もんすん日記

2004年08月30日(月) 水木先生

NHKでアテネのダイジェストを見た。
ゴールしたときの野口みずきさんの顔が神々しくて、ふたたびもらい泣き。

おじゃるがTVで見た水木しげる先生にショックを受けていた。
近年自殺者が増えている、という話題に
「それはいいことですねえ〜」
と答えていたそうだ。
水木先生曰く、現状に耐えかねて自殺するのは希望をもっている証拠だと。
(見ていないので発言内容ははっきりわからないけど)
戦争で片腕をなくした水木先生には、独自の死生観があるようだが、このような考え方があるとは、目からウロコ。
そして先生は自分のことを
「水木さんはよく働きます」と、三人称で呼ぶらしい。
ネットで水木先生情報を見れば見るほど不思議なひとだ。

ボスはベトナム戦争の頃、他の兵士とゴキブリをペットにして誰が一番大きくするか競っていたらしい。
こんなにきれい好きで几帳面なボスが、戦時中とはいえ、ゴキブリをペットにするような環境にいたとは信じがたい。



2004年08月26日(木) お酢

「奥様美容で酢」というふざけた名前の黒酢ダイエット食品を、会社のKさんと共同購入。
早速今日届いたので、早速飲もうと思ってふたをひねるも開かない。
フリーダイヤルに電話したら、ストローでしか飲めない仕様になっていたらしく、堅かったはずだわ。
「お客様、お手にけがなどされませんでしたか?」
と、オペレーターの人の心遣いに感動。
北海道の会社らしく、オペレーターの人も訛っていて、なんだかなごむ・・・・。
鹿児島から購入している財宝温泉のオペレータの人も訛っている。
訛っていて、親切。

だめかと思われた人と人の問題が、少しだけ、解決にむかいつつある。
もう少し前からわたしが努力すればよかったんだ。
わたしは、思い上がりかもしれないが、他人のこころの問題には敏感になれるほうだ。
思い違いで思い込みかもしれないが。
でも、ときにはこういう根拠のない自信が原動力になることがあると思う。
例え、「あなたには十分自分を良い方向に持っていく力があるよ」と言うだけでも。



2004年08月22日(日) 華氏911

近所で盆踊りをしていて非常にうるさい。
私はあの「ちびまるこちゃん」も「明日がある」も大嫌いなので、刷り込みみたいに聞かされつづけるとおえーっとなってしまう。
あんなんでよく踊れるなー。

神戸でも公開になったので、早速華氏911を見に行った。
内容は予測できた通りだし、泣かせる手法はボウリング・フォー・コロンバインと同じ。
私が期待していたほどのおふざけ(「アホでマヌケなアメリカ白人」のような)は少なめ。

9・11その日、テロの事実を知らされた瞬間のブッシュの表情は哀れと言ってもいいほどだった。
すっごく頭の悪い子供が、おとうちゃんのお陰で一流大学へ裏口入学で入って、立派な企業に入れてもらったのはいいが、まわりで起こっていることを何一つ自分の脳みそで理解できていない。そんな能天気な子供がついには大統領にまでなっちゃったような。
いやほんと、なれたこと自体がイカサマなんだけど。

ブッシュはこの際どうでもいい。
キャッチセールスにでも引っかかるように兵士になって、バグダットへ送り込まれて、何のためでもなく死んでいった未熟な若者たちと、罪のないイラクの人たち。
貧しい家庭から集められた若者たちが、富める人々の利益にために、死んでいく。

殺されていく人々の映像がショッキングだった。
日本のマスコミも、残酷な映像をちゃんと放映しないとだめだよなー。
子供たちの目や耳や手足が吹き飛ばされ、苦しんで死んでいくことを伝えないと、私たちの想像力はますます貧困になってしまう。

自分たちがどれほど無知であるか、ということに思い至ると恐ろしい。
ブッシュやチェイニーやラムズフェルドは悪魔だが、彼らよりも、だまされていることに無自覚無頓着で、無知さゆえに「ブッシュ万歳」を叫んでいる人たちのほうが恐ろしい。

日本にもマイケル・ムーアが必要だ!



