Opportunity knocks
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2006年07月30日(日) ゲンジツトウヒチュウ

はあー・・と何回ためいきをついたことだろう。
最終日の講義でだされたレポートの課題、どう考えても1週間後必着なんてむたくちゃです先生。

今日も午前中ほかの学科のレポート書き&午後文献さがし。
国文学年鑑やら初出総覧などさがすも、いなかの図書館でみつかるはずはなく。
どうやら県図書館まで足を運ばないといけなさそう。
あさっては名古屋でスクーリングだしそのレポートも書かなきゃだし。

金田一幸助のように頭をかきむしりたくなる今日この頃。


2006年07月29日(土) かえってきました

朝。SさんOさんに感謝しつつお別れの挨拶をして家を出る。
最終日の講義は始まりが少し遅くなるとのことだったので、Rさんと連絡を取って早めの時間にブランチすることに。
三条まで出て、待ち合わせの場所であるイノダコーヒーの本店へ。
京都の町はやっと夏本番という感じで朝からすごい暑さ。
お店の場所がうまく見つからずうろうろしたせいで、かなり体がヒートアップしたのだけどRさんに会って相変わらずの涼やかな雰囲気に接したらじりじりした暑さもどこかへ飛んでいってしまった。

何か特別なことを話したわけではなく、わたしのここ1週間の講義のこととか、Rさんが今熱中しているロッククライミングの話だとか、車の話だとか、そういうごく普通のことを話しているだけなのだけど、とても楽しくて、なおかつずっと過剰に興奮気味だった頭のどこかがすっと落ちついたような、そういう不思議な気持ちがした。Rさんと会うといつもそんな気持ちになる。とても得難い大切な友達。

10時過ぎ、今から出勤というRさんと別れていったん京都駅に向かう。
大きな荷物をコインロッカーに入れてから再びバスに乗って大学まで。
講義の最終日。だんだん文学を研究するということがどういうことなのか(何となくではあるけれど)わかってきた。そして自分が研究したい文学がなんであるかということを、自分なりによく練りなおす必要があることもわかった。
そんなに時間があるわけではないけれど、しっかり考えて納得のいくものを書きたいとあらためて思う。




そんなこんなでやっとスクーリング終了。
そしてしみじみ、わたしは教わるということが基本的に好きな人間なんだなあと。
とても意義のある1週間でした。

(ホームステイさせてもらった)SさんOさんをはじめ、留守番をしてくれた連れ合い&コドモ、おいしい鶏料理を御馳走してくれたYさん、仕事前の朝早くにごはんをつきあってくれたRさん、いろんなことを教えてくださった先生方、学友の方々、ほんとうにありがとうございました。
特にSさんOさんには深く深く感謝しています。お二方のおかげで長丁場をしのぐことができました。心からお礼申し上げます。ほんとうに有難うございました。


2006年07月28日(金) 京都6日目

昨日と同じように電車に乗ってバスに乗って大学まで。
泉鏡花の妖しくも静かでもの悲しい世界に浸る。
この人は幼い時分に母親を亡くしたそうで、それが亡母憧憬となって鏡花の文学に登場する女性像に多大な影響を与えている。女という性に対して尽きる事がない憧れと執着、そして一転してそれを冷静に見ているもう一つの目。とても人間臭く、なぜかなつかしいようなそんな気がした。

講義を終えてSさんちへ帰宅。
最後の夜ということでわたしが夕食を作ることにした。
Sさんの好きな鶏のから揚げと素麺、茄子の素あげ煮と蓮根のサラダ。
素麺の薬味は、薄切りにスライスした玉ねぎと干し椎茸を醤油で味付けした出し汁に漬けておいたものと、生姜、ネギ、茗荷などなど。
作ってる間、Oさんの馬頭琴がずっとそばで聞こえていて、何だかゲルの中で遊牧民に食事の支度をしているような気分になった。
久しぶりにシュフらしいことをして、それを懐かしくうれしく楽しく思っている自分を発見してみたり。
支度も含めてとてもたのしい夕食だった。

食後は「となりのトトロ」を見つつジブリ映画のトリビアについて語り合う。
西瓜をたべたり、Yさんがおみやげに持って来てくれた水饅頭を食べたり。
そんな京都最後の夜。


