甘い煙
頭出し|巻戻し|早送り
2017年10月03日(火) |
満たされている心の余地 |
いま、あのことたくさん会える日々の只中。 あのことふたりで他愛ないことを話して過ごす時間のある日々。 穏やかな幸せ。
相変わらずあのことの関係は仲良しさんのまま、あからさまな恋愛要素は混ぜていない。 曖昧な関係と感じて少し苦しいときもあったけれど、あまりに穏やかな距離感なので、本当に近づきたいのかわからなくなるときがある。
一緒にいられて嬉しい。
そんな中、久しぶりにほぼラブレターなお手紙をもらって、ほぼ告白された。相手は同じ部署の人。 正直、向けられる好意に気づいてはいた。 でも、少なくとも今は私は彼に興味がないので、彼の心の炎に息を吹きかけて大きくすることはしまいと普通程度に接していた。 そしたら、ぐいっと一歩踏み込んできた。頑張ったね。
ごはんに誘われたので、たぶんそのうち行ってくる。 どちらかといえばあまり気乗りはしないけれど、嫌じゃないし嫌いではない。恋愛的にナシな人ではない。 でも、ナシじゃないってアリではないんだよ。ナシじゃないのとアリなのは全然違う。イコールになる可能性はあるけれど、それはあくまで可能性。 いまその人は、私にとって好きも嫌いもなく真ん中にいる人。ごはん1回くらいは楽しいと思う。でもそれ以上時間を割いて会いたいと思えるかはわからない。 思えない気がするけど、一応がっつり話したことはないから、思える可能性もなくはない。 でも私は、いまの恋愛について訊かれたら、好きな人がいるって言うし、好きな人への気持ちや関係性をもし問われたら、包み隠さずに遠慮なく話す。
いまはね、あのこと過ごす時間があることが幸せなんだよ。 会える頻度がいまより減っても、あのこへのこの胸の温度は、しばらく変わらないと思うんだよ。 そこに他の人が入る余地はないと思うんだよ。
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