ある大学院生の日記

2004年01月30日(金) たいへんたいへん

3日ぶりに会社に行ったら,周りがのきなみ風邪で休んでいてびっくりしました.いつのまにこんなことになっていたのやら.むむぅ.

会社から帰ろうと思ったときに1通,帰ってから家のPCを立ち上げてメールを見たらもう1通,たいへんな通知(?)が来ていました.あわわわわわ.おろおろおろおろ.



2004年01月29日(木) ふー.

朝起きたら,体温は37度台前半まで落ち着いていたのですが,昨日の夕方,食糧を買出しにちょっと外へ出たらそれだけで体温急上昇,という体験をしたことを思い出し,ついでに咳がこほんこほんとでるので,大事をとってもう1日有給消化.いややっぱりお医者さんはすごいなあ,薬って効くのねえ,と,昨日頭をよぎった誤診疑惑(というか単に確率的現象なのですが)もころっと忘れて感謝いたしておりました.まー,治してとーぜんとか思われちゃうとお医者さんも災難ですよねえ.背中の痛みと咳はいまだに残っているものの,熱は平熱に近くまで下がり(でもちょっと高め),頭くらくら感もなくなったので,夕方からはほんとうにごろごろしていただけでした.仕事する元気まではわいてこないという微妙な時間帯ですね(?).

夜にはここの入力ができるくらいに回復したですよ.咳出るけど.こほんこほん.



2004年01月28日(水) 37度って楽.

あいかわらず熱が下がらず,朝になってもよゆーで38度を越えるという朝鮮半島もびっくりな事態に変化が見られなかったため,さらに職場はお休みして,寝ておりました.「48時間たって熱が下がんなかったらおいで」というのと「7%の確率で検出されない」というのが頭のなかでリフレインを繰り返し,「36時間経っても下がらんかったらいこかしらん.いやむしろ夕方にでも.いやしかし体が.うう」と思ったり思わなかったりを夕方まで繰り返しておりました.テレビくらいはごろごろしながら見られるくらいには落ち着きましたが,しかしなんつーか,見るものがなくてあきまへんなあ.古賀議員の動向にも全く詳しくなりませんでした.

夜に入って,体温が38度台前半から37度台後半へ落ちてきたので,だんだん楽チンになってきました.「かしましハウス」が読めるくらい(←いやだからなんなんだ).むむっ.これなら明日から復活かあ?と思ったのですが,昼間に倒れていたせいで夜は寝付けませんでした.熱は相変わらず37度台をうろうろしていたわけですけれども.



2004年01月27日(火) 病院直行

夜中に数度起きて,保冷剤をタオルに巻いて頭に乗っけたりしたのですが,一向に熱が下がらないので,会社は休んで近くの病院にいきました.小児科と内科を掲げているだけあって,ちびっ子がうろうろしているので,うつしたら悪いなあと思って待っていました.こほんこほん.ここの先生はなんだか医者にしてはよくしゃべる(?)ひとで,「ふんふんそうですかー.インフルエンザの疑いがありますね.(両手を広げて)10分ください.検査しますから」という,なんだか商売人みたいなところがありました.いやがめついとかそういうことじゃなくてね.検査の結果は陰性だったんですが,「この検査もね,100人の陽性患者でも7人くらいは陰性に出ちゃうんですよね,だからね,48時間,48時間たって熱が下がんなかったらも一度来てください.ウィルス叩く薬出しますからね」ということでした.検定の第1種の過誤だか第2種の過誤だかだよなあ,と思いつつ,院前薬局で薬を処方してもらいました.「お薬手帳」をもらってしまいました.そんなに使いたいものではないですが,みんな持ってるものなんでしょうか?むむ.ちなみに,ここの薬局は「ジェネリック使ってます!」という掲示があって,なかなか好感の持てるところでございましたよ.いやだからおねえさんがきれいだったからとかそういうんじゃないから.

で,スーパーによって食糧を買い込んで家に帰ってもぐもぐ食べて,薬飲んで寝てました.熱が下がりそうな気配は全くありませんでした.「かしましハウス」を読むのもつらいくらいでした.それっていい喩えなのか?しんどくなって眠ったり,熱くて起きたりしていたので,時間感覚がなくなりかけていたのですが,深夜にあまりの熱さに熱を測ったら39度3分でした.体温計見て卒倒するかと思ったですよ.



2004年01月26日(月)

どうも日中から咳がこほんこほんと出るのでこまるのでありますよね,とおもったので,部内の勉強会で定時以降みんないなくなってしまうのをいいことにとっとと帰って鍋の残りなんぞ食べて寝ました.おかげで地方債の論文はアイデア出ず.どうなることやら.うむむ.と思って,熱っぽいので体温を測ってみたら38度7分もありました.暖房がなくても布団のなかが暖かい道理ですがな.こほんこほん.



