ある大学院生の日記

2002年07月31日(水) d1

Competing risks とか,Random effectとかのcoding の続きを試みるがうまく動いてくれない.あーうー.まいっちゃうなあ.

と,Stataのサイトにそれらしき出来合いのadoファイルを発見……って,Stata7でしか動かないのか〜.あう〜.frailty とか shared とかいうオプションを使ってみたいなあ.Heckman-Singer流の効果は入れられないようだけど.streg1はなんか変じゃないか?



2002年07月30日(火) d1

Stataで最尤法推定をやろうとおもっているのだが,どうもうまくいかない.Random effectを乗せることを想定して組んでいるのだが,数値微分と解析的に求めた微分にえらい差が出てきてしまう.微分を間違えちゃったかなあ.

きのうに続いていくつか書類を作成.会計に持って行ったら担当者が帰ってしまっていた.残念.



2002年07月29日(月) 使い物に

ならない.とりあえずいくつか書類を作成したり論文を集めたりしてさっさと帰って寝た.こういうのがいいなあ.



2002年07月28日(日) 尾瀬ツアー2日目

宿は相部屋なので他人がうるさく寝ていても強くはいえないのだが,それも気にしないくらい熟睡した.日の出とともに起き,日の入りとともに寝る生活というのを始めてした次の日は日の出とともに起きることができる.相方くんは「三条の滝を見るのだ」といって4時半ごろに出かけていったので,それを確認してから再びちょこっと寝て5時過ぎに起きる.山小屋の朝は早い.ごぞごぞと動く人がだんだん多くなり,横になっていると人が廊下をうろうろするのがわかる.5時半ごろには部屋の人たちもおおむね起きたので,布団をたたんで(山小屋で布団で1人1畳も占拠できるなんて!),相方くんの帰りを待ってぼーっと過ごす.ぼーっとしているがなかなか帰ってこないので気を揉んでいると6時過ぎにやっと帰ってきた.すごかったらしい.いけばよかった.

朝ご飯は交代制なので2回目にあたる.食堂に行くとNHKのラジオ体操をやっていた.これまで生きてきて,ラジオ体操がこんなに朝遅いとおもったのは初めてだ.ご飯をばくばくと食べ,チョコレートを買って,ちょっと見た目怖そうな山荘のおじさんに挨拶をして尾瀬沼に向かう.まずは昨日の最後の行程を逆にたどって見晴にいき,そこから左に折れて尾瀬沼へのルートを取る.尾瀬沼へのルートは見晴から約2時間だが,地図を見る限りそれほど登るわけでもない.が,全体として尾瀬ヶ原のほうが尾瀬沼よりも標高が低いから,やはりやや登り気味のルートが続く.昨日の疲れと,相方くんは朝の疲れのために,休み休み進む.笹の生い茂ったふつうの山道だが,小川が多い.湧き水も多いようだ.尾瀬沼の手前に「沼尻そばや」というそば屋があったので,なにか食べようと思って休む.10時過ぎだったのでそばをたべるのもどうか,とおもって,はっとう,というおやつを食べた.「そば粉を良く練って延ばし、菱形や丸く切ったものを茹でたものに、じゅうねんやキナコをつけて食べ」るものだった.もちほどのびないがねとっとして,ゴマの風味がよくてなかなかおいしいものだった.そこからしばらく歩くと第二長蔵小屋に着く.ここで燧ケ岳を眺め,尾瀬沼を眺め,水を補給し,ぼけーっとする.晴れていて風がきもちよい.

第二長蔵小屋からは尾瀬沼を反時計回りに回る.同じ尾瀬といっても尾瀬ヶ原と尾瀬沼ではけっこう使う体力が違う.尾瀬沼周りもたしかに道は整備されているのだが,起伏がちょこちょことあるので,尾瀬ヶ原と同じ発想で歩き始めるとやや疲れる.ときどき振り返ると,尾瀬沼の向こうに燧ケ岳が青空に映え,非常に美しい.半時間ばかし歩くと三平下に着く.三平下は大清水から尾瀬に入るときに通るポイントなので,着いたばかりの人たちが弁当を食べたりしている.

三平下から三平峠を通って大清水に向かう.三平下から三平峠が最後の登りで15分ほどで峠に着く.そのまま一の瀬休憩所まで下り,休憩所でキュウリを食べる.冷えていておいしかった.一の瀬休憩所から大清水までは,整備された道なのだが,この50分の旅程が単純できつかった.ゆるやかな下りがぼけーっと続くだけなのだが,ひざはかなり疲れてきているのでこの下りがかなりしんどい.とはいえ,なにも考えなくていいのはらくといえばらくだ.大清水で,昨日来気になっていた花豆ジェラートを食べ,お昼ご飯としてヤマメの塩焼きと山菜のてんぷらを食べて,そこからバスで帰ってきた.赤城〜渋川伊香保という考えられないところで事故渋滞があったのにちゃんと8時に新宿にバスを到着させたJTBはやっぱしすごい.



