愛より淡く
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2002年09月28日(土) 真夜中の真珠夫人  

「真珠夫人」のダイジェスト版を観る。お昼に放映されて、かなり話題になったドラマらしい(新たにゴールデンアワーに放映されるくらいですしね)ということで興味はあったのだけれど、私は昼に見られなかったので、ちょうどよい機会だと思って観てみた。

ビデオに撮って、みんなが寝てしまってから、こっそり観た。

お笑い路線とシリアス路線の境界を、微妙に危うく、行ったり来たり、はてさて、このドラマは、笑ってよいものなのか?泣いてよいものなのか?

と、最初のうち激しく混乱してしまった。

でも、なんかようわからんままに惹きこまれるように観てしまった。

金でヒロイン瑠璃子をものにしようとし、強引に結婚して我が妻にしたものの、ついに彼女の心もカラダも手に入れることができないままに、息子に殺されてしまった大和田伸也氏演じるご主人が、あまりにも哀れだった。お気の毒過ぎる。よよよ。あーめん。

ヒロインの貞操の危機を幾度も救う、義理の息子役の青年も、はかなげで怪しげな雰囲気をかもしだしていた。彼はまるで超能力者のように、義母であるヒロインの危機を察知して、二人の寝室に現れ、父のもくろみをことごとく阻止する。まさに神出鬼没!!ついには、日本刀で父をあやめてしまう。かくして父は、一度も思いを遂げられぬまま、息絶えるのであった。あーめん。


それにしても、やはりいちばん哀れなのは、ヒロインの元婚約者である直也の妻富美子だろうか? 富美子役の女優さんが、嫉妬に狂い哀れな末路をだとる女を熱演されていた。

夫にすがりつき

「私を抱いて、お願い抱いてよ、それがだめなら買って、私を買ってよ、たったの300円(昔のお金)よ、あたしけっこう人気あったのよ、りりぃって名前だったのよ。可愛いでしょ、お買い得よ、買ってよ」

と懇願する場面は、涙せずにはいられなかった。うぅぅぅ。かわいそすぎ。

彼女は、何も知らない方がしあわせだった。あれこれ詮索しなければよかったのに。

そうすれば直也の妻として平凡ながらも穏やかな毎日を送ることができたかもしれない。

あれこれ夫の過去の女関係?を探っているうちに

こともあろうに、冨美子は、その昔瑠璃子が直也に宛てた手紙を見つけてしまう。

「私は、必ずキレイなカラダのままであなたの元に参ります。それまでどうか待っていてください云々」

という手紙の文面を読み、わなわなと震え、めらめらと嫉妬の炎を燃やすのだった。ああそれが悲劇の幕開けとなる。

嫉妬の権化、復讐の鬼と化した冨美子は、自分が直也の妻であることを隠して、瑠璃子が経営する娼婦の館の娼婦となる。そこでとことん身を持ち崩してしまう。最後は自ら、絶望の果てに、その生涯にピリオドを打つ。あーめん。


「あたくしは、まだ、どんな男性ともふれあってはいません。本当よ。いつか貴方と結ばれる時がくるかも知れないと思っていたの

と、潤んだ瞳で、直也に打ち明けるヒロイン瑠璃子だった。

ああ、だけど、あなたがその純潔を守り通すために、いったいどれだけの人々が犠牲になり、運命の濁流に飲みこまれて無惨な末路をたどったことだろうか。


「清らかなフリをした、あんたが一番の悪女で毒婦じゃないか!!」

直也の妻がヒロインを激しく罵倒するシーンで、

「たしかにそれもそうかも」

なあんて妙にうなずいてしまった。そうなのよね、この手のタイプの女性は、本人にその自覚がまるでない分、いっちゃんタチの悪いたぐいの悪女なのかもしれませんね。

いわゆる天然ボケ、おっとちがった天性の悪女。もっともこの場合の悪女の定義は、決して性質の悪い女というようなものではありません。存在自体が結果的にたくさんの人を不幸にしてしまう女。そういうニュアンスでしょうか。