2004年01月23日(金) 小学校高学年

職場では新聞の切抜きが上質紙にコピーされて配られるのですが,あんまりもったいないのでじろじろながめていたところ,朝日新聞かどこかに,「大学も高校なみに就職活動のお手伝い」という記事があって,ついじろじろ読んでしまいました.それによると,ワタクシの母校のすぐそばにある某大学では,就職活動のサポートを非常にきめ細かく行っており,それがために就職率は非常によい,というお話でした.大学進学率も5割になんなんというご時世では,大学は象牙の塔だかんね!なんて言っておられず,そりゃまあ就職できるような教育をせんとあかんのやなあ,としみじみと思いました.まあそれはそれでええですがな.しかしですよ.その記事によると,どうも就職試験対策らしいのですが,その一環として「小学校高学年レベルのドリル式を使って」いたりするらしいのですよ.大学で補習をやらなきゃならなくなって,教官や教員の時間が失われるってなはなしは時々聞くのですが,小学校高学年レベルというのはこりゃまたいかがなものかと.教える側が脱力しそうなのはそれはそれとして,そんな人たちを大学に入れていいものでしょうか.あるいは,小学校以来,中学高校と少なくとも6年間,なんとなくわからないままに進学してきた,という大学生が存在するということなんでしょうか.それって,かなり不幸なことだと思うんですけど.やっぱり,なにがしかのことが「わかったー!」と感じるところがおもしろいんだろうとおもうんですがね.そりゃね,高校の内容をぜーんぶ理解して,大学卒業時まで覚えている,という人間はめったにいないとおもいますがね(世界史や日本史など),いやしかし,就職試験対策に小学校高学年レベルって.採るほうも採りたくなくなるんじゃないですかねえ.大丈夫なんでしょうかこの国は.



2004年01月22日(木) こんなオチかね.

1月9日に話題にした173億円の宝くじ事件ですが,意外なオチがついていました.なんでこうなるかなあ.「ほんとうに残念だ」というのは,そりゃまあ残念でしょうけども,なんとなく微笑ましいというかなんというか.宝くじに当たった人の使い道がさらに気になるところですね.寄付なんてしちゃったりして.どうなんでしょ.



2004年01月21日(水) 骨伝導

2年半にわたって使ってきた携帯電話がみためにもアワレゲになってきたので,一念発起して買い換えました.TS41です.CFでやたらと有名なので,とりあえず話題づくりにはなりますね.職場で試そうとしたのですが,使い方がまちがっていてよくわかりませんでした.しかし正しく使ってみても,ま,ふつうのスピーカが使えるところでは普通のほうがよく聞こえますね.当たり前なのかどうかわかりませんが.スピーカより,文字入力とか,アドレス管理とか,より普通のコンピュータに近づいてきたという(コピー&ペイストとか)気がして,びっくりすることしきりです.むー.世の中のヒトはこんなに便利な携帯電話を使っていたのかー.



2004年01月20日(火) 打合せ

きんきんにとんとんにしたいのですが…,ということで,来月の報告会へ向けあっぷあっぷな今日この頃なのですが,とりあえずそれとはあんまり関係ない次元で飲みに行きました.行き先は日暮里の和味です.おいしい焼酎が揃っているということで,またもやD誌情報に従って,のこのこでかけました.その前に,日暮里駅前の羽二重団子で一服して行こうと思ったのですが,図書館で調べ物などしていたら遅くなってしまいました.くう.さて,和味のほうですが,純黒など飲んで,焼き鳥たべて,直燗などしてまた飲んで,豆腐食べて,素ラーメン食べて,ということで,のほほんと満喫しました.日暮里駅西口から意外と近かったので(!)また行こうかなあと思います.それより今日集めた資料をまとめなくっちゃ.



2004年01月19日(月) なぞ

『オトナ語の謎。』を買いました.付箋もついてきました.おもしろかったです.まあたしかに,僕が在籍したことのある会社では使わないことばも多かったですね.交渉ごとが少なかったせいかもしれませんが.いやまあそれはそれとしても,うん.
オトナ語の謎。



2004年01月14日(水) むずかしいねえ.

Carol Propper, Simon Burgess and Katherine Green. 2004. Does competition between hospitals improve the quality of care? Hospital death rates and the NHS internal market. Journal of Public Economics, forthcoming. という論文を研究会で発表しました.イギリスの病院データを使って,競争圧力が医療の質にどう影響したか,というのを分析した論文で,医療の質の代理変数を競争圧力の代理変数に回帰して,符号がどおだったからどお,という論文です.タイトルから想像がつくように,競争が増えると質が低下するという相関関係を提示し,その原因を質を表すシグナルの弱さ・ノイズの多さに帰しています.へえ.なるほどねえ,とおもって感心して終わっていたのですが,どうもそうではないようで,やっぱり専門家は違うなあと思いました.どゆことかというと.この論文では医療の質を急性心筋梗塞(AMI)の30日後死亡率で取り,競争圧力を病院の通院可能圏内にある他の病院の数で図っています.結果がはっきりわかる(死亡)ので,急性心筋梗塞はこの手の実証によく使われる疾病で,日本でも行われているくらいです.さて,急性心筋梗塞の場合,発作がおきてから最寄の病院に運ばれることが多いらしいので,「病院を選ぶ」というのの分析にあんまり向いていないのではないか,ということらしいです.もちろん,病院を選ぶというのがないので,サンプルセレクションバイアスの問題は発生しないという利点はありますが,逆に,質との相関が検出されたからといって,競争圧力とそんなに直接に結び付けてもいいのか,ということです.ふむー.とおもっていたら,AMIの治療成績が評判(reputation)やランキングに影響しやすいから,やっぱり意味はあるんだ,という見方もあるんだそうです.ふむー.奥が深い.中途半端に首突っ込むもんじゃないですなあ.



