         <チェックインと間違えて>
・「打つと見せかけてヒッティングだ」(長嶋茂雄)
・「ジョニーがきたなら伝えてよ 二次会庄屋だと~」
・「銀座でも、五本の指が入るいい女」(私の飲み友達) 
 <「に」と「が」じゃ> 大違い。
・「ガッツ右松」(ガッツ石松) 
・「12月25日は誰の誕生日?」「七面鳥! 」(ガッツ石松)、ほか

第三章 名言
・「どこでもいい! オレが座った所が上座だ」(立川談志)
・ 勝新太郎が青島幸男に言った。「いやな都政だなぁ」
・「ボウフラが 人を刺すよな蚊になるまでは 泥水飲み飲み浮き沈み」(都都逸)
・「コラムは三つのミで書く。ねたみ・そねみ・ひがみ」(野坂昭如)
・「長生きした若者はいない」(立川談志)
・「嘘をつくときは、みんな真顔」(居酒屋のとなりの客)
・「迎えの拍手は昨日までの人気。降りる時の拍手は今の人気」(古今亭今輔) 
― 
▼ 後説で… 
 ☆「銀座でも、五本の指が入るいい女」(私の飲み友達) 
   <「に」と「が」じゃ> 大違い。 〜拳でなくてよかった。
☆ 勝新太郎が青島幸男に言った。「いやな都政だなぁ」〜そりゃ酷かった!
☆ 「ベッドインは何時なの?」(三宅裕司夫人) も面白い。
        〜フロントは、「それはお客様の自由に」というしかないわ。
 「すいません、CIAはどこですか?」(三宅裕二夫人)も面白い。
  <ICU(アイ・シー・ユー)電気屋でエアコンを探してて>
〜三宅夫人の笑言が面白いので、次のテーマに。よほど閑でネタ切れなんで!

・・・・・・
5030,読書脳 ぼくの深読み300冊の記録 ー5
2014年12月22日(月)
         『読書脳 ーぼくの深読み300冊の記録 』立花 隆 (著)
   * アメリカは、「キリスト教原理主義」の国
 ここで取上げている『神の国アメリカの論理』上坂昇著と、
『アメリカは、キリスト教原理主義・新保守主義に、いかに乗っ取られたのか?』
スーザン・ジョージ著を読むと、アメリカの占領政策下で、いかに洗脳されてきた
日本の立ち位置が見えてくる。イスラム原理主義と同じく、アメリカもキリスト
原理主義で世界を占拠している実態が浮かび上がって見えてくる。 同時に、
イスラム教国の意味あいもみえてくる。 ーその辺りからー
≪ ここで紹介されているアメリカ人の宗教観は信じがたいまでキリスト教原理
主義的。教派によって違いがあるが、アメリカ人の圧倒的多数が、神、イエスを
信じており、地獄、悪魔の存在も信じている。原理主義者は世界で起きている
ことはすべて「神と悪魔の戦い」とみなす。「邪悪な人々」は「抹殺」される
べきと考え、神の教えに反する不道徳な制度・慣習は廃絶されるべきと考える。
それが政治にも直接反映、レーガン大統領は、ソ連は悪魔に導かれた「悪の帝国」
とみなしたし、中絶や同性愛を認める人々は神の教えに反しているとした。
 宗教右派の分析が面白い。そこで紹介されている有名テレビ説教師や、CNNに
次ぐネットワークカを持つCBN(宗教テレビネットワーク)の驚くべきパワーを
知らないと、アメリカの政治と社会を本当に理解できない。特に彼らの政治力が
存分に発揮されることでイスラエル全面支援の米外交戦略が維持されていること
がわからないと、中東問題は理解不可能。 今世界のユダヤ人は約1300万人。
うち4割がイスラエルに住み、4割はアメリカにいる。アメリカとイスラエルは
切っても切れない関係だが、彼ら宗教右派の未来イメージが、悪魔と反キリスト
が起す最終戦争のハルマゲドンの戦いにあり、そのとき天の軍勢をひきいて
キリストが再臨してくると信じているなどと聞くと、なんともあきれ返る。 
(略)・・著者はパリ在住の著名な米布教活動家。ユニークなのは、キリスト教
原理主義にネオコンの思想を加えた右派の思想がなぜ近年のアメリカ言論界で
これほど圧倒的な影響力を持つにいたったかの分析。その背景には、資金潤沢で
よく組織された右派エリートたちによる論壇コントロール長期戦略があった。
その戦略下、過激な右派思想が「『思想を正統化する存在』として機能する
大学やシンクタンクや各種財団を制覇」した。 その結果、巨大な右派思想
ネットワークが、大学、シンクタンクだけでなく「個別問題の政策開発センター、
草の根組織、出版社」などまで乗っ取り、いまやアメリカ全体がそのネット
ワークにおおわれている。・・ ≫
▼ 上記からして、、現在のアメリカと世界の政治の大きな構図が見えてくる。
 欧米の考え方は、『白人をトップにした進化論主義で、その下に、赤、黄色、
黒色と、進化が遅れた人種が続き、黒の下には、類人猿がいる』という考え。 
白人にも細かいランク付けがある。 世界の1%が、世界の富の半分を保持。
 格差社会の扇方の骨格が軍隊と警察と、銀行と、司法になっていて、
日本はキリスト教原理主義に間接統治をされている!のが実態である。
・・・・・・
5395,自分史の書き方  ー
2015年12月22日(火)
           『自分史の書き方』立花 隆(著)
   * 年表を自分史のコンテにする
 履歴書と個人・家族史を骨格として、設計図面のように何度か書き直し、
そこに詳細を書き込んでいく。それを著名なライターが、指導するため、
受講者の内容は当然、アップスケールする。文章でも、ディベートでも、
やはり基礎知識が必要となる。以下は、自分史を書くにあたっての要諦になる。 
≪ 文章を書く上でいちばん最初に迷うことは、なにについて書くかである。
 題材、テーマということだが、自分史の場合は、それが決まっているから、
そこで悩むことはなにもない。自分という人間がどのようにできあがったか、
その流れを時間を追ってながめなおす、というのが自分史の基本だ。
初期の授業紹介にあったように、受講生たちに最初にやらせたことは、
「自分史年表」を作ることだった。
 通常、長い文章を書く時には、その大ざっぱな内容の流れをメモ風に記した
「コンテ」を作るのが普通だ。自分史の場合、この自分史年表がコンテになる。
いい自分史年表ができたら、自分史はもう半分できたといってもいい。
それくらいこれは重要な要素だから、初期の授業ではここに一番力を入れた。
自分史年表は何度も形を変えて作り直してもらっている。
 最初スケッチ程度のものを出してもらって、それをまた教室のスクリーンに
映し出して、いいもの、悪いもの、いい点、悪い点を具体的に指摘していった。
いいものをいくつか紹介していくと、次の回では、皆がいいものを真似して
とり入れてくるので、それを二度くらいやるとだいだい基本的なもの(コンテ
たりうる自分史年表)ができた。自分史年表は、いいものがいちどきにできる
わけはないから、いろんな枠組みと、いろんなスケール(特に時間軸の長さ)
で、習作的にいくつか作ってみることが重要である。
 年表を作る意義は、それによって巨視的に自分の人生全体をパッと見渡せる
ようになることにある。大切なのは、「全体をパッと見渡せる」ということに
あるから、はじめからあまり詳細な年表を作ることに熱中するのはよくない。
詳細すぎると、細部に目がいきすぎて、全体をパッと見渡すことができなく
なるからである。・・(略)
 自分史年表の骨格は、いわば、「履歴書(学歴・職歴)プラス個人生活史
プラス家族史」みたいなものであるから、まずは、そのアウトラインを自分の
思い出すままにメモ的に書いてみるところからはじめるのがよい。
・履歴書は、普通の履歴書を少し詳しく書く程度でいいだろう。
・職歴の部分は、「仕事内容の歴史」「職場異動の歴史」が入いるほうがいい。
・個人生活史の基本は、住所変更の歴史をきちんとおさえることが重要だ。
人間の人生はすべて4次元時空(空間軸プラス時間軸)上の移動の歴史だ。
人間はすべて、「あるとき」「ある場所」で誕生する「誕生点」といってよい。
一生の間、4次元時空の時間軸上、空間軸上を移動しながら生活を続けていく。
そして、やがて、命数が尽きたとき、人は、4次元時空上のある一点(あるとき、
ある場所)で死ぬ。「死滅点」といおうか。結局、人の一生は誕生点から出発
して、死滅点へと向かう長い長い4次元時空上の航海のようなものだ。
自分史はその航海日誌のようなものだ。≫
▼「人生は、誕生点から出発し、死滅点へと向かう長い長い4次元時空上の
 航海のようなもの」で、その間に「多くのエピソード」を道しるべにして
自分史を作り上げていく作業で、自分とは何者であったか、何者でも無かった
かを知るのである。だから、当人にとっては、苦しい内省でもある。
何ごとも指導者しだいで、作品の品質が違ってくる。人生もだが!
・・・・・・
5760,つれづれに哲学 〜言葉も行為である
2016年12月22日(木)
   * 言葉も行為である
 飽きもせず毎日、これを書き続けてはや16年近く、テーマは5760になった。
この一番良いのはHP内検索が出来ること。PC教室の先生との共同作業の賜物。
 何か書こうと…例えばケニアとか、イスラエルをテーマを思い立った時に、
HP内検索をすると過去文が羅列して出てくる。これに外部検索をかければ、
軽い文章の筋道がみえてくる。毎日、16年分の同月同日分を読み返すが、一度、
分類すると、後は忘却の彼方に。しかし思いついたキーワードを内部検索に入力
すると瞬時出てくる。 
 この随想日記は雑記帳の範囲だが、前日、大筋を書いた文章を早朝、誰かを
想定し時間をかけ魂を入れ書き直す。想定する相手は、数年先に読返す私自身
と、親しい友人。喫茶店かスナックで「こんなニュースがあるけど」「まあ、
驚いた」「ある本に、こんなことが書いてあるよ」など、思いつくまま語り
かけるように書いている。これは、ブログで「直接語りかける行為」をして
いるような感覚に、情念を入れ語りかける行為になるということ? 
それとも、本を読みこんでない人には、単に言語の羅列だろう? 
確かなことは、テーマを探し、材料を集めて、画面のメモ欄で編集する行為を
しているため、立派な行為と言える。その辺りをネット検索をすると…哲学者・
オースティンが、言語行為論をテーマに論じていた。 その論旨とは…
≪ 発語行為とは、オースティンの用語。発語内行為とも。
 言語行為論とは、言葉を発すること(談話とも言う)が 一つの行為であること
に注目した研究である。 発話内行為とは、言葉を発することそれ自体がある種
の行為を行なっている事態を指している。 たとえば、結婚式の誓いの場における
`I do.'は、 約束という行為を行なっている。また、船の進水式のさいに
「わたしはこの船をクイーン・メアリーと命名する」と言うことは、命名という
行為を行っているのであり、真偽判断のできる命題を述べているわけではない。≫
≪ 言語行為とは発話内行為と比べるとわかりにくいが、 発話によって結果的に
 達成される行為のことを言う。 (によって)+(発話)という意味である。
たとえば「言葉は暴力だ」という表現があるが、発言によって人を傷つけたり
泣かせたりするのは、発語媒介行為である。その他の発話媒介行為としては、
説得や激励といった行為や、また命令や依頼によって人に何かをさせるという
ものもある。 ≫
≪挨拶、謝罪、何かを描写すること、質問に答える、質問したり命令すること、
 約束することなどが、典型的な「言語行為」ないし「発語内行為」の例である。
・「注意しろ、地面が滑り易くなっている」-他人に注意する警告する言語行為
・「夕食に間に合うよう全力を尽くすよ」-帰宅時間を約束する言語行為
・「紳士淑女のみなさん、ご静粛に」- 聴衆を静かにさせようとする言語行為
・「あそこの建物で、私と競争しませんか?」- 挑戦する言語行為  …≫
 ――
▼ このブログを公開して16年、多くの人を傷つけていた。情念を入れて
 いることもあるが、文章に気持ちがそのまま露出する。前日、日野正平が
野際陽子に宣った「中学校の頃、よく○○でお世話になりました!」も、
「言葉も行為」であるが、その意味を思考がる上で参考になる。人は、誰もが
<内幕情報屋>の要素を持っている。内幕情報屋とは、リースマンが、1960年に
発表した『孤独な群衆』で、<欧米の都市型人間には「伝統志向型・内面指向型
・他人指向型」があり、都市化が特に孤独な群衆を作りあげる。その中で、他者
の内幕情報に異常に関心を持つ>という論はあまりにも有名。内幕情報は営業系
人間の相手の媚としてのエサにとってつけ。で、「ああいう個性」が出来上がる。
しかし、内幕情報こそ、情念が絡まった妄想として独り歩きしていく。
それが現実世界と思いこみ、その虚構の牢獄で生きる人たちを世間様という。
半径500mを主に生きる人たちである。その枠を超えて生きる人を「大変な人」
と揶揄するしかない。そのミニチュア世界で変わってない人こそが「大変な人」。
例えれば、ニューヨークの中国街から出たがらない8割の人たちにとって、外に
出入りする人たちを変な人としか思えないが、ニューヨーカーからしたら…
どっちも、中国人でしかない。問題は、そのことを知っているかどうか?
閑静な世界で、波風を立てずヒッソリ生きるのも!どのみち、直ぐに死ぬ。
  ところで、沈黙も行為であるが… 五円玉の穴? それとも… 外側の?
・・・・・
4663, 2050年の世界 ー22
2013年12月22日(日)
 * 女性の職場進出と機会均質 
        「2050年の世界 ー英『エコノミスト』誌は予測するー」            
 女性の職場進出は結婚率を低下させる上に、離婚率も高める。今や婚外子の
割合が欧米では3〜5割に至っている。そこに貧困が生まれる要素が大きくなる。
職場進出にはメリットと、デメリットが生じる。
  第三章のまとめ  ー経済成長がもたらす女性の機会
《 法の下の平等、教育経済成長がもたらす女性の機会の均等、家族計画、
 労働市場への自由な参入など、先進国における女性の地位は過去四十年で
著しく上昇した。それにともなって、女性は、キャリアのめどをつけて結婚出産
をするようになり、出生率は低下、かってのような大家族は過去のものになった。
一方で、アフガニスタンなどイスラム圏で宗教的な制約の強い国々では、
女性の選挙権すらまだない国も多く、その解消にはより時間がかかると思われる。
・ブラジル、ロシア、インド、中国のいわゆるBRICs新興国では、すでに教育の
 平等は制度として確立されており、それら知識層の女性たちが、経済の急成長
 から、今後、広く様々な分野で労働力として参入、経済成長をさらに促進する。
・富裕国でも少子化により、労働人口の減少が問題となり、技能と専門知識を
 必要}する職業では特に深刻化するため、女性たちはより多くの雇用機会を
 与えられ、より良い仕事に就けるようになるだろう。ただし、女性の早期退職
 慣行が段階的に廃止され、年金の支給開始年齢が男女を問わず
 引き上げられれば、女性は高齢まで働く必要に迫られる。
・先進国では、高齢化による介護の問題が、女性の職場進出に影を投げかける。
 出生率の回復を始めた一部の先進国では、育児と介護と労働のバランスを男女
 間、社会、企業でどうとっていくかが議論が行なわれ、様々な政策がとられる。
・製造業セクターの縮小と、サービス業の増大は、世界的傾向となる。
 サービス業は女性にとっては相性がよいが、しかし、雇用は非正規雇用や
 有期雇用で不安定である。
・一九七〇年以降、OECD加盟国では結婚率がほぼ半減し、離婚率がほぼ倍増した。
 婚外子の割合は約三割から五割もある。未来においては、そうした傾向がさらに
 加速し、片親の女性は、育児と職業の負担のバランスにより苦闘することになる》
▼ 欧米の現在の社会現象が世界規模に広がり、女性の職場進出も後追いで多くなる。
二次産業から三次産業に重心が移動していく環境は、女性にとって雇用機会が増加。
一強多弱の傾向が、より強くなる近未来では、大部分の弱者は夫婦で家計を維持を
するしかないが、子供は一人しか持てなくなる。それなら現在の中国、日本と同じ。
それ以外の後進国が、後追いをしていく。家庭のあり方も、結婚という形が大きく
変化。一生の間に、複数回の結婚をする方が多くなるだろう。夫婦が頼りあうこと
より、個々が自立した共同生活といった家族になっていく。核家族から核個人家族、
各個人家族になっていく。これは情報機器がもたらす大きな変化。それぞれの
家庭空間より、個々の情報空間に関心が移行した結果生じる。楽しそうではない
情報社会の未来は、家族のあり方を根本から変えている。


6127,閑話小題 〜大相撲珍問答

2017年12月22日(金)

   * 大相撲問答
 大相撲の珍騒動を、大家、ハっつあん、長嶋・寅さん、石松・熊さんが
空想の世界で語り合う珍問答を思い立った。それも、『日馬富士暴行事件』に
ついてのため、出たとこ勝負の語りになるが、さて如何なることやら…。
――
長嶋・寅さん:批評家連中、何を言ってるんでしょうかね。
ガッツ石松・熊さん:御身大事で話しているのが気に入らねえよな。
 八っつあん:「大男総身に知恵が回りかね」レベルでしかない話。
大家:そんな世界でも、今では学士様が… 馬鹿にしたものでもないよ。
八っつあん:各部屋を「○○組」と言い換えてみると、ヤクザ組織の世界に酷似
 した社会が見て取れる。土俵上のルールを決めて、互いの力の優劣を決めるが、
 差異は?…大してない。関取ともなれば、数人の子分がついて身の回りの世話
 をする。各部屋には親方(親分)がいて、絶対的縦社会の中で、稽古という名
 の「可愛がり」が待っている。
ガッツ熊:俺のいたボクシングも似たところがある。強いのが勝つだけの世界。
長嶋・寅:横綱が、左手で張手で、右からのカチ上げが一場所で三分の二とは。
 それは下位力士が横綱には出来ないし、もしすれば、本場所以外の稽古場に
 押しかけ可愛がりを徹底的にする。これは止めさせないと…
ガッツ:そうでもしないと勝てなくなったんだよ、あの男。禁じ手にしないと、
 やり通すのが、あの男の性分。
大家:だいたい、モンゴル相撲が、大相撲の大元だろう。13世紀の頃、大陸を
 支配していたモンゴル帝国と属国の高麗王国によって2度にわたり行われた
 対日本侵攻の元寇。1度目を文永の役(1274年)、2度目を弘安の役(1281年)
 の蒙古襲来。その時、国家を上げて防いだが、神風の御蔭だけではない。
 残虐で、陰惨な殺戮に、恐れ慄いた武士が、死に物狂いで戦ったそうな。
 それが730〜740年の時を超えて、日本の国技の世界に現れ出て、実質支配
 をして好き放題しているのが現実。
ガッツ・熊:相撲協会は、40回優勝の白鵬に対する態度は「ポチ」そのもの。
 あの横審も偉そうな肩書だが、保身を前提にした綺麗ごとばかり。聞いちゃ
 いられないよ。警察、検察も、場所終了後、三人を逮捕すべきだったよ。
 地方巡業だって?馬鹿いっちゃいけないよ。 誰も主犯が白鵬とは言わない。
八っつあん:11月になるが、「日本学生相撲選手権」で、高校時代にレスリング
 で、タイトルを総なめをしたモンゴル人が準決勝で日本の有望力士を振り回し、
 骨折をさせた上に、即、入院をしたのを見たが、相撲道も何もありゃしないよ。
長嶋・寅さん:数百年、数千年かけた肉食のモンゴル人と、草食米を主食にした
 日本人では互角に戦える訳がないよ。外国人への解放を決めた当時の人の認識
 が甘かったのですね。でも、プロ野球では日本人でも通じるじゃないですか。
大家:チームプレーもあるが、バッターやピッチャーの場合、個人プレーの要素
 が強いし… ただ、面白さという点では、外人への開放は良かった。大体が、
 国技というが、別に法的に認定するのは何も無いらしい。こういう矛盾を
 抱えながら、その都度、乗越えていくしかないよ。
八っつあん:鶴竜からして、あと半年の力士寿命が来ている。白鵬も、張り手、
 カチ上げ風肘打ちが難しくなれば、せいぜい1〜2年で引退に追込まれるよ。
 衰えの恐怖は並大抵ではないはず。このままいけば、必ず朝青龍の二の舞だ。
ガッツ:俳優同士の色恋沙汰と同じで、付きものとして楽しめば良いだけかい。
 単純に捉えれば、「貴乃花が切れたんだよ」。それと、理事長。あの人が、
 引責すべきじゃないか。何が減俸じゃい。毅然として白鵬の引退勧告をし、
 自らが引退するのが筋というものじゃないかい。
八っつあん:相撲取りとしての「保志」は魅力的だったが、理事長は問題あり。
 兄弟子の千代の富士理事長、貴乃花のラインが、協会のひな壇にあっている。
 今の協会と、横綱審議会には、無理なのは分かっちゃいるけれど。
ガッツ:悪いのは分かってはいるが、気の毒なのは、日馬富士だ〜。
 5〜10人の付人も無しの上で、傷持ちの被告人として、隠れ人の身。 
長嶋:「万歳!」じゃなくて、これは「ハンザイ!」と私には聞こえます。

▼ もう少し、コミックにしたかったが… 不幸を笑いものにするのも。
 ただ、貴乃花部屋の力士への陰陽の「いやがらせ」は、想像するだけでも
 気分が悪くなる。その前の白鵬の引退への流れが急務になる。頑張ったが、
もういい! 更に理事長も、引責で引退に。このままでは、更に大きな問題が!
 まあ、暇な御隠居の、相撲談義の一説でした。

・・・・・・
閑話小題 〜日馬富士事件を哲学すると
2017年12月16日
   * よく支えてくれたが、さらば白鵬!
 この一連の事件を哲学の構造主義の切口で断面を捉えると、理解しやすい。
まず構造主義の意味は、【広義には、現代思想から拡張されて、あらゆる現象
に対して、その現象に潜在する構造を抽出し、その構造によって現象を 理解し、
場合によっては制御するための方法論を指す語】。
 構造を考えると、『横綱アドバンテージ』『モンゴル力士の日本角界支配』
がキーワードになる。『横綱アドバンテージ』は、以前、私が命名した造語。
立合いの「張手」と、カチ上げ風肘打ち。横綱は使えても、下位力士はタブー
という「決めつけ」。破れば、稽古場に押しかけて、可愛がりの「シゴキ」。
これは、鬼に金棒になる。それを知った貴乃花は、貴乃岩に合同稽古を制限。
 そこで40回優勝のモンゴル人横綱が、二人の舎弟格横綱を誘い、数年前に
追放された先輩横綱・朝青龍の追放劇と、人種差別に反発を持った怒りの蓄積
をベースに、その矛先が純粋培養育ちの貴乃花親方に…。その部屋に所属する
モンゴル力士の出席する宴会に、白鵬が二人の舎弟格の横綱を連れて押しかけ、
暴行を加えた。直接、手出しをしなくとも同罪。三人横綱の最盛期が終わった
のは、誰の目にも明らかだが、それを貴乃岩が指摘したという噂が発火点。
この三枚看板のモンゴル人横綱三人の支配下にあるのが大相撲協会。
 良くも悪くも、「ポチ」でしかない。
貴乃花親方の判断は何ら傲慢でない。こうもしないと「ポチたち」に阻止され、
ウヤムヤにされるのは、火を見るより明らか。しかし貴乃花も、認識と判断に
自信がない。それは、白鵬も、協会も同じことだが。
 現・理事長は早々に次期理事長の立候補の断念を表明し、『貴乃花理事長』
の立候補支持を表明するのが筋道。本来の古武道の原点に立ち返る時期。
 いずれにしろ、来年早々に鶴竜が。後半から再来年に白鵬は引退だろう。
もう充分、働き貢献をしたし、相撲年齢からして、明らかに限界点に達した。
この辺りが潮時。<発つ鳥、あとを濁さず>。 このままでは、朝青龍と
同レベルになってしまう。
 『よく支えてくれていたが、さらば白鵬! 国外への御退出の準備を。』
 若手に、素質のあるのが出てきている。
ー 面白味という側面では、やはり、あと二年は必要ですか、やはり!ー
 と、考えさせるだけ、一流ということ。
ところで、「逸ノ城」を協会上げて、つくり変えられないかい。
「ダメ!」ですか。素材だけでは無理。白や青のように『横綱アドバンテージ』
を自らつくれないだろう、あれでは。
 ところで、これって「哲学する」というより、「相撲談義」じゃない?
・・・・・・
閑話小題 〜状況から、主犯格は白鵬!
2017年12月01日
   * 涙の会見で
 日馬富士と、親方の涙の会見をみて、「何も解っちゃいない?」と首を捻って
しまった。ことは、朝青龍、白鵬から受け継がれてきたモンゴル人の鬱積した
被差別と、被害者意識が背景にある。モンゴル人には、「強ければ、勝ちさえ
すれば、多くのことが許される」という大陸的体質がある。それに対し、日本
には、海の要塞に囲まれ、外からの侵入の心配がない島国根性の国民性。
 その差が、貴乃花と白鵬を比べると歴然としている。貴乃花には、三代目の
血筋と、純粋培養の恩恵がある。白鵬にもモンゴル相撲の血筋があるが、ここは
島国日本。モンゴル人には勝ち続てナンボの存在でしかない。そこに決定的
差異がある。 その一つが『張り手』の問題。
 貴乃花の著書の中に、「張り手」について、相撲道に反する象徴としてあげ、
忌み嫌う。以前は、これほど「張り手」を使うことはなかったが、そこに目を
つけた朝青龍が、『横綱アドバンテージ』の特権を作り上げ、白鵬、日馬富士、
鶴竜へと受け継がれてきた。横綱に張り返したら、本場所間の稽古土俵に押し
かけて半殺しにする仕組み。それを知っている貴乃花部屋の貴乃岩に、それが
出来ないため、出身高校の同窓会に押しかけ、礼儀と躾の説教。これは、目上
に対する、「張り返し」の禁止強要でもある。今回、暴行現場に同席していた
白鵬に7時間以上も聴取をしたのは、一連の事件に共同謀議があったかどうか?
を、丁寧に聴きだすため? 無知が成せることか、日馬富士が『酒が入っての
暴行ではありません!』と会見で話していたが、この手の暴行は、酒の勢いが
ことを大きくする。 『酒の勢いでないとすれば、朝青龍追放を起因とした
モンゴル・コンプレックスの怨念に対するシゴキと捉えられ、手を出さなかった
2人の打合わせがあった?』と受止められても致し方がない。その辺りを、
貴乃花が警察に訴えた主旨だろう。この怨念は朝青龍、日馬富士、次は白鵬に。
 現在の理事長は、実績からして故・千代の富士にするのが慣例だった。
で、当然、その後の理事長は貴乃花が引き継ぐのが流れ。北の湖も自分の前に
一期でも大鵬を理事長にするのが筋。白系ロシアという理由があったとしても。
白鵬も実績からして当然、理事長になる権利があるが、明らかに日本人の体質
とかけ離れている。そうこう考えると、「国技」の意識と、公益法人の特権を
捨てて、新たに出発するしかない。この危うさが、また面白いことも事実だが… 
 大陸の肉食系に制圧されるのは自然の理。 しかしモンゴル劇場の終焉も、
あながちオーバーではない。来場所から、貴乃花部屋力士への、陰陽の嫌がらせ
が始まる。その辺りが、見ものになる。有り体からすれば、こういうことだ!
【角界を占拠したモンゴル人横綱三人が、『横綱アドベンテージ』を守らない
貴乃花部屋の若手モンゴル人力士を、巡業中の出身高校の同窓会に、出席し、
その一人が暴行に至った。暴力団の刑事事件なら、当然、手を下さなくとも
大親分の白鵬が共謀犯の主犯になる。この男、歴史の残る40回の優勝回数を
誇るが、大陸系のため、島国根性の日本、体質が全く違う。で、今では、
相撲協会そのものが、「ポチ」にしか思えない。所詮は、「わしと違った
二流どこの連中…」と。だから、何をしても許されると。ということは、
このパーの暴走は、もう止まることはない。来年で、舞上がりの愚行で、
御二人の二の舞になり、追放?の運命が待っている。その確率7割!】
大相撲そのものの品質維持のためにも、その前、この事件の主犯として…?
 
 白鵬を最低でも一年間の出場の禁止(間接的引退勧告)しないのか?

・・・・・・
閑話小題 〜根深いが、軽い問題だ、これは!
201年12月04日
   * なんてことはない!
 日馬富士暴行事件の顛末の批評で、「主犯格は白鵬!」と、したり顔風に、
ここで書いた。一昨夜の大学時代の同級会でのこと。私の席の前側に、相撲部、
空手部、剣道部の選手だった3人が、一連の事件を酒のツマミに話し始めた。
ところが、その内容が、ここ数日にわたり書いてきた内容と、ほぼ同じ。
私が真面目くさって抉って論じた筋が、極く当り前の話。〜大筋は、こうだ。
<一連の事件は、白鵬を中心にしかけた共同行為で、最も責められるのが白鵬。
 実際に指示をしなくとも、説教役が白鵬で、暴行の実行役が日馬富士になり、
白鵬も同罪。日馬の追放処分は厳しくはない。貴乃花親方が悪いというが、
彼の判断は、ごく当然のこと。それと何よりも日本人力士が弱過ぎる。理事長
も、もっと毅然とした態度であるべし>と。
 3人とも、それぞれの地域のスポーツの指導的立場にあるという。
私にとっての穿った「正論」と思っていたが、これが一般的道理なのか? … 
とすると、半年から1年以内辺りに、今度は白鵬が問題を起こし、角界からの
追放も時間の問題に。神憑り的実績に、内的成長が、遥かに後れをとった姿を
目にするのも限界がある。そこで大きな問題は、右翼の売名行為の標的に最適
な対象に? 危ない、危ない! 来年の大問題の一つが白鵬の舞上がり絡みの
件になる予感がする。尤も、芸能スポーツ欄の括りの範疇になるが。
トランプ大統領、金主席、国内では、この男が… 最も狙われる人物に。 

   * 全日本相撲選手権
 1ヶ月前の「全日本学生相撲選手権」につづき、昨日、「全日本相撲選手権」
が行われた。今年は5年ぶりに学生以外の25歳の選手が優勝した。この年齢
ではプロは無理? 決勝相手が新潟県の23歳の三輪。彼ならプロの可能性が
あるため、応援をしてみてたが、体力の差で負けてしまった。去年の大会には、
何人か有望選手がいたが、今年は見当たらなかった。まあ、今年はいいだろう。
この現状からしても、内的素養は別として、モンゴル人力士も必要か。
双葉山には、「大本教」の大元の素養があった。 何もないなら、
< せめて神憑りのふりをしろ! >  所詮はお祭りの余興なら…  
 それを真剣に考えるほど意識は高くはないだけ、ということか。
・・・・・・
閑話小題 〜一場所前の大相撲の評価からみて… 
2017年11月28日
   * 一場所前の大相撲の評論から… 
 まず、一場所前の大相撲の現状の批評からみてほしい。
横綱・大関の権威失落を、更にダメ押しの事件が、この日馬富士の暴行事件。
起こるべきして起きた「モンゴル人」による、大相撲の面汚し事件が、この文章
からも、読取れる。 やはり見逃すことが出来ない問題。横綱三人を暴力団幹部
とみると、最高幹部が白鵬であり、若頭が日馬富士と、鶴竜。これからすると、
主犯は白鵬で、2人の横綱が共犯ということに。誰も、このことに言及しない。
出来ないのだろう。それと、理事長の重みが全く感じられない。 千代の富士の
弟分の横綱で、二流横綱だった軽さが表立ってしまった。 だから白鵬に舐めら
れるのである。膿は当人であることの自覚がないのが漫画的。茹で蛙そのままの
醜態を、これ以上、見せることなく即刻、引退が正論と断言できる。
 もちろん、日馬富士は当然、引退であり、逮捕をすべきである。ここは日本。
モンゴルではない。冷静にみれば、貴乃花の行為と判断は正論。何故か、この
ことを言わない。これは、日本に対する逆上せ上りのモンゴル人横綱3人の
大相撲に対する侮辱行為であり、即刻、引退、国外退去をさせる問題。
 としても、この「正論」を言えないの興業の側面を持つ辛さ。
≪  * 横綱・大関の権威失落  2017/09/15
 大相撲が大変な事態になっている。私の相撲ファン歴からして、これほど
大関・横綱の権威失落の事態は初めてで、理事長自らが辞任しても然るべきほど。
初日から4人横綱のうち3人が休場。残る一人横綱が前半で2勝3敗とはこれいかに。
上位に上がったばかりの阿武咲が横綱初挑戦で金星を挙げ5連勝。日馬富士の
負け方が空中に1回転して裏返し。その上に、大関の照の富士が負傷、3人の大関
も2人が休場ともなれば。 面白といえば面白いが、この惨状では、首を傾げざる
をえない。その背後には若手に実力があるのが何人か台頭してきたことがある。
もしかして、半年、1年後の番付が、これかとも… 
 ファンが、相撲協会の心配をする必要がない。横綱・大関の権威の崩壊を
見ながら、誰が優勝をするかを楽しめば、「また白鵬!」よりも遥かに刺激的。
「何で今の若手が強いのかって?」というと、勝つために頭(情報機器)を活用、
稽古土俵から考えているため。それも親がかりで。将棋の新生人と同じ。白鵬が、
それ。素材が良いだけでは難しい。一月前に、高校横綱のトーナメントを見たが、
その中に強そうなのが数多く見かけた。底辺の育成が出来ているということ。≫

▼ 日馬富士の引退、即刻、国外退去は最悪ではなく当然の帰結。
本来は主犯格?もろとも国外退去が筋だが、国家間のトラブルの可能性もある。
昨夜の横審も、厳しい対応のようだ。酷い折檻だったのだろう。
 〜ネットニュースによると、
【横綱審議委員会は27日、定例の会合が行われ、北村横綱審議委員長が会見。
前日の横綱・白鵬の優勝インタビューに言及し、「相撲界の膿を出すとか言った
が、何を意味するのか分からない。何か横綱としておかしいのではないかという
意見が多かった」と述べた。優勝インタビューを観客と異例の万歳三唱で締め
くくったことにも「これだけ相撲界が厳しい中で、何で万歳ができるんだろう」
 と首をかしげた。】とあった。 一応、まともな意見である。「白鵬自身が膿」
を自覚しろというのは土台ムリだが… 
<総括: 10年かけて、『大相撲』から外国人を排除するか、特別法人の資格
 を外すかハッキリすべし 。朝青龍、白鵬、日馬富士の行状からみて、主犯が
 白鵬であれ、日馬富士の単独犯であれ、三人の共同犯行であれ… 人種対立が
 悪化すれど、元に戻ることはない。何が国技!モンゴル相撲が発生源のルーツ
 だろうが… 五穀豊穣の 祝いの余興の力自慢に、肉食系異国人を入れること
 自体が間違っていた。としても、面白さが数倍も増したことを考え合わせて、
 落ち着くところは、特別法人を返上するのが筋… モンゴル人の無理に対し、
 日本人の我慢も、限界にきている。40回優勝しても、あれでは… > 
初めは「許してやって頂戴!」と、思ったが、掘下げると根が深い問題がある。


6126,閑話小題 〜ガッツ石松・迷言集

2017年12月21日(木)

   * ガッツ石松
 ガッツ石松モノを検索すると、簡潔にまとめたのがあった。
長嶋茂雄に劣らない質量の? 迷言があるある。落語の熊さんそのものが、
そのまま現代に現れ出ているようなところが良い。じゃあ、長嶋茂雄は誰か?
答えは数日後か、一か月後には出るはず… 取りあえず寅さん。そうすると、
私は八っんですか。 で、さっそく明日、大家さんを加えた四人による
「大相撲呆け問答」で批判を展開してみようか。
長嶋・寅さん:批評家連中、何を言ってるんでしょうね。
ガッツ石松・熊さん:御身大事で話しているのが気に入らねえよな。
八っつあん:ムキになる問題じゃないよ。「大男総身に知恵が回りかね」のこと。
大家:そんな世界は、今では学士様が……
 〜で、話をガッツ石松に戻す!
――

1.あるインタビューにて、
 「私はボクシングで人生が380度変わりました」… 
   20度しか人生が変わってなかったんですね … 
2・スピルバーグ監督の映画「太陽の帝国」のオーディションを 受けに
 行った時の面接で、スピルバーグ監督に「君はなぜこのオーディション
 を受けたのですか」 
  ガッツ;「事務所が行けといったから」…

3.クイズ番組にて、
 司会者「太陽はどこから昇るでしょうか?」
  ガッツ;「太陽が昇るのは右からだろ」・・・
4.クイズ番組にて、
 司会者「次の曲を歌っているヒトは誰ですか?」
〜♪もしも私が家を建てたなら…(小坂明子「あなた」より)
  ガッツ;「オンナの大工!」・・・歌詞のまんま

5.クイズ番組にて、
 司会者「世界の三大珍味です。トリフ、フォアグラ、もうひとつは?」
  ガッツ;「サキイカ!」
 司会者、「残念ですが違います」
  ガッツ; あっ、思い出した、キャタピラ!」…
   キャビアだが、でも気持ちだけは伝わりました!
6.クイズ番組にて、
 司会者「同意語の問題です。ファスナー、チャック、もう一つの言い方は?」
  ガッツ;「社会の窓!」
 司会者「う〜ん、いいでしょう特別に正解とします」…

7.クイズ番組にて、
 司会者「アップダウンクイズ、司会は私し○○。そしてアシスタントは・・・」
 と隣のアシスタント役の女性にふったその時、解答者席のガッツがピンポーン。
  ガッツ;「佐々木みえ!」
  ☆ 佐々木みえ;アシスタントの名前
8.クイズ番組にて、
 司会者「実力があるのに寧ろそれを隠すようなことを、日本のことわざでは、
 能ある鷹は○○○○○と言います。さて何と言うでしょうか?」
  ガッツ;「えぇ…えぇ…わかった!のうあるタカは・・・アタマがデカイ!」
    …脳みその事だと思ったんですね・・・

9.クイズ番組にて、
 司会者「ガッツさんナゾナゾ問題ですよ。よく考えて下さいね。
 5+9+3は(ごくろうさん)。それでは、1+9+3は?」
  ガッツ;「えぇ…えぇ…わかった!12!」
 司会者「残念!答えは(一休さん)でした」
  ガッツ;「あっ!そうだった…ナゾナゾだったんだよな。
   オレ、まともに計算して間違えちゃった…
10.時代劇の撮影を終えたガッツ、ちょんまげのカツラを脱ぎながら一言。
 ガッツ;「こんなに暑いものを毎日かぶって、昔の人は大変だったんだね」

11.世界タイトルマッチの解説で挑戦者の気持ちを尋ねられ衝撃のコメント。
  ガッツ;「いや、怖いのが半分、恐ろしいのが半分でしょうね」…
    要するに全て恐怖だったんす・・・
12.あるインタビューにて、好きな数字は?の問に対して、
  ガッツ;「ラッキーセブンの・・・3!」

13.同窓会に参加して、
  ガッツ;「お〜、老けたな〜!いくつになったんだ?」
14.土木作業員のことを土曜日と木曜日しか働かない人だと思っている。

15.ガッツが選挙に出馬したとき、
  ガッツ;「いざとなったらこの右ストレートで乗り切ってみせます」と言って
  左手を前に出していた。
16.世間で新人類なる言葉がブームになっていた頃、
  ガッツ;「今いろんな奴がいるけど、俺だって昔は類人猿っていわれてたんだ」

17.「ゆりかご」が正解の連想ゲームにて・・・。「赤ちゃん」→「入れるもの?」
  ガッツ;「コインロッカー」
18.急ぎの時は電車の先頭に乗る。

19.サインに「ガッツ右松」と書いた。
20.パスポートの申請で性別(SEX)の欄に週一と書いた。

21.バナナがうまいのは20本まで。
22.ん〜、オフの日はあんまり仕事していないよ。… そりゃそう

23.運転手さん!そこ、右に左折して!
24.きょうは歯が痛いから、歯医者をサボった。

25.ガッツ家の猫の名前は「ネコ」。

――
▼ 何故か、長嶋同様、上から目線で見下せないところが、人柄である。
 現実にハッとする無知ゆえの失敗が数知れず沈殿しているのが人生。
それらが人生の夕暮れの晩餐に、自虐ネタとして現れ出てくる。老いの最も
辛い現象の一つになる。しかし、その奥には御宝が隠れている。その前に、
己の沈殿の毒を他者に見つけ周辺にふるのが、我が内なる「狐」。それに
引っ張られ徘徊をする。笑うより、笑われる方が、よほどマシということを
御二人の「間抜けが教えてくれる。それが自分自身の自嘲で、己に帰って
くるのが人生。 羯諦羯諦 波羅羯諦 波羅僧羯諦 菩提娑婆訶
ガッツの声:せっかく面白いのに、ウサンぐさいので閉めるなよ!
・・・・・・・
3557, 今までいきてきた中で一番幸せ
2010年12月21日(火)
 1992年に岩崎恭子がバルセロナの平泳ぎ200Mで、よもやの金メダルを
とった時の言葉「今までいきてきた中で一番幸せ」を今も鮮明に憶えている。
当時、14歳の中二の女子が、直後発した言葉で注目されたが、時間が経つに
つれ、その言葉に対する反発が声無き声?として世に広がっていった。
そのためか本人はマスコミに出なくなってなってしまった。世の大部分の人は、
多くの苦労を背負い、日向に当たらず消え去っていく。ところが幸運が重なり、
あの若さで金メダル。その一言で一生、その重さを背負うことになった。
この言葉は、苦労に苦労を重ねた末に発する言葉。人生を振り返ってみると、
心の中で何度も呟いてきたことか。他人がどう思おうが、この言葉が芯から
発することが出来れば、れで良いのではないだろうか。14歳の女の子が、
その時に、そう思ったのだから、世間様がとやかくいうことではない。
 ところで、スポーツ選手が色いろの言葉を残している。
長島茂雄は「失敗は成功のマザー」とか、清原の「どん底に入る時は、
底をもっと掘れ、そうすれば、そこはどん底でなくなる」とか。ことをなした
から、人も注目をするだけ。ところで「今まで生きてきた中で一番幸せのことは、
何?」とは、至高体験から発する言葉。感動、感激の極みである。
その経験なら数限りある。その一つを限定など出来はしない。
これも受けとめ方の問題があるが。 逆に何気なく誰かが言っていた言葉、
「これまでの人生で、あまり良いことが殆ど無かったな〜」を聞いたとき、
エッと思った。 同じ体験をしても、感受性がないのである。言葉として、
それをパック出来ないのではないか。「幸せを感じる力」が無いのである。
「感動、感激を求めて多く経験すれば、その積み重ねが、更に感動、感激を
引き寄せる。それが、「今までで一番幸せ」を感じる経験を多くもたらす。 
手っ取り早く 「私は幸せ」を口癖にし、心の芯から言える訓練をすればよい。
近くの山にでも早朝に登り、日の出をみて、幸せ!と思えれば、数限りなく
幸せと思えるのである。 傍から見たら御目出度いと見えても、それで
良いのではないか。要は、幸せ感は自分が作りあげていく心情でしかない。
それにしても、最近、溜息が多い! 良いこと三つに、悪いこと一つは
仕方ない! 半々? それは受けとめ方、次第。
・・・・・・
5029,ポジティブ・サイコロジー ー
2014年12月21日(日)
『 ポジティブ・サイコロジー「よい生き方」を科学的に考える方法 』
 クリストファー・ピーターソン (著)を、借りてきた。
『幸福優位7つの法則』の次に読むのに丁度よい内容である。
図書館で、この本を手にとって、以下の部分に目が釘づけになった。
【 おそらく、幸せに関する研究で最も特筆すべ一貫性のある発見は、 
「大多数の人々が予想以上に幸せである」ということだ。指標にも、また調査
対象者の標本にもかかわらず、大半の人々はニュートラルの上、つまり指標の
真ん中の点より上の部分あたりで生きている。人生はたいそう悲劇的なもので、
人々は大変悲惨な状況にあると思い込んでいる私の同僚の心理学者たちが幸せに
関するこの事実に向き合うことを私は願ってやまない。幸せに関する調査は
数多くの国で実施されてきたが、調査結果はだいたい違いを強調する形で示される。
違いは興味深いものなのだが、アメリカの億万長者だからとか、インド・コルカタ
の路上生活者だからといって、そうした違いが大半の人々にとっての本質的な
幸せを曖昧にすることがあってはならない。・・ 】
▼ フロイト、ユングは精神病理学の先生で、潜在意識など、精神症、精神病の
 学者である。だから、調査をした心理学者は、指標の真ん中より上に、大半の
人が住んでいることに驚かされる。そういう私も、実は、7〜8割の人が、
自分は不幸と思っていると思っていた。しかし、少し考えてみれば、どうだろう。
まずは、自分自身である。ある意味で、マサカ有り得ないと思っていた、二つの
経済震災と、自然震災で、この結果になった。しかし、現在、不幸と思ってないが、
現状を知らない人から見たら不幸そのものだろう。それなりの経験と知識が
あって、その対策を40年以上も前から立てていたこともあるが、そのことを
知りえる立場にはない。で、特にネガティブの人が、その視点で物語を創作
しているだけ。人の不幸は蜜の味というが、実は、その蜜は自分の毒でしかない。
 ネガティブが一に対し、ポジティブ三が必要するしかなくなれば、自動的に
それが沸いてくる。 ポジティビティがその効果を現すためには、ある転換点
(ティッピングポイント)を超える必要がある。氷が0度を超えると相が転移して
水になるように、ポジティビティ対ネガティビティの比が3:1を超えると
新たなフェーズに突入しポジティビティの上昇スパイラルが発生し、精神の
働きを広げ、生き生きしてくることを、この書も教えている。
だから、この結果も決して悪いものではなかった。とにかく、ポジティブを
三倍、いや6倍以上持つしかない事態だからだ。 まあ、人生は面白い!   

