股・戯れ言


BBS

!?

高校の時に死ぬほどはまったマンガといえば
「エロイカより愛をこめて」

「特攻の拓」
なのです。
私はそういう下等な人間なのだ。生まれも育ちもドキュソ地帯、親戚もドキュソ多目なことをもっと受け入れなければならん。自分の人生と闘っちゃだめだ、仲良くしろよ、とピート・タウンゼンドも言っていたしな。

エロイカはともかく、特攻の拓に対する入れ込み方はハンパなかった。
学校に持って行き、ロッカーがほとんど特攻の拓で埋まっているという異常事態。
「ぜってー」という言葉を普通に使用するというマヌケ具合。
好きなシーンを拡大コピーして持ち歩くという極端な愛のカタチ。
友人間で「誰が好きなのか」を言い合い、その登場人物に対する愛を語り合うというブッコミなのにジャニーズ状態。
わたくしはリューヤ(榊龍也。なんていい名前なんだ!朧童幽霊の初代総長)が好きでした。それか慈統享介。(あんな高校生はいない)
無論セロニアスが死んだ時は号泣。

しまいには私の友人のY嬢(自称・天才子)は
「夜叉神」の旗を作ったからね。鰐淵が好きすぎて。
うちの学校特有の「運針布」(白地の布)を繋ぎ合せて、巨大な白い布を作り出し、そこにマジックでせっせと夜叉神のマークを書いたものだ。
放課後にみんなで頑張って作ったなー。
高校の体育祭の時に、その旗を広げて大勢で写真撮ったなー。
今考えればそれが高校の時一番頑張ったことかもしれない。
援交やコギャルとは無縁な女子高生であった。

そんな当時は
「いつかは本牧の”B”突堤(ビートツ)に行ってみたい」
とよく思っていたものだ。
包帯ぐるぐる巻きの武丸も「本牧ゥ」と漏らしていた。
ああ、いつかは行きたい憧れの本牧。
大学は1,2年の校舎が横浜だったので「おお!こりゃ本牧行けるかも!」「!?」
と思っていたのだけれど、
いざ大学に入ってみると、横浜は横浜でも海ではなく山!
山のてっぺんに大学作ってるんじゃねエッ!(駅から徒歩30分)


がっかりしているうちに大学時代は過ぎ去り、横浜に対する夢もきれいになくなる。(完全に大学が山にあったせいだ)
特攻の拓は年に1回は読み返していたのだけど、時は流れ、長い物語、だんだんと読む機会もなくなっていたのだった。もういい大人なのだから暴走族とか言っている場合ではない。(現実の族は大嫌いだ)

ところが、人生って不思議なもんだな。
だいたいのことが「期待している時」にはおとずれないし、「期待していない時」に急におとずれるのである。
てなわけで先週から今週にかけて、仕事で神奈川県内をぐるぐる回っておりました。
その際に期せずして、本牧を訪れたのです。
それもただの本牧ではなく、本牧埠頭にですよ!
あこがれの”B”突堤(ビートツ)!

ってビートツには行かなかったのだけど、工場地帯に行ったのでカーブする道なんかを通るたびに「うぉー!これ、鰐淵やマー坊がレースした道なんじゃねえのか!?」などと思っておりました。お客さん同行だったから口には出さなかったけど。
是非とも本牧の風景を写メールで撮っておきたかったのだが、これもお客さんがいたのでできず。昼間だったから単車で走っている人もいなかったので、まあ、しょうがないか。

ちなみにこの前日は大黒ふ頭のほうに行ってきました。
大黒埠頭は特攻にはあまりでてこないので、気を抜いていたのだけれどここも夜になったら暴走族が走り回りそうな工場地帯っぷり。
バスに乗っていたら、ニッカポッカ姿で原付に跨っている兄ちゃんがいて、
「惜しい!ゼッツーのナナハン乗ってろよ!ちゃんと2ケツで!」
とひとりで悔やんでいたのだった。
全然ヒロシキヨシに似てない兄ちゃんだったけど。どっちかというとジュンジ似。
鵠沼南台中は湘南のほうだけどな。


なんか大黒ふ頭、本牧ゥと回って興奮しているのって、「冬のソナタ」のロケ地を回って喜んでいる韓流ファンのおばさんたちとか変わらないのな。


そんなことは気にせずに、再び神奈川県内ぐるぐる。途中宇都宮行ったりもしたけれど。昨日は横須賀のほうに行ってきました。
横須賀ももちろん「特攻の拓」ではよく出てくる地です。
むしろ横須賀といえばロォォォークサーヌ、とポリスばりに歌ってしまいたくなるね。あ、チーム名なんですよロクサーヌ。
字は
「麓沙亜鵺」
なんだけど。どうやって思いつくんだよこの当て字。
これじゃポリスも捕吏棲に当て字しないと。
麓沙亜鵺は緋咲薫のチームなのだが、それにしても緋咲薫って凄い名前だな。宝塚の役者のようだ。
あ、あと横須賀は「美麗」というチームもあったなそういや。
一色大珠!(ラリった男)

実際の横須賀は、時間帯が昼間だったので高校生が多目だった。
って高校生私服っぽかったけど、今が期末試験の時期だからなんだろうか。
しかし普通にアメリカ人(角刈り)が多い。
黒人は皆ボビーブラウンで白人は皆ガイル少佐にしか見えなかったわ。

(ガイル少佐はいい具合の写真が見つからんかった)
USネイビーの正門で写真を撮ろうとしたのだが、角刈り外人が怖いので撮らずに退散。こわいよ。無駄にディズニー映画のヘラクレスみたいな体型なんだもの。
肉食は違うね。
お昼食おうと思って入った店がアメリカンな店だったのだが、キーマカレーのセットってサラダがついてくるのだろうなと思ってたら「セットはホットドッグがつきます」と言われた。
セットではなく単品で注文する。
カレーにホットドッグって、どんだけ食うんだよ。さすがアメリカン。
きっとその後にレディーボーデンの1Lアイスをひとりで食えちゃうんだよな。

なんか横須賀はとても沖縄に似た町でした。
基地があるだけでこうも似るものなのかね。佐世保に行ったら確信が持てるのだろうけど。
今度は仕事ではなく来たいものだ。
今度は緋咲薫を目撃したいものだ。


ちなみに私の部屋には鰐淵の巨大コピーが未だに飾ってあるのです。


そして学習机にリューヤの決め台詞「俺らァ死んでも“狂乱麗舞”…」が好きすぎて、

机にマジックで「狂乱麗舞」って書いたのでした。

お恥ずかしい。


もっとお恥ずかしいことに、その学習机が未だに部屋にあるのです。





わたくし25なんですけども。




2005年06月30日(木)

ゆきゆきて、フリーダム

奥崎謙三死去かー
享年85歳。
私のじいさんも今年死んだけど、奥崎謙三とは5つしか違わなかったのだな。
ほぼ同世代と見てもいいだろう。ちなみにうちのばあさんは80。これも同世代とみなしても構わないと思う。
そういえば今年は終戦から60年か。奥崎謙三がニューギニアで陸軍上等兵だった時と今の私の年齢は同じだ。25なんて、結構分別のつく歳なんだけどな(自分を棚に上げてみた)。いや、奥崎が従軍してたのはおそらく20頃からか。
こんだけ狂った人間を産み出した戦争は強烈でインパクトがでかくて人に悪い作用を与える。価値観を完全に崩壊させる。
キレイ事を言うつもりはないが、戦争はよくない。

うちのじいさんは死ぬ前からボケ気味だったけど、口数が多くなかったのでまだよかった。
ところがうちのばあさんは口数が多い。機関銃のように喋る。「ジーリーグ」
「ボール前蹴ってくやつ」(サッカーのことを言いたかったらしい)という風に間違ったことを喋り続ける。
そんなばあさんも、じいさんが死んでしまってからは一気に奥崎謙三方面まっしぐらで大変だ。前はそうでもなかったのだが、最近は戦中戦後(直後)の話をぶっぱなしっぱなし。何十年も前の恨みを持ち出して大騒ぎするという具合。
最近は「××からテレパシーが飛んできた」とか急に言い出して失踪とかしたし。
トーリーコーじーかーけー

