ある大学院生の日記

2002年10月30日(水) ミンコウスキー-ファルカスの補題

につきまして,一部から「こんな線形数学の基本定理も知らんのか」との厳しいコメントをいただき,やや慌てております.ううむ.と思って明日のマクロTAセッションの準備をしていたら,「風呂辺に臼ぺろん」の定理,ではない,フロベニウス・ペロンの定理が出てまいりましてさらの驚いております.といっても明日のセッションでは触れませんが.時間があれば話しましょうかね.しかししらないことを白々しく話すのも.いやこれが.

と,いうわけで,Bewley typeモデルのシミュレーションですがな.うまくいきませんがな.これでもって「個別ショックがあるときのMCPF」という新境地を開拓しようとしているのに.いやしかし.一番簡単なケースが解けなくていいのであろうか(いやよくない).どうも,所与の利子率のもとでの総資本ストックの導出は間違っていない(ようだ)が,それを収束させるアルゴリズムに問題があるような気がします.いや,資本ストックのほうも間違ってるかも.極限分布が端っこによるのって絶対変だもんなあ.



2002年10月29日(火) Inverse Optimum

週末の疲れが,という言い訳をすることもないのですが,朝は起きられませんでした.参っちゃいますね.マチコ先生ですね.

あ,さて.財政学会のときに共同研究者の先生から勧められた論文をとりあえず読んでみました.Ahmad and Stern [1984, J Pub E] なんですが,物品税のケースについて限界的な税制変更の方向性を探る理論と推計,という内容です.一般に途上国では所得税課税が難しいので物品税や関税に頼ることが多いらしいのですが,一定の税収を上げるためにどのように税率を定めるか,というのは重要な論点です.社会厚生関数を適当に定義してやってそれを最大化するように定める,というのが基本的な方向性なのですが,その裏で,現在の税制がそのような最大化の結果だとすれば社会厚生関数の形状はどのようなものであるか,という問題を考えることができます.これをinverse optimum problemというらしいのですが,この問題に対してもっともらしい解が存在する場合には定義によりパレート改善な税制変更は存在しません.また,ミンコフスキー・ファーカスの補題を使うと,もっともらしい解が存在しないときにはパレート改善な税制変更が存在することが証明できるようです.ほほぅ.

推計の結果,当時のインドにはパレート改善な税制変更が存在するのだ,ということらしいのですが,このinverse optimum problemが累進所得税にも適用できないかしらん,と思ってちょちょいと計算してみました.データからもとまるだろうという気はするんですが計算がえらい面倒そうです.カリブレーションなんですがねえ.ははあ.

いやしかし,ミンコフスキー・ファーカスの補題っていったいなんだ?

追記

Minkowski-Farkas lemmaとは,

Let a1, a2, ..., am, and b ¹ 0 be elements of Rn. Suppose that bT x ³ 0 for all x Î Rn such that (ai)T x ³ 0, i = 1, 2, ..., m. Then, there exists l i ³ 0, i = 1, 2, ..., m, (l 1, l 2, ..., l m) ¹ 0, such that b = l i ai.
だそうです.しらんっちゅうに(いいのか?).



2002年10月28日(月) しまった

授業やワークショップに出たあと,ごぞごぞしながら日本経済学会での論文を改訂していたら,データ加工というえらい初期の段階でのバグを発見してしまいました.がっくり.まいっちゃいますねえ.おかげでMCPFのはなしは進みません.Matlabもいぢるつもりだったのですが.ははあ.



2002年10月27日(日) 財政学会2日目

2日目は受付していました.セッションはほとんど聞いていません.惜しいことしました.大過なく終わったのでよしとします.打ち上げは「ゼミごと」らしいのですが,そうすると,僕の指導教官のゼミは打ち上げがなくなってしまうので,院生で何とかしてあげようと思いますが,どうしましょう.



