あきら
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2002年07月31日(水)

身体の崩れ



 旦那さんと子供と一緒に旅行したのが、私の中ではとても嬉しかった。

 昨年の秋から、ずっと一緒に行こうって言っていた場所があった。
私が一方的に言っていた所だったんだけれど、
どうしても、「そこ」に、家族で行きたかった。

 でも、昨年は仕事が忙しくて行けないって言われて、
じゃ、今年の秋に行ければって思ったら、
今年も忙しいって言われて、、、

 まぁ、それだけじゃないけれど、
その反動で、最近は温泉旅行に行きまくってるって噂もあります。(笑)

 でも、昨年の夏みたいに、自棄になって行ってるんじゃありません。
諦めて来たって言うか、、、
旦那との間に流れる、内海の様な「たゆたう」感じが、
「もう、これで良いか、、、」
って気持ちにさせてくれたのだと思います。

 落ち着いたって言うのも、何か違う。

 でもね、、、
こう考える様になったのが先か、
年令的に仕方の無い事なのか、、、分からないけれど、
同時進行的に、身体が崩れて来ました。

 そんな、、、別にナイスバディーって訳では無かったし、
それ迄も、徐々に、、、だったけれど、
ここ数カ月、、、目を覆いたくなります。

「あぁ、、、私は肉体的に女である事を捨てたんだな。」

そう思えました。
それは一種独特の寂しさではあったけれど、
でも、以前、、、自分の将来を想像して、
必死で「女である事を確認」していた頃に感じてた、
恐怖感や、ショックはありませんでした。

 子供を諦めたのも大きいのかもしれない。
もう、無理だ。
って、考え始めたのも大きいのかもしれない。

別に子供を産まずに綺麗に居る方って多い。
でも、それは、それに変わるものをちゃんと持ってる方の場合。
努力してる方の場合。

私の場合は、
愛情の延長にある「子供」が、一番欲しかった。
それを、諦める事が出来る様になった、、、

旦那を恨む気持ちも、もう生まれて来ない。

身体の崩れは、この内面の変化の象徴。
私の中で、何かが崩れ去って行っている。

徐々に、徐々に、、、。


 後ろで旦那さんは、いびきかいて眠ってます。
クーラーばんばんに掛けて、、、
寒む。

 


      

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