2002年07月27日(土) 尾瀬ツアー1日目

1泊目は車中泊なのだが,夜行用のバスではないので狭くて寝るどころではない.しかも荷物を抱えて座る羽目になったのでこの負担が腿にかかる.11時半に新宿発,4時半鳩待峠着のはずだったが,尾瀬戸倉〜鳩待峠間が台風でバスが通れなくなってしまったために戸倉でタクシーに乗換えらしい.さらに睡眠時間が減る.と思っていたら,練馬インターに入る前に寝てしまった.関越道上里SAで水を調達して再び寝る.


バスが止まって人の動きがする,とおもったら,尾瀬戸倉に着いていた.まいたけおにぎりをもらってタクシーというか,ワゴンに乗り換える.尾瀬はやはり観光地なのでこのような状況ではタクシー待ちがかなりのものになる可能性は高いが,それを見越して早めに戸倉に着いたJTBはえらい.あたりはまだ暗い.鳩待峠までの道には午前4時にならないと開かない門があるので,そこでしばらく待ってから鳩待に入る.車から降りるとやや辺りが明るくなってきている.そそくさと着替えていたら,いつのまにかやたらたくさんのひとがうろうろしていた.


鳩待から直接山の鼻に降りるルートもあるのだが,早く着いたこともあるので,至仏山に登る.登り始めてまもなく日が昇る.やや眠いが最初のうちは着々と進む.汗はでるが風が涼しい.しかし尾瀬とはぜんぜん関係ないようなふつうの登山である.途中で朝食を取りつつ,小至仏山に到着するころにはもうへろへろだった.とりあえず小至仏でしばらく寝る.笠が岳のほうは晴れていてよく見えるが,尾瀬が原・燧ヶ岳のほうは霧が沈んでいてよく見えない.が,それどころではなく寝る.食べて寝ているうちにやや元気になってきたので,気を取り直して至仏山に登る.稜線は石がごろごろしていてかなり歩きにくい.しかし小一時間もあるくと至仏山に着く.相変わらず尾瀬ヶ原方面は霞んでいるが,会津駒ケ岳やら白根山やらが遠くに見えて眺めはすこぶるよい.至仏山頂にはすでにかなりのひとが到着していて,朝ご飯を食べたり,写真を撮ったりしている.


至仏山でぼけーっとしているうちに元気になってきたので,下山して尾瀬ヶ原に向かう.下りの2時間のルートなのだが,これがしんどかった.最初のうちは木道が整備されていたのでらくちんだったのだが,高天ヶ原を過ぎた辺りから蛇紋岩がゴロゴロした道になり,一歩一歩がかなり慎重になる.途中数回休んだものの,山の鼻につくころには膝ががくがくだし,眠いし,地図にある清水は見つけられないし,ですっかり不機嫌になってしまった.


山の鼻の休憩所についたときには10時過ぎだったのだが,とりあえずしばらく寝て,ちょこちょこと食べてから尾瀬ヶ原を横切って宿に向かう.尾瀬ヶ原はニッコウキスゲの季節も終盤に近づき,ただの湿原がひろがっていた.たしかにこれぞっというものはないが,まあそれはそれでよいものだとおもう.もちろん,至仏山のルート上のように風はそれほど涼しくないし,どちらかというとややじめっとしているが,それでも都会に比べれば雲泥の差できもちよい.尾瀬ヶ原は木道が整備されているので歩きやすいし,ぜんぜんつらくない.はずなのだが,下山ですっかり足にきていたのでへにょへにょだった.時間帯のせいか,尾瀬ヶ原に人はそれほどおおくなく,歩くにはまったくもってよい状況だった.


見晴についたら午後1時を回っていたので山菜そばを食べて再びちょこっと寝る.こんなところで山菜そばなんぞ食べることができるという辺りがさすが観光地だとおもう.ついでにドーナツを食べてから宿へ向かう.宿は元湯山荘で,平滑の滝・三条の滝の入り口に当たる.2時過ぎには宿に着いたので,ふたたびぼけーっとする.当初の予定では,荷物を置いて三条の滝にいくことも考えていたのだが,あまりに疲れていたのでそのまま寝る.そのあと,温泉に入ってご飯をたべてすぐに寝た.こんなところで温泉に入れるありがたさといったら!



2002年07月26日(金) はーど・すけじゅーる

たぶんそんなに言うほどハードスケジュールではないのだが,とりあえず午前中は御茶ノ水,午後は内幸町で研究会,夕方から内幸町→新宿とはしご(?)した.読んだ論文をメモしておきたいのだが,まあいいや.しんどいし.先輩にも久しぶりに会えたし.というわけで,この夜から群馬方面に出発するのだ.わははははは(←疲れてややハイ)



2002年07月23日(火) 夏休み入りだし

論文を書かねば.ふぅ.