もはや、ふたりは現実を超越したところでお互いの魂と魂を激しく共鳴させているのであった云々


という、江守徹氏のナレーションも、冴えに冴え渡っていた^^。

ドラマを盛り上げるために流れるBGMは、エリックサティの「君が欲しい」の出だしにちょっと似ていた。

いくつかの過酷な試練に打ち勝ち、ようやく愛する人と結婚してしあわせに暮らせるはずだったのに、病魔に襲われ彼女は、この世を去る。


波乱に富んだ生涯だったけれど、瑠璃子さんはしあわせだったと思う。

自分の信念を貫き通し、余命あと三ヶ月のところまで純潔を守り通した彼女だが、最後の最後に愛する直也と身も心も結ばれて、悔いのない生涯だったろうと思う。ギリギリセーフという感じ?でも、間に合ってよかったよかった。

うらやましい限りだ。

それにしても大和田伸也さん、中年男の悲哀と純情を、時代劇がかったセリフ回しで、見事に演じ切っておられた。

が、なんともいえず、おかしかった。あはは。思い出し笑い。真面目に演じはれば演じるはるほど、おかしさがこみあげてきてどうしたらええのかわからんかった。すみません。でも、ええ人やった。どんなに悪役を演じようとも、その人のよさがにじみ出てしまうような感じだった。

日本刀が出てきた時、水戸黄門の「格さん」役時代を思い出してしまったりした。


そうそう、名高達郎さんが、思いっきり老けてしまわれていた。あの老けようはいったい? 苦労しはったんやろか、などなどドラマの筋と関係ないところに関心がいってしまった。


あまりにわざとらしくて、そんなアホなことあるかいな、と思わずツッコミたくなるようなシーンもたくさんあったけれど、

たいへん楽しませてもらえた。

横山めぐみさんといえば、「金色夜叉」のお宮さん役が好きだった。BEGINが歌う主題歌もよかったなあ。「恋しくて♪」だったかな?


さて、ただいま午前2時25分、そろそろ寝ないと。

究極の選択です。好きな人のカラダとココロ、どちらか一方しかもらえないとしたら

あなたはどっちを選びますか?







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2002年09月27日(金) 社内恋愛  恋の予感  

昨日のつづきです。

そんな感じで、彼の出現は、私の冴えない毎日に彩りを添え、ハリを与えてくれたのでした。職場にそういう人がいるということは、ありがたいものですね。楽しいものですね。毎朝会社に行くのが、うれしくなりました。

彼とは、同じチームでしたので、何かにつけて行動を共にすることが多かったです。もちろんそれはあくまでも仕事上のパートナーという感じではありましたが。

私たちは、ある日をきっかけに、急激に親しくなれたようです。

美化作用のなせる技でしょうか?


残業で事務処理をしている合間に、雑談するのも楽しみでした。


ある日彼は、

「そうそう、昨日、○○さん(私の旧姓)にそっくりな人を見た。ほんとうにそっくりやった」

と、やや興奮気味に言ったのです。

誰かと思えば、昨日彼が仲間と行ったカラオケのイメージビデオに出てきた女の人にそっくりだということでした。

それから数日後の会社の飲み会の二次会で、彼がわざわざそのカラオケのナンバーを選んでくれて、そのそっくりさんにご対面となったのでした。

で、その感想ですが。????。自分ではそんなに似ているとは思いませんでした。どUPで映っていましたが、目が潤んでいて、妖艶な感じの人でした。私には、全然そんなところはなかったと思います。むむむ。

しいて似ているところをあげるとするならば、髪型くらいでしょうか?
ビデオの女の人は、濃い黒髪で市松人形っぽいの肩までのストレートでした。

それまでその曲のことは知らなかったですし、あまり私の好みではなかったですね。ボーカルの人は、妙に色っぽい声でした
まあそんな感じで、それなりによい雰囲気だったのです。出会ったばかりの頃はね。


2002年09月26日(木) ささやかな欲情

最近パソコンの調子が悪いのです。今さっきもせっかく書いたのに途中で固まって全部、消えてしまいました。

がっかりです。

最近こういうことがよくあります。そろそろ寿命なのかもしれません。

下書きなしでいきなり思いつくままに書いていたので、同じ文章を再現することはむつかしいです。

気力もそがれますし。でも、別にたいしたことは書いていなかったのですがね。

「旗本退屈男天下御免のムコウキズ」のところで、フリーズしてしまいました。あああ。よけいなこと書かんといたらよかった。なんてね。

パソコンと同じで私も最近壊れ気味です。こういう時は、なにも書かずにしばらく休んだ方がよいのかもしれません。

頭の中を整理整頓する必要もあると思いますし。あ、その前に部屋の整理整頓の方をなんとかせんと。ひとりごとね。

今日はとってもお天気がよかったのですが、結局、洗濯ものが干せませんでした。

それはなぜか? 干しているヒマがなかったのです。五時半に起きてお弁当作って、みんなを送り出して、仕事に行くまで、まだ間がありましたので、ちょっとだけ寝ようと思って横になったら、寝過ごしてしまいました。