身内を笑い者にするつもりで書いたわけではない。
前にも書いたがうちのじいさんは従軍はしていないので(技師として上海・満州に行っていたけど)うちは一見、戦争とは無関係のように思えるのだが、ばあさんの話を聞いたりしていると戦争の爪あとを感じざるを得ないのだ。
「防空壕に隠れた」だの「あたり一面焼け野原だった」だの「近しい人間が亡くなった」だのという直接的なものでない。そうじゃなくても戦争ってのは
「否応なしに奪っていくもの」
なんだなと思うばかりだ。
その対象は命だったり金だったり土地だったり正気だったり様々だ。それらを否応なしに奪っていく、目に見えない、理不尽な現象。災害に近い。大量通り魔殺人にも近いな。すなわち宅間守にも近いってことか。
戦争は普通の人間も皆宅間守にさせられちゃって、同時多発池田小学校事件が起こっちゃっていることがむしろ「普通」になっちゃうから恐ろしい。
そしてそれに関わった人間は、無意識のうちにその理不尽な現象に影響を受ける。
その一番極端なパターンが奥崎謙三(デフォルト狂気×狂気∞)なのだけど。

って半分笑い話気味に書かないと恥ずかしい主張ですね。
でも本当に戦争はよくない。
今戦争が始まったらいやだなー。私から旅の楽しみが奪われていくもの。
新幹線なんかすぐ爆破されちまうもんな。いやだ、絶対反対。


話は変わりますが、先週末はネタ・戯れ言にも書いたとおり、喧騒とはかけ離れた静かな週末を送るつもりだったのですが、またもや酒飲みすぎな週末を送ってしまいました。
日曜は仕事だったので遅くまでは飲まない(だいたい午前2時くらいで打ち止め)つもりだったのだが、以前も行ったことのあるおかまパブのママにバッタリ会ってしまい、「あーらー、後で来なさいよぉ」と乳首つつかれながら誘われたので入店。
おかまショーも見たのだけどこれが賑やかで下品。
ああ、このくだらなさはたまらん。
私はこういう、「ジェンダーを自由に行き来できる人」というのが好きで好きでたまらないのです。憧れるなあ。私は男はいいなーと思うけれど、生理の面倒くささ、生理痛のうざったさも捨て切れやしない。女な自分は普通に受け入れてるし。
男が羨ましいと思ったり口にしたりすると眉をひそめる方もいらっしゃるが、いいじゃねえかよ。
女であり男でありたいのだ。
昨晩の赤犬ライブで赤犬アキラ氏が言っていた「ぼくは処女になりたいんです」というMC。ちょうどそんな感じだ。深い意味はない。精神の幅が女部分だけじゃつまらないし、男部分だけでも足りない。どっちも楽しみたいのだ。
実際どっちも持っている人(肉体とか、精神とかだけでなく心の幅として)は豊かですよ。飽くなきチャレンジ精神の人が多いですよ。
そんなの気持ち悪い、嫌悪感200%という人もいるだろうが、そういう人は片方側のエキスパートになればいいさ。文字通り「男を磨く」「女を磨く」というやつを。ただし中途半端じゃなくてとことん「男根主義」「女陰主義」を目指して欲しい。(男だったら女性を見たら「アナ」と呼ぶとか、女だったら男性を見たら「サタンの杖」と呼ぶとか)

私はそんなの了見狭くて窮屈ぽいのでイヤだけどね。
2005年06月27日(月)

コミックご主人様なんかいらない

沖縄から帰ってきた後、何だか知らないが忙しい日々を送っております。
神奈川県内ぐるぐるツアー(常に日帰り)中なのですよ。今週なんか毎日神奈川のどこかしらにいるぞ。
今日は軽く工場見学のようなことをしてきました。
巨大機械がガシャーンガシャーンとけたたましい音をたてながらこれまた巨大な鉄のかたまりを組み立てていて、それが見ていて飽きないのな。
あれこそ近代的。「ビバ!フォード主義」とか思ってしまった。うーんデトロイト。(日本のデトロイトは愛知県豊田市つーか名古屋なんだろうけど)
ガレージロックっていうのはこういうののことを言わなきゃいかん。JETとかD4とかはちゃんちゃらおかしいや。(いや、オーストラリアやニュージーランドのデトロイト、とか呼ばれる都市出身なら正しいのだろうけど)
そういった意味ではあれだね。ダットサンズはガレージロックだね。車の名前だからね。それ造ったところにおりましたわ、今日。

そんな工場見学(いや仕事なんだけどさ)で興奮したあまり、今日はエンケン純音楽の友の日だったのに忘れてました。
くそー7月初めに関西で見てやる。

というわけでもっぱら移動移動の日々なのですが、移動となれば本を読むか寝るしかないので読んでおりますとも。
で、最近読んだ中で一番おもしろかったのが「ネット・サイコ」という本。
アメリカで実際にあったインターネットが絡んだ連続殺人事件の話なのだが、小説のようにすらすら読めてしまう。それくらい殺人犯のジョン・ロビンソン(ジュリアナTOKYO〜とかやってた人と同じ名前だ)が滑稽でケチで嘘つきで最悪なのです。
まあ、典型的なサイコパスなんですね。
あまりにもサイコパスすぎるので面白いのだ。「どんだけウソつくんだよ!」と心の中で突っ込みを入れ続けてしまう。「自分は起業家でイスラエルに行かなければならないんだ!」とかすぐ口からでまかせで言うのだけれど、住んでるのはカンザスだし、「カンザスシティからイスラエルまでの直行便はなかった」とか調べられているから嘘バレバレ。でもサイコパスってウソがばれても平気だから不思議だよな。なんなんだあの自信は。
あと小太りのじじいなのに、チャットで知り合った女性に写真を送る時は必ず「お気に入りのカウボーイ姿の写真を送る」というくだりがよく出てくるのだけれど、勝負服がカウボーイ姿ってすごいな。「おしゃれ=カウボーイ=男らしさ演出」って、そんな発想する人、私はうちの会社の「自分のことを戦国武将だと思いこんでいる」人(通称:武将)以外見たことナイヨ!

そんなジョン・ロビンソンのちんけぶりがたまらんのだけれど、それよりも重要なのは以下のことです。
この殺人事件てのは、米国初のインターネット連続殺人なのだが、どのへんがインターネットなのかというと、チャットで知り合った女性を次々にカンザスシティに呼んで殺してしまったというあたり。
で、そのチャット、というか殺された女性とロビンソンを結びつけたのは「SM」なのですよ。ジョン・ロビンソンはサディストでハンドルネームは「スレイブマスター」でしたから。ひねりゼロ。
こういう記事を見ると「HNは慎重に選びたいモノだ」とつくづく思います。
「HNは人にどう見られたいかを示すもの」ですから。いやあ私は「八つ裂き」な人なんだ、と思われたかったわけではないのだけれど。
で、女性達はいわゆる「ご主人様」を探していた人ばかりで18歳から40代後半まで幅広い。就職の需要は少なかろうと、ご主人様需要はいつだって多いのだ。そんなに欲しいか?ご主人様。ほかはわからないがジョンロビは自分の本名も職業もすべてでたらめなんだぜ。
著者の人が何度も書いているが「サイバーな空間にロマンスを求める女性は多い。とくにSM的な関係を求める女性は身体的拘束よりも精神的拘束(依存)を望んでいるのだ。それに対して男性は純粋に身体的拘束しか求めない場合が多いからキケン」というくだりには納得だった。
そうね、女性が求めるのは精神的なもんだものな。
SMは精神的なモノ、というのはよくきくが、やっぱり肉体的な危険のほうが多かろう。やったことないから知らないけど。

