過失軽薄日記
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管理人は現在杭州にいますが、どこにいようとうすらオタク気味です。 2008年頭に帰国予定。大陸に至った経緯は2006年3月22日あたりをご覧ください。

文中でリンクされている箇所は別窓で開きます。

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2004年03月15日(月)/どっちかというと味方が幻惑された。/戦国無双

私と弟は、仕事の時間帯が異なっている為、家であまり顔をあわせることがありません。そこで、ウッカリ戦国無双を入手してひとしきり内容確認をした後、私と同じく戦国無双のことを気にしていた弟に、ブツを入手した旨を知らしめるべく、あからさまにテーブルの上に戦国無双パッケージを置いておき、ご丁寧にもPS2本体の中にソフトをセットしてから出勤してみました。するとどうでしょう。私が帰宅すると、最新の戦国無双情報が掲載されているゲーム雑誌が数冊ほど、いかにも見ろと言わんばかりな様子でテーブルの上に乗せられているではありませんか。むろん、PS2本体内には戦国無双がセットされたままです。そして、いつのまにか服部半蔵が育っています。それからは、日に日にセーブデータが充実しつつあります。このように、互いに顔を合わせぬまま、さりげない語らいを続けている我々です。

私は以前、三國無双をやっていた頃、自分の気持ちに正直に遊びすぎた為、すなわち、自分の好む人ばかりを使用していた為に、陸遜や馬超の能力値ばかりが育ち、ある意味ひどくわかりやすい状態のセーブデータが出来上がってしまい、そのことを弟に指摘されて大変気恥ずかしい思いをしたことがあります。
今回は、決してその二の轍を踏むまいと固く心に誓って、カモフラージュのために、いろいろなキャラを平均的に遊んでいこうと心がけています。…そのつもりだったんですが、最近なんだかだんだんデータに特色が出てきつつあるような気が。伊達政宗や阿国が他の人より抜きん出て育ってきた。どうしよう。このままでは私の気に入りが弟にばれてしまうのは時間の問題です。焦りを感じた私は、かくなるうえは上記2名とは異なるキャラを育てて弟を幻惑しようと思い立ちました。最初の方針と全然変わってない気がするがまあいい。ここは、素直にかっこよい感じの人を育てて攪乱しておくのが上策であろう。というわけで、明智光秀で全シナリオを出現させてエンディングをコンプリートしたのち、真田幸村シナリオに着手したりしてみています。彼らは放っておいても強いので育てる必要性があまり感じられず、結局たいして育ってないですが。長く使っていると愛着がわいてくるもので、当初、真田はともかく、長髪美形明智は目のやり場に困ったものでしたが、だんだん慣れてきつつあり、むしろ己の信念が揺らいだとたんに右往左往して裏切ったり裏切らなかったりするどっちつかずな様には好感すら覚えるようになりました。ほどよいヘタレ具合です。いい感じだ。これなら大丈夫。敵を欺くにはまず味方から。
ところで、私は何故自分を欺いてまで好きキャラを隠匿しようとしているのでしょう? 自分の足取りまでおぼつかなくなってきましたよ。

↓参考画像(壁紙仕様なのでちと重いです)。
真田幸村さん。まともそう。
明智光秀さん。長髪。
阿国さん。かわいい。
伊達政宗さん。小さい。

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2004年03月14日(日)/アバンギャルド戦国。/戦国無双(微妙にネタばれ注意)

なにを思ったのか、突然戦国無双に着手しました。戦国時代の無双です。無双といえばこれまで三國無双を指していましたが、これからは三國と戦国があるので略称動向も気になるところです。三無双とか戦無双とか言うのでしょうか?

私は、「日本史は漢字だらけで用語、特に人の名前が覚えられない」という理由により歴史の授業は世界史を選択した人間なので、現在の所、戦国時代の知識レベルも中学校社会科程度にとどまっており、それも遥か昔のことゆえ記憶がほぼ失われております。なにしろ、戦国時代とは16世紀頃のことである。→中国でいうと明朝の時代である。蒙古はオイラート部とタタール部に分かれて次第に弱体化。とかいうように、いったん中国史などに照らし合わせてみないと何だか落ちつくことができない有様です。無駄な遠回り。従って、戦国時代に関してはまるきり素人の状態で戦国無双に臨んでいるというわけです。

さて、無双といえば、斬新な史実解釈に基づくはじけたストーリーと、斬新を通り越していっそアナーキーと言っても良いキャラ造型で一世を風靡しているシリーズであります。三國無双が世に出た時分、そのあまりに痛快な無政府ぶりに感服すると同時に、三国志をよくご存知でない方がいきなりこのゲームをやったら、その歴史理解において著しい弊害が生じる恐れがあり、どうにも困ったことになりはしないかと、危惧を覚えたものです。
当然、戦国無双も相当なカオス状態となっているというところまでは予測できるのですが、私は、戦国時代については初心者ですので、たとえどんな破天荒なことが行われていても、果たしてどのへんがどう炸裂しているのか判断できず、それこそ白紙に墨を落としたかのように、おかしな戦国時代認識で自分の頭が埋め尽くされてしまうやもしれぬという懸念が生じています。私がかつて、三國無双から三国志に足を踏み入れる初心者の方を心配したように、今度は自分が世の戦国者から危惧されるような事態になってしまいましたよ。因果応報というやつでしょうか。少し違うか。

