もんすん日記

2006年07月28日(金) 巣立ち

マンションのツバメがとうとう巣立っていってしまった。
ここ数日の急激な成長を見るにつけ「もうすぐやな〜」と思っていたけど、実際にからっぽの巣を見ると寂しいな。
朝も夜も必ず話しかけていたし、知らない人ともそれがきっかけで声を掛け合ったりしていたので。

ツバメくんたち、元気でやっていくんだよー。
来年は親鳥として戻っておいでよー。

マンションに「糞が汚いザマス!追い払うザマス!!キー!!」なんて人がいなくて良かった良かった。(たまにそんな話を聞くので)

それにしてもほんの数週間で、目も開かない雛が立派な成鳥?となって飛び立っていくのを見ると感無量。
自分が何も変わらぬこの夏に、鳥たちは、ちゃんと生まれて成長して大人になっていく。
うーん、ツバメに負けぬようがんばらねばね。



2006年07月22日(土) ゆれる

久々に大阪中津の病院へ。
阪急中津駅で、女子高生(らしき若い子)2人が、地べたに座ってホームにしきりにつばをはいていたので、すっごい驚いた。
大阪駅でも若い女の子が順番ぬかしで新快速に乗り込んでいて、ちゃっかり席を取っていた。
なんか見てる方が恥ずかしいわ・・・。
こういう子、注意したらキレたりするんかなー。

かえり、だんなと待ち合わせて、「ゆれる」を見てきた。
http://www.yureru.com/

あのね、これはほんとに素晴らしい作品ですよ。

兄弟の心理劇って下手すると陳腐になりそうだけど、とても巧みに丁寧に描いていて、過ぎるところも足りないところもなかった。(とくに脚本の台詞が見事!)
当然と思っていた予測を見事に裏切られ、そしてラストはここ何年か見た映画で最も美しいと思った。
なんか褒めても褒めたりないな。

オダギリジョーの言うとおり、自分と変わらない年齢の女性が、こんな質の高い脚本と映像を作り出すとは、本当に尊敬。



2006年07月21日(金) アクイ

今日は体調不良でお休みをもらったけど、おなかが痛くて眠れもしないので、ずっと本を読んでいた。

「心臓を貫かれて」最後の数章をやっと読み終わる。
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4167309904/250-2817757-5761064?v=glance&n=465392
こんなに読むのが苦しい本は久々だったわー。

時々「これは出会うべくして出会った本だな」と驚くことがあるけど、この作品も間違いなくその類。

穏やかでさえあるけど、個人的には次のくだりが澱のように残りました。

****************

(死刑が確定した)ゲイリーは彼のもとに送られてきた手紙と写真を僕に見せた。多くは子供や十代の少女達から寄せられたものだった。いつもまず子供たちからきたものに対して返事を書くことにしてきたんだ、と彼は言った。八歳の少年が書いたという手紙を読んでくれた。

「おまえなんかどこかに入れられて、そこでエイエンに生きていけばいいんだ。それがムクイだ。おまえになんか死ぬシカクはない。ありったけのムネのアクイをこめて。」

「これを読んで長いあいだ、俺は落ち込んでいた」
と彼は言った。

その手紙に返事は書いたのかと僕は訊いてみた。
「ああ、ちゃんと書いたよ。『そんな小さいうちから胸に悪意を持ったりしちゃいけない。私も若いころに悪意を持っていた。その結果がどうなったか見てごらん』ってな」



2006年07月19日(水)

車に乗せてもらって会社に向かう途中、二号線からバイパスに
入る直前、道路の端で黒いものがばたばた動いているのが見え
た。

あ!と思ったのも一瞬。

何の生き物かわからなかったが、恐らく体の一部を車に轢かれ
てもがいてる・・・ように見えた。(犬か猫?)
すぐ戻ってもらうよう頼んだけど、既にバイパスに乗ってしま
ったので、島に着くまで降りられず、しかも今日は運悪く席をあけるわけにはいかない日。

パニックになりながらも、仕方なく会社につき、仕事を片付け
ながら、最寄の動物病院を検索して「事故に遭った子を連れて
行く」と連絡しておく。
すぐに戻れないことに強烈な罪悪感を感じつつ、環境局と保健
所に連絡なかったか問い合わせたり、くるむタオルなどを用意
して、休憩時間に仲良しのおっちゃんに車出してもらって、駆
けつけたけどどこにもいない。。。。。跡形もない。。。。。

死んだのを誰かが植え込みに移動させたかと思ったが形跡もな
いし、環境局に連絡入って死体を持っていったか、と疑ってし
つこく連絡するも、今日は一切回収していない、と言い張る。

誰かにお願いしてもっと早く駆けつけるべきやったなあ・・・
とすごく後悔。病院なんかその辺歩いている人に聞いたらよか
ったし・・・。

でも、死体がないってことは、私の後に通った誰かが助けたか
もしれないし、自力で避難したのかもしれない・・と都合のい
いことを考えてもみる。

そうだといいんだけど。
生きててくれるといいんだけど。
虚しくmixiでも里親探し版とかうろついてみる。
奇跡的に見つかったら、広いとこ引っ越ししてでも引き取るよ。