あと「自分の人生の決定権を他人に委ねがち」の人もサイコパスの餌食になりやすいなと思いました。
さっき見てた「汚れた舌」でも藤竜也(相変わらずカコイイのだが声がショボショボなじいさんだと思ってしまった)が言ってたけど、「自分の軸を持っていることが大事」だよなやっぱ。
私の軸はなんだ?「これを取ったら私じゃねえ」ということ。いまんとこまだわかってないような気もする。うわーまだモラトリアムかよきもちわりー。

まあ、とにかく「ネットサイコ」おもしろいんで読んでみてください。
スレイブマスターの事件はこのページ参照(英語)
http://www.mayhem.net/Crime/robinson.html
壁紙がジョンロビ顔で埋め尽くされていてちんけだなあ。
つうかこの犯罪アーカイブス、すべてのページが殺人犯の壁紙なのか。ちんけだけど夢に見そうだ。
2005年06月23日(木)

あの酒(泡盛)を飲み干すのはあなた 後編

5年弱続けておりました前ページ「小学生マインド」は今日死にました。
殺しました。長い間ありがとうございました。





で、今日からは名前を「スナックwell歌夢」に変えて再始動です。
http://www.geocities.co.jp/Hollywood-Stage/1727/
ってこの日記しか読んでない人には何がなんだかさっぱりわからんだろうし、
そもそもホームページがあったのかよ!という具合だと思われますが、あったのです。
そしてホームページは変わったようで、全然変わってないのです。
何がしたいんだかわっかるかな。わかんねえだろうな。私もあまりわかってねえから。

↑上記の文章はなにも松鶴家千とせの真似がしたかったのではなくて、実際に5年ばかりHPをやってたときは自分で何がしたかったのかわからなかったのですよ。なにやら自分探しみたいでこっ恥ずかしい物言いですが。5年もただのうのうとHPを続けていただけ!ってすごいな。得意ジャンル皆無で。あ、昔はプロレスのことをよく書いていたんだっけか。
最近になってあーわたくしは旅が好きなんだなー酒が好きなんだなーとわかってきたわけです。実に時間がかかったのだけれど。
まあ、今も十分そうだけど、今後はさらに旅を増やしていきたい所存。ってそのためにはちゃんと働かなけりゃ。
関係ないが松鶴家千とせのブログを発見。芸歴50年でも最先端だなー
http://www1.bbweb-arena.com/chitose/2004331224920_blogB001.htm


つうわけで、沖縄旅行記3日目

前回沖縄渡航前に、さんざん先輩から「沖縄行ったら美ら海水族館行かなきゃダメだ!」と言われていた。その先輩だけでなく、沖縄行ったらちゅらうみ!というのは皆の統一見解だったのだが
前回はわたくしが運転できないと言う(免許は持ってるんだが)のがネックになって行けなかったのです。

で、今回。
るっぱさんという「運転が出来る人」と沖縄に来たお陰で、ちゅらうみに行けることとなりました。ヤター!

しかし、問題がただひとつ。
生粋のボンボンであるるっぱさんは「右ハンドルの運転に慣れていなかった」のです!
普通じゃ考えられない悩みだわ。さすが高等遊民!

それでも車でGO。
沖縄は道がわからんね。高速乗るまでにぐるぐる迷った。
なんとか高速乗ったらあっちゅう間に名護についたけど。
名護は海が那覇と全然違うのな。これぞ沖縄の海!とやっとこ思う。
高速降りてからヨイヨイでなんとか進んでいったらちゅらうみに着きました。
土曜日だったので混んでいた。美ら海水族館は仙台でいうところの「八木山ベニーランド」、岩手でいうところの「けんじワールド」(岩手ではディズニーランド級ときいた)なのか。違う気もするけれど。

入ってみるとこれまた大盛況。
皆写真バシャバシャ撮っている。
入ってすぐに水からヒトデを出したりしていたら「水中から出さないで下さい」という注意書きが。
とにかく水槽がでかい。
なにかとアナゴにばかり気を取られていた。だってアナゴの体、紙ふうせんで膨らんでいそうでかわいいんだもの。(「ぷっすま」でよくやってるお宝ハンティングの時に宝箱から出てくるヘビみたいな素材なんだ。わかりにくい喩えだな)

人気のジンベイザメとマンタの水槽はホントにでけえよ!
ジンベイザメはかわいいなーと思えたがマンタはそんなにかわいくなかったです。目がへんなとこについてるんだもの。
昔、海岸でエイの死骸を拾ったことがあって、それをしっぽを掴みながら引きづってたら親に「そんなもの拾ってきて!バカ!」と怒られたことがあった。
その時は「うちの親はホントにつまらないことで怒るな」くらいにしか思わなかったんだが、よくよく考えるとエイってしっぽに毒バリを持っていたから怒られたんだな。
その時のエイもでかかった(私が小さかった訳だが)のだけど、そんなもんじゃないんだ、マンタ。でかすぎ。もはやエイリアン。
でもエイの中でとりわけずっと見ていて飽きなかったのは、ヒョウモンオトメエイでした。私の思い描く「宇宙人っぽいエイ」なのよコイツ。すんごいヒョウ柄ぶりだし。


そしてサメの部屋もおもしろかった。
サメは人間を喰ったりはしないのだね。一番印象深かったサメは「ヨゴレ」ってサメ(実物はいなかったが)で、なぜそんな奇特な名前がついたのだろ?と思ったらサメのヒレにヨゴレみたいな模様がついているからなんだと。裸になったりする芸人みたいなサメかと思ったら。(まあ、サメなんてもともと裸だし糞尿垂れ流しなわけだけど)

あと印象深いのはマナティだなー
ほんとにかわいいんだマナティ。
のうのうとしているのに名前が「マヤ」泥団子とか食べるんだろうか。
のうのうとしているのに名前が「リュウ」るっぱさんと同じだ。
マナティ館の裏手が海だったので砂浜に降りてみた。
なんつー綺麗な海なんだ。思わず海入ってしまったよ。
るっぱさんは水着わざわざ買ったのに持ってき忘れていた。

その後、ちゅらうみを後にし、那覇に戻ることにしたが途中でるっぱさんがどうしても沖縄で行きたかったという「A&W(エンダー)」という店へ。
ルートビア飲み放題のファーストフード。
私も喉が渇いていたので、普通のコーラを頼んだのだけれど、出てきたらどっちがどっちだかわからん。口をつけてみたら見事にルートビアだった。ギャー。
エンダーって有名な店なのか。私は全然知らなかったけど、グッズがわんさか売っていて、るっぱさんはむしろこのグッズを買うために沖縄にきたんだそうだ。だから「えー!帽子、この色とこの色どっちがイイと思う?」とか「ジョッキも買っちゃおうかな〜」などとまるで109で買い物迷っているギャルのように大はしゃぎ。20分くらい迷っていたんではないか。
さすが私以上にオンナな男。

帰り道は「沖縄だから」という理由でダパンプを歌ったり(だいたい途中から歌詞がわからなくなる)していたら途中からスコールのような、シャワーのような雨。「おお!ドリームシャワー!」とわけわかんないことを言いながら走る。
そしたら直後にかけっぱなしにしていた奥田民生CDが
♪高速〜道路に〜強い雨〜
という曲を流し始めたという。偶然なんだけど。


で、なんとか那覇に戻って夜は海上自衛隊ギャルズとの飲み。
その前にタワレコ那覇店に行こうとして、その道すがら電話で話をしていたら知らないおじさんに止められた。
電話してるのに、だ。
いきなり目の前に「身体障害者手帳」を見せてきて、手を出せ、と要求してくる。耳が聞こえないらしい。
出すと指文字で「すいません」とか「ともだち?」とかきいてくる。
はあ、と適当に答えていたら急に手帳を開いて、あらかじめ書かれていた「若い美人」というところを指さしてきた。
なんだよ、照れるじゃねえか。やめとくれ。
こちとらそういう言葉に慣れてねえんだ!(悪い気はしていない)
で、何を要求してきたのかというと、

