ひとりカーニバル
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2005年11月29日(火) 笑顔の裏に。

自動車保険の更新をしに、近くのモーターサイクルへ。

いつも面倒をみてもらっているお兄さんに、更新の手続き、契約内容の説明をしてもらう。いつもながら親切丁寧で、素人にもわかり易く説明をしてくれるお兄さん。だからつい、頼ってしまう。

「あと見てもらいたいことがあるんですけど」

「昨日ふと見たら、運転席の足元にネジが転がってまして。コロンと」
『コロンと。頭のネジかな?』
「ですかね?ちょうど運転席のとこですしね」

(運転席点検中)

『あっ、ここだここだ。』

ハンドルの根元カバーをとりつけるためのネジの一個だった。

おそろしい。ネジって勝手にゆるむんだ、お兄さんってやっぱり腹黒いのかもしれないと学んだ一日だった。


2005年11月09日(水) 歩き出すその時。

ショッピングセンターの家電コーナーの前で足を止める。

ズラリと並ぶ液晶テレビ。薄いはずの液晶テレビが前列に5台、後列に4台と立体的になって迫ってくる。画面が大きくて、近くで見たとき集中して見ていられるのは真ん中辺だけ。最近のTVは画面大きいなぁ、でもこんなに大きくなくてもいいなぁと買う予定もないのに思う。

近くに寄って見ていると、ディスプレイ用の9台が同時にパッと画面を切り替える。

そこに映ったのは、ダンゴ虫の映像。手のひらにのせて遊んでいた、あの頃の感触がよみがえる。

丸まった姿から少しずつ動き出し、ワサワサと触角と足を稼働して歩き始める姿が大画面で、鮮明に映し出される。けして単色ではない甲殻の色、足の一本一本のざわめき。

こ、これを手のひらに…。

詳細を知らないからこそ、無邪気に遊んでいられたあの頃。石の裏をめくり返すと沢山いることに、もう素直に喜べない。


絣 |MAIL

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