おのだの今日
趣味の演劇、旅行の仕事、なんでもない毎日。


2002年11月24日(日) 一周年。

とりあえず、
このページが一周年。
添乗日記は企画倒れの感があり、
日記もちっとも更新されてなく、
単に観劇記録になりつつありますが、
このままのおきらくなスタンスで続けていきたいと思っております。
今後ともよろしくお願いします。



2002年11月15日(金) 乳牛テクノロマンス#2『ロック ゴウ ボウル』七ツ寺共同スタジオ

ノンストップワンシチュエーションコメディーというんだそうです。とある場所のとある時間をそのまま切り取った芝居。前作は本番中のとある劇場の受付が舞台でしたが、今回はとあるビルの屋上が舞台。

良くできた脚本だと思います。出はけが多くて、話の伏線も多くて、でもちゃんとつじつまがあってると思うし、細かいギャグセンスも好きです。卒業論文が英語で書いてあるところ、訳すために英仏・仏和辞典をあげようとするあたりはなかなか思いつかないと思います。

でも、どうしても前作と比べてしまう事が申し訳ないのですが、少々物足りない感想を持ちました。
単に今回の主題の就職活動ということが、今のボクには過去のことになっていたからかもしれません。もちろんテーマはそれだけじゃなかったと思うのだけど。
物語の舞台が前作のような意外な場所でなかったせいもあると思うし、登場人物のキャラクターが前作とほとんど同じであったのも途中で集中力をなくさせる原因だったかもしれません。後半から話の展開がスピードアップしないで逆にテンポが遅くなった気もしました。

お客さんは沢山はいっていたようだったし、総じて感想も好評なようでした。また、劇団の雰囲気もとてもよいと思いますし、制作がいろんなアイデアを出して宣伝・パンフの作成などをしているのも好感が持てます。
ただし、お客さんは結構薄情ですから。
裏切り続けてほしいなと。
いい意味で。

観劇後、初日祝いに参加させてもらいました。
水を差すようで申し訳なかったのだけど、正直な感想を脚本・演出の新庄さんに話しました。
心外だったと思います、ボクの感想は。
くやしそうな、何かを奮起するような新庄さんの顔がとても印象的でした。
次回作も期待しています。






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2002年11月09日(土) 演劇集団キャラメルボックス『裏切り御免!』新神戸オリエンタル劇場 感想。

今回の観劇に対する下準備たるものは相当気合いが入っていました。
サポーターズクラブの会員に送られるハテナ気象台という情報紙で、今回の主人公が『風を継ぐ者』の立川迅助と坂本竜馬であることと、慶応2年の1月23日、竜馬がある大きなことを成し遂げた後に二人が出会ったら・・・というところから始まるということを知りました。司馬遼太郎の『竜馬がゆく』のちょうど6巻にあたるところとのことで、すぐに古本屋で全8巻をかき集め、読み始めたのが10月の最初。1ヶ月もあれば全8巻を読破できる予定だったのですが、結局7巻途中までしか読めませんでしたが。
読み進めるほどに、竜馬の人間の大きさ、人柄に惚れていきました。

そして、神戸での開演は14時の開演だったのですが、その前に、名神高速を途中で降り、京都にある竜馬のお墓へ立ち寄ってみることにしました。小雨の降る中、維新の道とよばれる坂道を上がり、京都の街を見下ろす高台にその墓はありました。ちょうど西の空から晴れ間が見え始め、日本が維新を成し遂げ、これからの展望が開けていくようなイメージと重なりました。ボクも何か、夢に向かって走りたい。そんな気持ちにさせられました。


さて、芝居の感想を。
例によってネタバレあります。これから見に行く予定の方は、注意して下さい。

面白かったっす。
ます、細見さんの迅助と岡田達也さんの竜馬のキャラクターがすでに出来上がっているということ。観る方もすんなり芝居に入れるし、創る側もそこからふくらましていくその他の登場人物の役作りはやりやすかったのではないでしょうか。『竜馬がゆく』を読んだことで幕末の情勢や、浪人と新撰組の関係、幕府と竜馬の関係なんかが頭に入っていたのも大きかったと思います。(日本史で大学受験したくせに何にも覚えていなかったのです。)おかげで、集中して観ることができました。
ただ、にわか竜馬ファンとしては、竜馬は簡単に刀を抜かなかったはずだし、「今度会ったら殺す!」なんて言葉は言わなかっただろうなとは思いましたが。
(芝居を面白くし、話を展開させるためにはしょうがないのでしょうが。)

西川さんは前半はいろんなコスプレ?で遊びまくってるし、細見さんは『風を継ぐ者』の迅助よりも最初から最後まで走り回ってるし、男の役者さんたちは終始汗を滴らせてました。

また、運良く今回は最前列の席だったことで、何よりも迫力のある殺陣(たて)を観ることが出来ました。いくら動きが決まってるからって、ありゃ本当に命がけです。最後の通し稽古で岡田達也さんがケガをしたのも頷けます。
ちょっとしたタイミング、方向のズレで大きなケガになります。まだ始まったばかりの公演ですが、クリスマスまでの6週間、何卒ケガのないようにしてほしいものです。

もう1回くらい、時間とお金をつくって見に行きたいなぁ。






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