「か た を も ん で」

であった。指文字で。
なんだよソレ!
肩揉んで欲しいがためにおだてやがったのか!ガッデム!
とりあえず揉んでおいてその場を去った。人に優しく。
知らない通りすがりの人に笑われたけど。おかげでタワレコ行けなかったが。


つうわけで自衛隊ギャルズとの飲み。
実は今年の初めに別のツテで海上自衛隊の女の子と友達になっていたのだけれど、その子がとてもかわいくて天然キャラで大酒飲みで「とても自衛隊には思えねえ!」という女の子でした。
今回知り合った自衛隊娘達もオシャレでかわいくてノリが良くて大酒飲みで全然自衛隊という感じがしない。
自衛隊は実はそんな子ばかりなんだろうか。しかも海上ばかり。
るっぱさんもいたのだが、るっぱさんは別の店で泡盛一合飲んでから合流したのですぐにノックアウト。
そんなわけでホントに純粋に女の子だらけで飲むことに。
いや、みんな泡盛ガバガバ飲むんだけど。
盛り上がった話が「ワキガ」とかばかりなんだけど。
ちなみに一軒目の店の上にあるダーツバーで、前回お客さんと飲んだわ。ダーツやったわ。ずっと忘れてたけどその時思い出した。

二軒目は毎日恒例観覧車。
今回も3日間みっちり通ったわーやっぱ良い店。
最後までワッツラブ?漬け。自衛隊ギャルのはるみちゃんも気に入ってくれて何よりだ。
ほんとにまた行きますよ観覧車。ていうかこれ書いている間にも観覧車に飲みに行きたくなるな。チクショー、なんで沖縄遠いんだよ!

で、三軒目ははるみちゃんオススメの「バルボラ」というアフリカンバー。
岩の多めな内装が非常にアフリカンだがめちゃくちゃ居心地いい。
ここで女子飲みは最高潮に達する。ディープな話で盛り上がる。
しかしちかちゃんもはるみちゃんもほしみちゃんも皆いいよ!
初めて会った気が全然しないのな!
沖縄の人は皆フレンドリーで本当にありがたい。でも「こうやっていきなり知らない人と電話番号交換して飲んで盛り上がるの初めてさー」と言われて本当にうれしいのであった。
またあなた方に会いたいス。むしろ会いに行きます。


いやー今回は、いや、今回もだけど「いい人達と知り合えてよかったなー」ということに尽きた沖縄旅行であった。
沖縄はいいな!ホントいいな!
何度となく観覧車で聴いて歌った「あの鐘を鳴らすのはあなた」そのものですよ。あなたに逢えてよかったとホントに思えるものな。
朝まで飲んだり、朝までじゃなくても真夜中すぎまで飲んで「じゃーねー」と別れた後に大声で歌いたくなるくらいだ。ホントに歌のままの世界。
沖縄行くまで結構クサるようなこともあったし、帰ってきた今もどうしたもんかなーと思うようなことが沢山あるわけだけど。それこそ人は皆悩みの中だよな。
それでも皆さんと逢えてホントによかった。
本当にありがとう!本当に皆愛してる!

そして欲張りなわたくしは、また皆さんに会いたいのである。


てなわけでまた沖縄行きますわ、そのうちな。



(あーどんなに頑張っても日記が短く終われねえ。すんません)


あ、このページ壁紙復活しましたわ!久々の早川義夫!
2005年06月16日(木)

あの酒(泡盛)を飲み干すのはあなた 中編

立派に梅雨入りですな。
雨が降り続いているので最近聴いているのはもっぱらスミスの「ミート・イズ・マーダー」。雨と全然関係ねーだろとつっこまれそうだが、「Well I Wonder」て曲が雨の日のヘビーローテーションになるのですよ、私の中では。
あ、でも今日は水曜日だから、雨のウェンズデイかけっぱなしにしよう。
海が見たいわって言い出したのは君のほうさ 降る雨はすみれ色 Tシャツも濡れたまま・・・ってTシャツ濡れたら風邪引くわ。今日は寒い(20度以下)だからな。


というわけで、幸いにも雨には見舞われなかった(今頃は大雨らしいけど)沖縄旅行記2日目


雨でもなかったし、水曜日でもなかったけれど「海が見たいわ」と思っていた。
前回渡航時に見た海は普通の港(海には違いないんだが)だったもんで。
この日は名刺屋BONちゃんのお友達(那覇在住)がどこかに連れて行ってくれるらしい。
なんという天気のいい日!海に行くには絶好の日ではあるが、お友達が連れて行ってくれるのは海であるとは限らない。どうなるんだろと思いつつ、牧志で待ち合わせ。
市場の奥の路地を曲がって曲がって、たぶん人に連れられてないと二度と来ることができないんじゃないかというような路地裏の食堂へ。食堂といっても一見普通の民家なので、「え!ここでホントにメシが食えるの?」というようなところだった。軒先にずらっと並んだ靴だけがかろうじて食堂らしさを醸し出している。
メニューなんて気の利いたものはない。「さしみ定食」「煮付け定食」「イカ墨汁定食」のみ。
前日結構飲んだので、当然のように腹が痛かった(この時ほどバスルーム別というホテルの部屋に感謝したことはなかったよ)私はさしみ定食を選んだのだが、当然のようにさしみと豚肉の煮つけがでてきたのだった。量多いなー。ちなみにるっぱちゃんが選んだ「煮付け定食」は豚肉の煮付けてんこ盛り。朝(正確には昼なんだが)からヘヴィだ。めちゃくちゃおいしかったけど。
食事をしながらまったりと話しているうちにわかったのは、お友達が連れて行ってくれるのは「糸満ハーレー」というお祭りらしい。
ハーレーのことは聞いたことあったけど、この日程で行われるとは知らなかった。
うれしい偶然。
ん?でも今日は金曜日のはずなんだが。平日じゃないか。
それに関してはNO問題だった。ハーレーは糸満の一大イベントなので糸満はすべて休みとなるそうだ。名古屋まつりみたいだな。
おお、ハーレー見に行くってことは、すなわち海を見に行けるということじゃないか!よかったよかった。

と、カンタンによかったよかった話には落ち着かない。
お友達の友達が車で糸満に連れて行ってくれるはずだったのだが、その日はあまりに天気がよかったのでその人はすでに糸満に行ってビールを飲んでしまったらしいのだ。どう行けばいいのやら・・・せっかくだからレンタカーして糸満まで行こうかという話が出る。

そうと決まればレンタカー探し。国際通りを通り抜けていると、途中で消費者金融がティッシュ配りをしていた。なぜかスピードくじつき。ティッシュを受け取ったBONちゃんがその場でスピードくじを削ると、なんと当たりが出たのだった。
珍しいな、こんなくじで当たりがでるなんて。
いや、ここは全部当たりを出させて、金を借りさせるのが目的なんだろうか。よくわからないが、BONちゃんは
「せっかく当たったんだし、何かもらえるならもらおう」ということでもと来た道を引き返していった。
待っている間にレンタカー屋に行ってみたが値段はなかなか高い。
ほどなくしてBONちゃんが戻ってきた。手にはQUOカード500円分を持っている。「なんか、(タダで貰ったので)こじきになった気分になっちゃった」というBONちゃん。QUOカードは私も持ってるが一体どこで使っていいのかわからない。持っていればいつか役に立つのだろうけど。

お友達がバイクで別のレンタカー屋に行ってくれるというので、その間に、昨晩社長が教えてくれた那覇の大赤線地帯・栄町に行ってみる。
45分5000円という破格の場所らしい。
それが高いんだか安いんだかは赤線利用したことのない私にはわかりかねるが、BONちゃんは「やすいよー」と言っていた。
うわー。見るからに赤線というような小さいスナックと名ばかりの「旅館」という建物が立ち並んでるなあ!
明らかに客引きのおじさんたちが何人かたむろしているし。
BONちゃんとるっぱちゃんだけなら客引きのおっさんたちに集られるのだろうが、私がいたため客引きは寄って来なかったのだった。
なんかおもしろくないねえ。わざと離れて行動してたほうがおもしろかったんじゃないか。気が利かない行動をしてしまってすまん。

