もんすん日記

2005年09月29日(木) プラナリア

山本文緒「プラナリア」を一気読み途中です。
(変な日本語)
いやな女を書かせたら、この人の右にでる作家はいない。
ほんといやな女だと思いつつも、自分と似ていることに気がついて、そら恐ろしくさせられるのも、彼女の筆力。

私も妹も「専業主婦」は似合わないけど、「ニート」と「無職」はなんだか似合う。
あ、30代になっても「ニート」はいいのかな。

妙に卑屈になったり、人の好意を素直に受けられなかったり、何にもしなくても一日がすごく短かったり、オカルトな思想にとりつかれたり、急に変な趣味に熱中しだして寝食忘れて取り組んだりする。
すごーく、すごーく、わかります。

しんどい仕事も、無職もいやなら、やっぱりスローライフかしら。
幸い、高いものも買わないし、高級ワインとかディナークルーズにも興味がないので、小さい一軒家に猫と犬を飼って、野菜をいっぱい食べる元気なおばちゃんになりたい。



2005年09月27日(火) スェーデン人の生態

昼食に、カレーカップ麺と、お土産にもらった「富良野ラベンダーゴーフル」「スイスのチョコレート」を食べたら、胃の中で複雑に混ざり合って、いまだに気持ち悪い。
カレーとラベンダーのお花畑やで!

昨日はスウェーデン人4人のお供、なかなか頑張った。
岡山県内某所への車中往復4時間、スウェーデン語でずっと喋りっぱなしの彼らは、レニングラード・カウボーイズのようだったよ。

A氏が自販機で500ml-100円のコーラを買って、B氏は300ml-120円のコーラを買っていた。

・・・・・。

なんで量が少ないのに値段が高いか、ということを自分達のビジネスに例えて語りだし、しまいには
「おれのコーラはビタミン入りだから高いんだ」
「おまえのは安いから、クモでも入ってるに違いない」
なんて言い出しておかしかった。

スウェーデンといえばムーミンでしょ?と聞くと
「それはフィンランドだよ!!一緒にしないでくれ」
とみんな一斉に言い出したのもおかしかった。

「今スウェーデンは寒いの?」とひとこと聞いたら、
この時期は、寒いけど、何度のときもあれば何度のときもあって、なんとかかんとかの動物が走り回っていて、どういうお祭りがあって、どんな植物が咲いているか、俺は何度くらいの気温が好きだ・・・云々と話し出して、ドイツ人同様、スウェーデン人もおしゃべり好きのようだった。

極めつけはF氏に「奥さん、元気?」と聞いたら
「あはは!別居中!」
「そっか、仕事が大変だもんね」
「ううん、関係が悪くなったんだ〜」
というのに、なんと答えてよいのやら。

それにしても通訳の技術は訓練せなあかんな。
英語→日本語 が断然難しい。
意味不明なことを口走ってぼろぼろでした。
「ビジネス日本語」なるものが、私にはほんとに難しい。



2005年09月26日(月) ねずみー日記



時差ぼけで早く目が覚めたので、日記をつけよう。

9/18
タンパ空港到着。ボスが夜中にもかかわらず、空港まで迎えにきてくれた。
MちゃんはNWで一足先に到着。
すでにプールでピザを食べていた。

9/19
パインアイランドビーチ&ホモササ国立公園
ビーチはプライベートビーチみたい。
干潮のため遠浅で、どこまで行っても海水は膝下。
かにやザリガニが足下を動いていくのも面白い。
ホモササは、ボスの息子、お孫さんらと一緒に出かけた。
下の子(2歳)は、何を見ても
「あのアリゲーター、ダディみたーい」と言ってて可愛い。

9/20
ねずみー初日。この日はマジックキングダムへ。
すんごいラッキーで、スペースマウンテンから何から、ほぼ待ち時間ゼロ。
スペースマウンテンたいしたことないよ、ってMちゃんとボスが言うので乗ってみたら、私には超こわくて、絶叫通り越して無口になってまいました。
降りるまで、バーがはずれて落っこちたらどうしよう、とおかんと彼氏の顔を思い浮かべてました。
この日はまだネズミーの魅力はわからず。
コロナド・スプリングリゾート泊。

9/21
ねずみー二日目。エプコットへ。
私の中で、ディズニーの魅力はエプコットにつきます。
ばかでかい土地と費用と使って、こんなものを作っちゃうアメリカに感激。
ここも幸運なことに待ち時間ゼロだったので、スペースシップ・アースには2回乗る。
眼前に、夢のような星の世界が広がって圧巻でした。
基本的にボートかカートに乗って、暗いドームの中で星の進化や人類、民族の歴史を見るという教育的なパビリオンが多かったけど、人形がよく見たらちゃっちいのはご愛敬。

帰りは車のバッテリーがあがるというアクシデントも経験して、無事帰宅。

9/22
動物園と遊園地を融合させたような、ブッシュガーデンへ。
ボスの息子さんと孫2人も一緒。
ここでは、とんでもない目にあった?!
「せっかくアメリカにきたんだからのりなよ!!」とさんざん説得されて、SIKRAという超絶叫マシンに乗せられるところやった。
私は高所恐怖症なのでほんまにのらなくてよかった。
こっからバーチャルライドが楽しめます。
さんざんみたけど、ブッシュガーデンも待ち時間なしで、めっちゃラッキーらしい。