2002年10月26日(土) 財政学会1日目

財政学会の1日目でした.1日目はとくに仕事もなかったのですが,2日目の参考にと思って早めに学校に来てみたら,学部生が数人(?)遅れたとか欠席とかで,とつぜん本部会計を手伝うことになりました.懇親会の受付をしたのですが,お釣りがないとかなんとかでちょこちょことめんどうでした.午前中はなんとなくそれに拘束されてしまったのですが,ちゃんとお弁当をもらったのでよしとしましょう.午後は宇沢弘文講演会にいきました.安田講堂にはいるのは久しぶりでした.お話はアダム・スミスから始まってどうなるのだろうとおもっていましたが,社会的共通資本のはなしにおちていったようでした.そのあとの「財政学の危機」なるパネルディスカッションは出席せずに,午後の発表の打合せをしていました.パネルディスカッションはそれほど盛りあがらなかったらしく,それこそが「財政学の危機」だという評価もあったそうです(ぼくの評価ではありません).午後は共著者の先輩に発表を任せて聞いていました.発表自体は問題もなく終わりました.同じセッションの他の発表はいまひとつという気がしましたが,まあそんなことを言える立場ではありません.そのあと,討論者の先生とお話をして,飲み会にいきました.幹事手伝いだったのですが思ったより人がたくさん来てびっくりしました.部屋に入りきれませんでした.なんということでしょうか.そこらへんはちゃんと連絡がほしいところですよなあ.



2002年10月25日(金) 学振

尊敬する同級生が学振に通ったそうで,めでたい限りです.

さて,きょうも午前中は成長理論の授業でした.projection methodですな.関数の近似のはなしなんですが,ちぇびちぇふ多項式など使っちゃうのでところどころ分かりませんでした.ううむ.

夕方から財政学会の準備をしてぼーっとしていたら,こんなのや,こんなのを見つけてしまいました.いやはや.



2002年10月24日(木) TAせっしょん

朝一番でTAセッションをやったら眠くて眠くて仕方ありません.しかも,計算間違いをしていたことが分かりましたし,質問されたことに対する答えもいまだにわかりません.どうしましょう.午後はコースワークマクロを聞いて,ワークショップにでたら,疲れてしまいました.ははあ.

ところで,個別リスクが存在するときの貯蓄行動・税制への反応などがおもしろいのではないか,と思っているのですが(ちゃんと種論文があります.もちろん),個別ショックが存在するときの社会厚生関数の定義ってどのようなものなんでしょうか?Atkinson [1970] は,所得などの分布を不確実性の実現とのアナロジーで捉えてCRRA型っぽい社会厚生関数を求めたりしましたが.政策変数を変えたとき,平均値はあがるけどGini係数も上がる,といったばあい,それを提示してオシマイ,でいいんでしょうか?社会厚生関数で評価できればわかりやすい(? 誤解も招きやすい)とおもうんですが.事前の意味では同一の個人を扱っているので,定常分布の価値関数でそのまま評価するのも一法ですが,それって正当化できるんですかね?



2002年10月22日(火) おなかいたい

とか言ってる場合じゃないのですが,ときどき急速におなかがいたくなることがあって,病気の雰囲気もないのですが,朝そうなっちゃうと俄然やる気をうしなってしまいますね.言い訳に過ぎませんが.

ということで昨日の続き.やっぱり社会厚生関数の置き方(=厚生ウェイトの定義)がよくわからないのですが,昨晩帰り道に考えた方法をとりあえず試してみて,解釈が難しくないだろう数字を計算してみました.しかし.低い.1よりちょっと大きい数字が出るはず(?)なんですが,どう考えても低すぎます.こまっちゃいましたねえ.所得効果のパラメタが大きすぎるのが原因なんですけどね.むむぅ.

で,厚生関数について,Atkinson, A.B., 1970. On the measurement of inequality. Journal of Economic Theory 2, 244-263 を読んでみました.社会厚生関数と,不確実性下の意思決定は似ている,というところから,不平等回避度と危険回避度をパラレルにとらえて社会厚生関数をCRRA型っぽく作ったり,ほかの不平等指標との関係を調べたりしています.おもしろいですね.

とおもったら,あしたは成長理論の授業があるじゃないですか.わあ.どうしましょ.



2002年10月21日(月) 朝だったのか

「成長理論」なる授業をとっていまして,外部の錚々たる先生方がレクチャーをしてくださるというまことにもってありがたいものなのですが,不規則に授業があるという欠点があります.で,担当教授が持っているもう一つの講義が午後にあることから,ついうかうかと今日の午後だろうとおもっていたのですが,じつは午前開講でした.たしかに,通常の時間割では「成長理論」は午前なのですね.とんでもない誤解でした.あぅ.家でのろのろと新聞を見ていてはたと気がつきましたがやっぱり遅刻しました.がっくし.