そんな中携帯で会社メールをチェックしてみる。
すると・・・
私が3日前にこなした仕事で障害発生しているではないかよ!
メールが飛び交っているよ!
それどころか「本日16時までに人を長野に飛ばす」とか書いてある。
ああ・・・本来ならばわたくしが長野まで飛ばされるところだったのだな!
でもわたくし、今、沖縄にいるのだよ。長野にはどう頑張っても16時までに行けないのだよ。(メールに気がついた時刻、13:00頃。そこから長野の目的地まではどうがんばっても6時間以上かかるのだった)
ぐはー。脱力。念のため電話をかけてみると上司怒ってら。
「許さん!電気アンマかけるからな!」と言われる。まあ、私に電気アンマかけても罰ゲームにはならないのだけれど。

電話終わりに脱力していたところでお友達が戻ってきた。レンタカーは借りれなかったらしい。だったらタクシーで行ってしまえ、ということになりタクシーでGO!
結構長い距離を乗ったつもりでいたのだが、料金は2000円ちょいであった。
やっぱり安いよなー沖縄タクシー。
結構あっという間に糸満着。ただ、ハーレーの会場から離れたところに停まってしまったので歩いて会場へ。途中「私の中での沖縄イメージ原型を作り上げたオンナ」みやらさんに電話してみる。糸満ハーレー見に来たわ、と告げると「いい季節に行ったんだねえ」とのこと。
季節はよかったかもしれないが、

カ ン カ ン 照 り な の だ !

あ       つ       い
焼       け       る


ちゅうか、焦げてる


しかし海はすずしげで、日差しによってキラキラ光っている。
あー沖縄の海って感じだなあ。
その海の上をハーレー(地方によってハーリーと呼んだりもするらしいが、糸満はハーレーらしい)舟が行ったり来たりしている。
ウミンチュ(漁師)の祭りだというからどんだけ荒々しく舟を漕ぐんだろうか、とワクワクしながら見ていたのだが、とあるレースはなかなか始まらない。
舟は揃っているのに、一チームだけ舵取りが現れないらしい。
ゆるい。
すんごく沖縄っぽい。
結構な時間待った後に舵取りとして舟に乗ったのは、チームとは関係ないような黄色いTシャツを着た人であった。そのチームの色は水色で、皆祭り衣装を身に着けていたというのにいきなり黄色いTシャツて。
このゆるさがいいよなーたまらんなー。

しかもいざレースが始まったらそのチームはいきなりスタート失敗して失格となっていた。
ああ!ほんと、どこまでもイイ!ユルイイ!

そんなのほほんとした光景を見ている間も会社から電話がかかってきてバッキャロー!電話してくんじゃねー!と思うことしきり。

で、しばらくしてからハーレー競漕メインイベント開催。
ほかのハーレーはどうだか知らないが、糸満のハーレーは「中村」「西村」「新島」(ニージマではなくミージマと読むらしい)という3つの集落に別れて競い合うみたいで、集落ごとに応援が派手。このメインレースはそこらじゅうで「うおぉぉぉぉぉー!」とかピーピーという口笛とかがあがっていた。
さすがにメインなだけあってこのレースはスピード感がある。特に折り返しは湧いたなあ。何周するんだよ!ってくらい折り返す折り返す。最後の100mくらいの時に司会の人がしきりに「過去のレースでは30m差を逆転したものもあります!がんばれ西村!」と言っていた。明らかに西村応援しているのがバレバレ。
でもレースは中村が優勝してました。
コレ見てる間にどんなに日に焼けたことか!

その後、ゆるゆると糸満市内を散歩。海(ハーレーの会場は漁港だったので、本物の海)を見に行ったりしたのだが、結構汚れていたようだ。遠くのほうはきれいだったけどね。
そしてぜんざい屋へ。
しろくまウマイ!でかいけど。虫歯にかなり染みたけど。

これくらいから仕事の雲行きがあやしくなってきたので、お先に那覇に戻る。
日に焼けすぎて体力奪われたのもあったが楽しすぎた。
夜も呑みに行くのだからいったん体力を戻さねばならん。

宿に戻って見てみたら肌焼けすぎ。ノースリーブだったからとんでもないことになっていた。しかも首に巻物をしていたので首の部分だけ白くて奇妙。
いそいそと業務メールを作ったり受信したりしているうちにずいぶんな時間になっていて社長さんをいつまでも待たすわけにはいかんので「うりずん」へ。


「うりずん」は前回も連れてってもらったのだけど、前回行った時は閉店間際だったのでそんなに人はいなかった。
が、今回は金曜の夜だったので大繁盛。遅れて行った事が大変惜しまれた。
三線を弾きまくるおじさんにえらく高い声で歌いまくる女の子。
すごいねえ、沖縄の夜だねえ。
適当にテーブルに混ぜてもらって盛り上がっていたら、社長さんに「この人すごく有名な人だから」と紹介されたのはアルベルト城間氏であった。
うおー!普通に有名人ジャン!ビックラ!
さらに普通に三線に合わせて歌っていた女の子や踊っていたおじさんたちは全員海上自衛隊という有様。
すげー!なんなんだこのいろんな人たちの入り乱れ様は!
しかも全員さも知り合いのようにワイワイやってるのに「今日初めてこの店に来た」「今日はじめて会った人ばっか」とかサラッというあたりが素晴らしい。
沖縄はやっぱりすごいなー大好きだなー
それにしてもここで知り合った自衛隊3人娘はほんとにノリがよくてよかった。
すっかり意気投合。大いに盛り上がる。
BONちゃんも後からやってきてしばらく飲んだのだけど、その日の深夜12時のフェリーで鹿児島に渡るので「もう一日居たいなぁ」と言っていた。
ハイテンション娘さんたちとは翌日も飲む約束をしてしまったくらいだ。
そしてBONちゃんは後ろ髪引かれながら鹿児島へ。
いやーうりずんはやっぱりいい店だ。
連れてってもらえて本当によかった。
また行きたいなー

その後やっぱり「観覧車」へ。
もうすっかり疲れ果てていたけれど、またまた楽しいお話をすることができてよかった。同業者(いや、うちのほうが遥かに下だが)の方やきれいなお姉さんとも話せたし、浅川マキも聴けたし。
そしてママは昨晩の酔っ払い振りを何も覚えていないらしい。
酔っ払いなんてそんなもんだからね!しょうがないさ!
ママと店以外のところに飲みに行きたかったけど、今回はタイミング合わず。次回こそは叶えたいものです。


しかし、この日はほんとによかった。いい日だった。
沖縄はいつ行ってもいい日ばかりなのだけど。

そういえばこの日飲んだ泡盛ってなんだろ?
社長のキープ甕に入ってたからよくわからん。観覧車で飲んだのは「瑞穂」だったな確か。



続く
2005年06月15日(水)

あの酒(泡盛)を飲み干すのはあなた 前編

沖縄に行ってきましたよ。
実に2ヶ月ちょいぶり。待ち遠しくてしょーがなかったのです。やっと舞い戻った。長かったぜ。何度悶々としたことか。
って、最初から2ヵ月後にもう一度行ってやる!と決めていたわけではありません。
沖縄行きの切符が安いシーズンを選んだらちょうど6月になったのだった。5月はGWで高いしな。いや、それ以前に4月終わりは仙台だったのだけど。
あーこの勢いで2ヵ月半後には再び沖縄に行ってしまいたい。むしろ行く。
今年中にあと2回は絶対行きたいなー。(他の地方も行くけど)

