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| 2006年09月03日(日) | シャンプーはこちらでござる |
美容室にシャンプーを買いに出かけた。
店内は広く、スタッフも数多くいる美容室。久しぶりに来たら、あのスタッフも、このスタッフも、初めて見る顔。
「あのう、シャンプーが欲しいんですが…」
その応対に前に出てきた男性スタッフが、浅野忠信に似ていた。
背が高く、くせ毛っぽい髪を肩まで垂らし、眠そうなとろんとした目をしている。そんなことを思っている間にも、数々のシャンプー説明を丁寧にやってくれている。
「トリートメントはいいにしても、シャンプーはこだわった方がいいですよ。こちらの商品は低刺激で…」
（足が長いな、この人…）
「二番目におすすめするのが、こちらのシャンプーでして…」
（真横に、浅野忠信が…）
個性的なファッションの浅野忠信似を横にして、商品説明が頭に入ってこない。主に座頭市の場面を回想しながら、１／３も説明を把握していないところでシャンプーを決めた。
刀で髪をカットしていたりしたら、惚れてしまうかもしれない。