授業の内容は,テーマ・手法ともに興味があるところなのですが,いかんせんほとんど理解できませんでした.英語が分からなかったのか経済学が分からなかったのか,そこらへんは微妙ですが,要するに両方ともわかっちょらんかったっちゅうことです.がっくし.

財政学会の受付の仕事は1日目はいつのまにか解放されました.いやいやめでたい.めでたさのあまり,昨日の続きでMCPFの推計をしておりました.が,フォーミュラがなんか変な気がします.へテロな主体を仮定しているので社会厚生関数を持ってこなくてはならず,そこらへんからかなりめんどうっちゃめんどうなんですが,まあそこらへんはえいやっと.他人の効用と足してもいいのかとか,そういうことはまあ目をつぶって(いいのか).そういえば,健康保険・年金保険には標準報酬月額の上限があると聞いていたのですが,そこらへんの事情はどうなってるんでしょうか.なにをみればいいんだ?「厚生の指標」の増刊号(?)「保険と年金の動向」などみていたんですが.以前に減税規模の試算をしたときは何を利用したんだか忘れちゃいました.いやいやこまったものですなあ.

ぼけーっと遊んでいることがばれてしまうのですが,とある後輩のweb siteをみていたら「見捨てられた」と書いてあったんですがね,べつに見捨てちゃいません.「見捨てる」ためには,その前段階で世話をするなりなんなりしておかないといけないのですが,そういうことした覚えはないので.えへへへへ.



2002年10月20日(日) 続・MCPF

財政学会のペーパーはとりあえずなんとかなりそうなので,MCPFの推計をしてみました.が,社会保険の細かい数字がわからないのでなかなかうまくいきません.とりあえず,CES型効用関数での代替の弾力性が0.5くらいに推計されたので,おおむね計算は間違っていないと思うのですが.むむ.

経済学会論文の改訂をしようかとおもって,共著者から送られてきたプログラムをじろじろ見てみたのですが,なんとなく改悪されているような気がしないでもありません.気がつかずに上書き保存してしまったことを深く後悔しながらいじってみるのですが,いまいち合っている自信がありません.ゆっくり考えなくてはならないところです.

とある先生とメールをやり取りしているのですが,こちらのコメントがいちいち的をはずしているというか,本質的でない気がしてがっかりしました.はあ.



2002年10月19日(土) Webってすごい

午後からのろのろと大学に来て,労働時間のデータをあさってみました.所得階層別の労働時間というのがほしかったのですが,とうぜん賃金センサスにはそんなデータはありませんでした.国民生活基礎調査にあると思っていたのは誤解でした.しかししかし,「社会生活基本調査」にはありました.すばらしい.一見してわかるのですが,所得階層によってそれほど労働時間(1日あたり週平均)が変動しているわけではありません.年収1000万円以上では0.2時間(12分,7.2時間→7.0時間)ほど短くなりますし,1500万円以上では6.4時間まで短くなりますが.これを累進課税に帰することができるんでしょうか.

それはそれとして,社会生活基本調査は5年に一度の調査なのですが,直近の平成13年度の統計表は統計局のページからとってくることができます.いやあすごい.便利な世の中になってしまったものです.それからなんと,財務省のページでは,財政金融統計月報までダウンロードできます.ちょっと以前の所得税制を確認する必要があったのですが,「いやいや残念図書館も閉まったことだし.帰るしかないなうふふふふ」などという目論見はあっさり潰え,租税特集までwebで見ることができました.財務省の人間がいかに経済(学)が分からないか,ということについて最近しばしば耳にするところなのですが,悪く言うもんじゃないですね.関係ないことですが.

