TOI,TOI,TOI!


2006年06月24日(土) 初B挑戦の記録

イタリアはモンテプルチアーノからの帰りはなんと車。朝の9時から夜の22時まで13時間。エアコンのない車で13時間。その日はクロアチア戦を逃した上に(ラジオをつけたらイタリア語だった)、偶然自分の誕生日でした。こんな空しい誕生日は今後ないことを祈る。で、その日はもちろん1音も弾かず、そして翌日早朝、オケのオーディションで弾くという無茶をしました。

初めて受ける、Bオケ*だったので、どんなもんかと実力試しをするために(といってもギリギリまで行くか迷ったのだが)、しかも早起きすれば朝10時に間に合うという距離の土地のオケだっとのもあって、あと同門の友達に一緒に行こうと前から言われてたのもあって、、、

*知らない人のために言っておくと、AとかBとかはオケの規模です。規模が大きければ、たくさんの団員を持てて、小さければ逆で、大きいオケはお金の出入りも大きくて、小さければ逆で、ということです。たとえばフランクフルトオペラ(A)のTutti奏者の人で以前このBオケのセカンドのトップで弾いてた人が言うには、フランクフルトの今のほうがお給料がいいそうな。A、Bそれぞれの中にも開きがあります。

皆が指慣らしをする中、私は猛練習。39番まで番号があったけど実際には25人ぐらいだった気がする、参加者。

カーテン審査の1次突破。本業カペルマイスターのピアニスト、テンポ速かったっす。

2次の時点で10人弱と今までになく多め。結構いたアジア人は私ひとりだけに。2次はオケスタのみ。イタリアに行く前に知らないやつを譜読みして、イタリアではちょろっと弾いただけだったので、やばいな、こりゃだめだな、と思ってたら、なぜか突破。

5人残った3次は任意のコンチェルトと残りのオケスタ。このコンチェルトの後にオケスタ弾かせるっての、マジでやめてほしい。苛酷。

普通3次で最後なことが多いのだが、結構待たされたあと、4次をやる、と。同門の友達と私の二人を含めた3人で。オケスタを2個。一個はGMD自らピアノ伴奏。

この同門の友達、1年前にこのオケで研修生やってました。その後押しもあってか、合格したのは彼女!あっぱれ。

イタリアでもほとんどまともに練習できなかったし(一応ダブルケースで行ってたけど、オペラだったのでほぼ一日中バロック楽器弾いてた)前日一音も弾かないでよくここまで来たじゃん、と自分を褒めて、悔しさも一ミリもなく、さわやかに帰途につきました。

次は7月頭にふたつ。


2006年06月11日(日) ここんとこ、、

いろいろあって、いろいろ考えたりしてたけど、
いろんなことがあればあるほど筆不精になります、これは誰の法則?
マーフィー?

ま、とりあえず最近のことだけでも。


・とうとう楽しかったオペラとも月曜でお別れ。
今回の契約では特にグループのメンバーとの親交が深まり、いろんな意味でオケの実態も見えた一方、私個人は正真正銘オペラにはまりました。面白みを知ってしまったらやみつきですよ。オペラのオケとは真逆のSWRとの契約が待っているけど、いろんな意味で楽しみな一方、ちょっとオペラが恋しいかも。


・火曜はイタリアに飛びます。歌手、演出、楽隊、全てうちの学生によるバロックオペラ、二品。学校のだからノーギャラ。ま、それはいいとしても、前日夜フランクフルトオペラとの最後の本番(ちなみにオペラじゃなくて残念)なのに、本当は今までのお礼に皆におごりまくる予定だったのに、日本のオーストラリア戦勝利(予定)を祝って皆におごりまくる予定だったのに、飛行機が6時25分発のに乗れってさ。。。シャトルバスは4時発なんですけど。(フランクフルト空港じゃなくハーン空港。遠い・・)


・一夜明けた今日は、どのドイツ人も、もれなく上機嫌だね。テレビに出てる人とか、口の端から誇らしげな笑みがこぼれているね。負けなくてよかったよかった。


  
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