今回は仕事でもないのでるっぱちゃんと行ってきましたよ沖縄。
高等遊民のるっぱさんは働いてないのに沖縄に行けるからすげえな。
朝から空港でビール煽って出発。

ちなみに今回利用したのは正規料金ではなく、個人旅行向けパック。
やっすいよ。一泊ホテルつき帰着日延期可で28000円弱。
前回は往復7万(ホテル代は別)だったからな、経費だったけど。
だんだん出張が少なくなってきている身だが、旅は毎月行きたいのだよ。惜しんではいけないのだよ。
しかも那覇にはすでに全国をチャリンコで旅している名刺屋兼イラストレーターの友人BONちゃんがいるらしい。合流してさっそく飲む約束をしたので楽しみでしょうがなかった。
ま、空港だけでなく機内でもビール飲んで、寝ていて気づいたら那覇に着いていたんだけど。


2ヶ月ぶりの那覇!
やっぱり空気がぬるい!
あー戻ってきたんだなぁ。


しかし着いた途端に会社から電話がかかってきてテンションがた落ち。
今回は振休無理矢理くっつけてきたので、沖縄に行くとは言ってなかったのだ。(すなわち日焼けしたらバレバレなので大変なのだ)
それでもかけてこないで欲しい。頼むから。
まずはホテルに荷物を置くことになったのだが、ホテルもビックリなことに4人部屋であった。2人なのに。
だからベッドも2つ、バスルームが2つあるという具合。ヤター!便利!
バスルームが2つあるということは臭いうんこをしても気にしないでいいということだからね。ありがたや。

そんなこんなのうちにBONちゃんと波之上で合流することに。
前に滞在していたホテルとは逆方向から波之上に向かわねばならないのだが、まあ、歩いていくうちに適当に到着するだろうと思ってたらひとつ曲がり角ひとつ間違えて迷い道クネクネ状態に。海はすぐそこにあるのだけれど、フェンスだの仕切りだのが多すぎ。
迷っているうちにJEFというおそらく沖縄にしかないんであろうファーストフードチェーン店を発見したので入ってみる。ゴーヤバーガー食おうかと思ったがそんなにお腹もすいていないのでゴーヤリングというものにチャレンジ。
るっぱさんはルートビア買ってました。大好きなんだと。今まで飲んだことがなかったので少し飲ませてもらったんだが
うわー!
こいつは、いつぞやに飲んだことのある「台湾コーラ」の味じゃないか!
「台湾コーラ」というのは、その昔うちのジイさんの誕生日祝いを台湾料理屋で行ったのですが、その時に飲んだものなのです。正式名称じゃなかったと思うが。
「湿布の味しかしねえよ!」と驚き、鼻つまみながら我慢して飲んだ記憶がある。
台湾コーラとルートビアは同じものだったのか!ビックラ。

ルートビアにやられながら波之上ビーチへ。
4月にもここのビーチには来ていたのだが、その時よりもルンペンが増えていた。
砂浜にソファ置いてる優雅なルンペンまでいるし。南国だなー。
買ってきたゴーヤリングを食べながらBONちゃんと合流。
ゴーヤリングは単にゴーヤを揚げたもので、普通に苦かったです。砂浜に落としたけど3秒ルールで食べてみた。腹には異常なしだった。
目の前では中学生女子たちが裸足で走っている。
思わず「♪裸足でかけてく〜白い砂〜浜〜」と赤犬の「ズキズキドキュン」を歌いたくなるような光景だが、その中学生女子はひとりだけ図体がでかくて女子プロレスラーみたいだった。ガイア(もうないけど)や全女(もうないけど)あたりでスカウトして欲しい。

合流したBONちゃん(台湾帰り)は真っ黒でウチナーンチュなのかという勢い。
ビーサンなので足に切り傷が多くて、傷口にハエがブンブン止まってた。かくいう私も下駄でできた傷口にばかりハエがたかってくるので払うのに精一杯。やめろバカ!化膿するじゃねえかよ!卵なんか産んだらタダじゃおかねえからな!恐怖ウジ人間にはなりたくねえんだ!
エイ!ヤー!とハエを追い払いながら、るっぱちゃんがトランペット(持ってきていた)を吹くというので、波之上の崖の上にある波之上宮に登ってみた。
しかし崖になっているところは立ち入り禁止。なんだよ。
しょうがないので近くにある記念碑のところで吹けばいいんじゃないという話になったのだが、その記念碑は実は「警官殉職者慰霊碑」なのだった。
なんとなくそこで吹くとさびしい気分がするというので、またまた場所を変えて波之上展望台へ。
最初からここに来ればよかったじゃん!というくらい見晴らしのいいところであった。
るっぱちゃんの吹くトランペットを聴きながらBONちゃんの旅話などを聞く。
うらやましいなあ。
でもどんなに全国回っても帰ってくるところはやっぱり東京だという。BONちゃんは東京が故郷だから。それは私も一緒だ。
私もどんなにいろんな地方にいってもやはり東京が好きなのですよ。愛すべき故郷なのですよ。エンケンも歌ってるじゃないか、「イヤなら出てけよ、俺は好きさ東京」って。
そんな話でしんみりした後はオナニーがどうこうとかソープ街がどうこうとかいう話になっていたが。

ほどなくして歩いて牧志に出向き、よさそうな居酒屋で飲む。
一番最初に飲んだ泡盛は八重泉でした。やっぱり沖縄で飲む泡盛はおいしーねー。
八重泉はほんのり甘い香りがよい。あいかわらず水のようにスイスイ飲める。
酒のあまり飲めないるっぱちゃんも結構飲んでいた。泡盛はいけるのか!
一軒目ではアグー豚を結構食べておなかいっぱいになったので、さっそく前回散々お世話になった最高バー「観覧車」に行くことにした。
のだが、行ってみたら
「すみません、9時過ぎにお店開けます」
という張り紙が貼ってあったのだった。しょうがないので観覧車の隣のバーへ。
ここは「月光居酒屋コトブキ」という店でもともとBONちゃんが知っていた店らしい。
カウンターに座ってぐいぐい飲んでいたら、お店の方がバンドをやってる人だということが判明。トイレにフラカンとYOCOLOCOのフライヤーが貼ってあったのでおー!と思っていたのだ。
そしたらShaolong to the Skyというバンドの方だったのでした。
おおー!
るっぱちゃんもバンドマンですからちょうどいいね。いろいろ話したらいいじゃない!
と、思ったら泡盛飲んだおかげで眠くなったらしくて、トランペット吹いた後すぐ寝てた。やはり酒がよわい。

Shaolong to the Skyのタマシイさん(ウチナーンチュハンサムボーイ)は今度東京でライブをやるというので絶対見に行くとしよう。
8月15日!下北!


と、楽しい会話をしている間もちょこちょこ隣の観覧車を覗きに行ったのだけれど、なかなか開いている気配ナシ。
ようやく開いていたと思えば11時だったからね。
「9時過ぎに開けます」と書いておきながら11時に開くあたりがとっても沖縄っぽい。
しかも観覧車ママはすでに出来上がってて
「シノ〜!ひさしぶり〜!でも全然ヒサシブリって感じしないさ〜」
と歓迎してくれた。
嬉しいなあ、再会できて。
私も全然久しぶりって感じがしなかったよ。酔っ払ってるけどNO問題だ!
まあ、カウンターからドバドバ泡盛注がれてこぼれまくったけど。いろいろおもしろいお酒の割り方してたけど。
酔っぱらいは酔っぱらいを否定できない、むしろ仲間なのでいいのです。
そして私がママに送ったWhat's Love?の「温故知新」を早速かけてくれて嬉しかった。皆で「あの鐘を鳴らすのはあなた」や冬のリビエラ、みちのくひとり旅などを合唱。
いやー素晴らしい。ホントに沖縄帰ってきたんだなあという気持ちに溢れる。
同い年のかわいこちゃんも一緒になって歌っていて楽しくてたまらんかった。