その他のデータもweb上に置いてあることが多いので,だんだん手入力の必要性がなくなってきているようです.手入力をしていると研究しているような気になることができるので言い訳として便利だったのですが,こうなってしまうと,ほんとうに生産的な活動に注力せざるを得なくなってしまいます.つらいところです.論文もwebで取れてしまうので,図書館に行って論文を探してコピーしているうちに1日終わってしまったよ,などという言い訳も使えません.しかし考え事をするというのは疲れることなので,こういった形の気分転換(時間の浪費)ができなくなるとしんどくなってしまいます.競争社会もしんどいですしね.あ,いや,しんどいですね,といえるほど研究活動をしていないことは重々承知なんですけども.がんばってデータ集めてがんばって計算しました,それはすごい,といって実証が評価される時代ではないということでしょうか.はあ.

情報処理技術の発達やその技術・技能の偏在はできるひとに負担が多くかかり,そうでないひとに仕事が回らなくなる傾向があるんでしょうか? 企業としては高度な(?)技術を持った人間が少数必要になり,「失業したからとりあえず事務でも」といった再就職が困難になってしまうのかもしれません.比較的に学習能力の高い若者層はこのような「技術を持った」層として会社に残る可能性は高くなりますが,技術進歩に対応できないながらも会社に残り続ける老人層(?)に対する不満が鬱積する可能性はあります.「近頃の若いもんはすぐに会社を辞める」などといわれることもありますが,会社を辞める理由として「使えない,手は出さないけど口だけ出すジジイ・ババア多すぎ.こき使われるだけだし」ということがあるとすれば,話はそれほど簡単ではないような気もします.そしてそうであるならば,過渡期(?)の失業の受け皿としてのIT分野は非常に心許なく,「い〜じゃぱん」などへの政策的ウェイトの重さは正当性を失いかねません.むしろ,介護・保育といった,労働集約的分野への介入こそが実効性を持つ可能性が高くなります.

話が飛んで行き過ぎましたが.累進税制下でのMCPFという足許の課題のほうがよっぽど重要です.財政学会論文ももちろん重要ですが.



2002年10月18日(金) 打合せ

午前中は財政学会発表論文のため打合せ。経済学会発表論文の改訂について共著者とやり取り。投稿論文の改訂。そんなところでしょうか。思ったより進みませんね。公表データでどこまでやるか、というのはしかしながら、悩ましいものですなあ。



2002年10月17日(木) ポートフォリオ?

朝からのそのそと王子近辺を探索し,自転車屋で自転車を修理してもらいました.最初はただのパンク処理になりそうでしたが,以前ほかの自転車屋で指摘してもらったとおり,タイヤ交換と相成りました.タイヤ交換くらい一人で出来ると男のコらしくていいんですが,そうもいかないのが残念なところです.そのかわり(?)おじちゃんの一挙手一投足をしげしげと眺めてしまいました.おもしろいものです.結果,ちゃんとタイヤを付け替え,自転車くんはぶじ復帰を果たしました.

午後はコアマクロの講義を聞いて,進度と宿題を確認しました.まだ大学院マクロっぽくないのでM1の諸君はどう思ってるんでしょうね.来週からはTAセッションをやんないといけないので,夜まで宿題を解くのに時間を使いました.いまのところはそんなに難しくなくて面倒なだけなのでよかったです.

きょうは2つもワークショップがあるんですが,後半だけ聞きました.広島への往復で目を通していたのですが,まったくわかっていなかったということがよくわかりました.参っちゃいますね.人的資本のもつリスクと金融資産のリスクのポートフォリオの問題が,金融資産の価格付けにつながるという話なのですが.むむ.ところで,かのTelmerは,青山学院でも教えるそうです.ということはしばらく東京近辺にいるんですかね.とくにカリブレーション・予備的貯蓄について話を聞きたいのですが,何を聞いていいかよくわからんというのが困ったところです.カリブレーションで予備的貯蓄の大きさを復元する,というのはとりあえず面白そうなんですが.



2002年10月16日(水) 復帰.

討論者の先生にも「Webを見たのですが」と言われていて怯えていたのですが,たしかにここのところアクセスが増えています.まいっちゃいますね.

というのを確認して,マクロ経済学の講義に出て,「う〜む.わからん」と悩んだあと,午後から夜まで宿題をしておりました.なかなか難しいところです.