2006年07月27日(木) 京都5日目

この日は講義が昼からだったので、暇にまかせてYさんと一緒に京都の町をぶらぶら歩く。豆(五色豆とか大納言とか)の専門店に立ち寄ったり、シズヤでパンをかったり、お茶を飲んだり。
ただ歩いているだけでも楽しいところだなあとほんとうにあらためておもう。

お昼は「小豆や」という湯葉、豆腐のおいしいお店。町屋っぽい建物で古びた風情をうまく演出したような、それでいてそういうのがわざとらしくなく自然に感じられるようなそんな雰囲気の店だった。
お昼を食べ終わって大学近くまで炎天下の中をてくてく歩き、近くのバス停でYさんと手を振り合って別れる。とてもたのしい時間だった。


そして午後からは講義。今日から3日間、また新しい講義がはじまる。
近現代文学研究。講義の内容は泉鏡花の「高野聖」をやるらしい。
先生はいかにも教授してますという感じのちょっと複雑そうな先生。
冒頭では、文学を研究するということはどういうことなのか、卒論とはいったいどういうものなのかということをせつせつと1時間くらい話し、最初からどんどんプレッシャーをかけてくる。なんとなく大変そうだなあと嫌な予感。それは後になって見事に的中するわけだけど。

帰りは図書館に寄って文献探し。午後の最後の授業でレポートの設題が発表されたのだけど、その内容はかなり難しくそして完成までにこの上なく根気が必要とされそうな感じ。そう思ったのは(きっと)わたしだけではなくて、発表されると同時に教室全体にいっせいに何十人か分の溜息がでたほど。
(情けなくも)不勉強で「高野聖」も今回の講義の前にはじめて目を通したくらいなので、少しでも作品に対する情報を集めなければと思ったのだけど、他にも当然わたしと同じようなことを思った人達がいっぱいいて、あっという間に「高野聖」に関する文献がなくなってしまった。それでも2、3冊は確保して一通りざっと目を通した。
そんな感じで閉館まで勉強。またバス、電車に揺られてSさんちへ9時半頃帰宅。
途中のスーパーで買った夜ご飯とOさんお手製のゴーヤチャンプルーと煮物もごちそうになって、やっと人心地。
明日もがんばろーと自分で自分に気合を入れつつ京都5日日目が終わった。


2006年07月26日(水) 京都4日目

今日は中世文学研究・購読ともに講義の最終日。
最後の方は駆け足の講義になってしまったけど、中世という時代の文学の特徴というか良さみたいなものは十分伝わったし(というか教わったし)論文テーマに中世のものを選んでもいいかな、なんてこともちらりと思った。さすがに中国文学は少し難しかったけど。
ここ3日間でずっと漢文を読んでいたので、頭の中が漢字だらけというかすぐ頭に浮かんでしまう。久しぶりに(当然手書きで)ノートを取ったので手とか指とか目なんかも痛かったり。でもそういう感じも新鮮でうれしい。


講義が終わってまたまたSさんちへ。今日はYさんがSさんのうちへ来られるとのことで急ぎ足でバス&電車に乗った。

7時すぎ。Yさんが到着し、そしてSさんの連れ合いさんであるOさんが帰宅。
Oさんは東京で仕事があったとかで4、5日ぶりの帰宅なのだそう。
そして4人で鶏料理の店へ。いろんな鶏料理があってどれもおいしかった。

普段そうそう会えるわけではないのでいろんな話をしたのだけど、特にYさんにはお互いひとりで京都にきているというのもあって、かなりオープンに話せたと思う。
そして普段あまり話せないようなことを話せたおかげで、少しまたYさんが身近になったような気がした。Yさんどうもありがとう。



2006年07月25日(火) 京都3日目

今日も京阪とバスにゆられて大学まで。
昨日と同じように講義が進む。先生はやっぱりその道(中世なら中世、近代なら近代)をずっとひたすらに研究しているだけあって、話す言葉にも熱が入っているし、ここはこんなふうに面白いんだよ、ここがわかるとこんな解釈もできてさらに面白くなるよ、といろいろなことを教えてくれる。とても充実した時間。