さらに少したったら社長さんが来てくれたのだった。
なんとまあ!ビックリ!
「今日は忙しくて行けないかも」と言っていたので。ホントありがたい。
「ザ・カラテ」に出てたと言っていたおじさんも後から来たよ!
いろんな人に再会できて酒も酔いも進む進む。

ほんとにいろんな人と出会ってて、また出会ったりできてよかったなー
あの鐘を鳴らすのはあなたばりに歌いたくなるよ。
(この時点ではさらに楽しい出会いに恵まれることは知る由もないのだが)
沖縄の夜は楽しいまま更けていくのだった。

ってここだけでは終わらない。
那覇の飲み屋街桜坂というところがおもしろいとBONちゃんがいうので社長さんに連れてってもらう。
アメリカンな雰囲気のバーだったが、カラオケで流れているのは北京語のテレサテンメドレーであった。
歌ったり「めちゃくちゃウマイ」という餃子食ったり(ニンニク丸ごと一個入っててビックリ)、るっぱさんが再びトランペット吹いたり。(この日だけで5回くらい吹いていた)
この日はその店までで終了。
いやー初日から飲みまくりでおもしろい!木曜日なのにね!
これだから沖縄が好きさ。沖縄ワッショイだ。


2日目に続く

ちなみに写メ沖縄日記は
ネタ・戯れ言
なのでまあ、見てやってくれい。
沖縄前回渡航時の記録は
股旅・戯れ言
に載ってるんでそちらでどうぞ。
2005年06月13日(月)

飲まずにはいられない

大阪が誇るキング・オブ・真性裸ジャンクバンド「赤犬」
岩手が誇るニューウェイブ・オブ・日本酒酒蔵(略してNWONS)「喜久盛」
タッグを組んで作り上げた、純米酒「赤犬大艶会」。
ついに完成しました。近日発売だそうです。

新作としてアルバムではなく日本酒を発表するバンドなんて世界初だろう。
バンド命名の日本酒を出す酒蔵なんて世界初だろう。
とにもかくにも世界初が2つも重なってできたおめでたい酒なのです。

赤犬と言えば本人たちが「裸が俺たちの正装」とよく言ってるくらい裸の男たちが入り乱れ、全力で踊り狂い、汗やらなにやらいろんな体液を振り乱す濃厚で男くさいライブが素晴らしいバンドだ。ライブパフォーマンスも圧巻だが、ファンク、アイリッシュ、パンク、スカ、ハードコアetcと幅の広い音楽性を持ち、聴く人をトリコ(じかけ)にしてやまない。
そして喜久盛といえば「純米大吟醸 電氣菩薩」や「純米酒タクシードライバー」など革新的なネーミングの日本酒を次々に発表し、自社のCMソングをテクノ系アーティストにRemixしてもらうという、今までの酒蔵では考えられなかったことを次々に実現していく酒蔵。そんな革新的な戦略もさることながらしっかりとした、伝統的で、非常に味わい深い「男の酒」を作り続けている。
ああ、ほんとに凄いタッグだよ。いきなりロードウゥリアーズ級だよ。むしろヒルサイド・ストラングラー級だよ。タッグじゃねえけど。

この「赤犬大艶会」はそんな赤犬ライブを口の中で忠実に再現してくれる、濃厚で男臭い酒です。
地酒でありながら、ワンカップやガード下で飲んでしまいたいくらいの親しみやすさを持った辛口純米酒。最初に口にした時は辛口/濃厚なので、日本酒になじみのない人はとっつきにくいと思うかもしれないが、赤犬の曲やライブのように一度飲めばヤミツキ間違いなし。
赤犬ライブをより再現したいのなら、風通しの悪い、蒸すような暑い部屋であえて常温で飲んでもらいたい!冷酒で飲むなんてクーラーが効いた部屋で赤犬DVDを見ているようなもんだ!


バンドの酒を出す、という喜久盛社長の粋な心意気も素晴らしいよ。いまだにトラディショナルの域から抜け出せないでいる酒蔵が多い中で革新的なことを次々に行っていくことはいいことだ。
日本酒は日本人のDNAレベルに染みついている「米」から作った酒なのだから、丁寧に手間をかけて作った地酒がおいしいのは当然なのです。
やっぱり今の日本酒市場に必要なのは「売り方」「戦略」のほうなんだろう。
いろんなことをやっていかないと市場は変わっていかないのだから、
バンドと組んで酒を作るって発想はすごくよいと思う。
バンド側も組んで作るのがTシャツだけじゃなくてもいいだろう。
音楽側にしても日本酒側にしてもすごいことだ。


とにかく大推奨です「赤犬大艶会」
何度も書くが、酒蔵とバンドがタッグ組むなんて世界初ですから。
微力(ほんとに1ミクロン程度だが)ながら、この「赤犬大艶会」制作に携わらせていただきました。
だから完成された品を見た時は感激。感激したのなんか何年ぶりだろ。
ほんとにいいもの作ってくださった。感謝感謝である。
「赤犬大艶会」発売記念ツアーが名古屋、大阪、東京で開催されるので、会場で買ってみてくださいまし。

ああ、シックスナインの日に「赤犬大艶会」の日記が書けるたぁ嬉しいねえ。




てなわけで明日からはまたもや沖縄行ってきますわー
こんなに日本酒話を書いておいて明日からは泡盛三昧。

2005年06月09日(木)

飲んではいけない

そろそろボーナスの季節なのです。
10日が待ち遠しいな、と日々考えながら生活していくうちに「10日になればボーナスだから今月の給料はさっさと使っても大丈夫だろう」という考えにシフトして先週などは浪費をしてしまったのだが、
マイ会社のボーナス支給日は20日でした。

すなわち来週はド貧乏。

6月は幸運期ってどこの占いの結果だよ!







絶望のあまり、今日の日記はここまでにしとこうかと思ったけれど続行します。今朝から今にかけて腹痛がおさまりません。10分に一回くらいトイレ行ってるんじゃないのか。しかもトイレ入ったら5分以上出てきてないし。
ごめん、家のトイレばりにうんこしてて。
余談だが、「小学生のうちは学校でうんこをすると恥ずかしい/いじめられる」などという事例があるようだが(草なぎのドラマでも小学生の子どもがウンコ我慢して大変なことになってた)、私は小学生の時からトイレで普通にうんこしていた気がする。なんで恥ずかしいんだ?よくわからん。別にうんこしたからっていじめられたという子を見たことないのだけど。そもそも「うんこした」なんて自己申告しなきゃわからんだろうよ。トイレ覗き見したりする奴はいないのだから。
中学か高校の時も授業中、死ぬかと思うほど腹が痛くなって過呼吸状態となり、トイレに駆け込んでうんこしたもんだが。
ほんとに余談申し訳ない。
私の腹がおかしかったのは、、前日の酒が残ってるんではないのか、いつものように。
と思われがちですが、原因はわかっているのです。

そいつは朝、起きてすぐに飲んだ牛乳なのである。

99%以上間違いなし。なぜならば昨日は酒飲んでないから。(いちおう休肝日があるのだ)
牛乳は嫌いではない。むしろ好きだし、必要性を感じている。
ニンニクを食べた日にはちゃんと飲むように心がけておりますとも。その日飲めなかったとしても翌日飲むようにしますとも。あと、今年の初め胃が痛くなったときは「牛乳飲むとイイヨ」とさかんに勧められたので、仕事中にパック牛乳買ってきては一気飲みとかしてました。
だけども、朝、もっとも胃腸がデリケートな時に飲む牛乳はまさに劇薬。間違いなくおなかピーピーなのである。
ハエが乗ったごはん食っても平気だった(タイでの話)のに。
わかってんなら飲むなよ!という話だが、わかっちゃいるけど飲んでしまうのだね。

飲んでしまう理由
1.前日ニンニク食べたのに酔っ払って寝てしまったので、におい消すには朝牛乳を飲むしかないから
2.他の飲み物がない場合(とくにコーヒーしかない場合は最悪だ)
3.「牛乳は身体によい」という過去の刷り込み

