過失軽薄日記
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管理人は現在杭州にいますが、どこにいようとうすらオタク気味です。 2008年頭に帰国予定。大陸に至った経緯は2006年3月22日あたりをご覧ください。

文中でリンクされている箇所は別窓で開きます。

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2004年12月28日(火)/自分には新しすぎる。

昨日の続きです。

● CASSHERN
なんだか私にはあらすじがさっぱり説明できないのですが、とにかくミッチーが素晴らしかったことは必要以上によく覚えています。

● LOVERS
最初の10分くらいまでは非常に楽しめたのですが、話がみるみるスケールダウンしていくので困惑しました。晩唐という時代設定に果たして意味があったのでしょうか。反映されていたのは結局衣装くらいだったような気が。衣装は素晴らしかったのですがちょっと残念。せっかく熱い時代だったんだがなあ。
一方、映像は非常に美しく、特に滴るような緑や青の色彩には見るべきものがありました。そして、ツィイーは毎回頑張っていますが今回もやはり頑張っており、なおかつ美しかったので素晴らしかったです。
最初の10分間とツィイーの頑張りは良かったので、DVDを入手するかどうか検討中です。

● 2046
予告から想起されるのとは全く違う作品でした。予告のような作品のつもりで臨んでしまったのがいくらか仇となっていると思いますが、オシャレ過ぎて私のような者には何が何だか…。雰囲気映画ということで宜しいのでしょうか? 美女が沢山出てくるのは見応えがありますが、総じてトニー・レオンを慕っている様子なので、要するに「大人っぽくオシャレにしたいちご100%」なのではないかなどと思ってしまう。トニー氏は真中ほど見ていて苦々しくはありませんが。
木村さんが、世界の舞台に進出しても全く寸分違わず平常通りだったのにも愕然としました。海外市場をもってしてこの状態ということは、彼の引き出しは結局一つだけなのか? ハウルでもこんな調子だったらどうしようなどと、勝手に意気消沈していましたが、後にその不安はきれいに解消されたので本当に良かったです。

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2004年12月27日(月)/省かれるのは無念だが良い仕事。

せっかくなので、その他、私が今年観た映画へのコメントを記してみます。

● ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還
冒頭から、さわやかな新緑の中でデアゴルとスメアゴルが陰惨な指輪の奪い合いをしていたのでどうしてしまったのかと思いました。というか、一瞬映画を間違えたかと思いました。やむをえないこととは思うのですが、原作のあれやこれが激しく省かれていたり、ゴンドール執政家の人たちの扱いがかなりぞんざいだったのは残念でした。
この作品に関しては、第1作目から、役者さんもスタッフの人も登場人物も、数年がかりで頑張り続け、ついに完結を見ることができたという事実に素直に感動します。想像上の別世界を別世界なりのリアリティをもって徹底的に映像化した製作側の心意気に頭が下がります。本当にお見事でした。PJはよくやった。
そして、原作どおりにサムがMVPだったのは素晴らしい。自分的にはサムMVPさえ押さえて下さればとりあえず満足です。
いろいろと省かれていた部分、特に最後の重要な所は、SEEで補完されるのでしょうか。

● ハリー・ポッターとアズカバンの囚人
おお、ハリーが青年になって行く…!
本当にいろいろなものが割愛されており、原作未読の人に果たして理解できるかどうか心配になってしまいます。あれもこれもそれも省かれているよ。しかし、ホグワーツ生徒たちはあまりに成長著しく、しかも全校に渡ってそのようであるというのは極めて壮観な事態であり、自分が現在まさしくそれを目の当たりにしているという高揚感の前には、それ以外のもろもろは全て吹っ飛ばされてしまうので問題ありません。たぶん。
とにかく皆が育っていたのが本当にびっくりした。パンジー・パーキンソンと思しき女子がかなりかわいかったのにも驚いた。あと、ハーマイオニーの鉄拳制裁は本作中屈指の格好良さだと思います。好漢なり。

後半に続きます。

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2004年12月26日(日)/仏が悪を蹴り飛ばす。

ハウルを観ましたので、これで、今年自分が観たいと考えていた映画をすべて観終わりました。
その上で、自分の今年ベストは「マッハ!!!!!!!!」でした。
極めて単純な話ながらも細かいところでは隙が多く、いろいろ言いたくなりそうなのですが、そんなことはもうどうでもいい。もろもろのすべてを吹っ飛ばすトニー・ジャーのムエタイアクションがすさまじ過ぎです。とにかくジャーがものすごいので必見です。ムエタイは美しい。やられ役の人らも、あれで生きているというのだから驚愕です。本当に死人は出ていないのか?
さらに、配給元が作品に対する愛情を持っていると感じられるのもいいですね(予告も邦題も広告も丁寧で上手かったと思います)。ちょうどDVDも出たてですので、未見の方は是非どうぞ。DVDの方は、メイキングも見所満点ですよ。どうやら死人は出てないということらしいですが、本当ですね?