今日は連れ合い&コドモと合流して3人で祇園に泊まる予定なので、講義が終わってすぐバスにとびのり四条へ向かう。
朝のうちはまだ雨が降っていて陰気な天気だったのだけど、午後から急に晴れ間がでて夕方にはとても夏らしい気持の良い天気になった。

夕暮れの祇園を歩きながら宿泊予定の旅館を見つけ、連れ合いとコドモと合流。
荷物を置いて、四条大橋を渡り木屋町通りへ。念願の川床料理をたべる。
今まで川床で食事している人を横目でみながら、あんなとこで高いお金出してちまちまご飯たべてほんとうに楽しいのかしらん、なんて思っていたのだけど、
結論・・やっぱり川床ってたのしいです!
まず川風が気持ち良いし、広々としてて解放感があるし、日本的情緒というかちょっとほかではあじわえない風情があってとても良かった。

だんだん日が暮れていく中で少しずつ少しずつ出される料理をたべながら、連れ合いやコドモの話しをきいたり、今日の講義のことを話したり。
そんな感じで静かに時間が流れていって、あーなんてしあわせなんだろう、といつになく素直に思えた1日だった。


2006年07月24日(月) 京都2日目

そしてスクーリング初日。
京阪電車に乗って大学まで。今日から3日間、午前中は中世文学研究の講義を受け、午後は中世文学購読の講義を受ける。研究の方は慈円の「愚管抄」について勉強し、購読の方は中国の「孝子伝、二十四孝」について勉強する。

午前は慈円の「愚管抄」。
愚管抄というのは鎌倉時代のはじめ、ちょうど平家滅亡から承久の乱の頃に、慈円という高僧によって書かれた歴史書。
中世は、正直にいうと文学的関心がほとんどない時代。なので中世三昧の講義はきついなあと内心思っていた。それでも講義が進んでいくうち、ふーんけっこうおもしろいなーなんて思い始めた。やっぱりその時代にはその時代なりの空気があって、その時代にしか生み出せない文学があるんだってあらためて思った次第。

午後は中国の古い説話集である「孝子伝 二十四孝」について。
受ける前からたぶんつまんないだろうなあ、と憂鬱に思っていたのだけどこれもまたその文学の成り立ちとか、中国文化が日本文化に与えた影響なんかを先生が話すのをきいて、だんだん興味がわいてきた。
やっぱりただつまらない文学なんてないんだな、としみじみ。

久しぶりに頭を使った1日。6時半くらいにSさん宅に戻り、また二人でおいしいという評判の餃子屋さんへ。
ビール飲みながらいろんな種類の餃子をたべる。水餃子焼き餃子、にら餃子えび餃子きのこ餃子に肉餃子。とにかくひたすら餃子ばかりたべたのだけど、ほんとうに食べていて飽きるということがなかった。お腹がいっぱいにならなかったらずっとたべ続けていられるくらい、それくらいおいしい餃子だった。

1日中頭も使っておなかも満足ということで昨日よりかなり早くねむねむ状態。
とってもいろんな意味で満たされた1日だった。





2006年07月23日(日) 京都1日目

なんだかんだと出て来る家事雑事を振り払いつつ、お昼過ぎに家をでる。
デパ地下でおみやげやらおやつやら昼食やらを買ってバス乗り場へ。
そのあと詳しくは書かないけど、バスの乗り場を間違えてしまい(乗車5分前にN駅T島屋前にいたのにバスの乗り場はM鉄バスセンターだった)、バスに乗るまでに全身汗でずぶ濡れになるわヒールのかかとは折るは、酷い目にあった。
でもまあそれは100%まちがいなく自分の不注意のせいで起こったことなのでしかたない。

夕方6時頃に京都着。Sさんが停留所まで迎えにきてくれた。
雨がそぼ降る中を、ふたりで傘をさして歩きながらSさんおすすめの洋食屋へ。
パスタとリゾットと、湯葉&水菜&黒酢(バルサミコ?)風味のサラダがとてもおいしかった。
夕食がすんで、またふたりでてくてく歩きながらSさんの家まで。

