どれだけニュースで「不況だ、大失業時代だ」と言われても
ぴんと来ていなかった。
でも実感した。本当だったんだ、って今頃そう実感した。
私は2003年の3月31日で失業する可能性が高いと知らされた。

アルバイトでオペレーターをしている。
それだけじゃ食えないので他にちょろっとしたりして、
結構気楽に服も買うし食事も行くし、遠出だってしていた。
それは「きっと大丈夫だろう」という気持ちが根底にあったからだ。
でも、来年の３月という話を聞かされた時、本当に怖くなった。

私は一人で、親も親戚もいない土地で暮らしている。
仕事の収入イコール生活資金なのだ。ここに住みはじめた時、
私はまだ21だった。仕事に対しての責任とか生活とかあまり真面目に
考えた事はなく「なるようになる」感じで過ごしていた。
確かにその頃は仕事もあったし、まだ若くてそれなりに
大人ウケのいい私はそつなく職に就いたり、辞めたりしていた。
でも、今はどうだろう？年令的に微妙になってきて、
正社員で働いた事のない私は履歴書に書ける「経験」というものが無い。
２年以上働き続けた事がないからだ。これはちょっといただけない。

派遣会社に登録している私は、来年４月から派遣で働けたらいいと
思っている。それまでに出来る事はしなくてはいけない。自分の生活の為に。
それが自分の将来（数年後）に関わってくると気付いた今、
全て自分の責任で何でもやらなくてはいけない。
やっと考え方が大人になった気がする。
今まではただのガキだったんだな。

がんばろう、私。

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