ローゼライトの日記
DiaryINDEX|past|will
最近、よくうちの末っ子(犬)と庭に出て遊ぶ。 杉花粉が舞うので早々に家に入る時もあるけど。
清楚で可憐な沈丁花の香りを胸一杯に吸い込みながら、末っ子と遊ぶ一時は。 とても、贅沢で優しい時間だ。
その沈丁花も、今が盛りで…あと数日もすればはらはらと可憐な花弁は大地へと帰ってしまうだろう。 …少し寂しさを感じながら、庭に出た俺に、春の女神は新たな贈り物をしてくれた。 庭に一本だけある桜が咲いたのだ。 早咲きの桜で、花の色は少し濃いめの薄紅色。 ほっそりとしてしなやかな幹は、どこか年若い牝馬のように気品に溢れ。 しっかりと天を仰ぎ、稟と佇んでいる。 そんな桜の…可憐で、だけど潔い姿に暫し見とれてしまった。
この桜の姿を見るために末っ子と毎日庭に出ようと思う。 …杉花粉と少しだけ戦いながら…。(涙)
ローゼライト
|