たぶん3番目の理由が大きいのですよ。
幼少の頃から今に至るまで、「牛乳=健康によい」と我々人類は刷り込まれている気がする。実際に身体にいいんだけど。だからお腹ピーピーになろうが、「それでもきっと身体にいいのだろう」と思いこんでしまうのだ。いや、思うようになってしまってるのだ。
実際には飲むたびに腹を下すのだから少なくとも私の身体とは合わないのだけど。
それでも「健康にいいものだから」「だから今度飲んだら腹は下さないかもしれない」というよくわからん期待。
あと牛乳飲めないというと「この偏食家」というレッテルを貼られがち。ふざけんじゃねえよ、私が食えないのはミルクプリンだけだっつってんだろ!牛乳も飲んで支障をきたすのは朝だけだバカヤロウ、と食ってかかりたくなります。だから負けじと牛乳飲むというのもあるな。どんだけ劣等感の塊なのか。

そう思うと牛乳を飲むということは私にとって、どんなに暴力ふるう男でも家族たちは「尊敬する人:父」「私のことを愛してくれるのはダンナだけ」って刷り込まれていて決して訴えでない、みたいな感じだな。ミルクティック・バイオレンス。今適当に作ってみた。
いや、そんなに絶対的なものではないかもしれないが。
喩えがシビアになってしまって失敗した、と思うことしきり。
要するに、「刷り込みや世間一般で信じられているものはそのまま鵜呑みにしてはイカン」ということ。
とくに健康、自己啓発/自己鍛錬、奉仕活動などの「善」とされることは確かに素晴らしいのかもしれないが、度を越えるといやー実は自分とは合いませんでした、ということが判明しがちな気がする。
って自分の中で「いや、合わなかった、ムリだった」と判断を下すだけでいいと思うんだけど。
それの信者の人(健康マニアとか)に「どうも私は合わないんですよね」などというと「この堕落者」「こいつはステージが違う」などと批判的な目で見られるから。そんなのは気にしなければいいんだろうが。
いや、もっと軽い喩えでもあてはまるか。
その昔(ってもつい最近だが)「ココリコミラクルタイプはめちゃくちゃ面白い!」と勧められて見たんだが、微塵もおもしろいと思わなかった。「ココリコ田中がおもしろい」というのはテレビを通しての刷り込みであって、実際はまったくおもしろくないと思う。「田中のどこがおもしろいのかサッパリわからない」と告げたら「お笑いわかってない」くらいの批判をされたことがあるよ、ターミネーターに。
あ、気がついたら田中に対する攻撃になってら。



でももうホントに牛乳こわいだわ。
母乳に悪い思い出でもあったんだろうか。
サイコドクター偕恭介にでもかからん限りはそんなこたぁ到底わかるまい。
2005年06月08日(水)

ブラインド恋メロン

6月は幸運期なんだそうです。
「自分への投資は惜しみなくしよう」とどっかに書いてあったのでかばんを買ってしまいました。3万くらいしたぜ。
買った後に贅沢してもうた、ギャーとなったけど。
それとは別にちょいと考えさせられることがあって、滅入っております。

しかし滅入った矢先から、赤坂の最高飲み屋の女将さんから電話が来てお誘いがあったので、まあいいんだろう。
その赤坂飲み屋の女将さんもさることながら、昨日や今日はいろいろな方からメールを戴いたのでよかったことがたくさんあった。
今年は疎遠になったり、決別したりした人もいた反面知り合いになった人も多いので大変ありがたい。(まあ決別する人は毎年いるわけだが)
よかったことと悪かったことを数えていって、結果的によかったことのほうが多かったらよいということにしておこう。

ところで話は変わるが、私の町の駅前に最近ワゴン車が停まっておるのですが、何を売っているのかというとメロンパン。
メロンパンは全国ブームなのか、こないだも書いたけれど。
最近は家も近くなったので、夕方6時には自宅に帰っているということも珍しくはないのだが、6時のニュース番組で6時30分くらいから始まる小特集を見ると「限定!売り切れ御免!焼きたてメロンパン特集」なんてのがやってたりするからな。
なんでそんなにメロンパンなんだろ。
メロンパンてのは、前も書いたが、私の中では「お金があまりない時に腹いっぱい食べたい時に選ぶパン」なのだけれど。
だって普通に食べていくと飽きるから。
それに菓子パンって食べた気にならないんだよなーパンで食べるなら惣菜パンが一番好きなんだ私は。
私の友人の姫御という人などは惣菜パンバカ一代で、たとえばソーセージやマヨネーズがついていない部分は「味がついてないから食べるところじゃない」という理由で食わないから。だったら惣菜食えという話だが。くるみブレッドなどのパンも「こんな味のついてねえパン食えねえよ」と切り捨てる女だから。
惣菜パンはともかくとして、メロンパンの異常な持てはやされぶりはヘンだよやっぱ。メロンパン専門店とかあるのも変だ。昔からあるパンで、そこそこに需要はあるがそんなに抜群な人気ではなかったのに急にスポットライトを当てられて人気者扱いなんて。
昔から「メロンパン大好き!」なんて人、いたのかもしれないが私は知らないぞ。
人間で言うと田口浩正が急に人気者扱いされるようなもんだと
思うんだが、どうでしょう。

それにしてもメロンという食べ物は不遇な食べ物だよなあ。
今はメロンパンブームのおかげで人気なのかもしれないが、前はメロンパン嫌いという人の理由は「本物のメロンの味がしないから」という人が多かったはずなんだけども。
メロン味のモノはほんとうに人気がない。
メロン味不遇の例

・サンキストの5個入りフルーツゼリーを買ったとすると、いつもメロン味が余る。
・サクマの缶入りドロップでもいつも余るのはエメラルドグリーン色のメロン味だ。
・我が家の冷凍庫に入っているハーゲンダッツアイスもメロン味ばかりが3つ余っている。
・「スイカ&メロンバー」を箱で買うとスイカバーばかりがなくなって最後はメロンバーだけが残る
・こないだ、わたくしの先輩様が北海道土産に夕張メロンキャラメルをくれたんだが、「めちゃくちゃうまかった」とお礼を告げたところ、「そう?俺、嫌いなんだけどね、メロンキャラメル」と返された。


嫌いなら買ってくるなよ!


って、最後の事例だけにツッコミを入れたのは私怨ですが、こんなに嫌うことないじゃないかメロン味。
本物のメロンは果てしなく人気があるのにな。
と思ってたら最近はそうでもないらしい。「メロンよりいちごのほうがスキー」という女子がいたから。うちのターミネーターもメロン嫌いだし。
私なんかメロン、冬や春先になると必ず食いたくなるけれども。特に熱にうなされた時などは。

しかし夏ごろに風邪を引くと不思議とメロンは食いたくなくなる。
スイカが食べたくて仕方がなくなるのだ。
スイカも好き嫌いが激しいけれども(嫌いな理由に「カブトムシになった気分になる」と言った人がいた)夏はやっぱりスイカだよなー。
いや、ホントは冬だってスイカが食いたいんだ私は。
でも冬のスイカは2400円くらいするからとてもじゃないが買えないのだ。
メロンのほうが1000円前後で帰るからメロン選んでるのです。

って、あれ?
メロン擁護の話を書こうと思ったんだが、気がつけばスイカ>>>>>メロンになってら。
決してメロンが嫌いなわけじゃないんだけどね。うまいんだけどね、高級なんだけどね。
なんだかメロンって、友達以上恋人未満な食い物なんだな。
で、本物じゃないと嫌われたりする。永遠の二番手。
かわいそうだ。
つかのまの(って判断するのもかわいそうだが)メロンパンブームくらい歓迎してあげなきゃな。「メロンパンなんて大した事ねえのにいい気になってんじゃねえよ」なんて言ってはいけない。
2005年06月02日(木)

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