・・・・・・
5759,閑話小題〜「若い時、お世話になりました」 〜
2016年12月21日(水)
           日野正平 〜野際陽子対談 
   ⁂ 当時の撮影どきに、日野が逃す?   
 ここで、日野が何と、『野際さんがデビューのしたての頃、自分が中高生。
いつも写真をみがなら‘PI・、PI’(消音)をしていた。その節は…』と、面と
向かって話しかける。その時の野際が嬉しそうだが、表情に出して拙いと動揺
していたのが、何とも微笑ましい…。 往年の女優とはいえ、80歳。日野も
68歳、見ている方もかけ合い漫才を見ているようなもの。 もしかして共演を
していた時分に実際? 如何だろうと思えたほど?? 早速、ネット新聞に
<日野正平が、昭和の大女優と「やった」と告白>の記事が出ていた。
さすがにネット新聞、何をやったとは書いてない。その辺りが他のサイトで、
詳しく書いてあった。
《NHKアナウンサーを辞めて、フリーとなった当時26歳の野際が司会を
務めていたTBS系のトーク番組「女性専科」を見てすっかり“野際ファン”
になったと振り返った。「うわぁ、この人いいなぁってと思って。当時、俺、
中学か高校だったんだけど、野際さんが俺の××ペットになりまして。
もう何べん、お世話になったか」と衝撃告白。野際は「ちょっと待って」と
思わず噴いてしまい、両手で口を押さえると、「もっと年齢近いと思っていた
けど、一回り違うからね」とただただ苦笑いを浮かべるだけだった。
 さらに火野は今後に、「ドラマで野際さんとやりたい。夫婦やりたい。
終わって飲みに行きたいな」と野際へ熱烈ラブコールを送っていた。》
――
▼ 他の男優が話をしたら非難轟々だが、その時「え〜なになに」と、
その画面に吸込まれていた>
 以前スナックで、隣席の馴染みの女性が、『サッキね、ある人が帰り際に、
「今夜、あなた相手に××かいて寝るからね!」とソソクサと帰っていった。』
と宣たまったが、その顔の嬉しそうなこと… 最後の捻りは「下ネタ」ですか。
 この逸話に次の文章を加えれば下ネタジョークになる。
<その時、女客がすかさず、「明日の朝の時間を教えてよ、その時に私も
 受けてしているわ!」>   ツマラナイ? 失礼しました!
 ・・・・・・
3922, 精神力ーその偉大な力 ー12
2011年12月21日(水)
  「 精神力ーその偉大な力  ー 」 ダン・カスター著
  * 取り越し苦労をやめるには
 20歳代半ばまでは取り越し苦労をする方だったが、人生経験を重ねるに従い、
「その時になれば、その時!」という言葉が自然と出るようになった。事前に
考え尽くし、最悪も想定して、その対処を列挙して対策を練った後は、その場に
実際に立って知恵をだすしかない。あんずるより産むがやすし、が現実である。 
この本にも、そのことが書いてある。人生は最善を尽くした後は、なるようにしか
ならないのである。未来を恐れない、後悔しないこと、最後は自分独りであること
を充分自覚することである。  取り越し苦労で、多くは自滅をしてしまう。 
 ー まずは、その部分ー
【 仏教徒は、「感情の王国の二つの悪魔は、怒りと恐れである。怒りは燃える
 激情、恐れは凍る激情である。」と言う。怒り、いきどおり、抵抗は、過去に
起こったことへの非健康的な反応です。取り越し苦労は、将来起こうるだろうと
思うものへの恐れは陰惨な非健康的な反応です。起こってないが、起こるだろうと
恐れることです。それは苦難を求めて手を差し出すことです。その習性は繰り返す
ことで現実になることが多いのです。取り越し苦労が頭によぎったら
「悪魔よ、我が後ろに下がれ」と言うがよい。 ・・人間は推理しうる唯一の動物。
推理することは連想すること。取越し苦労は、その推理をマイナスに使うことです】
▼ 取り越し苦労も、必要な場合もある。しかし、やる前に、自滅して人生その
 ものを無為に過ごすほどの失敗はない。どんな問題でも、その中心点を想定し、
エネルギーを集中し続けていれば、いつの間にか、その問題は解決することが多い。
  ーここで著者は次のように自己暗示の言葉を述べているー
《 私は健康で幸福で自由だ。私の知る最善の方法で、なすように計画されたこと
をしている。家族、友人、隣人、仕事仲間を愛している。けんぜんで、そして完全
な創造的な方法で大生命力を表現。最善が私から出ていくので、最善が私に帰る。
愛と善意が不断に私を通して流れ、接触するもの誰しもが私が身を置くあらゆる
ものを祝福する 》 何か、教会で牧師の説教を聞いているようだ。それでよい。
取り越し苦労に身を焼いているよりは。20歳代半ばに、不安の中、誰知れず必死
に読んだ本を40年過ぎた現在に読み返し、納得し、事前、事後を見つめる
のも面白い。信念、志は心の基礎である。
・・・・・・
5394,自分史の書き方  ー
2015年12月21日(月)
           『自分史の書き方』立花 隆(著)
   * 「はしがき」と「あとがき」について
 本を読むとき、まず「はしがき」と「あとがき」を読み、「目次」に
目を通し、次に最後の章と、第一章を流し読みをする。自分史を書くとき、
‘「まえかき(はしがき)」と「はしがき」は、最後に書け’という。
書き手と、読み手は、全く逆である。この読書日記も、抜粋した要点を
コピペをし、その前後を、「はしがき」「「あとがき」で挟んでいる。
何年後かの自分と、読み手に、『読書や、ネットサーフィンで、こんな
本を読んだよ!』という報告形式の読書日記である。〜その辺りから
≪ 自分史の場合、書くことは基本的にきまっている。それは、自分という
人間がどのようにできあがってきたか、自分自身のメーキング・オブである。
このあたりで、まず、紹介しておきたいのが、先に言及した、わたしの授業で
最初に提出された自分史を書いた、継潔さん(69歳・年齢は当時。)である。
 わたしが授業の最終段階で述べたことは、自分史を書き上げたら、最後に、
「はしがき」と「あとがき」を付けろということだった。そこまでいって
はじめて自分史が完成したといえるということだった。われわれプロの物書き
にしても、一冊の本を仕上げるというのは、「はしがき」と「あとがき」を
書き終えたときなのである。
ここで大事なのは、「はしがき」は決してはじめに書くものではないし、
「あとがき」は全部が終わったあとに書くものではないということだ。
「あとがき」というのは、手紙のポストスクリプト(追申)みたいなもので、
書き終わったあとに、あ、そういえば、あれも付け加えておかなくては、と
あわてて付け加える「ただし書き」のたぐいと思えばよい。それプラス、書き
終えての自分なりの感想である。ずれにしても、本文部分を全部書き終わった
あとで、「あとがき」は自然に出てくるから、出てくるままに書けばよい。
そして、「はしがき」はそのあとに書くのがよい。全部が完成したところで
(「あとがき」までいったところで)、自分史を書くということがどういう
ことであったのかがあらためて見えてくるはずである。その上で書くのが
「はしがき」だということだ。・・ ≫
▼ この随想日記も同じこと。 「はしがき」と「あとがき」は、本文を
 俯瞰して、書き足し、説明の役割を果たすこと。だから、まず、読み手は、
そこから入ればよい。


6125,閑話小題 〜「人生下り坂最高」

2017年12月20日(水)

   * 下り坂の良さは、上り詰めてこそ
 この数年の朝の団欒は日野正平の『こころ旅』を見るのが日課。
番組は7年前からというから、私の早朝のチャリ散歩を始めた一年後になる。
日野のカメラ目線が当然のことながら全く同じ。私の場合は、安全を考えて、
95%が土手と、バイパスの側道。そこは野鳥、とりわけ渡り鳥が多い。
『日野正平』といえば、女性遍歴が多彩。若かりし日には、芸能界の半数は
何らかがあったと噂されていた。 道路上で交差する可愛い女性をみると、
何故か同調?し、自分でも話しかけたくなる気にさせる。
 日野の女性遍歴を調べると、
『新藤恵美』『小鹿ミキ』『紀比呂子』『ホーン・ユキ』『りりぃ』 
『西川峰子』など…。この人達の前に、一般人と結婚&離婚(1男1女)
をしている>とある。 この人の偉いところは、共演者の中でも二番手、
三番手に行って、一番手の女優は、主役級の男優に譲ったという。
 BSとはいえ、平日の朝昼晩に3回も放映をする、朝ドラ並みの人気。
団塊世代が定年を向かえ、家の中で燻っている人向けに丁度良い内容。
『下り坂の良さは、上り詰めてこそ』と、嘯いていたが、彼が上りつめたか
どうかは別にして、登り路を上りつめたればこそ「下り坂最高」の味が滲み
でている。
追文:本当の本当、驚いた! 去年の同月同日に「日野正平」を書いていた。
 残念?なことに、去年の方が勝っている? 決して今日の方が、昨日より
進化していない… いや退化ですか? 
 その、野際陽子も、この6月に肺ガンで亡くなった。 享年81歳。
彼女の霊に呼ばれたのかも? そう考えて読むと、少し違う感覚になる。

――
2016/12/20
閑話小題 〜「若い時、お世話になりました」 〜
          日野正平 〜野際陽子対談
  * オナペット 
 何気なくまわしたTV画面に、二人が出てきた。この数年、毎日のように、
全国のサイクリング番組に撮影隊ともに5人で走り回っているが、これが
名脇役の日野兵平、その顔がサドルについたカメラからアップに映しだされ、
自分が一緒に走っている気にさせられる。
 冬期間を除く8ヶ月間、6〜7時までの一時間、雨天以外は自宅からバイパスを
通って、信濃川にある長岡大橋から大手大橋を一周して帰ってくるが、まさに、
あれ! もうじき、8年になるが、これが精神的な毒だし(デトックス)に最適。
これに加えてスポーツジムのヨガを年に150〜200回、参加しているため、精神的
には至って健康な筈だが…? 〜で、検索で野際・日野対談 で入力すると〜
< 週末の土曜・日曜18時から二夜連続の、『ザ・インタビュー』。
 時代の「トップランナー」と人間洞察のプロである「インタビュアー」
との手に汗握る真剣勝負の全く新しい感覚のドキュメンタリー番組。
  12月17日(土)ゲスト×インタビュアー
 〜火野正平(俳優)×野際陽子(女優)〜
インタビュアーは、火野と何度も共演経験のある女優・野際陽子が務める。
火野へのインタビューが決まった後、野際は初共演したことを鮮明に思い出した
という。当時、火野は20代後半、数々の浮名で“芸能界一のプレイボーイ”と
呼ばれていた時期だった。まるでその場を見ていたかのように、当時を話す野際
に、さすがの火野もタジタジの様子…。ただ、有象無象のスキャンダルの中、
素顔を間近で見て来た野際は、なぜ女性たちがひきつけられるのか、その理由を
感じ取っていた。
 12歳の時、児童劇団に入り、俳優人生をスタート。あまり知られていない
子役時代のエピソード、本名の二瓶康一から火野正平への改名、そして出世作と
なった大河ドラマ「国盗り物語」の話まで…昔話に花が咲く。
近年、火野がずっと渇望しているのが、“芯”のある時代劇の復活。
「必殺仕置人」「長七郎江戸日記」など、多くの名作に出演してきた火野は、
作品に情熱を注ぐ多くの名優やスタッフたちのエピソードを交えて、時代劇への
熱い思いを語る。この先やってみたいと考えている時代劇のアイデアも披露。
その題材は「忠臣蔵」。少し違った角度から見た赤穂浪士の討ち入りは、野際も
「面白そう」と太鼓判を押す。
 そして、プライベートの話題へ。火野は30年以上、夏の1カ月をハワイの
カウアイ島で過ごしている。大自然の中、“何もしない生活”とは?
近年は、自転車で全国を巡る番組で見せる飾らない人柄が人気を博している。
自転車に乗ることで気付いたこと、変わったこと、素直な今の気持ちを明かす。
そして最後に、これからやってみたいことを教えてくれた。野際はもちろん、
番組スタッフも、ぜひ見てみたいと思った火野の願いとは? 抱擁で始まり、
抱擁で終わった今回のインタビュー。笑顔の絶えない温かな雰囲気の中、
素顔の火野正平があぶり出されていく! >
――
▼ 若いころの番組で、遊び人の先輩たちが、「日野正平を救う会」があったと
 告白。何からといえば女狂いである。全国巡る自転車番組の中で、少し美人を
みると、何気なく口説いている。いや褒めている。それが、当然のようにだから、
嫌らしさがない。 過剰の場面はカットしているのだろうが。
渡辺淳一ではないが、「気楽に誰でも褒めまくれ!」が、モテル秘訣というが。

・・・・・                          
3556, 閑話小題  ―つれづれに                                   
2010年12月20日(月)
  * 朝の瞑想
 同月同日の10年間の随想日記の一部を、数日前から私のブログ
「バードウォッチ」に貼り付けている。字数制限があるので、毎日、カットを
しないと字数オーバーになる。これは、現在書いている文章が、つまらないと
将来の自分がカットするぞ!という警告になる。しかし、カットは身を削られる
気分になる。早朝5時過ぎに、前日に書きあげたテーマ日記の添削と仕上げ、
そして以前書いた9年分の文章を読み返し、カットする作業は、ある意味、瞑想。
独りで10年間の同月同日の自分の文章(エネルギー)に向きあうのは、
自分との出会いでもある。
  *「自分の人生が嫌になった、終わりにしたかった!」ー昨日のニュースー
 高校卒業して依頼、10年フリーターで職を変えていた男が、無差別傷害をした
動機が自暴自虐の、この言葉である。10年前位まで、ウォーキングをしていると、
明らかに精神を病んでいる20歳代半ばの男が自転車に乗ってブツブツ言っていた。
ところが数度に一度、自転車で向かってきて直前で避けたリ、寸止めをする。
その間合いが、絶妙で怒るに怒れないで、一切無視。10年以上、それが続いたが、
ある日から突然、姿が消えた。全国的に子供が襲われる事件が相次いだ時期から。
その男が、誰かに聞いて欲しいのだろう「俺はジイサン、バアサンに潰された!」
と、呻きながら自転車で通り過ぎていった。いやに、その言葉が心の底に残る。
数年前の秋葉原の無差別殺人事件が、両親の弄りすぎだった。知人の多くは、長男
の話をしたがらない。嫁姑と同じく、人生の永遠の課題。旧約聖書にもある。 
  * 勘違い
 自宅の敷地内にある貸家の屋根裏にハクビシンが騒いでいたという話題を、
ここで取り上げた。そこで朱鷺を襲ったのがハクビシンと勘違いをしてしまった。
ある人に、あれは「テン」と注意をされ気づいたしだい。それにしても、
何でハクビシンが敷地内に? 雉や山鳩が時々見かけられるのだから、ハクビシン
もいても不思議でないが。そういえば数年前に熊も出た。鷺もいれば、鴨もいる。 
そうそう、変な布を羽織った類人猿もいる。

 ・・・・・・・
3921, 精神力ーその偉大な力 ー11
2011年12月20日(火)
  「 精神力ーその偉大な力  ー 」 ダン・カスター著
  * まず、自分を愛すること
【うまく他人に処するということは、他人を使うのではなく、まず私ども自身を
 使うのです。その後、相互の健全な協力を望むことです。他人と協調するには、
まず自分自身を愛し、自分を尊く思わなくてはならない。自分自身を尊ばない人、
自分を非難し、自分を蔑む人は、その蔑みや非難を他人に投入するものです。
そのために、他人から抵抗や非難をうけます。誰も、自分自身としっくりいかない
限り、自分を尊び、自分を健全に愛さない限り、他人を愛することはできません。
まず、自分を愛し、その上で隣人を我々と同じように愛しなさいと、キリストは
言ったのです。 利己的な人は、自分だけを愛します。彼が他の人を自分と同じく
愛することを学べば、彼はもはや利己的ではありません。健全の自己愛は他の人と
協調します。強い、健康な、活力ある、自尊心に富む人格が、他人と最もよく
やっていけます。 強い人格の人が、最もよく人を助けるのです。・・
詩人R・ブラウニングは言いました。「真理はわれわれの内にある。あなたがなに
を信じようとも、外のものから、それが高揚されることはない。われわれすべて
には深奥の中心点があり、そこで真理が完全に住場を得ている。そしてまわりは
壁また壁で粗雑な筋肉がそれを押し込んでいる」と。・・あなたの真の内部自己は、
知恵と威力を持っている。一度あなた自身を神性の実在として認めると、自分の
生活に方向をつけられると知られるでしょう。思考や態度や信念を通して自動的に、
体験のなかに善いものを持ってくるでしょう。・・私たちは習癖なしには生きて
いけないが、その奴隷になることもありません。習癖こそ召使いであるべきです。
私たちの中に建設的習慣を作りあげたとき、宇宙のエネルギーを得ることが
出来るのです。良い召使を多く持ちなさい 】
▼ まず自分を愛することが、人生の基本である。そのためには両親から愛情を
 充分に受けること。良い両親、家庭環境が必要条件になるが、充分条件ではない。
その人に両親のことを語らせれば、大方が分かるはずである。聞くに耐えられない
ことを言う人を度々見うけるが、自虐でしかないのが分からない。
この「まず自分を愛しなさい。そして同じように他人を愛しなさい」の箇所が、
いやに印象に残って、私の生き方を変えた。聖人を除けば、自愛なくして他愛は
不自然になる。ところが多くの人は、自愛なくして、他愛に気持ちが向かうため、
相手に拒否をされる。真の自愛がないのは自立してないということである。 
殆どの愛は突詰めれば、自愛の変容。強すぎるのも問題だが。 自愛のほど!

・・・・・・
5028,幸福優位7つの法則 −11
2014年12月20日(土)
             【幸福優位7つの法則】ショーン・エイカー著
  * 「幸福優位論」の総括 〜幸福優先の行きかたを!
 多くを考えさせられる内容であった。「事業を始めるなら、まず有能の人を
集め、そのやろうとする事業計画の根底から作り直す作業が必要」と聞いたこと
がある。目的に合わせ人を集めるのではなく、まず有能の人を集める方が先決。
そして、前提の事業計画案そのものから検討する。運のある人、明るい人、
誠実の人、有能の人、どれもこれも兼備えた人は少ないが、選ぶなら暗い鞍馬
天狗より、明るい丹下左膳が良い。
『成功するから幸せになるのではなく、幸せな人間が成功をする!』の、成功も
大切だが、幸不幸は裏表。幸せは、あくまで表面で、光の当て方、心の持ちよう。
その持ちように、7つの法則を使えばと説くため説得力がある。それには、長年
かけた習慣化が必要。 ありきたりだが、感謝、感動、感激、前向き、楽観の
心根を持って、日々を過ごすこと。その意味で、本人自身だけでなく、親として
の責任にもなる。 人生は、四苦八苦の連続。最期は、死を悟ると同時に、
それまでの全ての人生と匹敵するエネルギーを使って消えていく。それまでは、
幸福の心持で生きた方が良い。「人間は生きているうち。死んでしまえば、
それまで!出来るうちに、何事も楽しめ。何ごとも前倒しをして、今を、
楽しめ!」を、50代の10年間で実践して、本当に良かったと実感する。 
幸福『優位』というより、まずは幸福『優先』であった。
 一日一日、一年一年を、『幸福優先に生きるべし』が、現在の心情である。
『楽しんできて良かった!』と、心の底から言えるように、もっと焦るべきで
ないか。「あの時、??してよかったのか?」「しないでよかったか?」 
事と次第だが、どうだろう・・ せっかくの人生、幸福優位で生きたいもの!
少なくとも幸福優先で!
・・・・・・
5393,自分史の書き方  ー
2015年12月20日(日)
          『自分史の書き方』立花 隆(著)
   * 長く文章を書き続ける最大のコツ
 15年近く書き続けてきて、やっと話すように書けるようになってきた。
会話、対話で、複数の相手をする時、ダラダラした内容では、気持ちを
逸らすことになる。要点を簡潔に伝えるには、詰まったら、内容を変える
しかない。書くことも同じで「少し強引でも、段落を変えろ」ということ。
滅入ったとき、居間から書斎か寝室に居場所を変えたり、TVのチャネルを
変えたり、外出をしたり、ちょっと知恵を使えばよい。これも生活の中の
段落を付ける事と同じ。 自然に身についてはいたのだろうが、文章の段落
を意識的に強引に変えることはしてなかった。
  〜その辺りから〜
≪ 人に読ませる文章をこれまでまったく書いたことのない人がしばしば
おちいる誤りは、文章をどこで区切ったらいいのかわからないので、
とにかく【いつまでもダラダラしまりがない文章を書いてしまうという失敗】
である。その解決は意外と簡単で、とにかくいま書いている文章の途中でも
いいから「。」を付けて、強引にその文章を終わりにしてしまうことである。
 次に、過去の文章は忘れて、前の文章が中途半端のままでもかまわないから、
次の行の頭を一段下げて、なんでもいいから別の文章をはじめてしまうこと。
頭を一字下げた形で新しい文章をはじめることを「段落を付ける」という。
 文章というのは不思議なもので、《段落さえ付いていれば、読む人の頭が
自動的に切り替わって突然まったく新しい文章がそこからはじまってもその
ことをなんの不思議もなく受け入れてくれる。》これは日本語の世界の大昔
からの約束事だから、誰も変と思わず、段落さえあれば、段落でどんなに続き
が悪い文章になっても、みんなつきあってくれる。
 文章を書きなれた人と、書きなれていない人の最大のちがいは、
この段落の使い方にあるのではないだろうか。書きなれた人は、なんでもなく
段落を使いこなして、長い文章をスラスラと書いていく。途中でつまったら
また新しい段落を立てて、新しい文章を書き起こすだけで、なんの苦もなく
文章を書き続けることができる。文章が続かないことで悩む人は、例外なく
文章を書きなれていない人手或る。《文章なんてものは、しょっちゅう続か
なくなるのが当たり前で、続かなくなったら新しい段落を立てて新しいことを
書きはじめればいいんだ》と、頭の切り替えができる人がいい文章を書ける人。
 文章を書きなれた人は、こんなことをわざわざ教えなくても、そのとおりの
ことがスラスラできるが、書きなれていない人は、それができなくていつ
までも四苦八苦する。≫
▼ 私の経験からコツは、『初めから理路整然と書けない。好い加減でも、
 とにかく強引に書いて、後は添削すればよい!』がある。その強引さが、
段落をつける時に、その場で書換えを促す働きを生む。それが考えを纏める
ことになる。ここでいう、長い文章とは、短文を、筋道にしたがって、
段落を付けて、書き加えることをいう。これが出来るに、私は長い道のりが
かかった。 心底で薄々、気づいているが、誰もが自覚できない、目を逸らす
秘密、「自分は、あまり頭の良い人間でない!」という実感こそが、15年間、
書き続けてきた収穫である。 それもこれも、どうでもよいことだが・・
・・・・・・
4661,閑話小題 ー銀行ゴミ箱論
2013年12月20日(金)
  ーつれづれにー
* 自宅近くの長岡駅裏から東バイパスまでの大通り拡張工事が40年以上もかけ、
 そろそろ完成間近になってきた。その絡みの開発の一かんで比較的大きいSCが
完成して数年、近くの十数反の田圃が宅地の造成工事に入り、マンション数棟が
建ち始めてきた。そして近くの古い家が次つぎと壊され、新築住宅が目立ってきた。
自宅が、駅裏から徒歩10分の、ここに引っ越してきて50年になる。100M先
には十数年前に小型SCも出来て、500M先にも中型のSCと、非常に良い
住宅環境である。年齢を考えると、そろそろ小さな家かマンションに引っ越す
ことを考えなければならないが、あまりに居心地がよい。
* 「モノよりコト」を心がけ、物質的に高価のものは買わない方針だったので、
物理的には軽装備である。残ったものは、ほぼゴミとして処理してもよい物ばかり。
事業用不動産の購入や、箱物づくりはしてきたが、趣味的な高価のものを買った
記憶がほぼない。あの世に持っていけるのは「こと」だけ。それでもゴミが多い。
* 何度か書いたが、「何もする必要がない、敢えて何もすることがないのは、
何と気楽なことよ」を、日々実感している。今年の一年を一字の漢字で表現する
としたら『悠』。心身ともに、ひたすら自然の流れに身を委ねる経験は、初めて。
 40数年も、何をあくせくしてきたのだろうか。それでも時間だけは、装置事業
だったこともあり十二分にあった。そのため、フリーになっても身の処し方が
比較的余裕が持てている。 
* ミニ加湿器をネットで送料込1380円で購入したが、これが良い。
アロマの香りのする小さな湯気が、パソコンの横で香りと共に吹き上るのは、
何とも心が和む。冬で乾燥していることもあるが、これが有るなしでは大きな
違い。そこで、今度は居間で中型の加湿器が欲しくなるのが人情。
* 銀行のゴミ箱論は面白い。特に首都圏以外の地銀以下の銀行は、不良債権を
抱えている?デフレから10数年で、地方は6割まで経済力が落ち、隠れた不良債権
が山積みの筈だが、表だたない。いや、だてない。そこで、受け皿会社を探し出し、
融資付きで流し、そこだけミニバブルが発生、珍妙な現象になる。地銀や信金には、
不良債権と、米国債、社債などの不良債権の山。これはゴミ。とすると、ゴミ箱
のたとえはマトを得てることになる。ご隠居になればこそ、言えることだが。
行員からすれば、「何を今さら!」だろう。


6124,閑話小題 〜長嶋茂雄・名言録 〜2

2017年12月19日(火)

 
 川上監督が、当時、例え話で、「王と長嶋に梯子を与え、登るようにいうと、
長嶋は何も考えずに脱兎のごとく登るが、王は一段一段、足場を確認しながら
登る」と、語っていた。また、広岡が講演で、「天才バッターには、右脳と左脳
の一方が異常に発達した選手が多い反面、片方は?… ところが、イチロウは、
その両方とも発達した稀有のバッター。王、長嶋とは格が違う」と語っていた。
イチロウの出現以降、往年の大選手の評価はガタ落ちをした。しかし、面白い
逸話だけは下がらない。


・ 「いいな、みんな。槇原が緊張するから完全試合なんて口にするな」
                       (本人が横にいるのに)
・ 「How old おいくつ?」

・ 「THE」をてへと読む
      →なお一茂は「とへ」
  「ONE」を”オネ”と読む

・ 「ゴルフ場はこの道の右側にあるんだ」
  見つからず、途中で「左側だった」と思いだし道をUターン。
  しかし左側を探し続けたためゴルフ場にはたどり着けず

・ 「一点でも多くとった方が勝つでしょう」

・ 「長嶋茂雄」
     ホテルでチェックインする際の職業欄に。

・ 「耳からタコがでるくらい口うるさく・・・」

・ 「失敗は成功のマザー」

・ 「ワーストはネクストのマザー」
       →もう何がなんだか・・・

・ ふぐの刺身を、「おいしい、おいしい」といって1人で食べ尽くし、
  「美味しかったですね〜皆さん」とご満悦。
  しかし、長嶋さん以外は誰も一口も食べていなかった。

・ 試合で負けた後、デーブ大久保がコーチから説教を受ける
  「長嶋監督の言うことを聞いちゃだめじゃないか!」

・ ゴロは自分で取る、フライはショートに捕らせる

・ 「いいかげんにしてよ。僕にだってデモクラシーがあるんだ」
       →コンパニオンの妻とのデートを報道陣に追い回され

・ ストッキングを忘れたので、靴下をマジックで黒く塗って試合に

・ 「来た球を打て!」
  →バッティング指導を受けた掛布(敵チーム阪神選手)はスランプ脱出

・ 「ベースボールはイングリッシュのスポーツ」

・ 「松井君にはもっとオーロラを出してほしい」

・ 「魚へんにブルー」
      →鯖の事

・ イギリスに旅行「イギリスにはアメリカ人がいっぱいいるんだなあ」

・ 「皆さん、がんばってください」
  →駅でたまたま新婚旅行客の一団と一緒になり、何かお言葉をと言われひと言。

・ 「ところでお前誰だっけ?」
      →入来を散々説教したあとの言葉

・ 「なんだこれ?混ぜご飯か。豆が入ってるぞ。小豆だ。もち米かな?
   なんだ?うまいな」
      →赤飯を食べた時の発言

・ 「代打、土井」
    バントの格好をしながら審判に代打を告げる。当然作戦は相手ベンチに
   見抜かれバント失敗。しかも三回もやっている
  「相手にサインがばれているのでは?」とコーチに相談する。

・ 「ラッキーセブンの3!」 
      →好きな番号を聞かれて

・ 「昨日も午前2時に寝て、午後5時には起きましたからね。
    5時間も寝れば十分です」

▼ 歌舞伎の「大見得」をヒントに、守備スタイルに取入れたという…。
 語彙不足以前とかいう以前の、何かが違うようだが、人間だれもが、何処か
足りない部分を持っている。要は、一つ「強み」に気づき、集中し続けたか。
〜取っておきは〜<「ピッチャー阿波口」→ブルペンの阿波野と川口が大あわて>
ハッピーアドバンテージ、「幸せ者は、何があっても、何をしても、何を話しても
幸福なのです。」 幸福比率が3対1以上、いや、10対1以上なんでしょうね。キット!
彼の「至高体験」の倉庫には想像を絶するお宝が数知れず並んでいるが、彼は
「そんなことあったの? それがどうしたの?」と、見もしないでしょうね。
『彼がいて、僕がいる。まあ、いいじゃないですか…こ・れ・で』 (つω`●)
いや、『僕がいて、彼がいる。』ですか。  ̄ω ̄〃ゞ

・・・・・・
4295, 過去10年間を振り返り、今後の10年先を予測してみる −2
2012年12月19日(水)
 ー 2022年の年末に、この10年間を振り返った物語ふうに書いてみる。
≪ 以下の文章は、10年前に書いた2022年を想定した文章である。当時は、
 創業から30年事業経営していた会社を倒産させ二年足らずで、少し悲観的
 と思っていたが・・ まずは、当時の想定をした文章をコピーしてみる。
【 * 近い将来に欧州発の世界恐慌か、イスラエルによるイランへの核施設
 の攻撃と、イランのホルムズ海峡の閉鎖がある。それに伴いNATO軍との
 戦争が勃発。原油価格が暴騰、日本経済が最初に大打撃を受ける。
 そして株価の世界的暴落で一挙に世界は不安定になる。
* 欧州経済は、ますます悪化、その煽りで中国経済と社会は不安定化し、
 暴動が頻繁に発生、その矛先を尖閣列島、フィリッピンやベトナムの国境紛争
 を画策し、国内の不満を向ける。これに伴いアメリカも経済悪化。
 アメリカ国債と株価も暴落、一時1万3千ドルもしていたダウ平均が、
 8千ドルまで暴落する。
* 世界が不安定になる中、日本では首都圏直下型地震と富士山が噴火。
 政府は、国家非常宣言を出し、銀行閉鎖。経済はハイパーインフレに転じて、
 米やパンなど食料の一部は配給制に逆戻り。IMFが、この事態に乗り込んで
 くる。10数年前、韓国がIMFの管理下に入ったのと同じ道を歩く。
 失業率は15%に、生活保護世帯は300万世帯になる。現在のギリシャ、
 スペインの事態以下に、まさかなろうとは、誰も思っていなかったようだ。
 日本の国債も、それに伴い暴落、国を信じた善良な?年寄は路頭に迷う
 ことになる。
* スマートフォン、タブレットなどの情報端末の性能が年々、飛躍的に良く
 なり、それが逆に一強他弱の傾向を強めていく。中古品が出回り、収入は
 半減しても最低生活は可能である。しかし、一部勝ち組の生活が垣間
 見れるため、不満が溜まる一方。】
△ 以上が予測だったが、実際に起こった現実は、こんなものではなかった! 
 関東直下型地震が想定を超えた規模で、富士山の噴火に連動して首都圏は
パニック状態に陥り、数万規模の死者・行方不明が出た。首都圏に住む甥っ子
一人が死亡。日本経済は世界恐慌の煽りで国家経済が破綻。そして現在、
アメリカのIMFの管理下にある。失業率は20%を超えて、近くの小学校
では夕方からの炊き出しに行列の状態。リッチ層の多くはオーストラリアと、
カナダに移住していった。10年数年前からの傾向だが、リッチ層の子弟は
海外に留学をさせるのが顕著になっている。日本でのビジネスは絶望的な事態。
私も実のところ、76歳まで生きてはいないと思っていた。この有様では、
生きていて良かったかどうか。今では首都圏からの経済難民が日本海側に移住
する流れになっている。中国は動乱になって内乱状態。市民が武器を持った
テロ活動が始まっている。一部の共産党幹部の汚職が目にあまりに辛辣。
その反発が武器を持った蜂起になっている。共産主義という名の資本主義の
汚辱が、深く浸透した結果である。日本は10年前まで続いていた失われた
20年の後には、崩壊の10年が待っていた≫ 
▼ こんな物語になるが、10年前に「2002〜2012年の過去語り」を書いていた
 としたら、現実との乖離は、あまりに大きいはず。ということは、こんな
ものではないということ。それより、まず私自身、生きているかどうか。
・・・・・・
5027,読書脳 ぼくの深読み300冊の記録 ー4
2014年12月19日(金)
         『読書脳 ーぼくの深読み300冊の記録 』立花 隆 (著)
   * 悪魔憑き 〜ミシェル・ド・セルトー著『ルーダンの愚依』 
 映画で幾つか悪魔憑きの場面を見たが、実際に、具体的事実?
を読むのは初めて。 ー以下は、実際にあった内容?ーだから、驚きである。
≪ ミシェル・ド・セルトーの『ルーダンの愚依』がはじめて全訳された。
「ルーダンの慰依」は、十七世紀フランスの田舎町の女子修道院で起きた、
歴史上最も有名な集団的悪魔憑き事件。十七人の修道女からなるウルスラ会
修道院に、数週間前に亡くなった告解師の亡霊があらわれた。霊はしばらく
修道女のベッドの脇で泣いた。 別の亡霊が次の日真っ黒な球のかたちで
修道院の食堂にあらわれ、二人の修道女を乱暴に地面に押し倒し、肩に乗った。
やがて修道女たちの肉体と精神に奇妙な変調があらわれ、次々に判断力を失い、
全身がすさまじい痙攣に襲われた。教会の上層部は動転し、調査をした結果、
この事件の犯人は悪魔だと判断した。「悪魔祓い」が専門僧の手で行われた。
 悪魔に名を名乗れと命じると、「神の敵」という。悪魔にとりわけ狂った
院長の体から出るよう命じると、院長は暴れ回り、吼え、歯をきしらせ、
奥歯が二本抜けた。悪魔と問答を続けているうち、悪魔を彼女の体に
入れたのは、ユルバン・グランディエという別の教会の司祭であると判明。
「彼女たちは叫び、グフンディエを探そうとして、修道院の屋根に駆け上り、
また肌着だけで木のうえに、それも枝の先までよじ登ったのです。
そこで恐ろしい叫び声を上げながら、風や雨に耐え、何も食べずに4〜5日も
留まっていた」。この悪魔憑き事件は、たちまちヨーロッパ中に知れわたり、
ルーダンの街に何千人もの野次馬が押しかけた(修道女が教会の尖塔に上り
宙を飛ぶなどのウワサが広まった)。野次馬は何日も泊りカけで狂える
修道女を見物した。修道女は吼え叫び、土の上でころげまわり、足や手を
絡み合わせ、足の裏をくっつき合わせたりした。卑猥なようすで舌を出し、
つばを吐き、冒涜的な言葉を吐きちらかした。・・
 修道女たちとグランディエとの対決が行われ、グランディエが否認しても、
彼が悪魔に使われている証拠が次々に出てきた。六人の悪魔とグランディエが
署名した「契約書」すら出てきた(「神を否認して悪魔に仕え、できる限りの
悪を尽し、なろうことなら人間でなくなり悪魔になることを願う」)。
グランディエは、ルイ十三世直々の指名による特別法廷で魔法使いとして
裁かれ、一ヵ月余の審理を経て、膨大な証拠(悪魔との契約書など)によって、
火刑による死刑が宣告された。 刑は一万人以上の見物客の前で執行。
裁判中に、修道院長と修道女の一人が、無実のグランディエを告発して罪に
おとし入れたと告白したが、その告白も、魔法使いの魔力を証明するものと
され何の影響も及ぼさなかった。この異常な事件は、欧米では繰り返し検証の
対象となり数々の論文や小説が書かれた。 映画も(カヴァレロヴィチ
「尼僧ヨアンナ」、ケン・ラッセル「肉体の悪魔」)作られ、オペラも
(ペンデレツキ「ルーダンの悪魔」)作られている。・・ ≫
▼ 信じがたい事件だが、事実?なのだろう。神の存在証明は、難しいが、
こういう憑依なら、でっち上げ易い。しかし集団となると、誤魔化しは難しい。
17Cのフランスで、17人の修道女が集団の悪魔憑きの物語となると?
やはり信じがたい。信仰心を深めるための法王庁の戦術も考えられるが・・
・・・・・・・
3920,精神力ーその偉大な力 ー10
2011年12月19日(月)
  * 人間の4つのベース 〜「精神力ーその偉大な力」ダン・カスター著
【 大生命力(宇宙にある無限のエネルギー)は、人間を通して
 4つの方法で自らを表現したいと望んでいます。
・一つは創造を通して・第二はリクレーション―娯楽で・第三はあなたを
 通した愛の表現で・第四には精神的に、知的に成長することを望んでいます。
 この4つの枝が等しい長さを持つギリシャの十字架を思いなさい。
この十字架にあなたの人格を代表させましょう。創造、遊び、愛、知恵の4つが
基本の十字架こそ、大事なカタチになります。仕事=創造と、遊びの重要性の
重要性と、愛を持って何事にも取り組むこと。そこて知的成長こそ、あなたの
魂に再充電をしてくれる。それは、あなたの深い本質を表現を与えることになる。
だから学び続けなければならないのです。あなたは大生命力=宇宙のエネルギー
への畏敬と、その親しい交わりこそ求めるべきこと。知性と推理が成長すること
こそ、大生命力があなたを通して現れ出てくることになります。仕事も、遊びも、
愛も、学びも、健全でなくてはなりません。心の絵図に従って宇宙のエネルギー
は流れ込むので、自我理想はバランスがとれ、かつ健全であることが求められる。
そして、古い自我イメージを、この新しい自我理想に置き換えなさい。
これが人格造成の技巧です。理想の見地からあなた自身を考えなさい。 】
▼ ここでは、「力、遊、知」に「愛」が加わったバランスを人格形成の
 自我理想にしている。その年代で、重心が変わってくる。還暦もすぎると
何になるのだろう?これも、それぞれの人生を如何に過ごし方で変わってくる。
バランスも、一つは極端に突出したり、へこんだり、している。私の場合、
「愛」が欠けていた? 八人姉兄の末っ子で、愛情を充分に受けたが、
与えるのは不充分だった?
・・・・・・
4660, 知る悲しみ ー『極道辻説法』は、シマゲジがゴーストライター
2013年12月19日(木)
  * 今東光の『極道辻説法』は、シマゲジ作ー『知る悲しみ』島地勝彦著
 図書館でみつけた島地勝彦著「知る悲しみ」。 
例の「水の上を歩く? 酒場でジョーク」島地 勝彦・開高 健 (著)の、
元プレーボーイ編集長の島地の著書。
「知らない悲しみより知る悲しみのほうが上質である」とは、言い得て妙だが、
何と『極道辻説法』の「和尚前白」は島地が東光に憑依して書いたと告白する。
生臭坊主の名回答も、シマゲジの創作とは・・ ーその一節を書き出してみるー
・矢野「いまインターネットなどで『今東光語録』が箴言集のように扱われて
 いるが、私などから見ますと、どう考えても大僧正の興味のテリトリー外の
 テーマなどが書かれてありまして、ずばり訊きますが『和尚前白』は大憎正
 が書いたもの?
・島地「今日はすべて告白しよう。あれは全部オレが書いたものだよ。
 しかしよく分かったね。読み込んでいるなあ、矢野は」
・矢野「ただ『速記録』で実際に大僧正が語った回想や時評をうまくリライト
 されているのもあります。ですから島地さんの全くの創作ばかりとは言い
 切れない。今日は漢幸雄さんが収集した『和尚前白』を持参してきました
 ので、どれが完全に島地さんの創作なのか教えてくれませんか」
・島地「いいとも。(『和尚前白』を読み進めながら)第一回からオレの文章。
 確かに。このころからうまいなあ、オレは。(国連総会の演説を取り上げた
 回を示し) これもオレ。高校野球の話、これもオレだ。この回は大僧正の
 話をまとめたもの。これもオレじゃないかな。ほんとに大僧正が愚依してる。
 いま読んでも面白い!」
・矢野「スポーツや外国小説がテーマのものやアル・カポネの話も
 みんな島地さんの創作なんですね」
・島地「もちろん、そうだよ」
・矢野「このインタビューを読んでひっくり返る人、いっぱいいますよ。
 いま島地さんは『乗り移り人生相談』という連載をされていますが、
 まさに当時から大僧正に乗り移ってたことになりますから」
▼ 私もひっくり返った一人。島地が今東光に憑依しないと、あれだけの
名回答は出てこない。そうすると、この本の題名「知る悲しみ」に通じてくる。
「知らない悲しみより、知る悲しみの方が上質」としても、読者の一人として、
知らない方が良かったと思うのが人情。ここで紹介されている
「エロ・アーカイブ」は興奮した。飼犬の秋田犬と夫婦の3P?を生々しく
書いてあるが・・ 今度ここで紹介しようか?ー【スカトロ・マニア】
犬のロッキーを恋人にした私の妻ーと検索すると出てくるが、お勧めは
できない。成るほど、「知る悲しみ」そのもの・・ 上質かどうかは別!
・・・・・・
5757,閑話小題  〜ファースト・クラスのラウンジ
2016年12月19日(月)
   * ユーチュブが変わっていた
・久しぶりにYouTubewoをみたが、様変わり。ネット社会は日進月歩である。
ドローンに搭載した4Kカメラによる空からの映像が壮観。また野生動物に
近づいて揶揄う映面も迫力がある。玩具の小型ドローンで、家庭の犬猫を
揶揄う画面が面白い。
・グーグル・グラスの映像も以前とは違っている。 興味のある電化製品の
商品説明を売場担当がコト詳しくする説明をする映像もある。これは売場で
聞くのと遜色ない。 
・他にはソニーとパナソニックのアンドロイドTVが面白い。これはパソコン
機能をTVに融合したもの。YouTubeに、「4K・築地」と入力すると、4K
で録画した築地のマグロ解体の場が出てくる。やはり、長生きをせねば。
   * ファーストクラスのラウンジ
 先日のTVで、ファースト・クラスの飛行場待合ラウンジをレポーターが
実際に入って撮影していたのを家内が録画をしていて是非、見てみたらという。
ゆったりしたラウンジに、顧客1人にサービス員1人が召使のように付きっ切り
で応対する。パックツアー専門の私はエコノミークラス。で、10回に1度?は、
エコノミー席がダブルブッキングで無料で格上げすることがある。 
 一度だけ、ツアー添乗員の計らいで、ファーストクラスにまわしてもらった
ことがあるが別に何とことはない。 ベテラン添乗員から以前に聞いた話。
<「エコノミー席」が格安にできるのは、ファーストクラスとビジネスクラス
の代金の肩代わりで料金をカバーしているが、エコノミー席で飛行機全体の
バランスをとるための「重り」の役割がある。格安エコノミーが「重り」には
驚いた。「重石でも何でも安けりゃ良い」は貧乏人の発想か。以前に書いたが、
飛行機は社会の縮図が露出する。 世の中は残念ながら格差社会。
  * 鼻風邪
 この時節、必ず鼻風邪になる。早朝の仏間一角の書斎コーナーで、全身を
エスキモーのように防寒着でくるみ、電熱機と電気アンカで暖をとるが、例年、
冷気で鼻風邪になるのが通例。3晩、風邪薬を飲んで寝ると直ぐに治るが、
それもつかぬ間。風邪は万病のもと… 年末だから寒くて当然としても…



6123,閑話小題 〜長嶋茂雄・名言録 〜1

2017年12月18日(月)

   * ネット検索すると、あるある…
 学生時代に野球特待生?の「野球馬鹿」がいた。何故か中一の「Iam…」
が読めない。 結婚当初、家内が真顔で、タラコを前に、「これって塩鱈の子?」
って聞かれ、マジマジと顔をみたことがあった。こういうのは誰にでも1や2つは
あるが…、それが日常となれば、それも有名人なら。この随想日記で17年近く、
6000以上も書いていれば、似たようなことも書いているかも…。同月同日の
過去録を読み返すたびに、その稚拙の表現に驚いている。瀬戸内寂聴が、
「作家とは、大道に、素っ裸で大の字になるようなもの」と、例えているが、
私のは、「田舎の畦道で小さく…」。まあ、それが私の限界と、とっくに
諦めている。せめて、誤字と、当て字を最小にと心掛けても、読返すとアルアル。 
何故か、長嶋は、バカバカしく聞こえてこない? から良い。


・「好きな四文字熟語を」と渡された色紙に「長嶋茂雄」と書いた。

・ 電話番号をメモして渡す 途中までしか書かれていないので
  机を見ると、途中から机の上に書いてある。

・「開幕10試合を7勝4敗でいきたい」

・「長嶋茂雄であり続けることは、結構苦労するんですよ」

・「男だけについている袋を揺らさないようにして振れ」

・「昨夜は遅かった。ホテル帰って、シャワー食べて、ウドン浴びたら、
  もう12時でしたから」

・「危なかったね。”ぎょく”ですよ、ぎょく。
  当たっていたら”ぎょく”が粉々ですよ」

・「キューバもアイアンからウッドに変わって」
  (金属バットから木製バットに・・)

・ 2002年8月26日の都市対抗野球でも「アイアンからウッドに変わって、
  試合のテンポがよくなった。ウッドの快音もいいですね」

・ アイムソーリーを「アイム 失礼」

・ ビートたけしとゴルフに行く約束
  「あれ、たけちゃん。今日は誰とゴルフ?」

・ 若手のことを「ヤングボーイ」
・ 打者のことを「バットマン」
  「ヤングボーイのバットマン」 若手打者の事

・ 「打つとみせかけてヒッティング」

・ 「ジャイアンツの監督は大変ですよ、毎日がジャイアンツ戦ですから」

・ アメリカにて
  「(マクドナルドを見て)へえ、こっちにも進出しているんだ」
  「外人がいっぱいいるな」
  「こっちには外車ばかりだね」
  「(注文の際)アイアムチキン」
  「(出会いの挨拶として)See you again」
  「英語がうまいなあ」
  「Please call me taxi」(タクシーを呼びたかった)

・ 「勝負はネバーギブアップしてはいけない」

・ 「今年の清原君はシャープが鋭くなって」

・ 「ジャイアンツの4番はバットを短く持ってはいけない、
   だから投球後に短く握り直すんですヨ」

・ 「バースデイアーチ、打った事無いんですよ〜」
   (誕生日:2月20日)

・ 川上監督が全選手にミーティングのレポート提出を要求。
  「大変よく分かりました」の一行のみで提出

・ I live in Edo.
  I live in Tokyo. を過去形に直せという、
   落第させないように立教大が用意した問題に対する解答。

▼ そのとおり! 確かに、東京は過っては江戸。何度、読返しても笑える。
 有名人の迷言中の名言?では、アフォを売りにした「坂田利夫」が、
妹の結婚式の挨拶で、「ふつつかな妹ですが」というところを、緊張して、
「ふしだらな妹ですが」といってしまい、妹にえらく泣かれるや、おかんに
えらく怒られた逸話がある。
 何故か長嶋茂雄モノは、仄々した明るさがある… 一回では収まらないため、
二回にわたる… 彼の場合、実績と、素朴なキャラが、全てをチャラにする。

・・・・・・
3919, 精神力ーその偉大な力 ー9
2011年12月18日(日)
  「 精神力ーその偉大な力  ー 」 ダン・カスター著
   * 黙想の重要さ
【 黙想は心をある状態に置くことです。黙想は、感情を完全に清浄にし、
じゃまものを取り除き無垢にするので、善い世界と、その中にいる人びとが
根本的に善いと知るのです。・・静かな黙想に入って、動機や、あなた自身を
分析することで、自分が真の何であるか―
人間の形をした宇宙の生命力の存在であると知るのです。許すことの理解や、
また私どもの過去の経験は、ほんとうは悪でも凶事でもないことを理解する
のです。心を掃除をし、正常な精神にした後にのみ、精神治療に効果がでる
のです。心配や恐怖が自動的に、そういう欲しない心の絵をつくりだすのです。
黙想は、くつろぐこと、理解すること、許すことの三つをもって成り立って
います。黙想そのものは創造的ではありません。それは、創造が行われる前の
雰囲気、前提を作り出す。黙想を持って、憎しみ、心配、煩悶、怒りを取り
除き、それを愛で置き換えるのです。恐怖は積極的信念で取り除けます。
この選び決定するという力は、神が与えた、おそらく最大の威力でしょう。】
▼ 毎朝、5時に起床し、仏前の祈りと、この文章の最後の添削と、ネット
へのアップと、過去10年分の随想日記の読み直しが、私にとって黙想に近い
状態である。その前の起床一時間前の半覚醒状態も黙想に近い。実際は黙想
でないが・・ 「くつろぎ、理解、許し」の三つとは逆の妄念と、格闘して
いるといってよい。しかし、この格闘のため、第三者の思惑などに惑わされない
心の状態を作っていることになる。30年間の新幹線通勤の車中も黙想に良い。
飛行機も同じだが、高速の乗りもの内で、目を瞑って考え事を集中するに良い。 
黙想も、何も考えないで半覚醒の状態も範疇に入る。私が最近になって始めた
ことは、地球の中心点=芯に気持ちを集中し、その向こう側の宇宙に出ている
イメージを持つこと。そこは自分の魂が宇宙空間に解放されたイメージに
浸れる場所。その刹那が黙想でもある。感動、感激、心のこもった感謝も、
その域への解放をしてくれる魂の世界。まだまだ感動の絶対量が少ない! 
と、思う。黙想して探さなくては。

・・・・・・
4294, 学ぶということ −5
2012年12月18日(火)
         「最終講義 生き延びるための六講 内田樹著
   * 小説に、作家と読者と中間的なものが必要!
 毎日12年近く根を込め書き続けてきて、それぞれの内容で、具体的読者を
想定し文章をコントロールするようになっている。そこで文章の内容を冷静に
見つめている第三者というか、中間の別者を感じることが度々ある。前に書いた
文章を、早朝に読み返し添削している時、違う何かの視線が立ち上がってくる。
数年先に読み返す自分の視線だろうか。 下書きをした文章を数日間、寝かし
冷静に見つめ直す時に、けったいな何かを差し置くのも一つの方法だろう。 
その辺を村上春樹の対談を抜粋して説明している。
【 村上: 僕はいつも、小説というのは三者協議じゃなくちゃ
     いけないと言うんですよ。
 柴田: 三者?
 村上: 三者協議。僕は「うなぎ説」というのを持っているんです。
 僕という書き手がいて、読者がいますね。でもその二人でだけじゃ、小説という
 のは成立しないんですよ。僕にはうなぎが必要なんですよ。うなぎなるもの。
 柴田: はあ。
  村上: いや、べつにうなぎじゃなくてもいいんだけどね。たまたま僕の
 場合は、うなぎなんです。何でもいいんだけど。うなぎが好きだから。だから
 僕は、自分と読者 との関係にうまくうなぎを呼び込んできて、僕とうなぎと
 読者で、膝を突き合わせて、いろいろと話し合うわけです。そうすると、小説
というものが上手く立ち上がってくるのです。】
▼ 村上は中間者の存在の必要性をいっているが、中間的協議を何かケッタイ
 な存在としてイメージするのは面白い。こで、私は何にするか?
「ジャックと豆の木」「ジャック」が今、思い立ったので、これに決めた。
「ようジャック、どう思う?」が内語として、定着するかだが。
 私:「ところで、ジャック、このテーマと内容、どう思う?」
 ジャック:「急にふられても、答えようがないが、私を創作してくれただけで
 良いんじゃないか」ってな感じか。
・・・・・・・
3554, ドラマの基本形は三角形           
2010年12月18日(土)                                
* 脚本家ジャームス三木の目からみた「人生」とは
 十数年前に、ジェームス三木の「ドラマの作り方」をテーマにした講演を
聞いたことがある。朝の連ドラを書こうとしたら朝食の場面を思い浮かべる。
そして味噌汁と醤油から、そのライバルメーカー同士の男女の恋愛を想定。
二人が親同士の反対を乗り越えていく物語を作れば、大衆に受けいれられる。
成る程と感心して聞いた憶えがある。 ある雑誌に「ドラマの基本形」の
テーマで書いていた。 ーまずは、その部分からー
【「あなたは死にますよ」この予言だけは絶対にはずれない。死ななかった
人間はひとりもいないからだ。ただし生きているという前提がなければ、死ぬ
ことはできない。死は生存のあかしでもある。ならば生きるとはどういうことか。 
脚本塚として四十数年、人間のありようをこつこつ書いてきたが、ドラマの
基本形は突きつめると二種類しかない。
・ひとつは敵と闘って勝つか負けるか。
・もうひとつは困難を乗り越えて愛が実るかどつかだ。 
 闘争系ドラマは戦争もの、犯罪もの、出世物語、スポーツ根性ものといった
たぐいで、勝ち負けは生存本能につながる。愛情系ドラマは恋愛・子育てを中心
に、メロドラで、ホームドラマ、文化教育ものなど、種族保存不能と深ぐ関わる。
つまりドラマは、動物の二大本能である食欲と性欲を、あの手この手で表現。
私たちが生きる意味のヒントはここにある。人類が他の動物より少し偉いのは、
集団社会を維持する手段として、食欲と性欲の暴走を制御するシステムを編み
出したからだ。それが神である。神が人類をつくったのではない。人類が神を
つくったのである。史上最大の発明である神は、集団のコントロールに絶天な
威力を発揮した。人々は神の下に行いを正し、倫理道徳を守り、欲望にブレーキ
をかけた。ドラマ作者から見れば、人類の行動論理は神と食欲と性欲の三極に
支配されている。人間の実体は三角形といってもいい。人によっては平べったい
三角や、とんがった三角もある。ぐにゃぐにやした三角も、硬直した三角もある
だろう。 いずれにしても三角形の内角の和は、すべて百八十度である。
ところが厄介なことに、人類は複数の神様を創った。集団ごとに神が違えば、
信仰は対立し排他的になり衝突する。人類を救うはずの宗教が戦争を起こす。
文明が発達し生活様式が変わると、集団杜会システムも修正せざる得なくなり、
三極のうち食欲ど性欲は変えようがないので、神のかたちを合理化するしか
なかった。それが憲法や法律、イデオロギー、正義、秩序、ルールといった
〔神〕になった。新しい神は仕分けに不慣れで、いまだ掌握しかねている。
「死は生の終末である」人はこんなシンプルなことさえ、きちんと認織しない。】
〜〜
神と性欲と食欲の三角形が人間の実体か〜 歳を重ねると、食欲と性欲が
減退し、神様がノサバッテきて、変に尖がった三角形になってなってくる?
それがイスラムの禁欲主義?性欲と食欲をコントロールするため神を創った?
・・・・・
4659, 高齢者4人に1人が、認知症(軽度を含め)
2013年12月18日(水)
  最近、発表された認知症調査が二つある。 ーまず、その部分からー
《 65歳以上の高齢者のうち、認知症の人は推計15%、2012年時点で約462万人
 に上ることが、厚生労働省の調査で分かった。認知症になる可能性がある軽度
認知障害、約400万人と推計。65歳以上の4人に1人が認知症と。その“予備軍”。
調査は09〜12年度に、愛知県、大府市、茨城県、つくば市、佐賀県伊万里市など
全国8市町で実施。本人への面接や家族への聞き取りなどに加え、医師が診断を
行って計5386人分のデータを分析。認知症の人の割合である有病率を調べた結果、
全国の有病率を15%と推計し、12年時点の高齢者数3079万人から、認知症の人
を約462万人とした。10年時点では約439万人、うち在宅有病者数は約270万人、
その中で独居者は 43万人。》
《 全国の認知症の高齢者は、推計550万人に上ると九州大学のグループが
 発表した。なかでもアルツハイマー病が原因の認知症は、7年前に比べて
2倍に増加。九州大学大学院のグループは、年齢構成が全国平均に近い福岡県
久山町に住む65歳以上の高齢者1906人を対象に認知症の診断を行った結果、
2割近い342人が認知症であった。》
▼ 軽度認知症と、認知症を加えて850万以上、4人に1人というから
長寿社会の大問題。同居していた母が82歳で発症、5年半後に88歳で亡くなった
が、本人も家族も大変である。高年齢になるほど比例して発症率が高まり、看護
期間が7年10年に及ぶ。私も前期高齢者になって3年、今度は自分の順番。
いつ何時、認知症になっても不思議でない。寝たきりの余生もあるなど、考えた
ことも無かった。東京オリンピックが2020年に開催される75歳が人生の終焉と
すると、もう介護年齢?それならばアッサリ逝く?認知症が850万というと、
全国民の15人に1人。平均一世帯2・5人とすると6世帯に一世帯がボケが
半ボケが存在。 ボケ防止に、面倒、興味ない、面白くない、などの言葉を乗り
越えるしかない。老い方、病い方、死に方、生き方、それと考え方、
受けとめ方の問題になってくる。
・・・・・・
5756,シリア難民の悲劇
2016年12月18日(日)
   * 中近東の難民                 
 『クローズアップ現代』などでTV放映をされてきたシリーズもので、
中東難民の個々の流浪の密着レポートに戦慄をおぼえた。欧州難民でも、
シリア難民は特に嫌われるという。16年前に「ヨルダン・シリア・レバノン」
のツアーに参加した時、初めて聞いたレバノンの戦禍の酷さと犠牲者数に
驚かされた。シリアの独裁者のアサドの父親が、テロの立てこもった住人と
もども虐殺をして、町全体を埋めてしまった。それに恐怖しテロが収まった
という。 今ではシリアを中心とした中東全体。 
 父子連れの7〜8歳位の子供の顔が傷だらけで腫れあがり、病院に運ばれたが、
着くと同時に父子とも姿を消したという。そこで想像できるのは、「ハグレタ
子供を自分の子供に見立てて、優先的に国境を越える手段にしていた?そして
機会があれば売却?」という筋書き。子供はマフィアに移植用臓器が狙われる? 
これが現実。 そこでネット検索をすると、<松本 太のレポート>があった。
≪・わずか4年の内に日本の全人口の1%以上の170万人が殺され、中東の全人口
の五分の一にあたる2500万人が国外で難民となり、4000万人近くが国内避難民
になる事態。そして日本のほとんどの地域で近隣諸国の支援を受けた各派に
よる戦いが継続し、迫撃砲の砲弾が毎日のように東京に降り注ぐ情景。
 そのような事態が突如として日常になってしまった国があります。シリアです。
国連は、シリアでの死者の統計をとることを、昨年夏にすでにやめています。
近隣国に避難したシリア難民は正式に登録された者だけでも460万人(2015年
12月末)になろうとしています。
・シリアでは760万人が国内避難民となるとともに、456万人が人道上の危機に
直面しています。そしてシリアの首都ダマスカスにすらも迫撃砲が落ち、死傷者
がでています。人口2250万人ほどのシリアは「戦争」の只中にあります。それに、
その戦争から抜け出す手掛かりが、いくら首をひねっても出てこないとすれば、
絶望しないほうが不思議でしょう。あなたが世界の人々と同じ言葉で心から戦争
反対を叫ぼうとするならば、シリアの戦いを食い止めようとする覚悟が必要です。
そうでなければ、シリアの人々はあなたを偽善者だと糾弾するでしょう。
・戦争反対を叫ぶことができる日本とは異なり、現在のシリアでは「戦争」に
対して反対の声をあげることもできません。なぜなら、生き残るためには敵と
戦わなくてはならないと多くの人々が確信しているからです。ちょうど宗教改革
の嵐の後で、トマス・ホッブズが自然状態の中では「万人の万人に対する戦い」
が行われると記したように。
・世界の多くの地域で起きている現代の「戦争」は、第二次世界大戦で行われた
ような国家間の総力戦とは、もはやまったく異なったものになっています。
シリアでの戦いもその一つです。
・もともとシリア国内での騒乱だったものが、アサド大統領がかつて呼んだとおり、
国外勢力が関与する「真の戦争」になりつつあります。そのような新しい戦争を
終わらせ平和を希求することが、世界と共存する私たちに課せられた重い課題。≫
――
▼ これほどシリアの状況は深刻。日本はシリアから遠くてよかったと思いがち
 だが、情報端末を流民が持って生々しい現状を、そのまま世界に発信するため、
中東難民問題は「世界の問題」になっている。<中東の全人口の5分の1の
2500万人が国外難民となり、4000万人近くが国内避難民>といえば半数が国内外
の難民、そのうち二割が国外難民という日本では想像できない事態。
 流民たちは、故郷に留まるより、欧州の難民である方が、まだ安全のため、
決死の覚悟で脱出してくる。それだけ、現場は酷いことになる。殆どの人が、
手ぶらで、着のみ着のまま。歩くの精一杯の老人の姿が印象に残っている。
・・・・・・
5391,閑話小題 〜面白い針をみつけた! 
2015年12月18日(金)
   * つれづれに 〜日常の面白味! 
☆ 経済欄に、アメリカが「原油の輸出禁止を解禁」とあった。
 この原油安は、これも読んでのこと? シェールガスの開発と、不景気で
 アメリカ国内の原油あまりが、顕著らしい。昨日、久々にガソリンを入れた
 ところ、Lあたり110円である。 在庫があるので、まだナダラカな下げ
 だが、近々に100円を割る?
☆ 最近、食欲が旺盛である。この年齢では、腹5分目で適正だが、今では
 満腹にならないと物足りない。「美味しいものを食べたい」と思わないが、
 食事時になると空腹感が強くなる。その上に酒が美味い。平坦な日が続く
 ためなのか、心の空白感が、食欲に向かっているのか? スポーツジムでの、
 連日2時間の運動が、利いているのだろうか? これが無かったら、糖尿に
 なっている? 体重は、この10年以上、±2キロの増減内で収まっている。
☆ 現時点の私の人生時計は何時だろう。感覚的にみれば20時頃あたりか。 
 日常生活では、酒を飲んでベッドに入って、ウトウト始めた頃。とすると、
 19時頃になる。歯を磨き、居間の周辺を片付け始める頃か。 
☆ 毎日、朝日新聞の県内の死亡欄で、名前と年齢をみている。大よそ6割が
 80歳以上だが、よく皆様、長生きをするもの。そういう自分も、1ヶ月で、
 満70歳になる。しかし、気持ちは50歳半辺りで留まったまま。父親は
 70歳で進行性の末期ガンが発見され、一年後に亡くなった。来年からは
 一年一年である。TV、ネット、映画館で仮想空間で遊んでいるだけで、
 充分に面白いが・・ やはり、健康で、生きているうちが花! 
☆ 最近、百金ショップで、面白い糸針を見つけ買った。家内が近視という
 こともあり、ホツレなその針仕事は自分でする。ところが、針目に糸を通す
 のが大仕事。一年ほど前に見つけたのが、二つ折りになった極細の針金で、
 その間に糸を入れ、針目を通すもの。しかし、これが遣り難い。そこで、
 先日見つけたのが、針目の上が割れていて、上から糸を挟むように入れる針。
 5本で百円なら悪くない。考えるものである。


6122,閑話小題 〜日本海の夕陽

2017年12月17日(日)

  * 日本海の夕陽も絶品
☆ 感動ものの夕景は地元でも数知れず。その美しさは海外だけではない。
長岡近郊の港町、出雲崎の高台に、名前からしてロマンチックな、『良寛と
夕日の丘公園』がある。そこから、右手に弥彦山、眼下に良寛堂、出雲崎漁港、
海岸線に沿って続く旧北国街道の‘妻入りの街並’をながめることができる。
この夕景は新潟名百景100の一つ。
☆ また新幹線通勤の車窓から、秋口の帰宅時間に新潟駅より見える出発直後の
夕映えの真っ赤な夕日が良い。それから何日かすると、今度は長岡駅に到着する
5分前の山麓に沈む夕日も感動もの。30年、見続けたが、言葉を失うとはこのこと…

☆ 45年前20歳代半ばになるが、能登半島の夕景も鮮明に記憶している。
 金沢勤務の休日に、能登一周をドライブした帰路に見た日本海の夕映え。
今では「千里浜なぎさドライブウェイ」として観光化しているが、当時は、
地元民しか知られてない穴場。現在は、能登半島外房の砂浜の約8 kmの観光道路
で、千里浜と今浜の出浜の各海水浴場も兼ねている。日本で唯一、一般の自動車や
バスで海岸線の砂浜の波打ち際を走ることができる道路。このような道路は世界的
にも珍しく、アメリカのデイトナビーチ、ニュージーランドのワイタレレビーチ
を含めて3か所だけと言われる。それぞれの人生の時節に、様ざまな味わう光景が
あった。これらの蓄積が、以下の夢を生み出す。それにしても、脳は凄い!
 厳しく、辛い極限の時節ほど、様ざまな光が射し込んでいた。当時は
気づかなかったが…。 辛いだけ、何事も絶対肯定。 特に老年は! 
 夕映えが、それを教えてくれる。 
それも、<肯定 肯定 絶対肯定> いや時々、否定も必要? 如何?

