甘い煙
頭出し巻戻し早送り


2009年08月17日(月) 流れるもの

5年前の今日の日記のこと。
当時会うのが楽しみだった美容師さんに、スタイリストになるには4〜5年かかるって聞いた時に、響いた言葉
「俺がスタイリストになる頃に、亜子さんもその職に就けてるといいですね」。
5年経って、“その職”に就けては、いない。
その分野のことを続けてはいるけれど、その職の肩書きを名乗るには至っていない。

5年駆けてきたのね。
美容師さんの名前をググってみたけれど、出てこなかった。
一人ひとりの名前を載せていない美容室もあるしね。それとも駆けるのを止めたのかな、彼は。
5年が、経ったんだ。


気になるあの人が、ハンカチを持っていたよ。
実家か、妻帯者か、彼女持ちか・・・?
一人暮らしだったらすごいことだ。だったらつきあえない、と即思ってしまった自分が人として残念だ。
金曜日は帰りのロッカー室に行く時に廊下でばったり会って、あいさつできたぁ♪

明日から月末まで、わけあって今月はあと2回しか出勤しない。
しばらく見れないから、今日もいるといいなと仕事に行ったのに、休みだった。
でも、彼と同じ部署の青年とは休憩の度に擦れ違う。何度も何度も。
あの人だったら良かったのにー。

名前くらい知りたいけれど、知らなくていいかもとも思う。
呼んじゃうから、心の中で。
知っている方が、想いがはっきりした形になりやすいような気がしてしまう。
気のせいだろうけどな。募るときは募るだろう。知る知らないに関わらず。
でも、すがるものになって根付いてしまうっていうのはあるかも。
どっちもどっちだ。どっちでもいいや。


亜子 |MAIL