初のレフリーレポートが共著者の先生のところに返ってきていたようで,その報告をメールでいただいたのですが,いやはや.どうしましょう.そういえば,この先生との研究も進めなくっちゃ.学会論文の改訂はやや遅くなりそうな予感がします.なんてったって来週末は財政学会ですし.なんで,結婚式の2次会も出られんかもしれん.すまない(読んでないと思うが).



2002年10月15日(火) エクスカーション in 厳島

せっかく広島まで帰ってきたのだから親孝行のひとつでもすればよかったのですが,なにをしていいのかよくわからなかったこともあったので,共著者といっしょに宮島観光に出かけました.広島駅で待ち合わせて山陽本線に乗ると,同級のTくん・Iさんと遭遇しました.ついでなのでいっしょに宮島めぐりをしました.何がものめずらしいのかよくわからないので,普通に鳥居を見て,参拝して,ごはんを食べに行きました.母親推薦の国民宿舎でアナゴを食べました.なかなか美味でしたが,それほど安いわけでもありませんでした.まあいいですが.そのあと,もみじビールを飲みながらふらふらし,さて戻ろうか,とおもって土産物屋の近くまでいくと,とつぜん突風が吹き(突然吹くから突風なのですが),雨がハゲシク降ってきました.びっくりしました.しばらく雨宿りしていたのですが,ちょっと長引きそうだったので傘を購入し(おじさんがまけてくれました),そそくさと宮島を退却しました.このときの風で厳島神社の屋根が飛んだらしいですから,けっこうな規模だったのは確かなようです.さて,そのあとの船・電車ではいいぐあいにビールが回り,非常に眠かったです.広島駅では自由席の特権を発揮し,ホームで40分ほど待ちましたが,ちゃんと広島から座って帰りました.名古屋から乗ってきた家族連れのガキがうるさかったのが気になりましたがしょうがないところでしょう.

全然関係ないのですが,連休に行われていたO-Cupはさんざんだったようです.作図者およびコース描き担当として慙愧の念に耐えません.



2002年10月14日(月) 2002年度日経学会2日目

朝は広島駅前で共著者を拾い,なつかしの(?)女学院前できのうのTSペアを拾って広大へ.女学院といえば,前の会社の秘書室の方を思い出してしまうのですがまあそれはここではどうでもいいです.まずは中原賞講演ということで,神取先生のお話を聞きました.話としては非常に面白いのですが,途中にちらちらとでてくるのを考慮すると数学的にはなんだかめんどうそうです.悩ましい.

午前は「医療経済�供廚離札奪轡腑鵑砲任泙靴拭ッ里蟾腓い�無難に発表しているのを見たりしていたのですが,昨日の件の彼が再び表現だけは手厳しい質問をするのをみてにやにやしてしまいました.座長はそこらへんは心得ていたようですから,ひょっとすると有名人なのかもしれません.口が悪いことでは僕も評判がいいとはいえませんが,もちっと表現を考えたいものです.

12時半に討論者の先生と待ち合わせて,学食で昼ごはんを食べながらいろいろとお話をしました(同窓のKKくんならここぞとばかり「ディスカッションした.楽々クリア」等と書くところでしょう).ちゃんと読んできていてくださり,有益なコメントをいろいろといただきました.ありがたくて涙が出そうでしたが,男のコなので泣きませんでした(←当たり前).「H先生には見てもらわないのですか?」と聞かれたときはにやにやするしかなかったのが寂しいところです.しかし実際のところ,たいへん有意義な時間をすごしました.博士課程に入ってから最も充実していたといっても過言ではないでしょう.午後のセッションは,そういうわけで自分の発表は出来レースみたいなもので至極順調に進みました.同じセッションでは,最後に発表した筑波大学の先生の論文が非常に興味を惹かれました.しかし,「共和分+GMM」というマクロ時系列の話だったのでお知り合いにもなれそうになく,惜しいことをしました.そのかわり,霞ヶ関勤務の人物から「東大で実証をすると肩身が狭いでしょう」と同情されました.僕の直前が霞ヶ関関連の方の発表で,終わるや否や関係者が続々と出て行ってしまったところだったので,ついつい「はあそんなもんですかね」などと応答してしまいましたが,すいません.

