私的正論。

2019年02月27日(水) あれから

あれから時は過ぎ、いくつかの約束を反故に。

あの日予約したはずの花園は、コンクリの駐車場に。

新しい星が生まれては、その輝きを追うことも出来ないくらい、めまぐるしく日々は過ぎたが。

まだ生きていて。
時にはお互い激しく恨んだり嘆いたりしながらも、二人で迎えた子どもらは大きくなって。

冷蔵庫から取り出した昨日の麻婆豆腐を温めようとしていたらさ。
ふいに思い出して。

まだそこにいるかもわからない、お前に。

がんばったなって、言いに来た。

そうして同時に、言われた気がして、嬉しかったよ。



がっかりしたり。
めそめそもして。

それが生きてるってことだとさ。

引き続き、生きられるだけ生きていこう。


この春は、この命に、たしかに来てるんだ。


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桜木



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