あせった〜。

ええと、そうそう、昨日のつづきです。その人の首筋には、長さ10センチくらいの針で縫った跡のような傷跡があったのです。

それが、妙に艶かしい傷跡でしてねえ。後で知ったのですがバイクが転倒して九死に一生を得た時にできたものらしいです。

Yシャツで一部隠れているので、それほど目立たないのですが、何かの拍子にちらっと見えるのです。ゾクゾクッとするくらい色っぽかったです。


2002年09月25日(水) 社内恋愛  魅了された理由

独身OL時代の私は、数回転勤しています。すぐ近場でしたがね。

最初の配属先には、ほのかに思いを寄せていた人がいたのですが(以前ここの日記にもちらっと出てきた人です。派遣社員の人妻さんと、むふふふふ、の人です。)

その後は、さっぱり。心に響く人には出会えませんでした。といいますのも、二番目の配属先の営業所にいる時に、学生時代の片思いの人と再会を果たし、しばらくその人のことを引きずってしまっていたのでした。寝ても覚めてその人のことばかり、仕事もろくに手につかず、なのに見合いだけはきっちりノルマを消化していましたが。あは。

なんといいますかね、その人のことは、もう自分でかなわぬ想いだとあきらめていたのでしょうねえ。ですからうまく言えませんが、その人は、私の夢であって、現実とは別の次元に存在していたのでしょうねえ。まさに非日常の空間で恋焦がれていたというか。具体的にどうしたいこうしたいという思いはありませんでしたね。

距離的にも遠いところにいましたし。向こうは全然脈なしでしたし。

あの頃は、その人のことを、ただ、だた思っているだけで、しあわせでした


で、その一方で、母娘一丸となって一大見合いプロジェクトを進めていたのでした。

もしかしたら、その人を忘れさせてくれるだけの強烈?なお見合い相手にめぐりあえるかもしれない!と少しは期待していたこともたしかなのですがね。

うまくゆきませんでした。とほほほほほ。


2002年09月24日(火) 超久しぶり 真夜中は別の顔でひとりごとをつぶやく

☆ 


2002年09月23日(月) ひとり寝の連続記録更新中

なんだかいつも以上に頭の中ごちゃごちゃ。私はいったいここに何を書きにこようとしたのかさえももう思い出せない。脳細胞が日々大量に死滅しつつあるのだろうか?

昨日、ある意味ものすごくインパクトのある映画を見てしまったので、その影響をもろにうけているのかもしれない。昨夜夜遅くに、その妙な興奮がさめやらないままにここに日記をUPしてしまったのですがね。長くなるのでそれは、裏日記の方に移動しました。お時間よろしければのぞいてください。ぱっとしなくて、申しわけない内容かもしれません。すみません。

それにしても、ギリシャの海って、本当にエメラルドグリーンなのですね。昨日見た映画の海、美しかったです。まあ、一生行くこともないでしょう。生まれてこの方外国に行ったことは、一度もないのです。

せめて新婚旅行くらい外国に行けばよかったですかね。せやけど飛行機怖いし。外国広いし。

私ね、高所&広所恐怖症なんです。特にだだっ広いところにいるとただならぬ恐怖を感じるんです。
狭いところだと妙に安心して落ちつくんです。だから日本を、この過疎の町を離れたくない!!ネットの海もごくごく浅瀬の狭い所でちゃぷちゃぷちゃぷ。


2002年09月22日(日) 社内恋愛  一目あったその日から  追記

それまで、嫉妬心はそれほど強い方ではない、と自分では思っていた。

しかしどうもそうではなくて、そういうどす黒くてドロドロした感情に支配されることが煩しくて、無意識のうちに抑えこんで、心の片隅に追いやっていただけだったようだ。

知らず知らずのうちに人並みかそれ以上の激しい嫉妬心を自分の内に抱えこんでしまっていたようだ。それを適度にうまく放出できずに、内へ内へと貯めこんでしまっていたのがいけなかったのかもしれない。

それにしても、その抑え込んでいた嫉妬心なるものが限界を超えて外に放出された時、あの営業所の玄関のガラスドアをこなごなにしてしまうほどの破壊力を持っていたなんて!!

