水野の図書室
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2021年04月26日(月) 岡崎琢磨『ひとつ、ふたつ』

春らしく、「春待ち雑貨店 ぷらんたん」(岡崎琢磨 著/新潮文庫)を選びました。
4話からなる連作ミステリー。
ミステリーといってもおどろおどろしいものではなくて、「秘密」と言った方がよいでしょう。
京都にある小さなハンドメイド雑貨店「ぷらんたん」を舞台に、店主の北川巴瑠(はる)と、さまざまな秘密と向き合うことになります。

秘密が重くなりすぎないのは、店名の「ぷらんたん」の存在が大きいですね。

1話目は『ひとつ、ふたつ』。
巴瑠さん、冒頭からプロポーズされるではありませんか!
おめでたい!と続かないのが、連作ミステリー。
巴瑠には、ふたつ返事できない、ある秘密があったのです。
そんなときにお客さんからイヤリングを片方だけ注文という不思議な依頼がきます。

綿密に練り上げられてお話は続きます。
そして、ブログって、誰が見てるかわからないものです。






水野はるか |MAIL
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