次点は「ヴァン・ヘルシング」でしょうか。どこをとっても盛り上がり中といっても過言ではない凝縮痛快エンターテイメントでとても楽しかったです。吸血鬼が随分子沢山だったので驚いた。マンボウも生存率を上げるために一度の産卵で二億個くらい卵を産むといいますが…(無関係)。

あとは、指輪3作目なども見ましたが、これは続きものということもあり、上記作品とはちょっと別格です。

ああ、やっとマッハについて記すことができてすっきりした。
次は「カンフー・ハッスル」が見たいです。

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2004年12月25日(土)/サンタそっちのけ。

昨日、さんざん恐ろしい思いをしたので、再度地図をよく確認して、くれぐれも曲がる道を間違えないように注意したところ、思いがけずあっさりと目的地に到達することができました。昼間だったのも幸いしたのかもしれません。用事を済ますついでに、本屋やCD屋で買い物をし、帰路も特に滞りありませんでした。普通ですね。私がこの「普通」をやりとげるのがどれだけ画期的なことであったかはさておいて、ごくありふれた日常風景です。昨日の恐怖体験は一体なんだったのか。
とはいえ、運転により非常な緊張を強いられたのか、帰宅後に猛烈な眠気を覚え、数時間昼寝してしまいました。

などという二日間を過ごして、夕飯後に入手したての本を読んでいたところ、唐突に今日はクリスマス、昨日がクリスマスイブであったことを思い出しました。どうりで今日はピザ宅配の人がサンタ姿で道を走っていたわけですよ。運転に気をとられていたので、サンタとクリスマスが結びつかなかったようです。今日ピザを頼めばサンタの人が宅配してくれたのか。すでに適当にゆでたキャベツとかモリモリ食べてしまいましたよ。キャベツを食べたことに悔いはありませんが、ちょっと残念。

来年はクリスマスのことを忘れませんように。

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2004年12月24日(金)/日常に潜むアドベンチャー。

翌日に隣の市に行く用事があるので、当日すみやかに任務を済ます為に、予行演習としてあらかじめ車でその道のりを走ってみようとふと思い立ちました。

車で隣の市に行くだけなのに、このように仰々しい物言いをするのにはわけがあります。私は、我ながら何かの冗談かと思うくらい車の運転に対する適性が低いにもかかわらず、本当に不思議なことに運転免許を取得することができました。しかし、やはり不思議でたまらなかったので危険だと思い、5年以上全く運転をしなかったのが、最近突然車に乗り始めたという経緯があるのです。そして、これまでも、いろいろと怖い思いをしつつも数ヶ月経た今、いよいよ隣の市に赴こうと決心したので、やる気が消えないうちに急ぎ車に乗り込みます。鉄は熱いうちに打て!
乗り込んでしばらくして重大なことに気がついたのですが、どうもよく道を覚えていない気がします。というか、明らかに知らない道を走ってしまっています。うわーどうしよう。鉄が熱すぎたのでしょうか。

それにしても、道というのは不思議なものですね。

しまった。どうやら、曲がる道を間違えた模様。
おやおや、全然知らない道ですよ。
これは、いったいどういった道なのだろう?
私の意図する方角と全く違う所に向かっているようだよ。
止まって考えようにも、止められそうなところもないよ。
もはや、自分が何処にいるのかサッパリわからないよ。
…私は一体何処から来て、そして何処へ行ってしまうのだろうか…?
…………。
またいつか、我が家に帰れることもあるのだろうか…?