夜はプールサイドでS夫妻と水着でディナー。
二人の出会いから退職後の生活まで、深夜まで話題はつきず。
仕事の話なんて関係ないMちゃんには申し訳なかったけど、楽しんで聞いてくれたので良かった。

9/23
最終日は奥さんと、お買い物ツアー。
といっても、ブランドものの一つも買わずウオールマートや雑貨屋でB級おもちゃ買い。
奥さんのJは超パワーショッパーで、Mちゃんと私に「これいいよ!これ!」といっぱいものを持ってきてくれる。
思わず、50センチ強のフラミンゴのおもちゃまで購入。

9/24
朝6時に出発。
ボスは偶然翌日Mちゃんと同じフライトで、来日&来中が決まったので、二日続きで早起き・・・。
申し訳ないわあ。
国内3時間、国際線13時間の長丁場だったけど、14時間は寝てました。

9/25
無事帰国〜。



2005年09月25日(日) アイラブフロリダ

ウォールマートでおもちゃをいーぱい買って帰還。
フロリダはものすごい楽しかった。
ジャンクフードを止められない病的な楽しさに似てる。
カリフォルニアに続き、アメリカは二回目だけど、次は一月くらい滞在したい。
アメリカの病的に過剰で病的にナイーブな部分に、ギラギラした色とりどりのジェリビーンズをやめられないみたいに反応してしまう。
ギルバート・グレイプに出てくるような太った巨大なひとがほんとに多かった。

快適に過ごせたのは、フルアテンドしてくれたS夫妻と、いっしょにアメリカくんだりまで旅してくれたMちゃんのおかげだな。
でっかいプールとスパつきの家で、一人ずつバスルームまでついた個室を借りて、快適でないわけがない。
星空を見上げながら、スパとプールに交互に入って人生で初めて真剣に「金持ち−といういいかた自体貧乏ぽいけど−になりたい」と思ったよ!

Mちゃんというのがこれまた旅のパートナーには最高の相手。楽天的でのーんびりしていて、カリカリした部分が一切なく、言葉がわからなくても楽しめるひと。
しかも顔がかわいい。
可愛い子というのはずっと見ていてもあきないものなのね。

ネズミーを含め、詳しい旅行記はまたあさってに。
明日は泊まりの出張ででっかいスウェーデン人四人のお世話をしてきます。
今日は早く寝ようっと。



2005年09月15日(木) 幸せ

久しぶりの日記。
いちにちが短い。かつてないほど短い。
日曜からのアメリカ旅行の準備やどきどきで、ますます短い。
旅行から帰ってきた後は、岡山の片田舎への出張も入っている。
好きな人がまわりにいて、毎月定期的に収入があって、毎日が飛ぶように過ぎていく。
身の丈にあった幸せ。
思えば、ずっと幸せだったのに、不幸だと思う材料をいつも見つけようとしていたのだった。

************

容姿が気に入らない。
うちにお金がないのが気に入らない。
学校や職場のひとが気に入らない。
仕事がつまらない。学校がつまらない。
家族が自分のことを考えてくれない。
世の中は勝手なひとばかり。嫌いなひとばかり。
ひますぎる。
忙しすぎる。

*************

親兄弟が健康で、住む家と食べるものがあって、学校に行かせてもらえて、好きな人と一緒にいることができる。
これ以上の平和があろうかな。
仕事だって忙しすぎるわけじゃない。

唯一の心配事が病気のパンダ猫だなあ。
ばかげているかもしれないが、私の現在の平和をもたらしてくれるのが、彼女である気がする。
頼むから、あと5年は長生きしておくれ。



2005年09月04日(日) スタミナ

いつからこんなにスタミナがなくなったんだろう。

仕事ももっと頑張りたいし、病気の猫も心配だし、会いたい人もたくさんいるし、
書かなきゃいけない手紙もメールも残っているし、
本を読みたいし、映画にも行きたいし、新聞も読まなきゃだし、
親孝行で旅行にも連れてきたいし、料理もうまくなりたいし、

それなのに、また具合が悪くて、まるいちにち眠ってしまった。

一日が短すぎて、あせる。

全部手に入る、できるだけ全部手に入れようと思っていたけど、
選ぶことは必須のよう。

わたしの人生において、出来ることと出来ないこと。
ちょっと無理そうだけど、やってみたいこと。
少なくとも、生活を引き締めるのと同時に、人生を整理してみるのも早くない。

忙しいのはやめよう。
知らないうちに季節が変わっていくような生活は、そぐわない。
ちょっと暇をもてあますくらいが、自分にはちょうどいい。



2005年09月03日(土) 漢字Tシャツ

今日は上司が全員出払っていたため、なんだかやる気がなくて、午後から仕事をしながら、今度アメリカにおみやげに持って行く漢字Tシャツばっかり探してた。(ネット)

「一番」「愛」「友」とか定番ものもあるけど、「百姓一揆」「模範市民」「勝訴」「侍記者」とかわけわからんのもあるね。
個人的には「一番星」って好き。
オリジナルで作れるのもあるから、「父、母、長男、次男、次男の嫁、孫1,孫2」とプリントして7枚作るかな。(嘘)
一枚ひと文字にして、7人そろったら「カリフォルニア」とそろったりする気の利いたやつをつくるかな。
フロリダやけど。

そういえば、スイス人上司が一生懸命日本語を習ってるんだけど、「これどういう意味?」って聞いてくる漢字が「疑」とか「変」とかで、部屋に貼ってるのも「不安」「汗」「吐」。
もうちょっと実用的な漢字からやったほうがいいと思うけど。


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