---□□草原で独り言□□---

2002年11月26日(火) 聴音とか

聴音とかって、出来る人は本当にできるんですよ。

信じられますか。
ピアノの音3つ同時に和音で押されたのを、
すぐさま五線譜のノートに書きとってしまうんですよ。
そういうのは、小さい頃からよく聴いていた人の方がもちろん得意としているわけで
私はその中には入りません。
ピアノをやっていたとは言っても、本当に弾いていただけであって、
「聴く」ことには重点をおいていませんでしたから。
YAMAHAとかはピアノのレッスンと一緒にやるということを聞いたことがありますが、
私の教室はそういう方針ではなかったので、聴音の練習はしなかったんです。
おまけに、ピアノだってそんなに得意というわけではなくて、
副科のピアノがすごく心に重いです。
歌だって上手いわけじゃない気がする。
私が自信があるのは「声」と「声量」。
正しい音感にいい声が乗ってこそ、美しい歌になるんじゃないかと思うのに、
私は正しい音感がまだ身についていない。

小さい頃からの訓練の影響が大きいものは、もう今さらどうしようもない。
それを埋めるのが・・・大変なんだよなぁ・・・・。



2002年11月24日(日) 輝いている、毎日

私は最近、自分が輝いて見える。

歌が上手くなりたくて音大へ行くと決意した。だから頑張っている。
その後のこと、そりゃあいつも考えるけれど。
だって、音大なんていったって就職のあてなどそうそうないし、
プロのオペラ歌手やソリストとして演奏して生きていくなんて不可能に近い。
それに、まず音大へ行くということが大きすぎる目標。
実力、4年間の学費、生活費、それにかかる親への負担、
卒業した後、我が家のお金は使いつくされてしまうんじゃないかと思う。
先のことは考えれば考えるほど不安で、時々心もとないけれど
それでも「やりたい」と思う。
私の最大の夢だから。いちばんに壮大で、輝かしくて、美しい私の夢。
だから、私は今頑張っている、歌が上手くなりたいから。
不安が片隅にあるけれど、やめようという気が起こらない。
歌をうたうのが楽しいから。
親への負担の大きさは知っている、けれどあきらめようと思わないのは
「親は子が幸せそうにしているのを見るのが幸せなのだ」と思ってくれているから、
おじいちゃんもおばあちゃんも応援してくれるから、
先生たちが力になってくれるから、
だから、
頑張れば、夢が始動することがわかったから。


輝いている自分を自覚したら、
おしつぶされそうだった心から、暗雲がふっと消えて、
今度は周りが見えてきた。
自分のことで精一杯だった自分、
夢に無我夢中で向かっていける人をうとましがっていた自分、
幸せそうに生きている人たちを憎らしく思っていた、
自分の幸せにも気付かないで。
まわりの優しさにも気付かないで。
その人たちだって悩んだのであろうことを知らないふりをして。
自分がひどく醜かった・・・
だから、そんな人を好きになってくれる人なんているはずはないと
「恋」なんて遠い世界の話だった。
けれど、今はどうだろう。
私は、私が少し好きになったから、
「あの人が私を想ってくれたら・・・」なんて期待をしている・・・願っている。


悩みがない毎日だから輝いているんじゃない。
頑張れる毎日だから私は輝いているんだと思う。



2002年11月19日(火) 期待しすぎるのは

受験生に恋愛はご法度とよくテレビとかで言ってたのを
「別にそこまで規制しなくてもいいんじゃないか〜」
と思ってみてました。
けれど、ようやくその理由がわかった気がします。
私も気付いたら色んなこと考えてる自分がいるので。

授業中とかなんてかっこうの悩む時間のえじきですね。
本当に、気付いたらあの人のことをかんがえていて、
しかもそれがたいてい悪い方向へと進んでいくという。
たとえば、
来週サッカーの試合があるらしく私は見に行くことになってるんですが、
もしや呼んでくれたのは、
「実は彼女いるんだ」なんて、
隣に女の人を連れて宣言しようとしているんじゃないか・・・とか、
本当はもう好きな人がいるんだって大学内でその人を指差すんじゃないか・・・とか、
どれも嫌な想像ばっかり浮かんでくるわけで、
ゆ-ちゃんに言わせれば「あんた、それはありえないでしょ」ってらしいけれど、
でもわからないじゃないーっ