2002年07月22日(月) そろそろ

書き始めないとまずいので日本語のほうの3章くらいまで書いてみたが4ページくらいにしかならない.やべーっ.



2002年07月21日(日) 来週の

準備をした.さかいやに行っただけだが.



2002年07月20日(土) MCMC

がちゃんと回った.うれしいな♪



2002年07月19日(金) えぇと

なにやったんだか忘れたけどしんどい.統計の知識がないのにMixtureモデルはつらいだろそりゃ.



2002年07月18日(木) 医師誘発需要

も推定できるかもしれないとおもって,市町村別の医師密度のデータを作ってみたがやっぱり効かなかった.あたりまえだ.こりゃ医師誘発需要じゃないもんな.



2002年07月17日(水) duration + fixed effect + random effect

たぶん,月曜火曜とらしくなく通学した(日曜もMCMCで夜遅かった)ため,ついに疲れが出て(いいのか?)またもや開発ミクロ経済学を休む.ううむ.まずい.しかし来週は駒場かい.参るなあ.

Tony Lancaster [1990] 'The Economic Analysis of Transition Data' Cambridge University Pressの2章まで流し読む.途中で積率母関数やラプラス変換が出てくるのでのけぞってしまう.計数過程の理論も使うらしい.想像はできるけどやだ.とりあえずモデル診断だけ読もうとするがMixture modelとか突然出てきて戸惑う.ぎえ.しかしCox回帰の理論はえらい扱いが小さい.そんなもんなんかいな.

尊敬する先輩から本を借りて Hamilton, Barton H. and Vivian H. Ho [2002] "Estimating surgical volume-outcome relationship applying surevival models: Accounting for frailty and hospital fixed effect", in 'Economic Analysis of Health Data', Andrew M. Jones and Owen O'Donnell eds, Wiley & Sons の前半部を眺める.Health Econmics 6, 383-396 に出ていた論文らしい.サバイバル分析に変量効果と固定効果を乗せちゃう,というかねてやろうかとおもっていたことをやっているが.むむむ.まあ尤度関数の書き方が分かったんだからできないこともないかなあとおもわないでもないが自信はないな.変量効果の乗せ方にもよるし.むむむ.

数式を追う元気がないので,泉田信行・中西悟志・漆博雄[1998]「医師誘発需要仮説の実証分析」『季刊社会保障研究』33(4),374-381を眺める.けっこうおもしろい.自己負担率が医師誘発需要と関係ある,という実証結果になっているので,ぼくの今出している結果とは対照的で,そうすると,政策インプリケーションもこれを参考にすればよいのだ.わはは(いいのか?)しかし,医師人口比のデータを使うというのはいいかも.どっかに落ちてないかな(ないって).



2002年07月16日(火) 台風

が来るかと思っていたが,家を出るときにはそうでもなく,気がつけば台風一過でかんかんでりであった.なんのこっちゃ.

一日中推定やグラフ作りをしてみたのだが,成果は少ないぞ.なんでだ.



2002年07月15日(月) 論文のイントロ

ではないのだが,一般向けということもあっていろいろと調べているのだがどうもデータが取りにくい.ふぅ.

「けんぽ」という雑誌をご存じの方はご一報ください.長瀬効果について,でもよいですが.



2002年07月14日(日) 航空券の売り方

夏休みにヨルダンに出かけようと画策して,旅行社をうろうろしたのだが,初めてだった去年とはちがってややのろのろしていたために飛行機がなかなかとれそうにないので断念.20万以上は払えないでしょうなやはり.いまいったらマレーシア航空で8万円台だってあるんだもの.むぅ.

しかし,航空券というのはどういう経路で売られてるんでしょうね.あっちの旅行会社であってもこっちではない,というのはどういうことなんでしょか.新幹線ではそういうのは聞いたことがないぞ.PEXとふつうの格安航空券の違いとか.なんだってこんな売り方をしているのか?がギモン.

新宿でアナゴ丼を食べたのだが,かば焼きではなくて揚げてあった.もったいない.



2002年07月13日(土) ぎょえ

二日酔いであったよ.MCMCがよくわからないであるよ.



2002年07月12日(金) 神亀

と,いうわけで.飲み会をやってシンカメを飲み干しました.めでたい.上野で買ってきたもろもろのサカナ類もうまかったことだし.やや酔いすぎたか?



2002年07月11日(木) よよよよし.

午前中は内閣府でありがたい話を聞いて,午後からは続いてデータの整備および推計作業.組み込み関数(一発コマンドともいう)ってすごいぞ.いやマジで.しかし,阪大で「これいれるとおもしろいよなあ」という変数を入れると次々に有意な効果が検出されるのであらためて敬意を抱いた.とりあえずここらへんから文章化にとりかかるのか?はやいか.