引越ししてからまだ間もないのに、Sさんの家はずっとそこがSさんのうちであったかのように居心地の良い雰囲気がただよっていた。
土間があったり、急勾配の階段があったり、トイレのドアが引き戸だったり、木の匂いや古い家の独特の匂いがあったり、なんだかとっても懐かしかった。

超高級メロンやメロンのロールケーキやら食べながら近況やら何やらいろいろ話す。
夜も更けた頃、ようやく就寝。
京都の夜にしては嘘のように涼しい夜だった。


2006年07月19日(水) 無題

7月に入ってからというもの時間が加速気味。
やらなきゃいけないことやりたいことがごちゃごちゃして、整理がつかない。
そして整理がつかないまま時間が過ぎていく。

来週は日曜日から京都。
1週間家をあけることになるので、それもまたいろいろ大変。
夏休み前の連日激務(しかも免停中)の連れ合いと部活だの合宿だのと忙しいコドモ。
はたして二人だけでだいじょうぶだろうか。心配はつきない。



2006年07月16日(日) ゴーヤがおいしい今日この頃

巨大なゴーヤが売られていた(98円!)ので思わず買ってしまった。
わたしの足のふくらはぎほどある大きさ(かなり大きいです)
塩で揉んで軽く茹でたらほどよく苦味が緩和されたので、ゴーヤとツナと黒胡椒とたまねぎのみじん切りのマヨ合えを作ってみた。これは先日日記に書いた「酒場やみくろ」で試食させてもらった一品。まあまあおいしく再現できた。
あとはチャンプルー。これは連れ合いが作った(くやしいことにわたしが作るより数倍おいしかったりする)
ご飯はなしで、根野菜たっぷりの汁物にゴーヤづくしのメニュー。ビタミンがするすると体に吸収されるのがわかるような夕食。おいしかったー。御馳走様。


2006年07月13日(木) 買い物 

バーゲンバーゲン、ということで服を買いに久しぶりに街に外出。
とにかく目に付いたお店に入っていろいろ見てみる。
その中でああいいなあと思うものはたいてい黒か白。
意識的に色ものを選んでみるのだけど、結局(大小含めて)7着(トップス)買ったなかで色柄ものは2着あまり。モノトーン女。
あと、ロールアップして履く用にスリムストレートのジーンズ(EDWIN503 28×32)を買った。折り返しの赤のステッチがとてもきれい。

その赤のステッチに合わせたわけでもないのだけど、濃い赤茶色のセルフレームのメガネも衝動買い。ちょっと角張っていて目じりがつりあがったような形。
衝動買いにしてはなかなか良い買い物だった気がする。大事につかおう。

買い物の紙袋をいっぱい抱えながら遅目の昼食。目の前で揚げたものを一品ずつ出してくれるという天麩羅や。ひとりのときは大抵、公園でピタサンドとかお握りとか簡単なものしかたべないのだけど、今日はまあたまにはいいか、とちょっと豪勢においしいものをたべた。エビスとか飲んじゃったし。
そんな感じでひとりで天麩羅をたべている横で、外国人のビジネスマンらしき人がふたり、機関銃のように(これまた天麩羅をたべながら)激しく(おそらくビジネス関係の)会話していた。しかもフランス語。
大音量のフランス語をききながらたべる天麩羅。ふつうにおいしかった。

そんなこんなで、けっこう思いきって買い物に徹した1日。小確幸。


2006年07月09日(日) 決勝

イタリア対フランス
1対1のまま延長、そしてPK、イタリアが粘りに粘って勝利、優勝。
うーん、確かに緊迫した試合だったし、お互いの攻防も見ごたえがあったのだけど、
やっぱりW杯の優勝がPKで決定というのはちょっと残念だった。
もっともっと攻撃的で、そして心臓がぐっと不安定になるようなそんな試合が見たかったな。

そしてそしてすべてがふっとんでしまった、ジダンの頭突き事件。

いろんなことを思う。引退の最後の試合をああいう形にしてしまったジダン本人の気持ち。
人種差別のない大会に、というメッセージを大きく掲げた結果がはたしてどうだったのか。