そのあと,一橋の院生の女の子に声をかけられましたが,中央大学の知り合いの友人ということでがっくりきてしまいました.なんなんでしょうねこの一団は.帰りは知り合いもみつからなかったので,共著者と高速を使わずにのろのろと帰ってきました.瀬野での渋滞がこんなにひどいなんて.おそるべし.



2002年10月13日(日) 2002年度日経学会1日目

土曜日は失態を犯しながらも無事新幹線も座れて広島まで帰ってまいりました.実家でのほほんとして,日曜日は朝から日本経済学会へ出かけました.まず,広島ICから山陽道にのり,河内ICで降りて,広島空港へ同級生(?)のTくんとSくんを迎えにいきました.思ったよりも早くついたので到着ロビーでぼさっとしていると,飛行機がついたらしく,人がわらわらと出てきそうな雰囲気になったので立ち上がると,いきなり指導教官がすたすたとでてきたので,つい柱の陰に隠れてしまいました.べつに悪いことをしているわけじゃないんですが.続いて日銀のK氏を見かけたのですが,忘れられているようなので素通りして,TくんとSくんを迎えました.河内IC→西条ICと山陽道を戻り,なんとか国道2号線を捉まえてブールバールから広大へ入りました.西条駅前では酒祭りが行われていたようですが,駅前を通らなかったのでぜんぜん分かりませんでした.駐車場を見つけるのにやや手間取りましたが,それほどでもないですね.駐車場で出雲出身の同級生のAくんに出くわしました.

時間はやや早かったのですが,そそくさと3,000円を支払い,午前中は「社会資本の経済分析」セッションに出ました.座っていたら内閣府のA氏を見つけたのでこれまたびっくりしました.出張だそうです.神戸商大のA先生も登場.Aさんばっかりですが.そういえば発表者もA先生でしたね.招待講演はさぼって,同級生(?)の2人と学食で馬鹿話に興じ(本人は真剣だったとのうわさもあり),会長講演・パネル討論に出ました.会長講演は非常に興味深かったです.それ以上はよういいませんが.パネル討論は,メンバーがメンバーなので楽しみに聞いていましたが,フロアからの質問がややわけわからなさ気味だったので残念でした.もっとちゃんとしたひとがちゃんと質問をしてほしいところでした.誰といわれても困りますが.後日聞いた話だと,質問したのは「Y先生の御本は全て読んでいる」というひとらしいのですが,こういう宗教がかったひとも時々いるそうです.学会にいなくてもいいと思いますが.履歴も謎らしいですね.どうでもいいですが.

そのあとは敬意を表して(?)「医療経済�機廚離札奪轡腑鵑暴个泙靴拭ダ邯�先生のコメントはためになりましたが,マイクロ計量分析にマクロ変数を使うときの内生性の問題,というのはなんでしょう?わかったようなわからんような.このセッションの最後は一橋の院生の発表で,興味深く事前にペーパーを読み,解が違うんじゃないかと思って聞いていたのですが,発表ではやや改善されていました.でもまだ間違ってると思いますが.しかし,この発表に対するフロアからの質問には驚愕しました.いわく「大学院生の分際で政策提言しようだなんて間違ってる」「倫理観がない」「最低最悪」だそうです.あわててフォローしておきますが,モデルそのものはシンプルで,1次近似としてはうまく考えてあると僕は思います.いやしかし,あんなにいうことないのに.M大学のA先生もそうおっしゃってました.よかった.

どきどきのセッションが終わったあと話をしていたところ,意外なことに,IPSSのSさんがここらへんのサイトを見ていることが発覚.びっくりしましたが,いまさら頭の悪さは隠せないのでしょうがないですね.さてそのあとは,飛行場で拾った2人に院生のIさんTくんを乗せ,広島市内へ帰ってきました.いったん実家に車を置いた後(旧市内にあるので!),八丁堀で待ち合わせてお好み村でお好み焼きをたべて帰りました.うろうろしていたら,旧知の友人にひっかかってしまったので,ついでにちょこっと話をして帰って寝ました.発表のリハーサルなんて……やってもよかったですか.



2002年10月12日(土) これから

というわけで,これから学会に行ってまいります.とおもったら,大学にプログラムを忘れていたことが発覚.あほや.なんで本郷に来たのでついでに書いているという次第です.