自分でも驚いている。


あの時、割れたガラスといっしょに、私の中の何かが壊れてしまったようだ。


「ばかやろ〜〜ばかやろ〜〜」


そう叫びながら、その場から走り去ってしまった。私は、逃げたんだ。

そう。逃げたんだ。逃げたんだ。逃げたんだ。

どうしようもない現実から逃げてしまったんだ。だだだ。だだだだ。
だだだだだだ。だだだだだだだだだだだ。ってね。




当時私には、心に想う人がいた。それまで長きに渡って存在していた片思いの人を私の心から追い出してくれた人だ。(と言ってもほんの少しの間だけだったのですがね。)

今思えば、その人に対する感情は、例えば役者さんが舞台の期間中だけその共演者に恋愛感情を抱いてしまうという、そういうたぐいの恋愛感情だったのかもしれない。

その人は、私がN営業所に転勤になって数ヶ月後に、赴任してきた人だった。
(後に私たちは、営業2係の同じチームになり、一日の大半を共に行動するようになっていた。)

彼が、赴任した日のことを今でもはっきり覚えている。彼は、営業が全員出払って誰もいない昼間の営業所のデスクにひとりぽつんとすわっていた。その日私は、出先からいったん営業所に戻った。

いつもは、営業に出ると昼間はめったに戻らなかった。でもその日はたまたま私だけ戻ったのだ。なんか予感のようなものがあったのかもしれない。なんてね。

ドアを開けて、営業所に入るや否や、彼がこの目に飛び込んできた。


彼は、その時、黒ぶちのメガネをかけていた。実は私は、なぜだか昔から、メガネをかけている人と、黄色いヘルメットをかぶっている人と、詰えりの学生服に弱かった。いわゆるフェチってやつ?関係ないけど、どうも私はこのフェチという言葉に生理的嫌悪感を催してしまう。なにゆえに?さあ、自分でもよくわからないのですがね。まあそれはおいておいて。

そのメガネはその人にとてもよく似合っていた。そうスーパーマンに変身する前のクラークケントみたいな感じのメガネだった。

だけど、その人は普段はメガネをかける習慣がなくて、車に乗る時だけかけるのだということが後になってわかった。

私は仕事で得意先に同行する時に、何度か彼の社用車の助手席に乗せてもらった
ことがある。彼がメガネをかけるたび、ドキドキしてしまっていた。

あれ、なんだか話しそれました。ええっと、そういうわけで、私は、誰かに心ときめくという感情を久しぶりに味わうことができたのでした。




2002年09月21日(土) 社内恋愛? 嫉妬に苦しめられた頃

OL時代、私は仕事でいくつかミスを繰り返していた。

当時のニックネームは、ミス○○(○○は私の旧姓)

もちろん、ミスのミスは、ミスキャンパスとかミスハワイとかミス茶っきり娘などのたぐいの「ミス」ではなく、「ミステイク」のミスだった。全くもって不名誉な呼称である。

うちの会社は、毎月、営業社員の書類ミス率というのが、コンピューターではじき出されてプリントアウトされて、社内の回覧板で回される。絶えず私は、そのミス率の上位に名を連ねてしまっていた。それは、すっごく恥ずかしいことだったのだけれど、慣れてしまうと、どうってことはなくなった。あは。

これぞひらきなおりの極致か?

ここだけの話、上司に報告できずに、自分ひとりで処理したミスもある。

どういうミスかというと、単純な計算まちがい。あってはならない初歩的なミスだ。とくによくやってしまったのは、信販会社の利率のかけまちがい。

しかも、そのミスは、信販会社を介して無事契約が済んだ後に、気づいてしまったりする。最悪。大慌て。

あまりにひんぱんに同じミスを繰り返してしまっていたので、上司に切り出せず、2、3日ほど悩んで、結局、差額を自腹を切って振りこんだこともある。

そのミスをしてしまった取引先というのが、とある佃煮のメーカーで、そこの佃煮の名前を見ると、いやな記憶がよみがえるのだった。ずきずき。


事務所の玄関のガラスのドアを、力まかせに閉めた拍子に、割ってしまったこともある。それもしっかり弁償させられてしまった。痛かった。

でも、これって実は、そうならざるをえない深い事情?があったのだ。


2002年09月16日(月) 母なる大地 母こそ大地

親しくさせていただいているかたの日記を拝見した。私も全く同意見だったので、触発されてここに書きたくなった。

世の中には、子供たちのことを一生懸命考え、育てていらっしゃるお母さんたちがいっぱいいらっしゃるということ。それは、すごく心強いことだ。

子供の健全な育成のために力を注いでいらっしゃるお母さんもさることながら、日々の暮らしの中で自分なりのやり方で、お子さんたちと向き合って、しっかり子育てしておられるお母さんがたもいらっしゃる。