2006年07月18日(火) 薬とわたし

抗鬱剤を飲むと、確かに会社での生活は楽になる。

誰かのひとことに心を砕かれることもないし、立ちすくんで動けなくなることも減ったし、メールを神経質に何度も何度も読み返すこともない。

でもやっぱりなー、なんだかこれでいいのかな、と思って、しばらくやめている。

魔法が解けたように、挙動不審で心配性な臆病者に戻った

けど。

小説が面白くなった。
人が怖くなった。でも面白い。
雨の日の雲の不穏なかたちや、ネバネバした虫や、そういうものが面白い。
ツバメの子を一日中見ても飽きない。
生きづらそうにしている人は、他人じゃなくて、自分となんら変わらない。
生きていくことは辛いけど、やっぱり興味深いと思う。

自分が自分として普通に生きていくこと。
その代償として器用さが手に入らないとしたら、それはそれで捨て置くものだ。



2006年07月17日(月) ツバメ

こんだけ暑いといっそ潔いな。

最近じんわり汗をかくのが、気持ち悪いんだけど同時になんともいえぬ爽快感。

駅から徒歩20分の坂道を、原付やめててくてく歩いてます。家に着いたとたん、じわーっと汗が噴き出すので、そっこー服を脱いで、扇風機を「強」にしてひとやすみ。
あー歩いたよ!ていう充実感があるね。

昨夜は、マンションのエントランスについたら、手作りのゴミ箱がおいてあったので、ふと顔をあげるとツバメが巣を作ってた。

今年も忘れず来てくれたのねー嬉しいな。

闇に目をこらすと、小さな雛がからだいっぱいに巣から身を乗り出してかあさんツバメを待ってるのが見える。
もー可愛くて可愛くて。
こういうの見ると、疲れも吹き飛ぶねえ。

そして先輩に借りた「ブエノスアイレス」サントラはこんな湿度の高い日にちょうどいい。
ここ何ヶ月もHappy Togetherという曲が無性に聴きたくなるときがあったんだけど、このサントラに入っていて驚き。
大げさだけど、求めるものって、こういう風にまわりまわって与えられるものなのね。



2006年07月15日(土) ツバメ

こんだけ暑いといっそ潔いな。

最近じんわり汗をかくのが、気持ち悪いんだけど同時になんともいえぬ爽快感。

駅から徒歩20分の坂道を、原付やめててくてく歩いてます。家に着いたとたん、じわーっと汗が噴き出すので、そっこー服を脱いで、扇風機を「強」にしてひとやすみ。
あー歩いたよ!ていう充実感があるね。

昨夜は、マンションのエントランスについたら、手作りのゴミ箱がおいてあったので、ふと顔をあげるとツバメが巣を作ってた。

今年も忘れず来てくれたのねー嬉しいな。

闇に目をこらすと、小さな雛がからだいっぱいに巣から身を乗り出してかあさんツバメを待ってるのが見える。
もー可愛くて可愛くて。
こういうの見ると、疲れも吹き飛ぶねえ。

そして先輩に借りた「ブエノスアイレス」サントラはこんな湿度の高い日にちょうどいい。
ここ何ヶ月もHappy Togetherという曲が無性に聴きたくなるときがあったんだけど、このサントラに入っていて驚き。
大げさだけど、求めるものって、こういう風にまわりまわって与えられるものなのね



2006年07月09日(日) 良い医者の条件

って、何だと思います?

私は多少無愛想でも、やっぱり腕が一番だろう、と思っていたんだけど、ある現役の獣医さんによると

1- 対応(人当たりの良さ含め) 2- 腕  3-話術  4-料金 

の順で優先事項としたほうがいいらしいです。
たとえ腕がなくても、対応のいい先生であれば、セカンドオピニオンを受けられる病院を紹介してくれる、等の策を考えてくれるからだそう。
全て兼ね備えているのがベストなんだけど、そんな先生はそうそういないからねー。

パンダが死んだ病院は、腕は悪くなく、料金も他と比較して高くはなかったと思うけど、なんだかしこりの残る対応ばかりだったので、その点では後悔している・・・・。ので、先生の言うことは一理あるなあ。

同じことが自分がかかる医者にも言えるかも。

ちょっとした不調が多く、よくお医者さんにかかるほうなので、自分なりに「良いクリニックかどうか」見分けるチェック項目をいくつか持ってます。

1 待合室の書籍(雑誌、単行本含め)
2 受付の対応 (教育がいきとどいているか)
3 患者さんの混み具合(予約制であっても)
4 先生の治療方針に疑問を投げたときの対応 
5 処方された薬がきかなかったときの対応

昨日初めて試してみたクリニックは、待合室を見て「あーハズレかな」と思ったら、やっぱりイマイチだった。
特に良くないのは、先生が鼻で笑う癖があること。
いくら診療室のデスクを「患者の話を聞きやすい配置」にしていても、この癖で全て台無し。
悪気はないんだろうけど、医者としてはかなりのマイナス要因だなーと思った。

あと、よく「一時間待ちで診察五分」なんて言うけど、私は逆だなーと思ってます。
がんばって長いこと待って診てもらった先生ほど、良く症状を聞いて一生懸命治療方法を考えてくれる人が多かったような。
すいてるとこほど、五分で終了〜てな印象があります。
考えてみたら、一人にかける時間が長いから、混雑するのかもしれないしね。


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