広島まで行って誰と知り合いになれるのかちょっとどきどきですね.行かない皆さんは東京タワーに行ってください.

部屋の関係で,修論を書いているM2と話す機会があるのですが,なんだか大変そうです.指導教官が会ってくれないなどと言う人もいますが,そりゃあなた,わがままですよ.と思います.あ,ぼくの指導教官はよくできたひとですよそりゃ.あたりまえじゃないですか.



2002年10月11日(金) なにからやればいいのか

「ラブストーリーは突然に」ではありません.念のため.

あしたから広島に日本経済学会のため出かけてしまうので,朝から洗濯などして医科歯科に出かけ,そのあと御茶ノ水のフランス料理屋にランチに出かけました.ここは「独立行政法人になってもレストランを開いて生きていける」と評判のK先生ご推薦の店で,そこらへんの事情に疎い僕にはよくわからないのですが,たしかになかなかおいしうございました.しかし,クスクスはこうやって食べるものではないような気もしますが.

そのあと,本郷に戻って,DPの数値解析について本を読んでいた,というか宿題に取り組んでいたのですが,どうも進みません.困ったものです.いくつか学会の準備をしてさっさと帰ることにします.なんといっても出かける準備を何もしていないもので.新幹線も取っていないので,�祇萓犬砲┐蕕�脅されてしまいましたが,JR東海で調べた限りではそんなに混まないと思うのですが.それより,当日車に誰が乗るんでしょうか?



2002年10月09日(水) ノーベル経済学賞

というわけで,ノーベル経済学賞の季節です.経済学賞はノーベル賞じゃない,とか堅いこと言わないでください.さて,今年の受賞は,プリンストン大学のDaniel Kahnemanとジョージ・メイソン大学のVernon L. Smithでした.恥ずかしながら,名前も聞いたことありませんでした.受賞理由はそれぞれ「心理学の知見を経済学,とくに不確実性下での判断や意思決定に取り込んだこと」,「研究室での実験を実証経済分析,とくに代替的な市場機構の研究における手法として確立したこと」だそうです.経済心理学・実験経済学というやつでしょうか?

ノーベル賞といえば,化学賞も日本人が含まれていたそうですね.えらく若い人みたいです.大変なことですねえ.全然関係ないのですが,IgNobel賞も気になるところではありますが.2001年には公共経済学のSlemrodも受賞してますし.ちなみに今年は,「実業界に,数学の概念である虚数の概念を持ち込んだ」という功績により,エンロンやゼロックスの重役たちが受賞しております.にやにやしちゃいますね.

さてさて,最近は学会の準備や,MCPFや,学会の準備や勉強会の準備でばたばたしていたのに加え,地図が完成したあとの処理がいろいろとあって精神的にかなり参り気味でした.まあいいんですけどね.ふん.

ま,そういうときにはCNNのこぼれ話でも読むのが一番です.しかしそうですか,妻14人ですか.女性を手玉に取る男性や,男性を手玉に取る女性は日本にも(ぼくの身近にだって)いる(いた)のでしょうが,ちゃんとこどもまで作ってともに暮らしているというのはえらいですね.先週ですか,「避妊をしなきゃいけないような相手と性交渉を持つな!」というのを週刊文春だかどこかで見て,目からウロコが落ちる思いでしたが,いやはや,実践している方がいらっしゃるとは.参っちゃいますねえ.



2002年10月02日(水) 学会論文

こんど広大(こうだい,ではない)で行われる日本経済学会の医療のセッションにでる論文をひとつ落としてきて読んでいるのですが,どうも解がまちがっているような気がしてなりません.主張は変わらないとおもうんですが.変わるかもしれませんが.ぼくの勘違いかなとおもうんですが,考えるほど訳わかんなくなりました.いけませんね.



2002年10月01日(火) seminar.cls

学会発表のためにスライドを作ろうとしたら,「seminar.cls」なんてないぞ,というエラーが出てきたので,探してきてインストールしました.探すとなると面倒ですが,slitexよりは数段使いやすいのでぼくはかなり気に入ってます.CTANのミラーから落として適当なフォルダにコピーすればよいです.たとえばここからとか.

ついで(?)なんで,自分のサイトを一部修正しました.だからなんだってなもんですが.


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