どちらかと言うと「期待しすぎるのは怖い」っていうのが本音か・・・
喜びが無意味に大きいぶん、それが裏切られたときは辛いでしょ

もちろん・・・、期待したいのですけど。

ところで、今日はしし座流星群きますよ。
11時〜25時あたりがピークだそう。




2002年11月17日(日) 良し悪しの同居の日々

近頃ネットにつなぐ回数が減ってます。
楽典と歌の練習が忙しい。
でもこの忙しさが苦痛ではない。
大変ではあるんだけれども(笑

ところで、
近頃、起こる出来事の良し悪しの起伏が激しい。
私は近頃、実は結構幸せだったりする。
あの方に近づけているから。
本当に信じられないけれど、
この前の金曜日、バイクの後ろに乗せてもらった。
そりゃあ、ただ駅まで送っていってもらっただけだし、
距離的には短かったし、ゆ-ちゃんも乗せてもらったけれど。
でも、やっぱり例によって、私はもう死にそうでした。
しゃべらなきゃと思ってもしゃべれなかった。
嬉しいというか、信じられなかった。
「ここにいるのは本当に自分なんだろうか」って感じで
夢見てるみたいだった。
金曜日は、歌も聴けてもう幸せでした。
これが、「良し」の出来事。

「悪し」の出来事は・・・ゆ-ちゃんが元気がないこと。
ひたすら悩んでいる。
「好き」と言って、つきあいはじめて2ヶ月。
けれど、もう別れたいといって悩んでいる。
私はそんなとき何て助言をしていいのかわからない。
力になれない自分が口惜しい。
ゆ-ちゃんはひたすら私の力になってくれているし、大好きな友達だから。
全てをさらけだせる友達同士、
ゆ-ちゃんは私に色々話してくれるけれど、私はその本音に対して力になれない。
私は恋愛の経験って本当に乏しいから、
悩んでいるゆ-ちゃんに対してどんな言葉をかけていいのかわからない。
だから、私も苦しい。

良し悪しの同居している今週だった。
来週はどんな日々が待っているんだろう。



2002年11月10日(日) 振り返ってみれば

外に雪がちらつき始めた。

ふと気付いてみたら、もう11月なんだと思う。
よくよく考え見たら、あと1ヶ月半で今年が終る。
本屋には年賀状についての本が並び始めて、
カレンダーもみかけられるようになった。
ディズニーランドはもうクリスマスムードで、
時々、今ごろからローソンの店員さんが赤い服を着ている。

夏休みが終ったのがついこの間のように感じていた。
9月が終わり、10月が終わり、
・・・もう11月。
どうしてこんなに時間は早く過ぎていってしまうんだろう。
私はもう高校2年になった。
あの頃、
神社でかけまわって、友達と外をかけまわって・・・
そんな頃に想像していた遠い遠い存在だった中学生。
自分は大人だと思っていた中学生の、あの頃に想像していた高校生。
ふふっ、おかしいです。
あの頃。高校生ってすごく大人で遠くの存在だった。
そして実際、今私は高校生になって、毎日電車に乗って学校へ行く。
でも、別に大人でもなんでもない。
ただ、がむしゃらに生きているだけ。
後悔しないように生きたいと必死にもがいている私。

毎日はどんどん過ぎていく。
気付いたら過ぎている。
ああ、でも私は今幸せだから、過ぎていってなんてほしくない。
大人になんてなりたくない。
けれど、私はいやおうなしに毎日をかさねて年をとっていく。
大切な大切な私の今。
すぐ過ぎていってしまうから、私はこの毎日がたまらなく大切に思う。
明日も、あさっても大切な私の時間。

こんなに貴重な時間だから、
私は一日一日をもっと大切に過ごしたい。
だから、毎日日記をつける。
一日を振り返って、
その日を思いおこして、
そして心にきざんで、それから学んで、
一歩一歩、ゆっくりでも、確かに成長していきたい。

振り返ってみるのを時々忘れることがある。
気付いたら、いつのまにか過ぎていた時間がある。
そんなとき「なんてもったいないことをしたんだろう」と後悔する。
まさに、今日がそうだった。

私達の歩いてきた過去には学べることがいっぱい落ちている。
だから、私はふと振り返って、それを拾う。
拾わなければもったいないじゃないか。
今にしか学べないこと、見落としてしまったら、
すごくもったいないじゃないか。





2002年11月09日(土) 変わり目なのか


♪「恋する女は綺麗さ〜」

ってフレーズありますね。
「これって、恋したら好かれたくて綺麗になりたいと願って努力するからなんだ」
なんて、この年になってわかったわけで、
実際私もやっぱり綺麗になりたいと思う。
もてなくたっていい。
そんなことは望まない。
だけど、あの人に好かれる顔でありたい。
あとやせたい。顔がやせたい。