――
2015/06/16
昨日の朝みた夢の「夕陽の美しさ」
   * こんな美しい情景をみたのは初めて
 昨日の朝みた、夢の中の「海に沈む夕景の美しさ」には驚いた。
右手の海に、まさに沈まんとするオレンジ色と、赤と、紫と、金色が混合して
縦に紫色の海に突き刺さった光景に、我を忘れ魅入ってしまった。近くから
『ここで日没を多くみてきたが、こんなのは初めてだ!』というため息交じり
の声が聞こえてきた。その直後に目覚めたが、その感動の光景はクッキリと
残っていた。画家は、こういう夢を多くみるのだろう。それにしても、脳は
凄い画家としての創作能力があるもの。お近くなってきた? 現実に、この
ような日没の感動を積重ねをもとに、脳が創作をしたのだろう。
 ケニアのサバンナ、ギリシャのエーゲ海の夕景、坂出の瀬戸内海の夕陽、
カトマンズの郊外の夕景、シリアのパルミラ遺跡の近くの高台からみた日没。
そういう視点で思い出したら、あるある、いくらでも。それぞれのTPOSの背景が、
その夕映えをクローズアップする。
   * 「折々のことば」(鷲田清一) 〜朝日新聞一面より
 〜人類学者は「ヴュジャデ」を通じてひらめきを求める。(トム・ケリー)〜
《 はじめて見るのに、かってどこかで見たことがあるように思うのがデジャヴュ
(既視感)。 ヴュジャデはその逆で、見なれたものをまるではじめて見るかの
ように見ること(未視感)。駄洒落である。偉大な発見はたいてい、ありふれた
ものを新しい目で見るところから生まれる。
  〜米国の経営者による「イノベーションの達人!」
    (J・リットマンとの共著、鈴木主税訳)から。 》
▼ 「既視感」に対し、「未視感」は、いいえて妙である。このところ、自分を、
 「未視感」で改めてみている。また、過っての旅行先をネットサーフィンで、
他人目線の写真をみるのも「未視感」になる。 毎日、御対面する、自分の十数年
分の文章も、そう。

・・・・・・・
3553, 「閑話小題」 が一番面白い?
2010年12月17日(金)
 「閑話小題」は書くネタが出尽くして、仕方なくメモがわりに書いた
中途半端な文章を小題として、幾つか重ねたもの。読者からみたらバレバレと
思っていた。だから、しゃ〜ない「B級品」と割り切っていた。その半分手抜き
の文章が先日、久々に参加した木鶏クラブの人から何気なく「閑話小題」が
一番面白いと言われ、何かの間違いと、再び聞き直したほど。それでも
「その人が、たまたま、そうか?」と半信半疑。ところが昨日、ある知人が
訪ねて来て「閑話小題」が面白いと全く同じことを言った。この10年間、
一度も言われたことがない「‘しょうがない’閑話小題」が面白いが偶然にも
一週間内に、たて続きである。実際、長い文章ほど時間もエネルギーも要する。
書くほうからしたら、その分、自己満足する。昨日の友人曰く、「それは、
あなたの言葉で、身近かなことを実感で書いているのが伝わってくるからよい」
という。日々の身近な内容はブログ「バード・ウォッチング」に書きとめていた。
要は実感として書いた文章こそ、相手に伝わるのである。記事とか書物の感想文
は、自分の記憶として留めておくためのマトメとして書いている。さらにいえば
一年先、数年先の自分が読み返し、消化するためのマトメ。読む方からしたら、
それは、それでしかない。しかし小題は書き散らした短文をマトメタもので
要点だけ書いてある。それなら閑話小題を多くすればよい。書いている方は無我
夢中であるが、読んでいる方は、その無意識の本音を楽しんでいるのである。
だから、冷笑も、侮蔑も、「何じゃい、笑うなら笑え、笑われて何ぼじゃ」
と割り切らないと。 ブログは結局は自慢話?の披瀝になる。
読んでいる方は冷静に、その辺が見えている。息抜きの文章が面白いとうと、
もう少し内容に強弱をつけた方が良いということか!書くテーマが見当たらず、
苦し紛れの「閑話小題」が、逆に、井戸の底から湧き出てくる水の味なのか。 
書き、曝すことの恐ろしさと、面白さか。ネット・セルフも色いろ考えさせられる。 
そこで、閑話小題を遡って調べたら、月に1〜2度しか書いてない。
内容も短くまとめてあり、解りやすく、言われるとおり。これからは週一ぐらい
は「閑話小題」を書くことにする。 ところで、「ツイッター」も時々
書いているんだけど! 少し軽すぎる?
・・・・・・
5025,読書脳 ぼくの深読み300冊の記録 ー3
2014年12月17日(水)
          『読書脳 ーぼくの深読み300冊の記録 』立花 隆 (著)
   * 今世紀で人類は終わる?  
「今世紀で人類は終わる?」マーティン・リース(著)から!
  ー内容(アマゾン)ー
< たとえば、致死率の高い危険なウイルスのDNA配列情報は、いまやだれでも
ネットからダウンロードできる。このDNA情報から、ウイルスを合成し、さらに
強力なウイルスへと改造する技術を持った科学者は、世界に数千人存在し、その
数は年々増えている。もし、通り魔殺人や銃乱射事件を起こすようなタイプの
人間がこの技術を習得したら、いったい何が起きるだろうか。核戦争や地球
温暖化といった、20世紀から危惧されてきたものとは全く別の、予想外の脅威
による人類文明終焉のシナリオを、第一線の物理学者が描き出す>
 ー著者・立花の解説が明快である。
≪ 著者は宇宙物理学者。英王立天文台の名誉天文台長をつとめる。
 話はすべて、科学的にありうる地球滅亡、文明滅亡の話。小惑星の衝突、
「温室効果」の暴走、といった自然現象の脅威もあれば、核兵器の拡散、
バイオテロ、カルトの先鋭化といった人間の暴走現象もある。
自己複製する機械ができて、人間より優秀になり、ポストヒューマン文明を
築いてしまうとか、生物を栄養源とする自己増殖ナノマシンが生まれて、爆発的
に増殖し、地球上の植物を食いつくしてしまうなどというテクノロジー
未来物語もある。 驚いたのは、最先端の素粒子実験がもたらしかねない世界
の終り。巨大な金や鉛の原子核を光速近くまで加速して衝突させると、原子核が
くだけてグジャグジャになり、小スケールだが、ビッグバン直後の世界を再現。
すると、ブラックホールができて、周りのすべてを吸いこんでしまったり、
複数のクオークが途方もなく圧縮されて、ストレンジレットと呼ばれる奇妙な
新粒子を作りだしたりする。ストレンジレットは自分が接触するあらゆる地球上
の物質を片端から奇妙な物質に作りかえていって、アッというまに地球を直径
百Mほどの超高密度天体に変えてしまう可能性がある。あるいは、この実験で
真空に転移を起こさせ、これまでの空間を空間ならざるものに変貌させてしまい、
これまでの空間がスッポリそれにのみこまれてしまう可能性がある。
このような真空の相転移が宇宙規模にふくらんでいき、ついには銀河系全体が
すっぽり、飲みまれてしまうことも考えられる。≫
▼ 小スケールのビックバン直後の世界の再現の可能性には、驚いた。
 あるうることである。また、狂信的イスラム教徒達が、自分の体に細菌を
感染させて、世界各地で、いっせいにテロに走ることも十分に考えられる。
現在、問題になっている『イスラム国』。ネット上の教団が、世界中の狂信的
イスラム教徒に様々なテロを呼びかけている。そのアメリカも、考えてみれば
狂信的キリスト教国。とすると「目には目」の殺しあい、激しくなって当然。
・・・・・・
4658, 2050年の世界 ー21
2013年12月17日(火)
「2050年の世界ー英『エコノミスト』誌は予測するー」
               〜英『エコノミスト』編集部 (著)
  * 第四章のまとめーソーシャル・ネットワークの可能性
・インターネットが人類に与えた影響は、ソーシャル・ネットワークのくくり
 でみるとわかりやすい。コンピュサーブなどのパソコン通信の掲示板の世界
 から、よりIDが実名化したフェイスブックの世界まで、その世界は、八億人
 を超えひとつの国家となっている。
・SNSの興隆により、三つのトレンドが将来に予想される。
 一つめは、意思決定において友人の影響力が強まる。
 二つめは、集団の英知を利用したウィキペディア型のサービスを利用する
 度合いが強まる。
 三つめは、新聞やテレビなどの大マスコミに頼らずとも大規模な運動を
 起こすことができる。
・社内の協業を促すために、セキュリティの厳しい社内SNSの新しい形が
 生まれ、それを利用する企業が増えるだろう。
・トヨタは、自動車間でソーシャル・ネットワーキング機能を持つことの
 できる車を発売するが、車に限らず、日常の電化製品のあらゆるものに、
 常時接続のものに、常時ネットを利用したソーシャル機能が搭載される
 ようになる。
・一方で、一社支配によるプライバシーの管理への懸念は、政府の規制を
 招くか、あるいは非営利団体によるデータの管理といった方向に向かう
 かもしれない。またSNS上のプライバシーの規定などを共有化する
 「権利章典」が作られる可能性がある。
・但し一社支配が長く続く可能性は少ない。新しいイノベーションを
 持ったネットワークが参入し、既存のSNSに取って代わる。
・異なるSNS間で、ウェブ上の人格を移動し、共有できるシステムが開発される。
▼ この予測で、ここが一番予測しにくい分野。パソコンが携帯に収まるとは、
10年前は誰も思ってもなかった。そして、今度はメガネ型パソコンで視覚
情報を直接、遣り取り可能なものまで出てきた。グループチャットが、広島で
少女殺人事件を引き起こしてしまった。ーその事件をネット検索をするとー
《 広島県呉市の山中に女性の遺体を遺棄したとして16歳の少女が逮捕
 された事件で、警察は男女数人を死体遺棄の疑いで逮捕。この事件では逮捕
された少女の友人3人が17日朝、警察に出頭し、任意で事情を聴かれていた。
また、逮捕された少女が携帯電話の通信アプリ「LINE」で友人に犯行時の
状況などを打ち明けていたことが新たにわかった。 》
この事件に至った具体的内容がTVで放映されていたが、多くの見知らない人が
会話に出入りをしてエスカレートしていく。逆に趣味などの世界の人が簡単に
結びつくことが可能。それぞれのレベルの結びつき強くなり、固定化すると、
ネットカーストも出来てくる。レベルが違うと理解できない世界になる。
価値観の違いとレベルの差異は違う!そこが問題。
・・・・・・
5755,閑話小題 〜これが今どきのギャル語ですか!
2016年12月17日(土)
   * リア充から、ソロ充へ
 「ギャル流行語の意味が分かりますか?」というワイドショーのTVレポート
 をみてネット検索をすると、先日発表された【2016年ギャル流行語トップ10】
があった。若い娘は、これらを使うことで、仲間意識を持つようだ。要するに、
幼児化を互いに楽しんでいるような。若いのは一瞬、若いうちに楽しむのもよい。
 〜まずは、【2016年ギャル流行語トップ10】
1位:沸いた :「嬉しい!」「最高!」といった興奮状態の時に使用される
2位:よき  :「最高!」「OK!」といった意味合い
3位:らぶりつ  :「いいね=ハートマーク」「らぶりつください!」
  「らぶりつありがとう!」とフォロワーなどに呼び掛ける言葉として使用。
4位:リアタイ :リアルタイムの略だけではなく、リアルタイムで“見る”」
   といった意味合いを持っている
5位:最&高
6位:ソロ充 :現実の生活(=リアル)が充実している人を指す「リア充」
  から派生した言葉『ソロ充』が登場。1人でも充実した時間を過ごしたり、
  単独行動でも人生を楽しんだりしている人を指す言葉として、
  「今日はひとカラでソロ充!」
7位:やばたにえん :「やばい」が変化した言葉『やばたにえん』は、SNSや
  LINE、日常会話においてブームに。「明日のテスト、マジやばたにえん!」
 「頭痛やばたにえん」の使い方で言葉にアレンジを加えてくれるギャル語
8位:ありよりのあり :物事の可否を決める時に「超あり!」といった意味
9位:フッ軽  :「フットワークが軽い」を略した『フッ軽』がランクイン。
 「すぐ来てくれるフッ軽な友達、最高!」「〇〇のフッ軽具合にありたみ
 (ありがとう)!」といった意味合い
10位:きびつい
 ――
  参考に、【2015年ギャル語流行語トップ10】
1位 パリピ      パ−ティーピープルを略した言葉
2位 ◯◯かよ     SNS投稿に対して、ツッコミを入れる言葉
3位 リア友      リアルな友達の略、「ネッ友」の対比言葉
4位 初見(しょけん) ツイキャスで使用されキャス主の放送を初めて見た
           ユーザーが使用する言葉
5位 cp        SNSなどで、カップル(couple)の変化形として
         頻繁に使用された言葉
6位 鬼コ     鬼電が変化した言葉として使用された、鬼コールの略語
7位 レベチ    レベルが違うが略された言葉
8位 メンディー  面倒くさいが変化した言葉
9位 やーよ    GENKINGがメディアで発信したことで人気を集めた言葉
10位 つ      都合のいい女を略した言葉
〜〜
 これらは、スマフォの会話で、気楽に自己表現を出来るから便利。
これに絵文字を絡めれば、何か孤独を紛らわすことが出来る。この幾つかを
入れた現在の私の気持ちを現すと、
「毎朝の、この時間帯は、ソロ充で最・高。リアタイで、独り沸いている。
こういうのも、ありよりのありで、よきかな。」 何か心寒くなってきた。
 世界は寒々しいが、ギャルは若いというだけで温みがある。

・・・・・・
5390,自分史の書き方  ー
2015年12月17日(木)
          『自分史の書き方』立花 隆(著)
   * 事前の(授業内容紹介)
 「自分史」のモデルを日経新聞の【私の履歴書】のするとはさすがである。
 担当の専属記者が、時系列の表の項目に、対話からエピソードなどを引出して
埋めこんだ後に語り口調の物語化をする、これこそ有名人の個人史とである。
  −‘はじめに’の冒頭の文章を抜粋するー
≪【これは実践的な授業である。目標は、各自が、自分史を書き上げることに
置く。それも単なるプライベートな身辺雑記的自分史ではなく、同時代史の流れ
の中に、を置いて見る、「自分史+同時代史」としたい。
セカンドステージのデザインに何より必要なのは、自分のファーストステージ
を見つめなおすことである。そのために必要な方法は、自分史を書くこと。
 おの程度の自分史にするか。目標は日経新聞の「私の履歴書」あたりに置く。
「私の履歴書」は1日およそ400文原稿用紙3〜3・5枚が30回続き、
全部で100枚程度で終わる。この程度の自分史は、正しい手順に従って少し
ずつ書いていけば誰でも一書ける。その手順を教える。代表的な「私の履歴書」
の構造分析から始める。次に各自の自分史年表と同時代史年表を書く。
この授業では、各自がそれまでに書いてきたものを、相互に読み合い、批評
し合うことを随時行うから、恥かしいなどの理由でそれができない者は、
はじめからこの授業をとらないこと。】
 開講当時、一般社会のリタイア年齢(定年ー年金生活)は、60歳だった。
しかし、日本人の平均寿命が男性79歳、女性86歳まで延びている現在、
60歳はリタイア年齢としてちょっと早すぎる。むしろ、60歳は人生の中間地点
ぐらいに考え、「そこから、人生のセカンドステージがスタートする再出発
地点だと考えるべきだ」というのが、このコースの発想の原点だった。
 だが再出発してどこに向かうべきなのか。いま自分たちの未来にはどんな
可能性が横たわっているのか。日本は、世界は、これからどうなっていくのか。
そして、自分たちはいま何をなすべきなのか。
 このような「中間再出発地点」に立ったときに、なすべきことは、
「過去(自分と社会の両面。日本と世界の両面)を総括する中締めと、いま
自分たちが立っている地点を再確認すること」ではないか。そして
「未来の可能性を展望すること」ではないか。そのために必要なのは、
じっくり考えることと学び直すことだ。そのような学びに最適の場は大学だ。
そこには人生の学び直しのためのあらゆるインフラ(請座、教師、学び伸聞、
学び舎)がそろっている。こういう発想に立って開講されたのが
「セカンドステージ大学」だった。≫
▼ 昨年の今ごろ、やはり立花隆の著書を取上げていた。
 私の人生の中間点は、5年半の「まだらボケ」だった母親を看おくった後
だった。さて、今後、どうするか? 「最適な正解が考えられないなら、
還暦までの9年間で、30年分を生きること!」とし、そのまま実行した。
それについて何度か書いてきたので、ここで省くが、還暦を向かえた時、
「無事到達でき、心底、良かった!」と思えたのも、その5年後の節目時の、
「でも、まさか!」の坂を、何とか越えられたのも、この実践のため。


6121,閑話小題 〜日馬富士事件を哲学すると

2017年12月16日(土)

   * よく支えてくれたが、さらば白鵬!
 この一連の事件を哲学の構造主義の切口で断面を捉えると、理解しやすい。
まず構造主義の意味は、【広義には、現代思想から拡張されて、あらゆる現象
に対して、その現象に潜在する構造を抽出し、その構造によって現象を 理解し、
場合によっては制御するための方法論を指す語】。
 構造を考えると、『横綱アドバンテージ』『モンゴル力士の日本角界支配』
がキーワードになる。『横綱アドバンテージ』は、以前、私が命名した造語。
立合いの「張手」と、カチ上げ風肘打ち。横綱は使えても、下位力士はタブー
という「決めつけ」。破れば、稽古場に押しかけて、可愛がりの「シゴキ」。
これは、鬼に金棒になる。それを知った貴乃花は、貴乃岩に合同稽古を制限。
 そこで40回優勝のモンゴル人横綱が、二人の舎弟格横綱を誘い、数年前に
追放された先輩横綱・朝青龍の追放劇と、人種差別に反発を持った怒りの蓄積
をベースに、その矛先が純粋培養育ちの貴乃花親方に…。その部屋に所属する
モンゴル力士の出席する宴会に、白鵬が二人の舎弟格の横綱を連れて押しかけ、
暴行を加えた。直接、手出しをしなくとも同罪。三人横綱の最盛期が終わった
のは、誰の目にも明らかだが、それを貴乃岩が指摘したという噂が発火点。
この三枚看板のモンゴル人横綱三人の支配下にあるのが大相撲協会。
 良くも悪くも、「ポチ」でしかない。
貴乃花親方の判断は何ら傲慢でない。こうもしないと「ポチたち」に阻止され、
ウヤムヤにされるのは、火を見るより明らか。しかし貴乃花も、認識と判断に
自信がない。それは、白鵬も、協会も同じことだが。
 現・理事長は早々に次期理事長の立候補の断念を表明し、『貴乃花理事長』
の立候補支持を表明するのが筋道。本来の古武道の原点に立ち返る時期。
 いずれにしろ、来年早々に鶴竜が。後半から再来年に白鵬は引退だろう。
もう充分、働き貢献をしたし、相撲年齢からして、明らかに限界点に達した。
この辺りが潮時。<発つ鳥、あとを濁さず>。 このままでは、朝青龍と
同レベルになってしまう。
 『よく支えてくれていたが、さらば白鵬! 国外への御退出の準備を。』
 若手に、素質のあるのが出てきている。
ー 面白味という側面では、やはり、あと二年は必要ですか、やはり!ー
 と、考えさせるだけ、一流ということ。
ところで、「逸ノ城」を協会上げて、つくり変えられないかい。
「ダメ!」ですか。素材だけでは無理。『横綱アドバンテージ』を自ら
つくれないだろう、あれでは。
 ところで、これって「哲学する」というより、「相撲談義」じゃない?

・・・・・・
3552, 何に出会うかを、成長と呼ぶ
2010年12月16日(木)
「何に出会うかを、成長と呼ぶ」 ある雑誌の新聞広告にあった言葉である。
実際に出会った人、著書を通して出会った人、宗教的啓示で触れた何もの。
大自然の荘厳な景色から受けた感動、絵画や音楽を通して感じた作者・作曲家
の魂など、出会いそのものが成長になる。マイナーの何ものかの出会いは、
マイナー成長ということか。その中で、書物を通して崇高な教えや啓示などの
出会いは、一番身近で誰もが出会う機会になる。最近は、ネットやテレビや
映画などからも多くの出会いが可能になってきた。長年の風雪の中で、これまで
読み継がれてきた古典には、何かがある。その辺から多くのことを学ぶことも
出会いになる。65年間に多くの出会いと別れがあった。自分が経験してきた
蓄積が新たな出会いを呼び込むのである。 最後は自分の「死」の直感という
厄介な何に出会うのだろうが。それも刷り込まれたイメージでしかない。
出会いといえば、感動が伴なった経験である。人はどれだけ、感動、感激に
出会えるかで人生の豊かさが決まってくる。ところで、この出会いに関して、
本当に豊富であった。その蓄積が、さらなる上質な感動の場面を作上げる。
感動した対象に対し我われは何だろうか?と知りたくなる。それが、考える
キッカケになる。もう一つ、出会いの中で、宗教がある。知識を持ってしまった
人間は、いずれは死ぬ運命にあることを身近の人の死を通して知ってしまう。
それは二人称の死で自分の死とは違うと分かっていても、長年かけて、知人の
遺体と焼却を目の当たりにすると、二人称の死を一人称の死に重ね合わせて
しまう。出会いこそ人生であり、生き方が変る。未知との遭遇、無知との
遭遇、人生には色いろある。
・・・・・・
5024,読書脳 ぼくの深読み300冊の記録 ー2
2014年12月16日(火)
         『読書脳 ーぼくの深読み300冊の記録 』立花隆(著)
   * ドーキンスの『神は妄想である』
 ランダムに、印象の強い順に取り上げてみる。ここで、ドーキンスの
「神の定義」が、簡潔に書かれている。何か現時点の私の考えそのままと
思わせられる内容。自然界の、動植物の美しさは誰が創ったか? 自分自身に
起こる因果応報のリアルさは、神が与えたのでは?とか、いま、ここにある
自分という存在の不思議さ等々、考えるほど不思議なことばかり。 
 ーまずは、その一節からー
≪ リチャード・ドーキンス『神は妄想である』は、無神論を説く本という
 より、神の存在を信ずる有神論者に対する激しい批判の書。 一口に神と
いっても、さまざまな神がいるから、まず定義が必要になる。ドーキンスは
単なる宇宙創造神を信じる人にはあまり目くじらを立てない。ドーキンスが
はっきり否認するのは、創造されたあとも被造物のその後の運命をいまだに
監視し、影響を及ぼすような超自然的存在。 「人の祈りに応え」たり、
人の罪を赦したり罰したりするなど、主体的意図的に行動する神。奇跡を行う
ことで世界に干渉する神。人間のすることや考えることを常にウォッチして
それに対応して行動する全知全能の人格神。ドーキンスが信じるのは
「存在するものの整然たる調和のなかに自らを現している神であり、人間の
運命や所業に関心をもつ神ではない」というアインシュタインの神。 
あるいは、「もし〈神〉という言葉によって、宇宙を支配する一連の物理法則
を意味するのであれば、そのような神は明らかに存在する。この神は情緒的な
満足感を与えてくれるものではない」という、カール・セーガンの神。
 要するに、ドーキンスは汎神論的な神ないし、理神論的な神は認める。
しかし、「ここに、悪く書くことをいっさい許されない一つの考え、ないし
概念がある。けっして許されないのだ。なにゆえに? ―許されていないから
許されないのだ!」というような盲目的信仰には激しく反発する。 ・・≫
▼ 共同幻想などと、格好よいものでなく、妄想というところがよい。
 所詮、全てが夢幻でしかない。死んでしまえば3日も経てば、300年前に
死んだのと同じことになる。としても、知識を持ってしまった猿は、自他とも、
共同幻想でコントロールをするしかない。せめて、自分だけは汎神論を持って、
自然界を走り回りたいもの。で、出会うのは神秘的神? 偶然だが、3年前の 
 3917, 精神力ーその偉大な力 ー7 <2011年12月16日(金)>
「精神力ーその偉大な力」ダン・カスター著 
* 『まず相手を許すこと、そして自分自身を許すこと』に続く!と、
7年前の<2007年12月16日(日) 2447, 四四太郎の霊日記>に続く。
・・・・・・
3917, 精神力ーその偉大な力 ー7
2011年12月16日(金)
「 精神力ーその偉大な力  ー 」 ダン・カスター著
   * まず相手を許すこと、そして自分自身を許すこと
◎ヤコブは聖書に書いている、「汝が乞うても受けないのは、誤り乞うからだ」
 それを別の訳にすれば、「あなたが求めるが受け入れられないのは、間違った
 求め方をするからだ」ということ。「その人を許しなさい。そうすれば
 天にいます貴方の父、すなわち大生命力は、あなたを許して下さる」
◎傷ついた否定的過去の記憶では、大生命力のエネルギーの自由な流れを妨げる。
 それを愛と信念をもって書き換えねばなりません。「なんびとかに、また、
 なにものかに反抗して抱く全てのものをゆるせ」といったキリストの言葉は、
 非常に実用的である。
◎もし彼を許さなかったら、私自身を不愉快な体験に、そしてまた、その人に
 結びつけておくのです。彼を思うたびに、不愉快な体験を繰返すことになる。
 もし、私が誰かを傷つけたとして、彼が私を許せば、彼は解放されたことになる。
 その許すということは、彼の側の精神活動です。怒りは憎しみは、恨まれた人
 より、恨んだ人を傷つけるものです。賢い、常識的な考え方は、愛し、理解し、
 そして許すことです。「神よ、彼に祝福を」とだけ、心の底から言いなさい。
◎私たち各自は、毎日、静かに座って自分向かって次のことを言い、それを
 まじめに務めるがいい。「・・ 私たち各自は大きな無限の大生命力の一部で
 あって、大生命力は実在の一部である。その大生命力の中で、すべてを生き、
 動き、そして実在している。これは真理だから、私が行なったあらゆる過ちに
 ついて私自身を許す。そして多少とも私を害したあらゆる人を私は許す。
 許すなら、あらゆる体験から善いことのみが私に来ると知るから。
 私が行なった一つ一つのあやまちは、より大きな理解と、より大きな機会への
 踏み石だから、過去のあらゆる体験を私は祝福する。どんな過去の体験も、今日
 あるいは未来において私を害さない。私が許れたいよう、私はことごとく許す」
▼ 自己啓発の、このようなセミナーに出席して感化を受け、日常の考え方と、
 祈りに取り入れたら、心の傷は和らぐだろう。20歳代半ば何度も何度も、
この本を読んで救われていた。こういう経験があったから、何人かの鬱病の相談
にのれたのだろう。現状でも平然?としていられるのは、自分で見つけ、何度も
読んで一人で手当をした経験があるためと、再確認をしている。数ヶ月前に、
地球の芯からの声が聞こえてきたのは、こういう経験があったからである。
芯の声は大生命の声、魂の声である。
・・・・・
4657, 閑話小題 ーゴミ箱周辺で蠢く人々 ー2
2013年12月16日(月)
  * ゴミ箱のネズミとカラス
 古ビルは、どんなに安くとも買うものではない。それなりでしかないから。
まず内臓(設備)が腐りかけて、メンナンスのコストと、交換が莫大にかかる。
一般的に建物の撤去コストを土地相場の総額から差し引いた更地値で売りに
出されるため、一見、格安と勘違いをする。そのことが長期物件投資の経験が
少ないと分からない。バブル時に古ビルで大損をした経験があるからこそ
分かった知識。それに税制の問題がある。テナント率の低下で物件価値が
下がっても、税金は下がらない。日本のビル建設の償却は、実態の価値下落と
かけ離れていて、所有者にとって絶対的に不利。それがランニングコストを
押し上げる。(逆もあるが)これが大きい。知らないことは罪悪。
その無知のお陰で、このザマ。「万一の備えが長期投資の絶対条件!」 
バブルになると、それが見えなくなる。10年前になるが、新潟駅前の古ビルを
買いまくっていた人がいた・・ 本体に火がついた今、どうなったことか?
ところで、私が手がけた六棟のビルは、売出と同時に即売。設計段階から、
転用を前提につくってあった。
・これは西武鉄道の堤義明が著書で「私が手がけたホテルは、
 全て事務所に転用可能」と述べていたのをヒントに、
・私の父親からは「ビルは長期物件、時代の変化に対応できる基本設計
 にすること」と教わっており、
・設計事務所の当時社長のビル建設の基本が、「ビル設計は神の代行」
 の理念が建物に入っていたことで、再利用しやすい建物のため。 
話を元に戻すと、山の中腹からみえる津波本体の到来を前にした海辺の人が、
何とも気の毒。ある日突然、株式か国債の暴落から始まるが、それまでは
小春日和がつづく。純資産10億以上の金持の多くは、既に外国に資産避難
を終了とか。何処かのゴミ箱ではカラスとネズミが長閑に戯れている。
国が滅ぶとは、こういうこと。あとは素ウドンを啜りながらの楽しい
東京オリンピックが待っている! 丁度、後期高齢者だが、元気かどうか? 
・・・・・・
5754,マシュマロテスト 〜
2016年12月16日(金)
          『マシュマロ・テスト』ウォルター・ミッシェル著
   * 彼らは、どうして耐えたか
 マジックミラーでコッソリと観察された二個貰えた子供たちの耐え方の
観察が幾つかあるが、これがいじらしい。独身時代の女性職場で、何とか
先延ばしで耐えた?が、それが、ここで紹介されている子供の姿に二重写しに
思い出される。フラフラとすると、『この人と一生、添えられる?』と、
対象に集中すると、一週間ほどで、『い・や・だ、ヤ・メ・ト・コ』。
外見だけでなくて、品性、教養、人柄のバランスが、揃っていれば、
『こ・れ・が・い・い』になったのだろうが… その時々の自分に丁度良い
人が現れるが、そこはあくまで仮の場。
 ここ一番(ジャンプ)の旬のタイミングに、家内と出会えたから、
これが私のレベル! (ハアー?)という誰かの声? 
 〜その内容とは    
≪・組んだ腕の上に顔を載せて横を向く子
 ・顔を背けて、御褒美と向き合うのを完全に避ける子
・褒美をチラチラみて、待つ価値があることを確認する子
・「待っていれば二個、貰えるんだ」と自分に言い聞かせている子
・テーブルの向こうの縁まで、遠ざける子
・うまく先延ばしできる子は、気をそらし、自分が経験している葛藤と
 ストレスを和らげるため、ありとあらゆることをしてした。≫
アウシュビッツのような?死体(したい)の山中の当時が、いじらしい!
――
▼ 金沢時代の衣料チェーンの社長が、男社員だけの席で、
『女は煽てれば逆上せ上る、殺せば化けて出るが、群れるとサル集団になる。
 現場でサルと割切ってしまえば、何とことはない』と宣っていたが、当に、
その言葉通り。 人生を振返ると、男どもこそ、当てはまる道理。
 40年前の話だが、関西への出張などの列車の席の過ごし方に慣れない時、
着くまでの時間が本当に長くつらかった。で、如何したか? 腰骨を立てて、
きちっと座る。そして、到着時間を考えないこと。その方が、遥かに楽。
海外ツアーのエコノミー席の過ごし方のコツが20回目辺りから分かってきた。
・食べものは最小に、飲み物は多めに飲んでトイレに足繁く通う。 
・行先の観光本や旅行代理店から貰ったパンフレットを何度も読み返す。
・今では、座席前のモニターで、TV映画が幾つかみることが出来る。
 落ち着いたとき、何をみるか決めておく。
・「高速移動の乗物は脳が最大限に活性化する、それをプラスにて楽しむ」と
 自分に言い聞かせ、経過時間を可能な限り気にしない。ゆめゆめ嫌な時間帯
 と思わない。
回数を重ねるうちに、御褒美は観光だけでなく、飛行機内の瞑想タイムも含まれ
ていることを自覚する。これは、人生過ごし方と同じ。 忘我の世界に入れば、
そこは別世界。 隣席の家内の存在すら、「孤」の外に追いやることが出来る。
手っとり早い「合理的高質な瞑想タイム」になる。 この応用が夜半0〜4時の
「死者のポーズ」の瞑想タイム。瞑想なら良いが、時に「妄想」に? ったく!
・・・・・・
5389,自分史の書き方  ー
2015年12月16日(水)
            『自分史の書き方』立花 隆(著)
 15年前から、随想日記として一日一文章を書上げ、ブログに公開してが、
この中で書いた「思い出話」や、50回以上に渡って書いた、「準備を含めた
45年間の事業総括」が、自分史を書上げるとしたら、そのまま資料になる。
それと多感な22〜25歳の頃の日記も、ここで公開してある。
 この年齢の視線で逆照射し、俯瞰した自分は、赤面の至りのことばかり。
20歳時に志をたて、それに向かい捨身で生きてきたことは確かである。
その過程の悲喜劇の中で、何とか、日々を過ごしている小さな己の姿が垣間
見ることができる。その姿が、何とも愛おしくもある。
  〜以下の、アマゾンビューの批評がわかりやすい〜
≪ 立教セカンドステージ大学における受講者の皆さんの自分史を引用しながら、
その書き方を示した本。ただし、自分史の書き方を指南した部分より、受講者
の自分史原稿そのものが実に面白い。特に「親子二代で書き上げた自分史」は、
太平洋戦争が始まる前からの個人の記憶が克明に描かれており、当時の人が
日常、何をどのように記憶していたかという貴重な記録の集積である。
「語り継ぐ」ことは、いつかはできなくなるため、「書き継ぐ」ことが極めて
重要になるとよくわかる。世の中の物価やニュース、また、その当時は
「記録するに値しない」思われる「今」の日常が、わずかな時間であっと
いう間にかけがえのない記憶になることが、この本を読むとよくわかる。
 もう一つは、誰の人生にもどんな人生にも、語るべきドラマやストーリーが
あるということ。「今」はただがむしゃら、必死、夢中、逆に絶望の淵という
人生で、「時間」がそのいかなる過去をも俯瞰すべき物語に変えてくれる。
「年齢を重ねていくということは大したものだ」ということを雄弁に語る自分史
の力に魅了される。 自分史を書くためには、自分についての資料が欠かせない。
自分に関する資料は、ネットでは調べられないことも重要だ。同じニュースを
100人聞いてもそのとらえ方は100通りである。そして、時間が経つと
そのとらえ方も変化していき、その人固有の記憶となる。仮に自分史を誰かの
為に書かなくとも、年齢を重ねるその度に「自分を俯瞰しなおす」という
行為・作業が欠かせなくなる。時間というのはとても不思議なもので、意識
して過ごさなければ(自分で記録をしなければ)今日という日も1年前、
5年前と同じようにあっという間に色あせてしまう。
「あれから僕たちは何かを信じてこれたかな?」という歌詞で始まる
「夜空ノムコウ」という歌がはやった時があった(これも10年以上前)。
それを確かめるべくして、執筆された受講生もいたのだろうか。
「これまでこうだったから、これからはこうだろうな」という見方あり、
「これまでこうだったから、今後はこうしてもいいのではないか」という
見方あり。自分は10年後、20年後人生をどのように俯瞰するのだろうか。
そう考えられる程、すべてのサンプルが優れている。一読を勧めしたい。≫
▼ ここで、<年齢を重ねていくということは大したものだ>とあるが、
 これは「経験を重ねていくことが大したものだ」ということ。実際に経験
してこそ解ることがある。<「語り継ぐ」ことは、いつかはできなくなるため、
「書き継ぐ」ことが極めて重要になる>は、社会に一歩踏出した前後に、
書いた日記を読み返すたびに、思うこと。あのまま、何で書き続けなかったか、
書いてなかった部分の詳細の「いま・ここ・わたし」は、断片的に書いていた
部分を除いて、スッポリと抜けてしまった。 実は、当時の日記帳は厚くて
余白のページが、まだまだあったため、気が向くと(数年間隔で)書き足して
ある。時おり、それを、ここで書いてみるつもりだが・・ 


6120,閑話小題 〜年末の土・日は「全日本選手権試合」

2017年12月15日(金)

  
   * 日・月曜は、空手とフェンシングの…
 この日・月曜日に、空手とフェンシングの選手権試合をTVでみた。
まずは「日本空手道選手権」。「型」と「組手」の男女4試合が行われ、3つが、
3〜5試合の連続王者が優勝。「全日本剣道選手権」同様、張詰めた試合だった。
 無差別の試合は体格勝負の要素が強い。 
 男子空手の決勝試合は、小柄の先制攻撃型の選手が連続王者を破って優勝。
女子は体の大きい連続王者が優勝をした。この選手の準決勝が、最後の0秒の
劇的逆転勝利が印象に残った。勝負は最後の最後まで何が起こるか。日本一を
制するには、日頃の練習の積み重ねが、奇跡を生む。
 フェンシングも、一流選手もあるのだろうがこれまた面白い…。一瞬の刹那
の妙が、勝負を決める。竹刀とフェンシングの違いがあり、後者は、片手による
「突き」だけだが、背中の後方から相手選手の背中に突刺すなど、しなやかな
剣なればの技がある。「全日本チャンピオン」は、いずれの道でも目指す到達点
なればこそ、そこにドラマが生まれてくる。
 11月から「全日本学生相撲選手権」「全日本相撲選手権」「全日本柔道選手権」
「全日本剣道選手権」が行われたが、これで全てTVで見たことになる。
☆ 後記:癪だが、去年の以下の文に遥かに負けている。日々の体調もあるのか。
 気を抜くと、自身だけでなく、第三者にも、そのまま知られることになる。
成るほど、知識・知恵管理だけでなく、自己・無意識管理に、意識管理にもなる。
――
2017/11/06
閑話小題 〜全日本剣道選手権
   * 11月は「全日本剣道選手権」と…
 この土・日は、この時節の毎年の楽しみにしている「全日本学生相撲選手権」
と「全日本剣道選手権」が行われたが、これが実に面白い!
・剣道は、順当に勝ち上がった実績・二番手の選手が、一番手を決勝で破って
 優勝をした。準々決勝以上の試合ともなれば、気合が満ちて一瞬の間で勝負が
決まるため凝視することになるが、何故か今年は「小手」の決り技が多く、眼を
凝らしていためか、眼と胃が痛くなっていた。
・「全日本学生相撲選手権」は、将来をプロかアマチュアかが決まる大事な大会。
 今年もまた一人のモンゴル人が目立っていた。初めて相撲部に入部したばかり
の一年生の選手。準決勝で敗れたが、準々決勝で有望選手の腕を圧し折って勝利。
彼は「全国高校レスリング選抜大会」の最重量級を制した、「デルゲルバヤル」。
レスラーが、そのまま土俵に上がってきて力任せで戦い、次々と勝利する姿に
将来性を垣間見せていた。優勝したのは二番手群の選手だが、実力どおりの優勝。
ベスト8までは、「3段目付出し」の特待で、入門可能になるが、何人かが入門
してくることになる。相撲などのスポーツだけでなく、この時節に、大きな人生
の決断に迫られる。 
 学生時代を有意義に過ごせた者ほど、社会への旅立ちに、大きく心が揺れる。
そして、学生気分を捨てきれず、第一歩を踏み出していき、大きな挫折を味わう
ことになる。尤も、その挫折こそ、新たな自己創造に、必要欠くことのできない
経験になる。 何はともあれ、20歳代は、人生の縮図になる重要な時節。 
 学生ー>新社会人ー>結婚(家庭人)ー>父親ー監督職 …
短所が実は長所だったことに初めて気付いたり、長所がマイナスに働いたり、
社会経験は人様ざま。若い人を羨ましくもあり、気の毒に思えたり。一度きり
だからこそ価値がある。価値=意味とすると、その価値を創造するのは、本人! 
 私の人生、一度で充分だが、「棒ほど願えば針ほどかなう」も道理。
「真剣に、かつ気楽に楽しんだもの勝ち」である。 他人の顔色を窺い、生き、
終えるも、面白おかしく思えれば、それでよし。楽しみが君たちを待っている。
 比較しないことだ。それさえ心掛けていれば、数倍は面白いことに出会える。
――
2017/12/04
   * 全日本相撲選手権
 1ヶ月前の「全日本学生相撲選手権」につづき、昨日、「全日本相撲選手権」
が行われた。今年は5年ぶりに学生以外の25歳の選手が優勝した。この年齢
ではプロは無理? 決勝相手が新潟県の23歳の三輪。彼ならプロの可能性が
あるため、応援をしてみてたが、体力の差で負けてしまった。去年の大会には、
何人か有望選手がいたが、今年は見当たらなかった。まあ、今年はいいだろう。
この現状からしても、内的素養は別として、モンゴル人力士も必要か。
双葉山には、「大本教」の大元の素養があった。 何もないなら、
< せめて神憑りのふりをしろ! >  所詮はお祭りの余興なら…  
――
2004/12/14
1351, 全日本相撲選手権
 この時期の日曜日、全日本選手権が行なわれている。全日本学生選手権か、
この選手権で優勝すると、多くが卒業後、大相撲にいく。そのためか多くの
ドラマが生れる。
 今年の見どころは既に学生選手権で優勝して大相撲の幕下から角界入りが
決まっている学生横綱と、スケールでは一回り大きい高校横綱の優勝争い。
トーナメント戦と準準決勝で争い、高校横綱が連勝した。これで高校横綱も
角界入りになると思われる。
 今年は、思わない伏兵が優勝。ほとんど予選で敗退してきた29歳の小手投げ
でしか勝てない選手が、優勝とは。 捨て身の起死回生の技で、相手は用心
する中で優勝するのだから。今まで見てきた、この選手権では一番面白い内容。
〜〜
去年も書いた内容をコピーしておきます。
 連日、面白いことがつづく。
ーー
2003/12/08
978, 全日本相撲選手権
 昨日、TVでこの試合が放送された。毎年、この時期におこなわれる。
学生と一般のアマチャュアが勝ち抜きトーナメントで優勝を決める。
学生で優勝すれば、大相撲の勧誘が待っている。
幕下の付け出しか、15枚目からの番付け保証される。
現在の学生出身力士は、ほとんどが、この試合で優勝か準優勝を。
一発勝負の要素も強いので、見ていて面白い。
 かなり個性的な選手が多く含まれているのも面白い。
 TVでやるのは予選を勝ち抜いた出場選手32名の勝ち抜き戦である。
学生選手権や実業団などの優勝経験者ばかりである。
また「元学生選手」と「学生選手」との戦いでもある。
やはり学生の方が練習時間と若さの為有利になる。
その辺の戦いが面白いのだ。
 今年のベスト8は、学生4名、社会人4名であった。
決勝は社会人同士の戦いで、まもなく31歳になるベテラン選手が優勝。
 現在の幕内上位の半分近くは学生出身力士といってよい。
高見盛、土佐の海、武双山、などがいる。以前は輪島など超大物がいたが、
最近はあまりいなくなった。相撲そのものの人気が無くなったこともある。
 これと全日本剣道選手権は毎年楽しみである。

・・・・・・
5753,スーパーベターになろう! 〜2
2016年12月15日(木)
   『スーパーベターになろう! ゲームの科学で作る「強く勇敢な自分」』
                      ジェイン・マクゴニガル著
   * 趣味のゲーム化
 秘境ツアーもそう。まず行先を数ヶ月かけて探す。そして決断、決行、
帰国後は、写真の整理と、記憶の整理のための文章化をする。行先も、縦軸に、
アメリカ大陸、太平洋諸島、アジア大陸、ユーラシア大陸、アフリカ・中近東に
分類。横軸に大自然を大草原、山脈、氷河、滝、クルーズに。文明として遺跡に。
文化として主に首都にある博物館・美術館、そして風景などの観光地に分類し、
一つずつ、潰していく。ライフワークとして数十年にわたる「ツアーのゲーム化」
である。起業も、その始末もゲーム化をすると、その全体像を鳥瞰することが
できる。それもこれも、毎朝の読書習慣の中から生まれてきた。
・・・・・・
2012/01/30
ゲーミフィケーション
  【 ゲームが未来を救う!?〜広がるゲーミフィケーション
             〜 25日NHK・クローズアップ現代 】
  * ビジネス、日常生活にゲームを持ち込む
 最近クローズアップ現代が面白い。先回はビジネスや科学の分野などに
ゲームの手法を取り入れ活用している事例を紹介している。
私も以前より事業や人生に「ゲーム化」を取り入れてきたこともあり、非常に
興味を持って番組をみた。 ここでも、ゲーム化について何度か取上げてきた。 
ネットが世界的に普及してきた中で、ゲーム感覚で多くの人が協力する時代
でもある。 驚いたのは、この番組の中で、コンビニの監視カメラを公開し、
万引き監視をゲーム感覚で察知し、店に知らせるシステム。
ポイント制にして最高で月3万円が貰える。先に見つけ連絡したものが勝ち、
ポイントがつく。
  −まずは、クローズアップ現代のHPよりー
≪人々を楽しませ、夢中にさせるゲームの手法やノウハウを“ゲーム以外”
の分野に活用していこうという動きが、急速に拡がっている。その名も
“ゲーミフィケーション”。若者の車離れにあえぐ自動車業界では、
運転技術を採点し、ドライバー同士で競わせる機能を
搭載した新型車が登場。ゲーム的な手法の導入は、外食・旅行・小売りなど
他の業種にも拡大し、2014年には世界のグローバル企業の70%以上にのぼる
という予測もある。更に、米国ではタンパク質の構造解析をゲーム化する
ことで、科学者が10年以上解けなかった
エイズ治療のカギを握る酵素の構造を3週間で解明。食糧危機やエネルギー
問題などを解決するアイデアを競わせるゲームを通じて、人類が直面する
課題の克服に役立てていこうという試みも始まっている。広がる
“ゲーミフィケーション”の世界を検証する。≫
■ 人生のゲーム化といえば、目を剥いて怒る人もいようが、人生は、
 その人にとっての物語を生きることである。  最期には死が待っているが、
生老病死の人生のサイクルとして、それぞれの障害を乗り越えるゲームが人生。
そう思えば、難関も、乗り越えるための壁として対処を想定ができるもの。 
何ごとも準備が重要だが、その準備をゲーム化するのがミソ。
 何事も楽しまなくては続かない。 楽しむには過程の難関をゲーム化し
乗り越えることである。ゲーム化すれば苦難は数分の一になる。
 航空会社が販促として「乗った距離をポイント制にして恩典をつける
「マイ・レージ」というサービスがあるが、顧客の「私は、これだけポイント
を集めている!」という自尊心と、特典で旅行できる恩典がヒットし今では、
当たり前のように使われている。 これもゲーム感覚で、ポイント集めを
楽しんでいる。 私も早朝から就寝まで、日程を組んで習慣化し、そのチェック
として手帳に書き込んでいるが、実は一種のゲーム感覚で実行している。 
倒産劇も、途中から手順に落として実行しているうちに、ゲーム感覚になって
しまい、自分で驚いた。他人から見たら、変じゃないかと思われて当然だろう。
 とにもかくも長期にわたり一つずつ壁を乗り越えなければならないのだから、
ゲーム感覚で障害を冷静になくては神経がやられる。 毎日書いているこれも
ゲーム感覚か。 まずテーマ探し、材料集め、それを起承転結に仕上げ、何ども
修正するゲームである。
・・・・・・
2012/02/01
ゲーミフィケーション ー2
    【 ゲームが未来を救う!?〜広がるゲーミフィケーション〜 
                 25日NHK・クローズアップ現代 】
  * 結構、面白いゲーム化
 私の趣味の一つが「秘境・異郷ツアー」だが、いや、だったが? 
回数を重ねるにつれ、いつの間にかゲーム化になった。旅行中の楽しみ
の一つにツアー仲間の情報交換があるが、ベテランほど旅先をゲーム
感覚で構成している。パリ、ロンドン、ローマとか都会文化を楽しむ都会派。 
アフリカ大陸専門のサファリ派、南米派、インド派、シルクロード派、秘境
・異郷派など、それぞれの趣味に合わせて行き先を組み立てていく。 
そして、まず予算と行き先の選定、旅行代理店のツアーの選定、そして、
旅行準備。それが面白く楽しい。 それで一ヶ月は楽しめる。そして旅行中
の10日間、帰ってから、写真や資料の整理の一ヶ月で、大よそ三ヶ月近く
楽しめる。その上、行った先は、毎日何処かのTV局で放送している。
見るたびに、その旅行の延長にいるような気持ちになる。
何ごともゲーム化をして楽しめば、それが記憶をパッケーをする効用になる。
「面白くなき世を面白く」は、自分の経験を、上から目線でゲーム化する
ことと同じである。その意味で、ゲーム化は日常生活を面白可笑しく活きる
ノウハウでもある。 ゲーム機メーカーや、ゲームソフトメーカーには、
大きな事業チャンスが限りなく広がっている。ゲーム機メーカーが、ブルー
レイ録画を売り出したが、これなど、その典型。ゲームは、簡単に知恵が
発揮できる場面を提示してくれる。面白いとは知恵を発揮し生じる感情である。 
ゲームといえば、最近は聞かなくなったが、「マネジメント・ゲーム」がある。
社員教育のソフトで、各自が会社を設立して、戦略をたて、市場の想定をした
基盤の中で競争するゲーム。企業とは何かを知るに、もってこいだが、麻雀や
将棋を多くこなしたものが有利なる。 私は経験ないが、「人生ゲーム」
というのもある。これも若いうちにやっておけば、人生を鳥瞰でき、目先に
とらわれない生き方が出来よう。男女の遊びをゲーム化しているのもいるが。
 「準備のゲーム化を手順に入れる習慣」に、人生の秘儀があるようだ。 
平凡な一日をゲームと生きるとしたら……
・・・・・・
H0607
ケニア・サファリ紀行 (機

 前知識はほとんどなし、
「何がおきるのか出たとこ勝負の旅」というのが率直な気持であった。
ところが秘境の旅というイメージで行ったところ、
そこは欧州の高級リゾート地であった。
三十年前まで英国領であった為、欧米のサファリを目的とした
リゾート地として区画整備されてあった。
広大な動物保護区及び国立公園と一般の土地はわけられており、
前者は天国、後者は貧困そのものであった。
サファリ(動物ウォッチング・ドライブ・ゲーム旅行)は生まれて初めて、
一日一日、一シーン、一シーンが鮮明な感激として脳裏に焼きついている。

強烈な印象の順に列記してみると、
夕方、五十頭の象の群れが一列になり、
  右手にキリマンジェロをみながら林の方に帰っていく、
 (TVでこのシーンを見た事があるが、
  まさか初日にこれをみれるとは思わなかった)
ライオン二匹がペアリングしている横で一頭がシマウマを食べているシーン、
チーターが二百m先に一匹のガゼルをねらいを定めて木影で
  スキをねらっているシーン、
二十頭位の象の群れに三m位近ずいたシーン、
湖でカバの群れに近ずいたところ一頭が我々のボートを
  追いかけてきたシーン(一ケ月前にその群れに漁師が殺されたとか)、
数千〜数万頭のヌーの大移動、
マサイ・マラ族の村の中での異様な雰囲気、
気球の船上よりのアフリカの大地の景色、
四〇〜五〇頭の水牛の群れの真只中にサファリーカーでつっこんだシーン、
キリマンジェロの遠景、等々書けばきりがない。
 過去十七回の海外旅行の中でも最も刺激的印象的なものであった。
 欧州では“アフリカの毒”という言葉があるとか。
 その毒(魅力)にあたり、ウワ言のようにアフリカ、アフリカと
 言うそうで、今の私はまさに毒にあたっている状態です。
 (1994.7/10 〜18 )
・・・・・・
4653, 閑話小題 ー行蔵の中の、旅行の棚のお宝
2013年12月12日(木)
  * 行蔵の中の、旅行の棚には
 学生時代の欧州旅行が当時の40万円。5〜10万円を別途プラスして、
現在の金額からすると一ヶ月間で400〜500万円。丁度、高度成長時代に入った
昭和42年。馬小屋のような寮生活しか知らない地方出の私にとって、この旅行
のカルチャーショックはあまりに大きく、固定観念が粉々に砕けてしまった。
これが、その後の事業人生で、他人の思惑を気にすることなく生きてこられた
バネになった。その前に、大きな挫折経験があったが、これはカルチャー
ショックによる自己崩壊? それから20年後の40歳から年に平均二回、
20年近く行き続け、合計48回の秘境を中心としたツアー。今からすると
【来年前半に一月間の5百万のツアーに参加。余韻を半年、楽しんだ後半から、
隔月ごと年6回の割合で旅行に出るとして、まる8年。家内と共にすると
4千万円はかかる】 その旅行に続けてる期間は、手取り一千万以上の収入
があり、給与面からみて、収入範囲である。 それがどうした?といえば、
それまでだが、「べき時に、べく事を、べく実行してきた」ことになる。
御隠居の現在、肉体的に金銭的、気力的に不可能。河口湖や軽井沢に別荘を
持っている豊かそうな?知人を見ても、気持ちに余裕を持つことが出来る。 
「遠き日は、歳とるごとに近くなり」が、齢を重ねる度に、どれもこれも
昨日のように感じ取ることが出来て、人生の終盤にプラスに働いてきた。
プチブル主義の露出になるが・・ この年齢で、新羅ウィグル地区から
カラコルムハイウェーを抜けるコース、パタゴニア、南アフリカなど、
無理。その十倍の4億の現金と、この旅行経験を交換しないかと言われたら、
迷いなく行蔵をとる。あのTPOSの中で遣り繰りつけたから価値がある。
事業整理の結果に、さほど動じないで済んだのは、幾つかのライフワーク
を続けていたため。それもこれも両親の生き様から学んでいたため。
見方を変えれば「これで、この男、狂ったか!」だが「狂って良かった!」 
 ー最後は、いつも、「良かった良かった」の自画自賛かいー 
の誰かの声が聞こえてきそう! ケチくさい話だが・・


6119,『今日のつぶやき』−7 ぼく、ヒロシです!