2004年08月18日(水) 気をつけろ

さっき電話に出たら無言・・・
「もしもーし」と数回呼びかけると
「ごめんなしゃい。間違えました」と不安げな幼い女の子の声が。
かわいーい。
しつけが行き届いているね。

今月の生理痛はひどかった。
生理三日前くらいからイライラしはじめ、自分でも驚くようなことを言ってしまったり、見るもの全部腹立たしかった。
腹の底を締め上げられるような痛みから三日目にしてようやく開放されて、我に返る。
こりゃまずい。
漢方か運動か、何かで改善していかな。

最近テレビをつけると、必ずといっていいほど細木数子がでっぷりした顔で出ている。
この人の言うことは一理あるけど、基本的に腐れババアだね。
ああしろこうしろと古臭い価値観を押し付けては、他人の人生をのっとろうとしている。
傲慢なひとには気をつけないといけない。
言葉の持つ力に謙虚な人であれば、けがをしたアスリートに簡単に、あの子は負けるとかだめだとか言えないはずだ。
そもそも、「これさえしていれば幸せになれる」だなんて言ってくる人には要注意だ。
誰かに自分の人生を預けてしまわず、江原さんの言うように、どんなに失敗の多い人生であっても、自分のたましいが自由に表現して選択できる人生のほうが素晴らしい。
水をからだにぶっかけてりゃいい結婚が出来るだなんて、面白くない人生やんか。

それにしてもアテネはすがすがしいね。
アスリート達の表情やからだが美しくて見惚れてしまう。
将来子供をもつことがあれば、スポーツか音楽を好きになってほしいなあ。
ちょっと馬鹿でブサイクでもいいから、しぶとく生きぬいていける逞しさと、他人を助ける優しさを兼ね備えていてほしい。

佐々木蔵之介さんが最近すごいタイプであることに気付いた。



2004年08月16日(月) 臨床心理士

生理のせいで昨晩2時ごろに床についたにも関わらず、朝6時に起床。
涼しくて驚いた。
休日に早起きすると、一日ってすごく有効に使えるんだなと実感。
普段新聞をすみずみ読むことなんてないものね。

休日は友人達に会って、楽しい二日間だった。
おとといはみよしとMっち(+おじゃる)と神戸マルイのSAJIへ。
色んな人に言ったが、みよしは
「風呂なし3畳間」から「風呂なし4畳半」
へと引っ越すらしい。
東京の猛暑もものともせず、エアコンなし、扇風機なし、ついでにTVもラジオもなし。
テントで生活することも考えたと言うつわもの。
けっこう稼いでいるはずなのに、住居にはお金をかけたくないという彼女。
価値観は色々ですな。

昨日は久しぶりのN川とKなちゃんと「ガレット・ネロ」へ。
きっと、学生時代の友達とはおばあちゃんになっても同じノリで話をするのだろうなーと思った。
面白い話をたくさん聞かせてもらった。
Kなちゃんに聞いた、甲山公園から一列に並んで駅までえさをもらいに来るイノシシの話が忘れられない。
仕事から帰宅するひとびとに混じって、イノシシの親子も並んで帰宅するなんて「日本昔話」のようだ。
「臨床心理士」になりたいという話で盛り上がった。
影響されやすい私は、すっかりその気になって大学院を調べたりしている。
きっと、30を超えてからのほうが人生は面白いはずだ。



2004年08月13日(金) 休日出勤

心の中で文句言いながら休日出勤。
給料は上がったけど、休日出勤も増えたら一緒だなーなんて。
まあ、他の国には盆休みなんてないからね。
マネージメントレベルの人達には、休みであろうと関係ない話。
そして私がとばっちりを食うと。

休日出勤の時にはいつもボスが、超美味なツナサンドを作ってきてくれる。
最近はそれをあてにして、はなから自分のランチをもってこないというていたらくなので、今日は反省して自分でたまごサンドを作ってみた。
味は・・・
オエーーー
ペッ!ペッ!
日本でこんな不味いサンドイッチを作れるのは私だけかもしらん。
味がねえ!!!
ていうか、料理って味付けしなきゃいけないんだった。
バター塗ってたまご焼いてはさんだはいいものの、どこでも味付けしてないや。
オフィスにあった塩をぶっかけたら、蓋が取れて山盛りに盛ってしまった。
ぎゃー。

・・・こんな正体不明のサンドイッチのために早起きしたと思うとむなしさを感じる。
口直しにボスにもらった(やっぱりくれた)サンドイッチを食べてみたら、いつもより美味しさが倍に感じた。
やっぱ、普段から料理している人は違うね。
今日はけっこう出勤している人が多い。
同じフロアのスイス人も呼び出しをくらって、バカンスな格好で出社。
早く終わらせて土日こそ休むんやー!