とりあえず、現時点での所感を思いつく限り以下に列挙してみます。


  • 武田信玄は軍略に長けた名将である。

  • 武田信玄はかっこいい。

  • 織田信長は魔王である。

  • 森蘭丸は目のやり場に困る感じである。

  • 森蘭丸と明智光秀が同じ画面にいるとさらに目のやり場に困ってくるので何とかして欲しい。

  • とにかく森蘭丸の生足を何とかして欲しい。

  • でも森蘭丸は見かけによらず素直でいい子である。

  • 真田幸村にもれなくついてくる、くのいちというのは何ですか。KOEIオリキャラ?

  • 伊達政宗はやたらに威勢がいい。

  • 伊達政宗はやたらに素早い。

  • 上杉謙信には友達がいない。

  • 上杉謙信は武田信玄のことでいつも頭がいっぱいのようである。

  • 上杉謙信は、結局のところ武田信玄と友達になりたくてしょうがない為どこまでも信玄を追っかけていた
  • 上杉謙信は武力が高い為か、軍神を通り越して化け物扱いである。

  • いくらなんでも史実の雑賀孫市はああじゃないことは確かである。

  • いくらなんでも史実の明智光秀はああじゃないことは確かである。

  • いくらなんでも史実のお市は以下略。

  • 今川義元については、あながち間違いでないかもしれない。

  • 地下最下層まで潜ると呂布が出るらしい。

以上のうち、歴史的にはどれが間違いでどれが正しいのだろう。最後のはさすがに間違いだと分かるのですが…。

参考
戦国無双公式サイト(注:フラッシュ使用)

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2004年03月13日(土)/第一印象に問題発生。

私が中学生の時分、ラブクラフトや稲垣足穂を読み渉っていた頃、彼らの著作の中でロード・ダンセイニという人の名をたびたび目にすることがありました。どうも彼らの作品に影響を与えた人物であるようでしたので、果たしていかなる作家なのであろうと興味を覚え、まずは当時本屋で容易に入手できた「妖精族のむすめ」を読んでみたところ、薄暮を思わせるような高遠にして幽玄な世界観にすっかり虜となりました。こうなったら、代表作として名高い「ぺガーナの神々」を是非とも読んでみなくてはと思いましたが、この作品はすでに絶版となっており入手することができない状態でした。爾来、たまに古本屋や図書館に行った折にはこの本を探してみたり、思い出した時にはネットで検索してみたりしても、ついに現物を目にすることは叶わず、「ぺガーナ」は、いつかは読んでみたい本として常に心の隅のほうで気になっている憧れの作品となり、十余年の歳月が流れました。

何と、最近その幻の「ぺガーナの神々」が復刊されたのです。復刊ドットコムで復刊情報を見たときはマジで興奮しましたよ。興奮したついでに3秒後には注文ボタンを押していましたよ。いや、ハヤカワ書房のアンコールフェアで復刊されたらしいので、待ってれば多分本屋でも手に入るんですが。やれやれ。この作品は、復刊ドットコムでも復刊投票が行われていたのですが、投票コメントは、長らく復刊を待ち望んでいた人らの熱き想いが伝わってくるようなものも多く、ますます興奮した次第であります。皆も探し回ったんですね…。ほんと、どこを探しても見つかりませんでしたとも。ああ、そんな「ぺガーナ」がまさしく自分の手元にやってくる日が訪れるというのがなんだか信じられないくらいですよ。

そんなにも密かに待ち望み続けていた「ぺガーナの神々」だというのに、宅配便で届けられた直後に、昂揚を覚えながらもどかしくも梱包を引き剥がし、かの本の表紙を目の当たりにした瞬間、
「素敵なアフロだなあ」
などと思ってしまった私をぺガーナの神はお許しくださるでしょうか。いや、表紙絵が。十数年来希求し続けていた作品に対する第一印象がこんなのでいいのだろうか。それはともかく、届いて一週間以上たつのになんだかもったいなくてまだ読むことができず、表紙(素敵アフロ)や挿画を眺める日々が続いています。アフロなどと言ってしまいましたが、挿画も実にすばらしいのですよ。ああ嬉しいなあ。夢のようだ。
ところで、投票コメントによると、私と同様ダンセイニ作品をラブクラフトやタルホ経由で知った人も多いようで、勝手に親近感を抱きました。彼らの本棚を是非拝見してみたいものですが、私と同様に、あまり見られたくない種類の蔵書も豊富にあったりしたらと思うと、やはり遠慮しておいたほうがいいのだろうか。いや、名も知らぬ人々なのでいらぬ心配ですが。

ぺガーナの神々(表紙)
復刊ドットコム
復刊ドットコム・ぺガーナ頁

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ヤケパチ |電信家頁

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