日記病者

For God so loved the world that He gave His only begotten Son,
that whoever believes in Him should not perish but have everlasting life.
John 3:16




2007年11月26日(月) こっそりと呟くのだ

すっかりmixiの住人になっておりまして、
高校時代から細々と、かなり不定期に書き散らしてきたこの日記の存在を
私という人間は薄情にも、綺麗さっぱり忘れていました。
IEのブックマークにもちゃんと残してあるんだけど
私のブックマークは入れっぱなしというか、
自室とまるで同じというか、
所謂、例の片付けられない女というか、
ともかくいろいろ入れすぎてて汚いわけです。
一応フォルダとか分けてるんだけど、入れすぎなのです。
だから日参するサイト以外は入れてても忘れちゃうのね。

それがふと、「日記病者」と「エンピツ」が目に留まりまして
本当に久しぶりにクリックしてみた。
そしたら、一日一件とかなんだけど、
うちのサイトから日記読みに飛んできて下さる方もいらしたりして。

本当はね、この前の日記で最後だったの。
二つも三つも書くべき場所を使い分けられるほど器用な人間ではないから
ここはこのまま、いつか自動的に消されてしまうのを待つ筈だったの。
でも、ちょっとだけ、こっそりと呟きに来ました。
サイト用のブログでは、恥ずかしくて正面切って言えないのだが。

こんな好い加減な人間で、大した創作も出来ない私ですが
心に留めて下さる皆さん、ありがとう。
心からありがとう。
顔も知らない、きっと言葉も交わしたことのない人が殆どだろうけれど
それでも私は皆さんが大好きです。

気にしてくれるから愛する、っていうのは、とてもエゴに満ちていて嫌だ。
でも、嫌だけど、それも一つの真実なる気持ちなのだよね。

皆さんはきっと、数多いお気に入りサイトの補欠的ポジションとして
私のサイトをブックマークに置いて下さってるのだろうと思う。
特に思い入れがある訳でもなんでもなく、
暇つぶしの一つとして数に入れて下さってるのだと思う。
それでも、たったそれだけのことが、十分に私に意味を与えてくれる。
だから感謝してもしきれないのです。

ここ暫くは、書くことの意味を見出せなかった。
書かなければならないという必要に迫られて書くことはあっても
魂から欲して書くことが出来なかった。
きっと生きてくことだけで、実生活を生きていくことだけで
精一杯だったからなんだと思う。
学校行って、行けない日は苦しんで自分を責めて、
それでも仕事はあって、生徒と向き合うために自分を切り替えて、
自分が磨り減っていくことしか感じられなかった。
それでも生きていかなくてはならないのだと、
生きる意味なんて種の保存以外には何もないのに生きなくてはならないことが
つらくて、むなしくて、神様を逆恨みしそうにもなった。
高校生の時から喜びを貰ってきた愛すべき青年二人すら
純粋に応援することが出来なかった。遠ざけてしまった。
でも今、何かが少しずつ吹っ切れてきて、光明が見える。
そうしてまた、書きたいと思える自分がいる。

高校生の頃に比べて、今の私は随分と語彙力が低下してしまいました。
触れると脆く崩れてしまいそうな危なっかしい感性も、
なんだか「オトナ」になってしまって、落ち着いてしまいました。
その代わりに、高校生の頃には書けなかったものが
今は書けるようになったのではないかと、自分では思う。
ただの自己満足かも知れないけどね。
私に関わる人が、ただそこにいてくれる、という幸福や
ここに生かされている、という喜び。
そういうものが分かるようになったんじゃないか、と思っています。
語彙力の低下は、うむ、本読まないからね。頑張って勉強します。

ただ、再び書きたくなって書いてみても、
発表する場はあれど、読んで下さる方がいなければ意味がないのです。
読み手がいなければ、インターネットスペースに文書を置いていたって
それは場所がないことと実質的には同義だ。
暫くこの世界を離れていたから、少し不安だった。
私が書いたところで、それを手にとってくれる人がいるのだろうかと。
しかし待っていて下さった皆さんに、心から感謝します。
中には随分と昔から心に留めて下さった方もいらした。
そういう方々に、私は何を返すことも出来ない。
心の中で感謝することしか出来ない。

サイト用のブログでも一応お礼を述べることはあるけれど
あそこにはあそこの空気が一応あって、
なかなか道化の皮を脱いだ自分ではいられない。
道化の自分も真実の自分であって、決して偽りではないよ。
あの変なテンションは私の真実だ。
だけど、ただ素直でいたい自分もいる。
あらゆる皮を全部脱ぎ捨てて、赤身を剥き出しにしている自分がいる。
今日はちょうど、そういう自分でお礼を言いたかったのです。
だからこの場を使いました。

昔からサイトに来て下さってる方々には、
ここが使われなくなったことをご存知だから、伝わらないかも知れない。
でも、伝わるといいな、という希望を持って。
ここに感謝を述べます。

皆さん、ありがとう。
大好きです。


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東風 [MAIL]

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