2017年12月14日(木)

 「つぶやき」といえば、『ぼく、ヒロシです!』から始まる自虐ネタの
一人漫談が思い立つ。 自虐ネタの元祖は、せんだみつお。次に坂田利夫は、
自分のアホキャラをネタにし、ヒロシは自らの失敗・ネガティブな日常をネタ
にしている。「つぶやき風」語り口が「ヒロシ」の売り。

<まず、『ぼく、ヒロシです!』を、加えて下さい。味わいが違います>

・『 ぼく、ヒロシです! 10月の半ばで仕事納めでした。』

・『観葉植物は悪い気を身代わりになって吸い取ってくれると聞きました。
  どうりで置いたそばから枯れていくわけです。』

・『今のユニクロのTシャツってユニクロって分からないですよね』
  『そうですよね、僕が今着ているこれも、実はユニクロなんですよ』
 『ああ、それは分かります』

・『お忙しいところありがとうございます』
 『いえ、暇です』

・『そのまま食べるカルシウムってのを噛んだら、歯が欠けました。』

・『“「あなたのためを思って……」って、自分のためでしょう?”。』

・『果報は寝て待て』っていいますが、どれくらい寝ればいいのだろうか。』

・『ハトがどいてくれません。』

・『修学旅行のバスガイドがおじさんでした。』

・『ホームレスのおじさんが、俺が持っている服と色違いの服を着ていた。』

・『「暇なとき電話してね」っていわれたが、いつも暇でタイミングを逃す。』

・『空港の荷物受け取り場にて、2つ預けておいた荷物が、
  最初と最後に出てきた奇跡。』

・『誰にでもハグしている外人が、俺は避けました。』

・『ピンチはチャンスだっていうけど、ピンチはピンチでしかない。』

・『「ストレッチ」が「1人エッチ」に聞こえてしかたがありません。』

・『キャバクラはお金の墓場です。』

・『霊感が強い友達が遊びに来て「ここに若い女の霊がいる」といわれたその夜、
  俺は全裸で寝てみた。』

・『20歳のころテレクラで、工藤静香に似ていると言う女の人と待ち合わせを
  したことがある。痩せたブスが立っていた。』

・『頭に思いついた言葉を書けばいいってアドバイスがありましたが、
  そう言われて一番最初に思ったのはチンコでした。まさかチンコって書く
  わけにはいかないので悩んでいるのです。』

・『電車で隣に座った母子。騒ぐ子供を注意する母。『静かにしなさい!!
  他の人の迷惑でしょ!! みんなあんたみたいに遊んでるんじゃないのよ!!
  みんな仕事してるのよ!!』…。
  昼間から漫画喫茶に向かっていた俺は、帽子をより深くかぶった。

――
▼ 白け気分だと、バカバカしいが、一度、笑うと、どれもこれも面白い。
 好きなのは、『ハトがどいてくれません。』 私の創作は… 内なる声、
『それだけは、絶対にya/me/ro!』  なら書きたくなるのが心理。
『 ぼくヒロシです。このブログに励まされています。アフォくさくて、真面目
くさったところと、実に下らないのが、笑えるからです。癒されています… 』
  これをアップをしたら、もう一度、ふて寝をしようか!
☆ 今日の生つぶやき:けっこう、怒りをオブラートに包んで書いていても、
 傷つけているのだろうな〜  何処かから【オブラートなど、ついてないよ】
 
・・・・・・
4290, 学ぶということ −4
2012年12月14日(金)  「最終講義 生き延びるための六講」内田樹著
  * 自殺は平和の時代に上昇するというが・・
 まず人生で学ばなければならないのは死である。自殺を欧米では昔から
禁じている。これは、奴隷の自殺を阻止するためにつくられた価値観。奴隷の
最後の自由は「苦しい生」からの逃避である。自殺は基本的に容認するか、
しないかは哲学的にみても非常に難しい問題。平和の時代に自殺率が
上昇するから脆弱病と切ってすてることはできない。
  ー まずは、その辺から・・
≪ 自殺は過去100年間の統計で見ると、一番高い年がなんと1958年なんですよ。
その年は{ゴールデンイヤー・オブ・ジャパン」なんですけれど、その年が一番
高いのです。自殺率に関しては、世界中のすべての国に該当する法則があります。
それは、戦争しているときには下がるということです。人間というのは、人を
殺すことに忙しいときは自分は殺さない。だから、戦争中はどの国も自殺率が
激減するんです。戦争が始まると、自殺者と精神疾患者数が激減する。戦争中は
精神科の待合室にも閑古鳥が鳴いている。相当に悪い人でも戦争が始まると治る
みたいです。日本の場合、自殺率は1958年に突出して高い。それから下がって、
次に1967年に上がる。その後、小さい上下の波が何度かあり、バブル崩壊直後に
また自殺率がドンと下がる。そしてまた上がって現在に至る。なんか不思議な話
ですが、自殺率が戦時には下がるということは、平和な時代になると人々は自殺
するようになる、ということなんですね。その理屈でいうと、1958年、撲たち
1950年代生まれの子どもたちにとっての黄金時代で古き良き時代に自殺がビーク
を打ったというのは、それが1931年から始まる長い戦争と、戦後の混乱も朝鮮戦争
も一段落して、「ほっとした」年だったからなんですね、ようやく生活も楽になり、
だんだんゆかになっていく実感があり、冷蔵庫もテレビも買えそうだし、
中にはクーラーや自家車を持っている時代。≫
▼ 戦時中には、自殺と精神疾患は激減するのは当然といえば当然のこと。
 養殖の魚の囲いに食肉魚を入れると、全体の魚の活きが良くなるのと同じ。
生き死にの世界で自分から死ぬ人は少なくなる。10数年前から自殺が急増した
のは、抗ウツ剤という名目のドラッグを投与するようになったため。それを境に
1・5倍とは、異常である。抗ウツ剤を投与し、死にたい奴はサッサと死ねと
同じである。 時代が恵まれた時代に人は死にたくなるのは、北欧の自殺率も
高いのと似ている現象。人間は多かれ少なかれ、緩慢な自殺をしているといえる。
最近、高校の同級生が不況の煽り?で自殺をした。そこで感じたのは、
「彼は耐えられなかったのだ!誰も好き勝手に自殺をしない、死にたくなるほど
苦しいから死んだ。自殺は人生の敗北でない。」と。現状から逃避したい気持が、
生からの逃避の自殺に繋がる。 それに耐えるには、逆に死を直視し、
「正、中心、一点、無」の正を「生」に置き換え、「生、中心、一点、無」
に置き換え、呟くしか、ない。この言葉から、「生を凝視すると、私という
存在は、宇宙に浮かぶ一点」ということ。 彼の死をみて、
「自殺を容認するしかない!」に気持ちが移りつつある。55歳が目安!
・・・・・・
5752,マシュマロテスト 〜
2016年12月14日(水)
        『マシュマロ・テスト』ウォルター・ミッシェル著
  * 父親の教育 〜御年玉の預金
 この実験で、「我慢し通して2個目のマシュマロを手に入れた子どもは、
1/3ほど」という。何の知識や経験のない子が目前の誘惑に負けて当然だが、
1/3もいるのだから驚かされる。
 父の金銭教育を5歳頃からされていた逸話を、何度か書いてきた。
会社清算の後、金銭的に窮しなかったのは、そのお陰で。15%の家内への給与
と、家内名義の積立預金のベースと、家内共々の厚生年金があったため。
これは40年以上の継続があればこそ。マシュマロ・テストと同じで、年末年始
に貰った御年玉の全てを回収して通帳に預金される。そして高校時に、私自身
に選ばせた株式銘柄を購入させ、その動きを見させていた。自然と日経新聞の
経済欄を見る習慣がついていた。 それが21歳時の欧州一周旅行の「種銭」に
なっていた。普段の生活を質素にして預金を続ける重要さを教っていた。
姉達には、結婚時に、それを種銭として家付き娘として嫁がせていた。
 「目の前の欲望を我慢する」、「将来の結果のため欲求充足を先延ばしを
する能力を養成していた」ことになる。上京して、都会生活の中で驚いたのは、
その父親の呪縛?に、あまりに染まっていた自分に気づいたこと。その呪縛も、
一か月間の欧州旅行で半分近くは壊れていた。贅沢な遊びの味を知ってしまった。
この味知らずして何のための人生ぞである。面白いものである。
 ところで、学生時代を含めた独身時代、合コンに何度も参加してきた。
そこで見たのが、直ぐに一生の伴侶を決めていく友人たち。
 20歳の頃、「創業を目指す」という決心があったが故に、
「その人、青春を捨てるだけの相手?」と、冷ややかな目線が出来ていた。
といって生身の欲求がある。 社会人になって数年間、女性職場で何とか…? 
 若い女性が主な職場は、まさにマシュマロ・テストの生現場。18〜23歳頃の
女性は、どれもこれも美しいが、食べてしまえば、それまでよ。で…
「選んだ相手が、自分レベル」。とすると? 基準が4人の姉たちの具体例が
現にある。その姉らの評価に耐えられないと、行先長い人生、頭が上がらなく
なるため、いざ決断となると躊躇する。その先延ばしの繰返しで楽しめた? 
それが良かったか悪かったのか、落ち着くところに落ち着いた。戦争で一番男数
の少ない世代のため、対象は団塊世代で1〜2ランク上の選択が可能? だった
はずだったが… いっぱいマシュマロを食べておけば良かったが、食べたら
食べたで…桃色吐息? 
・・・・・・
5387,閑話小題 〜夢の中で発明
2015年12月14日(月)
   * 夢の中に出てきた変ったカセット
 一昨日の夜半に、面白い夢をみた。iPhoneで音楽を聴いていると、
何処かの部屋に知人が横になっている。そこには、枕の形のフレームの
カセットで、黒色のグラスファイバーで出来ている。中は、スケルトンで、
上側が頭をのせるようにウェーブが出来ていて、音色の震動が直に伝わり
迫力が出るらしい。夢から覚めて思ったことは、「これ、商品化が可能? 
音楽鑑賞に、TVに連動させた居間のゴロ寝用の枕に良いのでは?」と。
 夢が新商品のアイデアを提示? それにしても、夢は面白い!
問題は、実際に試してみるかどうか? せめて特許をとったら?
 いや、ヘッドフォンの高性能なのがあるから、これじゃダメだろう!
   * シネマ ー 杉原千畝 
 先週末のシネマは、『杉原千畝』。16年前に、イスラエルに旅行した
時に彼のことを知った。ユダヤ人社会の中では、よく知られた存在で、
その後、TVでも、たびたび紹介されてきた。この映画の脚本も、なかなか
の出来。 〜評価:85点  〜以下は、ネット紹介より〜
≪ 杉原千畝―あなたは、本当の杉原千畝を知っていますか?
― 杉原千畝といえば、多くのユダヤ難民を救ったヒューマニストとして
有名だが、稀代の【インテリジェンス・オフィサー(諜報外交官)】であった
ことは、あまり語られていない。堪能な語学と豊富な知識を駆使し、世界各国
で諜報活動に携わり、リトアニア赴任時には一大諜報網を構築。 混乱の極みに
あった世界情勢を分析し、身の危険を顧みず、日本に情報を発信し続けていた。
【諜報員】としての千畝の信念とは。 ユダヤ難民にヴィザを発給し続けた
千畝の心情とは。 遂に本作で、今まで描かれることのなかった本当の杉原
千畝の姿が明らかとなる。 戦後70年の時を経て“真実の物語”が感動超大作
としてスクリーンに甦る!≫
▽ 当時のユダヤ人の切迫感、危機感が、いま一つ画面からは伝わって
 こなかった。あくまで、助けた立場の視点。 ユダヤ人の脚本なら全く
違っていただろう。規律違反で、逮捕されるかどうかの際だったが、
 諜報員の経験が、豪胆な決断をさせたようだ。
映画館でみると、何れも、その迫力に圧倒される。
・・・・・
3915, 閑話小題
2011年12月14日(水)
   * 夢の中で夢に気づく
 数日前、夢の中で、「これが現実のはずはない、これは夢だ」と確信した
と同時に、 その場面がス〜ッと消えて白くなった。これまで、これに近いこと
があったが、夢の中で、リアルに夢と確信したことは殆どなかった!その翌日に、
似たような夢を見た。夢から醒めた直後に再び、その夢に戻って、その場面を
見つめている夢である。夢から醒めた後に同じ場面に戻れるか試したのである。
そういえば最近、幾重にも重なった夢をみる。ほんらい人の心は複雑怪奇なもの。
潜在意識は生物の進化過程の、それぞれの記憶が織り込まれている。
夢は、その潜在意識が現れ出て、それを見せてくれる。それも物語の形式で。
  * 脳卒中
 冬は老人にとって、脳卒中になりやすい時節。昨日のモーニングショーが
脳卒中の話題を取り上げていた。脳卒中と脳梗塞と脳溢血とクモ膜下出血の
違いについて述べていた。
◎ 脳卒中は、脳梗塞と脳溢血とくもマッカ出血などの総称 
◎ 脳梗塞 = 脳の血管が何らかの原因(塞栓、血栓、出血など)で血管が
   閉塞したり、狭窄することによって、その血管から栄養される領域の
   脳室・脳幹が虚血を起こし、壊死または壊死しかけている状態のこと。
◎ 脳出血 = 脳内出血と、くも膜下出血に大きく分けられます。
 ・脳内出血ー 脳の内部で細かく枝分かれしている動脈が破れて出血し、
  脳の中に血のかたまり(血腫)ができること。
 ・くも膜下出血ー 脳の表面を覆っている軟膜とその外側のくも膜の間に
  出血した状態。対策として、風呂とか、トイレに入った時などの温度差に
  気をつけること、前兆の身体の不調を見逃さないこと、そして万一、
  それらしき事態になったときは三時間が目安、速やかに救急車を呼ぶこと、
  などである。数ヶ月前に幼な馴染みも急死したが、私の年齢になったら
  充分、気をつけなければならない病である。
・・・・・・
3175,学習性無力感
 2009年12月14日(月)
[私はいつも仕事でミスばかりしている」
[自分が就職する企業は、何処も良くない」
「どうせ自分は何をしてもダメだ」
「旅行に出ると、嫌のことばかりつづく」
「女性には持てたことがない」「あ〜あ、面白くない」とマイナーなことばかり
目に捉われる人がいる。そういう心理傾向を「抑うつ的自己意識スタイル」という。
悲観主義者である。誰も失敗したり、何をしても駄目な時期がある。
そして自己嫌悪に陥り、欝症になり、それが重くなると、鬱病になる。
そして、マイナーな言葉により、何もヤル気がなくなる。それを[学習性無力感」
の法則という。その底から、這い上がる過程で自分を作り、そこで力がつく。
アメリカの心理学者の実験がある。
≪ 第一のグループには騒音を止めることが可能で、第二のグループにはコント
 ロール不可能な状況に置き、その後、全員を騒音を止めることが可能な状況に
 置いたところ、第一のグループは簡単に騒音を止めることができたが、第二の
 グループは、「学習性無力感」が働いたのか、誰も騒音を止めようとせず、
 その状況に耐え続けることしか出来なかったというのである。≫
一番の問題は≪どうせ自分なんか≫という考えが習慣になると、ろくなことが
ないということ。これに対して成功体験が人間をプラスを重複して導き出す。
これが世の中に出回っている「成功本」の共通点。この「学習性無力感」を
もじれば、「学習性達成感」ということになる。大相撲やプロ野球で、優勝回数
の多い力士や選手は、ますますヤル気が出て練習に熱が入る。 
優勝というゴールセッテングが体験でハッキリイメージできるからである。
逆に、失敗時のイメージを持つと、負け犬になってしまう。「学習性無力感」
が付いている。 恐ろしいのは、この20年近く日本は、バブルの崩壊以来、
どうも学習性無力感が国に、ついてしまったことだ。現在の若者の間で、
「一度で良いから景気の良い社会を経験してみたい」という願望があるという。
景気がよく、努力をすれば報われる実例が周りにあれば、自分も!
と啓発されるのだろうが・・・
・・・・・・
5022,読書脳 ぼくの深読み300冊の記録 ー1
2014年12月14日(日)
         『読書脳 ーぼくの深読み300冊の記録 』立花 隆 (著)
 この本は立花隆の読書案内書で、06年12月から13年3月までに300冊の書評。
書評シリーズの4冊目だが、どれも読みごたえがある。ここでは娯楽本や、
フィクションを排除してある。冒頭は、東大付属図書館の副館長・石田英敬の
対談だが、図書館の未来像が面白い。知的好奇心の追求としての読書の役割、
紙の書籍の役割が衰えない可能性を述べていたが、現在の世界が大きな変化の
時代の最中、「知」をまた考えさせられる。
ネット書評で、この対談を纏めた内容があった。 −その辺りを抜粋ー
≪ 東大図書館のハイブリッド化が進んで、蔵書のデジタル化が進み,図書館
 は紙の本と電子本併存のシステムになっていく。そして図書館のディジタル化
が急速に進めば、図書館という本の入れ物は不要になる。 家にいて東大図書館
にアクセスして本を検索、パソコンで読めるようになる。東大図書館の特別室
には森鴎外の蔵書もあり、それには鴎外の書き込みもある。ディジタル化は
書き込みにも及び、これは鴎外研究者に便利。しかし、ディジタル化した鴎外
蔵書は紙の本と比べて情報量の点でどうだろうか。鴎外の手に触れた紙の本と
パソコンで見るそれとは全然違う。前者は鴎外の息吹が感じられるが、
後者にはない。これは大きな差。電子本は「深読み」には不利になる。
パソコンはマルチタスクを同時にやるが、これに慣れていると電子本を読んで
いるときにもメイルが入ってきたりして中々集中できない。ネットのもたらす
注意力の分散化は深刻な問題。確かにネットが広く、かつ深く行き届けば
大学も存在価値をなくすかも知れません。研究者は専門誌をネットで読むし、
パソコンで記事のギャザリングができるし、必要な情報もピンポイントで手に
入れられる。また「今週の新しい知識はこれ」とパソコンが教えてくれる。
これで真の学問はできるか、疑問がある。立花隆は紙の本の方が汚しながら
読めるから、使い勝手がいいと言う。電子本も電子的に汚しながら読めるように
直ぐなるだろうが、汚し方がデジと紙では決定的に違います。紙では消したり、
戻したりなどして,思考の過程が再現できるし、その過程で本を自分化できる。
デジ本では中々こうはいかない。ヨーロッパ中世の頃、ヴィクトル・ユゴーは
印刷されたばかりの本を手にし、ついでノートルダム大聖堂を指さし、コレが
アレを殺すだろう、とつぶやいた(25頁)。キリスト教支配の中世はグーテン
ベルグで確かに終わった。同様にデジタル書籍は印刷本を殺すのだろうか。≫
▼ 二人の対話では、紙とデジタルが、併用していくと述べている。
私自身、朝日新聞をデジタルとアナログ(紙面)を両用している。要はコスト。


6118,『今日のつぶやき』−6 生つぶやき

2017年12月13日(水)

   * 今日の「生」つぶやき
 このブログ自体が、「生」つぶやきである。 
< 合コンのときに思う。笑わせているんじゃない、笑われているんだ、と…>
 これそのままと、独りつぶやきが、自虐として癖になる…。 
ブログの本質は自慢。 少々、自虐で丁度よいと言うが、どうだろう。
 ―    (
・  学生時代、3日間、同じガムを嚙み続けていたら溶けてしまった。
   〜少し、自分が恥ずかしかった。

・ 20年前。散歩で同じ靴を修理をしつつ毎日のように10年近く歩いた。
  靴底が擦り切れて、二つに割れてしまった。  
   〜何故か、悲しかった。
  
  30年前、通勤に使っていた靴。会社近くの靴修理店に持っていったら、
  変な目つきで「新しいの買ったら!」と言われた。
   〜少し惨めな気分になった。

  コーヒーカップを20数年、使い続けていたら、手元にヒビがはいった。

  3台目の「ソアラ」 「20年以上も乗り続けている」と言ったところ、
  怪訝な顔で「本当ですか?」ですと。私も初体験だった。最後は恐怖が…

・「わ〜ん!」と泣くのは悲しみを吐出すから良いが、「シクシク」と静かに
  泣くのは内に吸込むのでダメだと聞いた。
   〜泣けるうちは、まだよいが… 今ではニヒルに笑って、丸まって寝る。
 
・ 毎日、挫折と再起の繰返し。
   〜その日に再起しないと、二度と立ち直れない気がする。

・ みんな馬鹿にみえる。
   〜それ以上に自分が馬鹿に思え自嘲する日々刻々。

・ 一年程前、北朝鮮の金様が養豚場で吊るされた豚肉を見上げる映像が流れた。
   そこに、「一匹だけ生きたのが…」と、誰の目にも明らかだったが… 
   〜側近の何人かが高射砲で粛清されているのでは? 
   〜あれは絶対、ブラック側近の陰謀だ。 と独りつぶやいていた。

・ 全国各地の冷蔵と冷凍ラーメンに嵌っている。
   〜それが美味いのなんの。 (B級グルメと生活に満足する私)
   
 ―
▼ そんな真剣に考えないで… <「自虐的」というキーワードで書いたため、
 シリアス、かつ誇張だよ!>と言い訳したいところだが… 偽悪的、自虐的で、
まず己の心のドアは開かと…。ところで、「ヒロシです…」で始まるネガティブ
ネタの一人漫才家がいる。「前向きじゃなくても生きていける」とのコンセプト
が面白い。 <1日過ごして万歩計が27歩>など、この年齢では、明日の我身の
可能性がある。 次のテーマが、彼の自虐ネタを取上げてみようか。
【数日前から、気に入った順に並び替えています。今日は、去年のがベスト?】
・・・・・・
5751,マシュマロテスト 〜
2016年12月13日(火)
        『マシュマロ・テスト』ウォルター・ミッシェル著
 図書館を彷徨っていると<マシュマロ・テスト〜成功する子・しない子>
が目にとまった。子供に2つの御菓子をみせて、ある時間を我慢すれば二個、
貰えるが、我慢できない子は一個だけと教え、席を立つ。自制心の弱い子は、
目先の欲望に負けて食べてしまう。その結果と、将来の成長度を比べるテスト。
当然、我慢する子は将来成功する確率が高くなるという面白い実験結果の分析。 
  〜ネット検索の内容が簡潔である〜。
≪ マシュマロ実験、またはマシュマロ・テストとは、子ども時代の自制心と、
 将来の社会的成果の関連性を調査した著名な実験。スタンフォード大の心理
学者・ウォルター・ミシェルが1960年代後半から1970年代前半にかけ実施した。
マシュマロ実験という名前ではあるが、報酬はマシュマロの代わりにクッキー
やプレッツェルが使われることも多くあった。
  ◇ スタンフォード大学での実験
「自制心」「セルフコントロール」などと呼ばれている「将来のより大きな
成果のため、自己の衝動や感情をコントロールし、目先の欲求を辛抱する能力」
が、人の社会における成功に重要であることはよく知られている。この実験の
本来の目的は、この能力の幼児期における発達を調査するためであった。
最初の実験は、ミシェルと、エッベセンによって1970年に行われた。
最終的にこの実験には、600人以上が参加した。
  ☆ 実験方法
・職員の子どもたちが通う、学内の付属幼稚園の4才の子供186人が実験に参加。
被験者である子どもは、気が散るようなものが何もない机と椅子だけの部屋に
通され、椅子に座るよう言われる。机の上には皿があり、マシュマロが一個
載っている。実験者は「私はちょっと用がある。それはキミにあげるけど、
私が戻ってくるまで15分の間食べるのを我慢してたら、マシュマロをもう一つ
あげる。私がいない間にそれを食べたら、ふたつ目はなしだよ」と言って部屋を
出ていく。
・子どもたちの行動は、隠しカメラで記録された。1人だけ部屋に残された子ども
たちは、自分のお下げを引っ張ったり、机を蹴ったりして目の前の誘惑に抵抗。
小さな縫いぐるみのようにマシュマロをなでたり、匂いをかぐ者もいた。
目をふさいだり、椅子を後ろ向きにしてマシュマロを見ないようにする者もいた。
映像を分析した結果、マシュマロを見つめたり、触ったりする子どもは結局
食べてしまう率が高いこと、我慢できた子どもは目をそらしたり、後ろを向いたり
して、むしろマシュマロから注意を逸らそうとする傾向があることが観察された。
すぐ手を出してマシュマロを食べた子供は少なかったが、最後まで我慢し通して
2個目のマシュマロを手に入れた子どもは、1/3ほどであった。
・ミシェルの娘も実験に参加した一人だったが、娘の成長につれミシェルは実験
結果と、児童の成長後の社会的な成功度の間に、当初予期していなかった興味
深い相関性があることに気がついた。そして1988年に追跡調査が実施された。
その結果は、就学前における自制心の有無は十数年を経た後も持続していること、
またマシュマロを食べなかった子どもと食べた子どもをグループにした場合、
マシュマロを食べなかったグループが周囲からより優秀と評価されていること、
さらに両グループ間では、大学進学適性試験の点数には、トータル・スコアで
平均210ポイントの相違が認められるというものであった。ミシェルはこの実験
から、幼児期においてはIQより、自制心の強さのほうが将来のSATの点数にはるか
に大きく影響すると結論した。2011年にはさらに追跡調査が行われ、この傾向が
生涯のずっと後まで継続していることが明らかにされた。
・また被験者の大脳を撮影した結果、両グループには、集中力に関係すると
される腹側線条体と前頭前皮質の活発度において、重要な差異が認められた。
同実験は、スタンフォード大学で「人間行動に関する、最も成功した実験の
うちの1つ」とされた。≫
――
▼ 15年かけ創業の準備をかけ30年間の実業の結果が、9・11テロ、リーマン
 ショックと、東北大震災のブラックスワンの到来で45年のミニ物語が呆気なく
終わりをつげた。しかし、失ったモノ、コトより、得たコトが、少なくとも10倍
はあった実感がある。そこには想像を絶する忍耐を要した。両親の後ろ姿を見て
いればこそ、45年間を面白おかしく過すことができた。 学生時代に、水商売の
アルバイトなどから同棲や、二股、三股をかけるなど私生活の乱れがある知人は、
その後の人生は恵まれていない。それは目先の快楽を御菓子に例えられる。
家系もあるが… 
 独身時代数年の女職場は、猛毒入りのマシュマロ、いやマンジュウだらけ? 
一度かじったら…それまで! 20歳の頃、ダブル合コンの片割れが目出度く成立、
卒業と同時に結婚した。その後の様々な女性とのイチャツキを、その時点で放棄
したことに、不思議な感覚にとらわれた。 いや、相手によるか? 今でもして
いるのもいる? 選んだ相手が、「猛毒を持ったタガメ」のケースが? 
誰のこと? 人生は複雑怪奇!「若い時に誤りがないのが最大の誤り」としても。
・・・・・・
4289, 学ぶということ −3
2012年12月13日(木)
            「最終講義 生き延びるための六講」内田樹著
  * 教えたい人間が引き受けるべきリスク ー教育の原点
 教育だけでなく、事業も、忘年会の幹事も全てに通じる内容である。
何かを引き受けたり、事業を立ち上げたようと決心した瞬間から全うしよう
とする自己責任が起きる。これは誰の問題でなく自分の問題。決心と実践の
本質の問題。著者は教育者のため「教えたい人間」が主語だが、実は
「実践者としての人間」が、引き受けるリスクのテーマである。
  ー まずは、その辺を書き出して考えてみる。
≪ 教えるということは本質的には「おせっかい」だということが骨身に
 しみたのは、ある出来事のせいです。・・80年代の中ごろ道場を始めた。
台風がきて、一時間くらい薄暗い体育館の中でまっていたけど誰も来ない。
そこの道場の中に座りこんで、来るか来ないかわからならない門人が来るのを
待っている。これは理不尽でないかな、と。「だいたい、ただ同然のすごい
安い月謝で教えているのにさ、ちゃんと来いよな」と思ったり、だんだん気分
が沈んできた。そのときに体育館の鉄の扉がガラガラと開いて、近くの中学生
が顔を出した。「あ、先生いたんだ。今日台風だから稽古ないのかと思った」
「台風でもやるよ」。それから二人で一時間くらい稽古をしました。
そのとき、外で嵐が荒れ狂う暗い体育館で腕組みしながら、誰も来ない畳の
上に座って待っていたときに、僕は覚悟したんです。人に教えるって、
多分こういうことだろうって。誰も「教えてください」と言ってこないけれど、
こちらが「教えたい」と言って始めた以上、教える人間はこのリスクを引き
受けなければ! そう思ったんです。誰かが扉をあけて来てくれるまで、
待ってなければいけない。畳を敷いて、準備体操をして、呼吸法もして、
いつでも稽古できるように備えていなければならない。それが「教えたい」
と言った人間の責任の取り方じゃないか、と。そのとき、教育というのは
多分そういうものと思ったのです。27・8歳の頃でしたが、気持ちは
今でも変わっていません。それが僕のなかの起点的経験としてあるのです。≫ 
▼ 新潟で30年近く前に立ち上げた会が、今でも続いている。私は10年ほど
 前に抜けたが、先日、参加してきた。私の経験からして幹事は大変。
これを立ち上げに際して、3年は続ける!が、後は成り行き次第と決心をした。
最初は我慢我慢の連続。「荒れ狂う、体育館で腕組み」なんてものでない。
その会を利用してやろうという気が全くないため、逆に欲が見えてくる。
それも土足で平気で上がりこんで来る。「私は来てやっている」というのが
丸見え。その我慢そのものが修養になったが、「自分が引き受けたからには、
やるしかない」と続けたが・・ 慣れると、その我慢も面白くなる。
何も知らず参加している方々は、私は鼻持ちならない傲慢な場所貸しの男で
しかない。そして30年、時代は大きく変わった。 事業も同じ。これは
己の魂の問題。生きんがため、そして自己実現のため、リスクを背負い、
心の奥底は半狂乱。それを隠し、ひたすら思いの実現のため手順を踏む。
起承転、の後に待っていた「結」は、経済大震災。40年前に事業を始める
にあたって、全てを失っても後悔はしないと何度も心に誓ったので、
後悔の念は無い。リスクに、普通のリスクと震災型リスクがあったのだ。
・・・・・・
5386,閑話小題 〜クソバイス
2015年12月13日(日)
   * 立場かわれば、クソバイス 
「クソバイス」とは、「クソ」と「アドバイス」と掛合わせた造語。 
アドバイのつもりが、言われたほうからすれば、クソ!という屈辱の言葉
を浴びせられたにすぎない。過っての具体的嫌味を言われた経験を街角で
(女性に)聞くインタビューを放映していた。 アドバイスそのものは、
上から目線。それが正しいほど、相手を傷つけることになる。私も何人も、
これで傷つけたことか!このブログ自体、多くのクソバイスが埋まってる?
  〜ネットで、私がみた番組を検索すると、以下のとおり〜
≪ 12月7日に放送された日本テレビの番組「スッキリ!!」で、
 「クソバイス」という言葉が特集され物議を醸しています。
この言葉の意味は「クソみたいなアドバイスで、一見アドバイスみたい
だが上から目線で自分の持論を押し付けること」ですが・・ 
番組によれば 「クソバイス」という言葉は犬山紙子さんが作った言葉
番組では、「あなたが受けたクソバイスは?」という質問を街の人たち
にしていた。 〜次のような人たちがインタビューに答えていた。
・ママ友に「働いていたらお子さんが寂しがるよね」と言われた47歳自女性
・彼氏がいる友人に「恋愛は頑張るものじゃない」と言われた20歳女子大生
・ママ友に「赤ちゃんぽくしないためにはお母さんも努力をしなきゃ」
と言われた 49歳保育士。子供の発達が遅かったらしい
・上司に「もうちょっと日焼けしたら」と言われた
               23歳アパレル非常に肌の色が白い女性
・女性の上司に彼氏を作りたいと相談したところ「短いスカート履いたら」
と言われた 26歳会社員
・旦那の母から「ママらしい格好を」と言われた 26歳のギャルメイクママ
・旦那から「ママの格好をしなさい」と言われた 30歳女性
・旦那に「いつも一緒の服を買うので違う服を買えば」と言われた35歳女性
 この言葉を作った犬山紙子さんは「クソバイスで悩むのはもったいない。
 クソバイスの場合は真剣に悩まない。受け流すのが一番いい」とアドバイス。
コメンテーター陣からは、
「クソバイスを聞くことがある。"あなたのことを思って言うけど"というのは
クソバイス」という意見や、逆に「言われているうちが花」「言われないと
寂しいから言って欲しい」「愛情の表現だし、そこには真実もある」も。 ≫
▼「クソバイス」も悪くはないが、造語で、「ヘド」を絡ませた「ヘドバイス」
 も考えられる。 最近、中古ビルを購入して得意満面の人に、
『バイパスか高速道路の出入口を間違え、逆走を始めた車と同じじゃない。
気が狂った?』と、思わず叫んでいた。4年前に4つの中古ホテルと、一つ
の駐車場を持つビジネスホテルを清算。その結果、過大借金から開放された
経験をしたこともある。その前にも中古ビルの購入で、数億の損失経験も
あって、思わず、「クソバイス」を叫んでしまったが、本人は目をパチクリ。 
それと、知人が二つの中古ビルの処分で苦労しているのを身近で見聞き
している。 果たして「高速道路の逆行」は言いすぎの、クソバイス?  
 「中古ビルは、ババ抜きのジョーカー。最後に引いた者が負け!」 
これだけは経験しないと分からない。 中古の飲食ビルを次々を買い捲って
いる得意満面の知人がいたが・・「どんなに安くても買ってならないのが
中古ビル」が私の経験が教えてくれた教訓。 私が30年間経営していた
ホテルを競売で半値八掛で購入、同じホテル名で経営している現オーナーの
苦渋の姿が目に浮かぶ!それも私の妄想かも?都会のビル郡のオーナーは、
不良物件を、あれだけ抱えていることになる。数年後に、ハイパーインフレが
生じれば、先を読んでの正しい投資になる。 ハイパーインフレは、根こそぎ
社会を破壊するからやはり正しくない、とも考えられる。『貸ビルという長期固定
投資は、激変の時代に問題あり』が、助言の資格がない(逆にある?)私の
「クソバイス」。 長期投資は難しい!が、経験上の実感。あの空きスペースに
過剰人員を抱え込む可能性がある。それより、投資物件に資金が縛られる
のが良くない。長期の結果が歴然とするのは5年〜10年後。その時は、その時?
まったく、こんなことを言いえる立場じゃないが、言いたいのだろう、この男!


6117,『今日のつぶやき』−5 

2017年12月12日(火)


   * 無いもんねだりはやめましょう! 〜

・ アナウンスが「… …次は新宿、おデブちん右側です」と聞こえる。 
                      (電車トド、32歳・男)
・ 松井稼が、松井嫁にいつも見える。 (誰かの嫁になりたい女・35歳)
   ◎アンサー:私の耳には、「不味いオカズ」と聞こえる。
・ 停めておいた自転車に「粗大ゴミ捨てないで」という貼紙を貼らてた。
                      (ゴミはお前じゃ)
   ◎アンサー:「ゴミはお前じゃ」と書いて、一日、置いておけば!
         そしたら、きっと「ゴミに言われたくない!」と…
・ 近所で遊ぶ子供たちの横を通ると、子供たちの口数が減り、皆目を
  合わせないようにする。         (何でやねん・38歳・男)
   ◎アンサー:近所の小母さんが、そうそう。 私もそうそう!
・ 今日、「東急バンズ」で無心になって乗馬乗り運動にまたがっていた
  人がいた。               (何を思って乗ってんだ)
   ◎アンサー:ロデオの騎乗者の気持ちだと思う。だから無心になれる。
・ 「このままでいいのか」と考え、また寝る。(22歳・男子学生)
   ◎アンサー:その前に、トイレに行ったら。
・ 年賀状より喪中ハガキが沢山来る。    (23歳・男性)

・ 飼っている犬が私を見て震える。     (匿名希望の女)
   ◎アンサー:うちのインコは家内がくると、すっ飛んで巣に入る。
・ 彼氏が来るたび、ブランド品がなくなる。(28歳・女性)
   ◎アンサー:「どのみち、貰ったもん!」と思ってんだろう。
・ 美人は3日で飽きないし、ブスは3日で慣れない。(バランスが大事君)
   ◎アンサー:女の職場で、つくづく実感した。付いてのは皆同じなのに!

・ 来世でがんばろう…。         (消防士・男性)
   ◎アンサー:無いものねだりはやめましょう。
・ ブスの女子高生ほど透けブラが派手だ。 (でも見ちゃう男)
   ◎アンサー:よっぽど、それがエロイんじゃない。
   
・ 俺をどこの保険に入れるかで両親が大喧嘩。(長男・26歳男性)
   ◎アンサー:どっちの名義にするかの喧嘩でないから…

・ 心も体も裸になったのは、私の方だけだった。 (どんぞ子・28歳女)
   ◎アンサー:経験、経験!

▼ アンサーを書きながら、誰かに支配されている心持がした。誰だろう?

・・・・・・
5385,閑話小題 〜潮流のうねりの波間で
2015年12月12日(土)
   * 人は時代の潮流に大きく翻弄される
 人生のを振り返ってみると、節目ごとの自分は、その時代の大波に漂って
いるに過ぎない事態が見てとれる。特に、社会に出てからは、次々と襲って
くる大波の真只中。その只中にいると、潮流に対する意識が少ない。
・敗戦の翌年、日本海側の中規模の商業都市の商家の8人兄姉の末子で生を受け。
・高度経済成長期の中の、卒業前後の1968^70年は学生運動の盛り!
 その中で、ジャスコの創業時に入社。四日市、神戸と一年、従事。
・2年後の金沢時代には、ドルショックに遭遇、衣料チェーンの勤務先は
 大きな混乱の極み。そこに一年半、従事。ドルショックの恐ろしさを知る。
・その2年後の27歳の頃に、事業の立ち上げを始めたと同時に石油ショック。
 500棟のマンション開発を当てに立ち上げた千葉・千城台の飲食ビル前の
 計画が全て白紙撤回。 5つのテナントの入居希望はゼロ。 
・その2年後に、地元の家業に戻ったが、暖冬など異常気象が続いた中、
 異常気象を逆手にとったディスカウントに徹して、引き継いだ店を
 5年で軌道に乗せ、兄に渡し。一年間、開業前の準備に入る。
・新潟駅前で、新幹線開通を当て込んで、学生服販売とビジネスホテル
 の二業種・一業態の変わったホテルを立ち上げ軌道に乗せた。、
・それも、10年後のバブル崩壊で、右上がりの売上げが急ブレーキ。
 2001年に9.11テロで、売上げが3年かけ3分2まで激減。
・2008年のリーマンショックで、3年かけて半分、10年で合計、3分1に落下。
 東北大地震の影響もあり2011年3月、30年続けてきた事業を断念に至る。
・あと数ヶ月で5年になるが、民主党から政権を取戻した自民党保守本流の
 安部、麻生元首相が、タックを組んでアベノミクスの経済政策の取組んで
 いるが、時代逆行の愚作は誰の目にも明らか。とはいえ、他に手立てはなく、
 二度目の東京オリンピックに向け、ミニバブルの兆候を見せているのが現状。
 その数年後に、現在の韓国のような国の態をなしてない危ない事態が待つ。
▽ 以上の全てが、歴史的な経済震動と自然災害が直に影響している。
そうこう考えると、人間は、大激震から生じる社会変動に大きく影響され
翻弄される小さな生ものでしかない。グローバル化の最中、誰も助けては
くれない。あるのは自助努力のみ。家訓のベースを崩さなかったお陰で、
一つ間違えれば奈落の底の前に、何とかセフティネットに引っ掛ったが、
そろそろ、御向かい?が忍び込んでくる時節。 面白かったらよかったが!
・・・・・・
5020,幸福優位7つの法則 −10
2014年12月12日(金)
 【幸福優位7つの法則ー幸福と成功の意外な関係】ショーン・エイカー著
   * 幸せの波及効果 
 その人を判断したければ、まず両親を、そして連れ合いを見て判断すべし、
というが、幸せも、同じこと。『血筋』とは、よくいったもの。特に、幸せの
波及効果は横だけでなく、親子など縦にも出てくる。親の背中を見て子は育つ。 
  ーその辺りを抜粋ー
≪「楽しい、嬉しい、幸せ」などプラスの感情を、積極的に表に出すことで、
 周囲に幸せの人が集まることで「上昇スパイラル」が生まれ、仲間同士の絆が
強まり、幸福度が高まっていく。「幸せ」は無条件で「ある」ものでなく、
積極的に「幸せになる」のだ。幸せかどうかを決めるのは自分である。
・・ 「七つの法則」は、自分自身がまず実践しなければならないのだが、
決してそこで終わりではない。自分に変化を起こすことが、周りの人にも影響を
与えるということを話したいと思う。 自分の生活に「幸福優位性(ハピネス・
アドバンテージ)」を活用するようになると、すぐにポジティブな変化の波及効果
が始まる。だから、ポジティブ心理学はかくもパワフルなのである。これまでに
述べた「七つの法則」を全てに使えば、幸福と成功の上昇スパイラルが点火される
ので、その効果はすぐに何倍にもなる。その後、ポジティブな効果は周辺に
向かって波及し始める。周りの幸福を高め、同僚の働き方を変え、最終的には
自分が働く組織全体をいい状態に整える。7つは全部が分ちがたく関連している。
だからいくつかを一緒に使えば、総合的な効力を高めることができる。
たとえば法則3「テトリス効果」は、法則4「再起力」を支援する。
身の回りからポジティブなものを探し出す訓練ができれば、失敗も成功の機会
と再定義できるようになるからだ。また、法則7「ソーシャルへの投資」は、
法則6「二〇秒ルール」を活用するのに役立つ。周りからの応援によって、
新しい習慣を簡単に投げ出さなくなるからだ。また逆に、法則6「二〇秒ルール」
によって、職場のよい人間関係を作るために必要な「活性化エネルギー」を減らし、
法則7「ソーシャルへの投資」を成功させることもできる。そして、職場において
上質のつながりができるほど、自分の仕事を単なる勤めではなく「天職」だと
思えるようになり、その結果「幸福優位性」による"競争優位性"が生まれる。
そのように波及効果が次々に生じていく。一つの法則の効果が他の効果を
引き起こし、単にそれぞれの寄せ集めをはるかに超えた力になる。
全部が総合的に働くと、一つだけでは望めないほどの効果が得られる。・・≫
▼ベルギー、ポルトガル、ハンガリーの離婚率は70%前後というから、日本の
35%の二倍になっている。日本でも家庭内離婚を含めると90数%が破綻して
いるというから、多くの人たちは、不幸な家庭環境で育ってきたことになる。
だから、自分から積極的に「幸せなる」しかない。その意味で、この7つの法則は、
人生の基本姿勢として、身につけておかなければならない。逆に「不幸だから、
何もかも上手くいかなくなる」ことは周辺を見渡せば分かる。いや、まず自分?
人生の総合幸福度は、自己評価85点。現時点は75点。老いる度、現時点の
満足度は減っていくのだろうが、何ごとも心がけ。ここまできたら
「日々是好日」しかないが、これなら得意!

