水野の図書室
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実りの秋になりました。皆さまも体調に気を付けて今日も良い一日でありますように。


2016年04月29日(金) 有川浩『R-18 二次元規制についてとある出版関係者たちの雑談』

二次元規制についての作家と編集者の雑談というか意見交換を小説にした冒険的な作品。
『図書館戦争』の有川浩らしいですね。
R-18の内容をこんなふうにまとめちゃうなんて、作家だからできること。

し、しかし、、
喫茶店で二次元エロを語られたら、まわりは居づらい。


2016年04月23日(土) 近藤史恵『トゥラーダ』

トゥラーダとは、闘牛。
プロの自転車選手のぼく──白石誓(ちかう)はポルトガル・リスボンのチームに移籍します。
リスボンで、ロードレースの同僚ルイスの家にホームスティすることになりますが、ルイスにはドーピング疑惑があり──。

「誘惑は心の隙間に忍び込む」

読み終えて、もやっと。
スポーツ選手の苦悩も知らず、観客というのは気楽なものです。


スペインでは闘牛士はマタドール…殺す人。
ですが、ポルトガルでは闘牛士はカバレイロ…馬に乗る人、なんですね。
去年、スペインを旅しました。
ぼくが思うスペインと私のスペインの印象が似ていて、親しみを覚えました。
ポルトガルもいつか訪ねてみたいです。





2016年04月18日(月) 道尾秀介『暗がりの子供』

「Story Seller annex」(新潮文庫)を読み始めました。
道尾秀介、近藤史恵、有川浩、米澤穂信、恩田陸、湊かなえ──人気作家6名によるアンソロジーです。

まず、道尾秀介『暗がりの子供』。
小学3年生の莉子(りこ)は、図書館で『空とぶ宝物』という本と出会います。
ふと耳にした両親の会話から大人の本音を知ったり、これから生まれてくる妹に嫉妬したり……家族って何だろうと考える莉子。
不思議な物語『空とぶ宝物』が紡ぎだす不思議なお話し。

心の奥底を覗かれたような気がします。


◇平成28年熊本地震に被災された皆さまに謹んでお見舞い申し上げます。
 これ以上被害が広がりませんように。
 余震が収まり、以前の日常生活に早く戻れますようお祈りいたします。








2016年04月08日(金) 夢枕獏『陰態の家』

「SF JACK」(角川文庫)11番目で最後の作品は、夢枕獏『陰態の家』。
作者名を伏せて読んでも、夢枕獏とわかるでしょう。
それほど、夢枕色。
陰態(いんたい)は鬼界。SFホラーですねぇ。

ある依頼を受けて訪ねた屋敷は、森の中の広大な敷地に建つ煉瓦造りの洋館だった──。

日常をふっと離れて、小説の世界に行けます。
陰気で不気味な世界ですが、読みやすいので、それほど疲れません。
ラストは爽やかでも何でもない。
そんなふうに、満足しながらも冷めた目でいられるのが小気味いい。


11のSF世界を1冊にした「SF JACK」。期待しすぎてはいけない。


2016年04月07日(木) 宮部みゆき『さよならの儀式』

ロボットにも「誕生」「出会い」「活躍」「別れ」がある。
ロボットのお話しなら、「活躍」を読みたいのですが。。

宮部みゆき『さよならの儀式』は、廃棄処分されることになったロボットと、さよならする若い娘のお話し。

このロボット、人間の年齢にあてはめると、200歳ぐらいですって!?
そ、それは、かわいそうですよー!
いつまでも働かせるのが美徳とは限りません。
ロボットとして正しく使用できる期限を過ぎたら、速やかに、買い替え?するべきだと、私は考えますが。。

うーん、今、巷にいるペッパーくんたちは将来どうなるのでしょうか?
急に気になってきました。




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