2004年01月13日(火) 目覚まし時計

諸般の事情があって目覚まし時計を買いました.むぅ.あしたの研究会の論文が進まない.



2004年01月10日(土) 手続き

ちょっとしたご縁で友人となったひとたちと飲んだのですが,分野の違う人でも「やっぱりねえ,手続きをちゃんと覚えて必死になって仕事し続ければ,『あああの人ね』といわれるくらいのヒトにはなれる.そりゃまあ『あのひとなら間違いないね』と言われるようになるとは限らないけど.逆に,手続きを学んでいないヒトは,最初はなんとかなったとしてもどうしようもないね」と思っていることがわかりました.えーとそういうわけなので,ちゃんと勉強しなくちゃ.がんばらなくっちゃね,と思いました.はい.



2004年01月09日(金) ニュース2つ

30歳か40歳か,まあたしかに,20歳から見ればどっちにしても「遠い将来」のことなのでしょうか(時間選好率が1から遠い).この見方はフリーターの存在を無関係ではない?かもしれませんね.

173億円の宝くじ事件はだんだんえらいことになっているようですね.起訴って.



2004年01月08日(木) ふー.

昼過ぎから頭がくらくらするのでとっとと帰ってテレビ見てボーっとしておりました.はあ.



2004年01月07日(水) 授業再開

授業が再開するので,コロンビアの現況などについて調べたりしておりました.最近,誘拐殺人だかなんだかが起こって,渡航情報も危ういところらしいです.石油も出るらしいですな.いまさら初歩的な知識ですこまったものです.プラン・コロンビアってなんじゃらほい,とか思っておりました.さて,コロンビアからの麻薬密輸を禁止するために,アメリカはコロンビアのテログループ(とアメリカが認定した団体)に対する攻撃などを行っているらしいのですが,それは有効な政策足りうるか,というのが今回のテーマです.テキストは,需要がある限り,供給を規制したとしても,供給団体が地下に潜ったりするので,かえってよろしくない,という話をしているのですが,わかってもらえるかどうか….



2004年01月06日(火) 学会準備

今週末が春学会の締切なので,その準備をしていた…とおもいます.再投稿の準備とか,2月のコンファレンスの準備などもあるんですけど.あう.



2004年01月05日(月) 仕事始め

9日間にわたる年末年始休暇も終わり,仕事始めでした.始まりの遅い職場なのですが,今日ばかりはみなさんさっさといらっしゃって,あいさつ回りなどがいろいろとおこなわれておりました.ぞろぞろとつれだって上司のところをうろうろしていたらあっというまに午前中を使ってしまいました.前の職場ではなかったような慣行です.うーん.

夕方から新年の乾杯などして,おわってからごぞごぞ作業していたら,所長がじきじきに呼びにきたので,ついていって遅くまで飲んでおりました.おもしろいひとでした.上司と飲むのはあんまり好きではなくて,年末年始だから,といった理由くらいだと断って帰ることにしているのですが,今回は行ってみてちょっと正解だったかもしれません.やっぱり素質の問題かしらん.



2004年01月03日(土) カメラ

未来科学館で見たようなプラモデルカメラって売ってるらしいです.非常にほしいです.組み立ててみたいんです.



2004年01月02日(金) 文庫本

帰省するけどやりたいこともなにもないので,ひさかたぶりに本を読むことにして,といっても大げさなものではないですが,持って行ってざーっと読んできました.以下の通り.

どれもこれもかなりおもしろくて,ふだん本を読まなくなったのでざざーっと読んでしまいました.うんうん.僕としては,
要するに考えてわかってきたことは,知多半島は古くから栄えた東西交通の要衝だったということである.文化も産業も昔から大いにあるのだ.
そういうところを田舎だと言うのはとんでもないことである.友人の神谷くんには大いにあやまらなければならないであろう.
社会科的に考えると,神谷くんは由緒ある盛栄の地の出身だったのだ.
「知多半島はそんなに田舎か」『どうころんでも社会科』31ページ
が印象的でした.ぼくも神谷くんにあやまらなければなりません.というわけで東京に復帰です.いろいろやることが.あう.



2004年01月01日(木) あけましておめでとうございます.

旧年中は大変お世話になりました.みなさまの御多幸を心より祈念致しております.


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