・・・・・・
4653, 閑話小題 ー行蔵の中の、旅行の棚のお宝
2013年12月12日(木)
  * 行蔵の中の、旅行の棚には
 学生時代の欧州旅行が当時の40万円。5〜10万円を別途プラスして、
現在の金額からすると一ヶ月間で400〜500万円。丁度、高度成長時代に入った
昭和42年。馬小屋のような寮生活しか知らない地方出の私にとって、この旅行
のカルチャーショックはあまりに大きく、固定観念が粉々に砕けてしまった。
これが、その後の事業人生で、他人の思惑を気にすることなく生きてこられた
バネになった。その前に、大きな挫折経験があったが、これはカルチャー
ショックによる自己崩壊? それから20年後の40歳から年に平均二回、
20年近く行き続け、合計48回の秘境を中心としたツアー。今からすると
【来年前半に一月間の5百万のツアーに参加。余韻を半年、楽しんだ後半から、
隔月ごと年6回の割合で旅行に出るとして、まる8年。家内と共にすると
4千万円はかかる】 その旅行に続けてる期間は、手取り一千万以上の収入
があり、給与面からみて、収入範囲である。 それがどうした?といえば、
それまでだが、「べき時に、べく事を、べく実行してきた」ことになる。
 御隠居の現在、肉体的に金銭的、気力的に不可能。河口湖や軽井沢に別荘
を持っている豊かそうな?知人を見ても、気持ちに余裕を持つことが出来る。 
「遠き日は、歳とるごとに近くなり」が、齢を重ねる度に、いずれも昨日の
ように感じ取ることが出来て、人生の終盤にプラスに働いてきた。
プチブル主義の露出になるが・・ この年齢で、新羅ウィグル地区から
カラコルムハイウェーを抜けるコース、パタゴニア、南アフリカなど、
無理。その十倍の4億の現金と、この旅行経験を交換しないかと言われたら、
迷いなく行蔵をとる。あのTPOSの中で遣り繰りつけたから価値がある。
事業整理の結果に、さほど動じないで済んだのは、幾つかのライフワーク
を続けていたため。それもこれも両親の生き様から学んでいたため。
見方を変えれば「これで、この男、狂ったか!」だが「狂って良かった!」 
 ー最後は、いつも、「良かった良かった」の自画自賛かいー 
の誰かの声が聞こえてきそう! ケチくさい話だが・・

・・・・・・
4288, 学ぶということ −2
2012年12月12日(水)
          「最終講義 生き延びるための六講」内田樹著
 * 母親と父親の育児戦略の違い
    −まずは、親の教育論の部分より
≪母親は破局的状況を生き延びることを求め、父親は優劣を競う戦いに勝ち
残ることを求める。相対的競争の勝者になって目立つことを求める父親型育児
と、群れに紛れて、あたりと見分けのつかないものになって欲しいという
母親型育児、この二つは実は排除しあうものではない。対になっている。
その二つの育児戦略の拮抗の中で、子供はいい具合に育つ。この拮抗の並列が
一番バランスが良いのが理想的。これが両方とも「競争に勝て」と子供を責め
たてたら、子供はストレスで壊れてしまう。「生き残っていさえすればよい」
と言えば、社会性がつかない。でも、数多の親たちをみると、どちらかに
偏りすぎでバランスの良いのは少ない。偏りすぎると社会的成熟が出来ない。
1980年代からあとは、日本社会では、母親までが父親型の「競争優位」に
なってしまった。あまりに日本が豊かで安全な国になってしまったから。
もう破局的状況を生延びる緊急性がなくなった、どう転んでも心配なくなった。
 だから、人のことなど顧みず、私ひとりよければ、それでいいという時代に
なった。競争に負けても、取りあえず食べていける保証があったからです。
まだ50年代までは貧しい時代で、「共和的貧しさ」であった。ところが時代は
変わった。日本が例外的な豊かな時代が終わった。「ラットレース」は勝った
ものの総取り、負けた人間には何も与えない時代になったら、本当に飢死にする
可能性が出てきた。そこで、ここで「ルールを変更しようと」という話になった。
競争原理は、豊かな社会向けルールだった。しかし今や資源が限られた中
「潮目の変化」。 限られた資源を複数の個体で分け合うためには、行動
パターンを変えなくてはならない。動物は、そういうようにしてきた。
あるものは夜行性になり、あるものは昼行性になる。樹上で生活するもの、
地下で生きるもの、肉食か、草食で、あるものは大きく、あるものは小さく、
など生態学的な地位をずらしていく・・ それが共生の原理なのです。 ≫
▼ 時代は、父親型から、母親型生存戦略に変わってしまった。もう二度と
 終戦から半世紀近く続いた右上りの時代は戻らない。当然、母親が子供教育
でも家庭内で主導権を持つようになるのが自然の成り行き。首都圏に住んで
いれば、何時、直下型地震が襲ってくるか分らない、とにもかくにも生き
延びることが優先される。日本という国家からして資源のない条件の中で、
これほど危険な状態はない。国家も母親的戦略と、父親的戦略の拮抗が必要。
 これが三極の「石原・維新の党」と「未来の党」の戦略に見て取れる。
地政学的にみて、これまで丁度良い島国が、これから大きな試練に立たされる。
韓国と日本の差は、近隣に時代錯誤の軍事国家が在るか無いかである。
徴兵制度で、青年期に鍛えられるかどうか。それを見守る母親は自然、
優しくなる。日韓の若者は青年期に歴然とした差がついている。

5750,大格差 〜書評  平均は終わった!
2016年12月12日(月)         
       ー「大格差:機械の知能は仕事と所得をどう変えるか」
                      タイラー・コーエン (著)
   * 気の毒な大部分の若者たち!
 上位15%になれない若者たちにとって、ますます生きづらい時代になる。
若者の賃金指数は未来の先取りになる。20世紀は数百万、数千万単位の集団殺戮
の時代といってよいが、21世紀は科学が飛躍的に伸びて、「想像すらできない
現象が起る」ことしか知りえない。その中で生きていくことは並大抵ではない。
激変の中で、安定した職業など極わずか。変化のうねりの中を漂うことになる。
 政治家は、若者の将来など考えている余裕などない 〜その辺りから〜
≪ 若者の失業は減らず、職に就いている若者が受取る賃金も下がっている。
 2000年の時点で、若い高卒者の賃金は10年以上前に比べてわずか11%しか
増えておらず、若い4年制大卒者の賃金にいたっては5%以上減少している。
若い大卒者のなかで、失業者の割合が10%前後、フルタイムの職に就けていない
人の割合が20%近くで推移するようになって久しい。大不況による歴史的な景気
収縮期が終わり、経済が再び成長しはじめてから数年がたつのに、多くの若者の
就労機会は減っている。それが厳しい現実なのだ。いま多くの人は、自分の
経済的な未来が蝕まれつつあると感じている。見当はずれの不安ではない。
若者の雇用問題(多くの国に共通する問題)は、仕事の世界の未来像を先取りして
いる。今後、しかるべき技能をもたない人は、これまで以上に、職に就く機会
から締め出されていくのだ。それを尻目に、高学歴中心とする所得最上位層は、
ますます高額の所得を手にするようになる。
 "平均は終わった"というのは、今日の世界のさまざまな局面に当てはまる言葉
だが、未来の世界はそれがますます顕著になるだろう。」そして、その背景が提示
される。「こうした潮流の根底には、元に戻ることのない、いくつかの大きな変化
がある。その変化とは、経済のグローバル化、賢い機械の生産性の向上、停滞した
産業と活力のある産業の二極化である。」ここでも平均層が消滅するというわけ≫
――
▼ 半世紀前に若者だった私たち世代の就業環境と比べようないほど悪化している。
 それが更に止めどなく右下がりになるという。まして地方経済の惨状では、若者
の住むところは限られる。中流の下流化は、それぞれ差別が明確になり貧相の社会
になっていく。隣国の南北朝鮮が、それを示している。私たち世代が生きた、高度
経済成長時代の、高揚した社会は何だったのか、特殊の時代だっただけか。
 で、また偶然、以下の内容に続いていく。 
 ・・・・・・
3913, 閑話小題
2011年12月12日(月)
   * ひとり焼肉専門店 「焼肉ひとり」
 独り者が増えているためか「ひとり用専門店」がニュースになっている。 
一人カラオケ、ひとり焼肉専門店などである。店サイドは、一人で一部屋・
一テーブルは効率が悪いので良い顔をしない。が、この不景気で、そんなことは
言っていられない。しかし最近の国勢調査で単身世帯が全世帯の三割を突破、
「夫婦と子供」世帯を上回っている。アメリカでは、一人客は寂しい人と、
白い目で見られるという。 映画やTVのドラマでも店の中の一人客は少ない。
そこで、店の構造から一人用の席をつくる発想である。30年間続けてきた
事業も「お一人様専用ビジネスホテル」だった。ひとりカラオケを「ヒトカラ」、
二人のカラオケを「フタカラ」、多人数のカラオケを「タカラ」と呼ぶ。 
ヒトカラは、歌の練習やストレスの発散に使われるが、何か侘しいか。
  * そろそろ今年の総括
 今年は、東北大震災と、30年続けてきた事業の惨事?が重なった。
20%半ばの売上ダウンが三年目に入っても止まらず落ち続ければ、この事態
は当然。恐慌の前ぶれの波に直撃されたことになる。過去40年近い事業人生で
資金繰りの心配は無かった。しかし、数値は数ヶ月後に資金枯渇状態になること
を示していた。何度もシュミレーションしても、半年後にはアウト。その上に
東北大震災が起れば何の躊躇することなく決断をせざるを得ない。そうこう
あって、心の痛手は深いが、未練とか、後悔はない。それより現在起きつつ
ある大恐慌の近将来の到来と、東北震災の経済に及ぼすマイナス現象である。
今さら最悪の状態の私が何を言わんであるが・・
今年の総括は、もう少し年末が押し迫ってからにする。


6116,『今日のつぶやき』−4 〜私の‘つぶやき’

2017年12月11日(月)



   * 私の‘つぶやき’
 身近な「つぶやき」ネタを考えると、あるある… 幾らでも! 
 ―
< 以前、ある人が失職した上に大手術。暫くしての酒席を共にした時。
 その男、『そろそろ私も一念発起」』をしなければ…」に、思わず
『その前に、まず「一念勃起」では』と自然に、つぶやいてしまった。
隣席の上品そうな見知らぬ御婦人二人、「あっは・ははは〜」 >
 
< 20年前になるが、会社の若い女子社員が会社の二次会のスナックの隣席に
 来て、「私、変態なの!」と一人つぶやいていた…。「どういう変態なの?」
と聞きたかったが、立場上、ただ黙るしかなかった。真面目そうで、清潔感が
あったのに。>
 ―
< 金沢で、同僚の女子に、『今日は閑古鳥が鳴いているね』と言ったところ、
 『それって、どんな鳥?』と真顔で聞き返えされ、思わず吹き出した。美人
だったが、二度と近くに来なくなった。店内にアゲハチョウが飛んでいた。>
 ―
< 警察官になった友達から「友達を逮捕してしまった」と連絡が…(32歳の男)>
 内省: ?学校時代の同級生に、二人がヤクザ、一人が窃盗で…。それに
倒産が一人。この男、「それがどうした」と開き直って何の自覚がない。ったく!
 ―
< どこかの誰か?が『私って特別の存在なの!』って、真顔で話すので、
 思わず『本当に?』と聞き返した。更に念を入れ、『本当よ!』だと。>
だから、生きていけるじゃないかい、人間は。「僕はきっと不幸だよ〜」
 ―
< 姉の一人がシリアスな人で。上京したばかりの私に、『女ってね、
 やられるふりをして、やるんだからね、気をつけなさい!』と注意された。>
・内省: 最近、やたらため息ながら、「後悔、先にたたず」じゃなくて、
「後悔、あとでたたず」の‘つぶやき’しきり。
 ―
<「楽しんだもの勝ちだよ」>  
< 感動をもっと求めたら >
< もっと柔軟に生きていればよかったのに >
< こんなものかい > < これでも実に面白かったよ >

▼ 学生時代のタメ息混じりの独り言が、「何か良いことないか〜」。
 だから、面白いこと、良いことを引寄せていたようだ。

【 重要なお知らせ:  
  過去文を読返すのも億劫になってきたため、
 「時系列」から「気に入った」順に並び替えます。 】

・・・・・・
3547, 「モテキ」の話
2010年12月11日(土)
毎日新聞に《ザ・特集: 
 なぜ今、「モテキ」かー今年の新語・流行語大賞にノミネート》があった。
◇人生にはモテる時期が3回来る?ーブームの背景に「草食系」への慰めと
励まし?ーの副題もよい。面白い特集だが、この大不況の中、結婚をするだけ
でも大変。その人なりに?その時期はあるという。振り返ると21〜26歳辺り
男の一番の盛り、女は18歳から24歳辺り。私の場合は団塊世代の女性が対象
のため、恵まれていた。で?・・ その日々が過ぎ、ある日、突然、潮を引く
ように誰も相手にしてくれなくなる。その時になって慌てても、既にカタオチ?
になっている。それが青年と成年の境目。 ー以下、その特集をまとめたー 
【 今年の新語・流行語大賞にノミネートされた言葉の中に、「おやっ」と
 思わせる一語があった。「モテキ」。文字通り「異性にモテる時期」の意味
 だが、ずっと前から口にしていたという方も多いのではないか。それが、
 なぜ今? 甘酸っぱい香り漂う恋愛用語を読み解いた。【平野幸治】

「現代用語の基礎知識2011年版」の「モテキ」の項目には <モテ期。
人生には3回の異性にモテる時期がくる、などという>とある。飲み会の席や
友人同士で「それってモテ期じゃない?」「来たーモテ期!」というよう使う。
この言葉が恒例の「ユーキャン新語・流行語大賞」の候補に選ばれたのは、
女性漫画家、久保ミツロウさんの作品「モテキ」が評判になり、さらに
テレビ東京でドラマ化されたことが大きい。・・主人公は派遣社員の藤本幸世、
29歳。 ある日突然、知り合いの女性たちから電話やメールが殺到し、
話したこともなかった職場の同僚女性からもコンサートに誘われる。
「これがモテ期か」と舞い上がるが、恋愛経験が乏しいだけに屈折していて
不器用で、美女たちに振り回される(実は振り回している?)という物語。 
モテ期が「ある日突然」訪れるという設定は、作者のある「メッセージ」が
込められているのだが、そもそも私たちはどんなときにモテるのか。
「どうやって」の研究は雑誌などで盛んだが、「いつ」というのは意外に難問。  
 (字数制限のためカット11年12月11日)

 ・・・・・・
3912, 精神力ーその偉大な力 ー6
2011年12月11日(日)
    ◎ 想像力の魔力 「精神力ーその偉大な力」ダン・カスター著
 * あなたの心のなかに、絵または型やプランなどを作る能力がある。
応答する性質のある大生命力は、そういう絵や型に応じて、あなたの体験内に
流れいるのです。心に以上のようなイメージを作る能力を想像力といいます。
誰もが想像力を持ち、それを使って自分の望むこと、または望まないことへの
プランを立てます。考え尽くした末に、これをしようと思い定めた心の絵は、
あなたが大生命力に送り込む計画案です。こういうプランには、信念が方向を
与え、かつ統御します。信念は、心の中の確信です。あなたにとって真であり
と確信するものです。これがこころの中につくる絵やプランの型を決定します。
大生命力は、それに始動されて行動に入ります。想像力は、心の中の技術する
部分です。・・・ フランスの精神治療医クーエは「毎日あらゆる点で、私は
よりよく、よりよく、なっていきます」と、自分に言い聞かせるよう教えた。
また、「幅30センチ位の長い平板を地上に置くと、たいていの人なら、
どんな長い距離でも、平気でその上を歩いていけます。しかし、二つのビル
の10階の高さのところに渡すと、話は全然違ってきます。歩こうという人は
殆どいません。想像力が、落ちる絵を作るためバランスを崩し落ちてしまう
と想像をしてしまいバランスを崩す。 が、30センチの高さでは、逆に
大丈夫という想像力が、バランスを保ってくれる。」という。タバコを止める
ことも、酒を飲むことも、止めたときに得られる利益が将来、いかに多いかの
イメージを書き出し想像すればよいのです。10年で、20年で、30年で・・
と。昔の人は、意思力を養おうとしました。 近代医学では、それを強いると
いうことで効果なしとし(強要することは、感情的な欲求に反するからと)、
イメージを利用するように変わったのです。逆に想像力はマイナスに働く力が
非常に強い。被害妄想とか、心配性とか・・それも生きていく上で必要だが。
▼ 最近、歳を重ねて実感することは、「貧すれば鈍する」ということ。逆に
「馬子にも衣装」もある。豊かな環境と知識は、その人を豊かにする。
また逆も、ある。格差社会というが、中産階級が減ってきた日本が、最近、
いやにギスギスしてきた。高度成長期の時代は、歌謡曲も、何もかもが夢。
将来に対して豊かなイメージを持つことが出来た。しかし、現在、どうだろう。
夢がもてない背景がある。信念を持てといったところで、持てないのである。
長期楽観、短期悲観は人生に生きていくために必要なスタンス。
楽観は意志でもあるが、意志の具体的イメージ化にヒントがある。 

・・・・・・
5749,大格差 〜書評 � 平均は終わった!
2016年12月11日(日)           
     ー「大格差:機械の知能は仕事と所得をどう変えるか」
                      タイラー・コーエン(著)
  * 21世が姿を現してきた 〜平均は終わった
 1946年生れの私は、太平洋戦争敗戦の20世紀後半を主に生きたことになる。
そこは歴史的経済成長の稀な恵まれた時代であった。その時代を壮年まで
半世紀も過ごせたことが私たち世代の総て。その時代が終わった21世紀は、
ぶ厚かった中間層が下層になり、一部上層の総取りの時代となる。
 大部分の者は生きづらい世界である。 〜その辺りから〜 
≪・「このような変化は、所得格差にどのような影響を及ぼすのか?まず言える
のは、機械とともに働くことができ、機械を発明でき、機械に関する知的財産
を所有し、機械の産物を世界中の消費者に届ける人たちは、非常に裕福になる。
日本にも新たな富裕層が出現するにちがいない。しかしその一方、多くの人は
賃金が上昇しなくなる。若い世代、とくに若い男性の多くは、満足に生計を立て
られなくなるだろう。低賃金のサービス業の職にしか就けない人が多くなる。」
・「日本の平等社会の伝統も揺らぎはじめるだろう。テクノロジーが進化して
多くの分野で人間の労働が必要なくなれば、私たちが創造性と時間をもっと
自由に活用できるようになる面はある。抑圧的な上司に縛られて働く必要も
なくなるかもしれない。しかし、私たちは本当にその変化の恩恵に浴せるのか?
これからやって来るのは、新しいルネサンスの時代なのか、それとも経済的な
苦しみの時代なのか?ひょっとして、その両方が現実になるのかもしれない。」
 ――
▼ 問題は、進化し続ける高度の情報端末を経済弱者が持ってしまったこと。
 その結果、20世紀のような集団殺戮を公然と出来なくなった。
機械とともに働き、機械を発明でき、機械に関する知的財産を所有し、機械の
産物を世界中の消費者に届ける人たち以外は、その機械によって、除外される。
その矛盾のガスは、何時か大爆発を起こすことになる。22世紀まで人類が
持つのだろうか? 狂ったサルが人間になり、その中で、一番狂ったのが、
人類を滅ぼす現実が、目の前にきつつある。隣国の韓国、北朝鮮の露出した
姿そのものが、日本の先行きを示している。混乱は、これからである。

・・・・・・
5384,閑話小題 〜何処の??が!
2015年12月11日(金)
   * 何処かの??が!
 沖縄の普天間基地の跡地に「ディズニーランド」誘致のニュースが流れた。
《【沖縄】普天間基地跡地にディズニーランドを誘致? 
  安倍政権の次なる施策に疑問の声も
 菅官房長官が沖縄県の宜野湾市の市長と会談し、普天間基地の跡地に
ディズニーランドを誘致する案について言及した。ただ、ディズニー誘致には、
普天間基地の県内移設や辺野古基地建設について反対する世論をかわす思惑も
見え隠れする。安倍政権の次なる施策に疑問の声もあるのは事実。》
「何処の馬鹿が」が、安部政権とは! アフォノミックスを打ちたて時代逆行
の政策を打上げている「何処の馬鹿」なら、あり得る花火だが、直ぐに萎む
線香花火。テーマパークを成功させるには、最低2千万人の後背人口が必要。
東京のディズニーや、江戸村には、首都圏3千万の商圏が控えている。
いや、中国や、アジアが控えてある? 誰が、沖縄の孤島のディズニーに、
わざわざ行くのだろう。それなら東京のディズニーを選択する。そこには
東京という猥雑なテーマパークも楽しめる。こういうのが、政権を担っている
と思うと、うら恐ろしや。喜劇と悲劇は紙一重というが・・ 他人事でないか!
  * 北京のスモッグは、ソ連のチェルノブイリ事故クラスの問題?
 チェルノブイリ事故で3年目に被曝が一部で表面化し、住民の暴動が発生!
5年後に はソ連が崩壊! をした。共産党一党独裁の体質では、国が滅びて
しまうことが、表立ち、ゴルバチョフのペストロイカなどから、ソ連崩壊に
繋がっていった。 現在、北京のスモッグ問題、一過性の問題なのか? 
それとも、チェルノブイリ事故クラスの問題なのか? それにしても酷い! 
今さら、工場、個人に規制をかけると社会問題になる。さて、根本問題を
果たして解決できるのか、見もの!
・・・・・・
5019,幸福優位7つの法則 −9
2014年12月11日(木)
【幸福優位7つの法則ー幸福と成功の意外な関係】ショーン・エイカー著
  * ボジティブ比 〜繁栄と衰退を分ける「ロサダライン」〜
 ここで、「ロサダライン」という考え方が示されている。
「ボジティブ比」である。  ーまずは、その辺りからー
≪ これは、心理学者でビジネスコンサルタントのマルシャル・ロサダが
 発見した、2・9013という数字で表されます。これは、10年にわたって、
業績のよいビジネスチームと、悪いチームにおける「ポジティブな意識」と
「ネガティブな意識」が、2・9013対1以上でなければ、そのチームに成功は
もたらされない、というもの。 言い換えれば、チームとしてネガティブな
考え方を打ち消すためには、その3倍以上ものポジティブな考え方が必要、
ということになります。単に、「ポジティブな考え方が多い」というだけでは、
ダメ、ということ。3倍以上でなければならないが、調査結果では、理想的に
「6倍」必要。その事例として、国際的な鉱業会社での事例が紹介されている。
 この会社では、ポジティブの比率が1・15対1だったところ、リーダーに
対してポジティブなやりとりを心がけるよう指導したところ、その比率が
3・56対1まで上がった。その結果、生産性も飛躍的に向上し、業績は40%も
改善したのです。この取り組みに対し、CEOは当初、半信半疑だったが、
実行したところ、メンバー間の信頼関係が向上し、自分の成功だけでなく、
他者の成功も考えられるようになった、など、その効果は非常に大。≫
▼ 私が知る限り、普通の人のネガティブ比が、逆の3倍のようだ。 
 毎年、小中、高校、大学と同級会に出席しているが、恐れずにいうと、
上級に進むにつれ、ポジティブ比が高くなる。 さらに年齢とともに、
ネガティブ度が高くなっていく。歳を重ねるごとに意識してポジティブ度を
高めなければならない。特に、私は6倍、いや10倍を目標にしなくては・・ 
それが、私の事業における結末の最大の収穫。「肯定肯定、絶対肯定!」
「積極一貫!」「美点凝視!」でいくしかない。 そう! 秘境ツアーが、
これに似ている。際どい地域ゆえ、トラブルは一通り出てくるが、これは
避けることが出来ない。しかし、その数倍の感動体験が必ずあるから、挫けず
に出かける。 創業も同じ。大変だが、その数倍の面白さがある。
 ロサダライン「良いこと3に、悪いこと1」は、誰も人生体験から知って
いることだが、問題は、その1にだけ目がいくこと。大部分は、そこで留まり、
世間様?に取込まれてしまう。トラブル1は、避けることが出来ない。
が、その数倍の良いことが必ずある。同じくネガティブ1は、必然だが、
その準備は可能である。それは、場数で、エネルギー量を最小にすることは
出来る。 ポジティブ量を多くするには、時間をかけた知識と訓練が必要。
それと言葉。肯定的言葉を普段から意識し身につけておかないと。特に私は!

・・・・・・
4287, 学ぶということ
2012年12月11日(火)
 内田樹の著書や論文をたびたび見かけるが文章は平易で分かりやすい。
最近の若者論は女子大の教授ということもあって、的を得た内容である。
失われた20年間の中で、将来に希望が持てず「学ばず、働きたがらない」
若者が多いという。
 * 何故、学ばなければならないのか?  
        「最終講義 生き延びるための六講」 内田樹著
≪ ある大学で「先生、現代思想を勉強するとどんないいことがあるのですか?」
 って訊かれたことがあります。見ず知らずの学生のくせに、僕の方に100%
説明貴任があると思っているんです。自分は腕組みして「商品説明聴いてやるよ」
という態度なんです。「お前の説明が納得がいったら現代思想勉強してやるけど、
説明がつまんなかったり、オレにわかんない言葉とか使ってたら、勉強しないぜ」
というわけです。ほんとに。そういうふうに教師に訊くのが学生にとっての権利
だと思っている。思わずぶん殴ってやろうかと思いましたけど《笑》。でも、
怒りらえて、こんなふうに説明しました。{ 悪いけど、僕がこれから教える話は、
君にはまだその価値が軽量できないものなんだよ。喩えて言えぱ、君には君自身
の価値判断のモノサシがある。そして、そのモノサシを持ってきて、
「先生がこれから話すことの価値は何センチですか?」と訊いてきた。でもさ、
僕がこれからする話が、ものの重さや、時間や光度にかかわることだったら、
そのモノサシで計れないでしょう。世の中には度量衡そのものを手に入れな
ければ、何の話だかわからないこともあるんだよ。}
 6歳の子供が手をあげて「先生、それを学ぶと何の役にたつのですか?」
というとき、子どもはこどもなりに「有用性のモノサシ」を持っているわけです。
でも、問題なのは、その六歳児のモノサシで世界中の価値がすべて計れると
思っていることです。だから、そういうときは、「パカモン、子どもは黙って
勉強しろ」と言うのでいいんです。でも、それを断定して言える基礎づける
ロジックを今の現場の教師たちは持っていない。「君たちになぜ勉強しなくては
ならないか、その理由はわからないだろうが、私にはわかっている。」という
絶対な知の非対称性が必要なのです。≫
▼ 学生時代に学んだことは、上記のことである。絶対的な父がいて、
 その価値観から離れ、多様な価値観の世界を知り、結局は再び舞い戻り
似たような生き方をしている自分と現在、直面している。しかし、そこで一日、
二時間以上の読書習慣を身につけたのが収穫であった。とにかく、何のためで
なく最低限の絶対量の知識を身につけること、それは価値観を常に再構築し
続けることが可能なベースを積み上げることである。それが活き続けるである。
 「人生、常時戦場、一生勉強」を実行してきた先人から、それを吸収する
ことを楽しみとするのが{学ぶ」ということ。


6115,『今日のつぶやき』−3 〜読書日記

2017年12月10日(日)

          
            『今日のつぶやき』リリー・フランキー (著),
   * つぶやきは、リアリティが満ちて                   
 早朝の新鮮な空気のなか、こんなのを打込んでいると、哀しく、可笑しな
自虐的な笑いが込み上げてくる。下手なジョークより面白い上に、同化して
いる自分が一時的にも解放されるような複雑な心境を醸し出す。

・ カッコをつけて外人に英語で話しかけたら、「え?なんスか?」と
  日本語で返された。      (シケメン 26歳)
・ やっぱビールとセックスは生だよね。(19歳・女)
   答え: 危ないよ。その歳で! 生は、ハムと刺身にしていたら!
・ 会社の電話応対で、「はい」を言おうとして、「へい」と言ってしまった。
            (限界がきたのかな 女)
・ ファンと会うたびファンが減る。 (漫画家 35歳男)
   答え:わかるわかる! 自分の漫画のコスプレでもして会ったら。
・ どうすれば一人の男で満足できるか教えてもらいたい。(女学生)
   答え:数うちゃ当たる!
・ 自分の彼女が、知らない男から呼び捨てで呼ばれていた。(無欲の男・20歳)
・ 彼氏が医療用の太い浣腸を入手してきた。なんだか、もう逃げられない予感。
                           (34歳・女医)
・ タラレバを珍味と思っていた。 (33歳・男) 
・ 今までにエッチしている最中に「ママ」って言ってきた男が三人。
                   (ママじゃない普通のOL・27歳)
   答え: マ〜マ〜
・ ネガティブでもいいや!というポジィテブ・シンキング。毎晩。(男・29歳)
   答え:<ポジィテブでもいいや!というネガティブ・シンキング。毎晩。>
・ とにかくやりたい。この際、デブでも、ハゲでも誰でもいい。
                         (欲求不満女・29歳)
・ 正常位からバックに移る瞬間。「ウィーン、ガチャン」と言ってしまった。    
                             (男・40歳)
・ 昔は器用貧乏。今はただの貧乏。      (31歳の、ただの貧乏女)
・ どんなデブでもハゲでもワキガでも、外科医の85%には愛人がいる。(女…)
   答え: ところで産婦人科医なら、どうなの? 

▼ そういえば、小池都知事が、ニュースキャスターをしていた時に、
<「火が出た」というところで、「屁が出た」と言ってしまった!>
との失敗談が印象的だった。それらの殆どが実体験?なればこそ面白い。
 生々しいところでは、
<コンビニから出てくると、自転車の両ハンドルに、コンドームが装着…。
                          (29歳・男)>
<アルバイトでレジをしていたら、客が渡した小銭に、陰毛が混ざっていた。
                    (女アルバイト 年齢不詳)>
などは、リアリティあり過ぎなればこそ笑える。 今日はこの辺で… 
 次回は私の「生つぶやき」! お後が、宜しいようで。

・・・・・・
5748,なぜ本を読むといいか? 〜9 : 脳受容体を活性化させる 
2016年12月10日(土)
          <本を読む人だけが手にするもの>藤原和博著
  * 第二章‘脳受容体を活性化させる読み方’
 ここで、「乱読」の効用について書いている。思いもしない発見、偶然の
一致の遭遇を意味する『セレンディピティ』を誘発するのに乱読が有効という。
最初から深く理解することは出来なくとも表面を撫でるだけでいいから、広く
浅くフックを出しておけば、いつか何かが飛び出してくる。さらに鳥瞰する
にもよい。浅くとも何かと結びつくことで、のちに深く入り込むこともある。
 以前、シネマとTVを含め何度か見た『ルーシー』を、ブログ内を検索をした
ところ、以下の内容があった。フックとはキーワードである。
 主人公のルーシーがマフィアの闇取引に巻込まれ、体内にドラッグを埋め
こまれ、それがとけて体内に漏れたのを切欠に、脳が100%活性化する物語。
著者は、読書が微弱のドラッグの役割を果たすと類推する。微量でも、徐々に
効いてくる。 読書習慣の有無で、生涯で大きな差が生まれ、その差は指数
関数的に広がっていく。読書を通して作家の脳とつながり世界を広めていける
かどうかだが、鈍いのが実際、ここに私として存在している。せっかく地球に
人間として生れ出てきたのに。としても、バカの壁を低くしてくれていた。
 一つの生命には20億年の記憶がつまっている。そこに私たちの想像を絶する
能力が隠されていることは当然といえば当然。ところが18歳までに、常識や、
道徳などの壁を周囲に作ってしまう。人生とは、それを一生かけ壊すプロセス。
世間人とは、当人の前に立塞がる範囲500m内の社会が全世界の人。今では、
手の平サイズの有り難いスマホがあるが、それでも、抜け出せない壁である。
15〜6年に渡って書いてきた、この貧弱なブログ。 これが私の‘脳受容体’? 
 ったく! 
追)いま気づいたが、7年前の<3171,「にこまる」で超図解 2009年12月10日>
 と、去年の<5383,武器としての決断思考ー? 2015年12月10日(木)>が、文脈
として、そのまま繋がる。面白いものである。 (以下にコピー)
――――
2014/09/01
閑話小題 〜「LUCY/ルーシー」〜シネマ評 
  * 「LUCY/ルーシー」〜シネマ評
 まあ面白い! 95点。ここでは、人間は脳の10%しか機能してないと
いうが、3〜5%も使ってないのが大部分だろう。私自身の過去を振り
返ってみた実感は5%。 
  ーレビューよりー
≪ 脳が100パーセント機能してしまったヒロインの戦いを描くアクション
「ルーシー」。ごく平凡なルーシーは、台北で、マフィアの闇取引に巻き込まれ、
密輸のため新種ドラッグを体内に埋め込まれる。だが、袋に入ったそのドラッグ
が体内で漏れ出し、ルーシーの脳はみるみる覚醒。驚異的スピードで変化する
彼女は、脳科学者ノーマン博士が見守る中で、人知を超えた能力に目覚めていく…。
 しかし一方で次第に人間性を失っていく彼女は、 自分自身でさえも制御不能な
状態へと陥っていく。果たして100%覚醒したルーシーは、人類を救う存在なのか? 
それとも破滅へ導いてしまうのか?
 通常は10パーセントしか機能していない脳が100パーセント機能してしまったら?
わずか数分で外国語をマスターし、傷みも感じない身体はスーパーパワーを身につけ、
肉体的な格闘を超越して超能力の域に達する。気弱な女の子から、人間性を失い
つつも超人に激変を楽しみたいファンにはおすすめだ。≫
▼ 火事場の馬鹿力は確かに存在するが、それを薬物を使って引出すのは、
 アスリートや音楽家の世界では広く応用?されている。 
これを拡大したアイデア一発だけで勝負をした内容が、何とも面白い!

  * つれづれに 
 先日、TVで「幽霊や、虫の知らせ」について、色いろなケースを取上げていた。
そして、学者が、「それら全てを、勝手な物語化しているに過ぎないだけ!」と
否定をしていた。これは各自の感覚の問題であり、断定出来る問題でない。
私も、ある時期、変な感覚が身についたことがあった。今は全く無くなったが、
これは経験してみないと理解できない。「激怒した相手は、本人か家族が数年
以内に病気か不幸が起こる」と信じている。家庭内は何こも多くの問題を抱えて
いて、数年以内に必ずトラブルは起こる。特に熟年家庭には・・ 自分より年上
には「いずれ直ぐ死ぬ!」で済む!そういう年齢になったということ!
死んで三日もたてば、三百年前と死んだと同じこと!で、日々暮らすしかない。
――――
2016/05/17
閑話小題 〜 『ルーシー』  
   * 『ルーシー』
 先日、『ルーシー』をTVの再放送を観たが、半年に一回位は放映されている。
もう4〜5回はみている。私も微細だが、何か面白い特殊能力がある。誰も、
個々に特殊能力、いや脳力があるが、気づかず見逃しているだけ。この映画、
見る度、その面白さが増していくのも珍しい。それにしても、映画は面白い! 
 〜まずは、その内容から〜 【ストーリー】
≪ マフィアの闇取引に巻き込まれたルーシーは、特殊な薬が入った袋を体に
 埋め込まれ運び屋にされてしまう。しかし、体内で薬が漏れたことで彼女の
脳機能は驚異的に覚醒。脳科学者ノーマン博士が見守る中さまざまな能力が
超人的に目覚める一方、少しずつ人間性が喪失、自ら制御できなくなっていく。
『レオン』や『ニキータ』などクールなヒロイン像を打ち出してきたリュック・
ベッソン監督と、スカーレット・ヨハンソンが初めて組んだアクションスリラー。
体内に埋め込まれた特殊な薬が漏れたことで脳機能が驚異的に覚醒し、
人間離れした能力を発揮し始めるヒロインの暴走を描く。通常は10%程度しか
機能していない脳が、100パーセントへ向かって覚醒していくヒロインを見守る
脳科学者役に、オスカー俳優モーガン・フリーマンがふんする。≫
▼ 西アフリカを南に下っている道すがら、面白いところがあると立寄った
 数軒のテントの店が全て、呪いに使う小道具だけを扱う店だった。当時は、
民度が低いアフリカの地方の一現象と見ていたが、どうだろう、案外に効果が
あるのかもしれない。変と思われるかもしれないが、この5年間、いや人生の
節目ごと、直接、私の心の傷口を蹴り上げてきた人の8〜9割が人身事故か、
大病か、ごく近い親族が倒れ寝たきりとかになる。あとの1〜2割は、それが
入ってこないだけと思っていたが、その数人が、ごく最近・・? 自分でも
恐ろしい? 元もと不幸な性格の人が、他者の傷口に、自分の傷口の血を擦り
付けるため、それが膿んで、自分の傷口に毒が悪化するため。こんな映画を
数回も見るため、因果をつけた筋書きをしているだけとしても、実際に、何か
あるのでは?と・・ 人を恨ばま、穴二つ、いや無数! 逆に、恨まれている
憶えは数限り? それでも何とか、健康に?生きている。毛沢東、スターリン、
ヒットラーなど、狂い死にしてよいはずだが、そうでもない。とすると、
これは私の創作した馬鹿話! がオチ。 でも不思議だが、娑婆は妄想である。
・・・・・・
3171,「にこまる」で超図解
2009年12月10日(木)
 ー秒間! で脳内整理術 「にこまる」で超図解すれば問題解決ー茂野太陽(著)
二つの○を重ねて書き、重なっている部分を「同定」し、そこから新しい
 キーワードを探し、
三つ目の○に書き出すもの。
・「正・反・合」を○で図示しながら、正・反から合を気楽に導き出すものと、
  考えてもよい。
・また「守・破・離」も守・破から離を導き出すことができる。
・「三位一体説」の「神(父)、イエス(子)、霊)のモデルの図示にも似る。
・その他にも、起承転結や、帰納法、演繹法などに気楽に使える。
 書店で、立ち読みで充分と判断していたが、手に取るたびに著者のエネルギー
が本から溢れ出ているようで、思わず買ったが、これは使える。「脳内整理を
遊びながらする」手法であり、新しい手法というより、一つのテンプレートの
提示である。実際に図をノートに手書きでうつしていると、著者が考えつくして
いるのが分かる。 テンプレートとして、*にこまる基本図、*にこまる時間図、
*にこまるラセン図の三図がベース。何か問題を抱えたら、この三つの図をジッ
とみて、そこに問題のキーワードが収まるのを待つという方法もある。
その意味では、面白い提示をしているともいえる。まず○印が二個重ねるという
ところが、ミソである。 ー以下は、キーポイントの言葉である。
*頭がもやもやするのは入り口が自動ドアだから
 =入り口で、開けるかどうかの判断を手動でするべきというのは、
  情報社会だからこと必要
*情報は外だしすることで整理が加速する
 =書き出し、まとめてこそ、情報の価値がでる。脳内整理は「答え」ではなく
 「問い」に重点を置くこと
*情報は、問いを含めた形で整理する
 =問うという能動的な形で整理するから価値が出る。
*情報を整理するには入れる箱が必要
 =自分の手作りの箱が必要。 この随想日記は私の箱である。
  一般にブログは最適。
*思考のステップ化で脳内整理をさらに加速
 =この「にこまる」は、思考のステップ化に最適である。
思考法としては、シンプルで分かりやすい。 図示し、展開するには良い手法。
・・・・・・
5383,武器としての決断思考 ー
2015年12月10日(木)
       ー武器としての決断思考〜 瀧本 哲史 (著)ー
 知識、判断、行動のそれぞれに対して、膨大のエネルギーを投入、
それを知恵で役立つように加工しなくてはならない。そのためには、
日ごろから学び続けていなくては。私たちは、知りうる、出来る範囲で
しか、判断し、行動するしかないのである。まずは、知識・情報を
ベースとして蓄積しておかないと!
  * なぜ「学ぶ」必要があるのか?
≪ 実学にも「知識・判断・行動」という三段階が存在します。
 実学の世界では、知識を持っていても、それがなんらかの判断につながら
ないのであれば、その知識にあまり価値はありません。そして、判断につな
がったとしても、最終的な行動に落としこめないのであれば、やはりその判断
にも価値はないのです。 この知識・判断・行動は3つがセットになって、
はじめて価値が出てきます。それらをセットでこなす能力を備える人が、交換
不可能な人材こそが求められる人材になる。武器は持っているだけでなく、
使って、役立ててこそ意味がある。≫
   * エキスパートではなく、プロフェッショナルを目指せ
≪ エキスパートとは、ある分野の専門的知識・経験が豊富で、それを売る
ことで生きている人たちをいう。この時代で目指すべきは、プロフェッショナル、
 エキスパートの上位概念という人材モデル
1、専門的な縦断的知識・経験をもっている
2、それらをもとに、相手のニーズに合ったものを提供できる
 プロフェッショナルが求められる。
世の中には、それぞれのエキスパートは多くいても、全体を見て判断できる
プロフェッショナルは、あまりいないのです。縦横を鳥瞰し、瞬間的に知恵を
出せる人材こそ、これからに厳しい社会環境で要求される人材である。
 正解のない時代に、激変する中で、変化対応を生き抜けることこそ、
プロフェッショナルである。≫
▼ 今さら、この歳でだが、戦場で命の危険に晒されれば、極限の中で、
 エキスパートも、プロもない。持っている能力と、直感で戦うしかない。
あるのは、死か、生。要するに場数の経験が、生死を左右する。
だから、戦場に立って戦い続けるしかない。命がけだから、人生は面白い。
・・・・・・
5018,幸福優位7つの法則 −8
2014年12月10日(水)
【幸福優位7つの法則ー幸福と成功の意外な関係】ショーン・エイカー著
  法則7: ソーシャルへの投資 〜周囲からの支えを唯一最高の試算とする
 わかったようなことを毎日書いているのに、人扱いがうまくない。そこで、
毎朝、親しい友人に向かい語りかけるように、この随想日記を書いている。
これも一種のソーシャルへの投資と考えている。読み手は、直接、会って
話さなくとも、ピュアーに集中して書いたため、私と会話をしていると同じ
感覚では? 読んでくれているだけで、仲間? それとも?
  この法則7は、「幸せになるためには仲間が大切だ」ということ。
≪ ハーバード大学はアメリカで最も優秀な人物が集まる大学の一つ。
 それは何を意味するか。今まで全米各地で「成績トップ」として生きてきた
人達のうちの半分が、ハーバードでは「平均以下」に位置する。彼ら「天才」
「秀才」と呼ばれてきた人にとっては初めての屈辱だ。そんな過酷な競争社会
ハーバードの学生の幸福度を研究した結果、ある学者は以下のように表現した。 
 「研究によって得られた発見を一言でいえば『愛』に尽きる」 つまり、
同じぐらい辛い状況、追いつめられた環境の学生たちでも、信頼できる仲間
関係を構築できている学生たちの幸福度は高く、孤立している学生は幸福度
が低い、という結果が出たのだ。この傾向は大学に限ったことではない。
2008年のリーマンショック直後、多くのアメリカ企業は未曾有のパニック状態
に陥ったが、その際、多くの企業は社員同士のコミュニケーションの機会を
増やし、相互の絆を強める努力をしたという。福利厚生費や懇親会などの費用は
不況の時にはまっさきに削られてしまうが、マネージャーたちは自腹でビール代
を捻出し、社員と自由に会話する時間を持ち続けた。人と人との絆に投資する。 
これが大切なことなのだ。・・≫
▼ 日本では、居酒屋で上司の悪口を言って憂さをはらし、そこで絆を強める
 慣わしがある。私は地縁の会には、ほとんど出ないが、学縁の同期会には
可能な限り参加している。出身校は自分をつくってくれた骨格であり、人生の
道標として参加を続けていると、その時どきの合せ鏡として学ぶことが大きい。
ソーシャルとしては、以前経営していた以前の会社も飲み会がソーシャルへの
投資としていたところがあった・・当時は、忘年会や、退職者の送別会が、
その一つ。年5回として150回以上の宴会をしていたが、面白かったこと!


6114,『今日のつぶやき』−2  〜読書日記

2017年12月09日(土)

          
            『今日のつぶやき』リリー・フランキー (著),
 お笑いのような、お笑いでないような。そこには悲哀と、自虐が滲み出てる。
本人にとって、曝け出し、独り笑うしかないない失敗。とすると、ここで度々、
心の安定のために自虐的、偽悪的内容になるのは、自己治癒のため。
その典型的な「つぶやき」の一つを!
<そういえば、居酒屋の親仁が、知ってか知らずか、奥の調理場で呟いている
のが、そのまま聞こえていた。ところが、一人だけの客の私に「あの客、苦手
なんだよな〜」だと。> 
 その店も、道路拡張の恩恵を受けて、何処かに移転?していった。

・ 合コンのときに思う。
  笑わせているんじゃない、笑われているんだ、と…
             (ピエロ君のつぶやき・20歳・大学生)
・ 後ろからナンパされて振り向いたら「すいません」と謝られた。
               (女医のつぶやき・31歳)
・ 「アーナルほど!」  (著名人のつぶやき・49歳のイラストレーター)
・ 勝負下着の出番がない。  (女のつぶやき・ 25歳)
・ そりゃ女だって溜まる  (女のつぶやき・ 20歳)
・ ホームセンターのアルバイトをしていたら、見ていた子供から、
  「子供の頃の夢は何だったの?」と聴かれた。(女のつぶやき・20歳)
・ この歳で尿漏れ。    (女のつぶやき・17歳)
・ 彼氏から「このセックスマシーンが!」と言われた。
              (一年前まで処女・23歳)
・ 高校生から席を譲ってもらった。 41歳。 (男のつぶやき)
・ 僕だけがデートのつもりでした。 (男のつぶやき・26歳)
・ 野グソのときだけ山盛りに出る。 (   )
・ ノイローゼ気味の叔父から「鬼どもが人魂狩りの血祭りだ」という
  手紙が来た。全部赤字で。 (男のつぶやき・23歳)
・ 温めますか?「はい」。今日、声を出したの、これだけだ…。
               (一人暮らし8年目・23歳)  
・ 兄が寝言で大笑い。楽しそう… 。(女のつぶやき・ 23歳)
・ 26歳の彼氏と7回やったら 2人で熱を出した。この歳で何をやってだか。
                   (女のつぶやき・ 31歳)
・ 「あなたよりセックスが上手なの」 これほど納得できるフラレ文句は
  今までない。         (男のつぶやき・32歳)
・ 下ネタ、聞くのも、話すのも苦手。断然実際するのが好き(  )
・ 同じ人と二回以上セックスしたことがない。(女のつぶやき・24歳)
・ ブスだけど、性格の良い人を見たことがない。(男のつぶやき・37歳)
・ 2回のベランダに蛙がいた。どうやって来たの? (   )
・ 知り合いのガキに「いくつ?」って聞いたら「10万3歳であ〜る」って
  言われた。          (吾輩は10万29歳の女)

▼ 「つぶやき」「ぼやき」で検索すると…
【「つぶやき」=小さな声で独り言の ように言う。 内容には関係がない。
「ぼやき」=自分の意に適わないことに不平不満を言う。声の大小に関係がない。
つぶやきはほかの人に聞こえなくてもよい発声 による不平不満の表現、
ぼやきは近くにいる人に聞こえるような発声による不平不満の 表現。】
これからして、二つの意味合いは、非常に似ている。聞いて欲しいため、
投稿する野だから、殆どが「ぼやき」とも言える? しかし、ホノボノした
のが「つぶやき」には多い。やはり面白いのが「自虐・下ネタ」。そのまんま
赤裸々になる。<ブスだけど、性格の良い人を見たことがない>は、現実。
<すぐに「やらせろ」って言う男いないかな…。過程が面倒くさいんだよな、
  過程が。 ―発情中の女・24歳> など、何をか言わんで、気にいった。
 男は、金さえ出せば… だが、女性は? 女の職場空間では、断じて言えない。
即座に、「いいわよ、直ぐに、その気になるの私…」と。しかし、それが女史間
に、ふれまわり、息を凝らて事の成り行きを見られる最中で何も出来ようない。
そこで終われば良いが、上記の「つぶやき」のような人が次々と… 色気で、
からかいに! シリアスに、猿のごとく、本能的視線で、相手を見抜く。
それが女の職場。なればこそ、「つぶやき」は、女性の方が遥かに面白く、
下ネタの底が深い。馬鹿の方が多いのは今さら。されど女性は少々馬鹿が良い…。
 振り返れば、そこは大河の濁流。何故か私は、笑っていた。いや笑われていた。
そこは笑い返すしかない、笑いだった?それも今では同じこと?
<アルバイトをしていたら、見ていた子供から「子供の頃の夢は何だったの?」
と聴かれた。(女・20歳)> シリアスで、情けなさが直に伝わる。でもね、
「そういう経験こそ、料理の塩加減になるところが人生」の内なる声も聞こえる。

・・・・・・
5747,なぜ本を読むといいか? 〜8 :マタイ効果 
2016年12月09日(金)
           <本を読む人だけが手にするもの>藤原和博著
   * マタイ効果 〜アジャ・パー
 今さらだが、現実社会の実態は弱肉強食の冷酷な世界。住宅地も、歴然と
高級住宅地と下町が分かれている。都会だけでなく、地方も然り。世の中は、
不自由・不平等・憎しみで満ちているため、逆に、<自由・平等・博愛>が
叫ばれる。それも家柄、富で何世代も引継がれ、富める者には富が集まり、
貧者は互いの足の引張りあいで貧しくなる。これが一度、貧者に陥ると、
元に戻るのは難しい。 だから万一の備えが重要。人生が、それを教える。
  〜「マタイ効果」をネット検索をすると、以下のとおり〜
≪ マタイ効果とは、富める者はますます富み、奪われる者はますます
 奪われるという現象です。例えば、面白い情報がたくさんあるところには、
利用者がたくさん集まり、人が集まればその人達に知って欲しい情報が更に
集まってきます。逆に情報が少ないと、人は集まらず、人が集まらないから
情報が更に集まらず、寂れてしまいます。雪だるま式の効果を良い方向へ
回転させることを考えるべきです。仕事のできる人に仕事が集まってくる
現象で、経験が増えるからますます仕事ができるようになり、良循環になる。
だから「仕事は買ってでもせよ」と言われるわけです。それを仕事の中で経験
することが一番人生経験に役立ちます。幸福な人はいつもニコニコしています。
その結果、善人にみえるので人から好かれ、他の多くの仲間が合体して、より
いっそうの地位を固めていきます。厄介なのは、一歩進み始めたマルビとの
コースは、なかなか変更ができないことです。こうして階層の分化が進行して
いきます。この言葉は人々の間での階層分化とその拡大再生産のメカニズムを
述べています。 ≫
 ――
▼ 『貧すれば鈍する』で、経済的余裕、お金が無いと心まで鈍くなる。
 そこで踏んばって『窮すれば通ず』、極限の立場になると知恵が湧出て活路
が開けることがある。『火事場の馬鹿力』『窮鼠猫を噛む』が、これに近い。
科学技術の進化が、ネット社会と情報端末を飛躍的に及ぼし、マタイ効果を
拡張、加速させる。2045年が、人工知能の進化の特異点になって、世界が
一変する可能性があるという。極々、少数の天才が、世界を支配する日である。
最近、シネマで、その類の物語を見たが。 マタイ効果が現れ出ている現実は、
何ともいえない味がする。 味はパッ いや、 アジャ・パー ですか。
 世間とは、アジャ・パーというと、味わい深くなる。 ったく!
・・・・・・
5382,閑話小題 〜2階建オープンバス
2015年12月09日(水)
   * 2階建オープンバス
 家内が義妹とディズニーランドに遊びに行った二日目の昼頃に、東京駅近くで
オープン2階建バスをみつけ、空席が残っていたので、50分で1600円と手ごろ
もあって、乗車した。その車上からの都内遊覧が、何とも優雅。ビューポイント
のガイドは運転手がするが、それで充分とか。分かっていたら、先週の土曜
夕方の同級会の前に一時間早く上京し、乗っていただろう。これも幾つかの
コースがあるようだが、これは御のぼりの時間つぶしのチョイ観光に丁度良い。
東京の一極化と地方の格差は更にすすむ一方。 年1〜2回の上京なら良いが、
住みとなると別問題だが。母校がセカンドステージの1年間の大学生?を募集
しているが、関東圏なら入学するが、週に三日間の上京は、腰痛持ちでは無理? 
   * ISのテロが、本格的に世界各国に飛び火
 アメリカも、カルフォルニアの無差別テロで、ISによる世界各国のテロが
本格的になってきた。ことの本質は、地域間格差と人種格差による差別問題。
それとオゾン層破壊と温暖化による砂漠化による貧困化が格差をよび、テロに
結びついている。特に露骨な格差社会のアメリカはテロの温床として、一度
飛び火を始めれば、延焼は避けることが不可能。その意味で、この数ヶ月、
続いているトルコ、パリ、ロシア旅客機の爆発テロ、アメリカの乱射テロは、
大きな転換期の象徴になる。恐ろしいのは一匹狼型のテロ。二年半前の
ボストンマラソンの爆発テロも、周到に計画された二人による、そのテロ。
 これは、テロという手段のゲリラ戦。それが、日本を含めた世界各国で、
日常的に起こる危険に晒されることになる。国対国の大戦から、一匹狼による
ソフトターゲットに対するミニサイズのネット型ゲリラ戦がトレンドとは!
これ、考えてみれば、宗教戦争? 文明の相克である。
・・・・・・
5017,幸福優位7つの法則 −7
2014年12月09日(火)
   【幸福優位7つの法則ー幸福と成功の意外な関係】ショーン・エイカー著
  * 法則6: 20秒ルール
 森(現役)から、サバンナ(御隠居)の生活に移動するについて、まず考えた
ことは、ウツ対策。そこで、毎日の習慣を、更に厳格にする実行することにした。
< 4時起床。この文章の修正と完成、アップの後、一時間のミニサイクリング。
 9時から11時半まで、読書と、ブログの下書き。
午後からは、スポーツジム、ポタリング、図書館、テレビなど自由時間にあて。
17時から20時までは、居間で食事やテレビなど。そして20時過ぎに就寝。>
 20分ほどの誤差は出るが、ほぼ毎日この日程である。我ながら真面目だが、
習慣(日程)は第二の天性と信じ、このパターンを続けている。この20秒
ルールを、早速、取り入れたが、早朝など、寒さで布団から出れない時、
ピッチャーから投球を受け、制限時間20秒以内の投球動作のイメージを持つと、
何故か不思議に行動に移れる。コツはキャッチャーが球を渡すタイミング。
  ー要点を纏めるとー
≪ 私たちは「単なる習慣の塊」。そして、習慣は「初期設定」を変更しないと
 変えられない。そして初期設定は、一番楽なこと、に集約されていく。
著者はギターが趣味だが、忙しくて弾く機会がなかった。そこで一念発起、
「毎日30分ギターを弾く」誓いを立てた。 習慣が身につくには21日かかる
研究結果から、21日分のカレンダーに✓マークをつけることを想像していたが、
その計画は4日で頓挫。そこで、著者が学んだのは、[一番の問題は、「ギターが
ギターケースに入れられ、リビングのソファーから歩いて20秒かかるクローゼット
にしまってあること」] そこで著者はギタースタンドを購入、ソファーの座る
位置から手が届くよう配置したところ、21日後に著者は、✓マークが21並んだ
カレンダーと、ちょっと上達したギターのテクニックがついたという。 
この二つの事例の違いは、クローゼットまでギターを取りに行く、20秒しか
かからない行動の「面倒くささ」が習慣化を拒んでいた、ということ。 
重要なのは、「望ましい行動」を「最も抵抗の少ない道にする」ということ。
 著者は正反対の実験へと自らを進める。彼は帰宅後にだらだらテレビを観て
しまう習慣を何とかしたいと思いつつ、やめることができずに、オフィスから
自宅に戻ると、リビングのテーブル上にあるリモコンでまずテレビのスイッチ
を入れてしまうのだ。そこで、テレビのリモコンから電池を抜き、リビング
から20秒かかる部屋の引き出しにしまい、代わりに積ん読の本を自分が座る
位置に置いた。もちろんギターも手に届く場所にある。当初は、帰宅すると、
電池が抜いたことを忘れてリモコン操作してガッカリしたが、そこで引き出し
まで電池を取りに行ったか? 面倒だから行かないのである。立ち上がって
テレビまで行って操作するのも面倒だと。その代わりに、すぐそばにある本を
手に取ってパラパラめくったり、手許にあるギターを弾いて時間を過ごすよう
になった。著者は、テレビ番組に対する興味が薄れている自分に気づいた。
そしてその代わりに読書とギター練習という、より「望ましい」習慣を
身に付けた自分を発見した。≫
▼ 老齢化には、これは有効に働く。とにかく、億劫になってしまうが、
 ピッチャーの20秒以内の投球制限のイメージを持って次の動作に移る
習慣化は、有効になっている。これは実際に回数を重ねるしかない。で、
「大リーグで、来年から更に厳格に実行される」とニュースで報じていた。
・・・・・・
4650, 老後の生活破綻、そして死 ー3
2013年12月09日(月)
     「老後の生活破綻 - 身近に潜むリスクと解決策」西垣千春(著)
  * 健康面から見る、高齢社会の現実
 ー健康面から、高齢社会の現実を要約するー
《日本人の要介護期間は平均約七年と、2008年にWHOより報告されているが、
軽いものを含めると十年前後。介護を要するきっかけは、脳血管疾患が最も
多いものの、認知症や老衰、関節疾患、骨折・転倒とばらつきがある。認知症、
老衰、関節疾患の多くは緩やかに進行するが、脳血管疾患や骨折は突然起きる
ことが多く、生活の急変をともなう。65歳以上の死因別死亡率は、約半数が
心疾患、ガン、脳血管疾患の三大病で亡くなっている。後期高齢者は増加すると、
肺炎や、老衰で亡くなるものが増える。注目するのは、不慮による事故による
死亡が死因の6番目にあること。 交通事故、入浴中や、転倒によるもので、
予期せぬ人生の終末は、周囲のものにとっても後悔を残す。
60歳以上の自殺者は、全体の3割を占めている。
55〜65歳で三番目の死因が自殺。
高齢者の自殺原因で、健康問題が半分、経済問題4分の1が動機になっている。
まずは、ウツになり、それが自殺につながる。目先に迫ってくる死の影に慢性
の鬱症がつきまとう。 恩師、上司、同年代の友人、配偶者、時には子供の死
などが身の回りに次々に起きて、周りのつながりが、どんどん減る。さらに
体調が悪くなり慢性的に不調を抱え、収入も減り、医療費の支出が増えたりして
経済的に不安定になる。それらが増るのに対し、鬱憤を晴らすチャンスが減る。
それが自己否定になり、生きている意味を感じられなくなる。高齢者の自殺の
6割が健康問題。その中で、ひたすら峠を歩くことになる。・・・ 》
▼ 峠からみる下界も時に美しく光り輝くこともあるが、人間の肉体は生もの。
 時間とともに、腐っていくのが老いであり、病気である。それをカバーする
には、運動と読書と趣味の深耕を続けること。その気力が衰えれば、思い出の
宮殿に入るしかない。欧米の公園で年寄りがボンヤリ座っている姿は、思い出の
宮殿の中にいる抜け殻の姿。50歳代で、数人の友人が亡くなったが、老いの
経験をしないで済んだプラス面もある。としても、長く生きたい。
特に、これから10年、厳しいが面白いはず。眺めは良いが、風は冷たく強い。
荷物を一度下ろして、思いきった整理の時!
・・・・・・
4285, 閑話小題 ー痴呆老人?の罵声
2012年12月09日(日)
  * つれづれに ー痴呆老人?の罵声と娑婆
 最近、近所で徘徊している?80歳過ぎの痴呆のような老人がいた。
一年前から2〜3回見かけるが、服装は普通だが何か変。一月以上前になるが、
駅に向かっていたところ、その老人が突然、7mほどの道路の反対側で並列
状態で歩いて大声で喚き出した。私を罵倒しているような、しかし何を言って
いるか意味不明。見ると目をさける。100mほどすると、そこは土手で民家
が無くなる。恐ろしくなったのか、少し離れて更に大声で喚いていた。
汽車時間がギリギリだったので、通り過ごしたが、列車に乗ってから急に腹が
立ってきた。帰った後に警察に相談に行って「収容をしないのか?」というと
「無理」。それと「言っていること自体が本当かどうか?」と。実は痴呆でなく、
私の現状を近所で聞きかじった「寂しい老人性欝病者の鬱憤ばらい」か、
など考えてしまった。それにしては異常な怒りかた。上下の黒スーツに
白ワイシャツ、14時からして、「近所の孤独死をした老婆の49日法要の
帰りで酒が入った勢いか?」と仮説を立てると、怒りは増す。
「怨みの時代」の一現象だろうか、何だろう、これは。 私の事業整理は内情を
知らない人からすれば計画倒産そのもの。 私には外海の大津波(金融恐慌)
が内海に向って押し寄せているのが実感できるので、この事業整理には割り
切りが出来ている。しかし倒産にしては、今でも自宅に住み続けているし、
大型車はそのまま。(20年乗った査定ゼロ車など知る由もない)毎日、何処
かに出かけ、それまでと変わらない生活。誤解され罵倒されても仕方ない状態。
その上、旅行バックを持っていれば・・ あれは軋轢のあった地元の人の罵声を
代表したと思えば、一つの具象として分かる現象。シラミの世界は、こんなもの、
真当に生きれば当然!と、納得するしかない。地元に住む限りは半年に一度は、
と割切っているが・・ ゾンビ?は無感覚で襲いかかってくる。 
私が「死にぞこない!」と怒鳴り返せば大打撃だろうが、痴呆老人との言い争い
レベルに下がる。でも、面白い? あの怒り、色いろな顔を思いかべ当てはめる
とドレもコレもピッタリ。その数の多さに今さらの感がする。神様は丁度良い
タイミングにボケ老人を遣わし、忠告したと感謝するしかない。 ここで、
アメリカ、中国、韓国、そして日本の選挙と政権交代が進行中。 変動期には
何かが起こる可能性が大きい。株式・国債相場の暴落か戦争を機会に世界経済は
恐慌に入る。ある朝、突然に始るが、それを境に想像を遥かに超えた日々になる。 
特に経営者は厳しい。それより何気なく病院で検査を受けた結果が、
死の病の宣言!の方が、よほど恐いか。人生は喜劇、かつ悲劇。 


