愛より淡く
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2004年12月15日(水) 離婚したらあかん!!

実家に電話をして、しばらく父と話をした後、母が出て、出るなり

「ちょっと、あんた、昨日の細木さんのテレビ見たか?」

なんて訊くのだ。

「見るもなんも、その時まだ仕事してたし、見られへんやん」

「あほやなーー録画してでも見とくべきやったわ。ええこというたはったでーーーーーーーーーー」

と、えらく興奮気味に話すのだった。

それから

「あんた!!絶対離婚したらあかんよ。細木さん言うたはったで、離婚したもんはみんな地獄に落ちるんやてーーーーー」

というようなことを言うのだった。

「どうでもええけど、おかあさん、あんまりあの人の話うのみにしすぎなんちがうん? そんなこというたらこの世の中地獄に落ちる人だらけやん。
なんも別れたくて別れている人ばっかりとちがうんやで。いろいろ事情が
あるやろうし云々」


「まあせやろけど。とにかくギリギリまで頑張りギリギリまで頑張り。
あんたから絶対別れるとかいうたらあかんで」

というようなことを言われた。

さらに

「そうそう、細木さん言うたはったけど、大掃除は絶対せんとあかんよ。30日までに絶対するんやで。天井もきれいにふいて、悪い気を払い落とさなあかんよ。ちゃんとそうじしーや。そのあと、墓参りに行きや」

と力強く言われたのだった。







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まるで自分を見ているようだった^^。


2004年12月03日(金) 他愛もない別れ話

このところ三日おきぐらいに別れ話が持ち上がる。

テレビを見ながら、世間話のついでみたいに、別れ話が出てくるのだった。

「どうでもいいが、さっぱりわからんなあ、この映画」

「そりゃあ、最初から見んと、わからへんのん違うか?
アカデミー賞なんとかの感動作らしいで、おスギとピーコが、ようコマーシャルで絶賛してはったで」

「最後の数分見たくらいで感動するのはやっぱり無理な話やわ」

「それもせやな」

「最初から見た人は、きっと今頃、ああ見てよかった。ほんまによかった。なんて、涙流しながら感動したはるんかな? ええなあ。なんか私らは感動に乗り遅れてしもた感じやね」


「どうでもいいがスッキリしないよなあ。途中から無理して観なければよかった」

と夫がぼやいていた。

途中からって言っても、終わりの数分間だけやし^^。それで感動させてもらおうと思うのが無理な話かも。


そのうちになんでそんな話になってしまったのかはよくわからないけれど

たぶん私がそれまでの話を上の空で聞いていたのだと思うけど


夫が

「申し訳ないなあ。別れてくれるか」

と、云ったのだ。


「いやや」

と返した。


「今別れたら、年金もらわれへんし。二、三年後に年金法が改正されるらしいから、それまで我慢するわ」


と、さらに付け加えた。


新聞の小冊子「毎日夫人」の特集に書いてあったのだった。

なんでも年金法が改正されると、離婚しても、元の旦那さんの年金を少しいただけるらしいとかなんとか。


「なんやそれ。それは自己中心的な考えやわ。そんなことで別れるの延期したらあかんわ」

というようなことを云われた。


「延期するもなんも別れようとは思ってへんし。仮に別れるとしたらの話やし」


お互いにほとんど感情のこもらないローテンションでのやりとりだった。





2004年12月02日(木) あの頃を振り返る

昔の日記を、まるでヒトゴトのように読み返す。

それにしても、あの頃の私は、なんであんなに悶々としていたのだろう?

今となっては、よくわからない。

それでもやはりどうしても避けては通れない道だったのだろう。

か?


時が経つにつれて、興味関心事項が、自然に変わっていったようだ。



2004年12月01日(水) 恋ごころ

その人の姿を目にすると

ほのかにときめいてしまう



すっかり忘れていたこういう気持ち


ほんとうにささやかな恋ごころ


ふんわりした恋ごころ


わずか

15分間だけの恋ごころ



そのブラウン管の画面の向こうの

架空の人物に抱いているのか

それとも

その架空の人物を演じている人に抱いているのか



よくわからないままの


恋ごころ


だけどもうすぐ

会えなくなる





まるで淡雪


みぞれ雪






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テキスト庵さん