わたしは基本的に感覚的に物事を捉える人間なので今回のジダンのとった行動について否定はしないし、
ましてや不可解だとも思わないけれど、やっぱりへんな言い訳はしないでほしいなあと思う。
やりたかったからやったんだと、どうせならそう言ってほしい。


PKを蹴ったあとの、エキセントリックでまるでどこかをさまよってでもいるような目が今もとても印象的に残っている。


2006年07月08日(土) 3位決定戦

ドイツ対ポルトガル
ドイツがポルトガルを圧倒し3位決定。
バラックが負傷のため出場しなかったのが残念だった。


2006年07月06日(木) 無題

昨日、京都に住んでいる友達が検査のため入院した。
そして今朝、まさに今、検査のための手術を受けている。

2ヶ月ほど前から入院、オペは決まっていて、友達も今日までかなり気を揉む毎日だっただろうとおもう。結果は良いものであると本人はもちろんわたしたちも信じているけれど、実際に、いてもたってもいられないような不安な気持ちになったり、検査、手術等でつらい思いをしたりしているのは彼女自身なわけで、人には言えない(言わない)思いがどんなにかあっただろうと思うと、無事を神様や仏様あらゆるものに祈らずにはいられない。

いつも明るくつらい素振りをみせない彼女なだけに、ひとりでがんばっているこの時間を思い、せめて心の中で無事を祈ることだけでも、と心の中で念じている。


2006年07月05日(水) 準決勝

フランス対ポルトガル
ポルトガルがペナルティエリア内でファウル。ジダンがPKを決め、フランスはその1点を守りきって決勝進出。
ポルトガルのあの猛攻をよくとめたものだと感嘆。しかも警告がほとんどない試合内容。すごい。
決勝はイタリア対フランス。できればライブでみたいけれど起きれるかどうか。


2006年07月04日(火) 準決勝

ドイツ対イタリア
前半後半とも中盤でのせめぎあいに終始という感じで、目は離せないのだけど内容的には地味、という展開が続いた。
そして延長。ドイツが少し疲れてきたなという印象とともにイタリアの攻撃が激化。
クロスバーにあたるシュートが連発され、先制ゴールがあるかもと思っていた矢先、セットプレイからこぼれたボールをグロッソがシュート。外から内に綺麗に孤を描いてゴールにすいこまれた。そしてそして、カウンター攻撃からデルピエロがキーパーをかわして2点目ゴール。
こういう場面をみると、眠いの我慢して見た甲斐があったとつくづく思う。

ドイツはあと1歩というところで勝利をのがしてしまった。日本とオーストラリアの試合の時にも思ったけれど、チーム力の差というものはほんとうに小さなほんの一瞬の間にすべてを決定するものなのかもしれない。それはほんとうにゆるぎなく非情なものなのだなと。

試合終了後、バラックが泣いているのをみてちょっと胸があつくなった。誰よりもボールにからんで、誰よりも走って、ドイツのチーム内の誰よりも存在感があったとおもう。3位決定戦、またもう一度そういう姿がみたい。


2006年07月01日(土) 準々決勝

イングランド対ポルトガル
当然準決勝、決勝にいくと思っていたイングランドがまさかの敗退。
つくづく勝負ごとを予想するのは難しいなと。
というかわたしにそういう洞察力がないということだろうか。とにかくポルトガルは強かった。特にC・ロナウドの攻めに対する貪欲さと執拗さには感嘆。
日本のFWもこれくらいの強気さと技術を目指してほしいなとおもった。

イングランドは要のベッカムが負傷のため途中退場したのを境にチーム内が不安定になったようにみえた。それがPKにも現れていたようにおもう。


ブラジル対フランス
こちらも負けず劣らず波乱の試合だった。結果はブラジル敗退。ほかのチームが予選から決勝へと調子を上げている中で、やっぱり最後まで本領を発揮できずに終わってしまった。
ロナウジーニョ、もっとみていたかったな。あんなにたのしそうにサッカーをする人、そして観ている人を楽しませてくれる人はほかにいないとおもう。
でもまあジダンが好きな人にとってはうれしい結果だったのだろうね。
さて準決勝、どうなるか。


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