彼女の日記は、これからの世の中は、そういった母性こそが最後の砦なのではないだろうか?と結ばれていた。。

彼女の言葉を借りれば、まさに「母性は地球を救う」

ああ、なんと清々しい言葉だろう。世の全ての母親たちが健全でまともな精神で持って毎日をたくましく真面目に一生懸命生きぬいてさえいけば、今の世も、これからの世も、きっともっと明るいものになるのでは?なんてことをふっと思ってしまった。すみませんタイソ−すぎ^^。

とは、言いながら、かくいう私は、どちらかというと母性に乏しい方で、ボワ〜ンとしていて、たよりなく浮き世離れしていて、今だに恋に恋するようなところのある、万年少女趣味の母親だ。お恥ずかしい限りである。

私もできれば、どんな時にでも、子供のしあわせを第一に考えてやれるような母親になりたい。なろう、ならねば、なるのだ!!


なれるかな?







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※ 「自己嫌悪」などは、裏日記に移動しました。


2002年09月14日(土) スーパー愛人!!

例のごとくに二階の物置きと化している子供部屋を片づけていたら、とてもなつかしいものがいっぱいでてきた。

まずは、私の定期入れ(独身OL時代の通勤定期)だ。

その中に、「願いが叶い幸せになれる護符」とかちょっとしたメモとか、レシートとか入っていた。

「願いが叶い幸せになれる護符」というのは、たしか何かの雑誌の付録だったと思う。

「これを切り抜いていつも肌身離さず持っていると願いが叶い幸せになれます」というようなことが裏面にプリントされていた。

あの当時の私は、「恋する者は藁をもつかむ」という心境だったのだろうか?だめもとで一応ひそかにそういう護符のご利益(りやく)を試してみたようだ。

見込みなんて限りなくゼロに近いかなわぬ恋だったので、そういう「まがいもん」にさえ、ついついすがってしまっていたのだろうなあ。ちょっと恥ずかしくてほろ苦い思い出だ。

ぜーんぜーん効果なかったわぁーーーん。



それからコミック本も出てきた。

「小泉千里 26歳 BWHは、86.56.88

麻布の高級マンションにひとり暮らし、車は赤のアウディ、エステは週2回。

職業 愛人(現在の愛人数常時8名のスーパー愛人なのだ!)」

と紹介されている、「愛人」をビジネスにしているヒロインの奇想天外な、ドタバタナンセンスラブコメディだった。政界や業界のお偉え方(最高年齢 78歳)である「パパちゃんたち」(←ヒロインいわく)の、データ−をコンピューターで管理し、見事な手際のよさで彼らの愛人役をこなしてゆく様をおもしろおかしく描いた傑作だった。

絵が可愛いのですごくファンだった漫画家さんのだ。
エロちっくな場面もそこそこあったりして。楽しい漫画だった。

「スーパー愛人 千里の巻」のほかに、

「悪妻 杏子の巻」もあった。「スチュ−ワーデス 智子の巻」もあった。

「悪妻 杏子の巻」は、夫をなんとか出世させようと夫の上司に色仕掛けで迫るドタバタラブコメディだ。

「スチュワーデス 智子の巻」は、モテモテだけどなぜか男運の悪い国際線スチュワーデス智子さんの、赤裸々な色恋模様を描く、やはりこれもドタバタコメディだ。

なつかしくてしばし読み耽ってしまった。

それにしてもナンセンスコメディってよいわあ。シリアスだと重くてドロドロでえげつない内容になるストーリーでも、コメディだとサラリと笑い飛ばせるし。

ナンセンスコメディ万歳!!

このコミック、もしかしたらご存知の方もいらっしゃるかもしれませんね。







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2002年09月13日(金) 13日の金曜日



今日は13日の金曜日だったんですね。

そういえば朝からよいことなかったです。おまけに雨でジト−っとして寒かったですし。



今日は仕事もさっぱりだったし、ずいぶんとイヤな目にも遭ってしまった。

なんだかクタクタ。心はズタズタ。

明日になればまたよいことあるのだろうか?