私は今まで彼氏っていう存在がいたことがない。
告白したのも一回きり。
しかもその恋は友達でいるために、なかったことになっている。
私にとってその恋はどちらかというと「逃避」に近かった。
実は・・・っていうか実はって程でもないけれど、
今まで好きだという気持ちがわからなかった。
なんか実際にわかって思うのは、
案外、マンガみたいに「好きって自覚する」っていうのがないこと。
何か、一緒にいれるだけで嬉しいっていうもの。
欲を言えば、本当は「誰かのものになってほしくない」
・・・それが本音かもだけれど。
「私のものであってほしい」じゃないんです、けっして。
なぜか「誰かのものになってほしくない」っていう・・・

うまくいくかな・・・
うまくいってほしいな。

っていうか、私このごろこんな日記ばっか書いてるな・・・。
でも少し余裕ができてきたのかも知れない。
進路が決まったから。
今度こそ、私のいちばんの希望を実現するための努力をしている実感があるから。
・・・だけど、もう少しで聴音で行き詰まって鬱気味になるかもしれない。



2002年11月04日(月) できるだけ


あの人を慕う人はたくさんいるから、
私があの人に近づこうものなら、
私はその人たちにどんな目で見られるのだろう。

できるだけ、できるだけ隠れて・・・
できるだけ、できるだけ隠して・・・

でも

できるだけ、側にいたい
できるだけ、見てもらいたい



2002年11月03日(日) 心の矛盾

合唱祭があった。
遠くなのでみんなでバスで行った。

バス内で、
ゆ-ちゃんが深刻に悩んでいた。
それはゆ-ちゃんの彼氏のこと。
彼氏は性格が悪いらしいのだ。
「あいつは歌はうまいが、人間としては最悪だ」
「正直言って、おかしいでしょ。変態だ」
そういわれている。
しかもそれがあながち嘘ではないから、ゆ-ちゃんは困っていた。

「私は顔とかは本当にどうでもよくて、性格だけで人を好きになる人間。
だけど、じゃあ私はあの性格の悪い人のどこを好きになったんだろう」


「歌がうまいところ?」

「・・・・・わからない。
考えれば考えるほど、私は顔が好きになったんじゃないかと思う。
顔で人をすきになった私なんて、私は私が嫌いだ」


「わかる気がする・・・。
自分が本当にその人が好きかどうかはわからないけれど、
でも、好きでいたい気持ちにかられるんでしょう?」

「そう、そうなんだよ!!」

「やっぱり。私も同じこと思うんだ。
一度『好き』っていう風に認識してから、
『本当は好きじゃないのかも知れない。恋に恋しているだけかも知れない』
って疑問はもっても、『好きじゃなくなる』のが嫌なんだ。
・・・私は心変わりがはやいんじゃないかって不安になるから・・・・」

「そう!!!」

「私は人を好きだと思っても、
絶対いつか『本当は好きじゃないのかも』って悩んで、
結局好きじゃなくなって、どんどん心が移ってしまう人間だと思うのが怖い。
ずっとそんな風なのかと思うと怖い・・・」



2002年11月02日(土) 死ぬかもしれない



とある学祭にいってきた。
そこにはもちろんあの方がいて、
私はもうそれだけで幸せだった。

だけど気付いた、
あの方はぞくに言う「人気者」だと。
別になにをしているわけでもないと思う。
メールを自分から打つわけでも、
電話を自分からかけたりするわけでもない、
特別かっこいいわけでもなくて、
でも誰からも慕われている人だと思った。
たとえると、飲みに行くとき、
馬鹿騒ぎしてまわりを盛り上げるわけではないけれど、
必ず片隅にいてほしい・・・というような。

一緒に学校内を案内してもらいながら歩いているときも、
常に誰かがあの人に話し掛けてきた。
そのうちの1人である後輩の方は、
なんと、ずっとあの人についてきた。

私はそんな大きな人を好きになってもよいのだろうか。
私にはそんな資格があるのだろうか。
自分の身のほど知らずを痛感した。

だけど、コートをかしてくれたり、
手袋をかしてくれたり、
その行動一つ一つが私にとっては重大なことで、
そのたびに私はもう死にそうだった。
そのたびに「私は本当に好きなんだ」と改めて思った。
身の程知らずなのは承知、けれど諦めたくない

一緒に話せて嬉しかった。
一緒に食事できて嬉しかった。
肩を並べて歩けたのが幸せだった。

ドキドキしたとかなんてもう通り過ぎて、
「死ぬかもしれない」と思った。
あほらしいけれど、本当にそう思った。


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