なんてことを考えているうちにも、どんどん何処かに向かって車は走り続けます。夜なので道が暗く、ますますいろいろな事がわけがわかりません(文章も混乱)。超怖い。
そのうち、メジャーっぽい道に出れば、いずれ案内標識が出るので、それに従えば知っている道にたどり着けるのでは? ということにようやく気が付いたので(遅い)、そのようにしたら、今度は運悪く国道に乗っかってしまいました。夜なので皆さんすごいスピードで走っていらっしゃいます。交通の妨げになるとかえって危険なので、私も周りに合わせてスピードを出さねばなりません。仕方なく泣きながらアクセルを踏みました。マジで怖い。普段40キロくらいで走った事しかないのに。怖いよ。

まあとにかくこのような感じで、曲がる道を何度も間違えつつも、死を覚悟しながら、家にたどり着いたらすっかり夜が更けていました。
ちょっと車に乗るだけでものすごい冒険気分ですよ。生きるか死ぬかです。摩訶不思議アドベンチャー。生還出来てよかった。いや、車を運転しただけなんですが。

というか、もうちょっと主体性を持って運転した方がいいですね。

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2004年12月23日(木)/凝視の効果。/ハウルの動く城

余計なことを一切考えずに、とにかくハウルに集中すれば良い結果が得られるに違いないと思い、再度観ました。本当にハウルに一点集中することを心がけ、凝視しまくってみたところ(ハウルを)、大いなる幸せが訪れたので良かったです。よーし!大成功。
もう一度くらい観たいなあ。

凝視した成果を晒して置きます。
ハウルの練習

ところで、今回はハリーさん鈴木さんと一緒に観に行きました。
せっかく共に観るので、気づいた事などをすぐに伝えたいこと、何か危機が訪れたときにお互いすぐに助けが得られると良いなどといった理由により、映画館には自分たち以外誰もいないことが望ましいということになり、深夜や早朝ならば良さそうだと考えました。
調べると早朝5時からやっていたので、まだ夜も明けておらず車もいない寒くて暗い道を通って映画館まで馳せ参じました。狙い通り、劇場には我々以外誰もいなかったのですが、結局凝視に忙しかったので(ハウルの)、黙って静かに見てしまいました。
なんか…彼女らとは、今までもいろいろやらかしましたが、今回の行動はその中でも地味ながら屈指のアホ度なのではないだろうか。早朝に集わなくても。

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2004年12月19日(日)/善き思い出で上塗り。/ハウルの動く城

ハウルを観ましたので、感想を記します。
書いてみたら、さまざまな理由により(ハウルそのものへの衝撃が大きかった等)たいしてネタばれなかったのですが、現在絶賛放映中の作品ですので、別頁にて晒しあげておきます。ああ、こんな私を笑うがいいさ。

こちらからどうぞ。

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2004年12月18日(土)/新鮮なものもいつかは腐るので責めないで欲しい。

まずは昨日の追記です。
ボオルチュが邦衛だったことについては正負両方の意味での衝撃があったのですが、実際に文章に直裁にぶちまけてみたところ、なんだか配役を責めているような物言いになってしまったのでちょっと反省しています。
そもそも、原作の「蒼き狼」に、ボオルチュの容姿に関して多少の記述はありましたが、「イケメンである」などといったようなことは一言も書かれていません。邦衛で悪いことなど何もありはしない。悪いのは私の腐敗脳です。

さて、蒙古関係がまた一つ増えました。
チンギス・ハーン DVD-BOX
中国で制作されたらしきドラマです。
ボーナスが出たので調子に乗ってうっかり入手してしまいました。自分へのクリスマスプレゼントということで。いや、別にボーナスやクリスマスでなくても多分理由もなく入手してたと思いますが。またもや蒙古関連映像が増えて、とても嬉しいです。

私は、中国製作のドラマはこれまで射雕英雄伝くらいしか見ていません。多分というか明らかにそのせいなんですが、登場人物が誰もワイヤーで空を飛んだり回転したり素手で岩を破壊したりしないので最初は戸惑いました。いやそれでいいんですよ。そういうドラマじゃないですよ。それでもふと何かが足りないような気がしてしまうことがある。間違っています。さすが腐敗脳。まだ途中までしか見ていないので、内容に関するコメントはすべて視聴した後にでも、書くことができたら当日記に載せようと思います。頑張れ我が腐敗脳。

いつのまにか腐敗脳を応援するようななりゆきになっており唖然。

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2004年12月17日(金)/豪華な配役(特にボオルチュが)。/蒼き狼(ドラマ版)

