長い付き合いの友達が「転職しました」という大きな文字に、花がいっぱいプリントされた葉書を送ってくれた。
彼女はずっとその仕事に就きたいと言って勉強をつづけていたんだけど、文字通り花開いたんだなーと知って、私まで気分が明るくなったよー。

子供の時から、やりたい事や進むべき方向がいつも見えていて、軸がぶれない人だったなあと思い返す。
他人の価値観に影響されて一喜一憂している人たちを尻目に、「私はこれ」というものをすぐに見つけて、すたすたそちらに歩いて行くような人だったなあ。
自由な人って言うのはこういうひとのことを言うんだな、と最近思う。
私もぶれない人になりたい。

長期出張中のだんなさんが一日休みが取れたので、日帰りで帰ってきてくれた。
いない間も、実家の両親が手伝いに来てくれたり友達と会ったり、何より仕事が始まって忙しくしていたので寂しさはまぎれていたけれど。
だんなさんと私とはっちゃんとちびた、３人と１匹が揃うと、やっぱりこれが私の家族なんだなあとすごく幸福な気持ちになる。

元気でいてくれてありがとう。
一緒にいてくれてありがとう。

災害で家族を亡くし、家や故郷を追われる人たちはどんなに辛く心細い思いをしているだろう。
うまく言えないけれど、決して自分に関係のないことじゃない、と思う。
小さなことでも自分に出来ることはきっとたくさんあるはずだ。
そして何より、一人でも多くの人が助かるように祈っている。

新聞で「外国語を学ぶことはこころの中にもう一つの宇宙を持つこと」だと東京外大の先生が書いていて、ああ私が言葉にできなかったことはこういうことなのだなあと感じ入る。

外国語を学ぶこと。読書すること。仕事や家事以外のことに、ゆっくり思いをめぐらせること。

こころの中にもうひとつの宇宙を持つことによって、私はなんとかやっとこさバランスを保っている。