ところで,平成14年度医療制度改正によって,医療費が軽減されるという厚生労働省保険局の試算があるのだが,この根拠は何だ?まさか長瀬効果じゃないだろうないまさら.平成19年度で7000億円の軽減らしいのだが,資料を見る限りにおいて,全体の医療費を人口や賃金の仮定から伸ばして,保険料収入を伸ばして,と計算していて,全体で医療費がどこで減ったのかナゾのままである.むむむ.3割負担の財政効果は患者負担4000億円増,医療費4300億円減なので,保険者にとってみれば8300億円減,ということらしいのだが,この4300億円はどこからでてきたのだ?むぅ.

どうでもいいけど「軽装励行中」は止めてほしい.そんなに軽装したくないんならしなくてもいいのに.冷房をつけないままで.

あ,そうだ,私淑する(?)同級生を発見したのだった.「省益は国益」とは恐れ入る.



2002年07月10日(水) うまくいかん

開発ミクロ経済学の授業をサボってデータの整理をする.サバイバル分析なのだが,時間について変化する共変数を扱おうと思うと,データセットの作り方がいままでのではだめなんだな.ま,一発コマンドを使うためなのでしょうがない.いまさら尤度関数を延々と書く元気はない.アナリティカルにはともかく,プログラムコードとしてはなあ.

ちゅうことで,マクロ経済学の答えがいまいちへんだ(だれか教えてくれ),とか,いろいろあったが,夕方から生存確率勉強会にでかけた.知り合いの婚約者が来ていたのでかなりオドロイタ.なんでこんなところに.そのあとは,いつもどおり(?)飲み会をしたのだが,おかげで豪雨のなか帰る羽目になってしまった.くぅ.



2002年07月09日(火) 予定が

消化できない.コミットし過ぎかも.先輩ゴメンナサイ.



2002年07月08日(月) 図書館では

静かにしてほしい.まったくもって.

なんで,帰ってぼろいPCにOxのインストールを試みます.はあ.



2002年07月07日(日) Ox vs XP

応用統計の宿題をしてたんですが,OxがWinXP上では作動しないという意外な欠点があったので,Matlabでまわしてみたんですが,これが全く回らず,非常に消耗しました.回らないと言うか,フリーズしちゃうんですよね.なんででしょうね.乱数を発生させて逆行列とってコレスキ分解やらせてるのをループでまわしてるだけなんですがねえ.なんなんでしょうかMatlab.かといっていまさらCを覚える元気はあまりない.時間もないが.



2002年07月06日(土) 阪大社研での発表

というわけで,でかけてきました日帰りで社研に.関が原近辺で雨を見たときはどうなることかとおもいましたが,茨木についたときにはかんかんと晴れ渡っていて,暑いのなんのって,きちんとしたかっこをしていたのでつらかったです.しかも社研って駅から意外と遠いのね.本郷だってひとのことはいえませんが.

発表自体は「まあまあ最終稿じゃないしね」のことばのもとにけっこうけちょんけちょんに言われてしまいましたが.なんの.しかし.はあ.

サバイバル分析に変量効果を乗せるだなんてそんなこと…できるんでしょうかね.ロジットに変量効果を乗せるのはやってますがねえ.はあ.どうなることやら.とりあえず説明変数をとっかえひっかえしてみましょうかね.

ま,でも,自分の論文をちゃんとした人に読んでもらう機会なんてそんなにない(ということは学者の仕事は論文を書くことだというけどいったいそれって?)ので,いい機会でした.刺激的でしたねかなり.しかし,7月末までにまとめるのはけっこう不安.



2002年07月04日(木) 産業別の…

労働人口比率ってOECDかILOにあるとおもうんだけど,英語がよく分からなかったりすることもあってどれがどれやら.図書館に行くか.おろおろ.



2002年07月02日(火) 英語が……

色気を出して英語で論文を書こうとしたのが間違いだった.日本語で書いてから訳したほうがらくだ.くぅ.とはいえ,かけないのはそれ自体でかなりナサケナイ.はあ.



2002年07月01日(月) 研修医その後

べつにその後と言うほどたいした進展はないのだが,ミクロ専門のOくんは『研修医純情物語―先生と呼ばないで』『研修医なな子』を読んで研究しよう,と言っている.本気なんだか冗談なんだかよくわからない.ま,経済のほんだけ読んでいれば経済の論文になるわけがないので,ちろちろと読んでおくことも必要でしょう.経済学をやってるひとは一般に周辺領域に弱いらしいし.池上直己[2002]『ベーシック医療問題』日経文庫を買ったのでちょこちょこ読もう.


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