6113,『今日のつぶやき』 ー読書日記

2017年12月08日(金)

           『今日のつぶやき』リリー・フランキー (著),
                    ロックンロールニュース (著)
   * 「つぶやき」の力
「初めてエッチしたとき、ウンコが逆流したら、きっとこんな 感じだろうな
 と思った」(女のつぶやき 匿名希望) 図書館の返却コーナーで見つけ、
ここを立ち読みをして、何で?と思い、暫くして思わず吹き出し借りてきた。
自然に出た「つぶやき」なればこそ、言葉に不思議な力がある。
女でなればこそ、男は無理。いや… いるか? 詳細は各自が考えて。
 「まえがき」の冒頭からしていい。
<言葉でも、思考でもなく、その中間に位置した心の無人駅のような場所から、
 つぶやきがやってきます。のども通らず、脳さえも通過してないところから、
つぶやきは吐き出されます。…「本日定休日」の札を眺めながら「俺が来ると、
いつも閉まっている……」 むろん、店が悪いわけではない。定休日なのです。
本人は、つぶやきが、声になっていることさえ気づかない。誰にいうでなし…
 …そう、人は言葉にしなくとも、常に何かをつぶやいています。つぶやきに、
恥じらいもモラルも、気づかいも、自尊心も悪意もない。故に、赤裸々です。>
 リリー・フランキーのブログに毎日、一般人から投稿される脱力つぶやきを
並べた本。どうしても、下ネタが多くなる。特に女ものはシリアスになる。
  〜まず目だったつぶやきより、
「挿入しながら別れ話」
「脱童貞。即性病」
「明日からがんばろう」
「初めてのグリーン車。なのに隣がヤクザ」
「家の中で気配を感じて振り返ると、サボテンが置いてあった」
「彼氏から「オマエ彼氏いないの?」って聞かれた。
            (セフレだったの?・埼玉県・29歳)
「騎乗位でギックリ腰」(女のつぶやき 寄る年波・36歳)

▼ これを書き写してながら独り、「朝っぱらから、何だ!」のつぶやき。
 4月〜11月の早朝の自転車上で、声こそ出さないが、独りつぶやいている。
平日のNHK・BSのゴールデン・タイムに、数年前から、朝昼晩の3回も、
日野正平が全国を5人のチームを組んで、「NHKの印籠」を持った水戸黄門の
ごとく、自転車で駆け巡る番組を放送している。三カメの5人を含めると合計
10人になる。 その一つのカメラが自撮りカメラ。その「つぶやき」が、日野
正平目線の世界に視聴者との同化に誘う。休憩の小さな店での食事風景が様に
なっている。 日々、刻々変化している景色と、擦れ違う人達との交流と、
無意識から出てくる「つぶやき」が、日野正平の内面世界に引込んでしまう。
 早朝、この文章を書上げ、ネット上にアップ。 その直後に出発し、独り、
自転車で鳥の鳴き声を聞きながら信濃川の土手を走っていると、至福な世界に。
そこで、溜まったマイナーな毒素を吐き出すイメージを持つ。これを8年、散歩
を含めると40年近くになる。これに海外ツアーと、読書習慣が加わる。
そうでもしなかったら、遥か前に、自滅をしていたのだろう。
で、私の今日の「つぶやき」は、「何じゃ、お前は、ったく!」
 <「お前は」には、他者とこれまでの自分を含む> で、
  「まっ、いいか!」

・・・・・・
5746,なぜ本を読むといいか? 〜7
2016年12月08日(木)
        <本を読む人だけが手にするもの>藤原和博著
  * 確実によい本に出合う方法はあるのか?
 本の選択能力を磨くには、どうしたらいいか。
“どのよんなジャンルでもいいから、数にあたることが大切”と著者はいう。
あたり前のことだが、その中で、著名人の読書指導書を、何処かで読んでおく
べきである。ツボを心得ているかどうかで選択肢が変わってくる。
それ以前に、あらゆるジャンルの絶対量の読書が必要になる。
 〜その辺りを、第5章に具体的に述べてある。
≪・“こうしたよい本に出合う機会は、当然のことながら、読書の量を
 重ねれば重ねるほど多くなる。「これだ!」という本を数えたことがない
から確かなことはいえないが、私の場合、おそらく300冊ぐらいだろうか。
300冊という数字だけを見れば多いかもしれないが、それでも3千冊読んで
の300冊だ。9割の本は、私の感性には引っかからなかったということ。
でも、それで損をしたとは思わない。無駄な本に出合わずに効率的に本を選ぶ
ことなど、どだい無理だと思っているからだ。
・また、他人の脳のかけらをつなげて新しい視点を獲得したいと思うならば、
自分には相場観のないジャンルや著者の本を手に取ることも大切だ。相場観を
持たない世界では、だれだって効率もクソもない。全く外れになる可能性も、
おおいに歓迎しよう。そのリスクを取ることで、リターンが得られるのだから。
・大事なので、結論を繰り返す。
本当に自分に必要な本と出合いたいと思う人には、「乱読」の習慣化をすすめる。
予想もしなかった考え方に出合ったり、本を介して未知の人物との遭遇が将来
起こる可能性もある。その化学反応は、読む前にはわからないことが多い。
本に即効性を期待する人もいるが、私は違うと思う。
本1冊の値段は文庫本で500円前後、新書で700円〜900円、単行本で
1300円〜2000円程度である。買ったうちの9割がダメでも我慢できる。
外れる確率は高くても、偶然の出合いがあるほうが、よほど面白い物語に
なると思う。それは人生における人間との出会いと変わらない。 人生における
偶然の素晴らしい出会いを、効率的に設定することなどできはしない。
本との出合いも、同じなのである。数をこなそう。≫
――
▼ 現実の体験や読書評を連日書いてきたが、一つのテーマに対して、
 その選定から、起承転結をマトメルに膨大のエネルギーを入れている。
文字の認識度が低いためである。子供の頃から漫画が好きで、絵からの
認識度があるが、読書脳は希弱のベース。 まして、文章化など・・ 
 それに気づいたのが学生時代。それを取り戻す為、毎日2時間以上の読書量
の確保と、日記と、メモを小まめにとることにした。 で、辿りついたのが、
ブログ、この雑記帳的随想日記である。 大学を卒業直後、何か足りないと
気づき、一年間、独学に近い状態で、産能大学で遊学。フィールド(現場)の
情報を効率よく残すには、如何すべきか? そこで得たのが、記録方法。
この随想日記の原型の方法、カード日記である。それも、大型カードに、
記録を残し、日付を入れて、毎日、得た知識のカード化。新聞切抜きは、
それを二枚重ねホチキスでファイル状にして、カードに挟んで茶封筒に入れる。
 ところが、これに問題が生じてきた。そうすると、最少単位のテーマを
二度と見ることがなくなる。その弊害が、その習慣の自然消滅の原因になって
しまう。 現在のブログに、毎日、同月同日の文章をコピペをしているのは、
かって書いた内容を、一年に一度、目を通す為である。また、ブログ内検索で、
思い出すキーワードで過去文を瞬時に引出している。実際、この随想日記は
私には非常に有効なシステムになっている。「私は無能で、遊び好きで、怠け者」
と自覚しているため、習慣化という第二の天性を多く重ねるしかないことを、
人生で学んできた。 他者の冷たい蔑視に、殆ど気にしないでいられるのは、
<少し離れてみれば、所詮、石の形、大小が違えども、砂利、砂でしかない> 
 を自覚しているため。 良質の量の増加は、質の自然変化を促す。それも、
 砂利の中の比較世界の話、アフォと、パーの違い。
トランプとクリントン女史の討論を見れば、自明? 韓国の女子たちも然り。
すると、安倍・麻生コンビも如何だろう?と 自然考えてしまう。・∀・)ニヤ
                              娑婆!                
・・・・・・
5381,閑話小題 〜70歳の峠は −
2015年12月08日(火)
  * 都会の同級会でなければ聞けない話題
 東京の同級会も終わって、日常に逆戻り、平凡な日々が始まった。
大学の同級会では、地方では聞けない面白い?話題が幾つかあった。 
東京は大都会。16人それぞれの5分間スピーチが刺激的である。
過半数以上が、息子、娘が30半から40歳を過ぎようというのに、
結婚しない愚痴が、多かった。その中で印象に残った話題から・・
・「嫁が東欧系のルーマニア人。そこは東欧で最貧民国で、容姿は良いが、
 貧しい国の出身者は、心も貧しい。 アジアならフィリピン、韓国、
 インドネシア。東欧なら、ハンガリー、ルーマニア、ポーランドなどが、
 貧しく、人間性まで問題あり。」と舅目線の悲痛な叫び。
・息子が結婚したが、結婚式をあげない。 で、「どうして?」と聞くと、
「仲間内で誰もしないし、お金が勿体ないから」という。 また、知人に
 冠婚葬祭の関係者がいるが、最近扱った200組の結婚式で、一組も仲人
 を立てた式がない。時代が変わり、「家制度」が、根底から崩れたのか。
・この数年間、商売が持ち直していたが、今年になって、変調の兆しが・・
 来年は、この数年来の反動がくるはず。商売を止めようか、思案のしどころ。
・白馬でリゾートホテルを経営しているが、その7割が、オーストラリア人。
 スキーに対し、異常なほど興味を持っている。それでも不景気は不景気。
・セブンイレブンのフランチャイジーを千葉で開業している。 妹と、同級の
 A君の奥さんが姉妹で、A君と親しかったこともあり、上京してきた妹を
 紹介され結婚。 その後、A君が開業をしたのをみて、それまでの商売
 からセブンを開業した。 店の売り上げは、全国平均と同じ67万円。
 息子が継いでいるが、奥さんは、何処か大手の会社のキャリアもあり、
店には入らないため、今でも手伝いに入る。年収は、家屋敷が自前もあり、
 優に?2千万円を超えている。
▼ それぞれの人生が、さまざま垣間見れて面白い。地方だと、赤裸々の
 内わけ話は、出来ないが、都会だと、普段の生活に関わりが薄く、
 平気で内内の話が出来るから、面白い話が聞ける。
 
・・・・・・
5016,幸福優位7つの法則 −6
2014年12月08日(月)
  【幸福優位7つの法則ー幸福と成功の意外な関係】ショーン・エイカー著
 * 法則:ゾロ・サークル ―小さなゴールに的を絞り少しずつ範囲を広げる
 面白い法則である。私の場合、それまでのサークルの外に、飛び出すステップ。
そこで、まず自分の周囲に円をひいて、サークルつくり、直面する問題に真正面
からぶつかってきた。その前に、何となくイメージをして、その実現のため、
具体的手順に入っていった。そこに一歩踏み出すと、具体的問題、難問が、次々
出てくるため、ひたすら、真正面から全身でぶつかるしかない。それが、いつの
間にか技になっていく。恐ろしく辛いが、これほど真剣勝負で面白いこともない。
そのプロセスを、冷笑している人たちの気持ちが、面白いほど見えてくる。
ゾロ・サークルを、少しずつ大きくするのは大変だが、一歩飛び出して、ゼロ
から、一人で、自分の周りに新たな線引きをするのも、孤独というより、孤立業
になる。その実践をし、最後は、自分で尻拭きまでした経験そのままを述べる。 
 ー以下の切り口は、新鮮で新鮮で面白いー
≪ 現在のアメリカ南西部がスペインに支配されていた時代、「ゾロ」という
 仮面をつけた英雄が出没していた。彼はアメリカの古典的ヒーロー。毅然と
して、礼節をわきまえていた。しかしゾロの物語には、あまり知られない部分
がある。最初から勇敢な戦士ではなく、性急で、忍耐や規律という面で荒削り
であった。 その無力さで挫折をいていた彼の前に現れたのが、老剣士、
ドン・ディエゴ。老剣士は、アレハンドレに、熟達と勝利は、「努力と時間」
によってのみもたらされると言って聞かせ、徹底的に鍛え、一人前にしていく。
 その時の訓練手法が「ゾロ・サークル」。小さな円を彼の周りに書き、
その中で自在に闘えるよう鍛練をする。そして自在に闘えるようになると、
円を大きくして、さらに難しい技の訓練していった。ここで重要なのは
「コントロール感覚」だ。問題は、一番初めの小さな円内から習得しなければ
ならなかったこと。この「コントロール感覚」は、ストレスも仕事量も、自分
の能力を超えると、真っ先に失われてしまう。仕事でも家庭でも、とりあえず
努力する範囲を小さく狭くして、その努力が意図した通りの効果を上げていく
しかない。「コントロール感覚」、つまり、自分が自分の運命の主人公である
という感覚が、幸せと成功をもたらす最大の推進力となる。この時、重要なの
は、その人が実際にどれぐらいコントロールできるかではなく、
その人が「どれぐらいコントロールできると思っているか」である。
この感覚が身についている人は、自分の成果を正しく認識できる。これを
「内的統制感」と呼ぶ。逆にコントロール感覚が身についていない人は、
自分を正しく認識できない。そのコントロール感覚を身につけるに、まずは、
「正しい自己認識」という、一番小さな「ゾロ・サークル」を作ること。
そのためには、自分の気持ちや感情を、ネガティブなのもポジティブなのも
書き出したり、人に話すなどして、客観化すること。実験で、ひどい落ち込み
から一番早く回復する人は、自分の気持ちを認識しそれを言葉で表現できる人。
 まず自分の感情を把握してそれを言葉にすること。そしてそれができたら、
自分以外のビジネスや人間関係などにゾロ・サークルを広げていく
ステップを踏む。・・ ≫
▼ 三年前の時には、さっそく、「節目時に」をテーマにして書いた。
 そして『自己を見つめる』という本を借りてきて読書日記を書いた。
これは正しい自己認識をするため。『自分の居場所のみつけかた』
『ユング』『哲学人』『ツレがうつになりまして』や、老いに関する本
を熟読し、その感想文も、書いていた。 ところで最近では、死と、
老いの関するのが多くなっている。
・・・・・・
4649, 閑話小題 ーああそうだ、昨日は結婚40周年記念日
2013年12月08日(日)
   * 名残のポタリング
 例年、このあたりでポタリングを終了、来年の4月まで休止になる。
冬期間は、それもありストレスが溜まりやすい。早朝のポタは二週間前に中止、
その後は午後から晴間をみて二日に一度の割合だが、あと数日で最終になる。
それだけ早朝のポタリングには魅力がある。東京など大都会で自転車を乗り
回していたら、面白いだろうに。 クロス自転車に変えてから、危険な乗り物
と実感するようになった。面白くなった分、危険が増えたことになる。雨上がり、
夕暮れ、横風、出会い頭の衝突が危ない。経験則から、土手と、バイパス
沿いのコースが殆ど。 
   * 昨夜は、大学の同級会
 このところ毎年、東京まで大学の同級会に出席をしている。それだけでは
もったいないと、上野にある「東京都美術館」で開催されている『ターナー展』
を見てきたが、これが良い。NHK「日曜美術館」の再放送で、
『生々流転する風景を描け〜風景画の巨匠 ターナー〜」の再放送を見ていた。
特に松岡正剛の解説がターナーの魅力を解りやすく解説していたこともあり、
会場を進むごとに、その魅力に圧倒された。詳しくは次回に書くが長岡から
往復の列車代を払っても十分価値がある。出席数は、去年より2名多い19名。
時空を超えた昔の世界に入り込んできた。で、酔って会場に?デジカメを
忘れてきた。
   * ああそうだ、昨日は結婚40周年記念日だった
 数日前から分かっていたが、昨日で結婚から40年になる。
ネット検索によると、『35周年:珊瑚婚式; 40周年:ルビー婚式; 45周年:
サファイア婚式; 50 周年:金婚式; 55周年:エメラルド婚式; 60周年:
ダイヤモンド婚式; 70周年:プラチナ婚式.』昨日は、同級会のため何も
しなかったが、40周年は、やはり大きな区切り。ホテルで昼飯でも食べに
いくことにする。成るほど、「結婚は大事業」だ!。
   * 着る炬燵
 ユニクロの古いフリースに、タウンベスト、更にタウンジャケットを羽おり、
腰には電気アンカ、そして電気暖房。それでも書斎は寒い!その姿を見て家内
曰く「ホームレスみたい!」HCの新聞広告に「着る毛布」があったので、
売り場に行ったが、いまいち。そこでネットで調べると、あるある幾らでも。
その中で、「着る炬燵」というキャッチセールのモノを見つけた。
その多くの柄の中から、ユニオンジャック(英国国旗)が、華やかなで気に
入ったので決めたが、送られて来たのはブラウンの地味な色。送り返すの面倒
なので、そのまま羽織ってみた。値段が半額で3000円弱。電気光熱でないが、
暖かく合格。ロングポンチョといった風で、座ってパソコンのキーボードの
位置に穴がある。買手にとってネットは非常に便利と実感。店頭では数種類
しか展示してないが、ネットでは数百の中から選択できる。それにしても、
居間と書斎で変な毛布?を羽織っているいる私は何者? 
誰も見てないので、よいが!
・・・・・・
4284, 閑話小題 ー毎年、100万人が定年退職
2012年12月08日(土)
    * 毎年、100万人が定年退職
 団塊の世代が今年から100万人単位で定年で退職をむかえている。大よそ
5〜6年として500万人以上。退職後に家では古女房が待ち構えていて、
日が経つにつれブツブツ小言が続く。 定年退職後、会社組織から開放され
自由になったら、今度は家で古女房が束縛してくる。大きい家ならまだまし
だが、小さなマンションなら身の置き場がなくなる。趣味の一つや二つも
あればよいが、趣味を持っているのは女房の方。成るほど粗大ゴミ、産業
廃棄物とは、よくいったもの。今までは、仕事も家庭の憂さも外ではらせたが、
年金暮らしで小遣いは激減。逃げ場は、公営のスポーツジムか図書館。
家で愛想良く相手にしてくれるのはペット位。月に1〜2度、馴染みの居酒屋
で似たもの同士が噂話で他人の誹謗と古女房の悪口。それなら、まだ良い。
前の会社のOB会とかの飲み会で昔の自慢話か愚痴。
万人に当てはまるので、この辺りで止め!
  * 昨日で、結婚39周年
 昨日で結婚39周年になる。当日に大雪が2mもあり、結婚式が遅れたこと
を思い出した。結婚相手と仕事の選択で人生の大方が決まってしったと思い
知らされる。互いに首輪をつけ、相手のゴム紐を持ち合い拘束しあう、それを
夫婦愛というらしい。が、そのゴム紐と首輪が年齢とともにジワジワと互いを
絞めあう。 とはいえ独り暮らしというと、これもまた厳しい。老いるほど、
それは増す。現在、色いろあって自宅名義が家内になり立場が逆転。
ことあるごとに居候扱い。で毎年、昼か夜、外食をしていたが、
飲み会もあって、今年は無し。
  * 不気味な雰囲気だが
 この16日と19日の日韓の総選挙で今年の世界各国のトップ交代が終了
するが、これから二週間が危ないのでは? マヤ暦では2012年12月21日が
人類滅亡?の日といわれる。信じてはないが、タイミング的にみて不気味。
* 自民党大勝という選挙予測が出てきたが
 自民党の圧倒的大勝の選挙予測が出てきた。これでは前回の民主党の大勝
をさせた同じ失敗を繰り返すことになる。小選挙区制の欠陥で致し方がない
としても、大勝は良くない。連立政権の方が土建屋政治の後戻りを阻止する
力が働く。この予測も自民圧勝阻止を狙った何処かの国の情報操作の可能性
もある。 思いの外、石原・維新が伸び悩んでいる。当初の勢いからして、
もっと勝ちそうだったが、これも終わってみないと分らない。 
北のミサイル、尖閣列島にでも打ち込めば選挙に大きな影響を示すだろうに。
もしミサイルが再び失敗したら、どうなるのだろう? 体制崩壊もある。


6112,閑話小題 〜サバンナの夕陽は

2017年12月07日(木)


   * ケニアで見た、サバンナの色とは
 4回、ケニア・タンザニアのサファリに行ったが、そこでみたサバンナの
夕景が絶品であった。淡色のオレンジ色が、じょじょに深紅色に変化、最後は
濃オレンジ色へ変化していく日没オレンジ色の変化の様は、いま、まさに死に
行く人の意識を、サバンナの夕景を通して見せられるようだ。
 その中で恐ろしい光景があった。10m位の小さな丘に、片方の前足がおれた
ヌーが一匹、いま暮れようとするドス黒い夕闇の中で、恐怖のどん底で怯えて
いる姿があった。ハイエナかライオンに、数時間もしないうちに襲われるのは
明らか。そのヌーの夕景のシルエットそのままが、直視できない「死」の実相
の可視化のようであった。
 サファリを終えての帰路、夕景の草原の小さな一本道をジープで飛ばす快感
は格別。アリ塚の上でチーターが獲物を探し周囲を見ている。また、マサイ族
の男二人が槍を持って歩いている。これが現実世界?と、吾が目を疑うような
光景が次々と現れてくる。
――  
   * 世界でもっとも夕陽が美しいパルミラ遺跡
 パルミラから遠望できるアラブ城のある小高いベル神殿の城跡から見た夕景
が絶品。世界で最も美しい廃墟の一つと言われる遺跡は、シリアにある世界遺産
で、大よそ2000年前のローマ帝国支配時の都市遺跡。パルミラはナツメヤシの緑
に包まれ、その名前もギリシャ語でナツメヤシを意味する「パルマ」からとられ
たと言われる。 何年間も「IS」に占拠され、多く破壊されたというが…
あの夕景は、エーゲ海と、ケニアのサバンナに匹敵する景観。

・・・・・・
5745,閑話小題 〜雪下ろしの雷
2016年12月07日(水)
   * 雪下ろしの雷
 例年は11月半ばから下旬にかけて「雪下ろしの雷と暴風」が吹くが、
今年は昨日になって吹いた。まず雷がなって霰が叩きつけるように降り、
その数日後に雪が50僉腺隠躇未寮兩磴あり、2度目の積雪が年を明けた
1月半ばから20日に、1・5〜2mの根雪になるのが例年のパターン。
 その雷の激しいこと、この上ない。この積雪が自然のダムとして蓄積され、
融けて地下水となって、稲作や野菜の養分になる。これが吹くころ、庭囲い
の庭師がきて、その作業が始まる。ところで、誰も口に出さないが、柏崎・
刈羽原発が稼働した頃から、積雪の量が極端に減っている。世界最大の原発
なら、さもありなんとしても、自然環境を変えてしまう温暖化を目の当りに
していることになる。
 ――
  * 再び、腰痛の話題
 先週末の同級会のための上京で、「腰痛」大丈夫か?と心配したが、
結果は全く大丈夫であった。半年前から飲んだサプリメント効果と、買換えた
腰痛ベルト効果と、全国的に暖かかったのもある。
 NHK番組で、腰痛の原因は心理的不安が大きいと報じていたが。
何はともあれ寒さが良くない。上京の際、駅の行き帰りと、秋葉原など、
90分ほど歩いたが、腰痛がなかった上、その後遺症の痛みも出てない。
 それも、一週間の寒さで元どおりになる、これだけは!
 ――
  * お近くなってきたか? 
 何もかもが面白い! 何を食べても美味しい!
先日も取上げたが、寝室のTVにWoWoWの2台目契約をして、一年かけ録画した
映画・ドラマ、科学もの、芸術作品もの、旅番組など300本、録りだめしてある。
その日、一番面白そうなものを選んで、一日1〜2本を暇をみつけて見ている。 
次々と連日、面白そうな映画があるため、当日見るのと、録画をするため、数は
減ることはない。当然、面白いものばかり。成るほど御隠居様とは、こういう
ことか!と。 それ以上に「何もかも面白く楽しむ」感覚が出来たこともある。
「現実より、仮想世界が面白い」とは、これ如何に。
「百里を行く者は九十を半ばとす」というが、成るほど、最後の10里に
10倍圧縮された濃厚な出し汁の味が出るくる。どのみち直ぐ御迎えが・・
<同じ死ぬなら、踊らにゃ、そんそん> か。お味(お後)がよろしいようで!
何事も、受け止め方。その視点(支点)さえ押さえておけば、面白く生きれる。

・・・・・・
5380,武器としての決断思考 ー
2015年12月07日(月)
      ー武器としての決断思考〜 瀧本 哲史 (著)ー
 激変の時代、無力な若者はゲリラとして、それぞれが「武器としての教養」
を持って戦わなくてはならない。最後の最後は、節目節目の「意思決定」に
かかってくる。一つ間違えれば、淘汰され、二度と立ち上れないのが起業。
教養とは知的余力を蓄えることであり、それは長年かけるしかない。
判断を誤れば、この激変の中、その結果が数年もしない内に覆い被さる。
グローバルの時代は個々に加重が増大する。適切な決断のための教養こそ、
若い時から何を目指すかをデザインをして、知識を蓄積しておかなければ。
  * ゲリラとしての武器の必要性
≪ 変化に応じて自分にとって何が必要であるかを考え探しだす、という
 行為を基礎として身につけなければならないのである。以前では、良い
大学に入学できれば、大学を出て大企業に就職してあとはエスカレーター式
に定年退職まで順風満帆に進んでいくことができた。そのため、何歳で
結婚し子供を産んで・・という人生設計を行うことができた。
「みんなと同じ」「これまでのやり方」を選択することで何も問題がなかった
わけである。しかし現代では、そんな右肩上がりの「幸福な時代」は終わり、
めまぐるしく変化し続ける時代に突入した。大企業に入ったからといって
「一生安泰」というわけではなく、会社の買収や、業績の悪化、更には
それにともなうリストラも考えうる時代である。そして、将来がどうなるか
(たとえほんの数年先のことでさえも)は、誰にも明確に予測はできない。
ジョブズが1995年に語った「予言」が的中し「Web上では小さな企業でも
大企業と肩を並べることができるんだ…」。ジョブズのこの予言もAppleの成功
があったからこそ、今話題になっているわけで、当時は、散々批判されるなか
成り上がりの終わりよければすべてよしという結果論にすぎない(と僕は思う)。
当時はこの予言をしていた人間は少なかったわけで、ほとんどの人の予想は
外れたわけである。こうした「大衆の予想と反した未来」が現実になるという
現象は、テクノロジーの分野に限られたわけはなく、今後、私達の生き方に
更に直結する形で生ずる。進学、就職、転職、独立、結婚、年金など、人生の
中で選択・決断を迫られる場面が昔に比べて明らかに増えている。
このような時代を生きる私達は、「過去のやり方を踏襲する」という武器を持つ
のではなく、ひとつひとつ現時点で最善と思える「意思決定」を行っていかな
ければならない。この意思決定のための思考法として、著者はディベートを
具体的な方法であるとしている。 ≫
▼ もし、現在20歳としたら、起業を目指すだろうか? どうだろう。
「こういう時代だからこそ起業を目指す」か、「今さら起業もないだろう」
やはり目指すだろう。ここで(20歳)諦めてしまったら、世界が狭くなり、
底なしの人生が待っている? 情報化社会に合わせて、人生設計を緻密に
構築する。そのためには・・ 考えただけで、いやになってきた。
 そうこう考えると、20歳の時点で、一度立止まる休学も必要ということか。
・・・・・・
5015,閑話小題 ー同級会
2014年12月07日(日)
   * 昨日は同級会と、上野の国宝展
 昨夜は、日本橋で大学の同級会があった。5〜6年前から休むことなく出席を
しているが、二代目が殆どで、何かしら気品が漂っているのが気にいっている。 
今回は白馬のホテル経営者と、私の二人が地方からで、他は首都圏在住の人たち
合計15名の出席者。面白かったのが、23時過ぎに家に辿り着いて、さっそく、
お土産にもらった魚の漬物を前に、デジカメの写真を見ながら家内と話をして
いたところ、TVから、同級生が経営する店内の同じ会場が映し出されたこと。
美味しいランチの老舗店の紹介内容だった。何時も思うのが、料理は格別。 
食べるほど、その味には驚かされる。ところで、昨日の午前中、地元の長岡は
雪が激しく、行くのを躊躇い、幹事に欠席の電話を入れたが電源が切れていた。
ところが、昼過ぎに、小降りになったので、最近の判断基準に入れている
『迷ったら、ポジティブに!』と、思い切って出発することにした。
そこで以前から予定を通り、会の三時間前に上野に行き、上野の国立博物館で
開催されている『日本国宝展』を見たが、これが思いのほか良くて、制限時間
ギリギリまで見ていたため、同級会には10分ほど遅れてしまった。  
全国から仏像、茶器、着物、絵画、屏風などが集められていたが、驚きの連続。
この会の幹事が、私の近況報告を聞き、「実は私も、昨日、二回目に行ってきた」
という。ところで、出席者15人の各自が5分ほど近況報告をしたが、商売の
具体的内容もあったが、やはり、ガン、糖尿、脳梗塞、心臓疾病などなど
生々しい病気が中心。欠席者の、脳梗塞の寝たきりの具体的内容には・・ 

・・・・・・
4648, 一年で全米記憶力チャンピオンになれた理由 ー4
2013年12月07日(土)
   『一年で全米記憶力チャンピオンになれた理由』ジョシュア・ジョア著
  * 記憶の宮殿 ー�  ーP・122
《・「記憶の宮殿」といっても宮殿でなくてもいいし、建物である必要はない。
 街の通りを思い浮かべてもいいし、駅、架空の生物でもかまわない。
 小さくても大きくても、屋外でも屋内でも、現実にあるものでも想像上の
 ものでも、とにかく「ある場所から次の場所に移る際の順番がわかりやすい
 想像しやすいもの」であれば何でもよいのだ。
・全米記憶力選手権で4回の優勝を勝ち取ったバグウッドは世界的建築雑誌
 『アーキテクチュラル.ダイジェスト』で特集されていた豪華な家々に
 イメージを置いている。
・マレーシアの気鋭の記憶力王者、スウィーテーイは、自分自身の身体の部位
 を使って、『オックスフォード中英辞書』全1774ぺージ、5万6000語を憶えた。 
・オーストラリアやアメリカ南西部では、先住民族のアボリジニやアパッチ族
 が独自の「場所法」を編み出していた。ただし、建物を使うのではなく、
 地元の地形図を利用して物語を作り、風景を織り交ぜた歌に仕立てていた。
 小高い丘、岩、水流がそれぞれ物語の一部を担う。「神話と地図が符号して
 いるのです」と、ミッソーリ大学で記憶と言い伝えの研究をしている
 言語人類学者のジョン・フォーリーは言う。しかし、物語を風景に埋め込む
 ことで、ある悲劇がもたらされた。先住アメリカ民族は政府に土地を取り
 上げられたことで、故郷だけでなく自分たちに伝わってきた神話も失った。
・「ジョシュ、わかってほしいのは、人間は本当に場所を憶えることに長けて
 いるってことだ」と、エドが言った。「例えば、君が初めて行った誰かの家
 で5分間だけ1人になって、好奇心が湧いてきたとする。5分間でその家のこと
 をどれだけ憶えていられると思う? おそらく、それぞれの部屋の場所と
 間取りだけでなく、方角や装飾品、家具の配置や窓の位置まで憶えられて
 いられるはずだよ。意識していなくても、自分自身が気づいているという
 ことにすら気づいていない何百もの物の場所や、いろいろな特徴を憶えて
 いるものなんだ。そういった情報を足していったら、ちょっとした短編小説
 ができあがる。 でも、僕たちはそれを記憶の功績として残したりはしない。 
 ただ空間記憶を消費しているだけなんだ」
・「記憶の宮殿」の基本的な考え方は、自分のもっている素晴らしい空間記憶
 を利用して、脈絡なく並んでいる情報を組立て格納することだ。大切なのは、
 よく知っている場所を 「宮殿」に選ぶこと。
 「最初の宮殿は、君が育った家は平屋?・・・》
▼ これを読んで、自分には記憶力がないと決めつけ、記憶以前の対象の認知
 を疎かにしていた事に気づかされた。確かな認識をしてないなら記憶が曖昧に
なって当然。記憶力が弱いというバイアスが、認識力そのものを弱めていた。
単純だが、この本を読むごとに、認知力と、記憶力が強まっている。まず、
対象に集中しイメージをつくる。そして、自宅の庭と玄関周りと、自宅内の
幾つかに貼り付けていく。これをスムースにするには訓練しかない。
これは面白い!これを応用し、『思い出の宮殿』が出来るのではないか・・ 
過去の創作になるが、いや深入りをしない方がよいか?『思い出の宮殿』
と検索に入れても、この言葉のヒットが無かった。 夜半、少し試みたが、
無呼吸になっていた。
・・・・・・
4283, 日本人の思い −2
2012年12月07日(金)             
            「日本人の思い」ー ほぼ日刊イトイ新聞 著 
 このアンケートの面白さは、アンケート結果の「エッ」という意外性と、
 「やはり同じだ」という同調性である。
* 「あなたは、センスが良いですか?」に対して、センスが良いと
 答えたのは54%、悪いと答えたのは46%で、微妙な数値である。
自分はセンスが悪いと思い、チャンスがあればファッション店の
ウィンドウ・ショッピングをしている方が結果としてセンスが良くなる
ケースが多い。 日本人は、大衆が洋服を着るようになって日が浅い。
最近の若者は体形が良く、TVやファッション誌などから情報が入手可能。
ファッション・チェックという番組まである。
* 「あなたは、宗教心がありますか?」では、宗教心があるが4割に対し、
 ないが6割になっている。年齢的にみて高齢者ほど宗教心が高くなって
いるが、死が近づくにつれ、神にすがりたくなるようだ。
* 「あなたは、軽いですか?」に、7割が軽くないと答えている。
 年齢別の統計値を見ると、50歳代の男性の3分2が軽くないという
答えが、60歳代になると逆転し、3分1と軽くなる。30歳前半の
4分3が軽くないと思っているから、社会的責任が、その思いに影響
しているのが分かる。
* 「あなたは、しつこいですか?」に、6割が、「しつこい」と答えている。
 これは意外である。年齢的にみると、14歳以下の8割が一番しつこく、
歳を得るに従って、しつこさが薄れていく結果。
* 「あなたは、生意気ですか?」に対し、7割が生意気と答えている。
見渡すと、大体は「小生意気」だが。
* 「あなたは、直感的ですか?」に対して、4分3が直感的と答えている。
五分五分と思ったが、意外。
* 「ダイエットを意識していますか?」に対し、女性は8割、
 男性は5割5分が意識していると回答。
* 「ケチか、どうか?」に対し、3分の2が、ケチと答えている。
ケチをしないと、この世知辛い中で生きていけない。
* 「美男(美女)ですか?」に対し女性の3分の2、男性の4分の3が、
そうでないとの答え。  客観的にみて、そんなもの。
▼ 8割以上は、前回、書いた「音楽が好きで、旅が好き!。
 よく本を読むが、エッチ。恥ずかしがりやで、よく笑う!」それでは
大方の3分の2の人といえば上記である。これを要約すると「センスが悪く、
宗教心はなく、軽く、しつこく、生意気で直感的。女性はダイエットが常に
頭にあり、ケチで、容姿に自身がない。」 これが大方の日本人が思って
いると分かれば、劣等感も心が軽やかになる。
 ・・・・・・
3908、ファイナル・クラッシュ ー1
2011年12月07日(水)
   「ファイナル・クラッシュ 世界経済は大破局に向かっている!」
                         石角完爾著
 知人に紹介され読んだが、解りやすい内容。 大まかに要約をすると、
≪ アメリカが国内消費を促すために下層階級の住宅資金を野放図に貸出し、
 ローンを債権として組み合わせて全世界に売り出した。プライム・ローン
をベースにしたCDS。それらが7京という途方もない不良債権として世界の
国家や金融機関に眠っている。アメリカは世界の主軸通貨の立場を利用して、
ドルを刷りまくっていて、そのドルをアメリカ国債と交換し、帳尻を合わせて
きた。加えて新興国の発展も含めて人口の急増がとめどなく進み、食料不足を
おこしている。ドルとユーロとアメリカ国債のバブルで、その破裂は目の前に
迫っている。 ここに及んでソフトランディングは無理、ハードランディング
を避けられない。日本はGDPの二倍以上の1千兆円の国債を発行、この暴落
も何時起こるかもしれない事態。家族も資産も海外に早いうちに避難すべき。
その先はオーストラリアかシンガポールが最適。最終章は目前である・・≫
▼ 新聞報道で連日、欧州危機の報道が続いている。目先、問題を先送りを
 して凌いでいるが何時、火の手が上がるかの瀬戸際。ある朝、起きると・・ 
それは想像を絶した本格的世界恐慌のノロシである。
  印象に残った部分を何回かに分け書き出してみる。
 ◎ 第一部 パーティー・タイム− 負債の泉
「もしアメリカの人々が銀行に通貨の発行量の調節を許すなら、第一にインフレ
により、次にはデフレにより、銀行と企業は成長し、そこら中にはびこって
人々の財産を奪うだろう。そして子供たちは、彼らの父親が征服した大陸で
自分たちがホームレスになっていることに気づくことになるだろう」
−トマス・ジェファーソン(第三代アメリカ合衆浄大統領)
  ○アメリカの住宅バブル
 アメリカ人の多くは、ジュニア・ブッシュが大統領であった時代、ただで
酒をふるまわれて酔いしれていた。酒の正体は、低金利でいくらでも使える
クレジットである。 二〇〇一年の911による消費の減退を避けるため、
緩和的な金融政策と減税が実施され、それによって金利が下がり、借金をして
消費することが容易になったのだ。金利が下がったことでローンを組んで
不動産を購入する人が増え、その結果、住宅価格は急上昇した。
それ以前からアメリカにおける住宅価格は25年にわたり上昇していた
のだが、二〇〇〇年以後ほんの数年で価格が二倍にもなった地域もある。 
2004年から2005年にかけアメリカの平均的な住宅価格は一三%も上昇。
 しかしこの時期、この程度の上昇はスペインやポルトガルでも珍しく
なかった。つまり不動産価格の上昇は世界の多くの地域で同時に起きた現象
だったのである。 これは、アメリカの金融緩和が生み出したものだった。 
アメリカが世界の他の国に比べて重要なのは、アメリカが世界最大の消費国家
であり、過剰生産される品々を全て引き受けているからである。アメリカ人は
自分たち自身のお金だけでなく、とくに中国、日本そして途上国がためている
お金まで自分のもののように使っているのだ。 そのためにアメリカの
金融緩和は世界の景気を上向かせ、資産価格を上昇させてしまう。
この金融緩和はしかし、無理のある政策だった。



6111,閑話小題 〜「山椒魚」の悲しみ!

2017年12月06日(水)

   * 山椒魚と「わたくしめ」
 井伏鱒二の『山椒魚』を読み返し、「人生とは、それぞれが谷川の岩場に閉じ
込まれて終えるだけのことか」と、学生時代に受けた衝撃を思いだした。あれから
50年が過ぎ、齢70年を2年も過ぎた。必死に岩場から這い出て、様ざまな岩場を
彷徨ってみた。思いの外、面白かったが、中途半端な彷徨いだったことも事実。
人生の黄昏時期に改めて読み返すと、なかなか味わい深い。ネットで「山椒魚」 
「あらすじ」で検索すると、簡潔にまとめた内容があった。
≪・谷川の岩屋をねぐらにしていた山椒魚は、あるとき自分が岩屋の外に出られ
 なくなっていることに気がつく。二年の間岩屋で過ごしているうちに体が大きく
なり、頭が出入り口に「コロップの栓」のようにつかえるようになってしまった
のである。ろくに動き回ることもできない狭い岩屋のなかで山椒魚は虚勢を張るが、
外に出て行くための方途は何もない。彼は出入り口から外の谷川を眺め、メダカの
群れが先頭の動きにあわせてよろめいているのを見て嘲笑し、渦に巻き込まれて
沈んでいく白い花弁をみて「目がくらみそうだ」とつぶやく。
・ある夜、岩屋のなかに小海老がまぎれこみ、山椒魚の横っ腹にしがみつく。
山椒魚を岩石と勘違いして卵をうみつけているらしい。しきりに物思いにふけって
いるらしい小蝦の様子をみて山椒魚は、屈託したり物思いに耽ったりするやつは
莫迦だと言う。しかし山椒魚がふたたび出入り口に突進し、栓のようにはまり
込んだりといった騒ぎをはじめると、はじめは狼狽していた小蝦も失笑する。
・その後、山椒魚は外へ出ることを再度試みるが徒労に終わり、涙を流して神に
むかって窮状を訴える。彼は岩屋の外で自由に動き回っている水すましや蛙の姿
を感動の目で眺めるが、そうしたものからはむしろ目をそむけたほうがよいと
考え目蓋を閉じる。彼は自分が唯一自由にできる目蓋のなかの暗闇に没頭し、
寒いほど独りぽっちだ、と言ってすすり泣く。
・悲嘆にくれるあまり「悪党」となった山椒魚は、ある日、岩屋に飛び込んで
きた蛙を閉じ込め、外に出られないようにした。蛙は安全な窪みのなかに逃げ込ん
で虚勢を張り、二匹の生物は激しい口論を始める。二匹のどちらも外に出られず、
互いに反目しあったまま1年が過ぎ、2年が過ぎた。蛙は岩屋内の杉苔が花粉を散ら
す光景を見て思わず深い嘆息を漏らし、それを聞きとめた山椒魚はもう降りてきて
もいいと呼びかける。しかし蛙は空腹で動けず、もう死ぬばかりになっていた。
お前は今何を考えているようなのだろうか、と聞く山椒魚に対して蛙は、今でも
別にお前のことを怒ってはいないんだ、と答える。
―(注)明日どうなるかわからない無名作家だった井伏鱒二が生活を続けていた。
「山椒魚」の冒頭近くには、「人々は思ひぞ屈せし場合、部屋のなかを屡々、
こんな具合に歩きまはるものである」という文があるが、「山椒魚」はこのような
作者の生活、世に出られない焦り、そして時代の閉塞からくる「思ひぞ屈した」
状況を反映しているものと考えられる。そのような「思ひぞ屈した」感情はまた
井伏の初期作品に共通するユーモアの基底をなしているものでもあるが、しかし
中村光夫は井伏と「山椒魚」を次のように述べている。<氏の「思ひぞ屈した」
憂鬱は、この醜い両棲類に代置されることで、明瞭な形を与へられ、自己を限定
され、理想化されたので、この点では氏の後の小説のどの主人公も、この一匹の
山椒魚に及ばないのです> ≫