美人局って、どうして「つつもたせ」って読むのだろう?

心太って、どうして「ところてん」って読むのだろう?

すっごい不思議。



ビューテイ−コロシアムを観た。どうでもよいが、依頼者の変身後の服装がいつもヘンテコリンでセンスの悪い気がするのは、私だけだろうか?

一流のスタイリストさんの感性に私がついていけないだけだろうか?

人それぞれの好みもあるだろうしね。

最初の依頼者である、29歳バツ2の女の人の、変身後の黄色地の幾何学模様のスカートがどうも好きになれなかった。変身前の素朴なワンピースの方が似合っているような気がしたけど。








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2002年09月12日(木) ハネムーンで起きた悲劇

「じぶん音楽大学に行ったらええねん、ボク、音大に通う女の子に憧れてるねん」

その昔、好きだった男の子のその一言で私はピアノ科受験を決意した。

今思えば主体性もなんにもなかった。ほとんど思いつきに近かった。

あなたのためにがんばるわ!!あなた好みのぉあなたが好みのぉ♪わたしになりたい〜♪てか。

ピアノ科を受験するために紹介してもらった先生は、私と同じ高校の出身だった。
本来ならピアニストとして活躍できるほどの才能を持った人だったそうだが、わけあって自宅にひきこもり音大受験生を対象にピアノを教えておられた。

先生は小柄でほっそりとしていて、純日本的な美しい人だった。レッスンの時はいつもワンピース姿だった。俳優の唐沢寿明さんに似ている弟さんがいた。
一番最初のレッスンの時に、教室の場所がわからず、その弟さんが駅まで迎えに来てくれたのだ。

先生は、新婚旅行先のヨーロッパでご主人を亡くされている。ご主人は彼女の目の

前で交通事故に遭ってそのまま帰らぬ人になってしまったそうだ。

ハネムーンの予期せぬ惨事だった。

あまりのショッキングな出来事に、先生は一時的に精神に支障をきたしてしまわれたとのこと。






先生には半年近く習ったけれど、結局受験は断念した。先生にピアノ科はとても無理だと言われてしまったことや経済的な事情もあったけれど、一番の原因は、その子に失恋したことかもしれない。やる気激減。

それにあまりにあさはかすぎた。ピアノ科がそんな生半可な気持ちで受験できるほど甘いものではないということすらわかっていなかった。身のほど知らずもいいとこだった。お恥ずかしい限りである。

でもそのおかげで先生に出会えたので、短い間だったけど受験を志してよかったと思っている。

先生は、なんというか、秋の日差しのような儚くてかよわいイメージだった。







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2002年09月11日(水) 一番大切にしているものは何ですか?その2

と、いうわけで昨日の日記の心理テストのこたえです。

え?なんのこと?と思われたかたは、お手数ですが昨日の日記をご参照下さい。


馬は、仕事
牛は、お金
羊は、恋人または配偶者
猿は、子ども
虎は、プライド

の象徴なのです。


※↑まだテストをされていないかたのために
反転でご覧ください。テストは前日の日記こちらにあります。

一番最最後まで残したものが、あなたの1番大切にしているものということに
なります。

いかがでしたか?あなたが最初に捨てたものは?最後まで残したものは?

いったい何だったのでしょう。

それはあなただけが知っている。

あくまでもお遊びですから、お気楽にお考え下さい。

でもけっこう当たっているかも♪

それではまた、今日もいちにちはりきってまいりましょう!!えいえいおーー。






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2002年09月10日(火) 一番大切にしているものは何ですか?

心理テストです。

「あなたは、馬、羊、牛、虎、猿を連れて旅に出ています。

行く先々で、順番にその動物たちを置き去りにしてゆかなければなりません。

さてあなたなら、どの動物を一番最初に置いて行きますか?次は?その次は?

そして1番最後に残った動物は?その順番をお答え下さい」

これはですね。あなたがいったい何を一番大切にしているかの心理テストなのです。
わりとポピュラーなテストなので、ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんね。ご存知の方には申しわけないです。

さて、あなたは最初に何を捨てましたか?
そして、最後まで何を残しましたか?