電車の中で、インド人とオーストラリア人とスペイン人のハーフ?クオーター?とかいう怪しい男に話しかけられた。
本を読もうと思っていたが、適当に話につきあった。
来週タイに出張らしく、「タイ、とくにバンコクはHIVの感染者が非常に多く6%にものぼる」だと言っていたが本当だろうか。
勝手に自分の恋愛観を話しだす困った人だったので、最後は半分無視してしまった。
私が降りる時に、変な投げキッスをされて、かなり笑えた。



2004年08月12日(木) ぼちぼち

今日入っていた予定がなくなったので、ストレートをかけてもらうために久々にT美容院へ。
以前縮毛矯正をかけてもらったのが10月だから、10ヶ月ぶりか。
「この一年どうでした?」といきなり美容師さんに聞かれたので
「ぼちぼち生きてました」
と答えたら、「なんじゃそりゃー」と言われたが、この一年をまとめろという質問もどうだか!
美容師のKさんは去年は結婚したいしたいと言っていたが、今日は「もう結婚なんていいけど、男がいい年して独身で子供もいないとヘンな目で見られるから、それがねー」と言っていた。
私の前に担当したおばさんにも
「こういう商売は信用問題でしょ?だから結婚してちゃんと子供もいたほうがいいんじゃない?」と説教されていたよう。
甘いなババア。
結婚して信用できる人間になるなら警察いらんわい。
こういうおせっかいババアがいるからうんざりするんじゃ。

その美容院で読んだ雑誌に「できちゃった結婚して私たち幸せ!」という特集があって笑えた。
できちゃったカップルのいろんな統計をとっていたが、「実は赤ちゃんはお金がかからない」というのがあって、赤ちゃんにかかる月平均費用が5千円〜1万円というのが大半で「最初はおむつとミルク代しかかからないの」なんて読者の発言も。
あれ?予防接種とか、病院代とか、もっとかかるものと思っていたよー。

ケリーオズボーンは好きだけど、私は痩せたい。
胸やおしりに全然肉がないガリはいやだけど、引き締まった身体になりたいの。
大好物の炭水化物をやめられないなら、やっぱり運動しかないなー。
目指すはマドンナ。



2004年08月09日(月) モーツアルト

久々にTVタックルを見たら、大好きな森永卓郎がドラえもんのネクタイをしていた。
他の出演者と比べて明らかにスーツが安物とわかるところも・・好きだけど。

ヤフーメールチェックしたらこのニュースが目に入って驚いている。
夜のニュースは見逃したけど、どんな報道がされたんやろう?
K電ではないが、先日就業規則を説明されたときに「危険地帯手当」というような項目があったので、「なんですかこれ?」と質問したことからはじまって、人事のLさんと原子力の話をしていたんだよね。
やっぱり亡くなったのは下請け会社の社員なのね・・・・
ご冥福をお祈りします。

日曜はKりちゃんと「誰も知らない」を見た。
キャスティングが素晴らしい。
特に強い目をした柳楽くんと韓英恵はぴったりだと思った。
薄幸な役もしたたかな役も似合いそうな韓英恵はいいね。
大味な美人より、いかようにも変化しそうな妖しい女が好き。
少年も少女も14,5歳の時期って一番美しいのかもなーと思った。
成長途中の生命力と未完成の美というか。



2004年08月03日(火) ダニだにー

太腿の赤い斑点は明らかにダニだにー。
近距離で2つ噛んで斑点を残していくのがダニの特徴らしい。
暇な盆休みは部屋の掃除だなこりゃ。
明日休みのかあちゃんに「バルサン」頼んでおく。
ごめんな、ダニ君たち。

朝メール室で見かけた会社の先輩を、背後から「ワッ」と大声を出しておどかしたら、すっごいびっくりしてくれたので、大満足。

今月から社員なので、人事部へ出かけてゆき、社内規定等の説明を受けた。
いやー派遣社員として1年弱働いてみて、ようやく会社員の良さがわかった。
社員って優遇されてるよ、やっぱり。
頼れるおっちゃんという感じの人事のSさんは
「年金制度はねずみ講と一緒」
等、独自の解釈を付け加えながら、給与や休暇、出張手続き等説明してくれた。
Sさんのアドヴァイスを受けて、私も滞納している年金は払わないことにするよ。
「お年よりがかわいそう」
なんていう人がいたが、ジジババのパチンコ代に消えるくらいなら、本当に困っているひとに寄付するって。