▼ 初老性鬱症も、こんなものか? このブログにも、そのままの屈折が色濃く
 出ている。「日々、是、口実」の一つになるが、<井の中の蛙大海を知らず」+
「されど空の深さ(青さ)を知る」というが、狭い岩場にいても、空が雄大なことを
知ることができると? 人生を振返るとき、限りないエネルギーを私という器に
閉じこめら、山椒魚のように鬱屈した己を省みて涙する。また夫婦間の軋轢も、
似た(妻=蛙)ようなもの。お互いの首を縛りつけた紐を持ち合い、締付けあい、
罵声を投げあう。蛙を他者として、色いろな人を当てはめると、これまた面白い!
「誰?」「あ・な・た」 いや「めだか」に… もちろん、冗談です。
ノイローゼにも… 自殺もしたくなるわ、屈折もするわ… そこを何とか?
「にっこり笑って、ハンカチーフ」が、人生のコツ。最近は、B級グルメを食べ
ながら… が効果的と気づいた。まあ、可愛いものである。
 蛙が死んだ独り身は、それはそれは寂しい孤独と、孤立が待っている。
生臭い「死」と「生」の境目にある岩場の中の生きものの感じる孤独とは?
「呆けていなけば、やってられません」ということで… お後が宜しいようで。
――――――
2011年12月06日(火)
3907, ルソーの孤独
 2009年12月1日の随想日記「人生に関する小題」の中で、
現在の私を予感させる文章があった。
≪【 わたしは地上でたった一人になってしまった「孤独な散歩者の夢想」は、
 64歳のときに書き始め2年後の死ぬ直前に終わった文章、ルソーの絶筆である。
「第一の散歩」から「第七の散歩」まであり、その後「八、九、十」がメモの
ような文章が続く。冒頭で、「こうしてわたしは地上でたった一人になった。 
人なつっこい人間でありながら、万人一致の申合せで人間仲間から追い出されて
しまったのだ・・ わたしは、かれらから離れ、すべてのものから離れたこの
わたしは、いったい何者か」と問う。「自分に残されたことは、すべての世間から
放逐された自分はいったい何者なのかを探求することだけなのだ」と自覚する。】
私の周辺の倒産時の男たちの気持ちは、まさに、このようだ。多くの取引先、
部下を路頭に迷わせ、自分の存在の卑小さと、嫌らしさに自己嫌悪を独りする。 
自分は何者なのか? ただ、歩くこともままならぬ、折れてしまった、
これ(私)!である。≫
▼ この文章を書いたのが二年前。そこから、清算を決断するまで売上下降が続く
とは夢にも思わなかった。そしてトドメが東北大震災。税理事務所の30年来の担当
Jさんが、「初めは気が張っているが半年も過ぎれば、ジワジワとボディーブロー
として効いてきますよ!」と忠告してくれた。地方の大方の会社に、この大不況が
直撃していることも事実。大津波の前兆の波が、特に敏感な立ち位置の当方に先に
直撃したが、本体の波が来るのは今年から来年にかけて。
(但しG20が時間稼ぎをして来年に先送り)どのようにシュミレーションを
しても、本体の津波がやってくれば海岸線に近い三次産業、輸出関連産業は、
致命的大打撃を被る。ところが津波に一番危ない会社ほど、大津波に気づかず
高台に逃げていく人を嘲笑う? ルソーの孤独感は、独り死に直面した時に
誰もが経験することになる。ネット上にブログを10年間書き続け、墓としての
思いを入れ続けてきたので、ルソーの孤独感は無い。しかし、この10年間に
多くの友人知人が亡くなっている。亡くなる直前に、ルソーのような絶望的な
孤独感にさい悩されたはず。  このルソーの孤独は、虚無という真っただ中
に漂う私が、壊れていく恐怖が伴う。談志も死を前に強がりを言っていたが・・
・・・・・・
5744,閑話小題 〜同級会 
2016年12月06日(火)
   * 大都会の同級会
 都会の同級会の良いところは、その出自を気にしないこと。
問題は、品性である。両方とも自信がないが、青春真只中だった頃の
懇親会は魂の故郷に帰ったようで気が休まる。階段を上がるにつれ、
「恒産あって恒心あり」が鮮明になっていく。 で、・・・?
 乾杯後それぞれが数分、近況を語るが、これが面白い。数年前から病気に
倒れる人が目立ち、話題は倒れた人の闘病話や、各人の持病の話が中心。
生活圏から離れているため具体的エピソードを、平気で話せる。数年前まで
は、仕事や、家庭内の実情、趣味、旅行などが中心だったが、今は、持病や、
会社移譲と、引退などに話題が移っている。古希の風景そのもの。そこで、
去年の話題になるが、ある男の内容が実感が籠っていて、印象に残っている。
《長男の嫁が東欧出身でソリが合わない。国柄が貧しいためか、人間性まで
貧しいのが鼻につく。特にお金に対しシビアで・・ 聞くところによると、
東南アジアでも、大地の豊かなタイや、商業が盛んなマレーシアは良いが、
フィリピン、インドネシアは貧土のため良くないと聞く。どうもこうもである》
と、憤懣やるかたない様子だった。 
 そこで思い出したのが、金沢の修行時代の能登出身の上司の話。
『福井県と能登半島の出身は人間性が良くない。石川県の山よりと、富山は
豪雪の融け水が、作物を豊富にもたらすため、人間性が豊か。自分が能登出身
のため、つくづく実感している!』 そういえば、有名神社は、山沿いの、
海に面したところが多い。山から流れ出た水が、大地に流れ出て、作物を豊か
にして、森林の養分を含んだ水が海に流れ出て、魚を呼び込み育てる。
そこには農水産が豊かにする循環がある。
 そういえば、新潟在住の人が、佐渡者を・・? ここで止めく。
地元を嫌って県外に出ても、佐渡に戻らず、新潟市内か長岡に住むという。
それにつけても、実業を新潟に、住居を長岡に分けて良かった。 
呼吸不全で肺炎になりそう。んったく! 長い岡から湧出る水が豊富で、
人間性豊かで、穏やかで、暖かいのは良いが。淀みにボウフラの群れが・・ 
ボウフラが存在すのは、元もと水が良いから。とすると住みやすい? 娑婆!
 〜で、以下に続いていく。(去年も同じようなことを書いていただけか。)
・・・・・・
5379,閑話小題 〜70歳の峠は
2015年12月06日(日)
   * 70歳の峠は、いずれも厳しい
 昨夜は、学生時代の同級会に出席してきた。6年前から毎年、欠かすことなく
上京しているが、地方にいるせいか、首都圏出身の中は、何かホッとする。
去年、一昨年辺りから、メンバーに異変がおき始めた。病と、死の問題である。
次々と、脳梗塞・脳溢血、糖尿、ガンなどで、手術や、寝たきりになったり、
亡くなったりの話ばかり。毎年、この会が終わって東京駅まで、タクシーで
同乗していた二人の一人が、去年の会の前日に倒れ、急遽、亡くなったと、
この会の幹事から一月ほど前に電話があった。『同級会の一ヵ月後の一月に、
二番の脳梗塞から危篤、その直後、心筋梗塞が併発しアッケなく亡くなった。
そして、S君がステージ4の膵臓ガンで、数ヶ月前に手術。この会には
出席出来るかどうか? 他に某君も亡くなった。そういう僕も、○○ガンで、
数日後、手術の予定だが、会には何とか出席のつもり!』と悲痛の声。
 で、この寒さで、悪化した腰痛をおして何とか、出席をしたが、幹事と、
S君は、痩せ細った身体でギリギリ、出席をしていた。そして、出席をした
16人の近況報告の多くが、病と死の瀬戸際の話が大部分。それぞれの70歳の
峠は、病の面からみて、そう甘くはない。特に欠席している脳梗塞で、半身
麻痺の二人や、まだ生々しい進行ガンの話は、冬景色そのもの。
 帰りの新幹線の時刻の都合で、中途退座をSさんと二人したが、入れ
替わりに、長男が経費を不正に着服をし逮捕された、話題の服部料理学院
の服部(染谷)さんが来たところで、直接、その経緯は聞けなかった。
 同級生の話によると、これは「ネット・テロ」で、事実が先にマスコミに
流され、手の打ちようが無かったと・・ ここにもネット社会の影がある。
 誰も、「個人のイメージを売りにしている料理学校で、何故、公表前に揉み
消す方策をしない?」と思うが。学校法人は私学補助金などを受けていること
もあり、経理監査が非常に厳しく、揉み消すなど論外!という。 
70歳の峠は、いずれも厳しい! それにしても、『魚久』の料理は美味い!
 ここのマグロの刺身と、サワラの糟漬けが、特に絶品。
・・・・・・
5014,幸福優位7つの法則 −5
2014年12月06日(土)
            【幸福優位7つの法則】ショーン・エイカー著
 * 法則4:再起力〜下降への勢いを利用して上昇に転じる
 人生で何事も思うようになることはありえない。 人は「うまくいったか」
「失敗したか」のどちらか二択で物事を捉えがちだが、ここに「第3の道」が
隠されているケースが多い。その為には、節目を自らつくり、強く打たなければ
ならない。予定挫折である。そこには、「失敗した後に学んで強くなり、最後に
上手くいく再起する力」が出てくる。心理学では「心的外傷後の成長」と呼ぶ。
多くのベンチャー投資家は、ビジネスで大失敗した人物しかマネージャーとして
雇わない。マイケル・ジョーダンは高校時には控え選手だった。
「私は何度も何度も挫折した。それがいまの成功をもたらした」と。 
第三の道は見えにくく、近視眼的に物事を見がちになるが、長期的な立ち
位置を客観的に認識する知識が必要になる。
≪ ◎ 第三のの道を見つけること
人間の脳は、勤勉な地図製作者のように、頭の中の地図をしょつちゅう訂正して
作り直している。複雑で変転するこの世界で、そうやって私たちをナビゲート
してくれている。 こういう能力は、何千年もの変化の過程を経て人の脳に
組み込まれた。人類は生存のため、環境の物理的な地図を作り、食料や
パートナーを得るための戦略を立て、それぞれの行動がどんな結果を
もたらすかをプランする必要があった。(略)・・何かを決断するときには、
このようなマッピングが頭の中で必ず行われる。このマップには「現在地」
(現状)が出発点として示され、そこからいろいろな道が放射線状に出ている。
道の数は決断の複雑さによって異なり、その瞬間の思考の明晰さによっても
違う。最良の決断ができるのは、明解でクリエイティブな思考により、可能な
道すべて把握し、それらの道がどこに続くかを正確に予想できたときである。
しかし、ストレスを受けているとき、窮地にあるときには、多くの人が一番
重要な道を見落としてしまう。それは、上方に向かう道。 危機や逆境から
延びる道は3つある。
1つは、いまいる場所をぐるぐる回る道。ネガティブなできごとは変化を
生まないため、いつのまにか出発点に戻ってきてしまう。
2つ目の道は、さらに悪い結果へつながる道。悪いことが起き後に、そこから
更に悪い状態になっていく。 こういう道があるために、人は事態に立ち
向かったり、難題に桃戦したりすることを逃れる。
3つ目に、私が「第三の道」と呼ぶ道がある。これは失敗や挫折から始まり、
人をより強くし、困難のさなかにこの道を見つけるのは易しいことではない。
経済不況でもその他の危機でも、そういうときに作られる脳の地図は
不完全なことが多いし、皮肉なことに、ポジティブで生産的な道が一番
見えにくくなっているからだ。無力感や絶望に覆われていると、そういう直が
存在することすら信じられない。 だから探そうともしない。しかしこれこそ、
ぜひとも探さぶければならない道である。そこで、「第三の道」を発見できるか
どうか、挫折に打ちのめされるか、そこから立ち上がれるかを、分けられる。
挫折を「成長の機会」ととらえられる人が、その成長を実現できる、
ということを多くの研究結果が示している。逆に、挫折を「この世の終わり」
ととらえるなら、その通りになる。 ≫
▼ 私の経験でも、節目で「第三の道」が現れ出てきた。
思いもよらないチャンスが、そこにあった。 それが運命を変えてくれた。
三年前の節目の「第三の道」とは何だろう。 足元を見直し、内省をより深く
すべきということ? 日々を味わう? 実際、自然の成り行きで、そうして
いるが・・ 今さら第三の道でもないか! 「死の淵に立ってこそ分かること、
後悔することを、今、経験しろ」ということか。 日々を楽しみ、味わって
過ごせば、第三の道を歩くことになるが。
・・・・・・
4647, 閑話小題 ー「考えないこと」こそ罪 ー2
2013年12月06日(金)
* 「考えないこと」こそ罪 ー2
 人間が考えないのは、「馬鹿の壁」に取り囲まれているからである。
 その「バカの壁とは何か?」をネット検索すると・・・
《「養老 孟司の『バカの壁』を解りやすく説明してください」の問いに対し、
「人間は、外界からの刺激を感知する際に、その刺激に対してX(エックス)
という変数をかけている。例えば私たちは、自分が大好きな歌を聞くときには、
「その歌」×「限りなく大きなX」に導かれる値を刺激として受止めています。
一方、まったく興味のない歌を聞くときは、「その歌」×「限りなく0に近いX」
から導かれる値を刺激として受け止めています。そのため、前者の刺激が非常に
大きく、その人に対して多大な影響を持つのに対し、後者の刺激は「空気」
のような存在です(レストランの有線放送が良い例)。「バカの壁」とは、
こうした「外界からの刺激に対する無意識の判別」を指す言葉だと理解します。
もし全ての刺激に「大きな変数」をかけてしまうと、その結果頭に入ってくる
刺激に対応しきれなくなるため、刺激の必要不必要を判別するこの機能は非常
に重要です。それは外界の刺激に対する「目隠し、壁」としても働いている。》
▼ バカの壁は決してマイナスだけでない。問題は、自分のそれを意識できるか
 どうか。人間である限り誰もが考えている。問題は、より広く、より深く掘り
下げて考えようとしないこと。現在、アベノミクスのミニバブルが起きつつある。
15〜6年前のデフレ直前1990年代半ばに似ている。その後に2001年の9・11テロ、
2008年のリーマンショック、そして、2011年の東北大震災が起こった。
現在の私の立ち位置の高台からは津波(恐慌)の本体が見えるが、眼下の海辺
近くの街中で、宴会で酔い遊んだり、仕事をしている人は、次の大津波が
見えない。それを察知するに、自頭で考えるか、情報に対する己の勘しかない。
そこで、近い将来の犠牲者達が、高台に避難した人を不思議そうに見ている。 
笑っているのもいる。ところで、『そういうアンタ、考えているの?』と
言われると、『ウ〜ン!』になる。石原慎太郎がつくりあげた尖閣列島の
国境問題。下手をすると戦争だが、今の日本には、これで良い。目先に迫った
危機が、ピンとこないようだ。「考えない」のはの罪であり、罰になる。
最初の余波で浚われた罰を受けた私が言うのだから、間違いない。


6110,閑話小題 〜腰痛の中、何とか上京してきたが

2017年12月05日(火)

閑話小題 〜何とか上京してきたが

   * 先週の土曜日は同級会で上京し… 
 先日、学生時代の同級会のため上京。一時間半ほど、上野の『西洋博物館』で、
‘北斎とジャポニズム’の美術展をみる。9月にはNHKで放送された「眩(くらら)
〜北斎の娘〜」のドラマを見ていたため、北斎の実物の版画と、それをマネた
有名画家の西欧絵画や、北斎漫画の挿絵・陶器を対比させ、並べてあった。
 そして、日本橋の『魚久』に30分前に到着。 10年近く前から、この会に
出席しているが、料理がさすがで、鰆の味噌漬けと、マグロの刺身が絶品… 
いつも、お土産に、ニシンと、鰆と、イカの西京漬けを買って帰る。成るほど、
ここは日本橋の甘粕横丁。吉原に近く、その流れの御客用に、酒蔵とか、魚屋、
それを使った西京漬けの店などが列をなしていた界隈。
 帰りは、20時52分の新幹線に乗って、帰ってみれば23時近く。それでも、
朝の6時前に起床し、8時前に「随想日記」を書上げ、アップ。これも習慣が
成せる業? 年一の上京が、岩場の魚には刺激的で面白い! ‘明治’から、
今度は‘昭和は遠くなりにけり’ですか。再来年に元号が変わると、更に実感
するのだろう。 私の両親は明治生まれ、家内の両親は大正生まれ… 
 〜参考のために〜
 平成元年は西暦1989年。現時点で、
 昭和にすると92年、
 大正は106年、
 明治は150年になる。
 明治元年は西暦1868年。
時代が激変するが、自分の意識は、さほど変わってないのは、これ如何に?
そう思っているだけで、実は様変わりをしている。知らずと、挑戦し、戦い、
変化し続けているのだろう。日本の歴史上、我々世代は、最善の時代環境の中、
最適な大波の上をサーフィンをしてきた。ここにきて、怪しげな大波が近づい
てきたような… 
追)去年も同じような文章が書いてあった。篭の中の回転車でハツカネズミが
 走り続けている世界だ! ネズミ:「じゃあ、どうする?」 「 … 」
https://matome.naver.jp/odai/2134658143035339801
https://www.youtube.com/watch?v=KRXaE7SwJp8

・・・・・・
5743,閑話小題 〜同級会 
2016年12月05日(月)
 一昨日、毎年行われる学生時代の同級会のため上京した。
今回の出席は12名。いつも、17〜8人で、3分の2で少な目。
会場は、同級生の『魚久』という甘粕の魚漬物店で、本店の
隣に料理店。百貨店地下に必ずある有名店で、同級生が、
社長、いや今では会長。 毎年、食べる度に、その美味さに、
惹かれていく。日本橋は昔、料亭とか、遊郭があり、酒造工場
とか、魚が集まったところ。今でも昔風の料理屋が多く並ぶ。
 この会は、教養課程で編成されたクラスの人を中心に集まった
忘年会である。学校の人間関係は、クラスのコンパや、クラスの
指定席の周囲が、まず顔見知りになり、友人になっていく。
そして3年、4年の専門課程の二年間は、クラブ、ゼミなどを
中心にした人間関係へと変わっていく。その変遷が学生時代の
醍味で、自分づくりである人間関係構築の機会になって、卒業と
同時に全国の「緑の原野(社会)」に散っていく。
 まず当初のグループは、大雑把にいうと、
・小中高の付属校からエスカレターで上がってきたグループ、
・東京在住の人たちが主のグループ、
・地方でのアパート暮らしのグループ、へと自然と分かれる。
そこから更に、クラブ、ゼミなどの選択で人間関係が深まっていく。
 私の住居は、早大の理事が私的に経営していた寮で、日常生活は、
そこの気の合った各大学の学生たち。5〜600坪ほどの角地に平屋の
L字型の建物に部屋が並んでいて、角の部分に共同炊事場、それぞれ
の端にトイレがあり、通路は土間。今風にいうと、シェアハウスの
要素が強く個々の絆は強かった。悪くいえば、牛小屋そのもの。
敷地の中央に大家の家族が住んでいて、その間には芝生の庭があった。
南早稲田の住宅地に、オアシスという風でもあった。 朝晩は自炊で、
昼は学食が中心であった。当初は小学校の家庭科の実習を思いだし、
カレーや水炊き風の鍋、野菜炒めをつくっていた。実家の送金は誰も
ギリギリ。実家の貧富など関係なく、資金的余裕など有ろうはずない。
学生とは、そういうものと上京組は思いこんでいた。その中で、彼女を
持ち、アルバイトをし、学業をこなす人もいれば、真面目に勉学を励む
生活をし、時々、安酒を買込み議論をしたり、人生を語る人たちもいる。
 7年前に、この首都圏在住のグループで、勤勉のグループの忘年会に
誘われ、参加するようになった。 各駅停車の鈍行列車のように、学び
あおうと、『鈍行』というグループをつくっていたのは、学生当時、
知っていた。その彼らが、卒業後もゴルフや、宴会を開いていた。
殆どが二代目でオットリ?した顔ぶれ。武澤ゼミ仲間の一員が幹事を
していた関係から、地方在住の私に声を掛けられ出席をするように
なって、はや8年になる。   〜つづく

・・・・・・
5378,閑話小題 〜独身世帯の半分、全体の3割は貯蓄ゼロ!
2015年12月05日(土)
 ネットサーフィンをしていると、以下の深刻なレポートがあった。
核家族化が進んだ日本は、老夫婦の片割れは単身世帯になる。その時、
多くが下流老人に陥る厳しい現実が、バブル崩壊以降、突きつけられている。
年金支給日の支払窓口の殺伐とした年寄りの姿があるが、貯蓄ゼロなら当然。
 オリンピックバブル崩壊の数年後、10年、いや5年もしないうちに、
スペインやアメリカのように、宗教団体やボランティアが提供する、
無料食事提供所への行列が街中に出来る現実味が出てきた。
  * 〜単身世帯の47.6%は貯蓄なし
《 2015年の貯蓄率ですが、単身世帯の貯蓄なしが47.6%となり、
 2014年より8.6%も増加しています。また平均値は773万円
ですが、中央値は20万円で、2014年より何と55万円も減少している。
この55万円も減少している理由は定期的収入の減少により貯蓄を取り崩した
とされています。このペースでいけば2016年には単身世帯の貯蓄平均値は
10万円を下回り、限りなくゼロに近づくことになります。
 今や日本は恐ろしいスピードで単身世帯の貧困かが進んでいますが、
では全世帯ベースではどうでしょうか? 貯蓄なし世帯は30.9%と
2014年より0.5%増加しています。全世帯ベースでは平均値は
1209万円となり、中央値は400万円となっており、この中央値は増減
なしとなっており、収入を全て使っていることになります。日本の貧困は
この数字から見ますと単身世帯の貧困となりますが、今後益々単身世帯が
増えるとなれば国民の半分以上が貯蓄ゼロになる日も近いと言え、そうなれば
貯蓄ゼロ単身世帯は生活保護一歩手前にきているとも言え、日本の社会保障
制度は崩壊に直面します。この社会保障制度を維持するには持つものから
持たざる者へ所得を移転させる他なく、即ち政府による持つ者への課税を
通じて再分配するしかありません。 具体的には資産2000万円以上の
富裕層へ90%課税を行い、その課税分を社会保障に回すことになるのかも
知れませんが、持つ者が持たない者の面倒を見るしか道はありません。
あと5年もすれば、日本には貯蓄ゼロの単身世帯が50%を超え、全世帯
ベースでも40%が貯蓄ゼロになるかも知れないのです。
日本は今や貧困社会に入りつつあると認識しておく必要があります。
(註:中央値とは、対象の人口の丁度中央の人の値) 》
▼ 単身世帯の半数、全体世帯の3割が、貯蓄ゼロとは、驚き。
 他人事ではない。ブラックスワンの到来で呆気なく事業清算をしたが、
何とかセフティネットで、現在の生活を維持している。今のところ夫婦とも
健在だが、どちらか欠ければ、片方が大きな岐路に立つことになる。 
若者も老人の弱いところに貧困問題が直に現れてくる。娑婆は誰も助けて
くれない。あるのは自助努力。 〜で、以下の若者の貧困問題につながる。
・・・・・・
5013,閑話小題 ーなぜか結婚できない人たち
2014年12月05日(金)
   * なぜか結婚できない人たち
 TVのトークショーで、「なぜか結婚できない男たち・女たち」
をテーマで放送していた。結婚相談所のアンケートで、
 ★ 「なぜか結婚できない男たち」で、嫌われる順に、
1位が、実家暮らしの男、それも一度も独り暮しの経験のない人
2位が、趣味への拘りが強い
3位が、女性に高収入を求める
4位が、上から目線
5位が、ペット中心の生活の男性
 ★ 「なぜか結婚できない女」では、
1位が、専業主婦を希望している女性
2位が、同性からの支持が高い
3位が、恋愛に困ったことが少ない
4位が、母親と友だちの女性
5位が、化粧や服装などの自分磨きに走りすぎた女性 となっている。
 猫とか、犬などのペットを飼うと、その方にエネルギーをとられて、
異性までエネルギーが回らなくなるというが・・
 実家で炊事洗濯を母親が用意をして、趣味の世界を持っていて、女性の収入
を当てにして、上から目線で女性をみて、家にペットでもいたら、特定の女性
に固定されるのは面倒になるのは分かる。 女性も同じで、この不景気の中、
専業主婦が理想になる。そして女同士で群れ、母親と友だちのようにして、
自分を飾り立てていた方が良いが、そんな女は男は真っ平。 コンビニや宅配
サービスが充実をしている現在、収入面さえシッカリしていれば、結婚など
したくないのは分かる。それも、9割以上が実質破綻している結婚の生態を
両親に見せつけられていれば尚のこと。驚くのは、ヨーロッパの離婚率の高さ。
最も高いのがベルギー、なんと7割強の夫婦が離婚。その次がポルトガルで68%、
次いでハンガリーが67%だった。なお日本は、2010年時点で36%というから驚き。
今では、4割? 時代は大きく変わってしまった。とすると後妻業、後夫業
という仕事としての夫婦業が出てくるのも必然か。そう割り切らねば絶対無理?
・・・・・・
4646, 一年で全米記憶力チャンピオンになれた理由 ー3
2013年12月05日(木)
 『一年で全米記憶力チャンピオンになれた理由』ジョシュア・ジョア著
   * 人は、思いのほか、遥かに記憶力がある!
以下の一節には驚いた。一枚の写真だけでは分からないが、隣に違う写真を
並べることで、記憶が浮かび上がる現象。それが30枚でなく一万枚でも殆ど
憶えている事実。これを利用したのが速読法の『事前に、ページ全体を凝視
するか、流し読みをすれば、遥かに読書の速度が上がる』ことが納得出来る。
私たちは、鍵や物事の名前を忘れ嘆いているが、「最大の忘れものは、
私たちはごく稀にしか忘れないことを忘れていること。」
物覚えが悪いと自分自身、決め付けているのである。
『私は記憶力が少ない。それも二面があり+−0』という暗示を、
この年齢まで引きずってきた。 ーその辺りからー
《 エドは、「僕はイギリス生まれ。だから、社会生活を満喫するよりは
記憶でもしようと思わざるをえなかったんだ」と自虐的なジョークを混じえた
自己紹介のあと、70桁の数をほんの1分で憶える」がかかった時間の3分の1)
という正真正銘の記憶力を披露し、続いて高校生と私の記憶力テストに移った。
「これから君たちに写真を多く見せるよ。すごく速いスピードでいくからね」
「できるだけたくさん憶えてね」。そう言うと前の映写幕に、次々と写真が
映し出された。0.5秒足らずで次の写真に移っていく。ソニー・リストンに
勝利したときの・アリ、・月面上につけられたニール・アームストロングの
足跡、フリードリヒ.ニーチェの『道徳の系譜』の表紙、赤いバラ…。
写真は全部で30枚あった。あっという間に次の写真に移るので、全部どころか
一枚でも思い出すのが難しいような気がした。それでも私は全神経を注いで
一枚一枚、脳に刻みつけた。最後の写真のあと、部屋は真っ暗になり、再び
照明がついた。「憶えているかい?」に「思いません」と私の前の女子高生が
皮肉めいた口調で答え、幾人かがクスクス笑った。「そう、それが聞きた
かったんだ」とエドは答え、腕時計を見て時間を書きとめた。-- 30分後、
次々と見せられた写真の記憶が忘却曲線にしたがってかなり消えてから、
エドは、新しいスライドを見せていった。今度は2枚の写真が並んでいる。
1枚は先ほど見たもので、もう1枚は初見のものー左側にアリ、右側に泡を
出している解熱鎮痛薬の写真だった。エドはさっき見たほうの写真を指さし
言った。簡単だ。アリの写真はさっき見たもので、アルカセルツァーは
違うと誰もがわかった。エドは「ね、簡単に思い出せただろう」と言ってから、
次のスライドー左側に一匹の鹿、右側にはニーチェの本1に移った。
これも全員が正解した。結局、全員が30枚を全部答えることができた。
「さあ、面白いことがわかっただろう」。エドは教室の前方を教授さながらの
ポーズで歩きながら言った。「1万枚のスライドを見せたって、君たちはちゃん
と答えることができるはずだ。君たちの記憶力はそれくらい優秀なんだよ」
続いて彼は、1970年代に行われた、よく引用される実験について話した。
今やったのと同じような方法で行われたテストだが、30枚ではなく1万枚を
憶える(このテストには1週間かかった)。憶えるには多すぎる量だ。
一度見ただけで憶えるならなおさらである。》
▼ ドッキとする一節である。「なんてこった〜」である。毎日読む
 新聞も本も、一度、スキャニングをした方が良いことを分かっていても、
していなかった。それと『私の記憶力が弱い!』というバイアス(思い込み)
の強さに今更である。もっと強いバイアスに囚われているはず。
「余命半年!」と宣言され見えてくるのだろう。
・・・・・・
4281, 日本人の思い −1
2012年12月05日(水)
  * これが日本人?  「日本人の思い」ーほぼ日刊イトイ新聞 著
これは、ネットの人気サイト「ほぼ日刊イトイ新聞」で、毎週のアンケート
50回の「日本人の思い」のテーマの回答! 
ー 八割以上、イエスと答えた内容をみると、
 「音楽が好き!」は  96.2%!  「旅が好き!」は   84.7%!
 「よく本を読む!」は、81.2%!  「エッチです」は   84.6%?
 「恥ずかしがりや」は 82.4%!  「よく笑う!」は   81.8%!
この結果からみると、ー音楽が好きで旅が好きで、エッチで恥ずかしがりやで、
よく笑いよく本を読むー これが、日本人!。 しかし、意外な結果も多い。
* 日本人の67%が「私は働き者でない」と思っている。多くは、
 逆の3分1と予測していた。自分を振り返ると、この結果は理解できる。
 心の奥では、働くより遊んでいた方が良いと思って当然。
*「あなたは、運がいいですか?」に対し、76%が運が良いと思っている。 
 「自分が生まれてきて、ここにいるだけで充分に運が良い」と思っている
 から健全である。
*「あなたは、持てますか?」に、62%が「持てない」と、答えている。 
 年齢別でみると、持てるピークは50歳代で60%が「持てる」と答える。
 社会的立場の充実感が人を惹きつける。若いときは、どっちに転ぶか分から
 ない不安定さが緊張感を醸し出し、それが異性や友人を惹きつけが、50代は
 経験からくる充実感が吸引力になる。私は、50代の10年間で30年分を
 生きた感がある。
*「あなたは、親切ですか?」の問いには、53%が親切と答え、
 47%が、親切でないと拮抗しているが、そんなものか。
*「あなたは、健康ですか?」には、7割が健康と答えている。
 逆にいうと3割が病を持っていることになる。 ー続く
・・・・・・
3906, 閑話小題
2011年12月05日(月)
   * 一昨日は大学の同級会。
 大学1・2年時の同級会が服部栄養料理学校の服部幸應さんを中心で
開かれている。首都圏に住むグループの会で、遠距離の地方出身には声が
かからない。その会の幹事が武澤ゼミ仲間だった縁で去年初めて参加してみた。
しかし春先に色いろあったので今年は不参加と決め込んでいた。ところが、
そのクラスで親しかった男が42年ぶりに参加と聞いて、急遽、出席すること
にした。彼は全国を転勤した後に、終の住まいを仙台空港近くにし、釣りと
ゴルフ三昧を決め込んでいた。ところが東北大震災の津波で九死に一生を得て、
現在は実家のある前橋に戻り、新たに住居を購入した。私の大学で初めての友人
で、私が入っていたクラブに引き入れた経過がある。卒業後は全国の転勤もあり、
大学関係の会には一切、顔を出したことはなかった。 会った瞬間、私は
「おい変わったな!」で、相手は、「全然、変わってないな!」である。
今回の会の出席者は17人で、去年とほぼ同数。私も一応東北大震災の経済
被災者だが、彼と私の話に他の出席者は、目をパチクリ。 
その友人は明るく振舞っていたが、やはり痛手は隠せない。そういう私も、そう見えていた
のだろうか。 ところで、ゼミで一緒の人と、久しぶりの再会の友人が異口同音に、
「堀井のこと、絶対にリスク管理をしていたはず。学生時代から用心深かったので、会社と
個人は分けていたと思っていた」と言う。 地元の友人が、全く同じことを言っていたので、
逆に驚いてしまった。性格は昔も今も変わっていないということ。 
それをもって計画倒産と揶揄されるが、20年、30年の長期投資、リスク管理をして
おくのは当然である。家族を一切、会社に入れないとか、連帯保証をさせないとか。
破綻の恐ろしさの両親の教えもあるが。
  * 有楽町・東京駅の再開発
 最近、有楽町周辺に行って驚いたのがJR駅銀座口出口の変わりよう。
この10年で次々と大型ビルなどの再開発がオープン。ニュースで知っていたが、
実際に現場に立った実感は違うもの。 特に秋葉原や有楽町駅銀座口の雑然と
していた飲食街が一掃されて、近代ビル街が出来ると、その変わりように驚いてしまう。 
家内がJRの2〜3ヶ月に一度出す格安料金で、東京のスポットを回るのを楽しみに
しているが、何か分かるような気がする。 都会は、脳が外部化したものというが、
成るほど、そのとおりである。また東京駅の丸の内の再開発ビル群にも驚いてしまう。
丸ビル、新丸ビル、そしてオアゾも地下で通路が行き来できる。たまに行くには良いが、
都会暮らしは、私にはそぐわない。とはいえ、田舎の閉鎖性も、どんよりして好きでない。


6109,閑話小題 〜根深いが、軽い問題だ、これは!

2017年12月04日(月)

   * なんてことはない!
 日馬富士暴行事件の顛末の批評で、「主犯格は白鵬!」と、したり顔風に、
ここで書いた。一昨夜の大学時代の同級会でのこと。私の席の前側に、相撲部、
空手部、剣道部の選手だった3人が、一連の事件を酒のツマミに話し始めた。
ところが、その内容が、ここ数日にわたり書いてきた内容と、ほぼ同じ。
私が真面目くさって抉って論じた筋が、極く当り前の話。〜大筋は、こうだ。
<一連の事件は、白鵬を中心にしかけた共同行為で、最も責められるのが白鵬。
 実際に指示をしなくとも、説教役が白鵬で、暴行の実行役が日馬富士になり、
白鵬も同罪。日馬の追放処分は厳しくはない。貴乃花親方が悪いというが、
彼の判断は、ごく当然のこと。それと何よりも日本人力士が弱過ぎる。理事長
も、もっと毅然とした態度であるべし… 肘打ちのようなカチ上げと、張手は
言語道断…>と。
 現在、3人とも、それぞれの地域のスポーツの指導的立場にあるという。
私にとっての穿った「正論」と思っていたが、これが一般的道理なのか? … 
とすると、半年から1年以内辺りに、今度は白鵬が問題を起こし、角界からの
追放も時間の問題に。神憑り的実績に、内的成長が、遥かに後れをとった姿を
目にするのも限界がある。そこで大きな問題は、右翼の売名行為の標的に最適
な対象に? 危ない、危ない! 来年の大問題の一つが白鵬の舞上がり絡みの
件になる予感がする。尤も、芸能スポーツ欄の括りの範疇になるが。
トランプ大統領、金主席、国内では、この男が… 最も狙われる人物に。 

   * 全日本相撲選手権
 1ヶ月前の「全日本学生相撲選手権」につづき、昨日、「全日本相撲選手権」
が行われた。今年は5年ぶりに学生以外の25歳の選手が優勝した。この年齢
ではプロは無理? 決勝相手が新潟県の23歳の三輪。彼ならプロの可能性が
あるため、応援をしてみてたが、体力の差で負けてしまった。去年の大会には、
何人か有望選手がいたが、今年は見当たらなかった。まあ、今年はいいだろう。
この現状からしても、内的素養は別として、モンゴル人力士も必要か。
双葉山には、「大本教」の大元の素養があった。 何もないなら、
< せめて神憑りのふりをしろ! >  所詮はお祭りの余興なら…  

・・・・・・
5742,つれづれに哲学 〜嘆きの谷
2016年12月04日(日)
             「生きづらさからの脱却」岸見一郎著
  * アドラーの「嘆きの谷」
 私がみるに、悲観的傾向が強い人が、女性で3人に1人、男性が4人に1人
の割にいる。その中で更に強い人は1割ぐらいか。知人にも数人、非常に悲観的
思考の強い人がいる。連れ合いとの不適性があるが、何もかもを悲観的に捉える。
ある婦人、目を見張るほど美人だが、いや、だったが、万年ウツ状態で、日常が
常に暗い状態。誰も躁鬱の波を乗越えて生きているが、問題はマイナスの程度。 
アドラーはカント同様、クル病だが、そのハンデを乗越えて、フロイト、ユング
につづく三大心理学者の一人になっている。根には、「その程度のことで、何で
落ち込んでいるのか!」があるため、その説得力が強い。 
  〜その一節から〜
≪ 世界を「嘆きの谷」と見ようとし、いつも苦しんでいる人がいる。
 アドラーはそのような人は「途方もない重荷を担って人生を歩もうと不断に
努力をする」と言っている。些細な困難をも誇張し、将来についても悲観的に
しか見ない。身のまわりで喜ばしいことが起ると不安になり、どんな対人関係
にも「影の面」を持ち込む。
 「嘆きの谷」という言葉は元もと旧約聖書の『詩編』に出てくる。
エルサレムに巡礼する人は、乾燥のため枯れ果てた谷底の道を歩まなければ
ならなかった。このような人が、世界を「嘆きの谷」と見ようとするのはどう
いうことか。アドラーの解釈と違って、『詩編』では、神によって勇気を
出し、広い道を見ている人は「嘆きの谷を通る時でも、そこを泉とするだろう」
と言われている。生きている限り、「嘆きの谷」を避けては通れないが、勇気
ある人はそれを「泉」と見るのである。ところが、この世界の嘆きの谷とみて、
どんな喜べる機会にも、「カッサドラの叫び」しかあげない人がいるとアドラー
はいう。ギリシャ神話に出てくるカッサドラはアポロンに愛された。アポロンは
カッサドラに愛を得るために彼女に予言能力を与えた。しかし彼女は、アポロン
の求愛を断った。そのため、アポロンは誰も彼女の予言を信じないようにした。
カッサンドラはトロイアの滅亡を予言されたが、無視された。
アドラーは、<この世界を嘆きの谷とみて、「カッサンドラの叫びしかあげない」
というのは、不吉なことしか言わないという意味だが、決して、トロイアの滅亡
を望んでいた訳でない。
 〜ネット検索に、「嘆きの谷」で調べると、
≪・アドラーは仕事の課題、交友の課題、愛の課題という人生には避けては通る
 ことができない課題がある、という。これらの課題を解決する能力がないと
 考える人は、なんとか理由を考えて、人生の課題から逃れようとする。
・アドラーが「劣等コンプレックス」という言葉を使う時、次のような意味と
 して使っている。すなわち、「Aであるから(あるいは、Aでないから)、
 Bできない」という論理を日常のコミュニケーションの中で多用するという
 意味である。このAとして他の人がしかたがないと納得しないわけにはいか
 ない理由を持ち出すのである。
・神経症はこの劣等コンプレックスに他ならない。人生の課題を前に直面しよう
 としなかったり、ためらいの態度」を取って立ち止まる。「はい〜します、
 でも、(yes...but)といって、結局課題に取り組まない。神経症に限らず、
 人は意識しなければ、すぐに「でも」といってしまう。
 <何かをしようと思う、しなければならない、「でも」と…>
・カウンセリングの時、あまりに頻繁に「でも」という人があって僕はその人が
 「でも」というたびにカウントすることにした。本人はそのことを意識して
 いなかったからである。やがてこんなふうにいわれるようになり、次第に
 この言葉が用いられる回数が減っていった。「まだ今日は一度も『でも』と
 いってませんから、一度だけ『でも』といわせてください」
・人生の課題に挑戦する時、失敗すること、敗北することを恐れる人は、課題
 から退却しようとする。何をする時にも必ず成功しなければならない、と考え、
 成功するという保証があれば挑戦する。しかし失敗が少しでも予想され、
 成功することが確信できなければ最初から挑戦しようとしないか、失敗しても
 そのことによって致命的な打撃を受けることがないように、いわば綱渡りをする
 人が転落することを予想して下にあらかじめ網を張っておくようなことをする。
 症状はこのような目的のために創り出される。
・人生の課題を前にして敗北を恐れる人は、課題に挑戦することを回避する
 ために時に神経症になって、「足踏みしたい(時間を止めたい)」と思う、
 とアドラーはいう(『人はなぜ神経症になるのか』)。
――
▼ 上記の「カッサドラの叫び」しか上げない人に、マイナーな視点の話題を
 ふると、大きく首を振り、どんどん話が進む。何処にも、『内幕情報屋』が
存在して、ネタを探し出して人の懐に飛び込む。それが、万引き、置き引きと、
同じくらい、いや、それ以上の犯罪行為でしかないことを知らない。で、その
毒は、喜んで聞いてしまう方にも、同様に罪になる。誰もが持っている要素
だから始末が悪い。

・・・・・・
5377,武器としての決断思考 ー
2015年12月04日(金)
        ー武器としての決断思考〜 瀧本 哲史 (著)ー
 『学問のすすめ』が、明冶5年の3000万人の人口の中で、300万冊の大ベスト
セラーだったというから、当時の民度が高かったことが窺い知ることができる。
明治初期の日本で、欧米のバイブルみたいに読まれていたことになる。
今の人口比からすると1200万冊。明治以来、日本は果して進化したのか。
現在の日本人の多くは、これだけ読む知性も、教養もない。 明治以来、
日本は果して進化したのだろうか。国敗れて教養なし! 何かが失われた!
  * 『学問のすすめ』は、いま、若い世代こそ読むべきだ
≪ 変化が激しい今の時代、これまでの価値観や方法・人生のレールという
ものは、意味をなさなくなってきているということです。京大医学部生の話は、
その顕著な一例にすぎません。右肩上がりの「幸福な時代」は過ぎ去りました。
良い大学、良い会社に入れば人生は安泰、みたいなことはもうないのです。
 さらに断言すれば、これからの日本はもっともっと厳しい状況になっていく。
良い時代を経験して「逃げ切り」ができる世代であれば、昔はよかったとただ
嘆いていればいいのでしょうが、これから社会に出る世代、もしくはこれから
社会のメインステージに立つ世代にとってみれば、問題は深刻です。
 では、どうすればいいのか? ここで、リベラルアーツの話に戻ります。
人間を自由にする学問がリベラルア↓だという話をしましたが、まさにいま、
それが求められているのです。
 医者の話が良い例ですが、国家試験に合格しただけでは、これからの時代は
生き残れないし、幸せになることもできません。むしろ奴隷として、上の世代が
作ったシステムにからめとられる可能性が高い。それも自分が気づかないうちに。
 だから教養が必要です。自由になるために。自分の力で幸せになるために。
といってもそれは、大学生がパンキョーと呼んでいるものとは違います。
極端に言ってしまえば、大学の教養課程で教えている一般教養は、大学教授を
食わせるためのものでしかなく、本来の意味での「リベラルアーツ」とほど遠い。
 もっと実践的で、実用的な知でなければならない。
ここで、福沢諭吉が著した『学問のすすめ』から一節を引用してみましょう。
まさに私が言いたいことを代弁してくれています。 
 《学問というのは、ただ難しい字を知って、わかりにくい昔の文章を読み、
また和歌を楽しみ、詩を作る、といったような世の中での実用性のない学問を
言っているのではない。(中略)いま、こうした実用性のない学問はとりあえず
後回しにして、一生懸命にやるべきは、普通の生活に役に立つ実学である》
(引用『現代語訳学問のすすめ』齋藤孝訳/ちくま新書)
 『学問のすすめ』が刊行されたのは明治5年。新しい時代の幕開けに、明治人
が持つべきメンタリティを説いたこの本は、300万部を超す日本史上最大の
ベストセラーとなりましたが(当時の人口は約3000万人)、いま、既に20年以上
が過ぎたこの平成の世にこそ、そして、そんな時代に生きる若い世代にこそ、
この福沢諭吉のメッセージは伝えていかなければならないでしょう。
そう、まさにいま、実学が必要なのです。医学部生が起業論を学ぶように、
自分にとって必要な学問は何かと考え、探し、選び取るーそういった行為が、
ベーシックなものとならなければなりません。≫
▼『学問のすすめ』は、学生時代に読んだが、これほどベストセラーとは!
 『世間』に対し異常なほど嫌悪感を持つのは、身近な人間関係に取込まれた
奴隷のような絡みとられた視線を感じるため。教養とは、それらから自由に
なるための素養。情報化社会こそ、実学としての教養が必要になる。

・・・・・・
5012,幸福優位7つの法則 −4
2014年12月04日(木)
   【幸福優位7つの法則ー幸福と成功の意外な関係】ショーン・エイカー著
 * 法則3: テトリス効果
ー まず、テトリス効果の意味を、要約すると
≪テトリスという強い中毒性の強いゲームがある。一度、はまると、街を歩いて
 いても、本屋の本から電気屋の段ボールまで、何でもテトリスに見えて組み
合わせたいと思ってしまう。周囲に、この「テトリス効果」にとらわれている人
がいる。いや、誰も何らかのカタチで、同じように無意識で実行する習性を持つ。
思考や行動が一つのパターンにはまって、そこから逃れられない人。しかも、
それは、ネガティブのパターンである。このテトリス効果は良い方向にも悪い
方向にも働く。刑事は、知らぬ間に不正を探している。
警察官は、家族まで不正探しの習性がついてしまう傾向が強くなり、一般人から
みたら異様に見えることがある。税理士は監査などで、毎日細かい経理のミス
探しを続けるため、家に帰ってからも家族のあらを探しをする傾向になる。
これらは負のテトリス効果だ。
 逆に、良い方向に働くと、テトリス効果は抜群の効果を発揮する。ここで、
「今日あった3つの良いこと」の振り返りがある。一日に5分、この作業を毎日
繰り返すことで、脳内に、ポジティブな自分をスキャンする回路が生まれ、徐々
にポジティブな部分を見つめるようになる。意識的にポジティブなことを考える
ことで、それまで頭にあったネガティブなことを意識から追い出すことができ、
心が安定する効果がある。・・ 科学者によると、我々に入ってくる情報のうち、
およそ百分の1しか覚えてないという。他は効率よくフィルターではねられて、
脳の中のごみ箱箱に捨てられる。我々は見ようと思うものしか目に入らない。
自分が買いたい車か、買った車しか目に入らない経験があるだろう。
 ・・脳が常にポジティブな面をスキャンしてそれに注目すると、最も重要な
3つのツール「幸福」「感謝」「楽観性」の恩恵を受けることができる。恩恵は、
「幸福優位性」で述べた。
二つ目の有益なメカニズムは「感謝」である。ポジティブな感情で持つ機会が
増えるほど、感謝の気持ちを覚える。感謝を常に忘れない人たちは、活発で、
心の知能指数が高く、寛容で、抑うつになりにくく、不安や孤独も感じないこと
が、多くの研究が証明している。
三つ目は「楽観性」。脳がポジティブの事柄を多く拾上げるほど、いいことが
続くと思えるので、ますます楽観的になる。ある研究によると、楽観主義者は、
悲観主義者に比べてより多くの困難な目標を立てる。そして、その目標達成の
ために多くの努力を注ぎ込み、困難に長時間立ち向かうので、障害を比較的簡単
に乗り越えることが実証されている。・・・ ≫
▼ 私は商家で育ったため、何事も損得で考える傾向が強いことに学生時代に
 自覚したとき、ゾ〜ッとしたことがある。社会には、損得以前に、善悪、
嗜好、倫理など、様々な道理がある。それを知るのが教養である。私が一番警戒
している、『世間様』がテトリス効果で、小さな世界の価値観に縛られ、思考や
行動が凝縮した人たち。小さな岩穴の中で、大きくなり、その穴から出られなく
なった山椒魚そのもの。誰もが、少なからず持っている要素だが。
 うつ病は、その穴の中で精神が圧迫された状態から生じる症状である。
・・・・・・
4645, 一年で全米記憶力チャンピオンになれた理由 ー2
2013年12月04日(水)
   『一年で全米記憶力チャンピオンになれた理由』ジョシュア・ジョア著
 * 古代ギリシャの記憶術の誕生ー「シモデスの記憶術」
 この本は、科学ジャーナリストが、古代ギリシャの時代から知識人の間で
受け継がれてきた記憶術で、1年後に記憶力全米チャンピオンに輝くまでを
描いた実験ドキュメンタリー。ベストセラーになったが、当然の内容である。
記憶をまず洞窟の岩壁に書き残し、次に石片、木片、動物の革、紙、そして
今ではデジタルに変化してきた。それが外部記憶装置。そのため、ネット検索で、
一瞬にして世界中の情報を取ることが可能になった。 その中で記憶力が、
どこまで必要なのだろうか。 ー「シモデスの記憶術」を検索するとー
【 奇跡的偶然で助かったシモデス。身内や知人を崩れた瓦礫の中から遺体を
 掘り出したが、酷く押しつぶされ見分けも付かない。しかしシモニデスは、
パーティに参加していた人達が、どこに座っていたかの記憶を頼りに、その位置
から身元を判別し、一人一人を埋葬することができた。この経験からシモニデスは、
記憶術(座の方法)を思いついた。 『鮮明な記憶というものは、順序や場所と
関連付けられた場合、鮮明に蘇ること』を発見した。
この「座の方法」=「記憶を鮮明の保持する方法(記憶術)」は、
1、何かの場所を選ぶ 
2、記憶したい物事のイメージを描き 
3、それぞれの場所に関連付けていく方法で、現代記憶術で言う「場所法」。
シモニデスは更に、『場所の順番が物を 護ってくれ、物のイメージが記憶
そのものを護ることになり、我々は、場所を蝋板代わりに、イメージを文字
代わりにして、関連付ければいい』と、記憶術の真髄を述る。
これが25百年前に発見された記憶法である。 】 
▼ 早速、事例にした、熊、ゴミ、靴、大学、ドラマ、トラックなどを
イメージし、自宅の駐車場、庭、玄関、居間に貼り付けた。そして一日後、
思い出してみたら完璧に憶えていた。ベテランでも時に忘れるが‘記憶の不備’
でなく‘認知の不備’という。ここで、紹介していた実験に考えさせられた。
学生たちに30枚の写真をスライドで見せて、憶えているか?
と聞いたところ、全員が笑って、憶えているわけがないという。そこで、
その一枚一枚の横に違う写真を貼り付けて、見せたところ、最初にみた写真を、
全員が憶えていた。人間は一度見たもの、経験したことの殆どを記憶している
という。48回の海外旅行の行先の旅番組を見るのが楽しみの一つだが、行って
なければ見ないし、その時の、記憶と番組が混合し、再び、そこに行った
気持ちになる。番組の映像が、この二枚並べたスライドと同じ効果が働き、
少し違う風景から、実体験の記憶が蘇ってくる。だから何でも見てやろう、挑戦
してみようという積極一貫の精神が必要ということ。考えさせらる本である。
・・・・・・ 
4280, 閑話小題 ー随想日記のテーマの見つけ方
2012年12月04日(火)
 * 随想日記のテーマの見つけ方
11年7ヶ月、休むことなく、この随想日記を書き続けてきた。
一つの張り合いになっているが、問題はテーマのネタ。これが難しい、
というより思い浮かばない。TVや新聞から思いついたり、雑談で思いついたり
様々である。二週間に1〜2度、図書館で10冊を借り換える。それを机の左に
積み重ねておき見つけるのが半分くらいだろうか。
 自分が面白い、成るほど、と納得する内容でないと後で読み返した時、心に
振動しない。その為、本探しから違ってくるが、これが良い。それと、たびたび
自分のワダカマリをテーマにする。これは考えることになり、解消の切欠になる。
去春以来、何のワダカマリをテーマにしてきたのは、そのため。赤裸々過ぎたが。 
その時々のテーマを探すのは、人生にとって最重要事項。それを続けることは
最上の習慣化だが、12年近く実施しているわりに教養が増した感がない。
書いたと同時に完全に忘却するためだろう。しかし、この習慣、一度身に着ける
と良いことが多々ある。何か事があると、その場でキーワードを探し文章化して
しまう。3つも見つければ、完成に近い。それは、考えることそのもの。
それを後でパソコンに書き込むが、メインキーワードをテーマに入れる。
そこで違うテーマに変更する場合がある。毎日書いていると、その辺が面白い。 
プロの書き手はテーマを依頼されると、数十、数百冊の本を集め、目を通すという。
その過程で内容の荒筋をつくり、その後、内容の肉付けをしていく。現在では
パソコンとネットがある。アマゾンなどから多くの資料の入手が可能になった。
4千も超えると、同じような内容を知らぬうちの繰り返し書いている。
現在のような、有り余るような時間の中では、テーマ探しは、けっこう面白い。
それにしても、下記のテーマと文章を読み返すと、赤裸々で、心根が、
そのまま現れ出ている。今さら、虚飾も何もないと開き直るしかない!