まあ気楽にお考え下さい。ゲームのようなものですから。お時間よろしきかたは
メモにでもその順番を書いてみてください。







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「彼女の片思い」



高校時代に、ハンパでない美人の親友がいた。彼女は、いわゆる学園のマドンナ的
存在で、彼女に恋焦がれていた男子生徒はおそらく相当数いたと思う。

どのくらい美しかったのかというと、完璧に整った顔立ちで、ついつい見惚れてしまうほどの美人だった。ちなみに彼女のお母さんは、その昔、ミス日本だった女優さんと並んでも全然見劣りしなかったというほどの美人だったそうだ。←?


非常におもしろい子で、鳩のマネをやらせたら右に出るものはいなかった。絵の才能にも恵まれていて個性的な絵を描く子だった。

マンガもプロ並みに上手かった。

よりどりみどりひくてあまただった彼女だが、同じ軽音楽部の先輩に片思いをしていた。彼女から片思いのことを打ち明けられた時、意外だった。というのも彼女は、もっとハツラツとしたロック系もしくは体育会系の男の子を好むような気がしたのだ。単に私がそう思っていただけなのですがね。

まあ人の好みはそれぞれだから。

その先輩は「孤高の詩人」という感じの女性的で感傷的で繊細な感じの人だった。クラブでは、さだまさし調の自作のフォークソングを歌っていた。顔は尾藤イサオさんに似ていたけれど、イメージはスナフキンだった。

そうそうその先輩は、在学中にキダタロー氏司会の公開ラジオ番組に一度出たことがある。

ぼくには〜♪なにも〜♪ないけれど〜♪
すべての愛をあなたにあげよう〜♪

って唄っていた。誰のうた?自作?

彼女はその時の録音テープを「永久保存板」にしていたけれど

果たして今も彼女の手元にあるのだろうか?

哀しいかな彼女の気持ちはその先輩には届かなかった。その恋は、想いを彼に打ち明けることもなく終わってしまった。

その先輩は彼女の気持ちに気づいていなかったのだろうか?たぶんあの当時誰よりも先輩のこと想っていたのは、彼女だったと思うけれど。

ままならぬものですねえ。

彼女と私は20歳の時に、お互いの自尊心をズタズタにするような大喧嘩をしてしまって、以来絶縁状態。

私は今もその時の傷を多少ひきずっているけれど、果たして彼女の方はどうなんだろう?







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2002年09月08日(日) ほのかで淡い恋心

☆「ほのかで淡い恋心」


実は今、夫がある女性にほのかなで淡い恋心を抱いているようなのだ。

わかりやすいタイプなだけにすぐにわかる。

その女性に夫は、月曜日の夜だけ会える。でも先日はうっかりしていて会えなかったみたい。すっごく悔やしがっていた。

でもまあ心にそういう存在があるのはよいことだと思う。生きるためのささやかな彩りになってくれているのであるならば。

実は私もある人に、ほのかな恋心を抱いている。でもそれは夫のそれに比べれば、もっともっと淡くてほのかな恋心だろうと思う。夫にも気づかれていないと思う。

そんなわけで、明日の夜8時のドラマ「ダークエンジェル」の録画を間違えないようにしないと。どきどき。夫の恋心の相手は、そのドラマのかっこいいヒロインなのでした。




「幸せな果てかた」


今まで生きてきて、誰かに抱きしめられた記憶というのが、ほとんど、ない。

「抱きしめる」というのは、ぎゅうっと力を込めて相手を丸ごと掴みこむような行為のことでしょう?

うん、やっぱり、ない。

私の記憶が確かなら、私が誰かに抱きしめられたことは、後にも先にも今のところ、一回しかない。数が少ないから、はっきり覚えていられる。って、一回きりのことだもの忘れようがない。

あれは新婚生活が始まって2週間以内の出来事だ。場所は夫の単身赴任先にある、煎餅屋さんが管理人をしているボロっちい木造のアパートの一室だった。
ちなみにその近くに、ラーメン鉢に天丼が盛られて出てくる、奇妙な定食屋さんがあった。

週末は、新居に帰っていたけどなにせ新婚だったので赴任先についていったのだ。

家具なんてなんにもなくて、冷蔵庫も洗濯機も近所のリサイクルセンターで買ってきて間に合わせたものだった。テレビの台はダンボール箱だったし食器棚も本棚もダンボール箱を横に寝かせたものだった。

ガスコンロが一個だけあったけどあまり使い勝手がよくなくて、重宝していたのは、なんとホットプレート。これってけっこう底が深かったので、鍋とかもそれでできた。

あれ?なんか話それている?