結婚祝金の項目で
「結婚祝金は複数回出すことも可能ですが、同じ相手と離婚結婚を繰り返したとしても一度しか出ません」
と、真面目に説明されたので、笑ってしまった。
「そうですねー、今月苦しいから、もっかい結婚して祝い金もらっとくか、ってやられたら困りますよね!」
と私も大真面目に答えてみた。

久々にI先生のクリニックへ、眠剤をもらいにいく。
先生は眠剤を使わせたくない主義で、「どうしても薬なしで眠れないの?」とか、「ちょっと眠くなったときに思い切って寝ちゃったらいいんだよー」と薬断ちをすすめられる。
ちょっと眠くなったときにいそいで布団にはいっても、5分もすれば目が冴えてくるのが不眠症なんだよねー。
I先生は評判が良いけど、私は性格が合わないのか、けっこう真面目に受け取ると傷つく。
私程度にならいくらでも言っていいけど、重傷の患者さんとか大丈夫なのか?



2004年08月01日(日) ノミニュケーション

日本人家庭にホームステイしているエルビンからメール。
その家に着いた途端、オーストリアの国家が流れてきて度肝を抜かれたそう。
CDプレーヤーから流れてくるのは、その後もオーストリアの民俗歌、晩御飯はオーストリア料理。
なんか日本人って、ほんっといい人が多いよねえ・・・と思ってしまった。
・・・・ちょとからまわりしてるが。

金曜はインターンの子たちがヨーロッパへ帰るので、ちょっとした送別会。
Sさんというおじさまも来ていたのだけど、この人には以前突然怒られたことがあった。
会長が来日した際、全社員ミーティングなどを一人でアレンジしていたときのことで、会議の時間変更を上から1分前に告げられて、えらいさん数十人にあたふたとメールを送ったため、一人宛先を間違ってしまった。
まあ、それは勿論私が悪いんだけどさ、きちんと連絡したSさんからすかさず電話が入って、それを運悪く取ってしまったHさんが代わりに怒られてしまった。
随分細かい人だなーと、そのことでずっと覚えていたんだよね。

送別会で話してみると、やっぱり、というか悪い人ではない。
むしろ会社や仕事への思い入れが人一倍強いひとで、女性にもどんどん仕事を任せてやろう、というタイプ。
上司としては理想的かもしれない。実際部下からの信頼も厚いようだ。
飲んで話しているうちに、気に入らなかったであろう私のことも、「こいつ面白いな」と思ってきたのか、精一杯誉めてくれた。
私も「なんだー話のわかるいいひとじゃん」てな感じで楽しく話ができた。

ただ少しずれてるなーと思ったのは、こまかーいダメ出しをしてくること。
??????と思っていると、後からMさんがフォローしてくれた。

Sさんは花形事業部から、別の事業部へ社内の派閥争いが原因で移動になった人らしく、上から出てくる情報にはそのぶん敏感だし、悪く言えばどこかで僻みみたいなものが残っていて、それが下の子達に矛先が向いてしまうこともあるんじゃないかと。
まあ、確かに入って数ヶ月の派遣社員がしたことにあれこれ求める前に、もっとすることがあるんじゃないか、とも思うけどね・・・。

でも総合的にSさんは信頼できるひとだ。
陰であれこれ言われるより、面と向かって言われるほうがずっといいしね。
一緒に働いているMさんにしろ、じっくり時間をかけて話せば話すほど信頼していくし、好きになっていく。
みんな独自のやり方があるだけだ。
そして一対一でなくなったときに、物事がややこしくなっていくだけだ。

外資での人間関係って、外国人のボスは実はさほど大変ではない。
私生活の相談も受けないといけなかったり、面倒ではあるけど、やった仕事に対して良い悪いと評価されるだけで、とてもシンプル。
ネックなのは、やっぱりどこでも日本人の人間関係や癖のあるひとやね。
謙虚に受け止めることも必要だけど、気にしだすとやっておれん。
自分のボスを信じて正しいと思ったことをきちんとこなしてさえ、あれこれ言われるのだしね。
私はよく言えば「おおらかな」悪く言えば「能天気な」と思われているらしく、まあ、その路線でいっとこう。


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