前回に引き続き、蒼き狼ドラマ視聴覚書です。

とにかく徹底的なNever! BE・N・PA・TSU★の姿勢に驚いたのですが、その他のことを以下箇条書きで記します。


  • 原作があまりにも感情を抑制した厳しくクールな調子だったのでこちらが心配になるほどなのに対し、この作品は随分ウェットな印象だったので逆の意味で心配になりました。どっちにしろ心配になる私。

  • 本一冊分を数時間のドラマに凝縮する上ではやむをえないのかもしれないのですが、ものすごく大事なものが気前良く省かれていたのに衝撃を受けました。あろうことか、ジェベがいないですYO!!モンゴル史上での位置づけはともかく、少なくとも「蒼き狼」という作品においては超重要キャラなのに。なんて大胆な割愛なんだ!ゴルチ(*1)まで出たのに。イェスゲン&イェスイ(*2)すら出てきたのに。ムカリもいません。建国の功臣なのに…。哭。

  • 辮髪不在、ジェベ不在って凄過ぎる。

  • 25年前の作品なので、いろいろな意味で懐かしい感じがして微笑ましかったです。

  • ジャムカが無駄にかっこよくて素敵でした。役者さんの好演に拍手。

  • 成吉思汗も大変かっこよかったです。役者さんの熱演に喝采。

  • トオリル・カンもそれなりにかっこよかったです。

  • つまり、原作から採択した部分に関しては、重要なところをちゃんと押さえており、登場人物に感情移入もできるので、ドラマ単体として見れば決して悪いというわけではなかったです(なんか偉そう。すみません)。辮髪不在、ジェベ割愛には大変驚きはしましたが、そんなことがあっても原作を蹂躙されたというような不快感はなかったので、大胆かつ上手にドラマとして構成したということだと思います。…ただちょっと…私がムカリやジェベ大好きなので超残念だっただけなんですよ…。

  • 耶律楚材は登場したので救われました。ヒゲでした。かっこよかったです。

  • トオリル・カンの息子サングンも頭悪そうで良かったです。

  • 万里の長城を攻めてくれるのはいいのですが、長城が画面に映っているような磚城となったのは明太祖(朱元璋)の時代以降ですよ。しかしこれは、視聴者への説明を省くために、あえてわかりやすい映像を採用したのかもしれません。いや、もう辮髪が存在しない時点で、磚城だろうがなんだろうがたいした問題じゃないのかもしれませんね…。

  • まずは簡単な配役表をご覧下さい。
     
    成吉思汗    :加藤剛
    母ホエルン   :大楠道代
    正妃ボルテ   :倍賞美津子
    ジャムカ    :若林豪
    ボオルチュ(*3) :田中邦衛
    ゴルチ     :泉谷しげる
    テップ・テングリ(*4):財津一郎

    あまりテレビを見ないので、出演している役者さんのことはよく知らないのですが、さすがにそんな私でも邦衛はわかる。ボオルチュが邦衛…邦衛……!嗚呼!!!
    25年前の作品なので、邦衛氏も若かったのですが、そうだとしても邦衛ぶりには変わりがなかったので、なんというかその…私がボオルチュに夢を見すぎていたのが悪かったのだろうか? いや、後半になってヒゲが生えると、経験豊富で味のあるモンゴル武将に見えてくるのでなかなか素敵だったですが。ヒゲは素敵でしたが。初登場時は一応十代後半という設定なのに邦衛氏全開だったのでどうもそのう。
    あと、テップ・テングリが熱演過ぎて怪しすぎます。いくらなんでも。

関連事項/補足説明:
・当サイト蒼き狼関係コメントについてはこちら。下から順に日付が進みます。読みにくくてすみません。
・(*1)〜(*4) については、こちらをご覧下さい。

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2004年12月16日(木)/いっそ取れないでいてくれたなら。/蒼き狼(ドラマ版)

エンピツさんのすばらしく早い仕事のおかげで、広告も取れたので、これでいつ遺跡化しても大丈夫です。安心安心。

先の文章が、今年最後のまとめみたいな文になってしまったので、少々やりにくいのですが、近況などを記します。最近ここではあまり言及していませんが、まだまだ蒙古中なので以下のものを仕入れたりしています。