では、いざ軌道修正。

というわけで、その日は雨で、私は夫の帰りをなんもない殺風景なアパートの一室で、ぽつんとひとり、待っていた。わびしかった。心細かった。夫はずぶぬれになって帰ってきた。

部屋に入ってくるなり夫は、その部屋でじいっと帰りを待っていた私を見るなり、ほぼ反射的に抱きしめてくれた。心強く感じた。

その一回だけだ。新鮮な感覚だったので、その感覚が、まだしっかり残っている。


それ以降は、空気といっしょに包みこむような感じのふんわりとした抱擁ばかりだ。それだって数にすればそんなにないと思う。


ぎゅーっという感じで誰かに抱きしめられることは、この先私には、きっともうないのだろうなあ。

一度くらい誰かに骨が折れるほど力いっぱい抱きしめられてみたかった。

できればその人が、私の心から恋慕っている人だったなら、ああ、どんなに素晴らしかっただろう!!

うれしすぎてその刹那心臓が止まってしまったかもしれない。愛する人の腕の中で息絶える。ああなんてしあわせな果て方だろう。←恋愛ドラマの見過ぎ?


2002年09月07日(土) 君が欲しい

エリックサティの曲に「君が欲しい」という色っぽいとタイトルの曲がある。とても好きな曲だ。その曲にまつわる思い出もなきにしもあらずだったりするし。

以前使っていた我が家の電話の「保留の時に流れるメロディ」がこの曲だった。そのことがとてもうれしくて、わけもなく保留にしてそのメロディを聴いていたものだ。

でも壊れてしまったんだ。残念。ちなみに今の電話は「エリーゼのために」

お盆休み明けから始めた仕事は、あちこちの企業に電話するのがメインなのだけれど、担当者にとりついでもらうまで、この「お待ち下さいメロディ」を聴く事になる。

意外とショパンの「別れの曲」が多かった。次に「メリーさんのひつじ」あと、「エリ−ゼのために」「グリーンスリーブス」「ザッツエンターテインメント」などなど。中には私の知らない曲もあった。やはりクラシックが多いような気がした。

「ど演歌」や「最新ヒット曲」はないようだった。着メロじゃあるまいし、てか。

そうやって企業の電話の保留メロディにまで関心が向くようになったのは、仕事に余裕が出てきた証拠だろうか?


実は、この仕事が決まるまで、他にもいろいろ仕事を探していた。

知り合いの人が持ってきてくれた仕事に決めようかどうか迷った。

それは営業のアシスタントのような仕事で、営業マンとペアになってあっちこっち車で回って呉服を売り歩く仕事のようだった。

営業マンといつも一緒であるというところに問題があったようだ。夫に相談すると

「そんなに毎日いっしょにいて、なんか間違いでも起こったらたいへんだ」

ということで即却下されてしまった。そんなあほな。飛躍しすぎ?信用なさすぎ?

でもまあそんなに日々いっしょに行動していたら、情もわくだろうし、相手次第でそういう可能性が全くないというわけではないかもしれないけれど。むむむ。







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ありがとうございました






2002年09月02日(月) 人妻図鑑その2

その昔夫に「人妻図鑑」というのを見せてもらったことがある。無理やり見せてもらった。

たくさんの人妻さんの写真集みたいだった。

古本屋さんで見つけてきたんだって。タイトルにひかれてついつい買ってしまったということだ。ビニールがかかっていたらしいけれど、家で中身を見てがっかりしたとボヤいていた。あほみたい。

で、興味を持ったので、どれどれと見せてもらった。

あらゆる年代の人妻さんの写真がズラリと並んでいた。みなさん手で顔を隠していた。全員水着などを着用して、露出度はそれほどでもなかった。


「主人はこういう雑誌は見ないと思いますが、見つかると困るので顔だけはNGで〜す」という陽気な人妻さんたちのコメントつき。

まあ女の私が見てもとくになにも感じなかったけど。プロのモデルさんではなかったようだし、さほど美しいものでもなかった。観賞に耐えられるカラダは、20代の人妻さんだけのようだった。






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まだまだ女をあきらめられません、というようなコメントつき。

波打つ銀髪が印象的だった。女は灰になるまでなんとやら、って言うけれど。


ううむ。できれば私は、このまま自然に枯れてゆきたい。





ありがとうございました


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テキスト庵さん