6108,閑話小題 〜再び「幸福アドバンテージ」について −3

2017年12月03日(日)

   * 学生時代は、人生の砂場
 <青山学院・優勝の秘密>の中で、
ポジティビティー比を高め3つ効果
 1.ポジティブ思考
 2.感謝
 3.運動 
が、私の学生時代に思い当たる節があった。
昭和40年代は「東京オリンピック開催」の効果もあって、高度成長の真っ只中、
安保闘争もあって、「天気快晴なれど、波高し」の世情であった。25室の今で
いう、「シェアハウス」のような寮生活を過ごした。そこでは嫌でも、互いの
「生活と、育ちと、性格」が丸見えの日々。その寮生活をベースに学園生活を
過ごしていた。この寮生活で、非常に多くの事を学んでいた。学生時代に、
実家の実情や、プライベートの話題は極力避けるのが暗黙のマナー。話題は、
最近経験したこと、読んだ本などの情報交換が主。そして、週に一度位の割で、
安酒を買い込み、持ち回りの部屋で酒宴。それが面白く、楽しい日々だった。
その寮も、グーグルアースで見たところ、跡形もなく無くなっていた… 
・1,2年生は、寮生活と合気道の部活と、古典文学書の読書を中心に、ステレオ
 を買い込んで、ジャズや、ポップの音楽を聴く生活。
・2年生後半からは、連休ごとに、寮の先輩がペアレント(山荘の責任者)の
 軽井沢の『友愛山荘』のヘルパーと、そこから広がる人間関係の生活へ、
 変化していった時節。そこで若い女性の旅人達と夜長、フォークを歌い、
 踊った夢のような日々が始まっていた。寮では年3〜4回の割で日帰りツアー
 のコンパ。クラブでは、富士吉田、千葉の富津の春、夏、冬場の合宿に参加。
 軽井沢のヘルパーも暇に任せてに参加しただけ。
・3年は、その軽井沢のゴールデンウイークで、夜半に3人のヘルパーと暖炉を
 囲み雑談をしていた時、海外へ行く予定の無いのは私だけ。「決して彼らの
 実家が裕福でないのに、どうして?」と、一晩考えた末、「これは、情報と、
 知識の質量の問題」と気づき、『私も行く!』と決心。その数ゲ月後に、
 年間20万人の海外旅行者の一人になっていた。そこで、小さな固定観念が
 粉々に崩れ去っていた。小さな蟻が、蟻塚から一歩、外に歩み出した時節。
  その時にボジティブ2対1が、5対1に変わっていた。
・そして、翌年の4年次で、「武澤ゼミ」の一員になっていった。進級ごとに、
 学校の目論見通りに、ポジティブに、神様(自然の摂理)に、行動的(運動)
 に、変身をしていた。私にとっての『人生の砂場』だったことになる。

で、昨夜は1,2年次の同級会。これが、明るく、ポジティビティの高い世界。
全国区の世界は、話題が豊富で、時空を超えて、面白い! これが、
『恒産あって、恒心あり』の世界でもある。しかし、誰も「生老病死」の
問題を抱えて、悶えている側面がある。「夕陽に向かい、手が千切れるほど、
何時までも振っていたいよ」の、<一期一会>の世界でもある。

・・・・・・
5741,なぜ本を読むといいか? 〜5
2016年12月03日(土)
        <本を読む人だけが手にするもの>藤原和博著
   * 読書の継続はキャリアをつくる
 身近で分かりやすい金持は、医師と歯医者。特に開業医は数千・数億万の
収入という。 羨ましい限りである。他に弁護士、公認会計士、不動産鑑定士や、
 国家公務員の資格を持って業に専念すれば、数千万の収入を得ることが
可能になる。その為には、基礎教養を含めた継続した読書が必要である。
  〜その辺りから〜
≪・1時間の報酬が最も低いのは、飲食店や小売店などパート・アルバイト。
地域によって最低賃金が違うので一概に言えないが、平均すると概ね800円〜
1000円といったところ。
・このやや上の水準に、いわゆる非正規雇用の労働者層が広がっている。
年齢によって、幅が広くなるが、正社員のビジネスパーソンや公務員の年収を
年間総労働時間で割って時給換算すると、だいたい2000円〜5000円の間。
・課長職や部長職などのマネジメント職になると収入が増えるが、会社にいる
時間のほかにも接待など、実質的な労働時間が長くなっている。したがって、
時給がこの範囲を超えることはほとんどないといっていい。
・そして、その上には企業に雇われていない専門家が入ってくる。 例えば、
人気ある弁護士クラスで3万円程度、外資系コンサルタントの雄、マッキンゼー
のシニアコンサルタントで8万円ぐらいになる。
 〜こう見ると、日本人が普通に
働いたときの時給は、フリーターの800円からマッキンゼーの8万円まで、
100倍の範囲に収まってくる。1時間あたり報酬が1万円を超えたところから、
私は「エキスパート」と呼ぶことにしている。 ・・(略)
 一方、さまざまな仕事のなかで時間あたりに稼ぐ効率が最も高いのは講演。 
ビル・クリントン氏のようなアメリカの大統領経験者になると、1回の講演で
数千万円を稼ぎ出す。 大統領や首相経験者でなくても講演は稼ぐ効率が高い。
日本の有名人クラスは、1時間あたり100万円になる人もいる。≫
――
▼ 上記の事実は直視したくないが、この時代、親がかりの幼児からの読書習慣
 による論理能力と、天才教育、いや秀才教育のベースがないと、キャリアには
なれない。家系からの恒産が、子供の恒心をつくるのが、現実である。
社会は、不平等、不公平、不自由、憎しみにより出来上がっている。
だから、建前としての、<自由、平等、博愛>を高らかにいうしかない。
とはいえ、自分の内面には、その徳を積上げておくのが教養。
孤独の部屋を持ち、そこで独学するしかないが、外には、外の世界が広がって
いる。で、私が行きついたのが、「個人主義」。これはこれで、維持するのが
難しい。「大変な人」そのものになる。個人が確立しにくい閉鎖社会では、
「和して同ぜず」は、逆になりがちになる。「付和雷同」でないと、生き辛い
のが事実。フワフアした雷同も、目先は楽しい。「何の取柄もない」が、
ベストの世界は、互いに掴みようが無い畜群になる。所詮、その一匹でしか
ないので、こう書いている。「世界は広く、深い」のに。
 で、偶然だが、以下に文脈として続いていく。
・・・・・・
5376,武器としての決断思考 ー
2015年12月03日(木)
       ー武器としての決断思考〜 瀧本 哲史 (著)ー
  * 人間を自由にするための学問を ーリベラルアーツ
 高度成長期は、20年以上も昔におわり、今では時代は氷河期に入ろうと
しています。そこで選ばれし者同士の熾烈な戦い生じてくる。そのための
明らかなエリート教育が、これである。著者そのものが、更に選ばれし者。
自分自身の経験を、筋立てて教えればよい。 〜その辺りから抜粋〜
《 リベラルとは本来「自由」を意味する言葉で、アーツとは「技術」。
 すなわち人間を自由にするための学問である。その基礎としての教養は、
10〜20代の若い時にそのベースをつくっておくべきである。
 教養の起源は、古代ギリシャにまでさかのぼります。
 当時の社会には奴隷制度があり、奴隷と非奴隷を分けるものとして、
学問の重要性がさけばれていました。かなり大ざっぱに言えば、
「学のない人間は奴隷として使われても仕方、ない」、ということです。
 奴隷などというと、21世紀の日本で生活しているこの本の読者にはあまり
関係のない話のように思えますが、決してそんなことはありません。
 私は、いまだからこそ、リベラルアーツが必要だと強く感じています。
それも、未来の日本を支えていく10代〜20代の若い世代にこそ必要なのです。
どうしてか? それを説明するため、京都大学医学部生の話をしたい。
  * どうして京大医学部生の40パーセントが「起業論」を学ぶのか?
 私は京都大学で、「意思決定論」だけでなく、「起業論」の授業も受け
持ってます。教えているのは、成功したベンチャー企業のケーススタディを
中心とした、実践的な起業の方法であり、その根底にあるべき考え方です。
 その授業を受け持ってしばらく経ったときのこと。ふと履修者の情報を
整理してみたところ、驚くべきことに気づきました。
 なんと、学部別の割合で見ると、医学部の学生がもっとも私の授業を
受けていたのです。その率、40パーセント。
 京大医学部ば、東大医学部と双璧をなす最難関の学部として知られています。
卒業後は、ほぼ100パーセントの人間が医者になります。やりがいだけでなく、
高い社会的地位も報酬も得られ、まさに一生食いっぱぐれない安粛な人生を
約束されたはずのエリート中のエリートたちが、なぜ私の起業論の授業を
受けるのか?不思議に思い、私は学生にヒアリングを試みました。
すると、こんな答えが返ってきたのです。
「この国では、医者になったって幸せにはなれない」
「もう昔のように、医者髄お金持ち、という時代でもない」
「やりがいだけではやっていけない。新しい方法を見つけないと」
彼らは自分の将来に対し、明確な不安を抱いてました。》
▼ 医者の卵でも、勤務医より開業医の方が遥かに恵まれていることと、
 その開業(起業)のための知的準備を学生時代から始めておくべきも
知っている。だから、連れあいも、医師とか、資産家の娘の中から、
探すことになる。医師を目指そうというのは、本来、ある程度の資産が
必要条件である。開業するには、医師としての特性がなければ成立たない。
その特性を磨くには学生時代からの長期のリベラルアーツが必要となる。
「鬼に金棒」の金棒と、使い方は、学生時代から準備すべし、ということ。
・・・・・・
5011,幸福優位7つの法則 −3
2014年12月03日(水)
  【幸福優位7つの法則ー幸福と成功の意外な関係】ショーン・エイカー著
 * 法則2: 心のレバレッジ化
 この法則は、マインドセットを変えて「気の持ち方を鍛えよ」ということ。
オバマが大統領になってから、黒人生徒の成績が飛躍的にのびて白人との差が
無くなった。黒人の自己不信が白人との成績の差になっていたが、オバマ効果
で、無くなったという。三年前の節目時などで実感することは、どんなこと
でも、少し視点、支点を変えてみると、全く違ってくること。過去の経験で、
ある程度は分かってはいたが、最悪?の事態が、もしかして、最善ではないか
という支点を変えると、その要素が幾らでも見えてくる。ーその辺からー
≪・シーソーで、支点を動かせば状況は変わる。大きな子の方に支点を
 近づければ、その子の側が持ち上がりやすくなる。もっと近づければ、
今度は小さい子の方が大きな子よりも効果的に体重を使えるようになる。
さらに近づければ、最後には小さい子はシーソーから降りても、指一本で
シーソーを動かし、大きな友達を持ち上げることもできる。つまりエネルギー
が働く点を動かせば、シーソーを「天秤」から「強力なてこ」に変えられる。
これがまさにアルキメデスの言わんとしたこと。十分な長さのテコと、これ
を置くことのできる台(支点)があれば、地球を持ち上げることさえできる。
 私は、人の脳もこれと同じように働くのではないかと思った。潜在的な
可能性を最大にする力は、二つの重要な要素に基づく。一つはテコの長さ、
つまり「自分が持っていると信じる潜在能力や可能性」、もう一つは支点の
位置、つまり「変化を起こす力を生じさせるマインドセット」の二つである。
・チームは幾つかの実験を行なった。アジア人女性を集めて2日に分けて同じ
難易度の数学のテストを受験させ、最初のテストの前には「女性は男性に
較べて数学が苦手」という話しをし、それを考えてもらってから試験を開始。
次に2回目のテストの前に「アジア人は他の人種よりも数学能力が高い」と
いう話をし、それを考えてもらって受験させたところ、2回のテスト問題の
難易度は同じだったにも関わらず、2回目のテストは1回目より飛躍的に跳ね
上がった。難しい案件や困難な仕事に立ち向かう時には、意識して自分が
優れていると、自分が自信を持っていると考えるようにすれば良い。
・他に「自分の能力はどんどん向上する」と考えている学生と、
「自分の能力は固定されている」と考えている学生をそれぞれグループ
にし、一定期間ごとに英語の能力を計測した香港大学の事例も興味深い。
もちろん「自分の能力はどんどん向上する」と考えている学生の成績は
どんどん良くなり、「自分の能力は固定されている」と考えているグループ
の英語の成績はほとんど伸びなかったという。「うまくできる」と思っている
人はうまくできる。そして「ダメだろう」と思っている人はうまくできない。
ならば、自分の中にある「小さな自信」の「てこ」の場所を変えて支点を
ずらすことで、「心のレバレッジ」がかかり、徐々に大きな事柄にも
自信を持って取り組めるようになるのだ。≫
▼ 人生の節目は、マインドセットを変えるチャンス。節目で、その種の
 本を読み、噛みしめてきた。大きな挫折には、多くのチャンスが隠されて
いるが、問題は、それを見つけること。 節目では、過去をオフをし、新たな
チャンスをトレードすること。その時に心のレバレッジが働く! 三年前の
支点変更に対するキーワードが、「森の生活からサバンナの世界へ」。
・・・・・・
4644, 一年で全米記憶力チャンピオンになれた理由 ー1
2013年12月03日(火)
 著者自身の実験ドキュメンタリーにした面白い本。冒頭の一節からして
読者を引き込んでいく。外部記憶としてのデジカメ、パソコン、ネットが
際限なく進化している現在、今さら内部記憶力が、何になる?と、誰しもが
思うこと。しかし、その脳も、殆ど使われてない。
私のように、特に忘れやすいものにとって、惹かれる内容である。
  ー内容紹介ー
{ 古代ギリシャで知識人の必須のツールであった「記憶術」と、最先端の
 脳科学や一流のプロたちの技術習得の秘訣を学び、全米記憶力選手権で
優勝するまでの1年を描いた全米ベストセラーの話題作。われわれ一般人でも、
訓練すれば記憶の達人になれるのか? 記憶力はせいぜいで人並みであると
自称する新進気鋭の科学ジャーナリストが、古代ギリシャの時代から知識人
の間で受け継がれてきた由緒正しい記憶術を武器に、1年で記憶力の全米
チャンピオンに輝くまでを描いた実験ドキュメンタリー。著者が体験した
記憶力訓練の記録であり、また記憶力の競技会という奇妙な世界に生息する
愛すべき変わり者たちの物語である。古代から中世にかけて、知識人の必須
の教養であった「記憶術」の歴史も語られる。脳と記憶についての科学的な
考察もある。記憶の魅力に取り憑かれた著者が、好奇心の赴くままに記憶の
世界を縦横無尽に駆けめぐる。面白さと、知的興奮を与える1冊。}
 =冒頭の一節から=
《 紀元前5世紀の悲劇の宮殿。生き残ったのは彼だけだった。しばらくし
 人々がやってきて、瓦礫をかき分け、捜索を始めた。指輪でも履物でも
何でもいい。そこに埋もれているのが自分の身内だと教えてくれるものが
見つかることを祈って。その少前、古代ギリシャの詩人、ケオスのシモニデス
は、テッサリアの名士、スコパス家の祝典で歌を披露していた。
歌を終えて席に着くと、使者が彼の肩をたたいた。2人の男が馬でやってきて、
伝えたいことがあるので外で待っているという。彼は再び立ち上がって、扉に
向かった。外に出たまさにそのとき、宴会場の屋根がものすごい音を立て崩れ
落ち、大理石のかけらと埃が舞い散った。今、彼は、がれきと死体の海の中に
立ち尽くしていた。さっきまでにぎやかな笑い声が響いていた空間には、ただ
陰鬱な空気が立ち込めている。人々が必死にがれきを掘り起こしていくが、
瓦礫の中から引っ張り出された死体はひどく損傷していて、誰のものとも
見分けがつかない。誰がどの席に座っていたかわかる者もいないのだろう。 
シモニデスはあらゆる感覚を自分の周囲に集中させ、頭の中で時計を巻戻した。
その時、記憶の概念を変える奇跡が起こった!―大理石のかけらが積み上って
柱になり、その上の装飾部分も蘇った。石のかけらは食器に、がれきから
突き出ていた木片はテーブルになった。彼は客人の一人ひとりに目をやった。
皆、悲劇が迫っているとは知らずに席に着いている。一番前の席でスコバスが
笑っている。彼の向かいには友人の詩人が座っていて、皿のソースをパンで
すくっている。貴族の男性が気取った笑みを浮かべている。 窓を見やると、
使いの者が、こちらに向かってやってくる。何か重要な知らせがあるようだ―。
シモニデスは目を開けた。そして、混乱する人々の手を取り、ゆっくりと
がれきの上に歩を進め、彼らの愛する人が座っていた場所へと案内した。
これが、記憶術が誕生した伝説の瞬間である。 》
▼ 次回に、「シモニデスの記憶術」について書いてみるが、記憶にイメージ
 を使うことも知らずに、この年齢まできた。試験などの記憶は、とにもかく
にも何度も口に出して繰り返すか、紙に書いて、それを何度も読み返す程度。
12年前に、読書の要点とか、その時どきの思いを、ブログに書いて、時系列
と、分類をすることを思い立った。ブログが出始めの頃で、これは個人用の
HPだった。それを公開することで、逆に客観性を持たせ、内容のレベルを
落とせない?ようにした。外部記憶装置をネットに公開したことになる。 
だから、底の浅い自分が、そのまま表出するが、今さら!と割り切れば、
これはこれで自己実現になっている。    ーつづく
・・・・・・
4279, 閑話小題 ー中小企業420万社、円滑法適応は一割弱 
2012年12月03日(月)
  * 中小企業420万社、円滑法適応は一割弱
 先日の朝日新聞の記事に「中小企業支援 息切れ」という記事があった。
  ーその概略はー
≪ 中小は来春の借金返済を先延しの「金融円滑法」の期限切れを向かえるが、
景気が更に悪化するなか、倒産が増え、不良債権がふくらむ恐れが出てきた。
全国の中小企業420万社のうち、円滑法の適応を受けているのは30〜
40万社と一割弱が適用をされたという。そのため、08,09年に1万5千件
を超えていた中小の倒産が、10、11年には一割減の1万3千前後に、今年
も似たような件数で終わりそう。円滑法の狙いはリーマンショックによる急激な
経済悪化を和らげ、会社を立て直す機会を与えることだった。だが改善は進まず、
繰り延ばしをする会社が多く、依存症になっている状態。一年の時限立法も、
二度も延期されたが、来年も、この事態では繰り延べもありうる。≫
▼ 私も、この金融円滑法で何とか生きつないだが、それでも売上減は激しく、
 ダウンした。リーマンショックによる地方経済への打撃は、想像を絶するほど。
地方では三割の中小は、今日明日の資金繰りにおわれているのが実情。
マスコミが、このまま打ち切りをした場合、その半分の20万社の倒産もあり
うるというのも、あながち暴論とは思えない。一割としても3万社で、二倍。
さらに東北大震災が大きく消費マインドを冷やしてしまった。この記事で、
思いのほか金融法の適用が企業の一割に満たないのと、倒産が一年に一%もない
のに驚いた。装置産業ほど借金が無いのだろう。私の事業では装置産業のため
一番、不景気に敏感な業種だったため、いち早く、影響を受けたことになった。 
来春に延期しても、その翌年は消費税の増税があり、延期せざるを得なくなる。
その前に大クラッシュが起き自壊する?から、延期も、断行も大して
変わらない? この冬の寒さは特にこたえる!


6107,閑話小題 〜再び「幸福アドバンテージ」について −2

2017年12月02日(土)

   * 青山学院・優勝の秘密
 ビジネスやスポーツのチームでも、「ポジティビティー比が高ければ高いほど
業績が良い」ことが知られている。その比が高いチームのいい例が、箱根駅伝で
2015から3年連続優勝を決めた青山学院。以前、TVに青山学院の監督が出演し、
優勝に至った秘密を披露していた。チームに「走る笑顔」として、原監督が、
「わくわく大作戦」と称している。
【 •暗い学生を入部させない
  •叱らない指導
  •楽しい練習
  •笑顔で走ると、
選手たちのポジティビティー比を徹底的に上げていった結果、
予選通過すらなかった青学を3年連続優勝に導いた。
ポジティビティー比を高めるには、次の3つが効果的と。
 1.ポジティブ思考
 2.感謝
 3.運動
特に感謝である。増やすコツは「ありがたい」を増やすこと。
「今日も健康でありがたい」「3度の食事ができてありがたい」
このように、「当たり前」のことを「ありがたい」に変えていく 】

▼ 考えてみれば、「幸福優位性」の応用である。「旅行」と「旅」の違い
 と同じある。「旅行」は、行先に辿り着くことに重心を置くが、「旅」は
到達するまでの過程を含む。同じ人生なら笑って過ごした方が良い。7年近く
前のリタイア時に、心の危機対策に、内に押し寄せくる毒素の解毒に、まずは
精神にはストレスを溜めないこと。物理的解毒剤として運動量を増やすことに。
それを前提に、一日単位、週、月、年単位にスケジュールをたて、習慣化する
ことにした。 膿持ち人が、その毒気を傷口に塗りつけてくるところが娑婆。
己を衛るのは己のみ。マイナーの時節ほど、ポジティブ比を高める必要がある。
自分が自分であるためには、まず、自分の日々が楽しく、幸福感に満ちている
ことが、第一。この文章を書いている、この早朝の時間も、好きなことを、
自主的に過ごしているためか、アッという間に過ぎてしまう。そして、一日も。
 まあ、幸せなことで! 
追: 再び偶然だが、3年前の文章そのままが、丁度よい脈絡として続く。
 幸福になり、その幸福維持には、厳然たる法則が。そう軽く、甘くはない。

・・・・・・
5010,幸福優位7つの法則 −2
2014年12月02日(火)
      【幸福優位7つの法則ー幸福と成功の意外な関係】
                       ショーン・エイカー著
  * 幸福の概念と、幸せな人
 それぞれの内容一つ一つに含蓄があり、納得させられる。その法則とは・・ 
法則1 ハピネス・アドバンテージ〜幸福感は人間の脳と組織に競争優位をもたらす
法則2 心のレバレッジ化〜マインドセットを変えて仕事の成果を上げる
法則3 テトリス効果〜可能性を最大化するために脳を鍛える
法則4 再起力〜下降への勢いを利用して上昇に転じる
法則5 ゾロ・サークル〜小さなゴールに的を絞って少しずつ達成範囲を広げる
法則6 20秒ルール〜変化へのバリアを最小化して悪い習慣をよい習慣に変える
法則7 ソーシャルへの投資〜周囲からの支えを唯一最高の資産とする
  ー以上だが、再起力、20秒ルールには特に新鮮な驚きを感じる。
  ★ 法則1、「幸福感は人間の脳と組織に競争優位をもたらす」
 ごく身近に、幸せを絵に描いたような人がいる。その母親が、この数段も幸せ
そうな人だった。しかし唯我独尊、自分の周りに太陽がまわっていると信じて
疑ってない。観察すると、ポジティブ感情が異常に高く、≪私は特別の存在≫
とのたまう。誰の心の底には、近い感覚があるが、年齢とともに片隅に追い
やられるが、この感覚が衰えてない。『絶対幸福の人』というのだろう。 
  ー幸せの概念についての箇所を抜粋してみるー
≪・私にとって幸せとは、「自分の可能性を追求して努力するときに感じる
 喜び」である。幸せは主にポジティブ感情によってもたらされる。幸せ
というのは、条件でも状況でもなく「心で感じるもの」だからだ。研究者に
よっては、「幸せ」という言葉を避けて、基本的に同義の「ポジティブ感情」
とか「ポジティビティ」という言葉を使う人もいる。
・ノースカロライナ大学のバーバラ・フレドリクソンはこの分野で、世界で
トップクラスの研究者。彼女は、「喜び」「感謝」「安らぎ」「興味」「希望」
「誇り」「愉快」「鼓舞」「畏敬」「愛」という最も一般的な10のポジティブ
感情について説明している。このリストを読んだだけで、幸せの豊かな
イメージがわいてくるだろう。・・(略)
・ノートルダム教育修道女会に属する18O人の修道女(全員1917年以前生まれ)
の古い日記である。彼女たちは毎日、思ったことを自伝風に日記に書くように
言われていた。50年後、ある優れた研究者のグループが、この日記に含まれる
ポジティブ感情をコード化を思いついた。 20歳のときの幸福度が、修道女
たちのその後の人生にかかわりがあるかどうかを調べたのである。そして、
かかわりは大いにあった。楽しそうな内容を書きつけていた修道女たちは、
ネガティブな、普通の内容を書いていた修道女よりも10年近く長生きした。
修道女たちが85歳のとき、幸福度が高い方の25%に入っいた人たちの90%が
まだ存命だったのに対し、幸福度が低い方の25%に入っいた人たちは34%
しか残っていなかった。20歳のとき幸福度の高かった修道女は、自分が長生き
すると知っていたわけでない。彼女たちの長生きは幸福感がもたらしたもので、
その逆ではない。≫
・4歳の子供を2つのグループに分けて、同じような知的な作業をさせる。
 「積み木を組み合わせて別の形を作る」というようなことだ。その時、
片方のグループには作業開始前に「何か嬉しかったことを思い出そう」と
指示を出してから作業をスタートさせる。もう一方のグループには何も
指示しない。すると、明らかに「嬉しかったこと」を思い起してから作業を
スタートしたグループの子供達がスピード速く積み木を組み合わせることが
できるのだ。まだ4歳で、大きな幸福経験を積んでいないような小さな
子供達でも、このように差異が出る。
▼ 最後の挫折付きだったが、創業人生は「自分の可能性を追求して努力する
 ときに感じる喜び」の日々でもあった。それに10のポジティブ感情(「喜び」
「感謝」「安らぎ」「興味」「希望」「誇り」「愉快」「鼓舞」「畏敬」「愛」)
もあった。だから、挫折感とか、後悔は思いのほか少ない。それらは、数十年
の毎朝の読書習慣が培ったもの。で、日々是好日、いや日々是口実か。

・・・・・・
5740,大格差 〜書評
2016年12月02日(金)
       ー「大格差:機械の知能は仕事と所得をどう変えるか」                       タイラー・コーエン (著)
  ⁑ 想像を絶する超越的知性が誕生
 一月ほど前に、<技術的特異点『人工超知能が人類を超える』台場時生著>
の書評、【2045年問題、汎用人工知能、あるいは「強い人工知能」や人間の
知能増幅が可能となったときに起こるとされる出来事であり、ひとたび優れた
知性が創造された後、再帰的に更に優れた知性が創造され、人間の想像力が
及ばない超越的な知性が誕生するという仮説。すなわちこのままの人工知能が
進化し続けれると、2045年が『技術的特異点』の年になる。】を書いていた。
 この書は、この論の延長上にある。これらの周辺産業などに従事した人は、
よりリッチになるが、単純作業のワーカー層や中間層の仕事はロボットなどに
置換えられて、一部の人たちに総取りをされる時代の到来を論じている。
   〜まずは、Amazonの内容紹介〜
《 * テクノロジー失業に陥らないために何をなすべきか?
 近年の世界的富裕層と貧困層の格差拡大の根底には「経済のグローバル化」
「テクノロジーの進化による生産性の向上」「停滞した産業と活力のある産業
の二極化」という抗うことのできない変化がある。
本書は、飛躍的な進化を遂げるテクノロジー=機械の知能に注目し、技術革新
が未来の雇用・所得・ワークスタイルに与える恐るべき影響を徹底検証する。〉
  〜書評書込みには、
《 チェスでコンピュータと協業できる人が最強になるという例えがきわめて
説得的な論理を展開している。そして、人々は、大きな政府の福祉国家よりも、
自分の可処分な金を保持する生き方を好むという点も説得的である。
(大きな政府が、人々の幸せに奉仕するためには、官僚機構が民主主義の原則
に従って多数の市民に奉仕する公僕で構成されなければ不可能である。現状は
原子力ムラ、土建ムラ、安保ムラなどの特定利権組織に国民の富が浪費される。
日本に多額の税金を市民の幸せのために使う官僚機構が実現できるとは思えない。
高福祉社会は北欧の市民社会・官僚機構だからこそ成功しているのだ)
《 60年代・70年代という中流層が厚かった時代が特異な時代であって、
中世のように格差が大きい時代に落ち着く(P.303)という説明も納得できる。
日本でも、第二次大戦以前は過半数の農業従事者の間に地主−小作関係、都市
でも少数の経営層(ホワイトカラー)と多数のブルーカラーがいた。
その階層が、生まれや幸運によって位置づけられていたのが、機会は均等に
与えられていて、あとは本人の集中意欲の有無によって成否が分けられる社会
になる、ということも納得できた。
その他、政府の財政不均衡も解決しないだろうという予測も説得力がある。
総じて、平易に洞察を説いているからこそ、力がある。現実を見るにつけ、
パンとサーカスの時代は古今東西不変なのかと思ってしまう。 》
――
▼ 『自動運転車』が、そう遠くない未来に可能とは今でも信じられない。
 これを世界中の大企業、政府が全力をあげ取組みだしたという。運転には
あらゆる情報判断が必要だが、それに向けた知能を開発するプロセスで想像
を絶するノウハウが開発される。その応用が、職場レベルに降りてくる。
コスト面からすると、明らかにロボットの方が効率が良くなる。とすると、
30年先でなく、年々、時代が激変することになる。そして、現にしている。
気づかないのは99・9%の人たち。その一人が「私!」今さら遅いか、ったく!

・・・・・・
5375、武器としての決断思考 ー
2015年12月02日(水)
        ー武器としての決断思考〜 瀧本 哲史 (著)ー
 図書館で見つけた本で、京大の医学部で場違い?の『起業論』を教えている
内容に興味を引かれ借りてきた。医師の世界も、将来的に、そう甘くはない。
30年近く前に新潟で立ち上げた「木鶏クラブ」の会が、今も二ヶ月に一度、
開かれている。そのの例会に、年末か、年始に参加しているが、去年、
新大医学部の20歳の学生で、考えるところがあって、一年の休学をとって、
白紙で将来を考えたいという青年が、来ていた。『思い切った判断だね!』
と褒めると、『教養課程で、一年の休学は東大医学部の学生の一部で
受継がれてきたのを聞き、考えるところがあり真似ただけ!』という。
この「武器としての決断思考」が、そういう人たちのバイブル?かどうかは
不明だが、私が人生を通し、学んできた要点を、軽く一冊に凝縮してある。 
『青年は荒野を目指せ!』である。でないと、溝沼の腐った一員になっていく。
 人生からみたら、「事前の一策は、事後の百策に勝る」の、具体例。
「事前に学んでおくべき人生戦略本」で、さすが、東大、京大医学部。
20歳の白紙の状態の決断は人生を大きく左右する。〜アマゾンの内容紹介より
《 東大×京大×マッキンゼー式・決断の技術!
 本書は、著者がいま、京都大学で二十歳前後の学生に教えている
「意志決定の授業」を一冊に凝縮したもの。今後、カオスの時代を生きていく
若い世代にいちばん必要なのは、意思決定の方法を学ぶことであり、決断力を
身につけることです。もう過去のやり方は通用しないし、人生のレールみたい
なものもなくなってしまいました。「答え」は誰も教えてはくれません。
 となれば、自分の人生は、自分で考えて、自分で決めていくしかないのです。
仕事をどうするか、家庭をどうするか、人生をどうするか? この本で私と
一緒に「自分で答えを出すための思考法」を学んでいきましょう。
きっと、あなたの人生を変える授業になるはずです。》
  〜カスタマーレビューより〜
《 筆者は、東大→マッキンゼー→京大准教授というエリート。
人生において、自分で考え、行動ができる事の重要性を説き、その秘訣を
伝授するとの趣旨。出版社である星海社新書という会社は、「戦う事を選んだ
次世代の仲間たちに、武器としての教養を配る事」を目的として謳っています。
私は、本屋で初めて見つけた本を買って読む事は、めったにないのですが、
思わず買いました。 内容はと申しますと、ガイダンスまでは期待通りで、
これからの厳しい世界を生き抜いていくには、知識・判断力・行動力・修正力
をバランスよく身につけるべき! と実例を交えながら、うなずきの連続。
ただし、本章に入ってからは、ほとんどがディベートの基礎講座。
(大雑把に言うと)ロジカルに物事を考え、常に(正解ではなく)最善解を
導いて、行動を起そう。状況が変化すれば、適宜修正をしていこう。それが
決断思考であり、自分の頭で考えて、自分で決めて行くという事!という内容。
日ごろから、ある程度、まともに物事を考えている人からすると、
同意こそすれ、目から鱗とまではいかないでしょうか。》
▼ ーはじめにーの「武器としての教養」を身につけろーが、この書の要約。
 学生時代の教養課程から専門課程で、何を目指すかを課題を無い頭を絞って
考えて結論を出したが、正に、著者の、この要約を地でいっていたようだった。
50年前の当時は、「坂の上の雲」を目指す高度成長時代の真只中。で、結果は、
バブル崩壊への転換を甘くみて、この結果? しかし、面白く、充実していた。
 で、現在は低成長時代の真逆の環境。だからこそ、ゲリラとして、それぞれが
実学としての武器としての教養が必要になる。 既に時代は氷河期に入った。 
 その中で、久々に? 面白い戦略本に出会った。来週、この会の忘年会に
出席予定だが、この青年、来ているかどうか?   ーつづく

・・・・・・
4643, 老後の生活破綻、そして死 ー2
2013年12月02日(月)
      「老後の生活破綻 - 身近に潜むリスクと解決策」西垣千春(著)
  * 経済面から見る、高齢社会の現実
バブル崩壊後、弱肉強食の傾向が強まり、高齢者の生活にシワ寄せが来ている。
四人に一人が「苦しい生活」を余儀なくされ、四割が平均年50万の持ち出し。
国民年金のみの収入だけなら、厳しいのは肯ける。二ヶ月に一度の年金支払い日
の午前中の銀行の殺気立った高齢者の姿から、ギリギリの生活が見てとれる。
ある2千円均一のスナックは午後からオープンしているが、年金支払い当日は、
二ヶ月に一度の楽しみのため、ほぼ満席? 世知辛さの一端である。 
  ーその辺りから抜粋ー
《  ☆ 貧困につながる格差
 最後に指標の三つ目である「経済」、すなわち家計や暮らし向きは
・高齢者単独世帯の平均年間総所得(家計調査2008年)は175万円。
・夫婦のみの世帯では409万円である。
・内訳を見ると、夫婦二人世帯で、所得に占める公的年金の割合が65%、
 単独世帯では74%であり、高齢者世帯の多くにとって公的年金は主な収入源。
 なお、単独世帯には女性が多く、遺族年金に頼っている人が多い。
 高齢者のみの世帯では、稼働所得(仕事で得る収入)が約二割、
 公的年金が約七割を占めている。 
・高齢者世帯には、一般世帯の平均所得を上回る、600万円以上の世帯が約8%
 存在する一方で、100万円以下という、非常に所得の少ない世帯が15%も存在。
 また、収入が100万円〜200万円の世帯が最も多く、全体のほぼ四分の一を
 占めている。高齢者の新たな就業機会は殆どないに等しく、所得の増加は
 見込めない。つまり経済的に厳しい状況は最後まで続く。
・「相対的貧困率」という言葉は、2009年に初めて広く報道された。
 OECDの定義では、等価可処分所得(世帯の可処分所得を世帯員数の平方根で
 割った値)が全国民の等価可処分所得の中央値の半分に満たない国民の割合。
 2006年の時点で、日本人の相対的貧困率が15.7%という数値は衝撃であった。
 最大の理由は、ひとり親家庭、とくに母子家庭の収入の低さが挙げられるが、
 高齢者の貧困層の影響も大きい。高齢期に入ったばかりの「若い高齢者」は、
 人生で貧困を経験してこなかった人が多い。いざ仕事を辞めたとき、もし
 十分な貯蓄がない場合が悲惨である。
   ☆ 四人に一人が「苦しい生活」
・日本は国民皆年金・皆保険制度が整っている。生まれてから死ぬまで、
 心配なく過ごせるシステムのはずである。しかし先ほど見たように、
 高齢者によって、老後に費やせる生活費には大きな開きがある。40.4%の
 高齢者が、毎月または時々赤字になる状況で生活している。現在の暮らし
 向きが「大変苦しい」と答えている人が7.2%、「やや苦しい」が19.2%、
 ほぼ四人に一人が厳しい生活状況に置かれている。
・高齢者世帯のなかでも勤労者がいない世帯では赤字の割合がさらに高く、
 平均で毎月四万円余りの赤字となっている(総務省「家計調査」2008年)。
 一年間ではおおよそ50万円の赤字である。30年の余生とすると
 1千5百万が必要になる。
・65歳から69歳で就業していない人の割合は、男性で5割、女性で7割。
 年齢が高くなるほど割合は高く、収入も減る。つまり、歳をとるにあたり、
 経済的な不安をなくそうと思えば、勤労者である間に貯蓄が必要になる。》
▼「65歳から69歳で無就業は、男性で5割、女性で7割」とあるが、逆に、
 男半分、女3分の1近くが就業している。自営業や農林漁業がプラス
されても、やはり多い。市営住宅に入り、光熱費と食費を切り詰めても、
医療費などで15万円がギリギリ。4人に一人が「苦しい生活」のが現実。
核家族化で子供からの収入もあてにならず・・この厳しさは、日ごと増す。


6106,閑話小題 〜状況から、主犯格は白鵬!

2017年12月01日(金)

   * 『横綱アドバンテージ』の間接強要だろうに!
 日馬富士と、親方の涙の会見をみて、「何も解っちゃいない?」と首を捻って
しまった。ことは、朝青龍、白鵬から受け継がれてきたモンゴル人の鬱積した
被差別と、被害者意識が背景にある。モンゴル人には、「強ければ、勝ちさえ
すれば、多くのことが許される」という大陸的体質がある。それに対し、日本
には、海の要塞に囲まれ、外からの侵入の心配がない島国根性の国民性。
 その差が、貴乃花と白鵬を比べると歴然としている。貴乃花には、三代目の
血筋と、純粋培養の恩恵がある。白鵬にもモンゴル相撲の血筋があるが、ここは
島国日本。モンゴル人には勝ち続てナンボの存在でしかない。そこに決定的
差異がある。 その一つが『張り手』の問題。
 貴乃花の著書の中に、「張り手」について、相撲道に反する象徴としてあげ、
忌み嫌う。以前は、これほど「張り手」を使うことはなかったが、そこに目を
つけた朝青龍が、『横綱アドバンテージ』の特権を作り上げ、白鵬、日馬富士、
鶴竜へと受け継がれてきた。横綱に張り返したら、本場所間の稽古土俵に押し
かけて半殺しにする仕組み。それを知っている貴乃花部屋の貴乃岩に、それが
出来ないため、出身高校の同窓会に押しかけ、礼儀と躾の説教。これは、目上
に対する、「張り返し」の禁止強要でもある。今回、暴行現場に同席していた
白鵬に7時間以上も聴取をしたのは、一連の事件に共同謀議があったかどうか?
を、丁寧に聴きだすため? 無知が成せることか、日馬富士が『酒が入っての
暴行ではありません!』と会見で話していたが、この手の暴行は、酒の勢いが
ことを大きくする。 『酒の勢いでないとすれば、朝青龍追放を起因とした
モンゴル・コンプレックスの怨念に対するシゴキと捉えられ、手を出さなかった
2人の打合わせがあった?』と受止められても致し方がない。その辺りを、
貴乃花が警察に訴えた主旨だろう。この怨念は朝青龍、日馬富士、次は白鵬に。…
 現在の理事長は、実績からして故・千代の富士にするのが慣例だった。
で、当然、その後の理事長は貴乃花が引き継ぐのが流れ。北の湖も自分の前に
一期でも大鵬を理事長にするのが筋。白系ロシアという理由があったとしてもだ。
白鵬も実績からして当然、理事長になる権利があるが、明らかに日本人の体質
とかけ離れている。そうこう考えると、「国技」の意識と、公益法人の特権を
捨てて、新たに出発するしかない。この危うさが、また面白いことも事実だが… 
 大陸の肉食系に制圧されるのは自然の理。 しかしモンゴル劇場の終焉も、
あながちオーバーではない。来場所から、貴乃花部屋力士への、陰陽の嫌がらせ
が始まる。その辺りが、見ものになる。有り体からすれば、こういうことだ!
【角界を占拠したモンゴル人横綱三人が、『横綱アドベンテージ』を守らない
貴乃花部屋の若手モンゴル人力士を、巡業中の出身高校の同窓会に、出席し、
その一人が暴行に至った。暴力団の刑事事件なら、当然、手を下さなくとも
大親分の白鵬が共謀犯の主犯になる。この男、歴史に残る40回の優勝回数を
誇るが、大陸系のため、島国根性の日本と体質が全く違う。で、今では、
相撲協会そのものが「ポチ」にしか思えない。 所詮は、「わしと違う
二流どこの連中…」と。 だから、何をしても許されると。ということは、
この男の暴走は、もう止まることはない。来年で、舞上がりの愚行で、
お二人の二の舞になり、追放?の運命が待っている。 その確率7割!】
 大相撲そのものの品質維持のためにも、その前、この事件の主犯で…?
 
 白鵬を最低でも一年間の出場の禁止(間接的引退勧告)か??
 それを真剣に考えるほど協会の意識は高くはない、ということか。

・・・・・・
5739,なぜ本を読むといいか? 〜4
2016年12月01日(木)
        <本を読む人だけが手にするもの>藤原和博著
   * 本を読むだけで何が得になるか
 著者は“人生の糧を得る手段として読書をする必要があり、
教養を磨く必要がある”と『読書』に特化して論じている。読書は
損得より人生の根幹に関る問題だが、解りやすく言っているのだろう。
 体操の金メダリストの内村選手がインタビューで、
『私の脳に小さな自分がいて、競技の最中に支持を出している』
といっていた。練習の積み重ねで、「小さな自己」が、育っていて、
次の動作の指示をするという。私の小さな自己は、夜半の数時間の半睡の
瞑想状態と、起床直後のこの文章の完成とネットアップと、ミニ・チャリと、
午前2〜3時間の読書が、小さな自己を育てると思うと成る程!である。
武澤ゼミで一年間、週に1〜2度、様々な会社内トラブルの本質を討論し、
最後に、その解答が示される。それが、思いもよらない切口のもの。
太陽が黄色に見えるぐらい、絞られた上のため、ショックは大きい。
しかし、回数を重ねるうちに、正解に近い判断が出来るようになる。
そこに違った知性が別人格がいて、冷静にゼミ員を見つめているような。
 それが現実に教授でもある。現実社会に出て、会社は急速配転をして
人材を育成しようとする。当然、ノンキャリアとのトラブルが派生する。
その時々、ゼミで育成された「冷静な視線」が、自分と、周囲を見ている。
その冷静な自己が、「内なる小さな自己」に被さってくる。私にとっての
これが、歪んだ私を冷ややかに見下しているそのままが、このブログを
通し透けて見えている。見下しているのは、本人だけならまだ良いが、
世間にも向かうため、溝が深くなる?  要するにバカ!
  〜その辺りから〜
≪・幸福という定義を自分で決め、現在の自分がどの地点にいて、
 どちらの方角を目指し、どこまで達成すればいいのかということまで、
すべて自分で決めていかねばならない。人生は誰も助けてはくれない。
成熟社会は、個人がバラバラになっていくことと同義である。
それにともなって、地域コミュニティの影響力も後退していく。
日本にはもともと地域社会というコミュニティがあったが、産業化に
よって破壊されていった。その代わりの役目を果たしたのが、企業と
いうコミュニティだ。しかし、成熟社会では、それさえもアメリカ流の
グローバリズムによって分断されていく。
・じつはヨーロッパを中心に成熟社会を迎えた先輩諸国がやったのは、
国家として宗教を発動し、バラバラになっていく個人を再び紡ぐことだった。
日本のように企業がその役割を担うのではなく、宗教界が教会というネット
ワークで紡いでいったのだ。ややこしいのは、日本は太平洋戦争の影響で、
このように、国家が宗教を発動できなくなったことだ。宗教の未整備に
よって、とくに若い人たちが浮遊している。
・では、宗教の代わりに彼らをつなぎとめているのは何か。
 それが日本の若者が異常にのめり込んでいる携帯メール。
突出してメール文化が盛んになったのは、宗教の代替機能として、
つながったような気になるという側面が大きかったと私はみている。
宗教が機能している社会では、宗教が物語をつくり、幸福とは何かを教える。
でも、日本のように宗教が機能不全の国家では、自分で自分の宗教、あるいは、
その代替物としての幸福論を持たなければならない。だが、携帯メールは
その場限りのつながりを与えてくれるだけで、幸福論の代わりにはならない。
だれかに託したり、自らを捨てて帰依することができる人はそれでいいと思う。
しかし、そうではない普通の人は自分で本を読み、自分で世界観を構築しな
ければ幸福論は築けない。≫  〜序章より〜
――
▼ 明治以前、それまで国内の農民を束ねていたのが寺院。
 それを明治政府の樹立のため、国家そのものを信仰対象にした。
それが第二次大戦で崩壊したため、新たな機能が働いてなかった。
その一部を上京してきた地方出身を狙いを定めたのが創価学会。何の頼る
べく無い人に、美味しい親鸞の教え。最近では、ネットとりわけ、スマート
フォンを与えられた大衆はネットで、人との繋がりに心の安らぎを求めるよう
になった。ここで情報機器の果てしない進化もあり、読書習慣が薄らいでいる。
国家、宗教も曖昧な時代に、それぞれの人生観、幸福感が必要となる。それは、
読書により長年かけ確立しなければ、いざという時、誰も助けてはくれない。
群れれば群れるほど、繋がれば繋がるほど、孤立することになる。
私を取囲む『弧』、孤独の『弧』が曖昧のため、周囲に翻弄される。
 弧ならまだしも、「狐」に、「狐独」になり、街を徘徊するゾンビに! 

・・・・・・
5374,閑話小題 〜お金のいらない快適生活
2015年12月01日(火)
   * お金のいらない快適生活
 年金生活に浸った日々もけっこう面白いことに出会える。
年金で収入が3割減になったが、出歩く機会が減った分、支出も減ったが、
それでも身銭を削る生活は気持ちがマイナスになる。この数年、〔下流老人〕
という言葉を、マスコミで聞かない日はない。 先日、図書館で
 ーお金のいらない快適生活入門〜岸本葉子著ーを見つけ、借りてきた。
1999年の初版だが、現在こそ通用する内容。大方の主婦は、似ている節約の
工夫をしている。 内容は、「いかに金をかけずに、生活を快適に過ごすか」
がメイン・テーマ。 世の中の仕組みは、各生活レベルの人の2〜3割上の
消費をしたくなるよう出来ているが、少し節約すれば、快適生活も可能。
 〜この内容を要約すると
・ 腰湯をながらの〔読書風呂〕の勧め、
・〔漬け物漬け〕を楽しみ方、漬け物そのものを楽しむ、
・〔金券ショップ〕の極め方 〜一度、電話で問合すか、顔を出す、
・〔スーパー通い〕のコツ、 〜チラシで、特売品を見つける、
・〔ひとりファッションショー〕の楽しみ方 
       〜ハンター気分のウィンドウ・ショッピングを、
・〔大相撲のTV観戦〕、
・〔部屋いじり〕の金のかからない方法、〜(ここにはないが)百均で、
・〔風邪療法〕は〔食べて寝て治す〕がベスト〜生姜、ニンニク、葱スープ、
  などが紹介されている。 
▼ その中で納得したのが、「睡眠が、もっとも金のかからない娯楽」。
 私ごとだが、20時に就寝、4時の起床の生活で、大体、0時過ぎまで
爆睡し、4時までが、まどろみの中。その状態を、良しに出来るかどうかが
分かれ目。ポイントは、楽しいフラッシュを引出し、少しでも不快な記憶や、
考えが浮かんだ時は、トイレか、飲料水を含み、気分を変える。
 価値があるという面では、週一回のシネマ通いも、充分、価値のある快適
生活の一部。せっかく無の世界(宇宙の彼方)から地球上に、「人間」という
知的生物として、80年を与えられたのだから、最大限、楽しまなければ・・ 
 で、金が無い? いや、無いのは、知恵! しかし、大盤振る舞いも、
これまた、「快適」というより「快楽」生活だろう。 酒とツマミを買いにいった
折に、最近、「ニラ」と、「ニラの卵とじの素」を時々、買ってくるようになった。
これが、下手な中華料理店より、はるかに美味い。
今度は、「胡瓜」と「胡瓜付けの素」など漬け物にもレパートリーを広げるか! 
ケチぐさい話だが。 楽しみ方で、一番、安上がりで、価値があるのは
ネットサーフィンという。 しかし、填まりすぎには御注意! 
・・・・・・
5009,幸福優位7つの法則 −1
2014年12月01日(月)
   【幸福優位7つの法則ー幸福と成功の意外な関係ショーン・エイカー著
  * 成功すると幸せになるのではなく、幸せな人間が成功をする!
 身近の人をみると、この意味を実感する。こと自分をみても、事業の最終段階
でリーマンショックと3・11地震に遭遇し、倒産という事態に陥っても、不幸と
思ったことは一度もない。この程度で幸福感が破壊されるわけもなし、私を勝手
に不幸と思い込んでいる9割以上が、時代が激変する中、遥かに私より状況が
悪い?ことを知っているからだ。いずれ誰も「死」に直面するが、それを不幸と
思うか、幸運と思うかである。もし死なないとしたら、どうだろう。
ここでいう幸福の説明が分かりやすいが・・ それは次回に。
「人間は成功すると幸せになるのではなく、幸せな人間が成功するのだ」を、
言い替えると、
「人間は失敗すると不幸になるのではなく、不幸な人間が失敗するのだ」
になるが、実際のところ、不幸ではなく、むしろベストだと捉えている。 
裏表の捉え方の問題、いや、これも幻想である。
  ☆ 内容紹介     
≪「自分は幸せだ」と思える人ほど、よい結果を生んでいる。ハーバード大学
 で人気第1位の講師直伝!最先端のポジティブ心理学が解き明かす「成功」と
「幸福」の驚くべき関係。 世界中から秀才が集うハーバード大で学生から絶大
なる人気を集める「幸福学」 講座で講師を務めた著者は、厳しい競争環境でも
前向きな精神状態を作り上げて抜きんでる人とプレッシャーに負け行き詰る
人の違いはどこかを追求。
 本書では、ハーバード大生や著名企業のプロフェッショナルへの実証実験を
踏まえ、成功をめざしてやみくもに努力するのではなく、幸福感や楽観主義を
もつことが学業、仕事での成果に、組織の生産性向上、チームワークの強化に
結びつくという事実を浮かび上がらせ、その要因を幸福優位性(ハピネス・
アドバンテージ)と名付け、7つの法則にまとめた。自己啓発から組織
マネジメント、教育と幅広く応用可能で示唆に富んだ一冊。グーグル、コカ・
コーラ、IBMなど世界的企業で採用され、驚異の効果をあげたメソッド。
『努力すれば成功する。成功すれば幸せになれる』の図式は間違いということ。
努力して結果を出した人は、往々にしてさらに高い目標を設定し、成功と幸せ
を先送りしてしまう。すなわち、幸せは『成功に先行する』のであり、単なる
成功の結果ではないのだ。簡単に言おう。人間は成功すると幸せになるのでは
なく、幸せな人間が成功するのだ。≫
▼ 学生時代から幸せそうな人は、今でも幸せそうであり、不幸そうなのは、
 今でも不幸そうである。よく観察すると、「性格的に清潔感があり、明るく、
真面目で、両親に愛された人が幸せそう。その逆に、捻くれ、苛めっ子は、
不幸そうであった?」 これも、私がつくったミニ物語でしかない。現在の、
こつこつ積み上げた生活習慣は、この本の中の「幸せの状況」そのものだが・・
どうだろう、幸せだろうか?少なくとも不幸ではない。
それで十二分としなくては!     ヽ(´∀`。)ノ:。 [*☆*ォ前バヵ?
  ー次回は、幸福優位の7つの法則についてー
・・・・・・
4642, 老後の生活破綻、そして死 ー1
2013年12月01日(日)
      「老後の生活破綻 - 身近に潜むリスクと解決策」西垣 千春 (著)
 老後の生活破綻の不安は、多かれ少なかかれ万人の課題。敢えて目を背けず
直視すれば、問題を少なくすることは可能。周りに破綻事例は多くあるが、
一歩間違えれば自分自身の問題になる。まずは、ーアマゾンの内容紹介ーより
{認知症、病気、詐欺、事故、子どもの失業 ―老後の生活にはさまざまな
リスクが潜む。そして一度問題が生じると、周囲に気づかれないまま生活が
破綻してしまうことも、現代の日本社会では少なくない。高齢者を助ける
サービスはたくさんあるのに、なぜ十分に活用されないのか。苦しむ高齢者を
一人でも減らすため、また、自分や家族がそうした事態に陥らないために何が
必要なのか。豊富な実例とともに考える。}
▼ 一年前に高校の同級生Kさんが自死をした。商売上の借金による苦悩の末
 と推察される。他人ごとではない。私の事業は20年、30年以上に渡る装置産業
のため、思いもよらない時代変動も事業計画に入れておかなければならない。
26歳時に事業計画に入り、一年後に貸ビルが完成した前後に石油ショックが発生。
新興住宅地中央の商業地前の、数百世帯のマンション群の計画は全て中止。
事前の思惑が狂ってしまい、ただ茫然。6箇所のテナントスペースは、空。
まずは食い扶持に、その一角で、養老の滝FCに加入し、焼き鳥屋をオープン。
何とか目先の目処をたてた。しかし、この出発時の大波が教訓になった。
《人生も事業も、不測の事態が起こることを前提に、事業計画、人生設計を
 たてること!》を、骨の髄に刻むことが出来た。 その経験が無かったら、
事業撤収も最悪の事態を向かえていただろう。だからKさんの自死は他人ごと
では無い。商売や事業破綻は凄惨そのもの。しかし誰もが何らかの形で
「人生の破綻?=死」か、その前の「老後の生活破綻」が訪れる。 
具体例として、ここで「事例で見る生活破綻」を6つ載せている。
人生の幸福度は「健康」「家族」「収入」で決まるが、老後は過去の問題が
蓄積している上に、脳も肉体も衰える。そして、介護期間が平均10年と
すると決して明るい未来でない。一年,一日、一時間一時間を充実して
生きるしかない。「人生、生きているうちが花」。「K君を偲ぶ会」で垣間
見た、それぞれの「老病死」への不安。で、クラス会の次回の幹事の他に、
ジョークも含め、今回の「偲ぶ会」の幹事から次会の「偲ぶ会」の幹事に
M君が指名。年齢からして1〜2年ごとになるはずだが・・誰ひとり次は
自分と思っていない。M君、私に「次は、御前だ!」
・・・・・・
4277, この非常事態に、万一の備えがあるの? −5 
2012年12月01日(土)
  * 創業準備、創業、盛業、衰退、倒産で、合計45年
 人生で一番辛い一つの倒産を経験をした。創業を決意し、その事業準備と
立ち上げの苦労からみれば、リスクヘッジもあったが、最後の苦しみなどの
エネルギーは数パーセントにも満たない。現在、比較的平然としていられる
のは、面の皮が厚いのではなく、総合スパンの45年か、新潟駅前シリーズの
31年スパンの物語の終わりの一場面と見てるから。二代目経営者は、
その隠された汗水の経験がない?ため、激動に対して開き直りが出来ない。
だから言動が軽くなる。極限の苦渋を味わってないため、限界が分からない
のである。そのため他人の苦境に冷たく、表面的な上面しか見るれない。
それ故の強さもあるが・・ 今回も彼らの視線の低さが露骨に見え隠れ。
その辺りが一番、面白いところだが。文章作法の「起承転結」を事業に当て
はめてみると、その辺が分かりやすい。
「起」が事業創業の決意と、その準備期。
「承」は、具体的な創業と右上がりの拡大時期。 
「転」は、ピークから右下がりの転換期。
「結」は、終焉。 
45年スパンで実際に幾つか事業経験し、9・11、9・15、3・11の歴史的大震災
の三連発で「結」を‘最悪の事態’で終えた。が、少しの無念さは残ったと
しても、「あれでは仕方がないが、面白かった」という諦念がある。 
それもこれも自業自得。「起の経験も、終わりの結の経験してない人が、非難
などもってのほか」という思いがある。これは創業経験者には分るが、未経験
なら分かろうはずがない。人は、経験と知識範囲しか物事は知りえない! 
これが一連の事業経験から得た最大の教訓! 
 創業準備の事業設計段階から、万一の場合の「シェルター」を組み込んでいた。
それが、大方の人には理解できない。喩え話でいえば、「外海の大波が内海に
迫っている中、ゴルフ場で、仲間内の噂話に夢中!の人達」に外海の津波が
分からない。いや、目ざといのは、とっくに逃げている? 本来は、何事も
「起承転結」より「起承転々」の方が良いが、乱気流の中では、「転々」は、
大きくリバウンドする危険が大きい。先月、三週続いた不景気がらみの
身辺の一連の出来事、来月はないだろうが?

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