蒼き狼 成吉思汗の生涯
井上靖氏の小説「蒼き狼」をドラマ化したらしき作品です。1980年製作。

以下、コメントです。25年も前の作品なので、あまりいないとは思いますが、気になる方はネタばれにご用心ください。

……べ…辮髪は?モンゴルなのになんだか辮髪の人がいません。初めの頃などは、モブに至るまですべての登場人物が頭になにかしら帽子やターバン様のかぶり物をかぶっており、それが決して取れないのです。よもや、このドラマは辮髪を忌避しているのではあるまいか? そんな不安を感じつつ、とりあえず隅々まで注意深く見てみましたが、本当に執拗なまでに男子は全員頭部に何かかぶっており、頭頂部の毛髪が如何なる具合なのかが確認できません。つうかあからさまに不自然です。不自然すぎてむしろこの作品の見所として推してしまう程です。
このまま、蒙古の民は全員頭のかぶり物が取れないまま終わりまで進めるつもりだろうか? そこまでやらかすなら、むしろその心意気や良し! とか私が無理やり考え始めた頃、ついに成吉思汗のかぶり物が取れました。ああッ! と、取れたーッ!? 思わず浮き足立つ私。しかし露わになったところでなんか後ろに付け足しのように三つ編みがついている適当な髪型であり、それは到底辮髪ではありえませんでした。そして、とうとう最後まで辮髪の人が出てきませんでした。モンゴルなのに。なんというか、随分大胆不敵な蒙古像なので脱帽しました。私の帽子が脱げても仕方が無い。
というか、テレビ的にそんなに辮髪は駄目だったのでしょうか?確かにアバンギャルドな髪型ではありますが。でも、月代はいいのに辮髪は駄目なの…? わりと似たようなものだと思うのですが。私が蒙古好きだから感覚が麻痺しているだけなのでしょうか。とにかく、製作者側が対処に困っている様子がなんとなく伝わってきてちょっと微笑ましいです。最初、皆が頑なに何かを頭にかぶっていたのが、その後緩やかに解禁されていく様子は、製作者側が困った挙句に開き直っていったようにも見えて興味深いです。

辮髪不在の衝撃につい字数を費やしてしまいましたが、ほかにもいろいろ見応えがありましたので、また次回。

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2004年12月15日(水)/徹底的にやるのが大切なこともある。

あれ?いつのまにか日記に広告が出るようになっている…?年契約が切れたのでしょうが、それがいつからなのか自分でも皆目わかりません。
といったような嘆かわしい放置ぶりは、先に言及した遺跡状サイトとしては、ふさわしい運営スタイルだと思われますが、無料版は確かしばらく書き込みしないと削除されてしまうので具合が悪いですな。存続させなければ放置も出来ないではないですか。
というわけで、今後ふと思うさま放置しても大丈夫なように、半永久有料版というのにしようと思います。エンピツさんご迷惑でしょうが半永久的によろしくお願いします。放置するための大切な管理作業ですよ。二律背反。これで安心。何かが違う。

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2004年12月14日(火)/忙しくても不善を為す人は寧ろ大丈夫(だいじょうふ)です。

いつのまにか師走も半ばになっていますね。一年が驚くほどあっという間なので唖然とします。こんなに時の経つのが早いと、ぼんやりしているうちに気づいたらすでに寿命だったりしそうな気がしますよ。ひどい人生だ。たまには覚醒してみたらどうか。

さて、今年は大規模災害が相次いで大変な年でしたね。特に新潟の地震は、東海地方に住む人間にとっては他人事ではないので衝撃を受けました。私は家を補強したばかりなんですけど、あれだけ立て続けに揺れたらどうしようもないような気がするので、逆になんかすっきり覚悟が決まりました。有形のものはどうせ壊れるのでしょうがないですね。そして、とりあえず義捐金を納めたりしましたよ。
一方で、私にしては比較的色々とやって(自宅補強等)、自分にとってはわりと充実気味な年だったのですが、この日記やサイト上にサッパリ反映していないので、どんどん自サイトの各種内容が古びてきています。何やらすっかり遺跡のような佇まいになってきましたよ。かくなるうえは、本当に遺跡の如く、訪れる人がなくなってもそこに在り続けたい所存です。たまに誰かが発掘して下さると幸い。掘ってもガラクタばかりですが。また、何かの拍子で盛んに活動してガラクタが上乗せされることもあるでしょう。まあ、今年は間違いなく遺跡期でしたなあ。

本当は、私も立派な小人の端くれとして、閑居してサイトなどで不善を為しまくりたいのですが、肝心の閑居がなかなか出来そうもないので困っています。今の時勢で閑居するのとしないのとどちらが幸いかはよくわかりませんが。ああ閑居したい。

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ヤケパチ |電信家頁

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